JP4102793B2 - ゴルフクラブ - Google Patents
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これに対し、右利きのプレーヤが普通にアドレスした時、ゴルフクラブのライ角がトーダウン(ヘッドのシャフトに近い部分(ヒール)が地面から少し浮き上がる)になるならば、打たれたボールが途中から右に曲がり易く(スライスし易く)なる。何故なら、上記したように、ロフト角が通常0度より大きいため、ヘッドのヒールが少し浮き上がると、ヘッドのフェースが開き気味(オープンフェース)となり、打ったボールがスライスし易くなるのである。
そこで、従来のパターには、図24〜図26に示すように、ホーゼル(ソケットとも称されている)2をヘッド3に対して所望のライ角で取り付けできるように構成されているものがある。ヘッド3は、ソール面が緩やかな円弧状を呈しており、表面3aに平面状のフェース(打面)3bが形成されている。ヘッド3の背面3cには、下方周縁部に略一定の厚みを持った突出部3dが形成されると共に、中央部分にホーゼル2を取り付けるための取付部(ボス)3e(図26参照)が形成されている。取付部3eの中央部分にはフェース3bに向かって雌ねじ穴3eaが穿設されている。上記突出部3dの上面中央部分には、底面に貫通する雌ねじ孔3daが穿設されており、その底面側からセットビス5が螺合される。
上記構成のパターにおいて、先ず、ホーゼル2とヘッド3とを固定しているボルト4およびセットビス5を緩めて、ヘッド3に対してホーゼル2を揺動可能な状態にする。次に、プレーヤは、普通にアドレスしてヘッド3のソールを地面(グリーン面)上に載置し、所望のライ角にシャフト1を傾ける。そして、この傾けた状態でボルト4およびセットビス5を締め付けることにより、パターは、プレーヤの所望のライ角に固定される(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、これらのゴルフクラブであってもヘッドのヒール近傍のフェースはシャフトが視界を遮り、ヘッドのフェースがトーからヒールの全域にわたって見えないという難点がある。
(i)ヘッドのトーとヒールを通る垂直面への、シャフトの「真っ直ぐな部分」の投影は、鉛直線に対して10度以上でなければならない。』と規定されている。一方、ライ角は、上記したように、ヘッドのソールが地面に接した状態でシャフトの軸線が地面となす角度であるから、上記付属規則を遵守するためには、ライ角は、80度(=90度−10度)以下である必要がある。しかし、上記した従来のパターでは、ライ角の調整範囲を制限する手段は何ら設けられていないため、上記付属規則に違反してライ角を調整してしまう恐れがあると共に、調整範囲が広すぎて、プレーヤ、特に初心者は自己に最も適したライ角を調整することができにくいという問題があった。
以上説明した問題のうち、ゲージラインに関する問題以外は、パターに限らず、すべてのゴルフクラブに共通するものである。特に、ある程度の飛距離を得ることを目的としたドライバーや、2番、3番ウッド、フェアウェイウッドにおいては、ライ角が適切に調整されていない場合には、ボールがフックやスライスする距離が長いので、この問題はより切実である。
本発明の請求項1の目的は、特に、専門家に依頼することなく、プレーヤ自身で最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できると共に、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールにわたって見渡せ、ラウンド中に最適なライ角を保持でき、簡単な構造で、バランスが良く、締付ねじ部材やウエイトが直接見えず、見栄えの良いゴルフクラブを提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、上記第1の目的と同様であるか、特に、ヘッドの材質が軟質の金属、例えば、アルミニウム合金であっても、専門家に依頼することなく、プレーヤ自身で最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できると共に、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールにわたって見渡せ、ラウンド中に最適なライ角を保持できるゴルフクラブを提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、競技規則に違反することなく、プレーヤに最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できるゴルフクラブを提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、ラウンド中に最適なライ角を保持できるゴルフクラブを提供することにある。
前記貫通孔に植設され、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸びるねじ部材と、
一端側に前記ねじ部材に嵌合する挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔が前記ねじ部材に嵌合された状態で前記ねじ部材に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する機能を有し、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態でウエイトを着脱し得るように構成したことを特徴としている。
一端側に挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔に挿入された状態で前記ヘッドの前記有底の雌ねじ穴に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する雄ねじを有し、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸び、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし、且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態で、ウエイトを着脱し得るように構成したことを特徴としている。
前記ヘッドには、前記フェースの略中間部上端から背面側に伸びるゲージラインと、前記ゲージラインの両側に平行な太いラインをイメージする補助ゲージラインとが明度差または色相差を持って形成された前記ゲージラインプレートが設けられていることを特徴としている。
前記ホーゼルまたは前記ヘッドのいずれか一方または両方に、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの回動を制限する制限手段が設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るゴルフクラブは、請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項のゴルフクラブであって、
前記ホーゼルロック手段は、前記ホーゼルの前記挿通孔近傍に穿設された貫通孔に螺合され、回動に応じて先端が前記ヘッドの前記背面側に穿設された前記有底穴または貫通孔近傍に前記ホーゼルの回動中心と平行する方向に押し付ける止めねじであることを特徴としている。
すなわち、本発明の請求項1のゴルフクラブによれば、フェースの略中間部に貫通孔が穿設され、且つ前記フェースの中間部上端から背面側に伸び、上面に前記フェースと直交する方向にゲージラインが表示されてなるゲージラインプレートが形成されたヘッドと、
前記貫通孔に植設され、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸びるねじ部材と、
一端側に前記ねじ部材に嵌合する挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔が前記ねじ部材に嵌合された状態で前記ねじ部材に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する機能を有し、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態でウエイトを着脱し得るように構成したことにより、専門家に依頼することなく、プレーヤ自身で最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できると共に、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールにわたって見渡せ、ラウンド中に最適なライ角を保持することができる。
即ち、前記フェースの中間部上端から背面側に伸び、フェースと直交する方向にゲージラインが表示されてなるゲージラインプレートを設けたことと、一端側がヘッドの中間部に取り付けられた状態で前記一端側から他端側に向ってヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈していることとが相俟って、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールまで見渡せると共に、ゲージラインがパッドすべき方向に正確に合わせ易く、ヘッドのバランスが良いため、フックやスライスのおそれなく、ボールを正確に打球することができ、いわゆるスイングの直進性を向上させることができる。
また、締付ねじ部材は、ヘッドに対するホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより、ホーゼルをヘッドに固定する構成となっているので、プレーヤに最適の微妙なライ角を設定することができ、しかも、当該設定状態(ライ角)を、ホーゼルロック手段により、締付ねじ部材とは別に独立操作可能に固定保持するように構成したので、例えば、プレーヤが意識的にまたは無意識的に、パターに寄りかかったり、ヘッドを地面に押しつけたりした場合であってもホーゼルが回動することがなく、パターのライ角が不用意に変わることを防止することができると共に、ライ角が固定保持された状態で、換言すれば、一旦設定したライ角を変化させずに、ウエイトを追加装着したり、重量の異なるウエイトに変更することができる等、ウエイトの調整を簡易に且つ能率的に行うことができる。
また、貫通孔に植設されたねじ部材、締付ねじ部材および締付ねじ部材の後端部に装着されるウエイトは、フェースの中間部上端から背面側に伸びるゲージラインプレートの下部に位置していることから、上面からは、ねじ部材や締付ねじ部材および必要に応じて付加されるウエイトがゲージラインプレートに隠れて見えないため、頗る見栄えが良く、換言すれば、ウエイトの取付状態がゲージラインプレートでプレーヤの視界から隠されるため、プレーヤは、アドレス時にウエイトの有無や数を意識することなく、パットに専念することが可能なゴルフクラブを提供することができる。
一端側に挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔に挿入された状態で前記ヘッドの前記有底の雌ねじ穴に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する雄ねじを有し、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸び、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし、且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態で、ウエイトを着脱し得るように構成したことにより、ヘッドの材質が軟質の金属、例えば、アルミニウム合金であっても、専門家に依頼することなく、プレーヤ自身で最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できると共に、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールにわたって見渡せ、ラウンド中に最適なライ角を保持することができる。
さらには、本発明の請求項2のゴルフクラブによれば、特に、上述した本発明の請求項1のゴルフクラブと同様の効果を奏する。
本発明の請求項5のゴルフクラブによれば、請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項のゴルフクラブであって、前記ホーゼルロック手段は、前記ホーゼルの前記挿通孔近傍に穿設された貫通孔に螺合され、回動に応じて先端が前記ヘッドの前記背面側に穿設された前記有底穴または貫通孔近傍に前記ホーゼルの回動中心と平行する方向に押し付ける止めねじであることにより、ラウンド中に最適なライ角を強固に保持することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るパターの一部の外観構成を示す斜視図、図2は、図1のパターの外観構成を示す正面図、図3は、図1のパターの外観構成を示す背面図、図4は、図1のパターの外観構成を示す平面図、図5は、図4のA−A矢視断面図である。この実施の形態1のパターは、ヘッド11と、植込みねじ(ねじ部材)12と、ホーゼル(ソケット)13と、円形ナット(締付ねじ部材)14と、止めねじ(ホーゼルロック手段)15と、シャフト16とを有し、ヘッド11に対するホーゼル13の取付角度を調整可能とすることにより、ライ角をプレーヤに適した角度に変更し得るように構成されている。
図6は、ヘッド11の外観構成を示す正面図、図7は、ヘッド11の外観構成を示す平面図、図8は、図7のA−A矢視拡大断面図、図9は、図7のB−B矢視拡大断面図、図10は、図7の一部右側面図、図11は、図6のaの部分の拡大断面図である。
ゲージラインプレート22のリブ部22aの上面22aaおよび下面22gと、突出部21caの下面21caa、即ち、ヘッド11のソールとは平行である。ゲージラインプレート22の中心には、図9に示すように、平面形状が略U字状を呈すると共に、図6に示すように、断面形状が略倒立台形状を呈し、幅寸法が約10mm、深さ寸法が約0.5mmであるゲージベルト(補助ゲージライン)22cが形成されている。さらに、ゲージラインプレート22の中心には、ヘッド部21のフェース21bからプレート部22bの先端までにわたって、図11に示すように、断面形状が略倒立台形状を呈し、底部の幅寸法が約0.8mm、深さ寸法が約0.5mmであるゲージライン溝22dが形成されている。
また、ゲージラインプレート22のリブ部22aとプレート部22bとの連結部分のうち、図7において右側の部分の下部には、図10に示すように、切欠部22fが形成されている。この切欠部22fの役割については、後述する。
図12は、植込みねじ(ねじ部材)12の外観構成を示す正面図である。植込みねじ12は、銅に亜鉛、スズ、ニッケル等を加えた銅合金(例えば、黄銅(C3604))やステンレス等からなり、直径が約15mm、厚さが約3.5mmである頭部12aと、長さが約23mmである軸部12bとから構成されている。頭部12aの外周には、平目ローレットが形成されている。一方、軸部12bの外周には、先端部12baから約9mmの位置まで、所定形状の雄ねじ12bbが螺旋状に所定ピッチで形成されている。
同図において、ホーゼル13は、銅に亜鉛、スズ、ニッケル等を加えた銅合金(例えば、黄銅(C3604))やステンレス等からなる。ホーゼル13は、シャフト取付部を除く部分の断面形状が略矩形状を呈し、ヘッド11に装着されるヘッド装着部31と、断面形状が略円筒状を呈し、シャフト16が取り付けられるシャフト取付部32とが一体に形成されている。ヘッド装着部31の一端31a近傍には、直径が約8mmであり、植込みねじ12の軸部12bに嵌合する貫通孔33が穿設されていると共に、内周に所定形状の雌ねじが螺旋状に所定ピッチで形成された貫通雌ねじ孔34が穿設されている。貫通雌ねじ孔34には、外周に所定形状の雄ねじが形成され、ホーゼル13をヘッド11に固定した状態を保持する止めねじ(ホーゼルロック手段)15(図3参照)が螺合される。止めねじ15は、例えば、ステンレスからなる。シャフト取付部32には、シャフト16が取り付けられるべき有底穴35が穿設されている。有底穴35は、直径が約9.5mm、深さが約18mmである。
シャフト取付部32の側面31dは、シャフト取付部32の軸線と平行である。側面31dと底面31b、斜面31c、上面31eおよび斜面31fとのなす角度が以上説明した角度であるのは、以下に示す理由による。この実施の形態1では、ホーゼル13をヘッド11に回動可能に装着した状態において、ヘッド11のフェース21側から見て左回りにホーゼル13を回動させていくと、ヘッド装着部31の底面31bがヘッド部21の突出部21caの上面21cab(図9参照)に当接すると共に、ヘッド装着部31の上面31eがゲージラインプレート22の下面22g(図9参照)に当接し、またヘッド装着部31のくびれ部31gがゲージラインプレート22に形成された切欠部22f(図10参照)に入り込むが、切欠部22fの壁面には当接しない。
一方、ホーゼル13をヘッド11に回動可能に装着した状態において、ヘッド11のフェース21側から見て右回りにホーゼル13を回動させていくと、ヘッド装着部31の斜面31fがゲージラインプレート22のリブ部22aの上面22aaの一端部22ab近傍(図9参照)に当接する。上記したように、ゲージラインプレート22のリブ部22aの上面22aaとヘッド部21の突出部21caの下面21caa、即ち、ヘッド11のソールとが平行であり、ヘッド装着部31の側面31dは、シャフト取付部32の軸線と平行であり、且つ、斜面31fと側面31dとがなす角度が60度であるから、結局、ヘッド11のソールとシャフト16の軸線とがなす角度、即ち、ライ角は、60度より小さくなることはない。以上説明したように、この実施の形態1によれば、ライ角は、60度〜80度の範囲で調整可能である。
また、本体部17aの外周17cには、一端部17aaから他端部17abに向かって長さの約3分の1となる位置に、4個の有底穴17dが点対称なるように穿設されている。有底穴17dは、直径が約3.5mm、深さが約5mmである。なお、図17(a)には、1個の有底穴17dのみが示されているが複数個穿設されるものとする。雄ねじ部17bは、長さが約9mmである。ウエイト17は、銅(例えば、C1100B)からなる場合、その重さは約62gである。
次に、この実施の形態1に係るパターの組み立て方法およびライ角の調整方法について説明する。先ず、図12に示す植込みねじ12の頭部12aの外周と軸部12bの頭部12aに近い部分の外周に接着剤を塗布した後、図5に示すように、ヘッド11を構成するフェース21bの略中間部に穿設された貫通孔21dに圧入し、頭部12aのフェース21bから突出した部分を研磨や切断等により除去することにより、フェース21bの表面と植込みねじ12の頭部12aの表面とを段差なく滑らかに連続させる。
次に、図3に示すように、ヘッド11に取り付けられた植込みねじ12の軸部12bにホーゼル13に穿設された貫通孔33(図13参照)を嵌合させた後、植込みねじ12の軸部12bに形成された雄ねじ12bbに、ヘッド11に対してホーゼル13を揺動可能な程度に、円形ナット14を螺合させ緩く締め付ける。次に、プレーヤは、普通にアドレスしてヘッド11のソールを地面(グリーン面)上に載置し、所望のライ角にシャフト16を傾ける。
また、プレーヤは、この実施の形態1に係るパターを使用してみて、ヘッド11の慣性力の不足を感じる場合には、図17(a)に示すウエイト17の雄ねじ部17bを、図5に示すように、円形ナット14の雌ねじに螺合させ、必要に応じて、ウエイト17の有底穴17dに直径が約3.5mmの円柱状を呈した締付ピン(図示略)を嵌合させて、回動させることにより、さらに強固に締め付けて固定する。ヘッド11の慣性力をより大きくしたい場合には、ウエイト17に代えて図17(b)に示すウエイト18を円形ナット14に取り付けたり、ウエイト17の雌ねじに図17(b)に示すウエイト18の雄ねじ部18bを螺合させ、必要に応じて、ウエイト18の有底穴18dに直径が約3.5mmの円柱状を呈した締付ピン(図示略)を嵌合させて、回動させることにより強固に締め付けて固定する。
また、この実施の形態1によれば、ヘッド11の慣性力を大きくするためウエイトをヘッド11に取り付ける場合、図5に示すように、ヘッド11を構成するゲージラインプレート22の下部中間部に設けられた円形ナット(締付ねじ部材)14の一端部14b側の内周に形成された雌ねじ(ウエイト装着部)に、ウエイト17の雄ねじ部17bまたはウエイト18の雄ねじ部18bを螺合させる。さらに、ウエイト17または18の有底穴17dまたは18dに直径が約3.5mmの円柱状を呈した締付治具(図示略)を嵌合させて、回動させることによりさらに強固に締め付けて固定する。
また、この実施の形態1によれば、ヘッド部21の背面21cの上端に略T字状を呈するゲージラインプレート22をヘッド部21と一体に形成し、ゲージラインプレート22上に、フェース21の略中間部から背面21c側に延び、赤色塗料が塗布されたゲージライン22eと、ゲージライン22eの両側に太いラインをイメージし、光沢を呈するゲージベルト(補助ゲージライン)22cとを明度差を持って形成している。したがって、視力が弱いプレーヤやシニアプレーヤであっても、ゲージライン22eがはっきり1本に見え、パットすべき方向が把握し易い。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、競技規則に違反することなく、プレーヤに最適なライ角を簡単かつ短時間で調整できると共に、アドレス時にヘッドのフェースがトーからヒールにわたって見渡せ、ラウンド中に最適なライ角を保持でき、簡単な構造でバランスおよび見栄え良いウエイトの装着を可能とし、視力が弱いプレーヤやシニアプレーヤでもゲージラインをはっきりと見ることができるパターを提供することができる。
実施の形態2.
図18は、本発明の実施の形態2に係るパターの一部の外観構成を示す断面図である。図18において、図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その詳細な説明を省略する。この実施の形態2のパターは、ヘッド41と、ウエイトナット(締付ねじ部材)42と、ホーゼル(ソケット)13と、止めねじ(ホーゼルロック手段)15(図示略)と、シャフト16(図示略)とを有し、ヘッド41に対するホーゼル13の取付角度を調整可能とすることにより、ライ角をプレーヤに適した角度に変更し得るように構成されている。ヘッド41は、アルミニウムに銅、マグネシウム、ケイ素、亜鉛、マンガン、鉄等を加えたアルミニウム合金(例えば、A5052P)からなり、ヘッド部43と、ゲージラインプレート44とが一体に形成されている。
ヘッド部43は、表面43aに、横寸法が約78mm、縦寸法が約30mm、厚さ寸法が約9mmである略矩形状のフェース(打面)43bが形成されている。ヘッド部43のロフト角は、0度である。但し、ロット角は、適宜に構成することができる。ヘッド部43の略中間部には、背面43c側からフェース43bに向かって直径が約8mmである有底穴43dが穿設されている。
また、本体部42aの外周42cには、一端部42aaから他端部42abに向かって長さの約3分の1となる位置に、4個の有底穴42dが点対称なるように穿設されている。有底穴42dは、直径が約3.5mm、深さが約5mmである。なお、図18には、2個の有底穴42dのみが示されている。雄ねじ部42bは、長さが約14mmであり、その外周のうち、先端部から軸方向に約7mmの位置まで所定形状の雄ねじが螺旋状に所定ピッチで形成されている。
次に、ヘッド部43の略中間部の背面43cに穿設された有底穴43dとホーゼル13に穿設された貫通孔33とが重なるように位置づけつつ、上記有底穴43dに穿設された雌ねじに、ヘッド41に対してホーゼル13を揺動可能な程度に、ウエイトナット42を螺合させ且つ締め付ける。次に、プレーヤは、普通にアドレスしてヘッド41のソールを地面(グリーン面)上に載置し、所望のライ角にシャフト16(図示略)を傾ける。そして、この傾けた状態でウエイトナット42および止めねじ15(図示略)を締め付けることにより、パターは、プレーヤの所望のライ角に固定される。尚、ウエイトナット42は、有底穴42dに直径が約3.5mmの円柱状を呈した締付治具(図示略)を嵌合させて、回動させることによりさらに強固に締め付けられてホーゼル13がヘッド41に所望のライ角を維持したまま固定される。
このように、本発明の上述の実施の形態2によれば、パターは、ヘッド41と、ウエイトナット(締付ねじ部材)42と、ホーゼル(ソケット)13と、止めねじ(ホーゼルロック手段)15(図示略)と、シャフト16(図示略)とを有し、ヘッド41に対するホーゼル13の取付角度を調整可能とすることにより、ライ角をプレーヤに適した角度に変更し得るように構成されている。
実施の形態3.
図19は、本発明の実施の形態3に係るフェアウェイウッドの一部の外観構成を示す平面図、図20は、図19のフェアウェイウッドの外観構成を示す左側面図、図21は、図19のフェアウェイウッドの外観構成を示す背面図、図22は、図19のフェアウェイウッドを構成するヘッドにソールプレートを取り付けた状態の外観構成を示す底面図、図23(a)は、図21のA−A矢視断面図、図23(b)は、図21のB−B矢視断面図である。この実施の形態3のフェアウェイウッドは、ヘッド51と、締付ボルト(締付ねじ部材)52と、ホーゼル(ソケット)53と、止めねじ(ホーゼルロック手段)54と、シャフト55と、ソールプレート56とを有し、ヘッド51に対するホーゼル53の取付角度を調整可能とすることにより、ライ角をプレーヤに適した角度に変更し得るように構成されている。
ホーゼル53は、ヘッド51に装着されるヘッド装着部71と、略四角錐状を呈し、シャフト55が取り付けられるシャフト取付部72とが一体に形成されている。ヘッド装着部71は、上記したヘッド51を構成するホーゼル取付部63の突出部63aおよび63bと略同一のフォーク形状であって、各基部がシャフト取付部72と結合している突出部71a〜71cから構成されている。
次に、ヘッド51のホーゼル取付部63を構成する突出部63cと突出部63bとの間に、ホーゼル53のヘッド装着部71を構成する突出部71aを挿入すると共に、突出部63bと突出部63aとの間にホーゼル53の突出部71bを挿入し、突出部63aおよび突出部71cの対向する各端面を当接させる。このとき、突出部63aおよび63bの各貫通孔63aaおよび63ba、突出部71a〜71cの各貫通孔71aa〜71caおよび有底穴63cを一致させるように重ね合わせる。この各貫通孔63aa、63ba、71aa〜71caおよび有底穴63cにより合成された有底穴に締付ボルト52の軸部を挿入し、ヘッド51に対してホーゼル53を揺動可能な程度に、締付ボルト52の軸部の外周に形成された雄ねじを有底雌ねじ穴63cの内周に形成された雌ねじに螺合させる。
このように、本発明の上述の実施の形態3によれば、フェアウェイウッドは、ヘッド51と、締付ボルト(締付ねじ部材)52と、ホーゼル(ソケット)53と、止めねじ(ホーゼルロック手段)54と、シャフト55と、ソールプレート56とを有し、ヘッド51に対するホーゼル53の取付角度を調整可能とすることにより、ライ角をプレーヤに適した角度に変更し得るように構成されている。
また、この実施の形態3によれば、ホーゼル53のヘッド装着部71を構成する突出部71a〜71cに貫通孔71aa〜71caをそれぞれ穿設すると共に、突出部71cの貫通孔71ca近傍に内周に雌ねじが形成された貫通孔73を穿設する一方、ヘッド51のホーゼル取付部63を構成する突出部63aおよび有底穴63bに貫通孔63aaおよび63caをそれぞれ穿設すると共に、突出部63cに有底穴63caを穿設している。そして、突出部71a〜71cと突出部63a〜63cとを重ね合わせることにより合致された有底穴に締付ボルト52を螺合してヘッド51に対してホーゼル53を揺動可能とすると共に、貫通雌ねじ孔73に止めねじ54を螺合させ、締付ボルト52および止めねじ54を締め付けることにより、ホーゼル53をヘッド51に固定している。
この結果、ホーゼル53に回動させる力が加わっても、止めねじ54による押圧力が突出部63aの背面の貫通孔63aa近傍に十分に加わったままである。したがって、例えば、他のプレーヤがアドレスやパットをしている際などに、意識的にまたは無意識的に、パターに寄りかかったり、ヘッドを地面に押しつけたりした場合であっても、さらには、コースを歩いている途中に杖のようにゴルフクラブをついたりしても、ホーゼル13が回動することはないため、フェアウェイウッドのライ角が変わることはない。このため、プレーヤは、ゴルフ規則の規則4−2.a.に違反することなく、最適なライ角を保持したままプレーをすることができ、良好なスコアメイクをなすことができる。
また、この実施の形態3によれば、ヘッド部61の背面61bには、ヘッド部61の重量を調整するために複数の有底穴66が予め穿設されており、各有底穴66にウエイトねじ67が螺合可能に構成されていると共に、ソールプレート56も着脱可能に構成されている。したがって、この実施の形態3に係るフェアウェイウッドは、従来のフェアウェイウッドに比べて広範囲に重量調整をすることができる。
また、この実施の形態3によれば、ヘッド部61の背面61bの上端に庇部62を形成しているので、ヘッド部61の背面61bに予め穿設された複数の有底穴66のためにヘッド部61の下部に偏った重量バランスを整えることができると共に、ウエイトねじ67の取付状態が庇部62で隠されるため、プレーヤは、アドレス時にウエイトの有無や数を意識することなく、パットに専念することができる。
例えば、上述した各実施の形態では、ホーゼル13の貫通孔33の近傍に内周に所定形状の雌ねじが螺旋状に所定ピッチで形成された1個の貫通雌ねじ孔34を穿設したり、ホーゼル53を構成する突出部71cの貫通孔71ca近傍に内周に所定形状の雌ねじが螺旋状に所定ピッチで形成された1個の貫通雌ねじ孔73を穿設する例を示したが、これに限定されるものではない。
本発明は、貫通孔33近傍であって貫通雌ねじ孔34と対称な位置にもう1個の貫通孔を穿設したり、貫通孔71ca近傍であって貫通孔73と対称な位置にもう1個の貫通孔を穿設し、止めねじを螺合するようにしても良い。このように構成すれば、ホーゼルをヘッドに所望のライ角でより強固に固定することができる。
また、上記した実施の形態3では、ホーゼル53の回動を制限する手段としてストップピン64および65を用いる例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ホーゼル取付部63を構成する突出部63a〜63cを切削加工により形成する際に、各突出部63a〜63cの間の部材を完全に切削加工で除去するのではなく、一部残すことにより、ホーゼル53の回動を制限する手段としても良い。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。例えば、上述の実施の形態3において、ヘッド51の形状をホーゼル取付部63を取り除いた形状とし、ホーゼル53の形状を上記した実施の形態1におけるホーゼル13と同一の形状とすると共に、ヘッド51を構成するヘッド部61の背面61bの略中間部に、図18に示す有底穴43dと同一形状の有底穴を穿設し、且つ、上記有底穴の両側に複数の有底穴66を穿設するように構成しても良い。このような構成によれば、フェアウェイウッドにおいても上記した実施の形態2に係るパターについて得られる効果と略同様の効果が得られる。
また、上述した各実施の形態および変形例では、本発明をパターやフェアウェイウッドに適用する例を示したが、これに限定されるものではない。即ち、本発明は、ゲージラインプレート22に関する事項以外は、ドライバーや、2番、3番ウッドについても適用することができる。即ち、本発明は、すべてのゴルフクラブに適用することができる。
また、上述した実施の形態において、各部材の材質を例示したが、これらに限定されるものではない。
12 植込みねじ(ねじ部材)
13,53 ホーゼル
14 円形ナット(締付ねじ部材)
15,54 止めねじ(ホーゼルロック手段)
16,55 シャフト
17,18 ウエイト
17a,18a,42a 本体部
21,43,61 ヘッド部
21b,43b,61a フェース
21c,43c,61b 背面
21ca,63a〜63c,71a〜71c 突出部
22,44 ゲージラインプレート
22a リブ部
22b プレート部
22c ゲージベルト(補助ゲージライン)
22d ゲージライン溝
22f 切欠部
31,71 ヘッド装着部
31g くびれ部
32,72 シャフト取付部
42 ウエイトナット(締付ねじ部材)
52 締付ボルト(締付ねじ部材)
56 ソールプレート
62 庇部
63 ホーゼル取付部
64,65 ストップピン(制限手段)
67 ウエイトねじ
68 ねじ
Claims (5)
- フェースの略中間部に貫通孔が穿設され、且つ前記フェースの中間部上端から背面側に伸び、上面に前記フェースと直交する方向にゲージラインが表示されてなるゲージラインプレートが形成されたヘッドと、
前記貫通孔に植設され、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸びるねじ部材と、
一端側に前記ねじ部材に嵌合する挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔が前記ねじ部材に嵌合された状態で前記ねじ部材に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する機能を有し、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態でウエイトを着脱し得るように構成したことを特徴とするゴルフクラブ。 - フェースの略中間部の背面側に有底の雌ねじ穴が穿設され、且つ前記フェースの中間部上端から背面側に伸び、上面に前記フェースと直交する方向にゲージラインが表示されてなるゲージラインプレートが形成されたヘッドと、
一端側に挿通孔が穿設され、他端側にシャフトが取り付けられるべき有底穴が穿設され、前記一端側が前記ヘッドに取り付けられた状態で前記一端側から前記他端側に向かって前記ヘッドのヒール側に伸びた後、斜め上方に伸びる形状を呈したホーゼルと、
前記ホーゼルの前記挿通孔に挿入された状態で前記ヘッドの前記有底の雌ねじ穴に螺合し、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整し且つ締め付けることにより前記ホーゼルを前記ヘッドに固定する雄ねじを有し、前記ゲージラインプレートの下側に沿って伸び、後端部にウエイト装着部が設けられた締付ねじ部材と、
前記ホーゼルを前記ヘッドに固定した状態を保持するために前記締付ねじ部材とは別に独立操作可能に設けられたホーゼルロック手段と、
前記ウエイト装着部に装着された状態において、前記ゲージラインプレートの下部に上面から見て隠れるように配置されるウエイトと、
を有し、
前記ヘッドに対する前記ホーゼルの取付角度を無段階で調整可能とし、且つ当該状態を固定保持することにより、ライ角を使用者に適した角度に変更し得ると共に、ライ角が固定保持された状態で、ウエイトを着脱し得るように構成したことを特徴とするゴルフクラブ。 - 前記ヘッドには、前記フェースの略中間部上端から背面側に伸びるゲージラインと、前記ゲージラインの両側に平行な太いラインをイメージする補助ゲージラインとが明度差または色相差を持って形成された前記ゲージラインプレートが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフクラブ。
- 前記ホーゼルまたは前記ヘッドのいずれか一方または両方に、前記ヘッドに対する前記ホーゼルの回動を制限する制限手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
- 前記ホーゼルロック手段は、前記ホーゼルの前記挿通孔近傍に穿設された貫通孔に螺合され、回動に応じて先端が前記ヘッドの前記背面側に穿設された前記有底穴または貫通孔近傍に前記ホーゼルの回動中心と平行する方向に押し付ける止めねじであることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
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