JP4096092B2 - C重油性状制御装置およびc重油調合システム - Google Patents

C重油性状制御装置およびc重油調合システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LABO(試験研究室)による性状検出と同等の精度をオンラインで得ることができる性状検出部を備え、各種基材を自動調合することができるC重油性状制御装置およびC重油調合システムに関し、特に、各種基材の調合精度が高く、かつ所定の測定温度に対応することができる前記性状制御装置およびC重油調合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
C重油は、種々の基材を調合して製造される。その種類は多数に及び、その調合に際しては、硫黄濃度、動粘度、密度等の正確な測定(検出)が必要となる。
【0003】
図8は、オフラインで硫黄濃度、動粘度を検出する、C重油調合システムを示す図である。図8に示すように、複数の基材槽(図8では3つの基材槽81,82,83を示す)からの基材は、C重油の種類に応じて調合し、複数の製品槽(図8では3つの製品槽91,92,93を示す)に収容される。この場合、製品(C重油)を所望の目標値に適合させるため、製品槽91,92,93に収容されたC重油をサンプルして、その性状(硫黄濃度、動粘度等)をLABOにおいて検出しなければならない。
【0004】
図8に示した調合システムでは、硫黄濃度、動粘度をオフラインで(すなわちLABOで)検出しているので、正確な値を得ることができるが、製品槽を多数用意しておかねばならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、製品槽を少数化するために、予め硫黄分、動粘度(Vis)をオンラインで検出し、所望性状の製品(C重油)を製造することも行なわれる。
【0006】
上述したようにC重油の製造に用いる基材の種類は多数に及ぶ。このため、オンラインで製品(C重油)の性状を検出して、所望の性状を得ようとする場合、特に硫黄濃度の目標値と動粘度の目標値とを同時に適合させることは容易ではない。すなわち、ある性状が所定目標値となるC重油を製造するべく、複数の基材を調合する場合、たとえば、動粘度の目標値には適合させることができても、硫黄濃度の目標値には適合させることができないといった問題が生じる。
【0007】
また、動粘度の測定に関しては、次に述べるような温度誤差に関する問題がある。すなわち、動粘度規格は50℃である場合がほとんどであるため、オンライン上の粘度計指示値とLABOにおける粘度測定値とを一致させるためには、オンライン上の粘度計による測定を50℃で行なうことが好ましいが、高粘度油、高流動点油については、その特性上、50℃で測定することができない。このため、オンライン上の粘度計による測定を、たとえば50℃よりも高い温度(たとえば、80℃)で行ない、実測した動粘度を50℃における動粘度に換算しなければならない。しかし、図9に示すように、たとえば2種の基材R1,R2の動粘度が80℃で同じ値を有していても、50℃では異なる値である。このため、80℃での動粘度の測定値を50℃の測定値に換算するためには、各基材ごとの換算が必要となる。しかし、各基材ごとに図9に示すような換算曲線を用意しておくことは、基材が多種に及ぶこと等の理由から、実際的でない。
【0008】
本発明は、各種基材の調合精度が高く、かつ所定の測定温度に対応することができるC重油性状制御装置およびC重油調合システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のC重油性状制御装置は、少なくとも2種以上の基材を流すラインが統合されてなる統合ライン上に設けられ、当該ラインを流れるC重油の硫黄濃度および動粘度を検出する性状検出部と、前記各基材中、硫黄濃度が異なる少なくとも2種の基材の流量を、前記C重油の硫黄濃度が所定値となるように制御するとともに、前記各基材中、動粘度が異なる少なくとも2種の基材の流量を前記C重油の動粘度が所定値となるように制御する性状制御部とを備えたもので、前記性状制御部は、前記硫黄濃度を不感帯を持たすことなくPI制御するとともに、前記動粘度を不感帯を持たせてPI制御する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明のC重油性状制御装置では、前記動粘度検出部は、細管に流したC重油の入口および出口の差圧を測定することで動粘度を検出する動粘度検出計と、前記動粘度検出部を駆動しないときに前記細管に洗浄油を流通させる洗浄手段とを備えることができる。
【0011】
また、本発明のC重油性状制御装置では、前記硫黄濃度検出部は、複数に分割された硫黄濃度の測定レンジの、各分割された領域それぞれについて硫黄濃度指示値校正のための検量線を有する硫黄濃度検量計を備え、前記性状制御部は、前記各基材の調合に際し、前記硫黄濃度の目標値が属する濃度範囲に対応する検量線を適用することができる。
【0012】
また、本発明のC重油調合システムは、少なくとも2種以上の基材を収容する複数の基材槽と、前記各基材槽から引き出されたラインが統合されてなる統合ライン上に設けられたC重油の硫黄濃度および動粘度を検出する性状検出部と、前記各基材中、硫黄濃度が異なる少なくとも2種の基材の流量を、前記C重油の硫黄濃度が所定値となるように制御するとともに、前記各基材中、動粘度が異なる少なくとも2種の基材の流量を前記C重油の動粘度が所定値となるように制御する性状制御部とを備えたもので、前記性状制御部は、前記硫黄濃度を不感帯を持たすことなくPI制御するとともに、前記動粘度を不感帯を持たせてPI制御することを特徴とする。
【0013】
本発明のC重油調合システムでは、前記動粘度検出部は、細管に流したC重油の入口および出口の差圧を測定することで動粘度を検出する動粘度検出計と、前記動粘度検出部を駆動しないときに前記細管に洗浄油を流通させる洗浄手段とを備えたることができる。
【0014】
また、本発明のC重油調合システムでは、前記硫黄濃度検出部は、複数に分割された硫黄濃度の測定レンジの、各分割された領域それぞれについて硫黄濃度指示値校正のための検量線を有する硫黄濃度検量計を備え、前記性状制御部は、前記各基材の調合に際し、前記硫黄濃度の目標値が属する濃度範囲に対応する検量線を適用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のC重油のオンライン調合システムを示す説明図である。
図1のシステムでは、図示しない石油精製プラントから溜出した基材K1,K2,K3,・・・がそれぞれ基材槽T1,T2,T3,・・・に収容されている。
基材槽T1,T2,・・・からは、ラインL1,L2,・・・が引き出されており、各ラインにはバルブB11,B12,B13,・・・、ポンプP1,P2,P3,・・・、流量計F11,F12,F13,・・・がそれぞれ設けられ、各ラインL1,L2,・・・は、ラインLMに統合されている。
【0016】
なお、あるバルブの流入側と他のバルブの流出側との間には、他のバルブを介してパスが形成されている。図1では、バルブB11の流出側とバルブB12の流入側とはバルブ42を介して、バルブB13の流入側とバルブB12の流出側とはバルブ43を介してそれぞれパスが形成されている状態が示されている。
【0017】
統合ラインLM上には、本発明の性状制御装置11が設置されている。この性状制御装置11は、性状検出部111と、性状制御部112とからなり、性状検出部111は、密度検出部1111,硫黄濃度検出部1112,動粘度検出部1113とを備えている。また、性状制御部112は、調合パラメータ決定部1121,基材調合部1122とを備えている。
【0018】
本実施形態では、硫黄濃度検出部1112,動粘度検出部1113における検出結果は、調合パラメータ決定部1121に送られ、調合パラメータ決定部1121ではこれら2つの性状に合致する各基材K1,K2,K3,・・・の流量を算出し、この算出結果を基材調合部1122に送出する。基材調合部1122は、次工程(出荷工程等)にある流量計F21からの出荷流量情報から、バルブ制御量を決定し、この決定値に基づきバルブB21,B22,B23,・・・を制御する。
【0019】
さらに、ラインLM上には、LABOにおいて平均的なサンプル採取を行なうためのオートサンプラ12が設置されている。LABO用オートサンプラ12により採取されたサンプルは、適時、人の手により取り出され図示しないLABOに送られ、当該LABOではサンプルの成分の検出を行なうことができる。調合中に、オートサンプラ12により採取されたサンプルは、LABOで成分の検出がなされる。この成分検出結果は、密度検出部1111,硫黄濃度検出部1112,動粘度検出部1113の誤差補正に用いられる。
【0020】
ラインLMは複数のラインL51,L52,L53,・・・に分岐されて、調合されたC重油は、これらラインを介して次工程(出荷工程等)に送られる。図1では、ラインL51は、海上出荷するためのラインであり、当該ラインL51には流量計F21およびバルブ41が設けられており、バルブ41の下流側からは、基材槽T1にパージラインが設けられている。このパージラインは、C重油の油種を変更するときに配管内の調合C重油を、新たに調合したC重油で置換するために使用される。
【0021】
図2(A),(B)は、図1の性状制御装置11の内部を詳細に示す図であり、(A)は性状制御による基材K1,K2,K3,・・・の混合を行なっているときの様子を、(B)は性状制御による基材K1,K2,K3・・・の混合を行なっていないときの様子をそれぞれ示している。
【0022】
図2(A),(B)において、動粘度検出部1113は、三方バルブ3Vと、定量ポンプP4と、細管D1と、感圧素子q1,q2と、差圧センサD2と、動粘度算出部D3とを備えている。
【0023】
性状制御による基材K1,K2,K3,・・・の混合を行なっているときは、図2(A)に示すように、ラインLMから取り出されたC重油は、密度検出部1111,硫黄濃度検出部1112を介して、一部は動粘度検出部1113に送られ、残りはラインLMに戻される。図2(A)において符号mで示すように、三方バルブ3Vは、C重油を動粘度検出部1113に送るようにセットされており、定量ポンプP4は、C重油の一定量を細管D1を通して流す。差圧センサD2は、細管D1内にC重油が満たされたときの入口と出口における差圧信号を動粘度算出部D3に送り、動粘度算出部D3はC重油の動粘度を計算する。
【0024】
一方、性状制御による基材K1,K2,K3,・・・の混合を行なっていないときには、図2(B)において符号nで示すように、三方バルブ3Vは、C重油が軽質油(たとえばA重油)を動粘度検出部1113に送る。定量ポンプP4は、細管D1に軽質油を送ることで、当該細管D1の閉塞を防ぐことができる。
【0025】
JIS等では、ほとんどのC重油の動粘度の測定温度は50℃とされている。動粘度計の検出値とLABO値の差を縮小するためには、基材の測定温度を50℃とすることが最良である。本実施形態では、動粘度を50℃で測定することで、80℃で測定したときの誤差を解消することができる。本実施形態では、ほとんどのC重油において、700mm/sまで50℃測定を行なうことが可能である。
【0026】
以下、図1および図2(A),(B)に示した、オンライン調合システムの動作(あるいは、性状制御装置11の動作)を説明する。
【0027】
まず、性状制御装置11の初期設定を行なう。この初期設定に際しては、各基材槽T1〜T3内の基材K1,K2,K3,・・・のサンプルを採取し、LABOにおいて成分の検出が行なわれる。この検出結果により、基材調合部1122による制御流量の初期設定(各基材K1,K2,K3,・・・の調合割合の初期値)が決定される。
【0028】
つぎに、調合割合を初期値として、流量Qを一定の比率で立ち上げる(図3のT0〜T1の期間参照)。流量Qを出荷開始までの期間(図3のT1〜T2の期間参照)初期値に維持する。出荷中は、次に述べるように硫黄濃度制御・動粘度制御による調合を行い(図3のT2〜T3の期間参照)、出荷が終了したときは流量Qをゼロに至るまで一定の比率で立ち下げる(図3のT3〜T4の期間参照)。
【0029】
基材K1,K2,K3,・・・の調合に際しては、硫黄濃度制御と、動粘度制御とが並行して行なわれる。
【0030】
硫黄濃度制御は、K1,K2,K3,・・・の中から、硫黄濃度が低い基材と硫黄濃度が高い基材とを選択して、これらの流量を制御する。この場合、硫黄濃度が低い基材や硫黄濃度が高い基材を同時に複数制御するようにしてもよい。
【0031】
動粘度制御は、K1,K2,K3,・・・の中から、軽油等の動粘度が低い基材と、動粘度が高い基材とを選択して、これらの基材が収容された基材槽から引き出されたラインに設けられたバルブを制御する。この場合、動粘度が低い基材や動粘度が高い基材を同時に複数制御するようにしてもよい。
【0032】
本実施形態では、硫黄濃度は、図4に示すように5sec間隔で制御され、動粘度は図5に示すように10sec間隔で制御される。これらの制御に際しての硫黄濃度の値や動粘度の値として実際の測定値を採用することもできるが、本実施形態では、スムージングにより測定誤差を低減した値が採用される。図6は、硫黄濃度についての実測値とスムージングした値との関係を示す図である。本実施形態では、図5に示すように、符号Uで示す値(スムージングした値)は、当該測定時全の過去8回の実測値u0〜u8の平均値として決定される。なお、過去の測定回数は8回以外の任意に設定可能である。
【0033】
図4では、硫黄濃度をスムージングした値に基づきタイトモードによりPI制御し、図5では、動粘度をスムージングした値に基づきギャップモードによりPI制御している。硫黄濃度は幅が小さい範囲内で制御しなくてはならず、動粘度は硫黄濃度に比べて幅が広い範囲内であるため、本発明では、硫黄濃度をタイトモードで制御し、動粘度をギャップモードで制御している。
【0034】
ここで、タイトモードとは不感帯を設けない制御モードを意味し、5secごとに硫黄濃度のスムージングした値と硫黄濃度目標値Sとの偏差がゼロとなるようにPI制御される。
また、ギャップモードとは不感帯を設けた制御モードを意味し、10秒ごとに動粘度のスムージングした値が検出される。本実施形態では、動粘度目標値Visのほか、所定の下限値Min(<Vis)およびが上限値Max(>Vis)設定されており、不感帯(図5の斜線領域)は、Vis−0.8(Vis−Min)〜Vis+0.8(Max−Vis)の範囲として定められており、動粘度測定値Visが、
【0035】
Min<Vis≦Vis−0.8(Vis−Min)、
Vis+0.8(Max−Vis)≦Vis<Max
【0036】
のときに動粘度Visと目標値Visとの偏差がゼロとなるようにPI制御される。動粘度Visが、Min以下またはMax以上であるとき、すなわち、Vis≦Min、または、Vis≧Maxのときはゲインを大きくする制御を行なう。
【0037】
本実施形態では、硫黄濃度検出部1112を構成する硫黄分析計のレンジを大きくしたときの偏差の拡大を、図7に示すように2つの検量線A1,A2により補正補正している。従来の硫黄分析計では、1本の検量線によりバイアスとスパンとを校正しているが、本実施形態では、硫黄濃度が所定の目標値Skに達したときに検量線の切り換えを行なっている。この検量線は、最小二乗法を用い、補正式、
分析計指示値=〔生データ〕×〔スパン〕−〔バイアス値〕
で算出している。
【0038】
また、本実施形態では、動粘度検出部1113を構成する動粘度計を50℃で動作させている。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、各種基材の調合精度が高く、かつ所定の測定温度に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のC重油のオンライン調合システムを示す説明図である。
【図2】図1の性状制御装置の内部を詳細に示す図であり、(A)は性状制御による各種基材の混合を行なっているときの様子を示す図、(B)は性状制御による各種基材の混合を行なっていないときの様子をそれぞれ示す図である。
【図3】図1の性状制御装置による調合に際しての流量の時間変化の様子を示す図である。
【図4】図1の性状制御装置による硫黄濃度制御の様子を示す図である。
【図5】図1の性状制御装置による動粘度制御の様子を示す図である。
【図6】硫黄濃度についての実測値とスムージングした値との関係を示す図である。
【図7】図1において、硫黄濃度検出部を構成する硫黄分析計のレンジを大きくしたときの偏差の拡大を補正するための検量線を示す図である。
【図8】オフラインで硫黄濃度、動粘度を検出する従来のC重油調合システムを示す図である。
【図9】オンラインで動粘度を検出する場合の従来の問題を示す動粘度と温度との関係を示す図である。
【符号の説明】
11 性状制御装置
12 オートサンプラ
111性状検出部
112 性状制御部
1111 密度検出部
1112 硫黄濃度検出部
1113 動粘度検出部
1121 調合パラメータ決定部
1122 基材調合部
3V 三方バルブ
B11,B12,B13,・・・ バルブ
D1 細管
D2 差圧センサ
D3 動粘度算出部
F11,F12,F13,・・・ 流量計
K1,K2,K3,・・・ 基材
L1,L2,・・・ ライン
LM 統合ライン
P4 定量ポンプ
P1,P2,P3,・・・ ポンプ
q1,q2 感圧素子
T1,T2,T3,・・・ 基材槽

Claims (6)

  1. 少なくとも2種以上の基材を流すラインが統合されてなる統合ライン上に設けられ、当該ラインを流れるC重油の硫黄濃度および動粘度を検出する性状検出部と、
    前記各基材中、硫黄濃度が異なる少なくとも2種の基材の流量を、前記C重油の硫黄濃度が所定値となるように制御するとともに、前記各基材中、動粘度が異なる少なくとも2種の基材の流量を前記C重油の動粘度が所定値となるように制御する性状制御部と、
    を備えたC重油性状制御装置において、
    前記性状制御部は、前記硫黄濃度を不感帯を持たすことなくPI制御するとともに、前記動粘度を不感帯を持たせてPI制御する、ことを特徴とするC重油性状制御装置。
  2. 前記動粘度検出部は、
    細管に流したC重油の入口および出口の差圧を測定することで動粘度を検出する動粘度検出計と、
    前記動粘度検出部を駆動しないときに前記細管に洗浄油を流通させる洗浄手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のC重油性状制御装置。
  3. 前記硫黄濃度検出部は、
    複数に分割された硫黄濃度の測定レンジの、各分割された領域それぞれについて硫黄濃度指示値校正のための検量線を有する硫黄濃度検量計を備え、
    前記性状制御部は、前記各基材の調合に際し、前記硫黄濃度の目標値が属する濃度範囲に対応する検量線を適用することを特徴とする請求項1または2に記載のC重油調合システム。
  4. 少なくとも2種以上の基材を収容する複数の基材槽と、
    前記各基材槽から引き出されたラインが統合されてなる統合ライン上に設けられたC重油の硫黄濃度および動粘度を検出する性状検出部と、
    前記各基材中、硫黄濃度が異なる少なくとも2種の基材の流量を、前記C重油の硫黄濃度が所定値となるように制御するとともに、前記各基材中、動粘度が異なる少なくとも2種の基材の流量を前記C重油の動粘度が所定値となるように制御する性状制御部と、
    を備えたC重油調合システムにおいて、
    前記性状制御部は、前記硫黄濃度を不感帯を持たすことなくPI制御するとともに、前記動粘度を不感帯を持たせてPI制御する、
    ことを特徴とするC重油調合システム。
  5. 前記動粘度検出部は、
    細管に流したC重油の入口および出口の差圧を測定することで動粘度を検出する動粘度検出計と、
    前記動粘度検出部を駆動しないときに前記細管に洗浄油を流通させる洗浄手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のC重油調合システム。
  6. 前記硫黄濃度検出部は、
    複数に分割された硫黄濃度の測定レンジの、各分割された領域それぞれについて硫黄濃度指示値校正のための検量線を有する硫黄濃度検量計を備え、
    前記性状制御部は、前記各基材の調合に際し、前記硫黄濃度の目標値が属する濃度範囲に対応する検量線を適用することを特徴とする請求項4または5に記載のC重油調合システム。
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