JP4099348B2

JP4099348B2 - Air filled cushioning material

Info

Publication number: JP4099348B2
Application number: JP2002153883A
Authority: JP
Inventors: 美奉小柳
Original assignee: Kashiwara Seitai Co Ltd
Current assignee: Kashiwara Seitai Co Ltd
Priority date: 2002-05-28
Filing date: 2002-05-28
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2022-05-28
Also published as: WO2003099679A1; JP2003341739A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、保護対象物を、破損を防止して包装するための空気封入緩衝材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、樹脂製のシートを重ね合わせ、それぞれのシートの間に空気封入部を形成した空気封入緩衝材が広く用いられている。これは、保護対象物の一部あるいは全部に空気封入部を当接させることにより、保護対象物を外部の衝撃から保護することができるものである。
【０００３】
上記のような空気封入緩衝材の一例としては、本願出願人による特開平７−２８５５８１号公報に示されるものが提案されている。これは、図９に示されるように、気密性の軟質樹脂シートを接着することにより小胞１０２を区画形成し、この小胞１０２の内部に空気を封入することにより、空気封入緩衝材１０１に当接する保護対象物が、膨張した小胞１０２（図１０に断面図を示す）による緩衝作用により保護されるものである。
【０００４】
しかし、特に保護対象物が重量物の場合、１つの小胞１０２に衝撃等により強い外力が集中した際等には、保護対象物を破損させてしまうことがあった。
これは、小胞１０２が閉鎖された空間であるため、上記の圧力により小胞１０２内の空気が流動した際に、空気の逃げ場がなく、そうなると、結局シート自体が膨張することによってこの衝撃を吸収することになるわけであるが、シートの強度にも限界があり、この限界を超えた外力がかかった場合は小胞１０２が破裂してしまうためである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題点に鑑み、本願発明は、小胞に強い外力がかかった際においても、シートが破裂する可能性を低減し、保護対象物を充分に保護することのできる空気封入緩衝材を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願第１の発明は、気密性の軟質樹脂シートの一部をシールすることにより形成される、内部に空気を封入することにより緩衝効果を生ずる小胞２が集合して形成された空気封入緩衝材において、小胞２は、重ね合わされた上記軟質樹脂シート同士の一部に対して、複数箇所が接着されたシール４によって区画形成された短冊状のものであり、同じくシール４によって区画形成された空気導入路５に対して逆止弁６を介して連通し、主小胞２１と、主小胞２１と隣接する副小胞２２とを備えるものであり、主小胞２１と副小胞２２との間には、主小胞２１が外力Ｐにより圧迫された際に、主小胞２１の内部の空気を副小胞２２に移動させることのできる通気シール３が形成されるものであり、上記通気シール３は、易剥離シール３ｂを備えたものとして形成され、この易剥離シール３ｂは、通常は上記軟質樹脂シート同士が上記シール４のように接着されているが、上記軟質樹脂シート同士を引き離すような力が作用した場合には、小胞２が破裂するまでに上記接着が外れるような、比較的弱い接着がなされるシールであって、通常は両小胞２１，２２の間を閉鎖するものであり、主小胞２１が外力Ｐにより圧迫された際には、この易剥離シール３ｂが外れることにより、両小胞２１，２２間の空気の流通が可能となるものであり、上記の副小胞２２が、上記通気シール３及びシール４に囲まれて形成されるものであり、通常は空気が封入されない状態におかれるものであることを特徴とする空気封入緩衝材を提供する。
【０００７】
又、本願第２の発明は、上記第１の発明において、上記の空気封入緩衝材が、気密性の軟質樹脂シートの一部をシールすることにより形成される、内部に空気を封入することにより緩衝効果を生ずる小胞２が集合した平面状緩衝材１が形成され、この平面状緩衝材１を折り、一部を接着することにより、内部に保護対象物を収納するための空間部７１が形成された袋状の空気封入緩衝材７であることを特徴とする、請求項１に記載の空気封入緩衝材を提供する。
【０００８】
又、本願第３の発明は、上記第２の発明において、筒状の側部緩衝面７２と、その少なくとも一方の端部を閉じる端部緩衝面７３とを有するものであり、各緩衝面７２，７３に取り囲まれるようにして空間部７１が形成されたことを特徴とする、請求項２に記載の空気封入緩衝材を提供する。
【０００９】
又、本願第４の発明は、上記第１から第３のいずれかの発明において、上記の空気導入路５について、一端が開口端５ａとして開口されており、他端５ｂは閉鎖されており、この空気導入路５の側方から一方向に枝分かれする形で小胞２が形成されるものであり、上記の開口端５ａから空気を導入することにより、主小胞２１の内部に空気が封入されることを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の空気封入緩衝材を提供する。
【００１０】
又、本願第５の発明は、上記第１から第４のいずれかの発明において、上記の通気シール３が、すべて易剥離シール３ｂからなることを特徴とする、請求項１〜４のいずれかに記載の空気封入緩衝材を提供する。
【００１１】
又、本願第６の発明は、上記第１から第４のいずれかの発明において、上記の通気シール３が、上記軟質樹脂シート同士が上記シール４のように接着され、平面視において間隔をおいて形成したシール３１と、当該各シール３１〜３１間に各々形成した易剥離シール３ｂとからなることを特徴とする、請求項１〜４のいずれかに記載の空気封入緩衝材を提供する。
【００１１】
又、本願第７の発明は、気密性の軟質樹脂シートの一部をシールすることにより形成される、内部に空気を封入することにより緩衝効果を生ずる小胞２が集合して形成された空気封入緩衝材１において、小胞２は、重ね合わされた上記軟質樹脂シート同士の一部に対して、複数箇所が接着されたシール４によって区画形成された短冊状のものであり、同じくシール４によって区画形成された空気導入路５に対して逆止弁６を介して連通し、主小胞２１と、主小胞２１と隣接する副小胞２２とを備えるものであり、主小胞２１と副小胞２２との間には、主小胞２１が外力Ｐにより圧迫された際に、主小胞２１の内部の空気を副小胞２２に移動させることのできる通気シール３が形成されるものであり、この通気シール３は、平面視における主小胞２１の幅の方が、副小胞２２の幅よりも大きくなるように形成されており、上記通気シール３は、易剥離シール３ｂを備えたものとして形成され、この易剥離シール３ｂは、通常は上記軟質樹脂シート同士が上記シール４のように接着されているが、上記軟質樹脂シートシート同士を引き離すような力が作用した場合には、小胞２が破裂するまでに接着が外れるような、比較的弱い接着がなされるシールであって、通常は両小胞２１，２２の間を閉鎖するものであり、主小胞２１が外力Ｐにより圧迫された際には、この易剥離シール３ｂが外れることにより、両小胞２１，２２間の空気の流通が可能となるものであり、上記の副小胞２２が、上記通気シール３及びシール４に囲まれて形成されるものであり、通常は空気が封入されない状態におかれるものであり、副小胞２２が主小胞２１〜２１の間に挟まれた部分を備えたことを特徴とする空気封入緩衝材を提供する。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係る空気封入緩衝材の実施の一例を取り上げて図と共に説明する。図１及び図２は本例の空気封入緩衝材を示す平面図であり、図３及び図４は本例の空気封入緩衝材の使用状態を示す説明図である。
尚、文中における上下左右の表現は、図１及び図２のように空気封入緩衝材を配位した際の相対的な方向を示すものであり、絶対的なものではない。
又、図中において、特に区別を要する部分以外は、同一機能を有する部分に同一の符号を付した。
【００１３】
本願発明に係る空気封入緩衝材の材料には、気密性の軟質樹脂シートが用いられる。本例では、略長方形のポリエチレン製シート（同形のもの）を２枚使用している。このシート同士を重ね合わせて、その一部に対して、複数箇所に熱圧着等の手段により接着されたシール４により、左右方向に並列する複数の小胞２と、小胞２の上方に位置し、これらの小胞２に対して連通する空気導入路５とがそれぞれ区画形成され、これにより、図１及び図２に示されるような空気封入緩衝材１が形成される。
尚、本例では２枚のシートを用いることにより空気封入緩衝材１を形成するものとしているが、１枚のシートを折りたたむことによるものとしても良く、その他種々の手段によりこの空気封入緩衝材１を形成することができる。
【００１４】
本例では小胞２は、平面視において、上下方向に細長い短冊状のものであり、この小胞２が左右方向に並列して形成されている。各小胞２は上方の一端が開口端２ａとして開口されており、下方の他端２ｂは閉鎖されている。尚、開口端２ａの部分においては、小胞２と空気導入路５とを連通させるためにシール４が省略されている。そして、この開口端２ａに逆止弁６を介して連通し、小胞２と直交するようにして、帯状の空気導入路５が左右方向に形成されている。この空気導入路５についても、左方の一端が開口端５ａとして開口され、右方の他端５ｂは閉鎖されている。そしてこの開口端５ａが、小胞２の内部に空気を送り込むための入口となる。
言い換えると、空気導入路５の側方から一方向に枝分かれする形で小胞２が形成されるものであり、空気導入路５の開口端５ａから空気を導入することにより、小胞２の内部に空気が封入される。
尚、本例のように空気導入路５を設けずに、直接外部から各小胞２に空気を充填する構造としても良い。
【００１５】
本願発明において小胞２は、主小胞２１と、主小胞２１と隣接する副小胞２２とからなるものであり、各小胞２１，２２の間は、通気シール３により隔てられている。本例においては、この通気シール３は、１本の小胞２を２つに分割するように、上下方向に形成される。
この通気シール３は、種々の形態とすることができるが、実施例として、部分シール３ａと易剥離シール３ｂについて説明する。
【００１６】
部分シール３ａは、図１に示されるようなものであり、シート同士を完全に接着せずに、点状や線状のシール３１を間隔をおいて形成したものであり、シール３１同士の間は空間部３２となり、主小胞２１と副小胞２２との間で常時空気の流通がなされるようになっている。尚、シール３１や空間部３２の寸法や、それぞれの形成間隔は一定であっても、変化させたものであっても良く、種々の形態で実施が可能である。
【００１７】
一方、易剥離シール３ｂは、図２に示されるようなものであり、通常はシート同士がシール４のように接着されているものであるが、シート同士を引き離すような力が作用した場合には、シート同士の接着が外れるように、比較的弱い接着がなされるシールである。このため、シート同士の接着が外れた際には、主小胞２１と副小胞２２との間に空間ができ、空気の流通がなされるようになっている。
【００１８】
主小胞２１と副小胞２２とは、空気を封入した際に、異なる厚みを持つように形成される。具体的には、図３及び図４に示されるように、主小胞２１の方が副小胞２２よりも厚みが大きくなるように形成される。このため、平面視では、主小胞２１の幅の方が、副小胞２２よりも大きくなるように形成されている。よって、図３（Ａ）及び図４（Ａ）に示されるように、小胞２に空気を封入した空気封入緩衝材１を保護対象物Ａに当接させた際には、保護対象物Ａに対して主小胞２１が当接するものであり、副小胞２２と保護対象物Ａとの間には隙間が保たれる。
【００１９】
又、図１及び図２に示されるように、本例においては、小胞２の空気導入路５に連通する開口端２ａに逆止弁６が設けられている。尚、本例では、主小胞２１と副小胞２２とからなる１組の小胞２に対し、１つの逆止弁６が設けられている。
本説明では詳述しないが、この逆止弁６は、軟質樹脂シートの小片からなり、空気導入路５から小胞２への空気の流れを許容し、逆方向の空気の流れを遮断するものであり、これにより、一旦小胞２に空気が封入されると、その状態を保持することができる。
本例においては、逆止弁６が小胞２毎に設けられているので、仮に一つの小胞２が破損したとしても、空気が抜けるのは破損した小胞２のみであり、他の小胞２には影響が及ばず、空気封入緩衝材１の緩衝効果を維持することができる。
【００２０】
このようにして形成された空気封入緩衝材１の小胞２への空気の封入は、例えば、空気導入路５の開口端５ａにパイプ等を挿入することにより行う。これにより小胞２に注入された空気は、空気導入路５を通り、逆止弁６を経て各小胞２に至る。本例においては、各小胞２に逆止弁６がそれぞれ設けられているため、小胞２に空気が封入された後は空気が抜けずにそのままの状態を維持することができる。
【００２１】
尚、本願発明においては、逆止弁６の形成は必須のものでなく、本例に示したもの以外に種々に変更して実施することができる。例えば、主小胞２１と副小胞２２のそれぞれに対して、逆止弁６をそれぞれ別個に設けたり、空気導入路５の開口端５ａにのみ形成するものとしても良いし、逆止弁６自体を設けずに、小胞２に空気を充填した後、小胞２の開口端２ａあるいは空気導入路５の開口端５ａを熱圧着等の手段や、栓を取り付けることにより閉鎖し、空気の封入された状態を維持するものとしても良い。
又、逆止弁６を、空気封入緩衝材１の外部から開放操作できるように取り付けたり、小胞２にチャック等の開閉手段を設けることによって、各小胞２毎に空気の出し入れをできるものとしても良い。これにより、小胞２を必要な部分のみ膨らませたり、空気封入緩衝材３の使用後に、一旦小胞２に封入された空気を抜くことにより空気封入緩衝材１を減容して、再利用の際に改めて空気を封入するという使用方法も可能となる。
又、空気封入緩衝材１の一部にあらかじめ切込を入れておき、廃棄する際に、切込の部分から各小胞２を切り裂くことができるようにしたり、各小胞２に、例えば易剥離性の蓋部材を取り付けることにより、容易に開放できる脱気口を設けておき、各小胞２の空気を抜いて容易に減容できるようにしても良い。
【００２２】
上記のように形作られた空気封入緩衝材１は、実際の使用の際には、種々の形態に加工して利用することができる。図１及び図２に示される空気封入緩衝材１の小胞２に空気を封入した、平板状の状態のままで用いるものであっても良いし、例えば、内部に空間部７１を有する袋状の空気封入緩衝材７に形成するものであっても良い。
【００２３】
ここで、上記の袋状の空気封入緩衝材７の実施例を図５に示す。これは、筒状の側部緩衝面７２と、その少なくとも一方の端部を閉じる端部緩衝面７３とを有するものであり、各緩衝面７２，７３に取り囲まれるようにして空間部７１が形成されている。そして、この空間部７１に保護対象物（図示しない）を入れることによって、各緩衝面７２，７３に形成されている小胞２により保護対象物が守られ、空気封入緩衝材７に衝撃等の外力が与えられた際には、この小胞２の主小胞２１内部の空気が副小胞２２に流入することにより、保護対象物に伝わる衝撃を緩和するものである。
【００２４】
次に、本願発明に係る空気封入緩衝材１の使用方法について説明する。まず、図１に示される、部分シール３ａが形成された空気封入緩衝材１について述べる。
小胞２に空気を封入した空気封入緩衝材１を、保護対象物Ａに対して当接させる。保護対象物Ａは、図３（Ａ）に示されるように、主小胞２１に当接し、副小胞２２には間隔をもった状態で保持される。ここで、落下の衝撃等の外力Ｐにより、主小胞２１が圧迫された場合、主小胞２１内の空気は、図３（Ｂ）に示されるように、部分シール３ａの空間部３２を通過して副小胞２２に流入する。従来の空気封入緩衝材１においては、小胞２が単独に形成され、しかも、各小胞２が完全に独立したものであったため、このような空気の流通は起こらず、強く小胞２が押圧された場合には小胞２が破裂してしまい、保護対象物Ａを破損させてしまうことがあった。これに対し、本願発明に係る空気封入緩衝材１においては、小胞２が主小胞２１と副小胞２２に部分シール３ａによって分割されており、保護対象物Ａには主小胞２１のみが当接しているため、主小胞２１が圧迫された場合は、副小胞２２との間において空気の流通がなされ、小胞２が破損しにくくなっており、緩衝作用が保たれる。
尚、上記のように、副小胞２２と保護対象物Ａとは接していないため、副小胞２２は主小胞２１から移動する空気の受容にのみ用いられ、これにより有効に保護対象物Ａを保護することができる。
【００２５】
次に、図２に示される、易剥離シール３ｂが形成された空気封入緩衝材１について述べる。
小胞２に空気を封入した空気封入緩衝材１を、保護対象物Ａに対して当接させる。保護対象物Ａは、図４（Ａ）に示されるように、主小胞２１に当接し、副小胞２２には間隔をもった状態で保持される。ここで、落下の衝撃等の外力Ｐにより、主小胞２１が圧迫された場合、主小胞２１内の空気は外部へ逃げようとする。ここで、易剥離シール３ｂは、シート自体やシール４に比べて強度的に弱く形成されているため、ここに空気の圧力が集中して、シート同士の接着が外れ、空間ができる。そして、図４（Ｂ）に示されるように、主小胞２１内の空気は、上記の空間を通過して副小胞２２に流入する。従来の空気封入緩衝材１においては、小胞２が単独に形成され、しかも、各小胞２が完全に独立したものであったため、このような空気の流通は起こらず、強く小胞２が押圧された場合には小胞２が破裂してしまい、保護対象物Ａを破損させてしまうことがあった。これに対し、本願発明に係る空気封入緩衝材１においては、小胞２が主小胞２１と副小胞２２に易剥離シール３ｂによって分割されており、保護対象物Ａには主小胞２１のみが当接しているため、主小胞２１が圧迫された場合は、易剥離シール３ｂの部分におけるシート同士の接着が外れ、副小胞２２との間において空気の流通がなされるため、小胞２が破損しにくくなっており、緩衝作用が保たれる。
尚、上記のように、副小胞２２と保護対象物Ａとは接していないため、副小胞２２は主小胞２１から移動する空気の受容にのみ用いられ、これにより有効に保護対象物Ａを保護することができる。
【００２６】
本願発明の空気封入緩衝材に係る主小胞２１と副小胞２２との関係は、本例のものに限られるものではなく、種々に変更して実施することが可能である。
例えば、図６（Ａ)及び図７（Ａ）に示されるように、副小胞２２同士を隣り合うように配位したり、図６（Ｂ)及び図７（Ｂ）に示されるように、主小胞２１に対して、両側に副小胞２２を形成するものであっても良い。又、これとは逆に、図６（Ｃ)及び図７（Ｃ）に示されるように、副小胞２２に対して、両側に主小胞２１を形成し、２つの主小胞２１で１つの副小胞２２を共有するようにしても良い。
又、各小胞２１，２２の断面形状についても、本例のような、シートから両側に突出した円形のもの以外に、多角形形状や、図１０に示したような、シートから一方向にのみ突出した形状であっても良い。各小胞２１，２２の断面の大きさについても均一なものに限られず、位置によって変化するものであっても良い。又、平面形状においても、本例のようにシートの一端から他端に及ぶ短冊状の形状に限られず、球状や短い長円形状等、種々の形状とすることができる。
【００２７】
又、易剥離シール３ｂを形成する場合においては、図８に示されるように、易剥離シール３ｂとシール４とで取り囲むようにして、副小胞２２を完全に閉鎖するように形成しても良い。この場合、副小胞２２には空気は充填されず、落下の衝撃等の外力Ｐにより主小胞２１が圧迫された場合に、易剥離シール３ｂのシート同士の接着が外れ、主小胞２１内の空気が副小胞２２に流入する。
この場合においては、副小胞２２の体積分、主小胞２１からの空気を受け止めることが可能であることにより、外力Ｐが急激にかかった場合や、温度変化による空気体積の膨張にも対応が可能である。
【００２８】
又、通気シール３は、本例においては、図１に示されるように部分シール３ａを形成するか、図２に示されるように易剥離シール３ｂを形成するものであったが、これに限られず、図１に示される空気封入緩衝材１において、空間部３２の部分に易剥離シール３ｂを形成する、つまり、シール３１と易剥離シール３ｂとを交互に形成するものとしても良い。
【００２９】
【発明の効果】
本願発明によれば、主小胞が外力により圧迫された際に、主小胞内の空気が通気シールを通じて副小胞に移動するため、小胞が破裂する可能性を低減し、小胞に当接する保護対象物を充分に保護することのできる空気封入緩衝材を提供することができる。そして、副小胞は通常、空気が封入されておらず、副小胞の有する体積分、主小胞からの空気を受け止めることが可能であることにより、外力が急激にかかった場合や、温度変化による空気体積の膨張にも対応が可能な空気封入緩衝材とできる。
特に、第２の発明によれば、空間部に保護対象物が収納された状態で、主小胞が外力により圧迫された際に、主小胞内の空気が通気シールを通じて副小胞に移動するため、小胞が破裂する可能性を低減し、保護対象物を充分に保護することのできる空気封入緩衝材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の実施の一例に係る空気封入緩衝材のうち、部分シールが形成されたものを示す平面図である。
【図２】本願発明の実施の一例に係る空気封入緩衝材のうち、易剥離シールが形成されたものを示す平面図である。
【図３】本願発明の実施の一例に係る空気封入緩衝材のうち、部分シールが形成されたものの使用状態を示す説明図であり、（Ａ）は保護対象物を空気封入緩衝材に当接させた状態を示し、（Ｂ）は主小胞が押圧された状態を示す。
【図４】本願発明の実施の一例に係る空気封入緩衝材のうち、易剥離シールが形成されたものの使用状態を示す説明図であり、（Ａ）は保護対象物を空気封入緩衝材に当接させた状態を示し、（Ｂ）は主小胞が押圧された状態を示す。
【図５】本願発明の他の実施例に係る空気封入緩衝材であり、内部に空間部が形成されたものを示す説明図である。
【図６】本願発明の他の実施例に係る空気封入緩衝材のうち、部分シールが形成されたものを示す説明図であり、（Ａ）は副小胞同士を隣り合うように配位したもの、（Ｂ）は１つの主小胞に対して両側に副小胞を配位したもの、（Ｃ）は１つの副小胞に対して両側に主小胞を配位したものを示す。
【図７】本願発明の他の実施例に係る空気封入緩衝材のうち、易剥離シールが形成されたものを示す説明図であり、（Ａ）は副小胞同士を隣り合うように配位したもの、（Ｂ）は１つの主小胞に対して両側に副小胞を配位したもの、（Ｃ）は１つの副小胞に対して両側に主小胞を配位したものを示す。
【図８】本願発明の他の実施例に係る空気封入緩衝材のうち、易剥離シールが形成されたものを示す平面図である。
【図９】従来の空気封入緩衝材の一例を示す平面図である。
【図１０】同空気封入緩衝材の小胞を示す説明図である。
【符号の説明】
１空気封入緩衝材
２小胞
２１主小胞
２２副小胞
３通気シール
３ａ部分シール
３ｂ易剥離シール
４シール
７空気封入緩衝材（袋状）
７１空間部
Ｐ外力[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air-filled cushioning material for packaging an object to be protected while preventing damage.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an air-filled cushioning material in which resin sheets are stacked and an air-sealed portion is formed between the sheets has been widely used. In this case, the object to be protected can be protected from an external impact by bringing the air sealing part into contact with part or all of the object to be protected.
[0003]
As an example of the above air-filled cushioning material, the one disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-285581 by the applicant of the present application has been proposed. As shown in FIG. 9, vesicles 102 are formed by adhering an airtight soft resin sheet, and air is enclosed in the vesicles 102, so that the air-filled cushioning material 101 is sealed. The object to be contacted is protected by a buffering action by the expanded vesicle 102 (shown in cross section in FIG. 10).
[0004]
However, particularly when the object to be protected is a heavy object, the object to be protected may be damaged when a strong external force is concentrated on one vesicle 102 due to impact or the like.
This is a space in which the vesicles 102 are closed, so when the air in the vesicles 102 flows due to the above pressure, there is no air escape space. Although it absorbs, there is a limit to the strength of the sheet, and when an external force exceeding the limit is applied, the vesicle 102 is ruptured.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above problems, the present invention provides an air-filled cushioning material that can sufficiently protect a protection target object by reducing the possibility of the sheet bursting even when a strong external force is applied to the vesicle. The task is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the first invention of the present application is a collection of vesicles 2 formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet and having a buffering effect by enclosing air therein. In the air-filled cushioning material formed as described above , the vesicle 2 is a strip-shaped member that is partitioned and formed by a seal 4 in which a plurality of portions are bonded to a part of the above-mentioned soft resin sheets that are overlaid. In addition, the main vesicle 21 and the sub-vesicle 22 adjacent to the main vesicle 21 are communicated with the air introduction path 5 partitioned by the seal 4 via the check valve 6 . A ventilation seal between the main vesicle 21 and the sub-vesicle 22 that can move the air inside the main vesicle 21 to the sub-vesicle 22 when the main vesicle 21 is compressed by the external force P. 3 are those which are formed, the vent seal 3 The easy-release seal 3b is formed with the easy-release seal 3b, and the soft resin sheets are usually bonded to each other like the seal 4 but has a force to separate the soft resin sheets. When acted, it is a seal with a relatively weak adhesion such that the adhesion is released before the vesicle 2 ruptures, and normally closes between the vesicles 21 and 22; When the main vesicle 21 is compressed by the external force P, the easy peeling seal 3b is removed, thereby allowing air to flow between the two vesicles 21 and 22, and the sub-vesicle 22 described above. However, it is formed by being surrounded by the ventilation seal 3 and the seal 4 and is usually placed in a state in which air is not sealed.
[0007]
In addition, in the second invention of the present application, in the first invention, the air-filled cushioning material is formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet. A planar cushioning material 1 in which vesicles 2 that produce a buffering effect are gathered is formed. By folding the planar cushioning material 1 and bonding a part thereof, a space 71 for accommodating a protection object inside is formed. The air-filled cushioning material according to claim 1, wherein the air-filled cushioning material is a bag-shaped air-filled cushioning material formed.
[0008]
The third invention of the present application is the above-mentioned second invention, and has a cylindrical side buffering surface 72 and an end buffering surface 73 that closes at least one end thereof. The air-filled cushioning material according to claim 2, wherein the space portion 71 is formed so as to be surrounded by the space 73 .
[0009]
Further, in the fourth invention of the present application , in any one of the first to third inventions, one end of the air introduction path 5 is opened as an open end 5a, and the other end 5b is closed, The vesicle 2 is formed so as to branch in one direction from the side of the air introduction path 5, and air is enclosed inside the main vesicle 21 by introducing air from the opening end 5a. An air-filled cushioning material according to any one of claims 1 to 3 is provided.
[0010]
In addition, according to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects, the vent seal 3 is composed of an easily peelable seal 3b. The air-filled cushioning material described in 1. is provided.
[0011]
Further, the sixth invention of the present application is that, in any one of the first to fourth inventions, the ventilation seal 3 is bonded to the soft resin sheet like the seal 4 so that an interval in plan view is maintained. The air-filled cushioning material according to any one of claims 1 to 4, wherein the air-filled cushioning material is composed of a seal 31 formed in the first step and an easily peelable seal 3b formed between the respective seals 31-31 .
[0011]
In addition, the seventh invention of the present application is an air formed by collecting vesicles 2 that are formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet and that produce a buffering effect by enclosing air inside. in filling cushioning material 1, vesicle 2, with respect to part of the soft resin sheet between superimposed are those rectangular sectioned formed by the seal 4 a plurality of locations is bonded, the same Ku seal 4 The main vesicle 21 and the secondary vesicle 22 adjacent to the main vesicle 21 are communicated with the air introduction path 5 partitioned by the control valve 6 via the check valve 6. And the secondary vesicle 22 are formed with a ventilation seal 3 that can move the air inside the primary vesicle 21 to the secondary vesicle 22 when the primary vesicle 21 is compressed by the external force P. This ventilation seal 3 has a main small size in plan view. The width 21 is formed to be larger than the width of the minor vesicle 22, and the ventilation seal 3 is formed with an easy peel seal 3b. The soft resin sheets are bonded to each other like the seal 4. However, when a force that separates the soft resin sheet sheets is applied, the adhesion is released before the vesicle 2 is ruptured. A seal that is relatively weakly bonded and normally closes between the vesicles 21 and 22, and when the main vesicle 21 is compressed by the external force P, the easily peelable seal 3b. , The flow of air between the two vesicles 21 and 22 is enabled, and the sub-vesicle 22 is formed surrounded by the ventilation seal 3 and the seal 4. Normally air is not sealed It is intended to be placed, to provide an air-filling cushioning material characterized by sub vesicles 22 with a portion sandwiched between the main vesicles 21-21.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of implementation of the air-filled cushioning material according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 and 2 are plan views showing the air-filled cushioning material of this example, and FIGS. 3 and 4 are explanatory diagrams showing the use state of the air-filled cushioning material of this example.
In addition, the expression of the upper, lower, left, and right in the text indicates a relative direction when the air-filled cushioning material is arranged as shown in FIGS. 1 and 2, and is not absolute.
Further, in the drawing, parts having the same function are denoted by the same reference numerals except for parts that particularly need to be distinguished.
[0013]
An airtight soft resin sheet is used as the material of the air-filled cushioning material according to the present invention. In this example, two substantially rectangular polyethylene sheets (same shape) are used. A plurality of vesicles 2 juxtaposed in the left-right direction and a position above the vesicles 2 by the seals 4 that are overlapped with each other and bonded to a part thereof by means such as thermocompression bonding. Then, the air introduction passages 5 communicating with the vesicles 2 are respectively formed into compartments, whereby the air-filled cushioning material 1 as shown in FIGS. 1 and 2 is formed.
In this example, the air-filled cushioning material 1 is formed by using two sheets. However, the air-filled cushioning material 1 may be formed by folding a single sheet or by various other means. Can be formed.
[0014]
In this example, the vesicle 2 has a strip shape elongated in the vertical direction in plan view, and the vesicles 2 are formed in parallel in the left-right direction. Each vesicle 2 has an upper end opened as an open end 2a, and a lower end 2b closed. In addition, in the part of the opening end 2a, in order to make the vesicle 2 and the air introduction path 5 communicate, the seal 4 is omitted. A band-shaped air introduction path 5 is formed in the left-right direction so as to communicate with the opening end 2a via a check valve 6 and to be orthogonal to the vesicle 2. Also about this air introduction path 5, the left one end is opened as an open end 5a, and the right other end 5b is closed. The open end 5a serves as an inlet for sending air into the vesicle 2.
In other words, the vesicle 2 is formed so as to branch in one direction from the side of the air introduction path 5. By introducing air from the open end 5 a of the air introduction path 5, Air is sealed in.
In addition, it is good also as a structure which fills each vesicle 2 with air directly from the outside, without providing the air introduction path 5 like this example.
[0015]
In the present invention, the vesicle 2 is composed of a main vesicle 21 and a secondary vesicle 22 adjacent to the main vesicle 21, and the vesicles 21 and 22 are separated by a ventilation seal 3. . In this example, the ventilation seal 3 is formed in the vertical direction so as to divide one vesicle 2 into two.
Although this ventilation seal 3 can be in various forms, a partial seal 3a and an easily peelable seal 3b will be described as examples.
[0016]
The partial seal 3a is as shown in FIG. 1 and is formed by forming dotted or linear seals 31 at intervals without completely bonding sheets together. Becomes a space portion 32, and air is constantly circulated between the main vesicle 21 and the sub-vesicle 22. It should be noted that the dimensions of the seal 31 and the space 32 and the formation intervals thereof may be constant or varied, and can be implemented in various forms.
[0017]
On the other hand, the easily peelable seal 3b is as shown in FIG. 2, and the sheets are usually bonded together like the seal 4, but when a force that separates the sheets is applied. Is a seal that is relatively weakly bonded so that the sheets are not bonded to each other. For this reason, when the sheets are separated from each other, a space is created between the main vesicle 21 and the sub-vesicle 22 so that air can be circulated.
[0018]
The main vesicle 21 and the minor vesicle 22 are formed to have different thicknesses when air is sealed. Specifically, as shown in FIGS. 3 and 4, the main vesicle 21 is formed to be thicker than the sub-vesicle 22. For this reason, in plan view, the width of the main vesicle 21 is formed to be larger than that of the sub vesicle 22. Therefore, as shown in FIGS. 3A and 4A, when the air-filled cushioning material 1 in which air is sealed in the vesicle 2 is brought into contact with the protection object A, the protection object A The main vesicle 21 comes into contact with the secondary vesicle 22 and a gap is maintained between the secondary vesicle 22 and the protection target A.
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 2, in this example, a check valve 6 is provided at the open end 2 a communicating with the air introduction path 5 of the vesicle 2. In this example, one check valve 6 is provided for one set of vesicles 2 including a main vesicle 21 and a sub-vesicle 22.
Although not described in detail in this description, the check valve 6 is composed of a small piece of a soft resin sheet, which allows air flow from the air introduction path 5 to the vesicle 2 and blocks air flow in the reverse direction. Thus, once the air is sealed in the vesicle 2, that state can be maintained.
In this example, since the check valve 6 is provided for each vesicle 2, even if one vesicle 2 is damaged, only the damaged vesicle 2 escapes, and the other vesicles 2 The cell 2 is not affected and the buffer effect of the air-filled buffer material 1 can be maintained.
[0020]
The air is sealed in the vesicles 2 of the air-filled cushioning material 1 formed in this way, for example, by inserting a pipe or the like into the open end 5 a of the air introduction path 5. Thus, the air injected into the vesicle 2 passes through the air introduction path 5 and reaches each vesicle 2 through the check valve 6. In this example, since the check valve 6 is provided in each vesicle 2, after the air is sealed in the vesicle 2, the air can be maintained as it is without being released.
[0021]
In addition, in this invention, formation of the non-return valve 6 is not essential, It can implement in various changes besides what was shown to this example. For example, the check valve 6 may be provided separately for each of the main vesicle 21 and the sub vesicle 22, or may be formed only at the opening end 5 a of the air introduction path 5. After filling the vesicle 2 with air without providing itself, the open end 2a of the vesicle 2 or the open end 5a of the air introduction path 5 is closed by attaching a means such as thermocompression bonding or a stopper, It is good also as what maintains the state enclosed.
In addition, the check valve 6 can be installed so that it can be opened from the outside of the air-filled cushioning material 1, or the vesicle 2 can be provided with opening and closing means such as a chuck so that air can be taken in and out for each vesicle 2. It is also good. As a result, the vesicle 2 is inflated only in a necessary portion, or after the air-filled buffer material 3 is used, the air-filled buffer material 1 is reduced in volume by removing the air once sealed in the vesicle 2 and reused. At the same time, a method of use in which air is sealed again becomes possible.
In addition, when a cut is made in advance in a part of the air-filled cushioning material 1 and discarded, each vesicle 2 can be cut from the cut portion. By attaching a peelable lid member, a deaeration port that can be easily opened may be provided so that the volume of each vesicle 2 can be easily reduced by removing air.
[0022]
The air-filled cushioning material 1 formed as described above can be used after being processed into various forms in actual use. It may be used as it is in a flat state in which air is enclosed in the vesicles 2 of the air-filled cushioning material 1 shown in FIGS. 1 and 2, for example, a bag shape having a space portion 71 inside. It may be formed on the air-filled cushioning material 7.
[0023]
Here, an embodiment of the bag-shaped air-filled cushioning material 7 is shown in FIG. This has a cylindrical side buffering surface 72 and an end buffering surface 73 that closes at least one end thereof, and a space portion 71 is formed so as to be surrounded by each buffering surface 72, 73. Has been. Then, by placing a protection object (not shown) in the space 71, the protection object is protected by the vesicles 2 formed on the buffer surfaces 72 and 73, and the air-filled buffer material 7 is subjected to an impact or the like. When an external force is applied, the air inside the main vesicle 21 of the vesicle 2 flows into the sub vesicle 22 to alleviate the impact transmitted to the object to be protected.
[0024]
Next, the usage method of the air enclosure buffer material 1 which concerns on this invention is demonstrated. First, the air-filled cushioning material 1 with the partial seal 3a shown in FIG. 1 will be described.
The air-filled cushioning material 1 in which air is sealed in the vesicle 2 is brought into contact with the protection target A. As shown in FIG. 3A, the protection target A abuts on the main vesicle 21 and is held by the sub vesicle 22 in a spaced state. Here, when the main vesicle 21 is compressed by an external force P such as a drop impact, the air in the main vesicle 21 passes through the space portion 32 of the partial seal 3a as shown in FIG. It passes through and flows into the accessory vesicle 22. In the conventional air-filled cushioning material 1, since the vesicles 2 are formed independently and each vesicle 2 is completely independent, such air circulation does not occur, and the vesicles 2 are strongly When pressed, the vesicle 2 may rupture, and the protection target A may be damaged. On the other hand, in the air-filled buffer material 1 according to the present invention, the vesicle 2 is divided into the main vesicle 21 and the sub vesicle 22 by the partial seal 3a, and only the main vesicle 21 is included in the protection target A. Therefore, when the main vesicle 21 is pressed, air is circulated between the secondary vesicles 22 and the vesicles 2 are not easily damaged, so that the buffering action is maintained.
As described above, since the secondary vesicle 22 and the protection target A are not in contact with each other, the secondary vesicle 22 is used only for receiving the air moving from the main vesicle 21, thereby effectively protecting the protection target. A can be protected.
[0025]
Next, the air-filled cushioning material 1 having the easily peelable seal 3b shown in FIG. 2 will be described.
The air-filled cushioning material 1 in which air is sealed in the vesicle 2 is brought into contact with the protection target A. As shown in FIG. 4A, the protection target A abuts on the main vesicle 21 and is held by the sub vesicle 22 in a spaced state. Here, when the main vesicle 21 is compressed by an external force P such as a drop impact, the air in the main vesicle 21 tends to escape to the outside. Here, since the easily peelable seal 3b is formed to be weaker than the sheet itself or the seal 4, the pressure of air is concentrated here, and the sheets are separated from each other, thereby forming a space. Then, as shown in FIG. 4B, the air in the main vesicle 21 passes through the space and flows into the sub vesicle 22. In the conventional air-filled cushioning material 1, since the vesicles 2 are formed independently and each vesicle 2 is completely independent, such air circulation does not occur, and the vesicles 2 are strongly When pressed, the vesicle 2 may rupture, and the protection target A may be damaged. On the other hand, in the air-filled cushioning material 1 according to the present invention, the vesicle 2 is divided into the main vesicle 21 and the sub vesicle 22 by the easily peelable seal 3b, and the protection object A has the main vesicle 21. When only the main vesicle 21 is pressed, the sheets are not adhered to each other at the portion of the easily peelable seal 3b, and air flows between the secondary vesicles 22. The cell 2 is less likely to break, and the buffering action is maintained.
As described above, since the secondary vesicle 22 and the protection target A are not in contact with each other, the secondary vesicle 22 is used only for receiving the air moving from the main vesicle 21, thereby effectively protecting the protection target. A can be protected.
[0026]
The relationship between the main vesicles 21 and the secondary vesicles 22 according to the air-filled buffer material of the present invention is not limited to this example, and various changes can be made.
For example, as shown in FIG. 6 (A) and FIG. 7 (A), the secondary vesicles 22 are arranged adjacent to each other, or as shown in FIG. 6 (B) and FIG. 7 (B). The secondary vesicles 22 may be formed on both sides of the main vesicle 21. On the contrary, as shown in FIG. 6C and FIG. 7C, a main vesicle 21 is formed on both sides of the minor vesicle 22, and the two main vesicles 21 One minor vesicle 22 may be shared.
Also, the cross-sectional shape of each vesicle 21, 22 is not only a circular shape protruding from the sheet on both sides as in this example, but also a polygonal shape or one direction from the sheet as shown in FIG. Only a protruding shape may be used. The cross-sectional size of each of the vesicles 21 and 22 is not limited to a uniform one, and may vary depending on the position. Further, the planar shape is not limited to a strip shape extending from one end to the other end of the sheet as in this example, and various shapes such as a spherical shape and a short oval shape can be used.
[0027]
In the case of forming the easily peelable seal 3b, as shown in FIG. 8, the secondary vesicle 22 may be completely closed by being surrounded by the easily peelable seal 3b and the seal 4. good. In this case, the secondary vesicles 22 are not filled with air, and when the main vesicles 21 are pressed by an external force P such as a drop impact, the sheets of the easily peelable seal 3b come off and the main vesicles 21 are removed. The air inside flows into the accessory vesicle 22.
In this case, the volume of the secondary vesicle 22 and the air from the main vesicle 21 can be received, so that the external volume P is suddenly applied or the expansion of the air volume due to a temperature change can be handled. Is possible.
[0028]
Further, in this example, the ventilation seal 3 forms a partial seal 3a as shown in FIG. 1 or an easily peelable seal 3b as shown in FIG. Instead, in the air-filled cushioning material 1 shown in FIG. 1, the easily peelable seal 3b may be formed in the space 32, that is, the seal 31 and the easily peelable seal 3b may be alternately formed.
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention , when the main vesicle is compressed by an external force, the air in the main vesicle moves to the secondary vesicle through the vent seal, thereby reducing the possibility that the vesicle bursts, It is possible to provide an air-filled cushioning material that can sufficiently protect the object to be contacted. And the secondary vesicles are usually not encapsulated with air, and the volume of the secondary vesicles and the air from the main vesicles can be received. The air-filled cushioning material can cope with the expansion of the air volume due to the change.
In particular , according to the second invention, when the main vesicle is compressed by an external force with the object to be protected stored in the space, the air in the main vesicle moves to the sub vesicle through the ventilation seal. Therefore, it is possible to provide an air-filled cushioning material that can reduce the possibility that the vesicle bursts and can sufficiently protect the object to be protected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an air-filled cushioning material according to an embodiment of the present invention in which a partial seal is formed.
FIG. 2 is a plan view showing an air-filled cushioning material according to an embodiment of the present invention, on which an easily peelable seal is formed.
FIG. 3 is an explanatory view showing a use state of an air-filled cushioning material according to an embodiment of the present invention, in which a partial seal is formed, and (A) abuts the object to be protected against the air-filled cushioning material. (B) shows a state in which the main vesicle is pressed.
FIG. 4 is an explanatory view showing a usage state of an air-filled cushioning material according to an embodiment of the present invention in which an easily peelable seal is formed, and FIG. 4 (A) shows the object to be protected applied to the air-filled cushioning material. The state which contacted is shown, (B) shows the state by which the main vesicle was pressed.
FIG. 5 is an explanatory view showing an air-filled cushioning material according to another embodiment of the present invention, in which a space portion is formed.
FIG. 6 is an explanatory view showing an air-filled cushioning material according to another embodiment of the present invention, in which a partial seal is formed, and (A) is arranged such that sub-vesicles are adjacent to each other. (B) shows that one minor vesicle is coordinated on both sides of one main vesicle, and (C) shows that one major vesicle is coordinated on both sides of one minor vesicle.
FIG. 7 is an explanatory view showing an air-filled cushioning material according to another embodiment of the present invention in which an easily peelable seal is formed, and FIG. 7 (A) is arranged such that sub-vesicles are adjacent to each other. (B) shows that one minor vesicle is coordinated on both sides with respect to one main vesicle, and (C) shows that one major vesicle is coordinated on both sides with respect to one minor vesicle. .
FIG. 8 is a plan view showing an air-filled cushioning material according to another embodiment of the present invention on which an easily peelable seal is formed.
FIG. 9 is a plan view showing an example of a conventional air-filled cushioning material.
FIG. 10 is an explanatory view showing a vesicle of the air-filled buffer material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Air-filled buffer material 2 Vesicle 21 Main vesicle 22 Sub-vesicle 3 Ventilation seal 3a Partial seal 3b Easy peel seal 4 Seal 7 Air-filled buffer material (bag shape)
71 Space P External force

Claims

In the air-filled cushioning material formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet and formed by collecting vesicles (2) that produce a buffering effect by enclosing air inside,
The vesicle (2) is a strip-shaped one that is partitioned and formed by a seal (4) in which a plurality of places are bonded to a part of the above-mentioned soft resin sheets that are superimposed,
Similarly, the air introduction path (5) defined by the seal (4) communicates via the check valve (6),
Comprising a main vesicle (21) and a secondary vesicle (22) adjacent to the main vesicle (21);
Between the main vesicle (21) and the minor vesicle (22) , when the main vesicle (21) is compressed by an external force (P), the air inside the main vesicle (21) is sublimated. A vent seal (3) is formed that can be moved to the cell (22) ;
The vent seal (3) is formed with an easily peelable seal (3b),
In this easy peel seal (3b), the soft resin sheets are usually bonded to each other as in the seal (4), but when a force acting to separate the soft resin sheets is applied, (2) A seal that is relatively weakly bonded such that the bond is removed before it ruptures,
Usually, it closes between the vesicles (21, 22), and when the main vesicle (21) is compressed by an external force (P), the easily peelable seal (3b) is removed, Air circulation between both vesicles (21, 22) is possible,
The minor vesicle (22) is formed by being surrounded by the vent seal (3) and the seal (4), and is usually placed in a state in which no air is enclosed. Air-filled cushioning material.

The above-mentioned air-filled cushioning material is formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet, and is a planar cushioning material in which vesicles (2) that produce a cushioning effect by enclosing air inside are assembled. (1) is formed,
A bag-like air-filled cushioning material (7) in which a space (71) for accommodating a protection object is formed inside by folding the planar cushioning material (1) and bonding a part thereof. The air-filled cushioning material according to claim 1, wherein:

It has a cylindrical side buffer surface (72) and an end buffer surface (73) that closes at least one end thereof, and is surrounded by each buffer surface (72, 73). The air-filled cushioning material according to claim 2, wherein (71) is formed.

About said air introduction path (5), one end is opened as an open end (5a), and the other end (5b) is closed,
A vesicle (2) is formed in a form branching in one direction from the side of the air introduction path (5). By introducing air from the opening end (5a), the main vesicle ( The air-filled cushioning material according to any one of claims 1 to 3, wherein air is sealed inside 21).

The air-filled cushioning material according to any one of claims 1 to 4, wherein all of the ventilation seals (3) are made of an easily peelable seal (3b).

Between the seal (31) and the seals (31 to 31), the vent seal (3) is formed by bonding the soft resin sheets to each other like the seal (4) and spaced apart in plan view. The air-filled cushioning material according to any one of claims 1 to 4, characterized by comprising an easily peelable seal (3b) formed respectively.

In an air-filled cushioning material (1) formed by sealing a part of an airtight soft resin sheet and formed by collecting vesicles (2) that produce a buffering effect by enclosing air inside ,
  The vesicle (2) is a strip-shaped one that is partitioned and formed by a seal (4) in which a plurality of places are bonded to a part of the above-mentioned soft resin sheets that are superimposed,
Similarly, it communicates with the air introduction path (5) defined by the seal (4) via the check valve (6).
A main vesicle (21), and a sub-vesicle (22) adjacent to the main vesicle (21),
Between the main vesicle (21) and the minor vesicle (22), when the main vesicle (21) is compressed by an external force (P), the air inside the main vesicle (21) is sublimated. A vent seal (3) is formed that can be moved to the cell (22);
The ventilation seal (3) is formed such that the width of the main vesicle (21) in plan view is larger than the width of the sub-vesicle (22),
  The vent seal (3) is formed with an easy peel seal (3b),
The easy peel seal (3b) is usually bonded to the soft resin sheets as in the seal (4). However, when a force that separates the soft resin sheet sheets is applied, A relatively weakly bonded seal that breaks down before the cell (2) ruptures,
Usually, it closes between the vesicles (21, 22), and when the main vesicle (21) is compressed by an external force (P), the easily peelable seal (3b) is removed, Air flow between both vesicles (21, 22) becomes possible,
  The minor vesicle (22) is formed by being surrounded by the ventilation seal (3) and the seal (4), and is normally placed in a state in which no air is sealed. 22) An air-filled cushioning material comprising a portion sandwiched between main vesicles (21 to 21).