JP4110141B2

JP4110141B2 - Instrument system control system

Info

Publication number: JP4110141B2
Application number: JP2004519251A
Authority: JP
Inventors: 眞山本; 浩司庄; 雅巳田村
Original assignee: Shofu Inc
Current assignee: Shofu Inc
Priority date: 2002-07-03
Filing date: 2003-07-03
Publication date: 2008-07-02
Anticipated expiration: 2023-07-03
Also published as: JPWO2004004554A1; WO2004004554A1; AU2003252466A1; JP2008149117A

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は歯科口腔内の情報である色彩や形状、排列等を取得し、その情報を配信、整理、比較、保存、提示などの活用をするための歯面情報システムに関するものであり、更にこの歯科測色システムを活用するための機器の制御システムを提供する。
【０００２】
本発明は大きく分けて歯科口腔測色写真システムや歯科口腔写真システム、歯科写真システム、歯科写真撮影システム、器械装置の制御システムが存在する。
【０００３】
次に歯科口腔測色写真システムの産業上の利用分野について述べる。
【０００４】
本発明は、歯科口腔内撮影用のデジタルカメラを用いた歯科口腔測色写真システム、および測色計や色標識を用いて歯色の測色を行なう歯科口腔測色システム、および色標識および／またはデジタルカメラを使って画面表示や印刷出力された画像の色を補正する測色写真システム、および測色写真システムに使用する照明装置に関するものである。
【０００５】
歯科口腔測色写真システムにおいては、撮影画像の分類整理や再利用の便の向上、規格撮影・再現撮影・フリー撮影時の被写体反射光量の的確なコントロールにより、撮影画像の的確な色表現等を簡便な機構・操作・機能により実現し、もって操作性の向上および色再現性の向上をもたらすものであり、さらに色を含む画像の改変がなされていないことまたは一定の改変がなされたことを確認支援・認証・保証するものである。
【０００６】
また、歯科口腔測色システムにおいては、測色結果の色表現を改善し正確で解りやすい色表現を行ない、さらに正確な色表現を色情報として歯科口腔測色写真システムに伝達するものである。また、測色写真システムは、一般に画像モニタ出力や印刷出力において被写体の色を測色および／または再現するものである。
【０００７】
本発明は、カメラに接続可能な照明装置に関するものであり、特に、カメラが絞り値およびシャッタースピードを固定した状態で使用する場合に、更には被写体との距離が非常に近い場合に色再現に重点をおいた発明である。
【０００８】
本発明は、被写体との距離が非常に近い場合や撮影された画像の色再現に重点をおく歯科用カメラに用いることができる。
【０００９】
次に歯科口腔写真システムの産業上の利用分野について述べる。
【００１０】
本発明は、口腔内撮影用のカメラに関するのものである。更に、それら周辺機器の歯科口腔写真システムに関し、具体的には、歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用色標識および／または歯科用測色計および／または歯科用定型色判定票に関する。
【００１１】
本発明は簡便な機構及び／または操作及び／または機能により、使い勝手の良い歯科口腔写真システムに関する。
【００１２】
本発明は照明にストロボを用いた近接撮影に最適設計された歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトまたは歯科用色標識または歯科用測色計および患者に渡す定型色表現の診断票あるいはこれらを構成要素とする歯科口腔測色・写真システムに属する。歯科用測色計については歯科用色彩計もこれに含まれる技術分野である。
【００１３】
また、本発明は歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトの操作性の向上技術に属する。
【００１４】
また、本発明は歯科用カメラの露出の最適化技術に関し、結果的に操作性向上ももたらす。また、本発明は歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトまたは歯科用色標識または歯科用測色計の色表現または色再現性技術に属する。
【００１５】
また、本発明は、診療の品質保証の証明や、患者からの診療に関する苦情や訴訟の際の証拠に、歯科用口腔画像が用いられる場合の証明価値の認証技術に関する。
【００１６】
また、本発明は歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトまたは歯科用色標識または歯科用測色計または定型色表現の診断票の露出最適化技術、操作性向上技術、色表現または色再現性技術を組み合わせた歯科口腔測色・写真システムに属するものである。
【００１７】
本発明は、歯科用デジタルカメラの制御が、歯科用デジタルカメラに内蔵するプログラムによる制御か、記録メディアまたは通信を通じて歯科用画像管理ソフトから歯科用デジタルカメラに導入されるるプログラムによる制御か、あるいは通信を介して歯科用画像管理ソフトより直接制御されるかの、いずれの技術も含んでいる。
【００１８】
次に歯科写真システム及び歯科写真撮影システムの産業上の利用分野について述べる。
【００１９】
本発明は、歯科で用いられている口腔写真撮影用のデジタルカメラ、特に歯科で行われる規格撮影を行うデジタルカメラおよび／またはその画像を管理・整理・処理するソフトウェアを含む歯科写真システム及び歯科写真撮影システムに属する。
【００２０】
次に器械装置の制御システムの産業上の利用分野について述べる。
【００２１】
本発明は、器械装置の内部状態を特定目的・用途のためにカスタマイズする上で有用となる器械装置の制御システム等に関するものである。
【背景技術】
【００２２】
まず歯科口腔測色写真システムに関する従来技術について述べる。操作性の向上技術および色再現性の向上に関し、従来の歯科用カメラには規格撮影が簡単にできる技術が見られる。例えば某社の歯科用カメラは歯科の近接撮影専用のレンズシステムや照明システムを備えて規格撮影の被写体反射光量を安定化し色再現性を向上している。
【００２３】
また、新たな某社の歯科用デジタルカメラＭＳ−３は専用の照明システムに加えていくつかの撮影倍率ごとに焦点固定を設定するなどの工夫をして操作性の向上および被写体反射光量の最適化を行ない色再現性を向上を図っている。
【００２４】
また、歯の表面にフラッシュの反射が映ってしまう問題に関して、従来の例えば某社の歯科用カメラではレンズの周囲に円環状に配置したリングフラッシュの内部より撮影前に発光させて、歯の表面にフラッシュが映りこまない様なカメラアングルに術者が調節し易い様にしている。
【００２５】
また、プラスチック棒のフラッシュ光のガイドの様に、リングフラッシュタイプが持つ歯面中央部へのフラッシュの映りこみそのものを、防止する様な工夫も見られる。
【００２６】
操作性の向上に関し、従来の歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトの歯科用デジタルカメラはいずれも単体での操作性向上技術しか投入されていない。これは歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトが、画像データファイルの画像データのみを共通に扱い、それ以外の両者で連携する様な相互インターフェースを持たないからである。
【００２７】
また、口腔内の歯をカメラで撮影するにあたり、直接カメラの視野に入らない部位の撮影に用いる鏡が市販されている。
【００２８】
また、商品名や商品の一般的分類上は歯科用デジタルカメラの部類には属さないが、いわゆる口腔内カメラの部類には、カメラで動画像を撮影しながら撮影位置や方向を操作し、その一瞬の静止画像をとりこみ保存するものがある。
【００２９】
同じく、商品名や商品の一般的分類上は歯科用デジタルカメラの部類には属さないが、シェードビジョンの様に、歯牙のデジタルの静止画を撮影してその歯牙各部の色を判定表示するものがある。
【００３０】
色表現または色再現性技術に関し、従来の歯科用カメラは被写体反射光量の最適化以外に手段を持たない。また従来の歯科用色標識においては、商品名キャスマッチの様に全色空間の色を再現すべく、全色空間を代表する複数の色票をもった歯科用色標識を被写体と同時撮影し、画像管理ソフトでの画像処理において、各色票の色を手動で調整し再現する方法で被写体の色を再現している。
【００３１】
画像の改変の有無についての確認支援・認証・保証の技術に関して、従来の歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにおいては特にこの様な技術は過去に見られない。
【００３２】
次に歯科用口腔測色システムに関する従来技術について述べる。色表現または色再現性技術に関し、従来、松風社の歯科用測色計シェードアイＮＣＣや歯科用色標識ＮＣＣシェードガイドの様に人間天然歯の色分布の中心付近を基準とし、分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角に色を３次元的に分割して表現したものが市販されている。ちなみに松風社では分布の長さ方向をシェード方向、分布の幅方向をバリュー方向、奥行き方向または位相角をヒュー方向またはヒュー位相角として表現している。
【００３３】
次に一般の測色写真システムに関する従来技術について述べる。色再現性技術に関し、従来よりデジタルカメラ、画面モニタ、プリンタ等がｓＲＧＢ等の規格により色再現性を向上するものが見られる。これらの規格はそれぞれの装置の色再現特性を統一した規格で表現し、装置ごとに補正を行なうものである。また、某社の製品に色空間全体を代表する色見本データを画像モニタに出力し、その再現色をモニタ上で測色する測色計で測色して、測色結果が色見本本来の色となる様にモニタの色補正を行なうシステムがある。
【００３４】
デジタルカメラが広く普及し高機能化・高画素化が進むにつれて、特殊な用途での撮影や業務における記録撮影用としての利用が広がって来た。なかでも、画像データの取り扱いや管理の容易さから医科・歯科分野における診療経過や患部状態の記録撮影用や工業分野における電子部品の記録撮影用、耐久試験における部品または材料の経年変化の定点観察などに利用され始めている。
【００３５】
これらの記録用としては特定の部位を拡大して撮影する近接撮影において利用されることがあるが、デジタルカメラに内蔵されたストロボ装置は、被写体がカメラからある程度離れた遠距離にある場合でも被写体を照射できるに十分な発光量を有するものが装備されているので、近接領域においては露出オーバーになってしまうことが多く、満足な画像を得ることが出来ない。また、デジタルカメラのオート設定に関しても近接撮影を考慮されたものは少なく、近接撮影においては満足な画像を得られないのが現状で、適正な露出で撮影するためにはマニュアル設定にて絞り値やシャッタースピードの調整が必要となり、それなりの知識や経験が必要となってくる。また、カメラに内蔵されているストロボはレンズの上部のしかもレンズ先端部よりも後ろ側に位置しており、レンズ近傍に存在する被写体を撮影する場合、レンズ自体がストロボから照射された光を遮ってしまい、撮影画像の一部にレンズの影が写り込んでしまう場合もあった。
【００３６】
また、口腔内撮影に関して言えば、前歯から臼歯までを一望する正面観撮影においては前歯、臼歯ともにピントが合っている画像が好ましく、これを実現するためには絞り値は大きい方が好ましい。また、周囲環境の照明状態に依存しない画像を撮影するためには、できるだけ周囲光が入り込まない高速シャッター速度でかつ適正光量でのストロボ撮影という条件が好ましく、また、高速シャッター速度での撮影は手ぶれの影響を排除できるという利点ももつが、市販のデジタルカメラにおいてこれらをすべて満たして適正な露出で撮影できるものは皆無である。
【００３７】
そこで、複数のメーカーから近接撮影用のリングストロボや近接撮影に適した状態でシステム構築されたカメラシステムなどが市販されている。
【００３８】
特開2002-122936号公報記載の発明は、多段階にガイドナンバー(発光量)を切替可能なリングストロボ装置と近接レンズをデジタルカメラに取り付け、デジタルカメラ本体のレンズ鏡筒に規格倍率目盛りを設けることで、規格倍率目盛りで設定された倍率に対してデジタルカメラ本体の焦点が合うように焦点距離を設定し、その焦点位置へ被写体を合わせることで、所定の倍率と最適な露出が得られるデジタルカメラセットが提案されている。
【００３９】
色表現または色再現性技術に関し、従来の歯科用カメラは露出の最適化以外に手段を持たない。また、従来の歯科用色標識においては、全色空間の色を再現すべく、全色空間を代表する複数の色票をもった歯科用色標識を被写体と同時撮影し、画像管理ソフトでの画像処理において、各色票の色を再現する方法で被写体の色を再現している。
【００４０】
モニタの色補正に関してはまた新たな某社の製品の様に基準の色データのモニタの再現色を測定してモニタの色補正を行なうシステムがある。モニタやカメラ、プリンタの色補正に関してはｓＲＧＢの様に各装置に固有の色再現誤差特性データを用いて色補正する規格も制定されている。
【００４１】
同じく色表現または色再現性技術に関し、従来、松風社の歯科用測色計シェードアイＮＣＣや歯科用色標識ＮＣＣシェードガイドの様に人間天然歯の色分布の中心付近を基準とし、分布の幅方向または色の濃さ方向および長さ方向または色の鮮やかさ方向および奥行きまたは色合い方向に色を３次元的に分割して表現したものが市販されている。
【００４２】
画像の証明価値の認証技術に関して、従来の歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにおいては特にこの様な技術は過去に見られない。
【００４３】
次に歯科写真システムを中心に述べる。
【００４４】
歯科用カメラの分野においては、自動焦点およびオート露出機能を備えたカメラであっても、ストロボ光量を撮影部位に応じて一定にし、マニュアルフォーカスを用い、撮影部位に応じた規定の撮影倍率になるように術者が撮影距離を調整するという方法が行われている。
【００４５】
また、この様な撮影を実現するために、ソニックテクノの例では、一般民生用に用いられるデジタルカメラに、専用のストロボやマクロレンズを組み合わせて歯科用のカメラセットとして販売されている。
【００４６】
また、少しでも撮影をし易くするために某社のＭＳ−３の様に、歯科口腔撮影における複数の撮影倍率に対応して、レンズのピントを調整するリング部分に該撮影倍率の目盛を施している歯科用カメラもある。
【００４７】
その他のカメラの具体例では、歯科・医科専用カメラとしてもっぱら手動露出手動焦点を用いる銀塩フィルムタイプのカメラも市販されている。
【００４８】
これらの本発明は技術改良中にしたものであり、従来技術に該当する文献は見当たらない。
【００４９】
次に、歯科写真撮影撮影システムを中心に従来技術を述べる。
【００５０】
歯科用カメラの分野においては、自動焦点および自動露出機能を備えたカメラであっても、照明光量を撮影部位に応じて一定にし、マニュアルフォーカスを用い、撮影部位に応じた規定の撮影倍率になるように術者が撮影距離を調整するという方法が行われている。また、この様な撮影を実現するために、ソニックテクノの例では、一般民生用に用いられるデジタルカメラに、専用の照明やマクロレンズを組み合わせて歯科用のカメラセットとして販売されている。
【００５１】
また、少しでも撮影をし易くするために某社のＭＳ−３の様に、歯科口腔撮影における複数の撮影倍率に対応して、レンズのピントを調整するリング部分に該撮影倍率の目盛を施している歯科用カメラもある。
【００５２】
その他のカメラの具体例では、歯科・医科専用カメラとしてもっぱら手動露出手動焦点を用いる銀塩フィルムタイプのカメラも市販されている。
【００５３】
これらの本発明は技術改良中にしたものであり、従来技術に該当する文献は見当たらない。
【００５４】
歯科口腔器械装置の制御方法の従来技術について説明する。
【００５５】
一般に、ある特定目的のために市場に供される例えば民生用の器械装置等は、所定の動作モード・動作機能等を実現するファームウェア等が予め書き込んであり、ユーザーが許容された範囲を超えて当該器械装置の動作モードや動作機能をカスタマイズできないようになっているのが通例である。
【００５６】
しかし、例えばデジタルカメラを例にとれば、この種のカメラは撮影画像が看者に鮮明に視認されるように、画像に本来の色とは異なる色補正を加えたり、ターゲットの自動認識に基づくオートフォーカス機能によって焦点やフラッシュ等を自動制御する機能が備わっている。
【００５７】
このため、このデジタルカメラを、例えば正確な色再現性が要求される歯科口腔目的等で使用すると、逆に歯牙や歯肉の色を正確に再現することが妨げられ、診断の狂いや、補綴物の作成の狂いとなって現れる。
【００５８】
一方、歯科口腔撮影用のカメラは、特許文献１に示すように、歯科口腔撮影に適した専用の設定がなされているが、このような歯科口腔撮影用のデジタルカメラを別途作成するとなると、少量生産のため高価なものになり、歯科医院や歯科技工所等のユーザーが簡単に導入できる代物ではなくなる。
【００５９】
そこで、市販のデジタルカメラの基本的動作モード情報、動作機能、動作データを簡単な手法でカスタマイズできる制御を外部から加えることができれば、上記の問題を有効に解決できる糸口になる。この種の問題は、他の器械装置においても同様である。
【００６０】
ここに、外部から別種の動作モード情報、動作機能、動作データ等を要求に応じて送り込むか、或いは予め備わっている動作モード情報、動作機能、動作データを外部からの制御で有効にするというカスタマイズサービスに係るビジネスモデルの成立性が認められる。
【００６１】
従来知られた制御システムとして特開平１１−２７５４０５号公報がある。
【特許文献１】
特開平１１−２７５４０５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００６２】
まず歯科口腔測色写真システムの課題について述べる。
【００６３】
操作性と色再現性に関し、従来の歯科用カメラまたは歯科用デジタルカメラにおける固定焦点撮影における被写体反射光量の安定化は、撮影距離を術者が厳密に合わさなければならず非常に操作性が悪い。またその操作困難性から結果的に色再現性が確保できないという課題を持っている。
【００６４】
つまり、歯科の規格撮影においては被写体の歯牙を含むレイアウトも操作性上の重要な要素で、撮影距離を合わしながら同時に構図も安定させなければならない。
【００６５】
これは、カメラの操作に不慣れな歯科医師や歯科衛生士には難しい操作であり、撮影に時間を要するだけでなく習得にも時間を必要とする。
【００６６】
結果として撮影距離は不確定となり、フラッシュ光量は安定せず、固定焦点であれば撮影画像がぼけてしまう。
【００６７】
また、従来の簡単操作の一般用カメラの自動露出や自動焦点機能を歯科のフラッシュを使用した近接撮影に使用した場合、目的とする歯牙を対象とする自動露出と自動焦点機能は同時には実現できないのが現状である。
【００６８】
これは、自動露出が特定の歯牙の様な撮影領域の特定の微小部分を対象とした機能をもたないからであり、これら機能を使って簡単撮影しても、撮影画像の被写体反射光量は過多か不足となり易い。
【００６９】
また自動焦点機能についても特に口を開けての近接撮影の場合、目的とする歯に自動的に焦点を合わすのは困難である。
【００７０】
操作性の向上に関し、従来の歯科用デジタルカメラは、一般的な画像管理ソフトウェアで撮影画像を扱うことができる様にたとえばＪＰＥＧ形式の様な一般的な画像の形式で画像を出力する様に構成されているため、歯科に必要な患者や撮影部位、さらに画像の色補正に必要な情報に関して、歯科用デジタルカメラ側と歯科用画像管理ソフトとの間で情報共有し活用する方法が無いのが現状である。
【００７１】
結果として、従来の歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトの組み合わせでは、歯科用デジタルカメラの出力した画像ファイル以外に、患者名や撮影部位・撮影条件等のメモや術者記憶等の情報を別途必要とし、歯科用画像管理ソフト上でこれらの画像以外のメモや術者記憶等の情報をもとに患者名と撮影部位・撮影条件を確認し、画像ファイルを手動で整理しなければならない。
【００７２】
これらの手間は画像一枚につき熟練者で１分、コンピュータに不慣れな初心者の場合３分以上を要する場合もある。歯科口腔写真を必要としているホワイトニングや審美補綴を行っている歯科医院もしくは歯科技工所では年間２０００人以上、一人一回あたり５〜６枚の写真を扱う場合を考慮すると、画像の整理に１００〜２００時間の時間を費やすことになる。
【００７３】
また、撮影から時間が経過するにしたがって、撮影した写真がどの患者の写真か、術者ですら忘れる場合が生じるし、ましては術者以外の診療従事者が撮影画像を整理する場合を考慮すると患者名を判定するのは特別の手間と判断ミスのリスクを負うこととなる。
【００７４】
特に操作性の向上に関して、歯科用デジタルカメラの典型的な使用方法として歯科用デジタルカメラ単独で複数の患者の複数の部位を複数の術者が撮影し、診療終了時等の適当な時点でパーソナルコンピュータに撮影画像を取り込んで画像を整理するという使用方法が最も便利な使用方法として望ましい。
【００７５】
この点において歯科用デジタルカメラという一般的分類には属さない歯科用測色器に分類される従来の前述シェードビジョンは、あらかじめパーソナルコンピュータと接続された状態で特定かつ一人の患者名を指定し、次にパーソナルコンピュータと切り離した状態でその特定かつ一人の患者の複数の歯牙画像を部位を指定しながら撮影し、その後再びパーソナルコンピュータに接続したうえでパーソナルコンピュータに撮影画像を自動的に取り込み、あらかじめ指定してある患者の画像として患者別に階層的に保存し、撮影した複数の歯牙画像を表示しながら歯牙各部位の色を分析表示するものであるが、このシェードビジョンが歯科用デジタルカメラではなくむしろ歯科用測色器として発表発売されていることを考慮せず歯科用デジタルカメラと見なしたうえで上記操作性向上の観点で評価するに、パーソナルコンピュータとは非接続の撮影状態において各撮影画像とその画像が歯牙のどの部位であるかの情報が関連付けられた状態で、シェードビジョンに一旦未整理で保存されるが、その後撮影画像がパーソナルコンピュータに取り込み保存された以降、この関連付けられた撮影部位の情報が撮影画像を自動的に整理するための情報として使用されることは無い。
【００７６】
シェードビジョンにおいてはこの撮影部位の情報は術者が手動で撮影部位情報をもとに所定の撮影部位順に画像を並べて表示するという操作に使用されるのみである。
【００７７】
この動作仕様においてシェードビジョンは、撮影画像を自動的にかつ階層的に分類整理し表示または保存するために撮影部位の情報を使用するものではなく、本発明の目指す操作性の向上には遠く及ばないものと考える。
【００７８】
また、シェードビジョンにおいては、撮影後パーソナルコンピュータに接続されたときに、患者名の情報をもとに自動的にかつ階層的に撮影画像を分類整理し表示しかつ保存する動作を行なうものであるが、シェードビジョンは、撮影直後からパーソナルコンピュータにその後接続される時点まで特定の唯一の患者の画像を撮影することを前提としており、患者名の情報が、撮影直後からパーソナルコンピュータにその後接続される時点までの間に複数の患者の画像を区別する情報としてシェードビジョンの内部に関連付けて保存される訳では無い。
【００７９】
つまり、シェードビジョンにおいては撮影直後からパーソナルコンピュータにその後接続される時点までの間に複数の患者の画像が未整理の状態では存在しない。従ってあらかじめ設定された患者名の情報は複数の患者の未整理の画像を階層的に整理するために使用されているとは言い難い。
【００８０】
患者名と撮影画像の関連付けは、あらかじめ撮影前にパーソナルコンピュータにおいて患者名を特定し、その患者の画像のみを撮影するという術者の操作に完全に依存する動作仕様条件のもとで機能しているのみである。
【００８１】
そしてこの複数の患者の画像を区別する情報として患者名と撮影画像の関連付けはパーソナルコンピュータに撮影画像を取り込んだ時点で行なわれ、かつ少なくとも術者もしくは術者以外の任意の人間の操作者からみて、パーソナルコンピュータに画像を取り込んだ時点と、複数の患者を区別する患者名情報が関連付けられる時点と、自動的にかつ階層的に撮影画像を分類整理し表示しかつ保存する時点の３つの時点は同時であるか、少なくとも同時操作時点で３つの動作が行なわれる。
【００８２】
つまり、患者名が関連付けられた時点から自動的にかつ階層的に撮影画像を分類整理し表示される時点の間に複数の患者の複数の撮影画像が名未整理である状態は存在しない。
【００８３】
患者名を自動的にかつ階層的に撮影画像を分類整理し表示するシェードビジョンのこの動作仕様は、一般市販のデジタルカメラにおいても術者が意図すれば容易になし得ることである。
【００８４】
つまり、あらかじめ患者名を決めてパーソナルコンピュータにその患者の画像を保存するフォルダを作成しておき、次にデジタルカメラの撮影画像データを空にしておき、術者が名前を把握している特定の患者の歯牙のみを複数枚撮影し、その後パーソナルコンピュータに接続してあらかじめ作成しておいた患者名のフォルダに保存すれば良い。
【００８５】
この様なデジタルカメラの使用方法は、複数の術者による複数の患者の複数の撮影部位の複数の未整理の画像を自動的にかつ階層的に分類整理し表示するデジタルカメラと画像管理ソフトウェアの連繋機能が実現されていないがゆえに、多くの手間と時間をかけて一般の歯科医院で広くおこなわれている方法である。
【００８６】
それというのも、口腔内部の歯牙を撮影した複数の術者・複数の患者・複数の部位の歯科口腔撮影画像を、一日の診療後の残務として撮影を担当しなかったかもしれない歯科医もしくは歯科衛生士もしくは歯科助手が分類整理することは不可能だからである。
【００８７】
さらに一般のデジタルカメラにおいては、必ずしも撮影前にパーソナルコンピュータとデジタルカメラを接続した状態で患者名を特定または指定する必要はなく撮影後でも同様の作業は可能であり、そのことによって操作性はシェードビジョンより簡便である。
【００８８】
つまり、シェードビジョンにおいてはあらかじめ撮影前にパーソナルコンピュータ上で患者名を指定または特定しなければならず、一般のデジタルカメラよりもこの点で操作性に劣るといえる。
【００８９】
ましてや、術者が歯科医院とは別の技工所であり、歯科医院に出張して患者の歯牙を撮影する場合においては、シェードビジョンを使用するのは不可能に近い。この様な点から鑑みて、シェードビジョンにおける唯一１名の患者名情報と撮影画像を関連付ける動作仕様および患者名情報に基づいて唯一１名の患者の撮影画像を自動的にかつ階層的に分類整理し表示する動作仕様は、一般市販のデジタルカメラと比較して操作性を向上しているとは言い難い。
【００９０】
以上、シェードビジョンを歯科用デジタルカメラと見なして本発明の目的である操作性向上の観点から評価した。
【００９１】
歯科用デジタルカメラは、歯科医院において診療の最中に患者の口腔内、特に歯牙の撮影を一定の構図で撮影するのに使用される。歯科医院には通常多くの患者が訪れ、一般的にこの撮影を行なうのは複数の歯科衛生士である場合が多い。
【００９２】
少なくとも日本国内の歯科医院においては周知のごとく、多くの患者がひっきりなしにやってきて秒単位で診療は進められている。
【００９３】
さらに、歯科の口腔内撮影は、撮影距離１５〜３０ｃｍの熟練を要する近接撮影であり、さらに構図をぴったりと決めなければならない規格撮影であり、さらに焦点を合わすために撮影距離をぴったりと決めなければならない。
【００９４】
ちなみに自動焦点調節機構では撮影距離が不定になり易く、構図が安定しないばかりかフラッシュによる露光量を不定にし、色の再現性を損なう。
【００９５】
自動露出機能は口腔内の様に暗い背景にくっきりと位置する小さな白っぽい歯牙の撮影には著しく不向きであり露光量は全く安定しない。
【００９６】
この様な理由により従来の歯科用カメラもしくは歯科用デジタルカメラは、マクロ撮影が可能でマニュアル焦点・マニュアル露出の可能な外部フラッシュマウント対応のカメラである必要があり、結果として大きく重い一般向けの高級品を歯科用に改造したものが使用されている。
【００９７】
この様な、写真撮影を業とするか趣味とする様な操作者でも難しい撮影を、写真撮影においては素人であり一般的には力が弱く多くは女性である歯科衛生士が、歯科医師による治療の間隙をぬって診療椅子に寝ている患者の上から覆い被さる様にして短時間にピタリと構図を決め、再現性よく安定した撮影を行なうには、多大の訓練と知識習得とを要する。
【００９８】
そして撮影時には、目的とする規格撮影の撮影条件を術者自身が自覚してその条件の通りに撮影しなければならない。
【００９９】
現在の歯科用デジタルカメラはこれらの操作を、歯科衛生士が訓練を要せず、短時間に失敗無く撮影するための操作性を備えているとはいいがたい。
【０１００】
また、口腔内の撮影において鏡を用いた撮影では画像が反転し、患者や術者、術者以外の歯料診療関係者を混乱させる場合が生じる。
【０１０１】
画像の非改変または一定の改変についての確認支援・認証・保証の技術に関しては、従来歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにおいてこの様な技術は見られず、この技術を投入する技術進展そのものが課題となる。
【０１０２】
測色および色再現性に関し、従来のキャスマッチの様な全色空間を対象とした歯料用色標識を用いた歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアの色補正システムでは人間の天然歯の様な狭い領域に分布する色を補正するのに誤差が生じ易い。
【０１０３】
また、某社の歯科用カメラの様なリングフラッシュでは、最も色再現が重要な歯の中央部にフラッシュが映り込んでしまって不都合である。またプラスチック棒で出来たフラッシュ光ガイドは、固定した位置が投光位置となり、異なる歯牙や歯列の撮影に対して再現性のある投光が困難である。
【０１０４】
また、ｓＲＧＢ等の装置毎の色補正のための規格については、これらはあくまで装置単体の機能であり、歯科口腔測色写真システムにおいてはパーソナルコンピュータのモニタやプリンタ等は外部の機器であり、術者がｓＲＧＢ等対応の機器をそろえていることを前提にはできないし、事実ｓＲＧＢ等対応でなければ所望の色再現性は得られない。
【０１０５】
また、ｓＲＧＢ等の色補正技術は「被写体に任意の照明があたって発生した色」の再現性を向上するものであり、例えば人間天然歯に紫色の照明があたっていれば、紫色に照明された歯の色を忠実に再現しようとするものである。
【０１０６】
これに対し、歯科口腔測色写真システムにおいては照明に関わらない色に関する被写体固有の色の性質を取得し、それに昼光色照明等の一定の条件の照明がなされた場合の色を再現しようとするものであり、ｓＲＧＢ等の色再現技術とは色再現性の目的が本質的に異なるものである。
【０１０７】
また、モニタの画面に出力した色見本データの画像をモニタ上測色計で測色して色見本の色となる様に補正する色補正システムもあるが、これはモニタ専用の測色計が必要であり、撮影時カメラや照明条件によって発生する照明と無関係な被写体固有の色に対する色誤差を補正するものではない。
【０１０８】
また、プリンタ出力の色補正をするものではない。この技術をプリンタ出力の色補正に実用化することも考えられるが、これはモニタ用とは別のプリンタ用測色計が別途必要となる。
【０１０９】
つまり、歯科における歯もしくは歯肉の色とは照明条件に因らない被写体である歯もしくは歯肉の表面の色特性を指すものであり、ｓＲＧＢ等の規格による補正やモニタやプリンタ上で色見本データの画像を測色して補正する技術は被写体への照明の影響を補正するものではない。
【０１１０】
ただし、これらの技術は歯科でない一般の測色写真システムにおいては有用な場合があり、この分野での課題は後述の「測色写真システムの課題」で述べる。
【０１１１】
次に、歯科口腔測色システムの課題について述べる。色表現に関し、松風社の従来の様な歯料用測色計シェードアイＮＣＣや歯科用色標識ＮＣＣシェードガイドは、人間天然歯の色分布の中心付近を基準とし、分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向に色を３次元的に複数の領域に分割して表現したものであり、領域の分割は目視で色の差が十分判別できることが前提である歯科用色標識の分割またはそれと対応させたものであり、分割の境界領域において計測上の誤差が生じた場合に隣の分割領域色に誤って表現してしまう場合が生じる。
【０１１２】
これは被測色対象物の色の真値が解っていれば大きくても１／２領域分の誤差として認識されるが、真値が解っていないからこそ測色する圧倒的多くの場合において、領域の境界付近のごく近接した目視では見分けのつかない２つの色を、隣り合った異なる領域の目視で十分判別のつく異なる色に判定してしまい、１領域分の比較的大きな誤差と誤って認識されることとなる。これを見かけの誤差とここでは表現する。
【０１１３】
このことは同一の測色計または色標識システムによる異なる２つの測色対象に対する測色においても、１つの測色対象を２回測色する場合においても、２つの異なる同種測色計または色標識システムによる１つの測色対象に対する測色においても起こり得ることであり、いかに高精度の測色計もしくは色標識であっても最大１／２領域分の真の誤差と最大１領域分の見かけの誤差を必然的に持つことで、術者に対して測色結果に対する信頼性に疑問を生じさせる場合が生じる。
【０１１４】
これは測色計や色標識が本来持っている精度と無関係に測色結果を領域で表現するがゆえに生じる必然的な誤差であり、歯科診療における天然歯の色表現に悪影響を及ぼすだけでなく、それを元に作成する補綴物の色に狂いを生じるかまたは狂いを生じているとの誤解を招く。
【０１１５】
同じく色表現に関し、近年、審美歯科はもちろん一般の歯科医院においてもホワイトニング治療等、女性患者を中心に歯の色を重視する傾向が強まっており、何らかの方法で患者に治療過程での歯の色の変化の経過を報告する必要が生じており、従来の領域表現では微妙な変化を表現しきれない。反面、従来行われている領域表現は歯科界で定着しているのみならず、大まかな色を把握・表現するのに適しているし、保険診療による補綴物作成の診療形態では、領域表現で十分満足な結果をもたらすものである。
【０１１６】
これらの事情は従来の歯科界で用いられてきた領域表現と測色システムの本来の精度・分解能による値表現の双方の表現が必要であることを意味する。
【０１１７】
次に、測色写真システムの課題について述べる。
【０１１８】
ｓＲＧＢ等の装置毎の色補正のための規格やモニタ専用測色計と色見本データ画像を用いたモニタ補正技術については、これらはあくまでモニタやプリンタ、カメラ装置単体の機能であり、これらを統合して被写体から画像データ、さらにはモニタ出力やプリンタ出力、さらにプリンタ出力が印刷された環境とは異なる場所に運ばれて評価される様なケースを含む包括的かつ柔軟性のある色補正システムを提供するものではない。
【０１１９】
つまり、これら技術はカメラは特定のカメラ、モニタは特定のモニタ、プリンタは特定のプリンタのみであり、ｓＲＧＢ以外の規格や各装置メーカーでまちまちであり、これらを組み合わせて包括的な色補正を実現するのは、これら単体の装置の規格や色再現方法に精通する専門的な知識や術者の学習および試行錯誤が必要となる。また、ｓＲＧＢ規格等の色再現技術はこれを搭載した機器でなければ実現できない。
【０１２０】
更に、上述の従来装置では焦点距離を固定にしなければならないことからカメラのオートフォーカス機能が使えず、術者はカメラを前後移動させて被写体を焦点位置に来るよう調整する必要があった。
【０１２１】
この際、デジタルカメラにおいては高価な一眼レフタイプのカメラ以外では光学ファインダが装備されていないため、液晶ファインダにより焦点を合わせる必要があったが、解像度の低さから合焦しているかどうかを判別するのが極めて困難でありピントがずれた画像が撮影されることがあった。
【０１２２】
光学ファインダが装備された高価な一眼レフタイプのデジタルカメラを用いた場合にも、口腔内撮影は被写体となる患者が歯科治療用チェアに横たわっている場合に行われることがほとんどで、術者の撮影姿勢はファインダをのぞいた状態で上方から下方を見下ろし、かつ横たわっている患者を避けつつ、重いカメラの上下移動により合焦位置を探さなければならないという非常に困難なものであった。
【０１２３】
また、上述した従来装置ではリングストロボを使用している場合のものが多く、リングストロボを使用して口腔内写真を撮影した場合、撮影された画像には歯の表面にリングストロボの輪状の反射が写り込むことがあり、歯面中央部分が見えなくなるという問題が生じていた。
【０１２４】
この問題を回避するにはリングストロボによる輪状の写り込みが無いようにカメラの位置を決定しなくてはならないが、事前に被写体のどの部分に反射の写り込みが生じるかは撮影してみないと分からず、試行錯誤を繰り返す必要があった。
【０１２５】
また、上述した従来装置の中には近接撮影に適したシステム構成が成されているとはいえ、絞り値、シャッタースピード、ガイドナンバーなどの設定が必要となり、ある程度のカメラの知識が要求され、また撮影状況によっては絞り値、シャッタースピード、ガイドナンバーそれぞれの設定を変えつつ撮影を行わなければならないようなものもあり、歯科の臨床における撮影状況においてカメラに不慣れな術者が撮影すると、撮影に時間がかかって患者に不快な思いをさせたり、何度も撮りなおしをしなければならなくなる場面があった。
【０１２６】
また、照明部にはキセノン管などが使われることが多いが、経年変化による光量の低下などが起こるにもかかわらず、発光量の補正手段を装備したストロボシステムは皆無で、たとえ絞り値やシャッタースピードやガイドナンバーを合わせて撮影を行っても、年月の経過に伴って撮影された画像の露出には微妙なズレを生じ、例えば患者の歯の色の経年変化を比べようとしても、撮影画像における色の変化が本来の歯の色の変化によるものなのか、撮影時の露出の微妙なズレによる変化なのかが分からなくなってしまう。
【０１２７】
これらの状況を鑑み、本発明において解決しようとする課題は以下のとおりである。
【０１２８】
本発明が解決しようとするひとつの課題は、照明装置を使用した場合の近接撮影において、カメラの焦点距離を固定しないオートフォーカス機能を使用した状態で、撮影ごとの絞り値およびシャッタースピードの調整を一切必要とせず、容易に一定露出で撮影することができる外部照明装置を提供することにある。
【０１２９】
本発明が解決しようとする他の課題は、重く高価な一眼レフタイプのカメラを使用しなくとも、絞り値とシャッタースピードがマニュアル設定可能な小型カメラに本発明による照明装置を取り付けることによって、軽量で安価でなおかつ最適な露出で近接領域撮影ができるようになる撮影システムの一部としての照明装置を提供することにある。
【０１３０】
本発明が解決しようとするさらなる他の課題は、照明部の発光量を常に一定に保つために照明部の発光量を補正する手段を内蔵した照明装置を提供することにある。
【０１３１】
本発明が解決しようとするさらなる他の課題は、照明装置の照明部によって被写体に写りこむ直接反射を撮影前に事前に確認できるようにした照明装置を提供することにある。
【０１３２】
操作性の向上と露出の最適化に関し、従来の歯科用カメラまたは歯科用デジタルカメラにおける固定焦点撮影における露出の安定化は、撮影距離を術者が厳密に合わさなければならないという課題を持っている。
【０１３３】
歯科の規格撮影においては被写体の歯牙を含むレイアウトも重要な要素で、撮影距離を合わしながら同時に構図も安定させなければならない。これは、カメラの操作に不慣れな歯科医師や歯科衛生士には難しい操作であり、撮影に時間を要するだけでなく習得にも時間を必要とする。
【０１３４】
また、従来の簡単操作の一般用カメラの自動露出や自動焦点機能を歯科のストロボを使用した近接撮影に使用した場合、目的とする歯牙を対象とする自動露出と自動焦点機能は同時には実現できない。
【０１３５】
これは、自動露出が特定の歯牙の様な撮影領域の特定の微小部分を対象とした機能をもたないからであり、これら機能を使って簡単撮影しても、撮影画像の露出は過多か不足となり易い。
【０１３６】
操作性の向上に関し、従来の歯科用デジタルカメラは一般的なソフトウェアでも画像を扱う様に構成されているため、ＪＰＥＧ形式の様な特定の画像フォーマット形式以外に歯科用デジタルカメラと歯科用画像管理ソフトの情報共有方式を持たない。
【０１３７】
結果として、従来の歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトの組み合わせでは、歯科用デジタルカメラの出力した画像ファイル以外に、患者名や撮影部位・撮影条件等の情報を別途必要とし、歯科用画像管理ソフト上でこれらの画像以外の情報をもとに患者名と撮影部位・撮影条件を確認し、画像ファイルを整理しなければならない。
【０１３８】
これらの手間は画像一枚につき熟練者で１分、コンピュータに不慣れな初心者の場合３分以上を要している。歯科口腔写真を必要としているホワイトニングや審美補綴を行っている歯科医院もしくは歯科技工所では年間２０００人以上、一人一回あたり５〜６枚の写真を扱い、画像の整理に１００〜２００時間の時間を費やすことになる。
【０１３９】
また、撮影から時間が経過するにしたがって、撮影した写真がどの患者の写真か、術者ですら忘れる場合が生じるし、ましては術者以外の診療従事者が患者名を判定するのは特別の手間と判断ミスのリスクを負うこととなる。また、口腔内の撮影において鏡を用いた撮影では画像が反転し、患者や術者、術者以外の歯科診療関係者を混乱させる場合が生じる。
【０１４０】
色表現または色再現に関し、従来の様な全色空間を対象とした歯科用色標識を用いた歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアの色補正システムでは人間の天然歯の様な狭い領域に分布する色を補正するのに誤差が生じ易い。
【０１４１】
また、同じく色表現または色再現に関し、某社の歯科用カメラの様なリングストロボでは、最も色再現が重要な歯の中央部にストロボが映り込んでしまって不都合である。これに関して、またまた新たな某社の様なプラスチック棒で出来たストロボ光ガイドは、固定した位置が投光位置となり、異なる歯牙や歯列の撮影に対して再現性のある投光が困難である。
【０１４２】
また、同じく色表現または色再現に関し、松風社の従来の様な歯科用測色計シェードアイＮＣＣや歯科用色標識ＮＣＣシェードガイドの様に人間天然歯の色分布の中心付近を基準とし、分布の幅方向または色の濃さ方向および長さ方向または色の鮮やかさ方向および奥行きまたは色合い方向に色を３次元的に分割して表現したものでは、分割の境界領域において誤差が生じた場合に隣の分割色に誤って表現してしまう場合が生じる。
【０１４３】
これは測色計や色標識が本来持っている精度を超えた誤差であり、歯科診療における天然歯の色表現に悪影響を及ぼすだけでなく、それを元に作成する補綴物の色に狂いを生じる。
【０１４４】
同じく色表現または色再現に関し、近年、審美歯科はもちろん一般の歯科医院においてもホワイトニング治療等、女性患者を中心に歯の色を重視する傾向が強まっており、何らかの方法で患者に治療過程での歯の色の変化の経過を報告する必要が生じている。
【０１４５】
同じく色表現または色再現に関し、歯科における歯もしくは歯肉の色とは照明条件に因らない被写体である歯もしくは歯肉の表面の特性を指すものであり、ｓＲＧＢ等の規格による補正は被写体への照明の影響を補正するものではない。
【０１４６】
また、全色空間を表現する色標識を用いたカメラの撮影補正は、歯科の狭い色分布内の補正に対して誤差が大きく、モニタや印刷物の補正を行なうものではない。また、また新たな某社の製品の様なモニタの色補正システムもあるが、これはカメラによって発生する撮影時に色誤差を補正するものではない。
【０１４７】
証明価値の認証技術に関しては、歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにこの技術を投入する技術進展そのものが課題となる。
【０１４８】
色再現性については、歯科口腔撮影においてはフラッシュを使用することが前提であるが、このフラッシュのランプの劣化により、フラッシュ光の色が変化し、適切な色で撮影することに支障が生じる。また、フラッシュの位置や種類を変えることによっても被写体である歯牙の色の再現条件が変化する。
【０１４９】
フラッシュについては、歯科口腔撮影は近接撮影で白い歯を撮影するものであり、フラッシュの光量が強すぎるために源光のためのNDフィルタを使用せざるを得ない。また、近接撮影のためにクローズアップレンズを使用する必要も生じる。これらの部材を歯科口腔撮影用デジタルカメラのレンズ筒に装着した場合に、顔等、歯牙に比べて大きい領域を撮影する場合に、これら部材が影になり、いわゆるケラレという現象が生じてしまう。
【０１５０】
また、ミラー撮影時にはミラーによりフラッシュの光が減光してしまう。
【０１５１】
次に歯科口腔測色写真システムの課題について述べる。
【０１５２】
歯科用カメラは、通常のカメラと違って、被写体である歯面等の正確な色情報を残す必要があり、また技工所において補綴物を作成する際に、歯科医院より患者の歯の形と色を正確に伝える必要があり、術前術後の撮影において相対的に比較ができる画像を残さなければならないというものである。
【０１５３】
また、現在のデジタルカメラを含むカメラにおいては、自動露出および自動焦点の双方の機能を同時に実現した全自動カメラというものが広く一般的に普及している。
【０１５４】
これは手動焦点および手動露出しかできなかった時代と比較して、誰でも簡単にきれいな撮影を可能にした技術であり、写真撮影を一部のカメラ愛好家やプロのカメラマンだけのものから、訓練も知識もなく広く一般の人にも簡単に撮影できる様にしたものである。
【０１５５】
しかし、歯科口腔写真撮影において、現在市販されているこの様なカメラを用いた場合に、まず、自動焦点で歯の付近に焦点を合わしても、自動露出が目的の歯の部分の露出を制御出来ない状況がある。
【０１５６】
口腔写真は、明るさとしてはかなり明るい目的の歯牙と、中間的な明るさの周辺歯牙（陰になっている）や舌、唇、歯肉と、かなり暗い喉の奥の部分を同時にフラッシュ撮影することになり、現在のカメラの場合、カメラの自動露出の機能の差にもよるが、現在はフラッシュ撮影の場合、本番撮影のための発光の前にプリ発光してそれを測光して、本番撮影のフラッシュ光量を決める方式になっているが、目的歯牙付近の反射光を測光した場合には、目的歯牙は明るく反射するためにフラッシュ光量が少なくなる様に制御され、他の暗い部分の反射光を測光した場合にはフラッシュ光量を多くする様に制御される。
また、画像全体を平均的に測光した場合には、歯の部分が多いか、喉の奥の部分が多いかなどにフラッシュ光量が左右される。結果としては同一撮影距離の同一倍率の撮影にも関わらず、ちょっとした被写体およびその周辺部の差により、結果の画像が非常に暗くなったり、非常に明るくなったりして、とても歯の色の再現性はとれない状況である。
【０１５７】
従って自動露出機能が使用出来ず、手動露出が出来ない比較的小型の安価な全自動カメラは全て歯科口腔写真には使用出来ず、現状では比較的高級で中・大型の手動露出が可能で、手動露出に対応した外部フラッシュを使用するカメラが多用されているのが現状である。
【０１５８】
さらに、その様な手動露出機能のついたカメラを用いて撮影する場合、目的とする撮影の撮影倍率と拡大倍率との関係で決まっている撮影距離で手動露出によって調整された光量でフラッシュが点灯するのが理想であるが、歯牙の撮影は大抵が近接のマクロ撮影であり、実際の撮影距離が２ｃｍもずれると被写体の明るさはかなり変化することとなる。
【０１５９】
例えばフラッシュとの距離が１５ｃｍとなる場合に２ｃｍずれると理論的には１／（１７／１５）の２乗〜１／（１３／１５）の２乗の変動（０．７８〜１．３３倍）をきたす。
【０１６０】
従って、規定の撮影距離ぴったりになる場所にカメラを動かして構えなければならない。
【０１６１】
ところが、目的の被写体が撮影範囲の中に入らなければならないから術者はファインタ゛ーなりモニターなりを見ながらカメラの位置・角度の６自由度を操作することになるので、自動焦点機能を用いた場合撮影距離を判断するのは非常に困難である。
【０１６２】
なぜなら自動焦点機能を用いた場合、どんな撮影距離でもファインダーやモニター画像のピントがぴったり合ってしまうからである。被写体の形状では歯列の大きさは男女年齢でまちまちなのであてにはならない。
【０１６３】
従って、歯科口腔写真撮影においては手動露出および手動焦点で撮影する事となる。
【０１６４】
なぜなら手動焦点であれば、ピントの合う撮影距離を目的とする撮影距離に合わせておけば、その場所にカメラを移動させた時にファインダーやモニターのピントがぴったりと合うので、目的の撮影距離に合っていることが術者にわかるからである。
【０１６５】
この様に歯科口腔写真撮影においては、自動露出・自動焦点機能が広く一般的に安価に普及しているにも関わらずそれを使用することが出来ない。
【０１６６】
特にデジタルカメラにおいては自動露出・自動焦点機能は当たり前の様に備わっており、逆に手動露出・手動焦点機能を備えた中級・高級な中・大型のデジタルカメラを使用せざるを得ないのが現状である。
【０１６７】
つまり、歯科口腔写真撮影は、自動露出・自動焦点が困難なマクロ撮影がほとんどであり、これに手動露出を使用するとなるとこの様なカメラは、マクロアダプターや外部フラッシュを使用しないと実現できないこととなっていた。
【０１６８】
従ってカメラの重量はそれなりに重くなり、歯科診療室で患者の口腔を撮影する場合に患者の上から覆い被さる様にして撮影すると、姿勢を安定するのが難しく、目的の歯牙あるいは歯列が撮影範囲から上下左右に外れてしまう。
【０１６９】
この上下左右の調整を無理な姿勢で行うと、結果的には前後にも動くこととなり、決定した撮影倍率が合わなくなる。
【０１７０】
従って、自動焦点機能を使わず手動焦点調節をすることになるがこれはさらにピンぼけの写真になりやすくなる。結果として、歯科口腔写真撮影においては、うまく運用するまでに多くの失敗投資と数年の時間を要するのが実態である。
【０１７１】
逆に、うまく運用出来ない状態では、撮影自体に手間取るので、歯科口腔写真撮影自体を不採用にしたり、採用してもピンぼけや明るさや色再現性の定まらない撮影画像を利用せざるを得ないことになり、補綴物作成に失敗したり、患者説明に誤解を生じたりすることとなっていた。
【０１７２】
歯科写真撮影システムにおいて、歯の色の情報は非常に重要であり、上記従来のシステムは歯の色の再現性もしくは測色性は歯科で実用になるレベルにはほど遠く、現在これらの問題を解決している歯科用デジタルカメラは存在しない。
【０１７３】
次に歯科写真撮影システムの課題について述べる。
【０１７４】
歯科用カメラは、通常のカメラと違って、被写体である歯面等の正確な色情報を残す必要があり、また技工所において補綴物を作成する際に、歯科医院より患者の歯の形と色を正確に伝える必要があり、術前術後の撮影において相対的に比較ができる画像を残さなければならないというものである。
【０１７５】
また、現在のデジタルカメラを含むカメラにおいては、自動露出および自動焦点の双方の機能を同時に実現した全自動カメラというものが広く一般的に普及している。
【０１７６】
これは手動焦点および手動露出しかできなかった時代と比較して、誰でも簡単にきれいな撮影を可能にした技術であり、写真撮影を一部のカメラ愛好家やプロのカメラマンだけのものから、訓練も知識もなく広く一般の人にも簡単に撮影できる様にしたものである。
【０１７７】
しかし、歯科撮影において、現在市販されているこの様なカメラを用いた場合に、まず、自動焦点機能で歯の付近に焦点を合わしても、自動露出機能が目的の歯の部分の露出を制御出来ない状況がある。
【０１７８】
口腔写真は、明るさとしてはかなり明るい目的の歯牙と、中間的な明るさの周辺歯牙（陰になっている）や舌、唇、歯肉と、かなり暗い喉の奥の部分を同時に照明撮影することになり、現在のカメラを用いた照明撮影の場合、カメラの自動露出の機能の差にもよるが、本番撮影のための発光の前にプリ発光してそれを測光して、本番撮影の照明光量を決める方式になっているが、目的歯牙付近の反射光を測光した場合には、目的歯牙は明るく反射するために照明光量が少なくなる様に制御され、他の暗い部分の反射光を測光した場合には照明光量を多くする様に制御される。
【０１７９】
また、画像全体を平均的に測光した場合には、歯の部分が多いか、喉の奥の部分が多いかなどに照明光量が左右される。結果としては同一撮影距離の同一倍率の撮影にも関わらず、ちょっとした被写体およびその周辺部の差により、結果の画像が非常に暗くなったり、非常に明るくなったりして、とても歯の色の再現性はとれない状況である。
【０１８０】
従って自動露出機能が使用出来ず、手動露出が出来ない比較的小型の安価な全自動カメラは全て歯科口腔写真には使用出来ず、現状では比較的高級で中・大型の手動露出が可能で、手動露出に対応した外部照明を使用するカメラが多用されているのが現状である。
【０１８１】
さらに、その様な手動露出機能のついたカメラを用いて撮影する場合、目的とする撮影の撮影倍率と拡大倍率との関係で決まっている撮影距離で手動露出によって調整された光量で照明が点灯するのが理想であるが、歯牙の撮影は大抵が近接のマクロ撮影であり、実際の撮影距離が２ｃｍもずれると被写体の明るさはかなり変化することとなる。
【０１８２】
例えば照明との距離が１５ｃｍとなる場合に２ｃｍずれると理論的には１／（１７／１５）の２乗〜１／（１３／１５）の２乗の変動（０．７８〜１．３３倍）をきたす。従って、規定の撮影距離ぴったりになる場所にカメラを動かして構えなければならない。ところが、目的の被写体が撮影範囲の中に入らなければならないから術者はファインタ゛ーなりモニターなりを見ながらカメラの位置・角度の６自由度を操作することになるので、自動焦点機能を用いた場合撮影距離を判断するのは非常に困難である。
【０１８３】
なぜなら自動焦点機能を用いた場合、どんな撮影距離でもファインダーやモニター画像のピントがぴったり合ってしまうからである。
従って、歯科撮影においては手動露出および手動焦点で撮影する事となる。
【０１８４】
なぜなら手動焦点であれば、ピントの合う撮影距離を目的とする撮影距離に合わせておけば、その場所にカメラを移動させた時にファインダーやモニターのピントがぴったりと合うので、目的の撮影距離に合っていることが術者にわかるからである。
【０１８５】
この様に歯科撮影においては、自動露出・自動焦点機能が広く一般的に安価に普及しているにも関わらずそれを使用することが出来ない。特にデジタルカメラにおいては自動露出・自動焦点機能は当たり前の様に備わっており、逆に手動露出・手動焦点機能を備えた中級・高級な中・大型のデジタルカメラを使用せざるを得ないのが現状である。
【０１８６】
つまり、歯科撮影は、自動露出・自動焦点が困難なマクロ撮影がほとんどであり、これに手動露出を使用するとなるとこの様なカメラは、マクロアダプターや外部照明を使用しないと実現できないこととなっていた。
【０１８７】
従ってカメラの重量はそれなりに重くなり、歯科診療室で患者の口腔を撮影する場合に患者の上から覆い被さる様にして撮影すると、姿勢を安定するのが難しく、目的の歯牙あるいは歯列が撮影範囲から上下左右に外れてしまう。
【０１８８】
この上下左右の調整を無理な姿勢で行うと、結果的には前後にも動くこととなり、決定した撮影倍率が合わなくなる。従って、自動焦点機能を使わず手動焦点調節をすることになるがこれはさらにピンぼけの写真になりやすくなる。
【０１８９】
結果として、歯科撮影においては、うまく撮影するまでに多くの失敗投資と数年の時間を要するのが実態である。
【０１９０】
逆に、うまく撮影出来ない状態では、撮影自体に手間取るので、歯科撮影自体をあきらめたり、撮影してもピンぼけや明るさや色再現性の定まらない撮影画像を利用せざるを得ないことになり、それを基にした補綴物作成に失敗したり、患者説明に誤解を生じたりすることとなっていた。
【０１９１】
歯科写真撮影システムにおいて、歯の色の情報は非常に重要であり、上記従来のシステムは歯の色の再現性もしくは測色性は歯科で実用になるレベルにはほど遠く、現在これらの問題を解決している歯科用デジタルカメラは存在しない。
【０１９２】
次に機械装置の制御システムの課題について述べる。
ところで、上記のシステムを通常の手法によって実現すると、中央の情報処理装置で別種の動作モード情報、動作機能、動作データ等を用意しておくか、或いは、器械装置の中に予め別種の動作モード情報、動作機能、動作データを埋め込んでおき、ユーザーが必要に応じて情報処理装置から動作モード情報等を伴う制御情報の提供を受けるか、動作モード情報等の選択切替のための制御情報の提供を受けるか、何れかの構成が常套手段として考えられる。
【０１９３】
しかし、このようなシステムを構築しても、単にＩＤやパスワードの提示のみで制御情報等を提供したのでは、ＩＤ等の不正取得による冒用行為によってシステムの適切な運用が妨げられる危険性が高い。
【０１９４】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、器械装置の動作モード情報、動作機能、動作データなどの内部状態を適正な要求者にのみ不正なくカスタマイズすることを可能とする器械装置の制御システム・方法を提供しようとするものである。
【０１９５】
従来の歯科用カメラや測色器などは、通常販売されている機器に、歯科口腔測色写真システムや、歯科口腔測色写真システム、歯科写真撮影システムなどを、設定して販売されている。
【０１９６】
しかし、汎用製品比べ、生産数が少ないことから、手作業での生産や生産数量の管理が非常に煩雑であった。
【課題を解決するための手段】
【０１９７】
まず歯科口腔測色写真システムの手段について述べる。
【０１９８】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を講じたものである。
【０１９９】
先ず、歯科口腔測色写真システムの操作性の向上の手段について述べる。
【０２００】
データ管理の便等のためには、歯科口腔撮影用プログラム部分が、少なくともプログラム記憶部を備えかつ撮影データ記憶部をそなえるかまたは術者により組み込まれるか接続された情報処理装置のプログラム記憶部に、読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されることにより、デジタルカメラによる歯科口腔撮影に必要な機能の少なくとも一部を担う撮影補助手段または撮影管理手段が構築されるものであって、撮影補助手段は、少なくとも撮影に関するデータである撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を備え、撮影管理手段は、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて撮影データ記憶部に記憶させる撮影データ記憶管理手段およびこれらを関連付け整理された形式で出力する撮影データ出力手段の何れかを備える構成が有効である。
【０２０１】
操作性の向上を目的として一般のデジタルカメラの洗練された操作性技術を歯科口腔測色写真システムとして活用するのは有効である。
【０２０２】
このために、プログラム記憶部は、歯科以外の撮影時に動作する非歯科撮影用プログラム部分と、どの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分を内蔵し、かつ歯科口腔撮影用プログラム部分を内蔵するか読み込み可能であり、デジタルカメラは、非歯科撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している非歯科撮影状態と、歯科口腔撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している歯科口腔撮影状態のいずれかで動作するようにしておくことが望ましい。
【０２０３】
また、起動時に歯科口腔撮影状態で動作するとともに、歯科口腔撮影状態から非歯科撮影状態に移行するための状態分岐手段を撮影補助手段に備えるようにしておくことが歯科目的により適合し得る。
【０２０４】
また、操作性向上等のためには、デジタルカメラに内蔵された情報処理装置と、デジタルカメラの外部に設置された情報処理装置とが、通信手段を介して接続されるか、記録メディアを介して間接的に接続され、共動するようにしておくことが有効となる。
【０２０５】
撮影画像の取り扱いの便を向上させるためには、撮影管理手段は、撮影データ記憶管理手段において撮影画像データを撮影属性データに基づき、階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で撮影データ記憶管理手段に記憶し、または撮影データ出力手段において撮影画像データを撮影属性データに基づき、階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で出力するものであることが望ましい。
【０２０６】
撮影画像の識別のためには、撮影画像データファイルに歯科口腔撮影における撮影属性データを付加するか、または撮影属性データファイルの特定情報を付加することが有効である。
【０２０７】
撮影画像を撮影画像ファイルとして術者自身が扱ったり、術者が技工所や患者と撮影画像データをやりとりするための操作性の向上策として、撮影データ記憶管理手段は、撮影属性データと撮影画像データを同一ファイルに記憶させるか、または撮影属性データと撮影画像データを互いに対応する別々のファイルに記憶させ、さらに少なくともどちらかのファイルに対応ファイル特定情報を記憶させることにより、または撮影属性データや撮影画像データに加えて、これら特定の撮影画像および撮影属性データを閲覧するための閲覧ソフトウェアをこれらのファイルに内蔵させるかまたは別のファイルとして生成することにより撮影画像データおよび撮影属性データまたは閲覧ソフトウェアを撮影データ記憶部に記録・保存することが有効である。
【０２０８】
さらに、撮影画像データの一部を撮影属性データにより、画像閲覧の際に撮影属性データが明示される様に、または画像閲覧の際に撮影属性データの存在が隠匿される様に、またはさらに目視によっては画像改変が確認できぬ様に隠匿され、またはさらに撮影属性データを暗号化して、置きかえることにより、またはこれに加えて閲覧ソフトウェアプログラムにより隠匿または暗号化して置きかえることにより、歯科口腔撮影における撮影属性データまたは閲覧ソフトウェアを一般的なまたは専用の画像データファイルの形式で記録するか、または表示または印刷された画像を目視または再度光学的手段により撮影または読み取った際に撮影属性データおよび閲覧ソフトウェアも同時に読み取られ、解読可能ならしめることで、歯科口腔撮影画像はその撮影属性データまたは閲覧ソフトウェアを含めて一般の画像と同等に扱うことができまた、本歯科口腔測色写真システムによって、いつでも撮影画像および撮影属性データを再現活用・改変活用・編集活用可能であり、さらに本歯科口腔写真システムの閲覧ソフトウェアによって一般に普及しているコンピュータシステムでいつでも撮影画像および撮影属性データを再現閲覧可能とすることが出来る。
【０２０９】
撮影の平易化等のためには、撮影属性データの一部を術者支援データとして表示または音声により術者に報知出力する術者支援手段が、撮影補助手段内部に備えられていることが望ましい。
【０２１０】
具体的態様としては、撮影手順中の個々の撮影を歯科口腔写真撮影ステップとし、術者支援手段が、術者支援データに基づきあらかじめ決められた手順に従って報知する出力をなすようにしたものが挙げられる。
【０２１１】
撮影画像の識別容易性等の観点からすれば、撮影手順中の個々の撮影を歯科口腔写真撮影ステップとし、歯科口腔写真撮影において患者の顔写真または患者を特定する情報を含む書類または物品または事物の撮影又はこれに関する音声報知を歯科口腔写真撮影ステップとすることにより患者を区別または特定し、撮影属性データとすることが好ましい。
【０２１２】
この場合、情報処理装置に内蔵または接続されたプリンタまたは表示装置または投影装置により患者を特定する情報または書類または物品を含む事物を作成表示し、歯科口腔写真撮影ステップにおいてこの事物の撮影またはこれに関する音声報知を行うことにより患者を区別または特定し、撮影属性データとすることもできる。
【０２１３】
撮影画像の識別容易性等の観点からすれば、撮影属性データが、あらかじめ既定または設定または自動更新されて撮影時に変更されない既定撮影属性データと、術者より選択入力またはデータ入力される術者入力撮影属性データと、情報処理装置の外部から内部へ撮影時に導入されるか以前の撮影時から保持している既得撮影属性データの少なくとも１種類以上のデータより構成されていてもよい。
【０２１４】
撮影属性データ設定選択手段の構成としては、既得撮影属性データを導入する既得撮影属性データ入力手段と、術者入力撮影属性データを術者より入力する操作入力部の少なくとも１種類以上の入力部を備えているものが挙げられる。
【０２１５】
撮影画像の識別容易性等の観点からすれば、撮影属性データが、予め決められた規格に従って撮影を行う規格撮影に必要な既定撮影属性データまたは既に行った撮影と同一手順、条件で再度撮影を行う再現撮影に必要な既得撮影属性データであってもよい。
【０２１６】
既得撮影属性データとしては、既得の撮影画像データであってもよく、それを改変した画像データであってもよい。
【０２１７】
術者支援データおよび術者支援手段の具体的な態様としては、以下のようなものが挙げられる。術者支援データが、あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影するためのものであり、術者支援手段が、前記術者支援データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなすものが挙げられる。
【０２１８】
あるいは、術者支援データが、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影するためのものであり、術者支援手段が、前記撮影属性データおよび撮影データのうち、撮影画像、その輪郭、撮影対象、撮影条件、術者名の少なくとも何れかに基づいて特定の再現撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなすものが挙げられる。
【０２１９】
あるいは、術者支援データが、術者によって選択され又は順番設定された歯牙または歯列または顔貌を、術者によって選択され又は順番設定された距離・方向・配置角度で撮影するためのものであり、術者支援手段が、前記術者支援データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなすものが挙げられる。
【０２２０】
あるいは、術者支援データが、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影するためのものであり、術者支援手段が、前記撮影属性データおよび撮影データのうち、撮影画像、その輪郭、撮影対象、撮影条件、術者名の少なくとも何れかに基づいて特定の再現撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に選択させ又は順番設定させるための出力をなすものが挙げられる。
【０２２１】
撮影属性データと撮影補助手段の具体的な態様としては、以下のようなものが挙げられる。
【０２２２】
撮影属性データが、あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影するためのものであり、撮影補助手段が、撮影属性データ設定選択手段を通じ特定の規格撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップにおいて何れの撮影属性データを選択するかを術者に求めるものが挙げられる。
【０２２３】
あるいは、撮影属性データが、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影するためのものであり、撮影補助手段が、撮影属性データ設定選択手段を通じ特定の再現撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップにおいていずれの撮影属性データを選択するかを術者に求めるものが挙げられる。
【０２２４】
術者支援手段の具体的な実施の態様としては、カメラの構成要素であるファインダー又はモニターの少なくとも一方に照準を表示する機能をも備えるものであり、その照準が、歯科口腔写真撮影ステップに応じ術者支援データに基づいて変化するものが挙げられる。
【０２２５】
再現撮影の場合、操作容易性の観点からすれば、照準が、既得撮影属性データの輪郭情報とするのが好ましい。
【０２２６】
的確な支援のためには、術者支援データは、該当する規格撮影または再現撮影に応じて、術者にカメラの適正方向を報知するためのものが望ましい。
【０２２７】
複数の患者から連続して複数の撮影画像を取得する場合には、撮影属性データの一部に、特定の患者の撮影画像データを構成する歯科口腔写真撮影ステップの最初または最後または特定の場所において最初または最後または特定の場所であることを示すマーク情報を用いることが有効である。
【０２２８】
診療開始前または最終診療後の撮影画像であるか否か、あるいは特定の診療途中の段階の撮影画像かどうか、つまりそれらが改変されていないかどうかを容易に識別可能とするためには、撮影属性データの一部に、撮影した画像がオリジナルであるか改変されたかどうかを示す画像改変識別情報を用いることが有効である。
【０２２９】
撮影属性データはあらかじめ決まったものに限らず、患者にユニークな撮影対象データ、それ以外の撮影条件データ、術者データの少なくとも一部を予め初期設定し、術者に変更選択のための出力をなした上で、撮影属性データ設定選択手段による入力を受け付けるものであってもよい。
【０２３０】
撮影属性データ設定選択手段が少なくとも音声入力または操作入力を受け付けるものである場合には、撮影属性データに、患者名または患者に対応する番号または符号またはパターンまたは既に同一患者から取得した撮影画像データの何れかを含めておけばよい。
【０２３１】
撮影画像をセンターで一括管理するような場合、あるいは取引先の技工所別に管理したり、あるいは逆に技工所で複数の歯科医院の画像を管理するには、撮影属性データの一部に、撮影歯科医院または歯科技工所に関するデータを含めておくことが便利である。
【０２３２】
口腔撮影には鏡を使った撮影が効率的であるが、この場合、錯誤を避けるためには、撮影属性データに、鏡を使った撮影であるか否かの情報を含め、鏡を使った撮影であるか否かの操作入力または検出入力のための手段を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転して表示・出力することが好ましい。
【０２３３】
さらにミラーを介した撮影において、口腔内を広角に撮影するためには、当該ミラーに凹面鏡を用いるとともに、歯科口腔撮影用プログラム部分を情報処理装置に読み込むことにより演算手段を構成して、前記ミラーを介して被写体を撮影した際の撮影データを前記演算手段を介して平面データに展開するようにしておくことが効果的である。
【０２３４】
次に、歯科口腔測色写真システムの操作性の向上と色再現性の向上を同時に実現するための手段について述べる。以下は術者の操作の良し悪しが色再現性に影響する様な項目であり、操作性を向上することで色再現性の向上も同時に実現するものである。
【０２３５】
色補正や撮影し直し等を考えた場合、撮影管理手段は、撮影データ記憶管理手段において撮影画像データを撮影属性データに基づき、補正または改変可能な形式で撮影データ記憶管理手段に記憶し、または撮影データ出力手段において撮影画像データを撮影属性データに基づき、補正または改変可能な形式で出力するものであることが望ましい。
【０２３６】
被写体からの入射光量と露出時間が被写体の画像上の明度を中心とする色再現性を決定付ける。フラッシュ撮影の場合、被写体からの入射光量はフラッシュと被写体までの距離およびカメラと被写体までの距離によって決定付けられる。
【０２３７】
したがってフラッシュがカメラに固定される撮影の場合に、歯科口腔撮影用プログラム部分が少なくともプログラム記憶部と撮影データ記憶部を備え照明システムが接続された情報処理装置に読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されることにより、前記照明を制御する照明制御手段を構成して、この照明制御手段に、被写体表面までの距離に応じて撮影のための照明の光量を調節する機能を備えておくことが望ましい。
【０２３８】
あるいは、被写体表面までの距離を測定する距離測定部と距離に応じた照明光量を出力する照明光量制御部を照明システム側に内蔵しておいてもよい。
【０２３９】
ミラー撮影をすると被写体までの距離が遠くなるため、この場合は前記照明制御手段が、ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正する機能を備えておくことが望ましい。
【０２４０】
歯の表面の直接反射光はフラッシュの光源の形状を歯の表面に映しこんでしまう。この様な悪影響を排除するためには、撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度を可変としておくことが望ましい。
【０２４１】
照明位置を適切に選択可能とするためには、撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることが望ましく、特に光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変であることが望ましい。
【０２４２】
適切な照明を実現するためには、光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えておくことが有効となる。
【０２４３】
次に、歯科口腔測色写真システムの色再現性の向上を実現するための手段について述べる。
【０２４４】
撮影画像の色再現性を向上するためには、歯科口腔撮影用プログラム部分が、少なくともプログラム記憶部を備えかつ撮影データ記憶部をそなえるかまたは術者により組み込まれるか接続された情報処理装置のプログラム記憶部に、読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されることにより、デジタルカメラによる歯科口腔撮影に必要な機能の少なくとも一部を担う撮影補助手段または撮影管理手段が構築されるものであって、撮影補助手段は、少なくとも撮影に関するデータである撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を備え、撮影管理手段は、デジタルカメラが出力する撮影画像の色を補正する色補正支援手段を含む撮影画像処理手段を備えるようにしておくことが有効である。
【０２４５】
色補正支援手段を適切に機能させるためには、歯科用測色計または歯科用色標識による測色結果または歯科用色判定票に示された測色結果を入力し、撮影属性データとして用いることが好ましい。
【０２４６】
色再現をより正確に行なうためには、歯肉の色再現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替え可能として、何れを重視したかを撮影属性データとして扱う機能を備えておくことが望ましい。
【０２４７】
次に歯科口腔測色システムの色表現を正確で解りやすくするための手段について述べる。
【０２４８】
色判定のための客観的で解りやすいデータを提供するためには、歯科用測色計、歯科用色標識、色判定票の少なくとも何れかを備え、これらにより、３次元の表色系において表した人間の天然歯または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の長さ方向（シェード方向とする）および幅方向および（バリュー方向とする）および奥行き方向（ヒュー方向またはヒュー位相角とする）に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯または補綴物または歯肉の色表現を備えておくことが好ましい。
【０２４９】
歯科用色標識または色判定票の具体的な実施の態様としては、該人間天然歯表色系の彩度方向、色の鮮やかさ方向、色合い方向の少なくともいずれかの代表的な位置に相当する単数または複数の色票を備え、色票はその位置を示す表示を備えているものが挙げられる。
【０２５０】
色補正または色表現に資する有効な手法としては、次のようなものが挙げられる。
【０２５１】
歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を３次元的に表現または補正再現する手法が挙げられる。あるいは、色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、歯科用色標識または歯科用色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現または補正再現する手法が挙げられる。
【０２５２】
あるいは、測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色を３次元的に表現または補正再現する手法が挙げられる。
【０２５３】
あるいは、色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を補正再現する手法が挙げられる。
【０２５４】
情報処理装置間で撮影画像の転送を行なった際に、転送先で的確な色補正を可能とするためには、色標識または異なる３色以上の色票の撮影によって得たデータ、または照明、カメラ、プリンタ、モニタのうち少なくとも一つの色特性データを異なる情報処理装置に有線、無線、情報メディア、書類のいずれかを介して送付することが有効である。
【０２５５】
治療過程を患者等に明示できるようにするためには、治療の過程で患者の歯または歯肉の色の変化の過程を画像または定型の印刷物上で再現するか、または人間天然歯表色系で表示することが効果的である。これは、通信先のパーソナルコンピュータ画面上に再現してもよい。
【０２５６】
目視では同じ色に見えてもカメラで撮ると異なった色になる場合に対処する構成としては、紫外領域または赤外領域をカットするフィルタを備えておくことが好ましい。
【０２５７】
反射光の影響を排除し、う蝕の発見や歯の内部構造の観察にも役立つ構成としては、カメラによる撮影において、照明の方向から偏光板を介して撮影光を照射するか、レンズの手前に偏光板を介して撮影を行なうか少なくともいずれかの偏光板を有することが好ましい。
【０２５８】
あるいは、少なくともひとつの偏光板が回転可能であり、フラッシュ光または撮影光の中心軸まわりに０度から９０度の範囲の角度位置に設定できるような構成も効果的である。
【０２５９】
歯科口腔測色写真システムの色再現性の向上の特殊な目的として、一般的な目視可能な色を拡張し、目視不可能な物理的な色領域である赤外または紫外領域での色再現性の向上の手段として、う蝕の発見にも役立つ撮影も可能であり、このためには赤外領域または紫外領域を照明光に含むか、可視光領域をカットするフィルタを備えておくことが好ましい。
【０２６０】
歯科口腔測色写真システムの操作性の向上のためのさらなる手段として以下に述べる。
【０２６１】
本発明は情報処理装置に歯科口腔撮影用プログラム部分を有する歯科口腔測色写真システムであって、歯科口腔撮影用プログラム部分に撮影補助手段および／または撮影管理手段を有し、撮影補助手段は撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を有し、撮影管理手段は撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる撮影データ記憶管理手段、または撮影画像データと撮影属性データを関連付けた形式で出力する撮影データ出力手段、を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０２６２】
歯科口腔撮影用プログラム部分が、少なくともプログラム記憶部を備えかつ撮影データ記憶部をそなえるかまたは術者により組み込まれるか接続された情報処理装置のプログラム記憶部に、読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されることにより、撮影補助手段または撮影管理手段が構築されるものであって、撮影補助手段は、少なくとも撮影に関するデータである撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を備え、撮影管理手段は、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて撮影データ記憶部に記憶させる撮影データ記憶管理手段またはこれらを関連付け可能な形式で出力する撮影データ出力手段の何れかを備えることを特徴とする歯科口腔測色写真システムである対応も好ましい。
【０２６３】
情報処理装置は歯科口腔撮影用プログラム部分を有するプログラム記憶部を備えるかまたは撮影データ記憶部をそなえるかまたは術者により組み込まれるか接続されていることが好ましい。
【０２６４】
撮影データ記憶部は、撮影画像データと撮影属性データが記憶される。
【０２６５】
プログラム記憶部には、プログラム部分（歯科口腔撮影用プログラム部分）を有することが好ましい。
【０２６６】
プログラム部分には、歯科口腔撮影用プログラムを含むものである。
【０２６７】
撮影補助手段または撮影管理手段は、情報処理装置のプログラム記憶部に、読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されていることが好ましい。
【０２６８】
撮影属性データは撮影に関するデータであることが好ましい。
【０２６９】
撮影属性データ設定選択手段は撮影補助手段中に有することが好ましい。
【０２７０】
撮影データ出力手段は撮影管理手段中に有することが好ましい。
【０２７１】
撮影属性データには、すくなくとも被写体に属する情報である名前や部位情報を含むことが好ましい。更に、被写体の分類情報であることが好ましい。
【０２７２】
関連付けた形式とは、階層的に追加、分類、整理、管理、表示することである。
【０２７３】
本発明はプログラム部分は歯科以外の撮影時に好適に動作する非歯科撮影用プログラム部分とどの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分と歯科口腔撮影用プログラム部分を有し、非歯科撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している非歯科撮影状態または、歯科口腔撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している歯科口腔撮影状態のいずれかを選択できる歯科口腔測色写真システムである。
【０２７４】
プログラム記憶部が、歯科以外の撮影時に好適に動作する非歯科撮影用プログラム部分と、どの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分を内蔵し、かつ歯科口腔撮影用プログラム部分を内蔵するか読み込み可能であり、デジタルカメラは、非歯科撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している非歯科撮影状態と、歯科口腔撮影用プログラム部分と基本撮影プログラム部分が動作している歯科口腔撮影状態のいずれかで動作する歯科口腔測色写真システムである対応も好ましい。
【０２７５】
プログラム部分は歯科以外の撮影時に好適に動作する非歯科撮影用プログラム部分とどの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分と歯科口腔撮影用プログラム部分で構成されていることが好ましい。
【０２７６】
基本撮影プログラム部分は、カメラ撮影時において、カメラ本体の機構部分を作動させるために用いられるプログラム部分を含むことが好ましい。
【０２７７】
非歯科撮影用プログラム部分は、汎用撮影用に設計されたプログラム部分のことである。
歯科口腔撮影用プログラム部分は、歯科口腔撮影用に設計されたプログラム部分のことである。
【０２７８】
本発明は報処理装置がデジタルカメラに内蔵されて動作するか、またはデジタルカメラの外部に設置されて動作するか、またはデジタルカメラに内蔵された情報処理装置とデジタルカメラの外部に設置された情報処理装置が通信手段を介して共動することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０２７９】
情報処理装置が、デジタルカメラに内蔵されて動作するか、デジタルカメラの外部に設置されて動作するか、デジタルカメラに内蔵された情報処理装置とデジタルカメラの外部に設置された情報処理装置が通信手段を介して接続されるか記録メディアを介して間接的に接続され共動するかのいずれかで動作することを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることも好ましい。
通信手段とは、無線、有線で接続されることにより情報がやりとりされる通信手段と、記録メディアが術者等により運搬されることにより情報がやりとりされる通信手段も含む。
【０２８０】
起動時に歯科口腔撮影状態で動作するとともに、歯科口腔撮影状態から非歯科撮影状態に移行するための状態分岐手段を撮影補助手段に備えるようにした歯科口腔測色写真システムである対応も好ましい。
【０２８１】
本発明は起動時に歯科口腔撮影状態で動作することが好ましい。
【０２８２】
本発明は歯科口腔撮影状態から非歯科撮影状態に移行するための状態分岐手段を有することが好ましい。
【０２８３】
本発明は撮影属性データが撮影画像の補正改変情報であることを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０２８４】
撮影管理手段が、撮影画像データを、補正または改変可能な形式で撮影属性データと関連付け、撮影データ記憶管理手段が、撮影画像データを補正または改変可能な形式で撮影属性データとともに撮影データ記憶部に記憶するかまたは、撮影データ出力手段が、撮影画像データを補正または改変可能な形式で撮影属性データとともに出力する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０２８５】
補正改変情報とは、補正改変されていない情報や治療シミュレーション情報、改ざん情報、被写体の色を再現する色補正等を含む情報である。
【０２８６】
本発明は撮影属性データが被写体の分類情報であり、撮影管理手段が撮影画像データを撮影属性データにより階層的に分類および整理および管理し、表示または出力することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０２８７】
撮影管理手段が、撮影画像データを、階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で撮影属性データと関連付け、撮影データ記憶管理手段が、撮影画像データを階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で撮影属性データとともに撮影データ記憶部に記憶するかまたは、撮影データ出力手段が、撮影画像データを階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で撮影属性データとともに出力する歯科口腔測色写真システムである対応も好ましい。
【０２８８】
撮影画像データが未整理の撮影画像データであることが好ましい。
【０２８９】
階層的に分類、整理および管理において、追加および削除作業を含むことができる。
【０２９０】
被写体の分類情報とは、患者名、撮影部位であることが好ましい。撮影日が撮影属性データの場合、撮影日の分類が従来のデジタルカメラでなされているが、撮影日および術者および医院名および技工所名は撮影画像データの分類情報であるが、被写体の分類情報ではない。
【０２９１】
階層的に分類および整理および管理するとは、撮影画像データまたは撮影属性データを含むＯＳ管理ファイルを撮影属性データで分類したＯＳ管理フォルダに保存すること、または撮影画像データまたは撮影属性データを複数のキーとして分類可能なデータベースに保存することが好ましい。分類のキーとなる撮影属性データは下位階層から歯科口腔写真撮影ステップの種類の少なくとも1つ、撮影日、患者名、医院名または技工所名であることが好ましい。また分類とはソート作業を含む。
【０２９２】
歯科口腔写真撮影ステップの種類とは、歯科口腔写真撮影における個々の写真撮影の種類のことで、例えば７枚法の規格撮影による上顎右頬側、上顎咬合面ミラー撮影、上顎左頬側、下顎右頬側、下顎咬合面ミラー撮影、下顎頬側、上下顎前歯の撮影や患者の顔写真撮影、自由な部位を自由な構図で撮影するフリ−撮影、患者を特定するためのバーコードの撮影等の種類のことをいう。
【０２９３】
階層的に分類および整理し出力するとは、撮影画像データまたは撮影属性データが階層的に分類および整理されて印刷または表示されるべくプリンタ等の表示装置に送られることである。
【０２９４】
階層的に分類および整理し表示するとは、撮影画像データまたは撮影属性データが階層的に分類および整理されて印刷または表示されることである。個々の表示は、最下位階層の撮影画像データまたは撮影属性データであっても、中位以上階層以下の撮影画像データまたは撮影属性データであっても良い。
【０２９５】
未整理の撮影画像データとは、被写体の分類情報の撮影属性データに関連付けられてはいるが、階層的に分類および整理および管理、出力または表示されていない撮影画像データをいう。
【０２９６】
本発明は、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる方法として、撮影属性データと撮影画像データを同一のファイルとして記憶させた結合ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、どちらか１方のファイルにファイル関連付け情報と共に記憶させた関連付け情報付ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、別のファイルにファイル関連付け情報を記憶させた関連付け情報ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた明示結合ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた隠匿結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号明示結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号隠匿結合ファイル、の内の少なくとも一つとして、保存されることを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０２９７】
撮影データ記憶管理手段が、撮影属性データと撮影画像データを同一ファイルに記憶させるか、または撮影属性データと撮影画像データを互いに対応する別々のファイルに記憶させ、さらに少なくともどちらかのファイルに対応ファイル特定情報を記憶させることにより、または撮影属性データや撮影画像データに加えて、これら特定の撮影画像および撮影属性データを閲覧するための閲覧ソフトウェアをこれらのファイルに内蔵させるかまたは別のファイルとして生成することにより撮影画像データおよび撮影属性データまたは閲覧ソフトウェアを撮影データ記憶部に記録・保存・出力する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０２９８】
同一ファイルとは、情報処理装置により管理可能な形式の１個のファイルのことである。
【０２９９】
結合ファイルとは、撮影属性データと撮影画像データを同一のファイルとして記憶させたファイルのことである。
【０３００】
関連付け情報付ファイルとは、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、どちらか１方のファイルにファイル関連付け情報と共に記憶させたファイルのことである。
【０３０１】
明示結合ファイルとは、撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させたファイルのことである。
【０３０２】
隠匿結合ファイルとは、撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させたファイルのことである。
【０３０３】
暗号明示結合ファイルとは、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させたファイルのことである。
【０３０４】
暗号隠匿結合ファイルとは、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させたファイルのことである。
【０３０５】
ファイル関連付け情報とは、２つ以上のファイルを関連付けるための情報で少なくともどちらかのファイルの存在場所とファイル名を含む。
【０３０６】
暗号化した撮影属性データとは、隠匿・明示とは無関係に当事者以外は意味不明に変更された撮影属性データである。
【０３０７】
明示とは、情報の存在が知れる状態であり、モニター表示や印刷物上で撮影属性データまたは撮影画像データが閲覧することができることである。
【０３０８】
隠匿とは、情報の存在が知れない状態であり、画像閲覧上変化がわからないように撮影属性データを埋め込むことである。
【０３０９】
同一ファイルに記憶の方法として、ＥｘｉｆＴＡＧ領域に付加することが好ましい。
【０３１０】
明示や隠匿された情報は暗号化されていてもよい。
【０３１１】
本発明は結合ファイル、明示結合ファイル、隠匿結合ファイル、暗号明示結合ファイルまたは暗号隠匿結合ファイルが閲覧するプログラム部分を有する閲覧プログラム付ファイルであることを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０３１２】
撮影画像データの一部を撮影属性データにより、画像閲覧の際に撮影属性データが明示される様に、または画像閲覧の際に撮影属性データの存在が隠匿される様に、またはさらに目視によっては画像改変が確認できぬ様に隠匿され、またはさらに撮影属性データを暗号化して、置きかえることにより、またはこれに加えて閲覧ソフトウェアプログラムにより隠匿または暗号化して置きかえることにより、歯科口腔撮影における撮影属性データまたは閲覧ソフトウェアを一般的なまたは専用の画像データファイルの形式で記録するか、または表示または印刷された画像を目視または再度光学的手段により撮影または読み取った際に撮影属性データおよび閲覧ソフトウェアも同時に読み取られ、解読可能ならしめる歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３１３】
閲覧プログラム付ファイルとは、撮影画像データを撮影属性データにより階層的に分類および整理および管理し、表示するかまたは、撮影画像データとともに表示するプログラムを内蔵したファイルである。
【０３１４】
本発明は撮影補助手段内に撮影属性データを表示、報知、出力、入力する術者支援手段を有する歯科口腔測色写真システムである。
【０３１５】
撮影属性データの一部を術者支援データとして表示または音声により術者に報知出力する術者支援手段が、撮影補助手段内部に備えられている歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３１６】
撮影属性データを報知出力する方法として、表示や音声の報知手段を含む。
【０３１７】
撮影属性データを報知出力するタイミングは、撮影に伴い撮影方法、撮影の設定等を支援する機能を有することが好ましい。
【０３１８】
撮影属性データを表示とは、撮影属性データを視覚的に報知することである。
【０３１９】
撮影属性データを報知とは、撮影属性データを術者に知らせることである。
【０３２０】
撮影属性データを出力とは、撮影属性データをモニタまたはプリンタまたは、別の情報処理装置またはコンピュータに転送することである。
【０３２１】
撮影属性データを入力とは、術者支援するための情報を入力することであり、好ましい情報として患者を特定する情報を含むことである。入力方法としては、選択入力、設定入力、データ入力、撮影画像から入力、スイッチ入力等があげられる。
【０３２２】
撮影属性データを報知の対応の一つとして、照準を表示する機能をファインダー又はモニター有し、歯科口腔写真撮影ステップの特定情報や撮影手順毎に適宜変更されることが好ましい。
【０３２３】
撮影属性データを報知の対応の一つとして、カメラの適正方向を報知する機能を有し、歯科口腔写真撮影ステップの特定情報や撮影手順毎に適宜変更されることが好ましい。
【０３２４】
撮影属性データを表示の対応の一つとして、輪郭情報をファインダー又はモニターに表示し、歯科口腔写真撮影ステップの特定情報や撮影手順毎に適宜変更されることが好ましい。
【０３２５】
術者支援手段が、カメラの構成要素であるファインダー又はモニターの少なくとも一方に照準を表示する機能を備えるものであり、その照準が、歯科口腔写真撮影ステップに応じ術者支援データに基づいて変化する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３２６】
照準が、既得撮影属性データの輪郭情報である歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３２７】
規格撮影または再現撮影の術者支援データに応じて、術者にカメラの適正方向を報知する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３２８】
本発明は撮影属性データに歯科口腔写真撮影ステップの特定情報である歯科口腔写真撮影ステップ特定情報、歯科口腔写真撮影ステップの撮影手順である歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順または、患者を特定する情報を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０３２９】
撮影手順中の個々の撮影である歯科口腔写真撮影ステップの特定情報を撮影属性データとし、これを術者支援データとしてあらかじめ決められた手順に従って報知する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３３０】
歯科口腔写真撮影ステップ特定情報とは、規格撮影の種別、またはフリー撮影やバーコードの撮影等であることを示す情報であることが好ましい。
【０３３１】
歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順とは、規格撮影やフリー撮影、バーコード撮影等の順番であることが好ましい。
【０３３２】
撮影手順とは単数または複数の歯科口腔写真ステップを支援する手順である。
【０３３３】
撮影属性データに歯科口腔写真撮影ステップの特定情報である歯科口腔写真撮影ステップ特定情報、歯科口腔写真撮影ステップの撮影手順である歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順または、患者を特定する情報を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムにおいて、歯科口腔写真撮影ステップ特定情報または歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順に従い報知することが好ましい。
【０３３４】
患者の顔または顔写真または患者を区別または特定する情報を含む書類または物品や映像または事物の画像データを患者を区別または特定するための撮影属性データとし、さらにこれらの撮影手順を歯科口腔写真撮影ステップとする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３３５】
歯科口腔写真撮影ステップの特定情報に用いる撮影属性データが、顔写真または患者を区別または特定する情報を含む画像データでることが好ましい。但し、画像データは書類または物品や映像または事物の画像であることを含むものである。区別または特定する情報にはバーコードの画像データを含むことが好ましい。
【０３３６】
情報処理装置により患者を特定する情報を患者の顔写真または書類または物品や映像または事物のデータとして作成し、これらデータを付与された事物の撮影手順を歯科口腔写真撮影ステップとする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３３７】
患者を特定する情報とは、患者の顔写真、書類、物品、映像または事物であって、好ましくはバーコード、カルテの番号、患者の特定情報の音声である。
【０３３８】
本発明は撮影属性データが、あらかじめ既定または設定または自動更新されて撮影時に変更されない既定撮影属性データと、術者より選択入力またはデータ入力される術者入力撮影属性データと、情報処理装置の外部から内部へ撮影時に導入されるか以前の撮影時から保持している既得撮影属性データの少なくとも１種類以上のデータより構成されている歯科口腔測色写真システムである。
【０３３９】
既定撮影属性データとは、あらかじめ既定または設定または自動更新されて撮影時に変更されない撮影属性データである。
【０３４０】
術者入力撮影属性データとは、術者より選択入力またはデータ入力されるデータのことである。
【０３４１】
既得撮影属性データとは、情報処理装置の外部から内部へ撮影時に導入されるか以前の撮影時から保持している撮影属性データである。
【０３４２】
撮影属性データ設定選択手段が、既得撮影属性データを導入する既得撮影属性データ入力手段および／または術者入力撮影属性データを入力する術者入力手段を含むことをと特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３４３】
撮影属性データ設定選択手段は、既得撮影属性データを導入する既得撮影属性データ入力手段と、術者入力撮影属性データを術者より入力する術者入力手段の少なくとも１種類以上の入力手段をハードウェア上またはソフトウェア上で備える歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３４４】
既得撮影属性データ入力手段とは、術者が再現撮影選んだ場合に既得撮影データの一覧の表示、およびそれと連動した術者所望の既得撮影データを選択するためのセレクタスイッチであることが好ましい。
【０３４５】
術者入力手段とは、術者が術者入力撮影属性データの一覧の表示、およびそれと連動した術者所望の術者入力撮影属性データを選択または入力するためのセレクタスイッチであることが好ましい。
【０３４６】
セレクタスイッチとは上下左右４個の方向キーと選択キーの５個のスイッチより成り、複数のメニューが表示された場合に、方向キーによって選択スタンバイのメニュー項目が移動し、選択キーによりメニュー項目が選択されるのが好ましい。
【０３４７】
撮影属性データが、規格撮影に必要な既定撮影属性データまたは既に行った撮影と同一手順、条件で再度撮影を行う再現撮影に必要な既得撮影属性データである歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３４８】
規格撮影はあらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度等で撮影することである。
【０３４９】
再現撮影とは、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で撮影することである。
【０３５０】
既得撮影属性データが既得の撮影画像データまたはそれを改変した画像データである歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５１】
本発明は歯科口腔写真撮影ステップが規格撮影または再現撮影であり、術者支援手段が歯科口腔写真撮影ステップ特定情報と歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順を報知または選択または報知する歯科口腔測色写真システムである。
【０３５２】
歯科口腔写真撮影ステップが規格撮影または再現撮影であり、術者支援手段が歯科口腔写真撮影ステップ特定情報と歯科口腔写真撮影ステップ撮影手順を報知または選択または報知する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５３】
撮影属性データが、規格撮影するためのものであり、術者支援手段が、撮影属性データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５４】
報知とは、選択の余地のない情報を表示または出力することである。
選択報知とは、選択する情報を表示または出力することであり、更にその情報により術者の選択や入力を受付けることである。
【０３５５】
撮影属性データが、再現撮影するためのものであり、術者支援手段が、再現撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５６】
再現撮影とは、前記撮影属性データおよび撮影データのうち、撮影画像、その輪郭、撮影対象、撮影条件、術者名の少なくとも何れかに基づいて特定して撮影することである。
【０３５７】
撮影属性データが、規格撮影するためのものであり、撮影補助手段が、撮影属性データ設定選択手段を通じ特定の規格撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップにおいて何れの撮影属性データを選択するかを術者に求める歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５８】
撮影属性データが、再現撮影するためのものであり、撮影補助手段が、撮影属性データ設定選択手段を通じ特定の再現撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップにおいていずれの撮影属性データを選択するかを術者に求める歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３５９】
撮影属性データが、術者によって選択され又は順番設定された歯牙または歯列または顔貌を、術者によって選択され又は順番設定された距離・方向・配置角度で撮影するためのものであり、術者支援手段が、撮影属性データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６０】
既定撮影属性データが、歯科医院名、技工所名、術者名、撮影手順、輪郭、輪郭を含む照準を術者が設定することができることが好ましい。
【０３６１】
撮影属性データが、特定の患者の撮影画像データを構成する歯科口腔写真撮影ステップの最初または最後または特定の場所において最初または最後または特定の場所であることを示すマーク情報である歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６２】
撮影属性データが、特定の患者の撮影画像データを構成する歯科口腔写真撮影ステップの最初または最後または特定の場所において最初または最後または特定の場所であることを示すマーク情報であることが好ましい。
【０３６３】
撮影属性データが、撮影した画像がオリジナルであるか改変されたことを示す画像改変識別情報である歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６４】
撮影属性データが、撮影した画像がオリジナルであるか改変されたことを示す画像改変識別情報であることが好ましい。
【０３６５】
撮影属性データ設定選択手段が少なくとも音声入力または操作入力を受け付けるものである場合において、撮影属性データが、患者名または患者に対応する番号または符号またはパターンまたは既に同一患者から取得した撮影画像データの何れかを含む歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６６】
撮影属性データが、撮影歯科医院または歯科技工所に関する術者データを含む歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６７】
撮影属性データが、鏡を使った撮影であるか否かの情報であり、鏡を使った撮影であるか否かの操作入力または検出入力のための手段を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３６８】
歯科口腔測色写真システムの操作性の向上と色再現性の向上を同時に実現するためのさらなる手段として以下に述べる。
【０３６９】
本発明は被写体表面までの距離に応じて照明の光量を調節する照明制御手段を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０３７０】
被写体表面までの距離に応じて照明の光量を調節する照明制御手段を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７１】
撮影のための照明から被写体表面までの距離に応じて照明の光量を調節することにより被写体からの露光量を制御する照明制御手段を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７２】
照明制御手段は、被写体表面までの距離に応じて照明の光量を調節することにより被写体からの露光量を制御することが好ましい。
【０３７３】
被写体表面までの距離を測定する距離測定部と距離に応じた照明光量を出力する照明光量制御部を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７４】
被写体表面までの距離を測定する距離測定部と距離に応じた照明光量を出力する照明光量制御部を照明システムに内蔵するかまたはデジタルカメラに内蔵したことを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７５】
被写体表面までの距離を測定する距離測定部と距離に応じた照明光量を出力する照明光量制御部が照明システムまたはデジタルカメラに内蔵することが好ましい。
【０３７６】
照明制御手段が、ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７７】
本発明は撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度を可変とすることができる入射角度可変機構を有する歯科口腔測色写真システムである。
【０３７８】
撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度を可変とすることができる入射角度可変機構を有する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３７９】
入射角度可変機構とは、被写体への入射角度を可変とすることができる機構のことである。
【０３８０】
撮影属性データが、凹面鏡に写った被写体を撮影する歯科口腔写真撮影ステップ特定情報と凹面の形状データである歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３８１】
ミラーを介した撮影において、当該ミラーに凹面鏡を用いるとともに、歯科口腔撮影用プログラム部分を情報処理装置に読み込むことにより演算手段を構成して、前記ミラーを介して被写体を撮影した際の撮影データを前記演算手段を介して平面データに展開するようにしている歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３８２】
凹面データ展開手段とは、凹面に射影された被写体の画像を平面に射影された被写体への画像に変換する手段である。
【０３８３】
光ファイバが、光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変である歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３８４】
本発明は撮影のための照明が光ファイバによりガイドされる歯科口腔測色写真システムである。
【０３８５】
光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えた歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３８６】
投光手段は、光ファイバの投光部に有することが好ましい。
【０３８７】
次に、歯科口腔測色写真システムの色再現性の向上を実現するためのさらなる手段として以下に述べる。
【０３８８】
本発明は撮影光と被写体の間に偏光板を有し、レンズと被写体の間に偏光板を介することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０３８９】
カメラによる撮影において、照明の方向から偏光板を介して撮影光を照射し且つ、レンズの手前に偏光板を介して撮影する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３９０】
少なくともひとつの偏光板が回転可能であり、フラッシュ光または撮影光の中心軸まわりに０度から９０度の範囲の角度位置に設定できる歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３９１】
撮影光と被写体の間に偏光板またはレンズと被写体の間に偏光板が回転可能する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３９２】
本発明は情報処理装置に歯科口腔撮影用プログラム部分を有する歯科口腔測色写真システムであって、歯科口腔撮影用プログラム部分に撮影補助手段および／または撮影管理手段を有し、撮影補助手段は撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を有し、撮影属性データが色補正情報を含み、撮影管理手段は出力する撮影画像の色を補正する色補正支援手段を含む撮影画像処理手段を有することを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０３９３】
歯科口腔撮影用プログラム部分が、少なくともプログラム記憶部を備えかつ撮影データ記憶部をそなえるかまたは術者により組み込まれるか接続された情報処理装置のプログラム記憶部に、読み込まれるかまたはあらかじめ内蔵されることにより、撮影補助手段または撮影管理手段が構築されるものであって、撮影補助手段は、少なくとも撮影に関するデータである撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を備え、撮影管理手段は、デジタルカメラが出力する撮影画像の色を補正する色補正支援手段を含む撮影画像処理手段を備えることを特徴とする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３９４】
撮影画像はデジタルカメラから出力されることが好ましい。
【０３９５】
色補正情報とは、歯科用色彩計、歯科用色標識による色情報である。
【０３９６】
色補正支援手段とは、色補正に際して術者を支援する手段である。
【０３９７】
色補正支援手段が、歯科用測色計または歯科用色標識または歯科用色判定票を入力し、撮影属性データとする歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０３９８】
色補正方式情報を、歯肉の色再現または色表現、天然歯の色再現または色表現または、補綴物の色再現から切り替えることができる。
【０３９９】
歯肉の色表現を重視するか、天然歯の色表現を重視するか、補綴物の色表現を重視するかを切り替え可能であって、何れを重視したかを撮影属性データとして扱う機能を備える歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。これは撮影属性データを利用して操作性の向上ももたらすものである。
【０４００】
歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本を撮影することにより、ホワイトバランスを調整するかまたは、撮影光量を調整する。この歯科用色形状見本に歯科用のシェードガイドを使用し、撮影時の画像の明るさを調整することは好ましい。
【０４０１】
フラッシュの種類、位置および角度、クローズアップレンズの有無、NDフィルタの有無、拡散板等のフラッシュ光を変化させる部材の有無に応じてフラッシュ光量を調整する。この調整は、事前にそれぞれ撮影画像の明るさパラメータ（フラッシュ光量、絞り、シャッター速度、撮影感度等）の調整を切り替え操作によっておこなうことはさらに好ましい。
【０４０２】
半透明または拡散する部材をフラッシュ発光部の前に装着することにより、フラッシュ光量を減光することにより、NDフィルタを装着しなくても良く、NDフィルタの装着によって生じる顔全体撮影の場合のケラレを防止することは好ましい。これは、数本の歯牙を撮影するためのクローズアップレンズを装着した場合にそれを外すことなく、顔全体の撮影を行う場合に非常に好ましい。
【０４０３】
クローズアップレンズを使用し、少なくとも９０ｍｍ〜２００ｍｍのズーム焦点距離範囲、少なくとも１０ｍｍ〜１５０ｍｍの幅の被写体の撮影において自動焦点機能を用い、これ以外の場合において撮影を不能にするか、画像がボケることを報知することは好ましい。
【０４０４】
レンズ鏡筒に備えた螺子切りの直径よりも大きな直径の螺子切りを備え、螺子切りの直径を変換する直径変換アダプターを使用し、螺子切りの大きなクローズアップレンズおよび／またはNDフィルタおよび／またはフラッシュホルダー用のリングを使用するか、直径変換アダプターにより螺子切りの大きなクローズアップレンズおよび／またはNDフィルタおよび／またはフラッシュホルダー用のリングを挟むことにより、クローズアップレンズを装着したまま、顔全体をケラレることなく撮影可能にすることは好ましい。
【０４０５】
ミラー撮影時に、フラッシュ光量を増光することにより、ミラー撮影時に画像が暗くなることを防止することは好ましい。
【０４０６】
次に、色補正・色表現を正確で解りやすくするためのさらなる手段について述べる。
【０４０７】
本発明は区分表現および値表現が表現されていることを特徴とする歯科口腔測色システムである。
【０４０８】
歯科用測色計、歯科用色標識、色判定票の少なくとも何れかを備え、これらにより、３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または彩度方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔測色システムであることが好ましい。
【０４０９】
区分表現とは、数値表現、グラフ表現、記号表現が例示される。
【０４１０】
値表現とは、数値表現、グラフ表現が例示される。
【０４１１】
区分表現および値表現が表現とは、区分表現および値表現の双方が表現されることである。
【０４１２】
歯科用色標識または色判定票が、該人間天然歯表色系の彩度方向、色の鮮やかさ方向、色合い方向の少なくともいずれかの代表的な位置に相当する単数または複数の色票を備え、色票はその位置を示す表示を備えている歯科口腔測色システムであることが好ましい。
・歯科用測色計、歯科用色標識または色判定票に区分表現および値表現が表現されていることが好ましい。
【０４１３】
色判定票に、色判定結果を当該色判定票の中心からの距離の変位として表すかまたは、色票の誤差範囲を表示している歯科口腔測色システムであることが好ましい。
【０４１４】
歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正および／または区分表現および値表現が表現されている色表現する歯科口腔測色システムであることが好ましい。
【０４１５】
測色計による測色結果を、該人間天然歯表色系での複数の代表的色または目盛に囲まれた領域の代表的色または歯科用色標識の代表的色と、その色からの変位で表すことを特徴とする歯科口腔測色システムであることが好ましい。
【０４１６】
代表的色とは従来より歯科で使用されている複数のシェードガイドの色や該人間天然歯表色系の３次元の目盛上の交点の色または３次元の目盛で囲まれた領域の中心の色であることが望ましい。
【０４１７】
測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうかまたは撮影した画像の各部の色判定結果を表す歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０４１８】
色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、撮影した被写体の色を３次元的に表現または画像上再現する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０４１９】
本発明は被写体、色標識または色票を撮影し、その撮影画像を再度撮影することにより、被写体の色を再現する測色写真システムである。
【０４２０】
色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現する測色写真システムであることが好ましい。
【０４２１】
色票を撮影は色標識または異なる３色以上色の色票にて行うことが好ましい。
【０４２２】
撮影画像を再度撮影する方法として、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することが好ましい。
【０４２３】
色再現方法として、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することが好ましい。
【０４２４】
表示物を撮影することにより、被写体の色を再現する測色写真システムであることが好ましい。
【０４２５】
色標識または異なる３色以上の色票の撮影によって得たデータ、または照明、カメラ、プリンタ、モニタのうち少なくとも一つの色特性データをコンピュータに有線、無線、情報メディア、書類のいずれかを介して送付する測色写真システムであることが好ましい。
【０４２６】
色特性データとは、色標識または色票の撮影によって得たデータ、または照明、カメラ、プリンタ、モニタのうち少なくとも一つまたはその組み合わせデータのことである。
色特性データを異なる情報処理装置に送付することが好ましい。
【０４２７】
コンピュータに送付する方法は有線、無線、情報メディア、書類のいずれかを介してすることが好ましい。
【０４２８】
表示物とは、印刷物やモニタへ表示された映像のことである。
【０４２９】
表示物とは、被写体の印刷や表示されたものである必要はない。
【０４３０】
コンピュータとは一般的なコンピュータおよび本発明の歯科口腔測色写真システムを内蔵するコンピュータのことである。
【０４３１】
治療の過程で患者の歯および／または歯肉の色の変化の過程を画像および／または定型の印刷物上で再現するか、および／または人間天然歯表色系で表示する歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０４３２】
つぎに、歯科口腔測色写真システムにおける赤外または紫外領域での色再現性の向上のさらなる手段について以下に述べる。
【０４３３】
本発明は紫外領域または赤外領域をカットするフィルタを備えた歯科口腔測色写真システムである。
【０４３４】
カメラによる撮影において、赤外領域または紫外領域を照明光に含むか、または紫外領域または可視光領域または赤外領域をカットするフィルタを備えた歯科口腔測色写真システムであることが好ましい。
【０４３５】
フィルタはレンズと被写体の間に存在することが重要である。
【０４３６】
フィルタは赤外領域をカットするものであることが好ましい。
【０４３７】
フィルタは可視光領域をカットするものである場合、齲蝕検知することができる。
【０４３８】
つぎに、歯科口腔測色写真システムにおける操作性向上のさらなる手段について以下に述べる。
【０４３９】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、情報処理装置に歯科口腔撮影用プログラム部分を有する歯科口腔測色写真システムであって、歯科口腔撮影用プログラム部分に撮影補助手段および／または撮影管理手段を有し、撮影補助手段は撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を有し、撮影管理手段は撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる撮影データ記憶管理手段、または撮影画像データと撮影属性データを関連付けた形式で出力する撮影データ出力手段、を有することを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムである。
【０４４０】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、撮影属性データが被写体の分類情報であり、撮影管理手段が撮影画像データを撮影属性データにより階層的に分類および整理および管理し、表示または出力することを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムである。
【０４４１】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる撮影データ記憶管理手段で、撮影属性データと撮影画像データを同一のファイルとして記憶させた結合ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、どちらか１方のファイルにファイル関連付け情報と共に記憶させた関連付け情報付ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、別のファイルにファイル関連付け情報を記憶させた関連付け情報ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた明示結合ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた隠匿結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号明示結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号隠匿結合ファイルの内の少なくとも一つとして、保存されることを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムである。
【０４４２】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、撮影補助手段内に撮影属性データを表示、報知、出力、入力する術者支援手段を有する歯科口腔測色写真プログラムである。
【０４４３】
本発明は、被写体の撮影時において付与される撮影属性データによって、撮影された撮影画像データを整理することに特徴がある。よって、撮影属性データは歯科口腔写真撮影ステップの種類のみや撮影日のみ、仮に付けられた番号で整理することを含まないが、表示時等において、それらのデータを基に定まった表示場所等に表示させるで初めて発明をなす。
【０４４４】
撮影属性データは歯科口腔写真撮影ステップの種類の少なくとも1つ、撮影日、患者名を含むことが好ましい。
【０４４５】
次に、歯科口腔測色写真システムの色再現性の向上を実現するためのさらなる手段として以下に述べる。
【０４４６】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、情報処理装置に歯科口腔撮影用プログラム部分を有する歯科口腔測色写真システムであって、歯科口腔撮影用プログラム部分に撮影補助手段および／または撮影管理手段を有し、撮影補助手段は撮影属性データを設定および／または選択するための撮影属性データ設定選択手段を有し、撮影属性データが色補正情報を含み、撮影管理手段は出力する撮影画像の色を補正する色補正支援手段を含む撮影画像処理手段を有することを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムである。
【０４４７】
本発明は歯科口腔測色写真システムであって、被写体、色標識または色票を撮影し、その撮影画像を再度撮影することにより、被写体の色を再現する測色写真プログラムである。
【０４４８】
次に、歯科口腔測色写真システムの操作性の向上と色再現性の向上を同じに実現するためのさらなる手段として以下に述べる。
【０４４９】
本発明は絞り値およびシャッタースピードを固定しオートフォーカス機能を備えたカメラに装着される照明装置であって、照明部および測距部を有する照明装置において、測距部から得られた被写体との距離情報にて照射部の発光光量を算出し、撮影時に照明部が算出した発光光量を発光することを特徴とした照明装置である。
【０４５０】
本発明は撮影前に照明部が断続的に発光し、照明光の反射の影響を確認する反射影響確認手段を有することを特徴とする照明装置であることが好ましい。
【０４５１】
本発明は照射された光の反射光の光量を検知する検知手段を有し、検知手段により初期の光量情報との差を演算し、照明部１００５の経時変化による発光量の増減を補正し常に最適な光量を発光することを特徴とした照明装置である。
【０４５２】
本発明は撮影用の照明部１００５と、被写体までの距離を測距する測距部と、測距部からの距離情報を処理し前記照明部１００５の制御を行う制御手段とを備え、前記測距部からの距離情報にもとづき被写体へ照射される前記照明部１００５の光量が常に一定になるように制御することで、照明装置と被写体との距離が変化しても撮影装置の絞り値・シャッタースピードを固定した状態で常に一定露出で撮影が実現できることを特徴とした照明装置である。
【０４５３】
本発明は測距中の距離情報を保持する機構と撮影時に保持された距離情報を用いて照明部１００５の制御を行う機能を備え、測距部によって測距できないような被写体の場合でも、前もって被写体と同じ位置に測距可能な別物体をセットして測距した距離情報を使用することで適正な露出で撮影できることを特徴とした照明装置であることが好ましい。
【０４５４】
本発明は照明部１００５を連続的に微弱発光させることができる機構を備え、被写体に照明光を微弱発光させながら撮影装置のファインダより被写体を観察することで、被写体に写りこむ照明光の影響を撮影前に知ることができることを特徴とした照明装置である。
【０４５５】
本発明は照明光補正状態へ移行するスイッチ機構と、照明光補正状態へ移行した際に照明部１００５より被照射面に照射された光の反射光の光量を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された光量情報を保持する光量情報保持手段と、照明部１００５の発光量に対する補正係数を保持する補正係数保持手段とを備え、製造時に前記光量情報保持手段に対して規定の被照射面−照明部１００５間距離で規定の白色面に対して照明部１００５を照射した場合の反射光の光量情報を光量情報保持手段に保持させておき、ある時間が経過した後に前記と同条件で同一白色面に照明部１００５を照射した場合の反射光の光量を検知させ、光量情報保持手段に保持された光量情報との差を演算し、製造時の発光量と同じになるような補正係数を前記補正係数保持手段に保存し、次回発光時より前記補正係数保持手段に保存されている補正係数を用いて照明部１００５の発光量を制御することで、照明部１００５の経時変化による発光量の増減を補正し常に最適な光量で発光できるようにしたことを特徴とした照明装置であることが好ましい。
【０４５６】
本発明はデンタルミラーを使用した鏡像が被写体の場合や、照明部１００５からの光が届きにくい影となる部分に位置する被写体を撮影することに対応して照明部１００５の光量を段階的に補正する撮影対象切替機構を備え、鏡面に反射した被写体や照明部１００５からの光が届きにくい影となる部分に位置する被写体においても適正な露出で撮影できることを特徴とする照明装置であることが好ましい。
【０４５７】
本発明はカメラとは独立した外部装置として構成したことを特徴とする照明装置であることが好ましい。
【０４５８】
本発明は、測距部からの距離情報により照明部１００５の発光量を制御する撮影用照明装置において、測距部を用いて被写体と照明部１００５との距離を測距し被写体表面に照射される光量が常に一定になるよう制御することで、撮影装置の絞り値・シャッタースピードが固定の状態で被写体と照明装置との距離が変化しても容易に適正な露出で撮影することが可能な照明装置に関するものである。
【０４５９】
撮影用の照明部１００５と、被写体までの距離を測距する測距部と、測距部からの距離情報を処理し前記照明部１００５の制御を行う制御手段とを備え、前記測距部からの距離情報にもとづき被写体へ照射される前記照明部１００５の光量が常に一定になるように制御する照明装置を構成することにより、照明装置と被写体との距離が変化しても撮影装置の絞り値・シャッタースピードを固定した状態で常に適正な露出での撮影を可能とする。
【０４６０】
さらに、測距中の距離情報を保持する機構と保持された距離情報によって撮影時に照明部１００５の制御を行う機能を備えたことで、測距精度が確保できないような被写体の場合でも、前もって被写体と同じ位置に測距可能な別物体をセットして測距した距離情報を保持し、保持した距離情報を使用して撮影することで適正な露出での撮影を可能とする。
【０４６１】
またさらに、照明部１００５を連続的に微弱発光させることができる機構を備えたことで、被写体に照明光を微弱発光させながら撮影装置のファインダより被写体を観察することで、被写体に写りこむ照明光の影響を撮影前に知ることができる。
【０４６２】
またさらに、照明部１００５を補正する手段を備えたことで、定期的に基準となる面へ照明部１００５からの光を照射し、反射された光の光量を検知手段によって検知することで、発光量の補正を行うことができるようにしたことである。
【０４６３】
歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本を撮影することにより、ホワイトバランスを調整するかまたは、撮影光量を調整することも有効である。歯科用色標識は歯の形状をしたシェードガイドであることが好ましい。また、ホワイトバランス用に特別に設計した灰色の専用紙または専用板を使用することも好ましい。特別に設計するとは、ホワイトバランス調整により、灰色の専用紙または専用板の画像の色を無色と見なすことにより、天然歯または補綴物またはシェードガイドの色が正確に撮像される様に該灰色の専用紙または専用板の色調を調整して設計することである。
【０４６４】
フラッシュの種類、位置および角度、クローズアップレンズの有無、NDフィルタの有無、拡散板等のフラッシュ光を変化させる部材の有無に応じてフラッシュ光量を調整することも好ましい。これために、表示メニューと選択スイッチ等でこれらの撮影条件を選択することにより、フラッシュ光量を変化させることはさらに好ましい。
【０４６５】
半透明または拡散する部材をフラッシュ発光部の前に装着することによりフラッシュの減光を行うとともに、この減光に応じてフラッシュ光量を増大することも好ましい。これは、歯科口腔撮影は被写体である患者歯牙に対して非常に近接した撮影であり、被写体も歯の様にもともと明度の高い被写体であるために、通常のフラッシュ光では、最小の発光量に設定しても歯科口腔測色写真システムに使用されているＣＣＤ等の撮像素子の感度の上限を越えてしまう問題を解決するものである。この方法の代わりにレンズ側にＮＤフィルタを装着する方法があるが、この方法は画角を狭めることになり、ケラレを生じる。ＮＤフィルタとはフラッシュ等の光量が強すぎる場合にそれを減光させるものである。画角とは、撮影できる範囲の角度のことである。ケラレとは、レンズにクローズアップレンズ、ＮＤフィルタ、フラッシュ装着具を装着した場合に画角が狭くなって、広角側で画像にこれら部材の影が生じることである。
【０４６６】
ズーム機能を搭載した歯科口腔測色写真システムにおいて、クローズアップレンズを使用し、ズーム機能を有効にするとともに、撮影距離に応じて照明の光量を制御し、自動焦点機能により焦点調節を行うことにより、術者の都合のいい撮影距離で、被写体の画像の明るさを一定に保ちつつ、所望の倍率の歯科口腔写真撮影が可能となる。この場合に、絞り値固定型のズームレンズを使用することが好ましい。
【０４６７】
フラッシュを保持するための保持具の内径が、口径変換アダプタを使用せずしてレンズ筒の口径よりも一定の公差以上大きいか、口径変換アダプタを使用してその変換後の口径よりも一定の公差以上大きくすることにより、フラッシュを保持するための保持具を、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外側に保持固定することが可能となり、該保持具が画角を狭めることを防ぐことが出来る。該保持具は、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外形側にねじで固定するか、または、これらの間に挟み込むことはさらに好ましい。口径とは、カメラのレンズに追加レンズ、フィルター等を装着する際の固定に使う螺子の直径のことである。
【０４６８】
歯科口腔撮影におけるミラー撮影時に、フラッシュ光量を増光することにより、ミラーの反射による減光を補償することが有効である。表示メニューと選択スイッチ等でミラー撮影の撮影条件を選択することにより、フラッシュ光量を増光させることはさらに有効である。これらのためにミラーによる減光率をあらかじめ歯科口腔測色写真システムが情報として内蔵することが好ましい。
【０４６９】
次に、歯科口腔写真システムの課題を解決する手段について述べる。
【０４７０】
本発明は以下に述べる歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用色標識および／または歯科用測色計および／または歯科用定型色判定票を構成要素とすることにより課題を解決する歯科口腔写真システムである。
【０４７１】
まず、歯科口腔写真システムの操作性の向上のための手段について以下に述べる。
【０４７２】
本発明はカメラまたは照明の全部または一部の制御を、通信手段を介して行なうか、制御のためのプログラムまたはデータの授受を記録メディアおよび／または通信手段を介して行なうことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７３】
本発明は歯科口腔撮影を行なう状態で起動し、歯科口腔撮影を行なわない状態に移行するための表示または操作入力をそなえたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７４】
本発明は複数の撮影対象または複数の撮影条件または複数の術者名が、あらかじめ決められた順序または撮影条件に従って術者により撮影されるべく、表示または音声出力により術者に示されることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７５】
本発明は特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名が、術者により選択されるべく、表示または音声出力により術者に示され、選択操作入力手段をそなえたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７６】
本発明は撮影対象または撮影条件または術者名を、撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７７】
本発明はあらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影する歯科口腔撮影用デジタルカメラにおいて、および／または同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影する歯科口腔撮影用デジタルカメラにおいて、特定の規格撮影または再現撮影の手順を１つの口腔写真撮影ステップとし、口腔写真撮影ステップを術者に表示および／または音声出力するか、および／または術者による選択入力手段をそなえるか、および／または撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録するかおよび／または通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７８】
本発明は複数の規格撮影の口腔写真撮影ステップの中に患者の顔写真および／または書類を含む歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４７９】
本発明は複数の口腔写真撮影ステップをあらかじめ決められた手順に従って音声および／または表示により術者に指示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８０】
本発明はファインダーおよび／またはモニタに表示される照準が、口腔写真撮影ステップに応じて変化することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８１】
本発明は口腔写真撮影ステップにおいて、該当する規格撮影および／または再現撮影に応じて、術者にカメラの位置方向を音声および／または表示により指示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８２】
本発明はある患者の最初の口腔写真撮影ステップにおいて、撮影画像のデータファイルに最初であることを示すマーク情報を付与するか、および／または撮影画像ではないデータファイルに最初の撮影画像を特定する情報を記録するかまたは通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８３】
本発明は撮影した画像データファイルおよび／または画像データでないファイルに撮影した画像がオリジナルであることを示す画像認証情報および／またはそれが改変されたことを示す画像改変情報を付与し、画像がオリジナルであることおよび／または改変されたことを表示および／または出力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８４】
本発明は撮影対象・撮影条件を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、口腔写真撮影ステップを実行することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８５】
次に、歯科口腔写真システムの操作性の向上と色再現性の向上の両方を実現する手段について述べる。
【０４８６】
本発明は被写体表面までの距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８７】
本発明はミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４８８】
本発明は撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムである。
【０４８９】
本発明は撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることを特徴とすることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムである。
【０４９０】
本発明は光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムである。
【０４９１】
次に、歯科口腔写真システムの操作性の向上を実現するさらなる手段について述べる。
【０４９２】
本発明は次の患者であるか引き続き撮影する患者か、診療所はどこかおよび／または術者は誰か、補綴物を扱う技工所はどこかおよび／または技工士は誰か、患者名は誰か、初診患者か再診か、規格撮影か自由撮影か、規格撮影の場合どの規格撮影か、術者が初心者か熟練者か、絞り、露光時間、照明光量、撮影距離、ズーム倍率、光学的撮影倍率、デジタルトリミング倍率、左列挙のいずれかすくなくとも１つ以上の撮影対象および／または撮影条件について、あらかじめいずれか初期設定したうえで、術者に変更選択のための表示か音声ガイド出力を行ない、メニュー操作および／またはスイッチ操作により変更可能とし、撮影後にこれらの撮影対象および／または撮影条件を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４９３】
本発明は撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録されるか、または出力または入力することによって得た、撮影対象や撮影条件に基づき、撮影画像を階層的に整理し、管理し、表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４９４】
次に、歯科口腔写真システムの色再現性を向上するための手段について述べる。
【０４９５】
本発明は歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０４９６】
次に、歯科口腔写真システムの色補正・色表現を正確で解りやすくするための手段について述べる。
【０４９７】
本発明は３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムである。
【０４９８】
本発明は人間天然歯表色系の色の濃さ方向および／または色の鮮やかさ方向および／または色合い方向のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票をそなえたことを特徴とする歯科用色標識を含む歯科口腔写真システムである。
【０４９９】
本発明は３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系で、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を表現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５００】
次に、歯科口腔写真システムの操作性の向上を実現するさらなる手段について述べる。
【０５０１】
本発明は音声入力および／または操作入力においては患者名または患者に対応する番号、または画像入力においては患者名または患者に対応する番号または患者に対応する画像パターンを患者情報として入力する入力手段を備え、患者名を特定することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５０２】
本発明は撮影画像を患者毎に、および／または撮影歯科医院毎に、および／または歯科技工所毎に、階層的に整理および／または追加し、管理し、表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５０３】
本発明は患者が再診である場合の再現撮影において、過去の患者の撮影画像および／またはその輪郭、撮影対象および／または撮影条件および／または術者名を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、過去の撮影画像と同じ撮影対象および／または撮影条件および／または術者名を表示するか、および／または過去の撮影画像の輪郭を照準としてファインダーおよび／またはモニタに表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５０４】
本発明は鏡を使った撮影であるか否かの操作入力および／または検出入力を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５０５】
次に、歯科口腔写真システムの色再現性を向上するためのさらなる手段について述べる。
【０５０６】
本発明は測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５０７】
本発明は光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムである。
【０５０８】
本発明は赤外カットフィルタを備えたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラ含む歯科口腔写真システムである。
【０５０９】
次に、歯科口腔写真システムの色補正・色表現を正確で解りやすくするためのさらなる手段について述べる。
【０５１０】
本発明は色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した画像の色を３次元的に表現する歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５１１】
本発明は色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５１２】
本発明は色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
【０５１３】
本発明は治療の過程で患者の歯および／または歯肉の色の変化の過程を画像および／または定型の印刷物上で再現するか、および／または人間天然歯表色系で表示することを特徴とする歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムである。
【０５１４】
本発明は歯肉の色再現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムである。
次に、歯科口腔測色・写真システムの課題を解決する手段について述べる。
【０５１５】
本発明は以下に述べる歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアまたは歯科用色標識または歯科用測色計または定型色表現の診断票を構成要素とすることにより、操作性の向上と露出の最適化および色表現または色再現、証明価値の認証に関する上記課題を解決する歯科口腔測色・写真システムである。
【０５１６】
まず、歯科口腔測色・写真システムの操作性を向上する手段について述べる。操作性の向上については、カメラまたは照明の全部または一部の制御を、通信手段を介して行なうか、制御のためのプログラムまたはデータの授受を記録メディアまたは通信手段を介して行なうことにより、あるいは、歯科口腔撮影を行なう状態で起動し、歯科口腔撮影を行なわない状態に移行するための表示または操作入力をそなえることにより、あるいは、複数の撮影対象または複数の撮影条件または複数の術者名が、あらかじめ決められた順序または撮影条件に従って術者により撮影されるべく、表示または音声出力により術者に示されることにより、あるいは、特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名が、術者により選択されるべく、表示または音声出力により術者に示され、選択操作入力手段をそなえたことにより、あるいは、撮影対象または撮影条件または術者名を、撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または通信出力または入力することにより、あるいは、あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影する歯科口腔撮影用カメラまたは、同一患者における同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影する歯科口腔撮影用カメラにおいて、特定の規格撮影または再現撮影手順を１つの口腔写真撮影ステップとし、口腔写真撮影ステップを術者に表示または音声出力するか、または術者による選択入力手段をそなえるか、または撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するかまたは通信出力または入力することにより、あるいは、複数の規格撮影の口腔写真撮影ステップの中に患者の顔写真または書類を含むことにより、あるいは、複数の口腔写真撮影ステップをあらかじめ決められた手順に従って音声または表示により術者に指示することにより、あるいは、ファインダーに表示される照準が、口腔写真撮影ステップに応じて変化することにより、あるいは、口腔写真撮影ステップにおいて、該当する規格撮影または再現撮影に応じて、術者にカメラの位置方向を音声または表示により指示することにより、あるいは、ある患者の最初の口腔写真撮影ステップにおいて、撮影画像のデータファイルに最初であることを示すマーク情報を付与するか、または撮影画像ではないデータファイルに最初の撮影画像を特定する情報を記録するかまたは通信出力または入力することにより、あるいは、撮影対象・撮影条件を撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、口腔写真撮影ステップを実行することにより、あるいは、次の患者であるか引き続き撮影する患者か、患者名は誰か、初診患者か再診か、規格撮影か自由撮影か、規格撮影の場合どの規格撮影か、術者が初心者か熟練者か、絞り、露光時間、照明光量、撮影距離、ズーム倍率、光学的撮影倍率、デジタルトリミング倍率、左列挙のいずれかすくなくとも１つ以上の撮影対象または撮影条件について、あらかじめいずれか初期設定したうえで、術者に変更選択のための表示か音声ガイド出力を行ない、メニュー操作またはスイッチ操作により変更可能とし、撮影後にこれらの撮影対象または撮影条件を撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または出力または入力することにより、あるいは、撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録されるか、または出力または入力することによって得た、撮影対象や撮影条件に基づき、撮影画像を階層的に整理し、管理し、表示することことにより、あるいは、音声入力または操作入力においては患者名または患者に対応する番号、または画像入力においては患者名または患者に対応する番号または患者に対応する画像パターンを患者情報として入力する入力手段を備え、患者名を特定することにより、あるいは、撮影画像を患者毎に、または撮影歯科医院毎に、または歯科技工所毎に、階層的に整理または追加し、管理し、表示することにより、あるいは、患者が再診である場合の再現撮影において、過去の患者の撮影画像またはその輪郭、撮影対象または撮影条件または術者名を撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、過去の撮影画像と同じ撮影対象または撮影条件または術者名を表示するか、または過去の撮影画像の輪郭を照準としてファインダーまたはモニタに表示することにより、あるいは、鏡を使った撮影であるか否かの操作入力または検出入力を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転することにより、実現している。
【０５１７】
歯科用口腔画像の品質証明あるいは証拠価値の認証については、撮影した画像データファイルまたは画像データでないファイルに撮影した画像がオリジナルであることを示す画像認証情報またはそれが改変されたことを示す画像改変情報を付与し、画像がオリジナルであることまたは改変されたことを表示または出力することにより歯科口腔写真システムを実現している。
【０５１８】
次に、歯科口腔測色・写真システムの操作性および色再現性を向上の両方を実現する手段について述べる。歯科用カメラの露出の最適化および、操作性向上については、被写体表面までの距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することにより、あるいは、ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することによりあるいは、撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度が可変であることにより、あるいは、撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることにより、あるいは、光ファイバの投光部の位置または方向を可変にすることにより、あるいは、ストロボ光の反射による外乱の防止に関して、光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えたことにより、実現している。
【０５１９】
次に、歯科口腔測色・写真システムの色補正・色表現を正確で解りやすく実現する手段について述べる。
【０５２０】
色表現または色再現性の向上については、３次元の表色系において表した人間の天然歯の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向または色の濃さ方向および長さ方向または色の鮮やかさ方向および奥行きまたは色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯または補綴物の色表現を備えることにより、あるいは、人間天然歯表色系の色の濃さ方向または色の鮮やかさ方向または色合い方向のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票による歯科用色標識を備えることにより、あるいは、歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することにより、あるいは、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を人間天然歯表色系で表現することにより、あるいは、測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことにより、あるいは、赤外カットフィルタを備えたことにより、あるいは、色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、あるいは、色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、あるいは、治療の過程で患者の歯または歯肉の色の変化の過程を画像または定型の印刷物上で再現するか、または色表現で表示することにより、あるいは、歯肉の色再現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替えることにより、実現している。
【０５２１】
次に、歯科口腔測色写真システムの色再現性を向上するためのさらなる手段について述べる。
【０５２２】
本発明は、被写体までの距離に応じて画像の明るさを制御する歯科写真システムである。
【０５２３】
本発明は、歯科撮影において撮影倍率および拡大倍率に対応する既定された撮影距離に応じて、既定されたフラッシュ光量及び／または絞り値に設定されることを特徴とする歯科口腔測色写真システムである。
【０５２４】
本発明は、被写体と近接して配置した距離ゲージと比較するための、距離確認ゲージを表示部に有する歯科写真システムである。
【０５２５】
本発明は、歯科写真システムにおいて、自動焦点機能を有する歯科写真システムである。
【０５２６】
本発明は、歯科写真撮影システムにおいて、歯科撮影において既定の撮影倍率の７０〜１０５％の範囲でまたは、設定された撮影距離の９５〜１３０％の範囲で撮影が可能となる歯科写真システムである。
【０５２７】
本発明は、規定の撮影倍率または設定された撮影距離の画像に撮影画像をトリミングする歯科写真システムである。
【０５２８】
本発明は、歯科写真システムにおいて、規定の撮影倍率の７０〜１０５％の範囲または、規定の撮影距離の９５〜１３０％の範囲に入った時に報知する報知手段を有する歯科写真撮影システムである。
【０５２９】
本発明は規定の撮影倍率の７０〜１００％、または規定の撮影距離の１００〜１３０％に入った時に報知する報知手段と、規定の撮影倍率または規定の撮影距離に応じた画像の明るさに制御する制御手段を有する歯科写真撮方法である。
【０５３０】
ソフトウェア上で画像の明るさを調整する歯科写真撮影システムである。被写体までの距離を距離センサまたは自動焦点機能で検出し、その距離情報を被写体の画像ファイルに添付することが好ましい。画像を表示または印刷するコンピュータ上のソフトウェアで、その距離情報に基づき、画像の明るさを調整することが好ましい。
【０５３１】
被写体までの距離に応じて画像の明るさを制御するシステムに加えて、被写体までのピントの調整に自動焦点機能を用いることが好ましい。自動焦点機能を用いて被写体までの距離を測距し、その測距情報に基づいて９５％〜１３０％の撮影距離の判定を行い、術者に報知したり、撮影を可能にすることが好ましい。
【０５３２】
画像の明るさを制御するための、カメラから被写体までの距離を測定する方法としては、距離センサを用いることが好ましく、さらに距離センサには赤外線や超音波やＬＥＤ・フォトダイオードを用いるのが好ましい。
【０５３３】
画像の明るさを制御するため以外の、カメラから被写体までの距離を測定する方法としては、自動焦点で使用している距離を測定する方法を兼用したり、距離センサーを用いることが好ましく、さらに距離センサには赤外線や超音波やＬＥＤ・フォトダイオード、を用いるのが好ましい。
【０５３４】
画像の明るさを制御するためのカメラから被写体までの距離を測定する方法と、画像の明るさを制御するため以外のカメラから被写体までの距離を測定する方法を共通で使用することができる。
カメラから被写体までの距離を測定する方法と自動焦点機能をリンクすることがこのましい。
【０５３５】
フラッシュシステムに内蔵した距離センサにより被写体までの距離を検出し、フラッシュ光量および／またはＣＣＤ撮像素子への露光時間および／または絞りを制御することにより、被写体までの距離に応じて画像の明るさを制御することが好ましい。（フラッシュ光量）×（絞り直径）２×（露光時間）／x２を一定にしたり、特にフラッシュ光量だけで制御する場合はフラッシュ単体で制御が可能となることが好ましい。
【０５３６】
撮影倍率が２倍〜１／５倍の範囲で、被写体までの距離が５０ｍｍ〜１ｍの範囲で被写体までの距離に応じて画像の明るさを制御する歯科写真撮影システムであることが好ましい。
【０５３７】
好ましくは、撮影倍率が１．５倍〜１／３倍の範囲で、被写体までの距離が２００ｍｍ〜６０ｍの範囲で被写体までの距離である。
【０５３８】
距離ゲージを同時撮影して撮影距離を算出し、画像ファイルに添付した撮影倍率情報とともにコンピュータ上で画像の明るさを調整するとともに規定の撮影倍率の画像範囲にトリミングする歯科写真撮影システムであることが好ましい。距離ゲージの一対応として物差しがある。
次に歯科写真撮影システムについて上記課題を解決し、特に操作性の向上と色再現性を向上する手段について以下に述べる。
【０５３９】
本発明は、歯科撮影条件として、歯科撮影を行うかどうかの情報、および／または歯科撮影を行うためのプログラムの情報、および／または歯科撮影の種類、および／または歯科撮影倍率、および／または歯科画像の明るさ、を設定する歯科撮影条件入力手段を持つ歯科写真システムである。
【０５４０】
本発明は、歯科撮影条件に付随する付随歯科撮影条件として、拡大倍率、および／または撮影距離、および／または照明光量、および／または絞り、および／または露光時間、および／またはクローズアップレンズの有無情報、を設定する付随歯科撮影条件入力手段を持つ歯科写真システムである。
【０５４１】
本発明は、設定された拡大倍率および／またはクローズアップレンズの有無情報により、ズーム倍率、および／または撮影距離、および／または照明光量、および／または絞り、の設定を決定または変更する歯科写真システムである。
【０５４２】
本発明は、設定された歯科撮影条件または付随歯科撮影条件に対応する緩和撮影条件を満たした場合に、術者に報知するか、および／または撮影動作を有効にする、歯科写真システムである。
【０５４３】
本発明は、被写体と近接して配置した距離ゲージと比較するための、距離確認ゲージを表示部に有する歯科写真システムである。
【０５４４】
本発明は、実測した撮影距離、または実現した設定撮影距離、または緩和撮影条件を満足する撮影距離、に応じて照明光量、および／または絞り、および／または露光時間の制御によって撮像持の画像の明るさを制御するか、および／または撮影済み画像データの明るさパラメータ、を制御する、歯科写真システムである。
【０５４５】
本発明は、設定された歯科撮影条件または付随歯科撮影条件の下で、照明光量、および／または絞り、および／または露光時間、および／または撮影済み画像データの明るさパラメータ、を決定または変更制御する歯科写真システムである。
【０５４６】
照明システムの最大発光量の１／５以下の発光量範囲を撮影距離５ｃｍ〜１００ｃｍの範囲に対応させて照明システムの発光量を制御する歯科写真システムである。
【０５４７】
本発明は、以上の課題を解決する手段に加えて、自動焦点機能を有する歯科写真システムである。
【０５４８】
本発明は、設定された歯科撮影条件を満たしているか、および／または緩和撮影条件を満たした場合に、自動焦点機能を有効にする歯科写真システムである。
【０５４９】
本発明は、緩和撮影条件が、設定された撮影距離の９５％〜１３０％の撮影距離である歯科写真システムである。更に好ましくは、９７％〜１１０％、また更には９７％〜１０５％である。
【０５５０】
本発明は、歯科撮影条件入力手段が記録メディアの装着であり、該記録メディアに歯科撮影条件が書き込まれている歯科写真システムである。
【０５５１】
本発明は、歯科撮影条件入力手段が２つ以上の同時操作入力であり、該同時操作入力により以降行う撮影が歯科撮影であるという歯科撮影条件が設定される歯科口腔写真システムである。
【０５５２】
歯科撮影とは、歯科の臨床現場または歯科技工所においておこなわれる、患者の顔写真撮影または顎口腔写真撮影または歯列の写真撮影または歯の写真撮影または歯肉の写真撮影または鏡を用いたこれらの写真撮影または歯科補綴物の写真撮影または患者のカルテまたは患者を特定する事物の撮影または歯科の規格撮影のことである。規格撮影の例としては上下全歯牙の唇側または頬側を露出させての撮影、上顎右側歯列のみの撮影、上顎咬合面のミラーを用いた撮影、補綴対象の歯牙（欠損して失われた状態を含む）とその周辺の歯牙の撮影、顔全体の撮影（開口、閉口、笑顔）等がある。
【０５５３】
歯科撮影条件とは、歯科撮影を行うかどうか、および／または歯科撮影を行うためのプログラム、および／または歯科撮影の種類、および／または歯科撮影倍率、および／または歯科画像の明るさ、の情報のことである。
【０５５４】
歯科撮影を行うかどうかの情報とは、歯科以外の一般的な撮影も歯科撮影も行うことの出来る歯科写真システムにおいて、歯科撮影を行うという情報のことである。
【０５５５】
歯科撮影を行うためのプログラムの情報とは、歯科撮影を行うためのプログラムそのものかまたは一部分のことである。
【０５５６】
歯科撮影倍率とは、歯科撮影の種類に応じて決まっている、あるいは歯科撮影を行う術者によって決められる、撮影倍率のことである。
【０５５７】
撮影倍率とは、撮影範囲が撮像面上でどれくらい拡大または縮小されているかの目安となる倍率のことである。最近のＣＣＤを用いたデジタルカメラでは、撮像面の大きさが機種によって異なるために３５ｍｍフィルム換算で用いられることが多い。
【０５５８】
歯科画像の明るさとは、歯科画像における歯の部分または歯肉の部分の明るさのことであり、明るさとは撮像面における光の強度、またはそれに露光時間を掛けたもの、または撮影画像のデータまたはモニタ出力または印刷出力の色の明度または輝度のことである。
【０５５９】
歯科撮影条件入力手段とは、歯科写真システムを構成するカメラにおける、操作スイッチや調整部、および／またはそれと連動する表示、および／または歯科撮影条件を記録した記録メディアを読み取り判定する複合された手段、および／または該記録メディアやケーブル・無線通信によって接続された情報処理装置を使って歯科写真システムを構成するソフトウェアから入力すること、および／または該ソフトウェアを稼動させている該情報処理装置へ操作入力または記録メディアからの入力を行うこと、および／または歯科撮影条件を記載した被写体の撮影であり、同時に複数の操作スイッチを操作する場合を含む。
【０５６０】
記録メディアとは、歯科写真システムを構成するカメラにおいてはコンパクトフラッシュカード、SDメモリカード、メモリスティック等の画像を記録するメディアのことであり、歯科写真システムを構成するソフトウェアを稼動させる情報処理装置においては該画像を記録するメディア、ハードディスク、フロッピーディスク、CD等のメディアのことである。
【０５６１】
拡大倍率とは、ズーム機能および／またはクローズアップレンズを用いた撮影距離をこれらを用いなかった場合に必要な撮影距離で割った倍率数値のことである。これはズーム機能および／またはクローズアップレンズを用いた撮像面での画像の大きさをこれを用いなかった場合の画像の大きさで割った倍率数値でもある。
【０５６２】
撮影距離とは、狭義には撮像面またはレンズの主面または照明の発光前面から被写体表面までの距離のことであるが、本発明においては歯科写真システムの位置関係が固定された任意の部分から被写体表面までの距離としても構わない。
【０５６３】
照明光量とは、照明システムの照射光の強度である。
【０５６４】
絞りとは、撮像面またはレンズの前方で撮像光量を制御する機構である。
【０５６５】
露光時間とは、撮像面において被写体の画像を検出する累積時間経過と、または照明光の照射時間経過とにより、両者が重なっている時間のことである。
【０５６６】
クローズアップレンズとは、通常のレンズの前面に装着して、撮影距離を変えずに撮影倍率を拡大するか、撮影倍率を変えずに撮影距離を大きくするレンズのことである。
【０５６７】
付随歯科撮影条件入力手段とは、焦点調節機構、および／またはズーム倍率調節機構、および／または照明光量調節機構、および／または絞り調節機構、および／または露光時間調節機構、および／またはクローズアップレンズの有無を検出する機構であり、歯科撮影条件入力手段と同一機構である場合を含む。
【０５６８】
ズーム倍率とは、ズーム機能により画像が拡大される倍率のことである。
【０５６９】
緩和撮影条件とは、歯科撮影条件に対応してあらかじめ設定され、撮影条件にぴったりでなくても歯科撮影を有効とする許容範囲のことである。
【０５７０】
報知するとは、術者に報知する手段であれば何でも良いが、好ましくは音または画像表示または振動である。好ましくはファインダーまたはモニタに特定の表示を行うことである。
【０５７１】
撮影動作を有効にするとは、術者の撮影操作があった場合に撮影を実行する用意が出来ている状態にすることであり、撮影動作を有効にしていない場合に術者の撮影動作があっても撮影は実行されないことを前提とする。
【０５７２】
距離ゲージとは、被写体と同時に撮影すべく被写体に近接して配置した長さもしくは大きさを示すものであり、距離確認ゲージと長さもしくは大きさを対応させたものである。
【０５７３】
好ましくは一定の長さの棒、それに目盛のついたもの、歯科おいて用いられるシェードガイドまたはその部分部材である。
【０５７４】
距離確認ゲージとは、表示部に距離ゲージと比較するために表示または配置され、距離ゲージと長さもしくは大きさを対応させたゲージのことである。
【０５７５】
好ましくは歯科撮影の撮影倍率に対応した目盛が付されてる。更に好ましくは、表示の枠である。この表示部の枠は表示部の機械的枠でも良いし、表示される画像中の枠でも良い。
【０５７６】
実測した撮影距離とは、実際に歯科写真システムの構成要素であるカメラを被写体に対して構えたときに実現されている撮影距離および／または、露光時間帯において実現されている撮影距離のことである。実測は距離センサにより測定するのが好ましい。
【０５７７】
実現した設定撮影距離とは、実際の撮影距離が設定された撮影距離になっている場合の撮影距離ことである。
【０５７８】
例えば距離ゲージおよび距離確認ゲージにより設定された撮影距離が実現されていることが判明される場合は距離センサによる測定は不要であり、実際の撮影距離が設定された撮影距離になっているとみなすことが好ましい。
【０５７９】
また、術者がモニターやファインダーの被写体画像を見てこれを判断し撮影操作を行う場合も実際の撮影距離が設定された撮影距離になっているとみなすことが好ましい。
【０５８０】
緩和撮影条件を満足する撮影距離とは、実際の撮影距離が緩和撮影条件を満たす状態になっている場合の撮影距離ことである。例えば距離ゲージおよび距離確認ゲージにより設定された撮影距離が緩和撮影条件を満たすことが判明される場合は距離センサによる測定は不要であり、実際の撮影距離が緩和撮影条件を満たすとみなすことが好ましい。
【０５８１】
また、術者がモニターやファインダーの被写体画像を見てこれを判断し撮影操作を行う場合も実際の撮影距離が緩和撮影条件を満たすとみなすことが好ましい。
【０５８２】
撮像時の画像の明るさを制御するとは、撮影条件として（照明光量）×（絞り直径）＾２×（露光時間）／（撮影距離）＾２を一定にするかまたは、撮影済み画像データの明るさパラメータをコンピュータ上でソフトウェアにより調整することである。上記数式表現中、「＾２」は２乗の意味である。
【０５８３】
撮影済み画像データの明るさパラメータとは、ソフトウェア上で撮影画像のデータまたはモニタ出力または印刷出力の色の明度または輝度またはR、G、Bの各データの２乗平均（R×R＋G×G＋B×Bの平方根）のことである。
【０５８４】
ソフトウェア上で画像の明るさを調整する場合、被写体までの実撮影距離を距離センサまたは自動焦点機能で検出し、その実撮影距離情報を被写体の画像ファイルに添付することが好ましい。
【０５８５】
画像を表示または印刷するコンピュータ上のソフトウェアで、その実撮影距離情報に基づき、画像の明るさを調整することが好ましい。
【０５８６】
自動焦点機能とは、通常市販されている自動焦点（オートフォーカス）を実現する機能であるが、本発明においては、撮影画像上で自動焦点を実現するとともに、撮影を行う行わないに関わらずファインダーおよび／またはモニターに表示する画像上の自動焦点を実現する機能の双方の機能を含む。
【０５８７】
自動焦点機能を有効にするとは、撮影画像上で自動焦点を実現するか、および／またはファインダーおよび／またはモニターに表示する画像上の自動焦点を実現することである。
【０５８８】
これに対し、自動焦点による撮影を有効にしていない場合、焦点の合ったファインダー画面出力またはモニター画面出力を行わないか、さらに、もっとカメラを被写体に近づけるべきか遠ざかるべきかを報知するか、これらに加えて撮影操作を無効にするなどの対応がある。
【０５８９】
９５〜１３０％の撮影距離とは、規定の撮影倍率の１００／１３０〜１００／９５の撮影倍率範囲となる様な撮影距離の範囲である。
【０５９０】
表示部とはモニター及び／またはファインダーのことである。
【０５９１】
ズーム倍率は撮影距離と倍率と拡大倍率の関数として決定される。ここで、拡大倍率とはクローズアップレンズの有る場合と無い場合の倍率の比である。照明光量はあらかじめ決めてある歯牙画像の明るさ、撮影距離、露光時間、絞り、感度の関数として決定される。ここで、感度は撮像感度によって決定されている。
【０５９２】
また、緩和撮影条件は撮影距離と倍率に関して設定されるのが好ましい。これらの緩和撮影条件は、撮影条件に１より小さい係数を掛けた値から１より大きい係数を掛けた値の間の値として設定されるのが好ましい。
【０５９３】
次に、本発明における器械装置の制御システムの手段について述べる。本発明は、器械装置の内部状態を特定目的・用途のためにカスタマイズする目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【０５９４】
本発明に係る器械装置の制御システムは、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し機器識別情報とを伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答手段と、制御情報に反映されている内部識別情報が、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアに書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【０５９５】
また、本発明の他の構成に係る器械装置の制御システムは、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答手段と、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【０５９６】
すなわち、器械装置には、製造番号などの機器識別情報が存在するのが通例である。この様な機器識別情報に１対１に対応して、器械装置に電子的に読み取り可能な方法で内部識別情報を設定または記憶させることは容易に可能である。
【０５９７】
このため、本発明のようなシステムを構築すると、器械装置に対して前述の様なカスタマイズサービスが可動である条件として、次の３条件を課すことが可能となる。
(1) 正規のユーザー（器械装置を確かに購入したと器械装置供給業者が認定することを条件に器械装置供給業者側が管理運営する情報処理装置のデータベースにその器械装置の機器識別情報と内部識別情報を関連付けて登録したユーザー）であること。
(2) カスタマイズの申込を行い、代価の入金が行われたユーザーであること（この情報も機器識別情報としてデータベースに登録される）。
(3) さらに、正規のユーザーにＩＤとパスワードを発行することで、例えば通信もしくはメディアを介して器械装置のカスタマイズを行う場合にＩＤとパスワードの提示要求に対して、双方を正確に提示入力したユーザーであること。
【０５９８】
したがって、器械装置を使用するユーザーが、当該器械装置を管理する情報処理装置に対して偽った機器識別情報（例えば偽った製造番号）を送っても、情報処理装置側でその機器識別情報が登録してなければ照会段階で拒絶されるし、たとえ機器識別情報が登録してあって対応する内部識別情報が存在しても、それが冒用であれば内部識別情報と実際の器械装置の内部識別とが照合段階で不一致（偽）となり、制御情報に基づく内部状態情報の選択切替制御や追加制御等が実行されなることはない。
【０５９９】
これに通常のソフトウェアやネットサービス等で行われているＩＤとパスワードによる冒用防止技術を組み合わせることにより、不正冒用行為を効果的に回避することが可能となるだけでなく、その器械装置に関係する個々のユーザーの機密情報に応じた例えば歯科用にカスタマイズしたデジタルカメラであれば患者の口腔写真の保管管理サービス等も可能となるものである。
具体的な実施の態様としては、情報処理装置が内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備えている場合と、器械装置が内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備えている場合とがある。
【０６００】
前者の場合は、情報処理装置が備えている応答手段が制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、器械装置において照合が真である場合に状態制御手段が前記制御情報に基づいて内部状態情報の制御を行なうように構成すればよく、後者の場合は、器械装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備え、状態制御手段は通常は前記内部状態情報に基づく制御が禁止されているが、器械装置において制御情報を受け取りそれに基づく照合が真である場合に状態制御手段が前記制御情報に基づく内部状態情報の制御を実行可能とするように構成すればよい。
内部状態情報が１又は複数の動作モード情報を具備する場合には、制御情報を、動作モード情報を選択切替するための情報または動作モード情報を追加するための情報とすればよい。
【０６０１】
また、内部状態情報が動作モード情報に付随する１又は複数の動作機能、動作データ等のモード関連情報を具備する場合には、制御情報を、モード関連情報を選択切替するための情報または当該モード関連情報を追加するための情報とすればよい。
本発明は、特に動作モード情報に、通常の器械装置とは異質な歯科用用途に対応した動作モード情報を少なくとも１つ以上含むものに適用して有用である。
【０６０２】
勿論、同様の趣旨で動作モード情報に、歯科用用途に特化しない器械装置の動作モード情報を含むものを適用対象としてもよい。
【０６０３】
また、本発明は、特にモード関連情報に、通常の器械装置とは異質な歯科用用途に対応した動作機能、動作データ又は患者の診療データの少なくとも何れかを含むものに適用して有用である。
【０６０４】
勿論、この場合も同様の趣旨で、モード関連情報に、歯科用用途に特化しない器械装置の動作機能又は動作データを含むものを適用対象としてもよい。
【０６０５】
この場合、外部から器械装置を管理するためには、動作機能又は動作データとして、器械装置の動作状態をモニタリングするためのもの、或いは、器械装置の使用状況をモニタリングするためのものを用いることが有効である。
【０６０６】
不正冒用行為を効果的に防止するためには、器械装置からの制御情報要求を許可するためのＩＤ入力受付手段、パスワード入力受付手段の少なくとも何れかを併用することが好ましく、内部状態情報は、ファームウェア又はソフトウェアとして与えることが有効である。
【０６０７】
また、本発明は次のような方法によって実施されるものである。
【０６０８】
すなわち、本発明に係る器械装置の制御方法は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうに際して、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対し通信又は情報メディアを介し機器識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、制御情報に反映されている内部識別情報が器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする。
【０６０９】
また、本発明の他の構成に係る器械装置の制御方法は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうに際して、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする。
【０６１０】
この場合、情報処理装置又は器械装置の何れが１又は複数の内部状態情報を記憶していてもよい。前者の場合は、応答ステップ時に制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、照合ステップにおいて照合が真である場合に前記制御情報及び内部状態情報に基づいて状態制御ステップを実施すればよく、後者の場合は、状態制御ステップの実行は通常は禁止されているが、器械装置において制御情報を受け取りそれに基づく照合が真である場合に前記制御情報に基づく状態制御ステップが実施可能となるようにすればよい。
【０６１１】
本発明は外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答手段と、制御情報に反映されている内部識別情報が、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１２】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答手段と、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１３】
本発明は、情報処理装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備え、応答手段が制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、照合が真である場合に器械装置において状態制御手段が前記制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１４】
本発明は、器械装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備え、状態制御手段は通常は前記内部状態情報の制御が禁止されているが、照合が真である場合に器械装置において状態制御手段が前記制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行う器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１５】
本発明は、内部状態情報が、１又は複数の動作モード情報を具備する場合において、制御情報が動作モード情報を選択切替するための情報または動作モード情報を追加するための情報及び／または、動作モード情報に付随する１又は複数の動作機能、動作データ等のモード関連情報を具備する場合において、制御情報がモード関連情報を選択切替するための情報または当該モード関連情報を追加するための情報である器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１６】
本発明は、動作モード情報に、少なくとも1つ以上の歯科用用途に対応した動作モード情報を含む器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１７】
本発明は、動作モード情報に、歯科用用途に特化しない器械装置の動作モード情報を含む器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１８】
本発明は、動作機能又は動作データが、器械装置の動作状態及び／または使用状況をモニタリングするためのものである器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６１９】
本発明は、器械装置からの制御情報要求を許可するためのＩＤ入力受付手段、パスワード入力受付手段の少なくとも何れかを設けている器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２０】
本発明は、内部状態情報が、ファームウェアとして与えられる器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２１】
本発明は、機械装置に情報処理装置の端末装置を具備するかまたは接続され、制御情報要求手段と状態制御手段と照合手段が端末装置上で作動するソフトウエアであることを特徴とする器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２２】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対し通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、制御情報に反映されている内部識別情報が器械装置にあらかじめ書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６２３】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と器械装置にあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６２４】
本発明は、情報処理装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶しており、応答ステップ時に制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、前記照合ステップにおける照合が真である場合に前記制御情報及び内部状態情報に基づいて状態制御ステップを実施する器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６２５】
本発明は、器械装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶しており、状態制御ステップの実行は通常は禁止されているが、器械装置において制御情報を受け取りそれに基づく照合が真である場合に前記制御情報に基づく状態制御ステップが実施可能となる器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６２６】
本発明に係る器械装置の制御システムは、歯科器械装置、特に歯科器械装置における歯科口腔測色写真システム、歯科口腔写真システム、歯科写真システム、歯科写真撮影システムに用いる歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２７】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答手段と、制御情報に反映されている内部識別情報が、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする歯科口腔器械装置の制御システムであることが好ましい。
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求手段と、情報処理装置において内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースと、情報処理装置において前記識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会手段と、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と、器械装置または器械装置に接続された端末装置または該端末装置で読み出し可能な記憶メディアにあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合手段と、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答手段と、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御手段とを具備してなることを特徴とする歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２８】
本発明は、情報処理装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備え、応答手段が制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、照合が真である場合に器械装置において状態制御手段が前記制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６２９】
本発明は、器械装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶した内部状態情報記憶手段を備え、状態制御手段は通常は前記内部状態情報の制御が禁止されているが、照合が真である場合に器械装置において状態制御手段が前記制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行う歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３０】
本発明は、内部状態情報が、１又は複数の動作モード情報を具備する場合において、制御情報が動作モード情報を選択切替するための情報または動作モード情報を追加するための情報及び／または、動作モード情報に付随する１又は複数の動作機能、動作データ等のモード関連情報を具備する場合において、制御情報がモード関連情報を選択切替するための情報または当該モード関連情報を追加するための情報である歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３１】
本発明は、動作モード情報に、少なくとも1つ以上の歯科用用途に対応した動作モード情報を歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３２】
本発明は、動作モード情報に、歯科用用途に特化しない器械装置の動作モード情報を含む歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３３】
本発明は、動作機能又は動作データが、器械装置の動作状態及び／または使用状況をモニタリングするためのものである歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３４】
本発明は、器械装置からの制御情報要求を許可するためのＩＤ入力受付手段、パスワード入力受付手段の少なくとも何れかを設けている歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３５】
本発明は、内部状態情報が、ファームウェアとして与えられる歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３６】
本発明は、機械装置に情報処理装置の端末装置を具備するかまたは接続され、制御情報要求手段と状態制御手段と照合手段が端末装置上で作動するソフトウエアであることを特徴とする歯科器械装置の制御システムであることが好ましい。
【０６３７】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対し通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において器械装置に固有の内部識別情報を前記機器識別情報と関連づけて予め登録した識別情報データベースに前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に少なくとも当該機器識別情報に対応した内部識別情報を前記識別情報データベースから取り出し通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して少なくとも当該内部識別情報を反映した制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、制御情報に反映されている内部識別情報が器械装置にあらかじめ書き込まれている内部識別情報と合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする歯科器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６３８】
本発明は、外部の情報処理装置から器械装置の内部状態の制御を行なうものであって、器械装置若しくはこれに接続された端末装置から情報処理装置に対して通信又は情報メディアを介し器械装置の機器識別情報及び器械装置に固有の内部識別情報を伴って制御情報を要求する制御情報要求ステップと、情報処理装置において前記機器識別情報が登録してあるか否かを照会する照会ステップと、登録ある場合に当該機器識別情報に対応して登録されている内部識別情報と器械装置にあらかじめ書き込まれている内部識別情報とが合致するか否かを照合する照合ステップと、照合が真である場合に通信又は情報メディアを介して情報処理装置から器械装置に対して制御情報を伴う応答をなす応答ステップと、応答があった場合に制御情報に基づいて内部状態情報に対応する内部状態の制御を行なう状態制御ステップとを具備してなることを特徴とする歯科器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６３９】
本発明は、情報処理装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶しており、応答ステップ時に制御情報とともに内部状態情報を伴った応答をなして、前記照合ステップにおける照合が真である場合に前記制御情報及び内部状態情報に基づいて状態制御ステップを実施する歯科器械装置の制御方法であることが好ましい。
【０６４０】
本発明は、器械装置が、１又は複数の内部状態情報を記憶しており、状態制御ステップの実行は通常は禁止されているが、器械装置において制御情報を受け取りそれに基づく照合が真である場合に前記制御情報に基づく状態制御ステップが実施可能となる器械装置の制御方法であることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【０６４１】
まず歯科口腔測色写真システムの形態について述べる。
【０６４２】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
＜システム説明＞
図１に示す本実施形態の歯科口腔測色写真システムは、デジタルカメラ１に内蔵された情報処理装置１０と、デジタルカメラ１の外部に設置されたパーソナルコンピュータ２に内蔵された情報処理装置２０とがＵＳＢその他の通信手段を介して接続されるか、フラッシュメモリー等の記録メディアを介して間接的に接続され、同時または異なる時間を隔てて共動する。無線とは、赤外線、超音波、電波、光などが例示される。
【０６４３】
有線とはケーブルで接続されていることをいう。対象とするデジタルカメラの範疇は、画像をＣＣＤ撮像素子で取得する装置である。
【０６４４】
なお、この実施形態では、デジタルカメラ１側、コンピュータ２側の双方に情報処理装置１０，２０が存在するが、デジタルカメラ１側にのみ情報処理装置１０が存在し、あるいはコンピュータ２側にのみに報処理装置２０が存在する態様も可能である。
【０６４５】
前者の場合はデジタルカメラ１が単独動作し、後者の場合は専ら通信を介してデジタルカメラ１が遠隔制御される。
【０６４６】
デジタルカメラ１に内蔵された情報処理装置１０は、ＣＰＵ１０ａ、ＥＥＰＲＯＭ１０ｂ、ＲＡＭ１０ｃ、ハードウェアインターフェース１０ｄ、無線または有線または記録メディア接続用の通信インターフェース１０ｅを備えた通常のマイクロコンピュータ部分により構成され、ハードウェアインターフェースを介してデジタルカメラ１の各種のハードウェアであるモニターＭ、ファインダーＦ、スピーカーＳＰ、マイクＭＩＣ、セレクタスイッチＳＳ、照明システム１５、撮像装置ＣＣＤ、各種駆動モーター等が接続される。
【０６４７】
なお、ＲＡＭ１０ｃはそれ自身がＳＤメモリカードやメモリスティック、コンパクトフラッシュメモリ等の可搬型の記録メディアである場合も含むものとする。
【０６４８】
パーソナルコンピュータ２に内蔵された情報処理装置２０は、ＣＰＵ２０ａ、ＲＯＭ２０ｂ、ＲＡＭおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃ、ハードウェアインターフェース２０ｄ、通信インターフェース２０ｅを備えた通常のマイクロコンピュータ部分により構成され、ハードウェアインターフェースを介してパーソナルコンピュータ２の各種のハードウェアであるモニタＭＮ、プリンタＰ、キーボードＫ、照明システム１５また、外部装置または物品である測色計３、色標識４、色判定票５も直接あるいはキーボードと術者のキーボード操作を通して間接的に接続されているものとする。
【０６４９】
ここに言う術者とは、歯科医師、歯科技工士或いはこれらの補助者等である。
【０６５０】
図２に示す様に、デジタルカメラ１側の情報処理装置１０においてはＥＥＰＲＯＭ１０ｂは本発明のプログラム記憶部として機能し、ＲＡＭ１０ｃは本発明の撮影データ記憶部として機能する。
【０６５１】
パーソナルコンピュータ２側の情報処理装置２０においてはＲＡＭ２０ｃおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃが本発明のプログラム記憶部および撮影データ記憶部となる。
【０６５２】
なお、パーソナルコンピュータ２においてはメモリであるＲＡＭ２０ｃに記憶されるプログラムやデータはハードウェアインターフェース２０ｅを介したパーソナルコンピュータ２のハードディスクや、さらにＣＤ−ＲＯＭドライブ等を介したＣＤ−ＲＯＭやＣＤ−Ｒ等の記憶メディアより転送されたり転送したりしてオペレーティングシステムの管理制御の下、一体的に連動することは周知のとおりであり、これらを総称してＲＡＭ１０ｃおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃとする。
【０６５３】
図２にさらに示すように、デジタルカメラ１側の情報処理装置１０においてＥＥＰＲＯＭ１０ｂのプログラム記憶部１０ｂＡは、歯科以外の撮影時に動作する非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１と、どの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分Ｐ２、歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３を内蔵するか読み込み可能である。
【０６５４】
基本撮影プログラム部分Ｐ２とはどの様な撮影時でも共通に動作するプログラム部分をいい、非歯科口腔撮影用プログラム部分Ｐ１とは歯科以外の撮影時に動作する基本撮影プログラム部分以外のプログラムの部分をいい、歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３とは歯科の撮影時に動作する基本撮影プログラム部分以外のプログラムの部分をいう。
【０６５５】
またＲＡＭ１０ｃは撮影画像や撮影画像に関連付けられた撮影属性データ（関連付け情報を含む）を記憶する撮影データ記憶部１０ｃＡを含む。
【０６５６】
ＲＡＭ１０ｃは外部より組み込まれた可搬型の記録メディアであってもよい。
【０６５７】
パーソナルコンピュータ２側の情報処理装置２０においてＲＡＭおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃのプログラム記憶部２０ｃＡは歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´を内蔵するか読込み可能である。
【０６５８】
歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´はパーソナルコンピュータ２側にのみ設けられ、デジタルカメラ１からの画像の取り込み、画像の階層的な追加、分類、整理、管理、表示、照準の作成、バーコードの印刷、画像改変有無の識別・確認・認証・保証、測色データによる画像の色補正等を行なう。
【０６５９】
またＲＡＭおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃのプログラム記憶部２０ｃＡは歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´だけでなく、非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１、基本撮影プログラム部分Ｐ２、歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３をＲＡＭおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃに内蔵するか読込みあるいは書き出し可能であり、これらのデジタルカメラ１上で動作するプログラムを、デジタルカメラ１の情報処理装置１０のＥＥＰＲＯＭ１０ｂに転送するために恒久的または一時的に滞在させるか、またはデジタルカメラ１側のこれらのプログラムの有無に関わらず、コンピュータ２側からデジタルカメラを制御するために、動作させるものであっても良い。
【０６６０】
さらにＲＡＭおよび接続された記憶装置・記録メディア２０ｃは撮影データ記憶部２０ｃＢを含む。
【０６６１】
図２を前提に、本システムを設置する場合のプログラムインストールの流れの好適な例を説明する。
【０６６２】
まず本システムによらない一般のデジタルカメラまたは一般のパーソナルコンピュータがあり、本システムの導入にあたってこれはデジタルカメラ１またはパーソナルコンピュータ２となる。
【０６６３】
別の好適な例ではデジタルカメラ１、パーソナルコンピュータ２いずれか片方または両方が本歯科口腔測色写真システムであり、最初からデジタルカメラ１、パーソナルコンピュータ２である。
【０６６４】
デジタルカメラ１の情報処理装置１０には製造時より非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１、基本撮影プログラム部分Ｐ２をあらかじめ内蔵しており、歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３、歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´がバックアップ用またはバージョンアップ用の非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１、基本撮影プログラム部分Ｐ２を含んだ歯科口腔測色・写真システム・アプリケーションソフトウェア一式としてＣＤ―ＲＯＭにより供給される。
【０６６５】
術者は装置導入時にこのＣＤ−ＲＯＭより歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３、歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´、非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１、基本撮影プログラム部分Ｐ２をパーソナルコンピュータのハードディスクにインストールする。
【０６６６】
次に、パーソナルコンピュータ２とデジタルカメラ１を無線または有線または記録メディアを介して接続し、パーソナルコンピュータからデジタルカメラ１へ歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３をインストールする。
【０６６７】
この際に非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１、基本撮影プログラム部分Ｐ２がバージョンアップ版であれば一緒にインストールすることも出来る。
【０６６８】
さらに本システムを稼動させる典型的な例は、デジタルカメラ１を単独で動作させて歯科口腔写真撮影を行ない、その後パーソナルコンピュータ２とデジタルカメラ１を無線または有線または記録メディアを介して接続し、パーソナルコンピュータ２上で歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´を起動する。
【０６６９】
歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´はそれ自身の動作仕様やパーソナルコンピュータ２のオペレーティングシステムの制御に従って一部もしくは全部がパーソナルコンピュータ２のハードディスクからＲＡＭ２０ｃに読込まれて動作し、歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´の術者操作の手順に従ってデジタルカメラ１からの画像の取り込み、画像の階層的な追加、分類、整理、管理、表示、照準の作成、バーコードの印刷、画像改変有無の識別・確認・認証・識別、測色データによる画像の色補正等を行なう。
【０６７０】
次に、撮影属性データについて説明を行う。撮影属性データは、個々の撮影に付加する撮影画像データ以外のあらゆるデータで、あらかじめ既定または設定または自動更新されて撮影時に変更されない既定撮影属性データ、以前の撮影時から記憶し撮影時に撮影補助手段の外部から内部へ読み込まれる既得撮影属性データ、術者より選択入力またはデータ入力される術者入力撮影属性データがある。
撮影属性データは単一のデータであったり、複数の内部属性データがセットになっている。撮影属性データまたは内部属性データには個々の撮影動作を決定するデータや撮影画像データに関連付けて記録されるデータがある。
【０６７１】
逆に撮影属性データまたは内部属性データには個々の撮影動作の決定には関与しない場合や撮影画像データに関連付けて記憶されないデータがある。
ある撮影属性データの動作上の存在形態としては撮影前に撮影補助手段の一部として術者に確認あるいは選択させるために報知する術者支援データのメニューとして存在する場合や、あるいは撮影時に術者の確認または選択の結果、該撮影属性データへの関連付け情報（該撮影属性データそのものではなく、その存在場所情報等）として存在する場合や、撮影後に撮影画像データに関連付けて記憶される撮影画像属性として存在する場合がある。撮影画像データと関連付けられた撮影属性データの記憶形態としては撮影画像データの一部と入れ替わる目視認証情報または目視隠匿情報として記憶する場合や、撮影画像データファイルの一部として記憶する場合や、撮影画像データファイルと関連付けられた撮影属性データファイルとして記憶する場合がある。
【０６７２】
これらの記憶形態には撮影画像データ自身は撮影前よりメニューとして不動に存在し、該撮影画像データとの関連付け情報（該撮影属性データそのものではなく、その存在場所情報等）として記憶される撮影属性データを含む。
【０６７３】
既定撮影属性データのメニューとして例えば、規格撮影に関する撮影属性データのメニュー、標準の照準メニュー、標準の撮影手順のメニュー、術者の所属機関名、術者名メニュー、術者が設定するカスタム撮影手順メニュー、術者が設定するカスタム照準メニューが好適である。
【０６７４】
既得撮影属性データのメニューとしては、既に撮影した単数または複数の患者の撮影画像データが好適である。
【０６７５】
術者入力撮影属性データは、既定撮影属性データメニューや既得撮影属性データから術者により選ばれた撮影属性データおよび術者により直接入力され取得した撮影属性データである。
【０６７６】
規格撮影に関する既定撮影属性データは、あらかじめ決められた種類の歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた撮影距離・方向・配置角度で撮影する規格撮影に関する既定撮影属性データで、内部属性データは、撮影距離、被写体反射光量または被写体反射光強度、規格撮影の照準、ミラーの要不要、その規格撮影を特定する符号または番号情報を好適に含む多数のデータのセットである。
規格撮影を特定する符号およびミラーの有無を撮影画像データに関連付け、他の内部属性データは撮影の際にフラッシュ発光量等でデジタルカメラを制御したり、撮影距離等で術者を支援する撮影条件として用いるのが好適である。
【０６７７】
照準に関する既定撮影属性データは、規格撮影をする際に被写体の構図を合わしやすい様に規格撮影の種類に合わせてファインダーまたはモニターに表示する標準の照準と、術者が作成したり、既に撮影した画像から抽出した輪郭を登録したものが好適である。
照準に関する規格撮影属性データの内部属性データはどの照準にするかの１項目だけである。撮影画像データへの関連付けは行わないのが好適である。
【０６７８】
標準の撮影手順に関する撮影属性データは、例えば複数の規格撮影を決まった手順で撮影していく枚数と順番のことで、５枚法手順、１１枚法手順等があり、さらにこれに患者の顔を撮影したり、バーコードを撮影したり、術者のフリー撮影を枚数に加えたものが好適である。
また、各枚数毎にどの順番で撮影するかも内部属性となるが、これは両者を併せた枚数と順番毎に手順の種類とするので内部属性データは手順の種類１項目だけである。
デジタルカメラが規格撮影の撮影手順を自動的に実行していくのに使用するが、規格撮影の種類を撮影画像データに関連付けても良い。
【０６７９】
医院名、技工所名、術者名に関する既定撮影属性データについては項目はそれぞれ医院名、技工所名、術者名単一項目でありそれぞれ、医院名、技工所名、術者名を撮影画像データに関連付けるのが好適である。
関連付けの形式は医院名、技工所名、術者名そのものを撮影画像データファイルに付加するのが好適である。医院名はただ一つ登録可能であり、撮影属性データのメニューを構成しない。
技工所名、術者名は複数登録可能であり撮影属性データのメニューを構成する。医院名、技工所名、術者名に関する既定撮影属性データの内部属性データは設置時に術者により設定されるのが好適である。
【０６８０】
日時に関する撮影属性データは情報処理装置１の持つ日時時刻カウント機能により自動的に更新され、撮影後撮影画像データファイルと関連付けられる。
【０６８１】
カスタム撮影手順とカスタム照準はそれぞれ標準撮影手順とカスタム撮影手順と同じであるが、これらは術者によって設定登録される。
【０６８２】
既得撮影属性データは、規格撮影によらない自由な撮影をある患者に既に行った場合にその後の同様の再現撮影のために、既に撮影した撮影画像データと関連付けられた撮影属性データおよび撮影画像データの輪郭データをセットにしたものであるかまたは、既に撮影した撮影画像データと関連付けられた撮影属性データの記憶場所を表すデータと撮影画像データの輪郭データをセットにしたものである。
【０６８３】
術者入力撮影属性データは、撮影属性データメニューの中から術者が選んだ撮影属性データおよび、術者が直接入力した撮影属性データで、直後に行われる撮影のための撮影条件や直後に撮影する撮影画像データに関連付けるデータとなる。
【０６８４】
さらに図３、図４、図５において詳細な構成要素の説明を続ける。
【０６８５】
図３において、パーソナルコンピュータ２側で動作する歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´は撮影補助手段１２０および撮影管理手段２２０より成り、撮影データ記憶部２０ｃＢは撮影画像データ記憶部２０ｃＢ１および撮影属性データ記憶部２０ｃＢ２より構成される。
撮影属性データのメニューの一部（不変な既定撮影属性データ）は撮影補助手段１２０に、メニューの残りの部分（既定撮影属性データの変動データおよび設定データ）は撮影属性データ記憶部２０ｃＢ２に、撮影画像および撮影画像に関連付けられた撮影画像データ（関連付け情報を含む）は撮影画像データ記憶部２０ｃＢ１に記憶されることになる。
さらに撮影補助手段１２０においては撮影画像データに関連付けられていないメニューとしての照準を術者がカスタマイズして作成する照準エディタ１２１、バーコード印刷手段１２２、撮影属性データ設定選択手段１２３、改変識別応用手段１２４、照明制御手段１２５、既定撮影属性データおよび既得撮影属性データよりなる撮影属性データＡ１２６を備える。
照準エディタ１２１は、撮影時にファインダー等に表示する照準を予め編集しておくためのものであり、バーコード印刷手段１２２は撮影属性データとしてバーコードをデジタルカメラで撮影する際にバーコードをプリンターＰで印刷するためのものであり、撮影属性データ設定選択手段１２３は患者の氏名等の属性データを撮影に先立って予め作成したり、後述するカスタムの撮影属性データメニューを撮影属性データから選択して作成しておくためのものである。
【０６８６】
改変識別応用手段１２４は撮影した撮影画像データに関連付けられた撮影属性データの中の改変識別情報の内容により、撮影した画像の改変と改変者を特定したり、改変の有無について認証をあたえたりする。特に改変については初診時の撮影時に治療シミュレーションを行うことは有用であり、画像がシミュレーション結果であることを示すのに用いたりする。
【０６８７】
撮影管理手段２２０の構成は撮影データ記憶管理手段２２１、撮影データ出力手段２２２、撮影データ画像処理手段２２５が好適である。
撮影データ画像処理部２２５は色補正支援手段２２７および輪郭抽出手段２２６が好適である。図３にはさらに撮影データ出力手段よりモニタまたはプリンタへ出力される出力イメージ例を記載しており、モニタ表示の例では歯科口腔規格撮影７枚法、つまり上顎右頬側、上顎咬合面ミラー撮影、上顎左頬側、下顎右頬側、下顎咬合面ミラー撮影、下顎頬側、上下顎前歯の７枚の写真に患者の顔写真を加えた撮影結果表示例を示している。
また、プリンタ側では患者１の１／２０日の撮影画像のサムネイル集、１／２７の撮影画像のサムネイル集、患者２の１／２１の撮影画像のサムネイル集、２／１の撮影画像のサムネイル集を階層構造にして印刷出力している。
なお、この階層構造の印刷出力はパーソナルコンピュータに蓄積された画像データがこの様に階層的に整理された形で管理されていることを示す。モニタ出力の７枚法の結果表示にしろ、印刷出力に示した階層構造の画像整理管理にしろ、撮影画像データと撮影属性データを関連付けることにより、パーソナルコンピュータ２の歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´が、術者の手を煩わすことなく一瞬にして処理するものである。
【０６８８】
さらに図４、図５において、デジタルカメラ１側で動作する歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３は撮影補助手段１１０および撮影管理手段２１０より成り、撮影データ記憶部１０ｃＡは撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１と撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２により好適に構成される。
【０６８９】
撮影属性データのメニューの一部（不変な既定撮影属性データ）は撮影補助手段１１０に、メニューの残りの部分（既定撮影属性データの変動データおよび設定データ）は撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２に、撮影画像および撮影画像に関連付けられた撮影画像データ（関連付け情報を含む）は撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１に記憶されることになる。
【０６９０】
撮影補助手段１１０は、術者による撮影に関してデータ設定、撮影順序、撮影の向き等を補助する役割を担うもので、撮影属性データ設定選択手段１１３ａ、既得撮影データ入力手段１１３ｂ、術者支援手段１１４、既定撮影属性データＡ１１５の一部を有する。
【０６９１】
術者支援手段１１４は、撮影補助手段のうち特に術者に選択項目や操作手順、位置方向等を報知し術者からの入力を受け付ける手段を与えるもので、位置方向指示手段Ａ１１４ａ、術者への報知手段Ａ１１４ｂより構成され、これらは選択項目を表示・音声出力したり、デジタルカメラのあるべき位置方向を表示・音声出力して術者に報知するだけでなく、術者によるデジタルカメラの位置方向調整操作やセレクタスイッチSSの操作による選択入力等を受け付ける。
撮影補助手段１１０に配置される既定撮影属性データＡ１１５の一部には、規格撮影に関する既定撮影属性データを集めた規格撮影データメニューＡ１１６、標準の照準に関する既定撮影属性データを集めた標準照準メニュ−Ａ１１７（Ｚ８）、標準の撮影手順に関する既定撮影属性データを集めた標準撮影手順メニューＡ１１８が存在する。
【０６９２】
図４において規格撮影データメニューＡ１１６の例として下顎右歯列規格撮影属性データＡ、上顎右規格撮影属性データＢ、上顎歯列ミラー規格撮影属性データＣ等を記載しているが、もちろんこれは図４にシンボリックに記載してあるだけであり、実際に配置される内容は規格撮影に関する撮影属性データであり、それをメニュー化したものが配置される。
【０６９３】
標準照準メニューＡ１１７（Ｚ８）（照準ａ、ｂ、ｃ等、規格撮影Ａ、Ｂ、Ｃ等に対応して配置）、標準撮影手順メニューＡ１１８（Ｚ３）（手順α：ＦＡＣＥ→Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ→Ｆ→Ｇ→ＦＲＥＥ等）も同様である。
【０６９４】
これらの撮影属性データのメニューについて規格撮影データメニューＡ１１６を例にもう少し詳細に説明すると、あらかじめ決められた種類の歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影するに際して、撮影補助手段１１０が特定の規格撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップ（歯科口腔写真撮影ステップとは、ある１枚の口腔写真を撮影する際の一連の情報処理装置を通じた手順をいう。）において何れの撮影属性データを選択するかを術者に求め、撮影属性データ設定選択手段により制御検出されるセレクタスイッチＳＳを通じ術者により選択されるものである。
【０６９５】
下顎右歯列規格撮影Ａが選択された場合、この既定撮影属性データは転送されて術者入力撮影属性データＡ１２８の一部となる。
【０６９６】
例えば図５の矢印Ｚ４は歯列Ａを選択した旨を表している。
【０６９７】
次に図５においてデジタルカメラ１側で記憶される撮影データ記憶部１０ｃＡは撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２と撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１が好適に配置される。
【０６９８】
撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２には、既定撮影属性データＡ１１５の一部がメニューとして、既得撮影属性データＡ１２７がメニューとして、術者入力撮影属性データＡ１２８が術者による設定／選択結果として、好適に配置される。
【０６９９】
撮影データ記憶部１０ｃＡに好適に配置される既定撮影属性データの一部には医院名Ａ１２３ａ、技工所名メニューＡ１２３ｂ、術者名メニューＡ１２３ｃ、日時Ａ１２４、カスタム撮影手順メニューＡ１２５、カスタム照準メニューＡ１２６が好適に配置される。
【０７００】
術者入力撮影属性データＡ１２８の例として図５には、選択した規格撮影Ａ、患者名、パワーＯＮ直後のフラグ、選択した術者名、選択した撮影手順が確定登録されている状態を示している。
【０７０１】
これらの撮影属性データのメニューについて既得撮影データメニューＡ１２７を例にもう少し詳細に説明すると、これは例えば初診時に所定の撮影を済ましてある患者の再診時の治療過程を撮影する中でもっぱら初診時のフリー撮影を行う場合、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影するために用いる既得の撮影画像データおよびその輪郭の画像データのメニューであり、撮影補助手段１１０が特定の再現撮影の中の歯科口腔写真撮影ステップにおいていずれの撮影属性データを選択するかを術者に求めた際にセレクタスイッチＳＳを通じ術者により選択され、既得撮影データ入力手段１１３ｂを通じ術者入力撮影属性データA128に転送されるものである。
【０７０２】
図４、５にはさらにデジタルカメラのモニタに表示された画面イメージとして規格撮影選択（例：Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ）、術者選択（例：１、２、３）、一般撮影状態への以降選択表示が示されている。
【０７０３】
また、今まさにデジタルカメラのレンズを通して入力されている画像のＣＣＤ上のイメージとして下顎前歯の画像を例示している。
【０７０４】
また、患者確認のために撮影されるバーコードの撮影イメージも記載してある。このバーコードはパーソナルコンピュータ１の歯科口腔撮影用プログラム部分BP３´によりプリンタより出力されたバーコードの撮影イメージを示している。
【０７０５】
以下の説明では、これらのプログラムはデジタルカメラ１側で動作するものとして説明する。以下ではデジタルカメラ１が先行して単独で動作し、後にパーソナルコンピュータ２に接続されて共動する典型的な例において説明する。
【０７０６】
デジタルカメラ１は、非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１と基本撮影プログラム部分Ｐ２が動作している非歯科撮影状態と、歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３と基本撮影プログラム部分Ｐ２が動作している歯科口腔撮影状態のいずれかで動作する。
【０７０７】
デジタルカメラ１は歯科口腔撮影状態で立ち上がるべく、パワーオンするとＣＰＵ１０ａは優先的に歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３を読み込み動作するように歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３自身がプログラムされており、その後非歯科撮影状態への移行が可能とされている。
【０７０８】
非歯科撮影状態とは非歯科撮影用プログラム部分Ｐ１と基本撮影プログラム部分Ｐ２が動作している状態をいい歯科口腔撮影状態とは歯科撮影用プログラム部分AＰ３と基本撮影プログラム部分Ｐ２が動作している状態をいう。
【０７０９】
撮影属性データは、関連付けられた撮影画像データがいつ、どの医院または技工所で、どの術者により、パワーオンしてから何番目の患者の何枚目の撮影画像として、どこの規格撮影部位あるいはフリー撮影で、ミラーを使用したか否か、あるいは場合によっては患者名は誰であるかとう情報を含む。
【０７１０】
患者名の取得情報は、患者名（例えば図５における矢印ｚ１参照）または患者に対応する番号または符号またはパターンまたは既に同一患者から取得した撮影画像データの何れかを含み、これによりどの患者のものかを特定することができる。
【０７１１】
これら撮影属性データを利用して、パーソナルコンピュータ側において撮影画像を利用する場合に、患者、日付、撮影部位等が自動的に整理・管理可能となる。
【０７１２】
患者の特定は、顔写真によるほか、カルテ等の書類、免許証等の物品等によってもなし得ることを意味する。図８の矢印ｚ６はバーコードを読み込むことによって患者を特定する態様を示している。
【０７１３】
また、情報処理装置１０，２０に内蔵または接続されたプリンタＰやモニターＭ等の表示装置または図示しないプロジェクタ等の投影装置により患者を特定する情報または書類または物品を含む事物を作成表示し、歯科口腔写真撮影ステップにおいてこの事物の撮影またはこれに関する音声報知を行うことにより患者を区別または特定し、撮影属性データとしてもよい。
【０７１４】
例えば、顔写真をプリントしあるいはモニター表示したものをデジタルカメラ１で撮影することにより患者を特定する場合等もあるからである。
【０７１５】
さらに、この実施形態は、撮影属性データの一部に、特定の患者の撮影画像データを構成する歯科口腔写真撮影ステップの最初または最後または特定のステップにおいて最初または最後または特定のステップであることを示すマーク情報を含み、撮影した画像がオリジナルであるか改変されたことを示す画像改変識別情報を含む。
【０７１６】
マーク情報は、数人の患者についてシリアルに撮影画像データが取得される場合に、各患者の撮影画像データ範囲がどこからどこまでであるか（例えばどこが区切りであるか）を特定するために付されるものであり、画像改変識別情報は、ある撮影画像データが治療開始前に撮影した撮影画像データであるか否かを認定するために利用するものである。
【０７１７】
マーク情報は図４の撮影属性データ設定選択手段１１３ａにおいて設定および／または選択する。
【０７１８】
画像改変識別情報は、術者により初診時の撮影画像データに治療シミュレーションを施して表示・保存したり、術者により再現撮影するために輪郭画像に改変されたり、術者により色が補正されたり、術者または患者または第三者により、悪意をもって改ざんされたときに、画像が改変されたことを示すために、例えば撮影属性データとして図１２（ｂ）に示す様にｊｐｇ形式のＥｘｉｆタグ領域にＥｘｉｆ規格にのっとって格納される。
【０７１９】
マーク情報もｊｐｇ形式のＥｘｉｆタグ領域にＥｘｉｆ規格にのっとって格納される。
【０７２０】
図３のパーソナルコンピュータ１側撮影補助手段１２０に設けられている改変識別応用手段１２４が撮影画像の改変についての確認支援・認証・保証を行なうためのものである。
【０７２１】
撮影属性データ設定選択手段１１３ａは、術者に変更選択のための出力をモニター等になした上で、その入力を受け付ける。
【０７２２】
セレクタスイッチＳＳは操作入力を受け付けるものであるが、ＭＩＣを選択入力操作部として音声入力により操作入力を受け付けるようにしてもよい。
【０７２３】
一方、図４に示す撮影補助手段１１０の内部には、撮影属性データの一部を術者支援データとして表示または音声により術者に報知出力する術者支援手段１１４が備わる。
【０７２４】
少なくとも術者支援手段１１４は、撮影手順中の個々の撮影を歯科口腔写真撮影ステップとし、術者支援データに基づきあらかじめ決められた手順に従って報知する出力をなし、該当する規格撮影または再現撮影に応じて、術者にカメラの適正方向を知らせる。
【０７２５】
例えば、あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影する場合には、術者支援手段１１４は、これに関する術者支援データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす。
【０７２６】
具体的には、次の撮影がどの歯牙あるいは歯列であるか、患者が変わる場合には次がどの患者であるのか（氏名や顔貌等）などをモニターＭやファインダーＦ、スピーカＳＰで出力する。
【０７２７】
術者支援手段１１４は、デジタルカメラ１の構成要素であるファインダーＦ又はモニターＭの少なくとも一方に照準を表示する機能を備え、その照準は、歯科口腔写真撮影ステップに応じ術者支援データに基づいて変化する構成となっている。
【０７２８】
図４における矢印ｚ８はいくつかの照準データを示している。
【０７２９】
あるいは、同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影する場合には、術者支援手段１１４は、これに関する撮影属性データおよび撮影データのうち、撮影画像、その輪郭、撮影対象、撮影条件、術者名の少なくとも何れかに基づいて特定の再現撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす。
【０７３０】
再現撮影の場合には既得撮影データ入力手段１１３ｂから既得撮影データを取り込むことができるので、その既得撮影データから輪郭抽出したものを照準として用いて次の撮影部位や患者を特定することが有効となる。
【０７３１】
図３のパーソナルコンピュータ２側の撮影管理手段２２０には、既得撮影データを呼び出す際に輪郭抽出するための輪郭抽出手段２２６が設けられている。
【０７３２】
あるいは、術者によって選択され又は順番設定された歯牙または歯列または顔貌を、術者によって選択され又は順番設定された距離・方向・配置角度で撮影する場合には、術者支援手段１１４は、これに関する術者支援データに基づいて特定の規格撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に報知するための出力をなす。
【０７３３】
再現撮影する場合等にも、特定の再現撮影の中の１以上の歯科口腔写真撮影ステップを順次術者に選択させ又は順番設定させる場合があり、このような場合に同様の出力をなすことは効果的である。
【０７３４】
撮影管理手段２１０，２２０は、撮影データ記憶管理手段２１１、２２１において撮影画像データを撮影属性データに基づき、階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で撮影データ記憶管理手段に記憶し、または撮影データ出力手段２１２、２２２において撮影画像データを撮影属性データに基づき、階層的に追加、分類、整理、管理、表示可能な形式で出力する。
【０７３５】
ここで撮影データ出力手段２１２、２２２とは、撮影画像データと撮影属性データを関連可能な形式で出力する手段であり、撮影データ記憶管理手段２１１、２２１とは、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて撮影データ記憶部に記憶させる手段である。
【０７３６】
また、「階層的に」とは、データがフォルダツリー構造に類する構造下に関連づけられており、患者単位、術者単位、歯科医院単位、歯科技工所単位等で撮影画像データを追加、分類、整理、管理、表示できることを意味する。
【０７３７】
また、撮影管理手段２１０、２２０は、撮影データ記憶管理手段２１１，２２１において撮影画像データを撮影属性データに基づき、補正または改変可能な形式で記憶し、または撮影データ出力手段２１２，２２２において撮影画像データを撮影属性データに基づき、補正または改変可能な形式で出力する。
【０７３８】
補正とは例えば撮影画像データの色補正等（後述する）を意味し、改変とは初診時の撮影画像データを治療計画に基づき、予定されている治療結果目標をシミュレーションする等を意味する。
【０７３９】
撮影データ記憶管理手段２１１，２２１は、撮影属性データを撮影画像のデータファイルまたは撮影画像データファイルではないデータファイルとして撮影データ記憶部に記録・保存する。
【０７４０】
撮影画像のデータファイルが例えばＪＰＧ形式である場合は、画像データ領域に付随するＥｘｆ領域に撮影属性データを書き込んでもよいし、画像データ領域中に撮影属性データを埋め込んでもよい。
【０７４１】
また、撮影画像データファイルに撮影属性データを付加する以外に、撮影属性データファイルの特定情報を付加して撮影画像データファイルではないデータファイルとリンクさせる態様も可能である（図示省略）。
【０７４２】
図１２（ｂ）は撮影画像データの術者領域に書き込まれるデータを例示している。
【０７４３】
このデータは、ＪＰＧ形式のファイルのＥｘｉｆタグへ情報追加されたもので、データのＴａｇ、ＴａｇＮａｍｅ、Ｔｙｐｅ、ｃｏｕｎｔに始まり、データ種別が記録されている。
【０７４４】
上から順に、ＡＦ／ＭＦ情報、距離、医院名、撮影者、規格撮影種別、ミラー有無、改変有無、改変Ｖｅｒ、改変者、パスワード、撮影日時、色票の色、患者などのデータを含んでいる。
【０７４５】
また、上記以外の構成として、本実施形態は、図３に示す撮影補助手段１２０に照明制御手段１２５を備え、撮影管理手段２２０に撮影データ画像処理部２２５を備える。
【０７４６】
照明制御手段１２５は、照明システム１５を制御するものである。
【０７４７】
この照明システム１５は、図１３および図１４に示すように、被写体の周囲にフラッシュアーム１５２を配置してフラッシュ発光部１５１を取り付けるかまたは、同被写体の周囲一定距離上に光ファイバアーム１５４を配置し、かつ等角位置に光ファイバ固定具１５６を配置して、何れかの光ファイバ固定具１５６に位置変更可能に光ファイバ１５３を取り付けるようにしている。
【０７４８】
すなわち、撮影のためのフラッシュ発光部１５１による照明が図１３では直接、図１４では光ファイバ１５３によりガイドされ、被写体表面までの距離を変えずに照明光の被写体への入射角度を可変にできるようにしている。
【０７４９】
また、フラッシュ発光部１５１または光ファイバの先端の左右同位置の２箇所には、被写体から一定距離を保って、第２の投光手段であるパイロットランプ１５７が取り付けられている。
【０７５０】
このパイロットランプ１５７は、光ファイバ１５３によるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバ１５３にガイドされた先の投光部で光ファイバ１５３の投光方向と同一方向に非撮影時に投光するために用いられ、被写体表面からのフラッシュ光の非散乱反射が少なくあるいは目立たなくなる方向からフラッシュ光を当てるための撮影前カメラ位置合わせに使用される。なお、図中１５５で示すものはフラッシュ光反射用のミラーである。
【０７５１】
一方、照明制御手段１２５は、前述した歯科口腔撮影用プログラム部分AＰ３が照明システムに接続されたデジタルカメラ１の情報処理装置１０に読み込まれるかあらかじめ配置されることによっても構成される。
【０７５２】
照明制御手段１２５は、図１５〜図１７に示すように、デジタルカメラ１の距離センサ１ａが検出するフラッシュ発光部１ｂから被写体までの距離データを照明制御手段１２５に入力することによって、フラッシュ発光部から被写体までの距離に影響されずに被写体からフラッシュ発光部への入射光量が一定となるように照明システムの発光量を制御するものである。
【０７５３】
図１８に示すミラー１５５を使用する規格撮影の場合には、ミラーの反射時に発生する光量減衰とミラーと被写体間の光の往復による距離減衰が生じるが、これらは規格撮影に関する既定撮影属性データの内部属性データに盛り込むことによって自動的に補正することができる。
【０７５４】
すなわち、カメラの受像部１ｘと、照明であるフラッシュの発光部１ｂと、自身と被写体間の距離（または位置）を測定する距離センサ１ａ（または位置検出部）が、固定または可変であるが確定的な３次元的位置関係にあり、距離センサ１ａと被写体間の距離（または位置関係）からフラッシュ１ｂから被写体までの距離を算出する。
【０７５５】
そして、図１７の特性を利用し、距離の２乗に比例して照明の光量を調整する。距離算出方法の例としては、距離センサ１ａ・被写体・フラッシュ発光部１ｂの３点の３角形の関係から算出する。
【０７５６】
照明の光量は例えば、フラッシュの電気エネルギーを調整すればよい。また、距離センサの例としては、超音波距離センサ、赤外線距離センサ等がある。
【０７５７】
この距離センサまたは距離検出部は、オートフォーカス機能付きのカメラには通常備わっているものであるが、本実施形態ではオートフォーカス機能の有無に関わらず距離センサと照明制御手段を連動させて使用する。
【０７５８】
なお、照明システム１５側に、被写体表面までの距離を測定する距離測定部たる距離センサと距離に応じた照明光量を出力する照明光量制御部とを内蔵してもよい。
【０７５９】
また、ミラー１５５を介した撮影において、当該ミラー１５５に凹面鏡を用いるとともに、歯科口腔撮影用プログラム部分AP3を情報処理装置に読み込むことにより演算手段３００（図１８参照）を構成して、前記ミラー１５５を介して被写体を撮影した際の撮影データを前記演算手段３００を介して平面データに展開するようにすれば、広角画像を的確に撮影できる。
【０７６０】
また、ミラー１５５を使う場合は、ミラー１５５によって画像が反転するので、ミラー１５５を使った撮影であるか否かの操作入力部および／または検出入力部を撮影属性データ設定選択手段１１３ａ（図４参照）などに設け、ミラー１５５を使った撮影の場合には演算手段３００で画像を上下または左右反転する演算を行ない、元の映像に戻すことが有効である。
【０７６１】
勿論、ミラーをもう１枚使用して撮影画像を元の映像に戻す構成をとることもできる。
【０７６２】
また、図１９に示すように、投光部とレンズの双方に偏光板４００を配置して、直接反射光をカットする構成を採用するようにする。
【０７６３】
図示の偏向板４００は、０°〜９０°の間で回転可能とされ、反射光をカットする程度を調整可能とされている。
【０７６４】
以上に加え、この実施形態の歯科口腔測色写真システムは、図１に示すように、歯科用測色計３、歯科用色標識４、歯科用色判定票５を備え、かつ歯科口腔撮影用プログラム部分BＰ３´がコンピュータに読み込まれることにより図３の色補正支援手段２２７を含む撮影データ画像処理手段２２５を構成して、これらによりデジタルカメラ１で撮影した撮影画像に対して色補正や色判定の利用に供するようにしている。
【０７６５】
歯科用測色計３は、撮影対象である歯牙や歯肉の測色を行なって測色値を得るものであり、後述するＳ、Ｖ、Ｈを目盛とする人間天然歯表色系上で結果を表示するものである。
【０７６６】
歯科用色標識４は、基準となる複数の色票からなるものであって、歯科用測色計の代わりに簡易的に歯牙の測色をおこなったり、歯科口腔撮影時に同時に撮影されるものであり、人間天然歯表色系上の色票の値が特定されているものである。
【０７６７】
歯科用色判定票５は患者への説明の際に用いる歯の色を現わした紙片のようなものであり人間天然歯表色系上の値が特定されているものである。
【０７６８】
図２０（ａ）は人間天然歯の表現の構成について示す。任意の色は色に関する少なくとも３つの独立した値として表現できることが国際照明委員会で認められている。
【０７６９】
これを表色系というが、代表的な表色系として図２０（ａ）に示すＬ＊（明度を示す）、ａ＊、ｂ＊（Ｌ＊軸からの距離が彩度を表し、Ｌ＊軸周りの位相角が色相を表す）がある。
【０７７０】
人間天然歯の色の分布は例えばこのＬ＊ａ＊ｂ＊表色系中に配置すると図中の楕円体付近の非常に狭い範囲にひしゃげたラグビーボール状に分布している。
【０７７１】
この狭い分布に内接する人間天然歯色空間とする表色系として同図にＳ、Ｖ、Ｈの表現で示す様な表色系が松風社より構成提案されている。
【０７７２】
これは人間の天然歯の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の長さ方向（色の濃さ方向）Ｓ、幅方向（色の鮮やかさ方向）をＶ、奥行き方向（色合い方向）をＶとし、Ｓ、Ｖ、Ｈの値に各ランクを設けて人間天然歯色空間を３次元的に分割して各立体区画毎に色の名称をつけて区画表現をおこない、Ｓ、Ｖ、Ｈの各ランクをShadeランク、Valueランク、Hueランクとしてランク表現した区画表現＋ランク表現方法である。
【０７７３】
ちなみに出願人である松風社では測色結果のグラフを各ランクを３分割した分割ランク表現した測色計を発表発売している。
【０７７４】
本発明はこの区画の表現をそのまま継承し、ランク分けしないＳＶＨ票色系としてＳ、Ｖ、Ｈの目盛を配置し、Ｓ、Ｖ、Ｈの値表現を追加した区画表現＋ランク表現＋値表現を歯科用測色計３、歯科用色標識４、歯科用色判定票５に適用したものであり、区画表現＋ランク表現にあった課題を解決し、色表現の向上をもたらすだけでなく、従来の区画表現＋ランク表現には不可能であった色再現性を実現するものである。
【０７７５】
本明細書中ではこれを人間天然歯表色法と呼ぶことにする。測色計で測色することにより得られるＳ、Ｖ、Ｈの結果として、図２０（ｂ）に示す様なグラフ上の★印の様に、区画や目盛またはランクや分割ランクを測色器の分解能レベルまで分解表現した点として表示または印刷出力するものである。
【０７７６】
また同じ★点の測色結果として［区画２Ａ、Ｓｈａｄｅランク＝３．５、Ｖａｌｕｅランク＝３．５、Ｈｕｅランク＝１．５、Ｓ値＝３．１、Ｖ値＝３．９、Ｈ値＝１．７］として表現するのも好適である。（ランクと値の表現が似通っているが同図を見ればわかる様に、値表現の方がこの場合１０倍高分解能である。）さらに患者の疾患歯を人工の材料で補綴する場合の色の再現のためのデータにこの人間天然歯表色法を用いることは正確で高分解能な色を患者の口腔内の補綴物に再現するのに特に好適であり、例えばＳ、Ｖ、Ｈの各値から自動的に材料の発色のための配合比を算出することに適用される。
【０７７７】
図２０（ｂ）中の☆１〜☆６は人間天然歯表色空間内の単一の平面上に無い少なくとも４つ以上の表色点で、この表色点の色を表わす歯科用色標識を使って歯科用測色計や歯科用口腔測色写真システムの色再現性を補正するのに使用する。
【０７７８】
図２１は歯科用色標識の好適な例を実用のものの一部として示す。この色標識は、Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３の６つの色票により構成される。
【０７７９】
この各色票はＡ１、Ａ２、Ａ３、Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３の色区画表現に対応した色を備えており、それは図２０（ｂ）においてＳ、Ｖ、Ｈの目盛で仕切られた区画の中心値の色を表わしているが、設計上・製造過程上その色が実現しない場合にそなえて、Ｓ、Ｖ、Ｈの設計値または出荷検査での実測値を図２０（ｃ）の様に現物または取扱説明書等の添付文書に記載している。
【０７８０】
図２１ａ１、図２１ｂ１、図２１ｃ１、図２１ｄ１は歯科用色標識または歯科用色判定票に用いる色票の好適な例で、図２１ａ１はシェードガイドと呼ばれるタイプの既製の分離型の診断用歯科用色標識の色票であり、図２１ｂ１、図２１ｄ１はミシン目に沿ってちぎりやすい様になっている既製の半分離型の歯科用色判定票に好適な色票で、図２１ｃ１は後述のカメラ・モニタ・プリンタの色補正に使用する既製の歯科用色標識の色票である。
【０７８１】
特に図２１ｄ１はミシン目を歯の形に切り取れる様に入れてあり、前述のシェードガイドや患者の天然歯の上に貼り付けて観察することにより、形や周囲の色に惑わされない色判定が出来る様に工夫したものである。
【０７８２】
図２１（ｂ）、図２１（ｃ）、図２１（ｄ）はこれらの色票を使って歯科用色標識や歯科用色判定票を構成したものである。図２１（ｂ）、図２１（ｃ）、図２１（ｄ）の歯科用色標識や歯科用色判定票は既製品だけでなく、例えば本発明による歯科用測色計３により高精度項分解能に測定した患者の天然歯の色、あるいはその治療シミュレーションの色をパーソナルコンピュータの画面上に表現したものや、プリンタで印刷したものも好適である。
【０７８３】
さらに図２１（ｄ）においては、天然歯により近く見える用に測色あるいはシミュレーションした色を基準に天然歯様のグラデュエーションを施せばさらに好適であり、さらに図２１（ｅ）、図２１（ｆ）の様に患者のカルテや治療レポート（画面表示、印刷）の一部に用いても良い。
【０７８４】
これらの図で斜線部は実際の色が表現されている部分を示す。
【０７８５】
また、これらの歯科用色判定票または歯科用色標識については、実際の患者の歯の色はＳ、Ｖ、Ｈの具体的数値（例えば、（２．７、４．５、１．５）といった座標）が表示される。
【０７８６】
これらが既製品であれば、該当する色の区画の中心値または設計上、あるいは製造上の値からＳ方向、Ｖ方向、Ｈ方向にどれだけ当該患者の歯の色がずれているかを表示位置をずらして表示するようにしても良い。
【０７８７】
例えば、図２１ｄ１において斜線領域の中心が区画の中心を、Ｃ３の中心からＡ３よりにずれた位置に表した★印が患者の歯の色の位置を表わす。また、その際、システムに測色誤差が存在する場合には、±５％といった誤差表示をこの色判定票の裏に併記するようにする。
【０７８８】
したがって、単に患者の歯の色がどの区画に属するかではなく、実際の目盛上に印が付され、そこから予想される誤差をも表示して、歯科医師または技工士または患者に正確な情報を提供し、全ての判断を術者に委ね、システム側に判断または診断のプロセスが介在しないようにしたものである。
【０７８９】
図２２は、ある患者について経時的に歯牙を撮影することにより取得した画像データのそれぞれについて、測色計が取得したＳ，Ｖ，Ｈ値を関連づけて記録したデータファイルまたは治療レポートを例示している。
【０７９０】
次に本発明による色補正方法について述べる。本方法によると、歯科用色標識または異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、歯科用色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現したり、画像上再現することができる。
【０７９１】
色補正支援手段２２７は、被写体の色の再現性を高めることを支援するためのもので、歯科用色標識４を被写体と同時に撮影し、歯科用色標識４の色を再現することにより被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正できるようにした機能や、測色計３で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより撮影した画像の色補正を行なう機能を備える。
【０７９２】
例えば、図２３は被写体に照明を当て、カメラを介してコンピュータに取り込んだ画像をモニターやプリンターに画像Ｖｍ、Ｖｐとして出力する際の色補正を行なう手法を示すもので、照明による色変換係数行列ＣＬとカメラによる色変換係数Ｃｃ行列、モニターによる色変換係数行列Ｃｍ、プリンタによる色変換係数行列Ｃｐを使ってコンピュータの補正変換係数行列Csを算出する原理式である。
【０７９３】
照明による色変換係数行列ＣＬとカメラによる色変換係数Ｃｃ行列モニターによる色変換係数行列Ｃｍ、プリンタによる色変換係数行列Ｃｐは歯科用色標識４を任意のデジタルカメラで撮影した色標識または歯科用色標識の画像または、パーソナルコンピュータに読み込んだ色標識または歯科用色標識の設計データによる画像を、任意のモニタに表示させるかまたは任意のプリンタで印刷したものを任意の照明と任意のデジタルカメラで再度撮影する本発明による図２４に示す方法で求めることができるので、被写体の色Ｖをモニター画像Ｖｍやプリント画像Ｖｐに合致させるべく、コンピュータにおける補正値Ｃｓｍ、Ｃｓｐを決定することができ、色補正を的確に行なうことができる。
【０７９４】
再現性とは人間から見た被写体の色を、データとして再現する程度のこと、またはモニタやプリンタの出力として再現する程度のことを意味する。また、再現性は同じ被写体を複数回撮影した場合に最初の撮影で出力した色のデータやモニタ出力色やプリンタ出力の色がその後の撮影で同じ色として出力される程度のことを意味する。
【０７９５】
また、再現性とは、モニタで出力した被写体の色とプリンタ上で出力した被写体の色が同じ色である程度のことを意味する。
【０７９６】
この方法は、歯科用色標識または異なる３色以上の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することもでき、治療の過程で患者の歯および／または歯肉の色の変化の過程を画像や定型の印刷物上で再現するか、人間天然歯表色法で表示することにより色判定に資することもできる。
【０７９７】
また、撮影画像を補正せずに、本発明による方式や本発明によらない方式による画像補正のためのデータ（上述Ｃｃ・ＣＬ等）またはさらに画像補正のプログラム自体を例えば暗号化して撮影属性データとして撮影画像データと関連付けることにより、どの様なパーソナルコンピュータ、プリンタ、モニタ等の環境でも、色再現性の良い画像再現を実現するものである。
【０７９８】
これらの方法は任意のデジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、モニタ、プリンタ（一括して任意システムと表現する）を用いておこなうことが可能なので、図２４に示す様に、本発明による撮影画像データファイルや撮影属性データファイルを本システムによらない技工所や歯科医院や患者自宅等の任意システムで色再現性の良い画像再現を実現することが出来るとともに、上述の暗号化により、任意システムにおいて、本発明による画像補正可能な撮影画像データを生成出来ない様にすることが可能である。
【０７９９】
なお、歯肉の色再現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替え可能であって、何れを重視したかを撮影属性データとして扱う機能を備えていてもよい。
【０８００】
＜動作説明＞
次に、図６〜図１１の撮影シーケンスに基づき、本発明による歯科口腔測色写真システムによる撮影の手順について概説する。
【０８０１】
各図は、上下方向に４つの帯からなっており、横軸が時間軸である。各帯は、下から順に、デジタルカメラ１側の撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１＋撮影管理手段２１０、デジタルカメラ１側の撮影補助手段１１０＋撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２、パーソナルコンピュータ２側の撮影補助手段１２０＋撮影属性データ記憶部２０ｃＢ２、パーソナルコンピュータ２側の撮影管理手段２２０＋撮影画像データ記憶部２０ｃＢ１である。
【０８０２】
先ず、図６において、デジタルカメラ１をパワーオンすると、撮影補助手段１１０がそれを検出して、起動画面を表示し、ユーザーによる選択（ここでは規格撮影の選択）後、撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２から撮影属性データメニューを呼び出し、モニターに撮影手順を表示する。
【０８０３】
図６に示した以外に撮影手順を表示する前に撮影手順のメニューを表示するのも好適である。図１２（ａ）は簡単な状態分岐フローであり、非歯科撮影、規格撮影、自由撮影、再現撮影の何れの撮影状態によるか、規格撮影であれば５枚法、１２枚法…の何れによるか、術者を誰にするかを順次選択させる画面をモニターＭに表示する。
【０８０４】
例えば規格撮影状態と術者１をセレクタスイッチＳＳで選択したとすると、撮影補助手段１１０は図６に示すメニュー表示をする。
【０８０５】
Ａ〜Ｄは規格撮影ステップの種別であり、アルファベットではなく撮影対象となる歯牙等をサムネイル表示するとより好適である。規格撮影では最初に撮影すべき歯牙が一応決まっているので、撮影補助手段１１０は暫定的にその歯牙Ａを太枠で囲んだ状態で表示し、必要に応じて音声出力する。
【０８０６】
ただし、これは術者の操作によって変更可能である。例えば、図６は術者がＢを選択した状態を示しており、撮影補助手段１１０は撮影スタンバイ状態に移行して、ファインダーＦに照準を表示する。
【０８０７】
術者がシャッターを切って１枚目の撮影を完了すると、撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２から対応する撮影属性データを受け取って、撮影管理手段２１０が撮影ステップＰｏｎ１−１、日時、規格撮影Ｂ、術者１、歯科医院Ｍといった撮影属性データと、撮影画像データを関連付けて撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１に記憶する。
【０８０８】
撮影補助手段１１０は、モニターＭに図７に示す次の撮影手順を表示する。規格撮影では撮影補助手段１１０は暫定的に次に優先されるべき歯牙を太枠で囲んだ状態で表示し、必要に応じて音声出力する。
【０８０９】
ただし、これも術者の操作によって変更可能である。次に撮影すべき規格撮影Ｃを術者が決定すると、撮影補助手段１１０は撮影スタンバイ状態に移行して、ファインダーＦに照準を表示する。
【０８１０】
規格撮影Ｃはミラー撮影なので、規格撮影Ｃの撮影属性データの中からミラー撮影に必要なフラッシュ光量・距離補正データが撮影補助手段１１０に読み込まれミラー撮影による撮影が行なわれるべく撮影スタンバイ状態となる。
【０８１１】
術者がシャッターを押して２枚目の撮影を完了すると、撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２からミラー補正情報（たとえば上下反転など）を含む対応する撮影属性データを受け取って、撮影管理手段２１０が撮影ステップＰｏｎ１−２、日時、歯牙Ｃ、術者１、歯科医院Ｍといった撮影属性データと、撮影画像データを関連付けて撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１に記憶する。
【０８１２】
このようにして、５枚法であれば５枚、１２枚法であれば１２枚の撮影が実行されていく。各１枚ごとの撮影が本発明で言うところの歯科口腔写真撮影ステップである。
【０８１３】
規格撮影が全て完了すると、この撮影手順の場合、規格撮影は６枚で終了し、次がバーコード撮影となっているので図８に示す様にバーコード撮影の撮影スタンバイ状態に移行して、ファインダーＦにバーコードの照準を表示しモニターＭにその旨を表示する。
【０８１４】
術者がバーコードに照準を合わせてシャッターを押すと、撮影補助手段２１０がバーコード撮影に関する撮影属性データと関連付けてバーコード画像を撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１に記憶する。
【０８１５】
このとき、撮影補助手段２１０により撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１からパーソナルコンピュータ２にバーコードデータが無線転送され、パーソナルコンピュータ２側の撮影補助手段１２０が患者バーコードデータベースに関する撮影属性データからバーコードデータに対応した患者名を検索特定し、その患者の撮影既得撮影属性データをデジタルカメラ１側に無線転送する。
【０８１６】
その患者の撮影既得撮影属性データが無い場合は、過去の撮影画像データの中から選択して既得撮影属性データを生成する様にしても好適である。
【０８１７】
この様にして撮影ステップＰｏｎ１−１〜Ｐｏｎ１−６の撮影画像データに関連付けられた撮影属性データに患者名が付加される。
【０８１８】
この時点で、全ての撮影ステップＰｏｎ１−１〜Ｐｏｎ１−６の撮影画像データが患者名を含む撮影属性データと関連付けられて記憶される。そして、これら記録されたデータは、図９（A)に示すように、デジタルカメラ１側の撮影管理手段２１０からパーソナルコンピュータ２側の撮影管理手段２２０に無線転送され、当該パーソナルコンピュータ２側の撮影画像データ記憶部２０ｃＢ１に記憶される。
【０８１９】
パーソナルコンピュータが接続されていない場合は、ここでいったん起動画面に戻り、術者の操作に基づく他の動作中に、パーソナルコンピュータに接続された場合に画像転送は別途デジタルカメラ１またはパーソナルコンピュータ２に転送のメニューが表示され転送が可能となる。
【０８２０】
バーコード撮影に関して、パーソナルコンピュータ２が無線有線を問わず接続されていない場合は、デジタルカメラ１内にある患者バーコードデータベースに関する撮影属性データを検索する。
【０８２１】
検索して該当データがない場合やデジタルカメラ１内に患者バーコードデータベース自体が無ければそのままバーコード撮影をおこない。
【０８２２】
全ての画像をパーソナルコンピュータに転送後、パーソナルコンピュータ内で自動的にバーコードによる患者名検索がおこなわれ、患者名を確定して撮影属性データとして撮影画像データと関連付ける。
【０８２３】
パーソナルコンピュータに転送されたると、撮影管理手段２２０により撮影画像データは自動的に図９（B)に示す概念の様に階層的に整理されて保存される。
【０８２４】
また、撮影管理手段２２０により、撮影画像データの管理情報として図９（B)の概念情報が具体的な図表として生成・表示されるのも好適である。
【０８２５】
また、自動的に整理されることにより、図９（Ｃ）の様に例えば５枚法なら５枚法の並べ方に自動的に並べて表示・印刷することも可能である。
【０８２６】
次に、再現撮影のシーケンスについて図１０をもとに概説する。先ず最初に起動画面より再現撮影を術者が選択すると、撮影補助手段１１０により撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２または（パーソナルコンピュータ２内の既得撮影属性データを含む）の既得撮影属性データを読み出して既得撮影メニューを表示する。
【０８２７】
通常既得撮影データには現在通院中の患者のデータが記憶されているので、そのメニューに所望の患者がいなかった場合、検索が選択される。検索が選択されると、撮影補助手段１１０はデジタルカメラ１およびパーソナルコンピュータ２の撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１、２０ｃＢ１から既得撮影属性データに登録されていない撮影画像データファイルの一覧を転送表示する。
【０８２８】
この一覧表示はサムネイル画像表示を伴うのが好適である。
【０８２９】
この中から術者により再現撮影したい患者のフリー撮影画像が選択されると、今度は該当する画像データを関連づけられた撮影属性データとともに転送し、撮影補助手段１１０内で画像の輪郭を生成しそれを照準として既得撮影属性データとして撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２にメニュー項目として登録し、撮影条件を再現・輪郭照準を表示して撮影プリスタンバイする。
【０８３０】
検索が選択されず、既得撮影データのうちのひとつが選択されると、撮影属性データ記憶部１０ｃＡ２または１０ｃB２に登録されている既得撮影属性データが転送され撮影条件を再現・輪郭照準を表示して撮影プリスタンバイする。
【０８３１】
術者が再現撮影のためにデジタルカメラを構えると、図１１に示すように、撮影補助手段１１０は輪郭をもとに構図判定を行い、「もっと右」といった構図のずれを検出して、構えや距離の支援データをファインダーＦに表示し、必要に応じて音声により報知する。
【０８３２】
術者がそれに習って構えを正し、それがＯＫとなると、撮影補助手段１１０が撮影スタンバイ状態に移行して、ファインダーＦにその旨を表示する。術者がシャッターを押すと、撮影画像データが撮影データ記憶部に記録されるが、その際、撮影管理手段２１０は、撮影補助手段１１０から撮影属性データを受け取ってこれを撮影画像データに関連付けて撮影画像データ記憶部１０ｃＡ１に記憶する。
【０８３３】
撮影終了後に撮影データが再びパーソナルコンピュータ２の撮影管理手段２２０に送られて撮影画像データ記憶部２０ｃＢ１に記憶される点は、上記規格撮影の場合と同様である。
【０８３４】
＜好ましい形態の説明＞
絞り値およびシャッタースピードを固定しオートフォーカス機能を備えたカメラとは、絞り値およびシャッタースピードを固定する機能を有しオートフォーカス機能を有するカメラであれば何でもよい。
【０８３５】
照明部とは、通常のフラッシュやストロボと呼ばれているものであれば何でもよい。
【０８３６】
距離情報とは、測距部から得られた被写体との距離情報のことである。
【０８３７】
照射部の発光光量（撮影時に照明部が算出した発光光量）は、測距部から得られた距離情報により、被写体との距離に関わらず撮影時の照明部からの発光光量を一定に保つように算出された発光光量である。
【０８３８】
照明部が断続的に発光とは、微弱な光で断続的に複数回発光していることである。好ましくは連続的に発光している様に見える程度に短時間に断続的に発光させることである。
【０８３９】
照明光の反射の影響を確認する反射影響確認手段とは、撮影装置の位置を変えることによって反射による影響を軽減するために、反射の程度や部位を撮影装置のファインダーより確認できる様に断続的に照明部が発光することである。
【０８４０】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図２５は本発明に係る照明装置の一実施例を示し、これらの図（図２５（Ａ）〜（Ｃ））において、本実施例では全体を照明装置１００１として、カメラとは別の独立した装置としてカメラレンズ部前面に取り付けられるものとして例示している。
【０８４１】
図２５において照明部１００５は、たとえばキセノン放電管からなるストロボ発光管とその周辺に配置される反射傘の組み合わせから構成されても良いし、LEDなどの光源とその周辺に配置される反射傘とレンズの組み合わせから構成されても良い。
【０８４２】
照明部１００５はレンズに対して左右に配置されており、これは口腔内撮影時においては、歯の断面形状が垂直方向の円筒形に近いので左右方向からの光は正面には反射せず、歯面の正面への照明部１００５の写りこみを最小限にとどめる効果がある。
【０８４３】
また、照明部１００５の発光部の形状はできるだけ小さいほうが写りこみが小さくなるので好ましい。
【０８４４】
また、照明部１００５は照明装置本体６から分離することが可能となっており、照明装置本体１００６へは照明部１００５の側面から伸びた連結継手１００７を介して照明装置本体側の接続部１００８へ接続される。
【０８４５】
この連結継手１００７は照明部１００５の左右両側面に長さの異なる2種類の継手が存在し、撮影条件に応じて長い側１００７ａ、短い側１００７ｂのどちらかを照明装置本体側の接続部１００８へ接続する。
【０８４６】
測距部は測距部を有する部分である。
【０８４７】
図２５中１００９は被写体と照明装置との距離を測距する測距部であり、たとえば赤外線ＬＥＤとＰＳＤセンサを用いた三角測量方式のもので構成されても良いし、超音波センサ方式などその他の非接触式の測距部であれば何を用いてもかまわない。或いはその他の器械的計測手段である計測用治具を用いることもできる。
【０８４８】
図２５中１０１０は照明装置１より被写体へ照射された光が反射した光を検知し、かつ、カメラ３の内蔵ストロボ１０２６の発光に同期して照明装置１の照明部１００５を発光させるようにするための内蔵ストロボ光を検知する光量検知部であり、照明装置１の前面、背面の光を検知できるように光ガイド１１を介して光量検知を行う（図２５（Ｂ））。
【０８４９】
図２５中１０１２は被写体によって照明部１００５の発光量を補正する撮影対象切替機構であり、たとえば複数状態を切替設定可能なスイッチで構成されており、歯科口腔内撮影においてたとえると、正面観の撮影を基準として、ミラーを使用した撮影の場合や臼歯部のように頬によって照明部１００５の光がさえぎられる条件での撮影の場合には、照明光の低下や距離センサーの誤差を補正するための発光量調整を行う（図２５（Ｃ））。
【０８５０】
図２５中１０１３は照明部１００５の発光量の強弱切替および照明光補正状態への移行を行う発光量調整切替機構であり、たとえば、複数状態を切替設定可能なスイッチで構成されており、たとえば若干発光量を多くする（Ｈｉ）と若干発光量を少なくする（Ｌｏｗ）の発光量切替と照明光補正状態へ以降させる（Ｃａｌ．）の３状態からなり、状況に応じて発光量を微調整することができる。
【０８５１】
図２５中１０１４は測距部１００９によって測距された距離情報を一時的に保持する測距情報保持機構であり、たとえばプッシュ式のスイッチなどで構成されており、このスイッチを押すことで距離ロックランプ１０１５が点灯し、測距部１００９による測距情報が一時的に保持され、この状態で照明部１００５を発光させると保持された距離情報を元に最適な発光量が決定され発光が行われる。
【０８５２】
またこの保持状態はカメラ３のシャッターを押して照明装置１００１の照明部１００５を発光させた場合または測距情報保持機構１０１４を再び押すことによって解除され、距離ロックランプ１０１５は消灯する。
【０８５３】
図２５中１０１６は照明部１００５が発光可能な状態であることを示すパイロットランプであり、ネオン管あるいはＬＥＤなどにより構成される。
【０８５４】
図２５中１０１７は照明装置１の主電源スイッチである。
【０８５５】
図２５中１０１８は発光量調整切替機構１０１３が強弱いずれかの発光量調整状態を指示している場合は押している間連続微弱発光を行うテスト発光スイッチとなり、発光量調整切替機構１０１３が照明光補正状態を指示している場合は押すことで照明光の補正開始を示す補正開始スイッチとなり、たとえばプッシュ式のスイッチなどで構成されている。
【０８５６】
図２５中１０１９は照明装置１の電池収納部である。
【０８５７】
図２５中１０２０はクローズアップレンズ取り付け用ネジであり、照明装置前面にクローズアップレンズ１００４が取り付けられるように内周にネジ加工が施されている。
【０８５８】
図２５中１０２１は照明装置１をアダプターリング１００２に取り付けるためのレバーであり、レバーを押すことによってアダプターリング固定用爪１０２４が一時的に広がり、アダプターリング１００２の照明装置固定部２２を咥え込む。
【０８５９】
図２５中１０２３はカメラレンズ固定用外周ネジであり、カメラレンズ部内周ネジ１０２５と結合する。
【０８６０】
次に、図２５中１００１の照明装置に関して、図２５以外の実施例を図２７に示す。
【０８６１】
図２７に関しては照明部１００５として光源収納部１０３９内に設置された光源１０３０から出た光を、ライトガイド１０３１によって左右へ分岐させている。
【０８６２】
ライトガイド１０３１は光ファイバーなどの導光デバイスを保護用のフレキシブルチューブなどで被覆した形態のものが好ましく、さらに好ましくは屈曲半径が５０ｍｍ程度の柔軟なものが好ましい。
【０８６３】
また、ライトガイド先端部１０３２は中央部に導光された光を照射する照射部１０３４が存在し、ネジ部１０３３をガイドアーム１０３７内の長穴部１０３８に通し、ワッシャ１０３５と固定ナット１０３６によって固定している。
【０８６４】
ライトガイド１０３１は柔軟に変形させることができるので、ガイドアーム１０３７部の長穴部１０３８に沿ってライトガイド先端部３２を移動させることができ、任意の位置にナット１０３６によって固定することができる。
【０８６５】
その他の機能に関しては図２５の実施例と同じであるのでここでは省略する。
【０８６６】
次に、図２５中１の照明装置に関して、図２５以外のさらなる実施例を図２９に示す。
【０８６７】
図２９に関しては、電池収納部を照明装置から切り離した形態のもので、図２９に示すように左手用グリップ１０４０のグリップ部１０４５に電池収納部１０４２を装備し、電池収納部カバー１０４１を開けることにより電池の収納を可能にしている。
【０８６８】
また、カメラ１００３の底面の三脚取り付け用ネジに結合する左手グリップ固定用ネジ１０４４を用いて、アーム部１０４３をカメラ底面に固定している。
【０８６９】
アーム１０４３には長穴部１０４６が開けられており、左手グリップ固定用ネジ１０４４を左右に動かすことができるので、種々の大きさのカメラの取り付けに対応することができる。
【０８７０】
また、左手グリップをカメラ１００３に設置することにより、無理な姿勢での安定した撮影を可能にしている。
【０８７１】
歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本を撮影することにより、ホワイトバランスを調整したり、撮影光量を調整するために、歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本の色のデータを内蔵することが好ましい。また、ホワイトバランス用に特別に設計した灰色の専用紙または専用板を使用することも好ましい。特別に設計するとは、ホワイトバランス調整により、灰色の専用紙または専用板の画像の色を無色と見なすことにより、天然歯または補綴物またはシェードガイドの色が正確に撮像される様に該灰色の専用紙または専用板の色調を調整して設計することである。
【０８７２】
フラッシュの種類、位置および角度、クローズアップレンズの有無、NDフィルタの有無、拡散板等のフラッシュ光を変化させる部材の有無に応じてフラッシュ光量を調整するために、これらの有無による画像の明るさの変化をあらかじめ内蔵または計算し、表示メニューと選択スイッチ等でこれらの撮影条件を選択することにより、フラッシュ光量を変化させる構成も考えられる。
【０８７３】
第５７Ｂ図に示した様に、半透明または拡散する部材をフラッシュ発光部の前に装着することによりフラッシュの減光を行うとともに、この減光に応じてフラッシュ光量を増大することも好ましい。この部材は板状の減光板でも、紙状の減光紙でも、フィルム状の減光フィルムでも構わない。この減光効果は、あらかじめ歯科口腔測色写真システムに減光率情報として内蔵し、その分フラッシュ光量を増光する。
【０８７４】
第５７Ｃ図に示した様に、フラッシュを保持するための保持具の内径が、口径変換アダプタを使用せずしてレンズ筒の口径よりも一定の公差以上大きいか、口径変換アダプタを使用してその変換後の口径よりも一定の公差以上大きくすることにより、フラッシュを保持するための保持具を、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外側に保持固定することが可能となり、該保持具が画角を狭めることを防ぐことが出来る。該保持具は、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外形側にねじで固定するか、または、これらの間に挟み込むことが好ましい。
【０８７５】
（発明の実施の形態の構成）
本発明の実施の形態について図３０〜３６を用いて説明を行なう。
【０８７６】
図中には構成部材の番号だけでは解りづらいので、一部略表現した部材名を記した。また図中に２点鎖線で示した部分は部材または概念を示す。
【０８７７】
本発明の実施は、照明システムを含む歯科口腔撮影用デジタルカメラ（１）、歯科口腔画像管理ソフトウェア（２Ｓ）およびコンピュータシステム（２）、歯科用測色計（３）、歯科用色標識（４）、歯科用定型色表現の診断票（５）を基本構成とする（図３０）。
【０８７８】
歯科口腔撮影用デジタルカメラ（１）においては、カメラ本体（１１）、カメラ制御ソフト（１２Ｓ）、ファインダー（１３）、液晶モニター（１４）、照明システム（１５）、光ファイバによるガイド（１６）、赤外カットフィルターを構成要素とする。
【０８７９】
歯科用測色計、歯科用色標識、定型色表現の診断票に関しては、３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムの色表現を用いることを要件とし、その構成は自由である。
【０８８０】
次に、図３３、図３４を用いてカメラの構成部材である照明システム（１５）の構成を示す。撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムによる照明システム（１５）はストロボ発光部（１５１）、ストロボアーム（１５２）より構成される（図３３）。
【０８８１】
撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることを特徴とすることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムまたは、光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムまたは、光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムによる照明システムはストロボ発光部（１５１）、光ファイバ（１５３）、光ファイバアーム（１５４）、ミラー（１５５）、光ファイバ固定具（１５６）、パイロットランプ（１５７）より構成される（図３４）。
【０８８２】
（発明の実施の動作または特性の構成）
本発明の実施の特性の構成について、扱うデータ構成について図３１、内蔵する機能ブロックの構成について図３２、人間天然歯の表現の構成について図３５に示す。
【０８８３】
歯科口腔撮影用デジタルカメラで扱うデータ（６）、歯科口腔画像管理ソフトウェアで扱うデータ（７）、歯科口腔撮影用デジタルカメラの制御プログラムの機能ブロック（８）、歯科口腔画像管理ソフトウェアの機能ブロック（９）を基本構成とする。
【０８８４】
歯科口腔撮影用デジタルカメラで扱うデータ（６）または歯科口腔画像管理ソフトウェアで扱うデータ（７）としては、被写体の画像そのものである画像データ（６１、７１）、患者名・撮影部位・撮影順を含む撮影対象データ（６２、７２）、絞り・シャッター速度・照明光量等の撮影条件データ（６３、７３）、診療所名・術者名を含む術者データ（６４、７４）、画像が撮影時のオリジナルであるか・改変されたものかの認証のための画像認証・改変データ（６５、７５）、撮影画像の輪郭を抽出した画像輪郭データ（６６、７６）、カメラの制御プログラム（６７、７７）、規格撮影データ（６８、７８）により構成される。
【０８８５】
歯科口腔撮影用デジタルカメラと歯科口腔画像管理ソフトウェアが同じデータを扱うのは、歯科口腔撮影用デジタルカメラが内蔵するプログラムで動作し、歯科口腔写真システムとしての動作が歯科口腔画像管理ソフトウェアの制御で行なわれることと歯科口腔撮影用デジタルカメラが内蔵するプログラムの制御で行なわれることに本質的な違いは無いことを前提とする。
【０８８６】
したがって、これらのデータの構成は歯科口腔画像管理ソフトウェアまたは歯科口腔撮影用デジタルカメラのいずれかに存在しても両方に存在してもよい。
【０８８７】
歯科口腔撮影用デジタルカメラの制御プログラムの機能ブロック（８）または歯科口腔画像管理ソフトウェアの機能ブロック（９）としては、歯科撮影表示・一般撮影選択を行なうブロック（８１、９１）、診療所名を含む術者の表示・入力・選択・記録を行なうブロック（８２、９２）、患者名・撮影部位を含む撮影対象表示・入力・選択・記録を行なうブロック（８３、９３）、絞り・シャッター速度・照明光量等の撮影条件を表示・入力・選択・記録するブロック（８４、９４）、撮影画像がオリジナルであるか改変されたかを示すための情報を記録する画像認証・改変情報記録ブロック（８５、９５）、撮影画像の輪郭そ抽出する画像輪郭データ抽出ブロック（８６、９６）、歯科口腔撮影用デジタルカメラのファインダーまたは液晶モニターに撮影対象に応じた照準を表示する照準・輪郭データ表示ブロック（８７、９７）、照準に合う様に術者にカメラの位置・方向を示すカメラ位置・方向指示ブロック（８８、９８）、被写体との距離を検出し照明光量を補正するブロック（８９、９０）、撮影した画像を整理・追加・管理・表示するブロック（８Ａ、９Ａ）、画像の色を補正するブロック（８Ｂ、９Ｂ）、患者名を入力し特定するためのブロック（８Ｃ、９Ｃ）、画像の色の判定・表示・出力を行なうブロック（８Ｄ、９Ｄ）、治療過程の画像の色変化を表示・印刷するブロック（８Ｅ、９Ｅ）、制御プログラムを送信または受信するブロック（８Ｆ、９Ｆ）、撮影を実行するブロック（８Ｇ、９Ｇ）により構成される。
【０８８８】
歯科口腔撮影用デジタルカメラと歯科口腔画像管理ソフトウェアが同じ機能ブロックを持つのは、歯科口腔撮影用デジタルカメラが内蔵するプログラムで動作し、歯科口腔写真システムとしての動作が歯科口腔画像管理ソフトウェアの制御で行なわれることと歯科口腔撮影用デジタルカメラが内蔵するプログラムの制御で行なわれることに本質的な違いは無いことを前提とする。
【０８８９】
したがって、これらの機能ブロックの構成は歯科口腔画像管理ソフトウェアまたは歯科口腔撮影用デジタルカメラのいずれかに存在しても両方に存在してもよい。
【０８９０】
次に人間天然歯の表現の構成について図３５を用いて説明する。任意の色は色に関する３つの独立した値として表現できることが国際照明学会で認められている。
【０８９１】
これを表色系というが、代表的な表色系として図３５に示すＬ＊（明度を示す）、ａ＊、ｂ＊（Ｌ＊軸からの距離が彩度を表し、Ｌ＊軸周りの位相角が色相を表す。）がある。
【０８９２】
人間天然歯の色の分布は図中の楕円体付近の非常に狭い範囲に分布している。本発明の実施の特性の構成としては、この狭い分布を全表色空間とする新たな表色系として図に示すＳ、Ｖ、Ｈの値と目盛で表す人間天然歯表色系を構成している。
【０８９３】
次に歯科口腔測色写真システムの形態について述べる。
【０８９４】
表示部とはモニター及び／またはファインダーのことである。
距離確認ゲージとは、表示部に距離ゲージと比較するために表示または配置されたゲージのことである。
【０８９５】
好ましくは歯科撮影の撮影倍率に対応した目盛が付されてる。更に好ましく、表示部の枠である。
【０８９６】
また、距離ゲージが色見本と一体の距離ゲージであることは好ましい。
【０８９７】
歯科撮影とは規格撮影及び／または補綴目的の歯周辺をクローズアップ撮影のことである。
被写体までの距離とは、カメラの設計上任意の部位またはストロボの発光面から被写体表面までの距離のことである。カメラの設計上任意の部位とはストロボの発光面との位置関係が設計上確定出来る部位のことである。
【０８９８】
画像の明るさとは、ストロボの発光光量によって変化する画像の色の変化の方向のことである。
【０８９９】
画像の明るさを制御するとは、撮影条件として、フラッシュ光量）×（絞り直径）２×（露光時間）／x２を一定にするかまたは、撮影後の画面表示または印刷物の画像の明るさをコンピュータ上でソフトウェアにより調整することである。撮影条件として、フラッシュ光量）×（絞り直径）２×（露光時間）／x２を一定にすることが好ましい。
【０９００】
好ましい画像の明るさは、被写体である歯の明るさがその歯の色特性に応じてＬ＊ａ＊ｂ＊表色系におけるＬ＊値が６０〜８５の範囲になる様に調整可能な明るさの事である。
被写体までの距離に応じて画像の明るさを制御するシステムに加えて、被写体までのピントの調整に自動焦点機能を用いることが好ましい。
【０９０１】
規定の撮影倍率とは、歯科では一般的に用いられている歯科独特の規格撮影や補綴を目的とする歯の周辺部を拡大撮影する場合の札絵倍率のことである。
【０９０２】
歯科独特の規格撮影の例としては上下全歯牙の唇側または頬側を露出させての撮影、上顎右側歯列のみの撮影、上顎咬合面のミラーを用いた撮影、補綴対象の歯牙（欠損して失われた状態を含む）とその周辺の歯牙の撮影、顔全体の撮影（開口、閉口、笑顔）である。
【０９０３】
これらの撮影では、大人と子供によってもことなるが、撮影領域の大きさはある程度固定されており、３５ｍｍフィルムに換算したいわゆる撮影倍率がそれぞれの規格撮影ごとに決まっている。
【０９０４】
撮影倍率とは、規格撮影の撮影画像の範囲が撮像面上でどれくらい拡大または縮小されているかの倍率のことである。最近のＣＣＤを用いたデジタルカメラでは、撮像面の大きさが機種によって異なるために３５ｍｍフィルム換算で用いられることが多い。
【０９０５】
拡大倍率とは、ズーム機能および／またはクローズアップレンズを用いた撮影距離をこれらを用いなかった場合に必要な撮影距離で割ったものである。
【０９０６】
７０〜１０５％以内の撮影倍率とは、規定の撮影倍率に対応する撮影範囲の１００／１０５の範囲を含む１０／７倍の広い範囲を撮影する撮影倍率から規定の撮影倍率までの撮影倍率のことである。
規定の撮影距離とは、そのときの拡大倍率において、規定の撮影倍率に対応する撮影距離のことである。
【０９０７】
９５〜１３０％の撮影距離とは、規定の撮影倍率の１００／１３０〜１００／９５の撮影倍率範囲となる様な撮影距離の範囲である。
【０９０８】
自動焦点が有効になるとは、実際の撮影距離が、規定の撮影距離の９５〜１３０％の範囲か、規定の撮影倍率の７０〜１０５％を実現する撮影距離となった場合に自動焦点による撮影を可能にし、有効な範囲外では自動焦点による撮影を可能にすることである。
【０９０９】
自動焦点による撮影を不可能にするとは、ピントの合ったファインダー画面出力またはモニター画面出力を行わないか、さらに、もっとカメラを被写体に近づけるべきか遠ざかるべきかを報知するか、これらに加えて撮影操作を無効にするなどの対応がある。
【０９１０】
撮影画像をトリミングするとは、規定の撮影距離の９５〜１３０％の範囲か、規定の撮影倍率の７０〜１０５％により撮影された目的の範囲より広い範囲の画像の周辺部の目的範囲外の部分をカットして目的の範囲のみの画像にすることである。
【０９１１】
好ましくは目的の範囲の中心を指定できることである。
報知手段とは、術者に報知する手段であれば何でも良いが、好ましくは音または画像表示または振動である。好ましくはファインダーまたはモニタに特定の表示を行うことである。
撮影が可能になるとは、術者の撮影操作があった場合に撮影が実行可能な状態になることを言う。
【０９１２】
歯科撮影に対応した規定の撮影倍率および／または拡大倍率に対応する撮影距離を予め決定するために、カメラに歯科口腔写真撮影における規格撮影や補綴目的の歯周辺をクローズアップ撮影する場合の撮影のうちのどれかを選択できる機能を内蔵するのが好ましい。
【０９１３】
さらにこの機能はファインダーやモニターに表示される選択画面と、選択入力スイッチの機能により実現されるのが好ましい。
【０９１４】
さらに、各規格撮影や補綴目的の歯周辺をクローズアップ撮影する場合のその撮影の種類、撮影倍率、拡大倍率、撮影距離情報をカメラの内部に予め内蔵しておくのが好ましい。そのうちの撮影距離情報と、実際の被写体との距離情報により自動焦点や撮影自体を可能にする判定を行うのが好ましい。
【０９１５】
次に歯科写真撮影システムの形態について述べる。
【０９１６】
被写体までの撮影距離に応じて画像の明るさを制御するシステムに加えて、被写体までの焦点の調整に自動焦点機能を用いることが好ましい。
【０９１７】
自動焦点機能を用いて被写体までの撮影距離を測距し、その測距情報に基づいて設定した撮影距離の９５％〜１３０％の撮影距離であることの判定を行い、術者に報知したり、撮影を可能にすることが好ましい。
【０９１８】
画像の明るさを制御するための、カメラから被写体までの撮影距離を測定する方法としては、距離センサを用いることが好ましく、さらに距離センサには赤外線や超音波やＬＥＤ・フォトダイオードを用いるのが好ましい。
【０９１９】
画像の明るさを制御するため以外の、カメラから被写体までの撮影距離を測定する方法としては、自動焦点で使用している距離を測定する方法を兼用したり、距離センサーを用いることが好ましく、さらに距離センサには赤外線や超音波やＬＥＤ・フォトダイオード、を用いるのが好ましい。
【０９２０】
画像の明るさを制御するためのカメラから被写体までの撮影距離を測定する方法と、画像の明るさを制御するため以外のカメラから被写体までの撮影距離を測定する方法を共通で使用することができる。
【０９２１】
カメラから被写体までの撮影距離を測定する方法と自動焦点機能をリンクすることが好ましい。
【０９２２】
照明システムに内蔵した距離センサにより被写体までの撮影距離を検出し、照明光量および／またはＣＣＤ撮像素子への露光時間および／または絞りを制御することにより、被写体までの撮影距離に応じて画像の明るさを制御することが好ましい。
【０９２３】
画像の明るさを制御するために（照明光量）×（絞り直径）＾２×（露光時間）／（撮影距離）＾２を一定にすることが好ましい。特に照明光量だけで制御する場合は照明単体で制御が可能となることが好ましい。
【０９２４】
撮影倍率が２倍〜１／５倍の範囲で、被写体までの撮影距離が５０ｍｍ〜１ｍの範囲で被写体までの撮影距離に応じて画像の明るさを制御する歯科写真撮影システムであることが好ましい。
【０９２５】
距離ゲージを同時撮影して撮影距離を算出し、画像ファイルに添付した撮影倍率情報とともにコンピュータ上で画像の明るさを調整するとともに規定の撮影倍率の画像範囲にトリミングする歯科写真撮影システムであることが好ましい。距離ゲージの一対応として物差しがある。
【０９２６】
また、距離ゲージが色見本と一体の距離ゲージであることは好ましい。
【０９２７】
好ましい画像の明るさは、被写体である歯の明るさがその歯の色特性に応じてＬ＊ａ＊ｂ＊表色系におけるＬ＊値が６０〜８５の範囲になる様に調整可能な明るさの事である。
【０９２８】
歯科撮影に対応した撮影倍率および／または拡大倍率に対応する撮影距離を予め決定するために、歯科写真システムに歯科撮影における規格撮影や補綴目的の歯周辺をクローズアップ撮影する場合の撮影のうちのどれかを選択できる機能を内蔵するのが好ましい。
【０９２９】
さらにこの機能はファインダーやモニターに表示される選択画面と、選択入力スイッチの機能により実現されるのが好ましい。
【０９３０】
さらに、各規格撮影や補綴目的の歯周辺をクローズアップ撮影する場合のその撮影の種類、撮影倍率、拡大倍率、撮影距離情報をカメラの内部に予め内蔵しておくのが好ましい。
【０９３１】
そのうちの撮影距離情報と、実際の被写体との撮影距離情報により自動焦点や撮影自体を可能にする判定を行うのが好ましい。
【０９３２】
次に第５５図を用いて、歯科写真撮影システムの構成を述べる。カメラ内蔵の制御装置に対して距離センサ、撮像CCDからの物理的または電気的入力がある。これに対し、歯科撮影または通常撮影の区別、歯科撮影の種類、倍率である歯科撮影倍率、歯科画像の明るさ、クローズアップレンズの有無、フィルタの有無と種類に関するフィルタの情報、フラッシュの種類、フラッシュの位置と方向に関するフラッシュオプション情報を含む歯科撮影条件入力や、ズーム倍率、撮影距離、照明光量、絞りの物理的または電気的またはソフトウェアとメニュー表示と操作入力の連携による入力がある。また、ズーム倍率、照明光量、絞りに関する操作出力がありそれぞれズーム機構、照明システム、絞り機構によって操作される。
【０９３３】
さらに記録メディアを通してプログラムデータや撮影画像データの入出力を持ち、これらは画像管理ソフトウェアによってパソコンとの間で情報の授受が行われる。パソコンにはモニタ、プリンタがあり、それぞれ映像出力と印刷出力を持つ。画像管理ソフトウェアはパソコンにインストールされる形で機能する。
【０９３４】
さらにカメラ内蔵の制御装置は画像報知手段および音声報知手段および該照明システムへの制御出力を持つ。カメラ内蔵の制御装置内では、クローズアップレンズの有無による拡大倍率、ズーム倍率によるズーム倍率、撮影距離の３つにより倍率が決定される。またはさらに、歯科撮影倍率に応じて、倍率すなわちズーム倍率、撮影距離が制御または術者への指示報知がなされることも好ましい。カメラ内蔵の制御装置にはこの他、照明光量、絞り、露光時間の情報も制御情報として内蔵する。
【０９３５】
さらに図５６を用いて、制御情報の関係を述べる。ズーム倍率は撮影距離と倍率と拡大倍率の関数として決定される。ここで、拡大倍率とはクローズアップレンズの有る場合と無い場合の倍率の比である。照明光量はあらかじめ決めてある歯牙画像の明るさ、撮影距離、露光時間、絞り、感度の関数として決定される。ここで、感度は撮像感度によって決定されている。また、緩和撮影条件は撮影距離と倍率に関して設定されるのが好ましい。これらの緩和撮影条件は、撮影条件に１より小さい係数を掛けた値から１より大きい係数を掛けた値の間の値として設定されるのが好ましい。
【０９３６】
また、図５７は距離ゲージと距離確認ゲージの例を示す。距離ゲージとしては被写体である歯牙の近傍に歯牙と同時に撮影映像または撮影準備映像として撮影される。これは従来より被写体と同時に観察または撮影されるシェードガイドの一部分として実現するのは好ましい。さらに、距離確認ゲージはモニター画面の下部に設置または映像出力される。この距離確認ゲージの所定の幅に距離ゲージの映像が重ね合わされることにより、所望の歯科撮影倍率が倍率として実現される。モニター画面の他にファインダー画面に表示または設置されることも好ましい。
【０９３７】
次に機械装置の制御システムの形態について述べる。
【０９３８】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【０９３９】
この実施形態の制御システムは、器械装置であるデジタルカメラ５００１をカスタイマイズサービスの対象とするものであり、図３９に示すように外部の情報処理装置たるサーバ装置５００２から端末装置５００３を介してデジタルカメラ５００１の動作モード、動作機能等の内部状態の切替・追加制御を行なうことにより、汎用のデジタルカメラ１に歯科に特化した機能を付与するものである。
【０９４０】
端末装置５００３とデジタルカメラ５００１との通信は通信ケーブルを用いて行われるか、又は、デジタルカメラが有するメモリカード等のメディアＭを用いて行われる。
【０９４１】
端末装置５００３とサーバ装置５００２との通信はインターネットなどの通信手段Ｎにより行われるか又はＣＤ−ＲＯＭ等のメディアＭを介して行われる。
【０９４２】
まず、歯科に特化した場合にデジタルカメラ５００１に要求される機能も含めて、デジタルカメラ５００１の機能について説明する。
【０９４３】
まずデジタルカメラ５００１は、図４０に示すように、撮影に必要な光学系や照明などの撮影用ハードウェアに加え、ＣＰＵ１０ａ、フラッシュメモリカード等による撮影画像の記録メディア５０１０ｆ、ＥＥＰＲＯＭ（またはフラッシュメモリ）５０１０ｂ、ＲＡＭ５０１０ｃ、ハードウェアインターフェース５０１０ｄおよび入出力インターフェース５０１０ｅ等を備えた通常のマイクロコンピュータユニット５０１０を搭載したもの（市販のもの）を使用する。
【０９４４】
デジタルカメラ５００１の記録メディア５０１０ｆやＥＥＰＲＯＭ５０１０ｂには、内部状態情報Ｚの一つである動作モード情報として、図４１に示すように、歯科以外の撮影時に動作する非歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００１と、どの様な撮影時でも共通に動作する基本撮影プログラム部分Ｐ５００２と、歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００３とがファームウェアとして書き込まれる。
【０９４５】
すなわち、図４１（Ａ）において、非歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００１及び基本撮影プログラム部分Ｐ５００２は初期段階において作動可能な状態にあり、歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００３はインストールされていないか作動禁止状態にある。
【０９４６】
前記基本撮影プログラム部分Ｐ５００２の一部には、外部から読み込まれた制御情報Ｃ（認証コード）によって、図４１（Ｂ）に示すように歯科撮影用プログラムＰ５００３を新たにインストールするか或いは既にインストールされている当該プログラムＰ５００３の作動禁止状態を解除するかし、同時に非歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００１を作動禁止状態に切り替えるスイッチング機能を含む。
【０９４７】
すなわち、デジタルカメラ５００１は、非歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００１と基本撮影プログラム部分Ｐ５００２が動作している非歯科用動作モードＭ１と、歯科口腔撮影用プログラム部分Ｐ５００３と基本撮影プログラム部分Ｐ５００２が動作している歯科用動作モードＭ５００２のいずれかで動作する。
【０９４８】
非歯科用動作モードＭ５００１は、例えば通常のフリー撮影モードのように、歯科に特化せず汎用的な撮影に適用できるモードであり、図４２に示すように、オートフォーカス機能Ｍ５０１１やフラッシュ制御機能Ｍ５０１２、画像編集機能Ｍ５０１３などの動作機能Ｍ５０１０が付随する。
【０９４９】
オートフォーカス機能Ｍ１１は一般によく知られた自動焦点機能であり、フラッシュ制御機能Ｍ５０１２はフラッシュのタイミングや露出時間等を制御するものであり、画像編集機能Ｍ５０１３は画像の分類・整理等に必要な、サムネイルその他で撮影画像をインデックス表示したり削除したりする一般的なものである。
非歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００１にはこれらの動作機能Ｍ５０１０に対応した内部状態情報Ｚが含まれている。
【０９５０】
これに対して、歯科用動作モードＭ５００２は、歯科に特化した撮影を行なう動作モードであり、例えば図４３に示すように、医院用動作モードＭ５０２１（規格撮影：全体）、技工所用動作モードＭ５０２２（規格撮影：拡大）大学用動作モードＭ５０２３（フリー撮影）、小児歯科用動作モードＭ５０２４、矯正用動作モードＭ５０２５などからなる。
【０９５１】
医院用動作モードＭ５０２１（規格撮影）は、歯牙や歯列や顔貌を撮影対象とし、所定の距離・方向・配置角度で撮影するモードである。
【０９５２】
技工所用動作モードＭ５０２２は、義歯作成の対象となる歯を撮影対象とし、対象となる歯の位置に応じた所定の距離・方向・配置角度で撮影するモードである。
【０９５３】
大学用動作モードＭ５０２３（フリー撮影）は、主に研究目的のためのものであり、撮影対象である歯牙や歯列や顔貌を、距離・方向・配置角度を特に定めず自由に撮影するモードである。
【０９５４】
小児歯科用動作モードＭ５０２４は、永久歯ではなく乳歯の歯牙や歯列に基づいて距離・方向・配置角度が設定されているモードである。矯正用動作モードＭ５０２５は、矯正という特定目的に撮影方法や各種設定値等の撮影条件を特化したモードである。
【０９５５】
歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００３は、これらの動作モードを実現する内部状態情報Ｚを、通常は使用不可の状態で含んでおり、個別に各機能を特定した制御情報Ｃが外部から与えられることによって始めて、対応する内部状態情報Ｚを使用可の状態にし、ユーザーが撮影時に当該機能を利用できるようにしている。
【０９５６】
このようにしてなる歯科用動作モードＭ５００２には、撮影距離対応フラッシュ光量調整機能Ｍ２０１、マクロ撮影機能Ｍ５２０２、診療情報記録機能Ｍ５２０３、撮影支援機能Ｍ５２０４、患者アルバム機能Ｍ５２０５、色補正機能Ｍ５２０６、改変不能機能Ｍ５２０７などの動作機能が付随する。
【０９５７】
撮影距離対応フラッシュ光量調整機能Ｍ５２０１とは、被写体との間の距離を検出しこれに応じてフラッシュ光量を自動的に算出する機能をいい、例えば距離の二乗に比例して光量を増大させるなどの計算を行なう機能である。
【０９５８】
マクロ撮影機能Ｍ５２０２とは、特定の歯牙等を接写する目的に特化した機能をいい、例えば最適な焦点・露出等となるようにフラッシュや焦点を制御する機能である。診療情報記録機能Ｍ５２０３とは、歯科医師が下した診療情報や撮影部位に関する情報を患者毎に画像と関連づけて診療データとして記録する機能をいい、例えば補綴物の作成データやホワイトニングのデータ、歯の測色データ等が挙げられる。
【０９５９】
これらの診療データは、患者の画像データファイルに内蔵しておくと一体的に取り扱えて分類・整理に効果的である。撮影支援機能Ｍ５２０４とは、規格撮影・再現撮影等の予め手順が定まっている撮影に対してその手順の説明を表示又は音声を通じて行なう機能をいい、例えば次に撮影すべき患者名、歯牙または歯列または顔貌、距離・方向・配置角度などを順次報知する機能である。
【０９６０】
患者アルバム機能Ｍ５２０５とは、撮影画像データをアルバム的に編集・閲覧等できるようにする機能をいい、例えば撮影画像データを患者毎に階層的に追加、分類、整理、管理、表示する機能である。
【０９６１】
色補正機能Ｍ５２０６とは、歯牙などを撮影した画像の色を本来の色に再現するための補正を行う機能をいい、例えば測色計で取得した色が再現されるようにモニターやプリンターの出力画像を調整することで撮影画像を補正する機能である。
【０９６２】
改変不能機能Ｍ５２０７とは、撮影した画像に対する加工等を禁止する機能をいう。歯科撮影用プログラム部分Ｐ５００３は、これらの動作機能を実現するための動作情報を内部状態情報Ｚの一部に含んでいる。
【０９６３】
一方、この歯科撮影モードＭ５００２においては、動作関連情報として各機能を実現するために必要な動作データＤ５０２０を必要に応じて使用する。
【０９６４】
ここで採り上げる動作データＤ５０２０には、フラッシュ光量データＤ５０２１、シェードガイドデータＤ５０２２、色見本データＤ５０２３などがある。
【０９６５】
フラッシュ光量データＤ５０２１は、外部フラッシュシステムの距離対光量データや、内部フラッシュシステムの距離対光量データ等である。
【０９６６】
シェードガイドデータＤ５０２２は、人間天然歯の色分布の中心付近を基準として分布の幅方向または彩度方向および長さ方向または色の鮮やかさ方向および奥行きまたは色合い方向に色を３次元的に分割して表現したデータである。
【０９６７】
色見本データＤ５０２３は、口腔撮影時に同時に撮影されコンピュータディスプレイに表示またはプリンタで印刷した際に当該色見本を本来の色に再現することによって口腔写真の色補正を可能とする基準色を与えるデータである。
【０９６８】
歯科用プログラム部分は、これらの動作データをも内部状態情報Ｚとして含んでいる。
【０９６９】
これらの動作データは、数式等の形で与えることもできる。
【０９７０】
一方、必ずしも歯科に特化した機能ではないが、歯科分野で特に有用な機能として、動作データ抽出機能Ｍ５０１４は、デジタルカメラ５００１の動作状況をモニタリングする動作状況データＤ５０１４を抽出する機能である。
【０９７１】
具体的には、デジタルカメラ５００１の各機能の動作が正常か否かのデータ、デジタルカメラ５００１の各機能特性データや、デジタルカメラ５００１の動作特性データ、デジタルカメラ５００１に付属する電池等の消耗品の残量等に関するデータである。
【０９７２】
また、使用データ抽出機能Ｍ５０１５は、デジタルカメラ５００１の使用状況をモニタリングする使用データＤ５０１５を抽出する機能である。
【０９７３】
具体的には、デジタルカメラ５００１が使用された事実に関するデータ、使用回数データ、撮影枚数データ等に関するデータである。
【０９７４】
なお、本システムとして、複数の患者の画像データまたは補綴物の作成データまたはホワイトニングのデータまたは歯の測色データまたはこれらのデータを分析・加工したデータといった診療データＤ５０２４をデジタルカメラ５００１から吸い上げてサーバ装置５００２に配置し、使用者または患者の要求に応じて端末装置５００３にデータを供給するようにしておくことも有効である。
【０９７５】
また、前記診療情報記録機能Ｍ５２０３には、閲覧者または改変者を含むデータ閲覧・改変履歴を患者データ毎に記録するとともに改変前のデータを残す機能を持たせておいてもよい。
【０９７６】
また、この実施形態は、動作機能Ｍ５０２０の一つに課金データ生成機能Ｍ５２０８を備えている。
【０９７７】
この場合の課金データ生成機能Ｍ５２０８は、課金の基礎となるデータを生成するもので、歯科用動作モードＭ５００２における各動作モードでの使用回数や撮影枚数に応じたポイントや金額を課金データＤ５０２５として生成し、これをデジタルカメラ５００１や端末装置５００３で表示したり、付属のプリンタで印刷したり、サーバ装置５００２にオンライン出力させるものである。
【０９７８】
この課金データＤ５０２５は、診療料金に加算するために上記診療データＤ５０２４に関連づけて保存することも可能である。
【０９７９】
しかして、本実施形態は、上記のような歯科に特化した場合にデジタルカメラ５００１に要求される動作モード情報、動作機能、動作データ等の内部状態情報Ｚをサーバ装置５００２から端末装置５００３を介して提供し、或いは、既にデジタルカメラ５００１に内蔵されている内部状態情報Ｚをサーバ装置５００２から有効に機能させるべく、端末装置５００３及びサーバ装置５００２を次のように構成している。
【０９８０】
まず、端末装置５００３を、図４４に示すように、ＣＰＵ５０３０ａ、記録メディア５０３０ｆ、ＣＤメディア５０３０ｆ２、ＲＯＭ５０３０ｂ、ＲＡＭ５０３０ｃ、入出力インターフェース５０３０ｄ、通信インターフェース５０３０ｅ等を備えた通常のコンピュータユニット５０３０により構成する。
【０９８１】
そして、ＣＤメディア５０３０ｆ２等にカメラ制御用プログラム５３００ｂを内蔵し、ＣＰＵ５０３０ａにこのカメラ制御用プログラム５３００ｂを読み込ませ、逐次実行させることによって、デジタルカメラ５００１との間の情報の授受を通じて、図４６に示す制御情報要求手段５３０２、制御情報取得手段５３０３、照合手段５３０４、状態制御手段５３０５を構築する。
【０９８２】
制御情報要求手段５３０２は、デジタルカメラ５００１に接続した端末装置５００３からインターネット等の通信手段Ｎ又は情報メディアＭを介して機器識別情報Ａを送信することにより、サーバ装置５００２に制御情報Ｃを要求する。
【０９８３】
機器識別情報Ａは、ユーザーを特定するためのコードであり、ユーザーが要求する内部状態情報Ｚを示す内部状態情報識別コードを付帯している。
【０９８４】
ユーザーを特定するためのコードとしては、例えば８桁のシリアル番号（製造番号）、ユーザーＩＤ、パスワード、クレジットカード番号などの、ユーザーを特定する数字や文字列或いはこれらの組み合わせをあげることができる（図４８参照）。
【０９８５】
このように、器械装置やユーザーを特定できる番号を２つ以上併用すれば、セキュリティー保護はより確実なものになる。
【０９８６】
ユーザーが要求する内部状態情報Ｚとは、ユーザーが必要とする動作モード、動作機能、動作データなどである。図４８はこの制御情報要求手段５３０２の具体的な態様を示しており、端末装置５００３の画面上にシリアル番号等を入力する欄、要求する動作モード、動作機能、動作データにチェックを入れる欄（モード選択欄、機能設定欄、データ設定欄）、サーバ装置５００２への送信ボタン、或いは情報メディアＭであれば書き込みボタン等（図示省略）が設けられている。
【０９８７】
制御情報取得手段５３０３は、通信手段Ｎ若しくは情報メディアＭを介してなされる制御情報要求に対するサーバ装置５００２の応答によって制御情報Ｃを取得する。
【０９８８】
図４６の例では、制御情報Ｃには、デジタルカメラ５００１に固有のものとして予めサーバ装置５００２に登録された内部識別情報Ｂ（ＣＰＵ番号やファームウェア番号）が含まれ、また、サーバ装置５００２の保有する内部状態情報Ｚのうち要求に係るものが付随する。
【０９８９】
一方、図４７の例では、制御情報Ｃには、デジタルカメラ５００１に固有のものとしてサーバ装置５００２に登録されている内部識別情報Ｂ（ＣＰＵ番号やファームウェア番号）が含まれ、また、デジタルカメラ５００１に予め内蔵されている内部状態情報Ｚのうち要求に係るものをＯＮにするための内部状態情報制御コードＣ５００１が付随する。
【０９９０】
照合手段５３０４は、デジタルカメラ５００１において制御情報Ｃに反映されている内部識別情報Ｂが、当該デジタルカメラ５００１に当初から書き込まれている内部識別情報ｂ（ＣＰＵ番号やファームウェア番号）と合致するか否かを、これらをＣＰＵ５０３０ａに取り込んで比較することによって照合する。
【０９９１】
状態制御手段５３０５は、照合が偽である場合に内部状態情報Ｚの制御を行なわず、照合が真である場合に内部状態情報Ｚの制御を行なう。
【０９９２】
すなわち、照合が真である場合のみ、前述した制御情報Ｃに基づいて、そのユーザーの要求した内部状態情報Ｚを利用可能にするための制御を行なう。
【０９９３】
具体的には、内部状態情報Ｚである歯科撮影用プログラムＰ５００３を特定の機能が利用できるようにその禁止状態を解除するか若しくは新たにロードし、非歯科用プログラムＰ５００１を使用禁止状態にする（図４１参照）。
【０９９４】
一方、サーバ装置５００２を、図４５に示すように、ＣＰＵ５０２０ａ、内部・外部記憶装置５０２０ｂ、入出力インターフェース５０２０ｄ、通信インターフェース５０２０ｅを備えた通常のワークステーション５０２０により構成する。
【０９９５】
そして、内部・外部記憶装置５０２０ｂにカメラ管理用プログラム５２００ｂを内蔵し、ＣＰＵ５０２０ａにこのカメラ制御用プログラム５２００ｂを読み込ませ、逐次実行させることによって、図４６に示す識別情報データベース５０２１、内部状態情報記憶手段５０２２、要求受付手段５０２３、照会手段５０２４、応答手段５０２５を構築する。
【０９９６】
識別情報データベース５０２１は、サーバ装置５００２においてデジタルカメラ５００１に固有の内部識別情報Ｂ(ＣＰＵ番号、ファームウェア番号など)を前述した機器識別情報Ａ（製造番号等）と関連づけて予め登録しておく。
【０９９７】
デジタルカメラ５００１の製造番号等の機器識別情報ＡとＣＰＵ番号（或いはファームウェア番号）などの内部識別情報Ｂとは１対１で対応しており、予めデジタルカメラ５００１の製造元等からそのデータを入手してこれらをレコード構造にしてデータベース化しておく。
【０９９８】
内部状態情報記憶手段５０２２は、要求に応じてユーザーに歯科用のデータを提供すべく、動作モード情報（歯科用動作モードＭ５００２、非歯科用動作モードＭ５００１を構築するための非歯科用プログラムＰ５００１、基本プログラムＰ５００２、歯科用プログラムＰ３等）、動作関連情報（動作機能Ｍ５０１０、Ｍ５０２０、動作データＤ５０１０、Ｄ５０２０等）などの内部状態情報Ｚを記憶保持している。
【０９９９】
図４７の例では、サーバ装置５００２側に内部状態情報はなく、デジタルカメラ５００１側に予め使用が禁止された状態で当該内部状態Ｚが内部状態情報記憶手段５１０１に格納されている。
【１０００】
要求受付手段５０２３は、端末装置５００３から機器識別情報ａを伴った制御情報要求信号を受け付ける。この要求に際して、この実施形態ではどの内部状態情報Ｚに関する制御情報を要求するかを端末装置５００３で具体的に選ぶことができる。これは図５０１０等に基づいて説明した通りである。
【１００１】
照会手段５０２４は前記識別情報データベース５０２１に前記機器識別情報ａと一致する機器識別情報Ａが登録してあるか否かを照会する。つまり、要求に係る機器識別情報ａと、登録に係る機器識別情報Ａとの一致・不一致をみる。そして、照会結果を後述する応答手段５０２５へ出力する。
【１００２】
応答手段５０２５は、前記照会手段５０２３による出力が真を表すものである場合（つまり登録がある場合）に、その機器識別情報Ａ（＝ａ）に対応して予め登録してある内部識別情報Ｂを前記識別情報データベース５０２１から取り出し、通信手段Ｎ又は情報メディアＭを介して端末装置５００３に（又は端末装置５００３を介してデジタルカメラ５００１に）当該内部識別情報Ｂを伴って制御情報Ｃを送付する応答をなす。
【１００３】
この制御情報Ｃには、図４６の構成においては内部状態情報Ｚが付随し、図４７の構成においては内部状態情報制御コードＣ５００１が付随する。
【１００４】
内部状態情報Ｚがロードされることによって機能できる状態となり、コードＣ５００１は、当該デジタルカメラ５００１の内部に内蔵されている全機能の中からそのユーザーの選択した機能のみを有効にする切替制御のためのものである。
【１００５】
図４９は以上を通信によって実現する場合の手順を例示したフローチャートである。先ず、端末装置５００３側において、制御情報要求の入力待ちをし、入力があると制御情報要求をサーバ装置２に送信する（制御情報要求ステップＳ５００１）。
【１００６】
サーバ装置５００２は、この制御情報要求信号を受信すると、要求に係る機器識別情報ａが識別情報データベース５０２１に登録されている機器識別情報Ａの何れかと一致するか否かを照合する（照合ステップＳ５００２）。
【１００７】
一致するものが登録されている場合、サーバ装置５００２は前記識別情報データベース５０２１から、少なくとも当該機器識別情報Ａに対応した内部識別情報Ｂを取り出し、通信手段Ｎ又は情報メディアＭを介して制御情報Ｃを送付する応答をなす（応答ステップＳ３）。
【１００８】
この応答信号は、図４６の構成では内部状態情報Ｚを伴い、図４７の構成では内部状態情報制御コードＣ５００１を伴う。次に、応答待ちをしていた端末装置５００３が応答信号を受け、制御情報Ｃを取得すると、その制御情報Ｃに反映されている内部識別情報Ｂに対応した情報が、器械装置１に書き込まれている内部識別情報Ｂと合致するか否かを照合する（照合ステップＳ５００４）。
【１００９】
そして、照合が真である場合に、制御情報Ｃに基づいて内部状態情報Ｚ（動作モード情報、モード関連情報（動作機能、動作データ）など）をロードするか、或いはその機能を有効にする切替制御を行なう（状態制御ステップＳ５）。
【１０１０】
図４５の構成の場合、照合ステップＳ５００４で真の結果を得た後にサーバ装置５００２から端末装置５００３に内部状態情報Ｚを送るようにしてもよい。
【１０１１】
＜変形例＞
図５０及び図５１に本実施形態に係る制御システムの別異の構成を示す。この構成の場合、前記要求受付手段５０２３において照合結果を出力するまでの過程は図４６、図４７のものと略同様である。
【１０１２】
図５０の構成において、照会手段５０２４による出力が真を表すものである場合（つまり要求に係る機器識別情報ａと識別情報データベースの中の機器識別情報Ａの一とが一致する場合）、その機器識別情報Ａに関連づけて登録されている内部識別情報Ｂを前記識別情報データベース５０２１から取り出す。
【１０１３】
そしてサーバ装置５００２は、通信手段Ｎにより端末装置５００３を介してデジタルカメラ５００１に当初から書き込まれている内部識別情報ｂを直接又は端末装置５００３を介して読み出す。
【１０１４】
この内部識別情報ｂは、最初の制御情報要求手段５３０２による要求時に同時に送ってもよい。次に、前記識別情報データベース５０２１から取り出した内部識別情報Ｂと、デジタルカメラ５００１から取り出した内部識別情報ｂとが合致するか否かを、サーバ装置５００２のＣＰＵ５０２０ａにおいて比較することによって照合手段５２３４が照合する。
【１０１５】
その後、応答手段５０２５’が、前記照合手段５２３４による照合が真である場合にのみ、内部状態情報記憶手段５０２２から内部状態情報Ｚを取り出して制御情報Ｃとともに端末装置５００３に送付するか、或いは、デジタルカメラ５００１側に内部状態情報Ｚが予め備わる場合には内部状態情報制御コードＣ５００１を制御情報Ｃとともに送付する。
【１０１６】
その後の構成は図４６、図４７のものと同様であり、図５１はこの変形例の場合の手順を示すフローチャートである。
【１０１７】
具体的な実施の動作
まず歯科口腔測色写真システムの具体的な実施の動作について述べる。
【１０１８】
次に本発明の実施の動作および効果について説明する。
【１０１９】
特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名が、術者により選択されるべく、表示または音声出力により術者に示され、撮影属性データ設定選択手段をそなえたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施の動作と効果としては、複数の撮影対象・撮影条件・術者名をファインダーまたは液晶モニターに選択メニューとして表示または音声出力し、そのなかから、特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名を術者が選択すべく動作することにより、術者支援とし操作性の向上をもたらすものである。
【１０２０】
被写体表面までの距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施の動作と効果については、被写体表面までの距離を自動焦点機能等で取得し、その距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することにより歯科用カメラの被写体反射光量を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０２１】
ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施による動作と効果については、ミラーを介した撮影では、ミラーの反射の時点で一定の光量低下があるので、ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することにより被写体反射光量を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０２２】
撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む本システムの実施の動作と効果については、図１３において、フラッシュ発光部１５１が、ａまたはｂ、ｃあるいはその中間の位置に対に位置決めされるべく、フラッシュアーム１５２がカメラ本体１１を中心に左右対象に伸び縮みする。このフラッシュアーム１５２は被写体を想定した位置を中心とする円上を移動する様に設計構成されている。
【１０２３】
この結果、被写体への照明の方向が変わっても照明から被写体への距離が変化せず、被写体反射光量を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０２４】
ミラー撮影の場合に、ミラーを凹面鏡にするとともに、歯科口腔撮影用プログラム部分BP3´をコンピュータに読み込むことにより演算手段を構成し、前記ミラーを通じて取得した撮影データを演算手段を介して平面上に展開するようにすれば、広角な撮影も好適に行なえるようになる。
【１０２５】
撮影のための照明が光ファイバによりガイドされる歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む本システムおよび光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変である歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む本真システムの実施による動作と効果については、フラッシュ発光部１５１の発光をミラー１５５で反射して可撓性のある光ファイバ１５３に導き、光ファイバアーム１５４に固定された位置にて照明光が投射される。
【１０２６】
光ファイバアーム１５４は被写体を想定した位置を中心に円弧上に光ファイバ固定具１５６の位置を左右対象に調節する。また光ファイバ１５３を光ファイバ固定具１５６に固定せずに任意の場所に固定することが出来る。
【１０２７】
この様にして撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることにより被写体反射光量を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０２８】
照明の方向から偏光板を介して撮影を行なうことにより、いわゆる照明によるてかりをなくして、エナメル層の下にある象牙層のうしょく（虫歯）を撮影できる効果をもたらすものである。
【１０２９】
光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段を備えることによる動作と効果については、上記の光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、上記の光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段（図１４におけるパイロットランプ１５７）を備えることにより被写体反射光量を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０３０】
３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または色判定票よりなる本システムの実施による動作と効果については、３次元の表色系において表した人間の天然歯の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角に目盛を配置し、および人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯または補綴物の色表現を備えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３１】
人間天然歯表色系の分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票をそなえたことを特徴とする歯科用色標識を含む本システムの実施による動作と効果については、人間天然歯表色系の分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票による歯科用色標識を備えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３２】
歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施による動作と効果については、歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３３】
３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の長さ方向および幅方向および奥行き方向または位相角に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系で、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を表現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施による動作と効果については、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を人間天然歯表色系で表現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３４】
測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施による動作と効果については、歯科口腔測色写真システムの歯科口腔測色写真プログラムであって、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる撮影データ記憶管理手段で、撮影属性データと撮影画像データを同一のファイルとして記憶させた結合ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、どちらか１方のファイルにファイル関連付け情報と共に記憶させた関連付け情報付ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、別のファイルにファイル関連付け情報を記憶させた関連付け情報ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた明示結合ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた隠匿結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号明示結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号隠匿結合ファイルの内の少なくとも一つとして、保存されることを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムの測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３５】
赤外カットフィルタを備えたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む本システムの実施による動作と効果については、赤外カットフィルタを備えたことにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３６】
色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した画像の色を３次元的に表現する歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる本システムの実施による動作と効果については、上記の色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３７】
また、色補正支援等に関する上記の構成によれば、色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらし、治療の過程で患者の歯または歯肉の色の変化の過程を画像または印刷物上で再現するか、または歯科口腔測色写真システムの歯科口腔測色写真プログラムであって、撮影画像データと撮影属性データを関連付けて記憶させる撮影データ記憶管理手段で、撮影属性データと撮影画像データを同一のファイルとして記憶させた結合ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、どちらか１方のファイルにファイル関連付け情報と共に記憶させた関連付け情報付ファイル、撮影属性データと撮影画像データを別々のファイルとし、別のファイルにファイル関連付け情報を記憶させた関連付け情報ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた明示結合ファイル、撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた隠匿結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と明示して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号明示結合ファイル、暗号化した撮影属性データを撮影画像データの一部と隠匿して置換えて同一ファイルに記憶させた暗号隠匿結合ファイルの内の少なくとも一つとして、保存されることを特徴とする歯科口腔測色写真プログラムの色表現で表示することにより、色表現または色再現性の向上をもたらし、歯肉の色表現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０３８】
さらに、撮影した画像データファイルまたは画像データでないファイルに撮影した画像がオリジナルであるか改変されたことを示す画像改変識別情報を付与し、パーソナルコンピュータ側で画像がオリジナルであることまたは改変されたことを確認支援・認証・保証情報を付与することにより、歯科用口腔画像の品質証明価値あるいは証拠価値の向上をもたらす。
【１０３９】
更に本発明の実施の動作および効果について説明する。
【１０４０】
歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用色標識および／または歯科用測色計および／または歯科用定型色判定票を構成要素とする歯科口腔写真システムの実施の動作および効果としては、歯科口腔撮影用デジタルカメラにより患者の口腔・顔・カルテを撮影し、撮影画像データ、および診療所名を含む術者データ、または患者名・撮影部位・撮影順番を含む撮影対象データ、または絞り・シャッター速度・照明光量等の撮影条件データを歯科口腔撮影用デジタルカメラから歯科口腔画像管理ソフトウェアにＵＳＢ等の通信ケーブルまたはフラッシュメモリーカード等の記録メディアを介して転送し、歯科口腔画像管理ソフトウェアで術者データ・撮影対象データ・撮影条件データをもとに撮影画像データを自動的に整理することにより、術者を支援し操作性を向上するものである。
【１０４１】
また、逆に既に撮影した特定の患者のこれらデータを歯科口腔撮影用デジタルカメラへ転送することにより、再診に訪れた患者の撮影を同じ条件で行なうことを撮影支援し操作性を向上するものである。
【１０４２】
また、歯科で行なわれている規格撮影の撮影対象データ・撮影条件データを内蔵し、術者に撮影指針を与え、かつ撮影準備を自動的に行ない操作性を向上するものである。
【１０４３】
また、ファインダーまたは液晶モニタに撮影対象に応じた照準または、再診の患者であれば以前の画像データの輪郭を表示して撮影支援し操作性を向上するものである。
【１０４４】
また、口腔写真撮影に対応した照明をセットし、照明の最適な制御を行ない、撮影画像の露出を最適化し、ミスの無い簡単撮影を実現し結果的に操作性を向上させるものである。
【１０４５】
また、歯の色の判定に関し、人間天然歯の表色系に基づく測色計、または歯科用色標識を用いて色の判定を行ない、色の再現を支援するものである。また、歯科用色標識を撮影対象と同時撮影することにより、撮影画像の色補正・色判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１０４６】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影することによって、歯科口腔撮影用デジタルカメラの色補正を行ない、色の再現を支援するものである。
【１０４７】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影し、歯科口腔画像管理ソフトウェアでコンピュータディスプレイに表示またはプリンタで印刷した歯科用色標識または一般の色票または色見本を再度撮影し、色データを照合することで歯科口腔撮影用デジタルカメラとコンピュータディスプレイまたはプリンタの色補正を行ない、色の再現を支援ものである。
【１０４８】
また、画像が撮影時のオリジナルのものであるか、改変されたものであるかを判別して、診療の品質保証の支援を行なうものである。
【１０４９】
カメラまたは照明の全部または一部の制御を、通信手段を介して行なうか、制御のためのプログラムまたはデータの授受を記録メディアおよび／または通信手段を介して行なうことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作としては、カメラまたは照明の全部または一部の制御を、通信手段を介して行なうか、制御のためのプログラムまたはデータの授受を記録メディアまたは通信手段を介して行なうことにより操作性の向上についての条件、つまり歯科口腔撮影用デジタルカメラと歯科口腔画像管理ソフトウェアのデータの共有と機能的な結合を行なうものである。
【１０５０】
歯科口腔撮影を行なう状態で起動し、歯科口腔撮影を行なわない状態に移行するための表示または操作入力をそなえたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作および効果としては、歯科口腔撮影を行なう状態で起動し、歯科口腔撮影を行なわない状態に移行するためのメニュー表示を行ない、このまま歯科口腔撮影を行なうか、一般の撮影に切り替えるか術者の操作入力により対応することで、歯科に特徴的な撮影以外の一般の撮影も可能にして操作性の向上をもたらすものである。
【１０５１】
複数の撮影対象または複数の撮影条件または複数の術者名が、あらかじめ決められた順序または撮影条件に従って術者により撮影されるべく、表示または音声出力により術者に示されることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、上顎前歯部・下顎前歯部・上顎小臼歯部・下顎小臼歯部等の複数の撮影対象が、あらかじめ決められた順序で撮影部位に応じた撮影条件、あるいは前回撮影の術者名とともにファインダーまたは液晶モニタに表示または音声出力により術者に示すことにより術者支援とし、前回撮影と同一術者の場合はさらなる操作性の向上をもたらしすものである。
【１０５２】
特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名が、術者により選択されるべく、表示または音声出力により術者に示され、選択操作入力手段をそなえたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、複数の撮影対象・撮影条件・術者名をファインダーまたは液晶モニターに選択メニューとして表示または音声出力し、そのなかから、特定の撮影対象または特定の撮影条件または特定の術者名を術者が選択すべく動作することにより、術者支援とし操作性の向上をもたらすものである。
【１０５３】
撮影対象または撮影条件または術者名を、撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、撮影対象または撮影条件または術者名を、撮影画像のデータファイル、例えばＪＰＥＧ形式のデータファイルのデータ領域に記録するか、または撮影画像ではない専用のデータファイルに記録することにより、これらデータファイルのデータを歯科用画像管理ソフトが自動処理して術者支援とし操作性の向上をもたらすための前提を提供するものである。
【１０５４】
あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で規格撮影する歯科口腔撮影用デジタルカメラにおいて、および／または同一患者における治療過程の同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再現撮影する歯科口腔撮影用デジタルカメラにおいて、特定の規格撮影または再現撮影の手順を１つの口腔写真撮影ステップとし、口腔写真撮影ステップを術者に表示および／または音声出力するか、および／または術者による選択入力手段をそなえるか、および／または撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録するかおよび／または通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、あらかじめ決められた歯牙または歯列または顔貌を、あらかじめ決められた距離・方向・配置角度で撮影する規格撮影、または同一患者における同一歯牙または歯列または顔貌を同一距離・方向・配置角度で再診時に再現撮影する場合に、規格撮影であればその撮影対象・撮影条件をあらかじめ口腔写真撮影ステップとして歯科用デジタルカメラおよび歯科用画像管理ソフトに内蔵し、再現撮影であれば、その患者の以前の撮影対象・撮影条件・術者名・以前の撮影画像の輪郭を口腔写真撮影ステップとして、複数の口腔写真撮影ステップを表示または音声出力し選択入力することとにより、さらにこれらデータを撮影後、画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するかまたは通信出力または入力することにより術者支援とし操作性の向上をもたらすものである。
【１０５５】
複数の規格撮影の口腔写真撮影ステップの中に患者の顔写真および／または書類を含む歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、複数の規格撮影の口腔写真撮影ステップの中に患者を特定するための情報として患者の顔写真または書類を含むことにより、設計支援とし操作性の向上の前提とする。
【１０５６】
複数の口腔写真撮影ステップをあらかじめ決められた手順に従って音声および／または表示により術者に指示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、複数の口腔写真撮影ステップをあらかじめ決められた手順に従って音声または表示により術者に指示することにより、術者が手順通りに撮影する場合において操作性の向上をもたらすものである。
【１０５７】
ファインダーおよび／またはモニタに表示される照準が、口腔写真撮影ステップに応じて変化することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、ファインダーに表示される照準が、口腔写真撮影ステップに応じて変化することにより術者への撮影支援とし操作性の向上をもたらすものである。
【１０５８】
口腔写真撮影ステップにおいて、該当する規格撮影および／または再現撮影に応じて、術者にカメラの位置方向を音声および／または表示により指示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、口腔写真撮影ステップにおいて、該当する規格撮影または再現撮影に応じて、術者にカメラの位置方向を音声または表示により指示することにより術者への撮影支援とし操作性の向上をもたらすものである。
【１０５９】
ある患者の最初の口腔写真撮影ステップにおいて、撮影画像のデータファイルに最初であることを示すマーク情報を付与するか、および／または撮影画像ではないデータファイルに最初の撮影画像を特定する情報を記録するかまたは通信出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、ある患者の最初の口腔写真撮影ステップにおいて、撮影画像のデータファイルに最初であることを示すマーク情報を付与するか、または撮影画像ではないデータファイルに最初の撮影画像を特定する情報を記録するかまたは通信出力または入力することにより、そのマークを特定の患者の最初のデータとして、歯科用画像管理ソフトでの撮影画像の自動整理・管理の前提情報とし、操作性の向上をもたらすものである。
【１０６０】
撮影対象・撮影条件を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、口腔写真撮影ステップを実行することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果としては、上記歯科口腔写真システムの実施の動作により、撮影対象、撮影条件、術者名が確定した状態で、歯科口腔撮影用デジタルカメラが口腔写真撮影ステップを実行し、これらデータを自動記録することにより歯科用画像管理ソフトでの撮影画像の自動整理・管理の前提情報とし、操作性の向上をもたらすものである。
【１０６１】
次の患者であるか引き続き撮影する患者か、診療所はどこかおよび／または術者は誰か、補綴物を扱う技工所はどこかおよび／または技工士は誰か、患者名は誰か、初診患者か再診か、規格撮影か自由撮影か、規格撮影の場合どの規格撮影か、術者が初心者か熟練者か、絞り、露光時間、照明光量、撮影距離、ズーム倍率、光学的撮影倍率、デジタルトリミング倍率、左列挙のいずれかすくなくとも１つ以上の撮影対象および／または撮影条件について、あらかじめいずれか初期設定したうえで、術者に変更選択のための表示か音声ガイド出力を行ない、メニュー操作および／またはスイッチ操作により変更可能とし、撮影後にこれらの撮影対象および／または撮影条件を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果については、次の患者であるか引き続き撮影する患者か、患者名は誰か、初診患者か再診か、規格撮影か自由撮影か、規格撮影の場合どの規格撮影か、術者が初心者か熟練者か、絞り、露光時間、照明光量、撮影距離、ズーム倍率、光学的撮影倍率、デジタルトリミング倍率、左列挙のいずれかすくなくとも１つ以上の撮影対象または撮影条件について、あらかじめいずれか初期設定したうえで、術者に変更選択のための表示か音声ガイド出力を行ない、メニュー操作またはスイッチ操作により変更可能とし、撮影後にこれらの撮影対象または撮影条件を撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または出力または入力することにより、操作性の向上をもたらすものである。
【１０６２】
撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録されるか、または出力または入力することによって得た、撮影対象や撮影条件に基づき、撮影画像を階層的に整理し、管理し、表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、歯科口腔撮影用デジタルカメラによる撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルに記録されるか、または出力または入力することによって得た、撮影対象や撮影条件に基づき、歯科口腔画像管理ソフトウェアで撮影画像を階層的に自動的に整理し、管理し、表示することことにより操作性の向上をもたらすものである。
【１０６３】
音声入力および／または操作入力においては患者名または患者に対応する番号、または画像入力においては患者名または患者に対応する番号または患者に対応する画像パターンを患者情報として入力する入力手段を備え、患者名を特定することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作および効果については、音声入力または操作入力においては患者名または患者に対応する番号、または画像入力においては患者名または患者に対応する番号または患者に対応する画像パターンを患者情報として入力する入力手段を備え、患者名を特定することにより操作性の向上をもたらすものである。
【１０６４】
撮影画像を患者毎に、および／または撮影歯科医院毎に、および／または歯科技工所毎に、階層的に整理および／または追加し、管理し、表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、撮影画像を患者毎に、または撮影歯科医院毎に、または歯科技工所毎に、自動的に、階層的整理または追加し、管理し、表示することにより操作性の向上をもたらすものである。
【１０６５】
患者が再診である場合の再現撮影において、過去の患者の撮影画像および／またはその輪郭、撮影対象および／または撮影条件および／または術者名を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、過去の撮影画像と同じ撮影対象および／または撮影条件および／または術者名を表示するか、および／または過去の撮影画像の輪郭を照準としてファインダーおよび／またはモニタに表示することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、患者が再診である場合の再現撮影において、過去の患者の撮影画像またはその輪郭、撮影対象または撮影条件または術者名を撮影画像のデータファイルまたは撮影画像ではないデータファイルから読み出すか通信入力することより、過去の撮影画像と同じ撮影対象または撮影条件または術者名を表示するか、または過去の撮影画像の輪郭を照準としてファインダーまたはモニタに表示することにより操作性の向上をもたらすものである。
【１０６６】
鏡を使った撮影であるか否かの操作入力および／または検出入力を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、鏡を使った撮影であるか否かの操作入力または検出入力を持ち、鏡を使った撮影の場合に画像を上下または左右反転することにより、術者が反転した画像で混乱することを防止することにより操作性を向上するものである。
【１０６７】
被写体表面までの距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施の動作と効果については、被写体表面までの距離を自動焦点機能等で取得し、その距離に応じて撮影のための照明の光量を調節することにより歯科用カメラの露出の最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０６８】
ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、ミラーを介した撮影では、ミラーの反射の時点で一定の光量低下があるので、ミラーを介した撮影に対応して撮影のための照明の光量を補正することにより露出の最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０６９】
撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムの実施の動作と効果については、図４において、ストロボ発光部１５が、ａまたはｂ、ｃあるいはその中間の位置に対に位置決めされるべく、ストロボアーム１５２がカメラ本体１１を中心に左右対象に伸び縮みする。
【１０７０】
このストロボアームは被写体を想定した位置を中心とする円上を移動する様に設計構成されている。この結果、被写体への照明の方向が変わっても照明から被写体への距離が変化せず、露出を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０７１】
撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることを特徴とすることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムおよび光ファイバの投光部の位置および／または方向が可変であることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラを含む歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、ストロボ発光部１５１の発光をミラー１５５で反射して可撓性のある光ファイバー１５３に導き、光ファイバアーム１５４に固定された位置にて照明光が投射される。
【１０７２】
光ファイバアーム１５４は被写体を想定した位置を中心に円弧上に光ファイバ固定具１５６の位置を左右対象に調節する。また光ファイバ１５３を光ファイバ固定具１５６に固定せずに任意の場所に固定することが出来る。
【１０７３】
この様にして撮影のための照明が光ファイバによりガイドされることにより露出を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
次の患者であるか引き続き撮影する患者か、診療所はどこかおよび／または術者は誰か、補綴物を扱う技工所はどこかおよび／または技工士は誰か、患者名は誰か、初診患者か再診か、規格撮影か自由撮影か、規格撮影の場合どの規格撮影か、術者が初心者か熟練者か、絞り、露光時間、照明光量、撮影距離、ズーム倍率、光学的撮影倍率、デジタルトリミング倍率、左列挙のいずれかすくなくとも１つ以上の撮影対象および／または撮影条件について、あらかじめいずれか初期設定したうえで、術者に変更選択のための表示か音声ガイド出力を行ない、メニュー操作および／またはスイッチ操作により変更可能とし、撮影後にこれらの撮影対象および／または撮影条件を撮影画像のデータファイルおよび／または撮影画像ではないデータファイルに記録するか、または出力または入力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、上記の光ファイバによるガイドに非撮影時に照明光を通すか、上記の光ファイバによるガイドの投光部に光ファイバの投光方向と同一の方向に非撮影時に投光すべく、第２の投光手段（図５におけるパイロットランプ１５７）を備えることにより露出を最適化し、撮影ミスをなくすことで操作性向上をもたらすものである。
【１０７４】
３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、３次元の表色系において表した人間の天然歯の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向または色の濃さ方向および長さ方向または色の鮮やかさ方向および奥行きまたは色合い方向に目盛を配置し、および人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯または補綴物の色表現を備えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０７５】
人間天然歯表色系の色の濃さ方向および／または色の鮮やかさ方向および／または色合い方向のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票をそなえたことを特徴とする歯科用色標識を含む歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、人間天然歯表色系の色の濃さ方向または色の鮮やかさ方向または色合い方向のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票による歯科用色標識を備えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０７６】
歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、歯科用色標識を同時に撮影した場合に、歯科用色標識の色を再現することにより、被写体の画像の色を被写体の色に近似再現補正することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０７７】
３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系で、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を表現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、歯科用色標識の色を基準に、被写体の各部の色を人間天然歯表色系で表現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０７８】
測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムである測色計で測色した撮影対象の歯牙の測色データにより、撮影した画像の色補正を行なうことにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０７９】
赤外カットフィルタを備えたことを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラ含む歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、赤外カットフィルタを備えたことにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０８０】
色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した画像の色を３次元的に表現する歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、上記の色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０８１】
色標識または、異なる３色以上色の色票を単独または患者の被写体と同時撮影後の撮影において、色標識または色票を撮影することなく撮影した被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、人間天然歯表色系の色の濃さ方向および／または色の鮮やかさ方向および／または色合い方向のそれぞれ代表的な位置に相当する単数または複数の色票をそなえたことを特徴とする歯科用色標識を含む歯科口腔写真システムの色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０８２】
色標識または異なる３色以上色の色票を撮影し、その撮影画像を表示したモニタ画面または印刷した印刷物上に再現された色標識または色票を再度撮影することにより、その後の撮影において、被写体の色を３次元的に表現するか、被写体の色を画像上再現することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、治療の過程で患者の歯または歯肉の色の変化の過程を画像または印刷物上で再現するか、または３次元の表色系において表した人間の天然歯および／または歯肉の色の立体分布形状に応じてその中心を基準とし、分布の幅方向および／または色の濃さ方向および長さ方向および／または色の鮮やかさ方向および奥行きおよび／または色合い方向に目盛を配置し、あるいはさらに人間の色差感覚に比例した目盛間隔を設定した人間天然歯表色系による歯および／または補綴物および／または歯肉の色表現を備えることを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または歯科用測色計および／または歯科用色標識および／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムの色表現で表示することにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０８３】
治療の過程で患者の歯および／または歯肉の色の変化の過程を画像および／または定型の印刷物上で再現するか、および／または人間天然歯表色系で表示することを特徴とする歯科口腔画像管理ソフトウェアおよび／または定型色表現の診断票よりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、歯肉の色再現または色表現を重視するか、天然歯の色再現または色表現を重視するか、補綴物の色再現または色表現を重視するかを切り替えることにより、色表現または色再現性の向上をもたらす。
【１０８４】
撮影した画像データファイルおよび／または画像データでないファイルに撮影した画像がオリジナルであることを示す画像認証情報および／またはそれが改変されたことを示す画像改変情報を付与し、画像がオリジナルであることおよび／または改変されたことを表示および／または出力することを特徴とする歯科口腔撮影用デジタルカメラおよび／または歯科口腔画像管理ソフトウェアよりなる歯科口腔写真システムの実施による動作と効果については、撮影した画像データファイルまたは画像データでないファイルに撮影した画像がオリジナルであることを示す画像認証情報またはそれが改変されたことを示す画像改変情報を付与し、画像がオリジナルであることまたは改変されたことを表示または出力することにより、歯科用口腔画像の品質証明あるいは証拠価値の認証をもたらす。
【１０８５】
次に歯科口腔測色写真システムの具体的な実施の動作について述べる。
＜動作＞
本発明の実施例として、図３７を用いて説明する。
あらかじめ所望の撮影倍率がカメラに入力されている。術者が拡大機能を操作し、かつ被写体に対してカメラの距離を操作すると、ズーム倍率情報と距離センサによる被写体までの距離情報がカメラ内蔵の制御装置に送られる。
【１０８６】
カメラ内蔵の制御装置はズーム倍率と撮影距離により、その時点で撮影した場合の撮影倍率を計算し、既定の撮影倍率の７０％〜１０５％の範囲で所望の撮影範囲をカバーしていた場合に音声報知手段および／または画像報知手段により撮影ＯＫの報知を術者に対して行う。
【１０８７】
同時にカメラ内蔵の制御装置は被写体までの距離情報に応じてフラッシュの光量を計算し、シャッターが切られた瞬間の撮影距離に応じた光量でフラッシュシステムを発光させる。
【１０８８】
所望の撮影倍率と実現された撮影倍率の情報は画像ファイルに記録され、画像ファイルはパソコンへ導入される。
【１０８９】
パソコンにインストールされた本歯科写真撮影システムによる画像管理ソフトは所望の撮影倍率に画像をトリミングして保管および／または表示および／または印刷する。
【１０９０】
別の動作ではフラッシュ光量は一定に発光し、撮影距離情報が画像ファイルに記録され、画像ファイルはパソコンへ導入される。
【１０９１】
パソコンにインストールされた本歯科写真撮影システムによる画像管理ソフトは撮影距離情報に応じて画像の明るさを調整して画像を保管および／または表示および／または印刷する。
【１０９２】
別の動作では、撮影の目的に応じて撮影倍率・拡大倍率・撮影距離があらかじめ固定され、フラッシュ光量もあらかじめ設定することにより、その時の被写体までの撮影距離を測定しながら目的の撮影距離の±５％の範囲において、自動焦点機能や撮影動作を有効にしたり、その範囲内に導く様にガイダンスを報知する用に設定する。
【１０９３】
別の動作では、撮影の目的に応じて被写体と同時に撮影する距離ゲージとモニターまたはファインダーに表示または装備した距離ゲージを選択し、これらをモニターまたはファインダー上で合わせ込むことにより、カメラの位置を規定の撮影距離に持ってきて、自動焦点機能を有効にし、その撮影距離で予め設定してあるフラッシュ光量で撮影する。
【１０９４】
次に歯科写真撮影システムの具体的な実施の動作について述べる。
【１０９５】
本発明の実施例として、図３８を用いて説明する。
＜動作＞
あらかじめ所望の歯科撮影または所望の歯科撮影に対応した撮影倍率がカメラに設定入力されている。
【１０９６】
術者が拡大機能を操作し、かつ被写体に対してカメラの距離を操作すると、ズーム倍率情報と距離センサによる被写体までの距離情報がカメラ内蔵の制御装置に送られる。
【１０９７】
カメラ内蔵の制御装置はズーム倍率と撮影距離により、その時点で撮影した場合の撮影倍率を計算し、既定の撮影倍率の７０％〜１０５％の範囲で所望の撮影範囲をカバーしていた場合に音声報知手段および／または画像報知手段により撮影ＯＫの報知を術者に対して行う。
【１０９８】
同時にカメラ内蔵の制御装置は被写体までの距離情報に応じて照明の光量を計算し、シャッターが切られた瞬間の撮影距離に応じた光量で照明システムを発光させる。
【１０９９】
所望の撮影倍率と実現された撮影倍率の情報は画像ファイルに記録され、画像ファイルはパソコンへ導入される。
【１１００】
パソコンにインストールされた本歯科写真撮影システムによる画像管理ソフトは所望の撮影倍率に画像をトリミングして保管および／または表示および／または印刷する。
【１１０１】
また、歯科撮影専用のプログラムまたはデータを記録した記録メディアをセットすると、術者の起動操作とともにカメラ内蔵の制御装置がこれを読みとり、歯科口腔撮影が可能な状態になる。
【１１０２】
この際、カメラ内蔵の制御装置に歯科撮影専用のプログラムが無い場合には、歯科撮影専用のプログラムがカメラ内蔵の制御装置に導入され、カメラ内蔵の制御装置に歯科撮影専用のプログラムがあらかじめ内蔵してある場合は、歯科撮影専用のデータがカメラ内蔵の制御装置に導入される。
【１１０３】
歯科撮影が可能な状態においては、患者の顔写真撮影または顎口腔写真撮影または歯列の写真撮影または歯の写真撮影または歯肉の写真撮影または鏡を用いたこれらの写真撮影または歯科補綴物の写真撮影のいずれかの歯科撮影の種類、および／または設定撮影倍率および／または設定拡大倍率および／または設定撮影距離および／または設定照明光量の設定を持つかまたは該設定入力手段所望の歯科撮影の種別または所望の撮影倍率、さらにクローズアップレンズの有無が、カメラのモニタまたはファインダー上の選択表示と術者からの入力操作によりカメラに入力される。
【１１０４】
その後、術者がズーム機能を操作し、かつ被写体に対してカメラの距離を操作すると、ズーム倍率情報と距離センサによる被写体までの撮影距離情報がカメラ内蔵の制御装置に送られる。
【１１０５】
カメラ内蔵の制御装置は実ズーム倍率と撮影距離により、その時点で撮影した場合の撮影倍率を計算し、設定した撮影倍率の０％〜−３０％以内で所望の撮影範囲をカバーしていた場合に音声報知手段および／または画像報知手段により撮影ＯＫの報知を術者に対して行う。
【１１０６】
同時にカメラ内蔵の制御装置は被写体までの撮影距離情報に応じて照明の光量を計算し、シャッターが切られた瞬間の撮影距離に応じた光量で照明システムを発光させる。
【１１０７】
設定した撮影倍率と実際の撮影倍率の情報は画像ファイルに記録され、画像ファイルはパソコンへ導入される。
【１１０８】
パソコンにインストールされた本歯科写真システムによる画像管理ソフトは設定した撮影倍率に画像をトリミングして保管および／または表示および／または印刷する。
【１１０９】
別の動作では照明光量は一定に発光し、実際の撮影距離情報が画像ファイルに記録され、画像ファイルはパソコンへ導入される。
【１１１０】
パソコンにインストールされた本歯科写真システムによる画像管理ソフトは設定した撮影距離情報に応じて画像の明るさを調整して画像を保管および／または表示および／または印刷する。
【１１１１】
別の動作では、撮影の目的に応じて撮影倍率・拡大倍率・撮影距離があらかじめ固定され、照明光量もあらかじめ設定することにより、その時の被写体までの撮影距離を測定しながら目的の撮影距離の±５％の範囲において、自動焦点機能や撮影動作を有効にしたり、その範囲内に導く様にガイダンスを報知する用に設定する。
【１１１２】
別の動作では、撮影の目的に応じて被写体と同時に撮影する距離ゲージとモニターまたはファインダーに表示または装備した距離ゲージを選択し、これらをモニターまたはファインダー上で合わせ込むことにより、カメラの位置を設定した撮影距離に持ってきて、自動焦点機能を有効にし、その撮影距離で予め設定してある照明光量で撮影する。
【１１１３】
次に機械装置の制御システムの具体的な実施の動作について述べる。
【１１１４】
以上のように、この実施形態は、製造番号が存在するのが通例である。この様な機器識別情報に１対１に対応して、器械装置に電子的に読み取り可能な方法で内部識別情報を設定または記憶させることは容易に可能である。
【１１１５】
このため、本発明のようなシステムを構築すると、器械装置に対して前述の様なカスタマイズサービスが可動である条件として、次の３条件を課すことが可能となる。
(1) 正規のユーザー（器械装置を確かに購入したと器械装置供給業者が認定することを条件に器械装置供給業者側が管理運営する情報処理装置のデータベースにその器械装置の機器識別情報と内部識別情報を関連付けて登録したユーザー）であること。
(2) カスタマイズの申込を行い、代価の入金が行われたユーザーであること（この情報も機器識別情報としてデータベースに登録される。）。
(3) さらに、正規のユーザーにＩＤとパスワードを発行することで、例えば通信もしくはメディアを介して器械装置のカスタマイズを行う場合にＩＤとパスワードの提示要求に対して、双方を正確に提示入力したユーザーであること。
【１１１６】
従って、他のデジタルカメラ５００１を使用するユーザーが、サーバ装置５００２に対して機器識別情報ａを送っても、サーバ装置５００２側でその機器識別情報ａに対応する機器機器識別Ａが登録されていなければ照会手段５０２３で拒絶され、たとえ成りすましによって該当する機器識別情報Ａが登録してあったとしても、対応する内部識別情報Ｂがデジタルカメラ１側の内部識別情報ｂとは異なっているため、照合手段５３０４（図４６、図４７）、５２３４（図５０）において不一致（偽）が発覚し、制御情報Ｃに基づく内部状態情報の制御、すなわちＰ５００１からＰ５００２への切り替え（図４１参照）は開始されないことになる。
【１１１７】
このため、不正冒用行為を的確に回避して、システムの適正な運用を図ることが可能となる。
【１１１８】
このようなシステムは、サーバ装置２が内部状態情報Ｚを記憶した内部状態情報記憶手段２２を備えている態様（図４６、図５０参照）と、デジタルカメラ５００１が内部状態情報Ｚを記憶した内部状態情報記憶手段５１０１を備えている態様（図４７）の何れによっても実施可能である。
【１１１９】
前者の場合は、応答手段５０２４が制御情報Ｃとともに内部状態情報Ｚを伴った応答をなして、器械装置５００１において照合が真である場合に状態制御手段５３０５が前記制御情報Ｃに基づいて内部状態情報Ｚをロードする制御を行ない、後者の場合は、デジタルカメラ５００１の中で禁止されている内部状態情報Ｚのその禁止状態が制御情報Ｃに付帯する内部状態情報制御コードＣ５００１によって解除されることとなる。
【１１２０】
この実施形態では、内部状態情報Ｚが複数の動作モード情報Ｍ５００２、モード関連情報（動作機能情報Ｍ５０２０、動作データ情報Ｄ５０２０）からなるものであるため、制御情報Ｃによってこれらを切替選択する組み合わせ、或いは新たにロードして追加する組み合わせには種々あり、要求に応じて多様なサービスを行なうことが容易に可能となる。
【１１２１】
特に、本実施形態の場合は、汎用のデジタルカメラ５００１を歯科用のデジタルカメラとして使用しようとするものであり、汎用のデジタルカメラ５００１に備わる色再現性を無視した色補正機能やフラッシュ機能に代替して歯科用に適した色補正機能、フラッシュ機能を容易且つ安価に取り込み、適正な撮影ができるようになるので、歯科業界における治療や診断等に飛躍的な利便性をもたらすことが可能となる。
【１１２２】
特に、具体的構成として、器械装置５００１からの制御情報要求を許可するためのＩＤ入力受付手段やパスワード入力受付手段等を併用しているため、ファームウェア等としての内部状態情報Ｚを利用することとも相まって、不正冒用行為に対する抑止効果は格段に優れたものとなる。
【１１２３】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
【１１２４】
例えば、本発明は、器械装置５００１として歯科用顎運動計測装置、歯科用顎運動シミュレータ、ＣＡＤ・ＣＡＭ用計測装置、ＣＡＤ・ＣＡＭ装置、歯科用ＣＡＤ・ＣＡＭ用計測装置、歯科用ＣＡＤ・ＣＡＭ装置、歯科用光照射重合器、測色計または色彩計、歯科用測色計または歯科用色彩計、歯科用鋳造機、歯科用レーザー装置、歯科用焼成機、物品保管ラック、歯科用物品保管ラック、咬合器などを適用対象とすることもできる。
【１１２５】
以下、その幾つかについてシステム概要を略述する。
【１１２６】
＜顎運動計測装置＞
図５２及び図５４は、器械装置として顎運動計測装置５００１Ａを適用した本発明に係る実施形態のシステムの模式図である。器械装置である歯科用用途に用いられる顎運動計測装置５００１Ａに対し、動作モード情報Ｍ５００２Ａとして医院用動作モードＭ５０２１Ａ（咬合チェック用）、顎機能診断用動作モードＭ５０２２Ａ、補綴用動作モードＭ５０２３Ａ、矯正用動作モードＭ５０２４Ａ、などを与え、歯科用用途に対応した動作機能Ｍ５０２０Ａとして３自由度機能Ｍ５２０１Ａ、６自由度機能Ｍ５２０２Ａ、６×２自由度機能Ｍ５２０３Ａ、６×３自由度機能Ｍ５２０４Ａ、生体標点定義機能Ｍ５２０５Ａなどの関連機能および上記実施形態と同様の課金データ生成機能Ｍ５２０６Ａなどを与え、歯科用用途に対応した動作データＤ５０２０Ａとして基準面データ（カンペル平面データＤ５０２１Ａ、フランクフルト平面データＤ５０２２Ａ、咬合面データＤ５０２３Ａなどの関連データ）や課金データＤ５０２４Ａを要求に応じて与えることができるようにしておく。
【１１２７】
このようにすれば、医院が顎運動計測装置５００１Ａを有効に機能させて咬合チェック、矯正、顎機能診断、補綴物の作成を簡単・的確に行えるビジネスモデルを容易に構築することができる。
【１１２８】
＜測色計＞
図５３及び図５４は、器械装置として測色計５００１Ｂを適用した本発明に係る実施形態のシステムの模式図である。器械装置である歯科用用途に用いられる測色計５００１Ｂに対し、動作モード情報Ｍ５００２Ｂとして天然歯モードＭ５０２１Ｂ、ＭＣクラウンモードＭ５０２２Ｂ、人口歯モードＭ５０２３Ｂ、歯茎モードＭ５０２４Ｂ、計測器モードＭ５０２４Ｂを与え、動作機能Ｍ５０２０Ｂとして強制光測色機能Ｍ５２０１Ｂ、自然光測色機能Ｍ５２０２Ｂ、パソコン転送機能Ｍ５２０３Ｂ、ソフト通信機能Ｍ５２０４Ｂおよび上記実施形態と同様の課金データ生成機能Ｍ５２０５Ｂを与え、動作データとＤ５２０ＢしてＳＶＨ表色データＤ５２１Ｂ、シェードガイド表色データＤ５２２Ｂ、課金データＤ５２３Ｂや各種シェードガイドデータなどを要求に応じて与えることができるようにしておく。
【１１２９】
このようにすれば、測色計、デジタルカメラ或いは歯科用画像管理ソフトウェアより出力した患者の歯の色情報を使用者側から発信する患者データとし、供給者側のＣＡＤ・ＣＡＭ装置または歯科用ＣＡＤ・ＣＡＭ装置における補綴物またはその一部を患者データの歯の色に調合して作成し、残りの部分の材料も色に合わせて配合または計量して送付するシステムモデルを容易に構築することができる。
【１１３０】
＜物品保管ラック＞
器械装置である歯科用用途に用いられるに物品保管ラックに対し、動作モード情報として保管されている物品モードを与え、動作機能として重量測定機能や数量計測機能、物品が電池やバッテリであれば電力測定機能などを与え、動作データとして各物品に対する、供給が必要となる残量等を与える。
【１１３１】
保管されている消耗品の数量または残量に関する情報を、使用者によるか又は定期的に使用者側から発信するデータとし、供給者側が消耗品の残量や、消耗品の残量の経持的な変化を把握できるようにしておく。
【１１３２】
このようにすれば各消耗品の供給時期や供給量を正確に把握又は予測することができ、そうすることにより消耗品の供給を正確に行えるビジネスモデルを容易に構築することができる。
【発明の効果】
【１１３３】
まず歯科口腔測色写真システムの効果について述べる。
【１１３４】
以上に示した構成・特性・動作により、本発明は術者データ・撮影対象データ・撮影条件データをもとに撮影画像データを自動的に整理・管理・表示・印刷・色補正・色表現・輪郭抽出し、術者を支援し操作性を向上するものである。
【１１３５】
また、逆に既に撮影した特定の患者のこれらデータを歯科口腔撮影用デジタルカメラへ転送することにより、再診に訪れた患者の撮影を同じ条件で行なうことで術者を支援し操作性を向上するものである。
【１１３６】
また、術者に撮影指針を与え、かつ撮影準備を自動的に行ない操作性を向上するものである。
【１１３７】
また、ファインダーまたは液晶モニタに撮影対象に応じた照準または、再診の患者であれば以前の画像データの輪郭を表示して撮影支援し操作性を向上するものである。
【１１３８】
本発明は、歯科口腔測色写真システムに歯科口腔撮影用プログラム部分を組み込み、さらに規格撮影の種類等の撮影属性データを術者に選択させ、撮影画像データに被写体に属する情報撮影属性データを関連付けることにより、従来非常に困難であった歯科口腔写真撮影を誰でも簡単に失敗無く撮影可能とするばかりでなく、撮影後の撮影画像データの整理管理を容易ならしめるものである。
【１１３９】
つまり、どの部位を撮影するかの撮影属性データを撮影前にあらかじめ特定することにより、付加的な撮影属性データである撮影条件を撮影前にあらかじめ把握し、デジタルカメラの撮影動作条件とすることで術者を支援するものである。
【１１４０】
また、どの部位を撮影するかの撮影属性データとともに、患者を区別または識別するための撮影属性データを撮影画像データに関連付けることにより、複数の患者の複数の撮影部位、さらには複数の術者による未整理の撮影画像の撮影後の画像整理を自動化するものである。
【１１４１】
また、撮影属性データとして撮影画像の補正または改変情報を組み込むことにより、再現撮影において、撮影画像を改変した輪郭画像を照準として再現撮影を容易ならしめたり、撮影画像に治療後のシミュレーションを施した画像を特定したりまた自動的に整理したり、撮影画像が悪意を持って改変されていることを特定したりすることを可能ならしめるものである。
【１１４２】
また、この様に撮影属性データを関連付けられた撮影画像データや撮影画像データを使って整理したり閲覧したりするための閲覧プログラムを撮影画像データファイルや関連付けられた撮影属性データファイルに内蔵することにより、撮影画像データまたは撮影属性データファイルを配布するだけで、本発明による撮影属性データの活用を可能ならしめるものである。
【１１４３】
また、口腔写真撮影に対応した照明をセットし、撮影距離にもとづき照明の最適な制御を行ない、撮影画像の被写体反射光量を最適化し、ミスの無い簡単撮影を実現し結果的に操作性を向上させるものである。
【１１４４】
特に術者があらかじめ決められた規格撮影または再現撮影を選択した場合には、あらかじめ撮影距離が決まっているので、撮影距離を固定することで最適な照明の制御を行なうものである。
【１１４５】
口腔写真撮影における被写体の部位によっては照明をレンズに近い方向から照射したり、レンズとは離れた角度から照射したりする必要があり、撮影のための照明から被写体表面までの距離を変えず、照明光の被写体への入射角度を可変とすることができる入射角度可変機構を有することにより、この様な場合においても撮影距離を的確に制御することが可能となる。
【１１４６】
この様な目的のために光ファイバにより照明光をガイドすることで、いろいろな方向から的確な照明を照射することが可能となる。
【１１４７】
また、歯の色の判定に関し、人間天然歯の表色系に基づく測色計、または歯科用色標識を用いて色の判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１４８】
また、歯科用色標識を撮影対象と同時撮影することにより、撮影画像の色補正・色判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１４９】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影することによって、歯科口腔撮影用デジタルカメラの色補正を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１５０】
特に、色の表現に区分表現および値表現が表現を用いることにより、歯科診療、特に歯科補綴診療に必要な患者の歯の色の区分情報を与えるとともに、その歯の色が正確にはその区分のどこに位置するのかの情報としての値表現を与えることにより、歯科診療、特に歯科補綴診療によりきめ細かな治療の指針情報を与えるものである。
【１１５１】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影し、歯科口腔画像管理ソフトウェアでコンピュータディスプレイに表示またはプリンタで印刷した歯科用色標識または一般の色票または色見本を再度撮影し、色データを照合することで歯科口腔撮影用デジタルカメラとコンピュータディスプレイまたはプリンタの色補正を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１５２】
また、画像が撮影時のオリジナルのものであるか、改変されたものであるかを判別して、診療の品質保証の支援を行なうものである。
【１１５３】
歯科用色標識の形態として、多角形板状、好ましくは円板形状、四角板形状、三角板形状、歯形状である。
【１１５４】
更に好ましくは歯形状である。色票が単体又は複数選べればよい。
【１１５５】
これらの形状が、複数接続されているか又は、全てが接続されていないか、全てが着脱できる接続機構を備えている事が好ましく、更には全てが着脱できる接続機構を備えている事が好ましい。
【１１５６】
また、紫外領域または赤外領域をカットするフィルタをることにより、患者の歯の色をより目視に近く再現可能とするものである。
【１１５７】
また、撮影光と被写体の間に偏光板を有し、レンズと被写体の間に偏光板を介することにより、照明の直接反射を抑えたり、歯面のより微細な構造や、歯面直下の内部構造も同時に撮影可能ならしめるものである。
【１１５８】
本発明の好ましい対応として、汎用デジタルカメラを利用する態様があり、その態様について下記に説明する。
【１１５９】
更に具体的な形態のいける効果を以下で述べる。
【１１６０】
本発明によれば、被写体に照射される光量がカメラとの距離に依存せず常に一定になるように制御されているので、カメラ側の絞り値・シャッタースピードは任意の固定値で構わないことになる。
【１１６１】
また、カメラの焦点位置を固定する必要が無いので、カメラのオートフォーカス機能を使用することが可能となる。
【１１６２】
また、本発明によれば、測距中の距離情報を保持し、保持された距離情報によって照明部１００５の制御を行う機構が備えられているので、たとえば、微小な被写体のように測距部によって測距不可能な被写体の場合に、前もって被写体と同じ位置に測距可能な別物体をセットして測距してその距離情報を保持し、保持した距離情報を使用して撮影することで適正な露出で撮影することが可能となる。
【１１６３】
また、本発明によれば、照明部１００５を連続的に微弱発光させる機構が備えられているので、撮影前に被写体に照明光を微弱発光させカメラのファインダより被写体を観察することで、とくに表面の光沢度か高い被写体に生じがちな反射の影響を事前に知ることができ、被写体へ向けるカメラの角度などを調整することで、反射の影響を最小限に抑えることができることになる。
【１１６４】
また、本発明によれば、照明部１００５の経年変化を補正することができ、定期的に補正を行うことで常に一定の露出の画像を得ることが可能となる。
【１１６５】
歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本を撮影することにより、ホワイトバランスを調整したり、撮影光量を調整するために、歯科用色標識または歯科用色票または歯科用色見本または歯科用色形状見本の色のデータを内蔵することが好ましい。
【１１６６】
また、ホワイトバランス用に特別に設計した灰色の専用紙または専用板を使用することも好ましい。特別に設計するとは、ホワイトバランス調整により、灰色の専用紙または専用板の画像の色を無色と見なすことにより、天然歯または補綴物またはシェードガイドの色が正確に撮像される様に該灰色の専用紙または専用板の色調を調整して設計することである。これらは、撮影画像の色再現性の向上や操作性の向上に大きな効果がある。つまり、工場出荷時の出荷検査をこの様に行うことにより、あるいは術者側でフラッシュ等の照明が経年変化を起こした場合にこの調整を行うことにより、正確な被写体の色を再現すると共に、撮影画像の色を解析することにより、画像各部、つまり被写体各部の色の測色を行うこともできる。
【１１６７】
フラッシュの種類、位置および角度、クローズアップレンズの有無、NDフィルタの有無、拡散板等のフラッシュ光を変化させる部材の有無に応じてフラッシュ光量を調整するために、これらの有無による画像の明るさの変化をあらかじめ内蔵または計算し、表示メニューと選択スイッチ等でこれらの撮影条件を選択することにより、フラッシュ光量を変化させる構成も考えられる。このことにより、被写体の画像の色再現性を向上すると共に、撮影時に設定することで、撮影後の後処理によって行うよりも操作性を向上するものである。
【１１６８】
半透明または拡散する部材をフラッシュ発光部の前に装着することによりフラッシュの減光を行うとともに、この減光に応じてフラッシュ光量を増大することも有効である。この部材は板状の減光板でも、紙状の減光紙でも、フィルム状の減光フィルムでも構わない。この減光効果は、あらかじめ歯科口腔測色写真システムに減光率情報として内蔵し、その分フラッシュ光量を増光する。このことにより、フラッシュの発光量の精度が高く、制御がし易い中間の光量でフラッシュを発光させることが可能で、色再現性を向上すると共に、フラッシュの光量をマニュアルで調整する手間を省き、操作性の向上をもたらすものである。
【１１６９】
ズーム機能を搭載した歯科口腔測色写真システムにおいて、クローズアップレンズを使用し、ズーム機能を有効にするとともに、撮影距離に応じて照明の光量を制御し、自動焦点機能により焦点調節を行うことにより、術者の都合のいい撮影距離で、被写体の画像の明るさを一定に保ちつつ、所望の倍率の歯科口腔写真撮影が可能となる。この場合に、絞り値固定型のズームレンズを使用することが好ましい。このことにより、ある範囲内で任意の撮影距離で任意の撮影倍率で、自動焦点機能を用い、一定の画像の明るさで撮影することが可能であり、色再現性と操作性を著しく改善する。
【１１７０】
フラッシュを保持するための保持具の内径が、口径変換アダプタを使用せずしてレンズ筒の口径よりも一定の公差以上大きいか、口径変換アダプタを使用してその変換後の口径よりも一定の公差以上大きくすることにより、フラッシュを保持するための保持具を、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外側に保持固定することが可能となり、該保持具が画角を狭めることを防ぐことが出来る。該保持具は、レンズ筒またはクローズアップレンズ、またはＮＤフィルタの外形側にねじで固定するか、または、これらの間に挟み込むことが考えられる。このことにより、レンズ筒またはクローズアップレンズまたはＮＣフィルタまたは保持具自身が、画角を狭めて、顔全体や上半身等の広角側の撮影でのケラレを防止することが出来る。クローズアップレンズを外すことでケラレを防止することよりも操作性を向上し、撮影可能なズーム倍率・撮影距離・撮影倍率の範囲を広げることで、結果的に色再現性の向上につながる。
【１１７１】
歯科口腔撮影におけるミラー撮影時に、フラッシュ光量を増光することにより、ミラーの反射による減光を補償することが有効である。表示メニューと選択スイッチ等でミラー撮影の撮影条件を選択することにより、フラッシュ光量を増光させることはさらに有効である。これらのためにミラーによる減光率をあらかじめ歯科口腔測色写真システムが情報として内蔵することが好ましい。このことにより、色再現性を向上するとともに、後処理によって色を調整する煩わしさを無くし、操作性を向上するものである。
【１１７２】
更に、構成・特性・動作により、本発明は術者データ・撮影対象データ・撮影条件データをもとに撮影画像データを自動的に整理・管理・表示・印刷・色補正・色表現・輪郭抽出し、術者を支援し操作性を向上するものである。
【１１７３】
また、逆に既に撮影した特定の患者のこれらデータを歯科口腔撮影用デジタルカメラへ転送することにより、再診に訪れた患者の撮影を同じ条件で行なうことで術者を支援し操作性を向上するものである。
【１１７４】
また、術者に撮影指針を与え、かつ撮影準備を自動的に行ない操作性を向上するものである。
【１１７５】
また、ファインダーまたは液晶モニタに撮影対象に応じた照準または、再診の患者であれば以前の画像データの輪郭を表示して撮影支援し操作性を向上するものである。
【１１７６】
また、口腔写真撮影に対応した照明をセットし、照明の最適な制御を行ない、撮影画像の露出を最適化し、ミスの無い簡単撮影を実現し結果的に操作性を向上させるものである。
【１１７７】
また、歯の色の判定に関し、人間天然歯の表色系に基づく測色計、または歯科用色標識を用いて色の判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１７８】
また、歯科用色標識を撮影対象と同時撮影することにより、撮影画像の色補正・色判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１７９】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影することによって、歯科口腔撮影用デジタルカメラの色補正を行ない、色の再現を支援するものである。
【１１８０】
また、歯科用色標識または一般の色票または色見本を撮影し、歯科口腔画像管理ソフトウェアでコンピュータディスプレイに表示またはプリンタで印刷した歯科用色標識または一般の色票または色見本を再度撮影し、色データを照合することで歯科口腔撮影用デジタルカメラとコンピュータディスプレイまたはプリンタの色補正を行ない、色の再現を支援ものである。
【１１８１】
また、画像が撮影時のオリジナルのものであるか、改変されたものであるかを判別して、診療の品質保証の支援を行なうものである。
歯科用色標識の形態として、多角形板状、好ましくは円板形状、四角板形状、三角板形状、歯形状である。
【１１８２】
更に好ましくは歯形状である。色標が単体又は複数選べればよい。
【１１８３】
これらの形状が、複数接続されているか又は、全てが接続されていないか、全てが着脱できる接続機構を備えている事が好ましく、更には全てが着脱できる接続機構を備えている事が好ましい。
【１１８４】
図中には構成部材の番号だけでは解りづらいので、略表現した部材名を記した。また図中に２点鎖線で示した部分は本発明にはよらない部材または概念を示す。
【１１８５】
図３０は本発明のハードウェアの構成を示し、矢印はデータの移動を示す。図中１は照明システムを含む歯科口腔撮影用デジタルカメラ、２Ｓは歯科口腔画像管理ソフトウェア、２はコンピュータシステム、３は歯科用測色計、４は歯科用色標識、５は定型色表現の診断票である。
【１１８６】
さらに、１１はカメラ本体、１２Ｓはカメラ制御ソフト、１３はファインダー、１４は液晶モニター、１５は照明システム、１６は光ファイバガイド、１７は赤外カットフィルターである。
【１１８７】
図３１は、本発明の歯科口腔写真システムで扱うデータの構成を示し、矢印はデータの移動を示す。図中６は歯科口腔撮影用デジタルカメラで扱うデータ、７は歯科口腔画像管理ソフトウェアで扱うデータ、８は歯科口腔撮影用デジタルカメラの制御プログラムの機能ブロック、９は歯科口腔画像管理ソフトウェアの機能ブロックである。
【１１８８】
さらに、６１および７１は被写体の画像そのものである画像データ、６２、７２は患者名・撮影部位・撮影順を含む撮影対象データ、６３、７３は絞り・シャッター速度・照明光量等の撮影条件データ、６４、７４は診療所名・術者名を含む術者データ、６５、７５は画像が撮影時のオリジナルであるか・改変されたものかの認証のための画像認証・改変データ、６６、７６は撮影画像の輪郭を抽出した画像輪郭データ、６７、７７はカメラの制御プログラム、６８、７８は規格撮影データである。
【１１８９】
図３２は本発明の歯科口腔写真システムの機能ブロックの構成を示し、８は歯科口腔撮影用デジタルカメラの制御プログラムの機能ブロック、９は歯科口腔画像管理ソフトウェアの機能ブロック、８１、９１は歯科撮影表示・一般撮影選択を行なうブロック、８２、９２は診療所名を含む術者の表示・入力・選択・記録を行なうブロック、８３、９３は患者名・撮影部位を含む撮影対象表示・入力・選択・記録を行なうブロック、８４、９４は絞り・シャッター速度・照明光量等の撮影条件を表示・入力・選択・記録するブロック、８５、９５は撮影画像がオリジナルであるか改変されたかを示すための情報を記録する画像認証・改変情報記録ブロック、８６、９６は撮影画像の輪郭そ抽出する画像輪郭データ抽出ブロック、８７、９７は歯科口腔撮影用デジタルカメラのファインダーまたは液晶モニターに撮影対象に応じた照準を表示する照準・輪郭データ表示ブロック、８８、９８は照準に合う様に術者にカメラの位置・方向を示すカメラ位置・方向指示ブロック、８９、９０は被写体との距離を検出し照明光量を補正するブロック、８Ａ、９Ａは撮影した画像を整理・追加・管理・表示するブロック、８Ｂ、９Ｂは画像の色を補正するブロック、８Ｃ、９Ｃは患者名を入力し特定するためのブロック、８Ｄ、９Ｄは画像の色の判定・表示・出力を行なうブロック、８Ｅ、９Ｅは治療過程の画像の色変化を表示・印刷するブロック、８Ｆ、９Ｆは制御プログラムを送信または受信するブロック、８Ｇ、９Ｇ撮影を実行するブロックである。
【１１９０】
図３３は、本発明の歯科口腔撮影用デジタルカメラの照明システムを示し、１５１はストロボ発光部、１５２はストロボアームである。
【１１９１】
図３４は、本発明の歯科口腔撮影用デジタルカメラの光ファイバによる照明システムを示し、１５１はストロボ発光部、１５３は光ファイバ（１５３）、１５４は光ファイバアーム、１５５はミラー、１５６は光ファイバ固定具、１５７はパイロットランプである。
【１１９２】
図３５は人間天然歯の表現の構成について示す。任意の色は色に関する３つの独立した値として表現できることが国際照明学会で認められている。
【１１９３】
これを表色系というが、代表的な表色系として図３５に示すＬ＊（明度を示す）、ａ＊、ｂ＊（Ｌ＊軸からの距離が彩度を表し、Ｌ＊軸周りの位相角が色相を表す）がある。
【１１９４】
人間天然歯の色の分布は図中の楕円体付近の非常に狭い範囲に分布している。本発明の実施の特性の構成としては、この狭い分布を全表色空間とする新たな表色系として図に示すＳ、Ｖ、Ｈの値と目盛で表す人間天然歯表色系を構成している。
【１１９５】
星印の１〜６は人間天然歯表色系の端点で歯科用色標識の色票の色を表す。
【１１９６】
図３６は歯科用色標識を示す。星印の１〜６は図３５で示した人間天然歯表色系の端点で歯科用色標識の色票の色を表す。
【１１９７】
撮影画像データ、術者データ、撮影対象データ、撮影条件データ、規格撮影データを歯科口腔撮影用デジタルカメラから歯科口腔画像管理ソフトウェア間で共有することにより、撮影支援し操作性を向上するものである。
【１１９８】
また、撮影画像の露出を最適化し、ミスの無い簡単撮影を実現し結果的に操作性を向上させるものである。
【１１９９】
また、歯の色の判定に関し、人間天然歯の表色系に基づく測色計、または歯科用色標識を用いて色の判定を行ない、色の再現を支援するものである。
【１２００】
また、歯科用色標識を撮影対象と同時撮影することにより、撮影画像の色補正・色判定を行ない、また、人間天然歯表色系にもとづく歯科用色標識を撮影することによって、歯科口腔撮影用デジタルカメラ、コンピュータディスプレイまたはプリンタの色補正を行ない、色の再現を支援するものである。
【１２０１】
また、画像が撮影時のオリジナルのものであるか、改変されたものであるかを判別して、診療の品質保証の支援を行なうものである。
【１２０２】
従来の歯科用カメラまたは歯科用デジタルカメラにおける固定焦点撮影は、撮影距離を術者が厳密に合わさなければならず操作性が悪い。
【１２０３】
歯科の規格撮影においては撮影距離を合わしながら同時に構図も安定させなければならず、カメラの操作に不慣れな術者には難しい。
【１２０４】
従来の歯科用デジタルカメラは画像管理ソフトの情報共有方式を持たないので、写真の整理等に多大の時間を要している。
【１２０５】
従来の様な全色空間を対象とした歯科用色標識を用いた歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアの色補正システムでは人間の天然歯の様な狭い領域に分布する色を補正するのに誤差が生じ易い。
【１２０６】
また、何らかの方法で患者に治療過程での歯の色の変化の経過を報告する必要が生じている。
【１２０７】
証明価値の認証技術に関しては、歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにこの技術を投入する技術進展そのものが課題となる。
そこで本発明は、歯科口腔撮影用デジタルカメラまたは歯科口腔画像管理ソフトウェアにより術者支援、証明価値の認証を行い、操作性の向上を実現。
【１２０８】
撮影距離に比例した照明光量制御や、被写体距離を一定に保ちながら照明方向を変えたり、光ファイバを用いた照明システムにより、露出を安定化するものである。
【１２０９】
次に歯科口腔測色写真システムの効果について述べる。
【１２１０】
歯科口腔写真撮影において、自動露出機能および／または自動焦点機能を利用することが可能になる。
【１２１１】
従って、一般のカメラ分野においてかつて全自動カメラ（自動露出機能および自動焦点機能を有するカメラ）の登場により、誰でも訓練無く、簡単に写真撮影が出来る様になった事と同様に、自動焦点機能を用いることにより、更に撮影距離に応じて明るさを制御する機能を用いることにより歯科口腔写真撮影の分野においても、誰でも訓練無く、簡単に写真撮影が出来る様になるものである。
【１２１２】
さらにこのことが実現することにより、診療時間を犠牲にすることなく、診療の間隙をぬって歯科口腔写真撮影をぴったりとしたピントと画像の明るさを実現しつつ行うことが可能になり、その画像を高品位の補綴物の作成に生かしたり、正しい診療記録として残したり、患者への治療方針や治療結果の説明に用いたりすることが可能となる。
【１２１３】
次に歯科写真撮影システムの効果について述べる。
【１２１４】
歯科撮影において、自動露出機能および／または自動焦点機能を利用することが可能になる。
【１２１５】
従って、一般のカメラ分野においてかつて全自動カメラ（自動露出機能および自動焦点機能を有するカメラ）の登場により、誰でも訓練無く、簡単に写真撮影が出来る様になった事と同様に、自動焦点機能を用いることにより、更に撮影距離に応じて明るさを制御する機能を用いることにより歯科撮影の分野においても、誰でも訓練無く、簡単に写真撮影が出来る様になるものである。
【１２１６】
さらにこのことが実現することにより、診療時間を犠牲にすることなく、診療の間隙をぬって歯科撮影をぴったりとしたピントと画像の明るさを実現しつつ行うことが可能になり、その画像を高品位の補綴物の作成に生かしたり、正しい診療記録として残したり、患者への治療方針や治療結果の説明に用いたりすることが可能となる。
【１２１７】
次に機械装置の制御システムの効果について述べる。
【１２１８】
以上に示した構成・特性・動作により、本発明は器械装置の動作モード情報、動作機能、動作データなどの内部状態を適正な要求者にのみ不正なくカスタマイズすることを可能とする器械装置の制御システムおよび制御方法を提供する事が可能となる。
【１２１９】
器械装置を使用するユーザーが、当該器械装置を管理する情報処理装置に対して偽った機器識別情報を送っても、情報処理装置側でその機器識別情報が登録してなければ照合ステップで拒絶される。
【１２２０】
たとえ機器識別情報が登録されており、対応する内部識別情報が存在しても、それが冒用であれば照合ステップにより、実際の器械装置の内部識別と内部識別情報とが不一致（偽）となる。
【１２２１】
よって、制御情報に基づいて内部状態情報の制御を行なう状態制御ステップが実行されなることはない。このため、本発明に係る器械装置の制御方法は、不正冒用行為を効果的に回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【１２２２】
【図１−１】本発明の一実施形態を示すシステムのハードウェア構成図の一部である。
【図１−２】本発明の一実施形態を示すシステムのハードウェア構成図の一部である。
【図２−１】本発明のソフトウェア構成図の一部である。
【図２−２】本発明のソフトウェア構成図の一部である。
【図３−１】同実施形態の部分的な機能ブロック図の一部である。
【図３−２】同実施形態の部分的な機能ブロック図の一部である。
【図４−１】図３−１および図３−２と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図４−２】図３−１および図３−２と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図４−３】図３−１および図３−２と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図５−１】図３−１〜図４−３と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図５−２】図３−１〜図４−３と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図５−３】図３−１〜図４−３と組をなす部分的な機能ブロック図の一部である。
【図６−１】規格撮影手順を示す部分的なシーケンスの一部である。
【図６−２】規格撮影手順を示す部分的なシーケンスの一部である。
【図７−１】図６−１および図６−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図７−２】図６−１および図６−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図８−１】図６−１〜図７−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図８−２】図６−１〜図７−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図９−１】図６−１〜図８−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図９−２】図６−１〜図８−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図１０−１】再現撮影手順を示す部分的なシーケンスの一部である。
【図１０−２】再現撮影手順を示す部分的なシーケンスの一部である。
【図１１−１】図１０−１および図１０−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図１１−２】図１０−１および図１０−２と組をなす部分的なシーケンスの一部である。
【図１２−１】状態選択フローを例示する図および撮影属性データの記録例を示す図の一部である。
【図１２−２】状態選択フローを例示する図および撮影属性データの記録例を示す図の一部である。
【図１３】図１３は、同実施形態の照明システムの概要を示す図である。
【図１４】図１４は、図１３と組をなす図である。
【図１５】図１５は、同実施形態における光量調整を説明する図である。
【図１６】図１６は、同実施形態における光量調整を説明する図である。
【図１７】図１７は、同実施形態における光量調整を説明する図である。
【図１８】図１８は、同実施形態における光量調整を説明する図である。
【図１９】図１９は、同実施形態における光量調整を説明する図である。
【図２０−１】人間天然歯表色系の図の一部である。
【図２０−２】人間天然歯表色系の図の一部である。
【図２１−１】歯科用色標識の図の一部である。
【図２１−２】歯科用色標識の図の一部である。
【図２２】図２２は、測色データを例示する図である。
【図２３】図２３は、色補正の考え方を説明する図である。
【図２４】図２４は、同実施形態における撮影方法を説明する図である。
【図２５−１】本発明にかかる照明装置の第１実施形態を示す概略斜視図の一部である。
【図２５−２】本発明にかかる照明装置の第１実施形態を示す概略斜視図の一部である。
【図２６】図２６は、本発明にかかる照明装置の第１実施形態の各部品の取り付け関係を示す側面切断図である。
【図２７】図２７は、本発明にかかる照明装置の第２実施形態を示す概略斜視図である。
【図２８】図２８は、本発明にかかる照明装置の第２実施形態のとくにライトガイド先端部の取り付け関係を示す側面切断図である。
【図２９】図２９は、本発明にかかる照明装置の第３実施形態を示す概略斜視図である。
【図３０】図３０は、歯科口腔測色・写真システムの構成の図である。
【図３１】図３１は、データ構成の図である。
【図３２−１】ソフトウェアの機能ブロックの図の一部である。
【図３２−２】ソフトウェアの機能ブロックの図の一部である。
【図３３】図３３は、照明角度可変の対応図である。
【図３４】図３４は、光ファイバガイドの対応図である。
【図３５】図３５は、人間天然歯表色系の図である。
【図３６】図３６は、歯科用色標識の図である。
【図３７】図３７は、本システムを実現させるブロック図である。
【図３８】図３８は、本システムを実現させるブロック図である。
【図３９】図３９は、本発明の一実施形態に係る器械装置の制御システムの構成図である。
【図４０】図４０は、同実施形態に係る器械装置たるデジタルカメラのハード構成を示す図である。
【図４１】図４１は、同実施形態において取り扱うプログラム相互の関係を示す概念図である。
【図４２】図４２は、同実施形態における非歯科用動作モードの概念図である。
【図４３】図４３は、同実施形態における歯科用動作モードの概念図である。
【図４４】図４４は、同実施形態に係る端末装置のハード構成を示す図である。
【図４５】図４５は、同実施形態に係るサーバ装置のハード構成を示す図である。
【図４６】図４６は、同実施形態の制御システムを示す機能構成図である。
【図４７】図４７は、同実施形態の制御システムを示す他の機能構成図である。
【図４８】図４８は、同実施形態に係る制御情報要求手段の概念図である。
【図４９−１】同実施形態に係る制御システムの作用を示すフローチャートの一部である。
【図４９−２】同実施形態に係る制御システムの作用を示すフローチャートの一部である。
【図５０】図５０は、同発明の他の実施形態に係る制御システムの機能構成図である。
【図５１−１】同実施形態に係る制御システムの作用を示すフローチャートの一部である。
【図５１−２】同実施形態に係る制御システムの作用を示すフローチャートの一部である。
【図５２】図５２は、同実施形態に係る制御システムの作用を示すフローチャートである。
【図５３】図５３は、本発明の上記以外の実施形態に係る制御システムの構成図である。
【図５４】図５４は、本発明の上記以外の実施形態に係る動作モードの概念図である。
【図５５−１】歯科写真撮影システムの実施形態に係る構成を示すブロック図の一部である。
【図５５−２】歯科写真撮影システムの実施形態に係る構成を示すブロック図の一部である。
【図５６】図５６は、歯科写真撮影システムの実施形態に係る制御情報量の関数関係である。
【図５７−１】歯科写真撮影システムの実施形態に係る距離ゲージと距離確認ゲージの実施図である。
【図５７−２】フラッシュの前に装着する減光板または減光紙または減光フィルム、およびフラッシュを保持する保持具の実施図である。【Technical field】
[0001]
  The present invention relates to a tooth surface information system for acquiring color, shape, arrangement, etc., which is information in a dental oral cavity, and for utilizing such information for distribution, organization, comparison, storage, presentation, etc. Dental colorimetry systemTo utilizeA control system for equipment.
[0002]
  The present invention is broadly divided into a dental oral colorimetric photography system, a dental oral photography system, a dental photography system, a dental photography system, and a control system for an instrument device.
[0003]
  Next, the industrial application field of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0004]
  The present invention relates to a dental oral colorimetric photography system using a digital camera for intraoral dental photography, a dental oral colorimetric system for measuring the color of a tooth using a colorimeter and a color marker, and a color marker and / or The present invention also relates to a colorimetric photographic system that corrects the color of an image displayed on a screen or printed out using a digital camera, and an illumination device used in the colorimetric photographic system.
[0005]
  In the dental and oral colorimetric photography system, accurate classification of captured images is achieved by improving the convenience of reorganizing and reusing captured images, and by accurately controlling the amount of reflected light from subjects during standard shooting, reproduction shooting, and free shooting. Realized by simple mechanisms, operations and functions, which improves operability and color reproducibility, and confirms that the image containing the color has not been modified or has been modified. Support, certification, and guarantee.
[0006]
  In the dental oral colorimetry system, the color expression of the color measurement result is improved to perform accurate and easy-to-understand color expression, and the accurate color expression is transmitted as color information to the dental oral colorimetry photo system. In addition, the colorimetric photographic system generally measures and / or reproduces the color of a subject in image monitor output or print output.
[0007]
  The present invention relates to a lighting device that can be connected to a camera. In particular, when the camera is used with a fixed aperture value and shutter speed, and further when the distance to the subject is very close, color reproduction is achieved. It is an invention with emphasis.
[0008]
  INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for a dental camera that places an emphasis on color reproduction of a photographed image when the distance to the subject is very close.
[0009]
  Next, the industrial application field of the dental oral photography system is described.
[0010]
  The present invention relates to a camera for intraoral photography. Furthermore, it relates to a dental oral photographic system for these peripheral devices, specifically, a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software and / or a dental color marker and / or a dental colorimeter and / or dental. This relates to a standard color determination tag.
[0011]
  The present invention relates to an easy-to-use dental oral photographic system with a simple mechanism and / or operation and / or function.
[0012]
  The present invention provides a dental digital camera and dental image management software or dental color marker or dental colorimeter that is optimally designed for close-up photography using a strobe for lighting, or a diagnostic card for a standard color expression to be delivered to a patient, or these. It belongs to the dental oral colorimetry / photo system as a component. Regarding dental colorimeters, dental colorimeters are also included in the technical field.
[0013]
  The present invention also belongs to a technique for improving the operability of a dental digital camera and dental image management software.
[0014]
  The present invention also relates to a technique for optimizing the exposure of a dental camera, resulting in improved operability. The present invention also relates to a color representation or color reproducibility technique for a dental digital camera and dental image management software, a dental color marker, or a dental colorimeter.
[0015]
  The present invention also relates to an authentication technology for proof value when a dental oral image is used for proof of quality assurance for medical care, and for complaints related to medical care from patients and evidence in litigation.
[0016]
  Further, the present invention relates to exposure optimization technology, operability improvement technology, color expression or color reproducibility of a dental digital camera and dental image management software, a dental color marker, a dental colorimeter or a standard color expression diagnostic sheet. It belongs to dental oral colorimetry / photograph system combining technology.
[0017]
  According to the present invention, the control of the dental digital camera is controlled by a program incorporated in the dental digital camera, by a program introduced from the dental image management software to the dental digital camera through a recording medium or communication, or by communication. Any technology that is directly controlled by the dental image management software via the PC is included.
[0018]
  Next, the industrial application fields of the dental photographic system and the dental photographic system will be described.
[0019]
  The present invention relates to a digital camera for taking oral photographs used in dentistry, in particular, a digital camera for performing standard photography performed in dentistry and / or a dental photograph system including software for managing, organizing, and processing the images. It belongs to the shooting system.
[0020]
  Next, the industrial application field of the control system of the instrument device will be described.
[0021]
  The present invention relates to a control system for an instrument device that is useful for customizing the internal state of the instrument device for a specific purpose and application.
[Background]
[0022]
  First, the prior art related to a dental oral colorimetric photography system will be described. With regard to improvement in operability and color reproducibility, conventional dental cameras have techniques that allow standard imaging to be easily performed. For example, a company's dental camera is equipped with a lens system and an illumination system dedicated to close-up dental photography and stabilizes the amount of reflected light of the subject for standard photography to improve color reproducibility.
[0023]
  In addition, the new dental company's dental digital camera MS-3 has improved the operability and optimized the amount of reflected light of the subject by devising such as setting a fixed focus for each shooting magnification in addition to the dedicated illumination system To improve color reproducibility.
[0024]
  Also, regarding the problem of reflection of flash on the tooth surface, a conventional dental camera, such as a certain company, emits light before taking a picture from the inside of a ring flash arranged in an annular shape around the lens, on the tooth surface. It is easy for the surgeon to adjust the camera angle so that the flash does not appear.
[0025]
  There is also a device that prevents the flash flash itself from being reflected in the center of the tooth surface of the ring flash type, like a flash light guide of a plastic rod.
[0026]
  Regarding improvement in operability, both conventional dental digital cameras and dental digital cameras of dental image management software have been introduced with only operability improvement technology as a single unit. This is because the dental digital camera and the dental image management software handle only the image data of the image data file in common and do not have a mutual interface that cooperates with the other.
[0027]
  In addition, when photographing teeth in the oral cavity with a camera, a mirror is commercially available that is used for photographing a part that does not directly enter the field of view of the camera.
[0028]
  Although the product name and general classification of the product do not belong to the category of digital dental cameras, the so-called intraoral camera category is used to operate the shooting position and direction while capturing moving images with the camera. There is one that captures and stores a still image of a moment.
[0029]
  Similarly, although it does not belong to the category of dental digital cameras in terms of product name and general classification of products, like shade vision, it takes a digital still image of a tooth and judges and displays the color of each part of the tooth There is.
[0030]
  With regard to color expression or color reproducibility technology, conventional dental cameras have no means other than optimization of the amount of reflected light from the subject. In addition, with conventional dental color signs, dental color signs with multiple color charts representing the entire color space are photographed simultaneously with the subject in order to reproduce the colors of the entire color space, such as the product name Cast Match. In the image processing by the image management software, the color of the subject is reproduced by manually adjusting and reproducing the color of each color chart.
[0031]
  Regarding the technology of confirmation support / authentication / guarantee for the presence / absence of image alteration, such a technology has not been found in the past in the conventional digital camera for dental oral imaging or dental oral image management software.
[0032]
  Next, the prior art related to a dental oral colorimetry system will be described. Regarding color expression or color reproducibility technology, the length of distribution based on the vicinity of the center of the color distribution of human natural teeth, such as Matsukaze's dental colorimeter shade eye NCC and dental color marker NCC shade guide. A product in which colors are three-dimensionally divided into a direction, a width direction, a depth direction, or a phase angle is commercially available. Incidentally, Shofusha expresses the distribution length direction as shade direction, distribution width direction as value direction, depth direction or phase angle as hue direction or hue phase angle.
[0033]
  Next, the prior art relating to a general colorimetric photography system will be described. With regard to color reproducibility technology, digital cameras, screen monitors, printers, and the like have improved color reproducibility according to standards such as sRGB. These standards express the color reproduction characteristics of each device as a unified standard, and perform correction for each device. In addition, color sample data that represents the entire color space is output to an image monitor for a company product, and the reproduced color is measured with a colorimeter that measures the color on the monitor, and the color measurement result is the original color sample color. There is a system that corrects the color of the monitor so that
[0034]
  As digital cameras have become widespread and their functions and pixels have increased, their use for special purposes and recording for business use has expanded. Above all, because of the ease of handling and management of image data, it is used for recording and taking medical treatments in the medical and dental fields, for recording and shooting of the affected area, for recording and shooting of electronic parts in the industrial field, and for fixed point observation of aging of parts or materials in durability tests. It has begun to be used for such as.
[0035]
  These recordings may be used in close-up photography in which a specific part is magnified, but the strobe device built in the digital camera is used for subjects even when the subject is at some distance from the camera. Since a device having a light emission amount sufficient to irradiate the light is provided, it is often overexposed in the proximity region, and a satisfactory image cannot be obtained. In addition, there are few digital camera auto settings that take close-up shooting into account, and it is currently impossible to obtain a satisfactory image in close-up shooting. Adjustment of the shutter speed is required, and some knowledge and experience are required. Also, the strobe built into the camera is located at the top of the lens and behind the front of the lens. When shooting a subject that is near the lens, the lens itself blocks the light emitted from the strobe. In some cases, the shadow of the lens appears in a part of the photographed image.
[0036]
  In terms of intraoral imaging, an image in which both the front teeth and molars are in focus is preferable in front view imaging in which the front teeth and molars are overlooked. In order to achieve this, a larger aperture value is preferable. In addition, in order to capture images that do not depend on the lighting conditions of the surrounding environment, it is preferable to have a high-speed shutter speed that does not allow ambient light to enter as much as possible, and a strobe shooting with an appropriate amount of light. However, there are no commercially available digital cameras that can satisfy all of these conditions and shoot with appropriate exposure.
[0037]
  Therefore, a ring strobe for close-up photography and a camera system constructed in a state suitable for close-up photography are commercially available from multiple manufacturers.
[0038]
  In the invention described in Japanese Patent Laid-Open No. 2002-122936, a ring strobe device capable of switching guide numbers (light emission amounts) and a proximity lens are attached to a digital camera, and a standard magnification scale is provided on a lens barrel of the digital camera body. By setting the focal length so that the digital camera body is in focus with the magnification set on the standard magnification scale, and aligning the subject to the focal position, digital that provides a predetermined magnification and optimal exposure A camera set has been proposed.
[0039]
  With regard to color expression or color reproducibility techniques, conventional dental cameras have no means other than exposure optimization. In addition, in the conventional dental color marker, in order to reproduce the color of the entire color space, the dental color marker having a plurality of color charts representing the entire color space is photographed at the same time with the subject, In image processing, the color of a subject is reproduced by a method of reproducing the color of each color chart.
[0040]
  As for the monitor color correction, there is a system for measuring the reproduced color of the monitor of the reference color data and correcting the monitor color like a new company product. Regarding color correction for monitors, cameras, and printers, a standard for color correction using color reproduction error characteristic data unique to each device, such as sRGB, has been established.
[0041]
  Similarly, with regard to color expression or color reproducibility technology, the width of the distribution based on the vicinity of the center of the color distribution of human natural teeth, such as Matsukaze's dental colorimeter shade eye NCC and dental color marker NCC shade guide. There are commercially available products in which a color is three-dimensionally divided into a direction or a color darkness direction and a length direction or a color vividness direction and a depth or hue direction.
[0042]
  Regarding the authentication technology for the proof value of the image, such a technology has not been seen in the past in the conventional digital camera for dental oral imaging or dental oral image management software.
[0043]
  Next, I will focus on the dental photographic system.
[0044]
  In the field of dental cameras, even with a camera equipped with autofocus and autoexposure functions, the strobe light amount is made constant according to the part to be photographed, and manual focus is used to obtain a prescribed photographing magnification according to the part to be photographed. In this way, the surgeon adjusts the shooting distance.
[0045]
  In order to realize such photographing, in the example of Sonic Techno, a digital camera used for consumer use is combined with a dedicated strobe or macro lens and sold as a dental camera set.
[0046]
  Also, in order to make it easy to take a picture as much as possible, like the MS-3 of the company, the scale of the taking magnification is given to the ring portion for adjusting the focus of the lens corresponding to a plurality of taking magnifications in dental oral photography. There are also dental cameras.
[0047]
  As other examples of cameras, silver salt film type cameras that use manual exposure and manual focus exclusively are commercially available as dedicated dental and medical cameras.
[0048]
  These inventions were made during technical improvement, and there are no documents corresponding to the prior art.
[0049]
  Next, the prior art will be described focusing on the dental photography system.
[0050]
  In the field of dental cameras, even if a camera has an autofocus and autoexposure function, the illumination light quantity is made constant according to the part to be photographed, and manual focus is used to obtain a prescribed photographing magnification according to the part to be photographed. In this way, the surgeon adjusts the shooting distance. In order to realize such photographing, in the example of Sonic Techno, a digital camera used for consumer use is combined with a dedicated illumination and a macro lens and sold as a dental camera set.
[0051]
  Also, in order to make it easy to take a picture as much as possible, like the MS-3 of the company, the scale of the taking magnification is given to the ring portion for adjusting the focus of the lens corresponding to a plurality of taking magnifications in dental oral photography. There are also dental cameras.
[0052]
  As other examples of cameras, silver salt film type cameras that use manual exposure and manual focus exclusively are commercially available as dedicated dental and medical cameras.
[0053]
  These inventions were made during technical improvement, and there are no documents corresponding to the prior art.
[0054]
  The prior art of the control method of the dental oral instrument apparatus will be described.
[0055]
  Generally, for example, consumer instrument devices that are put on the market for a specific purpose are pre-written with firmware or the like that realizes a predetermined operation mode / function, etc. Usually, the operation mode and operation function of the instrument device cannot be customized.
[0056]
  However, for example, taking a digital camera as an example, this type of camera applies color correction different from the original color to the image so that the photographed image can be clearly seen by the viewer, or is based on automatic target recognition. It has a function to automatically control the focus, flash, etc. with the autofocus function.
[0057]
  For this reason, when this digital camera is used, for example, for the purpose of dental oral cavity where accurate color reproducibility is required, it is difficult to accurately reproduce the color of teeth and gums. Appears as a crazy creation.
[0058]
  On the other hand, as shown in Patent Document 1, a camera for dental oral imaging has a dedicated setting suitable for dental oral imaging. However, when such a digital camera for dental oral imaging is separately created, a small amount is required. It becomes expensive for production and is not a substitute that can be easily introduced by users such as dental clinics and dental laboratories.
[0059]
  Therefore, if the control that can customize the basic operation mode information, operation function, and operation data of a commercially available digital camera by a simple method can be added from the outside, the above problem can be effectively solved. This kind of problem is the same in other instrument devices.
[0060]
  Customization to send different types of operation mode information, operation functions, operation data, etc. from the outside as required, or to enable operation mode information, operation functions, operation data provided in advance by external control The feasibility of the business model for services is recognized.
[0061]
  There is JP-A-11-275405 as a conventionally known control system.
[Patent Document 1]
  JP-A-11-275405
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[Problems to be solved by the invention]
[0062]
  First, the problems of the dental oral colorimetric photography system are described.
[0063]
  Concerning operability and color reproducibility, stabilization of the amount of reflected light in fixed focus photography with conventional dental cameras or dental digital cameras requires the operator to precisely match the shooting distance and is very poor in operability . In addition, there is a problem that color reproducibility cannot be secured as a result due to the difficulty of operation.
[0064]
  In other words, in standard dental photography, the layout including the teeth of the subject is also an important factor in operability, and the composition must be stabilized at the same time while matching the photographing distance.
[0065]
  This is a difficult operation for dentists and dental hygienists who are unfamiliar with the operation of the camera, which not only requires time for photographing but also requires time for learning.
[0066]
  As a result, the shooting distance becomes indeterminate, the amount of flash light is not stable, and if the focus is fixed, the shot image is blurred.
[0067]
  In addition, when the automatic exposure and autofocus functions of a conventional camera with simple operation are used for close-up photography using a dental flash, the autoexposure and autofocus functions for the target tooth cannot be realized at the same time. is the current situation.
[0068]
  This is because automatic exposure does not have a function for a specific minute part of a shooting area such as a specific tooth. Excessive or insufficient.
[0069]
  As for the autofocus function, it is difficult to automatically focus on the target tooth, particularly in the case of close-up photography with an open mouth.
[0070]
  Concerning improvement in operability, conventional dental digital cameras are configured to output images in a general image format such as JPEG format so that captured images can be handled by general image management software. Therefore, there is no way to share and use information between the dental digital camera side and the dental image management software regarding the patient and imaging part necessary for dentistry, and information necessary for image color correction. Currently.
[0071]
  As a result, with the combination of conventional dental digital camera and dental image management software, in addition to the image file output by the dental digital camera, information such as memos such as patient name, imaging region and imaging conditions, and operator memory are stored. Separately required, you must check the patient name, imaging region and imaging conditions on the dental image management software based on information other than these images, such as memos and operator memory, and manually organize the image files. .
[0072]
  These troubles may take 1 minute for a skilled person for each image, and 3 minutes or more for beginners unfamiliar with computers. Considering the case where more than 2000 people a year at a dental clinic or dental technologist performing a whitening or aesthetic prosthesis that requires dental oral photographs, and handling 5 to 6 photos per person, 100 to 100 images can be organized. You will spend 200 hours.
[0073]
  Also, as time passes from the time of shooting, even the surgeon may forget which patient's photo is taken, or even if a medical worker other than the surgeon organizes the shot image Determining the patient name takes special effort and risk of misjudgment.
[0074]
  In particular, with regard to the improvement of operability, as a typical method of using a dental digital camera, a plurality of surgeons photograph a plurality of parts of a plurality of patients with a dental digital camera alone, and personalize it at an appropriate time such as at the end of medical examination. A method of taking captured images in a computer and organizing the images is desirable as the most convenient method of use.
[0075]
  In this respect, the above-mentioned conventional shade vision classified as a dental colorimeter that does not belong to the general classification of a dental digital camera specifies a specific and one patient name in a state connected to a personal computer in advance. Next, take a picture of multiple tooth images of that specific patient and one patient while separating them from the personal computer, then connect to the personal computer again and automatically capture the captured images into the personal computer. The specified patient images are stored hierarchically for each patient, and the color of each part of the tooth is analyzed and displayed while displaying a plurality of taken tooth images, but this shade vision is not a digital digital camera. Rather, it is a dental digital without taking into account that it has been released as a dental colorimeter. In order to evaluate from the viewpoint of improving the above operability after considering it as a mela, in a shooting state that is not connected to a personal computer, each shot image is associated with information on which part of the tooth the image is associated with. The image is temporarily stored in the shade vision, but after the captured image is captured and stored in the personal computer, the information on the associated imaging region is used as information for automatically organizing the captured image. There is nothing.
[0076]
  In shade vision, the information on the imaging region is only used for an operation in which the surgeon manually displays images side by side in a predetermined imaging region order based on the imaging region information.
[0077]
  In this operation specification, the shade vision does not use the information on the imaging part in order to automatically and hierarchically categorize and display the captured images and display or save them. I think there is nothing.
[0078]
  In addition, in shade vision, when connected to a personal computer after imaging, the captured images are automatically and hierarchically organized, displayed and stored based on patient name information. However, shade vision is based on the premise that an image of a specific patient is taken from the time immediately after photographing until it is subsequently connected to the personal computer, and the information on the patient name is subsequently connected to the personal computer immediately after photographing. The information for distinguishing the images of a plurality of patients is not stored in association with the inside of the shade vision until the time.
[0079]
  In other words, in shade vision, images of a plurality of patients do not exist in an unorganized state immediately after shooting and until a time point when the personal computer is subsequently connected. Therefore, it is difficult to say that the information on the patient name set in advance is used for hierarchically organizing unorganized images of a plurality of patients.
[0080]
  The association between the patient name and the photographed image functions under the operating specification conditions that completely depend on the operation of the surgeon, in which the patient name is specified in advance on the personal computer before photographing and only the patient's image is photographed. There is only.
[0081]
  As information for distinguishing the images of the plurality of patients, the association between the patient name and the photographed image is performed when the photographed image is taken into the personal computer, and at least viewed from the operator or any human operator other than the operator. The time point when the image is captured in the personal computer, the time point when the patient name information for distinguishing a plurality of patients is associated, and the time point when the captured images are automatically sorted and displayed in a hierarchical manner are displayed. Three operations are performed simultaneously or at least at the time of simultaneous operation.
[0082]
  That is, there is no state in which a plurality of captured images of a plurality of patients are unsorted between a time when a patient name is associated and a time when the captured images are automatically classified and arranged hierarchically.
[0083]
  This operation specification of shade vision that automatically and hierarchically classifies and displays the patient name according to the patient name can be easily achieved even if it is intended by an operator even in a commercially available digital camera.
[0084]
  In other words, determine the patient name in advance, create a folder in the personal computer to save the patient's image, then empty the digital camera's captured image data, and the operator knows the name A plurality of images of only the patient's teeth may be taken, and then connected to a personal computer and stored in a folder with a patient name created in advance.
[0085]
  Such a digital camera is used by a digital camera and image management software that automatically and hierarchically classifies and displays a plurality of unorganized images of a plurality of imaging regions of a plurality of patients by a plurality of surgeons. Since the linkage function is not realized, this method is widely used in general dental clinics with much time and effort.
[0086]
  That is because dentists who may not have been in charge of taking dental oral radiographs of multiple surgeons, multiple patients, and multiple sites that photographed the teeth inside the oral cavity as a part of the rest of the day. Or it is impossible for a dental hygienist or dental assistant to sort and organize.
[0087]
  Furthermore, in general digital cameras, it is not always necessary to specify or specify a patient name with a personal computer and digital camera connected before imaging, and the same operation can be performed after imaging. Simpler than vision.
[0088]
  That is, in shade vision, a patient name must be designated or specified on a personal computer before photographing, and it can be said that the operability is inferior to that of a general digital camera.
[0089]
  In addition, when the surgeon is a technical laboratory different from the dental clinic and the patient's teeth are taken while traveling on a business trip to the dental clinic, it is almost impossible to use shade vision. In view of the above, based on the operation specification and patient name information for associating only one patient name information and a photographed image in shade vision, the photographed image of only one patient is automatically and hierarchically organized and organized. Therefore, it is difficult to say that the operation specifications displayed and displayed are improved in operability compared with a commercially available digital camera.
[0090]
  As described above, the shade vision is regarded as a dental digital camera and evaluated from the viewpoint of improving operability, which is an object of the present invention.
[0091]
  A dental digital camera is used to photograph a patient in the oral cavity of a patient, in particular, a tooth with a certain composition during medical treatment in a dental clinic. A large number of patients usually visit a dental clinic, and a plurality of dental hygienists usually perform this imaging.
[0092]
  As is well known at least in dental clinics in Japan, many patients have been continually coming up and are being treated in seconds.
[0093]
  Furthermore, dental intraoral photography is close-up photography that requires skill of 15 to 30 cm, and is a standard photography that requires a precise composition. In addition, the photography distance must be precisely decided to achieve focus. I must.
[0094]
  Incidentally, the automatic focus adjustment mechanism tends to make the shooting distance indefinite, which not only stabilizes the composition but also makes the exposure amount by the flash indeterminate and impairs color reproducibility.
[0095]
  The automatic exposure function is extremely unsuitable for photographing small whitish teeth that are clearly located on a dark background like the oral cavity, and the exposure amount is not stable at all.
[0096]
  For this reason, a conventional dental camera or digital digital camera needs to be an external flash mount compatible camera that can be used for macro photography and that can be manually focused and exposed, resulting in a large and heavy general-purpose camera. The product is modified for dentistry.
[0097]
  It is difficult for even an operator who wants to take a photo or work as a hobby. A dental hygienist, who is an amateur and generally weak in photography, is often a woman, It takes a great deal of training and knowledge to quickly capture a stable composition with good reproducibility in a short time by covering the top of a patient sleeping in a medical chair with a gap between treatments. .
[0098]
  At the time of shooting, the operator himself / herself must be aware of the shooting conditions of the target standard shooting and must perform shooting according to those conditions.
[0099]
  It is hard to say that current digital digital cameras have the operability to take these operations without failure by a dental hygienist and without failure in a short time.
[0100]
  In addition, when taking a picture using a mirror in the intraoral photography, the image is inverted, and the patient, the surgeon, and dental care personnel other than the surgeon may be confused.
[0101]
  As for confirmation support / authentication / guarantee technology for non-altered or fixed alteration of images, such technology has not been found in digital cameras for dental oral imaging or dental oral image management software. Progress itself is a challenge.
[0102]
  With regard to colorimetry and color reproducibility, the color correction system of dental oral imaging digital cameras or dental oral image management software using dental color markers for all color spaces, such as conventional cast matches, is natural for humans. An error is likely to occur in correcting a color distributed in a narrow region such as a tooth.
[0103]
  In addition, a ring flash such as a company's dental camera is inconvenient because the flash is reflected in the center of the tooth where color reproduction is most important. In addition, the flash light guide made of a plastic rod has a fixed position as a light projection position, and it is difficult to perform reproducible light projection for photographing different teeth and dentitions.
[0104]
  In addition, the standards for color correction for each apparatus such as sRGB are functions of the apparatus alone, and in a dental oral colorimetric photography system, a personal computer monitor, printer, etc. are external devices. It is not possible to assume that a person has equipment compatible with sRGB and the like, and in fact, desired color reproducibility cannot be obtained unless sRGB is supported.
[0105]
  In addition, color correction technology such as sRGB improves the reproducibility of “color generated when a subject is exposed to arbitrary illumination”. For example, if a natural human tooth has purple illumination, it is illuminated purple. It tries to faithfully reproduce the color of the teeth.
[0106]
  On the other hand, in the dental oral colorimetric photography system, the object-specific color properties relating to colors that are not related to illumination are acquired, and the colors when illumination under certain conditions such as daylight illumination are performed are reproduced. The purpose of color reproducibility is essentially different from that of color reproduction technology such as sRGB.
[0107]
  There is also a color correction system that corrects the color sample data output on the monitor screen to the color of the color sample using the colorimeter on the monitor. It is necessary and does not correct a color error with respect to a subject-specific color that is unrelated to illumination generated by a camera or illumination conditions at the time of shooting.
[0108]
  Also, it does not correct the color of the printer output. It is conceivable to put this technology to practical use for color correction of printer output, but this requires a separate colorimeter for the printer other than the monitor.
[0109]
  In other words, the color of teeth or gingiva in dentist refers to the color characteristics of the surface of a tooth or gingiva, which is a subject that does not depend on the illumination conditions, and is corrected by standards such as sRGB or color sample data on a monitor or printer. The technique of measuring and correcting an image does not correct the influence of illumination on the subject.
[0110]
  However, these techniques may be useful in general colorimetric photography systems that are not dentistry, and problems in this field will be described in “Problems of colorimetric photography systems” described later.
[0111]
  Next, problems of the dental oral colorimetry system are described. Regarding color expression, the conventional colorimeter shade eye NCC and dental color marker NCC shade guide of Matsukaze are based on the vicinity of the center of the color distribution of human natural teeth, and the length direction and width of the distribution. The color is divided into a plurality of areas in three dimensions in the direction and depth direction, and the division of the areas corresponds to the division of the dental color marker or the corresponding color segmentation, which is based on the premise that the color difference can be discerned sufficiently. If there is a measurement error in the boundary area between the divisions, it may be erroneously expressed in the adjacent divided area color.
[0112]
  This is recognized as an error of ½ area at most if the true value of the color of the color object to be measured is known, but in the overwhelming majority of cases where the color is measured because the true value is not known. Two colors that are indistinguishable by visual observation in the vicinity of the boundary of the region are determined to be different colors that are sufficiently distinguishable by visual observation of adjacent different regions, and a relatively large error and error for one region are erroneously detected. Will be recognized. This is expressed here as an apparent error.
[0113]
  This is because two different colorimeters or color markers are different in colorimetry for two different colorimetric objects by the same colorimeter or color marker system, or when one colorimetric object is measured twice. This can also occur in the colorimetry of a single colorimetric object by the system, no matter how highly accurate the colorimeter or color marker, the true error of up to 1/2 area and the apparent appearance of up to 1 area Inevitably, an error may cause the operator to question the reliability of the colorimetric result.
[0114]
  This is an inevitable error that occurs because the colorimetric results are expressed in areas regardless of the accuracy inherent to the colorimeter or color marker, and not only adversely affects the color representation of natural teeth in dental practice. The color of the prosthesis created based on it is misleading or misleading.
[0115]
  In the same way, with regard to color expression, in recent years, in general dental clinics as well as esthetic dentistry, there is an increasing tendency to emphasize the color of teeth mainly in female patients. It is necessary to report the progress of changes in the area, and subtle changes cannot be expressed with the conventional domain representation. On the other hand, the conventional area representation is not only established in the dental world, but is also suitable for grasping and expressing rough colors. The result is sufficiently satisfactory.
[0116]
  These situations mean that it is necessary to express both the area representation used in the conventional dental field and the value representation based on the original accuracy and resolution of the colorimetric system.
[0117]
  Next, problems of the colorimetric photography system will be described.
[0118]
  Standards for color correction for each device, such as sRGB, and monitor correction technology using monitor colorimeters and color sample data images are functions of the monitor, printer, and camera unit alone, and these are integrated. A comprehensive and flexible color correction system that includes cases where image data from the subject, as well as monitor output, printer output, and printer output are transported to a different location from the printed environment and evaluated. It is not provided.
[0119]
  In other words, these technologies use a specific camera as a camera, a specific monitor as a monitor, and a specific printer as a printer. These technologies vary depending on standards other than sRGB and device manufacturers, and combine these to achieve comprehensive color correction. To do this, specialized knowledge that is familiar with the standards and color reproduction methods of these single devices, and learning and trial and error of the operator are required. In addition, color reproduction technology such as the sRGB standard can be realized only by a device equipped with this.
[0120]
  Furthermore, since the above-mentioned conventional apparatus has to fix the focal length, the autofocus function of the camera cannot be used, and the surgeon has to adjust the subject to move to the focal position by moving the camera back and forth.
[0121]
  At this time, since the digital camera is not equipped with an optical viewfinder other than the expensive single-lens reflex type camera, it was necessary to focus with the liquid crystal viewfinder. It is extremely difficult to do so and an out-of-focus image may be taken.
[0122]
  Even when using an expensive single-lens reflex digital camera equipped with an optical viewfinder, intraoral imaging is often performed when the subject patient is lying on a dental treatment chair. The photographing posture is very difficult because it is necessary to look down from above with the viewfinder viewed and to find the in-focus position by moving the heavy camera up and down while avoiding lying patients.
[0123]
  In addition, many of the conventional devices described above use a ring strobe, and when an intraoral photograph is taken using a ring strobe, the ring image of the ring strobe is reflected on the surface of the tooth in the photographed image. There was a problem that the central part of the tooth surface could not be seen.
[0124]
  To avoid this problem, the position of the camera must be determined so that there is no ring-shaped reflection caused by the ring strobe, but I will not shoot where the reflection reflection will occur in the subject in advance. It was necessary to repeat trial and error.
[0125]
  Although the above-described conventional apparatus has a system configuration suitable for close-up photography, it requires setting of an aperture value, shutter speed, guide number, etc., and requires a certain amount of camera knowledge. Also, depending on the shooting conditions, there are cases where shooting must be performed while changing the settings of the aperture value, shutter speed, and guide number. There were situations where it took time and made the patient feel uncomfortable or had to re-shoot many times.
[0126]
  In addition, although a xenon tube is often used for the illumination section, there is no strobe system equipped with a means for correcting the light emission, despite the fact that the amount of light decreases due to secular change. Even if you shoot with matching speed and guide number, even if you try to compare the secular change of the color of the patient's teeth, for example, the exposure of the images taken with the passage of time will cause subtle deviation. Whether the color change in the image is due to a change in the original tooth color or a change due to a subtle shift in exposure at the time of photographing becomes unclear.
[0127]
  In view of these circumstances, the problems to be solved in the present invention are as follows.
[0128]
  One problem to be solved by the present invention is to adjust the aperture value and shutter speed for each shooting while using an autofocus function that does not fix the focal length of the camera in close-up shooting when using an illumination device. An object of the present invention is to provide an external illumination device that can be easily photographed at a constant exposure without any need.
[0129]
  Another problem to be solved by the present invention is that it is possible to reduce the weight by attaching the lighting device according to the present invention to a small camera in which an aperture value and a shutter speed can be manually set without using a heavy and expensive single-lens reflex camera. Another object of the present invention is to provide an illuminating device as a part of an imaging system that can perform close-range imaging at an inexpensive and inexpensive exposure.
[0130]
  Still another problem to be solved by the present invention is to provide a lighting device having a built-in means for correcting the light emission amount of the illumination unit in order to always keep the light emission amount of the illumination unit constant.
[0131]
  Still another problem to be solved by the present invention is to provide an illuminating device in which direct reflection reflected in a subject by an illuminating unit of the illuminating device can be confirmed in advance before photographing.
[0132]
  Regarding the improvement of operability and the optimization of exposure, the stabilization of exposure in fixed focus photography in conventional dental cameras or dental digital cameras has the problem that the operator must precisely match the shooting distance. .
[0133]
  In standard dental photography, the layout including the teeth of the subject is also an important factor, and the composition must be stabilized at the same time while matching the photographing distance. This is a difficult operation for dentists and dental hygienists who are unfamiliar with the operation of the camera, which not only requires time for photographing but also requires time for learning.
[0134]
  In addition, when the automatic exposure and autofocus functions of a conventional general-purpose camera with simple operation are used for close-up photography using a dental strobe, the autoexposure and autofocus functions for the target tooth cannot be realized simultaneously. .
[0135]
  This is because automatic exposure does not have a function for a specific minute part of a shooting area such as a specific tooth, and even if it is easy to shoot using these functions, the exposure of the shot image is excessive. It is easy to run out.
[0136]
  With regard to improved operability, conventional digital dental cameras are configured to handle images even with general software. Therefore, in addition to specific image format formats such as JPEG format, dental digital cameras and dental image management There is no software information sharing method.
[0137]
  As a result, the combination of a conventional dental digital camera and dental image management software requires information such as the patient name, imaging region and imaging conditions in addition to the image file output by the dental digital camera. Based on information other than these images on the management software, the patient name, imaging region and imaging conditions must be confirmed, and the image file must be organized.
[0138]
  These efforts take 1 minute for an expert for each image, and 3 minutes or more for a beginner who is not familiar with computers. At dental clinics or dental laboratories performing whitening and aesthetic prosthesis that require dental oral photographs, more than 2000 people a year handle 5 to 6 photos per person, and organize images for 100 to 200 hours Will be spent.
[0139]
  Also, as time elapses from time to time, even the surgeon may forget which patient's photograph was taken, and it is a special case that a clinician other than the surgeon determines the patient name. It takes the hassle and risk of misjudgment. In addition, when photographing with a mirror in intraoral photographing, the image is inverted, and the patient, the surgeon, and other dental care personnel other than the surgeon may be confused.
[0140]
  With regard to color expression or color reproduction, the color correction system of dental oral imaging digital cameras or dental oral image management software using dental color markers for all color spaces as in the past is as narrow as human natural teeth. An error is likely to occur in correcting the color distributed in the region.
[0141]
  Similarly, with regard to color expression or color reproduction, a ring strobe such as a dental camera of a certain company is inconvenient because the strobe is reflected in the center of the tooth where color reproduction is most important. In this regard, a strobe light guide made of a plastic rod such as a new company is a light projection position, and it is difficult to perform reproducible light projection for photographing different teeth and dentitions.
[0142]
  Similarly, for color expression or color reproduction, the distribution is based on the vicinity of the center of the color distribution of natural human teeth as in the conventional colorimeter shade eye NCC and dental color marker NCC shade guide of Matsukaze. If the color is three-dimensionally divided in the width direction, color depth direction and length direction, color vividness direction, depth or hue direction, and an error occurs in the boundary area of the division There is a case where the adjacent divided color is erroneously expressed.
[0143]
  This is an error that exceeds the accuracy inherent in colorimeters and color markers, and not only has an adverse effect on the color representation of natural teeth in dental practice, but also distorts the color of the prosthesis created based on it. Arise.
[0144]
  Similarly, regarding color expression or color reproduction, in recent years, in general dental clinics as well as esthetic dentistry, there is an increasing tendency to emphasize the color of teeth mainly in female patients, such as whitening treatment. There is a need to report the progress of tooth color changes.
[0145]
  Similarly, regarding color expression or color reproduction, the color of teeth or gingiva in dentist refers to the characteristics of the surface of a tooth or gingiva, which is a subject that does not depend on the illumination conditions, and correction according to standards such as sRGB is used to illuminate the subject. It does not compensate for the effects of
[0146]
  In addition, the camera photographing correction using color markers that represent the entire color space has a large error with respect to correction within a narrow dental color distribution, and does not correct the monitor or the printed matter. There is also a monitor color correction system, such as a new company product, but this does not correct the color error at the time of shooting caused by the camera.
[0147]
  With regard to the authentication technology for proof value, the technical progress itself to introduce this technology into a digital camera for dental oral imaging or dental oral image management software becomes an issue.
[0148]
  The color reproducibility is premised on the use of a flash in dental oral imaging, but due to the deterioration of the lamp of the flash, the color of the flash light changes, which hinders photographing with an appropriate color. In addition, the reproduction condition of the color of the tooth that is the subject also changes by changing the position and type of the flash.
[0149]
  With regard to the flash, dental oral imaging is for taking white teeth by close-up photography, and the light intensity of the flash is too strong, so an ND filter for the source light must be used. In addition, it is necessary to use a close-up lens for close-up photography. When these members are mounted on a lens barrel of a dental oral imaging digital camera, when photographing a region larger than a tooth, such as a face, these members become shadows and a phenomenon of so-called vignetting occurs.
[0150]
  In addition, the flash light is reduced by the mirror during mirror photography.
[0151]
  Next, the problems of the dental oral colorimetric photography system are described.
[0152]
  Unlike a normal camera, a dental camera needs to leave accurate color information such as the tooth surface that is the subject, and when creating a prosthesis at a laboratory, the dental clinic determines the shape of the patient's teeth. It is necessary to accurately convey the color, and it is necessary to leave an image that can be relatively compared before and after the operation.
[0153]
  Further, in cameras including current digital cameras, fully automatic cameras that realize both automatic exposure and automatic focusing functions at the same time are widely used.
[0154]
  Compared to the days when manual focus and manual exposure were only possible, anyone could easily shoot beautifully, and photography was trained from only some camera enthusiasts and professional photographers. It is designed to make it easy for general people to shoot without knowledge.
[0155]
  However, when such a commercially available camera is used in dental oral photography, automatic exposure controls the exposure of the target tooth portion even if the focus is in the vicinity of the tooth with autofocus first. There is a situation that cannot be done.
[0156]
  Oral photographs are taken at the same time by flashing the target teeth that are fairly bright and the peripheral teeth (shaded), tongue, lips, and gingiva with intermediate brightness, as well as the deep back of the throat. In the case of the current camera, it depends on the difference in the automatic exposure function of the camera, but currently in the case of flash photography, the pre-flash is emitted before the actual flash and the photometry is taken. The flash light amount for shooting is determined, but when the reflected light near the target tooth is metered, the target tooth is brightly reflected so that the flash light amount is controlled to reflect other dark parts. When the light is measured, the flash light amount is controlled to be increased.
In addition, when the entire image is photometrically averaged, the amount of flash light depends on whether there are many teeth or many deep throats. As a result, despite the same shooting distance and the same magnification, the resulting image becomes very dark or very bright due to a slight difference in the subject and its surroundings, so the color of the teeth is reproduced very much It is a situation where sex cannot be taken.
[0157]
  Therefore, all of the relatively small and inexpensive fully automatic cameras that cannot use the automatic exposure function and cannot perform manual exposure cannot be used for dental oral photographs. At present, cameras using an external flash compatible with manual exposure are widely used.
[0158]
  Furthermore, when shooting using a camera with such a manual exposure function, the flash lights with the light level adjusted by manual exposure at the shooting distance determined by the relationship between the shooting magnification and magnification of the target shooting. Ideally, teeth are photographed mostly in close-up macro photography, and if the actual photographing distance deviates by 2 cm, the brightness of the subject changes considerably.
[0159]
  For example, when the distance to the flash is 15 cm, if it is shifted by 2 cm, theoretically, the fluctuation of 1 / (17/15) squared to 1 / (13/15) squared (0.78 to 1.33 times) )
[0160]
  Therefore, the camera must be moved to a place where the specified shooting distance is perfect.
[0161]
  However, since the target subject must be within the shooting range, the surgeon operates the 6 degrees of freedom of the camera position and angle while looking at the viewfinder and monitor, so when using the autofocus function It is very difficult to determine the shooting distance.
[0162]
  This is because, when the autofocus function is used, the viewfinder and the monitor image are in focus at any shooting distance. In the shape of the subject, the size of the dentition varies depending on the age of men and women.
[0163]
  Therefore, in oral dental photography, photographing is performed with manual exposure and manual focus.
[0164]
  Because with manual focus, if the focus distance is set to the target focus distance, the viewfinder and monitor will be in focus when the camera is moved to that location. This is because the surgeon knows that
[0165]
  Thus, in dental oral photography, although the automatic exposure / autofocus function is widely and generally popular at low cost, it cannot be used.
[0166]
  Especially in digital cameras, auto exposure and auto focus functions are provided as usual, and conversely, intermediate, high-end, middle and large digital cameras with manual exposure and manual focus functions must be used. Currently.
[0167]
  In other words, most of dental dental photography is macro photography that is difficult to auto-exposure and auto-focus, and when using manual exposure for this, such a camera cannot be realized without using a macro adapter or an external flash. It was.
[0168]
  Therefore, the weight of the camera becomes heavy as it is, and it is difficult to stabilize the posture when photographing the patient's oral cavity in the dental clinic so that it covers the patient's mouth, and the target tooth or dentition is photographed It will deviate from the range vertically and horizontally.
[0169]
  If this vertical / left / right adjustment is performed in an unreasonable posture, the result will be a back-and-forth movement, and the determined shooting magnification will not match.
[0170]
  Therefore, manual focus adjustment is performed without using the autofocus function, but this is more likely to result in a defocused photograph. As a result, in dental oral photography, the actual situation is that it takes many investment failures and several years to operate successfully.
[0171]
  On the other hand, if it is not possible to use it well, it will take time to shoot, so it will be impossible to use dental oral photography itself, or even if it is adopted, you will be forced to use images that do not have defocus, brightness or color reproducibility. As a result, the creation of the prosthesis failed or the patient explanation was misunderstood.
[0172]
  Teeth color information is very important in dental photography systems, and the above-mentioned conventional system is far from the practical level of dental color reproducibility or colorimetry, and currently solves these problems. There is no digital dental camera.
[0173]
  Next, the problem of the dental photography system is described.
[0174]
  Unlike a normal camera, a dental camera needs to leave accurate color information such as the tooth surface that is the subject, and when creating a prosthesis at a laboratory, the dental clinic determines the shape of the patient's teeth. It is necessary to accurately convey the color, and it is necessary to leave an image that can be relatively compared before and after the operation.
[0175]
  Further, in cameras including current digital cameras, fully automatic cameras that realize both automatic exposure and automatic focusing functions at the same time are widely used.
[0176]
  Compared to the days when manual focus and manual exposure were only possible, anyone could easily shoot beautifully, and photography was trained from only some camera enthusiasts and professional photographers. It is designed to make it easy for general people to shoot without knowledge.
[0177]
  However, when using such a commercially available camera for dental photography, the automatic exposure function controls the exposure of the target tooth part even if the focus is close to the tooth using the automatic focus function. There is a situation that cannot be done.
[0178]
  Oral photography is performed by simultaneously illuminating a target tooth that is fairly bright, and peripheral teeth (shaded), tongue, lips, and gingiva of intermediate brightness, and a deep part of the deep throat at the same time. Therefore, in the case of illumination shooting using the current camera, depending on the difference in the automatic exposure function of the camera, pre-flashing and metering it before the actual shooting will be performed. The illumination light quantity is determined, but when the reflected light near the target tooth is measured, the target tooth is brightly reflected so that the illumination light quantity is reduced, and the reflected light from other dark areas is reflected. When photometry is performed, the illumination light quantity is controlled to be increased.
[0179]
  In addition, when the entire image is photometrically averaged, the amount of illumination light depends on whether there are many tooth portions or many deep throat portions. As a result, despite the same shooting distance and the same magnification, the resulting image becomes very dark or very bright due to a slight difference in the subject and its surroundings, so the color of the teeth is reproduced very much It is a situation where sex cannot be taken.
[0180]
  Therefore, all of the relatively small and inexpensive fully automatic cameras that cannot use the automatic exposure function and cannot perform manual exposure cannot be used for dental oral photographs. At present, cameras that use external illumination corresponding to manual exposure are widely used.
[0181]
  In addition, when shooting using a camera with such a manual exposure function, the illumination lights with the light amount adjusted by manual exposure at the shooting distance determined by the relationship between the shooting magnification and magnification of the target shooting. Ideally, teeth are photographed mostly in close-up macro photography, and if the actual photographing distance deviates by 2 cm, the brightness of the subject changes considerably.
[0182]
  For example, when the distance to the illumination is 15 cm, if it is shifted by 2 cm, theoretically, the fluctuation of 1 / (17/15) squared to 1 / (13/15) squared (0.78 to 1.33 times) ) Therefore, the camera must be moved to a place where the specified shooting distance is perfect. However, since the target subject must be within the shooting range, the surgeon operates the 6 degrees of freedom of the camera position and angle while looking at the viewfinder and monitor, so when using the autofocus function It is very difficult to determine the shooting distance.
[0183]
  This is because, when the autofocus function is used, the viewfinder and the monitor image are in focus at any shooting distance.
Therefore, in dental photography, photographing is performed with manual exposure and manual focus.
[0184]
  Because with manual focus, if the focus distance is set to the target focus distance, the viewfinder and monitor will be in focus when the camera is moved to that location. This is because the surgeon knows that
[0185]
  As described above, in dental photography, although the automatic exposure / autofocus function is wide and generally popular at low cost, it cannot be used. Especially in digital cameras, auto exposure and auto focus functions are provided as usual, and conversely, intermediate, high-end, middle and large digital cameras with manual exposure and manual focus functions must be used. Currently.
[0186]
  In other words, most of the dental photography is macro photography where automatic exposure and auto-focusing are difficult, and if manual exposure is used for this, such a camera cannot be realized without using a macro adapter or external illumination. It was.
[0187]
  Therefore, the weight of the camera becomes heavy as it is, and it is difficult to stabilize the posture when photographing the patient's oral cavity in the dental clinic so that it covers the patient's mouth, and the target tooth or dentition is photographed It will deviate from the range vertically and horizontally.
[0188]
  If this vertical / left / right adjustment is performed in an unreasonable posture, the result will be a back-and-forth movement, and the determined shooting magnification will not match. Therefore, manual focus adjustment is performed without using the autofocus function, but this is more likely to result in a defocused photograph.
[0189]
  As a result, in dental photography, it takes a lot of investment and several years of time to successfully photograph.
[0190]
  On the other hand, if you can not shoot well, you will be troublesome to shoot itself, so you will have to give up the dental shoot itself or use a shot image that does not have defocus, brightness or color reproducibility even if you shoot, Failure to make a prosthesis based on it or misunderstanding of patient explanations.
[0191]
  Teeth color information is very important in dental photography systems, and the above-mentioned conventional system is far from the practical level of dental color reproducibility or colorimetry, and currently solves these problems. There is no digital dental camera.
[0192]
  Next, the problem of the control system for the mechanical device will be described.
By the way, when the above system is realized by a normal method, different types of operation mode information, operation functions, operation data, etc. are prepared in the central information processing apparatus, or different types of operation modes are previously stored in the instrument apparatus. Information, operation function, operation data are embedded, and the user receives control information accompanied by operation mode information etc. from the information processing device as needed, or provides control information for selection switching of operation mode information etc. Any configuration is conceivable as a conventional means.
[0193]
  However, even if such a system is constructed, if control information or the like is provided simply by presenting an ID or password, there is a risk that proper operation of the system may be hindered by the act of fraud due to unauthorized acquisition of the ID or the like. high.
[0194]
  The present invention has been made paying attention to such a problem, and it is possible to customize the internal state of the operation mode information, operation function, operation data, etc. of the instrument device only to an appropriate requester without fraud. It is intended to provide a control system and method for an instrument device.
[0195]
  Conventional dental cameras, colorimeters, and the like are sold by setting a dental oral colorimetric photography system, a dental oral colorimetric photography system, a dental photography system, and the like to the devices that are usually sold.
[0196]
  However, since the number of production is less than that of general-purpose products, manual production and production quantity management are very complicated.
[Means for Solving the Problems]
[0197]
  First, the means of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0198]
  In order to solve the above problems, the present invention takes the following measures.
[0199]
  First, means for improving the operability of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0200]
  For the convenience of data management, etc., the dental oral imaging program part has at least a program storage unit and is provided with an imaging data storage unit or incorporated in or connected to the program storage unit of the information processing apparatus. The imaging assisting means or the imaging management means responsible for at least part of the functions necessary for dental oral imaging by the digital camera is constructed by being read in or built in beforehand, and the imaging assisting means includes at least Shooting attribute data setting selection means for setting and / or selecting shooting attribute data that is data relating to shooting is provided, and the shooting management means associates the shot image data with the shooting attribute data and stores them in the shooting data storage unit. Memory management means and shooting data that outputs them in an organized format Configuration with one of the output means is enabled.
[0201]
  For the purpose of improving operability, it is effective to utilize the sophisticated operability technology of a general digital camera as a dental oral colorimetric photography system.
[0202]
  For this purpose, the program storage unit incorporates a non-dental radiography program part that operates during non-dental radiography and a basic radiography program part that operates in common during any radiographing, and a dental oral radiography program part. Built-in or readable, the digital camera has a non-dental imaging state where the non-dental imaging program part and the basic imaging program part are operating, and a dental oral imaging program part and the basic imaging program part are operating It is desirable to operate in any of the dental oral imaging states.
[0203]
  In addition, it may be more suitable for dental purposes to operate in the dental oral imaging state at the start-up, and to include a state branching unit for shifting from the dental oral imaging state to the non-dental imaging state in the imaging auxiliary unit.
[0204]
  In addition, in order to improve operability, the information processing device built in the digital camera and the information processing device installed outside the digital camera are connected via communication means or via a recording medium. It is effective to be connected indirectly and cooperate.
[0205]
  In order to improve the handling of captured images, the imaging management means uses a format in which the imaging data storage management means can hierarchically add, classify, organize, manage, and display the imaging image data based on the imaging attribute data. It is desirable that the image data is stored in the image data storage management means, or the image data output means outputs the image data in a format that can be hierarchically added, classified, organized, managed, and displayed based on the image attribute data.
[0206]
  In order to identify a captured image, it is effective to add imaging attribute data in dental oral imaging or add specific information of the imaging attribute data file to the captured image data file.
[0207]
  As a measure for improving the operability for the surgeon to handle the captured image as a captured image file or for the operator to exchange the captured image data with a technical laboratory or patient, the captured data storage management means includes the captured attribute data and the captured image. The data is stored in the same file, or the shooting attribute data and the shot image data are stored in separate files corresponding to each other, and the corresponding file specifying information is stored in at least one of the files. In addition to the photographic image data, the photographic image data and the photographic attribute data or the viewing software can be created by incorporating browsing software for browsing these specific photographic images and photographic attribute data in these files or by generating them as separate files. Can be recorded and saved in the shooting data storage unit. That.
[0208]
  Further, a part of the photographed image data is photographed by the photograph attribute data so that the photograph attribute data is clearly shown when the image is browsed, or the existence of the photograph attribute data is concealed when the image is browsed, or further visually Depending on the type of image, it is concealed so that the image modification cannot be confirmed, or the imaging attribute data is further encrypted and replaced, or in addition to this, it is concealed or encrypted by the viewing software program, and the image is taken in dental oral imaging. Record the attribute data or viewing software in the form of a general or dedicated image data file, or capture or read the displayed or printed image visually or again by optical means. Dental oral imaging by reading simultaneously and deciphering Images can be handled in the same way as ordinary images, including their shooting attribute data or viewing software, and this dental oral colorimetric photo system can be used to reproduce, modify, and edit shot images and shooting attribute data at any time. Furthermore, it is possible to make it possible to reproduce and view the photographed image and the photographing attribute data at any time by a computer system that is generally spread by the viewing software of the dental oral photograph system.
[0209]
  In order to simplify photographing, it is desirable that an operator assistance means for displaying a part of the imaging attribute data as operator assistance data or notifying and outputting the information to the operator by voice is provided inside the imaging assistance means. .
[0210]
  As a specific mode, there is an example in which individual imaging during the imaging procedure is a dental oral photography step, and the operator support means outputs an output in accordance with a predetermined procedure based on the operator support data. It is done.
[0211]
  From the standpoint of ease of identification of the captured image, etc., individual photographs during the photographing procedure are used as a dental oral photography step, and a document, article, or thing including a patient's facial photograph or information identifying the patient in dental oral photography. It is preferable to distinguish or specify the patient by using the imaging or voice notification related to this as a dental oral photography step to obtain imaging attribute data.
[0212]
  In this case, an object including information or documents or articles for identifying a patient is created and displayed by a printer, a display apparatus or a projection apparatus built in or connected to the information processing apparatus, and the object is photographed or related to the dental oral photography step. It is also possible to distinguish or specify a patient by performing voice notification and use it as imaging attribute data.
[0213]
  From the viewpoint of easy identification of captured images, etc., the shooting attribute data is preset or set or automatically updated in advance, and default shooting attribute data that is not changed at the time of shooting, and surgeon input selected or entered by the operator It may be composed of shooting attribute data and at least one or more types of acquired shooting attribute data introduced from the outside to the inside of the information processing apparatus at the time of shooting or held since the previous shooting.
[0214]
  As the configuration of the photographing attribute data setting selection means, there are at least one type of input unit of acquired photographing attribute data input means for introducing the acquired photographing attribute data and operation input unit for inputting the operator input photographing attribute data from the surgeon. What is provided.
[0215]
  From the viewpoint of ease of identification of the shot image, the shooting attribute data is the default shooting attribute data required for standard shooting for shooting in accordance with a predetermined standard, or shooting is performed again with the same procedure and conditions as the shooting already performed. It may be acquired photographing attribute data necessary for reproduction photography to be performed.
[0216]
  The acquired photographing attribute data may be already acquired captured image data or image data obtained by modifying the acquired captured image data.
[0217]
  Specific examples of the operator support data and the operator support means include the following. The surgeon support data is for standard imaging of a predetermined tooth or dentition or facial appearance at a predetermined distance, direction, and arrangement angle, and the surgeon support means includes the surgeon support data in the surgeon support data. Based on this, an output for sequentially informing the surgeon of one or more dental oral photography steps in a specific standard photographing may be mentioned.
[0218]
  Alternatively, the surgeon support data is for reproducing and photographing the same tooth or dentition or face of the treatment process in the same patient at the same distance, direction, and arrangement angle, and the surgeon support means includes the imaging attribute data and In order to notify the surgeon of one or more dental oral photography steps in a specific reproduction based on at least one of a photographed image, its contour, a subject to be photographed, a photographing condition, and a surgeon name among photographing data. Can be output.
[0219]
  Alternatively, the surgeon support data is for photographing a tooth or dentition or facial face selected or ordered by the surgeon at a distance, direction, or arrangement angle selected or ordered by the surgeon. The surgeon support means outputs an output for sequentially informing the surgeon of one or more dental oral photography steps in specific standard imaging based on the operator support data.
[0220]
  Alternatively, the surgeon support data is for reproducing and photographing the same tooth or dentition or face of the treatment process in the same patient at the same distance, direction, and arrangement angle, and the surgeon support means includes the imaging attribute data and Of the imaging data, the operator sequentially selects one or more dental oral photography steps in a specific reproduction based on at least one of a captured image, an outline thereof, an imaging target, an imaging condition, and an operator name, or One that produces output to set the order.
[0221]
  Specific examples of the shooting attribute data and the shooting assisting means include the following.
[0222]
  The shooting attribute data is for standard imaging of a predetermined tooth, dentition or face with a predetermined distance, direction, and arrangement angle, and the shooting assistance means is specified through the shooting attribute data setting selection means There is one that asks the surgeon which imaging attribute data to select in the dental oral photography step in the standard imaging.
[0223]
  Alternatively, the photographing attribute data is for reproducing and photographing the same tooth, dentition or facial appearance of the treatment process in the same patient at the same distance, direction, and arrangement angle, and the photographing assisting means passes through the photographing attribute data setting selecting means. There is one that asks the surgeon which imaging attribute data to select in the dental oral photography step in specific reproduction imaging.
[0224]
  As a specific embodiment of the surgeon support means, it also has a function of displaying an aim on at least one of a finder or a monitor that is a component of the camera, and the aim is according to the dental oral photography step. There are those that change based on the operator support data.
[0225]
  In the case of reproducible shooting, from the viewpoint of ease of operation, the aim is preferably the contour information of the acquired shooting attribute data.
[0226]
  For accurate support, the operator support data is preferably used to notify the operator of the appropriate direction of the camera in accordance with the corresponding standard shooting or reproduction shooting.
[0227]
  When acquiring a plurality of captured images continuously from a plurality of patients, a part of the captured attribute data is at the beginning or end of the dental oral photography step constituting the captured image data of a specific patient or at a specific location. It is effective to use mark information indicating the first, last or specific place.
[0228]
  In order to be able to easily identify whether the images were taken before the start of medical treatment or after the final medical treatment, or whether they were taken during a specific medical treatment, that is, whether or not they have been modified. It is effective to use image modification identification information indicating whether the photographed image is original or modified as part of the attribute data.
[0229]
  The imaging attribute data is not limited to predetermined ones, but at least a part of the imaging target data unique to the patient, other imaging condition data, and operator data is initialized in advance, and the operator is provided with an output for change selection. After that, the input by the photographing attribute data setting selection unit may be accepted.
[0230]
  When the imaging attribute data setting selection means accepts at least voice input or operation input, the imaging attribute data includes a patient name, a number or code or pattern corresponding to the patient, or imaging image data already acquired from the same patient. Any one may be included.
[0231]
  When managing the captured images at the center, or managing them by the technical laboratories of the suppliers, or conversely managing the images of multiple dental clinics at the technical laboratories, a part of the captured attribute data It is convenient to include data about the dental clinic or dental laboratory.
[0232]
  Taking pictures using a mirror is efficient for oral photography. In this case, in order to avoid mistakes, information about whether or not the picture was taken using a mirror was included in the shooting attribute data. It is preferable to have means for operation input or detection input whether or not the image is taken, and to display and output the image upside down or horizontally reversed in the case of shooting using a mirror.
[0233]
  Further, in order to take an image of the inside of the oral cavity at a wide angle in imaging through a mirror, a concave mirror is used for the mirror, and a calculation means is configured by reading a program part for dental oral imaging into an information processing device, and the mirror It is effective to develop the photographing data when photographing the subject via the plane into the plane data via the arithmetic means.
[0234]
  Next, means for simultaneously improving the operability and color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system will be described. The following are items in which the quality of the operator's operation affects the color reproducibility, and by improving the operability, the color reproducibility can be improved at the same time.
[0235]
  When considering color correction, re-shooting, etc., the shooting management means stores the shot image data in the shooting data storage management means in a format that can be corrected or modified based on the shooting attribute data in the shooting data storage management means, or It is desirable that the photographic data output means outputs the photographic image data in a format that can be corrected or modified based on the photographic attribute data.
[0236]
  The amount of incident light from the subject and the exposure time determine the color reproducibility centered on the brightness on the subject image. In the case of flash photography, the amount of incident light from the subject is determined by the distance between the flash and the subject and the distance between the camera and the subject.
[0237]
  Therefore, in the case of photographing where the flash is fixed to the camera, the dental oral photographing program part is read into an information processing apparatus having at least a program storage unit and a photographing data storage unit and connected to an illumination system or built in beforehand. Thus, it is desirable to configure an illumination control means for controlling the illumination, and to provide the illumination control means with a function of adjusting the amount of illumination light for photographing according to the distance to the subject surface.
[0238]
  Alternatively, a distance measurement unit that measures the distance to the subject surface and an illumination light amount control unit that outputs an illumination light amount according to the distance may be built in the illumination system.
[0239]
  When the mirror shooting is performed, the distance to the subject is increased. In this case, it is desirable that the illumination control unit has a function of correcting the amount of illumination light for shooting corresponding to the shooting through the mirror.
[0240]
  The direct reflected light of the tooth surface reflects the shape of the light source of the flash on the tooth surface. In order to eliminate such adverse effects, it is desirable to make the incident angle of the illumination light incident on the subject without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface.
[0241]
  In order to appropriately select the illumination position, it is desirable that the illumination for photographing be guided by the optical fiber, and it is particularly desirable that the position and / or direction of the light projecting portion of the optical fiber be variable.
[0242]
  In order to achieve appropriate illumination, the illumination light is passed through the optical fiber guide during non-photographing, or the non-photographing light is projected to the light projecting portion of the optical fiber guide during non-photographing. Therefore, it is effective to provide the second light projecting means.
[0243]
  Next, means for realizing improvement in color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0244]
  In order to improve the color reproducibility of a captured image, a program for an information processing apparatus in which a dental oral imaging program part includes at least a program storage unit and includes an imaging data storage unit or is incorporated or connected by an operator An imaging assisting means or an imaging management means responsible for at least a part of the functions necessary for dental oral imaging by a digital camera is constructed by being read in or stored in advance in the storage unit. Includes at least shooting attribute data setting selection means for setting and / or selecting shooting attribute data which is data relating to shooting, and the shooting management means corrects the color of the shot image output from the digital camera. It is effective to provide photographed image processing means including
[0245]
  In order for the color correction support means to function properly, the color measurement result by the dental colorimeter or the dental color marker or the color measurement result shown on the dental color determination sheet is input and used as photographing attribute data. Is preferred.
[0246]
  To achieve more accurate color reproduction, switch between emphasizing gingival color reproduction or color expression, natural tooth color reproduction or color expression, or prosthesis color reproduction or color expression. If possible, it is desirable to have a function of handling which is important as shooting attribute data.
[0247]
  Next, means for making the color expression of the dental oral colorimetry system accurate and easy to understand will be described.
[0248]
  In order to provide objective and easy-to-understand data for color determination, at least one of a dental colorimeter, a dental color marker, and a color determination tag is provided, and these are displayed in a three-dimensional color system. Depending on the three-dimensional distribution shape of the color of human natural teeth or gingiva, the length direction (shade direction) and width direction (value direction) and depth direction (hue direction or It is preferable to provide a color representation of a tooth or prosthesis or gingiva using a human natural tooth color system in which a scale is arranged at a hue phase angle) or a scale interval proportional to the human color difference sensation is set.
[0249]
  A specific embodiment of the dental color marker or color determination sheet corresponds to a representative position of at least one of the saturation direction, the color vividness direction, and the hue direction of the human natural tooth color system. One or a plurality of color charts are provided, and the color chart includes a display indicating the position thereof.
[0250]
  Examples of effective techniques that contribute to color correction or color expression include the following.
[0251]
  There is a method of expressing or correcting and reproducing the color of the image of the subject three-dimensionally by reproducing the color of the dental color marker when the dental color marker is photographed at the same time. Alternatively, when photographing color markers or color charts of three or more different colors alone or simultaneously with the subject of the patient, the color of the subject photographed without photographing the dental color marker or dental color chart is three-dimensional. And a method of expressing or correcting and reproducing automatically.
[0252]
  Alternatively, there is a method of expressing or correcting and reproducing the color of the photographed image three-dimensionally based on the colorimetric data of the tooth to be photographed measured by the colorimeter.
[0253]
  Alternatively, by photographing a color marker or a color chart of three or more different colors, and photographing again the color marker or color chart reproduced on the monitor screen displaying the photographed image or printed matter, A method of expressing the subject color three-dimensionally or correcting and reproducing the subject color can be mentioned.
[0254]
  In order to enable accurate color correction at the transfer destination when the shot image is transferred between the information processing apparatuses, data obtained by shooting a color marker or a color chart of three or more different colors, or illumination, It is effective to send at least one color characteristic data of a camera, a printer, and a monitor to different information processing apparatuses via wired, wireless, information media, or documents.
[0255]
  In order to be able to clearly indicate the treatment process to the patient, etc., the process of changing the color of the patient's teeth or gingiva during the treatment process is reproduced on an image or a standard print, or in the human natural tooth color system. It is effective to display. This may be reproduced on the personal computer screen of the communication destination.
[0256]
  It is preferable to provide a filter that cuts off the ultraviolet region or the infrared region as a configuration for dealing with the case where the same color is visually observed but a different color is obtained with the camera.
[0257]
  A configuration that eliminates the effects of reflected light and is also useful for finding caries and observing the internal structure of the tooth. When shooting with a camera, irradiate the shooting light through the polarizing plate from the direction of illumination, or in front of the lens. It is preferable to take a picture through a polarizing plate or to have at least one polarizing plate.
[0258]
  Alternatively, a configuration in which at least one polarizing plate is rotatable and can be set at an angular position in the range of 0 to 90 degrees around the central axis of flash light or photographing light is also effective.
[0259]
  As a special purpose of improving the color reproducibility of dental and oral colorimetric photographic systems, the general visible colors are expanded, and the color reproducibility in the infrared or ultraviolet region, which is the physical color region that is not visible. As an improvement means, it is also possible to take images useful for finding caries. For this purpose, it is preferable to include a filter that includes the infrared region or the ultraviolet region in the illumination light or cuts the visible light region. .
[0260]
  The following is a further means for improving the operability of the dental oral colorimetric photography system.
[0261]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system having a dental oral radiography program part in an information processing apparatus, the dental oral radiography program part having imaging auxiliary means and / or imaging management means, and the imaging auxiliary means is imaging It has shooting attribute data setting selection means for setting and / or selecting attribute data, and the shooting management means is shooting data storage management means for storing shooting image data and shooting attribute data in association with each other, or shooting image data and shooting attributes. A dental oral colorimetric photography system comprising imaging data output means for outputting data in a correlated format.
[0262]
  The dental oral imaging program part is provided with at least a program storage unit and is provided with an imaging data storage unit, or is incorporated in or connected to a program storage unit of an information processing apparatus connected by an operator. Thus, the photographing assistance means or the photographing management means is constructed, and the photographing assistance means includes at least photographing attribute data setting selection means for setting and / or selecting photographing attribute data that is data relating to photographing, The shooting management means includes either shooting data storage management means for storing shooting image data and shooting attribute data in association with each other and storing them in a shooting data storage unit, or shooting data output means for outputting them in a format that can associate them. A correspondence that is a dental oral colorimetric photography system is also preferable.
[0263]
  It is preferable that the information processing apparatus includes a program storage unit having a dental oral imaging program part, or includes an imaging data storage unit, or is incorporated or connected by an operator.
[0264]
  The shooting data storage unit stores shooting image data and shooting attribute data.
[0265]
  The program storage unit preferably has a program part (a dental oral radiography program part).
[0266]
  The program part includes a dental oral imaging program.
[0267]
  It is preferable that the photographing assistance unit or the photographing management unit is read in or built in beforehand in the program storage unit of the information processing apparatus.
[0268]
  The shooting attribute data is preferably data relating to shooting.
[0269]
  The photographing attribute data setting selection unit is preferably included in the photographing auxiliary unit.
[0270]
  The photographing data output means is preferably included in the photographing management means.
[0271]
  The imaging attribute data preferably includes at least name and part information that are information belonging to the subject. Further, it is preferably subject classification information.
[0272]
  The associated format is hierarchical addition, classification, organization, management, and display.
[0273]
  In the present invention, the program part includes a non-dental radiography program part that preferably operates during non-dental radiography, a basic radiography program part that operates in common during any radiographing, and a dental oral radiography program part. Dental Oral Colorimetry Photo that can select either non-dental imaging state in which the program part and basic imaging program part are operating or dental oral imaging state in which the dental oral imaging program part and basic imaging program part are operating System.
[0274]
  The program memory contains a non-dental radiography program part that works well during non-dental radiography and a basic radiography program part that works in common during any radiography, and a dental oral radiography program part The digital camera has a non-dental imaging state in which the non-dental imaging program part and the basic imaging program part are operating, and a dental oral cavity in which the dental oral imaging program part and the basic imaging program part are operating. A correspondence that is a dental oral colorimetric photography system operating in any of the imaging states is also preferred.
[0275]
  It is preferable that the program part is composed of a non-dental imaging program part that preferably operates during non-dental imaging, a basic imaging program part that operates in common during any imaging, and a dental oral imaging program part.
[0276]
  The basic shooting program part is for operating the mechanism part of the camera body during camera shooting.UsedIt is preferable to include a program part.
[0277]
  The non-dental imaging program part is a program part designed for general-purpose imaging.
The dental oral radiography program part is a program part designed for dental oral radiography.
[0278]
  In the present invention, the information processing device operates by being incorporated in a digital camera, installed outside the digital camera, or information processing device incorporated in the digital camera and information installed outside the digital camera. A dental oral colorimetric photography system characterized in that a processing device co-operates via communication means.
[0279]
  Whether the information processing device operates inside the digital camera, operates outside the digital camera, or communicates between the information processing device built in the digital camera and the information processing device installed outside the digital camera It is also preferable that the dental oral colorimetric photography system operates by either being connected through the means or indirectly connected through the recording medium and operating together.
The communication means includes communication means for exchanging information by wireless and wired connection and communication means for exchanging information by transporting a recording medium by an operator or the like.
[0280]
  A correspondence that is a dental oral colorimetric photography system that operates in a dental oral imaging state at the time of start-up and includes a state branching unit for shifting from a dental oral imaging state to a non-dental imaging state in the imaging auxiliary unit is also preferable.
[0281]
  It is preferable that the present invention operates in a dental oral imaging state at the time of activation.
[0282]
  It is preferable that the present invention includes a state branching unit for shifting from the dental oral imaging state to the non-dental imaging state.
[0283]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system characterized in that photographing attribute data is correction modification information of a photographed image.
[0284]
  The shooting management means associates the shot image data with the shooting attribute data in a format that can be corrected or altered, and the shooting data storage management means stores the shot image data in the shooting data storage section together with the shooting attribute data in a format that can be corrected or altered. Preferably, it is a dental oral colorimetric photography system in which the photographing data output means stores or outputs the photographing image data together with the photographing attribute data in a form that can be corrected or altered.
[0285]
  Correction modification information is information and treatment that has not been corrected or modified.simulationInformation including information, falsification information, color correction for reproducing the color of the subject, and the like.
[0286]
  According to the present invention, the dental oral colorimetric photograph is characterized in that the photographing attribute data is subject classification information, and the photographing management means classifies, organizes and manages the photographed image data hierarchically based on the photographing attribute data, and displays or outputs it. System.
[0287]
  The shooting management means hierarchically adds, classifies, organizes, manages and associates the captured image data with the shooting attribute data in a displayable format, and the shooting data storage management means adds, classifies, Store in the shooting data storage unit together with shooting attribute data in a format that can be organized, managed, and displayed, or shot in a format that allows shooting data output means to add, categorize, organize, manage, and display shot image data hierarchically A correspondence that is a dental oral colorimetric photography system that is output together with attribute data is also preferable.
[0288]
  The captured image data is preferably unorganized captured image data.
[0289]
  Addition and deletion operations can be included in hierarchical classification, organization and management.
[0290]
  The subject classification information is preferably a patient name and an imaging region. When the shooting date is shooting attribute data, the shooting date is classified by a conventional digital camera. The shooting date, the operator, the name of the clinic, and the name of the laboratory are the classification information of the shot image data, but the classification of the subject. It is not information.
[0291]
  Hierarchically classifying, organizing and managing means storing an OS management file including photographed image data or photographing attribute data in an OS management folder classified by the photographing attribute data, or photographing image data or photographing attribute data by a plurality of keys. Are preferably stored in a database that can be classified as It is preferable that the imaging attribute data as a classification key is at least one of the types of dental oral photography steps, imaging date, patient name, clinic name, or laboratory name from the lower hierarchy. Classification includes sorting work.
[0292]
  The type of dental oral photography step refers to the type of individual photography in dental oral photography, for example, maxillary right buccal side, maxillary occlusal surface mirror photography, maxillary left buccal side, mandible by standard photography of the 7-frame method. Right cheek, mandibular occlusal mirror, mandibular buccal, upper and lower anterior teeth, patient face photo, free shots of free parts with free composition, bar code for patient identification The kind of thing.
[0293]
  Hierarchically classifying and organizing and outputting means that photographed image data or photographing attribute data is sent to a display device such as a printer to be printed or displayed in a hierarchically classified and organized manner.
[0294]
  Hierarchically classified, organized, and displayed means that the photographed image data or the photographed attribute data is printed or displayed while being classified and organized hierarchically. Each display may be photographed image data or photographing attribute data in the lowest hierarchy, or photographed image data or photographing attribute data in the middle or higher hierarchy.
[0295]
  Unorganized captured image data refers to captured image data that is associated with the shooting attribute data of the subject classification information, but is not classified, organized, managed, output, or displayed hierarchically.
[0296]
  In the present invention, as a method of storing photographic image data and photographic attribute data in association with each other, a combined file in which the photographic attribute data and the photographic image data are stored as the same file, the photographic attribute data and the photographic image data are set as separate files, File with association information stored together with file association information in one of the files, shooting attribute data and shooting image data as separate files, association information file with file association information stored in another file, shooting attribute data Explicitly combined file that is explicitly replaced with a part of the captured image data and stored in the same file, Hidden combined file that is stored in the same file with the captured attribute data concealed and replaced with a part of the captured image data, encryption The same shooting attribute data is clearly replaced with a part of the shot image data Saved as at least one of the encryption-explicit combination file stored in the file and the encrypted concealment combination file stored in the same file by concealing and replacing the encrypted shooting attribute data with a part of the captured image data It is a dental oral colorimetric photography system characterized by the above.
[0297]
  The shooting data storage management means stores the shooting attribute data and the shot image data in the same file, or stores the shooting attribute data and the shot image data in separate files corresponding to each other, and further corresponds to at least one of the files. By storing specific information, or in addition to shooting attribute data and shooting image data, browsing software for browsing these specific shooting images and shooting attribute data can be built into these files or generated as a separate file Thus, it is preferable that the dental oral colorimetric photography system records, saves, and outputs the photographed image data and photographing attribute data or browsing software in the photographing data storage unit.
[0298]
  The same file is a single file in a format that can be managed by the information processing apparatus.
[0299]
  The combined file is a file in which shooting attribute data and shot image data are stored as the same file.
[0300]
  The file with association information is a file in which the shooting attribute data and the shot image data are set as separate files and stored together with the file association information in one of the files.
[0301]
  The explicit combination file is a file in which the shooting attribute data is explicitly replaced with a part of the shot image data and stored in the same file.
[0302]
  The concealed combined file is a file in which the photographing attribute data is concealed and replaced with a part of the photographed image data and stored in the same file.
[0303]
  An encryption-explicit combination file is a file in which encrypted shooting attribute data is explicitly replaced with a part of the shot image data and stored in the same file.
[0304]
  A cryptographically concealed combined file is a file in which encrypted shooting attribute data is concealed and replaced with part of the captured image data and stored in the same file.
[0305]
  The file association information is information for associating two or more files, and includes the location and file name of at least one of the files.
[0306]
  Encrypted shooting attribute data is shooting attribute data that has been changed to meaningless by anyone other than the party regardless of concealment or explicitness.
[0307]
  Explicit is a state in which the presence of information is known, and the photographing attribute data or the photographed image data can be browsed on a monitor display or printed matter.
[0308]
  Concealment is a state in which the presence of information is unknown, and is to embed shooting attribute data so that changes in image browsing are not known.
[0309]
  As a method of storing in the same file, it is preferable to add to the ExifTAG area.
[0310]
  Information that is explicitly or concealed may be encrypted.
[0311]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system characterized in that it is a file with a browsing program having a program portion that is browsed by a combined file, an explicit combined file, a hidden combined file, a cryptographic explicit combined file, or a cryptographically hidden combined file.
[0312]
  Depending on the shooting attribute data, a part of the shooting image data may be clearly indicated when the image is viewed, or the presence of the shooting attribute data may be concealed when the image is browsed. Imaging attribute data in dental oral imaging by being concealed so that image modification cannot be confirmed, or by further encrypting and replacing the imaging attribute data, or by concealing or encrypting it with a viewing software program Or, the viewing software is recorded in the form of a general or dedicated image data file, or when the displayed or printed image is taken or read by visual or optical means, the shooting attribute data and the viewing software are also read simultaneously. It is a dental oral colorimetric photography system that can be read and deciphered. It is preferable.
[0313]
  A file with a browsing program is a file containing a program for hierarchically classifying, organizing and managing photographed image data based on the photographed attribute data and displaying the photographed image data together with the photographed image data.
[0314]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system having an operator support means for displaying, notifying, outputting, and inputting imaging attribute data in an imaging assistance means.
[0315]
  It is preferable that the surgeon support means for displaying a part of the imaging attribute data as operator support data or notifying and outputting the information to the surgeon by voice is a dental oral colorimetric photography system provided in the imaging assistance means.
[0316]
  As a method for informing and outputting the shooting attribute data, a display or audio informing means is included.
[0317]
  The timing at which the shooting attribute data is notified and output preferably has a function of supporting shooting methods, shooting settings, and the like with shooting.
[0318]
  Displaying shooting attribute data means visually informing the shooting attribute data.
[0319]
  Notifying the shooting attribute data means notifying the operator of the shooting attribute data.
[0320]
  Outputting shooting attribute data means transferring the shooting attribute data to a monitor, a printer, another information processing apparatus, or a computer.
[0321]
  Inputting imaging attribute data means inputting information for assisting the surgeon and including information for specifying a patient as preferable information. Examples of the input method include selection input, setting input, data input, input from a captured image, switch input, and the like.
[0322]
  It is preferable to have a finder or monitor function for displaying the sighting as one of the measures for reporting the imaging attribute data, and to change appropriately for each specific information and imaging procedure of the dental oral photography step.
[0323]
  It is preferable that the imaging attribute data has a function of notifying the appropriate direction of the camera as one of the notifications, and is appropriately changed for each specific information and imaging procedure of the dental oral photography step.
[0324]
  It is preferable that the contour information is displayed on the finder or monitor as one of the correspondences of the photographing attribute data, and is appropriately changed for each specific information and photographing procedure of the dental oral photography step.
[0325]
  The surgeon support means has a function of displaying an aim on at least one of a finder or a monitor that is a component of the camera, and the aim changes based on the operator support data according to the dental oral photography step. A dental oral colorimetric photography system is preferred.
[0326]
  It is preferable that the aim is a dental oral colorimetric photography system which is contour information of acquired photographing attribute data.
[0327]
  A dental oral colorimetric photography system that notifies the surgeon of the appropriate direction of the camera in accordance with the operator support data for standard imaging or reproduction imaging is preferable.
[0328]
  The present invention includes, in the imaging attribute data, dental oral photography step identification information that is identification information of a dental oral photography step, dental oral photography step imaging procedure that is a photographing procedure of a dental oral photography step, or information that identifies a patient. It is a dental oral colorimetric photography system characterized by having.
[0329]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photography system notifies specific information of the dental oral photography step, which is individual photographing during the photographing procedure, as photographing attribute data, and notifies it according to a predetermined procedure as operator support data.
[0330]
  The dental oral photography step specifying information is preferably information indicating the type of standard photography or free photography or barcode photography.
[0331]
  The dental oral photography step photographing procedure is preferably the order of standard photographing, free photographing, barcode photographing and the like.
[0332]
  An imaging procedure is a procedure that supports one or more dental oral photography steps.
[0333]
  The imaging attribute data includes dental oral photography step identification information that is identification information of a dental oral photography step, dental oral photography step imaging procedure that is a photographing procedure of a dental oral photography step, or information that identifies a patient. In the dental oral colorimetric photography system that is characterized, it is preferable to notify according to the dental oral photography step specific information or the dental oral photography step photographing procedure.
[0334]
  The patient's face or facial photograph or the document or article containing the information that distinguishes or identifies the patient or the image data of the image or thing is used as the photographing attribute data for distinguishing or identifying the patient, and these photographing procedures are used for dental oral photography. A dental oral colorimetric photography system as a step is preferable.
[0335]
  It is preferable that the imaging attribute data used for the identification information in the dental oral photography step is image data including a face photograph or information for identifying or identifying a patient. However, the image data includes a document, an article, a video, or an image of a thing. The information to be distinguished or specified preferably includes barcode image data.
[0336]
  Dental oral colorimetry in which information that identifies a patient is created as information on a patient's face, document, article, video, or thing by using an information processing device, and the procedure for photographing the object to which these data is assigned is a dental oral photography step A photographic system is preferred.
[0337]
  The information for identifying a patient is a photograph of a face of a patient, a document, an article, an image, or a thing, and preferably a bar code, a chart number, or a voice of patient-specific information.
[0338]
  According to the present invention, imaging attribute data is preset or set or automatically updated in advance and is not changed at the time of imaging, operator input imaging attribute data selected or input by an operator, and external to the information processing apparatus The dental oral colorimetric photography system is composed of at least one type of acquired photographing attribute data that is introduced from the inside to the inside at the time of photographing or held from the previous photographing.
[0339]
  The default shooting attribute data is shooting attribute data that is preset or set or automatically updated in advance and is not changed during shooting.
[0340]
  The operator input photographing attribute data is data that is selected or input by the operator.
[0341]
  Acquired shooting attribute data is shooting attribute data that is introduced from the outside to the inside of the information processing apparatus at the time of shooting or held since the previous shooting.
[0342]
  Dental oral colorimetric photography characterized in that the imaging attribute data setting selection means includes acquired imaging attribute data input means for introducing acquired imaging attribute data and / or surgeon input means for inputting operator input imaging attribute data A system is preferred.
[0343]
  The photographing attribute data setting selection means includes at least one kind of input means, ie, acquired photographing attribute data input means for introducing acquired photographing attribute data and surgeon input means for inputting surgeon input photographing attribute data from the operator. A dental oral colorimetric photography system provided on or on software is preferred.
[0344]
  The acquired imaging attribute data input means is preferably a selector switch for displaying a list of acquired imaging data and selecting the acquired imaging data desired by the operator when the operator selects reproduction imaging.
[0345]
  The surgeon input means is preferably a selector switch for the surgeon to display a list of surgeon input radiographing attribute data and to select or input the surgeon input radiographing attribute data desired by the surgeon.
[0346]
  The selector switch consists of four switches (up / down / left / right) and five selection keys. When a plurality of menus are displayed, the selection standby menu item is moved by the direction key, and the menu item is changed by the selection key. It is preferred that it be selected.
[0347]
  The imaging attribute data may be a dental oral colorimetric photography system that is default imaging attribute data required for standard imaging or already acquired imaging attribute data required for reproduction imaging that performs imaging again with the same procedure and conditions as the imaging already performed. preferable.
[0348]
  The standard photographing is to photograph a predetermined tooth, dentition, or face with a predetermined distance, direction, arrangement angle, and the like.
[0349]
  Reproduction photography means photographing the same tooth, dentition or facial appearance of the treatment process in the same patient at the same distance, direction, and arrangement angle.
[0350]
  It is preferable that it is a dental oral colorimetric photography system in which the acquired imaging attribute data is acquired imaging image data or image data obtained by modifying it.
[0351]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system in which the dental oral photography step is standard photography or reproduction photography, and the operator support means informs or selects or informs the dental oral photography step specific information and the dental oral photography step photographing procedure. It is.
[0352]
  The dental oral photography step is standard photography or reproduction photography, and the surgeon support means is a dental oral colorimetric photography system that informs, selects or informs the dental oral photography step specific information and the dental oral photography step photographing procedure. Is preferred.
[0353]
  The imaging attribute data is for standard imaging, and the operator support means sequentially notifies the operator of one or more dental oral imaging steps in specific standard imaging based on the imaging attribute data. A dental oral colorimetric photographic system that produces an output is preferred.
[0354]
  Informing means displaying or outputting information that has no room for selection.
The selection notification is to display or output information to be selected, and to accept an operator's selection or input based on the information.
[0355]
  The dental attribute colorimetric photograph, in which the photographing attribute data is for reproducible photographing, and the operator support means outputs for sequentially informing the operator of one or more dental oral photographing steps in the reproducible photographing. A system is preferred.
[0356]
  Reproduction photography is to identify and photograph based on at least one of a photographed image, its outline, photographing object, photographing condition, and operator name among the photographing attribute data and photographing data.
[0357]
  The imaging attribute data is for standard imaging, and the imaging auxiliary means determines which imaging attribute data is selected in the dental oral photography step in specific standard imaging through the imaging attribute data setting selection means. It is preferably a dental oral colorimetric photography system required by a person.
[0358]
  The imaging attribute data is for reproducible imaging, and the imaging auxiliary means determines which imaging attribute data to select in the dental oral photography step in specific reproduction imaging through the imaging attribute data setting selection means. It is preferably a dental oral colorimetric photography system required by a person.
[0359]
  The photographing attribute data is for photographing a tooth or dentition or face selected or set by an operator at a distance, direction, and arrangement angle selected or set by the operator. It is preferable that the support means is a dental oral colorimetric photography system in which an output for sequentially informing an operator of one or more dental oral photography steps in specific standard photographing based on photographing attribute data.
[0360]
  It is preferable that the surgeon can set the aim including the name of the dental clinic, the name of the laboratory, the name of the surgeon, the imaging procedure, the contour, and the contour of the predetermined photographing attribute data.
[0361]
  Dental oral colorimetry photo, which is mark information indicating that the imaging attribute data is the first, last or specific location in the first or last or specific location of the dental oral photography step constituting the captured image data of a specific patient A system is preferred.
[0362]
  Preferably, the imaging attribute data is mark information indicating that it is the first, last, or specific location in the first or last or specific location of the dental oral photography step constituting the captured image data of a specific patient.
[0363]
  Preferably, the imaging attribute data is a dental oral colorimetric photography system that is image modification identification information indicating that the captured image is original or modified.
[0364]
  The photographing attribute data is preferably image modification identification information indicating that the photographed image is original or has been modified.
[0365]
  When the imaging attribute data setting selection means accepts at least voice input or operation input, the imaging attribute data is either the patient name, the number or code or pattern corresponding to the patient, or the captured image data already acquired from the same patient. It is preferable that it is a dental oral colorimetric photography system including these.
[0366]
  Preferably, the photographing attribute data is a dental oral colorimetric photography system including surgeon data relating to a photographing dental clinic or dental laboratory.
[0367]
  In the case of shooting with a mirror, the shooting attribute data is information on whether or not shooting with a mirror, and there is a means for operation input or detection input whether or not shooting with a mirror It is preferable that the dental oral colorimetric photographic system in which the image is vertically or horizontally reversed.
[0368]
  The following describes additional means for simultaneously improving the operability and color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system.
[0369]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system having illumination control means for adjusting the amount of illumination according to the distance to the subject surface.
[0370]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photography system has illumination control means for adjusting the amount of illumination light according to the distance to the subject surface.
[0371]
  A dental oral colorimetric photography system having illumination control means for controlling an exposure amount from a subject by adjusting an amount of illumination light according to a distance from illumination for photographing to a subject surface. preferable.
[0372]
  Preferably, the illumination control means controls the exposure amount from the subject by adjusting the amount of illumination light according to the distance to the subject surface.
[0373]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photography system includes a distance measuring unit that measures the distance to the subject surface and an illumination light amount control unit that outputs an illumination light amount corresponding to the distance.
[0374]
  A dental oral colorimetric photography system characterized by a built-in illumination system or built-in digital camera with a distance measurement unit that measures the distance to the subject surface and an illumination light amount control unit that outputs the illumination light amount according to the distance. Preferably there is.
[0375]
  It is preferable that the illumination system or the digital camera includes a distance measurement unit that measures the distance to the subject surface and an illumination light amount control unit that outputs an illumination light amount corresponding to the distance.
[0376]
  The illumination control means is preferably a dental oral colorimetric photography system that corrects the amount of illumination light for photographing in response to photographing through a mirror.
[0377]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system having an incident angle variable mechanism capable of varying the incident angle of illumination light to a subject without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface.
[0378]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photography system has an incident angle variable mechanism that can change the incident angle of illumination light to the subject without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface.
[0379]
  The incident angle variable mechanism is a mechanism that can change the incident angle to the subject.
[0380]
  It is preferable that the imaging attribute data is a dental oral colorimetric photography system in which dental oral photography step specific information for photographing a subject reflected on a concave mirror and concave shape data.
[0381]
  In photographing through a mirror, a concave mirror is used for the mirror, and a calculation unit is configured by reading a dental oral photographing program portion into an information processing device, and photographing data when photographing a subject through the mirror is obtained. It is preferable that the dental oral colorimetric photography system is developed into plane data via the calculation means.
[0382]
  The concave surface data expansion means is means for converting an image of the subject projected onto the concave surface into an image onto the subject projected onto the plane.
[0383]
  The optical fiber is preferably a dental oral colorimetric photographic system in which the position and / or direction of the light projecting portion of the optical fiber is variable.
[0384]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system in which illumination for photographing is guided by an optical fiber.
[0385]
  Second light projecting means is provided to allow illumination light to pass through the guide by the optical fiber at the time of non-photographing, or to project light at the non-photographing direction in the same direction as that of the optical fiber to the light projecting portion of the optical fiber guide. A dental oral colorimetric photography system is preferred.
[0386]
  The light projecting means is preferably provided in the light projecting portion of the optical fiber.
[0387]
  Next, as a further means for realizing the improvement of color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system, it will be described below.
[0388]
  The present invention is a dental oral colorimetric photographic system having a polarizing plate between photographing light and a subject, and a polarizing plate between the lens and the subject.
[0389]
  In photographing with a camera, a dental oral colorimetric photography system that irradiates photographing light from the direction of illumination through the polarizing plate and photographs through the polarizing plate in front of the lens is preferable.
[0390]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photography system has at least one polarizing plate rotatable and can be set at an angular position in the range of 0 to 90 degrees around the central axis of flash light or photographing light.
[0390]
  A dental oral colorimetric photographic system in which a polarizing plate or a polarizing plate can be rotated between the photographing light and the subject or between the lens and the subject is preferable.
[0392]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system having a dental oral radiography program part in an information processing apparatus, the dental oral radiography program part having imaging auxiliary means and / or imaging management means, and the imaging auxiliary means is imaging It has photographing attribute data setting selection means for setting and / or selecting attribute data, the photographing attribute data includes color correction information, and the photographing management means includes color correction support means for correcting the color of the photographed image to be output. A dental oral colorimetric photographic system characterized by having a photographed image processing means.
[0393]
  The dental oral imaging program part is provided with at least a program storage unit and is provided with an imaging data storage unit, or is incorporated in or connected to a program storage unit of an information processing apparatus connected by an operator. Thus, the photographing assistance means or the photographing management means is constructed, and the photographing assistance means includes at least photographing attribute data setting selection means for setting and / or selecting photographing attribute data that is data relating to photographing, Preferably, the photographing management means is a dental oral colorimetric photography system including photographed image processing means including color correction support means for correcting the color of a photographed image output from a digital camera.
[0394]
  The captured image is preferably output from a digital camera.
[0395]
  The color correction information is color information obtained from a dental colorimeter and a dental color marker.
[0396]
  The color correction support means is means for supporting the operator in color correction.
[0397]
  It is preferable that the color correction support means is a dental oral colorimetric photography system that inputs a dental colorimeter, a dental color marker, or a dental color determination tag and uses it as imaging attribute data.
[0398]
  The color correction method information can be switched from gingival color reproduction or color expression, natural tooth color reproduction or color expression, or prosthesis color reproduction.
[0399]
  It is possible to switch between emphasizing color expression of gingiva, emphasizing color expression of natural teeth, or emphasizing color expression of prosthetics, and a dentistry with a function that handles which is emphasized as imaging attribute data An oral colorimetric photography system is preferred. This also improves operability by using the shooting attribute data.
[0400]
  The white balance is adjusted or the amount of photographing light is adjusted by photographing a dental color marker, a dental color chart, a dental color sample, or a dental color shape sample. It is preferable to use a dental shade guide for the dental color shape sample and adjust the brightness of the image at the time of photographing.
[0401]
  The amount of flash light is adjusted according to the type, position and angle of the flash, the presence / absence of a close-up lens, the presence / absence of an ND filter, and the presence / absence of a member such as a diffuser that changes the flash light. It is more preferable that this adjustment is performed in advance by adjusting the brightness parameters (flash light quantity, aperture, shutter speed, shooting sensitivity, etc.) of each shot image in advance.
[0402]
  By installing a translucent or diffusing member in front of the flash light emitting part, it is not necessary to install the ND filter by reducing the amount of flash light. It is preferable to prevent this. This is very preferable when the entire face is photographed without removing the close-up lens for photographing several teeth.
[0403]
  Using a close-up lens, an auto-focus function is used to shoot a subject with a zoom focal length range of at least 90 mm to 200 mm and a width of at least 10 mm to 150 mm. In other cases, shooting is disabled or the image is blurred It is preferable to notify this.
[0404]
  A close-up lens and / or ND filter and / or flash with a large thread cut, using a diameter conversion adapter that has a thread cut larger than the thread cut diameter of the lens barrel and converts the screw cut diameter. Use a ring for the holder, or pinch a close-up lens with a large thread and / or a ND filter and / or a ring for the flash holder with a diameter conversion adapter, and vignetting the entire face while wearing the close-up lens. It is preferable to be able to shoot without any trouble.
[0405]
  It is preferable to prevent the image from becoming dark during mirror photography by increasing the amount of flash light during mirror photography.
[0406]
  Next, further means for making color correction and color expression accurate and easy to understand will be described.
[0407]
  The present invention is a dental oral colorimetry system in which a segment expression and a value expression are expressed.
[0408]
  At least one of a dental colorimeter, a dental color marker, and a color determination sheet is provided, and according to these, according to the three-dimensional color distribution shape of human natural teeth and / or gums expressed in a three-dimensional color system The scale is arranged in the width direction and / or saturation direction and length direction and / or color vividness direction and depth and / or hue direction of the distribution with respect to the center, or more proportional to the human color difference sense. Preferably, the dental oral colorimetric system is provided with a color representation of teeth and / or prosthesis and / or gingiva by a human natural tooth color system having a scale interval.
[0409]
  Examples of the division expression include numerical expression, graph expression, and symbol expression.
[0410]
  Examples of the value expression include numerical expression and graph expression.
[0411]
  The expression of section expression and value expression means that both section expression and value expression are expressed.
[0412]
  The dental color marker or color determination chart includes one or more color charts corresponding to representative positions of at least one of the saturation direction, color vividness direction, and hue direction of the human natural tooth color system. The color chart is preferably a dental oral colorimetric system having an indication of its position.
-It is preferable that the divisional expression and the value expression are expressed in a dental colorimeter, a dental color marker, or a color determination sheet.
[0413]
  It is preferable that the dental colorimetric system displays the color determination result as a displacement of the distance from the center of the color determination sheet or displays an error range of the color chart on the color determination sheet.
[0414]
  When the dental color marker is photographed at the same time, by reproducing the color of the dental color marker, the color of the image of the subject approximates the color of the subject, and / or the color in which the section representation and the value representation are expressed The dental oral colorimetry system to be expressed is preferable.
[0415]
  The colorimetry result obtained by the colorimeter is used to represent a representative color of a region surrounded by a plurality of representative colors or scales in the human natural tooth color system, or a representative color of a dental color marker, and a displacement from the color. It is preferable that it is a dental oral colorimetric system characterized by the following.
[0416]
  The representative color is the color of a plurality of shade guides conventionally used in dentistry, the color of the intersection on the three-dimensional scale of the human natural tooth color system, or the center of the area surrounded by the three-dimensional scale. The color is desirable.
[0417]
  It is preferable that the dental oral colorimetric photographic system represents the color correction result of the photographed image or the color determination result of each part of the photographed image based on the colorimetric data of the tooth to be photographed measured by the colorimeter.
[0418]
  A dental oral colorimetric photography system that three-dimensionally represents or reproduces the color of a photographed subject in a photograph after color photographs or color charts of three or more different colors are photographed alone or simultaneously with a patient's subject. It is preferable.
[0419]
  The present invention is a colorimetric photography system that reproduces the color of a subject by photographing a subject, a color marker or a color chart, and re-taking the photographed image.
[0420]
  Shooting a color marker or a color chart of three or more different colors, and then capturing the color marker or color chart reproduced on the monitor screen or the printed material on which the captured image is displayed, It is preferable that the colorimetric photography system reproduces the color of the subject three-dimensionally or reproduces the color of the subject on the image.
[0421]
  The color chart is preferably photographed with color markers or color charts of three or more different colors.
[0422]
  As a method of recapturing a captured image, it is preferable to recapture a color mark or color chart reproduced on a monitor screen displaying the captured image or a printed matter printed.
[0423]
  As a color reproduction method, it is preferable to represent the color of the subject three-dimensionally or reproduce the color of the subject on the image.
[0424]
  It is preferable that the colorimetric photography system reproduces the color of the subject by photographing the display object.
[0425]
  Data obtained by photographing color markers or color charts of three or more different colors, or color characteristic data of at least one of lighting, camera, printer, and monitor to the computer via wired, wireless, information media, or documents It is preferable that the colorimetric photography system is sent.
[0426]
  The color characteristic data is data obtained by photographing a color marker or a color chart, or at least one of lighting, a camera, a printer, and a monitor, or a combination thereof.
It is preferable to send the color characteristic data to different information processing apparatuses.
[0427]
  The method of sending to a computer is preferably via wired, wireless, information media, or documents.
[0428]
  The display object is an image displayed on a printed material or a monitor.
[0429]
  The display object does not need to be a printed or displayed object.
[0430]
  The computer is a general computer and a computer incorporating the dental oral colorimetric photography system of the present invention.
[0431]
  A dental oral colorimetric photographic system that reproduces the process of color change of a patient's teeth and / or gingiva during the course of treatment on an image and / or a standard print and / or displays in a human natural tooth color system Preferably there is.
[0432]
  Next, further means for improving color reproducibility in the infrared or ultraviolet region in the dental oral colorimetric photography system will be described below.
[0433]
  The present invention is a dental oral colorimetric photographic system provided with a filter for cutting the ultraviolet region or infrared region.
[0434]
  In photographing by a camera, a dental oral colorimetric photography system including a filter that includes an infrared region or an ultraviolet region in illumination light or cuts an ultraviolet region, a visible light region, or an infrared region is preferable.
[0435]
  It is important that the filter exists between the lens and the subject.
[0436]
  It is preferable that the filter cuts the infrared region.
[0437]
  When the filter cuts the visible light region, caries can be detected.
[0438]
  Next, further means for improving the operability in the dental oral colorimetric photography system will be described below.
[0439]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, which is a dental oral colorimetric photography system having a dental oral radiography program part in an information processing device, wherein the dental oral radiography program part has an imaging auxiliary means and / or an imaging management. The photographing assisting means has photographing attribute data setting selection means for setting and / or selecting photographing attribute data, and the photographing managing means stores photographing data in association with the photographing image data and photographing attribute data. A dental oral colorimetric photography program characterized by comprising management means or photographing data output means for outputting photographed image data and photographing attribute data in a related form.
[0440]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, in which the photographing attribute data is subject classification information, and the photographing management means classifies, organizes and manages the photographed image data hierarchically based on the photographing attribute data, and displays or outputs it. This is a dental oral colorimetric photography program.
[0441]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, which is a combined data file in which photographing attribute data and photographing image data are stored as the same file in photographing data storage management means for storing photographing image data and photographing attribute data in association with each other, The shooting attribute data and the shot image data are made into separate files, the file with association information stored together with the file association information in one of the files, the shooting attribute data and the shot image data are made into separate files, and the files are stored in separate files. The association information file that stores the association information, the explicit attribute file that explicitly replaces the shooting attribute data as a part of the photographed image data and stores it in the same file, and the shooting attribute data is hidden from the part of the photographed image data Hidden combined files that have been replaced and stored in the same file, encrypted shooting attribute data Explicitly combined with a part of the captured image data and stored in the same file, encrypted encryption attribute data is hidden and replaced with a part of the captured image data and stored in the same file A dental oral colorimetric photography program stored as at least one of hidden concatenation files.
[0442]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, which is a dental oral colorimetric photography program having an operator support means for displaying, notifying, outputting, and inputting imaging attribute data in an imaging assistance means.
[0443]
  The present invention is characterized in that photographed image data is organized according to photographing attribute data given at the time of photographing a subject. Therefore, the imaging attribute data does not include organizing the number of dental oral photography steps only, the imaging date, and the provisional number, but at the time of display etc., the display location determined based on those data etc. The invention is made for the first time by displaying.
[0444]
  The imaging attribute data preferably includes at least one type of dental oral photography step, an imaging date, and a patient name.
[0445]
  Next, as a further means for realizing the improvement of color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system, it will be described below.
[0446]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, which is a dental oral colorimetric photography system having a dental oral radiography program part in an information processing device, wherein the dental oral radiography program part has an imaging auxiliary means and / or an imaging management. And the photographing assisting means has photographing attribute data setting selection means for setting and / or selecting photographing attribute data, the photographing attribute data includes color correction information, and the photographing management means outputs a photographed image to be output. A dental oral colorimetric photography program comprising photographed image processing means including color correction support means for correcting colors.
[0447]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system, which is a colorimetric photography program that reproduces the color of a subject by photographing a subject, a color marker or a color chart, and photographing the photographed image again.
[0448]
  Next, as a further means for realizing the improvement of the operability and the color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system, it will be described below.
[0449]
  The present invention is an illuminating device that is mounted on a camera having an aperture value and a shutter speed fixed and having an autofocus function. In the illuminating device having an illuminating unit and a distance measuring unit, an object obtained from the distance measuring unit The illumination apparatus is characterized in that the light emission amount of the irradiation unit is calculated based on the distance information, and the light emission amount calculated by the illumination unit during shooting is emitted.
[0450]
  The present invention is preferably an illuminating device characterized in that the illuminating unit intermittently emits light before photographing, and has reflection effect confirmation means for confirming an influence of reflection of illumination light.
[0451]
  The present invention has a detection unit that detects the amount of reflected light of the irradiated light, calculates a difference from the initial light amount information by the detection unit, and always corrects an increase / decrease in the amount of light emission due to a change with time of the illumination unit 1005. The illumination device is characterized by emitting an optimal amount of light.
[0452]
  The present invention includes a photographing illumination unit 1005, a distance measurement unit that measures the distance to the subject, and a control unit that processes distance information from the distance measurement unit and controls the illumination unit 1005. By controlling so that the amount of light of the illumination unit 1005 irradiated to the subject is always constant based on the distance information from the distance unit, the aperture value / shutter of the photographing device can be changed even if the distance between the illumination device and the subject changes. It is an illumination device characterized in that photography can always be realized with constant exposure while the speed is fixed.
[0453]
  The present invention has a mechanism for holding distance information during distance measurement and a function for controlling the illumination unit 1005 using distance information held at the time of shooting, and even in the case of a subject that cannot be measured by the distance measurement part in advance. It is preferable that the illumination apparatus is characterized in that it can shoot with appropriate exposure by using distance information obtained by setting another object that can be measured at the same position as the subject.
[0454]
  The present invention is equipped with a mechanism that allows the illumination unit 1005 to continuously emit weak light, and observes the subject from the viewfinder of the photographing apparatus while causing the subject to emit weak illumination light, thereby affecting the influence of illumination light reflected on the subject. It is an illumination device characterized by being able to know before photographing.
[0455]
  The present invention relates to a switch mechanism that shifts to an illumination light correction state, a detection unit that detects the amount of reflected light of the light irradiated to the irradiated surface from the illumination unit 1005 when the illumination light correction state is shifted, and the detection unit A light quantity information holding means for holding the light quantity information detected by the light source, and a correction coefficient holding means for holding a correction coefficient for the light emission amount of the illumination unit 1005. -The light amount information of the reflected light when the illumination unit 1005 is irradiated to the specified white surface at the distance between the illumination units 1005 is held in the light amount information holding unit, and the same under the same conditions as above after a certain period of time The amount of reflected light when the illuminating unit 1005 is irradiated on the white surface is detected, the difference from the light amount information held in the light amount information holding means is calculated, and a correction coefficient is set so as to be the same as the light emission amount at the time of manufacture. The light emission amount of the illumination unit 1005 is controlled by using the correction coefficient stored in the correction coefficient holding unit and the correction coefficient stored in the correction coefficient holding unit from the next light emission. It is preferable that the illumination apparatus is characterized in that the increase / decrease is corrected so that light can always be emitted with the optimum light quantity.
[0456]
  In the present invention, when the mirror image using a dental mirror is a subject, or when the subject located in a shadow portion where light from the illumination unit 1005 is difficult to reach is photographed, the light amount of the illumination unit 1005 is corrected stepwise. It is preferable that the illumination device is characterized in that a photographing object switching mechanism is provided and a subject reflected in a mirror surface or a subject located in a shadow portion where light from the illumination unit 1005 is difficult to reach can be photographed with appropriate exposure. .
[0457]
  The present invention is preferably an illuminating device configured as an external device independent of the camera.
[0458]
  The present invention provides a photographing illumination device that controls the amount of light emitted from the illumination unit 1005 based on distance information from the distance measurement unit, measures the distance between the subject and the illumination unit 1005 using the distance measurement unit, and irradiates the subject surface. By controlling the amount of light to be constant at all times, it is possible to easily shoot with proper exposure even when the distance between the subject and the lighting device changes with the aperture value and shutter speed of the shooting device fixed. The present invention relates to a lighting device.
[0459]
  A photographing illumination unit 1005; a distance measuring unit that measures a distance to a subject; and a control unit that processes distance information from the distance measuring unit and controls the illumination unit 1005; By constructing an illumination device that controls so that the amount of light of the illumination unit 1005 irradiated to the subject is always constant based on the distance information, the aperture value of the photographing device can be changed even if the distance between the illumination device and the subject changes.・ Always enable shooting with proper exposure with a fixed shutter speed.
[0460]
  In addition, a mechanism for holding distance information during distance measurement and a function for controlling the illumination unit 1005 at the time of shooting based on the held distance information can be used in advance even if the subject cannot secure distance measurement accuracy. The distance information obtained by setting another object that can be measured at the same position and holding the distance information is stored, and shooting is performed using the stored distance information, thereby enabling shooting with an appropriate exposure.
[0461]
  Furthermore, the illumination unit 1005 is provided with a mechanism that can continuously emit weak light, so that the illumination light reflected on the subject can be observed by observing the subject from the viewfinder of the photographing apparatus while causing the subject to emit weak illumination light. You can know the influence of before shooting.
[0462]
  Furthermore, by providing a means for correcting the illumination unit 1005, light is emitted from the illumination unit 1005 by regularly irradiating the reference surface with light from the illumination unit 1005 and detecting the amount of reflected light by the detection unit. That is, the amount can be corrected.
[0463]
  It is also effective to adjust the white balance or the imaging light quantity by photographing a dental color marker, a dental color chart, a dental color sample, or a dental color shape sample. The dental color marker is preferably a tooth-shaped shade guide. It is also preferable to use a gray special paper or a special plate specially designed for white balance. The special design means that the color of the natural tooth or prosthesis or shade guide can be accurately imaged by adjusting the white balance so that the color of the image of the gray special paper or special plate is considered to be colorless. It is designed by adjusting the color tone of the special paper or special board.
[0464]
  It is also preferable to adjust the flash light amount in accordance with the type, position and angle of the flash, the presence / absence of a close-up lens, the presence / absence of an ND filter, and the presence / absence of a member such as a diffuser that changes the flash light. For this reason, it is more preferable to change the flash light amount by selecting these photographing conditions using a display menu, a selection switch, and the like.
[0465]
  It is also preferable to reduce the flash light by attaching a translucent or diffusing member in front of the flash light emitting unit, and to increase the flash light amount in accordance with the light reduction. This is because dental oral imaging is very close to the patient's tooth, which is the subject, and since the subject is also a subject with high lightness like a tooth, the amount of light emitted by a normal flash light is minimal. Even if it is set, the problem of exceeding the upper limit of the sensitivity of an image sensor such as a CCD used in a dental oral colorimetric photography system is solved. There is a method of mounting an ND filter on the lens side instead of this method, but this method narrows the angle of view and causes vignetting. The ND filter is for dimming the amount of light such as a flash when it is too strong. An angle of view is an angle within a range where photographing can be performed. The vignetting means that when a close-up lens, an ND filter, and a flash mounting tool are attached to the lens, the angle of view becomes narrow, and the shadow of these members appears on the image on the wide angle side.
[0466]
  By using a close-up lens in a dental oral colorimetry photo system equipped with a zoom function, enabling the zoom function, controlling the amount of illumination light according to the shooting distance, and adjusting the focus with the auto focus function It is possible to photograph dental oral photographs at a desired magnification while keeping the brightness of the image of the subject constant at a photographing distance convenient for the surgeon. In this case, it is preferable to use a zoom lens with a fixed aperture value.
[0467]
  The inner diameter of the holder for holding the flash is larger than a certain tolerance than the diameter of the lens tube without using the caliber adapter, or is more constant than the calibrated diameter after using the caliber adapter. By making it larger than the tolerance, it becomes possible to hold and fix the holder for holding the flash to the outside of the lens tube, the close-up lens, or the ND filter, and prevent the holder from narrowing the angle of view. I can do it. It is further preferable that the holder is fixed to the lens barrel or the close-up lens or the outer side of the ND filter with a screw, or is sandwiched between them. The aperture is a diameter of a screw used for fixing when an additional lens, a filter, or the like is attached to the lens of the camera.
[0468]
  It is effective to compensate for dimming due to mirror reflection by increasing the amount of flash light during mirror imaging in dental oral imaging. It is more effective to increase the amount of flash light by selecting mirror shooting conditions using the display menu and a selection switch. For these reasons, it is preferable that the dental oral colorimetric photography system incorporates the light reduction rate by the mirror in advance as information.
[0469]
  Next, means for solving the problems of the dental oral photographic system will be described.
[0470]
  The present invention is composed of a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software and / or a dental color marker and / or a dental colorimeter and / or a dental standard color determination sheet described below. This is a dental oral photographic system that solves the above problems.
[0471]
  First, means for improving the operability of the dental oral photographic system will be described below.
[0472]
  The present invention is characterized in that control of all or part of a camera or lighting is performed via communication means, or a program or data for control is exchanged via a recording medium and / or communication means. A dental oral photographic system comprising a digital camera for oral imaging and / or dental oral image management software.
[0473]
  The present invention provides a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management, which is provided with a display or an operation input for starting to perform dental oral imaging and shifting to a state in which dental oral imaging is not performed. It is a dental oral photography system consisting of software.
[0474]
  The present invention is characterized in that a plurality of imaging targets, a plurality of imaging conditions, or a plurality of operator names are displayed to the operator by display or voice output so that the surgeon can take images according to a predetermined order or imaging conditions. A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software.
[0475]
  The present invention is characterized in that a specific imaging object, a specific imaging condition, or a specific surgeon name is indicated to the surgeon by display or voice output so as to be selected by the surgeon, and has a selection operation input means. A dental oral photography system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software.
[0476]
  The present invention relates to a dental oral imaging digital camera characterized in that an imaging target or imaging conditions or an operator name is recorded in a data file of a captured image or a data file that is not a captured image, or is output or input via communication. Or it is a dental oral photograph system which consists of dental oral image management software.
[0477]
  The present invention relates to a dental oral imaging digital camera for taking a standardized image of a predetermined tooth or dentition or facial appearance at a predetermined distance, direction, and arrangement angle, and / or the same tooth or tooth being treated in the same patient. In a dental oral imaging digital camera that recaptures and shoots a row or face at the same distance, direction, and placement angle, a specific standard or reproducible shooting procedure is taken as one oral photography step, and the oral photography step is displayed to the surgeon. And / or audio output, and / or providing selection input means by an operator, and / or recording in a data file of a captured image and / or a data file that is not a captured image, and / or communication output or input Dental digital imaging camera and / or dentistry It is a dental and oral photographic system consisting of a cavity image management software.
[0478]
  The present invention is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software including a patient's facial photograph and / or documents in a plurality of standard imaging oral imaging steps.
[0479]
  The present invention is directed to a dental oral cavity comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, wherein a plurality of oral photography steps are instructed to an operator by voice and / or display according to a predetermined procedure. It is a photographic system.
[0480]
  The present invention is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, characterized in that the aim displayed on the finder and / or monitor changes according to the oral imaging step. is there.
[0481]
  The present invention provides a digital camera for dental oral imaging, in which in the oral photography step, the operator is instructed by voice and / or display of the position and direction of the camera according to the corresponding standard photography and / or reproduction photography. A dental oral photographic system comprising / or dental oral image management software.
[0482]
  According to the present invention, in a first oral photography step of a patient, mark information indicating the first is added to the data file of the captured image and / or the first captured image is specified in the data file that is not the captured image. A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or a dental oral image management software, characterized in that information is recorded, or communication output or input is performed.
[0483]
  The present invention provides image authentication information indicating that a captured image is an original and / or image modification information indicating that the captured image is modified to a captured image data file and / or a file that is not image data. It is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, characterized by displaying and / or outputting being and / or modified.
[0484]
  The present invention relates to a digital camera for dental oral imaging, in which an oral photography step is executed by reading or inputting communication targets and imaging conditions from a data file of a captured image and / or a data file that is not a captured image. And / or a dental oral photographic system comprising dental oral image management software.
[0485]
  Next, means for realizing both improvement in operability and color reproducibility of the dental oral photographic system will be described.
[0486]
  The present invention is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, characterized in that the amount of illumination light for imaging is adjusted according to the distance to the surface of a subject.
[0487]
  The present invention is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, which corrects the amount of illumination light for imaging through a mirror.
[0488]
  The present invention is a dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, characterized in that the incident angle of illumination light to the subject is variable without changing the distance from the illumination for photographing to the surface of the subject.
[0489]
  The present invention is a dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, wherein illumination for imaging is guided by an optical fiber.
[0490]
  The present invention is a dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, wherein the position and / or direction of a light projecting portion of an optical fiber is variable.
[0491]
  Next, a further means for improving the operability of the dental oral photographic system will be described.
[0492]
  The present invention is the next patient or the patient to continue to take, where is the clinic and / or who is the surgeon, where is the technician handling the prosthesis and / or who is the technician, who is the patient name, Whether it is the first visit patient or re-examination, standard shooting or free shooting, in the case of standard shooting, which standard shooting, whether the operator is a beginner or an expert, aperture, exposure time, illumination light quantity, shooting distance, zoom magnification, optical shooting magnification , Digital trimming magnification, left enumeration, at least one shooting target and / or shooting condition is set in advance, and then the operator performs a change selection display or audio guide output. It can be changed by operation and / or switch operation, and after shooting, these shooting targets and / or shooting conditions are not shot image data files and / or shot images Or recorded over datafile, or output or dental oral imaging digital camera, characterized in that the input and / or dental buccal image management software consisting dental and oral photographic system.
[0493]
  The present invention is arranged in a data file of photographed images and / or a data file that is not a photographed image, or arranged in a hierarchical manner based on photographing objects and photographing conditions obtained by outputting or inputting, A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software characterized by management and display.
[0494]
  Next, means for improving the color reproducibility of the dental oral photographic system will be described.
[0495]
  The present invention relates to a digital for dental oral radiography characterized in that when a dental color marker is photographed at the same time, the color of the image of the subject is approximately reproduced and corrected by reproducing the color of the dental color marker. A dental oral photographic system comprising a camera and / or dental oral image management software.
[0496]
  Next, means for making accurate and easy to understand the color correction and color expression of the dental oral photographic system will be described.
[0497]
  The present invention uses the center of the natural tooth and / or gingival color represented in a three-dimensional color system as a reference, and the width direction of the distribution and / or the darkness direction and length of the color. Teeth and / or prosthesis with human natural tooth color system with graduations arranged in direction and / or color vividness and depth and / or tint direction, or further with graduation spacing proportional to human color difference sense and Diagnosis of dental oral imaging digital cameras and / or dental oral image management software and / or dental colorimeters and / or dental color markers and / or routine color representations, characterized in that they comprise a color representation of gingiva This is a dental oral photography system consisting of votes.
[0498]
  The present invention is characterized by comprising one or more color charts corresponding to representative positions in the color intensity direction and / or color vividness direction and / or hue direction of the human natural tooth color system. A dental oral photographic system including a dental color marker.
[0499]
  The present invention uses the center of the natural tooth and / or gingival color represented in a three-dimensional color system as a reference, and the width direction of the distribution and / or the darkness direction and length of the color. The color of the dental color marker in the human natural tooth color system with graduations arranged in the direction and / or color vividness direction and depth and / or tint direction, or with a scale interval proportional to the human color difference sense Is a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software characterized by expressing the color of each part of the subject.
[0500]
  Next, a further means for improving the operability of the dental oral photographic system will be described.
[0501]
  The present invention provides an input means for inputting a patient name or a number corresponding to a patient in voice input and / or operation input or a patient name or a number corresponding to a patient or an image pattern corresponding to a patient in image input as patient information. A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, characterized in that a patient name is specified.
[0502]
  The present invention relates to a dental oral cavity characterized by hierarchically organizing and / or adding, managing, and displaying captured images for each patient, and / or for each imaging dental clinic, and / or for each dental laboratory. A dental oral photographic system comprising a digital camera for imaging and / or dental oral image management software.
[0503]
  According to the present invention, in reproducible imaging when a patient is revisited, a captured image of the past patient and / or its outline, imaging target and / or imaging condition and / or operator name are taken as a data file of the captured image and / or imaging. By reading from a data file that is not an image or by communication input, the same shooting target and / or shooting conditions and / or surgeon name as the past shot image are displayed, and / or the outline of the past shot image is used as an aim. A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, which is displayed on a viewfinder and / or a monitor.
[0504]
  The present invention has an operation input and / or detection input as to whether or not photographing using a mirror, and in the case of photographing using a mirror, the image is flipped up and down or left and right, and the digital camera for dental oral imaging And / or a dental oral photographic system comprising dental oral image management software.
[0505]
  Next, further means for improving the color reproducibility of the dental oral photographic system will be described.
[0506]
  The present invention relates to a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized in that color correction of a captured image is performed based on colorimetric data of a tooth to be imaged measured by a colorimeter. Oral photographic system.
[0507]
  In the present invention, the second light projecting is performed so that illumination light is passed through the guide by the optical fiber when not photographing, or the light projecting portion of the guide by the optical fiber is projected when not photographing in the same direction as the light projecting direction of the optical fiber. A dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging characterized by comprising means.
[0508]
  The present invention is a dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, comprising an infrared cut filter.
[0509]
  Next, further means for facilitating accurate and easy-to-understand color correction and color expression of the dental oral photographic system will be described.
[0510]
  The present invention provides a three-dimensional representation of the color of an image taken without photographing a color marker or color chart when photographing color markers or color charts of three or more different colors alone or simultaneously with a patient's subject. A dental oral photography system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software.
[0511]
  The present invention provides a three-dimensional representation of the color of a subject photographed without photographing the color marker or color chart when photographing with a color marker or color charts of three or more different colors alone or after simultaneous photographing with the subject of the patient. Or, it is a dental oral photographic system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by reproducing the color of a subject on an image.
[0512]
  The present invention captures a color marker or a color chart of three or more different colors, and then captures the color marker or the color chart reproduced on the monitor screen or the printed material on which the photographed image is displayed, thereby taking a subsequent photograph. The dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, characterized in that the color of the subject is three-dimensionally expressed or reproduced on the image.
[0513]
  The present invention is characterized in that the process of color change of a patient's teeth and / or gingiva during the course of treatment is reproduced on an image and / or a standard print and / or displayed in a human natural tooth color system. A dental oral image system comprising a dental oral image management software and / or a diagnostic form of a standard color expression.
[0514]
  The present invention is an oral dental imaging characterized by switching between color reproduction or color expression of gingiva, color reproduction or color expression of natural teeth, or color reproduction or color expression of a prosthesis A dental oral photographic system comprising a digital camera and / or dental oral image management software.
Next, means for solving the problems of dental oral colorimetry / photographic system will be described.
[0515]
  The present invention has a operability improvement and exposure by using a digital camera for dental oral imaging, a dental oral image management software, a dental color marker, a dental colorimeter, or a diagnostic form of a standard color expression described below as constituent elements. It is a dental oral colorimetry / photograph system that solves the above-mentioned problems related to optimization, color expression or color reproduction, and certification of certification value.
[0516]
  First, means for improving the operability of the dental oral colorimetry / photo system will be described. For improvement in operability, control of all or part of the camera or lighting is performed via communication means, or a program or data for control is exchanged via recording media or communication means, or Start with dental oral radiography and provide display or operation input to shift to a state where dental oral radiography is not performed, or multiple imaging targets or multiple imaging conditions or multiple operator names In order to be photographed by the surgeon according to a predetermined order or photographing condition, by indicating to the surgeon by display or audio output, or by a specific photographing target or a specific photographing condition or a specific surgeon name, In order to be selected by the surgeon, it is indicated to the surgeon by display or voice output, and the selection operation input means is provided. Or, the subject or the imaging condition or the operator's name is recorded in the data file of the photographed image or the data file that is not the photographed image, or by communication output or input, or a predetermined tooth or dentition Or a dental oral radiography camera that captures a standard image of a face at a predetermined distance, direction, and angle, or a dental oral radiograph that reproduces the same tooth, dentition, or face of the same patient at the same distance, direction, and angle. In a medical camera, a specific standard photographing or reproduction photographing procedure is set as one mouth photographing step, and the mouth photographing step is displayed or output to the surgeon, or a selection input means by the surgeon is provided, or a photographed image Or record to a data file that is not a captured image or Voice output or input, or by including a patient's facial photo or document in multiple standard-oral oral photography steps, or multiple oral-photographing steps according to a predetermined procedure By instructing the surgeon by display, or by changing the aim displayed on the finder according to the oral photography step, or depending on the applicable standard photography or reproduction photography in the oral photography step In addition, by giving the operator the direction and direction of the camera by voice or display, or in the first oral photography step of a patient, mark information indicating the first is given to the data file of the captured image, Or information that identifies the first captured image in a data file that is not a captured image , Or by communication output or input, or by reading the communication object / conditions from a captured image data file or a data file that is not a captured image, or performing communication input to execute the oral photography step Depending on whether the patient is the next patient or the patient to continue imaging, the name of the patient, the first visit patient or reexamination, standard imaging or free imaging, which standard imaging in the case of standard imaging, or whether the surgeon is a beginner or skilled Or at least one of the subject or shooting conditions in advance is set in advance as an aperture, exposure time, illumination light quantity, shooting distance, zoom magnification, optical shooting magnification, digital trimming magnification, or at least one of the items listed on the left. The display for the change selection or voice guidance output to the surgeon is performed, and it is changed by menu operation or switch operation. After shooting, these shooting targets or shooting conditions are recorded in a data file of a shot image or a data file that is not a shot image, or output or input, or not a data file of a shot image or a shot image By hierarchically organizing, managing, and displaying shot images based on shooting targets and shooting conditions recorded in a data file, or obtained by outputting or inputting, or by voice input or operation By inputting the patient name or the number corresponding to the patient in input, or in the image input, the patient name or the number corresponding to the patient or the image pattern corresponding to the patient is input as patient information, and by specifying the patient name Or, taken images for each patient, for each dental clinic, or for dentistry Organized or added, managed and displayed hierarchically for each factory, or in reproducible imaging when the patient is revisited, past captured images or their outlines, imaging targets or imaging conditions Or, read the surgeon name from the data file of the captured image or the data file that is not the captured image, or input it by communication, so that the same subject to be photographed, the photographing condition or the operator name as the past photographed image is displayed, or the past photographing Display the image outline on the viewfinder or monitor as a sight, or have operation input or detection input for shooting with a mirror, and flip the image vertically or horizontally when shooting with a mirror. It is realized by doing.
[0517]
  For dental oral image quality certification or evidence value authentication, image authentication information indicating that the captured image is original or a modified image indicating that the image was captured in a captured image data file or a file that is not image data A dental oral photographic system is realized by providing information and displaying or outputting that the image is original or modified.
[0518]
  Next, a means for realizing both the operability and color reproducibility of the dental oral colorimetry / photographic system will be described. For optimizing the exposure and improving the operability of the dental camera, adjust the amount of illumination light according to the distance to the subject surface, or in response to shooting through a mirror. By correcting the amount of illumination light, or by changing the incident angle of the illumination light to the subject without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface, or for the illumination for photographing When guided by an optical fiber, or by changing the position or direction of the projecting portion of the optical fiber, or for preventing disturbance due to the reflection of strobe light, the illumination light is applied to the guide by the optical fiber when not photographing. Or a second light projecting means for projecting light to the light projecting portion of the guide by the optical fiber in the same direction as the light projecting direction of the optical fiber when not photographing. As a result, it has been realized.
[0519]
  Next, means for realizing accurate and easy-to-understand color correction and color expression of dental oral colorimetry and photographic system will be described.
[0520]
  Regarding the improvement of color expression or color reproducibility, the center of the natural tooth color represented in a three-dimensional color system is used as a reference, and the width direction of the distribution or the color density direction and Provided with color representation of teeth or prosthesis by human natural tooth color system with graduation arranged in the length direction or color vividness direction and depth or tint direction, or further set the scale interval proportional to human color difference sense Or by providing dental color markers with one or more color charts corresponding to representative positions in the color intensity direction or color vividness direction or hue direction of the human natural tooth color system, respectively. Alternatively, if the dental color marker is photographed at the same time, the color of the subject image is reproduced by approximating the color of the subject image to the subject color, thereby correcting the color of the subject. Or, based on the color of the dental color marker, by expressing the color of each part of the subject in the human natural tooth color system, or by the colorimetric data of the tooth to be photographed measured by the colorimeter, By performing color correction of the captured image, or by providing an infrared cut filter, or in photographing after color markers or color charts of three or more different colors, alone or simultaneously with the patient's subject 3D representation of the color of the subject photographed without photographing the color marker or color chart, or by reproducing the color of the subject on the image, or the color marker or color chart of three or more different colors Whether the color of the subject is expressed three-dimensionally in the subsequent shooting by shooting the color mark or color chart reproduced on the monitor screen or the printed material that has been shot and displayed. By reproducing the color of the subject on the image, or by reproducing the color change process of the patient's teeth or gums on the image or in a standard print during the course of treatment, or by displaying it in color representation, or This is realized by switching between emphasizing color reproduction or color expression of gingiva, emphasizing color reproduction or color expression of natural teeth, and emphasizing color reproduction or color expression of prosthesis.
[0521]
  Next, further means for improving the color reproducibility of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0522]
  The present invention is a dental photographic system that controls the brightness of an image according to the distance to a subject.
[0523]
  The present invention is a dental oral colorimetric photography system characterized in that a predetermined flash light amount and / or aperture value is set in accordance with a predetermined photographing distance corresponding to a photographing magnification and an enlargement magnification in dental photographing. is there.
[0524]
  The present invention is a dental photographic system having a distance confirmation gauge on a display unit for comparison with a distance gauge arranged close to a subject.
[0525]
  The present invention is a dental photographic system having an autofocus function in a dental photographic system.
[0526]
  The present invention is a dental photographic system capable of photographing within a range of 70 to 105% of a predetermined photographing magnification or 95 to 130% of a set photographing distance in a dental photographing system. .
[0527]
  The present invention is a dental photograph system that trims a photographed image to an image with a prescribed photographing magnification or a set photographing distance.
[0528]
  The present invention is a dental photography system having a notifying means for notifying when entering a range of 70 to 105% of a prescribed photographing magnification or a range of 95 to 130% of a prescribed photographing distance in a dental photograph system.
[0529]
  The present invention provides a notifying means for informing when the specified shooting magnification is 70 to 100% or 100 to 130% of the specified shooting distance, and the brightness of the image according to the specified shooting magnification or the specified shooting distance. It is the dental photography method which has a control means to control.
[0530]
  This is a dental photography system that adjusts the brightness of images on software. Preferably, the distance to the subject is detected by a distance sensor or an autofocus function, and the distance information is attached to the image file of the subject. It is preferable to adjust the brightness of the image based on the distance information by software on the computer that displays or prints the image.
[0531]
  In addition to the system that controls the brightness of the image according to the distance to the subject, it is preferable to use an autofocus function for adjusting the focus to the subject. It is preferable to measure the distance to the subject using the auto-focus function, determine the shooting distance of 95% to 130% based on the distance measurement information, notify the surgeon, and enable shooting. .
[0532]
  As a method for measuring the distance from the camera to the subject for controlling the brightness of the image, it is preferable to use a distance sensor, and it is preferable to use infrared rays, ultrasonic waves, LEDs, or photodiodes as the distance sensor. .
[0533]
  As a method for measuring the distance from the camera to the subject other than for controlling the brightness of the image, it is preferable to use a method for measuring the distance used in autofocus, or to use a distance sensor. It is preferable to use infrared rays, ultrasonic waves, LEDs, or photodiodes for the distance sensor.
[0534]
  A method for measuring the distance from the camera to the subject for controlling the brightness of the image and a method for measuring the distance from the camera to the subject other than for controlling the brightness of the image can be used in common.
It is best to link the method of measuring the distance from the camera to the subject and the autofocus function.
[0535]
  The distance to the subject is detected by a distance sensor built into the flash system, and the brightness of the image is adjusted according to the distance to the subject by controlling the amount of flash light and / or the exposure time and / or aperture to the CCD image sensor. It is preferable to control. When (flash light amount) × (diaphragm diameter) 2 × (exposure time) / x2 is made constant, or control is performed only with the flash light amount, it is preferable that the flash unit can be controlled.
[0536]
  It is preferable that the dental photography system controls the brightness of the image according to the distance to the subject when the photographing magnification is in the range of 2 to 1/5 and the distance to the subject is in the range of 50 mm to 1 m.
[0537]
  Preferably, the photographing magnification is in the range of 1.5 to 1/3 and the distance to the subject is in the range of 200 mm to 60 m.
[0538]
  A dental photography system that calculates the shooting distance by shooting the distance gauge at the same time, adjusts the brightness of the image on the computer together with the shooting magnification information attached to the image file, and trims it to the image range of the specified shooting magnification. Is preferred. There is a ruler as one of the distance gauges.
  Next, a means for solving the above-described problems in the dental photography system, particularly improving operability and color reproducibility will be described below.
[0539]
  The present invention provides, as dental imaging conditions, information on whether to perform dental imaging, and / or information on a program for performing dental imaging, and / or the type of dental imaging, and / or dental imaging magnification, and / or dental This is a dental photographic system having dental imaging condition input means for setting the brightness of an image.
[0540]
  In the present invention, the incidental dental imaging conditions associated with the dental imaging conditions include magnification, and / or imaging distance, and / or illumination light quantity, and / or aperture, and / or exposure time, and / or presence of a close-up lens. This is a dental photographic system having an accompanying dental imaging condition input means for setting information.
[0541]
  The present invention relates to a dental photographic system that determines or changes settings of zoom magnification and / or shooting distance, and / or illumination light quantity, and / or aperture according to set magnification and / or information on the presence or absence of a close-up lens. It is.
[0542]
  The present invention is a dental photographic system that notifies an operator and / or enables an imaging operation when a relaxed imaging condition corresponding to a set dental imaging condition or an accompanying dental imaging condition is satisfied.
[0543]
  The present invention is a dental photographic system having a distance confirmation gauge on a display unit for comparison with a distance gauge arranged close to a subject.
[0544]
  According to the present invention, an image can be captured by controlling an illumination light amount and / or an aperture and / or an exposure time according to an actually measured shooting distance, an realized setting shooting distance, or a shooting distance satisfying a relaxed shooting condition. A dental photographic system that controls brightness and / or brightness parameters of captured image data.
[0545]
  The present invention determines or changes the illumination light amount, and / or the aperture, and / or the exposure time, and / or the brightness parameter of the captured image data under the set dental imaging condition or incidental dental imaging condition. It is a dental photographic system.
[0546]
  This is a dental photographic system that controls the light emission amount of the illumination system by making the light emission amount range of 1/5 or less of the maximum light emission amount of the illumination system correspond to the range of the photographing distance of 5 to 100 cm.
[0547]
  The present invention is a dental photographic system having an autofocus function in addition to means for solving the above problems.
[0548]
  The present invention is a dental photographic system that enables an autofocus function when a set dental imaging condition is satisfied and / or when a relaxed imaging condition is satisfied.
[0549]
  The present invention is a dental photograph system in which the relaxed photographing condition is a photographing distance that is 95% to 130% of a set photographing distance. More preferably, it is 97% to 110%, and further 97% to 105%.
[0550]
  The present invention is a dental photographic system in which the dental imaging condition input means is mounting of a recording medium, and the dental imaging conditions are written on the recording medium.
[0551]
  The present invention is a dental oral photographic system in which a dental imaging condition is set such that dental imaging condition input means is two or more simultaneous operation inputs, and the subsequent imaging is a dental imaging.
[0552]
  Dental imaging is a patient's facial photography or jaw-and-oral photography or dentition photography or tooth photography or gingival photography or a mirror that is performed at a dental clinic or dental laboratory. It is a photo shoot, a photo of a dental prosthesis, a photographic chart of a patient or an object that identifies a patient, or a standard dent photograph. Examples of standard imaging include exposure with the upper and lower teeth exposed on the lips or cheeks, only the upper right dentition, imaging with the upper occlusal mirror, and the prosthetic tooth (lost and lost) And the surrounding teeth, and the entire face (opening, closing, smiling).
[0553]
  Dental imaging conditions are information about whether or not to perform dental imaging, and / or programs for performing dental imaging, and / or types of dental imaging, and / or dental imaging magnification, and / or brightness of dental images. That is.
[0554]
  The information on whether or not to perform dental imaging refers to information on performing dental imaging in a dental photography system that can perform both general imaging and dental imaging other than dentistry.
[0555]
  The information on the program for performing dental imaging is the program itself or a part of the program for performing dental imaging.
[0556]
  The dental imaging magnification is an imaging magnification determined according to the type of dental imaging or determined by an operator who performs dental imaging.
[0557]
  The imaging magnification is a magnification that is a measure of how much the imaging range is enlarged or reduced on the imaging surface. Recent digital cameras using CCDs are often used in terms of 35 mm film because the size of the imaging surface varies depending on the model.
[0558]
  The brightness of the dental image is the brightness of the tooth part or gingival part in the dental image, and the brightness is the light intensity on the imaging surface or the exposure time multiplied by the data of the captured image or It is the brightness or brightness of the color of the monitor output or print output.
[0559]
  The dental imaging condition input means is a combined means for reading and determining operation switches and adjustment units in the camera constituting the dental photography system and / or a display linked to the operation switch and / or a recording medium recording the dental imaging conditions. And / or input from software constituting the dental photographic system using the information processing apparatus connected by the recording medium or cable / wireless communication, and / or operation to the information processing apparatus operating the software Input or input from a recording medium and / or photographing of a subject in which dental photographing conditions are described, including a case where a plurality of operation switches are operated simultaneously.
[0560]
  Recording media are media that records images such as compact flash cards, SD memory cards, and memory sticks in cameras that make up the dental photographic system, and in information processing devices that run software that makes up the dental photographic system. Means a medium for recording the image, such as a hard disk, a floppy disk, or a CD.
[0561]
  The enlargement magnification is a numerical value of magnification obtained by dividing the shooting distance using the zoom function and / or the close-up lens by the shooting distance required when these are not used. This is also a magnification value obtained by dividing the size of the image on the imaging surface using the zoom function and / or the close-up lens by the size of the image when this is not used.
[0562]
  The photographing distance is, in a narrow sense, the distance from the imaging surface or the main surface of the lens or the light emitting front surface of the illumination to the subject surface, but in the present invention, from any part where the positional relationship of the dental photographic system is fixed. It may be the distance to the subject surface.
[0563]
  The illumination light amount is the intensity of irradiation light of the illumination system.
[0564]
  The aperture is a mechanism that controls the amount of imaged light in front of the imaging surface or lens.
[0565]
  The exposure time is a time in which both overlap due to the elapsed time for detecting the image of the subject on the imaging surface or the illumination light irradiation time.
[0566]
  A close-up lens is a lens that is attached to the front of a normal lens and enlarges the shooting magnification without changing the shooting distance, or increases the shooting distance without changing the shooting magnification.
[0567]
  The accompanying dental imaging condition input means is a focus adjustment mechanism and / or zoom magnification adjustment mechanism, and / or illumination light quantity adjustment mechanism, and / or aperture adjustment mechanism, and / or exposure time adjustment mechanism, and / or close-up lens. Including the case where the same mechanism as the dental imaging condition input means is used.
[0568]
  The zoom magnification is a magnification at which an image is enlarged by a zoom function.
[0569]
  The relaxed imaging condition is an allowable range that is set in advance corresponding to the dental imaging condition and that enables dental imaging even if the imaging condition is not perfect.
[0570]
  The notification may be any means for notifying the surgeon, but is preferably sound, image display, or vibration. Preferably, a specific display is performed on the finder or the monitor.
[0571]
  Enabling the shooting operation means that the operator is ready to perform shooting when there is a shooting operation by the surgeon. If the shooting operation is not enabled, the surgeon has no shooting operation. However, it is assumed that no shooting is performed.
[0572]
  The distance gauge indicates a length or size arranged close to the subject so as to be photographed at the same time as the subject, and corresponds to the distance confirmation gauge and the length or size.
[0573]
  Preferably, it is a rod having a fixed length, a scale with a stick, a shade guide used in dentistry, or a partial member thereof.
[0574]
  The distance confirmation gauge is a gauge that is displayed or arranged on the display unit for comparison with the distance gauge and has a distance or size corresponding to the distance gauge.
[0575]
  Preferably, a scale corresponding to the imaging magnification of dental imaging is attached. More preferably, it is a display frame. The frame of the display unit may be a mechanical frame of the display unit or a frame in the displayed image.
[0576]
  The actually measured shooting distance is the shooting distance realized when the camera, which is actually a component of the dental photographic system, is held against the subject and / or the shooting distance realized in the exposure time zone. is there. The actual measurement is preferably measured by a distance sensor.
[0577]
  The realized set shooting distance is the shooting distance when the actual shooting distance is the set shooting distance.
[0578]
  For example, if it is found that the shooting distance set by the distance gauge and the distance confirmation gauge is realized, the measurement by the distance sensor is unnecessary, and the actual shooting distance is regarded as the set shooting distance. It is preferable.
[0579]
  Further, when the surgeon looks at the subject image on the monitor or viewfinder and performs a photographing operation, it is preferable that the actual photographing distance is regarded as the set photographing distance.
[0580]
  The shooting distance that satisfies the relaxed shooting condition is a shooting distance when the actual shooting distance satisfies the relaxed shooting condition. For example, when it is found that the shooting distance set by the distance gauge and the distance confirmation gauge satisfies the relaxed shooting condition, it is preferable that the measurement by the distance sensor is unnecessary and it is considered that the actual shooting distance satisfies the relaxing shooting condition. .
[0581]
  Also, when the surgeon looks at the subject image on the monitor or viewfinder and performs a photographing operation, it is preferable that the actual photographing distance satisfies the relaxed photographing condition.
[0582]
  Controlling the brightness of the image at the time of imaging means that (illumination light quantity) × (diaphragm diameter) ^ 2 × (exposure time) / (photographing distance) ^ 2 is made constant as a photographing condition or The brightness parameter is adjusted by software on a computer. In the above mathematical expression, “^ 2” means square.
[0583]
  The brightness parameter of captured image data refers to the brightness of the captured image data or the color or brightness of the color of the monitor output or print output on the software or the square average of each R, G, B data (R × R + G × G + B × B square root).
[0584]
  When adjusting the brightness of the image on the software, it is preferable to detect the actual shooting distance to the subject with a distance sensor or an autofocus function and attach the actual shooting distance information to the image file of the subject.
[0585]
  It is preferable to adjust the brightness of the image based on the actual shooting distance information with software on a computer that displays or prints the image.
[0586]
  The autofocus function is a function for realizing a commercially available autofocus (autofocus). However, in the present invention, the autofocus function is realized on the captured image, and the viewfinder is used regardless of whether or not shooting is performed. And / or a function that realizes autofocus on an image displayed on a monitor.
[0587]
  Enabling the autofocus function means realizing autofocus on the captured image and / or realizing autofocus on the image displayed on the viewfinder and / or monitor.
[0588]
  On the other hand, if automatic focus shooting is not enabled, the focusfinder screen output or monitor screen output will not be performed, and whether the camera should be moved closer to or farther from the subject. In addition to the above, there are measures such as disabling shooting operations.
[0589]
  The photographing distance of 95 to 130% is a photographing distance range that is a photographing magnification range of 100/130 to 100/95 of a prescribed photographing magnification.
[0590]
  The display unit is a monitor and / or a viewfinder.
[0591]
  The zoom magnification is determined as a function of the shooting distance, magnification, and magnification. Here, the enlargement magnification is the ratio of the magnification with and without the close-up lens. The amount of illumination light is determined as a function of predetermined tooth image brightness, shooting distance, exposure time, aperture, and sensitivity. Here, the sensitivity is determined by the imaging sensitivity.
[0592]
  Further, it is preferable that the relaxed shooting conditions are set with respect to the shooting distance and the magnification. These relaxed shooting conditions are preferably set as a value between a value obtained by multiplying the shooting condition by a coefficient smaller than 1 and a value multiplied by a coefficient larger than 1.
[0593]
  Next, the means of the control system for the instrument apparatus according to the present invention will be described. In order to achieve the purpose of customizing the internal state of the instrument device for a specific purpose and application, the present invention takes the following measures.
[0594]
  The control system for an instrument apparatus according to the present invention controls the internal state of the instrument apparatus from an external information processing apparatus, and is accompanied by device identification information via communication or information media to the information processing apparatus. Control information requesting means for requesting control information; an identification information database pre-registered in the information processing apparatus in association with the device identification information; and an apparatus in the information processing apparatus in the identification information database. Inquiry means for inquiring whether or not the identification information is registered, and in the case of registration, the internal identification information corresponding to at least the device identification information is extracted from the identification information database from the information processing apparatus via communication or information media Response means for making a response with control information reflecting at least the internal identification information, and reflected in the control information Verification means for verifying whether the internal identification information matches the internal identification information written in the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or a storage medium readable by the terminal device; When true, it comprises state control means for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0595]
  A control system for an instrument device according to another configuration of the present invention controls an internal state of the instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device via communication or information media. Control information requesting means for requesting control information with device identification information of the device and internal identification information unique to the instrument device, an identification information database pre-registered in association with the device identification information in the information processing device Inquiry means for inquiring whether or not the device identification information is registered in the identification information database in the information processing device, and internal identification information registered corresponding to the device identification information when there is registration, Internal identification information written in advance on the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or a storage medium readable by the terminal device A response means for verifying whether or not the information matches, a response means for making a response with control information from the information processing device to the instrument device via communication or information media when the verification is true, and a response. And a state control means for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0596]
  In other words, instrument identification information such as a production number is usually present in an instrument device. Corresponding to such device identification information on a one-to-one basis, it is possible to easily set or store the internal identification information in an electronically readable manner in the instrument device.
[0597]
  For this reason, if a system like this invention is constructed | assembled, it will become possible to impose the following three conditions as conditions on which a customization service as mentioned above is movable with respect to an instrument apparatus.
(1) Authorized users (equipment identification information and internal identification of the instrument device in the database of the information processing device managed and operated by the instrument device supplier on the condition that the instrument device supplier certifies that the instrument device has been purchased. (Users who registered information in association).
(2) The user who applied for customization and received the payment (this information is also registered in the database as device identification information).
(3) In addition, by issuing an ID and password to a legitimate user, for example, when customizing an instrument device via communication or media, both the ID and password presentation request were correctly presented and entered. Be a user.
[0598]
  Therefore, even if the user who uses the instrument device sends false device identification information (for example, a false manufacturing number) to the information processing device that manages the device, the device identification information is registered on the information processing device side. Otherwise, it will be rejected at the inquiry stage, and even if the device identification information is registered and the corresponding internal identification information exists, if it is a profession, the internal identification information and the actual device internal The identification does not match (false) at the collation stage, and selection switching control or additional control of internal state information based on the control information is not executed.
[0599]
  Combining this with ID and password abuse prevention technology that is used in ordinary software and network services, etc. not only makes it possible to effectively avoid fraudulent acts, but also to the instrument devices. For example, a digital camera customized for dentistry according to the confidential information of each individual user can also provide a storage management service for a patient's oral photograph.
As a specific embodiment, when the information processing apparatus includes an internal state information storage unit that stores the internal state information, and when the instrument apparatus includes an internal state information storage unit that stores the internal state information. There is.
[0600]
  In the former case, the response means included in the information processing apparatus makes a response with the control information and the internal state information, and when the verification is true in the instrument device, the state control means What is necessary is just to comprise so that control of state information may be performed. In the latter case, the instrument apparatus is provided with the internal state information storage means which memorize | stored the 1 or several internal state information, and a state control means is usually said internal state information. If control based on the control information is prohibited but the control information is received in the instrument device and the verification based on the control information is true, the state control means can execute control of the internal state information based on the control information. Good.
When the internal state information includes one or a plurality of operation mode information, the control information may be information for selectively switching operation mode information or information for adding operation mode information.
[0601]
  In addition, when the internal state information includes one or a plurality of operation functions accompanying the operation mode information, mode related information such as operation data, the control information is information for selectively switching the mode related information or the mode. Information for adding related information may be used.
The present invention is particularly useful when applied to the operation mode information including at least one operation mode information corresponding to a dental use which is different from a normal instrument.
[0602]
  Of course, for the same purpose, the operation mode information may include the operation mode information of the instrument device that is not specialized for dental use.
[0603]
  In addition, the present invention is particularly useful when applied to information including mode-related information that includes at least one of operation functions, operation data, and patient medical data corresponding to dental use that is different from normal instrument devices. .
[0604]
  Of course, in this case, for the same purpose, the mode-related information may include an operation function or operation data of an instrument device that is not specialized for dental use.
[0605]
  In this case, in order to manage the instrument device from the outside, it is necessary to use an operation function or operation data for monitoring the operation state of the instrument device or for monitoring the usage status of the instrument device. It is valid.
[0606]
  In order to effectively prevent fraudulent acts, it is preferable to use at least one of ID input receiving means and password input receiving means for permitting a control information request from the instrument, and the internal state information is It is effective to provide it as firmware or software.
[0607]
  The present invention is implemented by the following method.
[0608]
  That is, the method for controlling an instrument device according to the present invention provides communication or information media from an instrument device or a terminal device connected thereto to an information processor when controlling the internal state of the instrument device from an external information processor. A control information requesting step for requesting control information with device identification information via the device, and the device identification information in an identification information database registered in advance in association with the device identification information in the information processing device in association with the device identification information. An inquiry step for inquiring whether or not a device has been registered, and if there is a registration, at least internal identification information corresponding to the device identification information is taken out of the identification information database from the information processing device through communication or information media A response step that makes a response with control information reflecting at least the internal identification information; Check whether the internal identification information reflected in the control information matches the internal identification information written in advance in the instrument device or the terminal device connected to the instrument device or a storage medium readable by the terminal device. It is characterized by comprising a collation step and a state control step for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information when the collation is true.
[0609]
  In addition, when controlling the internal state of the instrument apparatus from an external information processing apparatus, the control method for the instrument apparatus according to another configuration of the present invention is applied to the information processing apparatus from the instrument apparatus or a terminal device connected thereto. A control information requesting step for requesting control information with device identification information of the instrument device and internal identification information unique to the instrument device via communication or information media, and whether the device identification information is registered in the information processing device. An inquiry step for inquiring whether or not, internal identification information registered corresponding to the device identification information, and a terminal device connected to the device or the device, or a storage medium readable by the terminal device, if registered A verification step for verifying whether or not the internal identification information written in advance matches, and communication or information media if the verification is true. A response step for making a response with control information from the information processing device to the instrument device via the state, and a state control step for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information when there is a response; It is characterized by comprising.
[0610]
  In this case, either the information processing device or the instrument device may store one or a plurality of internal state information. In the former case, a response with the internal state information together with the control information is made at the time of the response step, and when the verification is true at the verification step, the status control step may be performed based on the control information and the internal status information. In the latter case, the execution of the state control step is normally prohibited, but the state control step based on the control information can be performed when the control information is received and the verification based on the control information is true. You can do it.
[0611]
  The present invention controls an internal state of an instrument apparatus from an external information processing apparatus, and requests control information with apparatus identification information of the instrument apparatus via communication or information media to the information processing apparatus. An information requesting means; an identification information database pre-registered in the information processing apparatus in association with the device identification information; and the apparatus identification information registered in the identification information database in the information processing apparatus. Inquiry means for inquiring whether or not there is at least internal identification information corresponding to the device identification information when there is a registration from the identification information database and at least from the information processing device to the instrument device via communication or information media Response means for making a response with the control information reflecting the internal identification information, and the information reflected in the control information A collation means for collating whether or not the identification information matches the internal identification information previously written in the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or a storage medium readable by the terminal device; In this case, it is preferable to provide a control system for an instrument device comprising state control means for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0612]
  The present invention controls the internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device through information or information media, and identifies the device identification information of the instrument device and the internal identification unique to the instrument device. Control information requesting means for requesting control information with information, an identification information database in which internal identification information is associated with the device identification information in advance in the information processing device, and the device identification in the identification information database in the information processing device Inquiry means for inquiring whether or not the information is registered, internal identification information registered corresponding to the device identification information in the case of registration, an instrument device or a terminal device connected to the instrument device or the device Collation means for collating whether or not internal identification information written in advance on a storage medium readable by the terminal device matches, and collation Response means for making a response with control information from the information processing device to the instrument device via communication or information media when true, and an internal corresponding to the internal state information based on the control information when there is a response It is preferable that the control system of the instrument device comprises a state control means for controlling the state.
[0613]
  The information processing apparatus includes an internal state information storage unit that stores one or a plurality of internal state information, and the response unit makes a response with the internal state information together with the control information, so that the verification is true Preferably, in the instrument device, the state control means controls the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0614]
  According to the present invention, the instrument device includes an internal state information storage unit that stores one or more internal state information, and the state control unit is normally prohibited from controlling the internal state information, but the verification is true. In this case, it is preferable that the state control means in the device is a control system for the device that controls the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0615]
  In the present invention, when the internal state information includes one or a plurality of operation mode information, the control information is information for selectively switching operation mode information or information for adding operation mode information and / or an operation. In the case of including mode-related information such as one or a plurality of operation functions and operation data accompanying the mode information, the control information is information for selectively switching the mode-related information or information for adding the mode-related information. Preferably it is a control system for some instrumentation.
[0616]
  The present invention is preferably a control system for an instrument device in which the operation mode information includes operation mode information corresponding to at least one dental application.
[0617]
  Preferably, the present invention is a control system for an instrument device that includes the operation mode information of the instrument device that is not specialized for dental use.
[0618]
  Preferably, the present invention is a control system for an instrument device in which the operation function or operation data is for monitoring the operation state and / or usage status of the instrument device.
[0619]
  The present invention is preferably a control system for an instrument device provided with at least one of an ID input acceptance means and a password input acceptance means for permitting a control information request from the instrument device.
[0620]
  The present invention is preferably a control system for an instrument device in which internal state information is given as firmware.
[0621]
  The present invention is an instrument device characterized in that the control device is equipped with or connected to a terminal device of an information processing device, and the control information requesting means, the state control means, and the collating means are software that operates on the terminal device. It is preferable that the control system.
[0622]
  The present invention controls an internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device from the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or via the information medium. A control information request step for requesting control information with identification information; and the device identification information is registered in an identification information database previously registered in association with the device identification information in the information processing apparatus in association with the device identification information. An inquiry step for inquiring whether or not the information has been registered, and if there is a registration, at least internal identification information corresponding to the device identification information is extracted from the identification information database to the instrument device from the information processing device via communication or information media A response step that makes a response with control information reflecting at least the internal identification information, and reflected in the control information A collation step for collating whether the internal identification information that matches the internal identification information written in advance in the instrument device and the internal state information corresponding to the internal state information based on the control information when the collation is true It is preferable that the method is a control method for an instrument device comprising a state control step for performing control.
[0623]
  The present invention controls an internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device from the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or through an information medium. A control information requesting step for requesting control information with device identification information and internal identification information unique to the instrument device, an inquiry step for inquiring whether or not the device identification information is registered in the information processing device, and registration In some cases, a collation step for collating whether or not the internal identification information registered corresponding to the device identification information matches the internal identification information written in advance in the instrument, and the collation is true A response step for making a response with control information from the information processing device to the instrument device via communication or information media, and if there is a response, based on the control information It is preferably a control method of the instrument apparatus characterized by comprising; and a state control step for controlling the internal state corresponding to the internal state information Te.
[0624]
  In the present invention, the information processing apparatus stores one or more pieces of internal state information, makes a response with the internal state information together with the control information during the response step, and the verification in the verification step is true It is preferable that the method is a control method for an instrument device that performs a state control step based on the control information and the internal state information.
[0625]
  In the present invention, when the instrument device stores one or more internal state information and the execution of the state control step is normally prohibited, the control information is received and the verification based on the control information is true in the instrument device. Preferably, the method is a method for controlling an instrument device that can implement a state control step based on the control information.
[0626]
  The control system for an instrument apparatus according to the present invention is a control system for a dental instrument apparatus used in a dental instrument apparatus, particularly a dental oral colorimetric photography system, a dental oral photography system, a dental photography system, and a dental photography system in a dental instrument apparatus. It is preferable.
[0627]
  The present invention controls an internal state of an instrument apparatus from an external information processing apparatus, and requests the control information with the equipment identification information of the instrument apparatus via communication or information media. The control information requesting means, an identification information database registered in advance in association with the device identification information in the information processing device and internal identification information unique to the instrument device, and the device identification information registered in the identification information database in the information processing device. Inquiry means for inquiring whether or not there is registration, and if there is a registration, at least internal identification information corresponding to the device identification information is taken out from the identification information database to the instrument device from the information processing device via communication or information media Response means for making a response accompanied by control information reflecting at least the internal identification information, and reflected in the control information Collation means for collating whether or not the internal identification information matches the internal identification information written in advance in the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or a storage medium readable by the terminal device; Preferably, the dental oral instrument apparatus control system comprises state control means for controlling the internal state corresponding to the internal state information based on the control information when true.
The present invention controls the internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device through information or information media, and identifies the device identification information of the instrument device and the internal identification unique to the instrument device. Control information requesting means for requesting control information with information, an identification information database in which internal identification information is associated with the device identification information in advance in the information processing device, and the device identification in the identification information database in the information processing device Inquiry means for inquiring whether or not the information is registered, internal identification information registered corresponding to the device identification information in the case of registration, an instrument device or a terminal device connected to the instrument device or the device Collation means for collating whether or not internal identification information written in advance on a storage medium readable by the terminal device matches, and collation Response means for making a response accompanied by control information from the information processing apparatus to the instrument apparatus via communication or information media when true, and an internal corresponding to the internal state information based on the control information when there is a response It is preferable that the dental instrument device control system comprises state control means for controlling the state.
[0628]
  The information processing apparatus includes an internal state information storage unit that stores one or a plurality of internal state information, and the response unit makes a response with the internal state information together with the control information, so that the verification is true Preferably, in the instrument apparatus, the state control means controls the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0629]
  According to the present invention, the instrument device includes an internal state information storage unit that stores one or more internal state information, and the state control unit is normally prohibited from controlling the internal state information, but the verification is true. In this case, it is preferable that the state control means in the instrument apparatus is a control system for a dental instrument apparatus that controls the internal state corresponding to the internal state information based on the control information.
[0630]
  In the present invention, when the internal state information includes one or a plurality of operation mode information, the control information is information for selectively switching operation mode information or information for adding operation mode information and / or an operation. In the case of including mode-related information such as one or a plurality of operation functions and operation data accompanying the mode information, the control information is information for selectively switching the mode-related information or information for adding the mode-related information. It is preferably a control system for a dental instrument device.
[0631]
  The present invention is preferably a control system for a dental instrument device, wherein operation mode information corresponding to at least one dental application is included in the operation mode information.
[0632]
  Preferably, the present invention is a control system for a dental instrument apparatus in which the operation mode information includes the operation mode information of the instrument apparatus not specialized for dental use.
[0633]
  The present invention is preferably a dental instrument device control system in which the operating function or data is for monitoring the operating state and / or usage of the instrument device.
[0634]
  The present invention is preferably a dental instrument apparatus control system provided with at least one of an ID input receiving means and a password input receiving means for permitting a control information request from the instrument apparatus.
[0635]
  The present invention is preferably a dental instrument device control system in which internal state information is provided as firmware.
[0636]
  The present invention is a dental instrument characterized in that it comprises or is connected to a terminal device of an information processing device in a mechanical device, and control information requesting means, state control means and checking means are software that operates on the terminal device. A control system for the device is preferred.
[0637]
  The present invention controls an internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device from the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or via the information medium. A control information request step for requesting control information with identification information; and the device identification information is registered in an identification information database previously registered in association with the device identification information in the information processing apparatus in association with the device identification information. An inquiry step for inquiring whether or not the information has been registered, and if there is a registration, at least internal identification information corresponding to the device identification information is extracted from the identification information database to the instrument device from the information processing device via communication or information media A response step that makes a response with control information reflecting at least the internal identification information, and reflected in the control information A collation step for collating whether the internal identification information that matches the internal identification information written in advance in the instrument device and the internal state information corresponding to the internal state information based on the control information when the collation is true It is preferable that the dental instrument apparatus control method comprises a state control step for performing control.
[0638]
  The present invention controls an internal state of an instrument device from an external information processing device, and communicates with the information processing device from the instrument device or a terminal device connected to the instrument device or through an information medium. A control information requesting step for requesting control information with device identification information and internal identification information unique to the instrument device, an inquiry step for inquiring whether or not the device identification information is registered in the information processing device, and registration In some cases, a collation step for collating whether or not the internal identification information registered corresponding to the device identification information matches the internal identification information written in advance in the instrument, and the collation is true A response step for making a response with control information from the information processing device to the instrument device via communication or information media, and if there is a response, based on the control information It is preferably a method of controlling dental instruments apparatus characterized by comprising; and a state control step for controlling the internal state corresponding to the internal state information Te.
[0639]
  In the present invention, the information processing apparatus stores one or more pieces of internal state information, makes a response with the internal state information together with the control information during the response step, and the verification in the verification step is true Preferably, the method is a control method for a dental instrument that performs a state control step based on the control information and the internal state information.
[0640]
  In the present invention, when the instrument device stores one or more internal state information and the execution of the state control step is normally prohibited, the control information is received and the verification based on the control information is true in the instrument device. Preferably, the method is a method for controlling an instrument device that can implement a state control step based on the control information.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0641]
  First, the form of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0642]
  Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
<System description>
  The dental oral colorimetric photography system of this embodiment shown in FIG. 1 includes an information processing apparatus 10 built in the digital camera 1 and an information processing apparatus 20 built in a personal computer 2 installed outside the digital camera 1. Are connected via a USB or other communication means, or indirectly via a recording medium such as a flash memory, and co-operate at the same time or at different times. Examples of wireless include infrared rays, ultrasonic waves, radio waves, and light.
[0643]
  Wired means connected by a cable. The category of the target digital camera is an apparatus that acquires an image with a CCD image sensor.
[0644]
  In this embodiment, the information processing apparatuses 10 and 20 exist on both the digital camera 1 side and the computer 2 side, but the information processing apparatus 10 exists only on the digital camera 1 side or only on the computer 2 side. A mode in which the information processing apparatus 20 exists is also possible.
[0645]
  In the former case, the digital camera 1 operates alone, and in the latter case, the digital camera 1 is remotely controlled exclusively via communication.
[0646]
  The information processing apparatus 10 built in the digital camera 1 includes a CPU 10a, an EEPROM 10b, a RAM 10c, a hardware interface 10d, and a normal microcomputer part including a communication interface 10e for wireless, wired, or recording medium connection. A monitor M, a finder F, a speaker SP, a microphone MIC, a selector switch SS, an illumination system 15, an imaging device CCD, various drive motors, and the like, which are various hardware of the digital camera 1, are connected via the interface.
[0647]
  Note that the RAM 10c includes a case where the RAM 10c itself is a portable recording medium such as an SD memory card, a memory stick, or a compact flash memory.
[0648]
  The information processing apparatus 20 built in the personal computer 2 is composed of a normal microcomputer part including a CPU 20a, ROM 20b, RAM, and a connected storage device / recording medium 20c, hardware interface 20d, and communication interface 20e. Various hardware of the personal computer 2 such as the monitor MN, the printer P, the keyboard K, the illumination system 15, and the colorimeter 3, the color indicator 4, and the color determination tag 5 that are external devices or articles are directly provided via the wear interface. Alternatively, it is assumed that the keyboard and the operator are indirectly connected through keyboard operation.
[0649]
  The surgeon referred to here is a dentist, a dental technician, or an assistant thereof.
[0650]
  As shown in FIG. 2, in the information processing apparatus 10 on the digital camera 1 side, the EEPROM 10b functions as the program storage unit of the present invention, and the RAM 10c functions as the shooting data storage unit of the present invention.
[0651]
  In the information processing apparatus 20 on the personal computer 2 side, the RAM 20c and the connected storage device / recording medium 20c serve as the program storage unit and the photographing data storage unit of the present invention.
[0652]
  In the personal computer 2, the program and data stored in the RAM 20c as a memory are a hard disk of the personal computer 2 via the hardware interface 20e, a CD-ROM, a CD-R, etc. via a CD-ROM drive or the like. It is well known that they are integrated with each other under the management control of the operating system by being transferred from or transferred to the storage medium, and these are collectively referred to as the RAM 10c and the connected storage device / recording medium 20c. To do.
[0653]
  As further shown in FIG. 2, in the information processing apparatus 10 on the digital camera 1 side, the program storage unit 10bA of the EEPROM 10b is in common with any non-dental imaging program part P1 that operates during imaging other than dental imaging. An operating basic imaging program part P2 and a dental oral imaging program part AP3 are incorporated or readable.
[0654]
  The basic imaging program part P2 refers to a program part that operates in common during any imaging, and the non-dental oral imaging program part P1 refers to a program part other than the basic imaging program part that operates during non-dental imaging. The dental oral imaging program part AP3 refers to a part of the program other than the basic imaging program part that operates during dental imaging.
[0655]
  The RAM 10c includes a photographic data storage unit 10cA that stores photographic images and photographic attribute data (including association information) associated with the photographic images.
[0656]
  The RAM 10c may be a portable recording medium incorporated from the outside.
[0657]
  In the information processing apparatus 20 on the personal computer 2 side, the RAM and the program storage unit 20cA of the connected storage device / recording medium 20c can contain or read the dental oral imaging program part BP3 ′.
[0658]
  The dental oral imaging program part BP3 'is provided only on the personal computer 2 side, importing images from the digital camera 1, adding images hierarchically, classifying, organizing, managing, displaying, creating an aim, printing barcodes Identifies / confirms / authenticates / guarantees whether or not an image is altered, and corrects the color of the image using colorimetric data.
[0659]
  The program storage unit 20cA of the RAM and the connected storage device / recording medium 20c includes not only the dental oral imaging program part BP3 'but also the non-dental imaging program part P1, the basic imaging program part P2, and the dental oral imaging program part. In order to transfer the program operating on the digital camera 1 to the EEPROM 10b of the information processing apparatus 10 of the digital camera 1, the AP3 can be built in the RAM and the connected storage device / recording medium 20c, or read or written. The computer 2 may be operated to control the digital camera regardless of the presence or absence of these programs on the digital camera 1 side.
[0660]
  Further, the RAM and the connected storage device / recording medium 20c include a photographing data storage unit 20cB.
[0661]
  Based on FIG. 2, a preferred example of a program installation flow when this system is installed will be described.
[0662]
  First, there is a general digital camera or a general personal computer that does not depend on this system, and this is the digital camera 1 or the personal computer 2 when this system is introduced.
[0663]
  In another preferred example, one or both of the digital camera 1 and the personal computer 2 are the dental oral colorimetric photography system, and the digital camera 1 and the personal computer 2 are originally provided.
[0664]
  The information processing apparatus 10 of the digital camera 1 incorporates a non-dental imaging program part P1 and a basic imaging program part P2 in advance from the time of manufacture, and a dental oral imaging program part AP3 and a dental oral imaging program part BP3 ′. A set of dental oral colorimetry / photo system / application software including a non-dental imaging program part P1 and a basic imaging program part P2 for backup or version upgrade is supplied by a CD-ROM.
[0665]
  The operator installs the dental oral radiography program part AP3, the dental oral radiography program part BP3 ', the non-dental radiography program part P1, and the basic radiography program part P2 from the CD-ROM when the apparatus is introduced into the hard disk of the personal computer.
[0666]
  Next, the personal computer 2 and the digital camera 1 are connected to each other by wireless, wired or recording media, and the dental oral imaging program part AP3 is installed from the personal computer to the digital camera 1.
[0667]
  At this time, if the non-dental imaging program part P1 and the basic imaging program part P2 are upgraded versions, they can be installed together.
[0668]
  Further, a typical example of operating this system is that the digital camera 1 is operated alone to perform dental oral photography, and then the personal computer 2 and the digital camera 1 are connected via wireless, wired or recording media, and personal The dental oral imaging program part BP3 ′ is activated on the computer 2.
[0669]
  The dental oral imaging program part BP3 ′ is partially or entirely read from the hard disk of the personal computer 2 into the RAM 20c and operates according to its own operating specifications and control of the operating system of the personal computer 2, and operates as a dental oral imaging program part BP3. Acquiring images from the digital camera 1 according to the procedures of the operator's operation, hierarchical addition of images, classification, organization, management, display, creation of aiming, bar code printing, identification / confirmation / authentication of presence / absence of image modification・ Identification, color correction of the image by colorimetric data, etc. are performed.
[0670]
  Next, photographing attribute data will be described. The shooting attribute data is any data other than the shot image data to be added to each shooting. The shooting attribute data is preset or set or automatically updated and is not changed at the time of shooting. There are already acquired photographing attribute data read from the outside to the inside, and operator input photographing attribute data selected or inputted by the operator.
The shooting attribute data is a single data or a set of a plurality of internal attribute data. The shooting attribute data or the internal attribute data includes data for determining individual shooting operations and data recorded in association with the shot image data.
[0671]
  Conversely, the shooting attribute data or the internal attribute data includes data that is not related to determination of individual shooting operations or that is not stored in association with the shot image data.
As a form of operation of certain shooting attribute data, there is a menu of surgeon support data to be notified to the surgeon for confirmation or selection as a part of the shooting assistance means before shooting, or at the time of shooting. As a result of the confirmation or selection, there is a case where there is association information to the shooting attribute data (not the shooting attribute data itself but its location information), or a shooting image attribute stored in association with the shooting image data after shooting May exist. The storage mode of the shooting attribute data associated with the captured image data is stored as visual authentication information or visual concealment information that replaces a part of the captured image data, stored as a part of the captured image data file, In some cases, it is stored as a shooting attribute data file associated with the image data file.
[0672]
  In these storage forms, the photographed image data itself exists as a menu before photographing, and the photographing attribute stored as the association information with the photographed image data (not the photographing attribute data itself but its location information, etc.) Contains data.
[0673]
  For example, the shooting attribute data menu for standard shooting, the standard aiming menu, the standard shooting procedure menu, the operator's institution name, the surgeon name menu, and the custom shooting procedure set by the surgeon Menus and custom aiming menus set by the surgeon are preferred.
[0674]
  As a menu of acquired imaging attribute data, imaging image data of one or a plurality of patients that have already been acquired are suitable.
[0675]
  The operator input shooting attribute data is shooting attribute data selected by the operator from the default shooting attribute data menu and the acquired shooting attribute data, and shooting attribute data directly input and acquired by the surgeon.
[0676]
  The default shooting attribute data related to standard shooting is the default shooting attribute data related to standard shooting in which a predetermined type of tooth or dentition or face is shot at a predetermined shooting distance, direction and placement angle. This is a set of a large number of data that preferably includes shooting distance, subject reflected light amount or reflected light intensity, aim of standard shooting, necessity of mirror, code or number information for specifying standard shooting.
The code that identifies standard shooting and the presence or absence of mirrors are related to the shot image data, and other internal attribute data is used to control the digital camera with the flash emission amount etc. at the time of shooting, and shooting conditions that support the surgeon with shooting distance etc. It is preferable to use as.
[0677]
  Default shooting attribute data related to the aiming is created by the surgeon, or a standard aiming that is displayed on the viewfinder or monitor according to the type of standard shooting so that the composition of the subject can be easily adjusted during standard shooting. What registered the contour extracted from the image is suitable.
The internal attribute data of the standard shooting attribute data relating to the aiming is only one item for which aiming. It is preferable that the association with the photographed image data is not performed.
[0678]
  The shooting attribute data related to the standard shooting procedure includes, for example, the number of frames and the order in which a plurality of standard shootings are shot according to a predetermined procedure, and includes a five-frame method, an eleven-frame method, and the like. It is preferable to take a picture of the camera, to take a barcode, or to add the number of free pictures taken by the operator to the number of pictures.
In addition, the order of shooting for each number of sheets is an internal attribute, but since this is the type of procedure for each number of sheets and the order, the internal attribute data is only one item for the type of procedure.
Although the digital camera is used to automatically execute the shooting procedure of standard shooting, the type of standard shooting may be associated with the shot image data.
[0679]
  For the default imaging attribute data related to the clinic name, laboratory name, and surgeon name, the items are the clinic name, laboratory name, and surgeon name single items, respectively, and the clinic name, laboratory name, and surgeon name are respectively captured images. It is preferable to associate it with data.
As for the association format, it is preferable to add the name of the clinic, the name of the laboratory, and the name of the surgeon to the captured image data file. Only one clinic name can be registered and does not constitute a menu of imaging attribute data.
A plurality of technical laboratory names and surgeon names can be registered and constitute a menu of shooting attribute data. It is preferable that the internal attribute data of the default imaging attribute data related to the clinic name, the technical laboratory name, and the surgeon name is set by the surgeon at the time of installation.
[0680]
  The shooting attribute data regarding the date and time is automatically updated by the date and time counting function of the information processing apparatus 1 and is associated with the post-shooting shot image data file.
[0681]
  The custom imaging procedure and custom aiming are the same as the standard imaging procedure and custom imaging procedure, respectively, but these are set and registered by the surgeon.
[0682]
  Acquired radiography attribute data includes radiographic attribute data and radiographic image data associated with radiographic image data that has already been captured for the same reproducible radiography when a patient has already performed free radiography not based on standard radiography. Or a set of data representing the storage location of photographing attribute data associated with already photographed image data and contour data of the photographed image data.
[0683]
  Surgery input shooting attribute data is shooting attribute data selected by the surgeon from the shooting attribute data menu and shooting attribute data directly input by the surgeon. This is data associated with the captured image data to be performed.
[0684]
  Further, detailed description of components will be continued in FIGS. 3, 4, and 5.
[0685]
  In FIG. 3, the dental oral imaging program part BP3 ′ operating on the personal computer 2 side includes imaging auxiliary means 120 and imaging management means 220, and the imaging data storage unit 20cB includes the imaging image data storage unit 20cB1 and imaging attribute data storage unit. 20cB2.
A part of the menu of the shooting attribute data (invariable default shooting attribute data) is shot in the shooting assisting means 120, and the remaining part of the menu (change data and setting data of the default shooting attribute data) is shot in the shooting attribute data storage unit 20cB2. The image and the captured image data (including the association information) associated with the captured image are stored in the captured image data storage unit 20cB1.
Further, in the photographing assisting unit 120, the aiming editor 121 for the operator to customize and create the aiming as a menu not associated with the photographed image data, the barcode printing unit 122, the photographing attribute data setting selection unit 123, the modification identification application unit. 124, illumination control means 125, shooting attribute data A126 including default shooting attribute data and acquired shooting attribute data.
The aiming editor 121 is for editing in advance the aiming to be displayed on the viewfinder or the like at the time of shooting. The bar code printing unit 122 prints the bar code as a shooting attribute data with a digital camera when the bar code is shot with a digital camera. The imaging attribute data setting selection means 123 creates attribute data such as the patient's name in advance prior to imaging, or selects a custom imaging attribute data menu to be described later from the imaging attribute data. It is for creating.
[0686]
  The modification identification application unit 124 identifies the modification of the photographed image and the person who modified the photographed image according to the content of the modification identification information in the photographed attribute data associated with the photographed photographed image data, or provides authentication for the presence or absence of the modification. . Especially for modification, it is useful to perform a treatment simulation at the time of photographing at the first visit, and it is used to show that the image is a simulation result.
[0687]
  The imaging management unit 220 is preferably configured by the imaging data storage management unit 221, the imaging data output unit 222, and the imaging data image processing unit 225.
The photographed data image processing unit 225 is preferably a color correction support unit 227 and a contour extraction unit 226. FIG. 3 further shows an example of an output image output from the imaging data output means to the monitor or printer. In the monitor display example, seven dental oral standard imaging methods, that is, maxillary right buccal side, maxillary occlusal mirror imaging 7 shows an example of a photographing result display in which a photograph of a patient's face is added to seven photographs of a maxillary left cheek side, a mandibular right cheek side, a mandibular occlusal mirror image, a mandibular cheek side, and upper and lower jaw front teeth.
Also, on the printer side, a collection of thumbnails of images taken on 1/20 day of patient 1, a collection of thumbnails of images taken on 1/27, a collection of thumbnails of images taken on 1/21 of patient 2, and a thumbnail of images taken on 2/1. The collection is printed in a hierarchical structure.
This hierarchical print output indicates that the image data stored in the personal computer is managed in such a hierarchically organized manner. Regardless of whether the monitor output results are displayed in the seven-sheet method or the hierarchical image management shown in the print output, the dental oral radiography program part BP3 ′ of the personal computer 2 is obtained by associating the radiographic image data with the radiographic attribute data. However, the processing is performed in an instant without bothering the operator.
[0688]
  4 and 5, the dental oral imaging program part AP3 operating on the digital camera 1 side includes imaging auxiliary means 110 and imaging management means 210, and the imaging data storage unit 10cA includes the imaging image data storage unit 10cA1 and imaging attributes. The data storage unit 10cA2 is preferably configured.
[0689]
  A part of the menu of the shooting attribute data (invariant default shooting attribute data) is shot in the shooting assistant 110, and the remaining part of the menu (change data and setting data of the default shooting attribute data) is shot in the shooting attribute data storage unit 10cA2. The captured image data (including association information) associated with the image and the captured image is stored in the captured image data storage unit 10cA1.
[0690]
  The imaging assistance unit 110 plays a role of assisting data setting, imaging sequence, imaging direction, and the like regarding imaging by the surgeon. The imaging attribute data setting selection unit 113a, the acquired imaging data input unit 113b, and the operator support unit 114 are provided. And a part of the default photographing attribute data A115.
[0691]
  The surgeon support means 114 provides a means for notifying the operator of selection items, operation procedures, position direction, etc., and receiving input from the surgeon, among the imaging assistance means. These display means A114b are not only used to display / sound output selection items, or to display / sound output of the position and direction of the digital camera to notify the operator, but also to the position of the digital camera by the operator. A selection input by a direction adjustment operation or selector switch SS is accepted.
A part of the default shooting attribute data A115 arranged in the shooting assisting unit 110 includes a standard shooting data menu A116 that collects default shooting attribute data related to standard shooting, and a standard aiming menu that collects default shooting attribute data related to standard aiming. A117 (Z8), there is a standard shooting procedure menu A118 in which default shooting attribute data relating to the standard shooting procedure is collected.
[0692]
  In FIG. 4, as an example of the standard imaging data menu A116, the lower right dentition standard imaging attribute data A, the upper right standard imaging attribute data B, the upper dentition mirror standard imaging attribute data C, and the like are described. 4 is only described symbolically, and the content actually arranged is photographing attribute data related to standard photographing, and a menu item is arranged.
[0693]
  Standard aiming menu A117 (Z8) (arranged corresponding to aiming a, b, c, etc., standard photographing A, B, C, etc.), standard photographing procedure menu A118 (Z3) (procedure α: FACE → A → B → C) The same applies to D → E → F → G → FREE etc.
[0694]
  The shooting attribute data menu will be described in more detail with reference to the standard shooting data menu A116 as an example. A predetermined type of tooth, dentition, or face is standard shot at a predetermined distance, direction, and arrangement angle. At this time, the imaging assisting means 110 is a procedure through a series of information processing apparatuses when taking a single oral photograph in a dental oral photograph taking step in specific standard photography (dental oral photograph taking step). ), The operator is asked which imaging attribute data to select, and is selected by the operator through a selector switch SS controlled and detected by the imaging attribute data setting selection means.
[0695]
  When the lower jaw right dentition standard imaging A is selected, the default imaging attribute data is transferred and becomes a part of the operator input imaging attribute data A128.
[0696]
  For example, the arrow Z4 in FIG. 5 indicates that the tooth row A has been selected.
[0697]
  Next, in FIG. 5, the shooting data storage unit 10cA stored on the digital camera 1 side is preferably arranged with a shooting attribute data storage unit 10cA2 and a shooting image data storage unit 10cA1.
[0698]
  The imaging attribute data storage unit 10cA2 is preferably arranged with a part of the default imaging attribute data A115 as a menu, the acquired imaging attribute data A127 as a menu, and the operator input imaging attribute data A128 as a setting / selection result by the operator. Is done.
[0699]
  Some of the default imaging attribute data suitably arranged in the imaging data storage unit 10cA include a clinic name A123a, a laboratory name menu A123b, an operator name menu A123c, a date and time A124, a custom imaging procedure menu A125, and a custom aiming menu A126. Arranged suitably.
[0700]
  As an example of the operator input imaging attribute data A128, FIG. 5 shows a state in which the selected standard imaging A, the patient name, the flag immediately after the power is turned on, the selected operator name, and the selected imaging procedure are confirmed and registered. Yes.
[0701]
  The acquired attribute data menu A127 will be described in more detail with reference to the acquired attribute data menu A127 as an example. This is, for example, during the initial examination, even when imaging the treatment process at the reexamination of a patient who has undergone predetermined imaging at the initial examination. This is a menu of acquired image data and its contour image data used to reproduce and image the same tooth, dentition or face of the same patient in the same patient at the same distance, direction, and placement angle. When the imaging assistance means 110 asks the surgeon which imaging attribute data to select in the dental oral photography step during specific reproduction imaging, the operator selects the acquired imaging data through the selector switch SS and inputs the acquired imaging data. This is transferred to the operator input photographing attribute data A128 through the means 113b.
[0702]
  In FIGS. 4 and 5, standard photographing selection (eg, A, B, C, D), surgeon selection (eg, 1, 2, 3), and general photographing state are displayed as screen images displayed on the monitor of the digital camera. After that, the selection display is shown.
[0703]
  In addition, an image of a mandibular anterior tooth is illustrated as an image on a CCD of an image that has just been input through a lens of a digital camera.
[0704]
  In addition, an image of the barcode taken for patient confirmation is also described. This bar code indicates a bar code image output from the printer by the dental oral radiography program part BP3 'of the personal computer 1.
[0705]
  In the following description, these programs are described as operating on the digital camera 1 side. In the following, a typical example in which the digital camera 1 operates alone in advance and is connected to the personal computer 2 and cooperates will be described.
[0706]
  The digital camera 1 includes a non-dental imaging state in which the non-dental imaging program part P1 and the basic imaging program part P2 are operating, and a dental oral imaging in which the dental oral imaging program part AP3 and the basic imaging program part P2 are operating. Works in any of the states.
[0707]
  In order to start up the digital camera 1 in the dental oral imaging state, when the power is turned on, the CPU 10a preferentially programs the dental oral imaging program part AP3 so as to read and operate the dental oral imaging program part AP3. Transition to the shooting state is possible.
[0708]
  The non-dental imaging state refers to the state where the non-dental imaging program part P1 and the basic imaging program part P2 are operating. The dental oral imaging state refers to the dental imaging program part AP3 and the basic imaging program part P2 operating. State.
[0709]
  The radiographic attribute data includes the standard radiographed region or the radiographic image of the associated patient when the associated radiographic image data is powered on by which surgeon and at which clinic. It includes information such as whether or not a mirror was used in free imaging, and in some cases who the patient name is.
[0710]
  The patient name acquisition information includes either a patient name (see, for example, arrow z1 in FIG. 5), a number or code or pattern corresponding to the patient, or captured image data already acquired from the same patient. Can be identified.
[0711]
  Using these radiographing attribute data, when a radiograph is used on the personal computer side, patients, dates, radiographed sites, etc. can be automatically organized and managed.
[0712]
  The identification of a patient means that it can be done by a photograph of a face, a document such as a medical record, an article such as a license. An arrow z6 in FIG. 8 shows a mode in which a patient is specified by reading a barcode.
[0713]
  In addition, information for identifying a patient or items including documents or articles is created and displayed by a display device such as a printer P or a monitor M or a projection device such as a projector (not shown) built in or connected to the information processing devices 10 and 20, and It is good also as imaging attribute data by distinguishing or specifying a patient by image | photographing this thing or performing the audio | voice alerting | reporting regarding this in an oral photography step.
[0714]
  For example, there is a case where a patient is specified by taking a photograph of a face photograph printed or displayed on a monitor with the digital camera 1.
[0715]
  Further, in this embodiment, a part of the imaging attribute data may be the first or last or specific step in the first or last or specific step of the dental oral imaging step that constitutes the captured image data of a specific patient. Image modification identification information indicating that the photographed image is original or modified.
[0716]
  The mark information is attached in order to specify where the captured image data range of each patient is (for example, where is a delimiter) when the captured image data is acquired serially for several patients. Therefore, the image modification identification information is used to recognize whether or not certain photographed image data is photographed image data photographed before the start of treatment.
[0717]
  The mark information is set and / or selected by the photographing attribute data setting selection unit 113a shown in FIG.
[0718]
  The image modification identification information is displayed and stored by the operator by performing a treatment simulation on the image data taken at the first visit by the surgeon, modified by the surgeon to be a contour image, or corrected in color by the surgeon. In order to indicate that an image has been altered by an operator, a patient, or a third party by malicious means, for example, as shown in FIG. Stored in accordance with the Exif standard.
[0719]
  The mark information is also stored in the jpg format Exif tag area according to the Exif standard.
[0720]
  The modification identification application means 124 provided in the personal computer 1 side photographing assistance means 120 in FIG. 3 is for performing confirmation support / authentication / guarantee for modification of the photographed image.
[0721]
  The photographing attribute data setting selection means 113a accepts the input after making an output for change selection to the operator on a monitor or the like.
[0722]
  The selector switch SS accepts an operation input, but may accept an operation input by voice input using the MIC as a selection input operation unit.
[0723]
  On the other hand, inside the imaging assistance means 110 shown in FIG. 4 is provided with an operator support means 114 that displays a part of the imaging attribute data as operator support data or informs the operator by voice.
[0724]
  At least the surgeon support means 114 sets each radiographing during the radiographing procedure as a dental oral photography step, makes an output informing in accordance with a predetermined procedure based on the surgeon support data, and responds to the corresponding standard radiography or reproduction radiography. To inform the surgeon of the proper orientation of the camera.
[0725]
  For example, when taking a standardized image of a predetermined tooth, dentition, or facial appearance at a predetermined distance, direction, and arrangement angle, the operator support means 114 specifies a specific tooth based on the operator support data related thereto. An output for sequentially informing the operator of one or more dental oral photography steps in the standard photographing is performed.
[0726]
  More specifically, the monitor M, finder F, and speaker SP are used to output information such as which tooth or dentition the next radiographing is, and when the patient changes, which patient is the next (name, face, etc.). .
[0727]
  The surgeon support means 114 has a function of displaying an aim on at least one of the finder F or the monitor M that is a component of the digital camera 1, and the aim is based on the operator support data according to the dental oral photography step. It has a changing structure.
[0728]
  An arrow z8 in FIG. 4 indicates some aiming data.
[0729]
  Alternatively, in the case where the same tooth, dentition, or facial image of the treatment process in the same patient is reproduced and photographed at the same distance, direction, and arrangement angle, the surgeon support means 114 takes the photographing among the photographing attribute data and photographing data related thereto. Based on at least one of the image, its contour, imaging object, imaging conditions, and operator name, an output for sequentially informing the operator of one or more dental oral photography steps in the specific reproduction imaging is made.
[0730]
  In the case of reproducible imaging, the acquired imaging data can be fetched from the acquired imaging data input means 113b. Therefore, it is effective to specify the next imaging site or patient by using the outline extracted from the acquired imaging data as a sight. Become.
[0731]
  The photographing management means 220 on the personal computer 2 side in FIG. 3 is provided with a contour extracting means 226 for extracting a contour when calling the acquired photographing data.
[0732]
  Alternatively, when photographing a tooth or dentition or face selected or set by an operator at a distance, direction, or arrangement angle selected or set by an operator, the operator support means 114 includes: Based on the surgeon support data related to this, an output for sequentially informing the surgeon of one or more dental oral photography steps in specific standard imaging is performed.
[0733]
  Even in the case of reproducible photography, there are cases where one or more dental oral photography steps in a specific reproducible photography are sequentially selected or set in order by the operator. It is effective.
[0734]
  The shooting management units 210 and 220 store the captured image data in the shooting data storage management unit 211 in a format that can be hierarchically added, classified, organized, managed, and displayed based on the shooting attribute data in the shooting data storage management units 211 and 221. Alternatively, the photographic data output means 212 and 222 output the photographic image data in a format that can be hierarchically added, classified, organized, managed, and displayed based on the photographic attribute data.
[0735]
  Here, the photographing data output means 212 and 222 are means for outputting the photographed image data and the photographing attribute data in a form that can be related to each other, and the photographing data storage management means 211 and 221 represent the photographing image data and the photographing attribute data. It is a means of associating and storing it in the photographing data storage unit.
[0736]
  In addition, “hierarchically” means that the data is related under a structure similar to a folder tree structure, and the image data is added, classified, patient unit, surgeon unit, dental clinic unit, dental laboratory unit, etc. It means that you can organize, manage and display.
[0737]
  The photographing management units 210 and 220 store the photographed image data in a format that can be corrected or modified based on the photographing attribute data in the photographing data storage management units 211 and 221, or the photographing data output units 212 and 222. Data is output in a format that can be corrected or altered based on the shooting attribute data.
[0738]
  The correction means, for example, color correction of the captured image data (described later), and the modification means simulation of a planned treatment result target based on the captured image data at the first visit based on the treatment plan.
[0739]
  The shooting data storage management units 211 and 221 record and save shooting attribute data in the shooting data storage unit as a data file that is not a shot image data file or a shot image data file.
[0740]
  When the captured image data file is, for example, in the JPG format, the shooting attribute data may be written in the Exf area associated with the image data area, or the shooting attribute data may be embedded in the image data area.
[0741]
  In addition to adding the shooting attribute data to the shot image data file, it is possible to add the specific information of the shooting attribute data file and link it to a data file other than the shot image data file (not shown).
[0741]
  FIG. 12B illustrates the data written in the operator area of the captured image data.
[0743]
  This data is information added to the Exif tag of a JPG format file, and starts with Tag, TagName, Type, and count of the data and records the data type.
[0744]
  In order from the top, it includes data such as AF / MF information, distance, clinic name, photographer, standard photographing type, mirror presence / absence, alteration presence / absence, alteration Ver, alteration person, password, photographing date / time, color chart color, patient, etc. Yes.
[0745]
  As a configuration other than the above, in the present embodiment, the imaging assisting unit 120 shown in FIG. 3 includes the illumination control unit 125, and the imaging management unit 220 includes the captured data image processing unit 225.
[0746]
  The illumination control means 125 controls the illumination system 15.
[0747]
  As shown in FIGS. 13 and 14, the illumination system 15 has a flash arm 152 disposed around a subject and a flash light emitting unit 151 is attached, or an optical fiber arm 154 is disposed at a certain distance around the subject. In addition, an optical fiber fixture 156 is disposed at an equiangular position, and the optical fiber 153 is attached to any one of the optical fiber fixtures 156 so that the position can be changed.
[0748]
  That is, the illumination by the flash light emitting unit 151 for photographing is guided directly by the optical fiber 153 in FIG. 13 and by the optical fiber 153 in FIG. 14, so that the incident angle of the illumination light to the subject can be varied without changing the distance to the subject surface. I have to.
[0749]
  Also, pilot lamps 157 as second light projecting means are attached to the flash light emitting unit 151 or the two left and right positions at the tip of the optical fiber at a constant distance from the subject.
[0750]
  The pilot lamp 157 allows illumination light to pass through the guide by the optical fiber 153 at the time of non-photographing, or projects light at the time of non-photographing in the same direction as the light projection direction of the optical fiber 153 at the previous light projecting portion guided by the optical fiber 153. And is used for pre-photographing camera positioning for applying flash light from a direction in which non-scattering reflection of flash light from the surface of the subject is less or less noticeable. In the figure, reference numeral 155 denotes a flash light reflecting mirror.
[0751]
  On the other hand, the illumination control means 125 is also configured by the above-described dental oral imaging program part AP3 being read or previously arranged in the information processing apparatus 10 of the digital camera 1 connected to the illumination system.
[0752]
  As shown in FIGS. 15 to 17, the illumination control unit 125 inputs distance data from the flash light emitting unit 1 b to the subject detected by the distance sensor 1 a of the digital camera 1 to the illumination control unit 125. The amount of light emitted from the illumination system is controlled so that the amount of incident light from the subject to the flash light emitting unit is constant without being affected by the distance from the subject to the subject.
[0753]
  In the case of standard shooting using the mirror 155 shown in FIG. 18, attenuation of the light amount generated when the mirror is reflected and distance attenuation due to the reciprocation of light between the mirror and the subject occur. It can be automatically corrected by including it in the internal attribute data.
[0754]
  That is, the image receiving unit 1x of the camera, the light emitting unit 1b of the flash that is illumination, and the distance sensor 1a (or position detecting unit) that measures the distance (or position) between itself and the subject are fixed or variable, but are fixed. The distance from the flash 1b to the subject is calculated from the distance (or positional relationship) between the distance sensor 1a and the subject.
[0755]
  Then, the amount of illumination light is adjusted in proportion to the square of the distance using the characteristics shown in FIG. As an example of the distance calculation method, the distance is calculated from the relationship of three triangles of the distance sensor 1a, the subject, and the flash light emitting unit 1b.
[0756]
  The amount of illumination light may be adjusted, for example, by the electric energy of the flash. Examples of the distance sensor include an ultrasonic distance sensor and an infrared distance sensor.
[0757]
  This distance sensor or distance detection unit is normally provided in a camera with an autofocus function, but in this embodiment, the distance sensor and the illumination control means are used in conjunction with each other regardless of the presence or absence of the autofocus function. .
[0758]
  Note that a distance sensor that is a distance measuring unit that measures the distance to the subject surface and an illumination light amount control unit that outputs an illumination light amount corresponding to the distance may be built in the illumination system 15 side.
[0759]
  Further, in photographing through the mirror 155, a concave mirror is used as the mirror 155, and the arithmetic means 300 (see FIG. 18) is configured by reading the dental oral photographing program part AP3 into the information processing apparatus, and the mirror 155 If the photographing data obtained when the subject is photographed via is developed into plane data via the arithmetic means 300, a wide-angle image can be accurately photographed.
[0760]
  When the mirror 155 is used, since the image is inverted by the mirror 155, the operation input unit and / or the detection input unit for determining whether or not the shooting is performed using the mirror 155 is used as the shooting attribute data setting selection unit 113a (FIG. 4). In the case of shooting using the mirror 155, it is effective to perform an operation of inverting the image up and down or left and right by the operation means 300 to restore the original image.
[0761]
  Of course, it is also possible to use another mirror to return the captured image to the original video.
[0762]
  Further, as shown in FIG. 19, a configuration is adopted in which a polarizing plate 400 is disposed in both the light projecting unit and the lens to directly cut the reflected light.
[0763]
  The illustrated deflecting plate 400 can be rotated between 0 ° and 90 °, and the degree to which reflected light is cut can be adjusted.
[0764]
  In addition to the above, the dental oral colorimetric photography system of this embodiment includes a dental colorimeter 3, a dental color marker 4, and a dental color determination sheet 5 as shown in FIG. When the program part BP3 ′ is read into the computer, the photographic data image processing means 225 including the color correction support means 227 of FIG. 3 is configured, and color correction and color determination are performed on the photographic image taken by the digital camera 1 by these. I am trying to use it.
[0765]
  The dental colorimeter 3 performs colorimetry of teeth and gums to be photographed to obtain colorimetric values, and the results are obtained on a human natural tooth color system whose scales are S, V, and H described later. Is displayed.
[0766]
  The dental color marker 4 is composed of a plurality of reference color charts, and can be used for simple color measurement of a tooth instead of a dental colorimeter, or to be photographed at the same time during dental oral imaging. Yes, the value of the color chart on the human natural tooth color system is specified.
[0767]
  The dental color determination sheet 5 is like a piece of paper showing the color of the teeth used for explanation to the patient, and a value on the human natural tooth color system is specified.
[0768]
  FIG. 20A shows the structure of human natural tooth expression. It is recognized by the International Commission on Illumination that any color can be expressed as at least three independent values for color.
[0769]
  Although this is called a color system, as a typical color system, L * (indicating lightness), a *, b * (distance from the L * axis represents saturation as shown in FIG. Phase angle around the axis represents hue).
[0770]
  For example, when the color distribution of human natural teeth is arranged in the L * a * b * color system, it is distributed in a rugby ball shape in a very narrow range near the ellipsoid in the figure.
[0771]
  Matsukaze Co., Ltd. has proposed a color system such as S, V, and H expressed in the same figure as a color system used as a human natural tooth color space inscribed in this narrow distribution.
[0772]
  This is based on the three-dimensional distribution shape of the color of natural human teeth, and the distribution length direction (color density direction) S, width direction (color vividness direction) V, depth direction ( (Color shade direction) is set to V, each rank is assigned to the values of S, V, and H, the human natural tooth color space is divided three-dimensionally, and a color name is assigned to each three-dimensional section to express the section. , V, and H ranks are expressed as shade ranks, value ranks, and hue ranks.
[0773]
  By the way, Applicant Matsukaze, Inc. has released and released a colorimeter that expresses the color measurement result graph by dividing each rank into three ranks.
[0774]
  The present invention inherits the expression of the section as it is, arranges the scales of S, V, and H as SVH vote color systems that are not ranked, and adds the expression of the values of S, V, and H to the section expression + rank expression + value expression. Is applied to the dental colorimeter 3, the dental color marker 4, and the dental color determination sheet 5, not only to solve the problem in the section expression + rank expression, but to improve the color expression, It realizes color reproducibility that was impossible in the conventional section expression + rank expression.
[0775]
  In this specification, this is called a human natural tooth color specification method. As a result of S, V, and H obtained by measuring with a colorimeter, as shown by a star on the graph as shown in FIG. It is displayed or printed out as a point that is resolved to the resolution level.
[0776]
  In addition, as the color measurement result of the same ★ point [section 2A, Shade rank = 3.5, Value rank = 3.5, Hue rank = 1.5, S value = 3.1, V value = 3.9, H value = 1.7] is also preferable. (The expression of rank and value is similar, but the value expression is 10 times higher resolution in this case as you can see in the figure.) Furthermore, the color when prosthetic treatment of the patient's diseased tooth with artificial materials The use of this human natural tooth color method for data for reproduction is particularly suitable for reproducing an accurate and high-resolution color in a prosthesis in the oral cavity of a patient. For example, each of S, V, and H It is applied to automatically calculating the blending ratio for coloring the material from the value.
[0777]
  In FIG. 20B, ☆ 1 to ☆ 6 are at least four or more color points that are not on a single plane in the human natural tooth color space, and are dental color markers representing the colors of the color points. Is used to correct the color reproducibility of dental colorimeters and dental oral colorimetric photography systems.
[0778]
  FIG. 21 shows a preferred example of a dental color marker as part of a practical one. This color marker is composed of six color charts of A1, A2, A3, C1, C2, and C3.
[0779]
  Each color chart has colors corresponding to the color section representations of A1, A2, A3, C1, C2, and C3, which are the center values of the sections partitioned by the scales of S, V, and H in FIG. However, the design values of S, V, and H or the actual measurement values at the shipping inspection are shown in FIG. It is described in the attached document such as an instruction manual.
[0780]
  21a1, FIG. 21b1, FIG. 21c1, and FIG. 21d1 are preferable examples of color charts used for dental color markers or dental color determination sheets, and FIG. 21a1 is an off-the-shelf separated type diagnostic dental type called a shade guide. FIG. 21b1 and FIG. 21d1 are color charts suitable for a ready-made semi-separated dental color judgment sheet that is easy to tear along the perforation. FIG. 21c1 is a camera described later. A color chart of ready-made dental color markers used for color correction of monitors and printers.
[0781]
  In particular, FIG. 21d1 has a perforation cut so that it can be cut into the shape of a tooth. By attaching and observing the shade guide or the patient's natural tooth as described above, color determination that is not confused by the shape and surrounding colors can be performed. It was devised so that it could be done.
[0782]
  FIG. 21B, FIG. 21C, and FIG. 21D are configured by using these color charts to form dental color markers and dental color determination tags. The dental color markers and dental color determination sheets shown in FIGS. 21 (b), 21 (c), and 21 (d) are not limited to ready-made products. For example, the dental colorimeter 3 according to the present invention can provide high-precision term resolution. The color of the natural tooth of the patient measured or the color of the treatment simulation expressed on the screen of a personal computer or the color printed by a printer is also suitable.
[0783]
  Furthermore, in FIG. 21 (d), it is more preferable to perform natural tooth-like gradients based on the color measured or simulated so that it looks closer to the natural teeth. Further, FIG. 21 (e) and FIG. As in f), it may be used as a part of a patient chart or treatment report (screen display, printing).
[0784]
  In these figures, the hatched portion indicates the portion where the actual color is expressed.
[0785]
  In addition, for these dental color determination sheets or dental color markers, the actual tooth color of the patient is a specific value of S, V, H (for example, (2.7, 4.5, 1.5) Are displayed).
[0786]
  If these are off-the-shelf products, the display position indicates how much the color of the patient's teeth deviates in the S, V, and H directions from the center value or design or manufacturing value of the corresponding color section. You may make it display by shifting.
[0787]
  For example, in FIG. 21d1, the center of the shaded area represents the center of the section and the position of the color of the tooth of the patient is indicated by the ★ mark representing the position shifted from A3 from the center of C3. At this time, if there is a colorimetric error in the system, an error display such as ± 5% is also written on the back of the color determination sheet.
[0788]
  Therefore, it is not just the section to which the patient's tooth color belongs, it is marked on the actual scale and also shows the expected error from it, giving accurate information to the dentist or technician or patient All the judgments are left to the surgeon so that the judgment or diagnosis process is not intervened on the system side.
[0789]
  FIG. 22 exemplifies a data file or treatment report in which S, V, and H values acquired by a colorimeter are recorded in association with each other for image data acquired by photographing a tooth over time for a patient. Yes.
[0790]
  Next, the color correction method according to the present invention will be described. According to this method, the color of a subject photographed without photographing a dental color marker or color chart in photographing after a dental color marker or a color chart of three or more different colors alone or simultaneously with a subject of a patient. It can be expressed three-dimensionally or reproduced on an image.
[0791]
  The color correction assisting means 227 is for assisting in improving the reproducibility of the color of the subject, and photographs the dental color marker 4 at the same time as the subject, and reproduces the color of the dental color marker 4 to reproduce the subject color. It has a function that makes it possible to approximate and correct the color of the image to the color of the subject, and a function that corrects the color of the image taken by the colorimetric data of the tooth to be photographed that is measured by the colorimeter 3.
[0792]
  For example, FIG. 23 shows a method of performing color correction when illuminating a subject and outputting an image captured by a computer via a camera to a monitor or printer as images Vm and Vp. This is a principle formula for calculating a correction conversion coefficient matrix Cs of a computer using a color conversion coefficient Cc matrix by CL and a camera, a color conversion coefficient matrix Cm by a monitor, and a color conversion coefficient matrix Cp by a printer.
[0793]
  The color conversion coefficient matrix CL by illumination, the color conversion coefficient Cc matrix by the camera, the color conversion coefficient matrix Cm by the monitor, and the color conversion coefficient matrix Cp by the printer are the color mark or dental color obtained by photographing the dental color mark 4 with an arbitrary digital camera. Display the image of the sign or the image based on the design data of the color sign or dental color sign loaded on the personal computer on any monitor or print it on any printer again with any lighting and any digital camera. Since the image can be obtained by the method shown in FIG. 24 according to the present invention, the correction values Csm and Csp in the computer can be determined so that the color V of the subject matches the monitor image Vm and the print image Vp. Can be performed accurately.
[0794]
  Reproducibility means the degree to which the color of a subject viewed from a human being is reproduced as data or the output from a monitor or printer. The reproducibility means that the color data, the monitor output color, and the printer output color output in the first shooting are output as the same color in the subsequent shooting when the same subject is shot a plurality of times.
[0795]
  Reproducibility means that the color of the subject output on the monitor and the color of the subject output on the printer are the same color to some extent.
[0796]
  This method takes a dental color marker or a color chart of three or more different colors, and then re-photographs the color marker or color chart reproduced on the monitor screen or the printed printed matter. In this shooting, the subject color can be expressed three-dimensionally or the subject color can be reproduced on the image, and the process of changing the color of the patient's teeth and / or gums in the course of treatment It is also possible to contribute to color determination by reproducing it on a printed material or displaying it by a human natural tooth color scheme.
[0797]
  Further, without correcting the photographed image, the data for image correction (the above-mentioned Cc / CL, etc.) according to the method according to the present invention or the method not according to the present invention, or the image correction program itself is encrypted, for example, to photograph attribute data By associating with captured image data, image reproduction with good color reproducibility can be realized in any personal computer, printer, monitor, or other environment.
[0798]
  Since these methods can be performed using an arbitrary digital camera, personal computer, monitor, and printer (collectively expressed as an arbitrary system), as shown in FIG. It is possible to realize image reproduction with good color reproducibility in an arbitrary system such as a technical laboratory, a dental clinic, or a patient's home that does not depend on this system for the attribute data file. It is possible not to generate photographed image data that can be corrected.
[0799]
  It is possible to switch between emphasizing color reproduction or color expression of gingiva, emphasizing color reproduction or color expression of natural teeth, or emphasizing color reproduction or color expression of prosthesis. May be provided with a function of handling such as shooting attribute data.
[0800]
  <Description of operation>
  Next, based on the imaging | photography sequence of FIGS. 6-11, the procedure of imaging | photography by the dental oral colorimetric photography system by this invention is outlined.
[0801]
  Each figure consists of four bands in the vertical direction, and the horizontal axis is the time axis. Each band is, in order from the bottom, the photographic image data storage unit 10cA1 on the digital camera 1 + shooting management unit 210, the shooting assist unit 110 + shooting attribute data storage unit 10cA2 on the digital camera 1, and the shooting assist unit 120 + shooting on the personal computer 2 side. The attribute data storage unit 20cB2 and the shooting management means 220 on the personal computer 2 side + the shot image data storage unit 20cB1.
[0802]
  First, in FIG. 6, when the digital camera 1 is powered on, the photographing assisting unit 110 detects it, displays a start-up screen, and after selection by the user (selection of standard photographing here), the photographing attribute data storage unit 10cA2 Call the shooting attribute data menu from, and display the shooting procedure on the monitor.
[0803]
  In addition to those shown in FIG. 6, it is also preferable to display the shooting procedure menu before displaying the shooting procedure. FIG. 12A is a simple state branching flow, depending on which imaging state is non-dental imaging, standard imaging, free imaging, reproducible imaging, or 5 imaging method, 12 imaging method ... Or a screen for sequentially selecting who the surgeon is to be displayed on the monitor M.
[0804]
  For example, if the standard photographing state and the operator 1 are selected by the selector switch SS, the photographing assisting unit 110 displays the menu shown in FIG.
[0805]
  A to D are types of standard photographing steps, and it is more preferable to display thumbnails of teeth to be photographed instead of alphabets. In the standard photographing, since the first tooth to be photographed is determined, the photographing assisting means 110 temporarily displays the tooth A in a state surrounded by a thick frame, and outputs sound as necessary.
[0806]
  However, this can be changed by the operator's operation. For example, FIG. 6 shows a state in which the operator has selected B, and the imaging assistance unit 110 shifts to the imaging standby state and displays the aim on the finder F.
[0807]
  When the operator releases the shutter and completes the first shooting, the corresponding shooting attribute data is received from the shooting attribute data storage unit 10cA2, and the shooting management unit 210 takes the shooting step Pon1-1, the date and time, the standard shooting B, the operation. The photographed attribute data such as the person 1 and the dental clinic M are associated with the photographed image data and stored in the photographed image data storage unit 10cA1.
[0808]
  The imaging assistance unit 110 displays the next imaging procedure shown in FIG. In standard shooting, the shooting assistance unit 110 temporarily displays the tooth to be prioritized in a state surrounded by a thick frame, and outputs sound as necessary.
[0809]
  However, this can also be changed by the operator's operation. When the operator determines the standard photographing C to be photographed next, the photographing assisting unit 110 shifts to the photographing standby state and displays the aim on the finder F.
[0810]
  Since the standard photographing C is mirror photographing, the flash light amount / distance correction data necessary for mirror photographing is read from the photographing attribute data of the standard photographing C into the photographing auxiliary means 110 and the photographing standby state is set so that photographing by mirror photographing can be performed. .
[0811]
  When the surgeon presses the shutter to complete the second shooting, the corresponding shooting attribute data including mirror correction information (for example, upside down) is received from the shooting attribute data storage unit 10cA2, and the shooting management unit 210 takes the shooting step Pon1. -2, date / time, tooth C, surgeon 1, dental clinic M, and the like are associated with the captured image data and stored in the captured image data storage unit 10cA1.
[0812]
  In this way, five images are captured in the case of the five-image method, and twelve images are captured in the case of the 12-image method. Photographing for each sheet is the dental oral photography step referred to in the present invention.
[0813]
  When all the standard shooting is completed, in the case of this shooting procedure, the standard shooting is finished with 6 shots, and the next is barcode shooting. Therefore, as shown in FIG. The aim of the barcode is displayed on the finder F, and the fact is displayed on the monitor M.
[0814]
  When the surgeon focuses on the barcode and presses the shutter, the photographing assisting unit 210 stores the barcode image in the photographed image data storage unit 10cA1 in association with the photographing attribute data related to the barcode photographing.
[0815]
  At this time, barcode data is wirelessly transferred from the captured image data storage unit 10cA1 to the personal computer 2 by the imaging assistance means 210, and the imaging assistance means 120 on the personal computer 2 side converts the imaging attribute data related to the patient barcode database to barcode data. Search and identify the corresponding patient name,Patient imagingThe acquired photographing attribute data is wirelessly transferred to the digital camera 1 side.
[0816]
  If there is no acquired imaging attribute data of the patient, it is preferable that the acquired imaging attribute data is generated by selecting from the previously acquired imaging data.
[0817]
  In this way, the shooting step Pon1-1~The patient name is added to the imaging attribute data associated with the captured image data of Pon 1-6.
[0818]
  At this time, the captured image data of all the imaging steps Pon1-1 to Pon1-6 are stored in association with the imaging attribute data including the patient name. Then, as shown in FIG. 9A, these recorded data are wirelessly transferred from the shooting management unit 210 on the digital camera 1 side to the shooting management unit 220 on the personal computer 2 side, and the shooting on the personal computer 2 side is performed. It is stored in the image data storage unit 20cB1.
[0819]
  If the personal computer is not connected, the screen once returns to the start-up screen, and the image transfer is separately sent to the digital camera 1 or the personal computer 2 when the personal computer is connected during another operation based on the operation of the surgeon. A transfer menu is displayed and transfer is possible.
[0820]
  Regarding barcode imaging, when the personal computer 2 is not connected regardless of wireless wired, imaging attribute data related to a patient barcode database in the digital camera 1 is searched.
[0821]
  If there is no corresponding data after the search, or if there is no patient barcode database in the digital camera 1, the barcode is taken as it is.
[0822]
  After all images are transferred to the personal computer, a patient name search is automatically performed using a barcode in the personal computer, and the patient name is determined and associated with the captured image data as imaging attribute data.
[0823]
  When the image data is transferred to the personal computer, the captured image data is automatically organized hierarchically and stored as shown in FIG. 9B by the image capturing management means 220.
[0824]
  Further, it is also preferable that the concept information shown in FIG. 9B is generated and displayed as a specific chart by the shooting management means 220 as management information of the shot image data.
[0825]
  Further, by automatically arranging, as shown in FIG. 9C, for example, in the case of the five-sheet method, it is possible to automatically display and print the images in the five-sheet arrangement method.
[0826]
  Next, the reproduction shooting sequence will be outlined with reference to FIG. First, when the surgeon selects reproduction shooting from the startup screen, the shooting assisting means 110 reads out the acquired shooting attribute data in the shooting attribute data storage unit 10cA2 (including the acquired shooting attribute data in the personal computer 2) and acquires the acquired shooting. Display the menu.
[0827]
  Since the data of patients currently in the hospital are usually stored in the acquired radiographic data, search is selected when there is no desired patient in the menu. When the search is selected, the photographing assistance unit 110 transfers and displays a list of photographed image data files that are not registered in the obtained photographing attribute data from the photographed image data storage units 10cA1 and 20cB1 of the digital camera 1 and the personal computer 2.
[0828]
  This list display is preferably accompanied by thumbnail image display.
[0829]
  When a free-shot image of a patient to be reproduced by the operator is selected from among them, the corresponding image data is transferred together with the associated shooting attribute data, and an outline of the image is generated in the shooting assistance means 110. Is registered as a menu item in the shooting attribute data storage unit 10cA2 as acquired shooting attribute data, and the shooting conditions are reproduced and the contour aim is displayed and shooting is pre-standby.
[0830]
  When the search is not selected and one of the acquired photographing data is selected, the acquired photographing attribute data registered in the photographing attribute data storage unit 10cA2 or 10cB2 is transferred to reproduce the photographing condition and display the contour aiming. Shooting pre-standby.
[0831]
  When the surgeon holds a digital camera for reproducible shooting, as shown in FIG. 11, the shooting assisting means 110 performs composition determination based on the contour, detects a composition shift such as “more right”, and holds the position. And distance support data are displayed on the finder F, and notified by voice as necessary.
[0832]
  If the surgeon learns from it and corrects the posture, and it becomes OK, the photographing assistance means 110 shifts to the photographing standby state and displays that fact on the finder F. When the operator presses the shutter, the photographed image data is recorded in the photographed data storage unit. At this time, the photographing management unit 210 receives the photographing attribute data from the photographing auxiliary unit 110 and associates it with the photographed image data. Stored in the photographed image data storage unit 10cA1.
[0833]
  The shooting data is again sent to the shooting management means 220 of the personal computer 2 and stored in the shooting image data storage unit 20cB1 after the shooting is completed, as in the case of the standard shooting.
[0834]
  <Description of Preferred Form>
  A camera having an autofocus function with a fixed aperture value and shutter speed may be any camera that has a function of fixing the aperture value and shutter speed and has an autofocus function.
[0835]
  The illumination unit may be anything as long as it is called a normal flash or strobe.
[0836]
  The distance information is distance information with respect to the subject obtained from the distance measuring unit.
[0837]
  The amount of light emitted from the illumination unit (the amount of light emitted by the illumination unit at the time of shooting) is kept constant by the distance information obtained from the distance measurement unit, regardless of the distance to the subject. Is the amount of light emission calculated.
[0838]
  The illumination unit intermittently emits light is intermittently emitted multiple times with weak light. Preferably, the light is emitted intermittently in a short time so that it seems to emit light continuously.
[0839]
  The reflection effect confirmation means for confirming the influence of reflection of illumination light is intermittent so that the degree and part of reflection can be confirmed from the viewfinder of the imaging device in order to reduce the influence of reflection by changing the position of the imaging device. The illumination part emits light.
[0840]
  An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 25 shows an embodiment of a lighting device according to the present invention. In these drawings (FIGS. 25A to 25C), In the embodiment, the entire illumination device 1001 is illustrated as being attached to the front surface of the camera lens unit as an independent device separate from the camera.
[0841]
  In FIG. 25, the illuminating unit 1005 may be composed of a combination of a strobe light emitting tube made of, for example, a xenon discharge tube and a reflector arranged around it, or a light source such as an LED and a reflector arranged around it. You may comprise from the combination of a lens.
[0841]
  The illumination unit 1005 is arranged on the left and right with respect to the lens. This is because the cross-sectional shape of the teeth is close to a vertical cylindrical shape at the time of intraoral photography, so that the light from the left and right directions does not reflect to the front, There is an effect of minimizing the reflection of the illumination unit 1005 on the front surface of the tooth surface.
[0843]
  In addition, it is preferable that the shape of the light emitting portion of the illumination unit 1005 is as small as possible because reflection is reduced.
[0844]
  Further, the illumination unit 1005 can be separated from the illumination device body 6, and the illumination device body 1006 is connected to the connection unit 1008 on the illumination device body side via a coupling joint 1007 extending from the side surface of the illumination unit 1005. Connected.
[0845]
  This coupling joint 1007 has two types of joints having different lengths on the left and right side surfaces of the illumination unit 1005, and either the long side 1007a or the short side 1007b is connected to the connection unit 1008 on the illumination device body side according to the photographing conditions. Connecting.
[0846]
  The distance measuring unit is a part having a distance measuring unit.
[0847]
  In FIG. 25, reference numeral 1009 denotes a distance measuring unit that measures the distance between the subject and the illumination device. For example, the distance measuring unit 1009 may be configured by a triangulation method using an infrared LED and a PSD sensor, or an ultrasonic sensor method or the like. Any non-contact type distance measuring unit may be used. Alternatively, a measuring jig which is another mechanical measuring means can be used.
[0848]
  In FIG. 25, reference numeral 1010 detects the light reflected from the illumination device 1 and applied to the subject.Built-inFor causing the illumination unit 1005 of the illumination device 1 to emit light in synchronization with the light emission of the strobe 1026Built-inIt is a light quantity detection unit that detects strobe light, and performs light quantity detection through the light guide 11 so as to detect the light on the front and back of the illumination device 1 (FIG. 25B).
[0849]
  In FIG. 25, reference numeral 1012 denotes an imaging target switching mechanism that corrects the amount of light emitted from the illumination unit 1005 depending on the subject. For example, the imaging target switching mechanism is composed of a switch that can switch and set a plurality of states. In the case of shooting using a mirror or shooting under the condition that the light of the illumination unit 1005 is blocked by the cheek, such as a molar part, the reduction of illumination light and the error of the distance sensor are corrected. The light emission amount is adjusted (FIG. 25C).
[0850]
  In FIG. 25, reference numeral 1013 denotes a light emission amount adjustment switching mechanism that switches the intensity of the light emission amount of the illumination unit 1005 and shifts to the illumination light correction state. It consists of three states of increasing the amount of light emitted (Hi) and switching the amount of light emitted slightly (Low) and switching to the illumination light correction state (Cal.), And finely adjust the amount of light emitted according to the situation. be able to.
[0851]
  In FIG. 25, reference numeral 1014 denotes a distance measurement information holding mechanism for temporarily holding distance information measured by the distance measuring unit 1009. The distance measurement information holding mechanism 1014 is composed of, for example, a push-type switch. The lamp 1015 is turned on, and distance measurement information by the distance measurement unit 1009 is temporarily held. When the illumination unit 1005 emits light in this state, an optimum light emission amount is determined based on the held distance information, and light emission is performed. .
[0852]
  This holding state is released when the shutter of the camera 3 is pressed to cause the illumination unit 1005 of the lighting device 1001 to emit light, or when the distance measurement information holding mechanism 1014 is pressed again, and the distance lock lamp 1015 is turned off.
[0853]
  In FIG. 25, reference numeral 1016 denotes a pilot lamp indicating that the illumination unit 1005 can emit light, and is configured by a neon tube or an LED.
[0854]
  In FIG. 25, reference numeral 1017 denotes a main power switch of the lighting device 1.
[0855]
  In FIG. 25, reference numeral 1018 denotes a test light emission switch that continuously emits weak light when the light emission amount adjustment switching mechanism 1013 indicates a strong or weak light emission amount adjustment state, and the light emission amount adjustment switching mechanism 1013 corrects illumination light. When the state is instructed, it is pressed to become a correction start switch indicating the start of correction of illumination light, and is constituted by, for example, a push switch.
[0856]
  In FIG. 25, reference numeral 1019 denotes a battery housing part of the lighting device 1.
[0857]
  In FIG. 25, reference numeral 1020 denotes a screw for attaching a close-up lens, and the inner periphery is threaded so that the close-up lens 1004 is attached to the front surface of the lighting device.
[0858]
  In FIG. 25, reference numeral 1021 denotes a lever for attaching the lighting device 1 to the adapter ring 1002. When the lever is pressed, the adapter ring fixing claw 1024 temporarily spreads and grips the lighting device fixing portion 22 of the adapter ring 1002. .
[0859]
  In FIG. 25, reference numeral 1023 denotes a camera lens fixing outer peripheral screw, which is coupled to the camera lens portion inner peripheral screw 1025.
[0860]
  Next, with respect to the illumination device 1001 in FIG. 25, an embodiment other than FIG. 25 is shown in FIG.
[0861]
  27, the light emitted from the light source 1030 installed in the light source storage unit 1039 as the illumination unit 1005 is branched to the right and left by the light guide 1031.
[0862]
  The light guide 1031 preferably has a configuration in which a light guide device such as an optical fiber is covered with a protective flexible tube, and more preferably a flexible guide having a bending radius of about 50 mm.
[0863]
  Further, the light guide distal end portion 1032 has an irradiation portion 1034 for irradiating light guided to the center portion, and the screw portion 1033 is passed through the long hole portion 1038 in the guide arm 1037 and fixed by the washer 1035 and the fixing nut 1036. is doing.
[0864]
  Since the light guide 1031 can be flexibly deformed, the light guide distal end portion 32 can be moved along the elongated hole portion 1038 of the guide arm 1037 portion, and can be fixed at an arbitrary position by the nut 1036.
[0865]
  Other functions are the same as those in the embodiment of FIG.
[0866]
  Next, with respect to the illumination device 1 in FIG. 25, a further embodiment other than FIG. 25 is shown in FIG.
[0867]
  29, the battery storage unit is separated from the lighting device. As shown in FIG. 29, the battery storage unit 1042 is mounted on the grip unit 1045 of the left-hand grip 1040, and the battery storage unit cover 1041 is opened. This makes it possible to store the battery.
[0868]
  In addition, the arm portion 1043 is fixed to the camera bottom surface using a left-hand grip fixing screw 1044 that is coupled to a tripod mounting screw on the bottom surface of the camera 1003.
[0869]
  The arm 1043 is provided with a long hole portion 1046, and the left-hand grip fixing screw 1044 can be moved to the left and right, so that it is possible to support attachment of cameras of various sizes.
[0870]
  Further, by installing the left hand grip on the camera 1003, it is possible to perform stable shooting with an unreasonable posture.
[0871]
  Dental color markers or dental color charts for adjusting white balance or adjusting the amount of light taken by photographing dental color signs or dental color charts or dental color samples or dental color shape samples Alternatively, it is preferable to incorporate color data of a dental color sample or a dental color shape sample. It is also preferable to use a gray special paper or a special plate specially designed for white balance. The special design means that the color of the natural tooth or prosthesis or shade guide can be accurately imaged by adjusting the white balance so that the color of the image of the gray special paper or special plate is considered to be colorless. It is designed by adjusting the color tone of the special paper or special board.
[0872]
  In order to adjust the flash light amount according to the type, position and angle of the flash, the presence or absence of a close-up lens, the presence or absence of an ND filter, the presence or absence of a member that changes the flash light such as a diffuser, the brightness of the image depending on the presence or absence of these It is also possible to adopt a configuration in which the amount of flash light is changed by incorporating or calculating the change in advance and selecting these photographing conditions using a display menu and a selection switch.
[0873]
  As shown in FIG. 57B, it is also preferable that the flash light is reduced by mounting a semi-transparent or diffusing member in front of the flash light emitting portion, and the flash light amount is increased in accordance with the light reduction. This member may be a plate-like light-reducing plate, a paper-like light-reducing paper, or a film-like light-reducing film. This dimming effect is incorporated in advance in the dental oral colorimetric photography system as dimming rate information, and the amount of flash light is increased accordingly.
[0874]
  As shown in FIG. 57C, the inner diameter of the holder for holding the flash is larger than a certain tolerance than the diameter of the lens tube without using an aperture conversion adapter, or using an aperture conversion adapter. By making the aperture after the conversion larger than a certain tolerance, the holder for holding the flash can be held and fixed outside the lens tube, the close-up lens, or the ND filter. Can prevent the angle of view from narrowing. It is preferable that the holder is fixed to the lens tube or the close-up lens, or the outer side of the ND filter with a screw, or is sandwiched between them.
[0875]
  (Configuration of Embodiment of the Invention)
  An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0876]
  In the figure, it is difficult to understand only by the numbers of the constituent members, so the member names that are partially expressed are shown. Moreover, the part shown with the dashed-two dotted line in the figure shows a member or a concept.
[0877]
  Implementation of the present invention includes a dental oral imaging digital camera (1) including a lighting system, a dental oral image management software (2S) and a computer system (2), a dental colorimeter (3), a dental color indicator (4) ), And a basic configuration of a diagnostic form (5) for a dental standard color expression (FIG. 30).
[0878]
  In the dental oral imaging digital camera (1), the camera body (11), camera control software (12S), finder (13), liquid crystal monitor (14), illumination system (15), optical fiber guide (16), An infrared cut filter is a component.
[0879]
  With regard to dental colorimeters, dental color markers, and standard color expression diagnosis sheets, the center is based on the three-dimensional color system and the three-dimensional shape of human natural teeth and / or gingival color. Scales are arranged in the width direction of the distribution and / or the direction of darkness and length of the color and / or the direction of vividness of the color and the direction of depth and / or hue, or the scale interval proportional to the human color difference sense A digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software and / or dental measurement, characterized in that it comprises a color representation of teeth and / or prostheses and / or gingiva by means of a human natural tooth color system set It is a requirement to use the color representation of a dental oral photographic system consisting of a color meter and / or dental color marker and / or a diagnostic sheet of a standard color representation. It is free.
[0880]
  Next, the structure of the illumination system (15) which is a structural member of a camera is shown using FIG. 33, FIG. Illumination system (15) using a dental oral photography system including a digital camera for dental oral imaging, characterized in that the incident angle of illumination light to the subject is variable without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface Consists of a strobe light emitting part (151) and a strobe arm (152) (FIG. 33).
[0881]
  A dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, characterized in that illumination for imaging is guided by an optical fiber, or a position and / or direction of a light projecting portion of the optical fiber is variable A dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, characterized by The illumination system by the dental oral photographic system including the digital camera for dental oral imaging characterized by comprising a second light projecting means so as to project light in the same direction when not photographing is a strobe light emitting unit (151), Optical fiber (153), optical fiber arm (154), mirror (155), optical fiber fixture (156), pilot lamp (15 ) Composed of (Figure 34).
[0882]
  (Configuration of operation or characteristics of implementation of the invention)
  FIG. 31 shows a data structure to be handled, FIG. 32 shows a built-in functional block structure, and FIG. 35 shows a human natural tooth expression structure.
[0883]
  Data handled by the digital camera for dental oral imaging (6), data handled by the dental oral image management software (7), functional block of the control program of the digital camera for dental oral imaging (8), functional block of the dental oral image management software ( 9) is the basic configuration.
[0884]
  Data (6) handled by the digital camera for dental oral imaging (7) or data (7) handled by the dental oral image management software includes image data (61, 71) that is the subject image itself, patient name, imaging region, and imaging sequence. Including photographing target data (62, 72), photographing condition data (63, 73) such as aperture / shutter speed / illumination light amount, operator data (64, 74) including clinic name / operator name, and image Image authentication / modification data (65, 75) for authenticating whether the image is original or modified, image contour data (66, 76) obtained by extracting the contour of the photographed image, camera control program (67, 75) 77) and standard photographing data (68, 78).
[0885]
  The dental oral imaging digital camera and the dental oral image management software handle the same data by the program built in the dental oral imaging digital camera, and the operation as a dental oral imaging system is controlled by the dental oral image management software. It is assumed that there is no essential difference between what is done and what is done by controlling the program built in the digital camera for dental oral imaging.
[0886]
  Therefore, the structure of these data may exist in either the dental oral image management software or the digital camera for dental oral imaging, or may exist in both.
[0887]
  As the functional block (8) of the control program for the dental oral imaging digital camera or the functional block (9) of the dental oral image management software, the dental imaging display / general imaging selection block (81, 91), the name of the clinic Including the operator's display / input / selection / recording block (82, 92), the imaging target display / input / selection / recording block (83, 93) including the patient name / imaging site, aperture / shutter speed / Blocks (84, 94) for displaying / input / selecting / recording photographing conditions such as illumination light quantity, and image authentication / modification information recording blocks (85, 94) for recording information indicating whether the photographed image is original or modified. 95), an image contour data extraction block (86, 96) for extracting the contour of the photographed image, a finder or liquid of the digital camera for dental oral imaging Aiming / contour data display block (87, 97) for displaying an aim according to the object to be photographed on the monitor, a camera position / direction indication block (88, 98) for indicating the position / orientation of the camera to the surgeon so as to be aimed. Blocks (89, 90) for detecting the distance to the subject and correcting the amount of illumination light, blocks (8A, 9A) for organizing / adding / managing / displaying captured images, and blocks (8B, 9B) for correcting image colors , Blocks for inputting and specifying the patient name (8C, 9C), blocks for determining / displaying / outputting the color of the image (8D, 9D), block for displaying / printing the color change of the image of the treatment process (8E) , 9E), blocks (8F, 9F) for transmitting or receiving the control program, and blocks (8G, 9G) for executing photographing.
[0888]
  The dental oral imaging digital camera and the dental oral image management software have the same functional blocks because they operate with a program built in the dental oral imaging digital camera, and the operation as a dental oral imaging system is controlled by the dental oral image management software. It is premised that there is no essential difference between what is done in the above and what is done by controlling the program built in the digital camera for dental oral imaging.
[0889]
  Therefore, the configuration of these functional blocks may be present in either the dental oral image management software or the dental oral imaging digital camera or in both.
[0890]
  Next, the configuration of human natural tooth expression will be described with reference to FIG. It is recognized by the International Institute of Lighting that any color can be expressed as three independent values for color.
[0891]
  This is referred to as a color system. As a typical color system, L * (indicating lightness), a *, b * (the distance from the L * axis represents saturation, and the color around the L * axis is shown in FIG. Phase angle represents hue).
[0892]
  The color distribution of human natural teeth is distributed in a very narrow range near the ellipsoid in the figure. As a configuration of the characteristics of the embodiment of the present invention, a human natural tooth color system represented by the values and scales of S, V, and H shown in the figure is constructed as a new color system that uses this narrow distribution as the entire color space. ing.
[0893]
  Next, the form of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[0894]
  The display unit is a monitor and / or a viewfinder.
The distance confirmation gauge is a gauge displayed or arranged on the display unit for comparison with the distance gauge.
[0895]
  Preferably, a scale corresponding to the imaging magnification of dental imaging is attached. More preferably, it is a frame of the display unit.
[0896]
  Further, it is preferable that the distance gauge is a distance gauge integrated with the color sample.
[0897]
  Dental imaging refers to close-up imaging around the teeth for standard imaging and / or prosthetic purposes.
The distance to the subject refers to the distance from any part or strobe light emitting surface to the subject surface in terms of camera design. An arbitrary part in the design of the camera is a part in which the positional relationship with the light emitting surface of the strobe can be determined in the design.
[0898]
  The brightness of the image is the direction of change in the color of the image that changes depending on the amount of light emitted by the strobe.
[0899]
  To control the brightness of the image, as a shooting condition, the flash light amount) × (diaphragm diameter) 2 × (exposure time) / x2 is made constant, or the screen display after shooting or the brightness of the image of the printed material is set to the computer. The above is to adjust by software. As a photographing condition, it is preferable to make constant flash light amount × (aperture diameter) 2 × (exposure time) / x2.
[0900]
  The brightness of the preferred image is a brightness that can be adjusted so that the brightness of the tooth that is the subject is in the range of 60 to 85 in the L * a * b * color system according to the color characteristics of the tooth. That's it.
In addition to the system that controls the brightness of the image according to the distance to the subject, it is preferable to use an autofocus function for adjusting the focus to the subject.
[0901]
  The prescribed photographing magnification is a bill magnification in the case of enlarging photographing of a peripheral portion of a tooth for the purpose of dental standard photographing or prosthesis that is generally used in dentistry.
[0902]
  Examples of standard dental photography include exposure of the upper and lower teeth exposed on the lips or cheeks, photography of the upper right dentition, photography using the upper occlusal mirror, and prosthetic teeth (missing (Including lost state) and surrounding teeth, and the entire face (opening, closing, smiling).
[0903]
  In these shootings, the size of the shooting area is fixed to some extent, depending on adults and children, and so-called shooting magnification converted to 35 mm film is determined for each standard shooting.
[0904]
  The imaging magnification is a magnification that indicates how much the range of a standard captured image is enlarged or reduced on the imaging surface. Recent digital cameras using CCDs are often used in terms of 35 mm film because the size of the imaging surface varies depending on the model.
[0905]
  The magnification is obtained by dividing the shooting distance using the zoom function and / or the close-up lens by the shooting distance required when these are not used.
[0906]
  The photographing magnification within 70 to 105% is the photographing magnification from the photographing magnification for photographing a wide range of 10/7 including the range of 100/105 of the photographing range corresponding to the prescribed photographing magnification to the prescribed photographing magnification. That is.
The prescribed shooting distance is a shooting distance corresponding to the prescribed shooting magnification at the magnification at that time.
[0907]
  The photographing distance of 95 to 130% is a photographing distance range that is a photographing magnification range of 100/130 to 100/95 of a prescribed photographing magnification.
[0908]
  Auto focus is enabled when the actual shooting distance is in the range of 95 to 130% of the specified shooting distance or the shooting distance that realizes 70 to 105% of the specified shooting magnification. It is possible to perform shooting with autofocus outside the effective range.
[0909]
  To disable autofocus shooting, do not perform focused viewfinder screen output or monitor screen output, and inform whether or not the camera should be closer to or farther from the subject. There are measures such as disabling the operation.
[0910]
  Trimming a captured image means a portion outside the target range in the peripheral portion of an image in a range of 95 to 130% of the specified shooting distance or a range wider than the target range shot at a specified shooting magnification of 70 to 105%. Is to make an image of only the target range.
[0911]
  Preferably, the center of the target range can be specified.
The notification means may be any means for notifying the surgeon, but is preferably sound, image display, or vibration. Preferably, a specific display is performed on the finder or the monitor.
The phrase “capable of photographing” means that photographing is possible when an operator performs a photographing operation.
[0912]
  In order to pre-determine the photographing distance corresponding to the prescribed photographing magnification and / or enlargement magnification corresponding to the dental photographing, the photographing of the standard photographing in the dental oral photographing or the close-up photographing of the tooth for the prosthetic purpose is performed on the camera. It is preferable to incorporate a function for selecting one of them.
[0913]
  Further, this function is preferably realized by a selection screen displayed on the finder or monitor and a function of a selection input switch.
[0914]
  Furthermore, it is preferable that the type of photographing, photographing magnification, enlargement magnification, and photographing distance information in the case of taking close-up photographing around each standard photographing or prosthetic purpose tooth are built in the camera in advance. It is preferable to perform a determination that enables autofocus and shooting itself based on the shooting distance information and the distance information of the actual subject.
[0915]
  Next, the form of the dental photography system will be described.
[0916]
  In addition to the system that controls the brightness of the image according to the shooting distance to the subject, it is preferable to use an autofocus function for adjusting the focus to the subject.
[0917]
  The auto focus function is used to measure the shooting distance to the subject, determine that the shooting distance is 95% to 130% of the set shooting distance based on the distance measurement information, and notify the operator. It is preferable to enable photographing.
[0918]
  As a method for measuring the shooting distance from the camera to the subject for controlling the brightness of the image, it is preferable to use a distance sensor, and it is also preferable to use infrared rays, ultrasonic waves, LEDs or photodiodes as the distance sensor. preferable.
[0919]
  As a method for measuring the shooting distance from the camera to the subject other than for controlling the brightness of the image, it is preferable to also use a method for measuring the distance used in autofocus, or to use a distance sensor, Further, it is preferable to use infrared rays, ultrasonic waves, LEDs or photodiodes for the distance sensor.
[0920]
  The method of measuring the shooting distance from the camera to the subject for controlling the brightness of the image and the method of measuring the shooting distance from the camera to the subject other than for controlling the brightness of the image may be used in common. it can.
[0921]
  It is preferable to link the method for measuring the shooting distance from the camera to the subject and the autofocus function.
[0922]
  By detecting the shooting distance to the subject with a distance sensor built in the illumination system and controlling the amount of illumination and / or the exposure time and / or the aperture to the CCD image sensor, the brightness of the image depends on the shooting distance to the subject. It is preferable to control the thickness.
[0923]
  In order to control the brightness of the image, (illumination light quantity) × (diaphragm diameter) ^ 2 × (exposure time) / (shooting distance) ^ 2 is preferably constant. In particular, when the control is performed only with the amount of illumination, it is preferable that the control can be performed with the illumination alone.
[0924]
  It is preferable that the dental photography system controls the brightness of the image according to the photographing distance to the subject when the photographing magnification is in the range of 2 to 1/5 and the photographing distance to the subject is in the range of 50 mm to 1 m. .
[0925]
  A dental photography system that calculates the shooting distance by shooting the distance gauge at the same time, adjusts the brightness of the image on the computer together with the shooting magnification information attached to the image file, and trims it to the image range of the specified shooting magnification. Is preferred. There is a ruler as one of the distance gauges.
[0926]
  Further, it is preferable that the distance gauge is a distance gauge integrated with the color sample.
[0927]
  The brightness of the preferred image is a brightness that can be adjusted so that the brightness of the tooth that is the subject is in the range of 60 to 85 in the L * a * b * color system according to the color characteristics of the tooth. That's it.
[0928]
  In order to predetermine the photographing magnification corresponding to the dental photographing and / or the photographing distance corresponding to the enlargement magnification, the standard photographing in the dental photographing or the photographing around the tooth for the prosthetic purpose is taken up in the dental photographing system. It is preferable to incorporate a function for selecting one of them.
[0929]
  Further, this function is preferably realized by a selection screen displayed on the finder or monitor and a function of a selection input switch.
[0930]
  Furthermore, it is preferable that the type of photographing, photographing magnification, enlargement magnification, and photographing distance information in the case of taking close-up photographing around each standard photographing or prosthetic purpose tooth are built in the camera in advance.
[0931]
  It is preferable to perform a determination that enables autofocus and shooting itself based on the shooting distance information and the shooting distance information with the actual subject.
[0932]
  Next, the configuration of the dental photography system will be described with reference to FIG. There are physical or electrical inputs from the distance sensor and imaging CCD to the control device built in the camera. On the other hand, the distinction between dental photography and normal photography, the type of dental photography, the magnification of dental photography as magnification, the brightness of the dental image, the presence or absence of a close-up lens, the filterofEnter dental imaging conditions including filter information on presence / absence and type, flash type, flash option information on flash position and direction, zoom magnification, shooting distance, illumination light quantity, aperture physical or electrical or software and menu display There is input by linking operation input. In addition, there are operation outputs related to the zoom magnification, illumination light quantity, and aperture, which are operated by the zoom mechanism, illumination system, and aperture mechanism, respectively.
[0933]
  Furthermore, program data and photographed image data are input and output through a recording medium, and these are exchanged with a personal computer by image management software. A personal computer has a monitor and a printer, and each has a video output and a print output. Image management software functions in the form of being installed on a personal computer.
[0934]
  Further, the control device with a built-in camera has image notification means, voice notification means, and control output to the illumination system. In the control device with a built-in camera, the magnification is determined by three factors: an enlargement magnification based on the presence or absence of a close-up lens, a zoom magnification based on the zoom magnification, and a shooting distance. In addition, it is also preferable that the magnification, that is, the zoom magnification and the photographing distance are controlled or the operator is instructed according to the dental photographing magnification. In addition to this, the control device with a built-in camera also incorporates information on illumination light quantity, aperture, and exposure time as control information.
[0935]
  Furthermore, the relationship of control information is described using FIG. The zoom magnification is determined as a function of the shooting distance, magnification, and magnification. Here, the enlargement magnification is the ratio of the magnification with and without the close-up lens. The amount of illumination light is determined as a function of predetermined tooth image brightness, shooting distance, exposure time, aperture, and sensitivity. Here, the sensitivity is determined by the imaging sensitivity. Further, it is preferable that the relaxed shooting conditions are set with respect to the shooting distance and the magnification. These relaxed shooting conditions are preferably set as a value between a value obtained by multiplying the shooting condition by a coefficient smaller than 1 and a value multiplied by a coefficient larger than 1.
[0936]
  FIG. 57 shows an example of a distance gauge and a distance confirmation gauge. The distance gauge is photographed as a photographed image or a photographing preparation image at the same time as the tooth in the vicinity of the subject tooth. This is preferably realized as a part of a shade guide that is observed or photographed simultaneously with the subject. In addition, the distance confirmation gauge is installed at the bottom of the monitor screen or output as a video. By superimposing the image of the distance gauge on the predetermined width of the distance confirmation gauge, a desired dental imaging magnification is realized as the magnification. It is also preferable to display or install on the finder screen in addition to the monitor screen.
[0937]
  Next, the form of the control system of the mechanical device will be described.
[0938]
  Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0939]
  In the control system of this embodiment, a digital camera 5001 that is an instrument device is a target of a customizing service. As shown in FIG. 39, a digital camera is connected from a server device 5002 that is an external information processing device via a terminal device 5003. By performing switching / additional control of internal states such as operation mode and operation function 5001, a general purpose digital camera 1 is provided with a function specialized for dentistry.
[0940]
  Communication between the terminal device 5003 and the digital camera 5001 is performed using a communication cable, or is performed using a medium M such as a memory card included in the digital camera.
[0941]
  Communication between the terminal device 5003 and the server device 5002 is performed by communication means N such as the Internet or via a medium M such as a CD-ROM.
[0942]
  First, the functions of the digital camera 5001 including those required for the digital camera 5001 when specialized in dentistry will be described.
[0943]
  First, as shown in FIG. 40, in the digital camera 5001, in addition to photographing hardware such as an optical system and illumination necessary for photographing, the CPU 10a, a recording medium 5010f for photographing images using a flash memory card, an EEPROM (or flash memory), and the like. 5010b, a RAM 5010c, a hardware interface 5010d, an input / output interface 5010e and the like equipped with a normal microcomputer unit 5010 (commercially available) are used.
[0944]
  As shown in FIG. 41, the recording medium 5010f and the EEPROM 5010b of the digital camera 5001 include operation program information P5001 which is one of the internal state information Z and a non-dental imaging program part P5001 which operates at the time of imaging other than dentistry. The basic photographing program part P5002 and the dental photographing program part P5003 that operate in common even during such photographing are written as firmware.
[0945]
  That is, in FIG. 41A, the non-dental imaging program part P5001 and the basic imaging program part P5002 are operable in the initial stage, and the dental imaging program part P5003 is not installed or is in an operation-inhibited state. .
[0946]
  As shown in FIG. 41 (B), a dental imaging program P5003 is newly installed or already installed in a part of the basic imaging program part P5002 by control information C (authentication code) read from the outside. This includes a switching function for canceling the operation prohibition state of the program P5003 and switching the program portion P5001 for non-dental imaging to the operation prohibition state at the same time.
[0947]
  That is, in the digital camera 5001, the non-dental operation mode M1 in which the non-dental imaging program part P5001 and the basic imaging program part P5002 are operating, the dental oral imaging program part P5003, and the basic imaging program part P5002 operate. It operates in one of the dental operation modes M5002 that are present.
[0948]
  The non-dental operation mode M5001 is a mode that can be applied to general-purpose imaging without specializing in dentistry, such as a normal free imaging mode. As shown in FIG. 42, an autofocus function M5011 or a flash control function is used. An operation function M5010 such as M5012, an image editing function M5013 is attached.
[0949]
  The autofocus function M11 is a generally well-known autofocus function, the flash control function M5012 controls the flash timing, exposure time, and the like, and the image editing function M5013 is necessary for image classification and organization. This is a general method for indexing or deleting captured images using thumbnails or the like.
The non-dental imaging program part P5001 includes internal state information Z corresponding to these operation functions M5010.
[0950]
  On the other hand, the dental operation mode M5002 is an operation mode for performing imaging specialized for dentistry. For example, as shown in FIG. 43, a clinic operation mode M5021 (standard imaging: overall), a laboratory operation mode M5022 is performed. (Standard shooting: enlargement) The operation mode includes a university operation mode M5023 (free shooting), a pediatric dental operation mode M5024, a correction operation mode M5025, and the like.
[0951]
  The clinic operation mode M5021 (standard imaging) is a mode in which teeth, a dentition, and a face are to be imaged and are imaged at a predetermined distance, direction, and arrangement angle.
[0952]
  The laboratory operation mode M5022 is a mode in which a tooth that is a target for creating a denture is a subject to be photographed and is photographed at a predetermined distance, direction, and arrangement angle corresponding to the position of the subject tooth.
[0953]
  The university operation mode M5023 (free shooting) is mainly for research purposes, and is a mode in which the subject's teeth, dentition, and face can be freely photographed without any specific distance, direction, or placement angle. is there.
[0954]
  The pediatric dental operation mode M5024 is a mode in which the distance, direction, and arrangement angle are set based on the teeth and dentitions of deciduous teeth, not permanent teeth. The correction operation mode M5025 is a mode specialized for shooting conditions such as a shooting method and various set values for a specific purpose of correction.
[0955]
  The dental imaging program part P5003 includes internal state information Z that realizes these operation modes in a normally disabled state, and only when control information C that individually specifies each function is given from the outside. The corresponding internal state information Z is made available so that the user can use the function at the time of shooting.
[0956]
  The dental operation mode M5002 thus configured includes an imaging distance-corresponding flash light amount adjustment function M201, a macro imaging function M5202, a medical treatment information recording function M5203, an imaging support function M5204, a patient album function M5205, a color correction function M5206, and cannot be modified. Operational functions such as a function M5207 are attached.
[0957]
  The shooting distance-corresponding flash light amount adjustment function M5201 is a function that detects the distance to the subject and automatically calculates the flash light amount accordingly, and for example, increases the light amount in proportion to the square of the distance. This is a function for performing calculations.
[0958]
  The macro photographing function M5202 refers to a function specialized for the purpose of taking close-ups of specific teeth and the like, for example, a function for controlling the flash and focus so as to achieve optimum focus / exposure. The medical information recording function M5203 refers to a function of recording medical information and information regarding the imaging site given by a dentist as medical data in association with an image for each patient. For example, the creation data of a prosthesis, whitening data, For example, colorimetric data.
[0959]
  If these medical data are stored in the image data file of the patient, they can be handled together and effective in classification and organization. The photographing support function M5204 refers to a function for displaying or explaining the procedure for photographing with a predetermined procedure such as standard photographing / reproduction photographing, etc., for example, the name of a patient, a tooth or a tooth to be photographed next. This is a function for sequentially informing the row or face, distance / direction / positioning angle, and the like.
[0960]
  The patient album function M5205 is a function that enables the photographed image data to be edited and viewed in an album form. For example, the function is to add, classify, organize, manage, and display the photographed image data hierarchically for each patient. .
[0961]
  The color correction function M5206 is a function for performing correction for reproducing the color of an image obtained by photographing a tooth or the like into an original color. For example, the output of a monitor or printer so that the color obtained by a colorimeter is reproduced. This function corrects a captured image by adjusting the image.
[0962]
  The unmodifiable function M5207 refers to a function that prohibits processing or the like on a captured image. The dental imaging program part P5003 includes operation information for realizing these operation functions as part of the internal state information Z.
[0964]
  On the other hand, in this dental imaging mode M5002, operation data D5020 necessary for realizing each function is used as operation related information as necessary.
[0964]
  The operation data D5020 picked up here includes flash light amount data D5021, shade guide data D5022, and color sample data D5023.
[0965]
  The flash light amount data D5021 is distance / light amount data of the external flash system, distance / light amount data of the internal flash system, and the like.
[0966]
  The shade guide data D5022 divides a color three-dimensionally into the width direction, saturation direction, length direction, color vividness direction, depth, or hue direction of the distribution with reference to the vicinity of the center of the color distribution of human natural teeth. It is data expressed as
[0967]
  The color sample data D5023 is data that gives a reference color that enables color correction of the oral photograph by reproducing the color sample to the original color when the image is taken at the time of oral photography and displayed on a computer display or printed by a printer. is there.
[0968]
  The dental program part also includes these operation data as internal state information Z.
[0969]
  These operation data can also be given in the form of mathematical expressions.
[0970]
  On the other hand, although not necessarily specialized in dentistry, as an especially useful function in the dental field, the operation data extraction function M5014 is a function for extracting operation status data D5014 for monitoring the operation status of the digital camera 5001.
[0971]
  Specifically, data indicating whether the operation of each function of the digital camera 5001 is normal, each function characteristic data of the digital camera 5001, operation characteristic data of the digital camera 5001, consumables such as a battery attached to the digital camera 5001 This is data relating to the remaining amount of money.
[0972]
  The usage data extraction function M5015 is a function for extracting usage data D5015 for monitoring the usage status of the digital camera 5001.
[0973]
  Specifically, it is data relating to the fact that the digital camera 5001 has been used, data relating to the number of times of use, data relating to the number of shots, etc.
[0974]
  As this system, a medical data D5024 such as a plurality of patient image data or prosthesis creation data, whitening data, tooth colorimetric data, or data obtained by analyzing and processing these data is taken up from the digital camera 5001 and used as a server. It is also effective to arrange in the device 5002 so that data is supplied to the terminal device 5003 according to the user's or patient's request.
[0975]
  In addition, the medical information recording function M5203 may have a function of recording data browsing / modification history including a viewer or a modification person for each patient data and leaving data before modification.
[0976]
  In this embodiment, a billing data generation function M5208 is provided as one of the operation functions M5020.
[0977]
  In this case, the billing data generation function M5208 generates data that is the basis of billing. The billing data D5025 generates points and amounts according to the number of times of use and the number of shots in each operation mode in the dental operation mode M5002. Then, this is displayed on the digital camera 5001 or the terminal device 5003, printed on an attached printer, or output on the server device 5002.
[0978]
  The billing data D5025 can be stored in association with the medical data D5024 to be added to the medical fee.
[0979]
  Accordingly, in the present embodiment, the internal state information Z such as operation mode information, operation function, and operation data required for the digital camera 5001 when the specialized dentistry is as described above is transmitted from the server device 5002 to the terminal device 5003. The terminal device 5003 and the server device 5002 are configured as follows so that the server device 5002 effectively functions the internal state information Z that is provided via the digital camera 5001 or already built in the digital camera 5001.
[0980]
  First, as shown in FIG. 44, the terminal device 5003 is configured by a normal computer unit 5030 including a CPU 5030a, a recording medium 5030f, a CD medium 5030f2, a ROM 5030b, a RAM 5030c, an input / output interface 5030d, a communication interface 5030e, and the like.
[0981]
  Then, the camera control program 5300b is built in the CD medium 5030f2 and the like, and the CPU 5030a reads the camera control program 5300b and sequentially executes it to exchange information with the digital camera 5001 as shown in FIG. A control information request unit 5302, a control information acquisition unit 5303, a collation unit 5304, and a state control unit 5305 are constructed.
[0982]
  The control information requesting unit 5302 requests the control information C from the server device 5002 by transmitting the device identification information A from the terminal device 5003 connected to the digital camera 5001 via the communication unit N such as the Internet or the information medium M. .
[0983]
  The device identification information A is a code for identifying the user, and is accompanied by an internal state information identification code indicating the internal state information Z requested by the user.
[0984]
  As a code for specifying a user, for example, an 8-digit serial number (manufacturing number), a user ID, a password, a credit card number, or the like, a number or a character string specifying the user, or a combination thereof can be given ( (See FIG. 48).
[0985]
  In this way, if two or more numbers that can identify an instrument device or a user are used in combination, security protection can be ensured.
[0986]
  The internal state information Z requested by the user is an operation mode, an operation function, operation data, and the like required by the user. FIG. 48 shows a specific mode of the control information requesting unit 5302. A column for inputting a serial number and the like on the screen of the terminal device 5003, a column for checking the requested operation mode, operation function, and operation data ( A mode selection field, a function setting field, a data setting field), a transmission button to the server device 5002, or a writing button (not shown) in the case of the information medium M.
[0987]
  The control information acquisition unit 5303 acquires the control information C by the response of the server device 5002 to the control information request made via the communication unit N or the information medium M.
[0988]
  In the example of FIG. 46, the control information C includes internal identification information B (CPU number or firmware number) registered in advance in the server device 5002 as unique to the digital camera 5001, and also possessed by the server device 5002. The internal state information Z to be attached is associated with the request.
[0989]
  On the other hand, in the example of FIG. 47, the control information C includes internal identification information B (CPU number or firmware number) registered in the server device 5002 as unique to the digital camera 5001, and the digital camera 5001 Is accompanied by an internal state information control code C5001 for turning on the requested internal state information Z.
[0990]
  The collation unit 5304 determines whether or not the internal identification information B reflected in the control information C in the digital camera 5001 matches the internal identification information b (CPU number or firmware number) written in the digital camera 5001 from the beginning. These are collated by taking them into the CPU 5030a and comparing them.
[0991]
  The state control means 5305 does not control the internal state information Z when the collation is false, and controls the internal state information Z when the collation is true.
[0992]
  That is, only when the collation is true, based on the control information C described above, control for making the internal state information Z requested by the user available is performed.
[0993]
  Specifically, the prohibition state is canceled or newly loaded so that a specific function can be used for the dental imaging program P5003 which is the internal state information Z, and the non-dental program P5001 is disabled (see FIG. (See FIG. 41).
[0994]
  On the other hand, as shown in FIG. 45, the server device 5002 includes a normal workstation 5020 having a CPU 5020a, an internal / external storage device 5020b, an input / output interface 5020d, and a communication interface 5020e.
[0995]
  Then, the camera management program 5200b is built in the internal / external storage device 5020b, and the CPU 5020a reads the camera control program 5200b and sequentially executes it, whereby the identification information database 5021 and the internal state information storage means shown in FIG. 5022, a request receiving unit 5023, an inquiry unit 5024, and a response unit 5025 are constructed.
[0996]
  The identification information database 5021 registers in advance the internal identification information B (CPU number, firmware number, etc.) unique to the digital camera 5001 in the server device 5002 in association with the aforementioned device identification information A (manufacturing number, etc.).
[0997]
  The device identification information A such as the manufacturing number of the digital camera 5001 and the internal identification information B such as the CPU number (or firmware number) have a one-to-one correspondence, and the data is obtained in advance from the manufacturer of the digital camera 5001 or the like. These are made into a database with a record structure.
[0998]
  The internal state information storage unit 5022 provides operation mode information (a dental operation mode M5002 and a non-dental program P5001 for constructing a non-dental operation mode M5001 in order to provide dental data to the user upon request. Internal state information Z such as basic program P5002, dental program P3, etc.) and motion related information (motion functions M5010, M5020, motion data D5010, D5020, etc.) is stored and held.
[0999]
  In the example of FIG. 47, there is no internal state information on the server device 5002 side, and the internal state Z is stored in the internal state information storage unit 5101 in a state in which use is prohibited in advance on the digital camera 5001 side.
[1000]
  The request accepting unit 5023 accepts a control information request signal accompanied by the device identification information a from the terminal device 5003. In this embodiment, the terminal device 5003 can specifically select which internal state information Z is requested for control information in this embodiment. This is as described based on FIG. 5010 and the like.
[1001]
  The inquiry unit 5024 inquires whether or not device identification information A that matches the device identification information a is registered in the identification information database 5021. That is, the device identification information a related to the request and the device identification information A related to registration are checked for coincidence. Then, the inquiry result is output to response means 5025 described later.
[1002]
  When the output from the inquiry unit 5023 represents true (that is, when there is registration), the response unit 5025 stores the internal identification information B registered in advance corresponding to the device identification information A (= a). Is extracted from the identification information database 5021 and the control information C is sent with the internal identification information B to the terminal device 5003 (or to the digital camera 5001 via the terminal device 5003) via the communication means N or the information medium M. Make a response.
[1003]
  The control information C is accompanied by the internal state information Z in the configuration of FIG. 46, and the internal state information control code C5001 in the configuration of FIG.
[1004]
  When the internal state information Z is loaded, the code C 5001 is ready for functioning, and the code C5001 is for switching control that enables only the function selected by the user from all the functions built in the digital camera 5001. belongs to.
[1005]
  FIG. 49 is a flowchart illustrating a procedure for realizing the above by communication. First, the terminal device 5003 waits for input of a control information request, and when there is an input, transmits the control information request to the server device 2 (control information request step S5001).
[1006]
  Upon receiving this control information request signal, the server device 5002 collates whether or not the device identification information a related to the request matches any of the device identification information A registered in the identification information database 5021 (collation step S5002). ).
[1007]
  If a match is registered, the server device 5002 extracts at least the internal identification information B corresponding to the device identification information A from the identification information database 5021, and the control information C via the communication means N or the information medium M. Is sent (response step S3).
[1008]
  This response signal is accompanied by the internal state information Z in the configuration of FIG. 46 and the internal state information control code C5001 in the configuration of FIG. Next, when the terminal device 5003 waiting for a response receives the response signal and acquires the control information C, information corresponding to the internal identification information B reflected in the control information C is written in the instrument device 1. It is collated whether or not it matches the internal identification information B (collation step S5004).
[1009]
  Then, when collation is true, internal state information Z (operation mode information, mode related information (operation function, operation data), etc.) is loaded based on the control information C, or switching to enable the function Control is performed (state control step S5).
[1010]
  45, the internal state information Z may be sent from the server device 5002 to the terminal device 5003 after obtaining a true result in the collation step S5004.
[1011]
  <Modification>
  50 and 51 show different configurations of the control system according to the present embodiment. In the case of this configuration, the process until the request receiving means 5023 outputs the collation result is substantially the same as that shown in FIGS.
[1012]
  In the configuration of FIG. 50, when the output by the inquiry means 5024 represents true (that is, when the device identification information a related to the request matches one of the device identification information A in the identification information database), the device Internal identification information B registered in association with identification information A is extracted from the identification information database 5021.
[1013]
  Then, the server device 5002 reads the internal identification information b written in the digital camera 5001 from the beginning via the terminal device 5003 by the communication means N directly or via the terminal device 5003.
[1014]
  This internal identification information b may be sent simultaneously with the request by the first control information request unit 5302. Next, the collation means 5234 compares the internal identification information B extracted from the identification information database 5021 with the internal identification information b extracted from the digital camera 5001 by comparing with the CPU 5020a of the server device 5002. Match.
[1015]
  Thereafter, the response means 5025 ′ takes out the internal state information Z from the internal state information storage means 5022 and sends it to the terminal device 5003 together with the control information C only when the collation by the collation means 5234 is true. When the internal state information Z is provided in advance on the digital camera 5001 side, an internal state information control code C5001 is sent together with the control information C.
[1016]
  Subsequent configurations are the same as those in FIGS. 46 and 47, and FIG. 51 is a flowchart showing a procedure in the case of this modification.
[1017]
  Specific implementation behavior
  First, the specific operation of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[1018]
  Next, the operation and effects of the present invention will be described.
[1019]
  A specific imaging object, a specific imaging condition, or a specific surgeon name is displayed to the surgeon by display or audio output so that the surgeon can select the imaging attribute data setting selection means. The operation and effect of this system consisting of a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software include the display or audio of multiple imaging targets, imaging conditions, and operator names as selection menus on the viewfinder or LCD monitor. The operation is performed so that the surgeon selects a specific imaging target, a specific imaging condition, or a specific operator name from among the outputs, thereby providing support for the operator and improving operability.
[1020]
  Regarding the operation and effect of this system consisting of a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by adjusting the amount of illumination light for imaging according to the distance to the subject surface, The distance to the surface of the subject is acquired using the autofocus function, etc., and the amount of reflected light from the dental camera is optimized by adjusting the amount of illumination light for shooting according to the distance. It brings about improvement.
[1021]
  Regarding the operation and effect of the implementation of this system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by correcting the amount of illumination light for imaging through a mirror In the case of shooting through the mirror, there is a certain decrease in the amount of light at the point of reflection of the mirror, so by optimizing the amount of illumination light for shooting corresponding to the shooting through the mirror, It eliminates shooting errors and improves operability.
[1022]
  Regarding the operation and effect of this system including a digital camera for dental oral imaging, characterized in that the incident angle of illumination light to the subject is variable without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface In FIG. 13, the flash arm 152 expands and contracts to the left and right objects with the camera body 11 as the center so that the flash light emitting unit 151 is positioned in pairs at a, b, c, or an intermediate position therebetween. The flash arm 152 is designed and moved so as to move on a circle centered on the position assumed for the subject.
[1023]
  As a result, even if the direction of illumination on the subject changes, the distance from the illumination to the subject does not change, optimizing the amount of reflected light from the subject, and improving operability by eliminating shooting errors.
[1024]
  In the case of mirror photography, the mirror is a concave mirror and the computing means is configured by reading the dental oral photography program part BP3 ′ into a computer, and the imaging data acquired through the mirror is developed on a plane via the computing means. By doing so, wide-angle shooting can be suitably performed.
[1025]
  The present system including a digital camera for dental oral imaging in which illumination for imaging is guided by an optical fiber, and the true system including a digital camera for dental oral imaging in which the position and / or direction of the projecting portion of the optical fiber is variable As for the operation and effect of the above, the light emitted from the flash light emitting unit 151 is reflected by the mirror 155 and guided to the flexible optical fiber 153, and the illumination light is projected at the position fixed to the optical fiber arm 154. .
[1026]
  The optical fiber arm 154 adjusts the position of the optical fiber fixture 156 to the left and right objects on a circular arc around the position assumed for the subject. Further, the optical fiber 153 can be fixed at an arbitrary place without being fixed to the optical fiber fixture 156.
[1027]
  In this way, illumination for photographing is guided by the optical fiber, so that the amount of reflected light from the subject is optimized, and operability is improved by eliminating photographing mistakes.
[1028]
  By taking a picture through the polarizing plate from the direction of illumination, the effect of being able to take an image of the ivory layer of the ivory layer under the enamel layer is eliminated.
[1029]
  Second light projecting means is provided to allow illumination light to pass through the guide by the optical fiber at the time of non-photographing, or to project light at the light projecting portion of the guide by the optical fiber in the same direction as the light projection direction of the optical fiber at the time of non-photographing. As for the operation and effect of this, illumination light is passed through the optical fiber guide during non-photographing, or is projected in the same direction as the optical fiber projection direction through the optical fiber guide projection part during non-photographing. By providing the second light projecting means (pilot lamp 157 in FIG. 14) to shine, the subject reflected light amount is optimized, and operability is improved by eliminating photographing errors.
[1030]
  Scales are arranged in the length direction, width direction, depth direction, and phase angle of the distribution based on the three-dimensional color distribution of the human natural teeth and / or gingiva color in the three-dimensional color system. Or a digital camera for dental oral radiography, comprising a color representation of teeth and / or prosthesis and / or gingiva by a human natural tooth color system in which scale intervals proportional to human color difference sensation are set. The operation and effect of the implementation of the system comprising / or dental oral image management software and / or dental colorimeter and / or dental color marker and / or color determination card is represented in a three-dimensional color system. Scaled in the length direction, width direction, depth direction, or phase angle of the distribution based on the three-dimensional distribution shape of human natural tooth color. Arranged to, and by providing a color representation of a human tooth or prosthesis by human natural tooth color system setting the scale interval that is proportional to the color difference sensation, resulting in color representation or the improvement of color reproducibility.
[1031]
  Includes dental color markers characterized by having one or more color charts corresponding to representative positions in the length direction and width direction and depth direction or phase angle of the distribution of the human natural tooth color system Regarding the operation and effect of the implementation of this system, the distribution of the human natural tooth color system is a dental one or more color charts corresponding to the representative positions in the length direction, width direction, depth direction or phase angle, respectively. By providing the color indicator, color expression or color reproducibility is improved.
[1032]
  A dental oral imaging digital camera characterized in that when a dental color marker is photographed at the same time, the color of the image of the subject is approximately reproduced and corrected by reproducing the color of the dental color marker, and / or Or, regarding the operation and effect of this system consisting of dental oral image management software, when the dental color marker is photographed at the same time, the color of the subject image is reproduced by reproducing the color of the dental color marker. Approximate reproduction correction to color brings about improvement in color expression or color reproducibility.
[1033]
  Scales are arranged in the length direction, width direction, depth direction, and phase angle of the distribution based on the three-dimensional color distribution of the human natural teeth and / or gingiva color in the three-dimensional color system. Or, an oral dental radiographing system that expresses the color of each part of the subject based on the color of the dental color marker in a human natural tooth color system with a scale interval proportional to the human color difference sensation. The operation and effect of this system consisting of a digital camera for dental use and / or dental oral image management software is expressed in the human natural tooth color system based on the color of the dental color marker. This improves color expression or color reproducibility.
[1034]
  Implementation of this system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, which performs color correction of a captured image based on colorimetric data of a subject's tooth measured by a colorimeter The operation and effect of the dental oral colorimetric photography program of the dental oral colorimetric photography system is a photographing data storage management means for storing photographing image data and photographing attribute data in association with each other. Are combined files, shooting attribute data and shooting image data as separate files, files with association information, shooting attribute data and shooting image data stored together with file association information in one of the files Was saved as a separate file and the file association information was stored in a separate file Linked information file, explicit combination file in which shooting attribute data is explicitly replaced as part of the shot image data and stored in the same file, shooting attribute data is hidden and replaced in the same file as the same file Stored concealed combined file, encrypted explicit attribute file with encrypted shooting attribute data explicitly replaced with a part of the captured image data and stored in the same file, encrypted captured attribute data part of the captured image data Tooth to be photographed measured with a colorimeter of a dental oral colorimetric photography program, which is stored as at least one of the encrypted and concealed combined files concealed and stored in the same file By performing color correction of the captured image with the colorimetric data, color expression or color reproducibility is improved.
[1035]
  Regarding the operation and effect of the implementation of this system including a digital camera for dental oral imaging, which is equipped with an infrared cut filter, it is possible to improve color expression or color reproducibility by providing an infrared cut filter. Bring.
[1036]
  A dental oral cavity that three-dimensionally expresses the color of an image taken without taking a color marker or color chart when photographing color markers or color charts of three or more different colors alone or simultaneously with a patient's subject. Regarding the operation and effect of the implementation of this system comprising a digital camera for imaging and / or dental oral image management software, the above color markers or color charts of three or more different colors can be taken alone or after simultaneous imaging with a patient's subject. In photographing, the color of an object photographed without photographing a color marker or color chart is expressed three-dimensionally, or the color of the object is reproduced on an image, thereby improving color expression or color reproducibility.
[1037]
  Further, according to the above-described configuration relating to color correction support or the like, a color marker or a color marker or color reproduced on a monitor screen or a printed matter obtained by photographing a color marker or a color chart of three or more different colors is displayed. By photographing the vote again, in the subsequent shooting, the color of the subject is expressed three-dimensionally, or the color of the subject is reproduced on the image, thereby improving the color expression or color reproducibility, and the treatment process A process for reproducing the color change of a patient's teeth or gums on an image or a printed material, or a dental oral colorimetry photo program of a dental oral colorimetry photo system, which associates radiographic image data with radiographic attribute data. In the shooting data storage management means to be stored, a combined file in which shooting attribute data and shooting image data are stored as the same file, shooting attribute data and shooting image data are separated. A file with association information stored together with the file association information in one of the files, an association information file in which the shooting attribute data and the photographed image data are made separate files, and the file association information is stored in another file Explicitly combined file in which shooting attribute data is explicitly replaced as a part of captured image data and stored in the same file, concealment in which shooting attribute data is replaced with a portion of the captured image data and stored in the same file Concatenated files, encrypted explicit attribute files that are encrypted and replaced with encrypted shooting attribute data as part of the captured image data and stored in the same file, and encrypted shooting attribute data are hidden from the captured image data Saved as at least one of the encrypted and hidden combined files that are replaced and stored in the same file Display in the color representation of a dental oral colorimetry photo program characterized by the fact that color representation or color reproducibility is improved, emphasizing the color representation or color representation of gingiva, or color reproduction of natural teeth or By switching between emphasizing color expression or emphasizing color reproduction or color expression of the prosthesis, color expression or color reproducibility is improved.
[1038]
  Furthermore, image modification identification information indicating that the photographed image is original or modified is added to the photographed image data file or a file that is not image data, and the image is original or modified on the personal computer side. By providing confirmation support / authentication / guarantee information, the quality certification value or evidence value of dental oral images is improved.
[1039]
  Further, the operation and effect of the present invention will be described.
[1040]
  Implementation of a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software and / or a dental color marker and / or a dental colorimeter and / or a dental standard color determination sheet As operation and effect, the patient's oral cavity, face, and medical chart are photographed with a digital camera for dental oral imaging, and the imaging data includes the operator data including the name of the clinic, or the imaging including the patient name, imaging region, and imaging sequence. Transfer target data or imaging condition data such as aperture / shutter speed / illumination light quantity from the dental oral imaging digital camera to the dental oral image management software via a communication cable such as USB or a recording medium such as a flash memory card. Surgery data, imaging target data, and imaging condition data are collected with the oral image management software By automatically organizing the captured image data to the bets, it is to improve operability assist the operator.
[1041]
  Conversely, by transferring these data of a specific patient that has already been taken to a digital camera for dental oral imaging, it is possible to improve the operability by supporting the shooting of patients who have visited for reexamination under the same conditions. It is.
[1042]
  In addition, data for photographing and data for standard photographing performed in dentistry are built in, and a shooting guideline is given to the surgeon and preparation for photographing is automatically performed to improve operability.
[1043]
  In addition, if the patient is a sighting or revisit patient on the finder or liquid crystal monitor, the contour of the previous image data is displayed to assist photographing and improve operability.
[1044]
  In addition, the illumination corresponding to the oral photography is set, the illumination is optimally controlled, the exposure of the photographed image is optimized, the simple photographing without any mistake is realized, and the operability is consequently improved.
[1045]
  In addition, regarding the determination of the color of a tooth, the color is determined using a colorimeter based on the color system of human natural teeth or a dental color marker to assist color reproduction. In addition, by simultaneously photographing a dental color marker with a subject, color correction and color determination of the photographed image are performed, and color reproduction is supported.
[1046]
  In addition, by photographing a dental color marker or a general color chart or color sample, color correction of a dental oral digital camera is performed to support color reproduction.
[1047]
  Also take a dental color sign or general color chart or color swatch, re-photograph the dental color sign or general color chart or color swatch displayed on a computer display or printed with a printer with dental oral image management software, By collating the color data, the color correction of the dental oral digital camera and the computer display or printer is performed to assist in color reproduction.
[1048]
  Further, it is determined whether the image is an original image at the time of photographing or a modified image, and assists in quality assurance of medical care.
[1049]
  Control of all or part of camera or illumination via communication means, or exchange of program or data for control via recording medium and / or communication means The operation of the dental oral photographic system comprising a digital camera and / or dental oral image management software includes controlling all or part of the camera or lighting via communication means, or a program or data for control. Is exchanged via a recording medium or communication means, and conditions for improving operability, that is, data sharing and functional coupling of the dental oral imaging digital camera and dental oral image management software are performed.
[1050]
  It comprises a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, which is provided with a display or an operation input for starting to perform dental oral imaging and shifting to a state in which dental oral imaging is not performed. The operation and effect of implementing the dental oral photography system is as follows: Start in a state where dental oral imaging is performed, display a menu for shifting to a state where dental oral imaging is not performed, and perform dental oral imaging as it is, By switching to imaging or responding by an operator's operation input, general imaging other than dentistry-specific imaging is possible, and operability is improved.
[1051]
  A dentistry characterized in that a plurality of imaging targets, a plurality of imaging conditions or a plurality of operator names are displayed to the operator by display or sound output so that the surgeon can take images according to a predetermined order or imaging conditions. The operation and effect of the dental oral photographic system comprising a digital camera for oral imaging and / or dental oral image management software include multiple imaging of the maxillary anterior teeth, mandibular anterior teeth, maxillary premolars, mandibular premolars, etc. The target is the same as the previous shooting, with the shooting conditions corresponding to the shooting site in a predetermined order or the operator's support by displaying to the surgeon with the name of the previous shooting operator displayed on the finder or LCD monitor or by voice output In the case of a surgeon, the operability is further improved.
[1052]
  A dental oral cavity characterized in that a specific imaging object, a specific imaging condition, or a specific surgeon name is displayed to the surgeon by display or voice output and is provided with a selection operation input means so that the surgeon can select The operation and effect of a dental oral photography system consisting of a digital camera for imaging and / or dental oral image management software includes the display or audio of multiple imaging targets, imaging conditions, and operator names as selection menus on the viewfinder or LCD monitor. The operation is performed so that the surgeon selects a specific imaging target, a specific imaging condition, or a specific operator name from among the outputs, thereby providing support for the operator and improving operability.
[1053]
  A digital camera for dental oral imaging and / or a dental oral cavity characterized in that an imaging target or imaging conditions or an operator's name is recorded in a data file of a captured image or a data file that is not a captured image, or communication output or input. As the operation and effect of the dental oral photographic system composed of image management software, the imaging object or imaging condition or the operator name is recorded in the data area of the captured image data file, for example, the data file of JPEG format, or By recording the data in a dedicated data file that is not a photographed image, the data for these data files is automatically processed by the dental image management software to provide a premise for improving the operability by supporting the surgeon.
[1054]
  The same dental teeth, dentitions or facial features in a dental oral imaging camera that takes standardized images of predetermined teeth, dentitions, or facial features at a predetermined distance, direction, and placement angle, and / or treatment process in the same patient In a digital dental dental imaging camera that reproduces images at the same distance, direction, and arrangement angle, a specific standard imaging or reproduction imaging procedure is defined as one oral photography step, and the oral photography step is displayed to the operator and / or It is possible to output sound and / or provide a selection input means by an operator, and / or record in a data file of a captured image and / or a data file which is not a captured image, and / or perform communication output or input Dental oral imaging digital camera and / or dental oral image The operation and effect of the dental oral imaging system consisting of physical software includes standard imaging for imaging a predetermined tooth, dentition, or face at a predetermined distance, direction, and placement angle, or the same for the same patient When re-photographing a tooth, dentition, or face at the same distance, direction, and placement angle at the time of a reexamination, if it is standard imaging, the imaging target and imaging conditions are set in advance as an oral photography step and a dental digital camera and dental image Built-in management software, for reproducible imaging, multiple oral photography steps are displayed or voiced, with the patient's previous imaging target, imaging conditions, surgeon name, and contour of the previous imaging image as the oral imaging step. By outputting and selecting and inputting these data, after shooting these data, the image data file or captured image In which the operator support by or communication output or input for recording to the no data file results in improved operability.
[1055]
  As an operation and effect of implementation of a dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software including a patient's facial photograph and / or documents in a plurality of standardized oral photography steps In addition, by including a patient's face photograph or document as information for identifying a patient in a plurality of standard photographing oral photography steps, it is assumed that design support is provided and operability is improved.
[1056]
  A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, wherein a plurality of oral photography steps are instructed to a surgeon by voice and / or display according to a predetermined procedure. As an operation and effect of implementation, by instructing the surgeon by voice or display according to a predetermined procedure for a plurality of oral photography steps, the operability is improved when the surgeon shoots according to the procedure. It is.
[1057]
  Implementation operation of a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, wherein the aim displayed on the viewfinder and / or the monitor changes according to the oral imaging step As an effect, the sight displayed on the viewfinder changes according to the oral photography step, thereby providing imaging support for the operator and improving operability.
[1058]
  In the oral photography step, a digital camera for dental oral photography and / or dentistry is instructed to the operator by voice and / or display of the position and direction of the camera in accordance with the corresponding standard photography and / or reproduction photography. The operation and effect of the dental oral photographic system comprising the oral image management software is as follows. In the oral photographic step, the operator is instructed by voice or display of the camera's position and direction in accordance with the applicable standard photographing or reproduction photographing. As a result, it provides shooting support for the surgeon and improves operability.
[1059]
  In the first oral photography step of a patient, mark information indicating the first is added to the data file of the captured image and / or information specifying the first captured image is recorded in the data file that is not the captured image The operation and effect of a dental oral photographic system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized in that the first oral photography of a patient is characterized by In the step, by adding mark information indicating the first to the data file of the photographed image, or by recording information specifying the first photographed image in the data file that is not the photographed image, or by communication output or input As the first data of a specific patient, the mark is used as a dental image management software. Assumes information of automatic organizing and management of the photographed image at the door, it is one that results in the improvement of operability.
[1060]
  A dental oral imaging digital camera characterized in that an oral photography step is executed by reading out or communicating through a data file of a photographed image and / or a data file that is not a photographed image, and / or a communication input. The operation and effect of the dental oral photographic system composed of dental oral image management software is as follows. The digital camera executes the oral photography step and automatically records these data as precondition information for automatic organization and management of the photographed images by the dental image management software, thereby improving operability.
[1061]
  Whether it is the next patient or a patient to continue to take, where is the clinic and / or who is the surgeon, where is the technician handling the prosthesis and / or who is the technician, who is the patient name, who is the first patient Whether re-examination, standard shooting or free shooting, standard shooting in case of standard shooting, whether the surgeon is a beginner or an expert, aperture, exposure time, illumination light quantity, shooting distance, zoom magnification, optical shooting magnification, digital trimming At least one of the magnification and left enumeration should be initially set in advance for at least one shooting target and / or shooting conditions, and then the operator can make a change selection display or voice guide output to perform menu operation and / or Alternatively, it can be changed by a switch operation, and after shooting, these shooting targets and / or shooting conditions are changed to a shot image data file and / or a shot data file. The following patients are concerned with the operation and effects of implementation of a dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized in that it is recorded or output or input to Whether it is a patient who continues to take pictures, who is the patient name, whether it is a first visit patient or reexamination, standard photography or free photography, which standard photography is used in standard photography, whether the surgeon is a beginner or an expert, aperture, exposure time, lighting At least one or more of the shooting target or shooting conditions of light intensity, shooting distance, zoom magnification, optical shooting magnification, digital trimming magnification, and left enumeration are initially set in advance, and the operator can select to change Display or voice guidance output, and can be changed by menu operation or switch operation. By either recording condition in the data file or not the captured image data file of the captured image, or outputs or inputs, in which results in improved operability.
[1062]
  Based on the shooting target and shooting conditions that are recorded in the data file of the shot image and / or the data file that is not the shot image, or obtained by output or input, the shot images are hierarchically organized and managed, The operation and effect of the dental oral photography system comprising the dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by the display will be described. Based on the imaging target and imaging conditions that are recorded in a data file that is not an image, or obtained by outputting or inputting, the dental oral image management software automatically organizes and manages the captured images hierarchically, By displaying, the operability is improved.
[1063]
  A patient name or a number corresponding to the patient in voice input and / or operation input, or a patient name or a number corresponding to the patient or an image pattern corresponding to the patient in the image input; As for the operation and effect of the dental oral photography system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software characterized by specifying a name, the patient name or the patient in voice input or operation input In inputting the corresponding number or image, the input means for inputting the patient name or the number corresponding to the patient or the image pattern corresponding to the patient as patient information, and improving the operability by specifying the patient name. is there.
[1064]
  Oral dental radiography characterized by hierarchically organizing and / or adding, managing, and displaying captured images for each patient, and / or for each imaging dental clinic, and / or for each dental laboratory Regarding the operation and effect of the dental oral imaging system consisting of a camera and / or dental oral image management software, the captured images are automatically layered for each patient, for each imaging dental clinic, or for each dental laboratory. It improves operability by organizing or adding, managing, and displaying.
[1065]
  In reproduction imaging when a patient is a revisit, the captured image of the past patient and / or its outline, imaging object and / or imaging condition and / or operator name are not the data file and / or the imaging image of the imaging image By reading from the data file or by communication input, the same shooting target and / or shooting conditions and / or operator name as the past shot image are displayed, and / or the viewfinder and / or the outline of the past shot image is aimed. Or, the operation and effect of the dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by being displayed on a monitor will be described in reproducible photography when the patient is a revisit. , Past patient images or their outlines, subjects or conditions or techniques By reading the name from a data file of the captured image or a data file that is not the captured image, or by communication input, the same shooting target, shooting conditions, or operator name as the past captured image is displayed, or the outline of the past captured image Is displayed on the finder or monitor with the sight as a sight, thereby improving operability.
[1066]
  A digital dental oral imaging camera having an operation input and / or a detection input as to whether or not the image is taken using a mirror, and flipping the image upside down or left and right in the case of image taking using a mirror and / or Regarding the operation and effect of the dental oral imaging system consisting of dental oral image management software, there is an operation input or detection input whether or not the image is taken using a mirror, and the image is moved up and down in the case of shooting using a mirror. Alternatively, the operability is improved by preventing the surgeon from being confused by the reversed image by flipping left and right.
[1067]
  Operation and effect of implementation of a dental oral photographic system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by adjusting the amount of illumination light for imaging according to the distance to the subject surface Optimizes the exposure of the dental camera by acquiring the distance to the subject surface with the auto-focus function, etc., and adjusting the amount of illumination light for shooting according to the distance, and eliminating photographic errors It brings about improvement.
[1068]
  Operation and effect of implementing a dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by correcting the amount of illumination light for imaging through a mirror As for shooting through the mirror, there is a certain amount of light reduction at the time of reflection of the mirror, so optimizing the exposure by correcting the amount of light for shooting corresponding to the shooting through the mirror, It eliminates shooting errors and improves operability.
[1069]
  Operation and effect of implementation of a dental oral photography system including a digital camera for dental oral photography, characterized in that the incident angle of illumination light to the subject is variable without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface In FIG. 4, the strobe arm 152 expands and contracts to the left and right objects with the camera body 11 as the center so that the strobe light emitting unit 15 is positioned in a pair at a, b, c, or an intermediate position therebetween.
[1070]
  This strobe arm is designed and moved so as to move on a circle centered on the position assumed for the subject. As a result, even if the direction of illumination of the subject changes, the distance from the illumination to the subject does not change, optimizing exposure and eliminating photographic errors, thereby improving operability.
[1071]
  A dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, characterized in that illumination for imaging is guided by an optical fiber, and a position and / or direction of a light projecting portion of the optical fiber is variable. Regarding the operation and effect of the implementation of the dental oral photographic system including the digital camera for dental oral imaging characterized by the fact, the light emitted from the strobe light emitting unit 151 is reflected by the mirror 155 and led to the flexible optical fiber 153, Illumination light is projected at a position fixed to the optical fiber arm 154.
[1072]
  The optical fiber arm 154 adjusts the position of the optical fiber fixture 156 to the left and right objects on a circular arc around the position assumed for the subject. Further, the optical fiber 153 can be fixed at an arbitrary place without being fixed to the optical fiber fixture 156.
[1073]
  In this way, the illumination for photographing is guided by the optical fiber to optimize the exposure and eliminate the photographing mistakes, thereby improving the operability.
Whether it is the next patient or a patient to continue to take, where is the clinic and / or who is the surgeon, where is the technician handling the prosthesis and / or who is the technician, who is the patient name, who is the first patient Whether re-examination, standard shooting or free shooting, standard shooting in case of standard shooting, whether the surgeon is a beginner or an expert, aperture, exposure time, illumination light quantity, shooting distance, zoom magnification, optical shooting magnification, digital trimming At least one of the magnification and left enumeration should be initially set in advance for at least one shooting target and / or shooting conditions, and then the operator can make a change selection display or voice guide output to perform menu operation and / or Alternatively, it can be changed by a switch operation, and after shooting, these shooting targets and / or shooting conditions are changed to a shot image data file and / or a shot data file. The above-mentioned optical fiber is used for the operation and effect of the implementation of a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or a dental oral image management software characterized by The second light projecting means (FIG. 5) passes illumination light through the guide at the time of non-photographing, or projects light to the light projecting portion of the guide by the optical fiber in the same direction as that of the optical fiber during non-photographing. The pilot lamp 157) optimizes exposure and eliminates shooting errors, thereby improving operability.
[1074]
  According to the three-dimensional distribution shape of the color of human natural teeth and / or gingiva expressed in a three-dimensional color system, its center is used as a reference, and the width direction of the distribution and / or the color darkness direction and the length direction and / or Or teeth and / or prosthesis and / or gingiva by human natural tooth color system in which graduations are arranged in the direction of color vividness and depth and / or tint, or further, the graduation interval is set in proportion to the human color difference sense A digital camera for dental oral imaging and / or a dental oral image management software and / or a dental colorimeter and / or a diagnostic label for dental color markers and / or a standard color expression characterized in that The operation and effect of the implementation of the dental oral photography system depends on the three-dimensional color distribution of human natural teeth expressed in a three-dimensional color system. The scales are arranged in the width direction of the distribution or in the direction of color depth and length, or in the direction of vividness of color and in the direction of depth or hue, and the scale interval proportional to human color difference is set. By providing a color representation of a tooth or prosthesis with a natural human tooth color system, the color representation or color reproducibility is improved.
[1075]
   A dental product characterized by having one or a plurality of color charts corresponding to representative positions in the color intensity direction and / or color vividness direction and / or hue direction of the human natural tooth color system Regarding the operation and effect of the implementation of the dental oral photographic system including color markers, one or more corresponding to representative positions in the color intensity direction or color vividness direction or hue direction of the human natural tooth color system, respectively. By providing the dental color marker with the color chart, color expression or color reproducibility is improved.
[1076]
  A dental oral imaging digital camera characterized in that when a dental color marker is photographed at the same time, the color of the image of the subject is approximately reproduced and corrected by reproducing the color of the dental color marker, and / or Or, regarding the operation and effect of the dental oral photography system consisting of dental oral image management software, when the dental color marker is photographed at the same time, the color of the subject image is reproduced by reproducing the color of the dental color marker. By performing approximate reproduction correction to the color of the subject, color expression or color reproducibility is improved.
[1077]
  According to the three-dimensional distribution shape of the color of human natural teeth and / or gingiva expressed in a three-dimensional color system, its center is used as a reference, and the width direction of the distribution and / or the color darkness direction and the length direction and / or Or a natural human tooth color system in which graduations are arranged in the direction of color vividness and depth and / or hue, or a scale interval proportional to the human color difference sense is set, based on the color of the dental color marker For the operation and effect of the dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by expressing the color of each part of the subject, the color of the dental color marker is By expressing the color of each part of the subject in the human natural tooth color system as a reference, color expression or color reproducibility is improved.
[1078]
  A dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software, which performs color correction of a captured image based on colorimetric data of a tooth to be imaged measured by a colorimeter Regarding the operation and effect of the above, the width direction of the distribution and / or the color of the human natural tooth and / or gingiva color represented in the three-dimensional color system is based on the center of the three-dimensional distribution shape. Teeth with natural human tooth color system with graduations arranged in the darkness direction and length direction and / or color vividness direction and depth and / or tint direction, or further, with a graduation interval proportional to the human color difference sense And / or dental oral digital camera and / or dental oral image, characterized in that it comprises a color representation of a prosthesis and / or gingiva Based on colorimetric data of teeth to be photographed measured by a colorimeter, which is a dental oral photosystem comprising a management software and / or a dental colorimeter and / or a dental color marker and / or a standard color expression diagnostic card By performing color correction on the photographed image, color expression or color reproducibility is improved.
[1079]
  Regarding the operation and effect of the dental oral photographic system including a digital camera for dental oral imaging, which is equipped with an infrared cut filter, the color expression or color reproducibility is improved by providing an infrared cut filter. Bring.
[1080]
  A dental oral cavity that three-dimensionally expresses the color of an image taken without taking a color marker or color chart when photographing color markers or color charts of three or more different colors alone or simultaneously with a patient's subject. Regarding the operation and effect of the implementation of a dental oral photographic system comprising a digital camera for imaging and / or dental oral image management software, the above-described color markers or color charts of three or more different colors are photographed alone or simultaneously with a patient's subject. In later shooting, the color of the subject photographed without taking a color marker or color chart is expressed three-dimensionally, or the color of the subject is reproduced on the image, thereby improving color expression or color reproducibility. .
[1081]
  In the shooting after color markers or color charts of three or more different colors alone or simultaneously with the subject of the patient, the color of the subject photographed without photographing the color markers or color charts is expressed three-dimensionally, For the operation and effect of the dental oral photography system consisting of a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by reproducing the color of the subject on the image, the color of the human natural tooth color system Dental dental photographic system including a dental color marker characterized by comprising one or more color charts corresponding to respective representative positions in the direction of color saturation and / or color vividness and / or hue Color signs or color charts taken on a monitor screen or a printed matter that has been taken by shooting a color chart of three or more different colors By shooting again, it results in the subsequent shooting, or to represent the color of the object three-dimensionally, by reproducing the image color of an object, the color representation or the improvement of color reproducibility.
[1082]
  Shooting a color marker or a color chart of three or more different colors, and then capturing the color marker or color chart reproduced on the monitor screen or the printed material on which the captured image is displayed, And effects of implementing a dental oral photography system comprising a dental oral imaging digital camera and / or dental oral image management software characterized by three-dimensionally expressing the color of the subject or reproducing the color of the subject on the image In the process of treatment, the process of color change of a patient's teeth or gingiva is reproduced on an image or a printed material, or a three-dimensional color system of human natural teeth and / or gingiva color. Depending on the distribution shape, the center of the distribution is used as a reference, and the distribution width direction and / or color darkness direction and length direction and / or color vividness direction and depth And / or a color representation of teeth and / or prosthesis and / or gingiva by a human natural tooth color system in which graduations are arranged in the direction of hue and / or a graduation interval proportional to human color difference is set. A color image of a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or a dental oral image management software and / or a dental colorimeter and / or a dental color marker and / or a diagnostic sheet of a standard color expression By displaying, color expression or color reproducibility is improved.
[1083]
  Dental oral cavity characterized in that the process of color change of a patient's teeth and / or gingiva during the course of treatment is reproduced on an image and / or a standard print and / or displayed in a human natural tooth color system For the operation and effect of the dental oral photographic system consisting of image management software and / or diagnostic forms of standard color expression, emphasis on color reproduction or color expression of gingiva, or color reproduction or color expression of natural teeth Further, by switching between color reproduction or color expression of the prosthesis, color expression or color reproducibility is improved.
[1084]
  Image authentication information indicating that the captured image is original and / or image modification information indicating that it has been modified is added to the captured image data file and / or a file that is not image data, and the image is original The operation and effect of the implementation of a dental oral photographic system comprising a digital camera for dental oral imaging and / or dental oral image management software characterized by displaying and / or outputting that has been modified Image authentication information indicating that the captured image is original or image modification information indicating that it has been modified is added to an image data file or a file that is not image data, and the image is original or has been modified. Dental oral images by displaying or outputting Bring quality certification or authentication of probative value.
[1085]
  Next, the specific operation of the dental oral colorimetric photography system will be described.
<Operation>
  An embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
A desired shooting magnification is input to the camera in advance. When the surgeon operates the enlargement function and operates the camera distance with respect to the subject, the zoom magnification information and the distance information to the subject by the distance sensor are sent to the control device built in the camera.
[1086]
  The control device with a built-in camera calculates the shooting magnification when shooting at that time based on the zoom magnification and shooting distance, and covers the desired shooting range within the range of 70% to 105% of the default shooting magnification. The operator is notified of photographing OK by the voice notification means and / or the image notification means.
[1087]
  At the same time, the control device built in the camera calculates the amount of flash light according to the distance information to the subject, and causes the flash system to emit light with the amount of light according to the shooting distance at the moment when the shutter is released.
[1088]
  Information on the desired shooting magnification and the realized shooting magnification is recorded in an image file, and the image file is introduced into a personal computer.
[1089]
  The image management software by the dental photography system installed in the personal computer trims and stores and / or displays and / or prints the image at a desired photographing magnification.
[1090]
  In another operation, the flash light quantity is emitted at a constant level, shooting distance information is recorded in an image file, and the image file is introduced to a personal computer.
[1091]
  The image management software by the dental photography system installed in the personal computer stores and / or displays and / or prints the image by adjusting the brightness of the image according to the photographing distance information.
[1092]
  In another operation, the shooting magnification, magnification, and shooting distance are fixed in advance according to the shooting purpose, and the flash light quantity is also set in advance, so that the shooting distance to the subject at that time is measured and the target shooting distance ± In the range of 5%, the automatic focus function and the shooting operation are set to be effective or the guidance is notified so as to be guided within the range.
[1093]
  In another operation, the distance gauge that is photographed at the same time as the subject and the distance gauge that is displayed or equipped on the monitor or viewfinder are selected according to the shooting purpose, and these are aligned on the monitor or viewfinder to define the camera position. The autofocus function is enabled and the flash light quantity set in advance at the shooting distance is taken.
[1094]
  Next, the specific operation of the dental photography system will be described.
[1095]
  An embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
<Operation>
  A desired dental imaging or an imaging magnification corresponding to the desired dental imaging is set and input to the camera in advance.
[1096]
  When the surgeon operates the enlargement function and operates the camera distance with respect to the subject, the zoom magnification information and the distance information to the subject by the distance sensor are sent to the control device built in the camera.
[1097]
  The control device with a built-in camera calculates the shooting magnification when shooting at that time based on the zoom magnification and shooting distance, and covers the desired shooting range within the range of 70% to 105% of the default shooting magnification. The operator is notified of photographing OK by the voice notification means and / or the image notification means.
[1098]
  At the same time, the control device with a built-in camera calculates the amount of illumination according to the distance information to the subject, and causes the illumination system to emit light with the amount of light according to the shooting distance at the moment when the shutter is released.
[1099]
  Information on the desired shooting magnification and the realized shooting magnification is recorded in an image file, and the image file is introduced into a personal computer.
[1100]
  The image management software by the dental photography system installed in the personal computer trims and stores and / or displays and / or prints the image at a desired photographing magnification.
[1101]
  Also, when a recording medium recording a program or data dedicated to dental imaging is set, the controller built in the camera reads this together with the start operation of the operator, and the dental oral imaging becomes possible.
[1102]
  At this time, if there is no program dedicated to dental imaging in the camera built-in control device, a program dedicated to dental imaging is introduced to the camera built-in control device, and a program dedicated to dental imaging is built in the camera built-in control device in advance. If this is the case, data dedicated to dental imaging will be introduced into the control device built in the camera.
[1103]
  In situations where dental photography is possible, take a photo of the patient's face or mouth or mouth, or a photograph of the dentition, or a photograph of the teeth or a gingiva, or a photograph of these or a dental prosthesis using a mirror. Any type of dental imaging of imaging, and / or setting imaging magnification and / or setting magnification and / or setting imaging distance and / or setting illumination light quantity setting or the setting input means desired dental imaging type Alternatively, the desired photographing magnification and the presence / absence of the close-up lens are input to the camera through selection display on the camera monitor or viewfinder and an input operation from the operator.
[1104]
  Thereafter, when the surgeon operates the zoom function and manipulates the distance of the camera with respect to the subject, zoom magnification information and shooting distance information to the subject by the distance sensor are sent to the control device built in the camera.
[1105]
  When the camera built-in control device calculates the shooting magnification at the time of shooting based on the actual zoom magnification and shooting distance, and covers the desired shooting range within 0% to -30% of the set shooting magnification In addition, the operator is notified of photographing OK by the voice notification means and / or the image notification means.
[1106]
  At the same time, the control device with a built-in camera calculates the amount of illumination light according to the shooting distance information to the subject, and causes the illumination system to emit light with the light amount according to the shooting distance at the moment when the shutter is released.
[1107]
  Information about the set shooting magnification and the actual shooting magnification is recorded in an image file, and the image file is introduced to a personal computer.
[1108]
  The image management software by the dental photographic system installed in the personal computer trims and stores and / or displays and / or prints the image at a set photographing magnification.
[1109]
  In another operation, the illumination light quantity is emitted constantly, the actual shooting distance information is recorded in the image file, and the image file is introduced into the personal computer.
[1110]
  The image management software by the dental photographic system installed in the personal computer adjusts the brightness of the image according to the set shooting distance information, and stores and / or displays and / or prints the image.
[1111]
  In another operation, the shooting magnification, magnification, and shooting distance are fixed in advance according to the purpose of shooting, and the amount of illumination light is also set in advance, so that the shooting distance to the subject at that time is measured and the target shooting distance ± In the range of 5%, the automatic focus function and the shooting operation are set to be effective or the guidance is notified so as to be guided within the range.
[1112]
  In another operation, select the distance gauge to be photographed at the same time as the subject and the distance gauge displayed or equipped on the monitor or viewfinder according to the shooting purpose, and set the camera position by aligning them on the monitor or viewfinder. The autofocus function is enabled by taking the shooting distance, and shooting is performed with the illumination light amount set in advance at the shooting distance.
[1113]
  Next, a specific operation of the control system for the mechanical device will be described.
[1114]
  As described above, this embodiment usually has a serial number. Corresponding to such device identification information on a one-to-one basis, it is possible to easily set or store the internal identification information in an electronically readable manner in the instrument device.
[1115]
  For this reason, if a system like this invention is constructed | assembled, it will become possible to impose the following three conditions as conditions on which a customization service as mentioned above is movable with respect to an instrument apparatus.
(1) Authorized users (equipment identification information and internal identification of the instrument device in the database of the information processing device managed and operated by the instrument device supplier on the condition that the instrument device supplier certifies that the instrument device has been purchased. (Users who registered information in association).
(2) The user who applied for customization and received the payment (this information is also registered in the database as device identification information).
(3) In addition, by issuing an ID and password to a legitimate user, for example, when customizing an instrument device via communication or media, both the ID and password presentation request were correctly presented and entered. Be a user.
[1116]
  Therefore, even if a user who uses another digital camera 5001 sends the device identification information a to the server device 5002, the device device identification A corresponding to the device identification information a must be registered on the server device 5002 side. For example, even if the corresponding device identification information A is registered by impersonation, the corresponding internal identification information B is different from the internal identification information b on the digital camera 1 side. Inconsistency (false) is detected in the means 5304 (FIGS. 46 and 47) and 5234 (FIG. 50), and control of internal state information based on the control information C, that is, switching from P5001 to P5002 (see FIG. 41) is not started. It will be.
[1117]
  For this reason, it is possible to appropriately avoid illegal acts and to properly operate the system.
[1118]
  In such a system, the server apparatus 2 includes an internal state information storage unit 22 that stores the internal state information Z (see FIGS. 46 and 50), and the digital camera 5001 stores the internal state information Z. The present invention can be implemented by any of the modes (FIG. 47) provided with the state information storage unit 5101.
[1119]
  In the former case, the response means 5024 makes a response with the internal state information Z together with the control information C, and when the verification is true in the instrument device 5001, the state control means 5305 determines the internal state based on the control information C. The control to load the information Z is performed. In the latter case, the prohibited state of the internal state information Z prohibited in the digital camera 5001 is canceled by the internal state information control code C5001 attached to the control information C. It becomes.
[1120]
  In this embodiment, the internal state information Z is composed of a plurality of operation mode information M5002 and mode-related information (operation function information M5020, operation data information D5020). There are various combinations that are newly loaded and added, and various services can be easily performed as required.
[1121]
  In particular, in the case of the present embodiment, the general-purpose digital camera 5001 is intended to be used as a dental digital camera, and is replaced with a color correction function or a flash function that ignores the color reproducibility of the general-purpose digital camera 5001. As a result, the color correction function and flash function suitable for dentistry can be easily and inexpensively captured and appropriate photographing can be performed, so that it is possible to bring tremendous convenience to treatment and diagnosis in the dental industry. .
[1122]
  In particular, as a specific configuration, since the ID input receiving means and the password input receiving means for permitting the control information request from the instrument device 5001 are used together, the internal state information Z as firmware or the like may be used. Together, the deterrent effect against fraudulent acts is much better.
[1123]
  In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above.
[1124]
  For example, the present invention provides a dental jaw movement measuring device, a dental jaw movement simulator, a CAD / CAM measuring device, a CAD / CAM device, a dental CAD / CAM measuring device, and a dental CAD / CAM device as the instrument device 5001. , Dental light polymerization polymerizer, colorimeter or colorimeter, dental colorimeter or colorimeter, dental casting machine, dental laser device, dental baking machine, article storage rack, dental article storage rack It is also possible to apply an articulator or the like.
[1125]
  The following outlines some of the system outlines.
[1126]
  <Jaw movement measuring device>
52 and 54 are schematic views of a system according to an embodiment of the present invention in which a jaw movement measuring device 5001A is applied as an instrument device. For the jaw movement measuring apparatus 5001A used for dental use as an instrument apparatus, as operation mode information M5002A, a clinic operation mode M5021A (for occlusion check), a jaw function diagnosis operation mode M5022A, a prosthetic operation mode M5023A, and correction use An operation mode M5024A, etc. is provided, and an operation function M5020A corresponding to a dental application is a three-degree-of-freedom function M5201A, a six-degree-of-freedom function M5202A, a 6 × 2-degree-of-freedom function M5203A, a 6 × 3-degree-of-freedom function M5204A, and a biomark point definition A related function such as a function M5205A and a billing data generation function M5206A similar to the above embodiment are provided, and reference plane data (Kampel plane data D5021A, Frankfurt plane data D5022A, occlusal plane data) as operation data D5020A corresponding to dental use Related data such as D5023A) and billing data D5024A can be provided upon request.
[1127]
  In this way, it is possible to easily construct a business model in which the clinic can easily and accurately perform occlusal check, correction, jaw function diagnosis, and prosthesis creation by effectively functioning the jaw movement measuring device 5001A.
[1128]
  <Colorimeter>
53 and 54 are schematic views of a system according to an embodiment of the present invention to which a colorimeter 5001B is applied as an instrument device. A natural tooth mode M5021B, MC crown mode M5022B, artificial tooth mode M5023B, gum mode M5024B and measuring instrument mode M5024B are given as operation mode information M5002B to the colorimeter 5001B used for dental use which is an instrument device, and the operation function As the M5020B, the forced light colorimetry function M5201B, the natural light colorimetry function M5202B, the personal computer transfer function M5203B, the software communication function M5204B, and the billing data generation function M5205B similar to the above embodiment are provided, and the operation data D520B and the SVH colorimetric data D521B The shade guide color data D522B, billing data D523B, various shade guide data, etc. can be provided upon request.
[1129]
  In this way, the patient's tooth color information output from the colorimeter, digital camera or dental image management software is used as patient data to be transmitted from the user side, and the CAD / CAM device or dental CAD on the supplier side is used. -It is possible to easily construct a system model in which a prosthesis or part thereof in a CAM device is prepared by blending with the tooth color of patient data and the remaining material is blended or measured according to the color and sent. it can.
[1130]
  <Goods storage rack>
An article mode stored as operation mode information is given to an article storage rack for use in dental applications, which is an instrument device. A measurement function and the like are given, and a remaining amount that needs to be supplied to each article is given as operation data.
[1131]
  Information on the quantity or remaining amount of consumables stored is data sent by the user or periodically from the user, and the supplier keeps the remaining amount of consumables and the remaining amount of consumables. To be able to grasp the typical changes.
[1132]
  In this way, it is possible to accurately grasp or predict the supply timing and supply amount of each consumable, and by doing so, it is possible to easily construct a business model that can accurately supply the consumable.
【The invention's effect】
[1133]
  First, the effect of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[1134]
  With the configuration, characteristics, and operations described above, the present invention automatically organizes, manages, displays, prints, corrects color, expresses color, and captures image data based on surgeon data, imaging target data, and imaging condition data. The contour is extracted to assist the operator and improve operability.
[1135]
  Conversely, by transferring these data of a specific patient that has already been taken to a digital camera for dental oral imaging, the patient can be photographed under the same conditions to assist the surgeon and improve operability. To do.
[1136]
  In addition, it provides a shooting guideline to the surgeon and automatically prepares for shooting to improve operability.
[1137]
  In addition, if the patient is a sighting or revisit patient on the finder or liquid crystal monitor, the contour of the previous image data is displayed to assist photographing and improve operability.
[1138]
  The present invention incorporates a dental oral radiography program part into a dental oral colorimetric photography system, further allows an operator to select imaging attribute data such as the type of standard imaging, and associates information imaging attribute data belonging to the subject with the captured image data As a result, not only can dental oral photography that has been very difficult in the past be easily performed without failure, but also it is easy to organize and manage the photographed image data after photographing.
[1139]
  In other words, by specifying the shooting attribute data of which part to be shot in advance before shooting, it is possible to grasp the shooting conditions, which are additional shooting attribute data, before shooting, and use them as shooting conditions for digital cameras. It supports the surgeon.
[1140]
  Further, by associating imaging attribute data for distinguishing or identifying a patient together with imaging attribute data indicating which part is to be imaged, by imaging image data, a plurality of imaging parts of a plurality of patients and further by a plurality of operators This is to automate image rearrangement after shooting of unsorted captured images.
[1141]
  In addition, by incorporating correction or modification information of the captured image as imaging attribute data, it is possible to easily reproduce the captured image with the contour image modified from the captured image as a sight, or to perform a post-treatment simulation on the captured image. This makes it possible to specify images, organize them automatically, and specify that captured images have been maliciously altered.
[1142]
  In addition, the shooting image data associated with the shooting attribute data and the browsing program for organizing and browsing using the shooting image data are incorporated in the shooting image data file and the associated shooting attribute data file. Thus, it is possible to utilize the shooting attribute data according to the present invention only by distributing the shot image data or the shooting attribute data file.
[1143]
  In addition, illumination corresponding to oral photography is set, optimal control of the illumination is performed based on the shooting distance, the amount of reflected light from the subject in the shot image is optimized, and simple shooting without errors is achieved, resulting in improved operability. It is something to be made.
[1144]
  In particular, when the surgeon selects predetermined standard photographing or reproduction photographing, since the photographing distance is determined in advance, the optimum illumination control is performed by fixing the photographing distance.
[1145]
  Depending on the part of the subject in oral photography, it is necessary to illuminate from a direction close to the lens or from an angle away from the lens, without changing the distance from the illumination for photographing to the subject surface, By having an incident angle varying mechanism that can vary the incident angle of the illumination light to the subject, the photographing distance can be accurately controlled even in such a case.
[1146]
  By guiding the illumination light with an optical fiber for such purposes, it is possible to irradiate accurate illumination from various directions.
[1147]
  In addition, regarding the determination of the color of a tooth, the color is determined using a colorimeter based on the color system of human natural teeth or a dental color marker to assist color reproduction.
[1148]
  In addition, by simultaneously photographing a dental color marker with a subject, color correction and color determination of the photographed image are performed, and color reproduction is supported.
[1149]
  In addition, by photographing a dental color marker or a general color chart or color sample, color correction of a dental oral digital camera is performed to support color reproduction.
[1150]
  In particular, the use of representations of segmentation and value representations for color representation provides patient tooth color classification information necessary for dental practice, especially dental prosthetic treatment, and the tooth color is accurately classified. By giving a value expression as information on where it is located, it provides detailed treatment guideline information in dental practice, particularly in dental prosthetic treatment.
[1151]
  Also take a dental color sign or general color chart or color swatch, re-photograph the dental color sign or general color chart or color swatch displayed on a computer display or printed with a printer with dental oral image management software, By collating the color data, color correction is performed between the digital camera for dental oral imaging and a computer display or printer to support color reproduction.
[1152]
  Further, it is determined whether the image is an original image at the time of photographing or a modified image, and assists in quality assurance of medical care.
[1153]
  The shape of the dental color marker is a polygonal plate shape, preferably a disc shape, a square plate shape, a triangular plate shape, or a tooth shape.
[1154]
  More preferred is a tooth shape. A single color chart or a plurality of color charts may be selected.
[1155]
  It is preferable that a plurality of these shapes are connected, or not all are connected, or all have a connection mechanism that can be attached / detached, and more preferable that all have a connection mechanism that can be attached / detached.
[1156]
  In addition, by providing a filter that cuts the ultraviolet region or infrared region, the color of the patient's teeth can be reproduced more visually.
[1157]
  In addition, a polarizing plate is provided between the photographic light and the subject, and the polarizing plate is interposed between the lens and the subject, so that direct reflection of illumination is suppressed, the tooth surface has a finer structure, and the interior directly below the tooth surface. The structure can be photographed at the same time.
[1158]
  As a preferable correspondence of the present invention, there is an aspect in which a general-purpose digital camera is used, and the aspect will be described below.
[1159]
  Further effects that can be achieved with a specific embodiment will be described below.
[1160]
  According to the present invention, since the amount of light applied to the subject is controlled so as to be always constant without depending on the distance to the camera, the aperture value and shutter speed on the camera side may be any fixed value. become.
[1161]
  In addition, since it is not necessary to fix the focal position of the camera, it is possible to use the camera's autofocus function.
[1162]
  In addition, according to the present invention, the distance information during distance measurement is held, and the mechanism for controlling the illumination unit 1005 according to the held distance information is provided. In the case of a subject that cannot be measured by using this function, set a different object that can be measured in the same position as the subject, measure the distance, retain the distance information, and shoot using the retained distance information. It is possible to shoot with appropriate exposure.
[1163]
  In addition, according to the present invention, since the illumination unit 1005 is provided with a mechanism for continuously weakly emitting light, the illumination light is weakly emitted to the subject before photographing, and the subject is observed from the camera finder. The influence of reflection that tends to occur on a subject with a high glossiness can be known in advance, and the influence of reflection can be minimized by adjusting the angle of the camera facing the subject.
[1164]
  Further, according to the present invention, it is possible to correct the secular change of the illumination unit 1005, and it is possible to always obtain an image with a constant exposure by performing the correction periodically.
[1165]
  Dental color markers or dental color charts for adjusting white balance or adjusting the amount of light taken by photographing dental color signs or dental color charts or dental color samples or dental color shape samples Alternatively, it is preferable to incorporate color data of a dental color sample or a dental color shape sample.
[1166]
  It is also preferable to use a gray special paper or a special plate specially designed for white balance. The special design means that the color of the natural tooth or prosthesis or shade guide can be accurately imaged by adjusting the white balance so that the color of the image of the gray special paper or special plate is considered to be colorless. It is designed by adjusting the color tone of the special paper or special board. These have a great effect in improving the color reproducibility and operability of the captured image. In other words, by performing the shipping inspection at the time of factory shipment in this way, or by performing this adjustment when lighting such as a flash occurs on the operator side over time, the accurate color of the subject is reproduced, By analyzing the color of the captured image, the color of each part of the image, that is, each part of the subject can be measured.
[1167]
  In order to adjust the flash light amount according to the type, position and angle of the flash, the presence or absence of a close-up lens, the presence or absence of an ND filter, the presence or absence of a member that changes the flash light such as a diffuser, the brightness of the image depending on the presence or absence of these It is also possible to adopt a configuration in which the amount of flash light is changed by incorporating or calculating the change in advance and selecting these photographing conditions using a display menu and a selection switch. As a result, the color reproducibility of the image of the subject is improved, and the operability is improved by performing the post-processing after shooting by setting at the time of shooting.
[1168]
  It is also effective to reduce the flash light by mounting a semi-transparent or diffusing member in front of the flash light emitting unit, and to increase the flash light amount in accordance with the light reduction. This member may be a plate-like light-reducing plate, a paper-like light-reducing paper, or a film-like light-reducing film. This dimming effect is incorporated in advance in the dental oral colorimetric photography system as dimming rate information, and the amount of flash light is increased accordingly. This makes it possible to emit a flash with an intermediate amount of light that is highly accurate and easy to control, improving the color reproducibility and eliminating the need to manually adjust the amount of flash. This improves the operability.
[1169]
  By using a close-up lens in a dental oral colorimetry photo system equipped with a zoom function, enabling the zoom function, controlling the amount of illumination light according to the shooting distance, and adjusting the focus with the auto focus function It is possible to photograph dental oral photographs at a desired magnification while keeping the brightness of the image of the subject constant at a photographing distance convenient for the surgeon. In this case, it is preferable to use a zoom lens with a fixed aperture value. This makes it possible to shoot at a constant image brightness using an autofocus function at an arbitrary shooting distance and an arbitrary shooting magnification within a certain range, and remarkably improve color reproducibility and operability. .
[1170]
  The inner diameter of the holder for holding the flash is larger than a certain tolerance than the diameter of the lens tube without using the caliber adapter, or is more constant than the calibrated diameter after using the caliber adapter. By making it larger than the tolerance, it becomes possible to hold and fix the holder for holding the flash to the outside of the lens tube, the close-up lens, or the ND filter, and prevent the holder from narrowing the angle of view. I can do it. It is conceivable that the holder is fixed to the lens tube or the close-up lens, or the outer side of the ND filter with a screw, or is sandwiched between them. Accordingly, the lens tube, the close-up lens, the NC filter, or the holder itself can narrow the angle of view and prevent vignetting of the entire face, the upper body, and the like on the wide angle side. By removing the close-up lens, operability is improved compared to preventing vignetting, and widening the range of zoom magnification, photographing distance, and photographing magnification that can be photographed results in improved color reproducibility.
[1171]
  It is effective to compensate for dimming due to mirror reflection by increasing the amount of flash light during mirror imaging in dental oral imaging. It is more effective to increase the amount of flash light by selecting mirror shooting conditions using the display menu and a selection switch. For these reasons, it is preferable that the dental oral colorimetric photography system incorporates the light reduction rate by the mirror in advance as information. This improves color reproducibility and adjusts colors by post-processing.TroubleIt eliminates the hassle and improves operability.
[1172]
  Furthermore, according to the configuration, characteristics, and operation, the present invention automatically organizes, manages, displays, prints, corrects colors, expresses colors, and extracts contours based on operator data, data to be imaged, and data on shooting conditions. In addition, it supports the surgeon and improves operability.
[1173]
  Conversely, by transferring these data of a specific patient that has already been taken to a digital camera for dental oral imaging, the patient can be photographed under the same conditions to assist the surgeon and improve operability. To do.
[1174]
  In addition, it provides a shooting guideline to the surgeon and automatically prepares for shooting to improve operability.
[1175]
  In addition, if the patient is a sighting or revisit patient on the finder or liquid crystal monitor, the contour of the previous image data is displayed to assist photographing and improve operability.
[1176]
  In addition, the illumination corresponding to the oral photography is set, the illumination is optimally controlled, the exposure of the photographed image is optimized, the simple photographing without any mistake is realized, and the operability is consequently improved.
[1177]
  In addition, regarding the determination of the color of a tooth, the color is determined using a colorimeter based on the color system of human natural teeth or a dental color marker to assist color reproduction.
[1178]
  In addition, by simultaneously photographing a dental color marker with a subject, color correction and color determination of the photographed image are performed, and color reproduction is supported.
[1179]
  In addition, by photographing a dental color marker or a general color chart or color sample, color correction of a dental oral digital camera is performed to support color reproduction.
[1180]
  Also take a dental color sign or general color chart or color swatch, re-photograph the dental color sign or general color chart or color swatch displayed on a computer display or printed with a printer with dental oral image management software, By collating the color data, the color correction of the dental oral digital camera and the computer display or printer is performed to assist in color reproduction.
[1181]
  Further, it is determined whether the image is an original image at the time of photographing or a modified image, and assists in quality assurance of medical care.
The shape of the dental color marker is a polygonal plate shape, preferably a disc shape, a square plate shape, a triangular plate shape, or a tooth shape.
[1182]
  More preferred is a tooth shape. It suffices to select one or more color targets.
[1183]
  It is preferable that a plurality of these shapes are connected, or not all are connected, or all have a connection mechanism that can be attached / detached, and more preferable that all have a connection mechanism that can be attached / detached.
[1184]
  In the figure, it is difficult to understand only by the numbers of the constituent members, so the simplified member names are shown. Moreover, the part shown with the dashed-two dotted line in the figure shows the member or concept which is not based on this invention.
[1185]
  FIG. 30 shows a hardware configuration of the present invention, and arrows indicate data movement. In the figure, 1 is a digital camera for dental oral imaging including an illumination system, 2S is a dental oral image management software, 2 is a computer system, 3 is a dental colorimeter, 4 is a dental color marker, 5 is a diagnosis of a standard color expression It is a vote.
[1186]
  Further, 11 is a camera body, 12S is camera control software, 13 is a viewfinder, 14 is a liquid crystal monitor, 15 is an illumination system, 16 is an optical fiber guide, and 17 is an infrared cut filter.
[1187]
  FIG. 31 shows the structure of data handled by the dental oral photographic system of the present invention, and the arrows indicate the movement of data. In the figure, 6 is data handled by the dental oral imaging digital camera, 7 is data handled by the dental oral image management software, 8 is a functional block of the control program of the dental oral imaging digital camera, and 9 is a functional block of the dental oral image management software. It is.
[1188]
  Further, 61 and 71 are image data that is the subject image itself, 62 and 72 are imaging target data including the patient name, imaging region, and imaging sequence, 63 and 73 are imaging condition data such as an aperture, shutter speed, and illumination light amount, 64 and 74 are operator data including a clinic name and an operator name, 65 and 75 are image authentication / modification data for authenticating whether an image is an original or a modified image at the time of photographing, 66 and 76 Is image contour data obtained by extracting the contour of the photographed image, 67 and 77 are camera control programs, and 68 and 78 are standard photographing data.
[1189]
  FIG. 32 shows a functional block configuration of the dental oral photographic system of the present invention, 8 is a functional block of a control program of a digital camera for dental oral imaging, 9 is a functional block of dental oral image management software, and 81 and 91 are dental imaging. Block for selecting display and general imaging, 82 and 92 for displaying, inputting, selecting and recording an operator including a clinic name, and 83 and 93 for displaying and inputting and selecting an imaging target including a patient name and an imaging region Blocks for recording, 84 and 94 for displaying / input / selecting / recording shooting conditions such as aperture, shutter speed, illumination light quantity, etc., and 85 and 95 for indicating whether the shot image is original or modified An image authentication / modification information recording block for recording information, 86 and 96 are image contour data extraction blocks for extracting the contour of a photographed image, and 87 and 97 are teeth Aiming / contour data display block for displaying the aim according to the object to be photographed on the finder or LCD monitor of the digital camera for oral photography, 88 and 98 are the camera position / direction indicating the camera position / direction to the surgeon so as to be aimed. Instruction blocks 89 and 90 detect the distance to the subject and correct the illumination light quantity, 8A and 9A organize, add, manage, and display captured images, and 8B and 9B correct the image color. , 8C and 9C are blocks for inputting and specifying the patient name, 8D and 9D are blocks for judging, displaying and outputting the color of the image, and 8E and 9E are blocks for displaying and printing the color change of the image during the treatment process. , 8F, 9F are blocks for transmitting or receiving the control program, and blocks for executing 8G, 9G shooting.
[1190]
  FIG. 33 shows an illumination system of a digital camera for dental oral imaging according to the present invention, wherein 151 is a strobe light emitting unit and 152 is a strobe arm.
[1191]
  FIG. 34 shows an illumination system using an optical fiber of a digital camera for dental oral imaging according to the present invention, wherein 151 is a strobe light emitting unit, 153 is an optical fiber (153), 154 is an optical fiber arm, 155 is a mirror, and 156 is an optical fiber. A fixture 157 is a pilot lamp.
[1192]
  FIG. 35 shows the structure of the expression of human natural teeth. It is recognized by the International Institute of Lighting that any color can be expressed as three independent values for color.
[1193]
  This is referred to as a color system. As a typical color system, L * (indicating lightness), a *, b * (the distance from the L * axis represents saturation, and the color around the L * axis is shown in FIG. Phase angle represents hue).
[1194]
  The color distribution of human natural teeth is distributed in a very narrow range near the ellipsoid in the figure. As a configuration of the characteristics of the embodiment of the present invention, a human natural tooth color system represented by the values and scales of S, V, and H shown in the figure is constructed as a new color system that uses this narrow distribution as the entire color space. ing.
[1195]
  Stars 1 to 6 are end points of the human natural tooth color system and represent the color of the color chart of the dental color marker.
[1196]
  FIG. 36 shows a dental color marker. Stars 1 to 6 are end points of the human natural tooth color system shown in FIG. 35 and represent the color of the color chart of the dental color marker.
[1197]
  By sharing the captured image data, surgeon data, imaging target data, imaging condition data, and standard imaging data between the dental oral imaging digital camera and the dental oral image management software, it supports imaging and improves operability. .
[1198]
  In addition, the exposure of the photographed image is optimized, a simple photographing without any mistake is realized, and as a result, the operability is improved.
[1199]
  In addition, regarding the determination of the color of a tooth, the color is determined using a colorimeter based on the color system of human natural teeth or a dental color marker to assist color reproduction.
[1200]
  In addition, the dental color marker is simultaneously photographed with the subject to perform color correction and color judgment of the photographed image, and the dental oral marker is photographed by photographing the dental color marker based on the human natural tooth color system. Color correction of digital cameras, computer displays, or printers, and color reproduction support.
[1201]
  Further, it is determined whether the image is an original image at the time of photographing or a modified image, and assists in quality assurance of medical care.
[1202]
  In fixed-focus imaging using a conventional dental camera or dental digital camera, the operator must precisely match the imaging distance, and the operability is poor.
[1203]
  In dental standard photography, the composition must be stabilized at the same time while adjusting the photographing distance, which is difficult for an operator unfamiliar with the operation of the camera.
[1204]
  A conventional dental digital camera does not have an information sharing method of image management software, so it takes a lot of time to organize photographs.
[1205]
  The color correction system of the dental oral radiographing digital camera or dental oral image management software using dental color markers for all color spaces as in the past corrects the color distributed in a narrow area like human natural teeth. Error is likely to occur.
[1206]
  In addition, there is a need to report to the patient the progress of changes in tooth color during the course of treatment.
[1207]
  With regard to the authentication technology for proof value, the technical progress itself to introduce this technology into a digital camera for dental oral imaging or dental oral image management software becomes an issue.
Therefore, the present invention realizes an improvement in operability by performing surgeon support and certification of proof value using a digital camera for dental oral imaging or dental oral image management software.
[1208]
  The exposure is stabilized by controlling the amount of illumination light proportional to the shooting distance, changing the illumination direction while keeping the subject distance constant, or by using an illumination system using an optical fiber.
[1209]
  Next, the effect of the dental oral colorimetric photography system will be described.
[1210]
  It is possible to utilize an automatic exposure function and / or an autofocus function in dental oral photography.
[1211]
  Therefore, in the general camera field, the autofocus function is just like the introduction of a fully automatic camera (a camera with an auto exposure function and an autofocus function) that makes it easy for anyone to take photos without training. In addition, by using the function of controlling the brightness according to the shooting distance, anyone can easily take a picture without training in the field of dental oral photography.
[1212]
  In addition, by realizing this, it is possible to achieve the perfect focus and brightness of the dental oral photography without sacrificing the examination time and close the gap between the examinations. The image can be used to create a high-quality prosthesis, can be left as a correct medical record, and can be used to explain a treatment policy and a treatment result to a patient.
[1213]
  Next, the effect of the dental photography system will be described.
[1214]
  It is possible to use an automatic exposure function and / or an automatic focus function in dental imaging.
[1215]
  Therefore, in the general camera field, the autofocus function is just like the introduction of a fully automatic camera (a camera with an auto exposure function and an autofocus function) that makes it easy for anyone to take photos without training. In addition, by using the function of controlling the brightness according to the shooting distance, anyone can easily take a picture without training in the field of dental photography.
[1216]
  Furthermore, by realizing this, it becomes possible to achieve the focus and the brightness of the image that is perfect for dental photography without sacrificing the time of medical care, and the image can be displayed. It can be used to create a high-quality prosthesis, can be used as a correct medical record, and can be used to explain a treatment policy and treatment results to a patient.
[1217]
  Next, the effect of the control system for the mechanical device will be described.
[1218]
  With the above-described configuration, characteristics, and operation, the present invention enables control of an instrument device that can customize the internal state of the instrument device operation mode information, operation function, operation data, and the like, only to an appropriate requester without fraud. A system and a control method can be provided.
[1219]
  Even if the user who uses the instrument device sends false device identification information to the information processing device that manages the instrument device, if the device identification information is not registered on the information processing device side, it is rejected in the verification step. The
[1220]
  Even if the device identification information is registered and the corresponding internal identification information exists, if it is profane, the internal identification information of the actual instrument device and the internal identification information are inconsistent (false) by the verification step. Become.
[1221]
  Therefore, the state control step for controlling the internal state information based on the control information is not executed. For this reason, the control method of the instrument apparatus according to the present invention can effectively avoid the illegal act.
[Brief description of the drawings]
[1222]
FIG. 1-1 is a part of a hardware configuration diagram of a system showing an embodiment of the present invention.
Fig. 1-2It is a part of system hardware block diagram which shows one Embodiment of this invention.
FIG. 2-1 is a part of a software configuration diagram of the present invention.
[Fig. 2-2]It is a part of software block diagram of this invention.
FIG. 3-1 is a part of a partial functional block diagram of the embodiment.
Fig. 3-2It is a part of partial functional block diagram of the embodiment.
Fig. 4-1Fig. 3-1 and Fig. 3-2It is a part of partial functional block diagram which makes a pair.
Fig. 4-2It is a part of partial functional block diagram which makes a pair with FIGS. 3-1 and FIGS. 3-2.
Fig. 4-3It is a part of partial functional block diagram which makes a pair with FIGS. 3-1 and FIGS. 3-2.
[Fig. 5-1]3-1 to 4-3It is a part of partial functional block diagram which makes a pair.
Fig. 5-2FIG. 4 is a part of a partial functional block diagram paired with FIGS.
Fig. 5-3FIG. 4 is a part of a partial functional block diagram paired with FIGS.
FIG. 6A is a part of a partial sequence showing a standard photographing procedure;
Fig. 6-2It is a part of partial sequence which shows a standard imaging | photography procedure.
Fig. 7-16-1 and 6-2Is part of a partial sequence that forms a pair.
Fig. 7-2FIG. 6 is a part of a partial sequence paired with FIG. 6-1 and FIG. 6-2.
[Fig. 8-1]6-1 to 7-2Is part of a partial sequence that forms a pair.
Fig. 8-2It is a part of partial sequence which makes a pair with FIGS.
Fig. 9-1It is a part of partial sequence which makes a pair with FIGS.
Fig. 9-2It is a part of partial sequence which makes a pair with FIGS.
FIG. 10A is a part of a partial sequence showing a reproduction photographing procedure;
FIG. 10-2It is a part of partial sequence which shows a reproduction | regeneration imaging | photography procedure.
FIG. 11-110-1 and 10-2Is part of a partial sequence that forms a pair.
FIG. 11-2It is a part of partial sequence which makes a pair with FIGS. 10-1 and 10-2.
FIG. 12A is a part of a diagram illustrating a state selection flow and a diagram illustrating a recording example of shooting attribute data;
FIG. 12-2FIG. 5 is a part of a diagram illustrating a state selection flow and a diagram illustrating a recording example of shooting attribute data.
FIG. 13 is a diagram showing an outline of the illumination system of the embodiment.
FIG. 14 is a diagram paired with FIG. 13;
FIG. 15 is a diagram for explaining light amount adjustment in the embodiment;
FIG. 16 is a diagram for explaining light amount adjustment in the embodiment;
FIG. 17 is a diagram for explaining light amount adjustment in the embodiment;
FIG. 18 is a diagram for explaining light amount adjustment in the embodiment;
FIG. 19 is a diagram illustrating light amount adjustment in the embodiment.
FIG. 20-1 is a part of a diagram of a human natural tooth color system.
FIG. 20-2It is a part of figure of a human natural tooth color system.
FIG. 21-1 is a portion of a diagram of a dental color marker.
FIG. 21-2FIG. 2 is a part of a diagram of a dental color sign.
FIG. 22 is a diagram illustrating colorimetric data.
FIG. 23 is a diagram illustrating the concept of color correction.
FIG. 24 is a view for explaining a photographing method in the embodiment.
FIG. 25-1 is a part of a schematic perspective view showing the first embodiment of the illumination device according to the present invention.
FIG. 25-2It is a part of schematic perspective view which shows 1st Embodiment of the illuminating device concerning this invention.
FIG. 26 is a side cut-away view showing the attachment relationship of each part of the first embodiment of the illumination device according to the present invention.
FIG. 27 is a schematic perspective view showing a second embodiment of the illumination device according to the present invention.
FIG. 28 is a side cutaway view showing the mounting relationship of the tip portion of the light guide, in particular, in the second embodiment of the illumination device according to the present invention.
FIG. 29 is a schematic perspective view showing a third embodiment of the illumination device according to the present invention.
FIG. 30 is a diagram of the configuration of a dental oral colorimetry / photograph system.
FIG. 31 is a diagram of a data configuration.
FIG. 32-1 is a part of a software functional block diagram;
FIG. 32-2FIG. 2 is a part of a software functional block diagram.
FIG. 33 is a correspondence diagram of variable illumination angles.
FIG. 34 is a correspondence diagram of an optical fiber guide.
FIG. 35 is a diagram of a human natural tooth color system.
FIG. 36 is a diagram of a dental color marker.
FIG. 37 is a block diagram for realizing the present system.
FIG. 38 is a block diagram for realizing the present system.
FIG. 39 is a configuration diagram of a control system for an instrument apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 40 is a diagram showing a hardware configuration of a digital camera which is an instrument apparatus according to the embodiment.
FIG. 41 is a conceptual diagram showing the relationship between programs handled in the embodiment.
FIG. 42 is a conceptual diagram of a non-dental operation mode in the embodiment.
FIG. 43 is a conceptual diagram of a dental operation mode in the same embodiment.
FIG. 44 is a diagram illustrating a hardware configuration of the terminal device according to the embodiment.
FIG. 45 is a diagram illustrating a hardware configuration of the server device according to the embodiment.
FIG. 46 is a functional configuration diagram showing the control system of the embodiment.
FIG. 47 is another functional configuration diagram showing the control system of the embodiment.
FIG. 48 is a conceptual diagram of control information requesting means according to the embodiment;
FIG. 49A is a part of a flowchart showing the operation of the control system according to the embodiment;
FIG. 49-2It is a part of flowchart which shows the effect | action of the control system which concerns on the same embodiment.
FIG. 50 is a functional configuration diagram of a control system according to another embodiment of the present invention.
FIG. 51A is a part of a flowchart showing the operation of the control system according to the embodiment.
FIG. 51-2It is a part of flowchart which shows the effect | action of the control system which concerns on the same embodiment.
FIG. 52 is a flowchart showing the operation of the control system according to the embodiment.
FIG. 53 is a block diagram of a control system according to other embodiments of the present invention.
FIG. 54 is a conceptual diagram of operation modes according to other embodiments of the present invention.
FIG. 55A is a part of a block diagram showing the configuration according to the embodiment of the dental photography system;
FIG. 55-2It is a part of block diagram which shows the structure which concerns on embodiment of a dental photography system..
FIG. 56 is a functional relationship of control information amounts according to the embodiment of the dental photography system.
FIG. 57-1It is an implementation figure of the distance gauge and distance confirmation gauge which concern on embodiment of a dental photography system.
FIG. 57-2FIG. 3 is an embodiment of a light-reducing plate or light-reducing paper or light-reducing film to be mounted in front of the flash and a holder for holding the flash.

Claims

From the information processing apparatus controls the operation modes of the control device which is capable of transmitting and receiving dental instruments device information via a communication or information media and the information processing apparatus, a control system of the dental instrument unit,
Internal state information storage means for storing one or more operation mode information related to the operation of the controlled device as one or more internal state information related to the internal state of the controlled device;
Information or operation mode for selecting and switching the plurality of operation mode information in the controlled device with device identification information for identifying the user of the controlled device via communication or information media to the information processing device Control information requesting means for requesting control information which is information for adding information;
An identification information database in which internal identification information, which is information uniquely assigned to a controlled device in an information processing device, is registered in advance in association with the device identification information;
Inquiry means for inquiring whether or not the device identification information is registered in the identification information database in the information processing apparatus;
When the device identification information is registered as a result of the inquiry by the inquiry means, at least internal identification information corresponding to the device identification information is extracted from the identification information database, and is transmitted from the information processing apparatus via communication or information media. Response means for making a response with control information reflecting at least the internal identification information to the controlled device;
Whether the internal identification information reflected in the control information matches the internal identification information written in advance in the controlled device, the terminal device connected to the controlled device, or a storage medium readable by the terminal device A matching means for matching
When the collation by the collation means is true, the operation mode information is updated by updating the operation mode information stored in the internal state information storage means based on the control information obtained by the response from the response means. A control system for a dental instrument, comprising state control means for controlling an operation mode corresponding to information.

From the information processing apparatus controls the operation modes of the control device which is capable of transmitting and receiving dental instruments device information via a communication or information media and the information processing apparatus, a control system of the dental instrument unit,
Internal state information storage means for storing one or more operation mode information related to the operation of the controlled device as one or more internal state information related to the internal state of the controlled device;
The device to be controlled is accompanied by device identification information for identifying the user of the controlled device and internal identification information that is uniquely given to the controlled device via communication or information media. Control information requesting means for requesting control information which is information for selectively switching among the plurality of operation mode information or information for adding operation mode information;
An identification information database pre-registered in association with the device identification information in the information processing apparatus;
Inquiry means for inquiring whether or not the device identification information is registered in the identification information database in the information processing apparatus;
If the device identification information is registered as a result of the inquiry by the inquiry means, the internal identification information registered corresponding to the device identification information and the controlled device or the terminal device connected to the controlled device or Collation means for collating whether or not the internal identification information written in advance in the storage medium readable by the terminal device matches;
A response means for making a response with control information from the information processing apparatus to the controlled apparatus via communication or information media when the collation by the collation means is true;
When there is a response from the response unit, the operation mode information is updated by updating the operation mode information stored in the internal state information storage unit based on the control information obtained by the response from the response unit. And a state control means for controlling an operation mode corresponding to the control system for a dental instrument .

The dental instrument apparatus control system according to claim 1 or 2, wherein the internal state information storage means is provided in the information processing apparatus.

The internal state information storage means is provided in the information processing apparatus;
The state control means is prohibited from updating the operation mode information in the initial state, and based on the control information obtained by the response from the response means only when the collation by the collation means is true. The dental instrument apparatus control system according to claim 1 or 2, wherein the operation mode information stored in the internal state information storage means is updated to control the operation mode corresponding to the operation mode information.

The internal state information further includes one or more mode related information accompanying the operation mode information,
The control system for a dental instrument device according to claim 1, wherein the control information further includes information for selectively switching the plurality of mode-related information or information for adding mode-related information.

The dental instrument apparatus control system according to claim 5, wherein the mode-related information is information related to monitoring at least one of an operating state and a usage state of the instrument apparatus .

The dental instrument apparatus control system according to any one of claims 1 to 6, further comprising at least one of an ID input receiving unit and a password input receiving unit for permitting a control information request from the controlled apparatus. .

The dental instrument apparatus control system according to any one of claims 1 to 7, wherein the internal state information storage means is firmware.

The terminal device is provided with or connected to the controlled device, and the control information requesting means, the state control means, and the collating means are software that operates on the terminal device. A control system for a dental instrument device according to claim 1 .