JP4106321B2 - データ処理装置 - Google Patents
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Description
即ち、自装置にとって、それ程緊急度、又は、重要度を有しないブロードキャストパケットやマルチキャストパケットを処理するために、自装置にとって緊急度、又は、重要度が高いユニキャストパケットの処理が遅れてしまうことになる。
かかる不都合を解消するために入力されるパケットをパケット振り分け実行部で第一の閾値に基づき短パケットと長パケットに分け、単位時間当たりの転送パケット数が第二の閾値を越えた場合に、長パケットを優先して転送し、短パケットをメモリに溜める技術等が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
図に示すように、実施例1のデータ処理装置10は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部3と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部6と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9とを備える。
図に示すパケット12は、(a)に示すように、送信先アドレス12−1(6バイト)と、送信元アドレス12−2(6バイト)と、タイプ/レングス12−3(2バイト)と、データ12−4(46〜1500バイト)、フレームチェック12−5(4バイト)から構成されている。その内部には所定のデータが所定の規則に従って格納されている。
尚、ブロードキャストパケットでは、48ビット全てに1が格納されている。
パケット情報抽出部3は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットから所望の情報を取り出す部分であり、ブロードキャスト検出手段3−1と、マルチキャスト検出手段3−2と、ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3と、自己グループ記憶手段3−4と、自己アドレス記憶手段3−5と、比較手段3−6と、比較手段3−7とを有する。
マルチキャスト検出手段3−2は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを検出する手段である。
自己グループ記憶手段3−4は、データ処理装置10が所属しているグループのマルチキャストグループ番号、即ち、マルチキャストパケットのアドレスとなる部分を予め格納しておく記憶手段である。
比較手段3−6は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、マルチキャストパケットである場合に、そのマルチキャストパケットのアドレスと自己グループ記憶手段3−4に格納されているマルチキャストグループ番号とを比較する比較手段である。
比較手段3−7は、受信バッファ2に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ユニキャストパケットである場合に、そのユニキャストパケットのアドレスと自己アドレス記憶手段3−5に格納されている自己アドレスとを比較する比較手段である。
パケットメモリ残量管理部5は、上記複数個のメモリ領域(1〜N)に於ける空きメモリの数量を管理する部分である。
即ち、転送制御部7は、パケット受信判定部6の判定結果に基づいて受信バッファ2からパケットメモリ4へのパケットデータの転送制御を実行する部分である。
データ処理実行部9は、パケットメモリ4から受信パケットを受け入れて、その内容を解釈/実行する部分である。
図3は、実施例1の動作のフローチャートである。
図のステップS1−1〜ステップS1−10までステップ順に実施例1の動作について説明する。
ステップS1−1
ネットワーク接続部1(図1)は、ネットワーク11(図1)からパケットを受信して、受信バッファ2(図1)へ格納する。
パケット情報抽出部3(図1)は、受信バッファ2(図1)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図1)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS1−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS1−6へ進む。
比較手段3−7(図1)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図1)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図1)へ送る。両者が一致すればステップS1−4へ進み、一致しなければステップS1−10へ進む。
パケット受信判定部6(図1)は、両者が一致しているので、その受信パケットを受信バッファ2からパケットメモリ4へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図1)へ送る。転送制御部7(図1)は、この判定結果を受け入れると受信パケットを受信バッファ2(図1)からパケットメモリ4(図1)へ転送する。
受信バッファ2(図1)からパケットメモリ4(図1)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS1−6
パケット受信判定部6(図1)は、パケットメモリ残量管理部5(図1)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS1−7へ進み、所定数量以下であればステップS1−10へ進む。
マルチキャスト検出手段3−2(図1)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS1−8へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS1−9へ進む。
比較手段3−6(図1)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図1)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図1)へ送る。両者が一致すればステップS1−4へ進み、上記と同様にステップS1−4及びステップS1−5を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS1−10へ進む。
ブロードキャスト検出手段3−1(図1)は、受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、その受信パケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS1−4へ進み、上記と同様にステップS1−4及びステップS1−5を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS1−10へ進む。
パケット受信判定部6(図1)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図1)へ送る。受信バッファクリア部8(図1)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図1)内に格納されている受信パケットを破棄してフローを終了する。
図に示すように、実施例2のデータ処理装置20は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部13と、パケットメモリ14と、パケットメモリ残量管理部15と、パケット受信判定部16と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9とを備える。以下に実施例1の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1の構成要素と同一の構成要素には、実施例1と同一の符号が付されている。
パケット長設定手段13−2は、所定のデータ長以下の短パケットを検出するため、所定のデータ長を予め設定しておく手段である。
他の構成要素は、実施例1と同様なので説明を省略する。
図5は、実施例2の動作のフローチャート(その1)である。
図6は、実施例2の動作のフローチャート(その2)である。
図のステップS2−1〜ステップS2−19までステップ順に実施例2の動作について説明する。
ステップS2−1
ネットワーク接続部1(図4)は、ネットワーク11(図4)からパケットを受信して、受信バッファ2(図4)へ格納する。
パケット長検出手段13−1(図4)は、パケットのタイプ/レングス12−3(図4)から受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットのパケット長を検出する。比較手段13−3(図4)は、パケット長検出手段13−1(図4)が検出したパケット長とパケット長設定手段13−2(図4)の設定値とを比較しパケット長を判定する。そのパケットが短パケットの場合にはステップS2−3へ進み、そのパケットが長パケットの場合にはステップS2−12へ進む。最初に短パケットの場合のフローを説明し、その後長パケットの場合のフローを説明する。
パケット情報抽出部13(図4)は、受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図4)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS2−4へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS2−7へ進む。
比較手段3−7(図4)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図4)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−5へ進み、一致しなければステップS2−11へ進む。
パケット受信判定部16(図4)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図4)へ送る。転送制御部7(図4)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1(図4)へ転送する。
受信バッファ2(図4)から短パケットメモリ14−1(図4)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS2−7
パケット受信判定部16(図4)は、パケットメモリ残量管理部15(図4)の管理情報、即ち、メモリ領域(1)〜(N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS2−8へ進み、所定数量以下であればステップS2−11へ進む。
マルチキャスト検出手段3−2(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS2−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS2−10へ進む。
比較手段3−6(図4)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図4)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−5へ進み、上記と同様にステップS2−5及びステップS2−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS2−11へ進む。
ブロードキャスト検出手段3−1(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS2−5へ進み、上記と同様にステップS2−5及びステップS2−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS2−11へ進む。
パケット受信判定部16(図4)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図4)へ送る。受信バッファクリア部8(図4)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図4)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
ステップS2−12
パケット情報抽出部13(図4)は、受信バッファ2(図4)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図4)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS2−13へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS2−16へ進む。
パケット受信判定部16(図4)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図4)へ送る。転送制御部7(図4)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4(図4)へ転送する。
受信バッファ2(図4)からパケットメモリ4(図4)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS2−16
パケット受信判定部16(図4)は、パケットメモリ残量管理部15(図4)の管理情報、即ち、メモリ領域1〜N中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS2−17へ進み、所定数量以下であればステップS2−11へ進む。
マルチキャスト検出手段3−2(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS2−18へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS2−19へ進む。
比較手段3−6(図4)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図4)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部16(図4)へ送る。両者が一致すればステップS2−14へ進み、上記と同様にステップS2−14及びステップS2−15を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS2−11へ進む。
ブロードキャスト検出手段3−1(図4)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS2−14へ進み、上記と同様にステップS2−14及びステップS2−15を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS2−11へ進む。
図に示すように、実施例3のデータ処理装置30は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部23と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部26と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9と、データ処理中送信元アドレス抽出部27とを備える。以下に実施例1の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1の構成要素と同一の構成要素には、実施例1と同一の符号が付されている。
比較手段23−3は、優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されている優先して受信したい送信元のアドレスと、送信元アドレス抽出手段23−2が抽出した送信元アドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部26へ送る手段である。
他の構成要素は、実施例1と同様なので説明を省略する。
図8は、実施例3の動作のフローチャートである。
図のステップS3−1〜ステップS3−11までステップ順に実施例3の動作について説明する。
ステップS3−1
ネットワーク接続部1(図7)は、ネットワーク11(図7)からパケットを受信して、受信バッファ2(図7)へ格納する。
パケット情報抽出部3(図7)は、受信バッファ2(図7)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図2)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図7)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS3−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS3−7へ進む。
比較手段3−7(図7)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図7)に予め格納されている自己アドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−4へ進み、一致しなければステップS3−11へ進む。
比較手段23−3(図7)は、送信先アドレスと優先送信元アドレス記憶手段23−1(図7)に格納してある優先して受信したい送信元のアドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−5へ進み、一致しなければステップS3−11へ進む。
パケット受信判定部6(図7)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図7)へ送る。転送制御部7(図7)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へ転送する。
受信バッファ2(図7)からパケットメモリ4(図7)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS3−7
パケット受信判定部6(図7)は、パケットメモリ残量管理部5(図7)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS3−8へ進み、所定数量以下であればステップS3−11へ進む。
マルチキャスト検出手段3−2(図7)は、パケットの送信先アドレス12−1(図7)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS3−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS3−10へ進む。
比較手段3−6(図7)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図7)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図7)へ送る。両者が一致すればステップS3−5へ進み、上記と同様にステップS3−5及びステップS3−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS3−11へ進む。
ブロードキャスト検出手段3−1(図7)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS3−5へ進み、上記と同様にステップS3−5及びステップS3−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS3−11へ進む。
パケット受信判定部6(図7)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図7)へ送る。受信バッファクリア部8(図7)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図7)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
図に示すように、実施例4のデータ処理装置40は、ネットワーク接続部1と、受信バッファ2と、パケット情報抽出部33と、パケットメモリ4と、パケットメモリ残量管理部5と、パケット受信判定部36と、転送制御部7と、受信バッファクリア部8と、データ処理実行部9と、データ処理中送信元アドレス抽出部27とを備える。以下に実施例1又は実施例3の構成要素との相違点のみについて説明する。実施例1又は実施例3の構成要素と同一の構成要素には、実施例1又は実施例3と同一の符号が付されている。
図に示すように、送信元アドレス履歴テーブル33−1は、自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、送信元アドレス抽出手段23−2が抽出する送信元が優先送信元アドレス記憶手段23−1に格納されている送信元に一致しない場合に、該送信元のアドレスを格納し、該送信元から自装置を送信先とするユニキャストパケットを受信する毎に累積受信回数が累積加算された回数を格納する記録手段である。
比較手段33−4は、設定回数記憶手段33−3に格納されている回数と、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2に格納されている回数とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部36へ送る手段である。
他の構成要素は、実施例1又は実施例2の構成要素と同様なので説明を省略する。
図11は、実施例4の動作のフローチャート(その1)である。
図12は、実施例4の動作のフローチャート(その2)である。
図のステップS4−1〜ステップS4−19ステップ順に実施例4の動作について説明する。
ステップS4−1
ネットワーク接続部1(図9)は、ネットワーク11(図9)からパケットを受信して、受信バッファ2(図9)へ格納する。
パケット情報抽出部3(図9)は、受信バッファ2(図9)に一時格納されている受信パケットの送信先アドレス12−1(図9)を抽出する。ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段3−3(図9)は、送信先アドレス12−1(図2)の先頭2ビットからユニキャストパケットであるか否かを判断する。ユニキャストパケットであればステップS4−3へ進み、ユニキャストパケットでなければステップS4−7へ進む。
比較手段3−7(図9)は、送信先アドレスと自己アドレス記憶手段3−5(図9)に予め格納されている自己アドレスと比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、一致しなければステップS4−11へ進む。
比較手段23−3(図9)は、送信先アドレスと優先送信元アドレス記憶手段23−1(図9)に格納してある優先して受信したい送信元のアドレスとを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、一致しなければステップS4−12へ進む。
パケット受信判定部6(図9)は、両者が一致しているので、そのパケットを受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へ転送可能と判定し、その判定結果を転送制御部7(図7)へ送る。転送制御部7(図7)は、この判定結果を受け入れるとパケットを受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へ転送する。
受信バッファ2(図9)からパケットメモリ4(図9)へパケットが転送完了するとフローを終了する。
ステップS4−7
パケット受信判定部6(図9)は、パケットメモリ残量管理部5(図9)の管理情報、即ち、メモリ領域(1〜N)中の空きメモリの数量を受け入れて、その空きメモリの数量が所定数量以上であればステップS4−8へ進み、所定数量以下であればステップS4−11へ進む。
マルチキャスト検出手段3−2(図9)は、パケットの送信先アドレス12−1(図9)を検索し、そのパケットが、マルチキャストパケットであるかどうかを判断する。マルチキャストパケットであればステップS4−9へ進み、マルチキャストパケットでなければ、ステップS4−10へ進む。
比較手段3−6(図9)は、送信先アドレスと自己グループ記憶手段3−4(図9)に予め格納されているマルチキャストグループ番号とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部6(図9)へ送る。両者が一致すればステップS4−5へ進み、上記と同様にステップS4−5及びステップS4−6を通ってフローを終了する。又、両者が一致しなければステップS4−11へ進む。
ブロードキャスト検出手段3−1(図9)は、パケットの送信先アドレス12−1(図2)を検索し、そのパケットが、ブロードキャストパケットであるかどうかを判断する。ブロードキャストパケツトであればステップS4−5へ進み、上記と同様にステップS4−5及びステップS4−6を通ってフローを終了する。又、ブロードキャストパケットでない場合にはステップS4−11へ進む。
パケット受信判定部6(図9)は、これまでのフローより、パケットは不要であると判定し、その判定結果を受信バッファクリア部8(図9)へ送る。受信バッファクリア部8(図9)は、この判定結果を受け入れると受信バッファ2(図9)内に格納されているパケットを破棄してフローを終了する。
受信バッファ2(図9)内に格納されている受信パケットの送信先アドレスが、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図10)に未だ格納(登録)されていない場合にはステップS4−17へ進み、既に格納(登録)されていればステップS4−13へ進む。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、図10に示す送信元アドレス履歴テーブルから受信パケットの破棄回数を取り出す。又、この送信元アドレスとその破棄回数情報をテーブル中の一番上へ移動させる。
比較手段33−4(図9)は、設定回数記憶手段33−3(図9)に格納されている設定回数と、送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)に格納されている破棄回数とを比較し、その比較結果をパケット受信判定部36(図9)へ送る。パケット受信判定部36(図9)は、破棄回数が設定回数以上であればステップS4−15へ進み、破棄回数が設定回数未満であればステップS4−16へ進む。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、パケット受信判定部36(図9)からの通知に基づいて送信元アドレス履歴テーブルの破棄回数を0に更新してステップS4−5へ進む。以下ステップS4−5、ステップS4−6と進んでフローを終了する。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブルの破棄回数情報(図12)に1加算する。この後、ステップS4−11へ進んで、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に空きがあるかどうかを調べる。空きがあればステップS4−19へ進み、空きが無ければステップS4−18に進む。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に於いて、テーブルの一番下にあるパケットの送信元アドレスの欄に、受信パケットの送信元アドレスをライトする。又、その破棄回数に1をライトする。その後ステップS4−11へ進み、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
送信元アドレス履歴テーブル制御手段33−2(図9)は、送信元アドレス履歴テーブル33−1(図9)に於いて、空き部分に受信パケットの送信元アドレスをライトする。又、その破棄回数に1をライトする。その後ステップS4−11へ進み、パケット受信判定部36(図9)が、受信バッファクリア部8(図9)を介して受信バッファ2(図9)をクリアし、受信パケットを破棄する。
2 受信バッファ
3 パケット情報抽出部
3−1 ブロードキャスト検出手段
3−2 マルチキャスト検出手段
3−3 ユニキャスト&送信先アドレス抽出手段
3−4 自己グループ記憶手段
3−5 自己アドレス記憶手段
3−6 比較手段
3−7 比較手段
4 パケットメモリ
5 パケットメモリ残量管理部
6 パケット受信判定部
7 転送制御部
8 受信バッファクリア部
9 データ処理実行部
10 データ処理装置
11 ネットワーク
Claims (4)
- 通信回線に接続され、該通信回線を介して受信するパケットを処理するデータ処理装置であって、
前記パケットを一時格納する第一の記憶手段と、
該第一の記憶手段に格納されたパケットから送信先情報を抽出するパケット情報抽出部と、
前記第一の記憶手段に格納された前記パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有する第二の記憶手段と、
該第二の記憶手段に於ける空きメモリ領域の容量を管理するメモリ管理部と、
前記パケット情報抽出部によって抽出された送信先情報から、前記パケットが自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、前記パケットを前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定し、前記パケットがユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであり、且つ、前記メモリ管理部によって管理される前記空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、前記パケットを前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定するパケット受信判定部と、
前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて前記パケットの前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段への転送を制御する転送制御部と、を含むことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1に記載のデータ処理装置に於いて、
前記第一の記憶手段に格納されているパケットのデータ長を検出し、所定のデータ長未満の短パケットを検出するパケット長検出手段と、前記短パケットを少なくとも1個格納可能なメモリ領域を複数個有する第三の記憶手段とを更に備え、
前記メモリ管理部は、前記第三の記憶手段に於ける空きメモリ領域の容量を管理する機能を更に備え、
前記パケット受信判定部は、前記パケットが、前記短パケットであり、且つ、自装置を送信先とするユニキャストパケットであると、前記第一の記憶手段から前記第三の記憶手段へ転送可能と判定し、前記パケットが、ユニキャストパケット以外の、自装置を送信先に含むパケットであって、且つ、前記第三の記憶手段の空きメモリ領域の容量が所定量以上であると、前記第一の記憶手段から前記第三の記憶手段へ転送可能と判定することを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1に記載のデータ処理装置に於いて、
データ処理実行中のユニキャストパケットの送信元アドレスを抽出するデータ処理中送信元アドレス抽出部と、データ処理実行中に受信したユニキャストパケットの送信元アドレスを抽出する送信元アドレス抽出部と、前記データ処理中送信元アドレス抽出部が抽出した送信元アドレスを格納する優先送信元アドレス記憶手段とを更に備え、
前記転送制御部は、前記送信元アドレス抽出部の抽出した送信元アドレスが自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、該ユニキャストパケットの送信元が前記優先送信元アドレス記憶手段に格納されている送信元と一致すると前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ転送可能と判定する前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて転送制御することを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項3に記載のデータ処理装置に於いて、
前記自装置を送信先とするユニキャストパケットであって、前記送信元アドレス抽出手段が抽出する送信元が前記優先送信元アドレス記憶手段に格納されている送信元と異なると、該送信元のアドレスを格納し、該送信元から前記自装置を送信先とするユニキャストパケットを受信する毎に累積受信回数を更新する送信元アドレス履歴記録手段を更に備え、
前記転送制御部は、前記累積受信回数が所定の回数を超えると前記第一の記憶手段から前記第二の記憶手段へ前記ユニキャストパケットが転送可能と判定する前記パケット受信判定部の判定結果に基づいて転送制御することを特徴とするデータ処理装置。
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