JP4106894B2 - 目標検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載した撮像装置または地上に設置した撮像装置によって得られた濃淡画像の中から、コントラストを有する距離の異なる複数目標の位置を検出する目標検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5はこの発明が対象とする濃淡画像の一例であり、γは異なる距離にある物質から放出されるエネルギを検出し画像化した濃淡画像例、αはγの中に存在する近距離目標、βはγの中に存在する遠距離目標である。
今回の発明は、γのような距離情報を持たず異なる距離からの信号が混在する濃淡画像の中から異なる距離にある目標α、βの位置を検出する目標検出装置に関するものである。
複雑な背景の中から目標を抽出する方法として、物質のもつ分光反射率や分光放射率の違いを利用するマルチスペクトルセンシング技術がある。リモートセンシングの分野では、LANDSAT(米国NASAが打ち上げた地球観測衛星)のデータに比演算処理を施して植物と土壌を弁別する研究がなされており、Rowanらにより、LANDSATのMSS(Multispectral Scannerの略。LANDSAT1号から5号までに搭載された光学センサ)データを用いた比演算処理から米国ネバダ州Gold fieldにおいて酸化鉄帯を抽出したことを財団法人資源観測解析センター用語辞典報告が記載している。
【0003】
また、特開2000-113159号公報は、n次元マルチスペクトル画像を(n-1)次元角度座標に変換し目標抽出することで、マルチスペクトル画像処理において、画像の明るさ(照度等)を測定しなくても目標抽出を可能にし、しきい値設定を容易に行えると記載している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法は、例えば人工衛星や航空機が上空から地上を撮像する場合のように、撮像対象がほぼ同一距離にある画像を用いる場合は有効であるが、地上から地上目標を撮像する場合のように、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像ではクラッタも多く抽出してしまうという問題点がある。
【0005】
図6は距離の異なる植物背景の中の目標を撮像した波長が0.5μm〜0.6μmの緑色の画像の一例を示したものであり、図7は距離の異なる植物背景の中の目標を撮像した波長が0.7μm〜1μmの近赤外線画像の一例を示したものであり、図8は、数1による図6と図7の比演算画像の一例を示したものである。Aは目標を示す。
【0006】
【数1】
Figure 0004106894
【0007】
数1は、画像間の比演算処理による目標抽出処理を示したものである。Iout(i、j)は画像の横i番目縦j番目の画素の比演算結果であり、IG(i、j)は波長が0.5μm〜0.6μmの緑色の画像の横i番目縦j番目の輝度、INIR(i、j)は波長が0.7μm〜1μmの近赤外線の画像の横i番目、縦j番目の輝度を示す。
【0008】
図9は図8のラインL上の比演算結果を示したものである。但し、縦軸は比演算結果、横軸は図8のラインL上の位置を、 Thは目標Aを抽出するためのしきい値を示したものである。図9において、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像間の比演算結果を用いて目標を抽出する場合、画像全体を一定のしきい値で二値化処理するとクラッタを抽出してしまうことがある。
【0009】
この発明は、このような課題を解決するためのものであり、リモートセンシング分野で研究が盛んなマルチスペクトル画像処理を、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像に応用するためのものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による目標検出装置は、n(1以上の整数)種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、
上記画像合わせ処理回路を通過した画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、画素間演算処理回路で実施したm(1以上の整数)種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像を任意のサイズに分割する分割処理回路と、分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の平均値を計算する平均値演算回路と、分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を平均値演算回路の出力である平均値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、上記二値化処理回路にて分割二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1〜Cmと、画像メモリC1〜Cmの論理積を計算する目標候補検知回路と、目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路とを備えたものである。
【0011】
第2の発明による目標検出装置は、n種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、上記画素間演算処理回路で実施したm種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像を任意のサイズに分割する分割処理回路と、上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の最大値を計算する最大値演算回路と、上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を最大値演算回路の出力である最大値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、上記二値化処理回路にて分割二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1〜Cmと、画像メモリC1〜Cmの論理積を計算する目標候補検知回路と、上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路を備えたものである。
【0012】
第3の発明による目標検出装置は、n種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、上記画素間演算処理回路で実施したm種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像をk種の異なるサイズに分割する分割処理回路1〜kと、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の平均値を計算する平均値演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を平均値演算回路の出力である平均値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、上記の二値化処理回路にてk種に分割され二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1k〜Cnkと、画像メモリC1k〜Cnkの論理積を計算する目標候補検知回路と、上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路を備えたものである。
【0013】
第4の発明による目標検出装置は、n種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、上記画素間演算処理回路で実施したm種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像をk種の異なるサイズに分割する分割処理回路1〜kと、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の最大値を計算する最大値演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を最大値演算回路の出力である最大値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、上記の分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、上記の二値化処理回路にてk種に分割され二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1k〜Cnkと、画像メモリC1k〜Cnkの論理積を計算する目標候補検知回路と、上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
ここでは、説明をわかりやすくするために5種類の濃淡画像を用いてOD塗装を施した車両を検出する目標検出装置について説明をする。
図1はこの発明による装置の実施の形態1を示す構成図であり、1は対象とする濃淡画像の画像合わせ処理を実施する画像合わせ処理回路、2aは画像合わせ後の波長0.4〜0.5μmの青色の濃淡画像を保存するための画像メモリA1、2bは画像合わせ後の波長0.5〜0.6μmの緑色の濃淡画像を保存するための画像メモリA2、2cは画像合わせ後の波長0.6〜0.7μmの赤色の濃淡画像を保存するための画像メモリA3、2dは画像合わせ後の波長0.7〜1μmの近赤外線の濃淡画像を保存するための画像メモリA4、2eは画像合わせ後の波長3〜5μmの中赤外線の濃淡画像を保存するための画像メモリA5、3は画像メモリA1〜A5の画像を使用して画素間演算を実施するための画素間演算処理回路、2fは画素演算処理回路3において植物除去処理を実施した画像を保存する画像メモリB1、2gは画素演算処理回路3において土除去処理を実施した画像を保存する画像メモリB2、2hは画像合わせ後の中赤外線画像を保存する画像メモリB3、4は2fの画像メモリB1と2gの画像メモリB2と2hの画像メモリB3に保存されている画像をそれぞれ設定された分割数に分割するための分割処理回路、5は分割処理回路4で分割した領域の平均値を計算する平均値演算回路、6は分割処理回路4で分割した領域の標準偏差を計算する標準偏差演算回路、7は平均値演算回路5で計算した平均値と標準偏差演算回路6で計算した標準偏差を用いて分割処理回路4で分割した領域の二値化しきい値を計算するしきい値演算回路、8はしきい値演算回路7で計算したしきい値を用いて分割処理回路4で分割した領域の二値化処理を実施する二値化処理回路、2iは植物除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割二値化処理の結果を保存する画像メモリC1、2jは土除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割二値化処理の結果を保存する画像メモリC2、2kは中赤外線画像に対して二値化処理回路8が実施した分割二値化処理の結果を保存する画像メモリC3、9は2iの画像メモリC1と2jの画像メモリC2と2kの画像メモリC3に保存されている画像の論理積を実施する目標候補検出回路、10は目標候補検出回路9の二値化画像の中から目標条件を満たす二値化領域の位置を検出する位置検出回路である。
【0015】
次に動作について説明する。図1の構成図において波長0.4〜0.5μmの青色の濃淡画像と波長0.5〜0.6μmの緑色の濃淡画と波長0.6〜0.7μmの赤色の濃淡画像と波長0.7〜1μmの近赤外線の濃淡画像と波長3〜5μmの中赤外線の濃淡画像が画像合わせ処理回路1に入力され1画素単位での画像合わせ処理実施後、画像メモリA1(2a)〜画像メモリA5(2e)にそれぞれ保存される。画素間演算処理回路3では画像メモリA1(2a)に保存されている画像合わせ処理後の青色の濃淡画像と画像メモリA4(2d)に保存されている画像合わせ処理後の近赤外線の濃淡画像を用いて植物領域を除去する植物除去処理が実施され、画像メモリB1(2f)に保存される。
【0016】
【数2】
Figure 0004106894
【0017】
数2は植物除去処理の一例を示した式である。Ileaf(i、j)は植物除去処理を実施した画像の横i番目縦j番目の比演算結果であり、IB(i、j)は波長が0.4μm〜0.5μmの青色の画像の横i番目縦j番目の輝度、INIR(i、j)は波長が0.7μm〜1μmの近赤外線の画像の横i番目縦j番目の輝度を示す。
【0018】
画素間演算処理回路3では画像メモリA2(2b)に保存されている画像合わせ処理後の緑色の濃淡画像と画像メモリA3(2c)に保存されている画像合わせ処理後の赤色の濃淡画像を用いて土領域を除去する土除去処理が実施され、画像メモリB2(2g)に保存される。
【0019】
【数3】
Figure 0004106894
【0020】
数3は土除去処理の一例を示した式である。Isoil(i、j)は土除去処理を実施した画像の横i番目縦j番目の比演算結果であり、IG(i、j)は波長が0.5μm〜0.6μmの緑色の画像の横i番目縦j番目の輝度、IR(i、j)は波長が0.6μm〜0.7μmの赤色の画像の横i番目縦j番目の輝度を示す。画像メモリA5(2e)に保存されている画像合わせ処理後の中赤外線の濃淡画像は画素間演算処理回路3では演算されず画像メモリB3(2h)に保存される。
【0021】
分割処理回路4は画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横15分割し、植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を平均値演算回路5と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0022】
平均値演算回路5は植物除去処理画像の分割領域の平均値と土除去処理画像の分割領域の平均値と中赤外線画像の分割領域の平均値を計算し、標準偏差演算回路6は植物除去処理画像の分割領域の標準偏差と土除去処理画像の分割領域の標準偏差と中赤外線画像の分割領域の標準偏差を計算し、しきい値演算回路7は平均値演算回路5と標準偏差演算回路6の出力結果を受けて植物除去処理画像の分割領域の二値化しきい値と土除去処理画像の分割領域の二値化しきい値と中赤外線画像の分割領域の二値化しきい値を算出する。
【0023】
【数4】
Figure 0004106894
【0024】
数4は平均値と標準偏差を用いたしきい値の一算出例を示す。Th(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域のしきい値で、同一分割領域内の平均値AVE(I、J)に同一分割領域内の標準偏差σ(I、J)の定数a倍した値を加算して算出する。なお、演算子AVE(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域内の平均値を算出し、演算子σ(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域内の標準偏差を算出する。
【0025】
二値化処理回路8は植物除去処理画像の分割領域を植物除去処理画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、土除去処理画像の分割領域を土除去処理画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、中赤外線画像の分割領域を中赤外線画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理して植物除去処理画像の二値化画像と土除去処理画像の二値化画像と中赤外線画像の二値化画像を出力する。画像メモリC1(2i)は植物除去処理画像の二値化画像を保存し、画像メモリC2(2j)は土除去処理画像の二値化画像を保存し、画像メモリC3(2k)中赤外線画像3の二値化画像を保存する。
【0026】
目標候補検出回路9は画像メモリC1(2i)に保存されている植物除去処理画像の二値化画像と画像メモリC2(2j)に保存されている土除去処理画像の二値化画像と画像メモリC3(2k)に保存されている中赤外線画像の二値化画像の論理積を計算することで、入力した濃淡画像から植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力し、位置検出回路10は目標候補検出回路9の出力結果である二値化画像に対して隣り合う二値化画素をつなげる連結計算を実施して二値化領域の大きさ、アスペクト比から目標条件に合致した領域の中心座標を出力する。
【0027】
実施の形態2.
図2はこの発明による装置の実施の形態2を示す構成図であり、11は分割処理回路で分割した領域の最大値を計算する最大値演算回路であり、1〜10は実施の形態1と同じものである。
【0028】
次に動作について説明する。図2の構成図において波長0.4〜0.5μmの青色の濃淡画像と波長0.5〜0.6μmの緑色の濃淡画像と波長0.6〜0.7μmの赤色の濃淡画像と波長0.7〜1μmの近赤外線の濃淡画像と波長3〜5μmの中赤外線の濃淡画像が1の画像合わせ処理回路に入力され1画素単位での画像合わせ処理実施後画像メモリA1(2a)〜画像メモリA5(2e)にそれぞれ保存される。画素間演算処理回路3では画像メモリA1(2a)に保存されている画像合わせ処理後の青色の濃淡画像と画像メモリA4(2d)に保存されている画像合わせ処理後の近赤外線の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数2”による植物除去処理を実施され、画像メモリB1(2f)に保存される。
【0029】
画素間演算処理回路3では画像メモリA2(2b)に保存されている画像合わせ処理後の緑色の濃淡画像と画像メモリA3(2c)に保存されている画像合わせ処理後の赤色の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数3”による土領域を除去する土除去処理を実施され、画像メモリB2(2g)に保存される。
【0030】
画像メモリA5(2e)に保存されている画像合わせ処理後の中赤外線の濃淡画像は画素間演算処理回路3では演算されず画像メモリB3(2h)に保存される。
【0031】
分割処理回路4は画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横15分割し、植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を最大値演算回路11と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0032】
最大値演算回路11は植物除去処理画像の分割領域の最大値と土除去処理画像の分割領域の最大値と中赤外線画像の分割領域の最大値を計算し、標準偏差演算回路6は植物除去処理画像の分割領域の標準偏差と土除去処理画像の分割領域の標準偏差と中赤外線画像の分割領域の標準偏差を計算し、しきい値演算回路7は最大値演算回路11と標準偏差演算回路6の出力結果を受けて植物除去処理画像の分割領域の二値化しきい値と土除去処理画像の分割領域の二値化しきい値と中赤外線画像の分割領域の二値化しきい値を算出する。
【0033】
【数5】
Figure 0004106894
【0034】
数5は最大値と標準偏差を用いたしきい値の一算出例を示す。Th(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域のしきい値で、同一分割領域内の最大値MAX(I、J)に同一分割領域内の標準偏差σ(I、J)の定数b倍した値を減算して算出する。なお、演算子MAX(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域内の最大値を算出し、演算子σ(I、J)は横I番目縦J番目の分割領域内の標準偏差を算出する。
【0035】
二値化処理回路8は植物除去処理画像の分割領域を植物除去処理画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、土除去処理画像の分割領域を土除去処理画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、中赤外線画像の分割領域を中赤外線画像の分割領域の二値化しきい値で二値化処理して植物除去処理画像の二値化画像と土除去処理画像の二値化画像と中赤外線画像の二値化画像を出力する。画像メモリC1(2i)は植物除去処理画像の二値化画像を保存し、画像メモリC2(2j)は土除去処理画像の二値化画像を保存し、画像メモリC3(2k)は中赤外線画像の二値化画像を保存する。
【0036】
目標候補検出回路9は画像メモリC1(2i)に保存されている植物除去処理画像の二値化画像と画像メモリC2(2j)に保存されている土除去処理画像の二値化画像と画像メモリC3(2k)に保存されている中赤外線画像の二値化画像の論理積を計算することで、入力した濃淡画像から植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力し、位置検出回路10は目標候補検出回路9の出力結果である二値化画像に対して隣り合う二値化画素をつなげる連結計算を実施して二値化領域の大きさ、アスペクト比から目標条件に合致した領域の中
心座標を出力する。
【0037】
実施の形態3.
図3はこの発明による装置の実施の形態3を示す構成図であり、12は分割処理回路1、13は分割処理回路2、14は分割処理回路3であり、1〜10は実施の形態1と同じ、11は実施の形態2と同じものである。
図3において、分割処理回路1(12)は画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)に保存されている画像をそれぞれ粗い分割数に分割し、分割処理回路2(13)は画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)に保存されている画像をそれぞれ分割処理回路1(12)よりも細かい分割数に分割し、分割処理回路3(14)は画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)に保存されている画像をそれぞれ分割処理回路2(13)よりも細かい分割数に分割し、
平均値演算回路5は分割処理回路1(12)と分割処理回路2(13)と分割処理回路3(14)によって分割した領域の平均値を計算する。
標準偏差演算回路6は分割処理回路1(12)と分割処理回路2(13)と分割処理回路3(14)によって分割した領域の標準偏差を計算する。
しきい値演算回路7は平均値演算回路5で計算した平均値と標準偏差演算回路6で計算した標準偏差を用いて分割処理回路1(12)と分割処理回路2(13)と分割処理回路3(14)で分割した領域の二値化しきい値を計算する。
二値化処理回路8はしきい値演算回路7で計算したしきい値を用いて分割処理回路1(12)と分割処理回路2(13)と分割処理回路3(14)で分割した領域の二値化処理を実施する。
画像メモリC11(2m)は植物除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路1の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC12(2n)は土除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路1の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC13(2o)は中赤外線画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路1の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC21(2p)は植物除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路2の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC22(2q)は土除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路2の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC23(2r)は中赤外線画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路2の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC31(2s)は植物除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路3の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC32(2t)は土除去処理画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路3の分割数による分割二値化処理の結果を保存し、画像メモリC33(2u)は中赤外線画像に対して二値化処理回路8が実施した分割処理回路3の分割数による分割二値化処理の結果を保存する。
目標候補検出回路9は画像メモリC11(2m)と画像メモリC12(2n)と画像メモリC13(2o)と画像メモリC21(2p)と画像メモリC22(2q)と画像メモリC23(2r)と画像メモリC31(2s)と画像メモリC32(2t)と画像メモリC33(2u)に保存されている画像の論理積を実施する。
位置検出回路10は目標候補検出回路9の二値化画像の中から目標条件を満たす二値化領域の位置を検出する。
【0038】
次に動作について説明する。図3の構成図において波長0.4〜0.5μmの青色の濃淡画像と波長0.5〜0.6μmの緑色の濃淡画像と波長0.6〜0.7μmの赤色の濃淡画像と波長0.7〜1μmの近赤外線の濃淡画像と波長3〜5μmの中赤外線の濃淡画像が1の画像合わせ処理回路に入力され1画素単位での画像合わせ処理実施後、画像メモリA1(2a)〜画像メモリA5(2e)にそれぞれ保存される。画素間演算処理回路3では画像メモリA1(2a)に保存されている画像合わせ処理後の青色の濃淡画像と画像メモリA4(2d)に保存されている画像合わせ処理後の近赤外線の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数2”による植物除去処理を実施され、画像メモリB1(2f)に保存される。
【0039】
画素間演算処理回路3では画像メモリA2(2b)に保存されている画像合わせ処理後の緑色の濃淡画像と画像メモリA3(2c)に保存されている画像合わせ処理後の赤色の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数3”による土領域を除去する土除去処理を実施され、画像メモリB2(2g)に保存される。
【0040】
画像メモリA5(2e)に保存されている画像合わせ処理後の中赤外線の濃淡画像は画素間演算処理回路3では演算されず画像メモリB3(2h)に保存される。
【0041】
分割処理回路1(12)は目標が近い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横2分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を平均値演算回路5と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出
力する。
【0042】
分割処理回路2(13)は目標が比較的遠い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横8分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を平均値演算回路5と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0043】
分割処理回路3(14)は目標が遠い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横15分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を平均値演算回路5と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0044】
平均値演算回路5は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の平均値と分割処理回路2(13)による分割領域の平均値と分割処理回路3(14)による分割領域の平均値を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の平均値と分割処理回路2(13)による分割領域の平均値と分割処理回路3(14)による分割領域の平均値を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域の平均値と分割処理回路2(13)による分割領域の平均値と分割処理回路3(14)による分割領域の平均値を計算する。標準偏差演算回路6植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算する。
しきい値演算回路7は平均値演算回路5と標準偏差演算回路6の出力結果を受けて植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3による分割領域の二値化しきい値を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値を算出する。
【0045】
分割領域の平均値と標準偏差を用いた各分割領域の二値化しきい値の計算式は、前記の実施の形態1と同様“数4”を用いて算出する。
【0046】
二値化処理回路8は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2(13)による分割領域と分割処理回路3(14)による分割領域をそれぞれ植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2(13)による分割領域と分割処理回路3による分割領域をそれぞれ土除去処理画像の分割処理回路1による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2による分割領域と分割処理回路3による分割領域をそれぞれ中赤外線画像の分割処理回路1による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理をして、植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による二値化画像と分割処理回路2(13)による二値化画像と分割処理回路2による二値化画像を算出し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による二値化画像と分割処理回路2による二値化画像と分割処理回路3(14)による二値化画像を算出し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による二値化画像と分割処理回路2(13)による二値化画像と分割処理回路3(14)による二値化画像を算出する。
画像メモリC11(2m)は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による二値化画像を保存し、画像メモリC12(2n)は土除去処理画像の分割処理回路1(12)による二値化画像を保存し、画像メモリC13(2o)は中赤外線画像の分割処理回路1(12)による二値化画像を保存し、画像メモリC21(2p)は植物除去処理画像の分割処理回路2(13)による二値化画像を保存し、画像メモリC22(2q)は土除去処理画像の分割処理回路2(13)による二値化画像を保存し、画像メモリC23(2r)は中赤外線画像の分割処理回路2(13)による二値化画像を保存し、画像メモリC31(2s)は植物除去処理画像の分割処理回路3(14)による二値化画像を保存し、画像メモリC32(2t)は土除去処理画像の分割処理回路3(14)による二値化画像を保存し、画像メモリC33(2u)は中赤外線画像の分割処理回路3(14)による二値化画像を保存する。
【0047】
目標候補検出回路9は画像メモリC11(2m)と画像メモリC12(2n)と画像メモリC13(2o)と画像メモリC21(2p)と画像メモリC22(2q)と画像メモリC23(2r)と画像メモリC31(2s)と画像メモリC32(2t)と画像メモリ33(2u)の論理積を計算することで、入力した濃淡画像から植物でも土でもない近距離から遠距離の高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力し、位置検出回路10は目標候補検出回路9の出力結果である二値化画像に対して隣り合う二値化画素をつなげる連結計算を実施して二値化領域の大きさ、アスペクト比から目標条件に合致した領域の中心座標を出力する。
【0048】
実施の形態4.
図4はこの発明による装置の実施の形態4を示す構成図であり、1〜10は実施の形態1と同じ、11は実施の形態2と同じ、12〜14は実施の形態3と同じものである。
【0049】
次に動作について説明する。図4の構成図において波長0.4〜0.5μmの青色の濃淡画像と波長0.5〜0.6μmの緑色の濃淡画像と波長0.6〜0.7μmの赤色の濃淡画像と波長0.7〜1μmの近赤外線の濃淡画像と波長3〜5μmの中赤外線の濃淡画像が1の画像合わせ処理回路に入力され1画素単位での画像合わせ処理実施後、画像メモリA1(2a)〜画像メモリA5(2e)にそれぞれ保存される。画素間演算処理回路3では画像メモリA1(2a)に保存されている画像合わせ処理後の青色の濃淡画像と画像メモリA4(2d)に保存されている画像合わせ処理後の近赤外線の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数2”による植物除去処理を実施され、画像メモリB1(2f)に保存される。
【0050】
画素間演算処理回路3では画像メモリA2(2b)に保存されている画像合わせ処理後の緑色の濃淡画像と画像メモリA3(2c)に保存されている画像合わせ処理後の赤色の濃淡画像を用いて、前記の実施の形態1と同様に“数3”による土領域を除去する土除去処理を実施され、画像メモリB2(2g)に保存される。
【0051】
画像メモリA5(2e)に保存されている画像合わせ処理後の中赤外線の濃淡画像は画素間演算処理回路3では演算されず画像メモリB3(2h)に保存される。
【0052】
分割処理回路1(12)は目標が近い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横2分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を最大値演算回路11と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0053】
分割処理回路2(13)は目標が比較的遠い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横8分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を最大値演算回路11と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0054】
14の分割処理回路3は目標が遠い距離にいる場合を想定し、画像メモリB1(2f)と画像メモリB2(2g)と画像メモリB3(2h)の画像をそれぞれ縦横15分割して植物除去処理画像の分割領域の画像と土除去処理画像の分割領域の画像と中赤外線画像の分割領域の画像を最大値演算回路11と標準偏差演算回路6と二値化処理回路8に対して出力する。
【0055】
最大値演算回路11は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の最大値と分割処理回路2(13)による分割領域の最大値と分割処理回路3(14)による分割領域の最大値を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の最大値と分割処理回路2(13)による分割領域の最大値と分割処理回路3(14)による分割領域の最大値を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1による分割領域の最大値と分割処理回路2(13)による分割領域の最大値と分割処理回路3(14)による分割領域の最大値を計算する。標準偏差演算回路6は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域の標準偏差と分割処理回路2(13)による分割領域の標準偏差と分割処理回路3(14)による分割領域の標準偏差を計算する。しきい値演算回路7は最大値演算回路11と標準偏差演算回路6の出力結果を受けて植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値を計算し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値を計算し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値を算出する。
【0056】
分割領域の最大値と標準偏差を用いた各分割領域の二値化しきい値の計算式は、前記の実施の形態2と同様“数5”を用いて算出する。
【0057】
二値化処理回路8は植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2(13)による分割領域と分割処理回路3(14)による分割領域をそれぞれ植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、土除去処理画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2(13)による分割領域と分割処理回路3(14)による分割領域をそれぞれ土除去処理画像の分割処理回路1による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理し、中赤外線画像の分割処理回路1(12)による分割領域と分割処理回路2(13)による分割領域と分割処理回路3(14)による分割領域をそれぞれ中赤外線画像の分割処理回路1による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路2(13)による分割領域の二値化しきい値と分割処理回路3(14)による分割領域の二値化しきい値で二値化処理をして、植物除去処理画像の分割処理回路1(12)による二値化画像と分割処理回路2(13)による二値化画像と分割処理回路3(14)による二値化画像を算出し、土除去処理画像の分割処理回路1による二値化画像と分割処理回路2による二値化画像と分割処理回路3(14)による二値化画像を算出し、中赤外線画像の分割処理回路1による二値化画像と分割処理回路2による二値化画像と分割処理回路3(14)による二値化画像を算出する。
画像メモリC11(2m)は植物除去処理画像の分割処理回路1による二値化画像を保存し、画像メモリC12(2n)は土除去処理画像の分割処理回路1による二値化画像を保存し、画像メモリC13(2o)は中赤外線画像の分割処理回路1による二値化画像を保存し、画像メモリC21(2p)は植物除去処理画像の分割処理回路2による二値化画像を保存し、画像メモリC22(2q)は土除去処理画像の分割処理回路2による二値化画像を保存し、画像メモリC23(2r)は中赤外線画像の分割処理回路2による二値化画像を保存し、画像メモリC31(2s)は植物除去処理画像の分割処理回路3による二値化画像を保存し、画像メモリC32(2t)は土除去処理画像の分割処理回路3による二値化画像を保存し、画像メモリC33(2u)は中赤外線画像の分割処理回路3による二値化画像を保存する。
【0058】
目標候補検出回路9は画像メモリC11(2m)と画像メモリC12(2n)と画像メモリC13(2o)と画像メモリC21(2p)と画像メモリC22(2q)と画像メモリC23(2r)と画像メモリC31(2s)と画像メモリC32(2t)と画像メモリ33(2u)の論理積を計算することで、入力した濃淡画像から植物でも土でもない近距離から遠距離の高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力し、位置検出回路10は目標候補検出回路9の出力結果である二値化画像に対して隣り合う二値化画素をつなげる連結計算を実施して二値化領域の大きさ、アスペクト比から目標条件に合致した領域の中心座標を出力する。
【0059】
【発明の効果】
第1の発明に係わる目標検出装置は、n種の濃淡画像を用いた画素間演算処理結果の画像を分割することで各分割領域内での距離の違いの影響を小さくし、さらに各分割領域内の平均値と標準偏差を用いた二値化処理を実施するため、気象条件等の変化に強く、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像の中から目標を検出できる効果がある。
【0060】
第2の発明に係わる目標検出装置は、n種の濃淡画像を用いた画素間演算処理結果の画像を分割することで各分割領域内での距離の違いの影響を小さくし、さらに各分割領域内の最大値と標準偏差を用いた二値化処理を実施するため、気象条件等の変化に強く、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像の中から目標を検出できる効果がある。
【0061】
第3の発明に係わる目標検出装置は、n種の濃淡画像を用いた画素間演算処理結果の画像を分割することで各分割領域内での距離の違いの影響を小さくし、さらに近距離目標から遠距離目標に対応できるよう画素間演算処理結果の画像の分割数を変え、各分割領域内の平均値と標準偏差を用いて二値化処理を実施するため、距離の違いによる目標サイズの変化や気象条件等の変化に強く、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像において近距離から遠距離に存在する複数の目標を検出できる効果がある。
【0062】
第4の発明に係わる目標検出装置は、n種の濃淡画像を用いた画素間演算処理結果の画像を分割することで各分割領域内での距離の違いの影響を小さくし、さらに近距離目標から遠距離目標に対応できるよう画素間演算処理結果の画像の分割数を変え、各分割領域内の最大値と標準偏差を用いて二値化処理を実施するため、距離の違いによる目標サイズの変化や気象条件等の変化に強く、距離の異なる物体からの信号が混在するような画像において近距離から遠距離に存在する複数の目標を検出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による装置の実施形態1を示す構成図である。
【図2】 この発明による装置の実施形態2を示す構成図である。
【図3】 この発明による装置の実施形態3を示す構成図である。
【図4】 この発明による装置の実施形態4を示す構成図である。
【図5】 この発明が対象とする濃淡画像の一例である。
【図6】 この発明が解決しようとする課題の説明図である
【図7】 この発明が解決しようとする課題の説明図である。
【図8】 この発明が解決しようとする課題の説明図である。
【図9】 この発明が解決しようとする課題の説明図である。
【符号の説明】
1 画像合わせ処理回路、 2 画像メモリ、 3 画素間演算処理回路、 4 分割処理回路、 5 平均値演算回路、 6 標準偏差演算回路、 7 しきい値演算回路、 8 二値化処理回路、 9 目標候補検出画像、 10 位置検出処理回路、 11 最大値演算回路、 12 分割処理回路1、 13 分割処理回路2、 14 分割処理回路3、 α 近距離目標、 β 遠距離目標、 γ 濃淡画像例、 A 目標、 L ライン、 Th しきい値、 a 定数、 b 定数

Claims (4)

  1. n(1以上の整数)種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、
    画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、
    上記画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、
    上記画素間演算処理回路で実施したm(1以上の整数)種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、
    上記画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像を任意のサイズに分割する分割処理回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の平均値を計算する平均値演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を平均値演算回路の出力である平均値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、
    上記二値化処理回路にて分割二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1〜Cmと、画像メモリC1〜Cmの論理積を計算する目標候補検知回路と、
    上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路と、
    を備え、
    上記画像合わせ処理回路は、青色の濃淡画像と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像と中赤外線の濃淡画像がそれぞれ入力されて画像合わせを行い、
    上記画素間演算処理回路は、青色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像の比を用いて植物領域を除去する植物除去処理の画素間演算と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像の比を用いて土領域を除去する土除去処理の画素間演算を行い、
    上記画像メモリB1〜Bmは、植物除去処理の画素間演算結果と土除去処理の画素間演算結果と画像合わせをした中赤外線の濃淡画像をそれぞれ保存し、
    上記目標候補検知回路は、画像メモリC1〜Cmの論理積の計算により、植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力する、
    ことを特徴とする目標検出装置。
  2. n(1以上の整数)種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、
    画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、
    上記画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、
    上記画素間演算処理回路で実施したm(1以上の整数)種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、
    上記画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像を任意のサイズに分割する分割処理回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の最大値を計算する最大値演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を最大値演算回路の出力である最大値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、
    上記分割処理回路で分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、
    上記二値化処理回路にて分割二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1〜Cmと、画像メモリC1〜Cmの論理積を計算する目標候補検知回路と、
    上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路と、
    を備え、
    上記画像合わせ処理回路は、青色の濃淡画像と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像と中赤外線の濃淡画像がそれぞれ入力されて画像合わせを行い、
    上記画素間演算処理回路は、青色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像の比を用いて植物領域を除去する植物除去処理の画素間演算と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像の比を用いて土領域を除去する土除去処理の画素間演算を行い、
    上記画像メモリB1〜Bmは、植物除去処理の画素間演算結果と土除去処理の画素間演算結果と画像合わせをした中赤外線の濃淡画像をそれぞれ保存し、
    上記目標候補検知回路は、画像メモリC1〜Cmの論理積の計算により、植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力する、
    ことを特徴とする目標検出装置。
  3. n(1以上の整数)種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、
    画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、
    上記画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、
    上記画素間演算処理回路で実施したm(1以上の整数)種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、
    上記画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像をk種の異なるサイズに分割する分割処理回路1〜kと、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の平均値を計算する平均値演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を平均値演算回路の出力である平均値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、
    上記二値化処理回路にてk種に分割され二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1k〜Cnkと、
    画像メモリC1k〜Cnkの論理積を計算する目標候補検知回路と、
    上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路と、
    を備え、
    上記画像合わせ処理回路は、青色の濃淡画像と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像と中赤外線の濃淡画像がそれぞれ入力されて画像合わせを行い、
    上記画素間演算処理回路は、青色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像の比を用いて植物領域を除去する植物除去処理の画素間演算と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像の比を用いて土領域を除去する土除去処理の画素間演算を行い、
    上記画像メモリB1〜Bmは、植物除去処理の画素間演算結果と土除去処理の画素間演算結果と画像合わせをした中赤外線の濃淡画像をそれぞれ保存し、
    上記目標候補検知回路は、画像メモリC1〜Cmの論理積の計算により、植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力する、
    ことを特徴とする目標検出装置。
  4. n(1以上の整数)種の濃淡画像を入力し、入力したn種の画像を1画素の精度で画像合わせをする画像合わせ処理回路と、
    画像合わせ処理後の画像を保存するための画像メモリA1〜Anと、
    上記画像メモリA1〜Anに保存されているn種の画像から任意の画像を使用して画素間演算を行う画素間演算処理回路と、
    上記画素間演算処理回路で実施したm(1以上の整数)種の画素間演算処理結果を保存するための画像メモリB1〜Bmと、
    上記画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像をk種の異なるサイズに分割する分割処理回路1〜kと、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の最大値を計算する最大値演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の標準偏差を計算する標準偏差演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化しきい値を最大値演算回路の出力である最大値と標準偏差演算回路の出力である標準偏差を用いて計算するしきい値演算回路と、
    上記分割処理回路1〜kで分割された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の分割領域内の二値化処理をしきい値演算回路の出力の値を用いて実施する二値化処理回路と、
    上記二値化処理回路にてk種に分割され二値化された画像メモリB1〜Bmに保存されているm種の画像の二値化画像を保存するための画像メモリC1k〜Cnkと、
    上記画像メモリC1k〜Cnkの論理積を計算する目標候補検知回路と、
    上記目標候補検知回路の出力画像から目標条件を満たす画素を取り出し目標の位置を検出する位置検出回路と、
    を備え、
    上記画像合わせ処理回路は、青色の濃淡画像と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像と中赤外線の濃淡画像がそれぞれ入力されて画像合わせを行い、
    上記画素間演算処理回路は、青色の濃淡画像と近赤外線の濃淡画像の比を用いて植物領域を除去する植物除去処理の画素間演算と緑色の濃淡画像と赤色の濃淡画像の比を用いて土領域を除去する土除去処理の画素間演算を行い、
    上記画像メモリB1〜Bmは、植物除去処理の画素間演算結果と土除去処理の画素間演算結果と画像合わせをした中赤外線の濃淡画像をそれぞれ保存し、
    上記目標候補検知回路は、画像メモリC1〜Cmの論理積の計算により、植物でも土でもない高温部分を目標候補として抽出した二値化画像を出力する、
    ことを特徴とする目標検出装置。
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