JP4098616B2 - Refurbished roof and its renovation method - Google Patents

Refurbished roof and its renovation method Download PDF

Info

Publication number
JP4098616B2
JP4098616B2 JP2002364474A JP2002364474A JP4098616B2 JP 4098616 B2 JP4098616 B2 JP 4098616B2 JP 2002364474 A JP2002364474 A JP 2002364474A JP 2002364474 A JP2002364474 A JP 2002364474A JP 4098616 B2 JP4098616 B2 JP 4098616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
fitting
mounting base
bracket
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002364474A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004197341A (en
Inventor
真佐己 鳥巣
一夫 染谷
正 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKOKINZOKUKOUGYOUKABUSHIKIKAISYA
Original Assignee
SANKOKINZOKUKOUGYOUKABUSHIKIKAISYA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKOKINZOKUKOUGYOUKABUSHIKIKAISYA filed Critical SANKOKINZOKUKOUGYOUKABUSHIKIKAISYA
Priority to JP2002364474A priority Critical patent/JP4098616B2/en
Publication of JP2004197341A publication Critical patent/JP2004197341A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4098616B2 publication Critical patent/JP4098616B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根改修工事において、既設スレート屋根をそのままにするとともに、屋根上での作業時に必要となる仮設足場，安全ネット張り等の段取施工を最小限とし、ひいては工期を短くすることができる改修屋根及びその改修工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
屋根の改修において、会社，工場，駐車場等では、撤去時に粉塵等が立ち込めたり、取り外した屋根板材等の部品が落下したり、また、雨天の場合には設備、製品，自動車等に保護のためテント，天幕，カバー等の仮設家屋を設営しなければならない。さらに、最悪の場合には会社、工場等の操業及び使用を一時，中断することもあり、その間に生じる物的，金銭的な損失，損害は極めて甚大である。このため、最近では改修屋根の葺成において、既設スレート屋根はなるべく、そのまま残して、該既設スレート屋根上に新たなる屋根を施工することが一般的となっている。
【０００３】
このように、老朽化した既設スレート屋根に新設屋根板を葺成する場合には、以下の点に注意を要するものである。すなわち、改修時には、既設スレート屋根は、すでに劣化してもろくなって、比較的簡単に割れやすくなっている。このような既設スレート屋根の上に作業員が載って作業を行おうとすると、スレートが簡単に割れ、作業員にとっては極めて危険な作業環境である。また、建築物の内部で作業を行っている作業員も、落下物が当たる危険性がある。
【０００４】
したがって、高所での既設スレート屋根の改修工事は、作業員が既設スレート上に載っても落下しないように、十分な安全対策が講じられなければ工事に着手することができない。この為、既設スレート屋根上に工事用足場を作り、或いはネット張りを行い、且つ既設スレート屋根上を歩行するためにの歩行床（板）が必要である。その歩行床（板）は、図２１（Ａ），（Ｂ）に示すように、既設スレート屋根の突出したボルト軸を利用して設置し、その設置された歩行床（板）上にネット張りが行われる。
【０００５】
また、前述したように、建築物の内部で作業を行っているので、作業員及び設備，製造物等に落下物が当たらないようにするために、なるべく部品点数が少ないものであることが好ましい。さらに、屋根板材や壁板材を支持するための部品である受金具は、下記特許文献１に記載されたものが、従来より使用されているが、このような受金具は構造材に溶接等にて固着することが多く、そのために工程が多くなりがちであった。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−１０７５１７
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
このように、既設スレート屋根を残したままの状態で新設屋根を葺成する場合には既設スレート屋根の母屋，胴縁等の構造材及び既設スレート屋根を固定しているフックボルトをなるべく利用している。まず、新設屋根の施工にあたり、仮設足場を組む場合の問題点として、改修工事業者とは別に専門業者がその施工に当たるものであった。そのため、仮設足場を施工する間は本来の新設屋根の改修工事は行うことができず、その分長い工期を必要とせざるを得なくなる。
【０００８】
このような仮設足場は極めて専門技術が必要で、改修工事業者が行うには余りにも負担がかかるものである。また、作業者は足場から２０〜４０cm下にある既設スレート屋根に向い作業することになり、その作業性は非常に劣る。仮設足場を施工及び改修工事を行っている間は、既設スレート屋根上に作業員が載ってしまうこともあり、スレートが割れて建築物内に落下する危険性も十分にあるので、このような危険性を防止するためにも室内側にも防護策が必要となる。次に、ネットを張る場合の問題点としては、前述の仮設足場の施工と同様に改修工事業者とは別の専門業者が行うことになり、前述した仮設足場の施工とネット張り作業により、屋根改修工事の工期は、さらに長くなるものであった。
【０００９】
改修工事において、作業員は、たとえネットがあるとはいえ、スレート上に載ることは極めて危険であるため、ネット上の流れ方向及びその直角方向に歩行床（板）の設置が必要である。そして、その部分の工事が終了すると、設置していた歩行床（板）を取り外し、また次の工事場所に歩行床（板）を設置する必要がある。また、ネット張り作業中又は改修工事中に、スレートに作業員の足が載り、スレートが割れて落下するのを防止するため、建築物の室内側にも防護策が必要となり、この工事もまた、専門業者を必要とする。
【００１０】
さらに、上記特許文献１のような受金具を使用する場合には、該受金具を構造材に溶接，又はボルト等の固着具等を使用する固着手段となる。そのため、一旦，固着した受金具は、簡単に取り外すことができず、さらに屋根，壁等を構成する建築用板には、僅かの寸法誤差を有していることがあり、また受金具の装着位置も誤差が生じることがあり、このようなことから施工効率が低下するものであった。本発明の目的は、既設スレート屋根の改修工事を行うにおいて、屋根改修工事業者以外の仮設足場及びネット張り等の段取施工を最小限に抑え、屋根改修工事を迅速且つ効率的に行うようにし、ひいては工期を短くすることにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意，研究を重ねた結果、その発明を、断面波形状の既設スレート屋根と、断面ほぼ門形状で長手方向に沿って連続し且つ幅方向両側面に被嵌合条が形成された受金具取付ベース条と、該受金具取付ベース条の幅方向下端箇所に形成されるほぼ平坦状の載置部とからなる通し下地材と、前記受金具取付ベース条の両被嵌合条に嵌合する嵌合脚部を有する受金具と、該受金具を介して前記通し下地材上に葺成される新設屋根とからなり、前記通し下地材は、既設スレート屋根のフックボルトを介して固定され、前記受金具は前記受金具取付ベース条の長手方向に対して所望の位置に嵌合固定されてなる改修屋根及びその改修工法としたことにより、屋根改修工事において既設スレート屋根をそのままにするとともに、仮設足場，安全ネット張り等の段取施工を最小限とし、ひいては工期を短くすることができ、上記課題を解決したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。まず、改修屋根の構造を説明する。図１，図２は、本発明における改修屋根の構造を示している。その既設スレート屋根Ａは、スレート等でその断面形状が、略サインカーブ状の波形に形成されており、実際には複数のスレート屋根材Ａ1 ，Ａ1 ，…より構成されている。ここで、前記既設スレート屋根Ａは、その高さ方向の中央より上方側を弧状山形部１とし、また下方側を弧状谷部２と称する。その既設スレート屋根Ａは、図３に示すように、弧状谷部２箇所が母屋等の構造材４上に固定されたフックボルト５，５，…にて固定されている。
【００１３】
前記構造材４は、具体的には、アングル鋼等の断面略「Ｃ」字形状，略「Ｌ」字形状の形鋼材が使用されているが、その他にリップ溝形鋼等も使用されることもある。そして、フックボルト５は、図３に示すように、ほぼＪ字形状であり、ボルト軸部５ａ，フック部５ｂ及び既設ナット５ｃから構成されている。そして、アングル形鋼等とした構造材４の下縁箇所に前記フック部５ｂが引掛けられ、ボルト軸部５ａの軸上端箇所が前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部を貫通し、該弧状山形部１の頂部側から前記既設ナット５ｃにより締め付けられて、前記スレート屋根材Ａ1 が構造材４に固定される。
【００１４】
次に、通し下地材Ｂは、図１乃至図３等に示すように、前記既設スレート屋根Ａの上方に新設屋根Ｃを葺成するための支持部材としての役目をなす。その通し下地材Ｂは、長手方向に沿って長尺となる部材であり、受金具取付ベース条８と載置部６と固定用膨出条７とから構成されている。まず受金具取付ベース条８は、長手方向に連続する断面ほぼ門形とした膨出条であり、後述する受金具Ｄが装着される部位である。
【００１５】
受金具取付ベース条８は、図３乃至図６等に示すように、頂部８ａの幅方向両側から下方に立上り側面８ｂ，８ｂが形成され、その一方の立上り側面８ｂの下端より載置部６が連続形成され、他方の立上り側面８ｂの下端は、後述する固定用膨出条７に連続形成されている。さらにその立上り側面８ｂ，８ｂには、被嵌合条８ｃ，８ｃが形成されている。該被嵌合条８ｃ，８ｃは、受金具Ｄが受金具取付ベース条８に嵌合固定するための部位となる。その被嵌合条８ｃ，８ｃは、受金具取付ベース条８の長手方向に沿って連続する溝形状に形成されたものである。
【００１６】
その受金具取付ベース条８の長手方向に直交する方向における被嵌合条８ｃの断面形状は、ほぼ「フ」字形状或いは「く」字形状をなし、前記頂部８ａと両立上り側面８ｂ，８ｂによって形成された門形状の内方に凹むようにして形成されている。それぞれの被嵌合条８ｃは、前記立上り側面８ｂ，８ｂの高さ方向におけるほぼ中央に形成されているが、必要に応じて頂部８ａ側寄りに形成されたり、立上り側面８ｂの下端寄りに形成されることもある。
【００１７】
さらに、受金具取付ベース条８の長手方向に直交する方向の断面形状はほぼ台形門形状となるように、前記両立上り側面８ｂ，８ｂが下方に向かうに従い拡開するように、傾斜状に形成されている。すなわち、それぞれの立上り側面８ｂ，８ｂは、断面ほぼ台形門形状を形成するように、外方下向きに傾斜するように形成されている。
【００１８】
図７は、受金具取付ベース条８の変形例を示すもので、断面形状がそれぞれ異なるものであって、図７（Ａ）は第１変形例であって、前記被嵌合条８ｃ，８ｃが断面台形門形の外方に向かって突出するように形成されたものである。また、図７（Ｂ）は第２変形例であって、受金具取付ベース条８の幅方向両側の立上り側面８ｂ，８ｂがほぼ垂直状に形成されたもので、受金具取付ベース条８の断面形状は、ほぼ正方形，長方形等の方形状に形成されたものであり、前記被嵌合条８ｃ，８ｃは内方に凹むタイプであるが、外方に突出するタイプとしても良い。さらに、図７（Ｃ）は第３変形例であって、ほぼ台形門形状の受金具取付ベース条８の頂部８ａ寄りの部位が幅方向両側に突出するように形成されたもので、その頂部８ａ付近の膨出箇所と立上り側面８ｂ，８ｂとの間に形成される屈曲部位が被嵌合条８ｃ，８ｃとして使用される。
【００１９】
その載置部６と固定用膨出条７は、前述したように、受金具取付ベース条８の幅方向両側の立上り側面８ｂ，８ｂの下端に連続して形成されたものである。その載置部６は、受金具取付ベース条８の高さ方向に対して、最も低位置となるように形成されている。そして、前記受金具取付ベース条８に隣接し，且つ前記載置部６から僅かに上方に膨出する固定用膨出条７が形成されている。該固定用膨出条７の高さは、前記受金具取付ベース条８よりも低いが、載置部６の高さよりは高く形成される。
【００２０】
さらに、固定用膨出条７の幅方向の端部で且つ前記受金具取付ベース条８の形成側と反対側の端部には、載置部６が形成されている。すなわち、図３（Ｂ）或いは図５（Ａ），（Ｂ）等に示すように、前記通し下地材Ｂの幅方向は、その中央に受金具取付ベース条８と固定用膨出条７が形成され、その受金具取付ベース条８と固定用膨出条７からなる中央箇所の幅方向両側に載置部６，６が形成されたものである。
【００２１】
その載置部６は、ほぼ平坦状に形成されたものであり、後述する新設屋根Ｃの葺成作業を行う場合に、足の踏み台となり、作業通路としての役目をなす。前記載置部６と固定用膨出条７とは、平行に並設され、前述したように載置部６と固定用膨出条７との境は段状となっている。
【００２２】
その固定用膨出条７は、図３（Ｂ）に示すように、前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部から突出するフックボルト５のボルト軸部５ａを締め付ける既設ナット５ｃを覆うようにして収納する役目をなす部位である。すなわち、前記既設ナット５ｃが弧状山形部１の頂部に装着されていても、前記既設ナット５ｃを固定用膨出条７が収納するようにしていることにより、前記載置部６，６は、弧状山形部１の頂部にほぼ面接触状態で当接し、極めて安定した状態で載置されるものである。
【００２３】
また、その載置部６に関しては、特に図示しないが前記受金具取付ベース条８の一方側の立上り側面８ｂのみに形成され、前記固定用膨出条７の幅方向の一方側には載置部６が形成されないこともあるし、またその反対に、前記固定用膨出条７の一方側にのみ載置部６が形成され、受金具取付ベース条８側には載置部６が形成されないこともある。すなわち、前記固定用膨出条７と載置部６とは、一つずつ形成されたタイプも存在する。さらにまた、前記載置部６は、その幅方向の寸法が前述したように歩行可能としており、その幅も歩行に適した幅で３００ｍｍから１ｍ程度が好適である。しかし、必ずしもこの寸法に限定されるものではなく、現場の既設スレート屋根Ａの状況に応じて寸法は、適宜に設定されればよい。
【００２４】
また、前記通し下地材Ｂの幅方向両端、すなわち両載置部６，６の外端には、図１１，図１２（Ａ）等に示すように、立上り側片６ａ，６ａが形成され、該立上り側片６ａ，６ａの上端にはさらに内方に向かって水平状の屈曲端縁６ａ1 ，６ａ1 が形成されている。該立上り側片６ａ，６ａには、後述する渡し板材１０の幅方向端部の係止端縁１０ｂが係止することができるようになっている。前記立上り側片６ａ，６ａも種々の形状が存在する。
【００２５】
その通し下地材Ｂの固定用膨出条７には、その長手方向に沿って適宜の間隔をおいて、複数の固定用貫通孔７ａ，７ａ，…が形成されている〔図１１，図１４（Ａ）等参照〕。該固定用貫通孔７ａ，７ａ，…は、前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部から突出した前記フックボルト５のボルト軸部５ａが貫通する部位である。該固定用貫通孔７ａ，７ａ，…は、そのボルト軸部５ａの直径よりも多少大きめに形成され、通し下地材Ｂが既設スレート屋根Ａ上に載置された状態で、通し下地材Ｂの載置される位置の微調整ができるようになっている。
【００２６】
具体的な寸法としては、既設スレート屋根Ａのフックボルト５のボルト軸部５ａが通常８ｍｍ程度の場合に、前記固定用貫通孔７ａの直径は、３０ｍｍ程度とする。また、通し下地材Ｂとフックボルト５とを締め付けるための既設ナット５ｃとの間には、図３，図１１等に示すように、補強部材１３が装着される。該補強部材１３は、板厚が前記通し下地材Ｂに比較して、厚く形成され、変形しにくいものである。補強部材１３は、座金としての役目もなしている。すなわち、前記固定用貫通孔７ａの孔径より大きく形成され、通し下地材Ｂを既設スレート屋根Ａに固定するための固定用ナット５ｄの座りを安定させるものである。
【００２７】
その補強部材１３は、図１１に示すように、前記通し下地材Ｂの載置部６と固定用膨出条７の箇所における断面形状に合わせて形成され、面板部１３ａの一端側に、前記固定用膨出条７と載置部６との垂直面に当接可能な垂下片１３ｂが形成されている。また、前記面板部１３ａには、前記フックボルト５のボルト軸部５ａが貫通するための締付孔１３ａ1 が形成されている。
【００２８】
その通し下地材Ｂは、図１３，図１４（Ａ），（Ｂ），図１５（Ａ），（Ｂ）に示すように、その長手方向が前記既設スレート屋根Ａの各弧状山形部１の長手方向とが直交（ほぼ直交も含む）するようにして、既設スレート屋根Ａの複数の弧状山形部１，１，…に亘り載置される。このようにして、複数の通し下地材Ｂ，Ｂ，…は、前記既設スレート屋根Ａ上に並設される。通し下地材Ｂは、既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部から突出してフックボルト５のボルト軸部５ａを使用して、固定用ナット５ｄによって締め付けられ固定される〔図１２（Ａ），図１３（Ｂ）参照〕。このとき前述したように、前記補強部材１３が通し下地材Ｂと固定用ナット５ｄとの間に配置される。
【００２９】
次に、渡し板材１０は、前記既設スレート屋根Ａ上に並設された通し下地材Ｂ，Ｂ，…の隣接する箇所に橋渡し状に配置されるものである。その渡し板材１０は、図１３に示すように、渡し主板１０ａの幅方向両側に前記通し下地材Ｂの幅方向端部に係止する係止端縁１０ｂ，１０ｂが形成されている。また、前記渡し主板１０ａのほぼ中央箇所には、偏平膨出条１０ａ1 が形成され、該偏平膨出条１０ａ1 により、前記渡し主板１０ａが補強される。
【００３０】
前記係止端縁１０ｂの形状は、断面ほぼ門形状であり、前記通し下地材Ｂの立上り側片６ａ，６ａに被さるようにして係止される。その係止端縁１０ｂの外端縁１０ｂ1 は、ほぼ門形状となるコ字形状に形成されてもよいが、さらに内方側（前記偏平膨出条１０ａ1 形成側）に向かって僅かに傾斜している方がより一層好適である。この係止端縁１０ｂの形状は、その他にも種々存在し、前記通し下地材Ｂの立上り側片６ａとの形状と一致するように形成されている。具体的には、馳折りタイプ，嵌合タイプ，差込みタイプ等の種々の形状が存在する。
【００３１】
また、その渡し板材１０は、前記隣接する通し下地材Ｂ，Ｂ間を長手方向に沿って移動自在となっている。すなわち、前記通し下地材Ｂ上に施工される新設屋根Ｃの葺成方向とともに渡し板材１０が移動することができる。そして、新設屋根Ｃの葺成作業の最終位置で、その渡し板材１０が隣接する両通し下地材Ｂ，Ｂから取り外される。すなわち、新設屋根Ｃの葺成完了時には、渡し板材１０は、改修屋根に存在しない。しかし、この渡し板材１０が新設屋根Ｃの葺成完了とともに取り外されず、そのまま新設屋根Ｃとともに残しておいてもかまわない。
【００３２】
次に、新設屋根Ｃは、複数の新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 ，…から構成されている。該新設屋根板Ｃ1 には、種々のタイプが存在する。まずその第１タイプは、図２（Ａ），（Ｂ）に示すように、折板タイプとしたものであり、平坦状な底部１２の幅方向両側に台形状の山形部１１，１１が形成されている。各山形部１１には、図２（Ｂ）に示すように、山形頂面部１１ｃの幅方向両側から傾斜状の側面部１１ａ，１１ａが形成されており、両側面部１１ａ，１１ａにそれぞれ嵌合屈曲部１１ｂ，１１ｂが形成されている。前記両側面部１１ａ，１１ａは、下方に向かって拡がる様にして、ほぼ「ハ」字形状となるように配置されている。
【００３３】
また、各山形部１１の外方側の側面部１１ａは短く形成され、その下端に嵌合屈曲部１１ｂが形成される。さらに、図２（Ｂ）における右側の山形部１１のように、嵌合屈曲部１１ｂが形成されない状態としたものも存在する。前記山形頂面部１１ｃは、ほぼ偏平三角山形状に形成されている。前記嵌合屈曲部１１ｂは、山形部１１の側面部１１ａの適宜の位置において、山形部１１の内方に凹むようにして形成されており、且つ山形部１１の長手方向に沿って溝形状となるように形成されている。
【００３４】
或いは特に図示しないが、前記嵌合屈曲部１１ｂは、山形部１１の外方に突出するようにして側面部１１ａに形成されることもある。その嵌合屈曲部１１ｂの断面形状は、ほぼ「フ」字形状，「横Ｖ」字形状等に形成され、嵌合し易く、且つ一旦嵌合すると、強固に嵌合状態を維持することができるものが好適である。そして、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 の山形部１１，１１同士が重合されるとともに、前記嵌合屈曲部１１ｂ，１１ｂ同士が嵌合することにより、重合された山形部１１，１１により連結される。さらに、その重合した山形部１１，１１の嵌合屈曲部１１ｂ，１１ｂが、図２（Ａ）及び図３（Ａ），（Ｂ）等に示すように、後述する受金具Ｄの受本体１５にて嵌合支持されるものである。
【００３５】
次に、新設屋根板Ｃ1 の第２タイプは、図１８に示すように、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 の山形部１１同士を重合して、連結する重合タイプとしたものである。山形部１１の断面形状はほぼ台形状に形成されたものであり、その山形部１１，１１同士の重合箇所は、前記受金具Ｄにより支持される。次に、新設屋根板Ｃ1 の第３タイプは、図１９に示すように、馳締タイプとしたものである。この第３タイプにでは、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 の山形部１１，１１に下馳部１１ｄ1 と上馳部１１ｄ2 とがそれぞれ形成され、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 同士が前記下馳部１１ｄ1 と上馳部１１ｄ2 との馳締により連結される。また、下馳部１１ｄ1 と上馳部１１ｄ2 との馳締部と前記受金具Ｄとは、該受金具Ｄに固着される馳締用吊子１４ａを介して連結される。
【００３６】
次に、新設屋根板Ｃ1 の第４タイプは、図２０に示すように、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 の山形部１１，１１同士の連結に嵌合キャップ材１１ｆが使用されるものである。嵌合キャップ材１１ｆには、幅方向両側に嵌合突起条１１ｆ1 ，１１ｆ1 が形成されている。両新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 ，…の対向する嵌合屈曲部１１ｅ，１１ｅ間には、嵌合用吊子１４ｂが配置され、該嵌合用吊子１４ｂにて、両嵌合屈曲部１１ｅ，１１ｅが受金具Ｄに固定される。そして、隣接する新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 の両山形部１１，１１の頂部には、嵌合屈曲部１１ｅ，１１ｅが形成され、該嵌合屈曲部１１ｅ，１１ｅに前記嵌合キャップ材１１ｆの嵌合突起条１１ｆ1 ，１１ｆ1 が嵌合するようにして被せられ、嵌合タイプの折板屋根が構成される。
【００３７】
次に、受金具Ｄは、複数のタイプが存在する。まず、受本体１５と嵌合脚部１６，１６とから構成されたものであって、受本体１５は、平坦状の支持頂部１５ａの幅方向両側より、本体立上り部１５ｂ，１５ｂが形成されている。また、その支持頂部１５ａには、図５，図６等に示すように、嵌合用舌片１５ｃ，１５ｃが形成されている。該嵌合用舌片１５ｃ，１５ｃは、図３，図４等に示すように、前記新設屋根板Ｃ1 の嵌合屈曲部１１ｂ，１１ｂと嵌合し、新設屋根板Ｃ1 を受金具Ｄに固定する役目をなしている。また、特に図示しないが、前記両本体立上り部１５ｂ，１５ｂは、ほぼ垂直状であるが、下方に向かうにしたがって僅かに開くようにほぼ「ハ」字形状としてもよい。
【００３８】
その受金具Ｄには、図５（Ａ），（Ｂ）に示すように、二つの嵌合脚部１６，１６が左右対称の一組となって形成されている。この嵌合脚部１６，１６は、前記通し下地材Ｂに受金具Ｄを嵌合固定する役目をなすものである。すなわち両嵌合脚部１６，１６を前記受金具取付ベース条８を幅方向にて挟持するようにして嵌合するものである。それぞれの嵌合脚部１６は、嵌合脚片１６ａと嵌合屈曲片１６ｂとから構成されている。両嵌合脚片１６ａ，１６ａは、受金具Ｄの下方に向かうに従い相互に離間するように拡開しており、ほぼ「ハ」字形状をなしている。
【００３９】
そして、両嵌合脚片１６ａ，１６ａの高さ方向のほぼ中間箇所に嵌合屈曲片１６ｂ，１６ｂが形成されている。この嵌合屈曲片１６ｂは、前記受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃに嵌合する部位である。その嵌合屈曲片１６ｂの断面形状は、前記受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃの形状に対応する形状となっており、図５（Ｂ）に示すように、「フ」字形状或いは「く」字形状等に形成されている。前記嵌合脚片１６ａは、前記受金具取付ベース条８の断面形状に基づいて、複数の変形例が存在する。
【００４０】
その第１変形例は、図７（Ａ）に示すように、嵌合屈曲片１６ｂが受金具Ｄの幅方向における外方に突出したものである。この第１変形例は、被嵌合条８ｃ，８ｃが受金具取付ベース条８の幅方向における外方に突出したものに対応する。また、その第２変形例は、図７（Ｂ）に示すように、両嵌合脚片１６ａ，１６ａが垂直状で且つ相互に平行に形成されたものである。この第２変形例では、受金具取付ベース条８の両立上り側面８ｂ，８ｂも垂直状に形成されたものである。さらに、その第３変形例は、図７（Ｃ）に示すように、両嵌合屈曲片１６ｂ，１６ｂが前記嵌合脚片１６ａ，１６ａの下端箇所に折曲したものである。この第３変形例では、受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃ，８ｃは図７（Ｃ）に示すように、受金具取付ベース条８の頂部が幅方向において左右両側に膨出した形状となっている。
【００４１】
その受本体１５は、支持頂部１５ａの幅方向両側から本体立上り部１５ｂ，１５ｂが形成され、その両本体立上り部１５ｂ，１５の下端に前記嵌合脚部１６，１６が形成される。前記支持頂部１５ａの本体立上り部１５ｂ，１５ｂの形成されている辺以外の二つの対向する他辺から嵌合用舌片１５ｃ，１５ｃが形成されている。その両嵌合用舌片１５ｃ，１５ｃは、図６（Ａ）に示すように、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に装着した状態で、受金具取付ベース条８の長手方向に沿って突出するようになっている。
【００４２】
さらに、受本体１５は、新設屋根板Ｃ1 のタイプに対応した種類が存在する。第１タイプの新設屋根板Ｃ1 に対しては、上述したように支持頂部１５ａに嵌合用舌片１５ｃ，１５ｃが形成されたものである。次に、第２タイプの新設屋根板Ｃ1 に対応する受本体１５は、図１８（Ｂ）に示すように、前記支持頂部１５ａにボルト軸１５ｄが植設されたもので、且つそのボルト軸１５ｄの先端は尖っている。これによって、単に重合する山形部１１，１１同士の頂部箇所をそのボルト軸１５ｄにて突き刺すようにして貫通させ、ナットにより重合する山形部１１，１１の頂部同士を締付けるものである。
【００４３】
次に、第３タイプの新設屋根板Ｃ1 に対応する受本体１５は、図１９（Ｂ）に示すように、支持頂部１５ａのほぼ半分箇所に馳締用吊子１４ａを配置固着することができるようにしたものである。そして、残りの範囲が馳締用吊子１４ａのベース座金と同等の高さとなるようにするために支持突出片１５ｅ，１５ｅが形成されており、該支持突出片１５ｅ，１５ｅによって、新設屋根板Ｃ1 の頂部を支持する構造となっている。次に、第４タイプの新設屋根板Ｃ1 に対応する受本体１５は、図２０（Ｂ）に示すように、支持頂部１５ａには、嵌合用吊子１４ｂを配置固着することができるようにしたものであり、その支持頂部１５ａには嵌合用吊子１４ｂを固着するためのボルト軸１５ｄが植設されている。
【００４４】
上述した受金具Ｄの受本体１５と嵌合脚部１６，１６とは、金属材により一体成形されたものである。そして、受本体１５の両本体立上り部１５ｂ，１５ｂの下端と両嵌合脚部１６，１６とは支持片１６ｃ，１６ｃを介して連続している。該支持片１６ｃ，１６ｃは、両本体立上り部１５ｂ，１５ｂの下端からほぼ水平状となるように形成された平坦状の面板片であり、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に装着したときに、頂部８ａに当接する部位であり、その支持片１６ｃは、前記頂部８ａに当接して、受本体１５を安定した状態に設置する役目をなす。また、前記支持片１６ｃ，１６ｃは、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して押しつけるようにして装着する場合に、受金具取付ベース条８の頂部８ａに当接するストッパ或いは規制部としての役目もなす。
【００４５】
特に、受金具Ｄの支持片１６ｃの位置と嵌合屈曲片１６ｂとの間隔を、前記受金具取付ベース条８の頂部８ａと被嵌合条８ｃとの間隔にほぼ正確に一致するようにしておくことで、前記支持片１６ｃ，１６ｃはストッパの役目とともに、嵌合屈曲片１６ｂと被嵌合条８ｃとの正確な嵌合状態を構成する安定部材としての役目も兼ねることができる。なお、受金具Ｄは、受金具取付ベース条８に対して嵌合固定した後、嵌合脚部１６，１６箇所にドリルビス等のロック用ネジ１７が締めつけられ、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して強固に固定することもある。そのロック用ネジ１７は、嵌合脚片１６ａと受金具取付ベース条８〔図６（Ｂ）参照〕、又は支持片１６ｃと受金具取付ベース条８に固着される〔図６（Ｃ）参照〕。
【００４６】
また受金具Ｄの第１タイプの変形例として、前記第１タイプの新設屋根板Ｃ1 に対応するものであり、図１７（Ｂ）に示すように、前記受本体１５が支持頂部１５ａと両本体立上り部１５ｂ，１５ｂにて台形山形状に形成され、その両本体立上り部１５ｂ，１５ｂの下端に二組の嵌合脚部１６，１６がそれぞれ形成されている。具体的には、各本体立上り部１５ｂの下端に一組の左右対称な嵌合脚部１６，１６が形成されている。両嵌合脚部１６，１６を構成する嵌合屈曲片１６ｂ，１６ｂは、前記本体立上り部１５ｂの下端に形成された支持片１６ｃの前後方向端部に形成されている。前記支持片１６ｃは、ほぼ帯板状に形成され、ほぼ水平且つ平坦状としている。
【００４７】
【作用】
次に、改修屋根の施工について、図１３乃至図１６に基づいて説明する。まず図１４（Ａ），図１５（Ａ）に示すように、既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の長手方向に、通し下地材Ｂの長手方向を直交させ、該通し下地材Ｂの固定用膨出条７を前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部箇所から突出するフックボルト５のボルト軸部５ａの位置に合わせるとともに前記固定用膨出条７よりも一段低い位置に形成した載置部６を弧状山形部１の頂部に載置する。このとき、弧状山形部１の頂部の既設ナット５ｃが前記固定用膨出条７の裏面側内に納まる〔図３（Ｂ），図１２（Ａ）参照〕。
【００４８】
次に、図１３，図１４（Ｂ），図１５（Ｂ）に示すように、前記フックボルト５，５，…のボルト軸部５ａ，５ａ，…を固定用膨出条７の固定用貫通孔７ａ，７ａ，…に貫通させ、固定用ナット５ｄ，５ｄ，…で締付固定し、既設スレート屋根Ａ上に通し下地材Ｂ，Ｂ，…を複数並設する。このとき、前記固定用膨出条７の表面に補強部材１３を配置し、該補強部材１３とともに前記フックボルト５にて固定することもある。そして、通し下地材Ｂの受金具取付ベース条８に複数の受金具Ｄ，Ｄ，…を装着してゆく。次に、図１４（Ｃ），図１５（Ｃ）に示すように、並設した通し下地材Ｂ，Ｂ，…上に新設屋根Ｃを葺成する。
【００４９】
このとき図９，図１０等に示すように、受金具Ｄ，Ｄ，…に新設屋根板Ｃ1 を施工してゆくときに、該新設屋根板Ｃ1 の山形部１１，１１の間隔（山形部間寸法ＷC ）に合わせて、複数の受金具Ｄ，Ｄ，…を受金具取付ベース条８に装着配置してゆくとよい。しかし、それぞれの新設屋根板Ｃ1 には、山形部間寸法ＷC は一般に寸法誤差±ΔＷが生じる場合がある。また、受金具Ｄにおいても前記新設屋根板Ｃ1 の山形部間寸法ＷC に合わせて受金具取付ベース条８に装着した場合に、前記山形部間寸法ＷC に合わせて受金具Ｄ，Ｄを装着したときのピッチ間隔ＰD にもピッチ誤差±ΔＰが生じることもありうる。
【００５０】
このときには、受金具Ｄは、図６（Ａ），図８（Ａ），（Ｂ）等に示すように、その嵌合脚部１６，１６箇所を受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃ，８ｃの長手方向に沿って強制的に移動させ、そのピッチ誤差±ΔＰ或いは寸法誤差±ΔＷが解消するように位置の微調整をする。その受金具Ｄの受金具取付ベース条８への長手方向の強制的な移動による位置の微調整は、ハンマー等の工具で受金具Ｄを受金具取付ベース条８の長手方向に沿ってほぼ水平方向に少しずつ叩くなどして行うとよいが、作業員の手でもって両嵌合脚部１６，１６を押し拡げるようにして強制的に移動してもよい。
【００５１】
なお、図１６（Ａ），（Ｂ）に示すように、前記隣接する通し下地材Ｂ，Ｂ間には、渡し板材１０を配置し、前記通し下地材Ｂの長手方向に沿って移動自在とし、新設屋根Ｃの葺成方向にしたがって、前記渡し板材１０を移動させることができる。前記通し下地材Ｂの載置部６，６は、図１４に示すように、作業員の歩行用通路として利用する等、種々の作業ができる。また前記渡し板材１０は、道具のストックヤード（置き場）として利用できる。これらにより、作業効率を向上させることができる。
【００５２】
なお、既設スレート屋根Ａに勾配が設けられている場合には、新設屋根Ｃにも勾配が生じるが、このような場合に、前記通し下地材Ｂは、その固定用膨出条７に形成された受金具取付ベース条８が常時、勾配の水上側寄りとなるように既設スレート屋根Ａ上に設置される。しかし、必ずしもこれに限定されるものではなく、前記受金具取付ベース条８が水下側寄りとなるように既設スレート屋根Ａ上に設置されてもかまわない。
【００５３】
【発明の効果】
請求項１の発明は、断面波形状の既設スレート屋根Ａと、断面ほぼ門形状で長手方向に沿って連続し且つ幅方向両側面に被嵌合条８ｃ，８ｃが形成された受金具取付ベース条８と、該受金具取付ベース条８の幅方向下端箇所に形成されるほぼ平坦状の載置部６とからなる通し下地材Ｂと、前記受金具取付ベース条８の両被嵌合条８ｃ，８ｃに嵌合する嵌合脚部１６，１６を有する受金具Ｄと、該受金具Ｄを介して前記通し下地材Ｂ上に葺成される新設屋根Ｃとからなり、前記通し下地材Ｂは、既設スレート屋根Ａのフックボルト５を介して固定され、前記受金具Ｄは前記受金具取付ベース条８の長手方向に対して所望の位置に嵌合固定されてなる改修屋根としたことにより、第１に足場、ネット等を必要とせずに、既設スレート屋根Ａに新設屋根Ｃを葺成することができるし、第２に新設屋根板Ｃ1 のサイズに対応して受金具Ｄを設置することができ作業効率を向上させることができ且つ施工において特別な熟練を要することがない等の効果を奏する。
【００５４】
上記効果を詳述すると、通し下地材Ｂが、既設スレート屋根Ａ上に配置されるものであるが、このとき通し下地材Ｂが足場の代用となる。特に、載置部６，６は、前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の頂部に当接している状態なので、この載置部６，６は、安定しており、通路として使用することができ、新設屋根Ｃを施工する場合に作業員の安全を確保し、作業効率を向上させている。そして、通し下地材Ｂは、その載置部６，６がほぼ広い板状に形成されており、該載置部６の長手方向が多数本の前記弧状山形部１，１，…に設置される状態であり、既設スレート屋根Ａに対してあたかも面接触状態となり、極めて高い安定性を有するものにできる。
【００５５】
このように、本発明では、通し下地材Ｂが単に新設屋根Ｃの支持部としての役目をなすのみではなく、さらに施工時における仮設足場，ネット張り等の役目をなすものである。したがって、仮設足場，ネット張り等の専門業者を必要とせず、また仮設足場及びネット張り等の段取施工を全く不要にすることができるか、或いは最小限にすることができ、ひいては、迅速に屋根改修工事を行うことができ、ひいては工期を短くすることができる。
【００５６】
また、通し下地材Ｂは、既設スレート屋根Ａを構成するフックボルト５を利用して装着するものであり、該フックボルト５の箇所では、通常，構造材４が位置している。これによって、通し下地材Ｂは、前記構造材４に間接的に支持されることになり、前記通し下地材Ｂは、極めて強固に支持されることになり、ひいては新設屋根Ｃも極めて強固且つ耐久性のあるものにできる。
【００５７】
さらに、受金具Ｄは、嵌合脚部１６，１６を有しており、該嵌合脚部１６，１６は通し下地材Ｂに形成された受金具取付ベース条８に挟持状態で、その被嵌合条８ｃ，８ｃに嵌合させて取り付けるものである。しかも、その被嵌合条８ｃ，８ｃは受金具取付ベース条８の長手方向に沿って連続的に形成されたものであり、受金具Ｄはその嵌合脚部１６，１６と前記被嵌合条８ｃ，８ｃによって、受金具取付ベース条８の長手方向に沿って、スライド状態で移動させることができるし、また受金具Ｄの嵌合脚部１６，１６の嵌合力により、所望の位置で嵌合固定することができる。
【００５８】
これによって、通し下地材Ｂに葺成しようとする新設屋根板Ｃ1 の山形部間寸法ＷC に寸法誤差±ΔＷが生じていたり、或いは受金具Ｄによる支持箇所のピッチ間隔ＰD にピッチ誤差±ΔＰが生じた場合に、前記受金具Ｄの位置は、ハンマー等の工具を使用して、少しずつ叩きながら受金具Ｄを受金具取付ベース条８の長手方向に沿って強制的に移動させ受金具Ｄの位置の微調整を行うことで、受金具Ｄを適正な位置で設定することができる。新設屋根板Ｃ1 の山形部間寸法ＷC と、受金具取付ベース条８に装着する受金具Ｄ，Ｄのピッチ間隔ＰD とをほぼ一致させ、適正な位置関係となるように設置し、新設屋根板Ｃ1 を施工してゆくことができる。
【００５９】
このように受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して現場にて極めて容易に装着するとともに適宜に位置を微調整することができるので、新設屋根板Ｃ1 の寸法誤差±ΔＷ等に迅速に対応することができ、作業効率を向上させることができる。さらに受金具Ｄの嵌合脚部１６，１６と、受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃ，８ｃとの嵌合状態を比較的強固なるものにしておくことにより、受金具Ｄは水平方向の移動のみを可能とし、上下方向においては移動しにくいものとし、ひいては極めて強固なる新設屋根Ｃの施工を行うことができる。
【００６０】
請求項２の発明は、請求項１において、前記通し下地材Ｂは、前記受金具取付ベース条８に隣接し，且つ前記載置部６から僅かに上方に膨出する固定用膨出条７が形成されてなる改修屋根としたことにより、前記通し下地材Ｂを既設スレート屋根Ａに極めて安定した状態で載置することができる。上記効果を詳述すると、前記既設スレート屋根Ａは、構造材４に対してフックボルト５により固着されたものであるが、そのフックボルト５を利用して通し下地材Ｂを既設スレート屋根Ａ上に載置することにおいて、そのフックボルト５を既設スレート屋根Ａの表面側にて締めつけている固定用ナット５ｄ等の固着具を前記固定用膨出条７内に収納することができ、通し下地材Ｂが既設スレート屋根Ａに載置されることにおいて、フックボルト５及びそのナット等の固着具に干渉されず、極めて良好なる状態で設置することができる。
【００６１】
請求項３の発明は、請求項１又は２において、前記受金具取付ベース条８は、その幅方向における両立上り側面８ｂ，８ｂは下方に向かい拡開してなる改修屋根としたことにより、受金具Ｄは受金具取付ベース条８に装着しやすい状態にできる。上記効果を上述すると、立上り側面８ｂ，８ｂを下方に向かい拡開しており、該立上り側面８ｂ，８ｂの傾斜状態がクサビ状の役目をなし、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して垂直状に押し込むことにより、前記嵌合脚部１６，１６はそのクサビ状とした両立上り側面８ｂ，８ｂによって拡開され、受金具取付ベース条８への装着が極めて行いやすくなる。すなわち、受金具Ｄを受金具取付ベース条８の上方よりほぼ垂直状に押し込むことで、簡単且つ瞬時に嵌合固着することができ、作業の効率をより一層向上させることができる。
【００６２】
請求項４の発明は、請求項１，２又は３において、前記受金具Ｄの両嵌合脚部１６，１６には、前記受金具取付ベース条８の頂部８ａに当接する支持片１６ｃ，１６ｃが形成されてなる改修屋根としたことにより、受金具Ｄを受金具取付ベース条８への垂直方向の適正位置を瞬時に設定できるし、受本体１５を安定した状態に設定することができる等の効果を奏する。
【００６３】
上記効果を詳述すると、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して垂直方向に装着しようとする場合に両嵌合脚部１６，１６が受金具取付ベース条８を挟持状態にして嵌合すると同時に、支持片１６ｃ，１６ｃが受金具取付ベース条８の頂部８ａに当接することになる。この支持片１６ｃ，１６ｃは、受本体１５を安定した状態で支持する役目をなすものである。また、支持片１６ｃ，１６ｃによる安定性と嵌合屈曲片１６ｂ，１６ｂによる受金具取付ベース条８への嵌合力とが相乗的に作用することで、受本体１５の安定且つ強固な受金具取付ベース条８への装着状態を確保することができる。
【００６４】
また、前記支持片１６ｃ，１６ｃは、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に対して押しつけるようにして装着する場合に、受金具取付ベース条８の頂部８ａに当接することで、ストッパとしての役目もなすものである。これは、受金具Ｄを受金具取付ベース条８上に垂直状に押しつけて装着しようとするときに、押付力が強すぎて、一旦嵌合した嵌合脚部１６の嵌合屈曲片１６ｂが受金具取付ベース条８の被嵌合条８ｃを通りすぎて、嵌合状態が外れてしまうことを防止できる。すなわち、支持片１６ｃ，１６ｃの存在により、嵌合脚部１６の嵌合屈曲片１６ｂをを被嵌合条８ｃに正確に嵌合させることができる。
【００６５】
請求項５の発明は、請求項２において、前記固定用膨出条７に前記フックボルト５が貫通する部位の表面には板片状の補強部材１３が配置され、該補強部材１３は、前記フックボルト５にて前記固定用膨出条７に固定されてなる改修屋根としたことにより、フックボルト５は、補強部材１３を介して固定用膨出条７を既設スレート屋根Ａ上に固定するので、前記補強部材１３により前記固定用膨出条７の表面に面接触状態で補強することができ、より一層，強固なる固定にすることができる。また、前記補強部材１３は、比較的肉厚とすることで、通し下地材Ｂの肉厚が薄いものであっても、フックボルト５と既設ナット５ｃによる締付箇所に変形や歪みが生じにくいものにすることができる。
【００６６】
請求項６は、請求項１，２，３，４又は５において、隣接する通し下地材Ｂ，Ｂ間には対向する幅方向端縁間に係止される渡し板材１０が配置されてなる改修屋根としたことにより、新設屋根Ｃの施工時においては、前記渡し板材１０が作業員のための作業用通路としたり、或いは道具のストックヤード（置き場所）にすることができる。すなわち、渡し板材１０を両通し下地材Ｂ，Ｂに長手方向に移動自在に載置することで、両通し下地材Ｂ，Ｂ間を往来する場合に作業員の安全を確保したり、或いは道具類の落下をその渡し板材１０にて受け止め、既設スレート屋根Ａを損傷することを防止できる。
【００６７】
さらに、その渡し板材１０を両通し下地材Ｂ，Ｂの長手方向に沿って移動自在であるため、新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 を葺成作業にともなって移動させることで、作業の安全を図り、且つ作業効率を向上させることができる。また、渡し板材１０を設けることにより、既設スレート屋根Ａ上の不安定な空きスペースも少なくすることができる。また、渡し板材１０を改修屋根の施工後にも残しておくことで、既設スレート屋根Ａと新設屋根Ｃとともに３層屋根構造とすることができ、防音，断熱効果を発揮することができるものである。この３層屋根構造とする場合には、前記渡し板材１０は、両通し下地材Ｂ，Ｂ間に沿ってほぼ全面的に塞ぐ状態としておく。
【００６８】
請求項７の発明は、請求項１，２，３，４，５又は６において、前記新設屋根Ｃは山形部１１，１１が所定間隔に連続する折板屋根としてなる改修屋根としたことにより、前記受金具取付ベース条８が前記載置部６及び固定用膨出条７等の他の面よりも一段高くなっているので、その受金具取付ベース条８に受金具Ｄが装着されることにより、通し下地材Ｂの他の部分から突出したフックボルト５や既設ナット５ｃ等の他の部位に干渉されることなく、新設屋根板Ｃ1 ，Ｃ1 ，…を安定した状態で、その山形部１１を受金具Ｄに取り付けてゆくことができ、ひいては良好な葺成作業にすることができる。
【００６９】
請求項８の発明は、既設スレート屋根Ａの弧状山形部１の長手方向に通し下地材Ｂの長手方向を直交させ、該通し下地材Ｂの固定用膨出条７を前記既設スレート屋根Ａの弧状山形部１箇所から突出するフックボルト５の突出部位置に合わせるとともに前記固定用膨出条７よりも一段低い位置に形成した載置部６を弧状山形部１に載置して前記フックボルト５を固定用膨出条７に貫通させて締付固定し、前記通し下地材Ｂを複数並設し、該通し下地材Ｂの幅方向両側で且つ長手方向に沿って連続する被嵌合条８ｃ，８ｃを設けた受金具取付ベース条８の前記被嵌合条８ｃ，８ｃに受金具Ｄの嵌合脚部１６，１６を嵌合し、前記受金具取付ベース条８の長手方向に直交するようにして新設屋根板Ｃ1 を配置するとともに、前記受金具Ｄの位置を新設屋根板Ｃ1 の受金具Ｄとの装着位置となるように、受金具Ｄを受金具取付ベース条８に沿って位置合わせし、新設屋根板Ｃ1 を受金具Ｄに固定し、新設屋根Ｃを葺成してなる改修屋根の改修工法としたことにより、特別な熟練技術を要することがなく、また足場、ネット張り等を必要とせずに、既設スレート屋根Ａに新設屋根Ｃを葺成することができる。
【００７０】
また、その作業も簡易且つ迅速にでき、作業効率を向上させることができる。さらに、前記通し下地材Ｂを既設スレート屋根Ａに固着するのに、補強部材１３を介してフックボルト５に締付固定することにより、そのフックボルト５による締付箇所には変形，歪等が生じにくくなり、施工精度を良好にすることができ、ひいては、通し下地材Ｂの装着がより一層強固にできる。
【００７１】
請求項９の発明は、請求項８において、前記隣接する通し下地材Ｂ間に該通し下地材Ｂの長手方向に沿って移動自在な渡し板材１０を設け、新設屋根Ｃの葺成方向に沿って、前記渡し板材１０を移動させてなる改修屋根の改修工法としたことにより、渡し板材１０を新設屋根Ｃの葺成方向とともに、移動させることで、葺成作業をより一層効率的にできる。すなわち、新設屋根Ｃの葺成方向に伴って、渡し板材１０が移動できるので、その渡し板材１０を介して隣接する通し下地材Ｂ，Ｂ間を往来でき、またその渡し板材１０上に道具等を置いておくことができるので、葺成作業を効率的にすることができるとともに、作業員の安全性の確保、及び道具類等の落下防止ができるものである。新設屋根Ｃを折板屋根とした場合に好適であり、折板屋根の葺成を極めて効率的に行うことができる。また、通し下地材Ｂは、弧状山形部１箇所から突出するフックボルト５によって、既設スレート屋根Ａ上に極めて強固に固定することができ、ひいては受金具Ｄが強固に支持されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明において新設屋根の一部を外して通し下地材，受金具及び渡し板材等が見えるようにして構造を示した斜視図
【図２】（Ａ）は本発明における改修屋根の縦断正面図
（Ｂ）は第１タイプの新設屋根板の略示図
【図３】（Ａ）は改修屋根の要部拡大断面図
（Ｂ）は（Ａ）の縦断側面図
【図４】本発明の要部斜視図
【図５】（Ａ）は受金具と該受金具が装着される通し下地材とを分離した状態の斜視図
（Ｂ）は通し下地材及び受金具の縦断側面図
【図６】（Ａ）は通し下地材に装着した受金具が長手方向に移動する構成を示す斜視図
（Ｂ）は通し下地材に装着した受金具をロック用ネジで固着した要部斜視図
（Ｃ）は通し下地材に装着した受金具をロック用ネジで固着した要部斜視図
【図７】（Ａ）は通し下地材の受金具取付ベース条の第１変形例の縦断側面図
（Ｂ）は通し下地材の受金具取付ベース条の第２変形例の縦断側面図
（Ｃ）は通し下地材の受金具取付ベース条の第３変形例の縦断側面図
【図８】（Ａ）は新設屋根板に対応して受金具の装着位置を微調整する状態の工程図
（Ｂ）は受金具の装着位置を微調整して新設屋根板を施工した状態の工程図
【図９】（Ａ）は通し下地材に装着した受金具に新設屋根板が嵌合固定されている状態の工程図
（Ｂ）は新設屋根板の山形部間寸法に合わせて受金具を受金具取付ベース条に装着しようとする工程図
【図１０】（Ａ）は受金具の位置調整を行いながら新設屋根板を嵌合して施工する工程図
（Ｂ）は位置調整した受金具に新設屋根板を施工完了した工程図
【図１１】既設スレート屋根上に通し下地材が補強部材とともに装着されようとする分解斜視図
【図１２】（Ａ）は既設スレート屋根上に通し下地材が補強部材とともに装着されようとする分解縦断側面図
（Ｂ）は渡し板材の斜視図
（Ｃ）は渡し板材の断面略示図
【図１３】既設スレート屋根上に装着された隣接する通し下地材間に渡し板材が装着された状態の斜視図
【図１４】（Ａ）は既設スレート屋根上に通し下地材を装着している工程図
（Ｂ）は通し下地材に受金具を装着している工程図
（Ｃ）は通し下地材上に新設屋根を葺成している工程図
【図１５】（Ａ）は既設スレート屋根上に通し下地材を装着している工程斜視図
（Ｂ）は通し下地材に受金具を装着した工程斜視図
（Ｃ）は通し下地材上に新設屋根を葺成している工程斜視図
【図１６】（Ａ）は隣接する通し下地材間に渡し板材が設置される工程斜視図
（Ｂ）は通し下地材間に設置された渡し板材が通し下地材の長手方向に摺動自在としていることを示す斜視図
【図１７】（Ａ）は第１タイプの受金具の変形例が使用された本発明の斜視図
（Ｂ）は第１タイプの受金具の変形例の斜視図
【図１８】（Ａ）は第２タイプの新設屋根を使用した本発明の縦断正面図
（Ｂ）は第２タイプの新設屋根に対応する受金具の斜視図
【図１９】（Ａ）は第３タイプの新設屋根を使用した本発明の縦断正面図
（Ｂ）は第３タイプの新設屋根に対応する受金具の斜視図
【図２０】（Ａ）は第４タイプの新設屋根を使用した本発明の縦断正面図
（Ｂ）は第４タイプの新設屋根に対応する受金具の斜視図
【図２１】（Ａ）は従来の施工工法であり既設スレート屋根上に設置された工事用足場にネット張りが行われている工程の略示斜視図
（Ｂ）はさらにネット上に工事用足場が設置されている工程の略示斜視図
【符号の説明】
Ａ…既設スレート屋根
Ｂ…通し下地材
Ｃ…新設屋根
Ｄ…受金具
５…フックボルト
６…載置部
７…固定用膨出条
８…受金具取付ベース条
８ａ…頂部
８ｂ…立上り側面
８ｃ…被嵌合条
１０…渡し板材
１１…山形部
１３…補強部材
１６…嵌合脚部
１６ｃ…支持片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention allows the existing slate roof to remain as it is in the roof renovation work, minimizes setup work such as temporary scaffolding and safety net installation required when working on the roof, and thus shortens the construction period. It relates to a renovated roof and its renovation method.
[0002]
[Prior art]
When refurbishing roofs, in companies, factories, parking lots, etc., dust may get trapped when removed, parts such as removed roofing boards fall, and in the case of rain, equipment, products, cars, etc. are protected. Therefore, temporary houses such as tents, tents, and covers must be set up. Furthermore, in the worst case, the operation and use of the company, factory, etc. may be temporarily suspended, and the physical and monetary loss and damage that occur during that time are extremely severe. For this reason, recently, it has become common to construct a new roof on the existing slate roof while leaving the existing slate roof as much as possible in the formation of the repaired roof.
[0003]
Thus, when forming a new roof plate on an existing slate roof that has deteriorated, attention should be paid to the following points. That is, at the time of refurbishment, the existing slate roof has already become fragile and becomes relatively easy to break. When an operator tries to work on such an existing slate roof, the slate breaks easily, which is a very dangerous work environment for the worker. Also, workers who are working inside the building are at risk of falling objects.
[0004]
Therefore, the renovation work for the existing slate roof at a high place cannot be started unless sufficient safety measures are taken so that workers do not fall even if they are placed on the existing slate. For this reason, a walking floor (plate) is required for making a scaffold for construction on the existing slate roof or netting and walking on the existing slate roof. As shown in FIGS. 21 (A) and 21 (B), the walking floor (board) is installed using the protruding bolt shaft of the existing slate roof, and the net is stretched on the installed walking floor (board). Is done.
[0005]
In addition, as described above, since the work is performed inside the building, it is preferable that the number of parts is as small as possible in order to prevent falling objects from hitting workers, equipment, products, and the like. . Furthermore, as for the metal fitting which is a part for supporting a roof board material and a wall board material, what was described in following patent document 1 is used conventionally, but such a metal fitting is used for welding etc. to a structural material. Therefore, the number of processes tends to increase.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-107517 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, when forming a new roof with the existing slate roof remaining, the main building of the existing slate roof, structural materials such as the trunk edge, and hook bolts fixing the existing slate roof are used as much as possible. ing. First of all, as a problem when constructing a temporary scaffold for the construction of a new roof, a special contractor was involved in the construction separately from the repair contractor. Therefore, while the temporary scaffolding is being constructed, the original new roof cannot be repaired, and a longer construction period is required.
[0008]
Such temporary scaffolds require extremely specialized skills and are too burdensome for refurbishment contractors. Moreover, an operator will work toward the existing slate roof 20-40 cm below a scaffold, and the workability | operativity is very inferior. While the temporary scaffolding is being constructed and repaired, workers may be placed on the existing slate roof, and the slate may break and fall into the building. Protective measures are also required on the indoor side to prevent danger. Next, as for the problem when installing a net, a specialist other than the refurbishment contractor will perform the same as the construction of the temporary scaffold described above. The construction period of the renovation work was even longer.
[0009]
In the renovation work, even if there is a net, it is extremely dangerous for an operator to get on the slate, so it is necessary to install a walking floor (board) in the flow direction on the net and in the direction perpendicular thereto. When the construction of the part is completed, it is necessary to remove the walking floor (board) that has been installed, and to install the walking floor (board) at the next construction site. Also, in order to prevent workers' feet from being placed on the slate during the net work or renovation work, and to prevent the slate from cracking and falling, a protective measure is also required on the indoor side of the building. Need a professional contractor.
[0010]
Furthermore, when using a metal fitting like the said patent document 1, it becomes a fixing means which welds this metal fitting to a structural material, or uses fixing tools, such as a volt | bolt. For this reason, once a fixed metal fitting cannot be easily removed, the building boards that make up the roof, walls, etc. may have slight dimensional errors. An error may occur in the position, and the construction efficiency is reduced due to this. The purpose of the present invention is to perform the repair work quickly and efficiently by minimizing the temporary scaffolding and net installation work other than the roof repair contractor when repairing the existing slate roof. In turn, this is to shorten the construction period.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, as a result of intensive studies and researches, the inventor has found that the present invention has an existing slate roof having a cross-sectional wave shape, a continuous gate shape in the longitudinal direction, and both sides in the width direction. A through base material comprising a receiving bracket mounting base strip formed with a mating strip and a substantially flat mounting portion formed at a lower end portion in the width direction of the receiving bracket mounting base strip; A receiving bracket having a fitting leg that is fitted to both the fitting strips of the base strip, and a new roof formed on the through base material through the receiving bracket. It is fixed through a hook bolt of a slate roof, and the receiving bracket is fitted with a desired position with respect to the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip, and the modified roof and its repairing method are used to repair the roof. Leave the existing slate roof in construction Rutotomoni, temporary scaffold, to minimize the setup construction of such safety net-covered, thus it is possible to shorten the construction period, it is obtained by solving the above-mentioned problems.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. First, the structure of the modified roof will be described. 1 and 2 show the structure of a modified roof according to the present invention. The existing slate roof A has a slate or the like, and the cross-sectional shape thereof is formed in a substantially sine curve waveform, and actually a plurality of slate roof materials A1, A1, ... are composed. Here, in the existing slate roof A, the upper side from the center in the height direction is referred to as an arc-shaped mountain portion 1, and the lower side is referred to as an arc-shaped valley portion 2. As shown in FIG. 3, the existing slate roof A is fixed by hook bolts 5, 5,... Fixed at two arc-shaped valley portions on a structural material 4 such as a purlin.
[0013]
Specifically, the structural material 4 is a section steel material having a substantially “C” -shaped section or a substantially “L” -shaped section such as angle steel, but a lip groove steel or the like is also used. Sometimes. As shown in FIG. 3, the hook bolt 5 is substantially J-shaped, and is composed of a bolt shaft portion 5a, a hook portion 5b, and an existing nut 5c. Then, the hook portion 5b is hooked on the lower edge portion of the structural material 4 made of angle shaped steel or the like, and the shaft upper end portion of the bolt shaft portion 5a passes through the top portion of the arcuate mountain portion 1 of the existing slate roof A, The slate roof material A is tightened by the existing nut 5c from the top side of the arcuate chevron 11Is fixed to the structural member 4.
[0014]
Next, the through base material B serves as a support member for forming a new roof C above the existing slate roof A, as shown in FIGS. The through base material B is a member that is long along the longitudinal direction, and is composed of a receiving bracket mounting base strip 8, a mounting portion 6, and a fixing bulging strip 7. First, the bracket mounting base strip 8 is a bulging strip having a substantially gate-shaped cross section that is continuous in the longitudinal direction, and is a portion to which a bracket D described later is mounted.
[0015]
As shown in FIGS. 3 to 6 and the like, the bracket mounting base strip 8 has rising side surfaces 8b, 8b formed downward from both sides in the width direction of the top portion 8a, and the mounting portion 6 from the lower end of one rising side surface 8b. Is continuously formed, and the lower end of the other rising side surface 8b is continuously formed on a fixing bulge 7 described later. Further, mating strips 8c and 8c are formed on the rising side surfaces 8b and 8b. The to-be-fitted strips 8c and 8c serve as portions for fitting and fixing the receiving bracket D to the receiving bracket mounting base strip 8. The fitted strips 8c and 8c are formed in a groove shape that is continuous along the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8.
[0016]
The cross-sectional shape of the mating strip 8c in the direction perpendicular to the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8 is substantially "F" -shaped or "<"-shaped, and is compatible with the top portion 8a and ascending side surfaces 8b, 8b. It is formed so as to be recessed inward of the gate shape formed by. Each of the mating strips 8c is formed at a substantially central position in the height direction of the rising side surfaces 8b, 8b, but is formed closer to the top portion 8a or closer to the lower end of the rising side surface 8b as required. Sometimes it is done.
[0017]
Furthermore, the cross-sectional shape in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8 is formed in an inclined shape so that the compatible upside surfaces 8b, 8b expand toward the lower side so as to have a substantially trapezoidal gate shape. Has been. That is, each rising side surface 8b, 8b is formed to be inclined outward and downward so as to form a substantially trapezoidal gate cross section.
[0018]
FIG. 7 shows a modified example of the bracket mounting base strip 8, and each has a different cross-sectional shape. FIG. 7 (A) is a first modified example, and the fitted strips 8c, 8c are shown in FIG. Is formed so as to protrude outward in a trapezoidal gate shape in cross section. FIG. 7B shows a second modification in which rising side surfaces 8b, 8b on both sides in the width direction of the bracket mounting base strip 8 are formed substantially vertically. The cross-sectional shape is formed in a square shape such as a square or a rectangle, and the mating strips 8c and 8c are recessed inward, but may be protruded outward. Further, FIG. 7C is a third modified example in which a portion near the top 8a of the substantially trapezoidal gate-shaped mounting bracket mounting base strip 8 is formed so as to protrude on both sides in the width direction. A bent portion formed between the bulging portion in the vicinity of 8a and the rising side surfaces 8b and 8b is used as the fitted strips 8c and 8c.
[0019]
As described above, the mounting portion 6 and the fixing bulge 7 are continuously formed on the lower ends of the rising side surfaces 8b, 8b on both sides in the width direction of the bracket mounting base strip 8. The mounting portion 6 is formed so as to be at the lowest position with respect to the height direction of the bracket mounting base strip 8. A fixing bulge 7 is formed adjacent to the bracket mounting base strip 8 and slightly bulging upward from the mounting portion 6 described above. The height of the fixing bulging strip 7 is lower than that of the bracket mounting base strip 8, but is higher than the height of the mounting portion 6.
[0020]
Furthermore, a mounting portion 6 is formed at an end portion in the width direction of the bulging strip 7 for fixing and at an end portion on the opposite side to the side on which the receiving bracket mounting base strip 8 is formed. That is, as shown in FIG. 3 (B) or FIG. 5 (A), (B), etc., in the width direction of the through base material B, there are a receiving bracket mounting base strip 8 and a fixing bulging strip 7 at the center. The mounting portions 6 and 6 are formed on both sides in the width direction of the central portion formed by the receiving metal mounting base strip 8 and the fixing bulging strip 7.
[0021]
The mounting portion 6 is formed in a substantially flat shape, and serves as a stepping foot when performing a construction work for a new roof C described later, and serves as a work passage. The mounting portion 6 and the fixing bulging strip 7 are arranged in parallel, and the boundary between the mounting portion 6 and the fixing bulging strip 7 is stepped as described above.
[0022]
As shown in FIG. 3 (B), the fixing swell 7 covers an existing nut 5c for fastening a bolt shaft portion 5a of a hook bolt 5 protruding from the top of the arcuate chevron 1 of the existing slate roof A. It is a part that plays a role of storing. That is, even if the existing nut 5c is mounted on the top of the arcuate chevron 1, the mounting portions 6 and 6 described above are configured such that the fixing nut 7c accommodates the existing nut 5c. It is in contact with the top of the arc-shaped chevron 1 in a substantially surface contact state and is placed in an extremely stable state.
[0023]
Further, the mounting portion 6 is formed on only one rising side surface 8b on the one side of the bracket mounting base strip 8 and is mounted on one side in the width direction of the fixing bulging strip 7 although not particularly shown. The portion 6 may not be formed, and conversely, the placement portion 6 is formed only on one side of the fixing bulge 7, and the placement portion 6 is formed on the receiving metal mounting base strip 8 side. Sometimes not. That is, there is a type in which the fixing bulge 7 and the mounting portion 6 are formed one by one. Furthermore, as described above, the placement unit 6 is capable of walking as described above in the width direction, and the width is also suitable for walking and is preferably about 300 mm to 1 m. However, it is not necessarily limited to this dimension, and the dimension may be appropriately set according to the situation of the existing slate roof A at the site.
[0024]
Further, as shown in FIGS. 11, 12A, etc., rising side pieces 6a, 6a are formed at both ends in the width direction of the through base material B, that is, at the outer ends of the mounting portions 6, 6. At the upper ends of the rising side pieces 6a, 6a, a bent edge 6a that is horizontally inward1, 6a1Is formed. The rising edge pieces 6a, 6a can be locked with a locking edge 10b at the end in the width direction of the transfer plate member 10 to be described later. The rising side pieces 6a, 6a also have various shapes.
[0025]
A plurality of through holes 7a, 7a,... For fixing are formed in the bulging strip 7 for fixing the through base material B at appropriate intervals along the longitudinal direction [FIGS. (See (A) etc.)]. The fixing through holes 7a, 7a,... Are portions through which the bolt shaft 5a of the hook bolt 5 protruding from the top of the arcuate mountain-shaped portion 1 of the existing slate roof A passes. The fixing through holes 7a, 7a,... Are formed to be slightly larger than the diameter of the bolt shaft portion 5a, and the through base material B is placed on the existing slate roof A in the state where the through base material B is placed. Fine adjustment of the placement position can be performed.
[0026]
Specifically, when the bolt shaft portion 5a of the hook bolt 5 of the existing slate roof A is usually about 8 mm, the diameter of the fixing through hole 7a is about 30 mm. In addition, a reinforcing member 13 is attached between the through base material B and the existing nut 5c for fastening the hook bolt 5 as shown in FIGS. The reinforcing member 13 is thicker than the through base material B and is not easily deformed. The reinforcing member 13 also serves as a washer. That is, it is formed larger than the hole diameter of the fixing through-hole 7a and stabilizes the sitting of the fixing nut 5d for fixing the through base material B to the existing slate roof A.
[0027]
As shown in FIG. 11, the reinforcing member 13 is formed in accordance with the cross-sectional shape at the place of the placing portion 6 of the through base material B and the fixing bulging strip 7, and on the one end side of the face plate portion 13 a, A drooping piece 13b is formed which can be brought into contact with the vertical surface of the fixing bulge 7 and the mounting portion 6. The face plate portion 13a has a tightening hole 13a through which the bolt shaft portion 5a of the hook bolt 5 passes.1Is formed.
[0028]
As shown in FIGS. 13, 14 (A), (B), 15 (A), (B), the through base material B has a longitudinal direction of each arcuate chevron 1 of the existing slate roof A. It is placed over a plurality of arc-shaped mountain-shaped portions 1, 1,... Of the existing slate roof A so that the longitudinal direction is orthogonal (including substantially orthogonal). In this way, the plurality of through base materials B, B,... Are arranged side by side on the existing slate roof A. The through base material B protrudes from the top of the arc-shaped chevron 1 of the existing slate roof A and is fastened and fixed by the fixing nut 5d using the bolt shaft 5a of the hook bolt 5 [FIG. 12 (A), See FIG. 13B]. At this time, as described above, the reinforcing member 13 is disposed between the base material B and the fixing nut 5d.
[0029]
Next, the passing plate material 10 is arranged in a bridging manner at a location adjacent to the through base materials B, B,... Arranged side by side on the existing slate roof A. As shown in FIG. 13, the transfer plate member 10 has locking end edges 10 b and 10 b that are locked to the width direction end portions of the through base material B on both sides of the transfer main plate 10 a in the width direction. Further, a flat bulging strip 10a is provided at a substantially central portion of the transfer main plate 10a.1Is formed, and the flat bulging strip 10a1Thus, the transfer main plate 10a is reinforced.
[0030]
The shape of the locking edge 10b is substantially gate-shaped in cross section, and is locked so as to cover the rising side pieces 6a, 6a of the through base material B. Outer edge 10b of the locking edge 10b1May be formed in a U-shape that is substantially gate-shaped, but further on the inner side (the flat bulging strip 10a).1It is even more preferable that it is slightly inclined toward the forming side. There are various other shapes of the locking end edge 10b, and the shape is matched with the shape of the rising side piece 6a of the through base material B. Specifically, there are various shapes such as a folding type, a fitting type, and an insertion type.
[0031]
Further, the transfer plate member 10 is movable between the adjacent through base materials B and B along the longitudinal direction. That is, the transfer plate material 10 can move together with the direction in which the new roof C constructed on the through base material B is formed. Then, at the final position of the laying operation of the new roof C, the transfer plate material 10 is removed from the adjacent through base materials B, B. That is, at the completion of the formation of the new roof C, the transfer plate material 10 does not exist on the modified roof. However, the transfer plate 10 may be left with the new roof C as it is without being removed when the new roof C is completely formed.
[0032]
Next, the new roof C has a plurality of new roof panels C.1, C1, ... The new roof panel C1There are various types. First, the first type is a folded plate type as shown in FIGS. 2A and 2B, and trapezoidal chevron portions 11 are formed on both sides of the flat bottom portion 12 in the width direction. Has been. As shown in FIG. 2 (B), each chevron 11 is formed with side surfaces 11a, 11a that are inclined from both sides in the width direction of the chevron top surface 11c, and is fitted and bent to both side parts 11a, 11a. Portions 11b and 11b are formed. The both side surface portions 11a, 11a are arranged so as to have a substantially “C” shape so as to expand downward.
[0033]
Moreover, the side part 11a of the outer side of each mountain-shaped part 11 is formed short, and the fitting bending part 11b is formed in the lower end. Further, there is a structure in which the fitting bent portion 11b is not formed, such as the right mountain portion 11 in FIG. The mountain-shaped top surface portion 11c is formed in a substantially flat triangular mountain shape. The fitting bent portion 11b is formed so as to be recessed inwardly of the mountain-shaped portion 11 at an appropriate position of the side surface portion 11a of the mountain-shaped portion 11, and has a groove shape along the longitudinal direction of the mountain-shaped portion 11. Is formed.
[0034]
Alternatively, although not particularly illustrated, the fitting bent portion 11 b may be formed on the side surface portion 11 a so as to protrude outward from the chevron portion 11. The cross-sectional shape of the fitting bent portion 11b is formed in a substantially “F” shape, a “lateral V” shape, etc., and it is easy to fit, and once fitted, the fitting state can be maintained firmly. What can be done is preferred. And the adjacent new roof plate C1, C1Are joined to each other by being overlapped with each other, and the fitting bent portions 11b and 11b are connected to each other. Further, as shown in FIGS. 2 (A), 3 (A), 3 (B), etc., the fitting bent portions 11b, 11b of the superposed chevron portions 11, 11 are received by a receiving body 15 of a receiving bracket D described later. Is supported by fitting.
[0035]
Next, the new roof panel C1As shown in FIG. 18, the second type of the adjacent new roof plate C1, C1Are formed into a polymerization type in which the chevron portions 11 are polymerized. The cross-sectional shape of the mountain-shaped portion 11 is formed in a substantially trapezoidal shape, and the overlapping portion between the mountain-shaped portions 11, 11 is supported by the metal fitting D. Next, the new roof panel C1The third type is a clamping type as shown in FIG. In this third type, the adjacent new roof panel C1, C1The lower collar part 11d to the Yamagata part 11, 111And upper collar part 11d2And a new roof panel C adjacent to each other1, C1The lower collar 11d1And upper collar part 11d2It is connected by tightening. Also, the lower collar part 11d1And upper collar part 11d2And the receiving bracket D are connected to each other through a clamping hanger 14a fixed to the receiving bracket D.
[0036]
Next, the new roof panel C1As shown in FIG. 20, the fourth type of the adjacent new roof plate C1, C1The fitting cap material 11f is used for the connection between the chevron portions 11, 11. The fitting cap material 11f has fitting protrusions 11f on both sides in the width direction.1, 11f1Is formed. Both new roof panels C1, C1,... Are arranged between the fitting bent portions 11e, 11e facing each other, and the fitting bent portions 11e, 11e are fixed to the metal fitting D by the fitting suspension 14b. . And the adjacent new roof plate C1, C1Fitting bent portions 11e and 11e are formed at the tops of the both mountain shaped portions 11 and 11, and the fitting protrusions 11f of the fitting cap material 11f are formed on the fitting bent portions 11e and 11e.1, 11f1Are fitted so as to fit, and a folded-type roof is formed.
[0037]
Next, there are a plurality of types of receiving brackets D. First, it is comprised from the receiving main body 15 and the fitting leg parts 16 and 16, Comprising: The receiving main body 15 is formed with the body rising parts 15b and 15b from the width direction both sides of the flat support top part 15a. . Further, as shown in FIGS. 5 and 6 and the like, fitting tongues 15c and 15c are formed on the support top 15a. The fitting tongues 15c, 15c are formed on the new roof plate C as shown in FIGS.1Are fitted with the fitting bent portions 11b, 11b of the new roof plate C1Is fixed to the bracket D. Further, although not particularly shown, the two main body rising portions 15b and 15b are substantially vertical, but may be substantially “C” -shaped so that they slightly open toward the bottom.
[0038]
As shown in FIGS. 5A and 5B, the fitting D is formed with two fitting legs 16, 16 as a pair that is symmetrical. The fitting legs 16 and 16 serve to fit and fix the receiving bracket D to the through base material B. That is, the fitting legs 16 and 16 are fitted so as to sandwich the bracket mounting base strip 8 in the width direction. Each fitting leg portion 16 includes a fitting leg piece 16a and a fitting bent piece 16b. Both fitting leg pieces 16a, 16a are expanded so as to be separated from each other as they go downward of the metal fitting D, and have a substantially “C” shape.
[0039]
And the fitting bending piece 16b, 16b is formed in the substantially intermediate | middle location of the height direction of both fitting leg pieces 16a, 16a. The fitting bent piece 16b is a part that fits into the fitting strip 8c of the bracket mounting base strip 8. The cross-sectional shape of the fitting bent piece 16b is a shape corresponding to the shape of the fitting strip 8c of the bracket mounting base strip 8, and as shown in FIG. Alternatively, it is formed in a “<” shape. The fitting leg piece 16 a has a plurality of modified examples based on the cross-sectional shape of the receiving bracket mounting base strip 8.
[0040]
In the first modification, the fitting bent piece 16b protrudes outward in the width direction of the metal fitting D, as shown in FIG. This first modified example corresponds to the fitting strips 8c, 8c projecting outward in the width direction of the bracket mounting base strip 8. Further, in the second modified example, as shown in FIG. 7B, both fitting leg pieces 16a, 16a are formed in a vertical shape and in parallel to each other. In the second modified example, the coexisting ascending side surfaces 8b and 8b of the bracket mounting base strip 8 are also formed vertically. Further, as shown in FIG. 7C, the third modified example is one in which both fitting bent pieces 16b and 16b are bent at the lower end portions of the fitting leg pieces 16a and 16a. In this third modified example, as shown in FIG. 7C, the fitting strips 8c, 8c of the bracket mounting base strip 8 have the top of the bracket mounting base strip 8 bulged to the left and right sides in the width direction. It has a shape.
[0041]
The receiving body 15 has body rising parts 15b and 15b formed from both sides of the support top part 15a in the width direction, and the fitting leg parts 16 and 16 are formed at the lower ends of the both body rising parts 15b and 15 respectively. Fitting tongues 15c and 15c are formed from two opposing other sides other than the side where the main body rising portions 15b and 15b of the support top 15a are formed. As shown in FIG. 6A, the fitting tongue pieces 15c and 15c protrude along the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip 8 with the receiving bracket D mounted on the receiving bracket mounting base strip 8. It is supposed to be.
[0042]
In addition, the receiving body 15 is a new roof plate C1There is a kind corresponding to the type of. The first type of new roofing board C1On the other hand, as described above, the fitting tongues 15c and 15c are formed on the support top 15a. Next, the second type of new roof panel C1As shown in FIG. 18 (B), the receiving body 15 corresponding to is a bolt shaft 15d planted on the support top 15a, and the tip of the bolt shaft 15d is pointed. In this way, the top portions of the chevron portions 11 and 11 that are simply overlapped are penetrated by being pierced by the bolt shaft 15d, and the top portions of the chevron portions 11 and 11 that are overlapped by the nut are tightened.
[0043]
Next, the third type of new roof plate C1As shown in FIG. 19 (B), the receiving body 15 corresponding to is configured so that the tightening hanger 14a can be disposed and fixed at substantially half of the support top 15a. Further, support protrusions 15e and 15e are formed so that the remaining range has the same height as the base washer of the tightening hanger 14a, and the newly installed roof plate is formed by the support protrusions 15e and 15e. C1It is the structure which supports the top part. Next, the fourth type new roof panel C1As shown in FIG. 20 (B), the receiving body 15 corresponding to is configured such that a fitting suspension 14b can be disposed and fixed to the support top 15a, and the support top 15a is fitted to the support top 15a. A bolt shaft 15d for fixing the combined suspension 14b is planted.
[0044]
The receiving body 15 and the fitting legs 16 and 16 of the receiving metal D described above are integrally formed of a metal material. And the lower end of both the main body rising parts 15b and 15b of the receiving main body 15 and both the fitting leg parts 16 and 16 are continuing via the support pieces 16c and 16c. The support pieces 16c, 16c are flat face plate pieces formed so as to be substantially horizontal from the lower ends of the main body rising portions 15b, 15b, and when the receiving bracket D is mounted on the receiving bracket mounting base strip 8. In addition, the support piece 16c is in contact with the top 8a and serves to place the receiving body 15 in a stable state in contact with the top 8a. The support pieces 16c, 16c serve as stoppers or restricting portions that contact the top 8a of the bracket mounting base strip 8 when mounting the bracket D against the bracket mounting base strip 8. Also plays a role.
[0045]
In particular, the distance between the position of the support piece 16c of the metal fitting D and the fitting bent piece 16b is made to almost exactly match the distance between the top 8a of the metal fitting mounting base article 8 and the article 8c to be fitted. Thus, the support pieces 16c and 16c can serve not only as a stopper but also as a stabilizing member that constitutes an accurate fitting state between the fitting bent piece 16b and the fitting strip 8c. Note that, after the fitting D is fixedly fitted to the fitting mounting base strip 8, a locking screw 17 such as a drill screw is fastened to the fitting legs 16 and 16 locations, and the bracket D is attached to the bracket mounting base strip. 8 may be firmly fixed. The locking screw 17 is fixed to the fitting leg 16a and the bracket mounting base strip 8 (see FIG. 6B), or to the support strip 16c and the bracket mounting base strip 8 (see FIG. 6C). .
[0046]
In addition, as a modified example of the first type of the bracket D, the new roof plate C of the first type is used.1As shown in FIG. 17B, the receiving body 15 is formed in a trapezoidal mountain shape with a support top 15a and both body rising parts 15b, 15b, and both the body rising parts 15b, 15b. Two sets of fitting legs 16, 16 are formed at the lower end of each. Specifically, a pair of symmetrical fitting legs 16 and 16 are formed at the lower end of each main body rising portion 15b. The fitting bent pieces 16b and 16b constituting the fitting leg portions 16 and 16 are formed at the front and rear end portions of the support piece 16c formed at the lower end of the main body rising portion 15b. The support piece 16c is formed in a substantially strip shape, and is substantially horizontal and flat.
[0047]
[Action]
Next, the construction of the modified roof will be described with reference to FIGS. First, as shown in FIGS. 14A and 15A, the longitudinal direction of the through base material B is orthogonal to the longitudinal direction of the arcuate mountain-shaped portion 1 of the existing slate roof A, and the through base material B is fixed. The bulging strip 7 is aligned with the position of the bolt shaft portion 5a of the hook bolt 5 protruding from the top portion of the arc-shaped chevron 1 of the existing slate roof A and is formed at a position one step lower than the fixing bulging strip 7. The placing portion 6 is placed on the top of the arcuate chevron 1. At this time, the existing nut 5c at the top of the arcuate chevron 1 fits in the back side of the fixing bulge 7 (see FIGS. 3B and 12A).
[0048]
Next, as shown in FIGS. 13, 14B and 15B, the bolt shafts 5a, 5a,... Of the hook bolts 5, 5,. .. Are passed through the holes 7a, 7a,... And fastened with fixing nuts 5d, 5d,..., And a plurality of base materials B, B,. At this time, the reinforcing member 13 may be disposed on the surface of the fixing bulge 7 and fixed with the hook bolt 5 together with the reinforcing member 13. Then, a plurality of brackets D, D,... Are mounted on the bracket mounting base strip 8 of the through base material B. Next, as shown in FIGS. 14C and 15C, a new roof C is formed on the through base materials B, B,.
[0049]
At this time, as shown in FIG. 9, FIG.1The new roof panel C1Between the angle portions 11, 11 (the dimension W between the angle portions)C), It is preferable to mount and arrange a plurality of brackets D, D,... On the bracket mounting base strip 8. However, each new roof panel C1Is the dimension W between the chevronCIn general, a dimensional error ± ΔW may occur. In addition, the new roof plate C is also used in the bracket D.1Dimension W between chevronCWhen the bracket is mounted on the bracket mounting base strip 8 in accordance withCPitch interval P when mounting brackets D and D are fitted to matchDIn addition, a pitch error ± ΔP may occur.
[0050]
At this time, as shown in FIG. 6 (A), FIG. 8 (A), (B), etc., the receiving bracket D has its fitting leg portions 16 and 16 at the fitting strip 8c of the receiving bracket mounting base strip 8. , 8c is forcibly moved along the longitudinal direction, and the position is finely adjusted so that the pitch error ± ΔP or the dimensional error ± ΔW is eliminated. Fine adjustment of the position of the receiving bracket D by forcibly moving the receiving bracket D in the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip 8 is performed by using a tool such as a hammer to place the receiving bracket D substantially horizontally along the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip 8. It may be carried out by hitting it little by little in the direction, but it may be forcibly moved by pushing both the fitting legs 16 and 16 with the hands of the worker.
[0051]
As shown in FIGS. 16A and 16B, a transfer plate member 10 is arranged between the adjacent through base materials B and B so as to be movable along the longitudinal direction of the through base material B. According to the direction in which the new roof C is formed, the transfer plate 10 can be moved. As shown in FIG. 14, the placement portions 6 and 6 for the through base material B can be used for various operations such as use as walking paths for workers. The transfer board 10 can be used as a tool stock yard. As a result, work efficiency can be improved.
[0052]
In addition, when the existing slate roof A is provided with a gradient, the new roof C also has a gradient. In such a case, the through base material B is formed on the fixing bulge 7. The bracket mounting base strip 8 is always installed on the existing slate roof A so as to be closer to the water side of the gradient. However, the present invention is not necessarily limited to this, and it may be installed on the existing slate roof A so that the bracket mounting base strip 8 is closer to the water side.
[0053]
【The invention's effect】
The invention according to claim 1 is an existing slate roof A having a corrugated cross section, and a bracket mounting base having a substantially gate-shaped cross section and continuous along the longitudinal direction, and formed with mated strips 8c and 8c on both side surfaces in the width direction. A through base material B comprising a strip 8 and a substantially flat mounting portion 6 formed at the lower end portion in the width direction of the bracket mounting base strip 8 and both mating strips of the bracket mounting base strip 8 8c, 8c, comprising a receiving bracket D having fitting legs 16 and 16 and a new roof C formed on the through base material B via the receiving bracket D, and the through base material B Is fixed through the hook bolt 5 of the existing slate roof A, and the receiving bracket D is a modified roof that is fitted and fixed at a desired position in the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip 8. First, it is newly installed on the existing slate roof A without the need for scaffolding, nets, etc. It roots C can be 葺成, new shingle C Second1It is possible to install the metal fitting D corresponding to the size of the machine, improve the work efficiency, and do not require special skill in construction.
[0054]
In detail, the through base material B is disposed on the existing slate roof A. At this time, the through base material B is used as a substitute for the scaffold. In particular, since the placement portions 6 and 6 are in contact with the top of the arcuate mountain-shaped portion 1 of the existing slate roof A, the placement portions 6 and 6 are stable and can be used as a passage. It is possible to ensure the safety of workers when constructing the new roof C, and to improve the work efficiency. Further, the through base material B is formed so that the mounting portions 6 and 6 are formed in a substantially wide plate shape, and the longitudinal direction of the mounting portion 6 is installed in a large number of the arcuate chevron portions 1, 1,. It is in a state of being in surface contact with the existing slate roof A and having extremely high stability.
[0055]
Thus, in the present invention, the through base material B not only serves as a support portion for the new roof C, but also serves as a temporary scaffold during construction, netting, and the like. Therefore, there is no need for a special supplier such as temporary scaffolding and netting, and setup work such as temporary scaffolding and netting can be completely eliminated or minimized. Roof renovation work can be performed, and the construction period can be shortened.
[0056]
Further, the through base material B is attached by using the hook bolt 5 constituting the existing slate roof A, and the structural material 4 is usually located at the position of the hook bolt 5. As a result, the through base material B is indirectly supported by the structural material 4, and the through base material B is supported extremely firmly, and the new roof C is also extremely strong and durable. It can be a sexual thing.
[0057]
Furthermore, the receiving bracket D has fitting legs 16, 16, and the fitting legs 16, 16 are fitted to the receiving bracket mounting base strip 8 formed in the base material B through the fitting legs 16, 16. It is fitted to the strips 8c and 8c. Moreover, the mated strips 8c and 8c are formed continuously along the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8, and the bracket D includes the mating legs 16 and 16 and the mated strip. 8c and 8c can be moved in a sliding state along the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8, and can be fitted at a desired position by the fitting force of the fitting legs 16 and 16 of the bracket D. Can be fixed.
[0058]
As a result, a new roof plate C to be formed into the through base material B1Dimension W between chevronCThere is a dimensional error ± ΔW, or the pitch interval P between the support points by the bracket DDWhen a pitch error ± ΔP occurs, the position of the bracket D is forced along the longitudinal direction of the bracket mounting base strip 8 by hitting it little by little using a tool such as a hammer. By moving to the position and finely adjusting the position of the bracket D, the bracket D can be set at an appropriate position. New roof plate C1Dimension W between chevronCAnd the pitch interval P between the brackets D and D to be mounted on the bracket mounting base strip 8DAre installed so as to be in an appropriate positional relationship, and the new roof panel C1Can be constructed.
[0059]
As described above, the mounting bracket D can be mounted on the mounting bracket mounting base strip 8 very easily in the field and the position can be finely adjusted as appropriate.1Can be dealt with quickly, and work efficiency can be improved. Furthermore, by fitting the fitting legs 16, 16 of the metal fitting D with the fitting items 8 c, 8 c of the metal fitting mounting base article 8, the metal fitting D can be moved in the horizontal direction. It is possible to perform the construction of the new roof C, which can be moved only in the vertical direction and is difficult to move in the vertical direction.
[0060]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the through base material B is adjacent to the receiving bracket mounting base strip 8 and is slightly bulged upward from the mounting portion 6. By using the modified roof formed by forming the through base material B, it can be placed on the existing slate roof A in an extremely stable state. The above-described effect will be described in detail. The existing slate roof A is fixed to the structural material 4 with hook bolts 5, and the base material B is passed through the existing slate roof A using the hook bolts 5. , The fixing member such as the fixing nut 5d, which fastens the hook bolt 5 on the surface side of the existing slate roof A, can be accommodated in the fixing bulge 7 and is passed through. When the material B is placed on the existing slate roof A, the material B can be installed in a very good state without being interfered with the hook bolt 5 and the fixing tool such as its nut.
[0061]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the receiving bracket mounting base strip 8 is a modified roof in which the compatible upward side surfaces 8b and 8b in the width direction are expanded downward. The bracket D can be easily attached to the bracket mounting base strip 8. As described above, when the rising side surfaces 8b and 8b are expanded downward, the inclined side surfaces 8b and 8b have a wedge-like function, and the bracket D is connected to the bracket mounting base strip 8. By pushing in vertically, the fitting legs 16 and 16 are expanded by the wedge-shaped compatible rising side surfaces 8b and 8b, and it is very easy to mount the brackets on the receiving bracket mounting base strip 8. That is, by pushing the bracket D in a substantially vertical shape from above the bracket mounting base strip 8, it is possible to easily and instantly fit and fix the bracket, thereby further improving the work efficiency.
[0062]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first, second, or third aspect, the support pieces 16c, 16c that contact the top portion 8a of the receiving bracket mounting base strip 8 are provided on both fitting legs 16, 16 of the receiving bracket D. Since the modified roof is formed, it is possible to instantaneously set the vertical position of the receiving bracket D to the receiving bracket mounting base strip 8, and to set the receiving body 15 in a stable state. There is an effect.
[0063]
The above effect will be described in detail. When the bracket D is to be mounted in the vertical direction with respect to the bracket mounting base strip 8, the fitting legs 16 and 16 are fitted with the bracket mounting base strip 8 sandwiched therebetween. At the same time, the support pieces 16c, 16c come into contact with the top 8a of the bracket mounting base strip 8. The support pieces 16c and 16c serve to support the receiving body 15 in a stable state. Further, the stability by the support pieces 16c and 16c and the fitting force to the fitting mounting base strip 8 by the fitting bent pieces 16b and 16b act synergistically, so that the receiving body 15 can be mounted stably and firmly. The mounting state to the base strip 8 can be ensured.
[0064]
The support pieces 16c and 16c are used as stoppers by contacting the top 8a of the bracket mounting base strip 8 when mounting the bracket D against the bracket mounting base strip 8. It also plays a role. This is because when the metal fitting D is pressed onto the metal fitting mounting base strip 8 in a vertical manner and the fitting force is too strong, the fitting bent piece 16b of the fitting leg 16 once fitted is received. It is possible to prevent the fitting state from being removed by passing through the fitting strip 8c of the bracket mounting base strip 8. That is, the presence of the support pieces 16c, 16c allows the fitting bent piece 16b of the fitting leg 16 to be accurately fitted to the fitting strip 8c.
[0065]
  According to a fifth aspect of the present invention, in the second aspect, a plate-like reinforcing member 13 is disposed on the surface of the portion where the hook bolt 5 penetrates the fixing bulge 7, and the reinforcing member 13 is By using the modified roof that is fixed to the fixing bulging strip 7 with the hook bolt 5, the hook bolt 5 fixes the fixing bulging strip 7 on the existing slate roof A via the reinforcing member 13. Therefore, the reinforcing member 13 can reinforce the surface of the fixing bulge 7 in a surface contact state, and can be further fixed firmly. In addition, since the reinforcing member 13 is relatively thick, even if the through base material B is thin, deformation or distortion is unlikely to occur in the tightened portion by the hook bolt 5 and the existing nut 5c. Can be a thing.
[0066]
A sixth aspect of the present invention is the modification of the first, second, third, fourth, or fifth aspect, wherein the passing plate member 10 is disposed between the adjacent through base materials B and B so as to be locked between the opposite edges in the width direction. By using the roof, when the new roof C is constructed, the transfer plate material 10 can be used as a work passage for workers, or can be used as a tool stockyard. That is, by placing the transfer plate material 10 on the both through base materials B and B so as to be movable in the longitudinal direction, it is possible to ensure the safety of the worker when traveling between the two through base materials B and B, or the tools. It is possible to prevent the existing slate roof A from being damaged by receiving the falling of the kind with the transfer plate material 10.
[0067]
Further, since the passing plate material 10 is movable along the longitudinal direction of the base materials B and B, the newly installed roof plate C1, C1It is possible to improve the work efficiency and improve the work safety by moving the machine with the generation work. In addition, by providing the transfer plate member 10, an unstable empty space on the existing slate roof A can be reduced. Moreover, by leaving the transfer board material 10 after the construction of the repaired roof, it is possible to form a three-layer roof structure together with the existing slate roof A and the new roof C, and to exhibit soundproofing and heat insulation effects. . In the case of this three-layer roof structure, the transfer plate material 10 is in a state of being almost entirely closed along the space between the two base materials B and B.
[0068]
The invention of claim 7 is that in claim 1, 2, 3, 4, 5 or 6, the new roof C is a modified roof in which the mountain-shaped portions 11, 11 are folded plate roofs that are continuous at a predetermined interval. Since the receiving bracket mounting base strip 8 is one step higher than other surfaces such as the mounting portion 6 and the fixing bulging strip 7, the receiving bracket D is mounted on the receiving bracket mounting base strip 8. Thus, the new roof plate C is not interfered with by other parts such as the hook bolt 5 and the existing nut 5c protruding from other parts of the through base material B.1, C1,... Can be attached to the bracket D in a stable state, and as a result, a good laying operation can be performed.
[0069]
In the invention of claim 8, the longitudinal direction of the base material B is made orthogonal to the longitudinal direction of the arcuate chevron 1 of the existing slate roof A, and the fixing bulge 7 for fixing the through base material B is formed on the existing slate roof A. The hook bolt 5 is placed on the arc-shaped chevron 1 by placing a mounting part 6 formed at a position one step lower than the fixing bulge 7 while matching the position of the hook bolt 5 projecting from one arc-shaped chevron. 5 is passed through the fixing bulging strip 7 and fastened and fixed, and a plurality of the threaded base materials B are arranged side by side, and are continuously fitted along the longitudinal direction on both sides in the width direction of the threaded base material B. The fitting legs 16 and 16 of the receiving bracket D are fitted to the mated strips 8c and 8c of the receiving bracket mounting base strip 8 provided with 8c and 8c, and are orthogonal to the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip 8. New roof panel C1, And the position of the bracket D is set to the new roof plate C1The mounting bracket D is aligned along the mounting bracket mounting base strip 8 so that the mounting position with the mounting bracket D of the new roof plate C is obtained.1Is fixed to the bracket D, and the renovation method for the refurbished roof is formed by forming a new roof C. This eliminates the need for special skill and does not require scaffolding or netting. A new roof C can be formed on the slate roof A.
[0070]
In addition, the work can be performed easily and quickly, and work efficiency can be improved. Further, when the through base material B is fixed to the existing slate roof A, it is fastened and fixed to the hook bolt 5 via the reinforcing member 13, so that the tightened portion by the hook bolt 5 is deformed or distorted. It becomes difficult to occur, the construction accuracy can be improved, and as a result, the through base material B can be more firmly attached.
[0071]
The invention of claim 9 is the invention according to claim 8, wherein a passing plate 10 that is movable along the longitudinal direction of the through base material B is provided between the adjacent through base materials B, and along the direction in which the new roof C is formed. By adopting the repair method for the repaired roof obtained by moving the transfer plate member 10, the transfer plate member 10 is moved along with the direction of formation of the new roof C, so that the forming operation can be made more efficient. That is, since the transfer plate material 10 can move in accordance with the direction in which the new roof C is formed, it is possible to travel between the adjacent base materials B and B via the transfer plate material 10, and tools etc. on the transfer plate material 10. Therefore, the generation work can be made efficient, the safety of workers can be ensured, and the fall of tools and the like can be prevented. It is suitable when the new roof C is a folded plate roof, and the folded plate roof can be formed very efficiently. Further, the through base material B can be fixed extremely firmly on the existing slate roof A by hook bolts 5 protruding from one arcuate mountain-shaped portion, and thus the support fitting D is firmly supported.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a structure in which a part of a new roof is removed in the present invention so that a base material, a receiving metal fitting, a transfer plate material, etc. can be seen.
FIG. 2A is a longitudinal front view of a modified roof according to the present invention.
(B) is a schematic diagram of the first type of new roofing board.
Fig. 3 (A) is an enlarged cross-sectional view of the main part of the modified roof.
(B) is a vertical side view of (A).
FIG. 4 is a perspective view of an essential part of the present invention.
FIG. 5A is a perspective view showing a state in which a receiving bracket and a through base material to which the receiving bracket is attached are separated from each other.
(B) is a vertical side view of the through base material and the receiving bracket
FIG. 6A is a perspective view illustrating a configuration in which a metal fitting attached to a through base material moves in a longitudinal direction.
(B) is a perspective view of the main part in which the metal fitting attached to the through base material is fixed with a locking screw.
(C) is a perspective view of the main part in which the metal fitting attached to the through base material is fixed with a locking screw.
FIG. 7A is a vertical side view of a first modified example of a through-fitting base bracket mounting base strip.
(B) is a vertical side view of the second modified example of the receiving base mounting base strip of the through base material.
(C) is a vertical side view of a third modified example of the base mounting bracket for the through base material.
FIG. 8A is a process diagram in a state where the mounting position of the receiving bracket is finely adjusted corresponding to the newly installed roof plate.
(B) is a process diagram in a state where a new roof plate is constructed by finely adjusting the mounting position of the bracket.
FIG. 9A is a process diagram in a state where a new roof plate is fitted and fixed to a metal fitting attached to a through base material.
(B) is a process diagram in which the bracket is to be mounted on the bracket mounting base strip in accordance with the dimension between the chevron portions of the new roof plate.
FIG. 10A is a process diagram for fitting a new roof plate while adjusting the position of the metal fittings.
(B) is a process diagram for completing the installation of a new roof plate on a position-adjusted bracket
FIG. 11 is an exploded perspective view in which a base material is to be attached together with a reinforcing member through an existing slate roof.
FIG. 12 (A) is an exploded vertical side view in which a base material is to be mounted together with a reinforcing member through an existing slate roof.
(B) is a perspective view of the transfer plate material
(C) is a schematic cross-sectional view of a transfer plate material
FIG. 13 is a perspective view of a state in which a transfer plate material is mounted between adjacent through base materials mounted on an existing slate roof.
FIG. 14A is a process diagram in which a base material is mounted on an existing slate roof.
(B) is a process diagram in which the receiving bracket is attached to the through base material.
(C) is a process diagram of forming a new roof on the through base material.
FIG. 15A is a perspective view of a process in which a base material is mounted on an existing slate roof.
(B) is a perspective view of a process in which a receiving metal fitting is attached to a through base material.
(C) is a perspective view of the process of forming a new roof on the through base material.
FIG. 16A is a process perspective view in which a transfer plate material is installed between adjacent through base materials.
(B) is a perspective view showing that the transfer plate material installed between the through base material is slidable in the longitudinal direction of the through base material.
FIG. 17 (A) is a perspective view of the present invention in which a modified example of the first-type bracket is used.
(B) is a perspective view of a modified example of the first type bracket
FIG. 18 (A) is a longitudinal front view of the present invention using a new roof of the second type.
(B) is a perspective view of a receiving metal fitting corresponding to the new roof of the second type.
FIG. 19 (A) is a longitudinal front view of the present invention using a third type new roof.
(B) is a perspective view of a metal fitting corresponding to a new roof of the third type.
FIG. 20 (A) is a longitudinal front view of the present invention using a fourth type new roof.
(B) is a perspective view of a metal fitting corresponding to a new type 4 new roof.
FIG. 21 (A) is a perspective view schematically showing a process in which a net is attached to a construction scaffold installed on an existing slate roof, which is a conventional construction method.
(B) is a schematic perspective view of a process in which a construction scaffold is further installed on the net.
[Explanation of symbols]
A ... Existing slate roof
B ... Through base material
C ... New roof
D ... Clamp
5 ... Hook bolt
6 ... Placement section
7 ... Fixing bulge
8 ... Bracket mounting base strip
8a ... top
8b ... Rise side
8c ... mated strip
10 ... Delivery board
11 ... Yamagata
13: Reinforcing member
16 ... Fitting leg
16c ... support piece

Claims (9)

断面波形状の既設スレート屋根と、断面ほぼ門形状で長手方向に沿って連続し且つ幅方向両側面に被嵌合条が形成された受金具取付ベース条と、該受金具取付ベース条の幅方向下端箇所に形成されるほぼ平坦状の載置部とからなる通し下地材と、前記受金具取付ベース条の両被嵌合条に嵌合する嵌合脚部を有する受金具と、該受金具を介して前記通し下地材上に葺成される新設屋根とからなり、前記通し下地材は、既設スレート屋根のフックボルトを介して固定され、前記受金具は前記受金具取付ベース条の長手方向に対して所望の位置に嵌合固定されてなることを特徴とする改修屋根。  An existing slate roof with a cross-sectional wave shape, a bracket mounting base strip that is continuous in the longitudinal direction and has a mating strip formed on both side surfaces in the width direction, and the width of the bracket mounting base strip A through base material formed of a substantially flat mounting portion formed at a lower end portion in the direction, a receiving metal fitting having fitting legs that are fitted to both fitting articles of the receiving metal mounting base article, and the receiving metal fitting And the through base material is fixed via hook bolts of the existing slate roof, and the receiving bracket is in the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip. A modified roof characterized by being fitted and fixed to a desired position. 請求項１において、前記通し下地材は、前記受金具取付ベース条に隣接し，且つ前記載置部から僅かに上方に膨出する固定用膨出条が形成されてなることを特徴とする改修屋根。  The refurbishment according to claim 1, wherein the through base material is formed with a fixing bulge adjacent to the bracket mounting base strip and bulging slightly upward from the mounting portion. roof. 請求項１又は２において、前記受金具取付ベース条は、その幅方向における両立上り側面は下方に向かい拡開してなることを特徴とする改修屋根。  The renovated roof according to claim 1 or 2, wherein the fitting mounting base strip is formed such that a compatible upward side surface in the width direction is expanded downward. 請求項１，２又は３において、前記受金具の両嵌合脚部には、前記受金具取付ベース条の頂部に当接する支持片が形成されてなることを特徴とする改修屋根。  4. The modified roof according to claim 1, 2 or 3, wherein both fitting legs of the metal fitting are formed with support pieces that contact the top of the metal fitting mounting base strip. 請求項２において、前記固定用膨出条に前記フックボルトが貫通する部位の表面には板片状の補強部材が配置され、該補強部材は、前記フックボルトにて前記固定用膨出条に固定されてなることを特徴とする改修屋根。 3. The plate-like reinforcing member is disposed on a surface of the portion through which the hook bolt penetrates the fixing bulge, and the reinforcing member is formed on the fixing bulge by the hook bolt . Renovated roof characterized by being fixed. 請求項１，２，３，４又は５において、隣接する通し下地材間には対向する幅方向端縁間に係止される渡し板材が配置されてなることを特徴とする改修屋根。  6. A modified roof according to claim 1, 2, 3, 4, or 5, wherein a passing plate member that is locked between opposing widthwise edges is disposed between adjacent through base materials. 請求項１，２，３，４，５又は６において、前記新設屋根は山形部が所定間隔に連続する折板屋根としてなることを特徴とする改修屋根。  The modified roof according to claim 1, 2, 3, 4, 5, or 6, wherein the new roof is a folded plate roof having mountain-shaped portions continuous at a predetermined interval. 既設スレート屋根の弧状山形部の長手方向に通し下地材の長手方向を直交させ、該通し下地材の固定用膨出条を前記既設スレート屋根の弧状山形部箇所から突出するフックボルトの突出部位置に合わせるとともに前記固定用膨出条よりも一段低い位置に形成した載置部を弧状山形部に載置して前記フックボルトを固定用膨出条に貫通させて締付固定し、前記通し下地材を複数並設し、該通し下地材の幅方向両側で且つ長手方向に沿って連続する被嵌合条を設けた受金具取付ベース条の前記被嵌合条に受金具の嵌合脚部を嵌合し、前記受金具取付ベース条の長手方向に直交するようにして新設屋根板を配置するとともに、前記受金具の位置を新設屋根板の受金具との装着位置となるように、受金具を受金具取付ベース条に沿って位置合わせし、新設屋根板を受金具に固定し、新設屋根を葺成してなることを特徴とする改修屋根の改修工法。  The protrusion position of the hook bolt that makes the longitudinal direction of the base material perpendicular to the longitudinal direction of the arc-shaped chevron of the existing slate roof and projects the fixing swell of the through base material from the arc-shaped chevron portion of the existing slate roof The mounting portion formed at a position one step lower than the fixing bulge is placed on the arcuate chevron, the hook bolt is passed through the fixing bulge, and is fastened and fixed. A plurality of materials are arranged side by side, and the fitting legs of the fittings are attached to the fitting pieces of the fitting mounting base strips provided with the fitting strips that are continuous along the longitudinal direction on both sides in the width direction of the through base material The new roof plate is arranged so as to be fitted and orthogonal to the longitudinal direction of the receiving bracket mounting base strip, and the receiving bracket is positioned so that the mounting position of the receiving bracket is the mounting position of the new roof plate. Align along the bracket mounting base strip, Fixing the set shingles pivot bracket, refurbishment method of renovation roof, characterized in that formed by 葺成 the new roof. 請求項８において、前記隣接する通し下地材間に該通し下地材の長手方向に沿って移動自在な渡し板材を設け、新設屋根の葺成方向に沿って、前記渡し板材を移動させてなることを特徴とする改修屋根の改修工法。  In Claim 8, the transfer board material which can move along the longitudinal direction of this through base material is provided between the said adjacent base materials, and the said transfer board material is moved along the formation direction of a new roof. A renovation method for renovated roofs.
JP2002364474A 2002-12-16 2002-12-16 Refurbished roof and its renovation method Expired - Lifetime JP4098616B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002364474A JP4098616B2 (en) 2002-12-16 2002-12-16 Refurbished roof and its renovation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002364474A JP4098616B2 (en) 2002-12-16 2002-12-16 Refurbished roof and its renovation method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004197341A JP2004197341A (en) 2004-07-15
JP4098616B2 true JP4098616B2 (en) 2008-06-11

Family

ID=32762296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002364474A Expired - Lifetime JP4098616B2 (en) 2002-12-16 2002-12-16 Refurbished roof and its renovation method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4098616B2 (en)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4904129B2 (en) * 2006-11-16 2012-03-28 日鉄住金鋼板株式会社 Roof renovation metal fittings, renovation structure of existing roof, renovation method of existing roof
JP5345773B2 (en) * 2007-10-12 2013-11-20 ロンシール工業株式会社 Renovation structure and renovation method of existing molded roof
JP7161324B2 (en) * 2018-06-28 2022-10-26 ソーラーフロンティア株式会社 Mounting structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004197341A (en) 2004-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090159865A1 (en) Reusable temporary safety rail post
JP4098616B2 (en) Refurbished roof and its renovation method
US20040050621A1 (en) Removable scaffold hold down
JP4785156B1 (en) Solar power plant
JP4851787B2 (en) Refurbished roof and its renovation method
JP6108268B2 (en) Exterior repair jig and exterior repair structure
US11421415B2 (en) Hybrid foundation system
JP4654218B2 (en) Fixing bracket for origami roofing material
JP4401160B2 (en) Refurbished roof and its renovation method
JP3331500B2 (en) Renovation metal fittings for slate structures and their renovation structures
JP3850727B2 (en) Refurbished roof and its renovation method
JP4782613B2 (en) Roof bolt testing machine mounting apparatus and installation method thereof
JP5030419B2 (en) Refurbished roof and its renovation method
JP3523551B2 (en) Fabric frame with floor
JP7391587B2 (en) External wall panel installation aids and external wall panel installation method
JP2002146974A (en) Repair method for roof
JP7312660B2 (en) External wall panel mounting aid and external wall panel mounting method
JP5395558B2 (en) Skirting and frame scaffolding
JP7335769B2 (en) Corner cover mounting hardware and corner cover mounting method
JP7278131B2 (en) External wall panel installation method
JP5232998B2 (en) Roof plate holding metal fittings for repairing slate roofs, repair structures for slate roofs and repair methods
JP2000120936A (en) Fixing auxiliary tool for frame
JP2571914Y2 (en) Ridge fixture
JPH0426578Y2 (en)
JP2009174121A (en) Positioning fitting and roof face material using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4098616

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term