JP4106321B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークからパケットを受信して処理するデータ処理装置に関する。
通信ネットワークに接続されているデータ処理装置は、通信ネットワークからパケットを受信すると、この受信パケットを一旦、装置内部に設けられている受信バッファに格納する。次に、該受信パケットに付されている送信先アドレスの中に自装置が含まれているか否かを判断する。送信先アドレスの中に自装置が含まれている場合には、装置内部に設けられているパケットメモリに該受信パケットを転送し、その後の処理を進める。又、送信先アドレスの中に自装置が含まれていない場合には、該受信パケットを破棄して、後に続くパケットを待って待機する。
以上の説明の中で、データ処理装置が受信するパケットの中には、ブロードキャストパケットと、マルチキャストパケットと、ユニキャストパケットとが含まれている。ブロードキャストパケットは、ネットワークに接続されている全データ処理装置に対する一斉通報を目的とするパケットであってパケット長は概ね80バイト以下である。マルチキャストパケットは、ネットワークに接続されている一部のデータ処理装置に対する一斉通報を目的とするパケットであってパケット長は概ね80バイト以下である。ユニキャストパケットは、ネットワークに接続されている特定のデータ処理装置に対する通報を目的とするパケットであってパケットの最大長規格は1518バイトと規定されている。
これらの受信パケットを処理するために、データ処理装置がパケットの受信を開始すると、所定のプログラムに従って、パケットメモリには、1518バイトのメモリ容量を有するメモリ領域が複数個設定される。これらのメモリ領域のそれぞれには、パケット長に関わらず、受信パケットが1個格納される。これらメモリ領域の空き状態を管理するためにパケットメモリ残量管理部が配置されている。
又、上記ネットワーク上には種々のパケットが流れている。特に、大規模なネットワークでは、ネットワーク管理を目的とした情報パケットが大量に流れている。この情報パケットは、ブロードキャストパケット又はマルチキャストパケットとして転送され、それほど緊急度を要しない場合も多い。しかし、従来の技術では、そのパケットの送信先アドレスの中に自装置が含まれている場合には、該パケットはパケットメモリに格納される。このパケットは、概ね80バイト以下の短いパケットであるにも関わらず、1518バイトのメモリ容量を有するメモリ領域を1個占有してしまう。
このような状態であっても、パケットメモリに空き領域が多数個ある場合には、特に不都合とはならないが、パケットメモリに余裕がない場合には、以下のような不都合が発生する。
即ち、自装置にとって、それ程緊急度、又は、重要度を有しないブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを処理するために、自装置にとって緊急度、又は、重要度が高いユニキャストパケットの処理が遅れてしまうことになる。
又、情報処理装置がネットワークプリンタであって、印刷処理を実行中に、ネットワークから大量の情報パケットを受信し、パケットメモリに格納されると、ネットワークプリンタのメモリ資源が圧迫され、且つ、CPU(中央演算制御装置)の負荷が増大し、その結果印刷速度が低下するという不都合が発生する。
かかる不都合を解消するために入力されるパケットをパケット振り分け実行部で第一の閾値に基づき短パケットと長パケットに分け、単位時間当たりの転送パケット数が第二の閾値を越えた場合に、長パケットを優先して転送し、短パケットをメモリに溜める技術等が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この技術では、あらゆる種類のパケットを第一及び第二の閾値に基づいて機械的処理しているため、自装置にとって、それ程重要でないパケットが優先され、自装置にとって重要なパケットが優先されない場合も発生することになる。
特開2001−326687号公報(要約)
解決しようとする問題点は、自装置にとって本当に必要なパケットが優先されない場合も発生する点にある。
本発明によるデータ処理装置は、通信回線に接続され、該通信回線を介して受信するパケットを処理するデータ処理装置であって、上記パケットを一時格納する第一の記憶手段と、該第一の記憶手段に格納されたパケットから送信先情報を抽出するパケット情報抽出部と、上記第一の記憶手段に格納された上記パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有する第二の記憶手段と、該第二の記憶手段に於ける空きメモリ領域の容量を管理するメモリ管理部と、上記パケット情報抽出部によって抽出された送信先情報から、上記パケットが自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、上記パケットを上記第一の記憶手段から上記第二の記憶手段へ転送可能と判定し、上記パケットがユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであり、且つ、上記メモリ管理部によって管理される上記空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、上記パケットを上記第一の記憶手段から上記第二の記憶手段へ転送可能と判定するパケット受信判定部と、上記パケット受信判定部の判定結果に基づいて上記パケットの上記第一の記憶手段から上記第二の記憶手段への転送を制御する転送制御部とを備えることによって、自装置にとって真に緊急度が高く、又、重要度の高いユニキャストパケットを優先して処理し、他のパケットは、その後パケットメモリに所定の空きが出来た時に改めて処理することが出来るためメモリ資源の有効活用が可能になる。又、データ処理実行部に於けるパケットの処理が遅滞している時に、ブロードキャストパケットや、マルチキャストパケットを破棄することが出来るのでCPUの負荷が過度になることを防止することが出来、印刷処理が低速になる等の不都合を避けることが出来る。
本発明によるデータ処理装置は、通信回線に接続され、該通信回線を介して受信するパケットを処理するデータ処理装置であって、上記パケットを一時格納する受信バッファと、該受信バッファに格納されたパケットから送信先情報を抽出するパケット情報抽出部と、上記受信バッファに格納された上記パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有するパケットメモリと、該パケットメモリに於ける空きメモリ領域の容量を管理するメモリ管理部と、上記パケット情報抽出部によって抽出された送信先情報から、上記パケットが自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、上記パケットを上記受信バッファから上記パケットメモリへ転送可能と判定し、上記パケットがユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであり、且つ、上記メモリ管理部によって管理される上記空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、上記パケットを上記受信バッファから上記パケットメモリへ転送可能と判定するパケット受信判定部と、上記パケット受信判定部の判定結果に基づいて上記パケットの上記受信バッファから上記パケットメモリへの転送を制御する転送制御部とを備える。
図1は、実施例1の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例1のデータ処理装置10は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部3と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部6と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9とを備える。
ネットワーク接続部1は、データ処理装置10とネットワーク11とを接続してパケットを受信するインタフェース手段である。ここで、受信パケットには、ブロードキャストパケットと、マルチキャストパケットと、ユニキャストパケットとが含まれている。
ブロードキャストパケットは、ネットワークに接続されている全データ処理装置に対する一斉通報を目的とするパケットであってパケット長は概ね80バイト以下である。マルチキャストパケットは、ネットワークに接続されている一部のデータ処理装置に対する一斉通報を目的とするパケットであってパケット長は概ね80バイト以下である。ユニキャストパケットは、ネットワークに接続されている特定のデータ処理装置に対する通報を目的とするパケットであってパケットの最大長規格は1518バイトと規定されている。以下にパケット構成の概要について説明する。
図2は、パケットの構成説明図である。
図に示すパケット12は、(a)に示すように、送信先アドレス12−1(6バイト)と、送信元アドレス12−2(6バイト)と、タイプ/レングス12−3(2バイト)と、データ12−4(46〜1500バイト)、フレームチェック12−5(4バイト)から構成されている。その内部には所定のデータが所定の規則に従って格納されている。
(b)に示すように送信アドレス12−(6バイト)は、先頭2ビットと残り46ビットに分割されている。先頭2ビットはユニキャストパケット(0X)とマルチキャストパケット(1X)の検出ビットが格納されている。残り46ビットには、送信先アドレスが格納されている。
尚、ブロードキャストパケットでは、48ビット全てに1が格納されている。
図1に戻って、受信バッファ2は、ネットワーク接続部1から受け入れた受信パケットを一時格納する受信バッファである。この受信バッファが請求項中の第一の記憶部に該当する。
パケット情報抽出部3は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットから所望の情報を取り出す部分であり、ブロードキャスト検出手段3−1と、マルチキャスト検出手段3−2と、ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3と、自己グループ記憶手段3−4と、自己アドレス記憶手段3−5と、比較手段3−6と、比較手段3−7とを有する。
ブロードキャスト検出手段3−1は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを検出する手段である。
マルチキャスト検出手段3−2は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを検出する手段である。
ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ユニキャストパケットであるかどうかを検出すると共に、その受信パケットの送信先アドレスを検出する手段である。
自己グループ記憶手段3−4は、データ処理装置10が所属しているグループのマルチキャストグループ番号、即ち、マルチキャストパケットのアドレスとなる部分を予め格納しておく記憶手段である。
自己アドレス記憶手段3−5は、データ処理装置10の自己アドレスを予め格納しておく記憶手段である。
比較手段3−6は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、マルチキャストパケットである場合に、そのマルチキャストパケットのアドレスと自己グループ記憶手段3−4に格納されているマルチキャストグループ番号とを比較する比較手段である。
比較手段3−7は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ユニキャストパケットである場合に、そのユニキャストパケットのアドレスと自己アドレス記憶手段3−5に格納されている自己アドレスとを比較する比較手段である。
パケットメモリ4は、受信バッファ2から所定のパケットを受け入れてデータ処理実行部9へ送出するまでの間格納しておくメモリである。その内部には受信バッファ2に格納されたパケットを1個格納可能なメモリ領域を複数個(1〜N)備えている。このメモリ領域のそれぞれは、テータ長が最も長いユニパケットを格納できるように1518バイトのメモリ容量が確保されている。このパケットメモリが請求項中の第二の記憶部に該当する。
パケットメモリ残量管理部5は、上記複数個のメモリ領域(1〜N)に於ける空きメモリの数量を管理する部分である。
パケット受信判定部6は、パケット情報抽出部3によって抽出された送信先情報に基づいて、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットが、自装置を送信先とするユニキャストパケットである場合には、その受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。又、その受信パケットがユニキャストパケット以外のパケットである場合には、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、その時点でパケットメモリ4の空きメモリ領域の数量が所定数量以上である場合のみ、その受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。これらの判定結果は転送制御部7へ送られる。
転送制御部7は、パケット情報抽出部3によって抽出された送信先情報と、パケットメモリ残量管理部5によって管理される空きメモリ領域の数量とに基づいて、受信バッファ2からパケットメモリ4へのパケットデータの転送制御を実行する部分である。
即ち、転送制御部7は、パケット受信判定部6の判定結果に基づいて受信バッファ2からパケットメモリ4へのパケットデータの転送制御を実行する部分である。
受信バッファクリア部8は、パケット受信判定部6の判定結果に基づいて受信バッファ2をクリアし、受信バッファ2が、ネットワーク11から後に続くパケットの受信を可能とする部分である。
データ処理実行部9は、パケットメモリ4から受信パケットを受け入れて、その内容を解釈/実行する部分である。
次に、実施例1の動作について説明する。
図3は、実施例1の動作のフローチャートである。
図のステップS1−1〜ステップS1−10までステップ順に実施例1の動作について説明する。
ステップS1−1
ネットワーク接続部1(図1)は、ネットワーク11(図1)からパケットを受信して、受信バッファ2(図1)へ格納する。
ステップS1−2
パケット情報抽出部3(図1)は、受信バッファ2(図1)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図1)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS1−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS1−6へ進む。
ステップS1−3
比較手段3−7(図1)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図1)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図1)へ送る。両者が一致すればステップS1−4へ進み、一致しなければステップS1−10へ進む。
ステップS1−4
パケット受信判定部6(図1)は、両者が一致しているので、その受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図1)へ送る。転送制御部7(図1)は、この判定結果を受け入れると受信パケットを受信バッファ2(図1)からパケットメモリ4(図1)へ転送する。
ステップS1−5
受信バッファ2(図1)からパケットメモリ4(図1)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS1−6
パケット受信判定部6(図1)は、パケットメモリ残量管理部5(図1)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS1−7へ進み、所定数量以下であればステップS1−10へ進む。
ステップS1−7
マルチキャスト検出手段3−2(図1)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS1−8へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS1−9へ進む。
ステップS1−8
比較手段3−6(図1)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図1)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図1)へ送る。両者が一致すればステップS1−4へ進み、上記と同様にステップS1−4及びステップS1−5を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS1−10へ進む。
ステップS1−9
ブロードキャスト検出手段3−1(図1)は、受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS1−4へ進み、上記と同様にステップS1−4及びステップS1−5を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS1−10へ進む。
ステップS1−10
パケット受信判定部6(図1)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図1)へ送る。受信バッファクリア部8(図1)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図1)内に格納されている受信パケットを破棄してフローを終了する。
以上説明したように、本具体例によれば、データ処理実行部が遅滞なく受信パケットを処理出来、パケットメモリに所定の空き容量がある場合には、ネットワークからブロードキャストパケット及びマルチキャストパケットを含む受信パケットの全てをパケットメモリに転送するが、データ処理実行部に於けるパケットの処理が遅滞し、パケットメモリに所定の空き容量がない場合には、自装置宛てのユニキャストパケット以外は転送を停止することが出来る。
その結果、自装置にとって真に緊急度が高く、又、重要度の高いユニキャストパケットを優先して処理し、他のパケットは、その後パケットメモリに所定の空きが出来た時に改めて処理することが出来るためメモリ資源の有効活用が可能になる。又、データ処理実行部に於けるパケットの処理が遅滞している時に、ブロードキャストパケットや、マルチキャストパケットを破棄することが出来るのでCPUの負荷が過度になることを防止することが出来、印刷処理が低速になる等の不都合を避けることが出来る。
図4は、実施例2の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例2のデータ処理装置20は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部13と、パケットメモリ14と、パケットメモリ残量管理部15と、パケット受信判定部16と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9とを備える。以下に実施例1の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1の構成要素と同一の構成要素には、実施例1と同一の符号が付されている。
パケット情報抽出部13は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットから所望の情報を取り出す部分であり、ブロードキャスト検出手段3−1と、マルチキャスト検出手段3−2と、ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3と、自己グループ記憶手段3−4と、自己アドレス記憶手段3−5と、比較手段3−6と、比較手段3−7と、パケット長検出手段13−1、パケット長設定手段13−2、比較手段13−3を有する。
パケット長検出手段13−1は、パケットのタイプ/レングス12−3(図2)から受信バッファ2に一時格納されている受信パケットのパケット長を検出する部分である。
パケット長設定手段13−2は、所定のデータ長以下の短パケットを検出するため、所定のデータ長を予め設定しておく手段である。
比較手段13−3は、パケット長検出手段13−1が検出したパケット長とパケット長設定手段13−2の設定値とを比較し、パケット長を判定する部分である。以後パケット長設定手段13−2の設定値未満のパケット長を有するパケットを短パケットと記し、設定値以上のパケット長を有するパケットを長パケットと記す。
パケットメモリ14は、受信バッファ2から所定の受信パケットを受け入れてデータ処理実行部9へ送出するまでの間格納しておくメモリである。その内部には受信バッファ2に格納された長パケットを格納するパケットメモリ4と、受信バッファ2に格納された短パケットを格納する短パケットメモリ14−1とを有している。短パケットメモリ14−1には、短パケットのみを格納出来る、データ長がパケット長設定手段13−2の設定値未満のメモリ領域が複数個設けられている。
パケットメモリ残量管理部15は、パケットメモリ4のメモリ領域(1〜N)に於ける空きメモリの数量と、短パケットメモリ14−1のメモリ領域((1)〜(N))に於ける空きメモリの数量とを別々に管理する部分である。
パケット受信判定部16は、パケット長検出手段が短パケットを検出すると、該短パケットから抽出された送信先情報に基づいて、自装置を送信先とするユニキャストパケットである場合には、そのパケットを受信バッファ2から短パケットメモリ14−1へ転送可能と判定する部分である。又、そのパケットがユニキャストパケット以外のパケットである場合には、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、その時点で短パケットメモリ14−1の空きメモリ領域の数量が所定数量以上である場合のみ、そのパケットを受信バッファ2から短パケットメモリ14−1へ転送可能と判定する部分である。
更に、パケット受信判定部16は、パケット長検出手段13−1が長パケットを検出すると、実施例1のパケット受信判定部6と同様に、パケット情報抽出部3によって抽出された送信先情報に基づいて、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットが、自装置を送信先とするユニキャストパケットである場合には、その受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。又、その受信パケットがユニキャストパケット以外のパケットである場合には、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、その時点でパケットメモリ4の空きメモリ領域の数量が所定数量以上である場合のみ、そのパケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。
他の構成要素は、実施例1と同様なので説明を省略する。
次に実施例2の動作について説明する。
図5は、実施例2の動作のフローチャート(その1)である。
図6は、実施例2の動作のフローチャート(その2)である。
図のステップS2−1〜ステップS2−19までステップ順に実施例2の動作について説明する。
ステップS2−1
ネットワーク接続部1(図4)は、ネットワーク11(図4)からパケットを受信して、受信バッファ2(図4)へ格納する。
ステップS2−2
パケット長検出手段13−1(図4)は、パケットのタイプ/レングス12−3(図4)から受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットのパケット長を検出する。比較手段13−3(図4)は、パケット長検出手段13−1(図4)が検出したパケット長とパケット長設定手段13−2(図4)の設定値とを比較しパケット長を判定する。そのパケットが短パケットの場合にはステップS2−3へ進み、そのパケットが長パケットの場合にはステップS2−12へ進む。最初に短パケットの場合のフローを説明し、その後長パケットの場合のフローを説明する。
ステップS2−3
パケット情報抽出部13(図4)は、受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図4)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS2−4へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS2−7へ進む。
ステップS2−4
比較手段3−7(図4)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図4)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−5へ進み、一致しなければステップS2−11へ進む。
ステップS2−5
パケット受信判定部16(図4)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図4)へ送る。転送制御部7(図4)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1(図4)へ転送する。
ステップS2−6
受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1(図4)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS2−7
パケット受信判定部16(図4)は、パケットメモリ残量管理部15(図4)の管理情報、即ち、メモリ領域(1)〜(N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS2−8へ進み、所定数量以下であればステップS2−11へ進む。
ステップS2−8
マルチキャスト検出手段3−2(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS2−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS2−10へ進む。
ステップS2−9
比較手段3−6(図4)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図4)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−5へ進み、上記と同様にステップS2−5及びステップS2−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS2−11へ進む。
ステップS2−10
ブロードキャスト検出手段3−1(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS2−5へ進み、上記と同様にステップS2−5及びステップS2−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS2−11へ進む。
ステップS2−11
パケット受信判定部16(図4)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図4)へ送る。受信バッファクリア部8(図4)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図4)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
次にステップS2−2でステップS2−12へ進んだ場合のフローについて説明する。
ステップS2−12
パケット情報抽出部13(図4)は、受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図4)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS2−13へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS2−16へ進む。
ステップS2−13 比較手段3−7(図4)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図4)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−14へ進み、一致しなければステップS2−11へ進む。
ステップS2−14
パケット受信判定部16(図4)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図4)へ送る。転送制御部7(図4)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4(図4)へ転送する。
ステップS2−15
受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4(図4)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS2−16
パケット受信判定部16(図4)は、パケットメモリ残量管理部15(図4)の管理情報、即ち、メモリ領域1〜N中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS2−17へ進み、所定数量以下であればステップS2−11へ進む。
ステップS2−17
マルチキャスト検出手段3−2(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS2−18へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS2−19へ進む。
ステップS2−18
比較手段3−6(図4)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図4)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−14へ進み、上記と同様にステップS2−14及びステップS2−15を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS2−11へ進む。
ステップS2−19
ブロードキャスト検出手段3−1(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS2−14へ進み、上記と同様にステップS2−14及びステップS2−15を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS2−11へ進む。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、受信パケットの長さを所定値と比較し、長パケットと短パケットとに振り分けて、それぞれ、長パケット用のパケットメモリと短パケット用のパケットメモリへの転送を実行し、長パケット用のパケットメモリと短パケット用のパケットメモリのそれぞれについてパケットメモリの空きを管理することが出来るので、短パケットが、長パケット用のパケットメモリに格納されることがなくなるので実施例1に比してより一層メモリ資源の有効活用を図ることが出来るという効果を得る。
図7は、実施例3の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例3のデータ処理装置30は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部23と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部26と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9と、データ処理中送信元アドレス抽出部27とを備える。以下に実施例1の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1の構成要素と同一の構成要素には、実施例1と同一の符号が付されている。
パケット情報抽出部23は、受信バッファ2に一時格納されているパケットの送信元アドレス12−2(図2)から所望の情報を取り出す部分であり、ブロードキャスト検出手段3−1と、マルチキャスト検出手段3−2と、ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3と、自己グループ記憶手段3−4と、自己アドレス記憶手段3−5と、比較手段3−6と、比較手段3−7と、優先送信元アドレス記憶手段23−1と、送信元アドレス抽出手段23−2と、比較手段23−3とを有する。
優先送信元アドレス記憶手段23−1は、優先して受信したい送信元のアドレスを格納する書き換え可能な記憶手段である。本実施例では、一例として優先して受信したい送信元として、データ処理実行部9が現在処理中のパケットの送信元を設定する。この設定は、データ処理中送信元アドレス抽出部27から、データ処理実行中のユニキャストパケットデータの送信元アドレスを受け入れることによって実行される。
送信元アドレス抽出手段23−2は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信元アドレス12−2(図2)から送信元アドレスを抽出する手段である。
比較手段23−3は、優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されている優先して受信したい送信元のアドレスと、送信元アドレス抽出手段23−2が抽出した送信元アドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部26へ送る手段である。
パケット受信判定部26は、パケット情報抽出部3によって抽出された送信先情報に基づいて、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットが、自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、且つ、その送信元アドレスが優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されているアドレスと一致する場合には、そのパケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。又、そのパケットがユニキャストパケット以外のパケットである場合には、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、その時点でパケットメモリ4の空きメモリ領域の数量が所定数量以上である場合のみ、そのパケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。これらの判定結果は転送制御部7へ送られる。
データ処理中送信元アドレス抽出部27は、データ処理実行中のユニキャストパケットデータの送信元アドレスを抽出し、優先送信元アドレス記憶手段23−1へ送出する部分である。
他の構成要素は、実施例1と同様なので説明を省略する。
次に実施例3の動作について説明する。
図8は、実施例3の動作のフローチャートである。
図のステップS3−1〜ステップS3−11までステップ順に実施例3の動作について説明する。
ステップS3−1
ネットワーク接続部1(図7)は、ネットワーク11(図7)からパケットを受信して、受信バッファ2(図7)へ格納する。
ステップS3−2
パケット情報抽出部3(図7)は、受信バッファ2(図7)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図7)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS3−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS3−7へ進む。
ステップS3−3
比較手段3−7(図7)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図7)に予め格納されている自己アドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−4へ進み、一致しなければステップS3−11へ進む。
ステップS3−4
比較手段23−3(図7)は、送信先アドレスと優先送信元アドレス記憶手段23−1(図7)に格納してある優先して受信したい送信元のアドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−5へ進み、一致しなければステップS3−11へ進む。
ステップS3−5
パケット受信判定部6(図7)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図7)へ送る。転送制御部7(図7)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へ転送する。
ステップS3−6
受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS3−7
パケット受信判定部6(図7)は、パケットメモリ残量管理部5(図7)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS3−8へ進み、所定数量以下であればステップS3−11へ進む。
ステップS3−8
マルチキャスト検出手段3−2(図7)は、パケットの送信先アドレス12−1(図7)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS3−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS3−10へ進む。
ステップS3−9
比較手段3−6(図7)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図7)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−5へ進み、上記と同様にステップS3−5及びステップS3−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS3−11へ進む。
ステップS3−10
ブロードキャスト検出手段3−1(図7)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS3−5へ進み、上記と同様にステップS3−5及びステップS3−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS3−11へ進む。
ステップS3−11
パケット受信判定部6(図7)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図7)へ送る。受信バッファクリア部8(図7)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図7)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、データ処理実行部によるデータ処理が遅滞している場合には、自装置宛てのユニキャストパケットであって現在自装置が処理中のパケット以外はパケットメモリに転送されないことになる。その結果データ処理実行部によるデータ処理が過大になるのを防止することが出来るという効果を得る。
図9は、実施例4の構成のブロック図である。
図に示すように、実施例4のデータ処理装置40は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部33と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部36と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9と、データ処理中送信元アドレス抽出部27とを備える。以下に実施例1又は実施例3の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1又は実施例3の構成要素と同一の構成要素には、実施例1又は実施例3と同一の符号が付されている。
パケット情報抽出部33は、受信バッファ2に一時格納されているパケットの送信元アドレス12−2(図2)から所望の情報を取り出す部分であり、ブロードキャスト検出手段3−1と、マルチキャスト検出手段3−2と、ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3と、自己グループ記憶手段3−4と、自己アドレス記憶手段3−5と、比較手段3−6と、比較手段3−7と、優先送信元アドレス記憶手段23−1と、送信元アドレス抽出手段23−2と、比較手段23−3と、送信元アドレス履歴テーブル33−1と、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2と、設定回数記憶手段33−3と、比較手段33−4とを備える。
図10は、送信元アドレス履歴テーブルの構成図である。
図に示すように、送信元アドレス履歴テーブル33−1は、自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、送信元アドレス抽出手段23−2が抽出する送信元が優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されている送信元に一致しない場合に、該送信元のアドレスを格納し、該送信元から自装置を送信先とするユニキャストパケットを受信する毎に累積受信回数が累積加算された回数を格納する記録手段である。
図9に戻って、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2は、送信元から自装置を送信先とするユニキャストパケットデータであって優先送信元アドレス記憶手段23−1に設定されている送信元以外から受信する毎に累積受信回数を累積加算し、その回数で送信元アドレス履歴テーブル33−1に格納されている回数を更新する手段である。
設定回数記憶手段33−3は、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2に格納されている累積受信回数が所定の回数を超えると受信バッファ2に一時格納されている受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能とすべく、その所定回数を予め設定しておく記憶手段である。
比較手段33−4は、設定回数記憶手段33−3に格納されている回数と、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2に格納されている回数とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部36へ送る手段である。
パケット受信判定部36は、パケット情報抽出部33によって抽出された送信先情報に基づいて、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットが、自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、且つ、その送信元アドレスが優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されているアドレスと一致する場合には、そのパケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。又、そのパケットがユニキャストパケット以外のパケットである場合には、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、その時点でパケットメモリ4の空きメモリ領域の数量が所定数量以上である場合のみ、そのパケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。
更に、送信元アドレス履歴テーブル33−1に格納されている累積受信回数が、設定回数記憶手段33−3に予め設定されている回数を超えるとその受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定する部分である。これらの判定結果は転送制御部7へ送られる。
他の構成要素は、実施例1又は実施例2の構成要素と同様なので説明を省略する。
次に実施例4の動作について説明する。
図11は、実施例4の動作のフローチャート(その1)である。
図12は、実施例4の動作のフローチャート(その2)である。
図のステップS4−1〜ステップS4−19ステップ順に実施例4の動作について説明する。
ステップS4−1
ネットワーク接続部1(図9)は、ネットワーク11(図9)からパケットを受信して、受信バッファ2(図9)へ格納する。
ステップS4−2
パケット情報抽出部3(図9)は、受信バッファ2(図9)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図9)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図9)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS4−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS4−7へ進む。
ステップS4−3
比較手段3−7(図9)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図9)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、一致しなければステップS4−11へ進む。
ステップS4−4
比較手段23−3(図9)は、送信先アドレスと優先送信元アドレス記憶手段23−1(図9)に格納してある優先して受信したい送信元のアドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、一致しなければステップS4−12へ進む。
ステップS4−5
パケット受信判定部6(図9)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図7)へ送る。転送制御部7(図7)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へ転送する。
ステップS4−6
受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS4−7
パケット受信判定部6(図9)は、パケットメモリ残量管理部5(図9)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS4−8へ進み、所定数量以下であればステップS4−11へ進む。
ステップS4−8
マルチキャスト検出手段3−2(図9)は、パケットの送信先アドレス12−1(図9)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS4−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS4−10へ進む。
ステップS4−9
比較手段3−6(図9)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図9)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、上記と同様にステップS4−5及びステップS4−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS4−11へ進む。
ステップS4−10
ブロードキャスト検出手段3−1(図9)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS4−5へ進み、上記と同様にステップS4−5及びステップS4−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS4−11へ進む。
ステップS4−11
パケット受信判定部6(図9)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図9)へ送る。受信バッファクリア部8(図9)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図9)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
ステップS4−12
受信バッファ2(図9)内に格納されている受信パケットの送信先アドレスが、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図10)に未だ格納(登録)されていない場合にはステップS4−17へ進み、既に格納(登録)されていればステップS4−13へ進む。
ステップS4−13
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、図10に示す送信元アドレス履歴テーブルから受信パケットの破棄回数を取り出す。又、この送信元アドレスとその破棄回数情報をテーブル中の一番上へ移動させる。
ステップS4−14
比較手段33−4(図9)は、設定回数記憶手段33−3(図9)に格納されている設定回数と、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)に格納されている破棄回数とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部36(図9)へ送る。パケット受信判定部36(図9)は、破棄回数が設定回数以上であればステップS4−15へ進み、破棄回数が設定回数未満であればステップS4−16へ進む。
ステップS4−15
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、パケット受信判定部36(図9)からの通知に基づいて送信元アドレス履歴テーブルの破棄回数を0に更新してステップS4−5へ進む。以下ステップS4−5、ステップS4−6と進んでフローを終了する。
ステップS4−16
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブルの破棄回数情報(図12)に1加算する。この後、ステップS4−11へ進んで、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
ステップS4−17
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に空きがあるかどうかを調べる。空きがあればステップS4−19へ進み、空きが無ければステップS4−18に進む。
ステップS4−18
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に於いて、テーブルの一番下にあるパケットの送信元アドレスの欄に、受信パケットの送信元アドレスをライトする。又、その破棄回数に1をライトする。その後ステップS4−11へ進み、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
ステップS4−19
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に於いて、空き部分に受信パケットの送信元アドレスをライトする。又、その破棄回数に1をライトする。その後ステップS4−11へ進み、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、データ処理実行部によるデータ処理が遅滞している場合には、自装置宛てのユニキャストパケットであり、且つ、自装置が現在処理中のパケットの送信元以外からのパケットの受信は、所定の設定回数を越えるとパケットメモリへ転送されるので、パケット処理が過大になるのを防ぎながら、処理中以外の送信元からのパケットに対して、設定回数分パケットを受信する毎に、1回は受信して処理するので、完全な無応答になるのを防ぐことが出来るという効果を得る。
上記説明では、データ処理装置が、IEEE802.3で規定されるネットワークに接続されるものとして説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、パケット単位でデータがやり取りされる形態であれば、その他のネットワーク形態に接続される装置にも適用可能である。
実施例1の構成のブロック図である。 パケットの構成説明図である。 実施例1の動作のフローチャートである。 実施例2の構成のブロック図である。 実施例2の動作のフローチャート(その1)である。 実施例2の動作のフローチャート(その2)である。 実施例3の構成のブロック図である。 実施例3の動作のフローチャートである。 実施例4の構成のブロック図である。 送信元アドレス履歴テーブルの構成図である。 実施例4の動作のフローチャート(その1)である。 実施例4の動作のフローチャート(その2)である。
符号の説明
1 ネットワーク接続部
2 受信バッファ
3 パケット情報抽出部
3−1 ブロードキャスト検出手段
3−2 マルチキャスト検出手段
3−3 ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段
3−4 自己グループ記憶手段
3−5 自己アドレス記憶手段
3−6 比較手段
3−7 比較手段
4 パケットメモリ
5 パケットメモリ残量管理部
6 パケット受信判定部
7 転送制御部
8 受信バッファクリア部
9 データ処理実行部
10 データ処理装置
11 ネットワーク

Claims (4)

  1. 通信回線に接続され、該通信回線を介して受信するパケットを処理するデータ処理装置であって、
    前記パケットを一時格納する第一の記憶手段と、
    該第一の記憶手段に格納されたパケットから送信先情報を抽出するパケット情報抽出部と、
    前記第一の記憶手段に格納された前記パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有する第二の記憶手段と、
    該第二の記憶手段に於ける空きメモリ領域の容量を管理するメモリ管理部と、
    前記パケット情報抽出部によって抽出された送信先情報から、前記パケットが自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、前記パケットを前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定し、前記パケットがユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであり、且つ、前記メモリ管理部によって管理される前記空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、前記パケットを前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定するパケット受信判定部と、
    前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて前記パケットの前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段への転送を制御する転送制御部と、を含むことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項に記載のデータ処理装置に於いて、
    前記第一の記憶手段に格納されているパケットのデータ長を検出し、所定のデータ長未満の短パケットを検出するパケット長検出手段と、前記短パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有する第三の記憶手段とを更に備え、
    前記メモリ管理部は、前記第三の記憶手段に於ける空きメモリ領域の容量を管理する機能を更に備え、
    前記パケット受信判定部は、前記パケットが、前記短パケットであり、且つ、自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、前記第一の記憶手段から前記第三の記憶手段へ転送可能と判定し、前記パケットが、ユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、前記第三の記憶手段の空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、前記第一の記憶手段から前記第三の記憶手段へ転送可能と判定することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項に記載のデータ処理装置に於いて、
    データ処理実行中のユニキャストパケットの送信元アドレスを抽出するデータ処理中送信元アドレス抽出部と、データ処理実行中に受信したユニキャストパケットの送信元アドレスを抽出する送信元アドレス抽出部と、前記データ処理中送信元アドレス抽出部が抽出した送信元アドレスを格納する優先送信元アドレス記憶手段とを更に備え、
    前記転送制御は、前記送信元アドレス抽出部の抽出した送信元アドレスが自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、該ユニキャストパケットの送信元が前記優先送信元アドレス記憶手段に格納されている送信元と一致すると前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定する前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて転送制御ることを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項に記載のデータ処理装置に於いて、
    前記自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、前記送信元アドレス抽出手段が抽出する送信元が前記優先送信元アドレス記憶手段に格納されている送信元と異なると、該送信元のアドレスを格納し、該送信元から前記自装置を送信先とするユニキャストパケットを受信する毎に累積受信回数を更新する送信元アドレス履歴記録手段を更に備え、
    前記転送制御は、前記累積受信回数が所定の回数を超えると前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ前記ユニキャストパケットが転送可能と判定する前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて転送制御ることを特徴とするデータ処理装置。
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