JP4108240B2 - Opening and closing body - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉動することにより端面が相手部材と対面、離間する開閉体、及びこの開閉体に取り付けられる指詰め防止部材に係り、例えば、バランスドアのドア本体、引戸、開き戸、折り戸等に利用できるものある。
【0002】
【背景技術】
バランスドアのドア本体、引戸、開き戸、折り戸等の開閉動自在となっている開閉体の端面は、開閉体を閉じたときには外枠組み、柱、壁等の相手部材と対面し、開閉体を開いたときには、この相手部材から離間する。開閉体のなかには、開閉体を閉じたとき、その端面と相手部材との間に指等が挟まるのを防止し、あるいは挟まっても容易に抜くことができるようにするため、端面に弾性材料からなる指詰め防止部材を取り付けたものがある。
【0003】
従来の指詰め防止部材は、開閉体の厚さ寸法と対応した大きさを有し、したがって、1個の指詰め防止部材によって開閉体の1つの端面全体が覆われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の指詰め防止部材によると、指詰め防止部材を取り付けようとする開閉体の厚さ寸法に応じた大きさで形成しなければならず、このため、厚さ寸法が異なる開閉体ごとに指詰め防止部材を用意しなければならないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、厚さ寸法が異なっても同じ指詰め防止部材を使用できるようになる開閉体、及びこの開閉体に使用できる指詰め防止部材を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る開閉体は、相手部材と対面、離間する端面を有し、開閉動することにより前記相手部材と対面、離間するこの端面に指詰め防止部材が取り付けられた開閉体において、前記指詰め防止部材が開閉体厚さ方向に複数個に分割されて前記端面に配置されていることを特徴とするものである。
【0007】
この開閉体によると、指詰め防止部材は開閉体の端面全体を覆う大きさを有しておらず、開閉体の厚さ方向に複数個に分割されたものとなっているため、厚さ寸法が異なる開閉体について共通使用できるようになり、指詰め防止部材に関するコストの削減を図ることができる。
【0008】
また、端面から錠前装置の構成部材やラッチ部材等が出没するようになっている開閉体においては、指詰め防止部材を開閉体厚さ方向両側の端部に配置される2個とした場合には、これらの錠前装置の構成部材やラッチ部材等を出没させるための孔を指詰め防止部材に形成する必要がなくなるという効果も得られる。
【0009】
このように、開閉体の厚さ方向に分割された指詰め防止部材の個数は、開閉体の端面の開閉体厚さ方向両側の端部に配置される2個だけでもよく、あるいは、これらの間に配置されるものを含めた3個でもよく、4個以上でもよい。
【0010】
また、開閉体の端面に複数個の指詰め防止部材を開閉体厚さ方向に配置したとき、厚さ寸法が小さい開閉体については、指詰め防止部材同士が接触あるいは重なり合ってもよい。
【0011】
そして、複数個の指詰め防止部材によって開閉体の1つの端面全体を覆ってもよい。
【0012】
指詰め防止部材を開閉体の端面に配置するための構造は任意であり、例えば、それぞれの指詰め防止部材をビス、リベット等の止着具、両面テープ、接着剤等で開閉体に取り付けることにより行ってもよく、また、開閉体自身に指詰め防止部材を係止又は係合する部分を設け、これらの係止部分又は係合部分により行ってもよく、さらには、開閉体の端面に、開閉体厚さ方向に複数個の係止部が離間して設けられた係止部材を取り付け、開閉体厚さ方向に分割された複数個の指詰め防止部材をこれらの係止部に係止させることにより行ってもよい。
【0013】
これらのうち最後の配置構造によると、開閉体の端面に取り付けた係止部材による係止作用によって指詰め防止部材の配置作業を簡単に行えるとともに、開閉体に係止部分又は係合部分等の特別の形状部分を形成することなく実施できるようになる。
【0014】
また、この配置構造における係止部材の係止部は、指詰め防止部材を係止できるものであれば任意な形状でよい。その一例は、係止部材の係止部を前記端面から開閉体の反対側の端面側へ延びる長さを有するものとし、指詰め防止部材には、前部から係止部の長さ方向へ切り込まれた溝を形成し、この溝に係止部を挿入させることにより、指詰め防止部材を係止部材に係止することである。
【0015】
この配置構造によると、係止部材の係止部により指詰め防止部材は開閉体の厚さ方向に不動となり、また、指詰め防止部材の後端を開閉体に当接させることにより、指詰め防止部材は開閉体の幅方向にも不動となり、指詰め防止部材を確実に位置決め配置できることになる。
【0016】
また、係止部材を開閉体の端面に取り付けるための構造は任意であり、この取り付けを、例えば、ビス、リベット等の止着具、両面テープ、接着剤、溶接等により行ってもよく、あるいは、係止部材自体に、開閉体に係止又は係合又は嵌合等される部分を設けることにより行ってもよい。
【0017】
さらに、指詰め防止部材と係止部材のそれぞれ1個又は複数個を相手部材と対面、離間する端面の全長に亘って設けてもよく、この端面の長さ方向に部分的に設けてもよく、さらには、端面の長さ方向におけるこれらの指詰め防止部材と係止部材との長さを異ならせてもよい。
【0018】
また、先に係止部材を開閉体の端面に取り付け、この後、係止部材に指詰め防止部材を係止する作業を行ってもよく、あるいは、先に係止部材に指詰め防止部材を係止し、この後、係止部材を開閉体の端面に取り付けてもよく、係止部材は、これらの作業のいずれか一方又は両方を行えるものでもよい。
【0019】
以上において、指詰め防止部材は全体が中実又は中空の弾性材料で形成されていてもよく、また、硬質材料で形成された内部部材の外側に弾性材料からなる外部部材が被せられて形成されていてもよい。
【0020】
指詰め防止部材が硬質材料で形成された内部部材を有していると、指詰め防止部材の全体的な強度を確保できるようになり、開閉体に指詰め防止部材を取り付ける前などにおける指詰め防止部材の取り扱い性を良好にできる。
【0021】
なお、ここでいう内部部材の外側に外部部材を被せるとは、内部部材の全体を外部部材で覆う場合と、指詰め防止部材を開閉体に取り付けたときに開閉体やその付属部材に接触する部分には外部部材を被せず、残りの部分に外部部材を被せる場合との両方をいう。
【0022】
また、以上の本発明は任意な開閉体に適用でき、開閉体は、例えば、バランスドアのドア本体、引戸、開き戸、折り戸のいずれでもよく、また、天井レールに沿って移動自在となった移動式間仕切りパネルでもよく、シャッター装置のガイドレールに案内されて移動するシャッターカーテンでもよい。
【0023】
また、開閉体は外枠組みの内側に形成されている出入口等の開口部を開閉するものでもよく、あるいは、柱や壁に対して直線移動や回動することにより開閉するものでもよい。したがって、開閉体が開閉動したときにこの開閉体の端面が対面、離間する前記相手部材は、外枠組みを形成する部材でもよく、柱、壁等の建物を形成する部材でもよい。
【0024】
また、本発明に係る開閉体は、スラット式シャッターを構成しているスラットや、オーバーヘッドドアを含むパネルシャッターを構成しているパネルのように、開閉動する構造体を構成している構成部材でもよく、開閉体がこの構成部材である場合には、この構成部材が対面、離間する相手部材は、この構成部材に隣接配置されている他の構成部材となる。
【0025】
開閉体がバランスドアのドア本体である場合、すなわち、開閉体が、基端部を中心に水平面内で揺動する揺動部材の先端部で幅方向途中部が垂直軸を中心に回動自在に支持されているとともに、幅方向途中部に設けられた被ガイド部材が水平方向に延びるガイド部材でガイドされるバランスドアのドア本体である場合には、このドア本体の幅方向両側のそれぞれの端面に、ドア本体厚さ方向に複数個に分割された指詰め防止部材を配置してもよく、ドア本体の幅方向の一方の端面だけに、ドア本体厚さ方向に複数個に分割された指詰め防止部材を配置してもよい。
【0026】
しかし、バランスドアのドア本体の幅方向両側の端面は、ドア本体の開閉動によりそれぞれの相手部材に対して対面、離間するため、ドア本体の幅方向両側のそれぞれの端面に、ドア本体厚さ方向に複数個に分割された指詰め防止部材を配置することが好ましい。
【0027】
このバランスドアのドア本体のように、幅方向両側の端面がそれぞれの相手部材に対して対面、離間する開閉体に本発明を適用する場合には、開閉体の厚さ方向に分割された複数個の指詰め防止部材は、一方の端面だけに配置してもよいが、両方の端面に配置することがより好ましい。
【0028】
また、開閉体がバランスドアのドア本体である場合、前記揺動部材は上下のアーム部材でもよく、あるいは、ドア本体の正面又は裏面と対面する面積を有するパネル状部材でもよい。
【0029】
本発明に係る開閉体の指詰め防止部材は、開閉動することにより端面が相手部材と対面、離間する開閉体の前記端面に取り付けられる指詰め防止部材であって、前記端面の開閉体厚さ方向両側の端部に分離して取り付けられることを特徴とするものである。
【0030】
この指詰め防止部材によると、開閉体の厚さ方向両側の端部に分離して取り付けられるため、厚さ寸法が異なる各種の開閉体について共通して使用できるようになる。また、端面から錠前装置の構成部材やラッチ部材が出没する開閉体に使用する場合には、これらの錠前装置の構成部材やラッチ部材を出没させるための孔を指詰め防止部材に形成することが不要になる。
【0031】
また、開閉体の端面における開閉体厚さ方向両側の端部に分離して配置される本発明に係る指詰め防止部材は、L字状に突出した角部となっている前記端部に配置されるものでもよく、あるいは、これらの端部を窪んだ窪み部とし、指詰め防止部材をこれらの窪み部と対応した大きさを有するものとすることにより、窪み部に収納配置してもよい。
【0032】
後者によると、指詰め防止部材の体積を大きくすることができるため、少なくとも一部が弾性材料で形成されている指詰め防止部材の大きな弾性作用を確保できるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、開閉体が、トイレ室等の空間を仕切るために間仕切り壁に設けられるバランスドアのドア本体である場合で、図1はそのバランスドアの室内側を示す正面図であり、図2は、その背面図である。図3は、図1のIII−III線断面図、図4は、図2のIV−IV線断面図である。
【0034】
バランスドアの開口部である出入口1を内側に形成する外枠組み2は、上枠3と、左右の縦枠4,5とで形成され、これらの上枠3、縦枠4,5は、図3、図4に示されているとおり、アンカーブラケット6を介して建物躯体に結合されている。出入口1の縦枠4側の端部には、出入口1の縦方向を軸方向とする中心軸を中心に揺動自在となっている揺動筒部材7が立設され、揺動中心部材になっているこの揺動筒部材7は、図3で示されているように角筒状である。
【0035】
揺動筒部材7の側面の上下端部には、図1で示すように、出入口1の幅方向に延びていて揺動部材になっている上下のアーム部材8,9の後端部が結合され、これらのアーム部材8,9の基端部となっている揺動筒部材7を中心に出入口1と直角をなす水平面内で揺動自在になっているこれらのアーム部材8,9における出入口1の幅方向の先端部に、出入口1に配置されていて出入口1を開閉するドア本体10の幅方向途中部が連結され、この連結は、出入口1の縦方向を軸方向とする中心軸(垂直軸)を中心に回動自在になされている。また、上枠3の下面には不動部材11が固定され、上アーム部材8が揺動筒部材7を中心とした揺動により上枠3の真下に達したとき、この上アーム部材8と不動部材11とが一直線上に並び、高さ寸法及び幅寸法が互いに対応しているこれらの上アーム部材8と不動部材11とにより、外観上、上枠3の下部の横枠部材が形成されるようになっている。
【0036】
また、図2に示すように、上アーム部材8と不動部材11との裏側において、上枠3の下面には出入口1の幅方向に延びるガイド部材であるガイドレール12が取り付けられ、出入口1の幅方向全長の長さ又はこの全長より短い長さを有しているこのガイドレール12は、図4に示すとおり、下面が開口したチャンネル状であり、この開口した部分には、ガイドレール12の幅方向両側から内側に延びる延出部12Aが形成されている。
【0037】
内部に耐熱材等の芯材10Aが充填されているドア本体10の幅方向途中部の上部には、ドア本体10の厚さ方向に突出したブラケット13が設けられ、このブラケット13に立設された垂直軸14にローラ15が回転自在に取り付けられ、ガイドレール12で案内される被ガイド部材になっているこのローラ15は、ガイドレール12の内部に挿入されて延出部12A上に載せられている。
【0038】
このため、ドア本体10を図1、図2で示された把持部16で押し又は引き操作すると、揺動筒部材7を中心とした上下のアーム部材8,9の揺動運動と、ガイドレール12に沿ったローラ15の直線運動とにより、ドア本体10は、図5の模式的平面図で示すように、アーム部材8,9に対して出入口1と直角をなす水平面内で回動しながら出入口1の幅方向に移動し、出入口1を開閉することになる。図3に示すように、縦枠4,5には戸当たり部材17,18が設けられているため、ドア本体10が出入口1を閉じたときには、ドア本体10の表裏両面に戸当たり部材17,18が当たることにより、ドア本体10のそれ以上の回動が阻止される。
【0039】
また、図9で示されているように、ドア本体10の両方の端面10B,10Cには、起倒操作自在になっている把持部材16の操作で出没するラッチ部材19が配置され、ドア本体10の錠前装置の構成部材であるこのラッチ部材19は、出入口1を閉じたドア本体10の端面10B,10Cから突出することにより、縦枠5、揺動筒部材7に設けられている凹部状のラッチ受け部材19Aに侵入する。
【0040】
図6には、出入口1を閉じたときのドア本体10が実線で示され、出入口1を開いたときのドア本体10が仮想線で示されている。この図6では、縦枠5、揺動筒部材7、上下のアーム部材8,9、不動部材11、ガイドレール12が示され、その他は省略されている。
【0041】
図7には、上下のアーム部材8,9とドア本体10との連結構造が具体的に示されている。通常時、上アーム部材8には取り外し自在なカバー20が被せられており、この上アーム部材8の先端には取付部材21が取り付けられ、取付部材21には第1連結ピン22が垂直に配置されている。ドア本体10の上面にはベアリング保持部材23がビス24で固定され、第1連結ピン22の下部はこの保持部材23で保持されたベアリング25に挿入され、下端のフランジ部22Aがベアリング25の下面に係止されている。また、下アーム部材9の先端には、第1連結ピン22に真下において第2連結ピン26が垂直に設けられ、ドア本体10の下面にはベアリング保持部材27がビス28で固定されている。この保持部材27で保持されたベアリング29に第2連結ピン26が挿入されている。
【0042】
このため、上下のアーム部材8,9とドア本体10との連結は、出入口1の縦方向を軸方向とする第1及び第2連結ピン22,26を中心にドア本体10が回転自在となってなされている。
【0043】
また、ドア本体10は第1連結ピン22で上アーム部材8に吊り下げられた状態で支持され、ドア本体10の重量は上アーム部材8で支持されているため、ドア本体10が出入口1に対して開閉動を行うとき、ガイドレール12に挿入係合されている前記ローラ15にドア本体10の重量を支持させる必要がない。このため、ローラ15を、前述のとおり、垂直軸14を中心に回動自在とし、ガイドレール12の内側面をガイド面にさせて転動させればよいため、ガイドレール12に案内させて行わせるローラ15の直線運動を摩擦のない又は極めて小さい円滑のものとして行わせることができ、この結果、ドア本体10の開閉動をスムーズなものにできる。
【0044】
また、本実施形態では、第1連結ピン22には雄ねじ部22Bが形成され、この雄ねじ部22Bは、取付部材21の上面に出入口1の幅方向にスライド自在に配置されたスライダ部材30の孔に挿入されている。そして、この雄ねじ部22Bは、取付部材21の先端から出入口1の幅方向へ形成された凹部21Aに挿入されているとともに、雄ねじ部22Bに上下のロックナット31,32が螺合されている。このため、ロックナット32を緩めた後、ロックナット31を工具等で回り止めしながら第1連結ピン22を回転させると、その回転方向に応じて第1連結ピン22は上下動し、これにより、ドア本体10の全体高さ位置を調整でき、そしてロックナット32を締め付けて第1連結ピン22をロックすることにより、ドア本体10をその高さ位置に固定できる。
【0045】
また、スライダ部材30は、出入口1の幅方向に長い長孔33に挿入されて取付部材21に螺入された止めねじ34で取付部材21に止められているとともに、スライダ部材30の端部に形成されている立上り部30Aには、横向きの調整ねじ35が軸方向には不動となって回転自在に係合支持され、この調整ねじ35は取付部材21の雌ねじ21Bに螺入されている。止めねじ34及び下側のロックナット32を緩めた後、調整ねじ35を工具で回転させると、その回転方向に応じてスライダ部材30は出入口1の幅方向に進退する。これにより、ドア本体10は第2連結ピン26を中心に垂直面内で若干傾きながらも全体的には出入口1の幅方向に移動し、この方向におけるドア本体10の位置が調整された後、止めねじ34及び下側のロックナット32を締め付けることにより、ドア本体10はその位置で固定される。
【0046】
したがって本実施形態では、第1連結ピン22と調整ねじ35とによってドア本体10の位置を垂直面内で調整することができ、この結果、ドア本体10の周囲の隙間調整を行える。
【0047】
図7には、前記揺動筒部材7の揺動中心軸に関する構造も示されている。揺動筒部材7の上側の中心軸はピボット装置40のピン41であり、下側の中心軸は、出入口1を開けたときのドア本体10に自閉力を付与するための自閉装置50の作動軸51である。出入口1の縦方向を軸方向とするこれらのピン41と作動軸51を中心に揺動筒部材7は揺動可能である。自閉装置50は、揺動筒部材7の内部下側に収納されている。
【0048】
ピボット装置40は、上枠3に取り付けられた第1基板42と、上アーム部材8の上面に取り付けられた第2基板43とを有し、第2基板43には揺動筒部材7の内部に臨んで前記ピン41が挿入されるピン受け部材44が固定されている。また、第1基板42には、回転させることにより上下方向に移動する操作ねじ45と、一端がこの操作ねじ45に係合し、他端にピン41が係合したレバー46と、このレバー46の揺動中心部材47とが設けられている。
【0049】
揺動筒部材7が前記外枠組み2の内側に形成された出入口1の所定位置に立てられる前は、操作ねじ45がねじ込み操作されていて、レバー46の操作ねじ45側の端部が下がっているため、ピン41は上昇位置にある。揺動筒部材7を所定位置に立てた後、操作ねじ45を回転させてレバー46の操作ねじ45側の端部を上げることにより、ピン41は下降してピン受け部材44の内部に挿入され、これにより揺動筒部材7の上端は上枠3に連結される。
【0050】
図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。自閉装置50の本体である外筒52の下部には、四角状のブロック部材53が外筒52と結合一体化されて設けられ、このブロック部材53の内部と外筒52の内部途中まで挿入されている作動軸51(図7参照)の下端51Aがブロック部材53の下面から突出し、この下端51Aは角型テーパ状となっている。揺動筒部材7の内部においてブロック部材53は、図8で示すように、揺動筒部材7にビス54で結合され、したがって外筒52も揺動筒部材7と結合一体化されている。
【0051】
図7、図8で示すとおり、揺動筒部材7が立てられる床55の所定位置には、作動軸51の下端51Aが係合状態で挿入される受け部材56が埋設されており、揺動筒部材7を前述した所定位置に立てる際には、この受け部材56に作動軸51の下端51Aを挿入係合させて行う。受け部材56には床55の上面から垂直部57Aが突出した係止部材57が結合されており、この垂直部57Aを図2、図3で示した前記縦枠4にビス、溶接等で結合する。
【0052】
このため、自閉装置50の作動軸51は、受け部材56、係止部材57を介して縦枠4に連結されており、これに対して揺動筒部材7に結合されている外筒52は、上下アーム部材8,9を揺動させてドア本体10を出入口1に対して開閉動させることによって、揺動筒部材7をピボット装置40のピン41と自閉装置50の作動軸51を中心に揺動させたとき、揺動筒部材7と共に揺動することになり、作動軸51は回転しない。
【0053】
外筒52の内部には螺旋型ばねが収納され、このばねの下端は作動軸51に結合され、上端は外筒52の内部に回転自在に収納されているリング部材61に結合されている。図8に示すとおり、外筒52にはリング部材61の一部が露出する窓孔62が形成されており、この窓孔62に、リング部材61の全周に亘って等間隔で設けられている穴63のうちの複数個が臨んでいる。これら複数個の穴63にピンを順次差し込み、抜き取ることを繰り返すによってリング部材61を一方向に回転させることにより、螺旋型ばねの巻き込みがなされてこのばねにばね力が蓄圧され、一つの穴63に差し込んだピンをそのまま残すことにより、ピンが窓孔62の周縁部に係止されるため、螺旋型ばねのそのときの蓄圧力が維持される。
【0054】
このような状態になっているときに、出入口1を閉じていたドア本体10を開くと、外筒52は揺動筒部材7と共に作動軸51を中心に一方向(螺旋型ばねを巻き込む方向)に揺動することになり、ドア本体10から手を離すと、ドア本体10は螺旋型ばねの蓄圧力で自動的に閉じることになる。このときのドア本体10の自閉力の大きさは、螺旋型ばねに蓄圧されているばね力の大きさに応じたものとなる。
【0055】
したがって、リング部材61を前記ピンで回転させたときの回転角度量の大きさによってドア本体10の自閉力の大きさを決めることができる。また、リング部材61の穴63からピンを抜き取った場合には、リング部材61は外筒52に対し自由状態となって螺旋型ばねの蓄圧力が開放されるため、このときには、バランスドアをドア本体10の自閉力が消滅した手動操作式のものとすることができる。
【0056】
また、外筒52の内部には作動油が充填されている。さらに、外筒52の内部には、この作動油を一方向へは自由に通過させ、作動油の他方向への通過は弁部材で阻止するオリフィスを備えたオリフィス部材と、テーパピンが挿入されていて作動油が流通できる貫通孔を備えた作動油流通絞り部材とが収納されている。
【0057】
出入口1を閉じていたドア本体10を開く場合には、作動油はオリフィスを自由に通過し、したがって、ドア本体10の開き操作は、その開き速度のまま自由に行える。一方、ドア本体10を閉じる場合には、上記弁部材でオリフィスが塞がれ、また、作動油は上記テーパピンが挿入された上記貫通孔をこのテーパピンで絞られながら流通するため、ドア本体10の閉じ速度は減速される。テーパピンは、図8で示された外筒52の上部の円板部材76を回転操作することにより貫通孔に対して移動するため、この円板部材76の回転操作により、貫通孔を作動油が流通するときのテーパピンによる絞り量を変更することができ、これにより、ドア本体10の閉じ速度を調整することができる。
【0058】
なお、揺動筒部材7には、以上のリング部材61、円板部材76を回転操作できるようにするための窓孔80,81が形成されており、これらの窓孔80,81は、通常時、取り外し可能な蓋部材82,83で塞がれている。
【0059】
図9には、一部を破断したドア本体10とその周辺部材である外枠組み2の縦枠5と揺動筒部材7とが示されている。ドア本体10が外枠組み2の内側に形成されている出入口1を閉じたとき、ドア本体10の幅方向両側の端面10B,10Cはこれらの縦枠5と揺動筒部材7とに対面し、ドア本体10が出入口1を開いたときには、端面10B,10Cは縦枠5と揺動筒部材7から離間するため、本実施形態では、ドア本体10の開閉動により端面10B,10Cと対面、離間する相手部材は、これらの縦枠5と揺動筒部材7になっている。
【0060】
これらの端面10B,10Cのそれぞれには、全体がゴム又は軟質合成樹脂あるいは多孔質合成樹脂等による弾性材料で形成されている2個の指詰め防止部材65がドア本体10の厚さ方向に分割された状態で配置されている。以下、この指詰め防止部材65の配置構造について説明する。
【0061】
ドア本体10の端面10B,10Cには、ドア本体10の縦方向に延びる板材による端面部材66が配置され、この端面部材66におけるドア本体10の厚さ方向中央部は、ドア本体10を閉じたときに縦枠5、端面10B,10Cの内面と対面する平面部66Aになっているとともに、両側の端部は、ドア本体10の幅方向後方に窪みかつドア本体10の外側に開放された段部66Bとなっている。ドア本体10の両方の表面は表面部材67で形成され、板材からなるこの表面部材67におけるドア本体10の幅方向両側の端部67Aは、ドア本体10の内側に折り曲げられ、この端部67Aは端面部材66における段部66Bの底部に重合されている。
【0062】
したがって、ドア本体10の端面10B,10Cの幅方向両側における端部は、ドア本体10の幅方向後方に窪んでドア本体10の外側に開放された窪み部68となっている。
【0063】
端面部材66の平面部66Aには、止着具であるビス69で係止部材70が取り付けられている。ドア本体10の縦方向に延びる長さを有するこの係止部材70は、ドア本体10の厚さ方向中央部に設けられ、端面部材66の平面部66Aにビス69で結合される平面部70Aと、この平面部70Aの両端部からドア本体10の幅方向へ、すなわち端面10Bに配置される係止部材70については反対側の端部10C側へ、端面10Cに配置される係止部材70については反対側の端部10B側へ延びる長さを有する係止部70Bとからなる平面コ字形状であり、ドア本体10の厚さ方向に離間している2個の係止部70Bに2個の指詰め防止部材65が係止されることにより、これらの指詰め防止部材65がそれぞれの端面10Bと10Cとにドア本体10の厚さ方向両側の端部に分離して配置されている。
【0064】
図10及び図11には、図9の端面10Bにおける一方の端部に配置されている指詰め防止部材65が拡大されて示されている。端面10Bにおける他方の端部に配置されている指詰め防止部材65は、この一方の端部に配置されている指詰め防止部材65に対し、ドア本体10の厚さの中心を通る厚さ中心線に対する線対称の対称形状になっており、また、端面10Cの両方の端部に配置されている2個の指詰め防止部材65も、互いにドア本体10の厚さの中心を通る厚さ中心線に対する線対称の対称形状になっており、これら4個の指詰め防止部材65は、押し出し成形された指詰め防止部材用材料を所定長さに切断することにより形成されている。
【0065】
このように同じ指詰め防止部材用材料から形成できるそれぞれの指詰め防止部材65は、湾曲状に突出した外側面部65Aと、この外側面部65Aの後部から後方へ突出した小突起65Bと、この小突起65Bよりも前方側でドア本体10の端面10B,10Cと平行に形成された平面状の後端65Cと、この後端65Cから前方へ直角に形成された平面状の内側面部65Dと、この内側面部65Dよりも外側面部65A側において内側面部65Dと平行に形成された溝65Eと、この溝65Eと内側面部65Dとの間に設けられた挟持部65Fと、外側面部65Aの前部において内側面部65D側へ突出形成された小突起部65Gとからなる。この小突起65Gと挟持部65Fの先端との間は空間Sとなっており、溝65Eは、この空間Sから、すなわち指詰め防止部材65の前部から係止部材70の係止部70Bの長さ方向と同じ方向へ切り込まれたものとなっている。
【0066】
それぞれの指詰め防止部材65をドア本体10の端面10B,10Cに係止部材70で取り付けるときは、それぞれの指詰め防止部材65の後端65Cに両面に粘着剤が塗布された両面テープ71を取り付け、係止部材70の2個の係止部70Bのそれぞれを2個の指詰め防止部材65の溝65Eに挿入するとともに、それぞれの指詰め防止部材65に取り付けた両面テープ71を前記表面部材67の端部67Aに粘着させ、これにより、指詰め防止部材65をドア本体10に仮止めしながら、図9で示すように、係止部材70の平面部70Aをビス69で端面部材66の平面部66Aに結合する。
【0067】
係止部材70を使用したこの指詰め防止部材65の配置作業をドア本体10の両方の端面10B,10Cについて行う。
【0068】
なお、指詰め防止部材65をドア本体10に仮止めするための両面テープは、指詰め防止部材65の内側面部65Dにも取り付けてもよい。
【0069】
以上の作業を行うと、それぞれの指詰め防止部材65は係止部材70の係止部70Bに係止された状態でドア本体10の端面10B,10Cに取り付けられることになり、指詰め防止部材65は係止部材70の係止部70Bでドア本体10の厚さ方向に位置決めされるとともに、指詰め防止部材65の後端65Cはドア本体10を形成している表面部材67の端部67Aに両面テープ71を介して当接しているため、指詰め防止部材65はドア本体10の幅方向にも位置決めされる。
【0070】
このため、指詰め防止部材65をドア本体10の所定位置に位置決め配置する作業は、指詰め防止部材65の溝65Eへの係止部材70の係止部70Bの挿入と、ビス69による係止部材70のドア本体10への取り付けという簡単な作業で行うことができ、短時間で容易に行える。
【0071】
また、指詰め防止部材65の挟持部65Fは係止部材70の係止部70Bをその弾性力で挟持することになり、このため、両面テープ71による粘着と併せ、ドア本体10への指詰め防止部材65の取付強度を大きくできる。また、本実施形態では、指詰め防止部材65の挟持部65Eの先端には係止部材70の係止部70B側へ突出した突部65Hが形成されているため、この挟持部65Eによる係止部70Bの挟持強度を大きくできる。
【0072】
特に本実施形態によると、指詰め防止部材65はドア本体10の端面10B,10Cと同じ大きさで形成されておらず、ドア本体10の厚さ方向に分割されて端面10B,10Cに配置されているため、厚さ寸法が異なる各種のドア本体10について共通使用でき、汎用性を有する。
【0073】
また、指詰め防止部材65は端面10B,10Cにおけるドア本体10の厚さ方向中央部には配置されないため、図9で示したラッチ部材19が出没する孔は指詰め防止部材65に形成する必要がなく、図9に示すとおり、この孔72は端面部材66と係止部材70に形成すればよいため、この点でも指詰め防止部材65は各種のドア本体10に共通使用できることになる。
【0074】
また、本実施形態に係る指詰め防止部材65はドア本体10の端面10B,10Cにおけるドア本体厚さ方向の両方の端部に分離して配置されているとともに、これらの端部は、前述のしたように、窪んだ窪み部68となっており、指詰め防止部材65はこの窪み部68と対応した大きさ(体積)を有しているため、これらの端部をL字状の角部をした場合よりも指詰め防止部材65の大きさを大きくできる。この結果、弾性材料からなる指詰め防止部材65の弾性変形量を大きくでき、充分な指詰め防止機能を確保できることになる。
【0075】
図12は、別実施形態に係る指詰め防止部材85を示す。この指詰め防止部材85は、前記実施形態の指詰め防止部材65と同じ平断面形状を有するものとなっているが、硬質合成樹脂又は金属等による硬質材料で形成された内部部材85Aの外側に、ゴム又は軟質合成樹脂あるいは多孔質合成樹脂等による弾性材料で形成された外部部材85Bが被せられたものとなっている。
【0076】
この実施形態によると、硬質材料による内部部材85Aを有しているため、ドア本体10への取り付け前における指詰め防止部材85が撓み変形することはなく、このため、指詰め防止部材85の取り扱いを容易に行える。
【0077】
なお、図12の指詰め防止部材85は、内部部材85Aの各部分のうち、端面部材66、係止部材70、両面テープ71と接触する部分には外部部材85Bを被せないものとなっているが、これらの部分にも外部部材85Bを被せてもよい。
【0078】
また、内部部材85Aは大きさは任意であり、図12で示したものよりも小さくしてもよく、例えば、ワイヤー状、フラットバー状としてもよい。
【0079】
【発明の効果】
厚さ寸法が異なっても同じ指詰め防止部材を使用できるようになる開閉体を得られ、またこの開閉体に使用できる指詰め防止部材を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉体がバランスドアのドア本体である場合におけるバランスドアの室内側を示す正面図である。
【図2】バランスドアの背面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】ドア本体の開閉時の運動を示す模式的平面図である。
【図6】ドア本体が閉じたときを実線で、開いたときを仮想線で示した斜視図である。
【図7】揺動部材である上下のアーム部材とドア本体との連結構造、及び揺動中心部材である揺動筒部材の揺動中心軸の構造を示す一部破断のドア本体及びその周囲の縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】一部を破断したドア本体及びその周囲部材を示す平断面図である。
【図10】ドア本体の端面に配置される指詰め防止部材を拡大して示す斜視図である。
【図11】指詰め防止部材とその周辺部材を示す平断面図である。
【図12】別実施形態に係る指詰め防止部材を示す図11と同様の図である。
【符号の説明】
1 開口部である出入口
2 バランスドアの外枠組み
7 揺動中心部材である揺動筒部材
8,9 揺動部材である上下のアーム部材
10 開閉体であるドア本体
12 ガイド部材であるガイドレール
15 被ガイド部材であるローラ
50 自閉装置
65,85 指詰め防止部材
65E 溝
68 窪み部
70 係止部材
70B 係止部
85A 内部部材
85B 外部部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an opening / closing body whose end face faces and faces a mating member by opening and closing, and a finger padding prevention member attached to the opening / closing body, for example, a door body of a balance door, a sliding door, a hinged door, a folding door, etc. There is something that can be used.
[0002]
[Background]
The end face of the opening / closing body that can be freely opened and closed, such as the door body of the balance door, sliding door, hinged door, and folding door, faces the mating member such as the outer frame, pillar, wall, etc. when the opening / closing body is closed. When opened, it is separated from this mating member. Among the open / close bodies, when the open / close body is closed, a finger or the like is prevented from being pinched between the end face and the mating member, or the end face is made of an elastic material so that it can be easily pulled out. There are those with a finger padding prevention member attached.
[0003]
The conventional finger padding prevention member has a size corresponding to the thickness dimension of the opening / closing body, and therefore, one end surface of the opening / closing body is entirely covered by one finger padding prevention member.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
According to this conventional finger padding prevention member, it must be formed in a size corresponding to the thickness dimension of the opening / closing body to which the finger padding prevention member is to be attached. There has been a problem that a finger padding prevention member has to be prepared.
[0005]
An object of the present invention is to provide an opening / closing body that can use the same finger filling preventing member even if the thickness dimension is different, and a finger filling preventing member that can be used for the opening / closing body.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The opening / closing body according to the present invention has an end face facing and separating from the mating member, and the finger opening prevention member is attached to the end face facing and separating from the mating member by opening and closing. The stuffing prevention member is divided into a plurality in the opening / closing body thickness direction and arranged on the end face.
[0007]
According to this opening / closing body, the finger padding prevention member does not have a size that covers the entire end face of the opening / closing body, and is divided into a plurality of parts in the thickness direction of the opening / closing body. Can be used in common for different opening / closing bodies, and the cost for the finger padding prevention member can be reduced.
[0008]
Moreover, in the opening / closing body in which the components of the lock device, the latch member, and the like are projected and retracted from the end face, when the number of finger padding prevention members is two arranged at both ends of the opening / closing body thickness direction, This also has the effect that it is not necessary to form a hole in the finger padding prevention member for allowing the constituent members and latch members of these lock devices to appear and disappear.
[0009]
In this way, the number of finger padding prevention members divided in the thickness direction of the opening / closing body may be only two arranged at both ends of the opening / closing body thickness direction of the opening / closing body, or these The number may be three including those arranged between them, or four or more.
[0010]
Further, when a plurality of finger padding prevention members are arranged on the end face of the opening / closing body in the opening / closing body thickness direction, the finger padding prevention members may contact or overlap each other for the opening / closing body having a small thickness dimension.
[0011]
And you may cover the whole one end surface of an opening-and-closing body with a plurality of finger padding prevention members.
[0012]
The structure for disposing the finger padding prevention member on the end face of the opening / closing body is arbitrary. For example, each finger padding prevention member is attached to the opening / closing body with a fastening device such as a screw or a rivet, a double-sided tape, an adhesive or the like. In addition, the opening / closing body itself may be provided with a portion for locking or engaging the finger padding prevention member, and these locking portions or engaging portions may be used. A locking member provided with a plurality of locking portions spaced apart in the opening / closing body thickness direction is attached, and a plurality of finger padding prevention members divided in the opening / closing body thickness direction are engaged with these locking portions. You may carry out by making it stop.
[0013]
Among these, according to the last arrangement structure, the arrangement work of the finger padding prevention member can be easily performed by the locking action of the locking member attached to the end face of the opening / closing body, and the locking body or the engaging part etc. It becomes possible to carry out without forming a special shape portion.
[0014]
Moreover, the latching | locking part of the latching member in this arrangement structure may be arbitrary shapes, if it can latch a finger padding prevention member. One example is that the locking portion of the locking member has a length extending from the end surface to the opposite end surface side of the opening / closing body, and the finger padding prevention member has a length from the front to the length of the locking portion. By forming a cut groove and inserting a locking portion into the groove, the finger padding prevention member is locked to the locking member.
[0015]
According to this arrangement structure, the finger padding prevention member is immovable in the thickness direction of the opening / closing body by the locking portion of the locking member, and the finger padding member is brought into contact with the opening / closing body by bringing the rear end of the finger padding prevention member into contact with the opening / closing body. The prevention member is also immovable in the width direction of the opening / closing body, and the finger padding prevention member can be reliably positioned and arranged.
[0016]
The structure for attaching the locking member to the end face of the opening / closing body is arbitrary, and this attachment may be performed by, for example, a fastener such as a screw or a rivet, a double-sided tape, an adhesive, welding, or the like, or The locking member itself may be provided with a portion that is locked, engaged, or fitted to the opening / closing body.
[0017]
Further, one or more of the finger padding prevention member and the locking member may be provided over the entire length of the end face facing or separating from the counterpart member, or may be provided partially in the length direction of this end face. Furthermore, the lengths of the finger padding preventing member and the locking member in the length direction of the end surface may be different.
[0018]
Alternatively, the locking member may be attached to the end face of the opening / closing body first, and then the operation of locking the finger padding prevention member to the locking member may be performed, or the finger padding prevention member may be first attached to the locking member. After locking, the locking member may be attached to the end face of the opening / closing body, and the locking member may be capable of performing either one or both of these operations.
[0019]
In the above, the finger padding prevention member may be formed entirely of a solid or hollow elastic material, and is formed by covering an outer member made of an elastic material on the outer side of an inner member formed of a hard material. It may be.
[0020]
When the finger padding prevention member has an internal member formed of a hard material, the overall strength of the finger padding prevention member can be secured, and the finger padding before the finger padding prevention member is attached to the opening / closing body, etc. The handleability of the prevention member can be improved.
[0021]
Note that the term “covering the external member on the outside of the internal member” as used herein means that the entire internal member is covered with the external member, and that the opening / closing body and its attached member are contacted when the finger padding prevention member is attached to the open / close body. It means both the case where the portion is not covered with the external member and the other portion is covered with the external member.
[0022]
Further, the present invention described above can be applied to any open / close body, and the open / close body may be, for example, a door body of a balance door, a sliding door, a hinged door, or a folding door, and can be moved along a ceiling rail. A movable partition panel or a shutter curtain that moves while being guided by a guide rail of the shutter device may be used.
[0023]
Further, the opening / closing body may open / close an opening such as an entrance / exit formed inside the outer frame, or may be opened / closed by linear movement or rotation with respect to a column or wall. Therefore, when the opening and closing body is opened and closed, the mating member whose end face faces and separates may be a member that forms an outer frame or a member that forms a building such as a pillar or a wall.
[0024]
Further, the opening / closing body according to the present invention may be a structural member that constitutes a structure that opens and closes like a slat constituting a slat shutter or a panel constituting a panel shutter including an overhead door. When the opening / closing body is this constituent member, the counterpart member that faces and separates from this constituent member is another constituent member that is disposed adjacent to this constituent member.
[0025]
When the open / close body is a door body of a balance door, that is, the open / close body is pivotable about the vertical axis at the front end of the swinging member that swings in the horizontal plane around the base end. And the guided member provided in the middle in the width direction is a door body of a balance door that is guided by a guide member extending in the horizontal direction. The end face may be provided with a finger padding prevention member divided into a plurality of pieces in the door body thickness direction, and is divided into a plurality of pieces in the door body thickness direction only on one end face in the width direction of the door body. A finger padding prevention member may be arranged.
[0026]
However, since the end surfaces on both sides in the width direction of the door body of the balance door face and separate from each mating member due to the opening and closing movement of the door body, the thickness of the door body on each end surface on both sides in the width direction of the door body. It is preferable to arrange the finger padding prevention member divided into a plurality in the direction.
[0027]
When the present invention is applied to an opening / closing body in which the end surfaces on both sides in the width direction face each other and are separated from each other like the door body of this balance door, a plurality of parts divided in the thickness direction of the opening / closing body The individual finger padding prevention members may be disposed only on one end face, but are preferably disposed on both end faces.
[0028]
When the opening / closing body is a door body of a balance door, the swing member may be an upper and lower arm member, or may be a panel-like member having an area facing the front surface or the back surface of the door body.
[0029]
The finger padding prevention member of the opening / closing body according to the present invention is a finger padding prevention member that is attached to the end surface of the opening / closing body that faces and separates from the counterpart member by opening and closing, and the opening / closing body thickness of the end surface It is characterized by being separately attached to the ends on both sides in the direction.
[0030]
According to this finger padding prevention member, since it is separately attached to both ends of the opening / closing body in the thickness direction, it can be used in common for various opening / closing bodies having different thickness dimensions. In addition, when used in an opening / closing body in which the component members and latch members of the lock device appear and disappear from the end surface, a hole for making the component members and latch members of the lock device appear and disappear may be formed in the finger padding prevention member. It becomes unnecessary.
[0031]
Further, the finger padding preventing member according to the present invention, which is separately disposed at both end portions in the opening / closing body thickness direction on the end surface of the opening / closing body, is disposed at the end portion which is a corner portion protruding in an L shape. Alternatively, these end portions may be recessed portions, and the finger padding prevention member may have a size corresponding to these recessed portions, and may be housed and disposed in the recessed portions. .
[0032]
According to the latter, since the volume of the finger padding prevention member can be increased, it is possible to ensure a large elastic action of the finger padding prevention member that is at least partially formed of an elastic material.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment is a case where the opening / closing body is a door body of a balance door provided on a partition wall for partitioning a space such as a toilet room, and FIG. 1 is a front view showing the indoor side of the balance door. 2 is a rear view thereof. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG. 1, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
[0034]
An
[0035]
As shown in FIG. 1, the rear end portions of the upper and
[0036]
Further, as shown in FIG. 2, on the back side of the
[0037]
A
[0038]
Therefore, when the
[0039]
Further, as shown in FIG. 9, on both end faces 10B and 10C of the door
[0040]
In FIG. 6, the
[0041]
FIG. 7 specifically shows a connection structure between the upper and
[0042]
Therefore, the upper and
[0043]
Further, the
[0044]
In the present embodiment, the first connecting
[0045]
The
[0046]
Therefore, in the present embodiment, the position of the
[0047]
FIG. 7 also shows a structure related to the rocking central axis of the rocking
[0048]
The
[0049]
Before the swinging
[0050]
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG. A
[0051]
As shown in FIGS. 7 and 8, a receiving
[0052]
Therefore, the operating
[0053]
A spiral spring is housed inside the
[0054]
When the
[0055]
Therefore, the magnitude of the self-closing force of the
[0056]
The
[0057]
When the
[0058]
Note that the swinging
[0059]
FIG. 9 shows the
[0060]
On each of these end faces 10B and 10C, two finger
[0061]
An
[0062]
Therefore, the end portions on both sides in the width direction of the end surfaces 10 </ b> B and 10 </ b> C of the
[0063]
A locking
[0064]
10 and 11 show an enlarged view of the finger
[0065]
Each of the finger
[0066]
When attaching each finger filling
[0067]
The placement operation of the finger
[0068]
Note that the double-sided tape for temporarily fixing the finger
[0069]
When the above operation is performed, each of the finger
[0070]
For this reason, the operation of positioning and arranging the finger
[0071]
Further, the pinching
[0072]
In particular, according to the present embodiment, the finger
[0073]
Further, since the finger
[0074]
Further, the finger
[0075]
FIG. 12 shows a finger
[0076]
According to this embodiment, since the
[0077]
In addition, the finger
[0078]
Further, the size of the
[0079]
【The invention's effect】
An opening / closing body that can use the same finger padding prevention member can be obtained even if the thickness dimensions are different, and a finger padding prevention member that can be used for this opening / closing body can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing the interior side of a balance door when the opening / closing body is a door body of the balance door.
FIG. 2 is a rear view of the balance door.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a schematic plan view showing the movement when the door body is opened and closed.
FIG. 6 is a perspective view showing a solid line when the door body is closed and an imaginary line when the door body is opened.
FIG. 7 shows a partially broken door body and its surroundings showing a structure for connecting a door body with upper and lower arm members which are swing members, and a structure of a swing center shaft of a swing cylinder member which is a swing center member FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional plan view showing a door body and a peripheral member thereof partially broken.
FIG. 10 is an enlarged perspective view showing a finger filling preventing member disposed on an end surface of the door body.
FIG. 11 is a plan sectional view showing a finger padding preventing member and its peripheral members.
12 is a view similar to FIG. 11 showing a finger padding preventing member according to another embodiment. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Entrance / exit
2 Outer frame of balance door
7 Swing cylinder member that is the swing center member
8,9 Upper and lower arm members that are swing members
10 Door body which is an opening and closing body
12 Guide rail which is a guide member
15 Roller as a guided member
50 Self-closing device
65,85 Finger padding prevention member
65E groove
68 depression
70 Locking member
70B Locking part
85A internal parts
85B External member
Claims (6)
前記指詰め防止部材が開閉体厚さ方向に2個に分割されて前記端面に配置されており、
前記端面には係止部材が取り付けられ、この係止部材は、前記開閉体厚さ方向の両端部において、前記端面の側から前記開閉体の反対側の端面側へ延びる長さを有する2個の係止部を備えており、前記指詰め防止部材には、前記端面の側から前記係止部の長さ方向へ切り込まれた溝が形成され、この溝に前記係止部が挿入されることにより、前記2個の指詰め防止部材がそれぞれの前記係止部ごとに係止され、
板状となっている前記係止部材は、前記2個の係止部の間の平面部において、ビスによって前記開閉体厚さ方向中央部に結合されていることを特徴とする開閉体。In the opening / closing body having an end face facing the mating member and having an end face that is spaced apart, and facing the mating member by moving to open / close, and a finger padding preventing member attached to the end face that is spaced apart,
The finger padding prevention member is divided into two in the opening / closing body thickness direction and arranged on the end face ,
A locking member is attached to the end face, and the locking members have two lengths extending from the end face side to the opposite end face side of the opening / closing body at both ends in the opening / closing body thickness direction. The finger-filling prevention member is formed with a groove cut in the length direction of the locking portion, and the locking portion is inserted into the groove. Thus, the two finger padding prevention members are locked for each of the locking portions,
The opening / closing body, wherein the plate-like locking member is coupled to a central portion in the opening / closing body thickness direction by a screw in a plane portion between the two locking portions .
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