JP4089265B2 - 通信装置、そのシステムおよびその方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時分割で各通信装置に無線通信期間が割り当てられる1チャンネル(1周波数帯域)で、時分割方式で無線による送受信を行う通信装置、そのシステムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開2001−103581号公報や特開2001−245364号公報には、家庭内の様々な機器に情報送信機能を設け、当該機器の状態や当該機器が検出した状態を情報として無線で他の機器に送信するシステムが開示されている。
このような無線通信の手段として、例えば、パルス幅が1ns以下のパルスを用いた通信であって、数GHzにわたる超広帯域を使用するUWB(Ultra Wide Band)通信が知られている。
このようなUWB通信は、送信時の消費電力が小さく、家庭内などの様々な機器に容易に組み込むことができるため、家庭内ネットワークを構築する上で有用である。
上述したUWB通信では、周波数多重化によって複数のチャネルを設定することが事実上できず、通常、単数のチャネルをフレーム単位で各通信装置に割り当てて送受信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、通信装置が緊急情報を送信する場合に、当該通信装置にフレームが割り当てられるまでに時間を要し、緊急情報を即座に送信できない場合があるという問題がある。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、時分割で各通信装置に無線通信期間が割り当てられる1チャンネル(1周波数帯域)、時分割方式を用いて無線による送受信を行う場合に、所定の条件を満たした場合に、所定の情報を確実に送受信できる通信装置、そのシステムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明によれば、各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線通信を行う通信装置であって、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて無線による送受信を行う通信回路と、
前記通信回路が前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、当該通信装置が所定の条件を満たさないことを判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では前記通信回路が受信あるいは受信待ちを行い、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたことを判断した場合には前記通信回路が前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行うように制御する制御回路と
を有する通信装置が提供される。
【0006】
上記通信装置の作用は以下のようになる。
通信回路が、時分割で各通信装置に無線通信期間が割り当てられる通信フレームを用いて無線による送受信を行う。
そして、制御回路が、前記通信回路が受信した無線通信期間内の管理データで規定される受信専用通信期間を特定する。
そして、制御回路が、当該受信専用通信期間では、当該通信装置が所定の条件を満たさないと判断した場合に前記通信回路が受信あるいは受信待ちを行うように制御する。また、制御回路が、当該受信専用通信期間では、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には受信専用通信期間であっても前記通信回路が送信を行うように制御する。
【0007】
好ましくは、前記制御回路は、前記特定された受信専用通信期間に前記通信回路が所定の通知を他の第1通信装置から受信した場合に、当該通知を他の第2通信装置に送信するように前記通信回路を制御する。
【0008】
また好ましくは、前記通信回路はスペクトラム拡散による無線通信を行う。
【0009】
また好ましくは、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断された場合に、前記制御回路は、前記通信回路が所定の通知を少なくとも前記所定時間間隔分または前記所定数の無線通信期間分、継続して送信するように制御する。
【0010】
好ましくは、電源回路をさらに有し、
前記制御回路は、前記通信装置が前記所定の条件を満たさないと判断した場合に、前記通信回路への前記電源回路による電源供給を停止し、前記通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には、前記通信回路への前記電源回路による電源供給を起動させ、前記所定の通知を前記通信回路が送信するように制御する。
【0011】
また本発明によれば、複数の通信装置を有し、複数の送信装置の各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線による送受信を行う通信システムであって、
各通信装置は、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて無線による送受信を行い、
当該通信装置が前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、
当該通信装置が所定の条件を満たさないと判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では受信あるいは受信待ちを行い、
当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行う、通信システムが提供される。
【0012】
さらに本発明によれば、各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線通信を行う通信方法であって、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて当該通信装置が無線による送受信を行い、
当該通信装置は前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、当該通信装置が所定の条件を満たさないと判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では受信あるいは受信待ちを行い、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行うように制御する、通信方法が提供される。
【0013】
好ましくは、当該通信装置が前記特定された受信専用通信期間に所定の通知を他の第1通信装置から受信した場合に、当該通信装置は当該通知を他の第2通信装置に送信するように制御する。
【0014】
好ましくは、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合に、前記所定の通知を少なくとも前記所定時間間隔分または前記所定数の無線通信期間分、当該通信装置は継続して送信するように制御する。
【0015】
また好ましくは、前記通信装置が前記所定の条件を満たさないと判断した場合に、前記通信装置内の通信回路への電源回路による電源供給を停止し、
前記通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には前記通信装置内の通信回路への前記電源回路による電源供給を起動させ、前記所定の通知を送信するように制御する。
【0016】
好ましくは、前記通信はスペクトラム拡散による無線通信を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる通信システムについて説明する。
図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、例えば、STB(Set Top Box) 11、テレビ受像機12、電話13、プリンタ14、PC(Personal Computer) 15、センサ16、冷蔵庫17および掛け時計18を有し、これらが家庭内に配置されている。
【0018】
STB11、テレビ受像機12、電話13、プリンタ14およびPC15は、UWB送受信機能を有し、本発明の第1の発明の通信装置に対応している。当該UWB送受信は、単数のチャンネルを用いて行われる。
UWB送受信は、無線通信の一つであり、スペクトラム拡散により、1GHz以上(例えば2〜3GHz)の広周波数帯域に信号を拡散して送受信が行われる。このとき、送受信される信号は、ノイズ程度の強さしかないため、同じ周波数帯を使用する無線機器と混信することがなく、消費電力も小さい。
【0019】
センサ16、冷蔵庫17および掛け時計18は、UWB送信機能を有し、本発明の第2の発明の通信装置に対応している。
STB11は、UWB通信の基地局として機能し、テレビ受像機12、電話13、プリンタ14およびPC15などの通信装置に制御信号を送信し、当該通信装置に通信フレームにより規定された無線通信期間を割り当て(無線区間のソース割り当て)、当該割り当てられた通信フレームを用いて当該通信装置がUWB通信を行うように制御する。通信フレーム周期は例えば2msである。
本実施形態では、図2に示すように、通信フレームには、例えばSTB11により送信権限が割り当てられる通常通信フレーム(本発明の無線通信期間)の他に、所定の時間間隔で受信専用フレーム(本発明の受信専用通信期間)が規定されている。各通信装置は、当該受信専用フレームでは、所定の条件を満たさない場合、例えば緊急事態が発生していない場合に受信あるいは受信待ちを行い、所定の条件を満たす場合、例えば、緊急事態が発生した場合に予め決められた緊急通知を行う。すなわち、各通信装置は、受信専用フレームでは、緊急通知の送信のみ許可される。受信専用フレームは、例えば、100通信フレームに1回存在する。
上記所定の条件としては、緊急事態が発生したこと以外に、当該通信装置が予め設定された状態を検知したこと、その時点で当該通信装置に通常通信期間(通常通信フレーム(本発明の無線通信期間))が割り当てられていないこと、あるいは、当該通信装置に当該受信専用フレームでのデータ送信を許可する設定がなされていることなどがある。
各通信装置は、各通信フレーム内の制御スロット内の管理データ(本発明の管理データ)を基に(で規定される)、受信専用フレームのタイミングを特定する。
【0020】
また、センサ16、冷蔵庫17および掛け時計18は、通常状態では、UWB送信機能をオフにしており、内部状態に緊急事態が生じた場合に、UWB送信機能をオンにして、当該緊急事態を通知する緊急通知を、例えば、100通信フレームに相当する期間継続して送信する。
例えば、図3に示すように、センサ16は、緊急通知をUWB送信し、テレビ受像機12が受信専用フレームで当該緊急通知を受信する。そして、テレビ受像機12がPC15に当該受信した緊急通知をUWB送信し、PC15が緊急通知を画面に表示する。
【0021】
以下、図1に示す構成要素について説明する。
〔STB11〕
図4は、図1に示すSTB11の機能ブロック図である。
図4に示すように、STB11は、例えば、アンテナ30、UWB送受信部31、STB機能部32、液晶ディスプレイ33およびマイクロコンピュータ34を有する。
ここで、UWB送受信部31が第1の発明の通信回路に対応し、マイクロコンピュータ34が第1の発明の制御回路に対応している。
【0022】
UWB送受信部31は、アンテナ30を介して、他の通信装置とUWB送受信を行う。
STB機能部32は、通常のSTBの機能を実現する。
液晶ディスプレイ33は、マイクロコンピュータ34からの表示信号に応じた画面を表示する。
マイクロコンピュータ34は、他の通信装置にUWB送受信部31を介して制御信号を送信し、図2に示す通信フレームを用いたUWB通信を管理する。
また、マイクロコンピュータ34は、通信フレーム内の制御スロット内の管理データで規定された受信専用フレームでは、緊急事態が発生していない場合(本発明の所定の条件を満たさない場合)にUWB送受信部31が受信あるいは受信待ちを行うように制御し、緊急事態が発生した場合(本発明の所定の条件を満たした場合)に、当該緊急事態を通知する緊急通知をUWB送受信部31を介してUWB送信する。
また、マイクロコンピュータ34は、UWB送受信部31が他の通信装置から緊急通知を受信した場合に、UWB送受信部31を介して当該緊急通知を他の通信装置に送信する。
【0023】
〔テレビ受像機12〕
図5は、図1に示すテレビ受像機12の機能ブロック図である。
図5に示すように、テレビ受像機12は、例えば、アンテナ40、UWB送受信部41、テレビ機能部42およびマイクロコンピュータ44を有する。
ここで、UWB送受信部41が第1の発明の通信回路に対応し、マイクロコンピュータ44が第1の発明の制御回路に対応している。
【0024】
UWB送受信部41は、アンテナ40を介して、他の通信装置とUWB送受信を行う。
テレビ機能部42は、通常のテレビ受像機能を実現する。
マイクロコンピュータ44は、UWB送受信部41がUWB受信した通信フレーム内の制御スロット内の管理データに基づいて、受信専用フレームを特定し、当該受信専用通信期間では、緊急事態が発生していない場合(本発明の所定の条件を満たさない場合)にUWB送受信部41が受信あるいは受信待ちを行うように制御し、緊急事態が発生した場合(本発明の所定の条件を満たした場合)に、当該緊急事態を通知する緊急通知をテレビ機能部42のIDと共にUWB送受信部41を介してUWB送信する。
また、マイクロコンピュータ44は、UWB送受信部41が他の通信装置から緊急通知を受信した場合に、UWB送受信部41を介して当該緊急通知を他の通信装置に送信する。
【0025】
プリンタ14およびPC15は、テレビ機能部42を除いて、図6に示すテレビ受像機12と同様の機能を有している。
【0026】
〔センサ16〕
図6は、図1に示すセンサ16の機能ブロック図である。
図6に示すように、センサ16は、例えば、アンテナ50、UWB送信部51、センサ機能部52、マイクロコンピュータ54、バッテリ55および電源用IC56を有する。
ここで、UWB送受信部51が第2の発明の通信回路に対応し、マイクロコンピュータ54が第2の発明の制御回路に対応している。
【0027】
UWB送信部51は、アンテナ50を介して、他の通信装置にUWB送信を行う。
センサ機能部52は、例えば、侵入者検出センサなどであり、侵入者を検出した場合にその旨を示す検出信号をマイクロコンピュータ54に出力する。
バッテリ55は、UWB送信部51を駆動するための電力を供給する。
電源用IC56は、マイクロコンピュータ54からの制御信号に基づいて、バッテリ55からUWB送信部51への電力供給を制御する。
マイクロコンピュータ54は、センサ機能部52から侵入者を検出した旨を示す検出信号を入力すると、電源用IC56にバッテリ55から電源用IC56への電源供給を起動させる。
そして、マイクロコンピュータ54は、緊急事態を通知する緊急通知をセンサ16のIDと共に、例えば、受信専用フレームが割り当てられる時間間隔である100通信フレームに相当する期間(100×2ms)継続してランダムにUWB送信部51に複数回送信させる。
【0028】
以下、図1に示す通信システム1の動作例を説明する。
〔第1の動作例〕
当該動作例では、図1に示すテレビ受像機12が緊急事態を検出した場合を説明する。
以下の動作において、テレビ受像機12およびPC15は、受信した図2に示す通常フレーム内の制御スロット内の管理データを基に、必要に応じて受信専用フレームのタイミングを特定する。
図7は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
図5に示すテレビ受像機12のマイクロコンピュータ44が、例えば、テレビ機能部42の異常など何らかの緊急事態を検出した場合に、ステップST2の処理に進む。
ステップST2:
テレビ受像機12のマイクロコンピュータ44が、UWB送受信部41が受信した通信フレーム内の制御スロット内の管理データを基に(で規定される)、次の受信専用フレームを特定する。
ステップST3:
マイクロコンピュータ44が、例えば、異常の内容を示す緊急通知を生成し、UWB送受信部41を介して当該緊急通知をステップST2で特定した受信専用フレームを用いて送信する。
当該受信専用フレームに対応する期間では、STB11、電話13、プリンタ14およびPC15は受信あるいは受信待ちを行う。
当該緊急通知は、例えば、図4に示すSTB11のUWB送受信部31で受信される。
【0029】
ステップST4:
図4に示すSTB11のマイクロコンピュータ34は、ステップST3でUWB送受信部31が受信した緊急通知を、UWB送受信部31からPC15に転送する。
マイクロコンピュータ34による当該緊急通知の転送は、図2に示す通常フレームを用いて行ってもよいし、受信専用フレームを用いて行ってもよい。
【0030】
ステップST5:
PC15は、ステップST4で受信した緊急通知が例えばテレビ受像機12に故障が発生したことを示す場合に、故障修理サービスのWebページに自動的にアクセスし、当該Webページに応じた画面を表示する。
ステップST6:
PC15は、緊急通知を受信したことを示す緊急通知受信確認をSTB11に送信する。
当該緊急通知受信確認は、図4に示すSTB11のUWB送受信部31で受信される。
ステップST7:
図4に示すSTB11のマイクロコンピュータ34は、ステップST6で受信した緊急通知受信確認をUWB送受信部31からテレビ受像機12に転送する。
【0031】
〔第2の動作例〕
当該動作例では、センサ16が緊急事態を検出した場合を説明する。
図8は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
初期状態として、図6に示す電源用IC56を介したバッテリ55からUWB送信部51の電力供給は停止しており、UWB送信部51は不活性状態になっている。
【0032】
ステップST11:
図6に示すセンサ16のセンサ機能部52が、例えば侵入者を検出すると、その旨を示す検出信号がマイクロコンピュータ54に出力される。
マイクロコンピュータ54は、当該検出信号を基に、緊急事態が検出されたと判断し、ステップST12の処理に進む。
ステップST12:
マイクロコンピュータ54が、電源用IC56の起動信号を出力する。
これにより、電源用IC56が、バッテリ55からUWB送信部51に電力供給を行い、UWB送信部51が活性化状態になる。
ステップST13:
マイクロコンピュータ54が、緊急事態を通知する緊急通知を、例えば、100通信フレームに相当する期間継続してUWB送信部51に送信させる。
当該緊急通知が、例えば、受信専用フレームにおいて、図5に示すテレビ受像機12のUWB送受信部41で受信される。
このとき、1000通信フレームの間には、必ず1回の受信専用フレームが存在するため、当該緊急通知は確実に送受信される。
マイクロコンピュータ54は、当該緊急通知の送信後に、電源用IC56を制御して、バッテリ55からUWB送信部51への電源供給を停止させ、UWB送信部51を不活性状態にする。
【0033】
ステップST14:
図5に示すテレビ受像機12のマイクロコンピュータ44が、ステップST13で受信した緊急通知の転送要求をSTB11に送信する。
当該緊急通知の送信は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
ステップST15:
図4に示すSTB11のマイクロコンピュータ34が、ステップST14でテレビ受像機12から受信した転送要求に対する転送許可通知をUWB送受信部31からテレビ受像機12に送信する。
当該転送許可通知の送信は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
【0034】
ステップST16:
図5に示すテレビ受像機12のマイクロコンピュータ44が、ステップST14でセンサ16から受信した緊急通知を、UWB送信部41からSTB11に転送する。
当該転送許可通知の転送は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
ステップST17:
図4に示すSTB11のマイクロコンピュータ34が、ステップST16でテレビ受像機12からから受信した緊急通知を、UWB送信部31からPC15に転送する。
当該転送許可通知の転送は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
【0035】
ステップST18:
PC15は、ステップST17で受信した緊急通知が例えば侵入者検出を示す場合に、警備会社のサーバ装置にアクセスを行い、その旨を通知する処理を行うと共に、警報出力などを行う。
ステップST19:
PC15は、緊急通知を受信したことを示す緊急通知受信確認をSTB11に送信する。
当該緊急通知受信確認の送信は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
ステップS20:
図4に示すSTB11のマイクロコンピュータ34は、ステップST19で受信した緊急通知受信確認をUWB送受信部31からテレビ受像機12に転送する。
当該緊急通知受信確認の送信は、例えば、図2に示す通常通信フレームを用いて行われる。
【0036】
以上説明したように、通信システム1によれば、家庭内の通信装置がUWBにより1チャンネルの低消費電力無線通信を行う場合に、各通信装置が受信専用フレームを用いて他の通信装置に緊急通知を確実に所定時間内に送受信できる。
通信システム1では、このように受信専用フレームを用いることで、緊急通知の送受信が、通常フレームを用いた通信装置間での通信に影響を与えない。これにより、リアルタイム性が要求されるAV伝送に特に有効である。
また、通信システム1のセンサ16によれば、バッテリ55からUWB送信部51への電源供給は、センサ機能部52が緊急事態を検出した場合にのみ行われるため、バッテリ55を小型化できる。従って、緊急通知の送信機能を様々の機器に容易に組み込むことができる。
【0037】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、図6に示すマイクロコンピュータ54が、緊急通知を受信専用フレームが割り当てられる時間間隔である100通信フレームに相当する期間継続してUWB送信部51に送信させる場合を例示したが、マイクロコンピュータ54は、例えば、通信フレームの期間(2ms)を保持している場合に、100通信フレームの期間、2ms毎に連続して緊急通知を送信するようにしてもよい。この場合に、センサ16が第3の発明に対応する。
【0038】
また、上述した実施形態では、図8に示すステップST14,ST15,ST16,ST17,ST19,ST20を通常通信フレームを用いて行う場合を例示したが、受信専用フレームのタイミングを特定し、当該受信専用フレームを用いて行ってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、時分割で各通信装置に無線通信期間が割り当てられる1チャネル、時分割方式を用いて無線による送受信を行う場合に、所定の条件を満たした場合に所定期間内に所定の情報を確実に送受信できる通信装置、そのシステムおよびその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施形態に係わる通信システムの全体構成図である。
【図2】 図2は、図1に示す通信システムで用いられる通信フレームを説明するための図である。
【図3】 図3は、図1に示す本実施形態の通信システムの動作例を説明するための図である。
【図4】 図4は、図1に示すSTBの機能ブロック図である。
【図5】 図5は、図1に示すテレビ受像機の機能ブロック図である。
【図6】 図6は、図1に示すセンサの機能ブロック図である。
【図7】 図7は、図1に示す通信システムにおいて、テレビ受像機が緊急事態を検出した場合を説明するためのフローチャートである。
【図8】 図8は、図1に示す通信システムにおいて、センサが緊急事態を検出した場合を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11…STB、12…テレビ受像機、13…電話、14…プリンタ、15…PC、16…センサ、17…冷蔵庫、18…掛け時計、30…アンテナ、31…UWB送受信部、32…STB機能部、33…液晶ディスプレイ、34…マイクロコンピュータ、40…アンテナ、41…UWB送受信部、42…テレビ機能部、44…マイクロコンピュータ、50…アンテナ、51…UWB送信部、52…センサ機能部、54…マイクロコンピュータ、55…バッテリ、56…電源用IC
Claims (11)
- 各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線通信を行う通信装置であって、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて無線による送受信を行う通信回路と、
前記通信回路が前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、当該通信装置が所定の条件を満たさないことを判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では前記通信回路が受信あるいは受信待ちを行い、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたことを判断した場合には前記通信回路が前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行うように制御する制御回路と
を有する通信装置。 - 前記制御回路は、前記特定された受信専用通信期間に前記通信回路が所定の通知を他の第1通信装置から受信した場合に、当該通知を他の第2通信装置に送信するように前記通信回路を制御する、
請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信回路は、スペクトラム拡散による無線通信を行う、
請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合に、前記制御回路は、前記通信回路が所定の通知を少なくとも前記所定時間間隔分または前記所定数の無線通信期間分、継続して送信するように制御する、
請求項1または2に記載の通信装置。 - 電源回路をさらに有し、
前記制御回路は、
前記通信装置が前記所定の条件を満たさないと判断した場合に、前記通信回路への前記電源回路による電源供給を停止し、
前記通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合に、前記通信回路への前記電源回路による電源供給を起動させ、前記所定の通知を前記通信回路が送信するように制御する、
請求項1に記載の通信装置。 - 複数の通信装置を有し、複数の送信装置の各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線による送受信を行う通信システムであって、
各通信装置は、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて無線による送受信を行い、
当該通信装置が前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、
当該通信装置が所定の条件を満たさないと判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では受信あるいは受信待ちを行い、
当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行う、
通信システム。 - 各通信装置に割り当てられる無線通信期間と、所定の時間間隔または所定数の無線通信期間ごとに規定された専用受信通信期間とが、時分割で規定されている1チャンネルの通信フレームを用いて無線通信を行う通信方法であって、
当該通信装置に割り当てられる無線通信期間を用いて当該通信装置が無線による送受信を行い、
当該通信装置は前記割り当てられた無線通信期間内に受信した管理データで規定される受信専用通信期間を特定し、当該通信装置が所定の条件を満たさないと判断した場合に当該特定された受信専用通信期間では受信あるいは受信待ちを行い、当該通信装置が前記所定の条件を満たしたことを判断した場合には前記特定された受信専用通信期間であっても送信を行うように制御する、
通信方法。 - 当該通信装置が前記特定された受信専用通信期間に所定の通知を他の第1通信装置から受信した場合に、当該通信装置は当該通知を他の第2通信装置に送信するように制御する、
請求項7に記載の通信方法。 - 当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には、当該通信装置は前記所定の通知を少なくとも前記所定時間間隔分または前記所定数の無線通信期間分、当該通信装置は継続して送信するように制御する、
請求項7に記載の通信方法。 - 当該通信装置が前記所定の条件を満たさないと判断した場合に、当該通信装置は前記通信装置内の通信回路への電源回路による電源供給を停止し、
当該通信装置が前記所定の条件を満たしたと判断した場合には、当該通信装置が、前記通信装置内の通信回路への前記電源回路による電源供給を起動させ、前記所定の通知を送信するように制御する、
請求項7に記載の通信方法。 - 前記通信は、スペクトラム拡散による無線通信を行う、
請求項7に記載の通信方法。
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