JP4083341B2

JP4083341B2 - Motorcycle oil tank

Info

Publication number: JP4083341B2
Application number: JP09331399A
Authority: JP
Inventors: 紀之荻巣; 弘明松浦
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1999-03-31
Filing date: 1999-03-31
Publication date: 2008-04-30
Anticipated expiration: 2019-03-31
Also published as: JP2000280958A; BR0001502A; BR0001502B1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動二輪車において走行風にて冷却するのに好適なドライサンプ式オイル潤滑のためのオイルタンクに関する。ドライサンプ方式については図２で説明する。
【０００２】
【従来の技術】
自動二輪車において、オイルタンクは、スペースの有効利用のために、車両の前部に配置される。
このようなオイルタンクとしては、例えば、特許第２６８４６３４号公報「車両のラジエータ及びオイルタンク配置構造」が知られている。
【０００３】
上記技術は、タンク容量を充分に確保できるようにすることを目的としたものであり、同公報の第２図に示される通り、車体フレームの前端に取付けた操向軸筒２ａから下方に延ばした上ダウンチューブ２ｃと、この上ダウンチューブ２ｃに取付けたオイルタンク支持パイプ１３と、このオイルタンク支持パイプ１３に固定したオイルタンク１５とを備えるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のオイルタンク１５は、第３図にも示されるように、車両前側の面を車両進行方向に対して略垂直に、且つ略矩形断面の長辺側が車幅方向になるように配置されるため、オイルタンク１５の前面及び側面は走行風が当たるが、長辺となる背面には当たらず、オイルタンク１５を効果的に冷却することができない。
また、オイルタンク１５は、車幅方向に大きく突出するため、車両が大型になる。
そこで、本発明の目的は、効果的に冷却することができ、しかも、コンパクトに搭載することができる自動二輪車のオイルタンクを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、ヘッドパイプに前車輪を支持するフロントフォークを転舵自在に取付け、ヘッドパイプから下方へダウンチューブを延ばし、このダウンチューブの側方にドライサンプ式オイル潤滑のためのオイルタンクを配置した自動二輪車において、オイルタンクを、フランジ部とこのフランジ部の内側を膨出させた膨出部とからなるタンク半体をフランジ部で２つ合せて成形し、合せたフランジ部の車体前方側が車体後方側より車幅方向外側に向くように配置した。
【０００６】
フランジ部を境にして、走行風を、車幅方向内・外側のオイルタンク半体部分にそれぞれ分配し、オイルタンクの内側面及び外側面に沿わせて走行風を流すことで、オイルタンクの冷却効果を高める。
また、内・外側のタンク半体をそれぞれに並設する部材に沿わせた形状に成形し、車両にオイルタンクをコンパクトに配置する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の側面図であり、自動二輪車１０は、車体としての車体フレーム１１と、この車体フレーム１１の前部に取付けたヘッドパイプ１２と、このヘッドパイプ１２に回転可能に取付けたハンドル１３と、このハンドル１３の下部に一体的に取付けたフロントフォーク１４及び前車輪としての前輪１５と、この前輪１５の上部を覆うフロントフェンダ１６と、車体フレーム１１の奥側に取付けたドライサンプ式オイル潤滑用のオイルタンク１７と、車体フレーム１１の上部に取付けた燃料タンク１８と、この燃料タンク１８の下方に配置したエンジン２１及び変速機２２からなるパワーユニット２３とからなる。
【０００８】
また、自動二輪車１０は、エンジン２１の吸気側に取付けたキャブレタ２４、連結管２５及びエアクリーナ２６と、エンジン２１の排気側に取付けた排気管２７及びマフラ２８と、車体フレーム１１の後部下部に上下動可能に取付けたスイングアーム３１と、このスイングアーム３１の後端に取付けた後輪３２と、燃料タンク１８の後方に配置したシート３３と、このシート３３の下方及び後方に配置したボディカウル３４と、このボディカウル３４の後部に取付けたリヤフェンダ３５とからなる。なお、３６はスクリーン付きフロントカウル、３７はヘッドランプ、３８はメータ、４１，４１（一方の符号４１は不図示）は車体フレーム１１の前部を覆うシュラウド、４２はサイドスタンドである。
【０００９】
図２は本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の要部平面図であり、フロントフォーク１４の後方で、且つ車体フレーム１１の側方にオイルタンク１７を配置し、このオイルタンク１７の外側にシュラウド４１を配置したことを示す。なお、４３はヘッドパイプ１２から後方に延ばしたメインチューブであり、車体フレーム１１を構成するものである。４４，４５はヘッドパイプ１２にフロントフォーク１４を回転可能に取付けるためのトップブリッジ、ボトムブリッジである。
【００１０】
オイルタンク１７は、ドライサンプ式のオイル循環に用いるタンクであり、このオイルタンク１７からエンジン２１（図１参照）の各部に図示せぬポンプでオイルを供給し、図示せぬオイルパンに落ちたオイルを図示せぬ別のポンプでオイルタンク１７に戻す。
【００１１】
このドライサンプ式のオイル循環によって、エンジン２１下部に設けるオイルパンの容量を小さくすることができ、特にオフロードタイプの自動二輪車１０においては、最低地上高を大きくすることができて、悪路走破性を向上させることができる。
【００１２】
上記したオイルタンク１７は、エンジン２１の運転中に、エンジン２１内で暖められたオイルが循環するものであるため、高温になる。
従って、このオイルタンク１７を自動二輪車１０の前部に配置し、走行風によって冷却する。
【００１３】
オイルタンク１７は、車体側に膨出させた膨出部としての内側膨出部５１と、車体外側に膨出させた膨出部としての外側膨出部５２と、これらの内・外側膨出部５１，５２間に全周に亘って設けたフランジ部５３とからなり、フランジ部５３の車体前方側を車体後方側よりも車幅方向外側に向けたものである。
【００１４】
内側膨出部５１は、一部を窪ませた前面５１ａと、この前面５１ａから後方へ車体フレーム１１側に沿わせた内側面５１ｂと、この内側面５１ｂに続く背面５１ｃと、上面５１ｄとを備える。
外側膨出部５２は、前面５２ａと、シュラウド４１に沿わせた外側面５２ｂと、背面５２ｃと、上面５２ｄとを備える。
【００１５】
図３は本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の要部側面図であり、図１に示した自動二輪車１０を裏側から見た図である。
図はヘッドパイプ１２から下方に車体フレーム１１を構成するダウンチューブ５４を延ばし、このダウンチューブ５４の上部にオイルタンク１７を取付け、このオイルタンク１７とエンジン２１とを第１・第２パイプ５５，５６で接続したことを示す。なお、オイルタンク１７の手前側にあるシュラウド４１は説明の都合上想像線で示した。
【００１６】
第１パイプ５５は、オイルタンク１７からエンジン２１へオイルを供給するためのものであり、第２パイプ５６は、エンジン２１からオイルタンク１７へオイルを戻すためのものである。
ここで、５７，５８はダウンチューブ５４にオイルタンク１７を取付けるための上・下部ブラケット（図６で詳述する。）、６１はオイルレベルゲージ、６２は第１排気管、６３は第２排気管、６４は第１・第２排気管６２，６３を集合させるための集合管、６５はマフラ２８（図１参照）に連結するためのマフラ連結管である。
【００１７】
図４は図３の４−４線断面図であり、フロントフォーク１４とオイルタンク１７との位置関係を示す。
オイルタンク１７は、内側膨出部５１の前面５１ａに、フロントフォーク１４を回転させたときにフロントフォーク１４との干渉を防ぐための窪み部６７を備える。
この窪み部６７を設けることで、オイルタンク１７をできるだけ車体フレーム１１側へ、且つできるだけ車体前方のスペースに配置することができる。
【００１８】
図５は本発明に係るオイルタンクを説明する説明図であり、フランジ部５３の後方から見たものである。
オイルタンク１７は、フランジ部とこのフランジ部の内側を膨出させた膨出部とからなるタンク半体を２つ成形し、それぞれのタンク半体のフランジ部を合せて成形したものであり、内側膨出部５１を形成したタンク半体としての内側タンク半体６８は、車体フレーム１１（図２参照）の形状に合せ、タンク半体としての外側タンク半体７１は、外側のシュラウド４１（図３参照）の形状と合う形状に設定したものである。なお、７２はブリーザパイプ（不図示）の連結口、７３はオイルレベルゲージ６１（図３参照）の取付口、７４は第１パイプ５５（図３参照）の取付口、７５は第２パイプ５６（図３参照）の取付口、７６はダウンチューブ５４（図３参照）に取付けるためのサブブラケットである。
【００１９】
以上に説明したように、オイルタンク１７を、内側・外側タンク半体６８，７１とでフランジ部５３で２つ合せて成形し、合せたフランジ部５３の車体前方側が車体後方側より車幅方向外側に向くように配置したので、フランジ部５３の位置に邪魔されずに内・外側タンク半体６８，７１をそれぞれに並設する図２に示した車体フレーム１１、シュラウド４１に沿わせた形状に成形することができ、自動二輪車１０にオイルタンク１７をコンパクトに配置することができる。
従って、必要なオイルタンク容量を確保しつつ自動二輪車１０を小型にすることができる。
【００２０】
以上に述べたオイルタンク１７の組付要領を次に説明する。
図６は本発明に係るオイルタンクの組付要領を説明する説明図である。
予めダウンチューブ５４に、下部ブラケット５８を溶接等により取付け、上部ブラケット５７をボルト８１，８１で取付けておく。
下部ブラケット５８に設けた凸部８２に、オイルタンク１７のサブブラケット７６に開けた下部取付穴８３をクッションラバー８４を介して嵌める。
【００２１】
また、オイルタンク１７のフランジ部５３に設けた上部取付穴８５，８５に、クッションラバー８６，８６及びカラー８７，８７を介してボルト８８，８８を挿入し、このボルト８８，８８を上部ブラケット５７に設けためねじ部９１，９１にねじ結合する。
【００２２】
次に、オイルタンク１７の取付口７３にオイルレベルゲージ６１を取付け、取付口７４にオイル内の異物を取除くためのストレーナ９２を介して第１パイプ５５を取付け、取付口７５に第２パイプ５６を取付ける。なお、オイルレベルゲージ６１、第１パイプ５５及び第２パイプ５６は予めオイルタンク１７に取付けておいてもよい。
【００２３】
次にオイルタンク１７の冷却の作用を説明する。
図７は本発明に係るオイルタンクの冷却の作用を説明する作用図である。
オイルタンク１７には、自動二輪車１０の走行中に、前方から▲１▼及び▲４▼のような向きの走行風を受ける。
▲１▼の向きの走行風は、フランジ部５３の車幅方向内側にある内側膨出部５１の前面５１ａに沿って▲２▼の向きに流れ、次に前面５１ａから内側面５１ｂに沿って▲３▼の向きにスムーズに流れる。ここで、一部は背面５１ｃに回り込む。
【００２４】
また、▲４▼の向きの走行風は、オイルタンク１７とシュラウド４１との間のスペースＳに入り込み、フランジ部５３の車幅方向外側にある外側膨出部５２の前面５２ａに沿って▲５▼の向きに流れ、次に前面５２ａから外側面５２ｂに沿ってスペースＳ内を▲６▼の向きに流れる。
【００２５】
更に、走行風は、オイルタンク１７の上方では、フランジ部５３に沿って、しかも内側膨出部５１の上面５１ｄに沿って▲７▼の向きに、外側膨出部５２の上面５２ｄに沿って▲８▼の向きに流れ、一部は背面５２ｃに回り込む。オイルタンク１７の下方でも同様な走行風の流れが生じる。
【００２６】
以上のように、オイルタンク１７を、内側・外側タンク半体６８，７１のフランジ部５３で２つ合せて成形し、合せたフランジ部５３の車体前方側が車体後方側より車幅方向外側に向くように配置したので、フランジ部５３を境にして、走行風を、車幅方向内・外側のタンク半体６８，７１部分にそれぞれほぼ一様に分配することができ、オイルタンク１７のオイルの冷却効果を高めることができる。
【００２７】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１の自動二輪車のオイルタンクは、フランジ部と膨出部とからなるタンク半体をフランジ部で２つ合せて成形し、合せたフランジ部の車体前方側が車体後方側より車幅方向外側に向くように配置したので、フランジ部を境にして、走行風を、車幅方向内・外側のオイルタンク半体部分にそれぞれ分配することができ、オイルタンクの冷却効果を高めることができる。
【００２８】
また、内・外側のタンク半体をそれぞれに並設する部材に沿わせた形状に成形することができ、車両にオイルタンクをコンパクトに配置することができる。
従って、必要なオイルタンク容量を確保しつつ自動二輪車を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の側面図
【図２】本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の要部平面図
【図３】本発明に係るオイルタンクを備えた自動二輪車の要部側面図
【図４】図３の４−４線断面図
【図５】本発明に係るオイルタンクを説明する説明図
【図６】本発明に係るオイルタンクの組付要領を説明する説明図
【図７】本発明に係るオイルタンクの冷却の作用を説明する作用図
【符号の説明】
１０…自動二輪車、１１…車体（車体フレーム）、１２…ヘッドパイプ、１４…フロントフォーク、１５…前車輪（前輪）、１７…オイルタンク、５１，５２…膨出部（内側膨出部、外側膨出部）、５３…フランジ部、５４…ダウンチューブ、６８，７１…タンク半体（内側タンク半体、外側タンク半体）。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil tank for dry sump type oil lubrication suitable for cooling with a running wind in a motorcycle. The dry sump method will be described with reference to FIG.
[0002]
[Prior art]
In a motorcycle, the oil tank is disposed at the front of the vehicle for effective use of space.
As such an oil tank, for example, Japanese Patent No. 2684634 “Vehicle Radiator and Oil Tank Arrangement Structure” is known.
[0003]
The above technique is intended to ensure a sufficient tank capacity, and extends downward from the steering shaft cylinder 2a attached to the front end of the body frame as shown in FIG. Further, the upper down tube 2c, an oil tank support pipe 13 attached to the upper down tube 2c, and an oil tank 15 fixed to the oil tank support pipe 13 are provided.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 3, the oil tank 15 is disposed such that the front surface of the vehicle is substantially perpendicular to the vehicle traveling direction and the long side of the substantially rectangular cross section is in the vehicle width direction. Therefore, although the front and side surfaces of the oil tank 15 are hit by the traveling wind, they do not hit the back surface having a long side, and the oil tank 15 cannot be cooled effectively.
Moreover, since the oil tank 15 protrudes greatly in the vehicle width direction, the vehicle becomes large.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an oil tank for a motorcycle that can be effectively cooled and can be mounted in a compact manner.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a front fork for supporting a front wheel is attached to a head pipe so as to be steerable, a down tube is extended downward from the head pipe, and a dry sump type oil lubrication is provided laterally of the down tube. In a motorcycle with an oil tank for the engine, the oil tank is formed by combining two tank halves consisting of a flange part and a bulging part bulging the inside of the flange part at the flange part. The vehicle body front side of the flange portion is arranged so as to face the vehicle width direction outside from the vehicle body rear side.
[0006]
The running wind is distributed to the inner and outer oil tank halves in the vehicle width direction at the flange, and the running wind is allowed to flow along the inner and outer sides of the oil tank. Increase cooling effect.
In addition, the inner and outer tank halves are formed in a shape along the members arranged side by side, and the oil tank is arranged compactly in the vehicle.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a side view of a motorcycle equipped with an oil tank according to the present invention. A motorcycle 10 includes a vehicle body frame 11 as a vehicle body, a head pipe 12 attached to the front portion of the vehicle body frame 11, and the head. A handle 13 rotatably attached to the pipe 12, a front fork 14 and a front wheel 15 as a front wheel integrally attached to a lower portion of the handle 13, a front fender 16 covering the upper portion of the front wheel 15, and a vehicle body frame 11 An oil tank 17 for dry sump type oil lubrication attached to the back side of the vehicle, a fuel tank 18 attached to the upper part of the vehicle body frame 11, and a power unit 23 comprising an engine 21 and a transmission 22 arranged below the fuel tank 18. Consists of.
[0008]
The motorcycle 10 includes a carburetor 24, a connecting pipe 25 and an air cleaner 26 attached to the intake side of the engine 21; an exhaust pipe 27 and a muffler 28 attached to the exhaust side of the engine 21; A swing arm 31 movably attached, a rear wheel 32 attached to the rear end of the swing arm 31, a seat 33 disposed behind the fuel tank 18, and a body cowl 34 disposed below and behind the seat 33. And a rear fender 35 attached to the rear portion of the body cowl 34. In addition, 36 is a front cowl with a screen, 37 is a headlamp, 38 is a meter, 41 and 41 (one reference numeral 41 is not shown) is a shroud that covers the front portion of the body frame 11, and 42 is a side stand.
[0009]
FIG. 2 is a plan view of a main part of a motorcycle equipped with an oil tank according to the present invention. An oil tank 17 is disposed behind the front fork 14 and on the side of the vehicle body frame 11. Shows that the shroud 41 is disposed. A main tube 43 extends rearward from the head pipe 12 and constitutes the vehicle body frame 11. Reference numerals 44 and 45 denote a top bridge and a bottom bridge for rotatably attaching the front fork 14 to the head pipe 12.
[0010]
The oil tank 17 is a tank used for dry sump type oil circulation, and oil is supplied from the oil tank 17 to each part of the engine 21 (see FIG. 1) by a pump (not shown), and the oil dropped in an oil pan (not shown). Is returned to the oil tank 17 by another pump (not shown).
[0011]
With this dry sump type oil circulation, the capacity of the oil pan provided at the lower part of the engine 21 can be reduced. In particular, in the off-road type motorcycle 10, the minimum ground clearance can be increased and the road running performance can be improved. Can be improved.
[0012]
Since the oil warmed in the engine 21 circulates during the operation of the engine 21, the oil tank 17 described above becomes high temperature.
Therefore, this oil tank 17 is disposed in the front part of the motorcycle 10 and is cooled by the traveling wind.
[0013]
The oil tank 17 includes an inner bulging portion 51 as a bulging portion bulged toward the vehicle body side, an outer bulging portion 52 as a bulging portion bulged toward the outer side of the vehicle body, and inner and outer bulges thereof. It consists of a flange portion 53 provided over the entire circumference between the portions 51 and 52, and the vehicle body front side of the flange portion 53 is directed outward in the vehicle width direction from the vehicle body rear side.
[0014]
The inner bulging portion 51 includes a front surface 51a having a partially depressed surface, an inner side surface 51b extending rearward from the front surface 51a toward the vehicle body frame 11, a back surface 51c following the inner side surface 51b, and an upper surface 51d. Prepare.
The outer bulging portion 52 includes a front surface 52a, an outer surface 52b along the shroud 41, a back surface 52c, and an upper surface 52d.
[0015]
FIG. 3 is a side view of the main part of the motorcycle provided with the oil tank according to the present invention, and is a view of the motorcycle 10 shown in FIG. 1 as viewed from the back side.
In the figure, a down tube 54 constituting the vehicle body frame 11 is extended downward from the head pipe 12, and an oil tank 17 is attached to the upper portion of the down tube 54. The oil tank 17 and the engine 21 are connected to the first and second pipes 55, 56 indicates that the connection has been established. The shroud 41 on the front side of the oil tank 17 is indicated by an imaginary line for convenience of explanation.
[0016]
The first pipe 55 is for supplying oil from the oil tank 17 to the engine 21, and the second pipe 56 is for returning oil from the engine 21 to the oil tank 17.
Here, 57 and 58 are upper and lower brackets (detailed in FIG. 6) for attaching the oil tank 17 to the down tube 54, 61 is an oil level gauge, 62 is a first exhaust pipe, and 63 is a second exhaust. A pipe 64 is a collecting pipe for collecting the first and second exhaust pipes 62 and 63, and 65 is a muffler connecting pipe for connecting to the muffler 28 (see FIG. 1).
[0017]
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3, and shows a positional relationship between the front fork 14 and the oil tank 17. As shown in FIG.
The oil tank 17 includes a recess 67 on the front surface 51 a of the inner bulging portion 51 for preventing interference with the front fork 14 when the front fork 14 is rotated.
By providing the recess 67, the oil tank 17 can be arranged as close to the vehicle body frame 11 as possible and in the space in front of the vehicle as much as possible.
[0018]
FIG. 5 is an explanatory view illustrating an oil tank according to the present invention, as viewed from the rear of the flange portion 53.
The oil tank 17 is formed by molding two tank halves including a flange portion and a bulging portion bulging the inside of the flange portion, and combining the flange portions of the respective tank halves, An inner tank half 68 as a tank half formed with the inner bulging portion 51 matches the shape of the vehicle body frame 11 (see FIG. 2), and an outer tank half 71 as a tank half is an outer shroud 41 ( This is set to a shape that matches the shape of FIG. In addition, 72 is a connection port of a breather pipe (not shown), 73 is an attachment port of the oil level gauge 61 (see FIG. 3), 74 is an attachment port of the first pipe 55 (see FIG. 3), and 75 is a second pipe 56. An attachment port 76 (see FIG. 3) is a sub bracket for attaching to the down tube 54 (see FIG. 3).
[0019]
As described above, the oil tank 17 is formed by joining the inner and outer tank halves 68 and 71 together at the flange portion 53, and the vehicle body front side of the combined flange portion 53 is closer to the vehicle width direction than the vehicle body rear side. Since it is arranged so as to face outward, the inner and outer tank halves 68 and 71 are arranged side by side without being obstructed by the position of the flange 53, and the shape along the vehicle body frame 11 and the shroud 41 shown in FIG. The oil tank 17 can be arranged compactly in the motorcycle 10.
Therefore, the motorcycle 10 can be reduced in size while ensuring the necessary oil tank capacity.
[0020]
The procedure for assembling the oil tank 17 described above will now be described.
FIG. 6 is an explanatory diagram for explaining the assembly procedure of the oil tank according to the present invention.
The lower bracket 58 is attached to the down tube 54 in advance by welding or the like, and the upper bracket 57 is attached with bolts 81 and 81 in advance.
A lower mounting hole 83 opened in the sub bracket 76 of the oil tank 17 is fitted into a convex portion 82 provided in the lower bracket 58 via a cushion rubber 84.
[0021]
Further, bolts 88, 88 are inserted into upper mounting holes 85, 85 provided in the flange portion 53 of the oil tank 17 through cushion rubbers 86, 86 and collars 87, 87, and the bolts 88, 88 are connected to the upper bracket 57. The screw parts 91, 91 are screwed together.
[0022]
Next, the oil level gauge 61 is attached to the attachment port 73 of the oil tank 17, the first pipe 55 is attached to the attachment port 74 via the strainer 92 for removing foreign matter in the oil, and the second pipe is attached to the attachment port 75. 56 is installed. The oil level gauge 61, the first pipe 55, and the second pipe 56 may be attached to the oil tank 17 in advance.
[0023]
Next, the action of cooling the oil tank 17 will be described.
FIG. 7 is an operation diagram illustrating the operation of cooling the oil tank according to the present invention.
While the motorcycle 10 is traveling, the oil tank 17 receives traveling winds directed in the directions (1) and (4) from the front.
The traveling wind in the direction of (1) flows in the direction of (2) along the front surface 51a of the inner bulging portion 51 on the inner side in the vehicle width direction of the flange portion 53, and then along the inner side surface 51b from the front surface 51a. Flows smoothly in the direction of (3). Here, a part goes around the back surface 51c.
[0024]
Further, the traveling wind in the direction of (4) enters the space S between the oil tank 17 and the shroud 41, and along the front surface 52a of the outer bulging portion 52 on the outer side in the vehicle width direction of the flange portion 53 (5). It flows in the direction of ▼, and then flows in the direction of (6) in the space S along the outer surface 52b from the front surface 52a.
[0025]
Further, the traveling wind is above the oil tank 17 along the flange portion 53 and along the upper surface 51d of the inner bulging portion 51 in the direction of (7) along the upper surface 52d of the outer bulging portion 52. It flows in the direction of {circle around (8)}, and part of it goes around the back surface 52c. A similar traveling wind flow is generated below the oil tank 17.
[0026]
As described above, two oil tanks 17 are formed by joining the flange portions 53 of the inner and outer tank halves 68 and 71, and the front side of the combined flange portion 53 faces outward in the vehicle width direction from the rear side of the vehicle body. With the flange portion 53 as a boundary, the traveling wind can be distributed almost uniformly to the inner and outer tank halves 68 and 71 at the flange 53, and the oil in the oil tank 17 can be distributed. The cooling effect can be enhanced.
[0027]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
The oil tank for a motorcycle according to claim 1 is formed by combining two tank halves each having a flange portion and a bulging portion at the flange portion, and the vehicle body front side of the combined flange portion is the vehicle width direction outer side from the vehicle body rear side. Therefore, the traveling wind can be distributed to the oil tank half parts inside and outside in the vehicle width direction with the flange portion as a boundary, and the cooling effect of the oil tank can be enhanced.
[0028]
Further, the inner and outer tank halves can be formed in a shape along the members arranged side by side, and the oil tank can be arranged compactly in the vehicle.
Therefore, the motorcycle can be reduced in size while ensuring the necessary oil tank capacity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a motorcycle equipped with an oil tank according to the present invention. FIG. 2 is a plan view of a main part of a motorcycle equipped with an oil tank according to the present invention. FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3. FIG. 5 is an explanatory view for explaining an oil tank according to the present invention. FIG. 6 is a diagram for assembling the oil tank according to the present invention. FIG. 7 is a diagram illustrating the action of cooling the oil tank according to the present invention.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Motorcycle, 11 ... Car body (body frame), 12 ... Head pipe, 14 ... Front fork, 15 ... Front wheel (front wheel), 17 ... Oil tank, 51, 52 ... Swelling part (inner swelling part, outer side) (Bulging part), 53 ... flange part, 54 ... down tube, 68, 71 ... tank half (inner tank half, outer tank half).

Claims

In a motorcycle in which a front fork that supports the front wheel is attached to the head pipe so as to be steerable, a down tube is extended downward from the head pipe, and an oil tank for dry sump type oil lubrication is arranged on the side of the down tube. The oil tank is formed by combining two tank halves including a flange portion and a bulging portion bulging the inside of the flange portion at the flange portion, and the vehicle body front side of the combined flange portion is from the vehicle body rear side. An oil tank for a motorcycle characterized by being arranged to face outward in the vehicle width direction.