JP4091305B2 - Cylinder lock - Google Patents

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JP4091305B2
JP4091305B2 JP2002013015A JP2002013015A JP4091305B2 JP 4091305 B2 JP4091305 B2 JP 4091305B2 JP 2002013015 A JP2002013015 A JP 2002013015A JP 2002013015 A JP2002013015 A JP 2002013015A JP 4091305 B2 JP4091305 B2 JP 4091305B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース内にロータを回動可能に収容し、前記ロータに収容室を設けると共に、前記収容室にディスクタンブラを回動可能に収容し、前記ケース内に挿入されたキーと前記ディスクタンブラとの係合によって前記ディスクタンブラの回動位置を規定し、前記ロータを回動可能な位置と、前記ロータを回動不能な位置とに前記ディスクタンブラを配置可能にしたシリンダ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のシリンダ錠が実開平7−14041公報に開示されている。この従来のシリンダ錠においては、ディスクタンブラが鍵孔に挿入されたキーに押されてばねの付勢力に抗して回動し、サイドバーがディスクタンブラに形成された係合溝に嵌合するようになっている。サイドバーが係合溝に嵌合した状態では、ケースとサイドバーとの係合状態が解除され、キーを回動するという解錠操作によってロータが回動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ディスクタンブラは、ロータに形成された突起係合部とディスクタンブラに形成された突起との係合箇所を支点として回動する。そのため、ディスクタンブラ全体が弧を描くような移動をする。このような移動は、ディスクタンブラの回動に必要なスペースを大きくし、シリンダ錠の体格が大きくなる。
【0004】
本発明は、シリンダ錠のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、ケース内にロータを回動可能に収容し、前記ロータに複数の収容室を設けると共に、前記収容室には、該収容室に対応するディスクタンブラを収容室1室につき1個ずつ回動可能に収容し、前記ケース内に挿入されたキーと前記ディスクタンブラとの係合によって前記ディスクタンブラの回動位置を規定し、前記ロータを回動可能な位置と、前記ロータを回動不能な位置とに前記ディスクタンブラを配置可能にしたシリンダ錠を対象とし、請求項1の発明では、前記ディスクタンブラの外周縁に被ガイド部を設け、前記被ガイド部を摺接させて前記ディスクタンブラの回動を案内するためのガイド部を前記収容室に設け、前記ディスクタンブラの回動中心を前記ディスクタンブラの外周縁の内側に設定し、前記キーは、その板厚の方向に凹設された解錠孔を備えたディンプルキーであり、前記解錠孔を介した前記ディスクタンブラとディンプルキーとの係合は、前記ディスクタンブラの回動位置を規定するようにした。
【0006】
ディスクタンブラの回動中心がディスクタンブラの外周縁の内側にあるため、ディスクタンブラ全体が弧を描くように移動することはない。
請求項2の発明では、請求項1において、前記被ガイド部を円弧形状の円弧状部とし、前記ガイド部を円弧形状の円弧状ガイド部とし、前記円弧状ガイド部の円中心と前記円弧状部の円中心とを一致させた。
【0007】
ディスクタンブラは、円弧状部と円弧状ガイド部との摺接を介してロータに対して回動する。
請求項3の発明では、前記ディスクタンブラを回動する方向に付勢するばねを備え、前記ケース内に挿入された状態にある前記キーの板厚の範囲を前記キーの幅方向に延長した領域から外れた位置に前記ばねを配置し、前記キーの幅方向に対して前記ばねを傾け、前記キーは、その板厚の方向に凹設された解錠孔を備えたディンプルキーであり、前記解錠孔を介した前記ディスクタンブラとディンプルキーとの係合は、前記ディスクタンブラの回動位置を規定するようにした
【0008】
キーの幅方向に対してばねを傾けた構成は、ケース内のスペースのコンパクト化に寄与する。
請求項4の発明では、請求項3において、前記ディスクタンブラと前記ばねとは、それぞれ同数ずつの複数あり、前記複数のばねは、前記キーの挿入方向に見て異なる少なくとも2箇所の位置に分けて配置されているようにした。
【0009】
このような配置は、シリンダ錠のコンパクト化に寄与すると共に、不正解錠の防止に有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図6に従って説明する。図6は、シリンダ錠の分解斜視図を示す。
【0011】
図1(a)に示すように、筒状のケース11には雄ねじ部12が形成されており、雄ねじ部12にはナット13が螺着されている。ナット13は、シリンダ錠を取り付け対象に取り付け固定するためのものである。
【0012】
ケース11内にはロータ14が回動可能に嵌入されている。ロータ14の後端部141は、ケース11の後端から突出しており、後端部141には回動量規制カム15及び作用板16が相対回動不能に嵌合されている。後端部141には雄ねじ部142が形成されている。雄ねじ部142にはワッシャ17が嵌合されていると共に、ナット18が螺着されている。回動量規制カム15、作用板16及びワッシャ17は、ナット18の締め付けによってロータ14に固定されている。回動量規制カム15は、ケース11に係合してロータ14の回動量を規制する。作用板16は、シリンダ錠以外の固定部に係合して施錠作用をもたらしたり、電気スイッチをON−OFFしたりするものである。
【0013】
ロータ14の先端にはキャップ19が嵌合して固定されている。キャップ19には鍵孔191が形成されている。キー20は、鍵孔191を通してケース11内に挿入される。
【0014】
ロータ14には複数の収容室21,22,23,24が形成されており、各収容室21〜24には環状のディスクタンブラ25,26,27,28が収容されている。ロータ14の上部にはバー挿入孔29が形成されており、ケース11の内周面の上部にはロック溝111が形成されている。バー挿入孔29にはサイドバー30が挿入されている。サイドバー30は、一対のばね31,32のばね力によってロータ14に向けて付勢されている。
【0015】
図1(b)、図2、図3及び図4に示すように、環状のディスクタンブラ25〜28の外周縁には一対の円弧状部33,34が形成されている。収容室21〜24の形成壁面には一対の円弧状ガイド部35,36が形成されている。円弧状部33,34の円中心と、円弧状ガイド部35,36の円中心とは、一致させてある。円弧状ガイド部35,36の円中心は、ロータ14の回動中心Cに一致させてある。
【0016】
ディスクタンブラ25〜28は、円弧状部33,34と円弧状ガイド部35,36とが面接触するように収容室21〜24に収容されている。ディスクタンブラ25〜28は、円弧状部33,34と円弧状ガイド部35,36とが摺接するように回動可能である。円弧状部33,34と円弧状ガイド部35,36とが摺接するときのディスクタンブラ25〜28の回動中心は、円弧状部33,34及び円弧状ガイド部35,36の円中心となる。
【0017】
ディスクタンブラ25〜28の外周縁には一対の係合溝39,40が形成されている。サイドバー30は、係合溝39,40のいずれか一方に嵌まり込み可能である。一対の円弧状ガイド部35,36との間には規制溝37が形成されており、一対の円弧状部33,34の間には規制突起38が形成されている。規制突起38は、規制溝37に入り込んでおり、規制溝37は、規制突起38の移動範囲を規制する。即ち、ディスクタンブラ25〜28は、規制溝37と規制突起38とによって回動範囲を規制される。
【0018】
ディスクタンブラ25〜28の外周縁にはばね受け部41が形成されている。ロータ14にはばね座42,43,44,45が止着されており、ばね座42〜45とばね受け部41との間にはコイルばね型のばね46,47,48,49が介在されている。ばね46〜49は、ロータ14の回動中心Cに関して円弧状ガイド部35とは反対側の位置に配置されている。又、ばね46〜49は、ケース11内に挿入された状態にあるキー20の板厚の範囲〔図1(b)にTで示す〕をキー20の幅W〔図1(b)に図示〕の方向に延長した領域H〔図1(b)に図示〕から外れた位置に配置してある。ばね46〜49は、キー20の幅Wの方向に対して傾けてある。
【0019】
図1()及び図に示すばね46,49は、ディスクタンブラ25,28を反時計回りの方向に回動するように付勢する。図2及び図に示すばね47,48は、ディスクタンブラ26,27を時計回りの方向に回動するように付勢する。
【0020】
ディスクタンブラ25〜28の内周縁におけるばね受け部41の近傍には解錠突起251,261,271,281が形成されている。解錠突起251〜281は、挿入されたディンプルキー型のキー20の解錠孔201,202,203,204に嵌まり込む。解錠突起251〜281の高さは、僅かずつ異ならせてある。これに合わせて解錠孔201〜204の深さが僅かずつ異ならせてある。挿入されるキー20A(図5に図示)が正しいキーでない場合、例えば図5に示すように、ディスクタンブラ25が図1(b)に示す位置から回動し、サイドバー30が係合溝39から押し出されてケース11内面のロック溝111に入り込む。これによりロータ14が回動不能となり、正しくないキーによる解錠が阻止される。ディスクタンブラ25〜28は、正しいキー20の挿入によってロータ14を回動可能な位置に配置され、正しくないキーの挿入によってロータ14を回動不能な位置に配置される。
【0021】
第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1−1)ディスクタンブラ25〜28の回動中心Cは、ディスクタンブラ25〜28の外周縁の内側にある。ディスクタンブラ25〜28の回動中心Cをディスクタンブラ25〜28の外周縁の内側に設定したため、ディスクタンブラ25〜28全体が弧を描くように移動する状態は生じない。ディスクタンブラ25〜28のこのような回動は、実開平7−14041号公報のシリンダ錠に比べ、ディスクタンブラの動きを許容するためのスペースを少なくでき、シリンダ錠の体格をコンパクトにすることができる。
【0022】
(1−2)円弧状部33,34は、ディスクタンブラ25〜28の外周縁に設けた被ガイド部である。円弧状ガイド部35,36は、前記被ガイド部を摺接させてディスクタンブラ25〜28の回動を案内するためのガイド部である。円弧状部33,34の円中心と円弧状ガイド部35,36の円中心とを一致させたため、ディスクタンブラ25〜28は円弧状部33,34と円弧状ガイド部35,36との摺接を介してロータ14に対して回動する。従って、ディスクタンブラ25〜28は、回動中心Cを中心とした回動のみを行う。このような回動は、円滑である。
【0023】
(1−3)ディスクタンブラ25〜28を回動する方向に付勢するばね46〜49は、キー20の幅Wの方向に対して傾けられている。一般的に、キーの板厚Tは、キーの幅Wよりも小さく、ケース11内ではキーにおける解錠孔201〜204を形成する面側にばね配置用のスペースを確保し易い。このようなばね配置用のスペース内でキー20の幅Wの方向に対してばね46〜49を傾ける構成は、キー20の幅Wの方向に対してばね46〜49を直角に配置する構成に比べ、ばね配置用のスペースの確保に余裕をもたせる。従って、キー20の幅Wの方向に対してばね46〜49を傾けた構成は、ケース11内のスペースのコンパクト化に寄与する。
【0024】
(1−4)一般的に、ばね46〜49のコイル径は、ディスクタンブラ25〜28の厚みよりも大きく、複数のコイルばねを同列に配列(即ち、並列に配列)すると、複数のコイルばね配置用のスペースがキー20の挿入方向に長くなってしまう。本実施の形態では、複数のばね46〜49(本実施の形態では4つ)は、いずれもキー20の挿入方向に見て異なる位置に分散して配置されている。従って、全てのばね46〜49が同列に配列されることはなく、キー20の挿入方向における複数のコイルばね配置用のスペースの長さの短縮化が可能である。これは、シリンダ錠のコンパクト化に寄与する。
【0025】
(1−5)ばね46〜49とディスクタンブラ25〜28とは、それぞれ同数ずつの複数あり、複数のばね46〜49は、いずれもキー20の挿入方向に見て異なる位置に配置されている。略同形同大のディスクタンブラ25〜28の解錠突起251〜281は、ばね46〜49に対するばね受け部41の近傍にある。そして、これらの解錠突起251〜281は、図1(b)、図2〜図4に示すように、鍵孔191から見てケース11内に挿入されたキー20の存在領域に突き出している。キー20の存在領域に複数の解錠突起251〜281を突き出した構成は、不正解錠の防止に有効である。従って、ディスクタンブラ25〜28を回動するように付勢する複数のばね46〜49をキー20の挿入方向に見て異なる位置に配置した構成は、不正解錠の防止に有効である。
【0026】
本発明では以下のような実施の形態も可能である。
(1)ディスクタンブラを付勢するための複数のばねを2箇所又は3箇所の位置に分けて配置すること。
【0027】
(2)サイドバーを用いないシリンダ錠に本発明を適用すること。
(3)スライド式のディスクタンブラを備えたシリンダ錠に請求項3及び請求項4の発明を適用すること。
【0028】
前記した実施の形態から把握できる請求項記載以外の発明について以下に記載する。
〔1〕請求項1及び請求項2のいずれか1項において、前記ディスクタンブラを回動する方向に付勢するばねを備え、前記ケース内に挿入された状態にある前記キーの板厚の範囲を前記キーの幅方向に延長した領域から外れた位置に前記ばねを配置し、前記キーの幅方向に対して前記ばねを傾けたシリンダ錠。
【0029】
〔2〕前記〔1〕項において、前記ディスクタンブラと前記ばねとは、それぞれ同数ずつの複数あり、前記複数のばねのうちの少なくとも2つは、前記キーの挿入方向に見て異なる位置に配置されているシリンダ錠。
【0031】
【発明の効果】
以上、詳述したように、ディスクタンブラの外周縁に被ガイド部を設け、前記被ガイド部を摺接させて前記ディスクタンブラの回動を案内するためのガイド部を収容室に設け、前記ディスクタンブラの回動中心を前記ディスクタンブラの外周縁の内側に設定した発明、及びケース内に挿入された状態にあるキーの板厚の範囲を前記キーの幅方向に延長した領域から外れた位置にばねを配置し、前記キーの幅方向に対して前記ばねを傾けた発明のいずれにおいても、シリンダ錠のコンパクト化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し,(a)は、側断面図。(b)は、(a)のA−A線断面図。
【図2】図1(a)のB−B線断面図。
【図3】図1(a)のC−C線断面図。
【図4】図1(a)のD−D線断面図。
【図5】解錠不能状態を示す断面図。
【図6】分解斜視図。
【符号の説明】
11…ケース。14…ロータ。20…キー。21,22,23,24…収容室。25,26,27,28…ディスクタンブラ。33,34…被ガイド部としての円弧状部。35,36…ガイド部としての円弧状ガイド部。46,47,48,49…ばね。201,202,203,204…解錠孔。C…回動中心。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a rotor is rotatably accommodated in a case, a storage chamber is provided in the rotor, a disk tumbler is rotatably accommodated in the storage chamber, and a key inserted into the case and the disk The present invention relates to a cylinder lock that defines a rotational position of the disk tumbler by engaging with a tumbler, and allows the disk tumbler to be disposed at a position where the rotor can be rotated and a position where the rotor cannot be rotated. is there.
[0002]
[Prior art]
This type of cylinder lock is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-14401. In this conventional cylinder lock, the disk tumbler is pushed by the key inserted in the key hole and rotates against the urging force of the spring, and the side bar is fitted in the engaging groove formed in the disk tumbler. It is like that. In a state where the side bar is fitted in the engagement groove, the engagement state between the case and the side bar is released, and the rotor is rotated by an unlocking operation of rotating the key.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The disk tumbler rotates with the engagement portion between the protrusion engaging portion formed on the rotor and the protrusion formed on the disk tumbler as a fulcrum. Therefore, the entire disc tumbler moves so as to draw an arc. Such movement increases the space required for the rotation of the disc tumbler and increases the size of the cylinder lock.
[0004]
An object of the present invention is to make the cylinder lock compact.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, the present invention accommodates a rotor rotatably in a case, and provides a plurality of storage chambers in the rotor, and each storage chamber has a disk tumbler corresponding to the storage chamber per storage chamber. The disk tumbler is housed rotatably one by one, the rotation position of the disk tumbler is defined by the engagement between the key inserted into the case and the disk tumbler, and the rotor can be rotated, and the rotor The cylinder lock in which the disc tumbler can be disposed at a position where the disc tumbler cannot be rotated is an object. In the invention of claim 1, a guided portion is provided on an outer peripheral edge of the disc tumbler, and the guided portion is slidably contacted. A guide portion for guiding the rotation of the disc tumbler is provided in the storage chamber, the rotation center of the disc tumbler is set inside the outer peripheral edge of the disc tumbler, and the key is A dimple key having an unlocking hole recessed in the thickness direction, and the engagement between the disc tumbler and the dimple key through the unlocking hole defines the rotational position of the disc tumbler. I did it.
[0006]
Since the rotational center of the disc tumbler is inside the outer peripheral edge of the disc tumbler, the entire disc tumbler does not move in an arc.
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the guided portion is an arc-shaped arc-shaped portion, the guide portion is an arc-shaped arc-shaped guide portion, the circle center of the arc-shaped guide portion and the arc-shaped portion The center of the circle was matched.
[0007]
The disc tumbler rotates with respect to the rotor through sliding contact between the arc-shaped portion and the arc-shaped guide portion.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a spring that urges the disc tumbler in a direction in which the disc tumbler is rotated, and is an area in which a range of the thickness of the key inserted in the case extends in the width direction of the key. The spring is disposed at a position away from the key, the spring is inclined with respect to the width direction of the key, and the key is a dimple key provided with an unlocking hole recessed in the thickness direction of the key, The engagement between the disc tumbler and the dimple key through the unlocking hole defines the rotational position of the disc tumbler .
[0008]
The configuration in which the spring is inclined with respect to the width direction of the key contributes to the compactness of the space in the case.
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect, there are a plurality of the same number of the disc tumblers and the springs, and the plurality of springs are divided into at least two different positions when viewed in the key insertion direction. Was arranged.
[0009]
Such an arrangement contributes to making the cylinder lock compact and is effective in preventing unauthorized unlocking.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 6 shows an exploded perspective view of the cylinder lock.
[0011]
As shown in FIG. 1A, a male case 12 is formed in the cylindrical case 11, and a nut 13 is screwed to the male screw 12. The nut 13 is for attaching and fixing the cylinder lock to the attachment target.
[0012]
A rotor 14 is rotatably fitted in the case 11. The rear end portion 141 of the rotor 14 protrudes from the rear end of the case 11, and the rotation amount regulating cam 15 and the action plate 16 are fitted to the rear end portion 141 so as not to be relatively rotatable. A male screw portion 142 is formed at the rear end portion 141. A washer 17 is fitted to the male screw portion 142, and a nut 18 is screwed. The rotation amount regulating cam 15, the action plate 16 and the washer 17 are fixed to the rotor 14 by tightening nuts 18. The rotation amount regulating cam 15 is engaged with the case 11 to regulate the rotation amount of the rotor 14. The action plate 16 engages with a fixing portion other than the cylinder lock to bring about a locking action, or turns an electric switch on and off.
[0013]
A cap 19 is fitted and fixed to the tip of the rotor 14. A keyhole 191 is formed in the cap 19. The key 20 is inserted into the case 11 through the key hole 191.
[0014]
A plurality of storage chambers 21, 22, 23, and 24 are formed in the rotor 14, and annular disk tumblers 25, 26, 27, and 28 are stored in the storage chambers 21 to 24, respectively. A bar insertion hole 29 is formed in the upper part of the rotor 14, and a lock groove 111 is formed in the upper part of the inner peripheral surface of the case 11. Side bars 30 are inserted into the bar insertion holes 29. The side bar 30 is biased toward the rotor 14 by the spring force of the pair of springs 31 and 32.
[0015]
As shown in FIGS. 1B, 2, 3, and 4, a pair of arc-shaped portions 33 and 34 are formed on the outer peripheral edges of the annular disc tumblers 25 to 28. A pair of arcuate guide portions 35 and 36 are formed on the forming wall surfaces of the storage chambers 21 to 24. The circle centers of the arc-shaped portions 33 and 34 and the circle centers of the arc-shaped guide portions 35 and 36 are made to coincide with each other. The circular centers of the arcuate guide portions 35 and 36 are made to coincide with the rotation center C of the rotor 14.
[0016]
The disc tumblers 25 to 28 are accommodated in the accommodating chambers 21 to 24 so that the arc-shaped portions 33 and 34 and the arc-shaped guide portions 35 and 36 are in surface contact. The disc tumblers 25 to 28 are rotatable so that the arc-shaped portions 33 and 34 and the arc-shaped guide portions 35 and 36 are in sliding contact with each other. The rotation centers of the disk tumblers 25 to 28 when the arc-shaped portions 33 and 34 and the arc-shaped guide portions 35 and 36 are in sliding contact are the circle centers of the arc-shaped portions 33 and 34 and the arc-shaped guide portions 35 and 36. .
[0017]
A pair of engaging grooves 39 and 40 are formed on the outer peripheral edges of the disk tumblers 25 to 28. The side bar 30 can be fitted into one of the engagement grooves 39 and 40. A regulation groove 37 is formed between the pair of arcuate guide portions 35 and 36, and a regulation projection 38 is formed between the pair of arcuate portions 33 and 34. The restriction protrusion 38 enters the restriction groove 37, and the restriction groove 37 restricts the movement range of the restriction protrusion 38. That is, the rotation range of the disk tumblers 25 to 28 is restricted by the restriction groove 37 and the restriction protrusion 38.
[0018]
Spring receiving portions 41 are formed on the outer peripheral edges of the disk tumblers 25 to 28. Spring seats 42, 43, 44, 45 are secured to the rotor 14, and coil spring type springs 46, 47, 48, 49 are interposed between the spring seats 42-45 and the spring receiving portion 41. ing. The springs 46 to 49 are arranged at positions opposite to the arcuate guide portion 35 with respect to the rotation center C of the rotor 14. The springs 46 to 49 are shown in the width W of the key 20 [shown by T in FIG. 1B] (shown by T in FIG. 1B). ] Is disposed at a position deviating from the region H [shown in FIG. The springs 46 to 49 are inclined with respect to the direction of the width W of the key 20.
[0019]
FIG. 1 (b) and the spring 46, 49 shown in FIG. 4 is biased to rotate the disc tumbler 25, 28 in a counterclockwise direction. The springs 47 and 48 shown in FIGS. 2 and 3 urge the disc tumblers 26 and 27 to rotate in the clockwise direction.
[0020]
Unlocking protrusions 251, 261, 271, 281 are formed in the vicinity of the spring receiving portion 41 at the inner peripheral edge of the disk tumblers 25-28. The unlocking protrusions 251 to 281 are fitted into the unlocking holes 201, 202, 203, 204 of the inserted dimple key type key 20. The heights of the unlocking protrusions 251 to 281 are slightly different. In accordance with this, the depths of the unlocking holes 201 to 204 are slightly different. If the inserted key 20A (shown in FIG. 5) is not the correct key, for example, as shown in FIG. 5, the disc tumbler 25 rotates from the position shown in FIG. Is pushed into the lock groove 111 on the inner surface of the case 11. This makes the rotor 14 unrotatable and prevents unlocking with an incorrect key. The disc tumblers 25 to 28 are arranged at positions where the rotor 14 can be rotated by inserting the correct key 20, and are arranged at positions where the rotor 14 cannot be rotated by inserting an incorrect key.
[0021]
The following effects can be obtained in the first embodiment.
(1-1) The rotation center C of the disk tumblers 25 to 28 is inside the outer peripheral edge of the disk tumblers 25 to 28. Since the rotation center C of the disk tumblers 25 to 28 is set inside the outer peripheral edge of the disk tumblers 25 to 28, the entire disk tumblers 25 to 28 do not move in an arc. Such rotation of the disk tumblers 25 to 28 can reduce the space for allowing the disk tumbler to move, compared with the cylinder lock disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-14041, and can make the cylinder lock compact. it can.
[0022]
(1-2) The arc-shaped portions 33 and 34 are guided portions provided on the outer peripheral edges of the disk tumblers 25 to 28. The arcuate guide portions 35 and 36 are guide portions for guiding the rotation of the disk tumblers 25 to 28 by bringing the guided portions into sliding contact with each other. Since the circle centers of the arc-shaped portions 33 and 34 and the circle centers of the arc-shaped guide portions 35 and 36 are matched, the disk tumblers 25 to 28 are in sliding contact with the arc-shaped portions 33 and 34 and the arc-shaped guide portions 35 and 36. Through the rotor 14. Accordingly, the disk tumblers 25 to 28 only rotate around the rotation center C. Such rotation is smooth.
[0023]
(1-3) The springs 46 to 49 that bias the disc tumblers 25 to 28 in a rotating direction are inclined with respect to the direction of the width W of the key 20. Generally, the thickness T of the key is smaller than the width W of the key, and it is easy to secure a space for spring arrangement in the case 11 on the surface side where the unlocking holes 201 to 204 are formed in the key. The structure in which the springs 46 to 49 are inclined with respect to the direction of the width W of the key 20 in such a space for arranging the springs is a structure in which the springs 46 to 49 are disposed at right angles to the direction of the width W of the key 20. Compared with this, a sufficient space is provided for securing the space for the spring arrangement. Therefore, the configuration in which the springs 46 to 49 are inclined with respect to the direction of the width W of the key 20 contributes to the compactness of the space in the case 11.
[0024]
(1-4) Generally, the coil diameters of the springs 46 to 49 are larger than the thickness of the disk tumblers 25 to 28, and when a plurality of coil springs are arranged in the same row (that is, arranged in parallel), a plurality of coil springs are arranged. The space for arrangement becomes longer in the insertion direction of the key 20. In the present embodiment, the plurality of springs 46 to 49 (four in the present embodiment) are all distributed at different positions as viewed in the insertion direction of the key 20. Therefore, all the springs 46 to 49 are not arranged in the same row, and the length of the space for arranging the plurality of coil springs in the insertion direction of the key 20 can be shortened. This contributes to the compactness of the cylinder lock.
[0025]
(1-5) There are a plurality of the same number of the springs 46 to 49 and the disc tumblers 25 to 28, and the plurality of springs 46 to 49 are all arranged at different positions when viewed in the insertion direction of the key 20. . The unlocking protrusions 251 to 281 of the disk tumblers 25 to 28 having substantially the same shape and size are in the vicinity of the spring receiving portion 41 with respect to the springs 46 to 49. And these unlocking protrusions 251 to 281 protrude into the existence area of the key 20 inserted into the case 11 when viewed from the keyhole 191 as shown in FIG. 1B and FIGS. . A configuration in which a plurality of unlocking protrusions 251 to 281 protrude from the region where the key 20 exists is effective in preventing unauthorized unlocking. Therefore, the configuration in which the plurality of springs 46 to 49 that urge the disc tumblers 25 to 28 to rotate is arranged at different positions when viewed in the insertion direction of the key 20 is effective in preventing unauthorized unlocking.
[0026]
In the present invention, the following embodiments are also possible.
(1) Arranging a plurality of springs for urging the disc tumbler in two or three positions.
[0027]
(2) The present invention is applied to a cylinder lock that does not use a side bar.
(3) The inventions of claim 3 and claim 4 are applied to a cylinder lock having a slide type disk tumbler.
[0028]
Inventions other than the claims that can be grasped from the above-described embodiment will be described below.
[1] The range of the thickness of the key according to any one of claims 1 and 2, further comprising a spring that biases the disc tumbler in a rotating direction, and is inserted into the case. A cylinder lock in which the spring is disposed at a position deviated from the region extending in the width direction of the key and the spring is inclined with respect to the width direction of the key.
[0029]
[2] In the above [1], there are a plurality of the same number of the disc tumblers and the springs, and at least two of the plurality of springs are arranged at different positions when viewed in the key insertion direction. Cylinder lock.
[0031]
【The invention's effect】
As described above in detail, a guided portion is provided on the outer peripheral edge of the disc tumbler, and a guide portion for sliding the guided portion to guide the rotation of the disc tumbler is provided in the storage chamber. An invention in which the rotation center of the tumbler is set inside the outer peripheral edge of the disc tumbler, and the range of the thickness of the key inserted in the case is out of the region extending in the width direction of the key. In any of the inventions in which a spring is arranged and the spring is inclined with respect to the width direction of the key, the cylinder lock can be made compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a first embodiment. (B) is the sectional view on the AA line of (a).
FIG. 2 is a sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an unlockable state.
FIG. 6 is an exploded perspective view.
[Explanation of symbols]
11 ... Case. 14 ... Rotor. 20 ... Key. 21, 22, 23, 24... 25, 26, 27, 28: Disc tumbler. 33, 34... Arc portions as guided portions. 35, 36... Arc guide portions as guide portions. 46, 47, 48, 49 ... springs. 201, 202, 203, 204 ... unlocking holes. C: Center of rotation.

Claims (4)

ケース内にロータを回動可能に収容し、前記ロータに複数の収容室を設けると共に、前記収容室には、該収容室に対応するディスクタンブラを収容室1室につき1個ずつ回動可能に収容し、前記ケース内に挿入されたキーと前記ディスクタンブラとの係合によって前記ディスクタンブラの回動位置を規定し、前記ロータを回動可能な位置と、前記ロータを回動不能な位置とに前記ディスクタンブラを配置可能にしたシリンダ錠において、
前記ディスクタンブラの外周縁に被ガイド部を設け、前記被ガイド部を摺接させて前記ディスクタンブラの回動を案内するためのガイド部を前記収容室に設け、前記ディスクタンブラの回動中心を前記ディスクタンブラの外周縁の内側に設定し、
前記キーは、その板厚の方向に凹設された解錠孔を備えたディンプルキーであり、前記解錠孔を介した前記ディスクタンブラとディンプルキーとの係合は、前記ディスクタンブラの回動位置を規定するシリンダ錠。
A rotor is rotatably accommodated in the case, and a plurality of storage chambers are provided in the rotor. In each of the storage chambers, one disk tumbler corresponding to the storage chamber can be rotated per storage chamber. A position where the disk tumbler is rotated by engagement between the key inserted in the case and the disk tumbler, a position where the rotor can be rotated, and a position where the rotor cannot be rotated In the cylinder lock in which the disk tumbler can be arranged,
A guided portion is provided on an outer peripheral edge of the disc tumbler, a guide portion for guiding the rotation of the disc tumbler by bringing the guided portion into sliding contact is provided in the storage chamber, and the center of rotation of the disc tumbler is provided. Set inside the outer periphery of the disc tumbler,
The key is a dimple key having an unlocking hole recessed in the thickness direction, and the engagement between the disc tumbler and the dimple key through the unlocking hole is a rotation of the disc tumbler. Cylinder lock that defines the position.
前記被ガイド部を円弧形状の円弧状部とし、前記ガイド部を円弧形状の円弧状ガイド部とし、前記円弧状ガイド部の円中心と前記円弧状部の円中心とを一致させた請求項1に記載のシリンダ錠。2. The guided portion is an arc-shaped arc-shaped portion, the guide portion is an arc-shaped arc-shaped guide portion, and a circle center of the arc-shaped guide portion is coincident with a circle center of the arc-shaped portion. The cylinder lock described in 1. ケース内にロータを回動可能に収容し、前記ロータに複数の収容室を設けると共に、前記収容室には、該収容室に対応するディスクタンブラを収容室1室につき1個ずつ回動可能に収容し、前記ケース内に挿入されたキーと前記ディスクタンブラとの係合によって前記ディスクタンブラの回動位置を規定し、前記ロータを回動可能な位置と、前記ロータを回動不能な位置とに前記ディスクタンブラを配置可能にし、前記ディスクタンブラを回動する方向に付勢するばねを備えたシリンダ錠において、
前記ケース内に挿入された状態にある前記キーの板厚の範囲を前記キーの幅方向に延長した領域から外れた位置に前記ばねを配置し、前記キーの幅方向に対して前記ばねを傾け、
前記キーは、その板厚の方向に凹設された解錠孔を備えたディンプルキーであり、前記解錠孔を介した前記ディスクタンブラとディンプルキーとの係合は、前記ディスクタンブラの回動位置を規定するシリンダ錠。
A rotor is rotatably accommodated in the case, and a plurality of storage chambers are provided in the rotor. In each of the storage chambers, one disk tumbler corresponding to the storage chamber can be rotated per storage chamber. A position where the disk tumbler is rotated by engagement between the key inserted in the case and the disk tumbler, a position where the rotor can be rotated, and a position where the rotor cannot be rotated In the cylinder lock provided with a spring that urges the disk tumbler in a direction to rotate the disk tumbler.
The spring is disposed at a position deviating from a region where the thickness range of the key in the state inserted in the case is extended in the width direction of the key, and the spring is inclined with respect to the width direction of the key. ,
The key is a dimple key having an unlocking hole recessed in the thickness direction, and the engagement between the disc tumbler and the dimple key through the unlocking hole is a rotation of the disc tumbler. Cylinder lock that defines the position.
前記ディスクタンブラと前記ばねとは、それぞれ同数ずつの複数あり、前記複数のばねは、前記キーの挿入方向に見て異なる少なくとも2箇所の位置に分けて配置されている請求項3に記載のシリンダ錠。4. The cylinder according to claim 3, wherein there are a plurality of the disc tumblers and the same number of springs, and the plurality of springs are arranged in at least two different positions as viewed in the insertion direction of the key. Tablets.
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