JP4081059B2 - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

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本発明は、紫外線による光触媒反応を利用して足の裏や足の指の間を殺菌、消臭するようにした紫外線殺菌装置に関する。
従来、足首から下の足の裏や足の指の間は、日光に当たることが少ないため普段から蒸れやすく、その皮膚に白癬菌が繁殖して水虫になる人が日本国内で10人に1人はいる。その治療として、足首から下を日光に当てて、太陽光の紫外線によって殺菌治療することも考えられるが、その太陽の直射光は足の裏や足の指の間には直接当たりにくく、なかなか目に見える効果が得られない。
また紫外線ランプを照射して治療する装置も商品化されているが、その構成においては、足の裏全体に光が当たらないため、治療の効果にむらがあった。またその紫外線の波長は皮膚に有害であるため、長時間照射することはできなかった。
また公知公報に特開2001−120591号公報が提案されてるが、その構成に於いても足の指を強制的に広げた状態では、各指の間隙の角度は扇状に若干ずれており、ある足の指の間では太陽光が当たっても、他の足の指の間では太陽光が当たらないため、同時に各指間の施療(治療)ができない。また太陽は常に移動しており、所定の時間長患部に照射するには、その間中その指先を常に太陽方向に向かせてなければならない。
特開2001−120591号公報
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたもので、紫外線発光体の光源及び太陽の光が離れたどんな位置にあっても、またどんな部位にある皮膚面にも、安定した紫外線光を効率良く無駄無く伝搬して照射できるようにし、その部位での酸化チタンによる光触媒作用を利用して殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置を提供することである。
上記課題を解決すために、本発明は透光性樹脂が持つ導光性の性質(光を伝搬及び反射させる性質)を利用するもので、導光性の樹脂体内に入射した光は、樹脂体の内面で反射と拡散を繰り返し、どんな形状に形成した樹脂体でもその反射拡散する光が行き届くため、導光性の樹脂体で足の指の間に挟持する保持具、足の裏に敷く中敷き、足を置く足置き台を形成することで、その接面する皮膚面に安定した光を照射することができる。
また発光部の紫外線発光体から発光した光、及び受光部の集光した光を導光ケーブルで伝搬することで、導光ケーブルが自由に屈曲できると共に、一端から入射した光は導光ケーブル内で全反射を繰り返しながら、もう一端から出射させられるため、その伝搬させた光を樹脂体内に入射して反射、拡散させ、その拡散させた光の一部又は全部を足の裏や足の指の間に照射するようにできる。また樹脂体の足の裏及び足の指の間に接面する部位に酸化チタン膜を設け、その部位で照射される紫外線分を吸収して酸化チタンによる光触媒反応を起こさせ、その強い酸化還元反応によって、その部位で接面する皮膚面の殺菌消臭をするようにした構成である。
本発明の紫外線殺菌装置は、光源及び太陽光が離れた位置でどんな位置にあっても、安定した光を屈曲する1本乃至複数本の導光ケーブルで無駄無く効率良く伝搬でき、且つ足の指の間に挟持する保持具、中敷き、足置き台を導光性の樹脂体で形成することで、その樹脂体内に入射させた光をその内面で反射拡散させながら樹脂体内の細部まで行き届かすことができ、どんな部位にある皮膚面も、そして複数の部位にある皮膚面も、安定した光をムラや無駄が無く伝搬して照射できる。そのため光触媒作用を利用した殺菌と消臭の施療が、どんな部位でもまた複数の部位でも同時にでき、非常に効率良い施療ができる。
本発明の実施例を図面を基に説明する。紫外線は波長によってUV‐A(320〜400nm)、UV‐B(280〜320nm)、UV‐C(280nm以下)に分類される。ここでUV‐Cはオゾン層や大気で吸収され、UV‐Bは窓ガラスや樹脂を透過すると吸収されてしまう。UV‐Aは近紫外線と呼ばれ人間の皮膚には全く無害であるが、窓ガラスや樹脂を透過して皮膚の深いところまで到達する性質があり、細菌の殺菌と消臭作用がある。この近紫外線である波長が300〜380nmの光を光触媒である酸化チタン(TiO)膜に照射すると、その紫外線が吸収されて光電効果によって電子励起され、電子と正孔が生成される。この電子と正孔が光触媒表面で空気中の酸素や水分と結びつき酸化還元反応を行い、活性な酸素種であるO -、O-、OHを生成する。この生成した活性酸素の酸化力は極めて強く、細菌やウイルスなどを酸化分解して殺菌し、消臭、脱臭作用もある。
本発明は、この酸化チタンが持つ紫外線による光触媒反応を利用して、足の裏や足の指の間の患部を殺菌、消臭するものである。
図1、図2は、本発明を足の指の間に挟持して保持する保持具に実施した実施例を示す。図1(a)において、各保持具1全体を透明なアクリル樹脂で形成し、その片側面をアーチ状に湾曲部1a形成して、図4(a)に示すように、各指の間に挟持させた時、その指の間の間隙にぴったりフィットするように湾曲部1aを形成する。発光部3の筐体3a内には、図1(f)に示すように、紫外線LED4Aと、それを発光させる電源11の電池が設けられている。そして図7(a)に示す回路に配線15を結線することで、スイッチ10の開閉操作(押しボタン操作)で、紫外線LED4Aを発光させることができる。ここで紫外線LED4Aは、近紫外線の領域で酸化チタンが光触媒反応を起こす波長300〜380nmの発光域のものを設ける。紫外線LED4Aから発光された光は、図1(g)に示すように、各対向する各導光ケーブル2の受光面2b・・2bに入射し、その入射した光は図1(h)に示すように、導光ケーブル2内を全反射を繰り返しながら一方向へと伝搬する。
導光ケーブル2の実施例としては光ファイバーで実施でき、光ファイバーとしては、石英系ファイバー、ガラス系ファイバー、プラスチックファイバー等があり、その中でプラスチックファイバーが最も実施しやすい。その構造はコア2cをアクリル樹脂で形成し、その周囲をフッ素系樹脂でクラッド2dを形成している。大口径のファイバーでは断面積96%が光を伝搬するコア部分でなる。プラスチックファイバー内では、屈折率の違う2種類の界面上で光が全反射しながら伝搬していく。そのため一端から入射した光を、その減衰や損失がほとんど受けずに伝搬できる。導光ケーブル2の他の実施構成としては、例えば内面を鏡面処理したチューブ等でも実施できる。
導光ケーブル2の端面から出射し保持具1内に入射した光は、保持具1に形成した湾曲部1aの内面の凸面上を、透過して出射(照射)する光と、その面で反射する光とに分れ、その面で反射した光は図1(b)に示すように、保持具1内で反射と拡散を繰り返し、その結果ある程度均一化した光が保持具1内から外部へと照射される。そして図1(c)に示すように、足の指の間の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して設け、その部位で照射される光(紫外線)を吸収して光触媒反応が起きる。足の指の間で繁殖する代表的な細菌として、水虫と呼ばれる白癬菌があり、その白癬菌は足の指の間の付け根で最も繁殖し易い。そのためその付け根の皮膚面に酸化チタン膜5の被膜面を接面させ、その部位に近紫外線を照射することによって、光触媒の酸化還元反応が起こり、その照射した部位に接面する皮膚に繁殖する白癬菌を殺菌し、水虫を施療(治療)することができる。その光触媒反応は弱い光でも十分吸収されて反応し強い殺菌力がある。その光触媒反応には適当な水分も必要であるが、皮膚面には常に適当な水分(汗等)があり、十分な光触媒反応がなされる。図1(d)は、保持具1の酸化チタン膜5が被膜されてない側面や底面の表面にアルミ蒸着等で鏡面処理したものである。その表面では光が全反射するため、その構成で足の指の付け根方向に光を集光して照射することができる。
図4(a)に実際の使用を示すように、本実施例の各保持具1を各足の指の間に挟持させた状態で、各指と指の間の皮膚面に光を照射し、前述の近紫外線による光触媒作用によって、各指と指の間の接面する皮膚面の細菌が生成する活性酸素によって殺菌され、同時に消臭脱臭もなされる。尚、各導光ケーブル2がばらつかないように、チューブ2eでチュービングが施されている。ここで導光性のアクリル樹脂体は光透過率が90〜92%あるため、保持具1内に入射した光を効率良く足の指の間の皮膚面に照射することができる。保持具1を形成する材質としては、導光性の透光体であればよいが透明体であれば最もよく、アクリル樹脂の他にポリスチレン、ポリカーボネート、ポリー4−メチルー1−ペンテン、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート、アクリロニトリルスチレン、ポリエーテルイミド、ポリエチレン等で実施できる。また光の波長より小さい又は透明樹脂と屈折率が同じゴム粒子でなるゴムを配合した透明HIPS、透明ABS、耐衝撃性アクリル等で実施してもよい。また酸化チタン膜5の被膜の方法も、酸化チタン粉末やゾルや液状から被膜を設ける方法として、酸化チタンゾルを吹き付け高温で焼き付ける高温焼付け型や、室温から120℃ほどの乾燥温度で塗布するコーティング剤を使用する低温乾燥型とあり、スプレーコーティング法や、スピンコーティング法、ディップコーティング法、ゾルゲル法等で実施できる。そして酸化チタン膜5は透明な被膜にできる。また保持具1の表面に無機物のプライマーをコーティングし、酸化チタン膜5をその上にコーティングしてもよい。さらに酸化チタン膜5の被膜の仕方も、スパッタリング法やCVD法でコーティングすることもできる。
図1(e)は、保持具1と導光ケーブル2とを抜き差しできるようにした実施例の構成を示し、保持具1に設けた挿入部1bに導光ケーブル2を挿入して接続する。挿入部1bの入口にバルブ口1cを螺刻して設け、導光ケーブル2の表面に形成した凸部2aを、バルブ12の内側から押しながらバルブ口1cにねじ込むように構成している。この構成によって、適当なサイズの保持具1を抜き差ししたり、洗浄のために抜き差ししたりもできる。そしてこの構成では、保持具1と導光ケーブル2とはしっかり固定された状態で使用できる。また他の実施構成としては、保持具1と導光ケーブル2とを一体構造にして実施してもよい。また左足用導光ケーブル2を4本、右足用導光ケーブル2を4本を同一筐体3a内に設けて受光するように構成してもよい。また各導光ケーブル2の受光面2bに紫外線LED4Aを各1個づつ対向して設けて構成してもよい。
図4(b)は、各保持具1を固定するサポータ9を設けたものである。足の甲側でサポータ9を面ファスナー(登録商標:マジックテープ)で係合して足先に装着できる。このサポータ9を設けることで、各保持具1を足の指の付け根にしっかりと密着させて固定できる。
図4(c)は、足の指の間に挟持したまま歩けるようにした実施例を示す。足首に発光部3又は受光部6をバンドによって装着し、各導光ケーブル2で伝搬した光を各保持具1の上面から入射して実施できる。保持具1としては、軟質な材質の軟質塩化ビニル樹脂で形成することで、足の指間の違和感を和らげられる。この構成であれば、各足の指の間に保持具1を挟持したまま歩くことができ、とても機能的である。
図2は、保持具1の他の実施例を示すものである。保持具1全体を弾性をもつ透明なアイオノマー樹脂で形成し、隣合せの指に挟持する挟持部1d、1dを両側に形成し、手前中央に酸化チタン膜5を被膜した湾曲部1aを形成する。その保持具1を足の指の間に装着すると、常に挟持部1d、1dで挟持して保持でき、違和感が無く装着できる。図2(a)の実施例は親指と人差指間に装着し、図2(b)は人差指と中指と薬指と小指間にそれぞれ装着できる。
図2(c)は、5本の指の間に1度に装着できるようにした構成を示したもので、保持具1を連結部1Aで一体にして形成している。光触媒反応は酸化チタン膜5が皮膚面に接触してないと効果が得られないが、本実施例の構成によって、酸化チタン膜5を皮膚面に常に接触させることができ、その部位で十分な殺菌と消臭効果が得られる。尚、図1及び図2の構成にゴム紐又は紐を設け、その紐の一方を足首又は足の甲まわりに固定して引張るように構成してもよい。また他の実施構成として、保持具1の酸化チタン膜5の被膜面を祖面にして、表面積を広げて実施することもできる。
図3は、太陽光や蛍光灯の光を集光して、その光を各導光ケーブル2内に入射させて伝搬するようにした構成を示す。アクリル樹脂等で半球状に形成した受光部6の中央部に、各導光ケーブル2の受光面2b・・2bを上方に向けて設け、そこに集光された外来光を各導光ケーブル2内に入射させることができる。そしてその入射した光は、各導光ケーブル2のコア2c内を全反射しながら伝搬でき、前実施例と同様に各保持具1内にその光を入射でき、その光の紫外線分によって光触媒反応を起こさせ、前実施例と同様にその照射された部位を殺菌、消臭させることができる。尚、光を集光させる構成としては、例えば凸レンズで集光させた光を各受光面2bに入射させてもよいし、また凹面鏡で集光した光を各受光面2bに入射させてもよい。本実施例の構成では、維持費がゼロであり、また半永久的にも使用できる。
尚、図1〜図4に示した構成は、外反母趾の施療に使用することもでき、本発明の構成によって、外反母趾の施療、水虫の治療、足の指の消臭脱臭の3つの作用効果を得ることができる。
図5は、本発明を中敷き7に実施した実施例の構成を示すものである。図5(a)において、中敷き7全体を透明なエチレン酢酸ビニル共重合体で形成し、その中敷き7上面に足の裏を載せた際足の裏の皮膚面と接面する部位に、その足の裏の形状に合せた凹部7aを形成し、その部位に酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して設け、その中敷き7の後端部に導光ケーブル2を挿入して設けたものである。その構成で導光ケーブル2から光が中敷き7内に入射し、その入射した光は中敷き7内で反射と拡散を繰り返しながら、足の裏全域の皮膚面に近紫外線の光を照射することができる。ここで中敷き7の厚みは十分な光の導光性を持たせるため、3mm以上の厚みがあることが望ましい。最近携帯電話のディスプレイの導光技術の進歩から、均一な光をディスプレイの面全域に照射する技術が確立しており、本発明の中敷き7の構成も、例えばその樹脂内に適当にホログラムパターンや微細反射溝や反射ドットやプリズム等を形成することで、樹脂内に入射した光を適当に拡散させて足の裏全域に均一な光を照射することができる。図5(b)は他の実施例で、導光ケーブル2を中敷き7内に4本挿入して設けて構成したものである。この構成によって、足の裏全域をさらに均一な光で照射することができる。本発明の中敷き7の構成においては、その底面全域を例えばアルミ蒸着等で鏡面処理したり、反射率が高い白色に構成してもよい。
図5(c)は、中敷き7の面上に各足の指間に挟持する突起部7b、・・7bを一体形成し、その突起部7bの側面にも酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して設けたものである。この構成において、各足の指の間にフィットする位置に突起部7b、・・7bを形成することで、中敷き7内に導光ケーブル2から入射した光は、反射拡散して各突起部7b内にも入射していき、その光は各突起部7bの側面から外部へと照射される。そしてその光が足の指の間の皮膚面と接面する部位を照射し、その部位でも光触媒反応を起こして殺菌、消臭させることができる。そのため本実施例の構成によって、足の裏と足の指の間を同じ光源で同時に照射して施療することができる。尚、その突起部2の底面部は多くの光を入射できるよう、図5(e)に示すように円錐状に広げて形成するとよい。図5(d)は本実施例の構成の断面図を示し、図5(f)は実際に足を中敷き7上に載せた状態を示したものである。本実施例のように、発光部3又は受光部6を足首にバンドで装着して固定することで、中敷き7を足の裏に敷いた状態で歩くことができる。尚、さらに足の裏にフィットさせるように、図のようにサポータ9を設け、足の甲側で装着できるようにして構成してもよい。本実施例の構成において、弱い光でも十分な光触媒反応が起きるため、その光触媒反応による強い酸化力によって、接面する足の裏及び足の指間の皮膚に繁殖する細菌を殺菌し、同時に消臭脱臭もなされる。本発明の中敷き7の構成は、何度洗っても光触媒作用の効果は落ちることがない。尚、本実施例の中敷き7の裏面に粘着シートを具備し、その粘着シートによってサンダル等の履き物の上面に貼り付けられるように構成してもよい。また中敷き7の露呈する面をハーフミラーで構成し、その内面では光が全反射するように構成することもできる。また中敷き7と導光ケーブル2とを一体構造にして構成してもよい。
図6は、本発明を導光性の樹脂材でなる板状の足置き台8で構成して実施したものである。図6(a)において、足置き台8をアクリル樹脂で形成し、その上面に足の裏と嵌合する凹部8aを形成して、その部位に酸化チタン膜5被膜(コーティング)して設けた構成である。その足置き台8は発光部3の筐体3a上に嵌合して挿脱可能に設け、その足置き台8の側面には、図7(b)に示す回路で点灯する紫外線ランプ4Bを設ける。紫外線ランプ4Bは直流の電源11からDC−ACインバータ14によって高周波電圧に変換し点灯するようになっている。紫外線ランプ4Bを点灯させる波長は、光触媒反応が活発になる365nmで点灯させるのが望ましい。紫外線ランプ4Bから発光した光は、図に示すように足置き台8の側面から樹脂体内に入射し、その樹脂体内で反射と拡散を繰り返しながら、足の裏全域を均一に照射することができる。本実施例の構成において、紫外線ランプ4Bの上方に導光ケーブル2の各受光面2bを光源に対向して設けており、紫外線ランプ4Bから発光した光は各受光面2bに入射し、その光が導光ケーブル2内を伝搬して各保持具1内に入射する構成になっている。図6(c)に示すように、本実施例の構成において、足を足置き台8の面上に置いたままの状態で、各保持具1を足の指の間に挟持でき、足の裏と足の指の間に同時に紫外線の光を照射して酸化チタンによる光触媒反応を起こさせ、両部位の皮膚面を同時に殺菌と消臭ができる。尚、足置き台8内に効率良く光を入射できるように、紫外線ランプ4Bの後方に反射鏡13が設けられており、その反射鏡13によって紫外線ランプ4Bから発光した光を集光して入射させるように構成している。図6(d)は、足置き台8の上面に各足の指の間に挟持する突起部8b・・8bを、足置き台8と一体構造にして設けた構成である。各突起部8bの側面にも酸化チタン膜5が被膜(コーティング)してあり、この実施例の構成において、足置き台8の側面から入射した光は、各突起部8b内にも反射拡散して入射するため、足の指の間で接面する部位でも光触媒反応が起き、両部位の皮膚面を同時に殺菌、消臭させることができる。尚、図6の構成にタイマーを設けて構成してもよく、ある一定の時間が経過するとタイマーによって自動停止するようにも構成できる。各突起部8bは図5(e)に示すように、円錐状に形成してもよい。また足置き台8を載せる筐体3a上のその面全域を鏡面処理して実施してもよい。また紫外線ランプ4Bを足置き台8の下側面側に設け、その下側面から紫外線ランプ4Bの光を上方に向けて照射し、足置き台8内にその光が入射するように構成してもよい。また爪水虫のひとつの施療方法として、紫外線ランプ4Bから上方に発光する紫外線光を集光させ、爪の裏側にその焦点を結ぶように構成してもよく、さらにその焦点を適当な領域で走査するように構成してもよい。また電源11も電池やバッテリー以外に、商用電源をACアダプタで適宜な電源にして実施することもできる。
蛍光灯の光にもある程度近紫外線が含まれるため、蛍光灯下でも光触媒反応は起き、本発明を実施することができる。また酸化チタン膜5の表面に銀や銅の金属を付けることで、光の弱い暗い所でもある程度殺菌力を得ることができる。
本発明の紫外線殺菌装置の他の実施構成として、導光性の樹脂体で足の指の間に保持する保持具、足の裏に敷く中敷き、足を置く足置き台を中空構造にして形成し、その中空構造にした空間に導光ケーブル2を挿入して光を入射させ、その中空の内面で光を反射拡散させるように構成して実施してもよい。また本発明を例えば大人用と子供用、男性用と女性用と各サイズごと用意することができ、導光ケーブル2の長さも数10cmから数mまで用意することができる。またガラス材も導光性があるため、本発明の構成にして実施することができる。
(a)本発明の1実施例の斜視図(b)本発明の1実施例の縦断面図(c)(d)本発明の1実施例の側面図(e)(f)本発明の1実施例の縦断面図(g)本発明の1実施例のX−Y方向から見た縦断面図(h)本発明の1実施例の縦断面図 (a)(b)(c)本発明の1実施例の斜視図 本発明の1実施例の斜視図 (a)(b)本発明の1実施例の一部断面の正面図(c)本発明の1実施例の側面図 (a)(b)(c)本発明の1実施例の斜視図(d)本発明の1実施例の縦断面図(e)本発明の1実施例の一部分の斜視図(f)本発明の1実施例の一部断面の側面図 (a)本発明の1実施例の正面図(b)本発明の1実施例の縦断面図と一部側面図(c)本発明の1実施例の縦断面図と足を載せた側面図(d)本発明の1実施例の正面図 (a)(b)本発明の1実施例の回路図
符号の説明
1 : 保持具
1A : 連結部
1a : 湾曲部
1b : 挿入部
1c : バルブ口
1d : 挟持部
2 : 導光ケーブル
2a : 凸部
2b : 受光面
2c : コア
2d : クラッド
2e : チューブ
3 : 発光部
3a : 筐体
4 : 紫外線発光体
4A : 紫外線LED
4B : 紫外線ランプ
5 : 酸化チタン膜
6 : 受光部
7 : 中敷き
7a : 凹部
7b : 突起部
8 : 足置き台
8a : 凹部
8b : 突起部
9 : サポータ
10 : スイッチ
11 : 電源
12 : バルブ
13 : 反射鏡
14 : DC−ACインバータ
15 : 配線

Claims (8)

  1. 足の指の間に挟持する保持具(1)を導光性の樹脂体で形成し、該保持具(1)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、紫外線発光体(4)を具備した発光部(3)と、該紫外線発光体(4)から発光した光を伝搬する導光ケーブル(2)を前記保持具(1)に接続又は一体にして設け、前記保持具(1)は、足の指の間に接面する凹状の湾曲部(1a)を有する形状であって、該保持具(1)に設けた前記導光ケーブル(2)の端面から出射し保持具(1)内に入射した光は、保持具(1)に形成した湾曲部(1a)の内面上を透過して出射(照射)する光と、その面で反射する光とに分れ、その面で反射した光は保持具(1)内で反射と拡散を繰り返して、光が保持具(1)内から足の指の皮膚面に照射されるものであって、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  2. 足の指の間に挟持する保持具(1)を導光性の樹脂体で形成し、該保持具(1)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、光を集光する受光部(6)と、該受光部(6)が受光した光を伝搬する導光ケーブル(2)を前記保持具(1)に接続又は一体にして設け、その伝搬する光を保持具(1)内に入射させ、前記保持具(1)は、足の指の間に接面する凹状の湾曲部(1a)を有する形状であって、該保持具(1)に設けた前記導光ケーブル(2)の端面から出射し保持具(1)内に入射した光は、保持具(1)に形成した湾曲部(1a)の内面上を透過して出射(照射)する光と、その面で反射する光とに分れ、その面で反射した光は保持具(1)内で反射と拡散を繰り返して、光が保持具(1)内から足の指の皮膚面に照射されるものであって、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  3. 足の裏を載せる中敷き(7)を導光性の樹脂体で形成し、該中敷き(7)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、紫外線発光体(4)を具備した発光部(3)と、該紫外線発光体(4)から発光した光を伝搬する導光ケーブル(2)を前記中敷き(7)に接続又は一体にして設け、その伝搬する光を中敷き(7)内に入射させ、その入射した光を樹脂体内で反射拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにしたものであって、該中敷き(7)の上面に足の裏に接面する湾曲部を形成し、又は底面に光の反射率を高くした層を備え、又は前記中敷きの内部にホログラムパターン、微細反射溝、反射ドット又はプリズム等の樹脂体内で導光する光を均一化する手段を設けることで、該樹脂体内に入射した光を拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにし、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  4. 足の裏を載せる中敷き(7)を導光性の樹脂体で形成し、該中敷き(7)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、光を集光する受光部(6)と、該受光部(6)が受光した光を伝搬する導光ケーブル(2)を前記中敷き(7)に接続又は一体にして設け、その伝搬する光を中敷き(7)内に入射させ、その入射した光を樹脂体内で反射拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにしたものであって、該中敷き(7)の上面に足の裏に接面する湾曲部を形成し、又は底面に光の反射率を高くした層を備え、又は前記中敷きの内部にホログラムパターン、微細反射溝、反射ドット又はプリズム等の樹脂体内で導光する光を均一化する手段を設けることで、該樹脂体内に入射した光を拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにし、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  5. 足の裏を載せる足置き台(8)を導光性の樹脂体で形成し、該足置き台(8)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、紫外線発光体(4)を具備した発光部(3)に前記足置き台(8)を装脱可能に設け、該紫外線発光体(4)から発光した光を足置き台(8)内に入射させ、その入射した光を樹脂体内で反射拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにしたものであって、該足置き台(8)の上面に足の裏に接面する湾曲部を形成し、又は底面に光の反射率を高くした層を備え、又は前記足置き台の内部にホログラムパターン、微細反射溝、反射ドット又はプリズム等の樹脂体内で導光する光を均一化する手段を設けることで、該樹脂体内に入射した光を拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにし、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  6. 足の裏を載せる足置き台(8)を導光性の樹脂体で形成し、該足置き台(8)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、蛍光灯下で蛍光灯の光が足置き台(8)内に入射する光を、樹脂体内で反射拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにしたものであって、該足置き台(8)の上面に足の裏に接面する湾曲部を形成し、又は底面に光の反射率を高くした層を備え、又は前記足置き台の内部にホログラムパターン、微細反射溝、反射ドット又はプリズム等の樹脂体内で導光する光を均一化する手段を設けることで、該樹脂体内に入射した光を拡散させて足の裏の皮膚面に照射するようにし、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
  7. 前記足置き台(8)において、足置き台(8)と指の間に挟持する突起部(8b、8b・・・8b)とを一体にした導光性の樹脂体で形成してなる請求項5又は6記載の紫外線殺菌装置。
  8. 足の裏を載せる足置き台(8)と指の間に挟持する突起部(8b、8b・・・8b)とを一体にした導光性の樹脂体で形成し、該足置き台(8)の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、紫外線発光体(4)を具備した発光部(3)から発光した光を足置き台(8)内に入射させ、その入射した光を樹脂体内で反射拡散させて足の指の間の皮膚面に照射するようにしたものであって、前記突起部(8b、8b・・・8b)の側面に足の指の間に接面する凹状の湾曲部を形成し、該突起部(8b、8b・・・8b)内に入射した光を該湾曲部の内面で反射拡散させて足の指の間の接面する皮膚面に照射するようにし、照射された紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で接面する足の指の間の皮膚面の殺菌及び消臭するようにした紫外線殺菌装置。
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