JP4087696B2 - Microwave heating device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波加熱装置に係わり、特に高温高耐圧金属容器内にマイクロ波を効率良く供給させて高温高耐圧容器内に収容する被加熱物に照射させることによって効率的に加熱処理を行うマイクロ波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、化学分野では、マイクロ波自体が触媒反応を加速させる作用を有することに注目され、卑近な電子レンジを利用して化学反応促進効果が得られるという論文が多く発表されている。しかしながら、電子レンジを利用した化学反応促進実験では、石英ガラスやテフロン(登録商標)などで形成された反応炉が爆発的な反応により破壊されたという問題が提起されている。このような実験が行われる背景には、一般的に化学反応は短時間で完了すればするほど高純度の反応物が得られるという結果が得られつつあることから、マイクロ波の存在下では可能な限り高温度及び高耐圧に耐える装置とすることが望まれる。大学などの研究機関では、大量に反応生成物を作製する必要がないこともあり、安全面から高圧が加わる部分の大きさを可能な限り小さくできることが望まれている。
【0003】
最近、特に注目されている超臨界と呼ばれる状態での化学反応の研究がある。例えば温度約400℃,約30MPa(300気圧)程度の状況下では、常温常圧では安定した中性の水でさえ、ラジカル分子となり、腐食作用を持つという研究が公表されている。このような状態を安定に保持しつつ、基礎研究を行う必要があり、現在では、ここまで配慮した実験研究がなされていない。
【0004】
マイクロ波電力の増減に対応する被加熱物の温度変化の追従は、他の加熱方法と比較して格段に早いので、特に被加熱物の温度を一定に保持するためにはマイクロ波加熱に勝るものはない。超臨界状態を得るためには、従来法との併用による方法と、マイクロ波加熱のみによる方法とがあるが、本発明においては、これらの方法に固執するものではない。また、このような背景から、高温度及び高耐圧での使用に耐え、被加熱物を収容する容器に大きさを問わず、マイクロ波を効率良く導入できるマイクロ波結合器の出現が要請されている。
【0005】
また、一方、超臨界水の実験においては、マイクロ波加熱が注目されており、例えば温度約400℃,約30MPa(300気圧)の実験環境下におけるマイクロ波照射による被加熱物への高速温度制御及び化学反応の促進効果が期待できることから、マイクロ波の照射による被加熱物の加熱制御が注目されている。
【0006】
この種の高温度及び高耐圧容器内への化学反応促進用マイクロ波供給装置としては、例えば下記特許文献1に示すように耐圧容器の一部に第1の窓を、耐圧容器の外側に第2の窓をそれぞれ設置した2つの仕切窓により耐圧容器を密閉し、第1の窓と第2の窓との間の内圧を制御できるようにした中空の導波管または同軸線路を有する高温高圧容器への化学反応促進用マイクロ波供給装置が開示されている。
【0007】
また、下記特許文献2には、高温高圧容器内に反応容器を配設することにより窓を1つとする化学反応促進用マイクロ波供給装置を設けた高温高圧容器の構造が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−113349
【特許文献2】
特開2002−113350
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成される高温高圧容器への化学反応促進用マイクロ波供給装置は、市場性のある波長約2.45GHzのマイクロ波を用いる際、比較的小容量の高温高圧容器の構成では、高温高圧容器内へのマイクロ波の導入は困難である。つまり、大容量の高温高圧容器の構成では、強固な耐圧構造が必要となる。また、第1の窓と第2の窓との間をマイクロ波を伝播させる導波管または同軸線路を介して接続する場合、例えば同軸線路を使用する場合には、高温高耐圧容器内にマイクロ波をある程度導入できるものの、効率良く供給することができないという問題があった。
【0010】
一方、導波管は一種のハイパスフィルタであるので、ある限度以下の大きさの導波管は使用できない。例えば波長約2.45GHzのマイクロ波では、矩形断面の長辺寸法が自由空間波長の2分1以下、すなわち約61.1mm以下になると、理論上、マイクロ波の伝播が不可能になる。実際には、限界寸法に近づくと、導波管の内壁面部分における伝播損失が急増するので、通常では70mm〜110mmの寸法のが使用される。したがって、給電部の構造が大きくなるため、強固な耐圧構造が必要となる。
【0011】
また、上記特許文献2の構造においては、特許文献1と同様に高温高圧容器の小型化が困難となるという問題があった。
【0012】
したがって、本発明は、前述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、小型から大型までの高温高圧容器内に効率良くマイクロ波を供給できるようにしたマイクロ波加熱装置を提供することにある。
【0013】
また、本発明の他の目的は、市場性のある波長約2.45GHzのマイクロ波電力を利用でき、被加熱物のマイクロ波加熱を容易かつ低コストで実現可能にしたマイクロ波加熱装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明によるマイクロ波加熱装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生装置と、当該マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつマイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する当該マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、空洞部内に配設された金属性部材からなる中心導体と、当該マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ同軸線路の出力端に接続され当該マイクロ波を導入する入力部及び第2の内導体の終端部を絶縁体内に挿通させて当該マイクロ波を耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、絶縁体を開口窓に挿通させ、第2の内導体の終端部を耐圧性金属容器内に突出させ、中心導体に接触させて配設されたマイクロ波結合器とを設けることにより、マイクロ波発生装置から放射されたマイクロ波は同軸線路の第1の内導体及び第1の外導体内を伝播し、マイクロ波結合器の第2の内導体および第2の外導体内にそれぞれ導入されて伝播し、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良く供給される。
【0015】
また、本発明による他のマイクロ波加熱装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生装置と、当該マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつマイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する当該マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、当該マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ同軸線路の出力端に結合させ当該マイクロ波を導入する入力部及び第2の内導体の終端部を絶縁体に挿通させて当該マイクロ波を耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、絶縁体を開口窓に挿通させ、第2の内導体の終端部を耐圧性金属容器内に突出させ、開口窓と対向する内壁面に接触させて配設されたマイクロ波結合器とを設けることにより、マイクロ波発生装置から放射されたマイクロ波は同軸線路の第1の内導体及び第1の外導体内を伝播し、マイクロ波結合器の第2の内導体および第2の外導体内にそれぞれ導入されて伝播し、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良く供給される。
【0016】
また、本発明による他のマイクロ波加熱装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生装置と、当該マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつマイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する当該マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、空洞部内に配設された金属性部材からなる中心導体と、当該マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ同軸線路の出力端に接続され当該マイクロ波を導入する入力部及び第2の内導体の終端部を絶縁体に内包させ当該マイクロ波を耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、絶縁体を開口窓に挿通させ、絶縁体の先端部を耐圧性金属容器内に突出させ、中心導体に近接させて配設されたマイクロ波結合器とを設けることにより、マイクロ波発生装置から放出されたマイクロ波は同軸線路の第1の内導体及び第1の外導体内を伝播し、マイクロ波結合器の第2の内導体および第2の外導体内にそれぞれ導入されて伝播し、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良く供給される。
【0017】
また、本発明による他のマイクロ波加熱装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生装置と、当該マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつマイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する当該マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された耐圧性金属容器と、当該マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ同軸線路の出力端に接続され当該マイクロ波を導入する入力部及び第2の内導体の終端部を絶縁体に内包させ当該マイクロ波を耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、絶縁体を開口窓に挿通させ、絶縁体の先端部を耐圧性金属容器内に突出させ、開口窓と対向する内壁面に近接させて配設されたマイクロ波結合器とを設けることにより、マイクロ波発生装置から放射されたマイクロ波は同軸線路の第1の内導体及び第1の外導体内を伝播し、マイクロ波結合器の第2の内導体および第2の外導体内にそれぞれ導入されて伝播し、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良く供給される。
【0018】
また、本発明による他のマイクロ波加熱装置は、マイクロ波を放射するマイクロ波発生装置と、当該マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつマイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する当該マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、内部に被加熱物を収容する空洞部及び空洞部に連通する開口窓が形成された耐圧性金属容器と、開口窓にセンサ部を挿通させて配設された温度センサと、当該マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ同軸線路の出力端に接続され当該マイクロ波を導入する入力部及び内部を伝播した当該マイクロ波を絶縁体を介して空洞部内に伝播させる出力部を有し、第2の内導体の終端部が前記絶縁体を貫通させて前記空洞部内に突出させて配設されたマイクロ波結合器とを設けることにより、マイクロ波発生装置から放出されたマイクロ波は同軸線路の第1の内導体及び第1の外導体内を伝播し、マイクロ波結合器の第2の内導体および第2の外導体内にそれぞれ導入されて伝播し、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良く供給される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1(a),(b)は、本発明によるマイクロ波加熱装置の一実施例による構成を理解し易くするために示した概念の断面図である。図1(a),(b)において、1は高温度及び高耐圧性を有する金属容器2の空洞部2a内にマイクロ波を導入させるマイクロ波結合器であり、1aはマイクロ波結合器1の入力部、1bはその出力部、1cは同軸線路の内導体終端部である。
【0020】
このマイクロ波結合器1の入力部1aには図示しない内導体及び外導体を同軸上に有する同軸線路が接続され、この同軸線路の内導体及び外導体内に伝播されたマイクロ波は出力部1bから金属容器2内の空洞部2aに供給される。これによって空洞部2a内に収容される図示しない被加熱物がマイクロ波照射により加熱される。なお、3は金属容器2にマイクロ波結合器1を取り付けて固定する取付けネジである。
【0021】
このような構成において、金属容器2は、その空洞部2a内の容積が比較的大きい場合、マイクロ波は出力部1bの終端部1cから金属容器2の空洞部2a内に供給され、空洞部2a内に収容される図示しない被加熱物に放射されてマイクロ波加熱させることがきでる。また、金属容器2の空洞部2a内の容積が比較的小さい場合、例えば図1(a)に示すように金属容器2のZ軸方向の長さが十分であっても、A−B線の断面を図1(b)に示すように長辺の寸法H1及び短辺の寸法H2が金属容器2の空洞部2a内を伝播するマイクロ波の管内波長の2分の1の長さ以下の場合には、出力部1bの終端部1cからマイクロ波が導入されなくなる。すなわち、空洞部2a内に被加熱物を収容しても全くマイクロ波加熱が行われない。
【0022】
図2は、本発明によるマイクロ波加熱装置の一実施例による構成を説明する断面図であり、図2(a)は縦断面図、図2(b)は図2(a)のA−B線の断面図である。図2において、1はマイクロ波電力が供給される入力部1aと、高温度及び高耐圧性を有する金属容器2内にマイクロ波を導入させる出力部1bと、入力部1aと出力部1bとの間に結合されて内部に内導体及び外導体を有する同軸管と、出力部1bの先端部に突出させて設けられた内導体終端部1cとを有するマイクロ波結合器である。
【0023】
このマイクロ波結合器1の入力部1aには、図示しないが、通常用いられる約2.45MHzのマイクロ波電力を放射するマイクロ波発生装置が同軸上に第1の内導体及び第2の外導体を有する外部同軸線路を介して接続されている構造となっている。
【0024】
また、2は高温及び高耐圧性を有する金属材料として例えばニッケル材などからなり、内部に被加熱物を収容する円筒状の空洞部2aが形成された金属容器であり、この金属容器2の上部側壁2bには円筒状の開口2cが穿設されており、この開口2c内には金属容器2内にマイクロ波を導入するマイクロ波結合器1がその出力部1b及び内導体終端部1cを突出させて取付けられ、取付けネジ3により金属容器2に対して強固に取付け固定されている。
【0025】
なお、この場合、金属容器2の開口2cには、マイクロ波結合器1の出力部1bを電気的に絶縁し、マイクロ波の吸収が少ない例えば石英またはセラミックなどからなる絶縁体部分を開口2c内に挿入して接触させ、出力部1bの絶縁体内に挿通された内導体の先端部1cを突出させて電気的に絶縁させた状態で取り付けられる構造となっている。
【0026】
また、4は導電性金属材料などにより円柱状に形成された中心導体であり、この中心導体4は、その先端部が金属容器2内の天井と非接触状態とし、底面のほぼ中心部分に溶接などにより固定配置されている。また、この中心導体4は、マイクロ波結合器1の出力部1bから突出している内導体の終端部1cを電気的に接触させて配設される構造となっている。
【0027】
図3は、図2に示すマイクロ波結合器1の詳細な構成を説明する断面図であり、図3では金属容器2への取り付け構造を示している。なお、前述した図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図3において、10は周縁部にフランジ部10aを有し内部に空洞部分が形成されたほぼ円筒状の金属構体であり、この金属構体10は、高温及び高耐圧性を有する金属材料、例えばニッケル材などから形成されている。また、この金属構体10の内側に形成された空洞部分には、電気的絶縁性が高く、かつマイクロ波の吸収の少ない例えば石英またはセラミック材などからなり、中心軸方向に沿って貫通孔が形成された厚肉円筒状の絶縁体11が複数のオーリング12を介在させて挿入されている。
【0028】
また、この絶縁体11の中心軸方向に沿って形成された貫通孔内には、金属容器2内にマイクロ波を導入する金属リード13が挿通され、その終端部13aは線径を太くして形成され、金属容器2内に突出させて配置されており、終端部13aと絶縁体11との間に複数のオーリング14を介在させてその入力端部13bが絶縁体11の他端側で取付けナット15により締付固定されている。これによって金属リード13の終端部13aと絶縁体11との間が気密保持される構造となっている。
【0029】
また、円筒状に形成された金属構体10の端面には、図示しないが、マイクロ波発生装置に結合される外部同軸線路の外導体と接続する金属円筒体16が取付けネジ17により固定配置される。なお、金属リード13の入力端部13b及び金属円筒体16は、図示しないマイクロ波発生装置に接続される外部同軸線路の内導体及び外導体にそれぞれ接続されて高周波的に結合される構造となっている。
【0030】
このように構成されるマイクロ波結合器1は、図2に示した金属容器2の側壁2bに孔設された開口2c内にマイクロ波を導入させる終端部13aを突出させ、金属容器2と金属構体10との間に複数のオーリング18を介在させて絶縁体11の先端部を挿入し、取付けネジ3により強固に取付け密封させて固定する。なお、ここで、この終端部13aは図2に示す終端部1cに相当している。これによって金属容器2の開口2cと金属構体10との間が密閉保持され、さらに、絶縁体11と金属構体10との間に介在されたオーリング18が締付られて絶縁体11と金属構体10との間が密閉保持されて金属容器2とマイクロ波結合器1とが高周波的にも高圧力的にも結合されることになる。したがって、金属容器2内の圧力が高圧の状態に保持される。
【0031】
このように構成されるマイクロ波加熱装置は、実験を行うに際して、まず、最初に金属容器2に取付けられたマイクロ波結合器1を複数の取付けネジ3を取り外して開口2cから金属容器2の空洞部2a内に所要の被加熱物を収容する。その後、再度複数の取付けネジ3を強固に取付け固定し、金属容器2内を密閉状態に保持させる。
【0032】
そして、マイクロ波結合器1は、金属リード13の入力端部13b及び金属円筒体16が図示しないマイクロ波発生装置に接続されている外部同軸線路の内導体及び外導体にそれぞれ接続されて高周波的に結合されているので、外部同軸線路に伝播されるマイクロ波は何ら問題なくマイクロ波結合器1内に導入される。
【0033】
つまり、マイクロ波結合器1を構成する円筒状金属構体10及びこの金属構体10に接続される金属円筒体16並びに側壁2bが同軸線路の第2の外導体に相当し、金属リード13が第2の内導体に相当するので、マイクロ波結合器1内に伝播されるマイクロ波は金属容器2内に導入されることになる。
【0034】
そして、図2に示すように金属容器2内に配設された中心導体4の先端部には、マイクロ波結合器1の出力部1bに対応する金属リード13の終端部13aが接触されているので、マイクロ波はこの中心導体4に結合されて伝播され、金属容器2の空洞部2a内のさらに狭い部分までマイクロ波が供給され、空洞部2a内に収容する被加熱物に照射されるので、効率良くマイクロ波加熱させることができる。
【0035】
図4は、本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図4において、図2と異なる点は、金属容器2内に配設された中心導体4の長さ方向と同方向にマイクロ波結合器1がその出力部1bの終端部1cを接触させて取付け固定されている。このような構成においても、前述と全く同様の作用効果が得られる。
【0036】
図5は、本発明によるマイクロ波加熱装置のさらに他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図5において、図2と異なる点は、金属容器2Aは小容積の空洞部2aを有して形成され、この金属容器2Aにはマイクロ波結合器1がその出力部1bの終端部1cを対向する壁面2dに接触させて取付け固定されている。なお、この構成においては、金属容器2A内には図2に示した中心導体4が配設されない構造となっている。
【0037】
このような構成において、金属容器2内に中心導体4を不要とする構造としても、金属容器2の狭小の空洞部2a内にマイクロ波が供給され、空洞部2a内に収容する被加熱物に照射されるので、効率良くマイクロ波加熱させることができる。
【0038】
図6は、本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図2と同一部分に同一符号を付し、その説明は省略する。図6において、図2と異なる点は、金属容器2内に配設された中心導体4の先端部にマイクロ波結合器1Aがその出力部1bを近接させて取付け固定されている。
【0039】
図7は、図6に示すマイクロ波結合器1Aの詳細な構成を示す断面図であり、図7では高耐圧容器2への取り付け構造を示している。なお、前述した図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図7において、図3と異なる点は、マイクロ波結合器1Aの出力部1bを構成する絶縁体11の先端部11aが金属容器2内に突出させて配設されており、この絶縁体11内には第2の内導体としての金属リード13の終端部13aが内包され、金属容器2内には露出しない構造となっている。
【0040】
また、この金属リード13の終端部13aは金属リード13の本体の線径と同一寸法で形成されているので、絶縁体11の中心軸に沿って形成される挿入孔11b内に挿通されて固定配置される構造となっている。したがって、絶縁体11に固定するための図3に示す取付けナット15を不要としている。さらに、金属容器2の開口2c周縁部と絶縁体11との間に気密固定用の複数のオーリング18を介在させて金属容器2とマイクロ波結合器1Aとの間を密閉保持させている。
【0041】
このような構成において、金属リード13に伝播されたマイクロ波は絶縁体11の先端部11aの内部をマイクロ波を吸収させることなく、透過して伝播し、図6に示す金属容器2内の中心導体4に結合されて狭い空洞部2a内に供給され、空洞部2a内に収容する被加熱物に照射されるので、効率良くマイクロ波加熱させることができる。
【0042】
このような構成によれば、金属リード13の終端部13aが絶縁体11の先端部11aにより覆われる構成となるので、金属容器2内に収容される被加熱物から隔離される。したがって、被加熱物として高腐食性を有する液体が収容されても金属リード13及びその終端部13aが化学的に冒されることがなくなるので、低コストでかつ入手性に良い各種の被加熱物材料が使用可能となる。
【0043】
図8は、マイクロ波結合器の他の実施例による構成を示す断面図であり、図8では高耐圧容器への取り付け構造を示している。なお、前述した図7と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図8において、図7と異なる点は、高耐圧容器2の開口2c周縁部と金属構体10との間に気密固定用の複数のオーリング18を介在させ、取付けネジ3により強固に取付け密閉固定させることによって金属容器2とマイクロ波結合器1Bとの間を密閉保持させており、その他は図7と全く同一構成となっている。このように構成されるマイクロ波結合器1Bを用いても前述と全く同様の作用効果が得られる。
【0044】
図9は、本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図6と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図9において、図6と異なる点は、中心導体4が金属容器2の内部の中心部で天井と底面との間に溶接などにより固定配置されている。また、この金属容器2には、マイクロ波結合器1Aがその出力部1b(図7,図8に示す絶縁体11の先端部11aに相当する部分)を中心導体4に近接させて取付け固定されている。
【0045】
このような構成において、マイクロ波結合器1A内に伝播されたマイクロ波は、その出力部1bを介して中心導体4に結合され、金属容器2の空洞部2a内のさらに狭い空洞部分までマイクロ波が伝播されて導入される。したがって、金属容器2の空洞部2a内に収容する被加熱物は効率良く、マイクロ波加熱させることができる。なお、本実施例で用いたマイクロ波結合器1Aに代えて図8に示すマイクロ波結合器1Bを適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0046】
図10は、本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図4と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図10において、図4と異なる点は、マイクロ波結合器1Aが中心導体4の先端部にその出力部1b(図7,図8に示す絶縁体11の先端部11aに相当する部分)を近接させて取付け固定されている。このような構成においても図4で説明した効果と全く同様の作用効果が得られる。また、本実施例で用いたマイクロ波結合器1Aに代えて図8に示すマイクロ波結合器1Bを適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0047】
図11は、本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を説明する要部断面図であり、前述した図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図11において、図5と異なる点は、マイクロ波結合器1Aが金属容器2Aに取付ける壁面と対向する内壁面にその出力部1b(図7,図8に示す絶縁体11の先端部11aに相当する部分)を近接させて取付け固定されている。
【0048】
このような構成によれば、マイクロ波結合器1Aの出力部1bが金属容器2の空洞部2a内に収容される被加熱物から隔離されるので、被加熱物として高腐食性の液体などが収容されても絶縁体11の内部に内包される金属リード13及びその終端部13aを腐食させることがなくなるので、低コストでかつ入手性に良い被加熱物材料が使用可能となる。また、金属容器2A内に中心導体を不要とする構成により、金属容器2Aを小型に構成できるので、小容積型のマイクロ波加熱装置が実現可能となる。なお、本実施例で用いたマイクロ波結合器1Aに代えて図8に示すマイクロ波結合器1Bを適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0049】
図12は、本発明によるマイクロ波加熱装置のさらに他の実施例による構成を説明する要部断面図である。図12において、20は高温度及び高耐圧性を有する金属材料として例えばニッケル材などからなり、内部の中央部分に被加熱物を収容する断面が凹状となる加熱室20a及びそのセンサ窓20bが形成された圧力チャンバである。また、この圧力チャンバ20にはセンサ窓20b内にセンサ部21aを露出させた温度センサ21がパッキン22を介在させて挿入されて配設されている。
【0050】
また、この圧力チャンバ20の上部には、マイクロ波を効率良く通過させる絶縁物とした例えばアルミナセラミックなどからなり、中心軸方向に貫通孔23aが形成された厚肉円筒状の絶縁体23が配設され、さらに、この絶縁体23の上部には高温及び高耐圧性を有する金属材料として例えばニッケル材などからなり、中央部に開口24a及び周縁部にフランジ部24bが形成された円筒状の同軸管支持体24が円筒状の絶縁体23を覆うように配設され、オーリング25,26を介在させてそのフランジ部24bで複数のボルト27及びナット28により圧力チャンバ20に対して強固に締付け、密閉固定されている。この場合、絶縁体23と同軸管支持体24とはそれぞれ貫通孔23aと開口24aとが同軸上に配設される構造となっている。
【0051】
また、この同軸管支持体24には圧力チャンバ20内マイクロ波を伝播させる第2の内導体としての円筒状内導体29及び第2の外導体としての円筒状外導体30を有する同軸管31がそのフランジ部で複数の取付けネジ32により取付け固定されている。また、この同軸内導体29はその終端部29aが圧力チャンバ20に形成された加熱室20a内に延在させて形成されてマイクロ波結合器33が構成されている。
【0052】
なお、この同軸管31には、外部よりマイクロ波を導入させる第1の内導体としての内導体34a及び第2の外導体としての外導体34bを同軸上に有する外部同軸線路34が両フランジ部でボルト35及びナット36により接続され、図示しない波長約2.45GHzのマイクロ波電力を発生するマイクロ波発生装置の出力部に結合されて外部同軸線路34内に導入されたマイクロ波電力が同軸管31内に伝播されれて導入され、マイクロ波結合器33内に供給される構造となっている。
【0053】
このように構成されたマイクロ波加熱装置は、外部同軸線路34内を伝播してきたマイクロ波が同軸管31内のそれぞれ同軸管内導体29及び同軸管外導体30内にそれぞれ伝播されて導入され、同軸管内導体29内に伝播されたマイクロ波はその終端部29aから容積の小さい加熱室20a内に供給され、一方、同軸管外導体30内に伝播されたマイクロ波は絶縁体23内を透過し、容積の小さい加熱室20a内に供給される。したがって、この加熱室20a内に収容する被加熱物に照射され、効率良くマイクロ波加熱させることができる。
【0054】
また、このような構成において、加熱室20a内に温度センサ窓20bを設けることにより、この加熱室20a内に収容する被加熱物に温度センサ21のセンサ部21aを直接的に接触させることにより、被加熱物の温度上昇及び反応状況などを各種の態様を観察することができる。
【0055】
このような構成によれば、圧力チャンバ20を小型に構成でき、小容積型の高耐圧容器が実現可能となる。また、同軸管内導体29の終端部29aが圧力チャンバ20内のセンサ窓20b内に配設される構成になるので、加熱室20a内に収容される被加熱物から隔離される。したがって、被加熱物として腐食性の高いう液体などが収容されても同軸管内導体29の終端部29aを腐食させることがなくなるので、低コストでかつ入手性の良い被加熱物材料、例えばエタノール,メタノールまたはメタンなどが使用可能となる。
【0056】
なお、前述した実施例においては、比較的断面積が小さく長い円筒状の高温高耐圧容器にマイクロ波を供給し、被加熱物をマイクロ波加熱させるマイクロ波加熱装置について説明したが、本発明はこれらの構造に限定されるものではなく、超臨界環境における化学反応装置として適用しても前述と同等の効果が得られることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるマイクロ波加熱装置によれば、耐圧性金属容器の空洞部内に効率良くマイクロ波を供給でき、被加熱物を容易かつ効率的にマイクロ波加熱できるので、耐圧性金属容器内にマイクロ波を給電する同軸給電構造を標準化でき、また、小型から大型まで内容積を問わず各種の耐圧性金属容器構造が実現できるなどの極めて優れた効果が得られる。
【0058】
また、本発明によるマイクロ波加熱装置によれば、市場性のある波長約2.45GHz前後のマイクロ波電力を利用して被加熱物のマイクロ波加熱を容易かつ効率良く行うことができるので、マイクロ波供給耐圧性金属容器を低コストで提供できるなどの極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロ波加熱装置の一実施例による構成の理解を容易にするために示した概念の要部断面図である。
【図2】本発明によるマイクロ波加熱装置の一実施例による構成を示す要部断面図である。
【図3】図2に示すマイクロ波加熱装置に適用されるマイクロ波結合器の構成を示す断面図である。
【図4】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図5】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図6】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図7】本発明によるマイクロ波加熱装置に適用するマイクロ波結合器の他の実施例による構成を示す断面図である。
【図8】本発明によるマイクロ波加熱装置に適用するマイクロ波結合器のさらに他の実施例による構成を示す断面図である。
【図9】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図10】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図11】本発明によるマイクロ波加熱装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図12】本発明によるマイクロ波加熱装置のさらに他の実施例による構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 マイクロ波結合器
1A マイクロ波結合器
1B マイクロ波結合器
1a 入力部
1b 出力部
1c 終端部
2 金属容器
2a 空洞部
2b 側壁
2c 開口
2d 対向壁
3 取付けネジ
4 中心導体
10 金属構造体
10a フランジ部
11 絶縁体
11a 先端部
11b 挿入孔
12 オーリング
13 金属リード
13a 終端部
13b 入力端部
14 オーリング
15 ナット
16 金属円筒体
17 取付けネジ
18 オーリング
20 圧力チャンバ
20a 加熱室
20b センサ窓
21 温度センサ
21a センサ部
22 パッキン
23絶縁体
23a 貫通孔
24 同軸管支持体
24a 開口
25 オーリング
26 オーリング
27 ボルト
28 ナット
29 同軸管内導体
29a 終端部
30 同軸管外導体
31 同軸管
32 ネジ
33 マイクロ波結合器
34 外部同軸線路
34a 内導体
34b 外導体
35 ボルト
36 ナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a microwave heating apparatus, and in particular, efficiently performs a heat treatment by irradiating an object to be heated accommodated in a high temperature and high pressure resistant container by efficiently supplying a microwave into the high temperature and high pressure resistant metal container. The present invention relates to a microwave heating apparatus.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in the chemical field, attention has been paid to the fact that the microwave itself has an action of accelerating the catalytic reaction, and many papers have been published that a chemical reaction promoting effect can be obtained by using a familiar microwave oven. However, a chemical reaction promotion experiment using a microwave oven raises a problem that a reactor formed of quartz glass, Teflon (registered trademark), or the like was destroyed by an explosive reaction. In the background of such experiments, in general, the result is that the faster the chemical reaction is completed, the higher the purity of the reaction product is obtained. It is desirable to make the device capable of withstanding high temperature and high pressure resistance as much as possible. Research institutions such as universities do not need to produce reaction products in large quantities, and it is desired that the size of the portion to which high pressure is applied can be made as small as possible for safety reasons.
[0003]
Recently, there has been research on chemical reactions in a state called supercritical, which has attracted particular attention. For example, research has been published that, under conditions of temperatures of about 400 ° C. and about 30 MPa (300 atm), even neutral water that is stable at normal temperature and normal pressure becomes radical molecules and has a corrosive action. It is necessary to conduct basic research while maintaining such a state in a stable manner, and at present, no experimental research has been conducted so far.
[0004]
The tracking of the temperature change of the object to be heated corresponding to the increase / decrease of the microwave power is much faster than other heating methods, so it is superior to microwave heating especially to keep the temperature of the object to be heated constant. There is nothing. In order to obtain a supercritical state, there are a method using a combination with the conventional method and a method using only microwave heating, but the present invention does not stick to these methods. In addition, against this background, there has been a demand for the emergence of a microwave coupler that can withstand use at high temperatures and high pressure resistances and can efficiently introduce microwaves regardless of the size of a container that accommodates an object to be heated. Yes.
[0005]
On the other hand, in supercritical water experiments, microwave heating has attracted attention. For example, high-speed temperature control of an object to be heated by microwave irradiation in an experimental environment at a temperature of about 400 ° C. and about 30 MPa (300 atm). In addition, since a chemical reaction promoting effect can be expected, heating control of an object to be heated by microwave irradiation has attracted attention.
[0006]
As this kind of microwave supply device for promoting chemical reaction into a high temperature and high pressure vessel, for example, as shown in
[0007]
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2002-113349 A
[Patent Document 2]
JP 2002-113350 A
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the microwave supply device for promoting chemical reaction to the high-temperature and high-pressure vessel constructed as described above has a relatively small-capacity high-temperature and high-pressure vessel configuration when using a commercially available microwave having a wavelength of about 2.45 GHz. It is difficult to introduce microwaves into the high-temperature and high-pressure vessel. That is, in the configuration of a high-capacity high-temperature and high-pressure vessel, a strong pressure-resistant structure is required. In addition, when connecting between the first window and the second window via a waveguide or a coaxial line for propagating microwaves, for example, when using a coaxial line, the micro window is placed in a high-temperature high-pressure vessel. Although waves could be introduced to some extent, there was a problem that they could not be supplied efficiently.
[0010]
On the other hand, since the waveguide is a kind of high-pass filter, a waveguide having a size less than a certain limit cannot be used. For example, in the case of a microwave having a wavelength of about 2.45 GHz, if the long side dimension of the rectangular cross section is ½ or less of the free space wavelength, that is, about 61.1 mm or less, it is theoretically impossible to propagate the microwave. In practice, as the critical dimension is approached, propagation loss in the inner wall surface portion of the waveguide increases rapidly, so a size of 70 mm to 110 mm is usually used. Therefore, since the structure of the power feeding portion is increased, a strong pressure-resistant structure is required.
[0011]
In addition, the structure of
[0012]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a microwave heating apparatus capable of efficiently supplying microwaves into a high-temperature and high-pressure vessel from a small size to a large size. Is to provide.
[0013]
Another object of the present invention is to provide a microwave heating apparatus that can use a commercially available microwave power of a wavelength of about 2.45 GHz and can easily perform microwave heating of an object to be heated at low cost. There is to do.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a microwave heating apparatus according to the present invention includes a microwave generator that radiates microwaves, and a first inner conductor and a first outer conductor that propagate the microwaves on the same axis. And a coaxial line having an input end connected to the microwave output portion of the microwave generator and an output end for transmitting the microwave propagating through the inside, and a hollow portion for accommodating an object to be heated formed therein A sealed pressure-resistant metal container having an opening window formed in a part of the side wall, a central conductor made of a metallic member disposed in the cavity, and a second inner conductor for propagating the microwave And the second outer conductor on the same axis, and connected to the output end of the coaxial line, the input portion for introducing the microwave and the end portion of the second inner conductor are inserted into the insulator, and the microwave is In the pressure-resistant metal container A microwave coupler disposed in contact with the central conductor, having an output portion to be inserted, allowing the insulator to pass through the opening window, causing the terminal portion of the second inner conductor to protrude into the pressure-resistant metal container, and By providing, the microwave radiated from the microwave generator propagates in the first inner conductor and the first outer conductor of the coaxial line, and the second inner conductor and the second outer conductor of the microwave coupler. Each is introduced and propagated into the cavity, and is efficiently supplied into the cavity of the pressure-resistant metal container.
[0015]
Another microwave heating apparatus according to the present invention has a microwave generator for radiating microwaves, a first inner conductor and a first outer conductor for propagating the microwaves on the same axis, and a microwave. A coaxial line having an input end connected to the microwave output portion of the wave generator and an output end for transmitting the microwave propagating through the inside, a hollow portion for accommodating an object to be heated inside, and a side wall A hermetically sealed pressure-resistant metal container partially formed with an opening window, and a second inner conductor and a second outer conductor for propagating the microwave are coaxially coupled to the output end of the coaxial line. An input section for introducing the microwave and a terminal section of the second inner conductor through the insulator, and an output section for propagating the microwave into the pressure-resistant metal container. The insulator is inserted into the opening window. The end of the second inner conductor The microwave radiated from the microwave generator is provided on the first line of the coaxial line by providing a microwave coupler that protrudes into the conductive metal container and is disposed in contact with the inner wall facing the opening window. Propagates in the inner conductor and the first outer conductor, is introduced into the second inner conductor and the second outer conductor of the microwave coupler, propagates, and is efficiently supplied into the cavity of the pressure-resistant metal container. The
[0016]
Another microwave heating apparatus according to the present invention has a microwave generator for radiating microwaves, a first inner conductor and a first outer conductor for propagating the microwaves on the same axis, and a microwave. A coaxial line having an input end connected to the microwave output portion of the wave generator and an output end for transmitting the microwave propagating through the inside, a hollow portion for accommodating an object to be heated inside, and a side wall A sealed pressure-resistant metal container partially formed with an opening window, a central conductor made of a metallic member disposed in the cavity, a second inner conductor for propagating the microwave, and a second outer conductor The conductor is provided on the same axis and connected to the output end of the coaxial line. The input part for introducing the microwave and the terminal part of the second inner conductor are enclosed in an insulator, and the microwave is contained in the pressure-resistant metal container. Has an output part to propagate, The body is inserted into the opening window, the tip of the insulator is protruded into the pressure-resistant metal container, and a microwave coupler disposed close to the center conductor is provided, thereby being emitted from the microwave generator. The microwave propagates in the first inner conductor and the first outer conductor of the coaxial line, and is introduced and propagated in the second inner conductor and the second outer conductor of the microwave coupler, respectively. It is efficiently supplied into the cavity of the metal container.
[0017]
Another microwave heating apparatus according to the present invention has a microwave generator for radiating microwaves, a first inner conductor and a first outer conductor for propagating the microwaves on the same axis, and a microwave. A coaxial line having an input end connected to the microwave output portion of the wave generator and an output end for transmitting the microwave propagating through the inside, a hollow portion for accommodating an object to be heated inside, and a side wall A pressure-resistant metal container having an opening window formed in part, a second inner conductor and a second outer conductor for propagating the microwave on the same axis, and connected to the output end of the coaxial line. An input part for introducing a wave and a terminal part of the second inner conductor are included in an insulator, and an output part is provided for propagating the microwave into the pressure-resistant metal container. In the pressure-resistant metal container The microwave radiated from the microwave generator is provided with a microwave coupler disposed close to the inner wall facing the opening window and the first inner conductor of the coaxial line and the first , And introduced and propagated into the second inner conductor and the second outer conductor of the microwave coupler, respectively, and efficiently supplied into the cavity of the pressure-resistant metal container.
[0018]
Another microwave heating apparatus according to the present invention has a microwave generator for radiating microwaves, a first inner conductor and a first outer conductor for propagating the microwaves on the same axis, and a microwave. A coaxial line having an input end connected to the microwave output portion of the wave generating device and an output end for transmitting the microwave propagating through the inside, a hollow portion for accommodating an object to be heated, and an opening communicating with the hollow portion A pressure-resistant metal container having a window, a temperature sensor arranged by inserting the sensor portion through the opening window, and a second inner conductor and a second outer conductor for propagating the microwave are coaxially provided. And an input portion connected to the output end of the coaxial line and an output portion for propagating the microwave propagating through the inside through the insulator into the hollow portion, and having the second inner conductor The end part is the insulator. And a microwave coupler disposed so as to protrude through the hollow portion so that the microwaves emitted from the microwave generator can pass through the first inner conductor and the first outer conductor of the coaxial line. Are introduced into the second inner conductor and the second outer conductor of the microwave coupler, propagated, and efficiently supplied into the cavity of the pressure-resistant metal container.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIGS. 1A and 1B are sectional views of the concept shown for easy understanding of the configuration of an embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. 1A and 1B,
[0020]
A coaxial line having an inner conductor and an outer conductor (not shown) coaxially connected to the
[0021]
In such a configuration, when the volume in the
[0022]
2A and 2B are cross-sectional views illustrating a configuration of an embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention, in which FIG. 2A is a vertical cross-sectional view, and FIG. It is sectional drawing of a line. In FIG. 2,
[0023]
Although not shown, the
[0024]
[0025]
In this case, in the
[0026]
[0027]
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a detailed configuration of the
[0028]
Further, a
[0029]
Although not shown, a
[0030]
The
[0031]
In the microwave heating apparatus configured as described above, when performing an experiment, first, the
[0032]
In the
[0033]
That is, the
[0034]
As shown in FIG. 2, the
[0035]
FIG. 4 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 4 is different from FIG. 2 in that the
[0036]
FIG. 5 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of still another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 5 is different from FIG. 2 in that the metal container 2A is formed to have a
[0037]
In such a configuration, even if the
[0038]
FIG. 6 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 6 differs from FIG. 2 in that a
[0039]
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a detailed configuration of the
[0040]
Further, since the
[0041]
In such a configuration, the microwave propagated to the
[0042]
According to such a configuration, the
[0043]
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a configuration of another microwave coupler according to another embodiment, and FIG. 8 shows a structure for mounting to a high pressure vessel. The same parts as those in FIG. 7 described above are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. 8 differs from FIG. 7 in that a plurality of O-
[0044]
FIG. 9 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 9 is different from FIG. 6 in that the
[0045]
In such a configuration, the microwave propagated in the
[0046]
FIG. 10 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 10 is different from FIG. 4 in that the
[0047]
FIG. 11 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. The same parts as those in FIG. 11 is different from FIG. 5 in that the
[0048]
According to such a configuration, since the
[0049]
FIG. 12 is a cross-sectional view of an essential part for explaining the configuration of still another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention. In FIG. 12, 20 is made of, for example, nickel as a metal material having high temperature and high pressure resistance, and a
[0050]
In addition, a thick-walled
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
In the microwave heating apparatus configured as described above, the microwaves propagating in the external
[0054]
Further, in such a configuration, by providing the
[0055]
According to such a configuration, the
[0056]
In the above-described embodiments, the microwave heating apparatus for supplying microwaves to a cylindrical high-temperature high-pressure vessel having a relatively small cross-sectional area and long and heating the object to be heated has been described. Needless to say, the present invention is not limited to these structures, and the same effects as described above can be obtained even when applied as a chemical reaction apparatus in a supercritical environment.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the microwave heating apparatus of the present invention, the microwave can be efficiently supplied into the cavity of the pressure-resistant metal container, and the object to be heated can be easily and efficiently microwave-heated. It is possible to standardize a coaxial power feeding structure that feeds microwaves into the container, and to obtain various excellent pressure resistant metal container structures regardless of the internal volume from small to large.
[0058]
Moreover, according to the microwave heating apparatus of the present invention, microwave heating of an object to be heated can be performed easily and efficiently using a commercially available microwave power having a wavelength of about 2.45 GHz. An extremely excellent effect is obtained such that a wave supply pressure resistant metal container can be provided at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part of a concept shown for facilitating understanding of a configuration according to an embodiment of a microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an essential part showing the configuration of an embodiment of a microwave heating apparatus according to the present invention.
3 is a cross-sectional view showing a configuration of a microwave coupler applied to the microwave heating apparatus shown in FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part showing a configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the main part showing the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part showing the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a configuration of another embodiment of a microwave coupler applied to the microwave heating device according to the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a configuration of still another embodiment of a microwave coupler applied to the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a main part showing the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a main part showing the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the main part showing the configuration of another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a configuration of still another embodiment of the microwave heating apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Microwave coupler
1A microwave coupler
1B microwave coupler
1a Input section
1b Output section
1c Terminator
2 Metal container
2a Cavity
2b side wall
2c opening
2d facing wall
3 mounting screws
4 Center conductor
10 Metal structure
10a Flange
11 Insulator
11a Tip
11b Insertion hole
12 O-ring
13 Metal lead
13a Termination
13b Input end
14 O-ring
15 nuts
16 Metal cylinder
17 Mounting screws
18 O-ring
20 Pressure chamber
20a Heating chamber
20b Sensor window
21 Temperature sensor
21a Sensor part
22 Packing
23 insulator
23a Through hole
24 Coaxial tube support
24a opening
25 O-ring
26 O-ring
27 volts
28 nuts
29 Coaxial pipe inner conductor
29a Termination
30 Coaxial pipe outer conductor
31 Coaxial pipe
32 screws
33 Microwave coupler
34 External coaxial line
34a Inner conductor
34b Outer conductor
35 volts
36 nuts
Claims (5)
前記マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつ前記マイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する前記マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、
内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、
前記空洞部内に配設された金属性部材からなる中心導体と、
前記マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ前記同軸線路の出力端に接続され前記マイクロ波を導入する入力部及び前記第2の内導体の終端部を絶縁体内に挿通させて前記マイクロ波を前記耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、前記絶縁体を前記開口窓に挿通させ、前記第2の内導体の終端部を前記耐圧性金属容器内に突出させ、前記中心導体に接触させて配設されたマイクロ波結合器と、
を備えたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。A microwave generator that emits microwaves;
The microwave which has the 1st inner conductor and the 1st outer conductor which propagate the microwave on the same axis, is connected to the microwave output part of the microwave generator, and the microwave which propagates the inside A coaxial line having an output end for transmission;
A sealed pressure-resistant metal container in which a cavity for containing an object to be heated is formed, and an opening window is formed in a part of the side wall;
A central conductor made of a metallic member disposed in the cavity,
The second inner conductor and the second outer conductor for propagating the microwave are coaxially connected to each other and connected to the output end of the coaxial line to introduce the microwave and the second inner conductor. An output portion for inserting the end portion into the insulator and propagating the microwave into the pressure-resistant metal container; inserting the insulator into the opening window; and connecting the end portion of the second inner conductor to the opening portion. A microwave coupler that protrudes into the pressure-resistant metal container and is disposed in contact with the central conductor;
A microwave heating apparatus comprising:
前記マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつ前記マイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する前記マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、
内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、
前記マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ前記同軸線路の出力端に結合させ前記マイクロ波を導入する入力部及び前記第2の内導体の終端部を絶縁体に挿通させて前記マイクロ波を前記耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、前記絶縁体を前記開口窓に挿通させ、前記第2の内導体の終端部を前記耐圧性金属容器内に突出させ、前記開口窓と対向する内壁面に接触させて配設されたマイクロ波結合器と、
を備えたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。A microwave generator that emits microwaves;
The microwave which has the 1st inner conductor and the 1st outer conductor which propagate the microwave on the same axis, is connected to the microwave output part of the microwave generator, and the microwave which propagates the inside A coaxial line having an output end for transmission;
A sealed pressure-resistant metal container in which a cavity for containing an object to be heated is formed, and an opening window is formed in a part of the side wall;
The second inner conductor and the second outer conductor for propagating the microwave are coaxially connected, and are coupled to the output end of the coaxial line to introduce the microwave and the second inner conductor. An output portion for inserting the end portion through an insulator and propagating the microwave into the pressure-resistant metal container; passing the insulator through the opening window; and connecting the end portion of the second inner conductor to the opening portion. A microwave coupler that protrudes into the pressure-resistant metal container and is disposed in contact with the inner wall surface facing the opening window;
A microwave heating apparatus comprising:
前記マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつ前記マイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する前記マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、
内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された密閉状の耐圧性金属容器と、
前記空洞部内に配設された金属性部材からなる中心導体と、
前記マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ前記同軸線路の出力端に接続され前記マイクロ波を導入する入力部及び前記第2の内導体の終端部を絶縁体に内包させ前記マイクロ波を前記耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、前記絶縁体を前記開口窓に挿通させ、前記絶縁体の先端部を前記耐圧性金属容器内に突出させ、前記中心導体に近接させて配設されたマイクロ波結合器と、
を備えたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。A microwave generator that emits microwaves;
The microwave which has the 1st inner conductor and the 1st outer conductor which propagate the microwave on the same axis, is connected to the microwave output part of the microwave generator, and the microwave which propagates the inside A coaxial line having an output end for transmission;
A sealed pressure-resistant metal container in which a cavity for containing an object to be heated is formed, and an opening window is formed in a part of the side wall;
A central conductor made of a metallic member disposed in the cavity,
The second inner conductor and the second outer conductor for propagating the microwave are coaxially connected to each other and connected to the output end of the coaxial line to introduce the microwave and the second inner conductor. An output part for enclosing the terminal part in an insulator and propagating the microwave into the pressure-resistant metal container; inserting the insulator through the opening window; and connecting the tip of the insulator to the pressure-resistant metal container A microwave coupler disposed in close proximity to the central conductor,
A microwave heating apparatus comprising:
前記マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつ前記マイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する前記マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、
内部に被加熱物を収容する空洞部が形成され、かつ側壁の一部に開口窓が形成された耐圧性金属容器と、
マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ前記同軸線路の出力端に接続され前記マイクロ波を導入する入力部及び前記第2の内導体の終端部を絶縁体に内包させ前記マイクロ波を前記耐圧性金属容器内に伝播させる出力部を有し、前記絶縁体を前記開口窓に挿通させ、前記絶縁体の先端部を前記耐圧性金属容器内に突出させ、前記開口窓と対向する内壁面に近接させて配設されたマイクロ波結合器と、
を備えたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。A microwave generator that emits microwaves;
The microwave which has the 1st inner conductor and the 1st outer conductor which propagate the microwave on the same axis, is connected to the microwave output part of the microwave generator, and the microwave which propagates the inside A coaxial line having an output end for transmission;
A pressure-resistant metal container in which a cavity for accommodating an object to be heated is formed and an opening window is formed in a part of the side wall;
A second inner conductor and a second outer conductor for propagating microwaves are coaxially provided, and are connected to an output end of the coaxial line to introduce the microwave and a terminal of the second inner conductor Including an output part for enclosing the part in an insulator and propagating the microwave into the pressure-resistant metal container, inserting the insulator through the opening window, and connecting the tip of the insulator to the pressure-resistant metal container And a microwave coupler disposed close to the inner wall facing the opening window,
A microwave heating apparatus comprising:
前記マイクロ波を伝播させる第1の内導体及び第1の外導体を同軸上に有し、かつ前記マイクロ波発生装置のマイクロ波出力部に接続される入力端及び内部を伝播する前記マイクロ波を送出する出力端を有する同軸線路と、
内部に被加熱物を収容する空洞部及び前記空洞部に連通する開口窓が形成された耐圧性金属容器と、
前記開口窓にセンサ部を挿通させて配設された温度センサと、
前記マイクロ波を伝播させる第2の内導体及び第2の外導体を同軸上に有し、かつ前記同軸線路の出力端に接続され前記マイクロ波を導入する入力部及び内部を伝播した前記マイクロ波を絶縁体を介して前記空洞部内に伝播させる出力部を有し、前記第2の内導体の終端部が前記絶縁体を貫通させて前記空洞部内に突出させて配設されたマイクロ波結合器と、
を備えたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。A microwave generator that emits microwaves;
The microwave which has the 1st inner conductor and the 1st outer conductor which propagate the microwave on the same axis, is connected to the microwave output part of the microwave generator, and the microwave which propagates the inside A coaxial line having an output end for transmission;
A pressure-resistant metal container in which a hollow portion containing an object to be heated and an opening window communicating with the hollow portion are formed;
A temperature sensor disposed by inserting a sensor portion through the opening window;
The microwave which has the 2nd inner conductor and the 2nd outer conductor which propagate the microwave on the same axis, and is connected to the output end of the coaxial line, and the microwave which propagated the inside A microwave coupler having an output portion that propagates through the insulator into the cavity portion, and a terminal portion of the second inner conductor is disposed so as to penetrate the insulator and protrude into the cavity portion When,
A microwave heating apparatus comprising:
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