JP4091791B2 - Steam supply method to intermittent steam consumption equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気発生が間欠的である蒸気(間欠蒸気)を主系統(主蒸気系統)に供給すると共に、蒸気消費量が変動する蒸気間欠消費系統にも供給する蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
転炉で溶銑を吹錬中に発生する転炉ガスは高温であることから、この熱を回収する方法が従来より種々提案されている。例えば、転炉炉口上部を覆うフードなどに間欠蒸気発生装置(例えば熱回収装置)を設けて熱を蒸気として蒸気アキュムレータに回収し、この回収した蒸気を主系統の蒸気管を通して蒸気間欠消費装置(例えば、溶鋼真空処理装置)や他の一般工場装置等の蒸気使用装置に供給している。しかし、転炉は間欠運転のため、蒸気は間欠的に発生する間欠蒸気(OG蒸気)であって、連続的に利用することが困難であるため、この蒸気を有効に活用する方法が提案されている。
例えば、特開平3−285008号公報には、転炉操業データから予測計算した間欠蒸気の発生量と、蒸気間欠消費装置の操業データから予測計算した蒸気間欠消費装置の蒸気使用量と、現在の蒸気アキュムレータ内の圧力値とから、以降の蒸気アキュムレータ内の圧力を予測計算し、間欠蒸気発生装置以外の他の蒸気発生装置から蒸気間欠消費装置に直接供給するのに必要な間欠蒸気量を演算計算して、流量調整弁を演算した供給量となるように調節する方法が開示されている。これにより、蒸気アキュムレータからの間欠蒸気の供給量が足りないときに、他の蒸気発生装置から直接供給を開始する際や供給停止を行う際、供給量の変化を緩慢にすると共に、供給量の増減を小さくすることが可能となる。
また、特開平4−50407号公報には、間欠蒸気発生装置から発生する間欠蒸気量の予測値と使用蒸気量の予測値とから、蒸気アキュムレータ内の蒸気保有量を時系列的に予測し、この予測値が蒸気アキュムレータの上限保有量を超えるとき、又は下限保有量を下回るときは、予測した時点から上限保有量を超える量と時間、又は下限保有量を下回る量と時間から調整量をそれぞれ演算して求め、その求められた量だけ予め定常的に蒸気を発生する定常蒸気発生装置からの発生蒸気量を調整する方法が開示されている。これにより、間欠蒸気を有効に蒸気間欠消費装置に使用する際に、蒸気の負荷変動を小さくしてバックアップする定常蒸気発生装置を小型化できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法には以下の問題がある。
いずれの方法においても予測値を用いるため、転炉吹錬情報の変動等により予測が外れる場合があり、主系統に圧力変動が発生する可能性がある。ここで、主系統の圧力が過昇圧となった場合、主系統の圧力を制御できなくなり、一方、主系統の圧力が低下した場合、蒸気間欠消費装置及び蒸気使用装置へ蒸気を供給できなくなり、安定した操業を行うことができない。このとき、蒸気タービンで圧力変動の吸収を自由に行える場合はよいが、蒸気タービンからの抽気より圧力制御性能(応答速度)が劣る燃料焚きボイラを使用する蒸気系統では圧力変動を吸収できない問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、主系統の圧力変動を制御し安定した操業を行うことができる蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法は、蒸気本管に設けられた複数の蒸気使用装置を備えた主蒸気系統に、蒸気発生が間欠的である間欠蒸気系統に備えられた蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気を制御弁を介して供給すると共に、蒸気本管に設けられた蒸気消費量が変動する蒸気間欠消費装置を備えた蒸気間欠消費系統に蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気を供給する蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法において、蒸気間欠消費系統と間欠蒸気系統との間には間欠蒸気を直接供給できる蒸気配管が設けられ、複数の蒸気使用装置及び蒸気間欠消費装置が使用する蒸気量を間欠蒸気系統から供給できない場合は、制御弁による蒸気本管への間欠蒸気の供給制御を、蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の残量を基にして求めた蒸気供給量を最大として、予め設定した流量勾配を用いて行う。このように、現時点での間欠蒸気系統の間欠蒸気量を基に、主蒸気系統へ供給する間欠蒸気の供給制御を行うので、従来のように例えば蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気量を予測することなく、間欠蒸気系統から主蒸気系統へ間欠蒸気を供給できる。
ここで、本発明に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法において、間欠蒸気の蒸気供給量は、以下の式を用いて求められることが好ましい。
Qgen≦−Qrh+(Qrh2+2×K×Vacc)1/2
ここで、Qgenは間欠蒸気系統から主蒸気系統への間欠蒸気の供給流量、Qrhは間欠蒸気系統から蒸気間欠消費系統への間欠蒸気の供給流量、Kは間欠蒸気系統から主蒸気系統へ供給する間欠蒸気の流量勾配、Vaccは蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の残量である。これにより、蒸気間欠消費系統に使用する間欠蒸気量を考慮すると共に、主蒸気系統へ供給可能な間欠蒸気量を容易に把握できる。
【0005】
本発明に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法において、主蒸気系統には、主蒸気系統に蒸気を供給できる補充蒸気系統を設けると共に、主蒸気系統と補充蒸気系統との間には逆止弁を設け、蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の圧力値が低下し、主蒸気系統の蒸気の圧力が補充蒸気系統の補充蒸気の圧力より低下した場合、主蒸気系統の蒸気と補充蒸気との差圧により、逆止弁を介して補充蒸気系統から主蒸気系統へ補充蒸気を供給し、また蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の圧力値が上昇し、主蒸気系統の蒸気の圧力が補充蒸気の圧力より高くなった場合、逆止弁により補充蒸気系統から主蒸気系統への補充蒸気の供給を停止することが好ましい。このように、逆止弁により補充蒸気系統から主蒸気系統への補充蒸気の供給を制御するので、主蒸気系統の蒸気の圧力に応じて補充蒸気系統からの補充蒸気の供給及び停止を自動的に行うことができる。
本発明に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法において、制御弁は、流量制御と圧力制御との切替えを行うことができ、制御弁により、主蒸気系統の蒸気の圧力が予め設定した所定圧力未満の場合、主蒸気系統へ流れる間欠蒸気の流量を制御し、また主蒸気系統の蒸気の圧力が所定圧力以上の場合、主蒸気系統へ流れる間欠蒸気の圧力を制御することが好ましい。このように、制御弁により間欠蒸気系統から主蒸気系統への間欠蒸気の供給方法を変えるので、蒸気アキュムレータから主蒸気系統へ供給する間欠蒸気を、主蒸気系統の蒸気の圧力が所定圧力未満の場合は流量制御によって最大供給し、過昇圧時のみ圧力を制御して供給できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を適用する蒸気供給設備の説明図、図2は同蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を適用した供給制御の説明図である。
【0007】
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を適用する蒸気供給設備10は、蒸気発生量が変動するOGボイラ(間欠蒸気発生装置の一例)11を備えた間欠蒸気系統12と、間欠蒸気系統12からの間欠蒸気が供給される複数の蒸気使用装置13が設けられた蒸気本管14を備えた主蒸気系統(主系統とも言う)15と、間欠蒸気系統12から供給される間欠蒸気の圧力が低下した場合、主蒸気系統15へ補充蒸気を供給する燃料焚きボイラ(補充蒸気発生装置の一例)16を備えた補充蒸気系統17とを有する設備である。なお、この蒸気供給設備10の各装置は、制御用コンピュータ等の制御装置(図示しない)によって稼動される。以下、詳しく説明する。
【0008】
間欠蒸気系統12において、OGボイラ11は、回収した転炉ガスの潜熱及び顕熱の熱交換により高温高圧の蒸気を発生させるものであり、その製造される間欠蒸気量は単位時間当り例えば0〜400tの範囲で変動し、平均80〜90t程度である。このOGボイラ11は、転炉(図示しない)の数に応じて1又は2以上設置することが可能であり、OGボイラ11には配管18が接続されている。この配管18の上流側には分岐点Xが設けられ、分岐点Xから分岐した支管19には放散弁20が備えられている。これにより、OGボイラ11が設けられた間欠蒸気系統12の間欠蒸気の圧力が過昇圧となった場合は、放散弁20によって間欠蒸気を排気し、間欠蒸気の圧力を調整することも可能である。
また、配管18の分岐点Xの下流側には分岐点Yが設けられ、分岐点Yから分岐した支管21の下流側端部には、OGボイラ11で製造した蒸気を貯蔵する蒸気アキュムレータ22(例えば、容量が300m3 程度)が、1又は2以上設けられている。なお、この蒸気アキュムレータ22内の圧力(例えば、最大で3.7MPa程度)は圧力計(図示しない)で測定され、この測定圧力が制御装置に入力されている。更に、配管18の分岐点Yの下流側には減圧弁23が設けられ、例えば3.7MPaの蒸気を例えば2.0MPa(この実施の形態においては1.9MPa)程度に減圧している。
【0009】
補充蒸気系統17において、燃料焚きボイラ16は、連続的に高温高圧の蒸気を発生させるものであり、その製造される補充蒸気量は単位時間当り例えば60〜120t程度である。なお、ここでは、燃料焚きボイラ16を2台配置しているが、1台でもよく、また3台以上配置することも可能である。この燃料焚きボイラ16には配管24が接続され、この配管24には分岐点Zが設けられている。この分岐点Zから分岐した支管25の下流側端部には、蒸気タービン発電機26が備えられ、この燃料焚きボイラ16で発生した補充蒸気を単位時間当り例えば20〜120t程度呑込み、電力を例えば3〜24MW程度発生させる。
なお、配管24中の補充蒸気は、蒸気タービン発電機26を稼動させることで、圧力が例えば1.5MPa程度に制御されている。
【0010】
間欠蒸気系統12の配管18の下流側端部には、流量制御と圧力制御との切替えを行う制御弁27が設けられ、この制御弁27を介して主蒸気系統15の蒸気本管14に接続されている。これにより、間欠蒸気は制御弁27を介して蒸気本管14へと供給され、更にこの蒸気本管14から複数の蒸気使用装置13へと供給される。
また、補充蒸気系統17の配管24の下流側端部には逆止弁28が設けられ、この逆止弁28を介して主蒸気系統15の蒸気本管14に接続されている。これにより、間欠蒸気系統12から供給される間欠蒸気の圧力が低下し、主蒸気系統15の蒸気の圧力が補充蒸気の圧力より低下した場合、補充蒸気系統17から主蒸気系統15への補充蒸気の供給が可能となる。一方、間欠蒸気系統12から主蒸気系統15へ間欠蒸気が供給され、主蒸気系統15の蒸気の圧力が補充蒸気の圧力より高い場合、主蒸気系統15から補充蒸気系統17への蒸気の流れ込みを防止できる。このように、簡単な構成で主蒸気系統15への補充蒸気の流れ込みを制御できるので、経済的である。
【0011】
主蒸気系統15の蒸気本管14中の蒸気は、所定圧力、即ち1.6MPa(例えば、200〜300℃程度)に設定され、蒸気供給設備10を安定に操業させるために、例えば1.5〜1.6MPa程度(管理値)の範囲で管理されている。この蒸気本管14には、蒸気消費量が変動する蒸気間欠消費装置の一例である溶鋼真空処理装置(RH脱ガス装置)29を備えた蒸気間欠消費系統30が設けられている。この溶鋼真空処理装置29は、間欠的(例えば、10〜15分程度の間)に単位時間当り例えば20〜80tの蒸気を使用するものであり、稼動しない場合は蒸気の使用量がゼロである。溶鋼真空処理装置29には配管31が接続されている。
【0012】
この配管31の下流側には圧力調整弁32が設けられているので、制御装置によって所定の圧力(例えば、0.7〜0.9MPa)に調整された蒸気が溶鋼真空処理装置29へ供給できる。この配管31に設けられた圧力調整弁32の上流側には、分岐点Pが設けられ、分岐点Pから分岐した支管33の先側には、溶鋼真空処理装置29へ供給するための蒸気を貯蔵する蒸気アキュムレータ34(例えば、容量が50〜100m3 程度)が、1又は2以上設けられている。
この配管31の分岐点Pの上流側端部には、予め設定した所定の速度勾配にて蒸気の供給及び停止を行うことができる制御弁35が設けられ、この制御弁35を介して主蒸気系統15の蒸気本管14に接続されている。これにより、主蒸気系統15から蒸気間欠消費系統30へ蒸気の供給及び停止を行うことが可能となる。
【0013】
また、間欠蒸気系統12の配管18に設けられた分岐点Qと、蒸気間欠消費系統30の配管31に設けれた分岐点Pとの間には、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30へ間欠蒸気を直接供給できる蒸気配管36が設けられている。この蒸気配管36の途中には圧力調整弁37が設けられ、間欠蒸気系統12から供給される間欠蒸気を、蒸気配管36を介して制御装置により所定の圧力で蒸気間欠消費系統30へ供給している。この圧力調整弁37の圧力は、制御弁27の圧力より低い圧力に制御されているので、間欠蒸気系統12から主蒸気系統15へ間欠蒸気を供給できなくなった場合においても、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30へ蒸気を供給できる。従って、間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22内に蓄積された間欠蒸気をより多く(差圧分)供給できる。
【0014】
このように、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30へ蒸気配管36を介して間欠蒸気を供給することで、蒸気間欠消費装置29の稼動の有無に係わらず、蒸気本管14の蒸気の圧力を安定操業可能なレベルに制御できるので、蒸気本管14の外乱を防止し、蒸気供給設備10を安定に操業でき作業性が良好となる。なお、前記した間欠蒸気系統12、主蒸気系統15、補助蒸気系統17、蒸気間欠消費系統30を流れる各蒸気の圧力は、配管18、蒸気本管14、配管24、配管31にそれぞれ設けられたセンサーによって感知され、制御装置に送られ、制御されている。
【0015】
次に、本発明の一実施の形態に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法について、前記した蒸気供給設備10、図1、図2を参照しながら説明する。
通常、間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の測定圧力が十分に高い場合、即ち、複数の蒸気使用装置13及び溶鋼真空処理装置29が使用する全蒸気量を、蒸気アキュムレータ22から供給できる場合は、測定圧力に基づき、制御装置によって制御弁27及び圧力調整弁37をそれぞれ開状態とし、蒸気本管14と蒸気配管36の両方へ間欠蒸気を供給する(図2中の転炉吹錬中)。
【0016】
ここで、蒸気アキュムレータ22内に貯蔵された間欠蒸気の測定圧力が低くなってきた場合、即ち、複数の蒸気使用装置13及び溶鋼真空処理装置29が使用する全蒸気量を蒸気アキュムレータ22から供給できなくなってきた場合は、例えば、蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の圧力が1.8MPa程度となる前までに、測定圧力に基づき制御装置によって制御弁27による間欠蒸気の供給制御を行う(図2中の転炉吹錬停止)。なお、このとき、蒸気配管36への間欠蒸気の供給は行われるが、主蒸気系統15の蒸気の圧力が補充蒸気の圧力より低下するので、主蒸気系統15の蒸気と補充蒸気との差圧により、逆止弁28を介して補充蒸気系統17から主蒸気系統15への補充蒸気の供給が行われる。また、蒸気配管36を流れる間欠蒸気の圧力は、蒸気本管14へ供給される間欠蒸気の圧力より低く設定されているので、間欠蒸気の圧力が蒸気配管36を流れる間欠蒸気の設定圧力より高い間は、間欠蒸気系統12から蒸気本管14への間欠蒸気の供給を流量制御し、更に停止した場合でも、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30への間欠蒸気の供給は行われる。
【0017】
ここで、間欠蒸気の供給制御について説明する。
蒸気アキュムレータ22に蓄積された間欠蒸気を、蒸気配管36へ供給流量Qrh(t/h)で供給することで、溶鋼真空処理装置29への安定供給を保証しつつ、蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の圧力値に応じて、蒸気本管14へ予め設定した流量勾配K(例えば、270t/h2 程度)で増減しながら供給流量Qgen(t/h)で供給するには、以下で求められる蒸気量を確保する必要がある。なお、この蒸気量は、蒸気アキュムレータ22の蓄積蒸気量(間欠蒸気の残量)Vacc(t)を使って計算する。また、蒸気アキュムレータ22の蓄積蒸気量は、蒸気アキュムレータ22内の測定圧力、蒸気のエンタルピー、蒸気アキュムレータ22内の熱水比容積等を用いて求められる。
【0018】
図2に示すように、蒸気アキュムレータ22から蒸気本管14への供給流量Qgenを、勾配Kで0(t/h)にするまでに必要な蒸気量は、三角形Xの面積で示される。また、供給流量Qgenが0(t/h)になるまでに、供給流量Qrh(t/h)で溶鋼真空処理装置29へ供給しなければならない蒸気量は、四角形Yの面積で示される。この四角形Yの面積は、溶鋼真空処理装置29で使用されるQrh4及びQrh5に必要な蒸気量以上の蒸気量であればよい。
これにより、前記した確保する必要がある蒸気量は、三角形X及び四角形Yで囲まれる面積で示される。この関係を(1)式に示す。
Vacc≧(Qgen×Qgen/K)/2+Qrh×Qgen/K・・(1)
【0019】
次に(1)式を、Qgenについて整理した式を(2)式に示す。
Qgen≦−Qrh+(Qrh2 +2×K×Vacc)1/2 ・・・(2)
ここで、Qgenは間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22から主蒸気系統15の蒸気本管14への間欠蒸気の供給流量、Qrhは間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22から蒸気間欠消費系統30への間欠蒸気の供給流量、Kは間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22から主蒸気系統15の蒸気本管14へ供給する間欠蒸気の流量勾配、Vaccは蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の残量である。
【0020】
(2)式を満足する最大のQgenで間欠蒸気を蒸気本管14へ供給すれば、溶鋼真空処理装置29への間欠蒸気の安定供給を保証しながら、最大限間欠蒸気を活用できる。
ここで、主蒸気系統15の蒸気の圧力が所定圧力(1.6MPa)未満の場合、制御弁27の制御を流量制御に切替え、間欠蒸気の供給量に速度勾配を設け、蒸気アキュムレータ22に蓄積された間欠蒸気を最大限供給できるように流量制御を行う。一方、主蒸気系統15の蒸気の圧力が所定圧力以上の場合、制御弁27の制御を圧力制御に切替え、主蒸気系統15への間欠蒸気の導入量を制限し、蒸気本管14へ流れる間欠蒸気の圧力を1.6MPaに制御する。つまり、制御弁27により、常時は(2)式に基づいて流量制御を行い、蒸気本管14の需要がQgenより小さくなった場合に、圧力制御を行う。
なお、制御弁27の制御は、(2)式の計算結果から得られたQgenの目標値と、実際に流れているQgenの実績値との偏差をみて制御する例えばPID制御によって行い、制御弁27を連続的に稼動させることで行う。
【0021】
ここで、蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の測定圧力が、蒸気間欠消費系統30へ供給できない圧力値まで減少すれば、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30への間欠蒸気の供給も停止する。このため、間欠蒸気系統12から蒸気本管14への蒸気供給を停止する蒸気アキュムレータ22内の蒸気圧力より低い(例えば、制御弁27が閉状態となる圧力値より0.1〜0.2MPa程度低い)測定圧力で、制御装置によって制御弁35を開状態とし、例えば前記流量勾配Kで蒸気本管14から蒸気間欠消費系統30へ蒸気を供給する。この供給量を、図2中の三角形Zの面積に対応させることで、間欠蒸気系統12から供給できなくなった間欠蒸気の不足分を補うことが可能となる。
これにより、主蒸気系統15の蒸気本管14の圧力外乱が、1つの系統から発生することとなるので、圧力変動を容易に制御できる。
【0022】
一方、再度、転炉の吹錬が開始され、間欠蒸気系統12の蒸気アキュムレータ22内に貯蔵された間欠蒸気量が十分に貯蔵されて、複数の蒸気使用装置13及び溶鋼真空処理装置29が使用する全蒸気量を、蒸気アキュムレータ22から供給できる場合(例えば、蒸気アキュムレータ22内の間欠蒸気の圧力が1.8MPa程度まで増加した場合)は、溶鋼真空処理装置29が停止した状態で、前記した条件と逆の方法を用い、測定圧力に基づき制御装置によって制御弁35を閉状態とし、再度蒸気配管36を介して、間欠蒸気系統12から蒸気間欠消費系統30への間欠蒸気の供給を開始すると共に流量制御を行う。なお、このとき、間欠蒸気系統12の間欠蒸気の圧力が上昇することで、蒸気本管14の蒸気の圧力が補充蒸気の圧力より高くなった場合、逆止弁28によって補助蒸気系統17から蒸気本管14への補助蒸気の供給が停止され、間欠蒸気系統12から蒸気本管14への間欠蒸気の供給が再開される。
これにより、主蒸気系統15の蒸気本管14内の蒸気の圧力は、間欠蒸気の供給の有無に影響されることなく、管理値の範囲内で制御することができる。
【0023】
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、前記した実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を構成する場合にも本発明は適用される。
また、前記実施の形態においては、補充蒸気発生装置として燃料焚きボイラを使用した場合について説明した。しかし、他の補充蒸気発生装置、例えばコークスの冷却時に発生する熱を利用するCDQを備えることも可能である。
【0024】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法においては、現時点での間欠蒸気系統の間欠蒸気量を基に、主蒸気系統へ供給する間欠蒸気の供給制御を行うので、従来のように例えば蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気量を予測することなく、間欠蒸気系統から主蒸気系統へ間欠蒸気を供給できる。従って、例えば急な予定変更による予測外れの影響等を考慮することなく、蒸気本管の蒸気の圧力を安定操業可能なレベルに制御できるので、設備を安定に操業できる。また、蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気をより多く供給できるので、例えば間欠蒸気の貯蔵を行う蒸気アキュムレータの容量を変えることなく、蒸気の貯蔵量を増やすことが可能となる。このため、新たな設備投資に要する製造コストを抑制できると共に、蒸気アキュムレータに貯蔵できない間欠蒸気の大気への放散量を従来より減少でき経済的である。
特に、請求項2記載の蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法においては、蒸気間欠消費系統に使用する間欠蒸気量を考慮すると共に、主蒸気系統へ供給可能な間欠蒸気量を容易に把握できるので、蒸気間欠消費装置を安定に稼動できる。
【0025】
請求項3記載の蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法においては、逆止弁により補充蒸気系統から主蒸気系統への補充蒸気の供給を制御するので、主蒸気系統の蒸気の圧力に応じて補充蒸気系統からの補充蒸気の供給及び停止を自動的に行うことができる。従って、間欠蒸気系統から主蒸気系統への間欠蒸気の供給量に影響されることなく、主蒸気系統の蒸気の圧力を安定操業可能なレベルに制御できるので、設備を安定に操業でき作業性が良好となる。また、間欠蒸気が蒸気アキュムレータから主蒸気系統へ大量供給可能な場合は、間欠蒸気のみを主蒸気系統へ供給できるので、例えば間欠蒸気を大気へ放散することなく使用でき経済的である。
請求項4記載の蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法においては、制御弁により蒸気アキュムレータから主蒸気系統への間欠蒸気の供給方法を変えるので、蒸気アキュムレータから主蒸気系統へ供給する間欠蒸気を、主蒸気系統の蒸気の圧力が所定圧力未満の場合は流量制御によって最大供給し、過昇圧時のみ圧力を制御して供給できる。従って、間欠蒸気を大量供給可能な場合には、補充蒸気系統から主蒸気系統への補充蒸気の供給を行うことなく、主蒸気系統へ間欠蒸気を供給できるので、補充蒸気系統を使用する必要がなく経済的である。また、主蒸気系統の蒸気の圧力が過昇圧の場合には、主蒸気系統へ供給する間欠蒸気の圧力を制御して供給するので、更に設備を安定に操業でき作業性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を適用する蒸気供給設備の説明図である。
【図2】同蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法を適用した供給制御の説明図である。
【符号の説明】
10:蒸気供給設備、11:OGボイラ(間欠蒸気発生装置)、12:間欠蒸気系統、13:蒸気使用装置、14:蒸気本管、15:主蒸気系統、16:燃料焚きボイラ(補充蒸気発生装置)、17:補充蒸気系統、18:配管、19:支管、20:放散弁、21:支管、22:蒸気アキュムレータ、23:減圧弁、24:配管、25:支管、26:蒸気タービン発電機、27:制御弁、28:逆止弁、29:溶鋼真空処理装置(蒸気間欠消費装置)、30:蒸気間欠消費系統、31:配管、32:圧力調整弁、33:支管、34:蒸気アキュムレータ、35:制御弁、36:蒸気配管、37:圧力調整弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention supplies steam to an intermittent steam consumption facility that supplies intermittent steam (intermittent steam) to a main system (main steam system) and also supplies to an intermittent steam consumption system in which steam consumption varies. It relates to a supply method.
[0002]
[Prior art]
Since the converter gas generated during hot metal blowing in the converter is high temperature, various methods for recovering this heat have been proposed. For example, an intermittent steam generator (for example, a heat recovery device) is provided in a hood or the like that covers the upper part of the converter furnace mouth, and heat is recovered as steam into a steam accumulator, and the recovered steam is passed through the steam pipe of the main system to intermittent steam consumption (E.g., molten steel vacuum processing equipment) and other general factory equipment and other steam using equipment. However, since the converter is operated intermittently, the steam is intermittent steam (OG steam) that is generated intermittently and is difficult to use continuously. Therefore, a method for effectively utilizing this steam has been proposed. ing.
For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 3-285008, the intermittent steam generation amount predicted from the converter operation data, the steam usage amount of the intermittent steam consumption device predicted from the operation data of the intermittent steam consumption device, and the current From the pressure value in the steam accumulator, the subsequent pressure in the steam accumulator is predicted and calculated, and the amount of intermittent steam required to supply the steam intermittent consumption device directly from other steam generators other than the intermittent steam generator is calculated. A method of calculating and adjusting the flow rate adjustment valve so as to be the calculated supply amount is disclosed. As a result, when the supply amount of intermittent steam from the steam accumulator is insufficient, when the supply is started directly from another steam generator or when the supply is stopped, the change in the supply amount is slowed and the supply amount is reduced. The increase / decrease can be reduced.
Further, in JP-A-4-50407, the amount of steam held in the steam accumulator is predicted in time series from the predicted value of the intermittent steam amount generated from the intermittent steam generator and the predicted value of the used steam amount, When this predicted value exceeds the upper limit holding amount of the steam accumulator or falls below the lower limit holding amount, the amount and time exceeding the upper limit holding amount from the predicted time point, or the adjustment amount from the amount and time below the lower limit holding amount, respectively. There is disclosed a method for adjusting the amount of steam generated from a steady steam generator that calculates and calculates steam in a steady manner in advance by the calculated amount. Thereby, when using intermittent steam for an intermittent steam consumption apparatus effectively, the steady steam generator which backs up by reducing the load fluctuation of steam can be reduced in size.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above steam supply method to the intermittent steam consumption equipment has the following problems.
In any method, since the predicted value is used, the prediction may be lost due to fluctuations in the converter blowing information, and pressure fluctuations may occur in the main system. Here, when the pressure of the main system is over-pressurized, it becomes impossible to control the pressure of the main system, while when the pressure of the main system decreases, it becomes impossible to supply steam to the steam intermittent consumption device and the steam using device, Stable operation cannot be performed. At this time, it is good if the steam turbine can absorb pressure fluctuations freely, but the steam system using a fuel-fired boiler whose pressure control performance (response speed) is inferior to the extraction from the steam turbine cannot absorb the pressure fluctuations. is there.
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a method for supplying steam to an intermittent steam consumption facility capable of controlling the pressure fluctuation of the main system and performing stable operation.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The steam supply method to the steam intermittent consumption equipment according to the present invention that meets the above-mentioned object is an intermittent steam system in which steam generation is intermittent in a main steam system including a plurality of steam using devices provided in a steam main. The intermittent steam in the steam accumulator is supplied to the intermittent steam consumption system provided with the intermittent steam consumption device provided in the steam main and supplying the intermittent steam in the steam accumulator. In the steam supply method to the intermittent steam consumption facility for supplying steam, a steam pipe capable of directly supplying intermittent steam is provided between the intermittent steam consumption system and the intermittent steam system, and a plurality of steam use devices and intermittent steam consumption devices are provided. If the amount of steam to be used cannot be supplied from the intermittent steam system, the intermittent steam supply control to the steam main by the control valve is performed.The maximum amount of steam obtained based onThis is performed using a preset flow rate gradient. Thus, since intermittent supply control of the intermittent steam supplied to the main steam system is performed based on the intermittent steam quantity of the intermittent steam system at the present time, for example, without predicting the intermittent steam quantity in the steam accumulator as in the past. The intermittent steam can be supplied from the intermittent steam system to the main steam system.
Here, in the steam supply method to the steam intermittent consumption facility according to the present invention, the intermittent steamSteam supplyUsing the following formula:AskingIt is preferable that
Qgen ≦ −Qrh + (Qrh2+2 x K x Vacc)1/2
Here, Qgen is the supply flow rate of intermittent steam from the intermittent steam system to the main steam system, Qrh is the supply flow rate of intermittent steam from the intermittent steam system to the intermittent steam consumption system, and K is supplied from the intermittent steam system to the main steam system. The flow rate gradient of intermittent steam, Vacc, is the remaining amount of intermittent steam in the steam accumulator. Thereby, while considering the intermittent steam volume used for an intermittent steam consumption system, the intermittent steam volume which can be supplied to the main steam system can be grasped easily.
[0005]
In the steam supply method to the intermittent steam consumption facility according to the present invention, the main steam system is provided with a supplemental steam system capable of supplying steam to the main steam system, and a check is not provided between the main steam system and the supplemental steam system. When the pressure value of the intermittent steam in the steam accumulator is reduced and the steam pressure in the main steam system is lower than the supplementary steam pressure in the supplementary steam system, a differential pressure between the steam in the main steam system and the supplementary steam is provided. As a result, supplementary steam is supplied from the supplementary steam system to the main steam system via the check valve, the pressure value of the intermittent steam in the steam accumulator rises, and the steam pressure in the main steam system is higher than the pressure of the supplementary steam. In this case, it is preferable to stop the supply of the supplemental steam from the supplemental steam system to the main steam system by the check valve. In this way, the supply of supplementary steam from the supplementary steam system to the main steam system is controlled by the check valve, so that supply and stoppage of supplementary steam from the supplementary steam system are automatically performed according to the steam pressure of the main steam system. Can be done.
In the steam supply method to the intermittent steam consumption facility according to the present invention, the control valve can perform switching between flow rate control and pressure control, and the control valve sets a predetermined pressure at which the steam pressure of the main steam system is preset. If it is less than the range, it is preferable to control the flow rate of the intermittent steam flowing to the main steam system, and to control the pressure of the intermittent steam flowing to the main steam system when the steam pressure of the main steam system is equal to or higher than a predetermined pressure. In this way, the intermittent steam supply method from the intermittent steam system to the main steam system is changed by the control valve, so that the intermittent steam supplied from the steam accumulator to the main steam system is less than the predetermined pressure. In this case, the maximum supply can be performed by the flow rate control, and the pressure can be controlled and supplied only at the time of excessive pressure increase.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention.
Here, FIG. 1 is an explanatory diagram of a steam supply facility to which the steam supply method to the intermittent steam consumption facility according to one embodiment of the present invention is applied, and FIG. 2 is an application of the steam supply method to the intermittent steam consumption facility. It is explanatory drawing of supply control.
[0007]
As shown in FIG. 1, a
[0008]
In the
Further, a branch point Y is provided on the downstream side of the branch point X of the
[0009]
In the
The supplementary steam in the
[0010]
A
A
[0011]
The steam in the steam
[0012]
Since the
A control valve 35 capable of supplying and stopping steam at a predetermined speed gradient set in advance is provided at the upstream end of the branch point P of the
[0013]
Further, between the branch point Q provided in the
[0014]
In this way, by supplying intermittent steam from the
[0015]
Next, a steam supply method to the intermittent steam consumption facility according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the
Usually, when the measurement pressure of intermittent steam in the
[0016]
Here, when the measurement pressure of the intermittent steam stored in the
[0017]
Here, the supply control of intermittent steam will be described.
The intermittent steam accumulated in the
[0018]
As shown in FIG. 2, the amount of steam necessary for the supply flow rate Qgen from the
Thus, the amount of steam that needs to be secured is indicated by the area surrounded by the triangle X and the quadrangle Y. This relationship is shown in equation (1).
Vacc ≧ (Qgen × Qgen / K) / 2 + Qrh × Qgen / K (1)
[0019]
Next, the formula (1) and the formula arranged for Qgen are shown in the formula (2).
Qgen ≦ −Qrh + (Qrh2 +2 x K x Vacc)1/2 ... (2)
Here, Qgen is the supply flow rate of intermittent steam from the
[0020]
If intermittent steam is supplied to the steam
Here, when the pressure of the steam of the
Note that the
[0021]
Here, if the measured pressure of the intermittent steam in the
Thereby, since the pressure disturbance of the steam
[0022]
On the other hand, the blowing of the converter is started again, the amount of intermittent steam stored in the
Thereby, the pressure of the steam in the steam
[0023]
The present invention has been described above with reference to the embodiment. However, the present invention is not limited to the configuration described in the above embodiment, and is described in the claims. Other embodiments and modifications conceivable within the scope of the above are also included.
For example, the present invention is also applied when the steam supply method to the intermittent steam consumption facility of the present invention is configured by combining some or all of the above-described embodiments and modifications.
Moreover, in the said embodiment, the case where a fuel-fired boiler was used as a supplemental steam generator was demonstrated. However, it is also possible to provide other supplemental steam generators such as a CDQ that utilizes heat generated during the cooling of coke.
[0024]
【The invention's effect】
In the steam supply method to the steam intermittent consumption facility according to claims 1 to 4, since the supply control of the intermittent steam supplied to the main steam system is performed based on the intermittent steam amount of the intermittent steam system at the present time, Thus, for example, intermittent steam can be supplied from the intermittent steam system to the main steam system without predicting the amount of intermittent steam in the steam accumulator. Therefore, for example, the steam pressure in the steam main can be controlled to a level at which stable operation is possible without considering the effect of unforeseen due to a sudden change in schedule, and the facility can be operated stably. In addition, since more intermittent steam in the steam accumulator can be supplied, for example, it is possible to increase the amount of stored steam without changing the capacity of the steam accumulator that stores intermittent steam. For this reason, the manufacturing cost required for new equipment investment can be suppressed, and the amount of intermittent steam that cannot be stored in the steam accumulator can be reduced to the atmosphere, which is economical.
In particular, in the steam supply method to the intermittent steam consumption facility according to claim 2, the intermittent steam amount used for the intermittent steam consumption system is taken into account, and the intermittent steam amount that can be supplied to the main steam system can be easily grasped. The steam intermittent consumption device can be operated stably.
[0025]
In the steam supply method to the intermittent steam consumption equipment according to claim 3, since the supply of supplementary steam from the supplementary steam system to the main steam system is controlled by a check valve, supplementation is performed according to the steam pressure of the main steam system. It is possible to automatically supply and stop supplemental steam from the steam system. Therefore, the steam pressure in the main steam system can be controlled to a level at which stable operation is possible without being affected by the amount of intermittent steam supplied from the intermittent steam system to the main steam system. It becomes good. Further, when a large amount of intermittent steam can be supplied from the steam accumulator to the main steam system, only the intermittent steam can be supplied to the main steam system, and therefore, for example, the intermittent steam can be used without being diffused to the atmosphere, which is economical.
In the steam supply method to the steam intermittent consumption facility according to claim 4, since the intermittent steam supply method from the steam accumulator to the main steam system is changed by the control valve, the intermittent steam supplied from the steam accumulator to the main steam system, When the steam pressure in the main steam system is less than a predetermined pressure, the maximum supply is performed by flow control, and the pressure can be controlled and supplied only at the time of overpressure. Accordingly, when a large amount of intermittent steam can be supplied, intermittent steam can be supplied to the main steam system without supplying supplementary steam from the supplementary steam system to the main steam system. It is economical. Further, when the pressure of the steam in the main steam system is excessively increased, the pressure of the intermittent steam supplied to the main steam system is controlled and supplied, so that the equipment can be operated more stably and the workability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a steam supply facility to which a steam supply method to an intermittent steam consumption facility according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is an explanatory diagram of supply control to which a steam supply method for the intermittent steam consumption facility is applied.
[Explanation of symbols]
10: Steam supply equipment, 11: OG boiler (intermittent steam generator), 12: intermittent steam system, 13: steam using device, 14: steam main, 15: main steam system, 16: fuel-fired boiler (replenishing steam generation) Equipment), 17: supplementary steam system, 18: piping, 19: branch pipe, 20: diffusion valve, 21: branch pipe, 22: steam accumulator, 23: pressure reducing valve, 24: piping, 25: branch pipe, 26: steam turbine generator 27: control valve, 28: check valve, 29: molten steel vacuum processing device (steam intermittent consumption device), 30: intermittent steam consumption system, 31: piping, 32: pressure regulating valve, 33: branch pipe, 34: steam accumulator , 35: control valve, 36: steam piping, 37: pressure regulating valve
Claims (4)
前記蒸気間欠消費系統と前記間欠蒸気系統との間には前記間欠蒸気を直接供給できる蒸気配管が設けられ、前記複数の蒸気使用装置及び前記蒸気間欠消費装置が使用する蒸気量を前記間欠蒸気系統から供給できない場合は、前記制御弁による前記蒸気本管への前記間欠蒸気の供給制御を、前記蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の残量を基にして求めた蒸気供給量を最大として、予め設定した流量勾配を用いて行うことを特徴とする蒸気間欠消費設備への蒸気供給方法。Supplying, via a control valve, intermittent steam in a steam accumulator provided in an intermittent steam system in which steam generation is intermittent to a main steam system provided with a plurality of steam using devices provided in the steam main, In the steam supply method to the steam intermittent consumption facility for supplying the intermittent steam in the steam accumulator to the steam intermittent consumption system provided with the steam intermittent consumption device provided with the steam consumption varying in the steam main,
A steam pipe capable of directly supplying the intermittent steam is provided between the intermittent steam consumption system and the intermittent steam system, and the amount of steam used by the plurality of steam use devices and the intermittent steam consumption device is set in the intermittent steam system. The supply of the intermittent steam to the steam main by the control valve is preset with the steam supply amount obtained based on the remaining amount of intermittent steam in the steam accumulator being set as a maximum . A steam supply method for intermittent steam consumption equipment, characterized by using a flow rate gradient.
Qgen≦−Qrh+(Qrh2+2×K×Vacc)1/2
ここで、Qgenは前記間欠蒸気系統から前記主蒸気系統への前記間欠蒸気の供給流量、Qrhは前記間欠蒸気系統から前記蒸気間欠消費系統への前記間欠蒸気の供給流量、Kは前記間欠蒸気系統から前記主蒸気系統へ供給する前記間欠蒸気の前記流量勾配、Vaccは前記蒸気アキュムレータ内の間欠蒸気の残量である。In the steam supply process to claim 1 the steam intermittently consumption equipment, wherein the steam supply amount of the intermittent steam, the steam supply method to the steam intermittent consuming facility, wherein the determined al are using the following equation.
Qgen ≦ −Qrh + (Qrh 2 + 2 × K × Vacc) 1/2
Here, Qgen is the supply flow rate of the intermittent steam from the intermittent steam system to the main steam system, Qrh is the supply flow rate of the intermittent steam from the intermittent steam system to the intermittent steam consumption system, and K is the intermittent steam system. The flow rate gradient of the intermittent steam supplied to the main steam system, Vacc, is the remaining amount of intermittent steam in the steam accumulator.
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