JP4080287B2 - Oil purifier - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、何らかの作業油を循環させて使用している機械に適用される油清浄装置に関するものである。本発明は、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関において潤滑油を清浄化するために有効である。
【0002】
【従来の技術】
図9は、本願出願人が提案した油清浄装置の構成図である。
内燃機関のサンプタンク1に溜められている潤滑油は、吸引ポンプ2に吸引され、潤滑油の粘度を低下させるための電気ヒータ3を経て遠心分離機4に供給される。その遠心力でカーボン等が分離された潤滑油は、一旦清浄油タンク5に溜められる。清浄油タンク5内の潤滑油は、ポンプ6に吸い上げられ、潤滑油の粘度を低下させるための濾過器用ヒータ7を経て濾過器8に供給され、さらに清浄度を上げて再び前記清浄油タンク5に戻される。清浄油タンク5の液面のやや下に配置された吸出し管9から返油ポンプ10によって吸い出されて前記サンプタンク1に戻される。
【0003】
図10は、この油清浄装置において、濾過器用ヒータ7の出口温度と、濾過器8のフィルタの入口における圧力を示す図である。この図に示すように、濾過器用ヒータ7の出口温度は60〜80℃、濾過器8のフィルタの入口における圧力は約0.05MPa程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の油清浄装置では、清浄油タンク5には、遠心分離機4で処理された潤滑油と、濾過器8でさらに浄化処理された潤滑油の両方が供給され、両者が混合するため、清浄度が十分でない潤滑油がサンプタンク1に戻されカーボン等がタンク1の底に沈澱するなどの問題があった。
【0005】
かかる問題を避けるために、返油ポンプ10による潤滑油の吸い込み口は、上述したように清浄油タンク5にある潤滑油の上澄みを吸引し清浄油タンクの液面レベルを確保しうるように液面近くに配置されている。しかし、運転条件によっては、返油ポンプ10に空気が混入する場合もある等の新たな問題が発生する。
【0006】
従って、これらの問題を全て解決するためには、濾過器8を通った潤滑油を全て前記サンプタンク1に供給すればよいが、このためには多数の濾過器を設置することが必要になる。なぜなら、従来の油清浄装置に用いられていた濾過器8では耐圧が低いために十分な濾過圧を加えられないため、各濾過器8における潤滑油の処理量が少ないからである。
【0007】
また、濾過器8を通った潤滑油を全て前記サンプタンク1に直接戻すこととした場合、濾過器8から出てくる潤滑油には圧力が殆ど無いため、第2の潤滑油タンクを別個に設けておき、濾過器8から出てきた潤滑油をこの第2の潤滑油タンクに一旦貯容し、この第2の潤滑油タンクからあらためて前記返油ポンプ10によって前記サンプタンク1に戻さなければならない。従って、油清浄装置が大きくなり、設置面積が確保できないなどの問題が生じてしまう。
【0008】
そこで、本発明は、コンパクトな構成でありながら、返油ポンプに空気が混入するなどの不都合が発生せず、十分な清浄度の油を機械側に戻すことができる油清浄装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された油清浄装置は、油を循環して使用する機械に設けられて前記油を清浄化するための油清浄装置において、前記機械で使用された油を圧送する吸入ポンプ(12)と、前記吸入ポンプによって圧送された油から不溶解分を除去して第1の清浄油を得る遠心分離機(13)と、前記遠心分離機から供給された第1の清浄油が蓄えられる清浄油タンク(15)と、前記吸込ポンプよりも容量が大きく前記清浄油タンクから第1の清浄油を送り出す吐出ポンプ(17)と、前記吐出ポンプから供給された第1の清浄油を通過させて第2の清浄油とする機能を有し、該第2の清浄油が前記機械に直接返油されるように配管(19)を介して前記機械に接続され、前記配管の抵抗により生じる背圧に抗し得る耐圧性を備えた精密フィルタ(18)と、連結された前記吐出ポンプと前記精密フィルタの間と前記清浄油タンクとを結ぶ戻り配管(21)と、前記戻り配管に設けられ、前記液面が一定のレベルを超えない場合には、清浄油タンクから吐出ポンプで送り出された第1の清浄油の一部が精密フィルタには入らずに前記戻り配管を介して清浄油タンクに戻り、前記液面が前記一定のレベルを超えると、吐出ポンプの吐出量のほぼ全量が精密フィルタに供給されるように、前記清浄油タンク内の第1の清浄油の液面の高さに応じて操作されて前記清浄油タンクに第1の清浄油が前記戻り配管を介して戻る油量を変化させる戻し弁(22)とを備えている。
【0010】
請求項2に記載された油清浄装置は、請求項1記載の油清浄装置において、前記清浄油タンク(15)内の第1の清浄油の液面の高さに応じて前記戻し弁(22)の開度を変更する戻し弁操作手段 (ボールタップ24)を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載された油清浄装置は、請求項1記載の油清浄装置において、前記清浄油タンク(15)内の第1の清浄油の液面の高さを検知する液面計(23)を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載された油清浄装置は、請求項1記載の油清浄装置において、前記吐出ポンプ(17)の吸い込み側の配管(吐出管16)の吸引口が前記清浄油タンク(15)の底面付近に開口したことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載された油清浄装置は、請求項1記載の油清浄装置において、前記戻り配管(21)の分岐と前記精密フィルタ(18)の入口との間に設けられた圧力検知手段(28)と、前記精密フィルタの入口と出口を結ぶ逃がし弁(バイパス弁27)とをさらに備え、前記圧力検知手段が圧力の上昇を検知した場合に前記逃がし弁が開かれて前記吐出ポンプから送られる第1の清浄油が前記精密フィルタをバイパスするように構成されたことを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載された油清浄装置は、請求項1記載の油清浄装置において、前記戻り配管(21)において、前記戻し弁(22)の上流に、前記清浄油タンク内の液を排出する必要が生じた場合に閉止することにより前記戻し弁を介した返油を遮断して前記清浄油タンク内の液の排出を可能とするための排出弁(50)が設けられたことを特徴としている。
【0015】
請求項7に記載された油清浄装置は、油を循環して使用する機械に設けられて前記油を清浄化するための油清浄装置において、前記機械で使用された油を圧送する吸入ポンプ(12)と、前記吸入ポンプによって圧送された油から不溶解分を除去して第1の清浄油を得る遠心分離機(13)と、前記遠心分離機から供給された第1の清浄油が蓄えられる清浄油タンク(15)と、前記吸込ポンプよりも容量が大きく前記清浄油タンクから第1の清浄油を送り出す吐出ポンプ(17)と、前記吐出ポンプから供給された第1の清浄油を通過させて第2の清浄油とする機能を有し、該第2の清浄油が前記機械に直接返油されるように配管を介して前記機械に接続され、前記配管の抵抗により生じる背圧に抗し得る耐圧性を備えた精密フィルタ(18)と、連結された前記吐出ポンプと前記精密フィルタの間と前記清浄油タンクとを結ぶ戻り配管(21)と、前記戻り配管に設けられ、前記液面が一定のレベルを超えない場合には、清浄油タンクから吐出ポンプで送り出された第1の清浄油の一部が精密フィルタには入らずに前記戻り配管を介して清浄油タンクに戻り、前記液面が前記一定のレベルを超えると、吐出ポンプの吐出量のほぼ全量が精密フィルタに供給されるように、前記清浄油タンク内の第1の清浄油の液面の高さに応じて操作されて前記清浄油タンクに第1の清浄油が前記戻り配管を介して戻る油量を変化させる戻し弁(22)と、前記精密フィルタの入口側と出口側にそれぞれ設けられた圧力検知手段(51,52)と、前記精密フィルタの入口側の前記圧力検知手段(51)と前記吐出ポンプの出口側との間に設けられた電動弁(53)と、前記電動弁と前記吐出ポンプの出口側の間と、前記精密フィルタの出口側との間に設けられた調圧弁(54)と、前記清浄油タンクに設けられた測温手段(56)とを有し、さらに、前記吐出ポンプから送られる第1の清浄油が前記精密フィルタと前記調圧弁のいずれかを選択的に通過するように、前記圧力検知手段からの信号と前記測温手段からの信号に応じて前記電動弁を開閉する制御手段を備えている。
【0016】
請求項8に記載された油清浄装置は、請求項1又は7記載の油清浄装置において、前記精密フィルタ(18)が、前記第1の清浄油に含まれた油分又は水分を選択的に除去するために、必要に応じて交換可能とされた油分除去用エレメント又は水分除去用エレメントを有していることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図8を参照して説明する。
図1を参照して本発明の実施の形態の第1の例に係る油清浄装置の構成を説明する。この油清浄装置は、ディーゼルエンジン等の内燃機関において潤滑油の清浄化に用いられるものである。ディーゼル機関の潤滑油中には、シリンダからの燃焼残渣による微小なカーボン等(不溶解分)が混入し、機関運転中に徐々に蓄積していく。このカーボンは硬質であるため潤滑油中にこれが増加すると、機関の軸受け、クランクピンメタル、ピストンとシリンダライナ等の摺動部分が次第に摩耗するようになり、これが進むと例えば軸受けの損傷等、危険な状態となる。
【0018】
このため、一般的には、車両用等の小型機関では頻繁に潤滑油交換を行い、潤滑油保有量の多い中・大型機関では潤滑油清浄装置を設置して不溶解分を潤滑油から除去している。
【0019】
潤滑油中の不溶解分は、3〜5μm程度とかなり微細なカーボンを含んでいるが、これらのカーボンは潤滑油中の添加剤 (分散剤)によって微細な状態に保持されているため、従来の油清浄装置では簡単には除去できなかった。
【0020】
図1において、図示しない機関のサンプタンクから導かれた配管11には吸入ポンプ12が設けられている。この吸入ポンプ12の吐出側は遠心分離機13の導入口に導かれている。本例の遠心分離機13としては、使用に際して水を添加することなく、潤滑油とスラッジを2層分離してスラッジを固形状で排出できるものが用いられる。この遠心分離機13は、前記不溶解分のうち、概ね10μm以上の大粒子を分離・除去することができる。
【0021】
ここで前記遠心分離機13で処理された後に排出された清浄油を第1の清浄油と呼ぶ。第1の清浄油の中には、遠心分離では除去しきれなかった微細なカーボン等の不溶解分がまだ含まれている。第1の清浄油は、配管14を経て清浄油タンク15に導かれ、この中に蓄えられる。清浄油タンク15には、第1の清浄油を外に導くための吐出管16が設けられている。吐出管16の吸引口は、清浄油タンク15内の底面付近に開口している。
【0022】
前記吐出管16には、第1の清浄油を清浄油タンク15から吸い出して送り出す吐出ポンプ17が接続されている。吐出ポンプ17は定容量型ポンプであり、その容量は前記吸入ポンプ12よりも大きい。
【0023】
吐出ポンプ17の吐出側は精密フィルタ18の入口に接続されている。精密フィルタ18は、吐出ポンプ17から供給された第1の清浄油を通過させてさらに浄化する機能を有する。ここで、第1の清浄油を精密フィルタ18でさらに浄化したものを、第2の清浄油と呼ぶ。この精密フィルタ18は、5μm以下の不溶解分を捕捉できる。また耐圧は0.2MPa以上あり、精密フィルタ18を通過する潤滑油の流量を多くするために圧力を高くしても、フィルタエレメントは破損しにくい。なお、本例では0.4MPaとした。精密フィルタ18を構成する実際のエレメントとしては、例えば不織布製エレメント、ロール式ペーパフィルタ、積層式ペーパフィルタ等、種々のものを採用しうる。
【0024】
図2は、本例の油清浄装置における精密フィルタ18の性能を示す圧力−温度−流量の実測結果を示す図である。ここで、本例の油清浄装置では、耐圧の高いフィルタを用いているので潤滑油の流量を増大させるために潤滑油を加熱して粘度を適宜に低下させる必要もなく、ヒータは不要である。しかし、機関の運転時と同様の条件下において前記精密フィルタ18の特性を調べるため、ヒータで潤滑油の温度を種々に設定して圧力−流量の関係について実験を行った。即ち、図2のグラフは、潤滑油の温度に対応した流量の関係を、前記精密フィルタ18に加わる圧力をパラメータとして示している。
【0025】
耐圧の低いフィルタ(例えば約0.05MPa程度)を用いていた従来の場合には、フィルタとしての機能を適正に発揮させるために潤滑油を80℃程度まで加熱しなければならなかったが、本例では耐圧が高いため特に加熱しなくても潤滑油の圧力を上げてフィルタを破損することなく十分な流量を得ることが出来る。
【0026】
前記精密フィルタ18の出口側に接続された配管19は、機関のサンプタンクに直接導かれている。即ち、吐出ポンプ17の圧力で精密フィルタ18を通過した潤滑油(第2の清浄油)は、そのまま機関に戻される。従って、このフィルタ出口側の配管19の抵抗を受けて精密フィルタ18には背圧が加わるが、本例の精密フィルタ18は前述のごとく従来に比べて大きな耐圧性能を有しているので(例えば従来の0.05MPaに対して0.2MPa以上)、エレメント破損等の不都合を見ることなく、必要な高い圧力を加えて十分な流量で濾過処理を行うことができる。
【0027】
前記吐出ポンプ17と前記精密フィルタ18を連結している配管20と、前記清浄油タンク15とが、戻り配管21によって結ばれている。即ち、前記吐出ポンプ17と前記精密フィルタ18を連結している配管20から分岐した戻り配管21が、前記清浄油タンク15内に導かれている。そして、清浄油タンク15内にある戻り配管21の端部には、液面制御装置としての戻し弁22が連結されている。戻し弁22の出口配管の開口端部は、清浄油タンク15内に貯留される第1の清浄油の液面Lよりも下になるものとされている。また、清浄油タンク15には液面計23が設けられており、清浄油タンク15内の第1の清浄油の液面Lのレベルを検知できる。
【0028】
この戻し弁22は、清浄油タンク15内の第1の清浄油の液面Lの高さに応じて開閉操作される、清浄油タンク15から吐出ポンプ17で送り出された第1の清浄油の一部が、前記液面Lのレベルによっては精密フィルタ18には入らずに前記戻り配管21を介して清浄油タンク15に戻るように構成されている。
【0029】
即ち、前記戻し弁22の操作部には、液面Lに対応して当該操作部を操作する液面制御装置の操作手段としてボールタップ24が連結されている。このボールタップ24によれば、清浄油タンク15内の第1の潤滑油の液面Lのレベルによって戻し弁22の開度が変化し、吐出ポンプ17から清浄油タンク15に戻される潤滑油量が変化する。また前記液面Lが前記一定のレベルを超えると戻し弁22を閉じ、吐出ポンプ17の吐出量のほぼ全量が精密フィルタ18に供給される。
【0030】
通常は、戻し弁22の開度が半分程度で清浄油タンク15内の潤滑油の液面Lが保持されるように、潤滑油の初期充填量が定められる。
また、戻し弁22の開度によって吐出ポンプ17の吐出圧力が決定される。
【0031】
例えば、吐出ポンプ17の吐出する第1の清浄油の一部(例えば60%)が精密フィルタ18に供給され、残り(例えば40%)が清浄油タンク15に戻されるとすると、この残りの潤滑油には圧力がかかっているため、戻り配管21の出口から吐出した第1の清浄油が清浄油タンク15内の潤滑油を撹拌し、清浄油タンク15内の底部分にスラッジが溜まるのが防止される。
【0032】
運転中は、液面計23からの情報に応じて吸入ポンプ12及び吐出ポンプ17が制御手段25によって制御され、清浄油タンク15内の第1の清浄油が前述した適正な液面Lを保持する。
【0033】
本例では、吐出ポンプ17は、吸入ポンプ12から送られた潤滑油を返油するために、吸入ポンプ12よりも大きい容量のものが選定されており、両ポンプ12,17が運転されると清浄油タンク15内の第1の清浄油の液面Lが低下し、吐出ポンプ17が空気を吸い込んで精密フィルタ18に空気が溜まり、濾過に支障を与えるおそれがある。しかし、本例によれば、前述のように、戻り配管21に設けられた戻し弁22をボールタップ24で開閉して操作することにより清浄油タンク15内の液面Lを制御しているので、精密フィルタ18に空気が溜まることが防止される。
【0034】
前記精密フィルタ18の前後にはバイパス管路26が設けられ、バイパス管路26にはバイパス弁27が設けられている。また、流れ方向に関して前記精密フィルタ18の手前であって、前記戻り配管21の分岐部と前記バイパス管路26の分岐部との間には、圧力検知手段28が設けられている。圧力検知手段28の出力は制御部25に送られ、制御部25は前記バイパス弁27を開閉制御できる。従って、圧力検知手段28が所定値を超える圧力を検知し、これを制御部25に送ると、制御部25は警報を発するとともに、バイパス弁27を開いて第1の潤滑油を精密フィルタ18を通さずにバイパス管路26を経て機関に直接返油する。
【0035】
以上の構成において、汚れた機関の潤滑油は吸入ポンプ12によって遠心分離機13に送られ、油中の固形分等の不純物が遠心分離された後、清浄油タンク15に回収される。そして、清浄油タンク15内の第1の清浄油は、吐出ポンプ17によって精密フィルタ18に送られ、前段の遠心分離機13では除去できなかった不純物をも濾過した後に機関に直接返油される。ここで、エンジン始動時には潤滑油の温度が低く、粘度が高いので、精密フィルタ18に供給する潤滑油の圧力が上昇する。この場合、精密フィルタ18によって処理できる潤滑油の量が低下し、戻りの潤滑油量が増加する。この増加によって清浄油タンク15の潤滑油液面Lが上昇し、前記ボールタップ24により、戻し弁22の弁開度が狭くなることにより、さらに吐出ポンプ17の圧力が上昇する。
【0036】
この潤滑油の戻り量の増加 (循環量の増加)及び吐出圧の増加により潤滑油温度が上昇するため、潤滑油粘度が低下し、精密フィルタ18を通過できる潤滑油量が上昇し、その結果、吐出ポンプ17の吐出圧の低下と、清浄油タンク15の潤滑油液面Lの低下が生じ、正常な運転に復帰することができる。
【0037】
そして、本発明によれば、直接の返油に伴い、フィルタ出口側の配管19の抵抗を受けて精密フィルタ18には大きな背圧が加わるが、本例の精密フィルタ18は従来に比べて大きな耐圧性能を有しているので必要な高い圧力を加えて十分な流量で濾過処理を続行できる。また、圧力検知手段28が所定値を超える圧力を検知した時は、制御部25によってバイパス弁27が開かれるので、精密フィルタ18を破損することなく潤滑油をバイパス管路26を経て機関に直接返油することができる。
【0038】
次に、図3〜図5を参照して本発明の実施の形態の第2の例に係る油清浄装置を説明する。第1の例と共通する構成については、図1と同一の符号を付してその説明は省略する。
【0039】
本例では、前記精密フィルタ18の入口側と出口側にそれぞれ圧力検知手段としての圧力トランスミッタ51,52が設けられており、精密フィルタ18に加わる差圧を検出することができるように構成されている。また、前記精密フィルタ18の入口側の前記圧力検知手段51と前記吐出ポンプ17の出口側との間には、電動弁53が設けられている。また、前記電動弁53と前記吐出ポンプ17の出口側の間と、前記精密フィルタ18の出口側との間には、調圧弁54(作動圧力は一例として0.3MPa)が設けられている。また、この調圧弁54と前記精密フィルタ18の出口側との間には、調圧弁55(作動圧力は一例として0.05MPa)が設けられている。0.3MPaの調圧弁55を設けたのは、精密フィルタ18のバイパス用であり、0.3MPaの値はこの精密フィルタ18の差圧限界であり、万一電動弁53が固着した場合の安全弁としても機能する。また、前記清浄油タンク15には、測温手段としての測温抵抗体56が設けられており、清浄油タンク15内の第1清浄油の温度を測定することができる。
【0040】
そして、図3では図示しないが、本例では前記吐出ポンプ17から送られる第1の清浄油が前記精密フィルタ18と前記調圧弁54のいずれかを選択的に通過するように、前記圧力検知手段51,52からの信号と前記測温抵抗体56からの信号に応じて、前記電動弁53と前記調圧弁54を開閉制御し得る制御手段が設けられている。この制御手段は、図1に示した第1の例での制御手段25に相当するものである。
【0041】
以上の構成における作用について説明する。
本例は、測温抵抗体56により流体の温度を検出し、圧力検知手段51,52により精密フィルタの差圧を検出し、これらの値に基づいて電動弁53を開閉することにより、精密フィルタ18を通過する液体を必要に応じて調圧弁54にバイパスさせ、精密フィルタ18の目詰まりや破損を防止することを目的とするものである。
【0042】
すなわち、圧力トランスミッタ51,52と測温抵抗体56の検知信号により、制御手段が「通常時」「低温時」「目詰まり時」の3つの場合を判断し、各場合に応じて電動弁53を開閉制御し、フィルタ寿命の延長等を図るものであるが、上記3つの場合は、圧力トランスミッタ51,52のある閾値を境とした差圧の大小(ある値よりも大か小か)と、測温抵抗体56のある閾値を境とした流体温度の高低(ある値よりも高か低か)との組み合わせから判断してもよいし、圧力トランスミッタ51,52と測温抵抗体56が各々出力する連続的な検出値の組み合わせによって電動弁53の開度を段階的・連続的に制御することとしてもよい。例えば、油温が低いときは、フィルタの抵抗が大きいので電動弁53を絞り、フィルタへの流量を少なくしてフィルタの差圧がある閾値以上にならないように制御してもよい。
【0043】
図3においては、精密フィルタ18の目詰まりが少ない状態であって、流体の温度が高く、精密フィルタ18の差圧が小さい場合である。電動弁53を開き、精密フィルタ18に液を流している。
【0044】
図4においては、低温による液粘度の上昇等によるフィルタ破損を防止し、フィルタ寿命の延長を図っている。すなわち、この状態は流体の温度が低く、精密フィルタ18の差圧が大きい場合であり、電動弁53を閉じ、液を調圧弁54にバイパスさせる。
【0045】
図5は、精密フィルタ18が目詰まりした場合を示している。すなわち、この状態は流体の温度が高く、精密フィルタ18の差圧が大きい場合であり、電動弁53を閉じ、液を調圧弁54にバイパスさせる。
【0046】
なお、液の汚損が大きく、精密フィルタに流した場合、すぐにフィルタに目詰まりを生じると予想される場合には、電動弁53を閉じることにより液をバイパスして精密フィルタ18を液の流れから遮断し、遠心分離機13(図1に示す)のみで液の清浄を行ない、液の汚れが少なくなった時点で電動弁53を開いて精密フィルタ18による清浄化の仕上げを行なうようにし、フィルタ寿命の延長を図るとよい。
【0047】
次に、本例の前記戻り配管21には、前記戻し弁22の上流に手動式の排出弁50が設けられている。通常はボールタップ24によって吐出ポンプ17から吐出された液の一部が清浄油タンク(液受け)15に戻り、液面は一定に保たれるので吐出ポンプ17が空気を吸う不都合は生じない。
【0048】
上記の構成によれば、メンテナンス等において清浄油タンク(液受け)15内の液を排出する必要が生じた場合には、この排出弁50を閉止して返油を遮断することで清浄油タンク(液受け)15内の液を大部分排出することができる。
【0049】
以上説明した第1の例 (図1及び図2)及び第2の例(図3〜図5)において、精密フィルタ18は、目的に応じて種々の機能を有するエレメントに任意に交換することが可能である。例えば、前記精密フィルタは、図6に示すように、剛性の高い鋼製のケース60内に流体に合わせた仕様のエレメント61を複数段 (図示の例では8段)重ねて配置・構成した装置とすることができる。このケースは容易に上下に分離して内部のエレメント61を交換することができる。例えば、通常は処理すべき液中のカーボン分を除去するのに適したフィルタエレメントを用い、時宜に応じて水分を除去したい場合には、水分除去作用に優れたエレメントに交換し、また油分を除去したい場合には、油分除去作用に優れたエレメントに交換することができる。
【0050】
ケース60の上部及び下部にはドレン弁を設けておき、分離した油分はケース60の上部から、また分離した水分はケース60の下部から、それぞれ抜き出して処理することができる。
【0051】
図7及び図8は、エマルジョン状態で油中に存在する水分を当該油中から除去するために用いられるフィルタエレメントの構造とその機能を模式的に示したものである。
【0052】
図7では、フィルタエレメントを同心円の層状に巻き重ねたフィルタの一部を断面としたものであり、重なった2枚のエレメント71,72の間に油中の水分の微粒子73が密度勾配によって強制的に集合させられ、下方に移動するに従って粗粒子74と化していく状態を示したものである。
【0053】
図8では、繊維状のフィルタエレメント80の断面を示したものであり、粗粒子化した水粒子81をフィルタエレメント80に吸着させ、水の膜を造り、順送りに肥大化させてmm単位の大きさの水滴82にしてフィルタ外に吐出させるものである。水滴82は油との比重差により下部に沈降する。
【0054】
切削液には、切削の際の潤滑剤として油分が水中にエマルジョンとして分散しているが、機械等から油分が混入すると、この混入した油分は潤滑剤としての油分とは異なり水面上に浮上する。これを一般にトランプ油と呼ぶ。このトランプ油は、切削液の腐敗、悪臭等の原因となるために除去する必要がある。また、切削液中の水分は機械の腐食の原因となる。しかしながら、本例では、上記のように必要に応じてフィルタエレメントを適当な機能を有するものに交換することができるので、これらの不要な油分・水分を容易に分離・除去することができる。
【0055】
なお、図3に示すように、第1の例では作動圧力が0.05MPaである調圧弁55を精密フィルタ18の出口側に設けた。本例の精密フィルタ18は、図6に示すように、縦長で流体は下から入り下から出る構造であるため、上部に空気が溜まり易く、図示はしないが空気抜き弁が設けられている。この弁を開く時、フィルタ出口の配管抵抗(背圧)が低いと、フィルタ上部まで流体が充満されず空気が抜けないためにフィルタ上部に流体が流れなくなる場合がある。そこで、図3に示した第2の例のように、精密フィルタ18の出口側に調圧弁55を設け、フィルタ内部の圧力を高めて空気が確実に抜けるようにしたものである。
【0056】
以上説明した油清浄装置は、何らかの作業油を循環させて使用している機械に適用されるものであり、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関において潤滑油を清浄化するために用いられる。しかしながら、本発明の油清浄装置が対象とする「油」の用語には、潤滑油のみならず、作動油、切削油、冷却油(油分100%のものも含む)のほか、水分が大部分を占めるような水溶性切削油(水溶性切削液とも言う)や水溶性潤滑剤等も含まれる。換言すれば、本発明における「油」の用語は、従来のクーラントとシンセティッククーラントからなる広義のシンセティックを含む。この広義のシンセティックは、より具体的には鉱物油ないし合成油であるエマルジョンタイプ及びソルブル(マイクロエマルジョン)タイプ、また水溶性潤滑剤であるソルブルタイプ及びケミカルソリューションタイプ、さらに合成油と水溶性潤滑剤のハイブリッドをも含む。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、遠心分離機で処理した潤滑油を清浄油タンクから吐出ポンプで吐出し、十分な耐圧性を備えた精密フィルタを通過させてさらに処理するとともに、精密フィルタの手前と清浄油タンクとを結ぶ配管に戻し弁を設けて、これを清浄油タンク内の液面の高さに応じて制御するようにしたので、次のような効果を得ることができた。
【0058】
(1)潤滑油の温度が低く粘度が高い状態でも、耐圧の高い精密フィルタを採用しているので潤滑油を高い圧力のまま、精密フィルタに供給できる。従って、従来はこの問題を回避するために必須であった潤滑油を加熱するためのヒータが不要になった。
(2)耐圧の高い精密フィルタを採用しているので、フィルタの背圧による不都合が低減され、フィルタ通過後の潤滑油を直接機関等に返油することができる。
(3)吐出ポンプ出口側から清浄油タンクに戻る配管を設けて液面制御部でタンク内の液面を一定に保持することができるので、吐出ポンプへの空気の吸入をなくし、精密フィルタに空気が溜まることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の油清浄装置の実施の形態の一例を示す図である。
【図2】 本発明の油清浄装置の実施の形態において使用される精密フィルタの特性を示す図である。
【図3】 本発明の油清浄装置の実施の形態の他の例を示す図であり、電動弁を開いた状態を示す図である。
【図4】 本発明の油清浄装置の実施の形態の他の例を示す図であり、電動弁を閉じた状態を示す図である。
【図5】 本発明の油清浄装置の実施の形態の他の例を示す図であり、精密フィルタの目詰まり時に電動弁を閉じた状態を示す図である。
【図6】 本発明の油清浄装置の実施の形態において使用される精密フィルタの一部切り欠き正面図である。
【図7】 本発明の油清浄装置の実施の形態において使用される精密フィルタの交換用エレメント (水分用)の構造と機能を模式的に示す図である。
【図8】 本発明の油清浄装置の実施の形態において使用される精密フィルタの交換用エレメント (油分用)の構造と機能を模式的に示す図である。
【図9】 従来の油清浄装置の構成図である。
【図10】 図1に示す油清浄装置において濾過器ヒータの出口温度と濾過器のフィルタの入口における圧力を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil cleaning device applied to a machine that circulates and uses some working oil. The present invention is effective for cleaning lubricating oil in an internal combustion engine such as a diesel engine.
[0002]
[Prior art]
FIG. 9 is a configuration diagram of an oil purifier proposed by the applicant of the present application.
The lubricating oil stored in the
[0003]
FIG. 10 is a diagram showing the outlet temperature of the filter heater 7 and the pressure at the filter inlet of the filter 8 in this oil cleaning apparatus. As shown in this figure, the outlet temperature of the filter heater 7 is 60 to 80 ° C., and the pressure at the filter inlet of the filter 8 is about 0.05 MPa.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional oil cleaning device, both the lubricating oil processed by the
[0005]
In order to avoid such a problem, the lubricating oil suction port by the
[0006]
Accordingly, in order to solve all of these problems, all the lubricating oil that has passed through the filter 8 may be supplied to the
[0007]
Further, when all of the lubricating oil that has passed through the filter 8 is returned directly to the
[0008]
Therefore, the present invention provides an oil cleaning apparatus that can return oil with sufficient cleanliness to the machine side without causing inconvenience such as air mixing into the oil return pump, while having a compact configuration. It is an object.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
An oil cleaning device according to
[0010]
The oil purifier according to
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the oil cleaning device according to the first aspect, wherein the level indicator (23) detects the height of the liquid level of the first cleaning oil in the cleaning oil tank (15). ).
[0012]
The oil purifier according to
[0013]
The oil purifier according to claim 5 is the oil purifier according to
[0014]
The oil purifier according to claim 6 is the oil purifier according to
[0015]
The oil cleaning device according to claim 7 is an oil cleaning device provided in a machine that circulates and uses oil to purify the oil, and a suction pump that pumps the oil used in the machine. 12), a centrifuge (13) that removes insolubles from the oil pumped by the suction pump to obtain a first cleaning oil, and a first cleaning oil supplied from the centrifuge. A clean oil tank (15), Larger capacity than the suction pump A discharge pump (17) that feeds the first clean oil from the clean oil tank; and a function of passing the first clean oil supplied from the discharge pump into the second clean oil, Is connected to the machine through a pipe so that the clean oil is directly returned to the machine, and is connected to a precision filter (18) having pressure resistance capable of resisting back pressure caused by the resistance of the pipe. A return pipe (21) connecting the discharge pump and the precision filter and the clean oil tank; and provided in the return pipe, When the liquid level does not exceed a certain level, a part of the first cleaning oil sent out from the cleaning oil tank by the discharge pump does not enter the precision filter and enters the cleaning oil tank through the return pipe. Returning, when the liquid level exceeds the certain level, almost all of the discharge amount of the discharge pump is supplied to the precision filter. According to the liquid level of the first cleaning oil in the cleaning oil tank Operated The first cleaning oil returns to the cleaning oil tank through the return pipe. Change the oil amount A return valve (22), pressure detection means (51, 52) provided on the inlet side and the outlet side of the precision filter, the pressure detection means (51) on the inlet side of the precision filter, and the discharge pump, respectively. A motor-operated valve (53) provided between the outlet side and the pressure regulating valve (54) provided between the motor-operated valve and the outlet side of the discharge pump and between the outlet side of the precision filter; A temperature measuring means (56) provided in the cleaning oil tank, and the first cleaning oil sent from the discharge pump selectively passes through either the precision filter or the pressure regulating valve. And a control means for opening and closing the motor-operated valve in accordance with a signal from the pressure detecting means and a signal from the temperature measuring means.
[0016]
The oil cleaning device according to claim 8 is the oil cleaning device according to
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
With reference to FIG. 1, the structure of the oil cleaning apparatus which concerns on the 1st example of embodiment of this invention is demonstrated. This oil cleaning device is used for cleaning lubricating oil in an internal combustion engine such as a diesel engine. In the lubricating oil of a diesel engine, minute carbon or the like (insoluble matter) due to combustion residue from the cylinder is mixed and gradually accumulates during engine operation. Since this carbon is hard, if it increases in the lubricating oil, sliding parts such as engine bearings, crankpin metal, pistons and cylinder liners will gradually wear, and if this progresses, there will be dangers such as damage to the bearings. It becomes a state.
[0018]
For this reason, in general, small-sized engines for vehicles and the like frequently change lubricating oil, and medium- and large-sized engines with a large amount of lubricating oil are installed with a lubricating oil cleaning device to remove insolubles from the lubricating oil. is doing.
[0019]
The insoluble matter in the lubricating oil contains about 3-5 μm of fairly fine carbon, but these carbons are kept in a fine state by the additive (dispersant) in the lubricating oil. It was not possible to remove it easily with this oil purifier.
[0020]
In FIG. 1, a
[0021]
Here, the cleaning oil discharged after being processed by the
[0022]
A
[0023]
The discharge side of the
[0024]
FIG. 2 is a diagram showing the actual measurement result of pressure-temperature-flow rate indicating the performance of the
[0025]
In the conventional case where a low pressure resistant filter (for example, about 0.05 MPa) was used, the lubricating oil had to be heated to about 80 ° C. in order to properly function as a filter. In the example, since the pressure resistance is high, a sufficient flow rate can be obtained without increasing the pressure of the lubricating oil and damaging the filter without heating.
[0026]
The
[0027]
A
[0028]
This
[0029]
That is, a
[0030]
Usually, the initial filling amount of the lubricating oil is determined so that the opening level of the
Further, the discharge pressure of the
[0031]
For example, if a part (for example, 60%) of the first cleaning oil discharged from the
[0032]
During operation, the
[0033]
In this example, the
[0034]
A
[0035]
In the above configuration, the dirty engine lubricating oil is sent to the
[0036]
The increase in the return amount of the lubricating oil (increase in the circulation amount) and the increase in the discharge pressure increase the lubricating oil temperature, so that the lubricating oil viscosity decreases and the amount of lubricating oil that can pass through the
[0037]
According to the present invention, a large back pressure is applied to the
[0038]
Next, an oil cleaning apparatus according to a second example of the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. About the structure which is common in the 1st example, the code | symbol same as FIG. 1 is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0039]
In this example,
[0040]
Although not shown in FIG. 3, in this example, the pressure detection means is configured so that the first cleaning oil sent from the
[0041]
The operation of the above configuration will be described.
In this example, the temperature of the fluid is detected by the
[0042]
That is, based on the detection signals of the
[0043]
In FIG. 3, the
[0044]
In FIG. 4, the filter is prevented from being damaged due to an increase in liquid viscosity due to a low temperature, and the filter life is extended. That is, this state is a case where the temperature of the fluid is low and the differential pressure of the
[0045]
FIG. 5 shows a case where the
[0046]
In addition, when the contamination of the liquid is large and the filter is expected to be clogged immediately after flowing through the precision filter, the liquid is bypassed by closing the motor-operated
[0047]
Next, the
[0048]
According to the above configuration, when it becomes necessary to discharge the liquid in the clean oil tank (liquid receiver) 15 for maintenance or the like, the clean oil tank is closed by closing the
[0049]
In the first example (FIGS. 1 and 2) and the second example (FIGS. 3 to 5) described above, the
[0050]
Drain valves are provided at the upper and lower portions of the
[0051]
7 and 8 schematically show the structure and function of a filter element used for removing moisture present in oil in an emulsion state from the oil.
[0052]
In FIG. 7, a part of a filter in which filter elements are wound in a concentric layer shape is taken as a cross section, and
[0053]
FIG. 8 shows a cross section of a
[0054]
In the cutting fluid, oil is dispersed as an emulsion in water as a lubricant during cutting. However, when oil is mixed from a machine or the like, the mixed oil floats on the water surface unlike the oil as a lubricant. . This is generally called playing card oil. This playing card oil needs to be removed because it causes decay of the cutting fluid and bad odor. In addition, moisture in the cutting fluid causes corrosion of the machine. However, in this example, as described above, the filter element can be replaced with one having an appropriate function as necessary, so that these unnecessary oil and moisture can be easily separated and removed.
[0055]
As shown in FIG. 3, in the first example, a
[0056]
The oil cleaning apparatus described above is applied to a machine that circulates and uses some working oil, and is used to clean lubricating oil in an internal combustion engine such as a diesel engine, for example. However, the term “oil” targeted by the oil cleaning apparatus of the present invention includes not only lubricating oil, but also hydraulic oil, cutting oil, cooling oil (including oil with 100% oil content), and most of the water. Water-soluble cutting oil (also called water-soluble cutting fluid), water-soluble lubricant, and the like are also included. In other words, the term “oil” in the present invention includes a broad sense synthetic consisting of a conventional coolant and a synthetic coolant. This broader synthetic is more specifically the type of emulsions and solvers (microemulsions) that are mineral or synthetic oils, the type of solubles and chemical solutions that are water-soluble lubricants, and synthetic oils and water-soluble lubricants. Also includes agent hybrids.
[0057]
【The invention's effect】
According to the present invention, the lubricating oil treated by the centrifugal separator is discharged from the cleaning oil tank by the discharge pump, passed through the precision filter having sufficient pressure resistance, and further processed. Since a return valve was provided in the pipe connecting the tank and this was controlled according to the level of the liquid level in the clean oil tank, the following effects could be obtained.
[0058]
(1) Even when the temperature of the lubricating oil is low and the viscosity is high, a high-pressure precision filter is used, so that the lubricating oil can be supplied to the precision filter with a high pressure. Therefore, the heater for heating the lubricating oil, which has been indispensable for avoiding this problem, is no longer necessary.
(2) Since a precision filter with high pressure resistance is employed, inconvenience due to the back pressure of the filter is reduced, and lubricating oil after passing through the filter can be directly returned to the engine or the like.
(3) A pipe that returns from the discharge pump outlet side to the clean oil tank is provided, and the liquid level control unit can keep the liquid level in the tank constant. Air is prevented from accumulating.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of an embodiment of an oil cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing characteristics of a precision filter used in the embodiment of the oil cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a view showing another example of the embodiment of the oil cleaning device of the present invention, and is a view showing a state where the motor-operated valve is opened.
FIG. 4 is a view showing another example of the embodiment of the oil cleaning device of the present invention, and is a view showing a state in which the motor-operated valve is closed.
FIG. 5 is a view showing another example of the embodiment of the oil cleaning device of the present invention, and is a view showing a state in which the motor-operated valve is closed when the precision filter is clogged.
FIG. 6 is a partially cutaway front view of a precision filter used in the embodiment of the oil cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 7 is a diagram schematically showing the structure and function of a precision filter replacement element (for moisture) used in the embodiment of the oil cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 8 is a diagram schematically showing the structure and function of a precision filter replacement element (for oil) used in the embodiment of the oil cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 9 is a configuration diagram of a conventional oil cleaning device.
FIG. 10 1 It is a figure which shows the outlet temperature of a filter heater, and the pressure in the inlet_port | entrance of the filter of a filter in the oil purifier shown in FIG.
Claims (8)
前記機械で使用された油を圧送する吸入ポンプと、
前記吸入ポンプによって圧送された油から不溶解分を除去して第1の清浄油を得る遠心分離機と、
前記遠心分離機から供給された第1の清浄油が蓄えられる清浄油タンクと、
前記吸込ポンプよりも容量が大きく前記清浄油タンクから第1の清浄油を送り出す吐出ポンプと、
前記吐出ポンプから供給された第1の清浄油を通過させて第2の清浄油とする機能を有し、該第2の清浄油が前記機械に直接返油されるように配管を介して前記機械に接続され、前記配管の抵抗により生じる背圧に抗し得る耐圧性を備えた精密フィルタと、
連結された前記吐出ポンプと前記精密フィルタの間と前記清浄油タンクとを結ぶ戻り配管と、
前記戻り配管に設けられ、前記液面が一定のレベルを超えない場合には、清浄油タンクから吐出ポンプで送り出された第1の清浄油の一部が精密フィルタには入らずに前記戻り配管を介して清浄油タンクに戻り、前記液面が前記一定のレベルを超えると、吐出ポンプの吐出量のほぼ全量が精密フィルタに供給されるように、前記清浄油タンク内の第1の清浄油の液面の高さに応じて操作されて前記清浄油タンクに第1の清浄油が前記戻り配管を介して戻る油量を変化させる戻し弁と、
を備えた油清浄装置。In an oil cleaning apparatus for cleaning the oil provided in a machine for circulating and using oil,
A suction pump for pumping oil used in the machine;
A centrifuge to remove insolubles from the oil pumped by the suction pump to obtain a first cleaning oil;
A cleaning oil tank in which the first cleaning oil supplied from the centrifuge is stored;
A discharge pump for delivering the first clean oil from the clean oil tank having a larger capacity than the suction pump ;
The first cleaning oil supplied from the discharge pump has a function of passing through to become a second cleaning oil, and the second cleaning oil is returned to the machine directly through the piping so that the second cleaning oil is returned to the machine. A precision filter connected to a machine and having pressure resistance capable of resisting back pressure caused by the resistance of the pipe;
A return pipe that connects between the connected discharge pump and the precision filter and the clean oil tank;
If the liquid level does not exceed a certain level provided in the return pipe, a part of the first clean oil sent out from the clean oil tank by the discharge pump does not enter the precision filter and the return pipe. The first cleaning oil in the cleaning oil tank so that when the liquid level exceeds the certain level, almost the entire discharge amount of the discharge pump is supplied to the precision filter. A return valve that is operated according to the height of the liquid level and changes the amount of oil that the first clean oil returns to the clean oil tank through the return pipe;
Oil purifier equipped with.
前記機械で使用された油を圧送する吸入ポンプと、
前記吸入ポンプによって圧送された油から不溶解分を除去して第1の清浄油を得る遠心分離機と、
前記遠心分離機から供給された第1の清浄油が蓄えられる清浄油タンクと、
前記吸込ポンプよりも容量が大きく前記清浄油タンクから第1の清浄油を送り出す吐出ポンプと、
前記吐出ポンプから供給された第1の清浄油を通過させて第2の清浄油とする機能を有し、該第2の清浄油が前記機械に直接返油されるように配管を介して前記機械に接続され、前記配管の抵抗により生じる背圧に抗し得る耐圧性を備えた精密フィルタと、
連結された前記吐出ポンプと前記精密フィルタの間と前記清浄油タンクとを結ぶ戻り配管と、
前記戻り配管に設けられ、前記液面が一定のレベルを超えない場合には、清浄油タンク から吐出ポンプで送り出された第1の清浄油の一部が精密フィルタには入らずに前記戻り配管を介して清浄油タンクに戻り、前記液面が前記一定のレベルを超えると、吐出ポンプの吐出量のほぼ全量が精密フィルタに供給されるように、前記清浄油タンク内の第1の清浄油の液面の高さに応じて操作されて前記清浄油タンクに第1の清浄油が前記戻り配管を介して戻る油量を変化させる戻し弁と、
前記精密フィルタの入口側と出口側にそれぞれ設けられた圧力検知手段と、
前記精密フィルタの入口側の前記圧力検知手段と前記吐出ポンプの出口側との間に設けられた電動弁と、
前記電動弁と前記吐出ポンプの出口側の間と、前記精密フィルタの出口側との間に設けられた調圧弁と、
前記清浄油タンクに設けられた測温手段と、
前記吐出ポンプから送られる第1の清浄油が前記精密フィルタと前記調圧弁のいずれかを選択的に通過するように、前記圧力検知手段からの信号と前記測温手段からの信号に応じて前記電動弁を開閉する制御手段と、
を有する油清浄装置。In an oil cleaning apparatus for cleaning the oil provided in a machine for circulating and using oil,
A suction pump for pumping oil used in the machine;
A centrifuge to remove insolubles from the oil pumped by the suction pump to obtain a first cleaning oil;
A cleaning oil tank in which the first cleaning oil supplied from the centrifuge is stored;
A discharge pump for delivering the first clean oil from the clean oil tank having a larger capacity than the suction pump ;
The first cleaning oil supplied from the discharge pump has a function of passing through to become a second cleaning oil, and the second cleaning oil is returned to the machine directly through the piping so that the second cleaning oil is returned to the machine. A precision filter connected to a machine and having pressure resistance capable of resisting back pressure caused by the resistance of the pipe;
A return pipe that connects between the connected discharge pump and the precision filter and the clean oil tank;
If the liquid level does not exceed a certain level provided in the return pipe, a part of the first clean oil sent out from the clean oil tank by the discharge pump does not enter the precision filter and the return pipe. The first cleaning oil in the cleaning oil tank so that when the liquid level exceeds the certain level, almost the entire discharge amount of the discharge pump is supplied to the precision filter. A return valve that is operated according to the height of the liquid level and changes the amount of oil that the first clean oil returns to the clean oil tank through the return pipe;
Pressure detecting means provided respectively on the inlet side and the outlet side of the precision filter;
A motorized valve provided between the pressure detection means on the inlet side of the precision filter and the outlet side of the discharge pump;
A pressure regulating valve provided between the electric valve and the outlet side of the discharge pump, and between the outlet side of the precision filter;
Temperature measuring means provided in the cleaning oil tank;
The first cleaning oil sent from the discharge pump selectively passes either the precision filter or the pressure regulating valve according to the signal from the pressure detection means and the signal from the temperature measurement means. Control means for opening and closing the motorized valve;
Having an oil cleaning device.
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