JP4098995B2 - Optical recording medium - Google Patents

Optical recording medium Download PDF

Info

Publication number
JP4098995B2
JP4098995B2 JP2002074039A JP2002074039A JP4098995B2 JP 4098995 B2 JP4098995 B2 JP 4098995B2 JP 2002074039 A JP2002074039 A JP 2002074039A JP 2002074039 A JP2002074039 A JP 2002074039A JP 4098995 B2 JP4098995 B2 JP 4098995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
layer
recording
recording medium
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002074039A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2003272175A5 (en
JP2003272175A (en
Inventor
徹 八代
辰也 戸村
宗 野口
知三 石見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002074039A priority Critical patent/JP4098995B2/en
Publication of JP2003272175A publication Critical patent/JP2003272175A/en
Publication of JP2003272175A5 publication Critical patent/JP2003272175A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4098995B2 publication Critical patent/JP4098995B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体に関し、DVD−R、DVD+R等に応用される。
【0002】
【従来の技術】
従来より、読み出し専用のCD(コンパクトディスク)などの光記録媒体に加えて、記録可能なCD(CD−R、CD−RW)が実用化されている。
CD−R、CD−RWは、従来のCDと異なり、ユーザが情報を記録することが可能で、且つ記録後の信号は従来のCDの規格を満足するため、市販CDプレーヤーで再生可能であるという特徴をもつ。
【0003】
このようなメディアを実現する方法の1つとしては、例えば、CD−Rでは特開平2−42652号公報において、基板上に色素をスピンコーティングして光記録層を設け、その背後に金属反射層を設ける構造のものが提案されている。
CD−RではCDの規格を満足する高反射率(65%)を有することがCDプレーヤーとの再生互換性に優れる特徴の一つであるが、上記構成にて高反射率を得るためには、光記録層が記録再生光波長で特定の複素屈折率を満足する必要があり、色素の光吸収特性が適していたからである。
【0004】
また、さらに大容量の記録ディスクとしては、記録密度をCDの約6〜8倍に高めたDVD(デジタルバーサタイルディスク)が再生専用ディスクとして一般に普及し始めている。
DVDではCDと記録フォーマットが異なることに加え、トラックピッチ、最短ピット長を小さくし、再生光を絞ることで、CDの約6〜8倍の高密度化を達成しており、光学構成が異なる。
【0005】
すなわち、CDは板厚:約1.2mm、再生波長:約780nm、NA:0.45〜0.5、トラックピッチ:約1.6μm、最短ピット長:約0.8μmであるのに対し、DVDは板厚:約0.6mm、再生波長:約650nm、NA:0.6〜0.65、トラックピッチ:約0.74μm、最短ピット長:約0.4μmという違いがある。
このDVDについてもCD−R、CD−RWと同様な技術を用いた記録メディアがDVD+R、DVD+RW、DVD−R、DVD−RWとして開発されている。
【0006】
ところで、これらのROMプレーヤー再生可能な記録メディアの特徴の一つとして、案内溝またはピット列が蛇行状にウォブリングすることにより、トラック情報が記録されていることが挙げられる。
案内溝の蛇行状態はウォブル信号としてトラック信号から検出でき、所定周波数をFM変調や位相変調することで、トラック情報を基板上に予め記録しておく。
トラック情報とは、アドレス情報・ディスクの回転周波数情報などであり、トラック信号から検出することで、情報データ信号と分離しやすく、ROM信号互換を得やすい。
【0007】
ところが、DVD+R、DVD+RWメディア等では、CDに比べ記録再生ビーム径に対するトラックピッチが狭いために、再生信号に隣接溝同士の干渉が大きく影響し、ウォブル信号振幅が大きく変動する。これは隣接溝の蛇行が同相の時は振幅が大きく、逆相の時は振幅が小さくなるためである。このため、トラック情報の読み取り精度が低下するという問題があった。
特に、DVD+Rなどの追記型色素記録層メディアでは、色素記録層をスピンコート製膜するのが一般的であるが、この方法は基板溝形状のトレース状態が充分ではなく、溝を埋める形で記録層が形成されるため、基板に形成する溝形状を深く設定しておく必要があり、溝形状精度を得にくい。
従来技術では特開平10−222874号公報にて、TOC部がCDプレーヤーで再生可能なDVDとして、制御情報が重畳された領域(TOC部など)のトラックピッチが情報記録領域よりも広いことを特徴とする光記録媒体が提案されているが、これはCDとDVDの記録密度差に着目したものであり、DVDメディアのトラック情報の読み取り精度を向上するものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、これらの問題点を解消し、トラック情報の読み取り精度が高く、さらには記録信号特性に優れた光記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記課題は、本発明の(1)「表面にグルーブが形成された基板上に、少なくとも色素記録層、金属反射層を順次積層形成した光情報記録媒体であって、前記グルーブが略一定周波数で蛇行状にウォブリングし、グルーブのトラックピッチが0.73〜0.75μm、かつ、溝深さが1450〜1650Å、溝幅が0.21〜0.31μmであり、波長:657nm、NA:0.65の光ピックアップで、線速度:3.49m/sで再生したグルーブ反射信号の160KHzでの周波数成分強度を、スペクトルアナライザーによるRBW=3KHzで測定したノイズレベルが−60dB以下であることを特徴とする光情報記録媒体」、(2)「前記色素記録層が熱分解温度200〜350℃の有機材料であることを特徴とする前記第(1)項に記載の光記録媒体」、(3)「前記グルーブのウォブリング周波数がデータピット周波数の32倍であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の光記録媒体」によって解決される。
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のDVD+Rメディアの構成図例を図1に示す。
図中、(1)は基板、(2)は色素記録層、(3)は反射層、(4)は保護層、(5)は接着層、(6)はカバー基板、(7)は案内溝であり、基板(1)面側から光により記録再生が行なわれる。基板表面には案内溝(7)が形成される。案内溝(7)は一定の周波数で蛇行しており、スパイラル状に形成される。
DVD+RではCD−R同様、色素記録層両界面の多重干渉効果により、高反射率を得る構成となっており、記録層としては屈折率nが大きく、吸収kが比較的小さい光学特性が必要である。好ましい範囲はn>2、0.03<k<0.2である。
【0011】
また、図2に示すように、この色素記録層は基板に形成した案内溝を埋める形態で形成される。
DVD+R、CD−RなどCDプレーヤー再生可能な記録メディアの特徴の一つとして、案内溝またはピット列が蛇行状にウォブリングすることにより、トラック情報が記録されていることが挙げられる。
案内溝の蛇行状態はウォブル信号としてトラック信号から検出でき、所定周波数をFM変調や位相変調することで、トラック情報を基板上に予め記録しておく。
トラック情報とは、アドレス情報・ディスクの回転周波数情報などであり、トラック信号から検出する場合は、情報データ信号と分離しやすく、ROM信号互換を得やすいという特徴がある。
【0012】
図3は蛇行トラックパターンを示した図である。CD、DVDの回転制御はCLV基準であるため隣接する蛇行トラックは記録再生光に対して、ディスク位置により、同相のパターンと逆相パターンが生じる。ビーム径に対してトラックピッチが充分に広くない場合は隣接トラックのクロストークの影響により、同一の蛇行量でも同相のパターンと逆相パターンで検出されるウォブル信号振幅に差が生じる。
DVD+Rの場合、トラックピッチが0.73〜0.75μmであり、最適なウォブル変位量(蛇行量)は18〜30nmであるため、この振幅変動が生じる。
【0013】
また、追記型であるDVD+R、CD−Rなどでは色素記録層に記録ピットを形成する場合、レーザー光により色素が分解および/または変形する。このピット部では基板面の溝も変形しやすく、溝が変形することにより、記録前に比べ、記録中および記録後のウォブル信号S/Nが低下する傾向がある。
【0014】
本発明の光情報記録媒体は、表面にウォブルグルーブが形成された基板上に、少なくとも色素記録層、金属反射層を順次積層形成した光情報記録媒体において、グルーブのトラックピッチが0.73〜0.75μm、かつ、溝深さが1450〜1650Å、溝幅が0.21〜0.31μmであり、光ピックアップで再生したグルーブ部反射信号のノイズレベルが−60dB以下であることを特徴とする。
本発明では、上記溝形状および溝形状ノイズレベルにより、良好なウォブル信号検出が可能となることを見出した。
前記グルーブのトラックピッチを0.73〜0.75μm、かつ、溝深さを1450〜1650Å、溝幅を0.21〜0.31μmとすることで、記録層に形成した記録ピットの広がりをグルーブ形状により整え、さらに溝形状に起因するノイズレベルを抑えることで、良好なウォブル信号S/Nが得られる。
【0015】
溝形状はAFMにて測定が可能であり、特に溝幅は、通常図2に示すような台形をしているが、本発明での溝幅とは底幅Wbotを指す。このような溝は表面に同形状の溝形成したスタンパを用いて基板を転写成形することで容易に得られる。
本発明におけるノイズレベルとはグルーブ部反射信号(RF信号)の160KHzでの周波数成分強度であり、ディスク再生回転時(3.49m/s)のスペクトルアナライザーでの測定値を意味し、RBW:3KHzでの測定値である。
溝深さが1450Åよりも浅いと記録ピットの形状を整える効果が減少し、信号ジッターが増加する。また、ウォブル信号S/Nが減少する。反対に溝深さが1650Åよりも深いと反射率が45%以下に低下しやすく、DVDプレーヤーで再生が困難になる。
同様に、溝が0.21μmよりも狭いと記録ピットの形状を整える効果が減少し、ウォブル信号S/Nが減少する。また、反対に溝が0.31μmよりも広いと反射率が45%以下に低下しやすく、DVDプレーヤーで再生が困難になる。
加えて、溝幅が広い場合は再生信号に隣接溝同士の干渉が大きく影響し、ウォブル信号振幅が大きく変動する。これは隣接溝の蛇行が同相の時は振幅が大きく、逆相の時は振幅が小さくなるためである。このため、ウォブル信号S/Nが減少する。
【0016】
ノイズレベルは溝の表面形状に起因し、表面精度が悪い場合に増加する。この値が大きいと、ウォブル信号S/Nが減少する。ノイズレベルは基板成形に用いるスタンパに大きく依存し、スタンパの表面性で管理することができる。すなわち、スタンパはレジスト塗布→レーザー露光→現像→メタル化(電鋳)の工程により作製されるが、特に、レジスト塗布、メタル化工程での表面凸凹欠陥を抑えることでノイズレベルの低い所望のスタンパを得ることができる。このスタンパを用いて成形したディスク基板を使用することにより、本発明の媒体を容易に作製できる。
【0017】
さらに、記録中および記録後のウォブル信号S/Nの低下を抑え、ジッターの少ない記録ピットを形成するためには、記録層に用いる色素の熱分解温度は200〜350℃であることが好ましい。熱分解温度がこの範囲からずれるとグルーブにより記録ピットの形状を整える効果が得にくい。特に、分解温度が350℃よりも高いと記録感度が低下する。これはウォブル周波数がデータピット周波数の32倍で構成されるDVD+Rのように、ウォブル周波数とデータピット周波数の差が数十倍程度と比較的近い場合に特に有効である。本発明における熱分解温度は熱天秤にて色素を10℃/min条件で昇温した場合のTg曲線の変曲点を指す。
【0018】
本発明で用いる光記録材料としては、例えば、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、ピリリウム系・チオピリリウム系色素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系色素、アゾ系色素、ホルマザンキレート系色素、Ni、Crなどの金属錯塩系色素、ナフトキノン系・アントラキノン系色素、インドフェノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニルメタン系色素、トリアリルメタン系色素、アミニウム系・ジインモニウム系色素及びニトロソ化合物を挙げることができる。更に、必要に応じて他の第3成分、例えばバインダー、安定剤等を含有させることができる。
【0019】
なお、光記録層の膜厚は、100〜5000Åが好ましく、特に500〜3000Åが望ましい。光記録層の膜厚が、この範囲より薄くなると記録感度が低下し、また厚くなると反射率が低下するからである。
なかでも、DVD+R、DVD−R記録層用色素としては、膜の光吸収スペクトルの最大吸収波長が550nm〜650nmにある色素化合物が記録再生レーザー光波長にて所望の複素屈折率を得やすく、好ましい。
特に、溶剤塗布による製膜性、光学特性の調整のしやすさから、ホルマザンキレート色素、テトラアザポルフィラジン色素、シアニン色素、アゾ色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有することが好ましい。
また、これらの色素は光や熱に対する耐久性に優れるとともに、200℃〜350℃の良好な熱分解特性を得やすい。
【0020】
本発明において使用する基板は、従来の情報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から任意に選択することができる。基板材料の例としては、ポリメチルメタクリレートのようなアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリエステル、ソーダ石灰ガラス等のガラス及びセラミックスを挙げることができる。特に寸法安定性、透明性及び平面性などの点から、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリエステル及びガラスなどを挙げることができる。生産性の面では、射出成形に適したポリカーボネート樹脂が最も好ましい。
【0021】
光記録層が設けられる側の基板表面には、平面性の改善、接着力の向上及び光記録層の変質の防止の目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリルアミド、スチレン/スルホン酸共重合体、スチレン/ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の高分子物質:シランカップリング剤などの有機物質:及び無機酸化物(SiO、Al等)、無機フッ化物(MgF)などの無機物質を挙げることができる。なお、下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
【0022】
また、基板(又は下塗層)上には、トラッキング用溝又はアドレス信号等の情報を表わす凹凸の形成の目的で、プレグループ層が設けられてもよい。プレグループ層の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエステル、トリエステル及びテトラエステルのうちの少なくとも一種のモノマー(又はオリゴマー)と光重合開始剤との混合物を用いることができる。
【0023】
更に、光記録層の上には、S/N比、反射率の向上及び記録時における感度の向上の目的で、反射層が設けられる。反射層の材料である光反射性物質はレーザー光に対する反射率が高い物質であり、その例としては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ca、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Si、Ndなどの金属及び半金属を挙げることができる。これらのうちで好ましいものはAu、Al及びAgである。これら物質は単独で用いてもよいし、あるいは二種以上の組み合わせで又は合金として用いてもよい。なお、反射層の層厚は一般に100〜3000Åの範囲にある。
【0024】
また、光記録層(又は反射層)の上には、光記録層などを物理的及び化学的に保護する目的で保護層が設けられる。この保護層は、基板の光記録層が設けられていない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設けられてもよい。保護層に用いられる材料の例としては、SiO、SiO、MgF、SnO等の無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂を挙げることができる。なお、保護層の層厚は一般的には500Å〜50μmの範囲にある。
【0025】
次に、本発明の光記録媒体の製造方法について具体例を説明する。本発明の光記録媒体の製造方法は、グルーブが表面に形成されてなる基板上に直接又は他の層を介して、有機色素を主成分とする記録層を塗布成膜手段により設け、その上に直接又は他の層を介して光反射層を真空成膜方法により設け、更にその上に保護層を設けることにより製造できる。
【0026】
すなわち、本発明の製造方法は、下記の工程からなる。
(イ)グルーブが表面に形成されてなる基板上に直接又は他の層を介して、有機色素からなる記録層を塗布成膜手段により設ける工程、(ロ)記録層上に直接又は他の層を介して光反射層を真空成膜方法により設ける工程、及び(ハ)反射層上に保護層を設ける工程。
【0027】
(記録層形成工程)
本発明の方法においては、先ずグルーブが表面に形成されている基板上に、直接又は他の層を介して、色素材料を溶媒に溶解し、液状の塗布液として基板上にコートすることにより、記録層が形成される。この塗布液を調整するための溶媒としては、公知の有機溶媒(例えばアルコール、セルソルブ、ハロゲン化炭素、ケトン、エーテル等)を使用することができる。有機記録層の形成手段としては、蒸着法、ディップコート法、スピンコート法等が挙げられるが、記録層の濃度、粘度、溶剤の乾燥温度を調節することにより層厚を制御できるため、スピンコート法が望ましい。
なお、光記録層が設けられる側の基体表面に下塗層を設けることが、基板表面の平面性の改善や接着力の向上あるいは光記録層の変質防止等の目的で行なわれる。
この場合の下塗層は、例えば前述した下塗層用物質を適当な溶剤に溶解又は分散して塗布液を調整したのち、この塗布液をスピンコート、ディップコート、エクストルージョンコートなどの塗布法により基板表面に塗布することにより形成することができる。
【0028】
(光反射層形成工程)
本発明の方法においては、次に光記録層上に直接又は他の層を介して光反射層が真空成膜手段により設けられる。即ち、前述した光反射性物質を、例えば蒸着、スパッタリング又はイオンプレーティングすることにより、光反射層が光記録層の上に形成される。無機記録層の形成手段としては、成膜速度、タクトが速いスパッタ法(特に枚葉スパッタ)が望ましい。スパッタ用のガスとしては、Ar、Ne、Xe、Nなどが用いられる。
【0029】
(保護層形成工程)
本発明の方法においては、光反射層上に保護層が設けられる。すなわち、前述した無機物質や種々の樹脂からなる保護層用材料を、真空成膜又は塗布成膜することにより形成される。特にUV硬化性樹脂を用いるのが好ましく、該樹脂をスピンコート後、紫外線照射により硬化して形成される。
【0030】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
直径120mm、厚さ0.6mmのポリカーボネート円板の表面上に、深さ約1550Å、幅約0.24μm、トラックピッチ0.74μmのウォブル案内溝凸凹パターンを有する基板を用意した。ウォブル信号はDVD+Rフォーマットに従い、818KHzの位相変調、ウォブル変位量24nmとした。また、上記基板は表面に同じ溝形状を形成したスタンパを用いて射出成形することにより、作成した。
次に、色素化合物として、以下3種の色素A、B、Cを混合比49:49:2(モル比)にて混合し、2.2.3.3.テトラフロロプロパノールに溶解し、塗布液としてスピンコートすることにより記録層を設けた。光吸収層の膜厚は約1000Åであった。
色素A:
【0031】
【化1】

Figure 0004098995
上記式(I)中、Zが3.6フェノキシトリアゾール、Aが2−トリフロロメチルフェニル、Bがフェニル、n=2構造のホルマザンNiキレート化合物
色素B:
【0032】
【化2】
Figure 0004098995
上記式(II)中、Q:ピロール環とともにベンゾインドレニン環を形成、Q:ピロール環とともにベンゾインドレニン環を形成、R:H、R,R:CH、X:ClOであるトリメチンシアニン色素
色素C:
【0033】
【化3】
Figure 0004098995
上記式(III)中、Q:ピロール環とともにベンゾインドレニン環を形成、Q:ピロール環とともにベンゾインドレニン環を形成、R:CH、R,R:CH、X:ClOであるペンタメチンシアニン色素
色素A、B、Cの熱分解温度はそれぞれ、297℃,273℃,226℃であった。
【0034】
次に、記録層の上にArをスパッタガスとして用いて、スパッタ法によりAgを約1400Åの厚さに設け反射層とした。更にその上に紫外線硬化樹脂からなる保護層を約3μmの厚さに設けてディスク体を作成し、2枚をホットメルト接着剤により貼り合わせて、本発明のDVD+R光記録媒体を得た。
この媒体をDVD+Rドライブ(MP5125 RICOH製 波長660nm、NA:0.65、記録線速度:8.5m/s)にて記録再生し、復調後のウォブル信号S/Nと復調エラー(ADIP信号エラー)を測定した。なお、記録信号はDVD信号フォーマットに従い、ビット周波数26.2MHzのDVD(8−16変調)信号を採用した。さらに、波長:657nm,NA:0.65、線速度:3.49m/sの条件で媒体を再生し、RF信号のノイズレベルをスペクトルアナライザーにて測定した。測定周波数は160KHzとし、RBWは3KHzとした。
結果は表1に記載されたように、良好な復調後のウォブル信号S/Nと復調エラー(ADIP信号エラー)が得られた。
【0035】
<実施例2〜6、比較例1>
実施例1において基板溝形状を深さ:1450、1550、1650Å、幅:0.19、0.21、0.28、0.31μmに変更(表1参照)したこと以外は同様にして記録媒体を作成し、実施例1と同様の評価を実施した。
結果は表1のようであり、溝深さ1450、1550、1650Å、溝幅0.21、0.28、0.31μmでは、5%以下のウォブル復調エラー(ADIP信号エラー)が得られたが、溝幅が0.19μmでは20%以上となった。
【0036】
<実施例7、比較例2>
実施例1において、スタンパ作成時の電鋳条件を変更して表面凸凹性の異なる2種のスタンパを用いて基板を射出成形したこと以外、実施例1と同様にしてDVD+R光記録媒体を作成・評価した。
結果は表1のようであり、比較例2の媒体はRFノイズレベルが−57dBであり、ウォブル復調エラー(ADIP信号エラー)が20%以上となった。
【0037】
【表1】
Figure 0004098995
【0038】
【発明の効果】
以上、詳細且つ具体的な説明より明らかなように、本発明の請求項1の光情報記録媒体により、DVDドライブにて良好なウォブル信号特性が得られ、また、請求項2の光記録情報媒体により、記録中においても良好なウォブル信号特性およびジッター特性が得られ、また、請求項3の光記録情報媒体により、DVD+Rフォーマットに従い、ウォブル周波数がデータピット周波数の32倍であるので、更に、上記の効果を得やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDVD+Rメディアの構成の一例を示す図である。
【図2】色素記録層及び基板を示した図である。
【図3】蛇行トラックパターンを示した図である。
【符号の説明】
1 基板
2 色素記録層
3 反射層
4 保護層
5 接着層
6 カバー基板
7 案内溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical recording medium and is applied to DVD-R, DVD + R, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, recordable CDs (CD-R, CD-RW) have been put into practical use in addition to optical recording media such as read-only CDs (compact discs).
Unlike conventional CDs, CD-Rs and CD-RWs allow users to record information, and the recorded signals satisfy the standards of conventional CDs and can be played back on commercially available CD players. It has the characteristics.
[0003]
As one method for realizing such a medium, for example, in CD-R, Japanese Patent Laid-Open No. 2-42652 discloses that an optical recording layer is provided by spin coating a dye on a substrate, and a metal reflective layer is provided behind the optical recording layer. The thing of the structure which provides is proposed.
In CD-R, having a high reflectivity (65%) satisfying the CD standard is one of the features excellent in reproduction compatibility with a CD player. This is because the optical recording layer needs to satisfy a specific complex refractive index at the recording / reproducing light wavelength, and the light absorption characteristics of the dye are suitable.
[0004]
Further, as a larger capacity recording disk, a DVD (digital versatile disk) whose recording density is about 6 to 8 times higher than that of a CD is generally becoming popular as a read-only disk.
In addition to the CD and recording format, the DVD has achieved a high density of about 6 to 8 times that of the CD by reducing the track pitch and the shortest pit length and reducing the playback light, and the optical configuration is different. .
[0005]
That is, the CD has a plate thickness: about 1.2 mm, a reproduction wavelength: about 780 nm, NA: 0.45-0.5, a track pitch: about 1.6 μm, and a shortest pit length: about 0.8 μm. DVD has a difference of plate thickness: about 0.6 mm, reproduction wavelength: about 650 nm, NA: 0.6 to 0.65, track pitch: about 0.74 μm, and shortest pit length: about 0.4 μm.
Also for this DVD, recording media using techniques similar to CD-R and CD-RW have been developed as DVD + R, DVD + RW, DVD-R, and DVD-RW.
[0006]
Incidentally, one of the features of these ROM player-playable recording media is that track information is recorded by wobbling guide grooves or pit rows in a meandering manner.
The meandering state of the guide groove can be detected from the track signal as a wobble signal, and the track information is recorded in advance on the substrate by FM modulation or phase modulation of a predetermined frequency.
The track information is address information, disk rotation frequency information, and the like, and is easily separated from the information data signal by detecting from the track signal, and ROM signal compatibility is easily obtained.
[0007]
However, in DVD + R, DVD + RW media, and the like, since the track pitch with respect to the recording / reproducing beam diameter is narrower than that of CD, the interference between adjacent grooves greatly affects the reproduction signal, and the wobble signal amplitude varies greatly. This is because the amplitude is large when the meandering of the adjacent grooves is in-phase, and the amplitude is small when the adjacent grooves are in the opposite phase. For this reason, there is a problem that the reading accuracy of the track information is lowered.
In particular, in write-once type dye recording layer media such as DVD + R, the dye recording layer is generally formed by spin coating. However, this method does not provide a sufficient substrate groove-shaped trace state, and recording is performed by filling the groove. Since the layer is formed, it is necessary to set the groove shape formed in the substrate deeply, and it is difficult to obtain the groove shape accuracy.
In the prior art, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-222874, the track pitch of the area where the control information is superimposed (such as the TOC part) is wider than the information recording area as a DVD whose TOC part can be played back by a CD player. However, this method focuses on the recording density difference between CD and DVD, and does not improve the accuracy of reading track information on DVD media.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve these problems, to provide an optical recording medium having high track information reading accuracy and excellent recording signal characteristics.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
That is, the above-mentioned problem is (1) “optical information recording medium in which at least a dye recording layer and a metal reflective layer are sequentially laminated on a substrate having a groove formed on the surface thereof , and the groove is substantially constant. Wobbling in a meandering manner at a frequency, the groove track pitch is 0.73 to 0.75 μm, the groove depth is 1450 to 1650 mm, the groove width is 0.21 to 0.31 μm , wavelength: 657 nm, NA: The noise level measured at RBW = 3 KHz by a spectrum analyzer for the frequency component intensity at 160 KHz of the groove reflected signal reproduced at a linear velocity of 3.49 m / s with an optical pickup of 0.65 is -60 dB or less. (2) “The dye recording layer is an organic material having a thermal decomposition temperature of 200 to 350 ° C.” (1) Item (1) or Item (2), wherein the wobbling frequency of the groove is 32 times the data pit frequency. It is solved by “optical recording medium”.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
An example of the configuration of the DVD + R media of the present invention is shown in FIG.
In the figure, (1) is a substrate, (2) is a dye recording layer, (3) is a reflective layer, (4) is a protective layer, (5) is an adhesive layer, (6) is a cover substrate, and (7) is a guide. It is a groove, and recording / reproduction is performed by light from the substrate (1) surface side. A guide groove (7) is formed on the substrate surface. The guide groove (7) meanders at a constant frequency and is formed in a spiral shape.
As with CD-R, DVD + R is configured to obtain a high reflectivity by the multiple interference effect at both interfaces of the dye recording layer, and the recording layer requires optical characteristics having a large refractive index n and a relatively low absorption k. is there. Preferred ranges are n> 2, 0.03 <k <0.2.
[0011]
In addition, as shown in FIG. 2, the dye recording layer is formed so as to fill a guide groove formed in the substrate.
One of the features of recording media that can be played back by a CD player such as DVD + R and CD-R is that track information is recorded by wobbling guide grooves or pit rows in a meandering manner.
The meandering state of the guide groove can be detected from the track signal as a wobble signal, and the track information is recorded in advance on the substrate by FM modulation or phase modulation of a predetermined frequency.
The track information is address information, disk rotation frequency information, and the like. When detected from the track signal, the track information is easily separated from the information data signal and has a feature of easily obtaining ROM signal compatibility.
[0012]
FIG. 3 shows a meandering track pattern. Since rotation control of CD and DVD is based on CLV, adjacent meandering tracks generate in-phase patterns and reverse-phase patterns with respect to recording / reproducing light depending on the disk position. When the track pitch is not sufficiently wide with respect to the beam diameter, the wobble signal amplitude detected by the in-phase pattern and the anti-phase pattern is different even with the same meandering amount due to the influence of crosstalk between adjacent tracks.
In the case of DVD + R, since the track pitch is 0.73 to 0.75 μm and the optimal wobble displacement amount (meandering amount) is 18 to 30 nm, this amplitude variation occurs.
[0013]
In addition, in the write-once type DVD + R, CD-R, etc., when recording pits are formed in the dye recording layer, the dye is decomposed and / or deformed by laser light. In this pit portion, the groove on the substrate surface is also easily deformed, and the wobble signal S / N during and after recording tends to be lower than before recording due to the deformation of the groove.
[0014]
The optical information recording medium of the present invention, on a substrate a wobble glue blanking is formed on the surface, at least a dye recording layer, an optical information recording medium are sequentially stacked forming a metal reflective layer, a track pitch of the grooves is 0.73~ 0.75 μm, groove depth of 1450 to 1650 mm, groove width of 0.21 to 0.31 μm, and noise level of groove portion reflected signal reproduced by optical pickup is −60 dB or less .
In the present invention, it has been found that a good wobble signal can be detected by the groove shape and the groove shape noise level.
The groove pitch is 0.73 to 0.75 μm, the groove depth is 1450 to 1650 mm, and the groove width is 0.21 to 0.31 μm. By adjusting the shape and further suppressing the noise level due to the groove shape, a good wobble signal S / N can be obtained.
[0015]
The groove shape can be measured by AFM, and the groove width is usually a trapezoid as shown in FIG. 2, but the groove width in the present invention indicates the bottom width Wbot. Such grooves can be easily obtained by transfer-molding the substrate using a stamper having grooves of the same shape formed on the surface.
The noise level in the present invention is the frequency component intensity of a groove reflection signal (RF signal) at 160 KHz, which means a value measured with a spectrum analyzer during disk playback rotation (3.49 m / s), and RBW: 3 KHz. It is a measured value at.
When the groove depth is shallower than 1450 mm, the effect of adjusting the shape of the recording pit is reduced, and the signal jitter is increased. Further, the wobble signal S / N decreases. On the other hand, if the groove depth is deeper than 1650 mm, the reflectivity tends to be lowered to 45% or less, which makes it difficult to reproduce with a DVD player.
Similarly, if the groove width is narrower than 0.21 μm, the effect of adjusting the shape of the recording pit is reduced, and the wobble signal S / N is reduced. On the other hand, if the groove width is wider than 0.31 μm, the reflectivity tends to be lowered to 45% or less, which makes it difficult to reproduce with a DVD player.
In addition, when the groove width is wide, the interference between adjacent grooves greatly affects the reproduction signal, and the wobble signal amplitude varies greatly. This is because the amplitude is large when the meandering of the adjacent grooves is in-phase, and the amplitude is small when the adjacent grooves are in the opposite phase. For this reason, the wobble signal S / N decreases.
[0016]
The noise level is caused by the surface shape of the groove and increases when the surface accuracy is poor. When this value is large, the wobble signal S / N decreases. The noise level largely depends on the stamper used for forming the substrate and can be controlled by the surface property of the stamper. That is, the stamper is manufactured by a process of resist coating → laser exposure → development → metallization (electroforming). In particular, a desired stamper having a low noise level is obtained by suppressing surface irregularities in the resist coating and metallization process. Can be obtained. By using a disk substrate formed using this stamper, the medium of the present invention can be easily manufactured.
[0017]
Furthermore, in order to suppress a decrease in the wobble signal S / N during and after recording and to form recording pits with little jitter, the thermal decomposition temperature of the dye used for the recording layer is preferably 200 to 350 ° C. If the thermal decomposition temperature deviates from this range, it is difficult to obtain the effect of adjusting the shape of the recording pit by the groove. In particular, when the decomposition temperature is higher than 350 ° C., the recording sensitivity is lowered. This is particularly effective when the difference between the wobble frequency and the data pit frequency is relatively close to several tens of times, such as DVD + R in which the wobble frequency is 32 times the data pit frequency. The thermal decomposition temperature in the present invention refers to the inflection point of the Tg curve when the pigment is heated at 10 ° C./min with a thermobalance.
[0018]
Examples of the optical recording material used in the present invention include cyanine dyes, phthalocyanine dyes, pyrylium and thiopyrylium dyes, azurenium dyes, squarylium dyes, azo dyes, formazan chelate dyes, metals such as Ni and Cr Examples thereof include complex salt dyes, naphthoquinone dyes / anthraquinone dyes, indophenol dyes, indoaniline dyes, triphenylmethane dyes, triallylmethane dyes, aminium dyes / diimmonium dyes, and nitroso compounds. Furthermore, other 3rd components, for example, a binder, a stabilizer, etc. can be contained as needed.
[0019]
The film thickness of the optical recording layer is preferably 100 to 5000 mm, and particularly preferably 500 to 3000 mm. This is because when the thickness of the optical recording layer is thinner than this range, the recording sensitivity is lowered, and when it is thicker, the reflectance is lowered.
Among these, as a dye for DVD + R and DVD-R recording layers, a dye compound having a maximum absorption wavelength of the light absorption spectrum of the film in the range of 550 nm to 650 nm is preferable because a desired complex refractive index can be easily obtained at the recording / reproducing laser light wavelength. .
In particular, it is preferable to contain at least one dye selected from a formazan chelate dye, a tetraazaporphyrazine dye, a cyanine dye, and an azo dye from the viewpoint of ease of adjustment of film forming properties and optical characteristics by solvent coating.
Further, these dyes are excellent in durability against light and heat, and easily obtain good thermal decomposition characteristics at 200 ° C. to 350 ° C.
[0020]
The substrate used in the present invention can be arbitrarily selected from various materials used as substrates for conventional information recording media. Examples of substrate materials include acrylic resins such as polymethyl methacrylate, vinyl chloride resins such as polyvinyl chloride and vinyl chloride copolymers, glasses such as epoxy resins, polycarbonate resins, amorphous polyolefins, polyesters, and soda lime glass; Ceramics can be mentioned. In particular, polymethyl methacrylate, polycarbonate resin, epoxy resin, amorphous polyolefin, polyester, glass and the like can be mentioned from the viewpoints of dimensional stability, transparency and planarity. In terms of productivity, a polycarbonate resin suitable for injection molding is most preferable.
[0021]
An undercoat layer may be provided on the surface of the substrate on the side where the optical recording layer is provided for the purpose of improving flatness, improving adhesive force, and preventing alteration of the optical recording layer. Examples of the material for the undercoat layer include polymethyl methacrylate, acrylic acid / methacrylic acid copolymer, styrene / maleic anhydride copolymer, polyvinyl alcohol, N-methylol acrylamide, styrene / sulfonic acid copolymer, styrene / Vinyl toluene copolymer, chlorosulfonated polyethylene, nitrocellulose, polyvinyl chloride, chlorinated polyolefin, polyester, polyimide, vinyl acetate / vinyl chloride copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer, polyethylene, polypropylene, polycarbonate, etc. Polymer materials: Organic materials such as silane coupling agents: and inorganic materials such as inorganic oxides (SiO 2 , Al 2 O 3, etc.) and inorganic fluorides (MgF 2 ) can be mentioned. The thickness of the undercoat layer is generally in the range of 0.005 to 20 μm, preferably in the range of 0.01 to 10 μm.
[0022]
Further, a pregroup layer may be provided on the substrate (or undercoat layer) for the purpose of forming irregularities representing information such as tracking grooves or address signals. As a material for the pregroup layer, a mixture of at least one monomer (or oligomer) of monoester, diester, triester and tetraester of acrylic acid and a photopolymerization initiator can be used.
[0023]
Furthermore, a reflective layer is provided on the optical recording layer for the purpose of improving the S / N ratio, the reflectance, and the sensitivity during recording. The light-reflective substance that is the material of the reflective layer is a substance having a high reflectivity with respect to laser light. Examples thereof include Mg, Se, Y, Ti, Zr, Hf, V, Nb, Ta, Cr, Mo, and W. , Mn, Re, Fe, Co, Ni, Ru, Rh, Pd, Ir, Pt, Cu, Ag, Au, Zn, Cd, Al, Ca, In, Si, Ge, Te, Pb, Po, Sn, Si , Nd and other metals and metalloids. Among these, Au, Al and Ag are preferable. These substances may be used alone or in combination of two or more or as an alloy. The thickness of the reflective layer is generally in the range of 100 to 3000 mm.
[0024]
In addition, a protective layer is provided on the optical recording layer (or reflective layer) for the purpose of physically and chemically protecting the optical recording layer and the like. This protective layer may be provided on the side of the substrate where the optical recording layer is not provided for the purpose of enhancing scratch resistance and moisture resistance. Examples of the material used for the protective layer include inorganic substances such as SiO, SiO 2 , MgF 2 , SnO 2 , thermoplastic resins, thermosetting resins, and UV curable resins. The thickness of the protective layer is generally in the range of 500 to 50 μm.
[0025]
Next, specific examples of the method for producing the optical recording medium of the present invention will be described. The method of manufacturing an optical recording medium of the present invention, directly or via another layer on a substrate on which glue blanking is formed on the surface, provided by coating film forming means for recording layer mainly composed of organic dye, that It can be produced by providing a light reflection layer directly or via another layer by a vacuum film formation method and further providing a protective layer thereon.
[0026]
That is, the manufacturing method of the present invention includes the following steps.
(B) glue blanking is directly or via another layer on a substrate formed by forming on the surface, a recording layer comprising an organic dye provided by a coating film forming means step, (b) on the recording layer directly or other A step of providing a light reflecting layer by a vacuum film-forming method through a layer, and (c) a step of providing a protective layer on the reflecting layer.
[0027]
(Recording layer forming step)
In the method of the present invention, first, on a substrate glue blanking is formed on the surface, directly or via another layer, the dye material dissolved in a solvent, by coating on the substrate as a coating liquid for liquid A recording layer is formed. As a solvent for adjusting the coating solution, a known organic solvent (for example, alcohol, cellosolve, halogenated carbon, ketone, ether, etc.) can be used. Examples of means for forming the organic recording layer include vapor deposition, dip coating, and spin coating, but the layer thickness can be controlled by adjusting the concentration, viscosity, and solvent drying temperature of the recording layer. The law is desirable.
The provision of an undercoat layer on the surface of the substrate on the side where the optical recording layer is provided is performed for the purpose of improving the flatness of the substrate surface, improving the adhesive force, or preventing the optical recording layer from being altered.
In this case, the undercoat layer is prepared by, for example, dissolving or dispersing the above-described undercoat layer substance in an appropriate solvent to prepare a coating solution, and then applying the coating solution to a coating method such as spin coating, dip coating, or extrusion coating. Can be formed by applying to the surface of the substrate.
[0028]
(Light reflection layer forming process)
In the method of the present invention, the light reflecting layer is then provided on the optical recording layer directly or via another layer by vacuum film forming means. That is, the light reflecting layer is formed on the optical recording layer by, for example, vapor deposition, sputtering or ion plating of the light reflecting material described above. As a means for forming the inorganic recording layer, a sputtering method (especially single-wafer sputtering) with a high deposition rate and high tact is desirable. Ar, Ne, Xe, N 2 or the like is used as the sputtering gas.
[0029]
(Protective layer forming step)
In the method of the present invention, a protective layer is provided on the light reflecting layer. That is, the protective layer material made of the above-mentioned inorganic substance or various resins is formed by vacuum film formation or coating film formation. In particular, a UV curable resin is preferably used, and the resin is formed by spin coating and curing by ultraviolet irradiation.
[0030]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
<Example 1>
A substrate having a wobble guide groove uneven pattern having a depth of about 1550 mm, a width of about 0.24 μm, and a track pitch of 0.74 μm was prepared on the surface of a polycarbonate disk having a diameter of 120 mm and a thickness of 0.6 mm. The wobble signal was 818 KHz phase modulation and wobble displacement 24 nm according to the DVD + R format. The substrate was produced by injection molding using a stamper having the same groove shape on the surface.
Next, as the dye compound, the following three kinds of dyes A, B and C are mixed at a mixing ratio of 49: 49: 2 (molar ratio), and 2.2.3.3. A recording layer was provided by dissolving in tetrafluoropropanol and spin coating as a coating solution. The film thickness of the light absorption layer was about 1000 mm.
Dye A:
[0031]
[Chemical 1]
Figure 0004098995
In the above formula (I), Z is 3.6 phenoxytriazole, A is 2-trifluoromethylphenyl, B is phenyl, and n = 2 structure formazan Ni chelate compound dye B:
[0032]
[Chemical 2]
Figure 0004098995
In the above formula (II), Q 3 : forms a benzoindolenine ring together with a pyrrole ring, Q 4 : forms a benzoindolenine ring together with a pyrrole ring, R 3 : H, R 4 , R 5 : CH 3 , X: ClO 4 trimethine cyanine dye Dye C:
[0033]
[Chemical 3]
Figure 0004098995
In the above formula (III), Q 3 : forms a benzoindolenine ring together with a pyrrole ring, Q 4 : forms a benzoindolenine ring together with a pyrrole ring, R 3 : CH 3 , R 4 , R 5 : CH 3 , X: The thermal decomposition temperatures of the pentamethine cyanine dyes A, B, and C that are ClO 4 were 297 ° C., 273 ° C., and 226 ° C., respectively.
[0034]
Next, on the recording layer, Ar was used as a sputtering gas, and Ag was formed to a thickness of about 1400 mm by sputtering to form a reflective layer. Further, a protective layer made of an ultraviolet curable resin was provided thereon to a thickness of about 3 μm to prepare a disk body, and two sheets were bonded together with a hot melt adhesive to obtain a DVD + R optical recording medium of the present invention.
This medium was recorded and reproduced with a DVD + R drive (MP5125 RICOH wavelength 660 nm, NA: 0.65, recording linear velocity: 8.5 m / s), demodulated wobble signal S / N and demodulation error (ADIP signal error) Was measured. The recording signal was a DVD (8-16 modulation) signal having a bit frequency of 26.2 MHz in accordance with the DVD signal format. Further, the medium was reproduced under the conditions of wavelength: 657 nm, NA: 0.65, linear velocity: 3.49 m / s, and the noise level of the RF signal was measured with a spectrum analyzer. The measurement frequency was 160 KHz and the RBW was 3 KHz.
As a result, as shown in Table 1, a good demodulated wobble signal S / N and demodulation error (ADIP signal error) were obtained.
[0035]
<Examples 2 to 6, Comparative Example 1>
Recording medium is the same as in Example 1 except that the substrate groove shape is changed to depth: 1450, 1550, 1650 mm, width: 0.19, 0.21, 0.28, 0.31 μm (see Table 1). The same evaluation as in Example 1 was performed.
The results are as shown in Table 1, and a wobble demodulation error (ADIP signal error) of 5% or less was obtained at groove depths 1450, 1550, 1650 mm, groove widths 0.21, 0.28, and 0.31 μm. When the groove width was 0.19 μm, it was 20% or more.
[0036]
<Example 7, Comparative Example 2>
In Example 1, a DVD + R optical recording medium was prepared in the same manner as in Example 1 except that the electroforming conditions at the time of creating the stamper were changed and the substrate was injection molded using two types of stampers having different surface irregularities. evaluated.
The results are as shown in Table 1. The medium of Comparative Example 2 had an RF noise level of −57 dB and a wobble demodulation error (ADIP signal error) of 20% or more.
[0037]
[Table 1]
Figure 0004098995
[0038]
【The invention's effect】
As described above in detail and clearly, the optical information recording medium according to claim 1 of the present invention can provide good wobble signal characteristics in a DVD drive, and the optical recording information medium according to claim 2. Thus, good wobble signal characteristics and jitter characteristics can be obtained even during recording. Further, according to the optical recording information medium of claim 3, the wobble frequency is 32 times the data pit frequency according to the DVD + R format. Easy to get the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of the configuration of a DVD + R medium of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a dye recording layer and a substrate.
FIG. 3 shows a meandering track pattern.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Substrate 2 Dye recording layer 3 Reflective layer 4 Protective layer 5 Adhesive layer 6 Cover substrate 7 Guide groove

Claims (3)

表面にグルーブが形成された基板上に、少なくとも色素記録層、金属反射層を順次積層形成した光情報記録媒体であって、前記グルーブが略一定周波数で蛇行状にウォブリングし、グルーブのトラックピッチが0.73〜0.75μm、かつ、溝深さが1450〜1650Å、溝幅が0.21〜0.31μmであり、波長:657nm、NA:0.65の光ピックアップで、線速度:3.49m/sで再生したグルーブ反射信号の160KHzでの周波数成分強度を、スペクトルアナライザーによるRBW=3KHzで測定したノイズレベルが−60dB以下であることを特徴とする光情報記録媒体。An optical information recording medium in which at least a dye recording layer and a metal reflective layer are sequentially laminated on a substrate having a groove formed on the surface, wherein the groove wobbles in a meandering manner at a substantially constant frequency, and the groove track pitch is An optical pickup with 0.73-0.75 μm, groove depth of 1450-1650 mm, groove width of 0.21-0.31 μm , wavelength: 657 nm, NA: 0.65, linear velocity: 3. An optical information recording medium having a noise level measured at RBW = 3 KHz by a spectrum analyzer of a frequency component intensity at 160 KHz of a groove reflection signal reproduced at 49 m / s is −60 dB or less. 前記色素記録層が熱分解温度200〜350℃の有機材料であることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。The optical recording medium according to claim 1, wherein the dye recording layer is an organic material having a thermal decomposition temperature of 200 to 350 ° C. 前記グルーブのウォブリング周波数がデータピット周波数の32倍であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録媒体。3. The optical recording medium according to claim 1, wherein a wobbling frequency of the groove is 32 times a data pit frequency.
JP2002074039A 2002-03-18 2002-03-18 Optical recording medium Expired - Fee Related JP4098995B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074039A JP4098995B2 (en) 2002-03-18 2002-03-18 Optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074039A JP4098995B2 (en) 2002-03-18 2002-03-18 Optical recording medium

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003272175A JP2003272175A (en) 2003-09-26
JP2003272175A5 JP2003272175A5 (en) 2007-06-28
JP4098995B2 true JP4098995B2 (en) 2008-06-11

Family

ID=29203543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002074039A Expired - Fee Related JP4098995B2 (en) 2002-03-18 2002-03-18 Optical recording medium

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4098995B2 (en)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102479990A (en) * 2010-11-29 2012-05-30 中华大学 Microstrip line structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102479990A (en) * 2010-11-29 2012-05-30 中华大学 Microstrip line structure
CN102479990B (en) * 2010-11-29 2013-12-25 中华大学 Microstrip line structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003272175A (en) 2003-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3652017B2 (en) Optical recording medium
JP2699120B2 (en) Information recording medium and optical information recording method
JP2005044491A (en) Optical recording medium and its manufacturing method
WO2004105009A1 (en) Optical recording medium
US7755995B2 (en) Recording and reproducing method for dye-based recordable DVD medium and apparatus for the same
JP3865547B2 (en) Optical recording medium and method for manufacturing optical recording medium
JP4098995B2 (en) Optical recording medium
JP2007109368A (en) Recording method for dye-based write-once type optical recording medium, recording medium, and recording apparatus
TWI300555B (en)
JP2732314B2 (en) Optical information recording method and information recording medium
JPH04146537A (en) Information recording medium
JP2004303401A (en) Device and method to optically record and reproduce dyestuff draw type dvd medium
JP4083667B2 (en) Optical recording medium
JPH03120635A (en) Read-only data recording medium and its production
JP2002237100A (en) Optical recording medium
JP2001307375A (en) Optical information recording medium and method for optical information recording and reproducing
JPH08129780A (en) Optical recording medium
JP3971561B2 (en) Optical recording medium
JP3651709B2 (en) Optical recording medium and manufacturing method thereof
JP2747744B2 (en) Optical information recording method
JP2005166171A (en) Optical recording medium
JP2000343819A (en) Optical recording medium
US20030161987A1 (en) Optical recording medium
JP2003034078A (en) Photorecording medium
JP2004241015A (en) Optical recording/reproducing method of dye sensitized write once dvd medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20070511

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4098995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees