JP4099927B2

JP4099927B2 - Display device

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Publication number: JP4099927B2
Application number: JP2000150647A
Authority: JP
Inventors: 伸夫岩田
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd; Fujifilm Business Innovation Corp
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 2000-05-22
Filing date: 2000-05-22
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2020-05-22
Also published as: JP2001331301A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＨＴＭＬなどＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）部品を記述可能な言語によって記述された文書を表示する表示装置に関し、特に複数のＧＵＩ部品間の入力に関する連動処理のための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ワールドワイドウェブ（ＷＷＷ）サーバから送信されたＨＴＭＬ（HyperText Markup Language）等のマーク付け言語で記述された構造化文書を受信し表示するブラウザというツールが広く知られている。文書検索条件の入力、アンケートや電子商取引などの様々な場面で、このブラウザからＷＷＷサーバに情報を入力することが行われている。ＨＴＭＬでは、ブラウザを介してユーザから入力を受け付け、その入力内容をＷＷＷサーバに送信するために、例えば“ＦＯＲＭ”と呼ぶＨＴＭＬ要素を用いる。
【０００３】
図１にＦＯＲＭ要素を含むＨＴＭＬ文書の例を示し、図２にこのＨＴＭＬ文書のブラウザでの表示例を示す。周知のように、ＦＯＲＭ要素は“ＩＮＰＵＴ”、“ＳＥＬＥＣＴ”、“ＴＥＸＴＡＲＥＡ”等の入出力要素（ＧＵＩ部品）を含むことができ、ブラウザは図２に示すようにそれら入出力要素に対応した入力欄や選択要素を表示する。
【０００４】
従来のブラウザによる、ＦＯＲＭ要素を含むＨＴＭＬ文書の処理フローを図３に示す。まず、ブラウザは、ユーザが指定したＵＲＬを用いてＷＷＷサーバにアクセスし、ＨＴＭＬ文書を受信し、解析し、表示する（Ｓ１０１）。次に、キーボードやマウス等の入力デバイスからの入力を受け付ける（Ｓ１０２）。次に、その入力がＳＵＢＭＩＴタイプのボタンの選択であるか否かを判定する（Ｓ１０３）。ＳＵＢＭＩＴボタンの選択以外の入力であった場合、ブラウザは、入力された値を保持する（Ｓ１０４）。一方、ＳＵＢＭＩＴボタンの選択であった場合は、ブラウザは、保持している入力値群を、ＨＴＭＬ文書中のＦＯＲＭタグに示された指定内容に従って送信する（Ｓ１０５）。
【０００５】
このようなＨＴＭＬ文書で、入出力要素に入力された値を他の入出力要素に反映したり、複数の入出力要素に入力された値の一貫性を検査したりするのに、古くは、それら入力値のデータを一旦ＷＷＷサーバに送り、ＷＷＷサーバで処理した結果をブラウザに送り返していた。この方式では、例えばユーザは、ブラウザ上で必要な入力を行った上でＳＵＢＭＩＴボタンを押下して入力値をＷＷＷサーバに送信し、ＷＷＷサーバから入力値の一貫性検査の結果を受信するまでは、入力値群に一貫性エラーがあったことを知ることができない。
【０００６】
このような問題を解決する方法として、次の２つの方法がよく知られている。
【０００７】
第一の方法は、ＨＴＭＬ文書中や、ＨＴＭＬ文書から参照されるファイルの中に、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（Ｊａｖａは Sun Microsystems社の商標）等のスクリプト言語で記述したプログラムを組み込んでおき、ブラウザ側のコンピュータにあるインタープリタでそのプログラムを実行することにより、入出力要素間の値の反映や一貫性検査を行うという方法である。第二の方法は、“ＥＭＢＥＤ”、“ＡＰＰＬＥＴ”、“ＯＢＪＥＣＴ”などのタグにより表現された文書要素に、そのタグに示された実行形式のソフトウエアをロードし、それをブラウザ側のコンピュータで実行することで、それら一貫性検査などの処理を行うという方法である。更にこの第二の方法には、多くのオペレーティングシステム（ＯＳ）に設けられているＪａｖａの仮想計算機（ＶＭ）で実行可能な実行形式プログラムを用いる方法と、ＯＳでそのまま実行可能な、プラグインなどと総称される個別ＯＳ依存の実行形式プログラムを用いる方法とが知られている。前者のＪａｖａを用いたプログラムはＶＭが稼働しているＯＳであれば汎用的に動作可能であるが、後者のプラグインはそれに対応した特定のＯＳ上でのみでしか動作しない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記第一の方法では、ユーザ側のコンピュータに、ブラウザの他に、スクリプトのインタープリタを設ける必要がある。したがって、これらの方式では、コンピュータには、インタープリタやＶＭを実行するためのメモリやディスク等の資源が必要となる。しかしながら、メモリ容量の小さい機器や仮想記憶機能を持たない機器などでは、そのような方法を採用することができない。
【０００９】
近年、携帯電話やプリンタ、テレビなどでも、ＷＷＷが利用されるようになっている。このような機器は、パーソナルコンピュータに比べて一般にメモリ容量が小さく、搭載できるソフトウエアのサイズに制限があったり、ＯＳで仮想記憶機構をサポートしていなかったりするものが多い。したがって、このような機器では、スクリプト言語のインタープリタやＪＭの機構を搭載することは困難である。
【００１０】
また、上記第二の方法は、ＨＴＭＬ文書の作成者に、ＨＴＭＬだけでなくスクリプト言語の知識が必要となり、高度なプログラミングスキルが要求されるという問題があった。また、プログラムの実行形式を作成するために、特別な開発環境を必要とするという問題もあった。
【００１１】
また、第二の方法のうちＪａｖａを用いる方法は、ユーザ側の機器でＶＭを実行する必要があるため、第一の方法と同様、メモリ資源等の限られた機器で採用することは困難であった。また、この方法では、ＶＭを搭載していないＯＳでは、ＨＴＭＬ文書のうちＡＰＰＬＥＴタグやＯＢＪＥＣＴタグ等に該当する部分が全く表示されないという問題があった。
【００１２】
また、上記第二の方法のうちいわゆるプラグインを利用する方法では、そのプラグインに対応した特定のＯＳ上ではプラグインの部分が正しく表示及び処理されるが、それ以外のＯＳ上では全く表示されなかったり、誤動作を招くなどの可能性があった。
【００１３】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、ＧＵＩ部品を記述した文書をサーバから取得して表示し、ＧＵＩ部品に対するユーザからの入力を受け付ける表示装置において、複数のＧＵＩ部品間での入力値の反映や一貫性検査などの処理を、入力データをサーバに送ることなく表示装置自体で実現できるようにすることを目的とする。特に本発明は、そのような複数部品間の連動処理を、表示装置側にスクリプト言語のインタープリタやＶＭなどを搭載するだけの資源を持たない機器でも実現できるようにすることを目的とする。また本発明は、文書作成者が、文書を記述するメタ言語（例えばＨＴＭＬ）を使用できる以上のスキルを必要とせずに、ＧＵＩ部品間の連動処理を記述できるようにすることを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、与えられた文書の記述を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に基づき、前記文書を構成する文字、画像及びＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）部品の表示を行う表示手段と、前記表示手段の表示に対するユーザの入力を取得する入力手段と、前記入力手段で取得した入力情報に基づき、ユーザが入力を行った入力対象ＧＵＩ部品を特定する入力部品特定手段と、前記入力部品特定手段により特定された前記入力対象ＧＵＩ部品に対応する前記文書の記述から、その入力対象ＧＵＩ部品に対する入力に連動すべき連動ＧＵＩ部品を特定する連動部品特定手段と、前記入力部品特定手段により特定された前記入力対象ＧＵＩ部品に対応する前記文書の記述に基づき、前記連動部品特定手段で特定された連動ＧＵＩ部品に入力すべきメッセージの値を判定するメッセージ判定手段と、各ＧＵＩ部品について、そのＧＵＩ部品に入力されるメッセージがとり得る各値と、それら各値が入力された場合の当該ＧＵＩ部品の動作内容との対応ルールを記憶した対応ルール記憶手段と、前記メッセージ判定手段が判定したメッセージの値に対応して前記連動部品特定手段により特定された前記連動ＧＵＩ部品が行う動作内容を、前記対応ルール記憶手段に記憶された前記対応ルールから判定し、判定した動作内容に従って前記連動ＧＵＩ部品の示す値を変化させる連動手段と、を備える。
【００１５】
この構成によれば、表示装置自体が、文書中の入力対象ＧＵＩ部品に関する記述から連動ＧＵＩ部品を特定し、その連動部品に対して指示を与えることにより、その連動ＧＵＩ部品を入力対象ＧＵＩ部品に連動させることができる。
【００１６】
本発明の好適な態様では、連動部品特定手段は、文書中の入力対象ＧＵＩ部品に対応するタグから、連動ＧＵＩ部品を指定するための所定のパラメータ記述を取得し、そのパラメータ記述に基づき連動ＧＵＩ部品を特定する。
【００１７】
この態様によれば、文書のタグ中のパラメータで連動ＧＵＩ部品を指定できるので、文書作成者はその文書を表すＨＴＭＬ等の言語のみを用いて、連動ＧＵＩ部品を指定できる。
【００１８】
また別の好適な態様では、表示装置は、文書中の前記入力対象ＧＵＩ部品に対応するタグから、その部品の入力値に対して一貫性を持つべき一貫性検査対象ＧＵＩ部品の記述を取得し、その記述に基づき前記一貫性検査対象ＧＵＩ部品を特定する検査対象特定手段と、前記入力対象ＧＵＩ部品の入力値に対してその一貫性検査対象ＧＵＩ部品の値が一貫性条件を満足しているか否かを判定する一貫性判定手段と、を備え、前記メッセージ判定手段は前記一貫性判定手段の判定結果に基づき前記メッセージの値を判定する。
【００１９】
この態様によれば、ＧＵＩ部品間の入力値の一貫性の判定を表示装置自体で行うことができる。
【００２０】
また、本発明に係る表示装置は、与えられた文書の記述を解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果に基づき、前記文書に含まれるＧＵＩ部品を生成するＧＵＩ部品生成手段と、前記各ＧＵＩ部品の動作パラメータを初期設定する設定手段であって、設定対象の前記ＧＵＩ部品に対応する前記文書の記述から、その設定対象ＧＵＩ部品に対する入力を反映させるべき連動ＧＵＩ部品を特定し、その連動ＧＵＩ部品の識別子を前記動作パラメータの一つとして当該設定対象ＧＵＩ部品に設定する設定手段と、各ＧＵＩ部品について、そのＧＵＩ部品に入力されるメッセージがとり得る各値と、それら各値が入力された場合の当該ＧＵＩ部品の動作内容との対応ルールを記憶した対応ルール記憶手段と、を備え、前記設定手段は、前記設定対象ＧＵＩ部品に対応する前記文書の記述に基づき、前記特定された連動ＧＵＩ部品に入力すべきメッセージの値を判定し、判定したメッセージの値を前記設定対象ＧＵＩ部品に設定し、前記ＧＵＩ部品生成手段により生成されたＧＵＩ部品は、ユーザから入力を受けた場合に、前記設定手段により設定された連動ＧＵＩ部品の識別子が示す連動ＧＵＩ部品に対し、前記設定手段により設定されたメッセージの値を入力するとともに、他のＧＵＩ部品からメッセージを受け取った場合に、受け取ったメッセージの値に対応する動作内容を前記対応ルールから判定し、判定した動作内容を実行することを特徴とする。
【００２１】
この構成では、文書の記述に応じて生成されたＧＵＩ部品が、自己の持つ動作パラメータに従って、表示装置本体とは独立して動作するシステムにおいて、各ＧＵＩ部品に対し、その部品に連動する連動ＧＵＩ部品の識別子を動作パラメータとして設定することができる。したがって、動作しているＧＵＩ部品は、設定された連動ＧＵＩ部品の識別子を用い、自らその連動ＧＵＩ部品に指示を出して連動させることができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態（以下実施形態という）について、図面に基づいて説明する。
【００２３】
本実施形態では、スクリプト言語のインタープリタやＶＭ（仮想計算機）機構などを用いず、ブラウザ単体で、入力値群の一貫性検査など、ＨＴＭＬ文書の入出力要素間の連動処理を処理できるようにする。このため、ＨＴＭＬのタグに連動処理の内容を表すパラメータを簡単に記述できるようにし、ブラウザがこのタグ内のパラメータを解析し、その解析結果に従って要素間の連動処理を行う。
【００２４】
入出力要素間の連動処理を記述したＨＴＭＬ文書の一例を図４に示す。また、図４に示す文書を本実施形態のブラウザ装置で表示した場合の表示例を図５に示す。このＨＴＭＬ文書は、プリンタへの操作指示入力用のユーザインタフェース画面を記述したものであり、入出力のためのＧＵＩ（グラフィカルユーザインタフェース）部品として、印刷部数（copies）、用紙種類（paper）、ｎ−ｕｐ（物理ページ１ページに対して、ｎページの論理ページを割り付ける印刷処理）などの印刷パラメータを指定する部品を含んでいる。
【００２５】
図４には、ＧＵＩ部品を示す記述として、Ｄ１０１〜Ｄ１０７の７個の記述が含まれている。図５には、各記述Ｄ１０１〜Ｄ１０７に対応するＧＵＩ部品Ｇ１０１〜Ｇ１０７が示されている。
【００２６】
図４の例では、連動処理を指示するための特別の記述部品として、＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグ（Ｄ１０２、Ｄ１０３）、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグ（Ｄ１０８）を用いている。
【００２７】
＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグは、ボタン部品（例えば図５のＧ１０２、Ｇ１０３）の生成を指示するタグである。このタグは、既存の＜ＩＮＰＵＴ＞タグに近いが、対応するボタン部品が押下されたときの他のＧＵＩ部品（入出力要素）への反映内容をパラメータとして記述できる点では既存の＜ＩＮＰＵＴ＞タグと異なる。ボタン部品から他のＧＵＩ部品への入力の反映は、メッセージの送信により行う。なお、表示するボタン部品の画像は、＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグと＜／ＢＵＴＴＯＮ＞との間に記述することができる。
【００２８】
＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグには、メッセージの内容とその送り先（すなわちボタン部品の入力結果を反映させる相手）のＧＵＩ部品とを指定するパラメータを記述できる。メッセージの送り先の部品は、そのメッセージに従って動作する。すなわち、その送り先の部品は、入力を受け付けた部品に対して連動するものであり、以下連動ＧＵＩ部品と呼ぶ。
【００２９】
例えば、メッセージの送り先（すなわち、連動ＧＵＩ部品）は、ＴＡＲＧＥＴパラメータで指定される。記述Ｄ１０２の例では、ＴＡＲＧＥＴパラメータの値として“copies”という文字列が指定されており、これは“copies”という名前を持つＧＵＩ部品、すなわち記述Ｄ１０４に対応する部品Ｇ１０４、がメッセージ宛先であることを示している。なお、ＧＵＩ部品の名前は、ＮＡＭＥパラメータで指定されている。
【００３０】
メッセージの内容は、ＭＥＳＳＡＧＥパラメータを用いて具体的に指定することができる。例えば記述Ｄ１０３では、ＭＥＳＳＡＧＥパラメータの値に“set-to-default”という文字列が指定されている。したがって、Ｄ１０３に対応するボタン部品Ｇ１０３が押下された場合、“copies”という名前を持つ部品Ｇ１０４に対し、“set-to-default”というメッセージが送られることになる。メッセージ宛先の部品Ｇ１０４が、そのメッセージに従ってどのように変化するかは、予め定められている。ＭＥＳＳＡＧＥパラメータに指定しうるメッセージ文字列は予め定められており、それら各メッセージ文字列に対応する宛先部品側の動作内容も定められている。ブラウザ装置には、このようなメッセージと宛先部品の動作内容の対応ルールが登録されている。ブラウザ装置は、ＢＵＴＴＯＮタグに指定されたボタンが押下された場合、このルールに従って、メッセージ宛先のＧＵＩ部品の値を再設定する。例えば、“set-to-default”というメッセージは、宛先部品の値をデフォルト値に戻すという動作に対応づけられており、ブラウザ装置はある部品に対してこのメッセージが送信された場合、その部品の値をデフォルト値に再設定する。
【００３１】
以上に説明したＭＥＳＳＡＧＥパラメータは、宛先部品に送るメッセージを、文字列として明示的に指定するものである。これに対し、メッセージを暗示的に指定することもできる。例えば記述Ｄ１０２には、ボタン部品Ｇ１０２についてＳＵＢＴＹＰＥパラメータが指定されており、このＳＵＢＴＹＰＥパラメータがボタン部品の種別を示している。このボタンの種別に対して、メッセージの内容が予め対応づけられている。例えば“INCREASE”という種別（ＳＵＢＴＹＰＥ）は、当該ボタンが押下されたとき値が１増えるという内容のボタン種別を示している。例えば、“INCREASE”というボタン種別に対し、宛先部品の値を１増加させるためのメッセージが対応づけられている。ブラウザ装置には、このようなボタン種別とメッセージ内容との対応関係があらかじめ登録されている。ブラウザ装置は、このルールに従って、メッセージ宛先の部品を再設定する。
【００３２】
次に＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグ（例えば図９の記述Ｄ１０８参照）について説明する。＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグは、ＧＵＩ部品間の値の一貫性についての拘束条件を記述するためのタグである。図９の記述Ｄ１０８では、＜ＳＥＬＥＣＴ＞タグによって表される選択メニュー部品の選択肢（＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグで表現されている）に対して、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグにより拘束条件が指定されている。この記述例では、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグ内のＮＡＭＥパラメータに、拘束を及ぼすべき対象（すなわち一貫性の検査の対象）のＧＵＩ部品の名前が指定されている。また、ＶＡＬＵＥパラメータには、対象部品が満たしているべき値が指定される。ＴＡＲＧＥＴパラメータには、対象部品の値がＶＡＬＵＥパラメータの値と異なっていた場合にメッセージを送るべきＧＵＩ部品の名前が指定され、、ＭＥＳＳＡＧＥパラメータには、そのとき送るメッセージの内容が指定される。記述Ｄ１０８の例では、Ｄ１０５に記述された選択メニュー部品Ｇ１０５にて“ＡＵＴＯ”という値を持つ選択肢（ＯＰＴＩＯＮ）が選択された場合、ブラウザ装置は、一貫性の検査対象である“n-up”という名前の部品Ｇ１０６の値を調べ、この値がＶＡＬＵＥパラメータに指定された“１”でなかった場合は、“msg”という名前を持つ表示部品Ｇ１０１に対し、メッセージとして指定された“Number-up must be 1”という文字列を表示する。
【００３３】
このように、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグを用いることにより、ＧＵＩ部品（上記の例では選択メニューＧ１０５）に入力された値（上記の例では、そのメニューＧ１０５で選択された選択肢“ＡＵＴＯ”）に応じて、その部品に対する一貫性検査対象として定めた他のＧＵＩ部品（上記の例では部品Ｇ１０６）の値を調べ、その検査対象部品がタグ内に指定された拘束条件を満足しない場合に、予め指定したＧＵＩ部品（上記の例では表示部品Ｇ１０１）に対し、その場合に対応した動作（上記の例ではメッセージの表示）を行わせることができる。
【００３４】
以上、本実施形態での連動処理の実現方式の概要について説明した。次に、図６を参照して、本実施形態のブラウザ装置のハードウエア構成を説明する。このブラウザ装置では、まず電源が投入されると、ＣＰＵ１０１がブートＲＯＭ１０２に格納されたプログラムをＲＡＭ１０３にロードして実行する。これにより、ハードディスク１０４から、ディスプレイ１０５や入力デバイス１０６の制御、ユーザインタフェースなどに関するプログラムがＲＡＭ１０３上にロードされ、実行される。この結果、ユーザは、本ブラウザ装置に対して、対話的に操作指示を入力することが可能となる。またこのプログラムは、ネットワークインタフェース１０７を介して、ネットワーク上にあるＷＷＷサーバと通信する。
【００３５】
ブラウザ装置がＷＷＷサーバに対して文書取得要求を送信すると、ＷＷＷサーバが要求に係るＨＴＭＬ文書のデータをブラウザ装置に応答する。ブラウザ装置は、そのＨＴＭＬ文書を解析し、ディスプレイ１０５に表示する。
【００３６】
図７は、このブラウザ装置の機能ブロック図である。以下に説明する各機能モジュールは、ブートＲＯＭ１０２やハードディスク１０４などから読み出したプログラムをＣＰＵ１０１で実行することにより実現される。
【００３７】
ブラウザ・コア部２０２は、ブラウザ装置の各機能モジュールの処理について全体的な制御を行う機能モジュールである。入力部２０５は、入力デバイス１０６を介してユーザからの指示やデータの入力を受け付ける機能モジュールである。ユーザが所望のＨＴＭＬ文書のＵＲＬを入力すると、それが入力部２０５からブラウザ・コア部２０２に伝えられる。するとブラウザ・コア部２０２は、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル２０１を介して、ＨＴＴＰ（HyperText Transfer Protocol）を用いてインターネット上のＷＷＷサーバと通信し、そのＵＲＬが示すＨＴＭＬ文書のデータを取得する。パーズ部２０３は、このように取得したＨＴＭＬ文書の構文解析を行い、その文書を構成する文書要素群の論理構造を示した木構造の内部データを生成する。描画部２０４は、その内部データを参照して、ＨＴＭＬ文書をディスプレイ１０５に表示する。入力値保持部２０６は、ＨＴＭＬ文書に含まれる各ＧＵＩ部品（入出力要素）ごとに、その部品に対して設定された値を保持する。入力値保持部２０６は、ブラウザ装置が保持している各ＨＴＭＬ文書ごとに、ＧＵＩ部品の値を保持する入力値テーブルを保持し管理する。１つのＨＴＭＬ文書についての入力値テーブルの例を図８に示す。この例では、テーブルには、１つのＨＴＭＬ文書に含まれる各ＧＵＩ部品ごとに、その名前２５０と値２６０とが記憶されている。ここで、名前２５０には、当該部品のタグのＮＡＭＥ属性に示された文字列が設定される。
【００３８】
表示された文書のＧＵＩ部品に対し、ユーザが入力デバイス１０６を用いて選択や値の入力などの操作を行うと、その操作による入力値は入力部２０５を介してブラウザ・コア部２０２に渡され、入力値保持部２０６に保存される。また、ブラウザ・コア部２０２は、あるＧＵＩ部品に対して入力があった場合、その部品に対して連動処理の指定がなされているかを調べ、連動処理の指定がある場合はその連動処理を実行する。例えば、入力がなされた部品が＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグで表された部品の場合、ブラウザ・コア部２０２は、そのタグ内のＴＡＲＧＥＴパラメータで指定された宛先ＧＵＩ部品に対し、そのタグ内のＭＥＳＳＡＧＥパラメータやＳＵＢＴＹＰＥパラメータによって指定された処理を実行する。このとき、ブラウザ・コア部２０２は、メッセージルール記憶部２０７を参照することにより、そのタグ内に指定されたＭＥＳＳＡＧＥやＳＵＢＴＹＰＥパラメータの値に対応する連動処理の内容を求め、その処理を宛先ＧＵＩ部品に適用する。＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが指定されている場合も、同様に処理が行われる。なお、ユーザが入力する前には、ＧＵＩ部品には、ＨＴＭＬ文書中でデフォルト値が指定されていればその値が、指定されていなければヌル値が設定されている。
【００３９】
次に、図９を参照して、このブラウザ装置の処理手順を説明する。まずブラウザ・コア部２０２が、ＷＷＷサーバからＨＴＭＬ文書を受信し、パーズ部２０３にてその文書を解析し、その解析結果に基づき描画部２０４にてその文書を表示する（Ｓ２０１）。この文書解析処理に伴い、入力値保持部２０６に当該文書の入力値テーブルが作成され、そこに各ＧＵＩ部品のデフォルト値が記憶される（Ｓ２０２）。その後、ブラウザ装置はユーザからの入力を待つ。
【００４０】
ユーザがあるＧＵＩ部品に対して入力操作を行うと、入力部２０５がそれを受け付け、その入力内容をブラウザ・コア部２０２に渡す（Ｓ２０３）。このとき渡される情報は、入力操作の対象であるＧＵＩ部品の識別名と、その部品に対して入力された値との組である。これを受け取ったブラウザ・コア部２０２は、その部位に入力された値に対し、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが設定されているかを判定する（Ｓ２０４）。図４、図５のＨＴＭＬ文書の例では、用紙種類の選択のための部品Ｇ１０５の３つの選択肢“ＡＵＴＯ”、“Ａ４”、“Ｂ４”のうち、選択肢“ＡＵＴＯ”に対して＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが設定されている。したがって、例えばユーザの入力が、部品Ｇ１０５の選択肢“ＡＵＴＯ”の選択であった場合、Ｓ２０４の判定結果がＹｅｓとなる。
【００４１】
Ｓ２０４の判定結果がＹｅｓの場合、ブラウザ・コア部２０２は、当該＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグ内のＮＡＭＥパラメータに指定された名前を持つＧＵＩ部品を求め、その部品の値を、一貫性検査対象の値として、入力値保持部２０６から取得する（Ｓ２０５）。そして、取得した検査対象値が、当該＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグに設定されたＶＡＬＵＥパラメータの値と一致するかどうかを判定する（Ｓ２０６）。図４、図５の記述Ｄ１０８の例では、ＮＡＭＥ属性に指定された“n-up”の名前を持つ部品Ｇ１０６の値が入力値保持部２０６から取得され（Ｓ２０５）、その値がＶＡＬＵＥ属性に指定された値“１”と一致するかどうかが判定される（Ｓ２０６）。
【００４２】
Ｓ２０６の判定結果がＮｏであれば、そのタグ内に指定された宛先部品に対して一貫性違反のメッセージを通知する（Ｓ２０７）。
【００４３】
ここで、このメッセージ通知処理（Ｓ２０７）の詳細を図１０を参照して説明する。まずこの処理では、ブラウザ・コア部２０２は、その＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグにＭＥＳＳＡＧＥパラメータの指定があるか否かを判定する（Ｓ３０１）。ＭＥＳＳＡＧＥパラメータの指定があれば、そのパラメータに指定された値をメッセージとして取得する（Ｓ３０２）。一方、ＭＥＳＳＡＧＥパラメータの指定がない場合は、予めブラウザ装置内に記憶してあるデフォルトのメッセージデータを取得する（Ｓ３０３）。ここで用いるメッセージは、基本的には一貫性条件の違反をユーザに報知するためのメッセージである。ＭＥＳＳＡＧＥパラメータを用いれば、ページ作成者の意図に応じたメッセージを記述できる。これに対し、デフォルトのメッセージは、例えば、一貫性違反があることを意味する固定の文に、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグから抽出した一貫性検査対象のＧＵＩ部品の名前を付加することなどで生成できる。また、このデフォルトメッセージに、一貫性検査対象の部品が満たすべき値（すなわちＶＡＬＵＥパラメータの値）を付加してもよい。また、タグ中のＳＵＢＴＹＰＥパラメータに指定される当該部品の種別に応じ、デフォルトのメッセージを選択することも可能である。このような各種デフォルトメッセージは、ブラウザ装置内に予め記憶されている。
【００４４】
このようにしてメッセージが取得できると、次にブラウザ・コア部２０２は、そのメッセージ宛先部品の識別子として、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグのＴＡＲＧＥＴパラメータの値を取得する（Ｓ３０４）。そして、ブラウザ・コア部２０２は、その宛先部品に対し、そのメッセージを通知する（Ｓ３０５）。ここで、メッセージを受信したＧＵＩ部品は、そのメッセージを引数として、その部品に予め設定された関数を実行することにより、そのメッセージを表示するなどの所定の処理を実行する。
【００４５】
このような手順により、図４、図５の記述Ｄ１０８の例では、ＴＡＲＧＥＴパラメータに指定された“msg”という名前の部品Ｇ１０１に対し、ＭＥＳＳＡＧＥパラメータに指定されたメッセージ“Number-up must be 1”が通知される。
【００４６】
図９の手順に戻り、Ｓ２０６の判定で、検査対象の部品の値がＶＡＬＵＥパラメータの値に一致する場合は（判定結果がＹｅｓ）、ブラウザ・コア部２０２はＳ２０３で入力を受け付けた部品がｓｕｂｍｉｔタイプであるか否かを判定する。ＨＴＭＬではｓｕｂｍｉｔタイプの部品は、ＨＴＭＬ文書への入力値群をＷＷＷサーバに送信するためのボタンとして用いられる。したがって、入力された部品がｓｕｂｍｉｔタイプであれば、ブラウザ・コア部２０２は、入力値保持部２０６から、当該ＨＴＭＬ文書のＧＵＩ部品の入力値群を取得し、これをＷＷＷサーバに送信する（Ｓ２１０）。すなわち、ブラウザ・コア部２０２は、入力値保持部２０６に保持された当該文書の入力値についての部品名と値のペアからなるデータを、当該文書の＜ＦＯＲＭ＞タグに示されたＭＥＴＨＯＤパラメータ及びＡＣＴＩＯＮパラメータの値に従って送信する。
【００４７】
一方、Ｓ２０８の判定の結果がＮｏの場合は、入力された部品について予め設定された処理を実行するか、あるいはその部品に入力された値を入力値保持部２０６に登録する（Ｓ２０９）。このうち前者の処理は、入力されたＧＵＩ部品が、例えばｒｅｓｅｔタイプなど、ｓｕｂｍｉｔタイプ以外のボタンであった場合の処理であり、後者の処理は入力された部品が値の入力を受ける部品であった場合の処理である。
【００４８】
さて、Ｓ２０３で入力を受け付けたＧＵＩ部品に＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが設定されていない場合（Ｓ２０４の判定結果がＮｏ）、ブラウザ・コア部２０２はその部品がボタン関連の部品か否かを判定する（Ｓ２１１）。その部品が前述した＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグで示された部品であるか、ＴＹＰＥパラメータがｓｕｂｍｉｔ又はｒｅｓｅｔに設定された＜ＩＮＰＵＴ＞タグの部品である場合は、Ｓ２１１の判定結果がＹｅｓとなる。この場合、そのタグ内のパラメータ群の値に従って、メッセージ通知処理を行う（Ｓ２１２）。このＳ２１２の処理は、前述のＳ２０７の場合と同様、図１０に示した手順に従って行われる。
【００４９】
例えば、図４及び図５の例で、記述Ｄ１０２で指定されたクリッカブルボタンＧ１０２がユーザによりクリックされた場合、Ｓ２１１の判定結果はＹｅｓとなる。すると、ブラウザ・コア部２０２は、その記述Ｄ１０２の＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグに示されたＴＡＲＧＥＴ属性の値“copies”を取得し（Ｓ３０４）、その値を名前（ＮＡＭＥ）として持つ部品Ｇ１０４に対してメッセージを送信する（Ｓ３０５）。ここで、Ｄ１０２の＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグにはＭＥＳＳＡＧＥパラメータが指定されておらず、ＳＵＢＴＹＰＥパラメータ“ＩＮＣＲＥＡＳＥ”が指定されているので、その部品種別“ＩＮＣＲＥＡＳＥ”に対応するデフォルトメッセージを取得して（Ｓ３０３）、送信する。そして、ブラウザ・コア部２０２は、そのメッセージに対応する処理として、宛先の部品Ｇ１０４の値を１増加させる処理を実行する。
【００５０】
同様に記述Ｄ１０３で示されたボタンＧ１０３をユーザがクリックした場合、その記述Ｄ１０３のＴＡＲＧＥＴパラメータに示された“copies”を名前に持つ部品Ｇ１０４に対し、その記述のＭＥＳＳＡＧＥパラメータの値“set-to-default”をメッセージとして通知する。ブラウザ・コア部２０２は、そのメッセージに対応する処理として、宛先の部品Ｇ１０４の値をデフォルト値にリセットする処理を実行する。
【００５１】
以上、実施形態のブラウザ装置の構成及び処理手順を説明した。以上説明したように、本実施形態では、入力が行われたＧＵＩ部品に対して連動すべきＧＵＩ部品やその連動すべき部品が行うべき動作の内容を、予め規定したタグやパラメータの形でＨＴＭＬ文書内に記述しておくことにより、ブラウザ装置がそれを解釈して、入力に応じた適切な部品間の連動処理を実行する。このように、本実施形態では、スクリプト言語のインタープリタやＶＭ機構などの資源消費の多い機能モジュールを用いることなく、ＨＴＭＬを解析し処理する機能のみで、ＧＵＩ部品間の連動処理を実現できる。本実施形態では、ブラウザ単体で、例えばボタン部品のクリックに応じて他のＧＵＩ部品の値を変化させたり、複数のＧＵＩ部品間の値の一貫性を検査し、検査結果に応じてエラー処理を行ったりするなどの連動処理が実現できる。もちろん、これらはあくまで一例に過ぎず、タグやパラメータを新たに定義することにより、他の連動処理を実現することもできる。
【００５２】
なお、以上に示した装置は、あくまで本発明の具現化の一例に過ぎず、本発明の範囲内で様々な変形が可能である。
【００５３】
第一の変形例として、ＧＵＩ部品に対する入力値に応じ、その部品に連動するＧＵＩ部品に送るメッセージを決めることもできる。これは、例えば、選択メニュー部品（例えば図４のＤ１０５、図５のＧ１０５）の各選択肢（＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグ）に、それぞれＭＥＳＳＡＧＥパラメータを記述しておくことにより実現できる。この場合、ブラウザ・コア部２０２は、ユーザが選択した選択肢に対応するＭＥＳＳＡＧＥパラメータをその選択肢の＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグの記述から取得し（Ｓ３０２）、そのパラメータ値を連動ＧＵＩ部品に通知する。この場合、連動ＧＵＩ部品を示すＴＡＲＧＥＴパラメータは、各選択肢の＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグ内に個別に記述してもよいし、選択メニュー部品を記述する＜ＳＥＬＥＣＴ＞タグ内に一括して記述してもよい。この変形例によれば、例えば色の名前の選択メニュー部品にてユーザから色名の選択を受け付け、別に設けられたパレット部品に、その選択された色名に対応する色をカラー表示するなどの処理が可能である。
【００５４】
第二の変形例は、連動ＧＵＩ部品に送るメッセージの内容の決定の仕方に関するものである。すなわち、上記の実施形態の例では、入力を受け付けた部品を表すタグにＭＥＳＳＡＧＥ属性として明示的に示された値や、ＳＵＢＴＹＰＥ属性に指定されたその部品の種別に応じて、メッセージの内容を決定する例を示した。これに対し、本変形例では、入力を受け付けた部品のタグのＴＡＲＧＥＴ属性に指定された連動部品の種別に応じて、メッセージの内容を決定する。例えば、入力を受け付けた部品がリセットボタンであった場合、ＴＡＲＧＥＴ属性に指定された連動部品が整数値をとる部品であれば、値を０にセットする旨のメッセージとし、連動部品が正の整数値をとる部品であれば値を１にセットする旨のメッセージとするなどである。連動部品の種別は、その部品のタグに示されたＳＵＢＴＹＰＥ属性などから判別すればよい。例えば図４のＤ１０４の例では、部品Ｇ１０４の種別として、正の整数値の部品を示す“positive”の値がＳＵＢＴＹＰＥ属性に設定されている。この変形例では、連動部品の種別ごとに、対応するデフォルトメッセージをブラウザ装置内に登録しておく。そして、ブラウザ・コア部２０２は、Ｓ３０３（図１０参照）でメッセージの内容を決定する際、ＴＡＲＧＥＴ属性に指定された連動部品の種別を調べ、その種別に対応するメッセージを選ぶ。
【００５５】
第三の変形例は、連動部品の決定の仕方に関する変形例である。上記実施形態では、１つのＧＵＩ部品に対して連動部品（すなわちメッセージの通知先）を１つ指定していた。これに対して本変形例では、１つのＧＵＩ部品に対し、その部品への入力値に応じて、別々の連動部品を指定できるようにする。これは、例えば、選択メニュー部品（図４のＤ１０５など）の各選択肢を表す＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグ内に、ＴＡＲＧＥＴパラメータを指定するなどで実現できる。ブラウザ・コア部２０２は、例えばＳ３０４（図１０参照）において、選択メニュー部品中でユーザが選択した選択肢にＴＡＲＧＥＴパラメータが指定されているかどうかを調べ、指定されていればそのパラメータが示す部品にメッセージを通知する。この方式によれば、例えば、グレイ系統の色を表示するパレット部品と有彩色系統のパレット部品とを別々に有するユーザインタフェース画面において、色名選択用の選択メニュー部品でユーザがグレイ系統の色名を選択したら前者のパレットに、有彩色の色名を選択した場合は後者のパレットに、色の表示を行わせることができる。この場合、グレイ系の色名の＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグのＴＡＲＧＥＴ属性には前者のパレット部品の名前を、有彩色系の色の＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグのＴＡＲＧＥＴ属性には後者のパレット部品の名前を、それぞれ指定しておけばよい。
【００５６】
また、上記実施形態では、一貫性判定条件を記述する＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグには、一貫性検査対象の部品が採るべき値をＶＡＬＵＥパラメータとして記述した。この代わりに、一貫性検査対象の部品が採ることのできない値をパラメータとして＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグに指定できるようにしてもよい。
【００５７】
また、上記実施形態では、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが選択メニュー部品の＜ＯＰＴＩＯＮ＞タグに付加された例を示したが、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグを、選択メニュー部品以外のＧＵＩ部品（例えばテキスト入力欄やチェックボックス、ラジオボタン等）に指定することももちろん可能である。また、上記実施形態では、ブラウザ装置が各ＧＵＩ部品の処理を実行したが、この代わりに、ＧＵＩ部品の処理をプラグインで実現するようにすることもできる。この場合ＨＴＭＬ文書では、＜ＥＭＢＥＤ＞タグや＜ＯＢＪＥＣＴ＞タグを用いてその部品の表示を指示することになる。
【００５８】
また、上記実施形態では、ブラウザ・コア部２０２が、入力値保持部２０６を用いて、各ＧＵＩ部品の入力値を集中管理しており、それら入力値の値を参照して各ＧＵＩ部品を制御した。これに対し、各ＧＵＩ部品をもっと能動的なオブジェクトとして構成し、ブラウザ・コア部２０２を軽量にした変形例も考えられる。すなわち、上記実施形態では、ＧＵＩ部品間の連動を行う場合や、連動処理の内容をブラウザ・コア部２０２にて判定し、連動する部品に対してブラウザ・コア部２０２がその動作を指示したが、この変形例では、そのような判定を各ＧＵＩ部品が行う。各ＧＵＩ部品は、自部品の値を保持し、他部品からのメッセージに従ってその値を変更するなどの処理を実行する。したがって、この変形例では、ブラウザ・コア部２０２が集中管理する入力値保持部２０６は必要ない。各ＧＵＩ部品は、描画部２０４が実行するオブジェクトとして存在する。
【００５９】
この変形例では、ブラウザ・コア部２０２は、ＨＴＭＬ文書を解析した際、その解析の結果求められた連動処理に関する各種パラメータの値を、それぞれ対応する各ＧＵＩ部品に対して設定する。各ＧＵＩ部品は、ユーザから入力を受けた場合、ＨＴＭＬ解析時にブラウザ・コア部２０２に設定されたパラメータ群に従って、その入力値に応じた連動処理を実行する。
【００６０】
この変形例におけるブラウザ・コア部２０２の処理手順を図１１に示す。この手順は、ＷＷＷサーバから受信したＨＴＭＬ文書の解析結果をパーズ部２０３から受け取ったときの、ブラウザ・コア部２０２の処理手順を示す。まず、ブラウザ・コア部２０２は、パーズ部２０３で解析された文書要素がＧＵＩ部品であるかどうかを判定する（Ｓ４０１）。ＧＵＩ部品でなければ、その要素については何も行わない。解析された要素がＧＵＩ部品であれば、その要素に対し＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが設定されているか否かを判定する（Ｓ４０２）。ここで、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが設定されていれば、そのタグの記述から、ＮＡＭＥ、ＶＡＬＵＥ、ＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥの各パラメータの値を取得し（Ｓ４０３）、それらの値をそのＧＵＩ部品に対してセットする（Ｓ４０４）。
【００６１】
一方、Ｓ４０２の判定で、解析したＧＵＩ部品に対し＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが指定されていないと判定された場合、ブラウザ・コア部２０２は、そのＧＵＩ部品のタグにＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ又はＳＵＢＴＹＰＥパラメータが設定されているか否かを判定する（Ｓ４０５）。それらパラメータが設定されていなければ、ブラウザ・コア部２０２は、そのＧＵＩ部品については何も行わない。一方、Ｓ４０５の判定で、そのタグにＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ又はＳＵＢＴＹＰＥパラメータの少なくとも一つが設定されていれば、ブラウザ・コア部２０２はそれらパラメータの値をタグの記述から取得し（Ｓ４０６）、それらの値をそのＧＵＩ部品にセットする（Ｓ４０７）。
【００６２】
このように、連動処理のパラメータが各ＧＵＩ部品にセットされると、それら各ＧＵＩ部品は自部品にセットされたパラメータ群に応じて、上記実施形態に示したのと同様の連動処理を実行する。
【００６３】
例えば、図４に示した記述Ｄ１０２を図１１の手順で処理すると、この記述に対応するＧＵＩ部品Ｇ１０２には、図１２のＲ２０１に示す情報がセットされることになる。この情報Ｒ２０１の各項目Ｒ２０１〜Ｒ２０６は、左から順にＮＡＭＥ、ＶＡＬＵＥ、ＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ、ＳＵＢＴＹＰＥの各パラメータを示す。記述Ｄ１０２の＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグの要素の中には、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグが指定されていないので、＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグ内のパラメータ群のうち、ＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ及びＳＵＢＴＹＰＥのパラメータのみがＧＵＩ部品にセットされる。ただし、この例ではＭＥＳＳＡＧＥパラメータはセットされていないので、Ｒ２０５は空値（ｎｕｌｌ）となり、ＴＡＲＧＥＴパラメータの値“copies”がＲ２０４に、ＳＵＢＴＹＰＥパラメータの値“INCREASE”がＲ２０６にセットされる。なお、この＜ＢＵＴＴＯＮ＞タグには、ＮＡＭＥパラメータが設定されているが、これは連動処理に関係ないので、ＧＵＩ部品にはセットされない。従ってＲ２０２の値はｎｕｌｌである。ＮＡＭＥパラメータが連動処理に関係するのは、＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグの場合である。このようにして情報Ｒ２０１がセットされたＧＵＩ部品Ｇ１０２は、マウス等によりユーザから入力を受けると、Ｒ２０４にセットされた名前を持つ部品Ｇ０１４に対し、Ｒ２０６にセットされた当該部品の種別“INCREASE”に応じた所定のメッセージを通知する。
【００６４】
同様にして記述Ｄ１０３を図１１の手順で処理したときの、ＧＵＩ部品にセットされる情報を図１２のＲ３０１に示す。この情報Ｒ３０１の各項目Ｒ３０２〜Ｒ３０６も、上記と同様、左から順にＮＡＭＥ、ＶＡＬＵＥ、ＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ、ＳＵＢＴＹＰＥの各パラメータを示す。この例では、ＴＡＲＧＥＴとＭＥＳＳＡＧＥのパラメータ値が、Ｒ３０４とＲ３０５の各項目に設定される。
【００６５】
また、図４の記述Ｄ１０５の記述を図１１の手順で処理した場合、その記述に対応するＧＵＩ部品Ｇ１０５にセットされる情報を図１２のＲ４０１に示す。この情報Ｒ４０１は、ＧＵＩ部品Ｇ１０５の３つの選択肢のうち、選択肢“ＡＵＴＯ”に設定された＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグから取得されたものである。この情報Ｒ４０１の各項目Ｒ４０２〜Ｒ４０６も、上記と同様、左から順にＮＡＭＥ、ＶＡＬＵＥ、ＴＡＲＧＥＴ、ＭＥＳＳＡＧＥ、ＳＵＢＴＹＰＥの各パラメータを示す。Ｒ４０１は＜ＣＯＮＳＴＲＡＩＮＴ＞タグから取得したパラメータ群なので、ＮＡＭＥやＴＡＲＧＥＴのパラメータ値も設定されている（Ｒ４０２、Ｒ４０３参照）。この情報Ｒ４０１が設定された部品Ｇ１０５において、ユーザが選択肢“ＡＵＴＯ”を選択すると、その部品Ｇ１０５はその選択を検知して、その選択肢に対応づけて保持している情報Ｒ４０１を参照する。そして、Ｒ４０２に設定された値“n-up”を名前に持つ部品Ｇ１０６の値を取得し、その値がＲ４０３に設定された値“１”であるかどうかを検査する。そして、部品Ｇ１０６の値が１でなければ、Ｒ４０４に設定された値“msg”を名前に持つ部品Ｇ１０１に対し、Ｒ４０５に設定された値“Number-up must be 1”をメッセージとして通知する。部品Ｇ１０１は、このメッセージに応じて、自己の表示内容を変化させる。
【００６６】
なお、以上に説明したブラウザ装置は、以上に説明した機能あるいは処理手順を記述したプログラムをコンピュータに実行させることによって実現することができる。この場合、プログラムは、例えばフロッピーディスクやＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体の形態で、あるいは通信回線を介して、供給され、これを例えばコンピュータに付属するハードディスク装置等の記憶装置にインストールすることにより、実行可能となる。
【００６７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表示装置自体が、文書中の入力対象ＧＵＩ部品に関する記述から連動ＧＵＩ部品を特定し、その連動部品に対して指示を与えることにより、その連動ＧＵＩ部品を入力対象ＧＵＩ部品に連動させることができる。また、表示装置は、文書中のタグ内のパラメータ記述から連動ＧＵＩ部品を特定するので、文書作成者はＨＴＭＬ等の文書作成用の基本言語だけを扱えればよく、それ以外のスクリプト言語などについてのスキルが不要であり、文書作成が効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般的なＨＴＭＬ文書の例を示す図である。
【図２】図１の文書を従来のブラウザ装置で表示した場合の表示例を示す図である。
【図３】従来のブラウザ装置の処理手順を示す図である。
【図４】実施形態のブラウザ装置で処理できるＨＴＭＬ文書の例を示す図である。
【図５】図１の文書を実施形態のブラウザ装置で表示した場合の表示例を示す図である。
【図６】実施形態のブラウザ装置の基盤となるハードウエア構成の一例を示す図である。
【図７】ブラウザ装置の機能ブロック図である。
【図８】入力値テーブルの一例を示す図である。
【図９】実施形態のブラウザ装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図１０】図９の手順におけるメッセージ通知処理（Ｓ２０７及びＳ２１２）の詳細な手順を示すフローチャートである。
【図１１】ＧＵＩ部品の独立性を高めた変形例における、ブラウザ・コア部の処理手順を示すフローチャートである。
【図１２】ＧＵＩ部品に設定されるパラメータ情報の例を示す図である。
【符号の説明】
２０１ＴＣＰ／ＩＰプロトコル、２０２ブラウザ・コア部、２０３パーズ部、２０４描画部、２０５入力部、２０６入力値保持部、２０７メッセージルール記憶部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a display device that displays a document described in a language that can describe GUI (Graphical User Interface) parts such as HTML, and more particularly to a technique for interlocking processing related to input between a plurality of GUI parts.
[0002]
[Prior art]
A tool called a browser that receives and displays a structured document described in a markup language such as HTML (HyperText Markup Language) transmitted from a World Wide Web (WWW) server is widely known. In various scenes such as input of document search conditions, questionnaires, and electronic commerce, information is input from this browser to a WWW server. In HTML, for example, an HTML element called “FORM” is used to receive input from a user via a browser and transmit the input content to a WWW server.
[0003]
FIG. 1 shows an example of an HTML document including a FORM element, and FIG. 2 shows an example of display of this HTML document in a browser. As is well known, the FORM element can include input / output elements (GUI parts) such as “INPUT”, “SELECT”, “TEXTAREA”, etc., and the browser inputs corresponding to these input / output elements as shown in FIG. Display columns and selected elements.
[0004]
FIG. 3 shows a processing flow of an HTML document including a FORM element by a conventional browser. First, the browser accesses the WWW server using the URL specified by the user, receives the HTML document, analyzes it, and displays it (S101). Next, an input from an input device such as a keyboard or a mouse is accepted (S102). Next, it is determined whether or not the input is selection of a SUBMIT type button (S103). If the input is other than the selection of the SUBMIT button, the browser holds the input value (S104). On the other hand, if the SUBMIT button has been selected, the browser transmits the stored input value group according to the specified content indicated in the FORM tag in the HTML document (S105).
[0005]
In such an HTML document, in order to reflect a value input to an input / output element on another input / output element or to check consistency of values input to a plurality of input / output elements, in the past, The data of those input values was once sent to the WWW server, and the result processed by the WWW server was sent back to the browser. In this method, for example, the user performs necessary input on the browser, presses the SUBMIT button, transmits the input value to the WWW server, and receives the result of the consistency check of the input value from the WWW server. , We cannot know that there was a consistency error in the input value group.
[0006]
The following two methods are well known as methods for solving such problems.
[0007]
The first method is to embed a program written in a script language such as JavaScript (Java is a trademark of Sun Microsystems) in an HTML document or a file referenced from the HTML document, and put it in the browser computer. In this method, the program is executed by a certain interpreter to reflect the values between the input and output elements and to check the consistency. The second method is to load the executable software indicated by the tag into a document element represented by a tag such as “EMBED”, “APPLET”, “OBJECT”, etc. It is a method of performing processing such as consistency check by executing. Furthermore, the second method includes a method using an executable program that can be executed by a Java virtual machine (VM) provided in many operating systems (OS), a plug-in that can be directly executed by the OS, and the like. And a method using an individual OS-dependent execution format program. The former program using Java can be operated on a general-purpose basis as long as the VM is operating on the VM, but the latter plug-in operates only on a specific OS corresponding to the OS.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the first method, it is necessary to provide a script interpreter on the user computer in addition to the browser. Therefore, in these systems, the computer needs resources such as a memory and a disk for executing the interpreter and the VM. However, such a method cannot be adopted in a device having a small memory capacity or a device having no virtual storage function.
[0009]
In recent years, WWW is also used in mobile phones, printers, televisions, and the like. Such devices generally have a smaller memory capacity than personal computers, have a limited size of software that can be installed, and often do not support a virtual storage mechanism in the OS. Therefore, it is difficult to install a script language interpreter or a JM mechanism in such a device.
[0010]
In addition, the second method has a problem that the creator of the HTML document requires knowledge of not only HTML but also script language, and requires advanced programming skills. There is also a problem that a special development environment is required to create an execution format of the program.
[0011]
Of the second methods, the method using Java needs to execute the VM on the user side device, and therefore, as with the first method, it is difficult to adopt it on a device with limited memory resources or the like. there were. Further, with this method, there is a problem in that an OS not equipped with a VM does not display a portion corresponding to an APPLET tag, an OBJECT tag, or the like in an HTML document.
[0012]
In the second method using the so-called plug-in, the plug-in portion is correctly displayed and processed on a specific OS corresponding to the plug-in, but is completely displayed on other OSs. There was a possibility that it was not done or caused malfunction.
[0013]
The present invention has been made in view of such problems. In a display device that acquires and displays a document describing a GUI component from a server and receives an input from a user for the GUI component, a plurality of GUI components are used. It is an object of the present invention to enable processing such as reflection of input values and consistency checking to be realized by the display device itself without sending input data to a server. In particular, an object of the present invention is to make it possible to realize such interlocking processing between a plurality of components even in a device that does not have resources for mounting a script language interpreter or VM on the display device side. It is another object of the present invention to allow a document creator to describe the interlocking process between GUI components without requiring more skills than can use a meta language (for example, HTML) for describing a document.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a display device according to the present invention includes an analysis unit that analyzes a description of a given document, and a character, an image, and a GUI (graphical user) constituting the document based on an analysis result of the analysis unit. Interface) Display means for displaying parts, input means for acquiring user input for display of the display means, and specifying input GUI parts input by the user based on input information acquired by the input means Input component identification means to perform, By the input part specifying means specific Is An interlocking component specifying means for specifying an interlocking GUI component to be interlocked with an input to the input target GUI component from the description of the document corresponding to the input target GUI component; Message determining means for determining a value of a message to be input to the interlocking GUI component specified by the interlocking component specifying means based on the description of the document corresponding to the input target GUI part specified by the input component specifying means; , For each GUI component, a correspondence rule storage means for storing a correspondence rule between each value that can be taken by the message input to the GUI component and the operation content of the GUI component when these values are input, The operation content performed by the linked GUI component specified by the linked component specifying unit corresponding to the message value determined by the message determining unit is determined from the corresponding rule stored in the corresponding rule storage unit, and determined. Interlocking means for changing the value indicated by the interlocking GUI component according to the operation content; Is provided.
[0015]
According to this configuration, the display device itself identifies the linked GUI component from the description related to the input target GUI component in the document, and gives an instruction to the linked component, so that the linked GUI component becomes the input target GUI component. Can be linked.
[0016]
In a preferred aspect of the present invention, the interlocking component specifying unit acquires a predetermined parameter description for designating the interlocking GUI component from a tag corresponding to the input target GUI component in the document, and based on the parameter description, the interlocking GUI is obtained. Identify parts.
[0017]
According to this aspect, since the linked GUI component can be specified by the parameter in the document tag, the document creator can specify the linked GUI component using only a language such as HTML representing the document.
[0018]
In another preferred aspect, the display device acquires a description of the consistency check target GUI component that should be consistent with the input value of the component from the tag corresponding to the input target GUI component in the document. The inspection target specifying means for specifying the consistency inspection target GUI component based on the description, and whether the value of the consistency inspection target GUI component satisfies the consistency condition with respect to the input value of the input target GUI component Consistency determining means for determining whether or not, Message judgment Means to the determination result of the consistency determination means Based on the message value The
[0019]
According to this aspect, it is possible to determine the consistency of input values between GUI components by the display device itself.
[0020]
The display device according to the present invention includes an analysis unit that analyzes a description of a given document, a GUI component generation unit that generates a GUI component included in the document based on an analysis result of the analysis unit, A setting means for initially setting operation parameters of a GUI component, wherein a linked GUI component that should reflect an input to the setting target GUI component is identified from a description of the document corresponding to the GUI component to be set, and the link Setting means for setting an identifier of a GUI component as one of the operation parameters in the setting target GUI component; For each GUI component, a correspondence rule storage means for storing a correspondence rule between each value that can be taken by the message input to the GUI component and the operation content of the GUI component when these values are input. The setting means determines a value of a message to be input to the specified linked GUI component based on a description of the document corresponding to the setting target GUI component, and determines the determined message value as the setting target GUI When the GUI component generated by the GUI component generating unit is set as a component and receives an input from the user, the setting unit is configured to match the linked GUI component indicated by the identifier of the linked GUI component set by the setting unit. When the message value set by is input and a message is received from another GUI component, the received message It determines the operation contents corresponding to the value from the corresponding rules, and executes the determined operation content .
[0021]
In this configuration, in a system in which a GUI component generated according to the description of a document operates independently of the display device main body according to its own operation parameter, for each GUI component, an interlocking GUI that is linked to that component. The component identifier can be set as an operation parameter. Therefore, the operating GUI component can use the identifier of the set interlocking GUI component and issue an instruction to the interlocking GUI component by itself to be interlocked.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention (hereinafter referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
[0023]
In this embodiment, it is possible to process interlinked processing between input / output elements of an HTML document, such as consistency check of input value groups, without using a script language interpreter or VM (virtual computer) mechanism. . For this reason, it is possible to easily describe the parameter representing the contents of the interlocking process in the HTML tag, and the browser analyzes the parameter in the tag and performs the interlocking process between the elements according to the analysis result.
[0024]
FIG. 4 shows an example of an HTML document describing the interlocking process between input / output elements. FIG. 5 shows a display example when the document shown in FIG. 4 is displayed on the browser device of this embodiment. This HTML document describes a user interface screen for inputting operation instructions to the printer, and as GUI (graphical user interface) parts for input / output, the number of copies (copies), paper type (paper), n -Up (a printing process for allocating n logical pages for one physical page) and other components for specifying print parameters.
[0025]
FIG. 4 includes seven descriptions D101 to D107 as descriptions indicating GUI components. FIG. 5 shows GUI parts G101 to G107 corresponding to the descriptions D101 to D107.
[0026]
In the example of FIG. 4, <BUTTON> tags (D102 and D103) and <CONSTRAINT> tags (D108) are used as special description parts for instructing the interlocking process.
[0027]
The <BUTTON> tag is a tag instructing generation of a button component (for example, G102 and G103 in FIG. 5). This tag is close to the existing <INPUT> tag, but the existing <INPUT> tag is able to describe as a parameter the content reflected in other GUI parts (input / output elements) when the corresponding button part is pressed. And different. The input from the button part to another GUI part is reflected by sending a message. Note that the image of the button component to be displayed can be described between the <BUTTON> tag and the </ BUTTON>.
[0028]
In the <BUTTON> tag, a parameter that specifies the content of the message and the GUI component of the destination (that is, the partner that reflects the input result of the button component) can be described. The message destination component operates according to the message. That is, the destination component is linked to the component that has received the input, and is hereinafter referred to as a linked GUI component.
[0029]
For example, the message destination (that is, the linked GUI component) is specified by the TARGET parameter. In the example of the description D102, the character string “copies” is specified as the value of the TARGET parameter, and this is that the GUI component having the name “copies”, that is, the component G104 corresponding to the description D104 is the message destination. Is shown. The name of the GUI component is specified by the NAME parameter.
[0030]
The content of the message can be specifically specified using the MESSAGE parameter. For example, in the description D103, the character string “set-to-default” is designated as the value of the MESSAGE parameter. Therefore, when the button part G103 corresponding to D103 is pressed, a message “set-to-default” is sent to the part G104 having the name “copies”. It is predetermined how the message destination component G104 changes according to the message. Message character strings that can be specified in the MESSAGE parameter are determined in advance, and the operation content on the destination component side corresponding to each message character string is also determined. In the browser device, a correspondence rule between such a message and the operation content of the destination part is registered. When the button designated in the BUTTON tag is pressed, the browser device resets the value of the GUI component of the message destination according to this rule. For example, the message “set-to-default” is associated with the operation of returning the value of the destination component to the default value, and when this message is sent to a certain component, the browser device Reset the value to the default value.
[0031]
The MESSAGE parameter described above explicitly specifies a message to be sent to the destination part as a character string. On the other hand, a message can also be specified implicitly. For example, in the description D102, the SUBTYPE parameter is specified for the button part G102, and the SUBTYPE parameter indicates the type of the button part. The contents of the message are associated with the button type in advance. For example, a type (SUBTYPE) of “INCREASE” indicates a button type in which the value increases by 1 when the button is pressed. For example, a message for increasing the value of the destination part by 1 is associated with the button type “INCREASE”. In the browser device, the correspondence between the button type and the message content is registered in advance. The browser device resets the message destination component according to this rule.
[0032]
Next, the <CONSTRAINT> tag (for example, see description D108 in FIG. 9) will be described. The <CONSTRAINT> tag is a tag for describing a constraint condition regarding the consistency of values between GUI parts. In the description D108 of FIG. 9, a constraint condition is specified by a <CONSTRAINT> tag for a selection menu part option (represented by an <OPTION> tag) represented by a <SELECT> tag. In this description example, the name of the GUI component of the target to be constrained (that is, the target of the consistency check) is specified in the NAME parameter in the <CONSTRAINT> tag. In addition, a value that should be satisfied by the target part is specified as the VALUE parameter. In the TARGET parameter, the name of the GUI component to which a message is to be sent when the value of the target component is different from the value of the VALUE parameter is specified, and in the MESSAGE parameter, the content of the message to be transmitted at that time is specified. In the example of the description D108, when an option (OPTION) having a value of “AUTO” is selected in the selection menu component G105 described in D105, the browser device is “n-up”, which is a consistency check target. If the value of the part G106 named “No” is not “1” designated in the VALUE parameter, the “Number-up” designated as the message is displayed for the display part G101 having the name “msg”. The string “must be 1” is displayed.
[0033]
As described above, by using the <CONSTRAINT> tag, according to the value (in the above example, the option “AUTO” selected in the menu G105) input to the GUI component (in the above example, the selection menu G105). The value of the other GUI part (part G106 in the above example) determined as the consistency inspection target for the part is checked, and if the inspection target part does not satisfy the constraint condition specified in the tag, it is designated in advance. It is possible to cause the GUI component (display component G101 in the above example) to perform an operation corresponding to that case (display a message in the above example).
[0034]
Heretofore, an overview of the realization method of the interlocking process in the present embodiment has been described. Next, the hardware configuration of the browser device of this embodiment will be described with reference to FIG. In this browser device, when power is first turned on, the CPU 101 loads the program stored in the boot ROM 102 into the RAM 103 and executes it. As a result, programs related to the control of the display 105 and the input device 106, the user interface, and the like are loaded from the hard disk 104 onto the RAM 103 and executed. As a result, the user can interactively input operation instructions to the browser device. This program communicates with a WWW server on the network via the network interface 107.
[0035]
When the browser device transmits a document acquisition request to the WWW server, the WWW server responds to the browser device with the HTML document data relating to the request. The browser device analyzes the HTML document and displays it on the display 105.
[0036]
FIG. 7 is a functional block diagram of the browser device. Each functional module described below is realized by the CPU 101 executing a program read from the boot ROM 102, the hard disk 104, or the like.
[0037]
The browser core unit 202 is a functional module that performs overall control of processing of each functional module of the browser device. The input unit 205 is a functional module that receives an instruction and data input from the user via the input device 106. When the user inputs the URL of a desired HTML document, it is transmitted from the input unit 205 to the browser core unit 202. Then, the browser core unit 202 communicates with the WWW server on the Internet using the HTTP (HyperText Transfer Protocol) via the TCP / IP protocol 201, and acquires the data of the HTML document indicated by the URL. The parsing unit 203 performs syntax analysis of the HTML document acquired in this way, and generates internal data of a tree structure indicating the logical structure of the document element group constituting the document. The drawing unit 204 displays the HTML document on the display 105 with reference to the internal data. The input value holding unit 206 holds a value set for each GUI part (input / output element) included in the HTML document. The input value holding unit 206 holds and manages an input value table that holds GUI component values for each HTML document held by the browser device. An example of an input value table for one HTML document is shown in FIG. In this example, the table stores a name 250 and a value 260 for each GUI component included in one HTML document. Here, the name 250 is set to the character string indicated in the NAME attribute of the tag of the part.
[0038]
When the user performs an operation such as selection or value input on the GUI component of the displayed document using the input device 106, an input value by the operation is passed to the browser core unit 202 via the input unit 205. Are stored in the input value holding unit 206. In addition, when there is an input for a certain GUI component, the browser core unit 202 checks whether the interlock processing is specified for the component, and if the interlock processing is specified, executes the interlock processing. To do. For example, when the input component is a component represented by a <BUTTON> tag, the browser core unit 202 sets the MESSAGE parameter in the tag or the destination GUI component specified by the TARGET parameter in the tag. The process specified by the SUBTYPE parameter is executed. At this time, the browser core unit 202 refers to the message rule storage unit 207 to obtain the contents of the interlocking process corresponding to the value of the MESSAGE or SUBTYPE parameter specified in the tag, and the process is performed as the destination GUI component. Applies to The same processing is performed when the <CONSTRAINT> tag is designated. Before the user inputs, the GUI component is set with a default value if a default value is specified in the HTML document, and is set with a null value if not specified.
[0039]
Next, the processing procedure of this browser apparatus will be described with reference to FIG. First, the browser core unit 202 receives an HTML document from a WWW server, the parsing unit 203 analyzes the document, and displays the document on the drawing unit 204 based on the analysis result (S201). With this document analysis processing, an input value table for the document is created in the input value holding unit 206, and the default values of the GUI components are stored therein (S202). Thereafter, the browser device waits for input from the user.
[0040]
When the user performs an input operation on a certain GUI component, the input unit 205 accepts the input and passes the input content to the browser core unit 202 (S203). The information passed at this time is a set of the identification name of the GUI component that is the target of the input operation and the value input to the component. Upon receiving this, the browser core unit 202 determines whether a <CONSTRAINT> tag is set for the value input to the part (S204). In the example of the HTML document of FIGS. 4 and 5, the <CONSTRAINT> tag for the option “AUTO” among the three options “AUTO”, “A4”, and “B4” of the part G105 for selecting the paper type. Is set. Therefore, for example, when the user's input is selection of the option “AUTO” of the component G105, the determination result in S204 is Yes.
[0041]
When the determination result in S204 is Yes, the browser core unit 202 obtains a GUI part having the name specified in the NAME parameter in the <CONSTRAINT> tag, and sets the value of the part as the value of the consistency check target. And obtained from the input value holding unit 206 (S205). Then, it is determined whether or not the acquired inspection target value matches the value of the VALUE parameter set in the <CONSTRAINT> tag (S206). In the example of description D108 in FIGS. 4 and 5, the value of the component G106 having the name “n-up” specified in the NAME attribute is acquired from the input value holding unit 206 (S205), and the value is set in the VALUE attribute. It is determined whether or not it matches the designated value “1” (S206).
[0042]
If the determination result in S206 is No, a consistency violation message is notified to the destination component specified in the tag (S207).
[0043]
Details of the message notification process (S207) will be described with reference to FIG. First, in this process, the browser core unit 202 determines whether or not the MESSAGE parameter is specified in the <CONSTRAINT> tag (S301). If the MESSAGE parameter is designated, the value designated for the parameter is acquired as a message (S302). On the other hand, if the MESSAGE parameter is not specified, default message data stored in the browser device in advance is acquired (S303). The message used here is basically a message for notifying the user of a violation of the consistency condition. If the MESSAGE parameter is used, a message according to the intention of the page creator can be described. On the other hand, the default message can be generated, for example, by adding the name of the GUI component subject to consistency check extracted from the <CONSTRAINT> tag to a fixed sentence meaning that there is a consistency violation. In addition, a value (that is, a value of the VALUE parameter) that should be satisfied by the consistency check target component may be added to the default message. It is also possible to select a default message according to the type of the part specified in the SUBTYPE parameter in the tag. Such various default messages are stored in advance in the browser device.
[0044]
When the message can be acquired in this way, the browser core unit 202 then acquires the value of the TARGET parameter of the <CONSTRAINT> tag as the identifier of the message destination part (S304). Then, the browser core unit 202 notifies the destination component of the message (S305). Here, the GUI component that has received the message executes a predetermined process such as displaying the message by executing a function preset in the component with the message as an argument.
[0045]
With this procedure, in the example of description D108 in FIGS. 4 and 5, the message “Number-up must be 1” specified in the MESSAGE parameter is sent to the part G101 named “msg” specified in the TARGET parameter. Will be notified.
[0046]
Returning to the procedure of FIG. 9, when the value of the component to be inspected matches the value of the VALUE parameter in the determination in S206 (the determination result is Yes), the browser core unit 202 determines that the component that received the input in S203 is a submit. It is determined whether it is a type. In HTML, a submit type component is used as a button for transmitting an input value group to an HTML document to a WWW server. Therefore, if the input component is a submit type, the browser core unit 202 acquires the input value group of the GUI component of the HTML document from the input value holding unit 206 and transmits it to the WWW server (S210). ). That is, the browser core unit 202 converts the data consisting of the part name and value pairs for the input value of the document held in the input value holding unit 206 into the METHOD parameter indicated in the <FORM> tag of the document and Transmit according to the value of the ACTION parameter.
[0047]
On the other hand, if the result of the determination in S208 is No, a preset process is executed for the input component, or a value input to the component is registered in the input value holding unit 206 (S209). The former processing is processing when the input GUI component is a button other than the submit type, for example, reset type, and the latter processing is a component that receives an input of a value. This is the process when
[0048]
When the <CONSTRAINT> tag is not set for the GUI component that has received the input in S203 (No in S204), the browser core unit 202 determines whether the component is a button-related component ( S211). If the part is a part indicated by the <BUTTON> tag described above, or a part of the <INPUT> tag whose TYPE parameter is set to submit or reset, the determination result in S211 is Yes. In this case, message notification processing is performed according to the value of the parameter group in the tag (S212). The process of S212 is performed according to the procedure shown in FIG. 10 as in the case of S207 described above.
[0049]
For example, in the example of FIGS. 4 and 5, when the clickable button G102 designated by the description D102 is clicked by the user, the determination result in S211 is Yes. Then, the browser core unit 202 acquires the value “copies” of the TARGET attribute indicated by the <BUTTON> tag of the description D102 (S304), and sends a message to the component G104 having the value as a name (NAME). Is transmitted (S305). Here, since the MESSAGE parameter is not specified in the <BUTTON> tag of D102 and the SUBTYPE parameter “INCREASE” is specified, a default message corresponding to the component type “INCREASE” is acquired (S303). ,Send. Then, the browser core unit 202 executes processing for incrementing the value of the destination component G104 by 1 as processing corresponding to the message.
[0050]
Similarly, when the user clicks the button G103 indicated by the description D103, the value “set-to” of the MESSAGE parameter of the description is assigned to the component G104 whose name is “copies” indicated by the TARGET parameter of the description D103. -default ”is notified as a message. The browser core unit 202 executes processing for resetting the value of the destination component G104 to a default value as processing corresponding to the message.
[0051]
The configuration and processing procedure of the browser device according to the embodiment have been described above. As described above, in the present embodiment, the GUI component to be linked to the input GUI component and the content of the operation to be performed by the component to be linked are described in HTML in the form of tags and parameters defined in advance. By describing it in the document, the browser device interprets it, and executes the interlocking process between the appropriate components according to the input. As described above, according to the present embodiment, it is possible to realize the interlocking process between the GUI components only by the function of analyzing and processing HTML without using a resource consuming function module such as a script language interpreter or a VM mechanism. In this embodiment, the browser alone changes the value of another GUI component in response to, for example, clicking on a button component, or checks the consistency of values between multiple GUI components, and performs error processing according to the inspection result. Interlocking processing such as going can be realized. Of course, these are only examples, and other interlocking processes can be realized by newly defining tags and parameters.
[0052]
The apparatus described above is merely an example of realization of the present invention, and various modifications can be made within the scope of the present invention.
[0053]
As a first modification, a message to be sent to a GUI component linked to the component can be determined according to an input value for the GUI component. This can be realized, for example, by describing a MESSAGE parameter in each option (<OPTION> tag) of a selection menu component (for example, D105 in FIG. 4 and G105 in FIG. 5). In this case, the browser core unit 202 acquires the MESSAGE parameter corresponding to the option selected by the user from the description of the <OPTION> tag of the option (S302), and notifies the parameter value to the linked GUI component. In this case, the TARGET parameter indicating the linked GUI component may be individually described in the <OPTION> tag of each option, or may be collectively described in the <SELECT> tag describing the selection menu component. . According to this modification, for example, selection of a color name is accepted from the user by a color name selection menu component, and a color corresponding to the selected color name is displayed in color on a separately provided palette component. Processing is possible.
[0054]
The second modification relates to how to determine the content of a message sent to the interlocking GUI component. That is, in the example of the above embodiment, the content of the message is determined according to the value explicitly indicated as the MESSAGE attribute in the tag representing the component that has received the input or the type of the component specified in the SUBTYPE attribute. An example to do. On the other hand, in the present modification, the content of the message is determined according to the type of the interlocking component specified in the TARGET attribute of the tag of the component that has received the input. For example, if the part that received the input is a reset button, if the interlocking part specified in the TARGET attribute takes an integer value, a message indicating that the value is set to 0 is displayed, and the interlocking part is positively adjusted. For a component that takes a numerical value, a message that the value is set to 1 is used. The type of the interlocking part may be determined from the SUBTYPE attribute indicated on the tag of the part. For example, in the example of D104 in FIG. 4, as the type of the component G104, a value of “positive” indicating a component having a positive integer value is set in the SUBTYPE attribute. In this modification, a corresponding default message is registered in the browser device for each type of interlocking component. Then, when determining the content of the message in S303 (see FIG. 10), the browser core unit 202 checks the type of the interlocking component specified in the TARGET attribute and selects a message corresponding to the type.
[0055]
The third modified example is a modified example related to how to determine the interlocking parts. In the above-described embodiment, one interlocking component (that is, a message notification destination) is specified for one GUI component. On the other hand, in this modification, it is possible to designate different interlocking parts for one GUI part according to the input value to the part. This can be realized, for example, by specifying a TARGET parameter in an <OPTION> tag representing each option of a selection menu component (D105 in FIG. 4). For example, in S304 (see FIG. 10), the browser core unit 202 checks whether the TARGET parameter is specified for the option selected by the user in the selection menu component, and if so, a message is sent to the component indicated by the parameter. To be notified. According to this method, for example, in a user interface screen having separately a palette component for displaying gray colors and a palette component for chromatic colors, the user can select a color name of the gray color using a selection menu component for selecting a color name. If the color name of a chromatic color is selected, the color can be displayed on the latter palette. In this case, the name of the former palette component is used for the TARGET attribute of the <OPTION> tag for the gray color name, and the name of the latter palette component is used for the TARGET attribute of the <OPTION> tag for the chromatic color color. You can specify it.
[0056]
Further, in the above embodiment, the value to be taken by the component subject to the consistency check is described as the VALUE parameter in the <CONSTRAINT> tag describing the consistency determination condition. Instead of this, a value that cannot be taken by the part to be inspected for consistency may be specified in the <CONSTRAINT> tag as a parameter.
[0057]
In the above-described embodiment, an example is shown in which the <CONSTRAINT> tag is added to the <OPTION> tag of the selected menu part. Of course, it is also possible to specify for a box, a radio button, etc. In the above embodiment, the browser device executes the processing of each GUI component, but instead, the processing of the GUI component can be realized by a plug-in. In this case, in the HTML document, the display of the part is instructed using the <EMBED> tag or the <OBJECT> tag.
[0058]
In the above embodiment, the browser core unit 202 centrally manages the input values of the GUI components using the input value holding unit 206, and controls the GUI components by referring to the values of the input values. did. On the other hand, a modification in which each GUI component is configured as a more active object and the browser core unit 202 is lighter is also conceivable. That is, in the above embodiment, when the GUI parts are linked, or the contents of the linkage process are determined by the browser core unit 202, and the browser core unit 202 instructs the linked parts to operate. In this modification, each GUI component makes such a determination. Each GUI component holds the value of its own component and executes processing such as changing the value according to a message from another component. Therefore, in this modification, the input value holding unit 206 centrally managed by the browser core unit 202 is not necessary. Each GUI component exists as an object executed by the drawing unit 204.
[0059]
In this modified example, when the browser core unit 202 analyzes an HTML document, the browser core unit 202 sets values of various parameters related to the interlocking process obtained as a result of the analysis for each corresponding GUI component. Each GUI component, when receiving an input from the user, executes an interlocking process according to the input value in accordance with a parameter group set in the browser core unit 202 at the time of HTML analysis.
[0060]
The processing procedure of the browser core unit 202 in this modification is shown in FIG. This procedure shows the processing procedure of the browser core unit 202 when the analysis result of the HTML document received from the WWW server is received from the parsing unit 203. First, the browser core unit 202 determines whether the document element analyzed by the parse unit 203 is a GUI component (S401). If it is not a GUI part, nothing is done for the element. If the analyzed element is a GUI part, it is determined whether a <CONSTRAINT> tag is set for the element (S402). Here, if the <CONSTRAINT> tag is set, the value of each parameter of NAME, VALUE, TARGET, and MESSAGE is acquired from the description of the tag (S403), and these values are set for the GUI component. (S404).
[0061]
On the other hand, if it is determined in S402 that the <CONSTRAINT> tag is not specified for the analyzed GUI component, the browser core unit 202 sets the TARGET, MESSAGE, or SUBTYPE parameter to the tag of the GUI component. It is determined whether or not (S405). If these parameters are not set, the browser core unit 202 does nothing for the GUI component. On the other hand, if it is determined in S405 that at least one of the TARGET, MESSAGE, or SUBTYPE parameters is set in the tag, the browser core unit 202 acquires the values of those parameters from the tag description (S406), Is set in the GUI part (S407).
[0062]
As described above, when the parameters of the interlocking process are set in each GUI component, the GUI components execute the interlocking process similar to that shown in the above embodiment according to the parameter group set in the self component. .
[0063]
For example, when the description D102 shown in FIG. 4 is processed according to the procedure of FIG. 11, the information shown in R201 of FIG. 12 is set in the GUI part G102 corresponding to this description. The items R201 to R206 of the information R201 indicate parameters of NAME, VALUE, TARGET, MESSAGE, and SUBTYPE in order from the left. Since the <CONSTRINT> tag is not specified in the element of the <BUTTON> tag of the description D102, only the parameters of TARGET, MESSAGE, and SUBTYPE are set in the GUI component among the parameter groups in the <BUTTON> tag. The However, in this example, since the MESSAGE parameter is not set, R205 becomes a null value (null), the value “copies” of the TARGET parameter is set to R204, and the value “INCREASE” of the SUBTYPE parameter is set to R206. Note that a NAME parameter is set in the <BUTTON> tag, but since this is not related to the interlocking process, it is not set in the GUI component. Therefore, the value of R202 is null. The NAME parameter relates to the interlocking process in the case of the <CONSTRAINT> tag. When the GUI component G102 in which the information R201 is set in this way receives an input from the user with a mouse or the like, the component type “INCREASE” of the component set in R206 is compared with the component G014 having the name set in R204. A predetermined message corresponding to the message is notified.
[0064]
Similarly, information set in the GUI component when the description D103 is processed in the procedure of FIG. 11 is shown in R301 of FIG. Similarly to the above, each item R302 to R306 of this information R301 indicates parameters of NAME, VALUE, TARGET, MESSAGE, and SUBTYPE in order from the left. In this example, TARGET and MESSAGE parameter values are set in the items of R304 and R305.
[0065]
Further, when the description of the description D105 in FIG. 4 is processed in the procedure of FIG. 11, information set in the GUI component G105 corresponding to the description is indicated by R401 in FIG. This information R401 is obtained from the <CONSTRAINT> tag set to the option “AUTO” among the three options of the GUI component G105. Similarly to the above, each item R402 to R406 of the information R401 indicates each parameter of NAME, VALUE, TARGET, MESSAGE, and SUBTYPE in order from the left. Since R401 is a parameter group acquired from the <CONSTRAINT> tag, parameter values of NAME and TARGET are also set (see R402 and R403). When the user selects an option “AUTO” in the component G105 in which the information R401 is set, the component G105 detects the selection and refers to the information R401 held in association with the option. Then, the value of the component G106 having the value “n-up” set in R402 is acquired, and it is checked whether or not the value is the value “1” set in R403. If the value of the component G106 is not 1, the value “Number-up must be 1” set in R405 is notified as a message to the component G101 whose name is the value “msg” set in R404. The component G101 changes its display content in response to this message.
[0066]
The browser device described above can be realized by causing a computer to execute a program that describes the functions or processing procedures described above. In this case, the program is supplied in the form of a recording medium such as a floppy disk or a CD-ROM or via a communication line, and installed in a storage device such as a hard disk device attached to the computer, for example. It becomes executable.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the display device itself identifies a linked GUI component from the description of the input target GUI component in the document, and gives an instruction to the linked component. It can be linked to the input target GUI component. Further, since the display device identifies the linked GUI component from the parameter description in the tag in the document, the document creator need only handle the basic language for document creation such as HTML, and other script languages, etc. This skill is not necessary and document creation can be made more efficient.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a general HTML document.
FIG. 2 is a diagram showing a display example when the document of FIG. 1 is displayed by a conventional browser device.
FIG. 3 is a diagram illustrating a processing procedure of a conventional browser device.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of an HTML document that can be processed by the browser device according to the embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating a display example when the document of FIG. 1 is displayed on the browser device of the embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a hardware configuration serving as a base of the browser device according to the embodiment.
FIG. 7 is a functional block diagram of the browser device.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of an input value table.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a processing procedure of the browser device according to the embodiment.
FIG. 10 is a flowchart showing a detailed procedure of message notification processing (S207 and S212) in the procedure of FIG.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a processing procedure of a browser core unit in a modified example in which independence of GUI parts is increased.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of parameter information set in a GUI component.
[Explanation of symbols]
201 TCP / IP protocol, 202 browser core unit, 203 parsing unit, 204 drawing unit, 205 input unit, 206 input value holding unit, 207 message rule storage unit.

Claims

An analysis means for analyzing the description of a given document;
Display means for displaying characters, images and GUI parts constituting the document based on the analysis result of the analysis means;
Input means for obtaining user input for display of the display means;
Based on the input information acquired by the input means, an input component specifying means for specifying an input target GUI component that the user has input;
From the description of the document corresponding to the input target GUI components that are specified by the input component identifying means, an interlocking part specifying means for specifying the interlocking GUI parts to be interlocked with the input on the input target GUI components,
Message determining means for determining a value of a message to be input to the interlocking GUI component specified by the interlocking component specifying means based on the description of the document corresponding to the input target GUI part specified by the input component specifying means; ,
For each GUI component, a corresponding rule storage unit that stores a corresponding rule between each value that can be taken by the message input to the GUI component and the operation content of the GUI component when these values are input;
The operation content performed by the interlocking GUI component specified by the interlocking component specifying unit corresponding to the message value determined by the message determining unit is determined from the corresponding rule stored in the corresponding rule storage unit, and the determination is made. Interlocking means for changing the value indicated by the interlocking GUI component according to the operation content performed;
A display device comprising:

The interlocking component specifying means acquires a predetermined parameter description for designating the interlocking GUI component from a tag corresponding to the input target GUI component in the document, and specifies the interlocking GUI component based on the parameter description. The display device according to claim 1.

The message determination unit obtains a predetermined parameter description indicating the content of an instruction to be given to the interlocking GUI component from a tag corresponding to the input target GUI component in the document, and determines the value of the message based on the parameter description. The display device according to claim 1, wherein the determination is performed .

The message determination unit acquires a predetermined parameter description indicating a type of the component from a tag corresponding to the input target GUI component in the document, and determines a value of the message based on the parameter description. The display device according to claim 1.

The message determination unit acquires a predetermined parameter description indicating the type of the linked GUI component from the tag of the linked GUI component specified by the linked component specifying unit from the tag corresponding to the input target GUI component in the document. The display device according to claim 2, wherein the value of the message is determined based on the parameter description.

The display device according to claim 1, wherein the interlocking component specifying unit specifies the interlocking GUI component by further considering an input value for the input target GUI component.

In the case where the input target GUI component specified by the input component specifying unit is a GUI component of a type that accepts a selection from a plurality of options, the message determination unit is configured to input the user input obtained by the input unit. The display device according to claim 1, wherein the value of the message is determined based on a description of a tag corresponding to the selected option .

A description of the consistency check target GUI component that should be consistent with the input value of the component is acquired from the tag corresponding to the input target GUI component in the document, and the consistency check target GUI is obtained based on the description. An inspection object specifying means for specifying a component;
Consistency determining means for determining whether the value of the consistency check target GUI component satisfies the consistency condition with respect to the input value of the input target GUI component;
Wherein the message determining means you determine the value of the message based on the determination result of the consistency determination unit, a display apparatus according to claim 1.

The message determination unit obtains a predetermined description representing an instruction to be given to the interlocking GUI unit according to a determination result of the consistency determination unit, from a tag corresponding to the input target GUI component in the document. It determines the value of the message based on the description, the display device according to claim 8.

An analysis means for analyzing the description of a given document;
GUI component generation means for generating a GUI component included in the document based on the analysis result of the analysis means;
A setting means for initially setting operation parameters of each GUI component, wherein an interlocking GUI component that should reflect an input to the setting target GUI component is specified from a description of the document corresponding to the setting target GUI component; Setting means for setting the identifier of the linked GUI component as one of the operation parameters in the setting target GUI component;
For each GUI component, a corresponding rule storage unit that stores a corresponding rule between each value that can be taken by the message input to the GUI component and the operation content of the GUI component when these values are input;
The setting means includes
Based on the description of the document corresponding to the setting target GUI component, the value of a message to be input to the specified interlocking GUI component is determined, and the determined message value is set in the setting target GUI component;
When the GUI component generated by the GUI component generating unit receives an input from the user, the message set by the setting unit with respect to the interlocking GUI component indicated by the identifier of the interlocking GUI component set by the setting unit When a message is received from another GUI component, the operation content corresponding to the received message value is determined from the corresponding rule, and the determined operation content is executed.
A display device characterized by that .

The setting unit obtains a predetermined parameter description for designating a linked GUI component from a tag corresponding to the setting target GUI component in the document, and identifies the linked GUI component based on the parameter description. The display device according to claim 10.

The setting means acquires a predetermined parameter description indicating the content of an instruction given to the interlocking GUI component from a tag corresponding to the setting target GUI component in the document, and determines the value of the message based on the parameter description The display device according to claim 10.

The setting means acquires a description of a consistency check target GUI component that should be consistent with an input value to the setting target GUI component from a tag corresponding to the setting target GUI component in the document, 11. The display device according to claim 10, wherein an identifier of a consistency check target GUI component is set in the setting target GUI component as one of the operation parameters.

The setting unit obtains a description of a consistency determination condition regarding input values of the setting target GUI component and the consistency check target GUI component from a tag corresponding to the setting target GUI component in the document, and the consistency 14. The display device according to claim 13, wherein a determination condition is set in the setting target GUI component as one of the operation parameters.

Against the computer
Analyzing documents written in a markup language;
Displaying GUI parts according to the result of the analysis of the document;
Obtaining input from the user for the displayed GUI component;
Identifying a linked GUI component that should reflect the input from the tag description in the document corresponding to the GUI component that received the input;
Determining a value of a message to be input to the linked GUI component based on a tag description in the document corresponding to the GUI component that has received the input;
For each GUI component, refer to a corresponding rule storage unit that stores a corresponding rule between each value that can be taken by the message input to the GUI component and the operation content of the GUI component when these values are input, Determining the operation content performed by the interlocking GUI component in response to the message value determined in the step of determining the message value, and changing the value indicated by the interlocking GUI component according to the determined operation content ;
The computer-readable recording medium which recorded the program for performing this.