JP4107892B2

JP4107892B2 - Trigger type fluid ejector

Info

Publication number: JP4107892B2
Application number: JP2002188065A
Authority: JP
Inventors: 隆治田崎; 和仁桑原
Original assignee: Yoshino Kogyosho Co Ltd
Current assignee: Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date: 2002-06-27
Filing date: 2002-06-27
Publication date: 2008-06-25
Anticipated expiration: 2022-06-27
Also published as: JP2004025110A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリガー式流体噴出器に関するものであり、トリガー操作によってノズルを通して噴射対象に内容物を確実に噴出させようとするものである。
【０００２】
【従来の技術】
トリガー式の流体噴出器は、ボディに保持されたトリガーを揺動させることによりシリンダ内のピストンを往復運動させて内容物を吸引および加圧し、このシリンダ内にて加圧された内容物が通路を経てボディの外部に排出されるものであり、例えば、カビ取り剤や洗剤等の液体を充填する容器に用いられる。
【０００３】
このため、本願出願人は、その使い勝手を考慮し、容器を傾けなくともあらゆる方向に自由に内容物を噴射することができるトリガー式流体噴出器として、可撓性を有するノズルからなるロングノズルを具える噴出器を特開平１０−２９６１４５号公報にて提案済みである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたトリガー式流体噴出器にあっては、ノズル先端をあらゆる方向に向けることができる分、ノズル先端を正確な角度に調整して内容物を噴射対象に噴射しようとする場合、ノズル先端の向きを調整する作業が煩雑になり、使い勝手が良くないという不都合があった。特に上記公報にあっては、収納スペースを考慮してロングノズルをボディ側に折り曲げようとする場合、可撓性を有したロングノズルの曲げ位置が一定しないため、必ずしも一定のスペースにコンパクトに収納することができなかった。
【０００５】
本発明は、こうした事実に鑑みてなされたものであり、ノズル先端の向き角度を簡単かつ正確に調整することができると共に、ロングノズルを常にコンパクトに収納することができるトリガー式流体噴出器を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明である、請求項１に記載のトリガー式流体噴出器は、内容物の吸引と加圧を行うシリンダおよび該シリンダにつながり加圧された内容物を前方に向かって排出する通路を備えるボディと、このボディで揺動自在に保持されその揺動を繰り返すことによって前記シリンダ内のピストンを往復運動させるトリガーとを備えるトリガー式流体噴出器において、そのボディに、該ボディの通路につながり当該通路と連通する通路と、この通路と交差して当該通路と連通する導入部とを有するノズルベースを、当該ボディの通路の周りを回転可能に設け、このノズルベースの導入部の内側に回転可能に保持され当該ノズルベースの通路と連通する通路を有する筒状の一端を有しボディの通路、ノズルベースの通路及び導入部を経てその先端ノズルより内容物を噴出するロングパイプを備え、このロングパイプの一端に、ノズルベースの通路とロングパイプの通路とを連通させる切り欠きを形成し、前記ロングパイプを折り畳んだ状態でノズルベースの通路とロングパイプの通路とを遮断する遮断弁としたことを特徴とするものである。
【０００７】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のトリガー式流体噴出器において、その切り欠きは、前記ロングパイプの他端と対向する向きに、前記ロングパイプの一端周りに所定の開き角度で切り欠いたものであるものである。
【０００８】
請求項３に記載の発明は、請求項１または２記載のトリガー式流体噴出器において、前記ロングパイプの他端を傾斜させる一方、このロングパイプの他端に、先端ノズルを連結するカップリングを設け、このカップリングは、前記ロングパイプの通路と連通して当該ロングパイプの通路に対して屈折する屈折通路と、この屈折通路と連通して当該屈折通路に対して屈折すると共に前方に向かって延在する屈折通路とを有し、当該ロングパイプの他端に回転可能に保持されることで回転度合いに応じて噴出角度を変更するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の第一実施形態であるトリガーポンプ１００を示す側面図であり、図２（ａ），（ｂ）はそれぞれ、後述するロングパイプ１４０を折り畳んだ状態でトリガーポンプ１００を上方から示す平面図およびそのＡ−Ａ断面図である。また図３，４はそれぞれ、トリガーポンプ１００において、ロングパイプ１４０を前方に回転させた状態および所定の角度に調整した状態を示す断面図である。
【００１０】
トリガーポンプ１００は、図３，４に示す如く、ボディ１１０に、内容物の吸引と加圧を行うシリンダ１１１と、このシリンダ１１１につながり加圧された内容物を排出する通路１１２ａ，１１２ｂを有する。またボディ１１０にはトリガー１１３がピンＳを介して揺動自在に保持され、このトリガー１１３に設けた突起部１１３ｐがシリンダ１１１内に配したピストン１１４に当接する。
【００１１】
ピストン１１４は、リターンスプリング１１５を介してシリンダ１１１に支持されており、リターンスプリング１１５によってトリガー１１３を押圧する向きの付勢力を受ける。これにより、ピストン１１４は、使用者が行うトリガー１１３の引き操作に協働してシリンダ１１１内での押し込み動作が惹起される一方、トリガー１１４から指を離した際には、シリンダ１１１内のリターンスプリング１１５の付勢力によってシリンダ１１１内での押し戻し動作が惹起されるため、シリンダ１１１内を往復運動することができる。
【００１２】
またシリンダ１１１と連通する通路１１２ａには、内容物を吸い上げるディップチューブ１１６を取り付けたインテイク１１７が挿置されている。このインテイク１１７は、シリンダ１１１に設けた連通孔１１１ｈと整列する連通孔１１７ｈを有し、通路１１２ａおよびインテイク１１７間に画成された空間内には、ピストン１１４の押し戻し動作で開放され流路１１２ａ内に流体を吸入させる玉形弁からなる吸入弁１１８とピストン１１４の押し込み動作で開放され流路１１２ａ内の流体を流路１１２ｂに流通させる弾性弁からなる排出弁１１９とを備える。
【００１３】
なお、符号Ｃpは、インテイク１１７のフランジ部分に係止され、パッキンＰを介して容器本体の口部に取り付けるためのスクリューキャップである。
【００１４】
さらにボディ１１０には、通路１１２ｂと連通するスピンエレメント１２０が取り付けられており、このボディ１１０に固定されたスピンエレメント１２０の通路１２１を介して通路１１２ｂとつながるノズルベース１３０が取り付けられている。
【００１５】
ここで図５（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ、ノズルベース１３０を正面および上方から示す平面図と、（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。また図６（ａ）〜（ｄ）はそれぞれ、後述するロングパイプ１４０を正面および上方から示す平面図と、（ａ）のＣ−Ｃ断面図であり、図（ｄ）にロングパイプ１４０をその端部１４０ａから示す。
【００１６】
ノズルベース１３０は、図５に示す如く、スピンエレメント１２０の通路１２１と連通する通路１３１ａおよび通路１３１ａと連通する導入部１３１ｂを有し、ノズルベース１３０の一端１３０ａが、図３，４に示す如く、アンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合によってスピンエレメント１２０の先端に対して回転自在に保持される。またノズルベース１３０は、その他端１３０ｂに、図２（ａ）に示す如く、ロングパイプ１４０、スピンエレメント１５０および先端ノズル１６０を具える。
【００１７】
ロングパイプ１４０は、図６に示す如く、その一端１４０ａに形成した切り欠き１４１を介してノズルベース１３０の通路１３１ａと連通する通路１４２、この通路１４２内の一部に間欠の連結片を介してロングパイプ１４０と一体に設けられた棒状部１４２ａおよびジョイントＸを有する。ジョイントＸは、ロングパイプ１４０の一端１４０ａと、ノズルベース１３０の他端１３０ｂと回転自在にアンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合するフランジ部１４３からなり、ロングパイプ１４０の一端１４０ａをノズルベース１３０の導入部１３１ｂに圧入してノズルベース１３０の他端１３０ｂとフランジ部１４３とをアンダーカット嵌合或いはねじ嵌合させることにより、図３，４に示す如く、ロングパイプ１４０をノズルベース１３０で回転自在に保持する。
【００１８】
切り欠き１４１は、図６（ｄ）に示す如く、ジョイントＸを構成するロングパイプ１４０の一端１４０ａをその他端１４０ｂと対向する向きに開き角度θ（本実施形態ではθ＝１２０°）で切り欠いたものであり、図２に示すロングパイプ１４０の折り畳み状態でノズルベース１３０の通路１３１ａとロングパイプ１４０の通路１４２を遮断する遮断弁を構成する。
【００１９】
このため、ロングパイプ１４０は、図３，４に示す如く、切り欠き１４１が通路１４２およびノズルベース１３０の通路１３１ａを連通させる向き角度θの範囲で内容物を流通できる一方、ロングパイプ１４０を図２に示す折り畳み状態にすると、同図（ｂ）に示す如く、端部１４０ａが通路１４２およびノズルベース１３０の通路１３１ａ間を遮断するため、トリガー１１３を操作しても内容物が流通してしまうことがない。
【００２０】
またロングパイプ１４０は、図３，４に示す如く、その他端１４０ｂに、通路１４１と連通するスピンエレメント１５０が取り付けられており、このロングパイプ１４０に固定されたスピンエレメント１５０の通路１５１を介してロングパイプ１４０の通路１４２とつながる先端ノズル１６０がアンダーカット嵌合によって回転自在に保持されている。
【００２１】
これにより、先端ノズル１６０は、図２（ａ）に示す如く、ノズルベース１３０がボディ１１０に対して軸線Ｏ1周りに回転することによって矢印ｄ1の向きに回転することができると共に、ロングパイプ１４０がノズルベース１３０に対して軸線Ｏ2周りに回転することによって矢印ｄ2の向きに回転することができる。
【００２２】
従ってトリガーポンプ１００によれば、先端ノズル１６０を正確な角度に調整して内容物を噴射対象に噴射しようとする場合、ロングパイプ１４０を曲げたり折り曲げたりすることなく、ノズルベース１２０およびロングパイプ１４０を回転させることによって、先端ノズル１６０の向き角度を簡単かつ正確に調整することができる。
【００２３】
またトリガーポンプ１００によれば、ポンプ１００を使用しない場合にロングパイプ１４０を図２（ａ）に示す折り畳み状態にすれば、ロングパイプ１４０が常にコンパクトに収納されるため、家庭や店頭などで従来と同じ高さスペースに収納することができる。同様に、ポンプ１００を使用しない場合にロングパイプ１４０を折り畳み状態からボディ１１０の上方に矢印ｄ1の向きに回転させても、ロングパイプ１４０が常にコンパクトに収納されるため、従来と同じ幅スペースに収納することができるという効果が得られる。
【００２４】
さらには、上記した従来公報にあっては、噴霧器基体（ボディ）に取り付けた開閉切替部材（ノズルベース）を操作してこの開閉切替部材を開いた状態においては、ロングノズルがどの方向を向いていても内容物の噴出が可能になっており、この状態を維持したまま同公報の図２において二点鎖線で示した位置にロングノズルを格納してしまった場合、誤って操作者の方向への噴出が為される可能性が存在していたが、本実施形態では、ジョイントＸに切り欠き１４１を設けて遮断弁として噴出可能性を制限することにより、ロングパイプ１４０の折り畳み状態での誤作動を防止することができるという効果が得られる。
【００２５】
特に本実施形態にあっては、ノズルベース１３０を取り付けるスピンエレメント１２０として既存のスピンエレメントを用いることにより、ボディ１１０を構成する部品を従来の部品と共通化して、コスト上昇の抑制を図っている。
【００２６】
図７は、本発明の第二実施形態であるトリガーポンプ２００を示す側面図であり、図８（ａ），（ｂ）はそれぞれ、後述するロングパイプ１７０を折り畳んだ状態でトリガーポンプ２００を上方から示す平面図およびそのＡ−Ａ断面図である。また図９，１０はそれぞれ、トリガーポンプ２００において、先端ノズル１６０およびロングパイプ１７０を前方に回転させた状態および所定の角度に調整した状態を示す断面図である。
【００２７】
本実施形態は、第一実施形態の変形例であり、以下、第一実施形態と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【００２８】
スピンエレメント１２０を介してボディ１１０に設けられたノズルベース１３０は、図８に示す如く、その他端１３０ｂに、ロングパイプ１７０、カップリング１８０および先端ノズル１６０を具える。
【００２９】
ロングパイプ１７０は、第一実施形態と同様、その一端１７０ａに形成した開き角度θからなる切り欠き１７１を介してノズルベース１３０の通路１３１ａと連通する通路１７２と、ジョイントＸ（図示せず）を有するが、通路１７２内に棒状部（１４２ａ）が設けられてないものである。ジョイントＸは、第一実施形態と同様、ロングパイプ１７０の一端１７０ａと、ノズルベース１３０の他端１３０ｂと回転自在にアンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合するフランジ部１７３（図８参照）からなり、ロングパイプ１７０の一端１７０ａをノズルベース１３０の導入部１３１ｂに圧入してノズルベース１３０の他端１３０ｂとフランジ部１７３とをアンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合させることにより、図９，１０に示す如く、ロングパイプ１７０をノズルベース１３０で回転自在に保持する。
【００３０】
このため、ロングパイプ１７０は、第一実施形態と同様、図９，１０に示す如く、切り欠き１７１が通路１７２およびノズルベース１３０の通路１３１ａを連通させる向き角度θの範囲で内容物を流通できる一方、ロングパイプ１７０を図８に示す折り畳み状態にすると、同図（ｂ）に示す如く、端部１７０ａが通路１７２およびノズルベース１３０の通路１３１ａ間を遮断するため、トリガー１１３を操作しても内容物が流通してしまうことがない。
【００３１】
またロングパイプ１７０は、図９，１０に示す如く、その他端（先端）１７０ｂに、カップリング１８０がアンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合によって回転自在に保持されている。
【００３２】
カップリング１８０は、ロングパイプ１７０に対して偏心しており、ロングパイプ１７０の通路１７２と連通する屈折通路１８１ａ，１８１ｂを有してスピンエレメント部１８０ｓが一体に形成されたものであって、このスピンエレメント部１８０ｓに、通路１８１ａ，１８１ｂを介して通路１７２とつながる先端ノズル１６０がアンダーカット嵌合或いは図示はしないがねじ嵌合によって回転自在に保持されている。
【００３３】
この場合、先端ノズル１６０は、ロングパイプ１７０の先端にカップリング１８０を介して回転可能に保持されることにより、図８（ａ）に示す如く、軸線Ｏ1周りを矢印ｄ1の向きに回転すると共に軸線Ｏ2周りを矢印ｄ2の向きに回転することに加えて、図９，１０に示す如く、カップリング１８０の軸線Ｏ3周りを矢印ｄ3の向きに回転するため、その回転度合いに応じて噴射角度を変更することができる。
【００３４】
従ってトリガーポンプ２００によれば、先端ノズル１６０を正確な角度に調整して内容物を噴射対象に噴射しようとする場合、ロングパイプ１７０を曲げたり折り曲げたりすることなく、ノズルベース１３０、ロングパイプ１７０およびカップリング１８０を回転させることによって、先端ノズル１６０の向き角度を簡単かつ一層正確に調整することができる。
【００３５】
またトリガーポンプ２００も、ポンプ２００を使用しない場合にロングパイプ１７０およびカップリング１８０を図８に示す折り畳み状態にすれば、ロングパイプ１７０が常にコンパクトに収納されるため、家庭や店頭などで従来と同じ高さスペースに収納することができる。同様に、ポンプ２００を使用しない場合にロングパイプ１７０を図８に示す折り畳み状態からボディ１１０の上方に回転させても、ロングパイプ１７０が常にコンパクトに収納されるため、従来と同じ幅スペースに収納することができるという効果が得られる。
【００３６】
また本実施形態も、ロングパイプ１７０のジョイントに切り欠き１７１を設けて遮断弁として噴出可能性を制限することにより、ロングパイプ１７０の折り畳み状態での誤作動を防止することができるという効果が得られる。同様に、ノズルベース１３０を取り付けるスピンエレメント１２０として既存のスピンエレメントを用いることにより、ボディ１１０を構成する部品を従来の部品と共通化して、コスト上昇の抑制を図っている。
【００３７】
上述したところは、本発明の好適な実施形態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、本実施形態では、ジョイントに形成した切り欠きの開き角度θを１２０°としたが、この開き角度θの値は、トリガーポンプの構造や用途に応じて適宜変更することができる。またトリガーポンプは、内容物を噴霧するためのスピンエレメントを用いないでカビ取り剤や洗剤などの液体や乳液などの内容物をそのまま排出するタイプであってもよい。
【００３８】
【発明の効果】
従って本発明であるトリガー式流体噴出器によれば、ノズル先端を正確な角度に調整して内容物を噴射対象に噴射しようとする場合、ロングパイプを曲げたり折り曲げたりすることなく、ノズルベースおよびロングパイプを回転させることによって、ノズル先端の向き角度を簡単かつ正確に調整することができる。
【００３９】
また本発明によれば、トリガー式流体噴出器を使用しない場合にロングパイプを折り畳み状態にすれば、ロングパイプが常にコンパクトに収納されるため、家庭や店頭などで従来と同じ高さスペースに収納することができる。同様に、トリガー式流体噴出器を使用しない場合にロングパイプを折り畳み状態からボディの上方に回転させても、ロングパイプが常にコンパクトに収納されるため、従来と同じ幅スペースに収納することができるという効果が得られる。さらには、本発明によれば、ロングパイプのジョイントに遮断弁を設けて噴出可能性を制限することにより、ロングパイプ折り畳み状態での誤作動を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一実施形態であるトリガーポンプを示す側面図である。
【図２】（ａ），（ｂ）はそれぞれ、同実施形態において、ロングパイプを折り畳んだ状態でトリガーポンプを上方から示す平面図およびそのＡ−Ａ断面図である。
【図３】同実施形態のトリガーポンプにおいて、ロングパイプを前方に回転させた状態を示す断面図である。
【図４】同実施形態のトリガーポンプにおいて、ロングパイプを所定の角度に調整した状態を示す断面図である。
【図５】（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ、同実施形態のノズルベースを正面および上方から示す平面図と、（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
【図６】（ａ）〜（ｄ）はそれぞれ、同実施形態のロングパイプを正面および上方から示す平面図と、（ａ）のＣ−Ｃ断面図であり、図（ｄ）は、ロングパイプをその端部から示す平面図である。
【図７】本発明の第二実施形態であるトリガーポンプを示す側面図である。
【図８】（ａ），（ｂ）はそれぞれ、同実施形態において、ロングパイプを折り畳んだ状態でトリガーポンプを上方から示す平面図およびそのＡ−Ａ断面図である。
【図９】同実施形態のトリガーポンプにおいて、先端ノズルおよびロングパイプを前方に回転させた状態を示す断面図である
【図１０】同実施形態のトリガーポンプにおいて、先端ノズルおよびロングパイプを所定の角度に調整した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１００トリガーポンプ
１１０ボディ
１１１シリンダ
１１２ａ，１１２ｂ通路
１１３トリガー
１１４ピストン
１１５リターンスプリング
１１６ディップチューブ
１１７インテイク
１１８吸入弁
１１９排出弁
１２０スピンエレメント
１３０ノズルベース
１３０ａ，１３０ｂノズルベース端部
１３１ａ通路
１３１ｂ導入部
１４０ロングパイプ
１４０ａ，１４０ｂロングパイプ端部
１４１切り欠き
１４２通路
１４３フランジ部
１５０スピンエレメント
１６０先端ノズル
１７０ロングパイプ
１７０ａ，１７０ｂロングパイプ端部
１７１切り欠き
１７２通路
１８０カップリング
１８１通路
２００トリガーポンプ
Ｘジョイント[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a trigger type fluid ejector, and is intended to reliably eject contents to an ejection target through a nozzle by a trigger operation.
[0002]
[Prior art]
The trigger type fluid ejector reciprocates the piston in the cylinder by swinging the trigger held by the body to suck and pressurize the contents, and the pressurized contents in the cylinder pass through. And discharged to the outside of the body, and is used, for example, in a container filled with a liquid such as a mold removing agent or a detergent.
[0003]
For this reason, the applicant of the present application considers its usability and uses a long nozzle composed of a flexible nozzle as a trigger type fluid ejector that can inject contents freely in any direction without tilting the container. Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-296145 has already proposed an ejector.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a trigger type fluid ejector, when the nozzle tip can be directed in any direction and the nozzle tip is adjusted to an accurate angle and the contents are to be ejected to the target, The work of adjusting the orientation is complicated, and there is a disadvantage that it is not easy to use. In particular, in the above publication, when the long nozzle is bent toward the body in consideration of the storage space, the bending position of the flexible long nozzle is not constant, so it is not necessarily stored compactly in a fixed space. I couldn't.
[0005]
The present invention has been made in view of these facts, and provides a trigger type fluid ejector that can easily and accurately adjust the orientation angle of the nozzle tip and can always accommodate a long nozzle in a compact manner. The purpose is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The trigger type fluid ejector according to claim 1, which is the present invention, includes a cylinder that sucks and pressurizes contents, and a passage that is connected to the cylinder and discharges the pressurized contents forward. When, in the trigger type fluid ejector and a trigger for reciprocating the piston within the cylinder by repeating swingably held the swing in this body, in its body, the which Ri connected in the path of the body a passage that passes passageway and communicating, rotating the nozzle base having an inlet portion communicating with the passageway and intersecting the passageway, is provided around the passage of the body rotatably, inside the inlet portion of the nozzle base the tip nozzle through capable retained passage of the body has a cylindrical end having the nozzle base of the passageway and communicating passages, the nozzle base of the passage and inlet portion Ri includes a long pipe for ejecting the contents, to one end of the long pipe, forming a notch communicating with the passageway of the nozzle base of the passage and the long pipe, and nozzle base of the passage in a folded state the long pipe It is characterized by being a shut-off valve that shuts off the long pipe passage .
[0007]
The invention according to claim 2 is the trigger type fluid ejector according to claim 1, wherein the notch has a predetermined opening angle around one end of the long pipe in a direction facing the other end of the long pipe. It is something that is cut out .
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the trigger type fluid ejector according to the first or second aspect , the other end of the long pipe is inclined, and a coupling for connecting a tip nozzle to the other end of the long pipe is provided. The coupling includes a refraction path communicating with the long pipe path and refracting with respect to the long pipe path, and being refracted with respect to the refraction path and communicating with the refraction path. and a extending refractive passage, Ru Monodea to change the ejection angle according to the rotation degree in Rukoto held rotatably other end of the long pipe.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a side view showing a trigger pump 100 according to a first embodiment of the present invention, and FIGS. 2A and 2B are each a top view of the trigger pump 100 with a long pipe 140 to be described later folded. FIG. 2 is a plan view and AA cross-sectional view thereof. 3 and 4 are cross-sectional views showing a state in which the long pipe 140 is rotated forward and adjusted to a predetermined angle in the trigger pump 100, respectively.
[0010]
As shown in FIGS. 3 and 4, the trigger pump 100 includes a cylinder 111 that performs suction and pressurization of the contents, and passages 112 a and 112 b that are connected to the cylinder 111 and discharge the pressurized contents. . A trigger 113 is swingably held on the body 110 via a pin S, and a projection 113p provided on the trigger 113 abuts on a piston 114 disposed in the cylinder 111.
[0011]
The piston 114 is supported by the cylinder 111 via a return spring 115 and receives an urging force in a direction in which the trigger 113 is pressed by the return spring 115. As a result, the piston 114 is pushed in in the cylinder 111 in cooperation with the pulling operation of the trigger 113 performed by the user. On the other hand, when the finger is released from the trigger 114, the return in the cylinder 111 is performed. Since the pushing back operation in the cylinder 111 is caused by the urging force of the spring 115, the cylinder 111 can reciprocate.
[0012]
Further, an intake 117 to which a dip tube 116 for sucking up the contents is attached is inserted in the passage 112 a communicating with the cylinder 111. The intake 117 has a communication hole 117h aligned with the communication hole 111h provided in the cylinder 111. In the space defined between the passage 112a and the intake 117, the intake 114 is opened by pushing back the piston 114, and the flow path 112a. And a discharge valve 119 formed of an elastic valve that is opened by a pushing operation of the piston 114 and flows the fluid in the flow path 112a to the flow path 112b.
[0013]
Reference symbol Cp denotes a screw cap that is locked to the flange portion of the intake 117 and is attached to the mouth of the container body via the packing P.
[0014]
Further, a spin element 120 communicating with the passage 112 b is attached to the body 110, and a nozzle base 130 connected to the passage 112 b via the passage 121 of the spin element 120 fixed to the body 110 is attached.
[0015]
Here, FIGS. 5A to 5C are a plan view showing the nozzle base 130 from the front and above, respectively, and a BB cross-sectional view of FIG. 6 (a) to 6 (d) are a plan view showing a long pipe 140, which will be described later, from the front and from above, and a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 6 (a). Shown from the end 140a.
[0016]
As shown in FIG. 5, the nozzle base 130 has a passage 131a communicating with the passage 121 of the spin element 120 and an introduction portion 131b communicating with the passage 131a. One end 130a of the nozzle base 130 is formed as shown in FIGS. The tip of the spin element 120 is rotatably held by undercut fitting or screw fitting (not shown). Further, the nozzle base 130 includes a long pipe 140, a spin element 150, and a tip nozzle 160 at the other end 130b as shown in FIG.
[0017]
As shown in FIG. 6, the long pipe 140 has a passage 142 communicating with the passage 131a of the nozzle base 130 through a notch 141 formed at one end 140a thereof, and an intermittent connection piece in a part of the passage 142. It has a rod-like portion 142 a and a joint X that are integrally provided with the long pipe 140. The joint X is composed of a flange portion 143 that is rotatably undercut or screw-fitted (not shown) with one end 140a of the long pipe 140 and the other end 130b of the nozzle base 130, and the one end 140a of the long pipe 140 is a nozzle. As shown in FIGS. 3 and 4, the long pipe 140 is inserted into the nozzle base 130 by press-fitting into the introduction portion 131 b of the base 130 and undercut fitting or screw fitting between the other end 130 b of the nozzle base 130 and the flange portion 143. Hold it freely.
[0018]
As shown in FIG. 6D, the notch 141 has a notch at an opening angle θ (in this embodiment, θ = 120 °) with one end 140a of the long pipe 140 constituting the joint X facing the other end 140b. 2 and constitutes a shut-off valve that shuts off the passage 131a of the nozzle base 130 and the passage 142 of the long pipe 140 in the folded state of the long pipe 140 shown in FIG.
[0019]
Therefore, as shown in FIGS. 3 and 4, the long pipe 140 can circulate the contents within a range of the orientation angle θ in which the notch 141 communicates the passage 142 and the passage 131 a of the nozzle base 130. In the folded state shown in FIG. 2, the end portion 140a blocks between the passage 142 and the passage 131a of the nozzle base 130 as shown in FIG. There is nothing.
[0020]
3 and 4, the long pipe 140 has a spin element 150 connected to the passage 141 at the other end 140b. The long pipe 140 is connected to the long pipe 140 via the passage 151 of the spin element 150 fixed thereto. A tip nozzle 160 connected to the passage 142 of the long pipe 140 is rotatably held by undercut fitting.
[0021]
As a result, the tip nozzle 160 can rotate in the direction of the arrow d1 as the nozzle base 130 rotates about the axis O1 relative to the body 110, as shown in FIG. By rotating around the axis O2 with respect to the nozzle base 130, it is possible to rotate in the direction of the arrow d2.
[0022]
Therefore, according to the trigger pump 100, when the tip nozzle 160 is adjusted to an accurate angle to inject the contents onto the injection target, the nozzle base 120 and the long pipe 140 are not bent or bent. By rotating the, the direction angle of the tip nozzle 160 can be easily and accurately adjusted.
[0023]
Further, according to the trigger pump 100, when the long pipe 140 is in the folded state shown in FIG. 2A when the pump 100 is not used, the long pipe 140 is always stored compactly. Can be stored in the same height space. Similarly, when the pump 100 is not used, the long pipe 140 is always stored compactly even when the long pipe 140 is rotated in the direction of the arrow d1 above the body 110 from the folded state. The effect that it can be accommodated is obtained.
[0024]
Furthermore, in the above-described conventional publication, in the state in which the open / close switching member (nozzle base) attached to the sprayer base (body) is operated to open the open / close switching member, the direction of the long nozzle is directed. However, if the long nozzle is stored in the position indicated by the two-dot chain line in FIG. 2 of the same publication while maintaining this state, the contents can be ejected in the direction of the operator. However, in this embodiment, the notch 141 is provided in the joint X to limit the possibility of ejection as a shut-off valve. The effect that operation can be prevented is obtained.
[0025]
In particular, in the present embodiment, by using an existing spin element as the spin element 120 to which the nozzle base 130 is attached, the parts constituting the body 110 are made common with the conventional parts to suppress the cost increase. .
[0026]
FIG. 7 is a side view showing the trigger pump 200 according to the second embodiment of the present invention. FIGS. 8A and 8B show the trigger pump 200 in a state in which a long pipe 170 described later is folded. FIG. 2 is a plan view and AA cross-sectional view thereof. 9 and 10 are cross-sectional views showing a state where the tip nozzle 160 and the long pipe 170 are rotated forward and adjusted to a predetermined angle in the trigger pump 200, respectively.
[0027]
The present embodiment is a modification of the first embodiment. Hereinafter, the same parts as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0028]
As shown in FIG. 8, the nozzle base 130 provided on the body 110 via the spin element 120 includes a long pipe 170, a coupling 180, and a tip nozzle 160 at the other end 130b.
[0029]
Similarly to the first embodiment, the long pipe 170 has a passage 172 communicating with the passage 131a of the nozzle base 130 through a notch 171 formed at one end 170a and having an opening angle θ, and a joint X (not shown). The rod-shaped portion (142a) is not provided in the passage 172. As in the first embodiment, the joint X has a flange portion 173 (see FIG. 8) that is rotatably undercut or screw-fitted, although not shown, to one end 170a of the long pipe 170 and the other end 130b of the nozzle base 130. And the other end 130b of the nozzle base 130 and the flange portion 173 are undercut fitted or screw-fitted (not shown). 9 and 10, the long pipe 170 is rotatably held by the nozzle base 130.
[0030]
Therefore, as in the first embodiment, the long pipe 170 can circulate the contents within a range of the orientation angle θ in which the notch 171 communicates the passage 172 and the passage 131a of the nozzle base 130 as shown in FIGS. On the other hand, when the long pipe 170 is folded as shown in FIG. 8, the end 170a blocks between the passage 172 and the passage 131a of the nozzle base 130 as shown in FIG. The contents will not be distributed.
[0031]
9 and 10, the long pipe 170 is rotatably held at the other end (tip) 170b by undercut fitting or screw fitting (not shown).
[0032]
The coupling 180 is eccentric with respect to the long pipe 170, has a refraction path 181a, 181b communicating with the path 172 of the long pipe 170, and is integrally formed with a spin element portion 180s. A tip nozzle 160 connected to the passage 172 via the passages 181a and 181b is rotatably held by the element portion 180s by undercut fitting or screw fitting although not shown.
[0033]
In this case, the tip nozzle 160 is rotatably held at the tip of the long pipe 170 via the coupling 180, thereby rotating around the axis O1 in the direction of the arrow d1 as shown in FIG. 8A. In addition to rotating around the axis O2 in the direction of the arrow d2, as shown in FIGS. 9 and 10, since the axis O3 of the coupling 180 is rotated in the direction of the arrow d3, the injection angle is set according to the degree of rotation. Can be changed.
[0034]
Therefore, according to the trigger pump 200, when the tip nozzle 160 is adjusted to an accurate angle to inject the contents onto the injection target, the nozzle base 130 and the long pipe 170 are not bent or bent. By rotating the coupling 180, the orientation angle of the tip nozzle 160 can be adjusted easily and more accurately.
[0035]
Also, the trigger pump 200 can be stored in a compact manner if the long pipe 170 and the coupling 180 are folded as shown in FIG. 8 when the pump 200 is not used. Can be stored in the same height space. Similarly, when the long pipe 170 is rotated from the folded state shown in FIG. 8 to the upper side of the body 110 when the pump 200 is not used, the long pipe 170 is always stored compactly. The effect that it can do is acquired.
[0036]
In addition, this embodiment also has an effect that it is possible to prevent malfunction of the long pipe 170 in the folded state by providing a notch 171 in the joint of the long pipe 170 to limit the possibility of ejection as a shutoff valve. It is done. Similarly, by using an existing spin element as the spin element 120 to which the nozzle base 130 is attached, the parts constituting the body 110 are made common with the conventional parts to suppress the cost increase.
[0037]
The above description is only a preferred embodiment of the present invention, and various modifications can be made by those skilled in the art within the scope of the claims. For example, in the present embodiment, the opening angle θ of the notch formed in the joint is 120 °, but the value of the opening angle θ can be appropriately changed according to the structure and application of the trigger pump. Further, the trigger pump may be of a type that discharges the contents such as a liquid such as a mold removing agent and a detergent or an emulsion without using a spin element for spraying the contents.
[0038]
【The invention's effect】
Therefore, according to the trigger type fluid ejector according to the present invention, when the nozzle tip is adjusted to an accurate angle and the contents are to be ejected onto the ejection target, the nozzle base and the long pipe are not bent or bent. By rotating the long pipe, the direction angle of the nozzle tip can be easily and accurately adjusted.
[0039]
In addition, according to the present invention, when the long pipe is folded when the trigger type fluid ejector is not used, the long pipe is always stored compactly. can do. Similarly, when the trigger type fluid ejector is not used, the long pipe is always stored compactly even when the long pipe is rotated upward from the folded state, so that it can be stored in the same width space as the conventional one. The effect is obtained. Furthermore, according to the present invention, by providing a shutoff valve at the joint of the long pipe to limit the possibility of ejection, it is possible to prevent the malfunction in the folded state of the long pipe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a trigger pump according to a first embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a plan view and a cross-sectional view taken along line AA, respectively, showing a trigger pump from above in a state where a long pipe is folded in the embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state where a long pipe is rotated forward in the trigger pump of the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in which the long pipe is adjusted to a predetermined angle in the trigger pump of the embodiment.
FIGS. 5A to 5C are a plan view showing the nozzle base of the embodiment from the front and from the top, and a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 5A, respectively.
FIGS. 6A to 6D are a plan view showing the long pipe of the embodiment from the front and from the top, and a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 6A, respectively. FIG. It is a top view which shows from the edge part.
FIG. 7 is a side view showing a trigger pump according to a second embodiment of the present invention.
FIGS. 8A and 8B are a plan view and a cross-sectional view taken along line AA of the trigger pump, respectively, viewed from above with the long pipe folded in the embodiment.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state in which the tip nozzle and the long pipe are rotated forward in the trigger pump of the embodiment. FIG. It is sectional drawing which shows the state adjusted to the angle.
[Explanation of symbols]
100 trigger pump 110 body 111 cylinder 112a, 112b passage 113 trigger 114 piston 115 return spring 116 dip tube 117 intake 118 intake valve 119 discharge valve 120 spin element 130 nozzle base 130a, 130b nozzle base end 131a passage 131b introduction portion 140 long pipe 140a, 140b Long pipe end 141 Notch 142 Passage 143 Flange 150 Spin element 160 Tip nozzle 170 Long pipe 170a, 170b Long pipe end 171 Notch 172 Passage 180 Coupling 181 Passage 200 Trigger pump X Joint

Claims

By a cylinder that sucks and pressurizes the contents, a body connected to the cylinder and a passage for discharging the pressurized contents toward the front, and held by the body so as to be swingable, and repeatedly swinging. In a trigger type fluid ejector comprising a trigger for reciprocating a piston in the cylinder,
In the body, a passageway that passes the passage and communication with Ri connected in the path of the body, a nozzle base having an inlet portion communicating with the passageway and intersecting the passageway, rotatably around the passage of the body Provided,
This nozzle base is rotatably held inside the introduction portion of the nozzle base and has a cylindrical end having a passage communicating with the passage of the nozzle base, and the contents from the tip nozzle through the passage of the body, the passage of the nozzle base and the introduction portion It has a long pipe that ejects things ,
A cutout valve is formed at one end of the long pipe so that the nozzle base passage and the long pipe passage communicate with each other, and the nozzle pipe passage and the long pipe passage are shut off when the long pipe is folded. A trigger type fluid ejector characterized by that.

The trigger type fluid ejector according to claim 1, wherein the notch is notched at a predetermined opening angle around one end of the long pipe so as to face the other end of the long pipe .

While tilting the other end of the long pipe,
At the other end of this long pipe, a coupling that connects the tip nozzle is provided,
The coupling communicates with the long pipe passage and is refracted with respect to the long pipe passage. The coupling is refracted with respect to the refractive passage and extends forward. and a refractive passageway, Monodea Ru claim 1 or 2 triggering fluid ejection device according to change the ejection angle according to the rotation degree in Rukoto is rotatably held at the other end of the long pipe.