JP4077691B2 - Sanitary absorbent article, method for producing sanitary absorbent article, and apparatus for producing sanitary absorbent article - Google Patents

Sanitary absorbent article, method for producing sanitary absorbent article, and apparatus for producing sanitary absorbent article Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着を容易にするミニシート片付き生理用吸収性物品の製造方法及びその装置並びにその製造方法で製造される生理用吸収性物品に関し、特に、上記生理用吸収性物品として、陰唇間への装着が容易な陰唇間パッドの製造方法及びその装置並びにその製造方法で製造される陰唇間パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、女性用生理用品としては、生理用ナプキン、タンポンが一般的に用いられている。ここで、生理用ナプキンについては、膣口付近への密着性の乏しさゆえに生じる隙間からの経血のモレを防ぐべく、多大な努力が払われている。また、タンポンにおいても、その物品の属性に起因して、着用時の異物感や不快感、膣内への装着困難性を生じることから、これらを除去するために多大な努力がなされている。
【0003】
このような状況下、生理用ナプキンやタンポンの中間に位置する生理用品として、近年、陰唇間パッドなる生理用品が注目されるようになってきている。この陰唇間パッドは、女性の陰唇間にその一部分を挟み込ませ、陰唇内面に当接させて装着するというものであり、生理用ナプキンに比して身体との密着性が高いために経血のモレが防止されるとともに、経血が拡散して身体に広く接することを防ぐために衛生的かつ清潔なものである。また、生理用ナプキンよりも小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べて着用時の心理抵抗も低いという特徴を有している。
【0004】
ところで、生理用ナプキンの製造方法としては、一般に表面材及び裏面材を供給し、これらの間に入るように吸収体を供給して、これらを接着する製造方法が知られている。例えば、特開平8−215242号公報には、弾性体を更に付与した生理用ナプキンの製造方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の生理用ナプキンの製造方法では、フラットなナプキンの製造はできるが、ナプキンを折り曲げる等をして立体的に付けなければならない部品を取り付けることができないという課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、生理用吸収性物品において、立体的に付ける必要のある部品を付ける工程を内蔵し、原材料から一連の工程により一体的に生理用吸収性物品を製造する方法やその装置及びその方法により作成された生理用吸収性物品を提供することを目的とする。
【0007】
即ち、表面側シート材と裏面側シート材との間に吸収体を介装し、裏面側シート材の吸収体側の反対側(いわゆる外側)にミニシート片を取り付ける生理用吸収性物品を製造する方法において、表面側シート材及び裏面側シート材を吸収体が内装されるようにアセンブルして生理用吸収性物品の主要部を形成するアセンブリ工程と、この主要部が断面で略V字型になるように2つに折り曲げた後に断面が略T字型になるように長手方向略直線状の曲げ部から背中合わせでお辞儀をするよう曲げることにより形成されるつば状に広がる面にミニシート片を貼付するミニシート取り付け工程と、これらを接着固定する接着固定工程と、断面が再び略V字型になるようにつば状に広がる面を閉じて吸収性物品連続体折り畳み構造を形成する連続体折り畳み工程と、吸収性物品連続体折り畳み構造の周縁部の外側にある不要部分を切除して更に個々の吸収性物品に切り離すラウンドカット工程と、を含むことを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法及びその製造装置並びにその製造方法で作られた生理用吸収性物品を提供する。
【0008】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0009】
(1) 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造方法であって、前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ工程と、前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ工程と、前記接合部分同士及び前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成工程と、前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット工程と、を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
【0010】
(2) 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造方法であって、前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シートが連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ工程と、前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成工程と、前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ工程と、前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成工程と、前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット工程と、を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
【0011】
(3) 前記主要部アセンブリ工程では、前記吸収体に所定の切込みを入れた後に、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に該吸収体を介装することを特徴とする(2)記載の生理用吸収性物品の製造方法。
【0012】
(4) 前記連続体形成工程と前記ラウンドカット工程との間に、前記連続体を該連続体の連続方向に延びる軸を中心に略90度回転させる連続体回転工程を備えることを特徴とする(2)又は(3)記載の生理用吸収性物品の製造方法。
【0014】
(5) 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シートが連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、前記接合部分同士及び前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造装置。
【0015】
(6) 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シートが連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成装置と、前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
【0016】
(7) 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、前記吸収体に所定の切れ込みを入れる切れ込み形成装置と、前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シートが連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成装置と、前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、前記連続体を該連続体の連続方向に延びる軸を中心として略90度回転させる連続体回転装置と、前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
【0020】
ここで、表面材原反ロールは、製品となる生理用吸収性物品の表面シートの材料であって、連続方向に対して略直角又は所定の角度で切断することにより、複数の生理用吸収性物品に用いられる表面シートを切り出すことができる連続体を巻き取ったロールであってよい。同様に、裏面材原反ロールは、製品となる生理用吸収性物品の裏面シートの材料であって、連続方向に対して略直角又は所定の角度で切断することにより、複数の生理用吸収性物品に用いられる裏面シートを切り出すことができる連続体を巻き取ったロールであってよい。これらのロールを組み立て装置に対して上下方向反対側に配置するということは、中央に表面側シート材及び裏面側シート材間に吸収体を介装するようにして組み立てる上記組立装置を配置し、その上側に表面材原反ロールを配置し、その下側に裏面材原反ロールを配置することであってもよく、又は、中央に表面側シート材及び裏面側シート材間に吸収体を介装するようにして組み立てる組立装置を配置し、その上側に裏面材原反ロールを配置し、その下側に表面材原反ロールを配置することであってもよい。このような配置にすることにより、上記組立装置の空いている空間を有効利用することができ、上記生理用吸収性物品の製造装置をコンパクトにすることができる。
【0021】
(8) 請求項1〜のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする生理用吸収性物品。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しつつこの本発明の一実施形態について説明するが、本発明に係る陰唇間パッドの製造方法を説明する前に、当該製造方法で提供される陰唇間パッドについて説明する。即ち、本発明は、後述するような陰唇間パッドをいかに量産化するかに関するものである。
【0023】
[陰唇間パッドの基本構造]
図1は本実施形態に係る陰唇間パッド1の内部構成を示す長手方向の断面図であり、図2は本実施形態に係る陰唇間パッド1の身体側面を示す図1の平面図であり、図3は本実施形態に係る陰唇間パッドの反身体側面を示す外観斜視図であり、図4は図3のX−X視断面図であり、図5は、ミニシート片14の接合状態を説明するために陰唇間パッド1の短手方向の断面を示した模式的な断面図であり、図6及び図7は本実施形態の陰唇間パッドの使用状態を示す説明図である。
【0024】
本実施形態の陰唇間パッド1は、図1に示すように、透水性素材の表面側シート11(身体側)、不透水性素材の裏面側シート12(反身体側)及び吸収体13を備えており、表面側シート11と裏面側シート12とは、吸収体13を閉じ込めるように表面側シート11と裏面側シート12とが周縁部15において接合され、一体的に形成された吸収層2となっている。表面側シート11と裏面側シート12との接合は、ヒートエンボスによる溶融型接着及び/又はホットメルト型接着剤により重層化されている。また、吸収体13は、表面側シート11及び裏面側シート12に対する層間分離を防止するために、少なくともどちらか一方に貼着された状態となっている。
【0025】
なお、表面側シート11と裏面側シート12とは、周縁部15を除く内縁部において貼着状態とすることにより、上記層間分離を防止することも可能である。また、湿潤時には層間分離が生じやすいが、これを防止するためには、ヒートエンボス型接着がより好ましい。これに関し、ヒートエンボス型接着剤は、ドット状・スクリーンパターン状の模様で、制限なく使用することが可能であり、エンボス面積率は3〜20%の範囲で接合することにより、液透過を妨げることなく湿潤強度を保つことが可能である。
【0026】
図3に示すように、裏面側シート12の反身体側面12aには、前記裏面側シート12の約3分の2程度を被覆するミニシート片14が、指挿入用口19aを除く外縁部17を接合してポケット16を形成するように取り付けられている。具体的には、吸収層2の長手方向の中心寸法が85mmであるのに対し、ミニシート片14の長手方向の中心寸法は55mm程度であり、裏面側シート12は、長手方向の30mm程度の範囲でミニシート片14が被覆されていない状態の領域を有することになる。
【0027】
図4は「指挿入用口19aの内側の全周囲長」の説明を具体的に行うための図であり、ここで、「指挿入用口の内側の全周囲長」というのは、図4中の符号「L」で示される矢印線の距離であり、本実施形態において、その「L」の長さは、40mm程度である。
【0028】
なお、図4は模式的な断面図であるから、後述する接合部17の厚みなどが実際の寸法とは大きく異なっているなど、説明の便宜上、各構成の寸法関係は、実際のものとは異なる。
【0029】
図5(A)に示すように、表面側シート11と裏面側シート12との接合個所である周縁部15と、当該周縁部15の厚み方向の同位置にミニシート片14の接合部17を位置づけて固定した場合には、周縁部15の部分が硬くなってしまい、陰唇間パッド1の着用感を阻害する。
【0030】
これについては、図5(B)に示すように、周縁部15の厚み方向部分以外に接合部17を配置してミニシート片14を固定することにより回避することができる。しかし、図5(B)に示すように、当該接合部17を周縁部15の部分よりも外側に位置づけた場合には、図5(C)に示すように、着用者の動作に応じて接合部17が動き、当該動く接合部17と人体とが摩擦して着用者に刺激を与えてしまう可能性もあると考えられる。このようなことから、実施に際しては、図5(D)に示すように、周縁部15と接合部17とは厚み方向の位置をずらし、かつ、周縁部15の部分よりも内側に接合部17を配置するのが好ましい。
【0031】
この裏面側シート12とミニシート片14とから成るポケット16内に指先を挿入することにより、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体面12aに接触させて挿入することができる。
【0032】
ここで、前記ミニシート片14で覆われずに外部に露出する前記反身体側面12aは、ポケット16内外を通じて一連の裏面側シート12で形成されていることから、前記挿入する指をポケット16に挿入する際に、かかる前記反身体側面12aが指挿入案内部として作用する。つまり、着用者は、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片14で覆われた反身体側面12aとで形成されるポケット16の指挿入用口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業で図6に示す使用状態に至ることができるのである。
【0033】
そして、表面側シート11と裏面側シート12とが吸収体13を封止するべく両シート11、12の周縁部15において接合され、一体的に形成された吸収層2は、前記ポケット16に指を挿入して指の腹を裏面側シート12の反身体面12aに当接させた状態で、表面側シート11をあてがう身体の陰唇部分の凹凸を指先で感じることが可能な程度の柔軟性を備えている。この点、従来の特表2001−509402号のような立体形状を保持することを目的として比較的硬い素材で形成されていることが予測されるものに比べ、手探りで適正な位置に装着することが容易となる。換言すれば、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体側面12aに接触させて挿入させた状態で、図7に示すように、陰唇間パッド1を陰唇18に誘導する場合、陰唇18に表面側シート11の身体側面11aを接触させ、陰唇18の凹凸を敏感な指の腹で感知して凹型である陰唇18内により正確に誘導し得る。
【0034】
また、吸収層2を陰唇から取り外す場合には、装着時と同様に、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片14で覆われた反身体側面12aとで形成されるポケット16の指挿入口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業でポケット16に指を挿入して取り外すことが可能であるから、手や指を汚すことなく簡単に取り外すことができる。
【0035】
つまり、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体側面12aに接触させて挿入させた状態で、図7に示すように、陰唇間パッド1を陰唇に誘導する場合、陰唇18に表面側シート11の身体側面11aを接触させ、陰唇18の凹凸を敏感な指の腹で感知して凹型である陰唇18内により正確に誘導し得る。
【0036】
なお、ミニシート片14は、図8で示されるように、吸収層2に対して長手方向に10%以上の範囲の長さを有するようにするとともに、裏面側シート12の長手方向に偏った位置に設けられていることにより、指の挿入方向がAの方向であることを明らかにすることができる。この意味で、「ミニシート片14の10%以上の長さ」というのは、本発明に係る陰唇間パッド1において、指の挿入方向を暗示する役割を果たしている。
【0037】
また、図8に示すように、ミニシート片14と裏面側シート12が接合されていない、第1の非接合部分である指挿入用口19aと対向する位置の第2の非接合部分19bを、裏面側シート12の反身体側面12aと接合すれば、図9(A)のように、第2の非接合部分19bで着用者の指先がすっぽり隠れるため、図9(B)のように、指先が露出するということがなくなり、衛生的である。
【0038】
なお、特表平6−506368号公報において、身体側とは反対側の面に袋状の指挿入穴が設けられた尿失禁防止パッドが開示されているが、前記指挿入穴について「常態ではつぶれた状態にあるが、指を挿入すると拡がる」と記載されていることから、常態では挿入穴は閉じられていて、尿失禁防止パッドと直角をなすような方向に指を向けなければ、その挿入穴に指を挿入することができないか、あるいは、つぶれた状態にある線状の指挿入口に対して力を入れて無理やりに指を差し入れるといった行為が必要になるといった使用状態においての欠点がある。
【0039】
つまり、この実施形態のように、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片で覆われた反身体面12aとで形成されるポケット16の指挿入口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業でポケット16に指を挿入できるものに比べて、前記指の挿入は、手探り状態で行うことは困難で、挿入穴に挿入するには、当該挿入穴を狙って指を挿入する必要があるといった問題が予測できる。
【0040】
<陰唇間パッドの寸法>
前記陰唇間パッド1の短手方向の長さは10〜60mmが好ましく、より好ましくは30〜50mmである。この場合において、60mmより長い場合には、着用者の大腿部と陰唇間パッド1の縁部とが接触し、着用者が動く度に両者間で摩擦が生じてしまう。そして、かかる摩擦力が陰唇間パッド1を保持している陰唇自体の力よりも上回ったときには、陰唇間から当該陰唇間パッド1が脱落してしまうおそれがある。また、10mmより短い場合には、陰唇間パッド1が陰唇間に介在し得るのに十分な面積や体積を有することができず、当該陰唇間パッド1が脱落しやすくなってしまう。
【0041】
前記陰唇間パッド1の長手方向の長さは、60〜150mmが好ましく、より好ましくは80〜120mmである。この場合において、150mmより長い場合には、陰唇間パッド1の反身体面と下着等との接触面が大きすぎ、陰唇自体による陰唇間パッド1の保持力よりも強力な摩擦力が生じてしまい、陰唇間パッド1を脱落させてしまうおそれがある。一方、60mmより短い場合には、陰唇間パッド1が陰唇間に介在し得るのに十分な面積や体積を有することができず、当該陰唇間パッド1が脱落しやすくなってしまう。
【0042】
前記陰唇間パッド1の厚みは、0.5〜20mmであることが好ましく、より好ましくは2〜10mmである。陰唇間パッド1は敏感な陰唇間に装着されるため、厚みが20mm以上の場合には、着用時に着用者が異物感を感じることとなってしまう。一方、0.5mm以下の場合には、内包されている吸収体の容量が経血の吸収に対して不十分となりやすく、経血が陰唇間パッド1から染み出してしまうおそれがある。
【0043】
陰唇間パッドの身体側に配置される透水性のシートには、液親水性であり、肌に刺激を与えない材料が使用される。このようなものとしては、メルトブローン、スパンボンド、ポイントボンド、スルーエアー、ポイントボンド、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。
【0044】
[陰唇間パッドの構成材料]
<透水性シート>
陰唇間パッドの身体側に配置される透水性のシートには、液親水性であり、肌に刺激を与えない材料が使用される。このようなものとしては、メルトブローン、スパンボンド、ポイントボンド、スルーエアー、ポイントボンド、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。また、繊維状シートとしては、レーヨン、アセテート、コットン、パルプ又は合成樹脂を成分としたものを単独又は芯鞘構造を成すように複合したものを単独又は混合した繊維をシート化したものが挙げられる。
【0045】
このような材料のうち、陰唇内面からの液移動性や活性剤による化学的刺激を考慮すると、天然コットン5〜30%、レーヨン又はアセテートを70〜95%の比率で混合した繊維を、20〜50g/mの範囲で調整した後、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥させ、厚みを0.3〜1.0mmの範囲で調整したスパンレース不織布が好ましい。この際に使用する糸質は、天然コットンであれば15〜60mmの範囲、レーヨン又はアセテートであれば25〜51mmの範囲で、2.2〜6.6dtexの範囲から選ばれる。
【0046】
<吸収体>
吸収体に用いられる材料としては、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合成繊維を単独又はこれらを混合した物が使用できる。
【0047】
シート状の材料としては、これらをシート状若しくは粉状に加工して使用してもよく、使用方法に限定されるものではない。
【0048】
吸収体は、液体(体液)の吸収保持が可能であればよいが、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。具体的には、1.1〜4.4dtexの範囲から選ばれるレーヨン又はアセテートを60〜90%、繊維状高分子吸収体10〜40%の混合比で積層した繊維を、ニードリングにより絡ませ、シート化した目付150〜500g/m、2〜5mmの嵩を有する不織布シートが挙げられる。
【0049】
上述のような吸収体を陰唇間パッドに組み込む際には、必要に応じて嵩を調整する、重ねる、折り重ねる等により、適宜調整することができる。
【0050】
<不透水性シート>
陰唇間パッドに使用される不透水性のシートの材料としては、吸収体に保持された経血が陰唇間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものを使用することができる。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。
【0051】
このような材料としては、例えば、合成樹脂を膜化したシート状フィルム、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことにより得られる通気フィルム、紙、不織布とフィルムを複合したラミネート物、10〜30%の開孔を有し孔径が0.1〜0.6mmの範囲で毛細管を吸収性体側に向かうように配置することにより得られる通気性液遮断シート、等を使用することができる。
【0052】
更に、装着感を損なわない柔軟性を考慮した場合には、例えば、密度が0.900〜0.925g/cmの密度の低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体とした目付15〜30g/mの範囲から得られるフィルムを使用することが好ましい。
【0053】
<ミニシート片>
ミニシート片には、上述した透水性シートや不透水性シートと同様の材料をいることもできるが、少なくとも短手方向に対して伸長性もしくは伸縮性を有するものを使用するのが好ましい。
【0054】
このような材料をミニシート片に使用することにより、着用者の指先のサイズが設定された指挿入用口よりも大きい場合であっても、指のサイズに応じてミニシート片が少なくとも幅方向に伸びるため、着用者の指先サイズにかかわらず、本発明に係る陰唇間パッドを効果的に利用することができる。
【0055】
元来伸縮性を有する材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック−共重合体(SIS)、ウレタン等の合成ゴム、0.88〜0.900g/cmの密度から選ばれる非晶性オレフィン系樹脂を原料としたフィルム、開孔フォームフィルム、ネット等が挙げられる。また、織布又は織布に合成ゴムを原料とした紡糸フィラメントを編み込んだ生地も使用できる。更に、合成ゴムを主体としたスパンボンド不織布やメルトブローン不織布、発泡フォームシートも使用することができる。
【0056】
着用中の柔軟な風合いを考慮した上で好適ものとしては、15〜40ミクロンの厚みに調整され、孔部面積が0.28〜1.77mm、開孔率が40〜70%の範囲で構成された、SEBSを原料とした開孔フォームフォルムが挙げられる。
【0057】
不織布としては、芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、水流圧により繊維を交絡せしめたスパンレース不織布、再熱風処理を施して繊維のシュリンクを促進させたシュリンクタイプ不織布、連続長繊維を熱シールによりシート化した後に縦方向へ強制的にテンタリングを施したいわゆる伸長性スパンボンド等が挙げられる。
【0058】
より具体的には、太さが2.2〜6.6dtexの範囲で、長さが38〜51mmの範囲で、芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、目付が20〜60g/mの範囲に調整されたシュリンクタイプ不織布が、柔軟でドレープ感に富んだ好適な材料として挙げられる。そしてまた、上述のような材料のラミネート物も使用することができる。
【0059】
非伸長性の材料に伸長性を付与して使用する場合には、不織布からは芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、熱風により処理された嵩高感に富むスルーエアー不織布、水流圧により繊維を交絡せしめたスパンレース不織布、連続繊維を積層しシート化したスパンボンド不織布、ニードルにより繊維同士を絡ませたニードルパンチ不織布、スパンボンドとメルトブローンを多層に積層してシート化したSMS不織布のほか、開孔フォームフィルム、PE樹脂を主成分としたフィルム等を単独又はこれらを複合して成る材料が挙げられる。
【0060】
また、上述のような材料を雄雌の金型の間に嵌合させ、熱と温度と圧力により形状を型押しするコルゲート加工により伸長性を付与することも可能である。より具体的には、太さが2.2〜4.4dtexの範囲、目付が20〜60g/mの範囲で調整された複合合成繊維を主体としたスルーエアー不織布を、横方向に伸長可能にコルゲート加工を施したものが挙げられる。コルゲート加工は少なくとも10%以上の伸展性があり、より好ましくは20〜50%の範囲で伸展司能となるように雄雌の金型の配列が設けられたものであり、更に好ましくは30%伸展時の荷重が0.01〜0.05N/25mmの範囲の挙動を有するものが望ましい(試験条件:テンシロン引張試験機にて、速度100mm/min、チャック間隔100mm)。
【0061】
伸長性を付与する他の方法としては、切れ目線、円状に切り抜く等の方法も使用できる。
【0062】
<粘着剤>
粘着剤として使用可能なものとしては、水性高分子、架橋剤、可塑剤、水分から成るゲル粘着剤等が挙げられる。より具体的には、水性高分子はゼラチン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース等が挙げられ、架橋剤としては塩化カルシウム、硫酸マグネシウムのような水溶性金属塩が一般的に使用され、可塑剤としてはグリセリン、ワックス、パラフィンなどが挙げられる。
【0063】
この他にも、感圧型ホットメルト粘着剤も粘着部を形成するための粘着剤として使用することができる。感圧型ホットメルト粘着剤は、SIS、SBS、スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)のような合成ゴム樹脂を主たる成分とし、そこにテルペン樹脂、ロジン樹脂などの粘着付与剤とワックス等の可塑剤を溶融混合することによって得られる。
【0064】
更には、シリコーン樹脂系粘着剤も使用することが可能である。シリコーン樹脂系粘着剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂を主たる成分とし、白金、モリブデン、アンチモン等の金属塩等の架橋剤、エステル系ワックス、グリセリン、マシンオイル等の可塑剤を混合して成る混合物などが挙げられる。
【0065】
このように粘着部を形成するための粘着剤は多種類存在するが、塗布安定性を考慮すると、感圧型ホットメルト粘着剤を用いることが好ましい。塗布安定性が高い感圧型ホットメルト粘着剤としては、SEBSを15〜25質量%、可塑剤を15〜35質量%、粘着付与剤を40〜70質量%で溶融混合したものが挙げられる。この感圧型ホットメルト粘着剤については、酸化防止剤、蛍光防止剤などを0.1〜1.0質量%の範囲で添加してもよい。
【0066】
なお、粘着部については、一般に剥離紙として用いられている薄葉紙にシリコーン樹脂をコーティングして成るシート、又はプラスチックフィルムにシリコーン樹脂をコーティングして成るシートで被覆しておくことが好ましい。こうすることにより、保管時における粘着部の汚損や剥離を防止し得る。
【0067】
[生分解性・水分散性・水溶性を付与した陰唇間パッドの構成]
本発明の陰唇間パッドは生分解性素材及び/又は水分散性素材及び/又は水溶性素材で構成されていることが好ましい。このような陰唇間パッドは使用後そのままトイレに脱落させて流すことができるため、パッドの破棄を簡便かつ清潔に行うことができ、トイレ内のゴミの低減を図ることもできるからである。
【0068】
本明細書において、「生分解性」とは、放線菌をはじめとする細菌、その他の微生物の存在下、自然界のプロセスに従って、嫌気性又は好気性条件下で物質が二酸化炭素又はメタン等のガス、水及びバイオマスに分解されることをいい、当該物質の生分解能(生分解速度、生分解度など)が、落ち葉等の自然に生じる材料、もしくは同一環境下で生分解性として一般に認識される合成ポリマーに匹敵することをいう。「水分散性」とは、水解性と同じ意味であって、使用時の限定された量の水分(経血)では影響はないものの、多量の水又は水流中では、繊維同士が、少なくとも一般のトイレ配管を詰まらせることがない程度の小断片に容易に分散される性質のことをいう。「水溶性」とは、使用時の限定された量の水分(経血)では影響はないものの、多量の水又は水流中においては溶解する性質のことをいう。
【0069】
<透水性シート>
透水性シートに使用できる材料としては、スパンレース不織布のほか、繊維長を1〜15mmの範囲から選択される湿式スパンレース不織布を使用することができる。他の材料としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートなどの加水分解による生分解性樹脂も使用することができる。例えば、ポリ乳酸を原料として作られる目付が20〜60g/mの範囲で調整されたメルトブローン不織布や目付が15〜30g/mの範囲、繊維太さが1.1〜3.3dtexの範囲で調整されたスパンボンド不織布が挙げられる。なお、各不織布材料には開孔処理を施しても施さなくてもどちらでもよい。
【0070】
他の材料としてはアセテート、合成繊維を単独又は積層体の連続繊維であるトウを目付50〜300g/mの範囲に調整し、繊維同士を解繊することにより使用することもできる。
【0071】
<吸収体>
吸収体に使用できる材料としては、ニードリングから得られる不織布シートを使用することができる。なお、高分子吸収材料の生分解性等を考慮すると、カルボキシメチルセルロース繊維を使用するのが好ましい。
【0072】
<不透水性シート>
不透水性のシートに使用できる材料としては、PVAフィルム、PVAフィルムの片面若しくは両面あるいは部分的にシリコーンなどにより撥水処理を施したフィルムシート、シリコーンを混合したPVAフィルム、澱粉フィルム、ポリ乳酸又はポリブチレンサクシネート等の加水分解による生分解性樹脂を原料としたフィルム及びティッシュ等とのラミネート紙を使用することができる。必要に応じて無機顔料を0.1〜5%の範囲で混合して着色を施してもよい。
【0073】
過湿下における防漏性の維持と浄化層への過度な負荷を与えないこと等をも考慮した場合には、ポリ乳酸を原料としたフィルムを10〜20ミクロンの厚み範囲で目付15〜20g/mの範囲から選ばれるティッシュとラミネートし、更にラミネート時の貼り合せ面積率を5〜40%の範囲で設けられたラミネート紙が好適である。
【0074】
<ミニシート片>
ミニシート片に使用できる材料としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート等の生分解性材料を原料としたフィルム、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等、又はPVA、CMC等の水溶性材料を原料としたフィルム、不織布等、並びにセルロース繊維、再生セルロース繊維等を主体とした水分散性ティッシュ、スパンレース不織布等が挙げられる。
【0075】
好適には、生分解性材料を主体としたスパンボンド不織布又はメルトブローン不織布であって、太さが0.1〜3.3dtexの範囲、目付が15〜40g/mの範囲に調整されたシートであって、前途した機械的コルゲート加工を施すことにより得られる。
【0076】
上述したように新規な陰唇間パッド1として次のようなものを提供することによって、前記指案内部に指をあてがい指挿入口19aに陰唇間パッド1の身体への着脱を手の汚れのおそれを低減しつつ容易な作業で実行可能とすることができる。すなわち、「身体側に接触させるための透水性の表面側シート11と当該表面側シート11と対向配置される裏面側シート12間に体液を吸収する吸収体13を内包して成る吸収層2を具備した陰唇間パッド1であって、前記吸収層2は平面視略長尺形状を呈し、同吸収層2の一部又は全部を前記身体の陰唇間に挟み込んで保持力を得ることが可能な大きさ、重量、柔軟性を備えて成り、かつ、前記吸収層2の反身体側面12aの一部には、当該吸収層2を前記身体に着脱するための指挿入用口19aを有する指への固定手段としてのポケット16が設けられており、前記ポケット16が設けられていない吸収層2の反身体側面12aは、外部に露出しており、この露出した吸収層2の反身体側面12aが指挿入用口19aへ指を挿入する場合に、当該指挿入用口19aへ前記指を案内するものであることを特徴とする陰唇間パッド」を提供することができる。
【0077】
上述した陰唇間パッド1は、次のような製造工程を経て製造することができる。
【0078】
以下、図を参照しつつこの本発明の一実施形態について説明するが、本発明に係る陰唇間パッドの製造方法を説明する前に、当該製造方法で提供される陰唇間パッドについて簡単にまとめる。
【0079】
上述したように新規な陰唇間パッド1として次のようなものを提供することによって、前記指案内部に指をあてがい指挿入口19aに陰唇間パッド1の身体への着脱を手の汚れのおそれを低減しつつ容易な作業で実行可能とすることができる。すなわち、「身体側に接触させるための透水性の表面側シート11と当該表面側シート11と対向配置される裏面側シート12間に体液を吸収する吸収体13を内包して成る吸収層2を具備した陰唇間パッド1であって、前記吸収層2は平面視略長尺形状を呈し、同吸収層2の一部又は全部を前記身体の陰唇間に挟み込んで保持力を得ることが可能な大きさ、重量、柔軟性を備えて成り、かつ、前記吸収層2の反身体側面12aの一部には、当該吸収層2を前記身体に着脱するための指挿入用口19aを有する指への固定手段としてのポケット16が設けられており、前記ポケット16が設けられていない吸収層2の反身体側面12aは、外部に露出しており、この露出した吸収層2の反身体側面12aが指挿入用口19aへ指を挿入する場合に、当該指挿入用口19aへ前記指を案内するものであることを特徴とする陰唇間パッド」を提供することができる。
【0080】
上述した陰唇間パッド1は、次のような製造工程を経て製造することができる。
【0081】
[第1の製造方法の工程]
図10を参照しつつ、本発明の一実施形態である陰唇間パッド1の第1製造方法について説明する。この第1製造方法は、
a)装着状態において身体側に位置する表面側シート11になる素材が連続した表面側シート連続部材110及び、反身体側に位置する裏面側シート12になる素材が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体13を内包するように重ね合わせるa工程と、
b)ミニシート片14となる素材が連続したミニシート片連続部材140の裏面側シート連続部材120に対向する側(反身体側に面する側)の一部又は全部に対して粘着剤などの仮止め手段を塗布し、吸引付きロール143上で所定の長さにカットして複数のミニシート片14に分離し、当該ミニシート片14を吸引付きロール140から裏面側シート連続部材120の反身体側に転写して貼り合わせるb工程と、
c)吸収体13と表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120と、又は、吸収体13を除く、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120と、ミニシート片14とを、互いに吸収体13の周縁で接合して連続吸収層200を形成するc工程と、
d)吸収体13から所定の幅を設けて周縁部15の不要部分をカットし、陰唇間パッド1の外輪郭を形成するd工程と、から構成される。
【0082】
以下、第1実施形態の製造工程について具体的に説明する。図10は陰唇間パッド1の一連の製造工程を示す図である。
【0083】
〔a工程〕
まず、原材料供給工程について説明する。表面側シート連続部材110は、その原反ロール110Aから繰り出され、蛇行修正装置111を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置112に送られる。この塗布装置112によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、表面側シート連続部材110がロール113の上を通過するように送られる。
【0084】
一方、裏面側シート連続部材120は、その原反ロール120Aから繰り出されて蛇行修正装置121を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置122に送られる。この塗布装置122によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、裏面側シート連続部材120がロール123の下を通過するように送られる。
【0085】
連続吸収体130は、その原反ロール130Aから繰り出され、個々の吸収体13にカットされる。そして、ロール113と123の間へと送られる。
【0086】
なお、a工程において、裏面側シート連続部材120と吸収体13とが互いに面する側に予めホットメルト型接着剤を塗布することにより、裏面側シート連続部材110と吸収体13を一体的に形成する手段を設けてもよい。同様に、表面側シート連続部材110と吸収体13とが面する側にも、表面側シート連続部材100と吸収体13が互いに面する側に予めホットメルト型接着剤を塗布することにより表面側シート連続部材110と吸収体13を一体的に形成する手段を設けてもよい。
【0087】
上述のホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものである。具体的には、図示しない溶融用タンク内で加熱してホットメルトを溶融状態にしたものを、ギアポンプやプランジャーポンプ等の各種ポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させて塗布するものである。この際のホットメルトの塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等を任意に採用することができ、120℃〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け1〜10g/mの範囲で塗布する。
【0088】
また、好適な実施形態において、表面側シート11と裏面側シート12とが接合をする周縁部15において、吸収体13が挟み込まれないようにするのが好ましい。このようにするために、例えば表面側シート11と裏面側シート12とのみを接合してから、吸収体13をその周縁部の接合部で袋状に囲まれたところに閉じ込めるようにする。これに関し、周縁部15に吸収体13が挟み込まれて接合された場合には、当該周縁部15が硬くなってしまうこととなるが、この実施形態では、上記のように、吸収体13がその接合をする周縁部15において挟み込まれないようにすることにより、当該周縁部15が硬くなってしまうことが回避され、着用感がより好適なものとなる。
【0089】
なお、吸収体13の寸法は、陰唇間パッド1と同等であってもよく、前記周縁部15に吸収体13が挟み込まれないようにするために、陰唇間パッド1の最外輪郭から2〜10mmの範囲の間隔が設けられるように縮小した寸法としてもよい。
【0090】
〔b工程〕
次に、ミニシート片14の取り付け工程について説明する。
【0091】
b工程においては、ミニシート片連続部材140は、その原反ロール140Aから繰り出され、蛇行修正装置141を通過してホットメルト塗布装置142に送られ、ホットメルト接着剤を塗布される。複数の穴が設けられた吸引付きロール143に対して内部からサクションによる吸引圧をかけることにより、当該吸引付きロール143上に保持され、この状態のままカット刃を設けたカットロールにより所定の長さにカットする。
【0092】
所定の長さにカットされたミニシート片14は、裏面側シート連続部材120側に転写され、先ほど塗布された粘着剤により貼り合わされる。この際、完成品にしわが生じることを防止するため、連続吸収層220を搬送するスピードとカットされたミニシート片14を落とすスピードとは同一となっている。この工程を備えることにより、裏面側シート12とミニシート片14との間に指を挿入するための指挿入用口19aが形成される。
【0093】
前記ホットメルトは、感圧型ホットメルトが使用され、指挿入用口19aの幅を安定したものとするために、筋状、線状、Ω状等の塗布パターンが好ましく、140〜180℃の範囲で加熱し、目付け5〜100g/mの範囲で調整したものを、指挿入用口19aの形成のための間隔を空け、左右それぞれに塗布される。
【0094】
〔c工程〕
次に、吸収体13と上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120との接着固定工程について説明する。
【0095】
上記吸収体23の供給は、上記表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120の供給とタイミングを合わせるようにして行なわれる。上軸ロール61と下軸ロール62の間に表面側シート連続部材110、及びミニシート片14を貼り合わせた吸収層2を通過させ、上記裏面側シート連続部材120を通過させ、上記吸収体23を挟んだ状態で上軸ロール61及び下軸ロール62に設けられた加圧機構により上方及び下方から加圧し、吸収体13を接着固定して周縁部15、17を形成する。この結果、連続吸収層220が形成される。
【0096】
上軸ロール61は滑らかな表面形状をなし、下軸ロール62にはエンボス部が一角あたり0.7mmで隣接し、前記隣接するエンボス部の間隔が1mm、角度45°でエンボス部を3列配列させたエンボスパターンが設けられている。そして、上軸ロール6が70℃〜120℃、下軸ロール62が90℃〜140℃の範囲の熱をそれぞれ有し、300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されてヒートシールが行われる。
【0097】
〔d工程〕
次に、ミニシート片付き連続吸収層204の切除(ラウンドカット)工程について説明する。
【0098】
ミニシート片付き連続吸収層204が送り込まれる裁断装置90は、下軸ロール92が平坦な形状をなす受けロールとなり、カッター刃を設けたカッターロールである上軸ロール91に圧力を加えることにより、完成品としての陰唇間パッド1の構成上不要な部分をラウンドカットするものである。この裁断装置90を通過することにより、連続吸収層200は滑らかな角の取れた外輪郭が形成された1製品単位毎の陰唇間パッド1へと切り離される。
【0099】
このようにして完成した個々の陰唇間パッド20は、この後、包装・梱包等の工程を経て出荷されることとなる。
【0100】
〔e工程〕
図10(A)において、c工程とd工程との間には、2点鎖線で示すように、ミニシート片14を取り付けた連続吸収層204を縦軸中心線(図2に一点鎖線で示す符号A)にほぼ沿って折り畳む工程であるe工程を経るようにすることも可能である。このe工程は、図10(B)に示すように、進行方向(図10(B)矢印B)に対して設けられた折り畳みミニシート片付き連続吸収層204の左右どちらかの片側から裏面側シート連続部材120が互いに面するように、または、表面側シート連続部材110が互いに面するように折り畳んだ後、前記d工程に向かって搬送され、周縁部15、17がカットされるようにすることもできる。このように、二つ折りにしてカットすることにより、立体的なミニシート片付き連続吸収層204であっても、内包される吸収体13の存在にかかわらず、正確なカットを行なうことができるようになる。
【0101】
〔f工程〕
更に、縦軸中心線Aにほぼ沿って折り畳むためのe工程の安定性をより高めるために、連続吸収層200に対し、縦軸中心線Aに沿い、圧縮線などで折癖を付する折癖工程fを設けるのも好ましい。このような工程を組み込むことにより、折り畳まれたミニシート片付き連続吸収層204をカットする際に、左右均等なカット形状を安定して確保することができる。
【0102】
例えば、前記圧縮線は、製造ラインの流れ方向に対して、直線的で連続的に設けられた円盤を形成して成るパターンロールは、幅0.5〜3mmの幅を有する凸部を設けたロールと平坦状ロールとを常温〜150℃の範囲に加熱し、搬送される連続した吸収層2の縦軸中心線Aに沿って300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されたいわゆるエンボスロール等によってエンボス加工することもできる。
【0103】
このような折癖が付されて製造された陰唇間パッド1は、後述する図11から13に示す個別包装体とするために、包装容器40に収納する際に、かかる収納を容易なものとすることが可能となり、また、折癖がついているために収納状態が嵩張らないといった利点もある。特に、ミニシート片14と吸収層2のそれぞれの折癖が、図12に示すように、反対方向(ミニシート片14の折癖部分と吸収層2の折癖部分とが離間するような方向)となるように設けられる場合には、個別包装体から陰唇間パッド1を取り出して、指挿入用口を介してポケット16に指を挿入することが容易になる。
【0104】
そして、連続吸収層200に折癖部分(縦軸中心線A)が設けられている場合には、かかる折癖部分が凸状領域となって、後述する凸状の隆起領域28と同様の機能を有することになり、吸収層2の陰唇間への挟み込みが容易となるといった利点もある。吸収層2の陰唇間への挟み込みの状態を示す図が図14である。
【0105】
[第2の製造方法の工程]
次に、本発明の一実施の形態である前記第1製造方法に代わる陰唇間パッド1の第2製造方法について説明する。図15は第2製造方法の工程図である。
【0106】
この第2製造方法は、
a1)装着状態において身体側に位置する表面側シート11が連続した表面側シート連続部材110と、反身体側に位置する裏面側シート12が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体13を内包するように重ね合わせて連続吸収層200を形成するa1工程と、
b1)吸収層2に内包する吸収体13の周辺の表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とを互いに接合して周縁部15を形成するb1工程と、
c1)ミニシート片連続部材140の裏面側シート連続部材120の反身体側に面する側に粘着剤を塗布し、吸引付きロール上で所定の長さにカットしてミニシート片14とし、当該吸引ロールから裏面側シート連続部材120の反身体側に転写し、ミニシート片14を貼り合わせるc1工程と、
d1)吸収体13から所定の幅を設けて周縁部15、17をカットし、陰唇間パッド1の外輪郭を形成するd1工程と、から構成される。
【0107】
本製造工程においては、前記b1工程からc1工程へと経ることにより、吸収体13の周辺を形成する周縁部15及び17においては、まず、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とが接合されて、周縁部15が形成されることとなる。このため、ミニシート片14と表面側シート連続部材110、裏面側シート連続部材120とは一体的にヒートシール接合された構造とならないため、周縁部15の柔軟な風合いを形成することができる。
【0108】
つまり、図10(A)の製造工程と、図15の製造工程との大きな違いは、周縁部ヒートシール工程である図10(A)のc工程及び図15のb1工程を、ミニーシート片14を配置する前後のいずれにするのかということにある。即ち、ミニシート片14を配置した後に工程を経るようにするのであれば、表面側シート連続部材110、裏面側シート連続部材120とミニシート片14とを一挙に接合することとなり、ミニシート片14を配置する前にかかる工程を経るようにするのであれば、まず、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とを接合することとなる。
【0109】
[本実施形態の陰唇間パッドの収納]
以上のような吸収層2の短手方向に形成されたミニシート片14によるポケット付きの陰唇間パッド1は、指挿入のためのミニシート片14を取り付けた陰唇間パッドを内包した個別包装体を示す図11から図13のように収納することが好ましい。
【0110】
即ち、本実施形態の陰唇間パッド内包の包装体は、図11に示すように、開封口41の近くに指挿入のためのポケット16が位置づけられ、二つ折りに畳まれた吸収層2及びミニシート片14としてのポケット16が自然に開くように包装容器40と異方向に陰唇間パッド1が包装されている。したがって、包装容器40を開封すると指挿入用口19aがミニシート片14及び吸収層2の塑性変形で自然に開いて、着用者は、すぐにポケット16に指の腹が裏面側シート12に接するように、指を挿入することができる。
【0111】
なお、本発明においては、陰唇間パッド1は、包装容器40中に、開封口41付近でポケット16が開くように位置づけられていればよく、図12に示すように、ミニシート片14が吸収層2の幅よりも狭い場合などには、裏面側シート12を内側にして折り曲げてもよい。
【0112】
また、包装容器40は、陰唇間パッド1が有するポケット16に着用者の指が開封後すぐに挿入できる形態であればよく、例えば、図13に示すように、観音開きとなる形状の包装容器42であってもよい。
【0113】
[第3の製造方法の工程]
次に、第3の製造方法について説明する。この第3の製造方法は、上述した図1〜図9の変形例である陰唇間パッド20の製造方法である。この第3の製造方法を説明する前に、当該製造方法によって製造される陰唇間パッド20について説明する。
【0114】
<隆起領域を有する陰唇間パッド>
陰唇間パッド20は、身体側面に身体に向かって凸となる隆起領域28を有するものであり、図16は陰唇間パッド20の斜視図、図17は陰唇間パッド20の裏面図である。
【0115】
陰唇間パッド20は、図1から図9に示す陰唇間パッド1とは異なり、表面側シート21の長手方向に沿って凸状の隆起領域28を備えている。そして、かかる隆起領域28を着用者の陰唇内の奥深くまで入り込ませて着用者の身体の密着性をより高めることにより、密着性に富むという陰唇間パッドの利点をより向上させることを可能としたものである。このため、陰唇間パッド20は、装着容易性と装着時保持性及び密着性とを同時に兼ね備えているという点で、これらを同時に兼ね備えてはいないが、一見すると形状が似ている他の生理用品、例えば実開平5−18523号において開示されているような、身体に接する面の一部を突出させただけの生理用ナプキンなどとは顕著に異なる。
【0116】
本発明によれば、指挿入用のポケット26に指を挿入できる構造となっているため、ポケット26に挿入させた指を使って、その指の腹で隆起領域28を陰唇内に入り込ませる位置を的確に把握することが可能となる。即ち、ポケット26の内部と当該隆起領域28の内側とは一体となっているため、ポケット部26に挿入した指を利用して隆起領域28を陰唇内の奥深くまで挿入させながら、陰唇間パッド20を装着することが容易となっている。
【0117】
このように、凸状の隆起領域28は、部分的に陰唇間に介在できる領域となって陰唇間により強固に固定することができ、膣口からの経血を直接的に吸収することが可能であり、また、隆起領域28の短手方向左右に延長する領域において外陰部表面と液透過性表面側シート21との間に隙間が発生する可能性を低減することができる。そして、陰唇と陰唇間パッド20との隙間の発生を極力抑えることができるため、吸収層22の長手方向に流れる経血の伝いモレを遮断できる可能性が向上し、陰唇内壁を反身体側方向へ高速・多量に流れる経血の排泄方向に対して吸収層22の吸収面をほぼ垂直に保つことが可能であるから、吸収層22の短手方向からの経血流出の恐れを低減することができる。
【0118】
<製造方法>
この第3の製造工程における製造方法は、陰唇間パッド20の製造方法であって、
a2)装着状態において身体側に位置する表面側シート21が連続した表面側シート連続部材110及び、反身体側に位置する裏面側シート22となる素材が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体23を内包するように重ね合わせるa2工程と、
b2)吸収体23と表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120、又は、吸収体23を除く表面側シート連続部材110及び裏面側シート連続部材120とを互いに吸収体23の周縁で接合して連続吸収層220を形成するb2工程と、
c2)連続吸収層220の長手方向のほぼ中央位置の縦軸中心線Aにほぼ沿って連続吸収層220を表面側シート連続部材110側が凸状の隆起領域28を形成し、凸状の隆起領域28の短手方向左右に延長する裾がほぼ平坦状を呈するように変形させるc2工程と、
d2)前記ほぼ平坦状を呈するように変形させた凸状の隆起領域28から延長される短手方向左右両縁部分に、所定長さにカットされたミニシート片24を粘着剤を介して取り付けて、連続吸収層220の屈曲部分が広がらないように規制するd2工程と、
e2)凸状の隆起領域28の縦軸中心線Aを中心としてミニシート片24付き連続吸収層220を左右の短手方向に折り畳み、当該二つに折り畳まれたミニシート片24付き連続吸収層220が水平に搬送されるe2工程と、
f2)当該搬送されたミニシート片24付き連続吸収層220を二つに折り畳んだままの状態で周縁部25をラウンドカットするf2工程と、から成る。
【0119】
当該製造方法は、従来の生理用ナプキンに比して、主要加工工程(吸収体カット〜ラウンドカット)の長さが著しく短縮化されている(具体的には、生理用ナプキンの主要加工工程は約20mであるのに対し、陰唇間パッドの主要加工工程は約5mとなっている)。かかる製造工程の短縮化は、原料の搬送過程の短縮化を図ることによりなされている。即ち、従来の生理用ナプキン製造工程では、資材の配置が人の手作業により行なわれるため、各資材を作業者の近くに配して操作性を高めることに重点がおかれており、原料の受け渡し距離の短縮化はあまり重視されていなかった。しかも、生理用ナプキンは構成部材が多く(陰唇間パッドの構成部材が約10個であるのに対し、生理用ナプキンの構成部材は約20個)、製造工程の短縮化が難しいという問題もあった。
【0120】
また、生理用ナプキンは装着に際して陰唇間にはめ込むものではないので、粘膜に接触するということがなく、長い製造工程中に各構成材料の吸収体位置に対するシール位置及びカット位置にズレが生じても、設計上許容範囲を大きくとることにより、装着感に悪影響を及ぼすということが特に問題とならなかった。
【0121】
しかし、陰唇間パッドは陰唇に挟み込んで使用するものであるため、各構成部材の吸収体位置に対するシール位置及びカット位置にズレが生じたままで製造されると、即座に着用感に悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、内包される吸収体を押さえるためのはさみしろ(吸収層の耳白となる周縁部分)に余裕を持たせてしまうと、この部分が装着時に着用者の粘膜に刺激を与える原因となってしまう。つまり、サイズの小さい陰唇間パッドでは、生理用ナプキンと同程度のズレであってもその及ぼす程度は生理用ナプキンに比べてかなり大きいものとなってしまうのである。
【0122】
このようなことから、本発明においては、製造過程における操作性よりも完成品の着用感を重視し、主要加工工程を短縮化、具体的には加工を行なわないもの(原反)は遠くから運ぶようにし、複合後は、加工点を近くに配して搬送工程の短縮化を図ることにより、製造工程中に生じるズレの発生を低減して、着用感の好適な陰唇間パッドを製造することを可能としたものである。
【0123】
以下、第3実施形態の製造工程について具体的に説明する。図18は陰唇間パッド20の一連の製造工程を示す図である。
【0124】
〔a2工程〕
まず、原材料供給工程について説明する。図19は吸収体23の切り込み状態を示す図である。
【0125】
<a2−1工程>
連続吸収体130は、その原反ロール130Aから繰り出され、裁断装置50において個々の吸収体23にカットされる。そして矢印方向へと送られる。このカット時において、図19(A)に示すように、4つの切り込みが同時に入れられる。かかる切り込みを図19(B)に示す番号に従って説明すると、▲1▼は吸収体23を折り曲げやすくするために(後述のc2工程及びe2工程おいて有益)、▲2▼及び▲3▼はミニシート片を取り付けやすくするために(後述のc2工程において有益)、▲4▼は装着時において着用者の指と陰唇間パッドがなじみやすいようにするために、それぞれ設けられる。
【0126】
<a2−2工程>
表面側シート連続部材110は、その原反ロール110Aから繰り出され、蛇行修正装置111を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置112に送られる。この塗布装置112によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、表面側シート連続部材110がロール113の上を通過するように送られる。
【0127】
一方、裏面側シート連続部材120は、その原反ロール120Aから繰り出されて蛇行修正装置121を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置122に送られる。この塗布装置122によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、裏面側シート連続部材120がロール123の下を通過するように送られる。
【0128】
なお、上述のホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものである。具体的には、図示しない溶融用タンク内で加熱してホットメルトを溶融状態にしたものを、ギアポンプやプランジャーポンプ等の各種ポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させて塗布するものである。この際のホットメルトの塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等を任意に採用することができ、120℃〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け1〜10g/mの範囲で塗布する。
【0129】
〔b2工程〕
次に、吸収体23と上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120との接着固定工程について説明する。
【0130】
上記吸収体23の供給は、上記表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120の供給とタイミングを合わせるようにして行なわれる。上軸ロール61と下軸ロール62の間に表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120を通過させ、上記吸収体23を挟んだ状態で上軸ロール61及び下軸ロール62に設けられた加圧機構により上方及び下方から加圧し、吸収体23の周縁を接着固定して周縁部25を形成する。この結果、連続吸収層220が形成される。
【0131】
上軸ロール61は滑らかな表面形状をなし、下軸ロール62にはエンボス部が一角あたり0.7mmで隣接し、前記隣接するエンボス部の間隔が1mm、角度45°でエンボス部を3列配列させたエンボスパターンが設けられている。そして、上軸ロール6が70℃〜120℃、下軸ロール62が90℃〜140℃の範囲の熱をそれぞれ有し、300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されてヒートシールが行われる。
【0132】
〔c2工程〕
次に、隆起領域28の形成工程について説明する。図20(A)は図c2工程を上から見た状態を示す図であり、同(B)は連続吸収層220の進入状態を示す図であり、同(C)は同(A)のA−A視、B−B視、C−C視のそれぞれの断面図である。
【0133】
c2工程において、図18の右から左に向かって製造ライン(a2工程→b2工程→c2工程→d2工程→e2工程→f2工程)は流れるが、この進行方向に従って連続吸収層220が進行するにつれて、連続吸収層220がV字状に変形される。これにより、完成品である陰唇間パッド20の吸収層22において、縦軸中心線Aに沿って、その横断面が凸状を呈する凸状の隆起領域28の起伏が徐々に大きくなり得るように成型されることになる。
【0134】
図20(A)に示すように、製造ラインの進行方向Eに向かって、一対の搬送ベルト150と151とが対向するようにして配置されている。この両搬送ベルト150及び151は、進行方法Eの上流から下流に向かって漸次に幅狭の間隔となるように位置付けられている(W1>W2)。
【0135】
そして、図20(B)に示すように、前記搬送ベルト150と151の下には、図20(C)に示すような平坦状部154AとV字溝部154Bとを有するガイド154が、製造ラインの進行方向Eに向かって連続的に配置されている。そして、平坦状部154Aは、上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120を同速度でE方向に送り出すように回転する。
【0136】
この平坦状部154Aには、吸引孔(図示せず)が設けられている。そして、かかる平坦状部154Aの上に配される搬送ベルト150と搬送ベルト151には、平坦状部154Aの吸引孔に対応するように、3〜15mmの穴径の穴150A及び穴151Aが、5〜30mm間隔で複数設けられている。
【0137】
平坦状部154Aは、穴150A及び151B付きの搬送ベルト150及び151を通して、ガイド154の図示しない吸引孔からの1500〜3000Paのサクション圧によりミニシート片24と連続吸収層220とを貼り合わせる状態を保持しながら、連続吸収層220を進行方向Eへと搬送させている。このようにすることにより、連続吸収層220全体がV字状に折り曲げられてミニシート片24を貼り付けるスペースがなくなってしまうことを防止しながら、連続吸収層220を搬送することが可能となっているのである。
【0138】
ここで、平坦状部154Aの幅は、ミニシート片24を連続吸収層220に貼り合わせるための貼り合わせ台として平坦状に保持されることが必要であるため、20〜40mmの範囲で設定されている。
【0139】
V字溝154Bの溝深さ(平坦状部154AからV字溝154Bの頂部までの距離)や溝の幅は、図20(C)に示すように、一定とはなっていない。具体的には、溝深さは15mm〜30mmの範囲で、V字溝154Bの溝の幅Wは、c2工程ラインでの入り口位置(A−A断面参照)で35〜50mmの範囲で、出口位置(C−C断面参照)で15〜25mmの範囲で形成してある。
【0140】
(摺動ガイド)
本実施形態では、上述のような構成から、搬送ベルト150及び151上を流れる連続吸収層220の両側部分がサクションの影響を受けて上に持ち上げられ、サクション圧の影響を受けない連続吸収層220の真ん中部分がそのままの位置を保とうとすることにより、自然に連続吸収層220がV字形状になる。
【0141】
これに加え、本実施形態では、より一層確実に連続吸収層220がV字状となるように、ガイド154のV字溝154Bの深部に向かって連続吸収層220を押圧する摺動ガイドとして、円盤状の進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bを設けている。
【0142】
この進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bは、回転体となっている。そして、進入用ガイド153Aはフリ−ロール(資材の力で回るロール)であるのに対し、出口用ガイド153Bは駆動ロールとなっている。これは、上述のように搬送ベルト150と151との間の幅が徐々に狭くなっていくため、もっとも間隔の狭い出口で連続吸収体220がつまってしまうのを防止すべく、出口用ガイド153Bが有する駆動力によってこれを送り出すことができるようにするためである。
【0143】
なお、上記進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bは、連続吸収体220がその上をすべりやすいような加工が施してある。これは、本実施形態においては、製造工程が短いために比較的サイズの小さいロールを使用しているが、このようなロールは原料を巻き込みやすいことから、かかる巻き込みを防止するために、ロール表面を資材がすべりやすいようする必要があるからである。
【0144】
進入用ガイド153Aは、表面シート側に凸状になる様に折り方向を規制する。また、出口用ガイド153Bは、搬送ベルト150、151の表面から製品の変形高さだけ深く押し入れることで一定の高さを付与できる。この様に通過させるようにすることにより、確実に連続吸収層220をV字状にすることができる。しかも、搬送ベルト150と151との間に153Aと153Bの両ガイドを配置しているので、連続吸収体220が搬送ベルト150と151の上に固定されることとなり、それ以外の場所(例えば搬送ベルトより手前)に当該ガイドを配置した場合と比較して、安定した状態でV字状に形成することができる。
【0145】
(折癖)
本実施形態においては、c2工程に至るまでのa2工程からb2工程の間に、連続吸収層220の縦軸中心線Aに対して、切れ目線、破線、圧縮線等のいずれかの折癖を設けて、V字状に変形させる基点を製品の中心線上に保ち、折り位置を常に一定にすることができる。このような折癖を設けることにより、連続吸収層220がV字溝154Bに容易に沿って変形するきっかけを与え、歪の発生などを低減して製造することが可能となる。
【0146】
例えば、前記切れ目線は、製造ラインの流れ方向Eに対して、直線的で連続的に設けられた刃を形成して成るロータリーカッター、前記圧縮線は、幅0.5〜3mmの幅を有する凸部を設けたロールにて搬送される連続した吸収層22の縦軸中心線Aに沿って300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されたいわゆるロータリーカッター等によって加工することもできる。
【0147】
(指挿入規制部)
更に、c2工程には、陰唇間パッド20の前方部分(着用時に陰核近傍にあたる部分)において、指挿入口29aからポケット部分に挿入した指を過度に挿入してしまうことを防止するために、裏面側シート22の反身体側面同士を互いに接着してなる指挿入規制部を形成する工程を含めることもできる。
【0148】
具体的には、図21に示すように、ホットメルト接着剤塗布装置155を配置し、裏面側シート連続部材120の縦軸中心線A部分に接着剤を塗布する。そして、裏面側シート連続部材120に塗布された接着剤によって、当該縦軸中心線A部分の裏面側シート連続部材120を折り畳んだ状態で接着する。
【0149】
前記ホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものであり、図示しない溶融用タンク内で加熱し、ホットメルトを溶融状態にしたものをギアポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させ塗布するものである。その塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等任意に使用することができ、140〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け5〜50g/mの範囲で、連続的な裏面側シート連続部材110に向けて縦軸中心線A上のミニシート側製品端部に3〜10mmの長さで間欠的に塗布させる。
【0150】
〔d2工程〕
次に、ミニシート片24の取り付け工程について説明する。図22はミニシート片連続部材140にホットメルト接着剤を塗布するときに指挿入規制部をも形成する過程を示す図である。
【0151】
d2工程においては、ミニシート片連続部材140は、その原反ロール140Aから繰り出され、蛇行修正装置141を通過してホットメルト塗布装置142に送られ、ホットメルト接着剤を塗布される。この場合において、図22(A)に示すように、前述の指挿入規制部を形成する為に、ミニシート片の製品エッジ側転写部に間欠的にホットメルト接着剤を塗布することもできる。具体的には、カット予定位置GG間において、ホットメルト接着剤が24a、24b、24cのそれぞれの位置に塗布されるようにする。このようにすることにより、図22(B)に示すように、後の工程でミニシート片連続部材140が個々のミニシート片24にカットされたときにおいて、24bの部分が指挿入規制部となる。
【0152】
ホットメルト接着剤が塗布されたミニシート片連続部材140は、複数の穴が設けられた吸引付きロール143に対して内部からサクションによる吸引圧をかけることにより、当該吸引付きロール143上に保持され、この状態のままカット刃を設けたカットロールにより所定の長さにカットする。
【0153】
所定の長さにカットされたミニシート片24は、裏面側シート連続部材120側に転写され、先ほど塗布された粘着剤により貼り合わされる。この際、完成品にしわが生じることを防止するため、連続吸収層220を搬送するスピードとカットされたミニシート片24を落とすスピードとは同一となっている。
【0154】
〔e2工程(折り曲げ工程)〕
次に、ミニシート片24が取り付けられた連続吸収層220の折り曲げ工程について説明する。図23(A)は、e2−1工程を示す図であり、同(B)はe2−2工程の示す図であり、図24(A)はe2−2工程を除いた場合の製造工程を上から見た図であり、同(B)はその側面図である。
【0155】
<e2−1工程>
e2工程に送り込まれた時点においては、連続吸収層220はd2工程の段階においてV字状に折り曲げられた状態となっているが、この連続吸収層220に取り付けられたミニシート片24は折り曲げられていない。従って、連続吸収層220のみが折り曲げられた状態で、ミニシート片付き連続吸収層224がe2工程に流れてくることとなる。
【0156】
図23(A)−1に示すように、製造ラインの進行方向Eに向かって、一対の搬送ベルト160と161とが対向するようにして配置されている。この両搬送ベルト160及び161は、進行方法Eの上流から下流に向かって漸次水平から垂直になるように90°捻った状態で位置付けられている。即ち、搬送ベルト161及び162が両側から起き上がるようにして捻られているので、この両ベルト上を搬送されるミニシート片付き連続続吸収層224は、両側から折り畳まれるようになる。
【0157】
より具体的に説明すると、e2−1工程の入り口においては、搬送ベルト160の下にロール80Aが配され、搬送ベルト161の下にロール80Bが配されている。そして、e2−1工程の出口においては、入り口における状態と比較して両搬送ベルトが90°になるように捻られているので、ロール81A及びロール81Bもロール80A及びロール80Bに対して直角となるように配されている。このため、e2−1工程を側面から見ると図23(A)−2に示すようになる。そして、搬送ベルト160及び161の上を流れるミニシート片付き連続続吸収層224は、図23(A)−3に示されるように、徐々に2つ折り状態となっていくのである。
【0158】
e2−1工程が以上のような構成となっていることから、当該工程が終了するまでの間に、ロール80A及び80B、ロール81A及び81Bと、捻られた搬送ベルト160及び161と、により、ミニシート片付き連続続吸収層224が、一体的に折り畳まれることとなる。
【0159】
<e2−2工程>
図23(B)−1に示すようなe2−2工程を経ることにより、前記折り畳まれたミニシート片付き連続続吸収層224は、図23(B)−2に示すように、徐々に水平方向に向きを変えられる。そして、一対のロールによりf2工程へと搬送される。
【0160】
なお、このようなe2−2工程を設けずに、図24に示すように、ラウンドカッター装置89を垂直方向に配置してミニシート片付き連続吸収層224を垂直状態のままカットし、カットされた個々の製品である陰唇間パッド20を90℃に捻られた搬送ベルト163及び164に挟んで搬送することにより、陰唇間パッド20を水平方向にすることも可能である。
【0161】
〔f2工程〕
次に、ミニシート片付き連続吸収層224の切除(ラウンドカット)工程について説明する。
【0162】
ミニシート片付き連続吸収層224が送り込まれる裁断装置90は、下軸ロール92が平坦な形状をなす受けロールとなり、カッター刃を設けたカッターロールである上軸ロール91に圧力を加えることにより、完成品としての陰唇間パッド20の構成上不要な部分をラウンドカットするものである。この裁断装置90を通過することにより、連続吸収層220は滑らかな角の取れた外輪郭が形成された1製品単位毎の陰唇間パッド20へと切り離される。
【0163】
ミニシート片付き連続吸収層224はe2−2工程において2つに折られていることから、上記ラウンドカットは、この二つ折りの状態のままなされることとなる。この点、凸型製品を平面状態のままカットすると、中心部分は吸収体がV字状に折り曲げられているので厚みが厚く、各構成部材が押しつぶされる。その様な状態でカットしたカット部分の切り口は滑らかにはならずに鋸の刃状になり、装着感を著しく悪化させる。そこで、本実施形態のように、二つ折りにしてカットすることにより、内包される吸収体の存在にかかわらず、正確なカットを行なうことができるのである。
【0164】
このようにして完成した個々の陰唇間パッド20は、この後、包装・梱包等の工程を経て出荷されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る陰唇間パッドの内部構成を示す長手方向の断面図である。
【図2】 本実施形態の陰唇間パッドの身体側面を示す図1の平面図である。
【図3】 本実施形態に係る陰唇間パッドの反身体側面を示す外観斜視図である。
【図4】 「指挿入用口の内側の全周囲長」の説明を具体的に行うための図3のX−X視断面図である。
【図5】 本実施形態の陰唇間パッドのミニシート片4の接合状態を説明するために陰唇間パッドの短手方向の断面を示した模式的な断面図である。
【図6】 本実施形態の陰唇間パッドに設けられた指挿入用ポケットに指を挿入した状態を示す図である。
【図7】 本実施形態の陰唇間パッドを陰唇間に装着する状態を示す図である。
【図8】 本実施の形態の陰唇間パッドに取り付けられたミニシート片が長手方向に10%以上の範囲の長さを有する状態を示す図である。
【図9】 本実施形態の陰唇間パッド1に取り付けられたミニシート片の裏面側シートにおける非接合部分の位置を示す図である。
【図10】 本実施の形態の陰唇間パッドの第1の製造工程を説明するための説明図であり、(A)は、第1の製造工程の側面図(B)は、2点鎖線で示す製造工程を更に詳細に説明するための模式図である。
【図11】 表面側シートを内側に折り畳んで内包されている本実施形態の陰唇間パッドを内包する包装体の開封状態を示す図である。
【図12】 裏面側シートを内側に折り畳んで内包されている本実施の形態の陰唇間パッドを内包する包装体の開封状態を示す図である。
【図13】 本実施形態の陰唇間パッドが観音開き状に開封する包装容器に内包されている場合の開封状態を示す図である。
【図14】 本実施の形態の陰唇間パッド装着後のミニシート片の状態を示す図である。
【図15】 本実施の形態の陰唇間パッドの第2の製造工程を説明するための説明図である。
【図16】 隆起領域を有する陰唇間パッドの斜視図である。
【図17】 図16の陰唇間パッドの裏面図である。
【図18】 第3実施形態の製造工程を説明するための説明図である。
【図19】 吸収体の切り込み状態を示す図である。
【図20】 図18のa2−1工程の概要を説明する説明図である。
【図21】 指挿入規制部形成工程を示す図である。
【図22】 ミニシート片にホットメルト接着剤を塗布するときに指挿入規制部をも形成する過程を示す図である。
【図23】 図18のe2工程の概要を説明する説明図である。
【図24】 e2−2工程を除いた場合の製造工程の概要を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 陰唇間パッド
11 表面側シート
12 裏面側シート
13 吸収体
14 ミニシート片
60 接着固定装置
90 裁断装置
110 表面側シート連続部材
120 裏面側シート連続部材
130 連続吸収体
140 ミニシート片連続部材
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for manufacturing a sanitary absorbent article with a mini-sheet piece that facilitates wearing, and a sanitary absorbent article manufactured by the manufacturing method. The present invention relates to a method for manufacturing an interlabial pad that can be easily attached to a device, an apparatus therefor, and an interlabial pad manufactured by the method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, sanitary napkins and tampons are generally used as feminine sanitary products. Here, with respect to sanitary napkins, great efforts have been made to prevent menstrual leakage from gaps caused by poor adhesion to the vicinity of the vaginal opening. Also in the tampon, due to the attributes of the article, foreign matter feeling and discomfort at the time of wearing and difficulty in wearing in the vagina are caused, and therefore, great efforts have been made to remove these.
[0003]
Under such circumstances, as a sanitary product positioned in the middle of a sanitary napkin or a tampon, a sanitary product as an interlabial pad has recently been attracting attention. This interlabial pad is a part of the labia that is inserted between the labia and abuts against the inner surface of the labia, and is more adhesive than the sanitary napkin. It is hygienic and clean in order to prevent leakage and prevent menstrual blood from spreading and coming into wide contact with the body. Moreover, since it is smaller than a sanitary napkin, it is comfortable and comfortable to wear, and has a characteristic that psychological resistance when worn is lower than a tampon inserted into the vagina.
[0004]
By the way, as a manufacturing method of a sanitary napkin, a manufacturing method is generally known in which a front surface material and a back surface material are supplied, an absorber is supplied so as to enter between them, and these are bonded together. For example, JP-A-8-215242 discloses a method for producing a sanitary napkin further provided with an elastic body.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional method for manufacturing a sanitary napkin, a flat napkin can be manufactured, but there is a problem that a part that must be three-dimensionally attached by bending the napkin cannot be attached.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the problems as described above, and in the sanitary absorbent article, a process for attaching parts that need to be applied in a three-dimensional manner is incorporated, and a physiological process is integrated from a raw material through a series of processes. The object is to provide a method for manufacturing an absorbent article for use, an apparatus for the same, and a sanitary absorbent article prepared by the method.
[0007]
That is, a sanitary absorbent article is manufactured in which an absorbent body is interposed between the front surface side sheet material and the back surface side sheet material, and a mini sheet piece is attached to the opposite side (so-called outer side) of the back surface side sheet material. In the method, an assembly step of assembling the front side sheet material and the back side sheet material so that the absorbent body is embedded to form a main part of the sanitary absorbent article, and the main part is substantially V-shaped in cross section After the sheet is folded in two, the mini sheet piece is placed on the surface that spreads in a brim shape that is formed by bending back and forth from a substantially straight bent part in the longitudinal direction so that the cross section is substantially T-shaped. Attaching mini-sheet attaching step, an adhesive fixing step for adhering and fixing them, and a continuous folding that forms an absorbent article continuous body folding structure by closing the surface that expands in a brim shape so that the cross-section becomes substantially V-shaped again A sanitary absorbent article comprising: a folding step; and a round cut step of cutting off unnecessary portions outside the peripheral edge of the absorbent article continuous body folding structure and further separating the individual absorbent articles. A manufacturing method, a manufacturing apparatus thereof, and a sanitary absorbent article made by the manufacturing method are provided.
[0008]
More specifically, the present invention provides the following.
[0009]
(1) With the surface side sheet material , With the back side sheet material The absorber disposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and provided on the surface opposite to the surface on which the absorber is disposed, of the front and back surfaces of the back-side sheet material. And a mini seat A method for manufacturing a sanitary absorbent article, A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. An adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material. The main part that forms the main part by Assembly process; After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material is exposed to the outside by a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. Mini-sheet assembly step, a portion where the joint portions and the mini-sheet joint portions are pressed and bonded and fixed, and bent along the second fold line A continuous body forming step of forming a continuous body by returning to the original, and by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joint portion and the mini sheet joint portion of the continuous body, Forming a sanitary absorbent article A round cut process; It is configured to include A method for producing a sanitary absorbent article.
[0010]
(2) With the surface side sheet material , With the back side sheet material The absorber disposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and provided on the surface opposite to the surface on which the absorber is disposed, of the front and back surfaces of the back-side sheet material. And a mini seat A method for manufacturing a sanitary absorbent article, The joint portion for mutually joining the continuous surface side sheet material in which the surface side sheet material is continuously formed and the continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet is continuously formed is provided. The adhesive is applied to at least a part, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material. The main part that forms the main part by Assembly process; A main part forming step of pressing and fixing the joint parts of the main part to each other, and the main part is bent along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material. Direction in which the continuous back side sheet material is bent in a direction in which the continuous back side sheet material is inward, and then the continuous back side sheet material is set in the outer direction at a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. A portion exposed to the outside of the continuous back side sheet material and a mini sheet joining portion for joining to the mini sheet, and applying an adhesive to at least a part of these mini sheet joining portions, A mini-sheet assembly step in which the mini-sheet is disposed in the main part so that the mini-sheet joints face each other; and the mini-sheet joints are pressed and fixed together A continuum forming step of forming a continuum by returning a portion bent along the second fold line, and a side of the absorber among the joining portion and the mini sheet joining portion of the continuum. Form individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to A round cut process; It is configured to include A method for producing a sanitary absorbent article.
[0011]
(3) In the main part assembly step, the absorbent body is interposed between the continuous surface-side sheet material and the continuous back-side sheet material after a predetermined cut is made in the absorbent body (2). of A method for producing a sanitary absorbent article.
[0012]
(4) (2) characterized by comprising a continuum rotation step of rotating the continuum about 90 degrees about an axis extending in a continuation direction of the continuum between the continuum formation step and the round cut step (2) Or (3) A method for producing a sanitary absorbent article.
[0014]
(5) With the surface side sheet material , With the back side sheet material The absorber disposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and provided on the surface opposite to the surface on which the absorber is disposed, of the front and back surfaces of the back-side sheet material. And a mini seat An apparatus for manufacturing a sanitary absorbent article, The joint portion for mutually joining the continuous surface side sheet material in which the surface side sheet material is continuously formed and the continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet is continuously formed is provided. The adhesive is applied to at least a part, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material. The main part that forms the main part by An assembly device; After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material is exposed to the outside by a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. The mini-sheet assembly device, the joint portions and the mini-sheet joint portions are pressed and fixed together, and the portion is bent along the second fold line. A continuous body forming apparatus for forming a continuous body by returning to the original, and cutting each of the continuous body at the outermost edge on the side opposite to the absorbent body side of the joining portion and the mini sheet joining portion. Forming a sanitary absorbent article A round cut device; It is configured to include An apparatus for manufacturing a sanitary absorbent article.
[0015]
(6) With the surface side sheet material , With the back side sheet material The absorber disposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and provided on the surface opposite to the surface on which the absorber is disposed, of the front and back surfaces of the back-side sheet material. And a mini seat An apparatus for manufacturing a sanitary absorbent article, The joint portion for mutually joining the continuous surface side sheet material in which the surface side sheet material is continuously formed and the continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet is continuously formed is provided. The adhesive is applied to at least a part, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material. The main part that forms the main part by An assembly device; A main part forming device that presses and bonds the joint parts of the main part to each other, and the main part is bent along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material. Direction in which the continuous back side sheet material is bent in a direction in which the continuous back side sheet material is inward, and then the continuous back side sheet material is set in the outer direction at a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. A portion exposed to the outside of the continuous back side sheet material and a mini sheet joining portion for joining to the mini sheet, and applying an adhesive to at least a part of these mini sheet joining portions, A mini-sheet assembly device that arranges the mini-sheet in the main part so that the mini-sheet joints face each other, and the mini-sheet joints are pressed and fixed together A continuum forming apparatus for forming a continuum by returning a portion bent along the second fold line, and the absorber side of the joining portion and the mini sheet joining portion of the continuum. Form individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to A round cut device; It is configured to include A method for producing a sanitary absorbent article.
[0016]
(7) With the surface side sheet material , With the back side sheet material The absorber disposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and provided on the surface opposite to the surface on which the absorber is disposed, of the front and back surfaces of the back-side sheet material. And a mini seat An apparatus for manufacturing a sanitary absorbent article, A notch forming device for making a predetermined notch in the absorbent body, a continuous front side sheet material in which the front side sheet material is continuously formed, and a continuous back side sheet material in which the back side sheet is continuously formed are mutually connected. A joining portion for joining is provided, an adhesive is applied to at least a part of the joining portions, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material are arranged to face each other, and these continuous surface side sheet material and continuous The main part that forms the main part by interposing the absorber between the back side sheet material An assembly device; A main part forming device that presses and bonds the joint parts of the main part to each other, and the main part is bent along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material. Direction in which the continuous back side sheet material is bent in a direction in which the continuous back side sheet material is inward, and then the continuous back side sheet material is set in the outer direction at a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. A portion exposed to the outside of the continuous back side sheet material and a mini sheet joining portion for joining to the mini sheet, and applying an adhesive to at least a part of these mini sheet joining portions, A mini-sheet assembly device that arranges the mini-sheet in the main part so that the mini-sheet joints face each other, and the mini-sheet joints are pressed and fixed together A continuum forming apparatus for forming a continuum by returning a portion bent along the second fold line, and rotating the continuum about 90 degrees about an axis extending in the continuous direction of the continuum. An individual sanitary absorbent article is formed by cutting a continuous body rotating device and an outermost edge of the continuous body opposite to the absorbent body side of the joint portion and the mini sheet joint portion of the continuous body. A round cut device; It is configured to include A method for producing a sanitary absorbent article.
[0020]
Here, the surface material roll is a material of a surface sheet of a sanitary absorbent article to be a product, and is cut at a substantially right angle or a predetermined angle with respect to a continuous direction, so that a plurality of sanitary absorptive rolls are obtained. The roll which wound up the continuous body which can cut out the surface sheet used for articles | goods may be sufficient. Similarly, a back material roll is a material for a back sheet of a sanitary absorbent article to be a product, and is cut at a substantially right angle or a predetermined angle with respect to a continuous direction, thereby a plurality of sanitary absorbent materials. The roll which wound up the continuous body which can cut out the back surface sheet used for articles | goods may be sufficient. Arranging these rolls on the opposite side in the vertical direction with respect to the assembly device means that the assembly device for assembling the absorber is interposed between the front surface side sheet material and the rear surface side sheet material at the center, The upper surface material roll may be disposed on the upper side, and the lower surface material roll may be disposed on the lower side, or an absorber may be interposed between the front side sheet material and the back side sheet material in the center. It is also possible to arrange an assembling apparatus for assembling so as to assemble, arrange a back surface material roll on the upper side, and arrange a surface material roll on the lower side. With such an arrangement, an empty space of the assembling apparatus can be used effectively, and the sanitary absorbent article manufacturing apparatus can be made compact.
[0021]
(8) Claims 1 to 4 Manufactured by the manufacturing method according to any one of It is characterized by Sanitary absorbent article.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Before describing a method for manufacturing an interlabial pad according to the present invention, an interlabial pad provided by the manufacturing method will be described. That is, the present invention relates to how to mass-produce the interlabial pad as described later.
[0023]
[Basic structure of interlabial pad]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an internal configuration of the interlabial pad 1 according to the present embodiment, and FIG. 2 is a plan view of FIG. 1 showing a body side surface of the interlabial pad 1 according to the present embodiment. 3 is an external perspective view showing an anti-body side surface of the interlabial pad according to the present embodiment, FIG. 4 is a sectional view taken along line XX of FIG. 3, and FIG. FIG. 6 and FIG. 7 are explanatory views showing the usage state of the interlabial pad of the present embodiment. FIG. 6 and FIG. 7 are schematic sectional views showing a cross section in the short direction of the interlabial pad 1 for explanation.
[0024]
As shown in FIG. 1, the interlabial pad 1 of the present embodiment includes a front side sheet 11 (body side) of a water permeable material, a back side sheet 12 (antibody side) of an impermeable material, and an absorber 13. The front surface side sheet 11 and the back surface side sheet 12 are formed by integrally joining the front surface side sheet 11 and the back surface side sheet 12 at the peripheral edge portion 15 so as to confine the absorber 13. It has become. The joining of the front side sheet 11 and the back side sheet 12 is layered by melt-type adhesion by heat embossing and / or hot-melt type adhesive. Moreover, in order to prevent the interlayer separation with respect to the surface side sheet | seat 11 and the back surface side sheet | seat 12, the absorber 13 is the state stuck on at least any one.
[0025]
In addition, the said surface side sheet | seat 11 and the back surface side sheet | seat 12 can also prevent the said interlayer separation by making it a sticking state in the inner edge part except the peripheral part 15. FIG. In addition, interlayer separation tends to occur when wet, but heat embossing type adhesion is more preferable in order to prevent this. In this regard, the heat embossing type adhesive has a dot-like / screen pattern-like pattern and can be used without limitation, and the embossed area ratio is 3 to 20%, thereby preventing liquid permeation. It is possible to maintain the wet strength without any problems.
[0026]
As shown in FIG. 3, on the opposite body side surface 12a of the back side sheet 12, a mini sheet piece 14 covering about two-thirds of the back side sheet 12 is an outer edge portion 17 excluding the finger insertion port 19a. Are attached to form a pocket 16. Specifically, the center dimension in the longitudinal direction of the absorbent layer 2 is 85 mm, whereas the center dimension in the longitudinal direction of the mini sheet piece 14 is approximately 55 mm, and the back side sheet 12 is approximately 30 mm in the longitudinal direction. In the range, it has the area | region of the state in which the mini sheet piece 14 is not coat | covered.
[0027]
FIG. 4 is a diagram for specifically explaining “the total perimeter of the inside of the finger insertion port 19a”. Here, “the total perimeter of the inside of the finger insertion port” refers to FIG. It is the distance of the arrow line shown by the inside code | symbol "L", and the length of the "L" is about 40 mm in this embodiment.
[0028]
Since FIG. 4 is a schematic cross-sectional view, the dimensional relationship of each component is different from the actual one for convenience of explanation, such as the thickness of a joint portion 17 to be described later being significantly different from the actual dimension. Different.
[0029]
As shown in FIG. 5 (A), the peripheral portion 15 that is the joining portion of the front surface side sheet 11 and the back surface side sheet 12, and the joint portion 17 of the mini sheet piece 14 at the same position in the thickness direction of the peripheral edge portion 15. When positioned and fixed, the portion of the peripheral edge portion 15 becomes hard, and the wearing feeling of the interlabial pad 1 is hindered.
[0030]
About this, as shown to FIG. 5 (B), it can avoid by arrange | positioning the junction part 17 other than the thickness direction part of the peripheral part 15, and fixing the mini sheet piece 14. As shown in FIG. However, as shown in FIG. 5 (B), when the joining portion 17 is positioned outside the portion of the peripheral edge portion 15, as shown in FIG. 5 (C), the joining portion 17 is joined according to the wearer's movement. It is considered that there is a possibility that the portion 17 moves and the moving joint portion 17 and the human body rub against each other and give a stimulus to the wearer. For this reason, in implementation, as shown in FIG. 5D, the peripheral portion 15 and the joint portion 17 are displaced in the thickness direction, and the joint portion 17 is located inside the peripheral portion 15. Is preferably arranged.
[0031]
By inserting a fingertip into the pocket 16 composed of the back surface side sheet 12 and the mini sheet piece 14, as shown in FIG. 6, the fingerprint surface side of the first joint of the finger faces the opposite body surface 12a of the back surface sheet 12. Can be inserted in contact with.
[0032]
Here, the non-body side surface 12a exposed to the outside without being covered with the mini sheet piece 14 is formed of a series of back side sheets 12 through the inside and outside of the pocket 16, so that the finger to be inserted into the pocket 16 is inserted. When inserting, the said anti-body side surface 12a acts as a finger insertion guide part. In other words, the wearer applies a finger to the external body side 12a exposed to the outside and acts as the finger insertion guide, and is formed by the mini-sheet piece 14 and the anti-body side surface 12a covered with the mini-sheet piece 14. By sliding the finger toward the finger insertion opening 19a of the pocket 16, the use state shown in FIG. 6 can be achieved by a simple operation as if a hand is inserted into the pocket.
[0033]
The front side sheet 11 and the back side sheet 12 are joined at the peripheral edge 15 of both sheets 11 and 12 to seal the absorbent body 13, and the integrally formed absorbent layer 2 is attached to the pocket 16. With the fingertips in contact with the opposite body surface 12a of the back sheet 12, the flexibility of the fingertip allows the user to feel the unevenness of the labial portion of the body to which the front sheet 11 is applied. I have. Compared to what is expected to be formed of a relatively hard material for the purpose of maintaining a three-dimensional shape as in the conventional special table 2001-509402, this point is to be worn at an appropriate position by groping. Becomes easy. In other words, as shown in FIG. 6, the interlabial pad is inserted as shown in FIG. 7, with the fingerprint surface side of the first joint of the finger in contact with the opposite body side surface 12a of the back sheet 12. When 1 is guided to the labia 18, the body side surface 11 a of the surface side sheet 11 is brought into contact with the labia 18, and the unevenness of the labia 18 can be sensed by the belly of a sensitive finger to be guided more accurately in the concave labia 18 .
[0034]
Further, when removing the absorbent layer 2 from the labia, as in the case of wearing, the finger is placed on the external body side surface 12a exposed to the outside that acts as the finger insertion guide, and the mini sheet piece 14 and the mini sheet piece 14 The finger is inserted into the pocket 16 by a simple operation such as inserting a hand into the pocket by sliding the finger toward the finger insertion opening 19a of the pocket 16 formed by the anti-body side surface 12a covered with It is possible to remove easily without getting your hands and fingers dirty.
[0035]
That is, as shown in FIG. 6, the interlabial pad 1 is inserted as shown in FIG. 7, with the fingerprint side of the first joint of the finger in contact with the opposite body side surface 12a of the back side sheet 12. When guiding to the labia, the body side surface 11a of the surface side sheet 11 is brought into contact with the labia 18 and the unevenness of the labia 18 can be sensed by the sensitive belly of the labium 18 to be guided more accurately in the concave labia 18.
[0036]
As shown in FIG. 8, the mini sheet piece 14 has a length in a range of 10% or more in the longitudinal direction with respect to the absorbent layer 2 and is biased in the longitudinal direction of the back surface side sheet 12. By being provided at the position, it can be clarified that the insertion direction of the finger is the direction of A. In this sense, “the length of 10% or more of the mini sheet piece 14” plays a role of implying the insertion direction of the finger in the interlabial pad 1 according to the present invention.
[0037]
Further, as shown in FIG. 8, the second non-joining portion 19b at a position facing the finger insertion port 19a, which is the first non-joining portion, in which the mini sheet piece 14 and the back side sheet 12 are not joined, is provided. If the back side sheet 12 is joined to the non-body side surface 12a, as shown in FIG. 9A, the wearer's fingertips are completely hidden in the second non-joined portion 19b, as shown in FIG. The fingertip is not exposed and is hygienic.
[0038]
Note that Japanese National Publication No. 6-506368 discloses a urinary incontinence prevention pad provided with a bag-like finger insertion hole on the surface opposite to the body side. `` It is in a collapsed state but expands when a finger is inserted '', so the insertion hole is normally closed and if you do not point your finger in a direction perpendicular to the urinary incontinence prevention pad, Disadvantages in the use state where it is impossible to insert a finger into the insertion hole or it is necessary to forcefully insert the finger into the collapsed linear finger insertion slot There is.
[0039]
In other words, as in this embodiment, the finger is placed on the external body side 12a exposed to the outside that acts as the finger insertion guide, and formed by the mini-sheet piece 14 and the anti-body surface 12a covered with the mini-sheet piece. Compared with the case where the finger can be inserted into the pocket 16 by a simple operation such as inserting a hand into the pocket by sliding the finger toward the finger insertion opening 19a of the pocket 16 to be inserted, It is difficult to carry out in a groping state, and a problem that it is necessary to insert a finger aiming at the insertion hole to be inserted into the insertion hole can be predicted.
[0040]
<Dimension of interlabial pad>
The length in the short direction of the interlabial pad 1 is preferably 10 to 60 mm, more preferably 30 to 50 mm. In this case, when the length is longer than 60 mm, the wearer's thigh and the edge of the interlabial pad 1 come into contact with each other, and friction is generated between the two each time the wearer moves. When the frictional force exceeds the force of the labium itself holding the interlabial pad 1, the interlabial pad 1 may fall off from between the labial areas. When the length is shorter than 10 mm, the interlabial pad 1 cannot have a sufficient area and volume so that the interlabial pad 1 can be interposed between the labia, and the interlabial pad 1 tends to fall off.
[0041]
The length of the interlabial pad 1 in the longitudinal direction is preferably 60 to 150 mm, more preferably 80 to 120 mm. In this case, if the length is longer than 150 mm, the contact surface between the anti-body surface of the interlabial pad 1 and the underwear is too large, and a frictional force stronger than the holding force of the interlabial pad 1 by the labium itself occurs. The interlabial pad 1 may fall off. On the other hand, if it is shorter than 60 mm, the interlabial pad 1 cannot have a sufficient area and volume so that it can be interposed between the labia, and the interlabial pad 1 tends to fall off.
[0042]
The thickness of the interlabial pad 1 is preferably 0.5 to 20 mm, more preferably 2 to 10 mm. Since the interlabial pad 1 is mounted between the sensitive labia, if the thickness is 20 mm or more, the wearer will feel a foreign object when worn. On the other hand, in the case of 0.5 mm or less, the capacity of the contained absorbent body tends to be insufficient for absorption of menstrual blood, and menstrual blood may ooze out from the interlabial pad 1.
[0043]
For the water-permeable sheet disposed on the body side of the interlabial pad, a material that is liquid hydrophilic and does not irritate the skin is used. Examples of such materials include meltblown, spunbond, pointbond, through air, pointbond, needle punch, wet, wet spunlace, nonwoven fabric obtained from a production method such as foam film, or a combination of these. It is done.
[0044]
[Component material of interlabial pad]
<Water-permeable sheet>
For the water-permeable sheet disposed on the body side of the interlabial pad, a material that is liquid hydrophilic and does not irritate the skin is used. Examples of such materials include meltblown, spunbond, pointbond, through air, pointbond, needle punch, wet, wet spunlace, nonwoven fabric obtained from a production method such as foam film, or a combination of these. It is done. In addition, examples of the fibrous sheet include those in which fibers made of rayon, acetate, cotton, pulp, or synthetic resin are used alone or in combination to form a core-sheath structure alone or mixed into a sheet. .
[0045]
Among these materials, considering liquid mobility from the inner surface of the labia and chemical stimulation by the active agent, fibers mixed with natural cotton 5-30%, rayon or acetate 70-95%, 20-20% 50 g / m 2 A spunlace nonwoven fabric in which the fibers are entangled with each other by hydroentanglement and dried to adjust the thickness in the range of 0.3 to 1.0 mm is preferable. The yarn quality used in this case is selected from the range of 2.2 to 6.6 dtex, in the range of 15 to 60 mm for natural cotton, in the range of 25 to 51 mm for rayon or acetate.
[0046]
<Absorber>
As a material used for the absorber, pulp, chemical pulp, rayon, acetate, natural cotton, polymer absorber, fibrous polymer absorber, and synthetic fiber can be used alone or a mixture thereof.
[0047]
As the sheet-like material, these may be used after being processed into a sheet-like or powdery form, and are not limited to the method of use.
[0048]
The absorbent body only needs to be capable of absorbing and retaining a liquid (body fluid), but is preferably bulky, hardly deformed, and has little chemical irritation. Specifically, fibers laminated with rayon or acetate selected from the range of 1.1 to 4.4 dtex at a mixing ratio of 60 to 90% and fibrous polymer absorber 10 to 40% are entangled by needling, Sheet weight per unit 150-500 g / m 2 , A non-woven sheet having a bulk of 2 to 5 mm.
[0049]
When the absorbent body as described above is incorporated into the interlabial pad, it can be appropriately adjusted by adjusting the bulk, overlapping, folding or the like as necessary.
[0050]
<Impermeable sheet>
As the material of the water-impermeable sheet used for the interlabial pad, a material that can prevent menstrual blood held in the absorbent body from leaking out of the interlabial pad can be used. In addition, by using a moisture-permeable material, it is possible to reduce stuffiness at the time of wearing, and to reduce discomfort at the time of wearing.
[0051]
Examples of such a material include a sheet-like film formed from a synthetic resin, a breathable film obtained by filling an inorganic filler and stretching, paper, a laminate of a nonwoven fabric and a film, 10-30 For example, an air-permeable liquid blocking sheet obtained by disposing the capillary so as to face the absorbent body within a range of 0.1 to 0.6 mm in pore diameter can be used.
[0052]
Further, when considering flexibility that does not impair the wearing feeling, for example, the density is 0.900 to 0.925 g / cm. 3 15-30 g / m in weight based on low density polyethylene (LDPE) resin 2 It is preferable to use a film obtained from the above range.
[0053]
<Mini sheet piece>
The mini sheet piece may be made of the same material as the water-permeable sheet or the water-impermeable sheet described above, but it is preferable to use a material that has at least a stretchability or stretchability in the lateral direction.
[0054]
By using such a material for the mini sheet piece, even if the wearer's fingertip size is larger than the set finger insertion port, the mini sheet piece is at least in the width direction according to the finger size. Therefore, the interlabial pad according to the present invention can be effectively used regardless of the wearer's fingertip size.
[0055]
Examples of the originally stretchable material include styrene-butadiene-styrene block copolymer (SBS), styrene-isoprene-styrene block copolymer (SIS), synthetic rubber such as urethane, 0.88-0. 900 g / cm 3 Examples thereof include a film made of an amorphous olefin resin selected from these densities, a perforated foam film, and a net. Further, a woven fabric or a fabric in which a spun filament made of synthetic rubber is used as a raw material can be used. Furthermore, a spunbond nonwoven fabric, a meltblown nonwoven fabric, and a foamed foam sheet mainly composed of synthetic rubber can also be used.
[0056]
In consideration of the flexible texture during wearing, the thickness is preferably adjusted to 15 to 40 microns and the hole area is 0.28 to 1.77 mm. 2 And an open form formed from SEBS as a raw material and having an open area ratio of 40 to 70%.
[0057]
As the nonwoven fabric, composite synthetic fibers such as PE / PP, PE / PET, PP / PP, etc. having heat-shrinkability, in which the core component is composed of a high melting point and the sheath component is composed of a low melting point component, are used as raw materials. Spunlace nonwoven fabric entangled, shrink-type nonwoven fabric that has been treated with reheated air to promote fiber shrinkage, so-called stretchable span that has been subjected to tentering in the longitudinal direction after continuous long fibers are formed into a sheet by heat sealing Bond etc. are mentioned.
[0058]
More specifically, it has a heat shrinkability in which the thickness is in the range of 2.2 to 6.6 dtex, the length is in the range of 38 to 51 mm, the core component is composed of a high melting point, and the sheath component is composed of a low melting point component. Using composite synthetic fibers such as PE / PP, PE / PET, and PP / PP as raw materials, the basis weight is 20 to 60 g / m 2 The shrink type nonwoven fabric adjusted to the above range can be cited as a suitable material that is flexible and rich in drape. Also, laminates of the materials as described above can be used.
[0059]
When using a non-extensible material with extensibility, PE / PP, PE / PET having a heat shrinkability in which the core component is composed of a high melting point and the sheath component is composed of a low melting point component from the nonwoven fabric. A bulky through-air nonwoven fabric made of composite synthetic fiber such as PP / PP, treated with hot air, spunlace nonwoven fabric in which fibers are entangled with water pressure, spunbond nonwoven fabric in which continuous fibers are laminated into a sheet, needle In addition to needle punched nonwoven fabric in which fibers are entangled with each other, SMS nonwoven fabric in which spunbond and meltblown are laminated in multiple layers, a perforated foam film, a film mainly composed of PE resin, etc. alone or in combination The material which consists of.
[0060]
It is also possible to provide extensibility by corrugating by fitting the material as described above between male and female molds and embossing the shape by heat, temperature and pressure. More specifically, the thickness is in the range of 2.2 to 4.4 dtex, and the basis weight is 20 to 60 g / m. 2 And a through-air non-woven fabric mainly composed of composite synthetic fibers adjusted in the above range is subjected to corrugation so as to be stretchable in the lateral direction. The corrugating process has an extensibility of at least 10% or more, more preferably an arrangement of male and female molds so that the extensibility is in the range of 20 to 50%, more preferably 30% It is desirable that the load at the time of extension has a behavior in the range of 0.01 to 0.05 N / 25 mm (test conditions: Tensilon tensile tester, speed 100 mm / min, chuck interval 100 mm).
[0061]
As another method for imparting extensibility, a method of cutting a cut line or a circle can be used.
[0062]
<Adhesive>
Examples of the adhesive that can be used include an aqueous polymer, a crosslinking agent, a plasticizer, and a gel adhesive composed of moisture. More specifically, examples of the aqueous polymer include gelatin, sodium polyacrylate, polyvinyl alcohol, carboxymethyl cellulose and the like, and water-soluble metal salts such as calcium chloride and magnesium sulfate are generally used as the crosslinking agent. Examples of the plasticizer include glycerin, wax, and paraffin.
[0063]
In addition, a pressure-sensitive hot melt pressure-sensitive adhesive can also be used as a pressure-sensitive adhesive for forming the pressure-sensitive adhesive part. The pressure-sensitive hot melt pressure-sensitive adhesive is mainly composed of synthetic rubber resins such as SIS, SBS, styrene-ethylene-butadiene-styrene block copolymer (SEBS), and styrene-ethylene-propylene-styrene block copolymer (SEPS). And a tackifier such as terpene resin or rosin resin and a plasticizer such as wax are melted and mixed therewith.
[0064]
Furthermore, a silicone resin pressure sensitive adhesive can also be used. Silicone resin-based adhesive is a mixture of silicone resin and fluororesin as main components, mixed with cross-linking agents such as metal salts such as platinum, molybdenum and antimony, plasticizers such as ester wax, glycerin and machine oil. Etc.
[0065]
As described above, there are many types of pressure-sensitive adhesives for forming the pressure-sensitive adhesive part, but it is preferable to use a pressure-sensitive hot melt pressure-sensitive adhesive in consideration of coating stability. Examples of the pressure-sensitive hot melt pressure-sensitive adhesive having high coating stability include those obtained by melt-mixing 15 to 25% by weight of SEBS, 15 to 35% by weight of a plasticizer, and 40 to 70% by weight of a tackifier. About this pressure-sensitive hot melt pressure-sensitive adhesive, an antioxidant, an anti-fluorescent agent, etc. may be added in the range of 0.1 to 1.0% by mass.
[0066]
In addition, it is preferable to coat | cover the adhesion part with the sheet | seat which coats a silicone resin to the thin paper generally used as a release paper, or the sheet | seat which coats a silicone resin to a plastic film. By doing so, it is possible to prevent the adhesive portion from being soiled or peeled off during storage.
[0067]
[Composition of interlabial pad with biodegradability, water dispersibility, and water solubility]
The interlabial pad of the present invention is preferably composed of a biodegradable material and / or a water-dispersible material and / or a water-soluble material. This is because such an interlabial pad can be dropped and flushed in the toilet after use, so that the pad can be discarded easily and cleanly, and the dust in the toilet can be reduced.
[0068]
In the present specification, “biodegradable” means that a substance such as carbon dioxide or methane is present under anaerobic or aerobic conditions in the presence of bacteria such as actinomycetes or other microorganisms in accordance with natural processes. The biodegradability (biodegradation rate, biodegradability, etc.) of the substance is generally recognized as a naturally occurring material such as fallen leaves or biodegradability in the same environment. Comparing with synthetic polymer. “Water dispersibility” means the same as water disintegration, and there is no effect with a limited amount of water (menstrual blood) at the time of use, but in a large amount of water or water stream, fibers are at least general This means that it is easily dispersed into small pieces that do not clog the toilet piping. “Water-soluble” refers to the property of being soluble in a large amount of water or water stream, although it is not affected by a limited amount of water (menstrual blood) at the time of use.
[0069]
<Water-permeable sheet>
As a material that can be used for the water-permeable sheet, in addition to the spunlace nonwoven fabric, a wet spunlace nonwoven fabric having a fiber length selected from a range of 1 to 15 mm can be used. As other materials, biodegradable resins by hydrolysis such as polylactic acid and polybutylene succinate can also be used. For example, the basis weight made from polylactic acid is 20-60 g / m 2 15-30 g / m of meltblown nonwoven fabric and basis weight adjusted in the range of 2 And a spunbonded nonwoven fabric whose fiber thickness is adjusted in the range of 1.1 to 3.3 dtex. Each nonwoven material may or may not be subjected to a hole opening treatment.
[0070]
Other materials include acetate, synthetic fiber alone or tow which is a continuous fiber of laminate 50 to 300 g / m 2 It can also be used by adjusting to the range of and defibering the fibers.
[0071]
<Absorber>
As a material that can be used for the absorbent body, a nonwoven fabric sheet obtained by needling can be used. In view of biodegradability of the polymer absorbent material, it is preferable to use carboxymethyl cellulose fiber.
[0072]
<Impermeable sheet>
Examples of materials that can be used for the water-impermeable sheet include a PVA film, a film sheet that has been subjected to water repellent treatment on one or both sides of the PVA film, or a silicone, a PVA film mixed with silicone, a starch film, a polylactic acid, or A laminated paper with a film, tissue or the like using a biodegradable resin by hydrolysis such as polybutylene succinate as a raw material can be used. If necessary, an inorganic pigment may be mixed within a range of 0.1 to 5% for coloring.
[0073]
In consideration of maintaining leakproofness under excessive humidity and not giving an excessive load to the purification layer, a film made of polylactic acid as a raw material has a basis weight of 15 to 20 g in a thickness range of 10 to 20 microns. / M 2 Laminated paper that is laminated with a tissue selected from the above range and further provided with a lamination area ratio of 5 to 40% at the time of lamination is suitable.
[0074]
<Mini sheet piece>
As materials that can be used for the mini sheet pieces, films made from biodegradable materials such as polylactic acid and polybutylene succinate, spunbond nonwoven fabrics, meltblown nonwoven fabrics, or water-soluble materials such as PVA and CMC are used as raw materials. Examples thereof include films, nonwoven fabrics, water dispersible tissues mainly composed of cellulose fibers, regenerated cellulose fibers, etc., spunlace nonwoven fabrics, and the like.
[0075]
Preferably, a spunbond nonwoven fabric or a meltblown nonwoven fabric mainly composed of a biodegradable material having a thickness in the range of 0.1 to 3.3 dtex and a basis weight of 15 to 40 g / m. 2 The sheet is adjusted to the above range, and is obtained by performing a mechanical corrugation process in advance.
[0076]
By providing the following as the new interlabial pad 1 as described above, it is possible to put the finger on the finger guide part and attach / detach the interlabial pad 1 to / from the body through the finger insertion opening 19a. It is possible to make it possible to carry out with easy work while reducing the above. That is, “the absorbent layer 2 formed by enclosing an absorbent body 13 that absorbs bodily fluid between a water-permeable surface-side sheet 11 for contact with the body side and a back-side sheet 12 disposed to face the surface-side sheet 11. In the interlabial pad 1 provided, the absorbent layer 2 has a substantially elongated shape in plan view, and a part or all of the absorbent layer 2 can be sandwiched between the labia of the body to obtain a holding force. A finger having a size, weight, and flexibility, and having a finger insertion opening 19a for attaching / detaching the absorbent layer 2 to / from the body on a part of the non-body side surface 12a of the absorbent layer 2. A pocket 16 is provided as a fixing means, and the non-body side surface 12a of the absorbent layer 2 where the pocket 16 is not provided is exposed to the outside, and the exposed anti-body side surface 12a of the absorbent layer 2 is exposed to the outside. When inserting a finger into the finger insertion opening 19a , It is possible to provide an interlabial pad "that characterized in that for guiding the finger to the finger insertion opening 19a.
[0077]
The interlabial pad 1 described above can be manufactured through the following manufacturing process.
[0078]
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Before describing a method for manufacturing an interlabial pad according to the present invention, the interlabial pad provided by the manufacturing method will be briefly summarized.
[0079]
By providing the following as the new interlabial pad 1 as described above, it is possible to put the finger on the finger guide part and attach / detach the interlabial pad 1 to / from the body through the finger insertion opening 19a. It is possible to make it possible to carry out with easy work while reducing the above. That is, “the absorbent layer 2 formed by enclosing an absorbent body 13 that absorbs bodily fluid between a water-permeable surface-side sheet 11 for contact with the body side and a back-side sheet 12 disposed to face the surface-side sheet 11. In the interlabial pad 1 provided, the absorbent layer 2 has a substantially elongated shape in plan view, and a part or all of the absorbent layer 2 can be sandwiched between the labia of the body to obtain a holding force. A finger having a size, weight, and flexibility, and having a finger insertion opening 19a for attaching / detaching the absorbent layer 2 to / from the body on a part of the non-body side surface 12a of the absorbent layer 2. A pocket 16 is provided as a fixing means, and the non-body side surface 12a of the absorbent layer 2 where the pocket 16 is not provided is exposed to the outside, and the exposed anti-body side surface 12a of the absorbent layer 2 is exposed to the outside. When inserting a finger into the finger insertion opening 19a , It is possible to provide an interlabial pad "that characterized in that for guiding the finger to the finger insertion opening 19a.
[0080]
The interlabial pad 1 described above can be manufactured through the following manufacturing process.
[0081]
[Steps of First Manufacturing Method]
A first manufacturing method of the interlabial pad 1 which is one embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. This first manufacturing method is:
a) A front-side sheet continuous member 110 in which a material that becomes the front-side sheet 11 located on the body side in the mounted state is continuous, and a back-side sheet continuous member 120 in which a material that becomes the back-side sheet 12 located on the opposite side is continuous. And a step of superposing so as to enclose the absorber 13;
b) Adhesive or the like for a part or all of the side (the side facing the non-body side) of the mini sheet piece continuous member 140, which is continuous with the material to be the mini sheet piece 14, facing the back surface side sheet continuous member 120. A temporary fixing means is applied, cut to a predetermined length on a roll with suction 143 and separated into a plurality of mini-sheet pieces 14, and the mini-sheet pieces 14 are separated from the back-side sheet continuous member 120 from the roll with suction 140. B process to transfer and paste on the body side;
c) Absorber 13, surface-side sheet continuous member 110 and back-side sheet continuous member 120, or surface-side sheet continuous member 110, back-side sheet continuous member 120, and mini-sheet piece 14 excluding absorber 13 C process which mutually joins at the periphery of absorber 13 and forms continuous absorption layer 200,
d) A d step of providing a predetermined width from the absorber 13 and cutting an unnecessary portion of the peripheral edge portion 15 to form an outer contour of the interlabial pad 1.
[0082]
Hereinafter, the manufacturing process of 1st Embodiment is demonstrated concretely. FIG. 10 is a diagram showing a series of manufacturing steps of the interlabial pad 1.
[0083]
[Step a]
First, the raw material supply process will be described. The surface-side sheet continuous member 110 is unwound from the original roll 110 </ b> A, passes through the meandering correction device 111, and then sent to the hot melt adhesive application device 112. After the hot melt adhesive is continuously applied by the application device 112, the surface side sheet continuous member 110 is fed so as to pass over the roll 113.
[0084]
On the other hand, the back surface side sheet continuous member 120 is unwound from the original roll 120 </ b> A, passes through the meandering correction device 121, and then sent to the hot melt adhesive application device 122. After the hot melt adhesive is continuously applied by the application device 122, the back surface side sheet continuous member 120 is sent so as to pass under the roll 123.
[0085]
The continuous absorbent body 130 is unwound from the raw roll 130 </ b> A and cut into individual absorbent bodies 13. Then, it is sent between the rolls 113 and 123.
[0086]
In step a, the backside sheet continuous member 110 and the absorber 13 are integrally formed by previously applying a hot-melt adhesive on the side where the backside sheet continuous member 120 and the absorber 13 face each other. Means to do this may be provided. Similarly, by applying a hot melt adhesive in advance on the side where the surface side continuous sheet member 100 and the absorbent body 13 face each other, the surface side sheet continuous member 100 and the absorbent body 13 face each other. Means for integrally forming the sheet continuous member 110 and the absorber 13 may be provided.
[0087]
The above-described hot melt adhesive is generally used as a so-called hot melt applicator. Specifically, the hot melt melted by heating in a melting tank (not shown) is pumped to the supply hose by various pumps such as a gear pump and a plunger pump, and sent into the manifold. Is applied from a nozzle having a predetermined shape. In this case, the hot melt application pattern may be arbitrarily selected from linear, planar, spiral, Ω, spray, and mesh, and is a pressure sensitive type heated in the range of 120 ° C to 180 ° C. 1-10 g / m of hot melt 2 Apply in the range.
[0088]
Moreover, in suitable embodiment, it is preferable that the absorber 13 is not inserted | pinched in the peripheral part 15 to which the surface side sheet | seat 11 and the back surface side sheet | seat 12 join. In order to do this, for example, only the front side sheet 11 and the back side sheet 12 are joined, and then the absorber 13 is confined in a bag-like shape surrounded by the joint part at the peripheral part. In this regard, when the absorber 13 is sandwiched and joined to the peripheral edge portion 15, the peripheral edge portion 15 becomes hard. In this embodiment, as described above, the absorber 13 is By avoiding pinching at the peripheral edge 15 to be joined, it is avoided that the peripheral edge 15 becomes hard, and the wearing feeling is more suitable.
[0089]
The size of the absorbent body 13 may be the same as that of the interlabial pad 1, and 2 to 2 from the outermost contour of the interlabial pad 1 in order to prevent the absorbent body 13 from being sandwiched between the peripheral edges 15. It is good also as a dimension reduced so that the space | interval of the range of 10 mm may be provided.
[0090]
[Step b]
Next, the attachment process of the mini sheet piece 14 will be described.
[0091]
In step b, the mini-sheet piece continuous member 140 is unwound from the original roll 140A, passes through the meandering correction device 141, is sent to the hot melt coating device 142, and is coated with the hot melt adhesive. By applying suction pressure by suction to the roll with suction 143 provided with a plurality of holes from the inside, it is held on the roll with suction 143 and is kept in this state by a cut roll provided with a cutting blade. Cut it.
[0092]
The mini-sheet piece 14 cut to a predetermined length is transferred to the back-side sheet continuous member 120 side and bonded together with the adhesive applied earlier. At this time, in order to prevent wrinkles from occurring in the finished product, the speed at which the continuous absorbent layer 220 is conveyed and the speed at which the cut mini-sheet pieces 14 are dropped are the same. By providing this step, a finger insertion opening 19a for inserting a finger is formed between the back sheet 12 and the mini sheet piece 14.
[0093]
As the hot melt, a pressure-sensitive hot melt is used, and in order to stabilize the width of the finger insertion port 19a, a coating pattern such as a stripe shape, a linear shape, or an Ω shape is preferable, and a range of 140 to 180 ° C. With a basis weight of 5 to 100 g / m 2 The one adjusted in this range is applied to the left and right sides with an interval for forming the finger insertion port 19a.
[0094]
[Process c]
Next, the adhesion fixing process of the absorber 13, the said surface side sheet | seat continuous member 110, and the said back surface side sheet | seat continuous member 120 is demonstrated.
[0095]
The supply of the absorber 23 is performed in synchronization with the supply of the front surface side sheet continuous member 110 and the back surface side sheet continuous member 120. Between the upper shaft roll 61 and the lower shaft roll 62, the front surface side sheet continuous member 110 and the absorbent layer 2 bonded with the mini sheet piece 14 are passed, and the back surface side sheet continuous member 120 is passed, and the absorber 23 In a state where the roller is sandwiched, pressure is applied from above and below by a pressurizing mechanism provided on the upper shaft roll 61 and the lower shaft roll 62, and the absorbent body 13 is bonded and fixed to form the peripheral portions 15 and 17. As a result, the continuous absorption layer 220 is formed.
[0096]
The upper shaft roll 61 has a smooth surface shape, and the lower shaft roll 62 has an embossed portion of 0.7 mm per corner. 2 And an emboss pattern in which three rows of the embossed portions are arranged at an interval of 1 mm and an angle of 45 °. The upper shaft roll 6 is adjusted to have a heat in the range of 70 ° C. to 120 ° C. and the lower shaft roll 62 has a temperature in the range of 90 ° C. to 140 ° C., and the heat seal is adjusted to have a linear pressure of 300000 to 900000 N / m. Done.
[0097]
[D process]
Next, the excision (round cut) process of the continuous absorption layer 204 with a mini sheet piece is demonstrated.
[0098]
The cutting device 90 into which the continuous absorbent layer 204 with a mini sheet piece is fed is a receiving roll in which the lower shaft roll 92 has a flat shape, and is completed by applying pressure to the upper shaft roll 91 that is a cutter roll provided with a cutter blade. A part unnecessary for the structure of the interlabial pad 1 as a product is round-cut. By passing through the cutting device 90, the continuous absorbent layer 200 is cut into the interlabial pad 1 for each product unit in which a smooth contoured outer contour is formed.
[0099]
The individual interlabial pads 20 thus completed are then shipped through processes such as packaging and packing.
[0100]
[E process]
10A, between the c process and the d process, as indicated by a two-dot chain line, the continuous absorbent layer 204 to which the mini sheet piece 14 is attached is indicated by a vertical axis center line (indicated by a one-dot chain line in FIG. 2). It is also possible to go through step e, which is a step of folding substantially along the symbol A). As shown in FIG. 10 (B), this e step is performed from the left or right side of the continuous absorbent layer 204 with the folded mini-sheet piece provided in the traveling direction (arrow B in FIG. 10 (B)) from the back side sheet. After folding so that the continuous members 120 face each other, or the front side sheet continuous members 110 face each other, it is conveyed toward the step d so that the peripheral portions 15 and 17 are cut. You can also. As described above, by cutting the sheet in half, the continuous absorption layer 204 with a three-dimensional mini sheet piece can be cut accurately regardless of the presence of the absorber 13 contained therein. Become.
[0101]
[Step f]
Furthermore, in order to further enhance the stability of the e process for folding along the vertical axis center line A, the continuous absorbent layer 200 is folded along the vertical axis center line A along the compression line. It is also preferable to provide a dredging step f. By incorporating such a process, when cutting the folded continuous absorption layer 204 with the mini-sheet piece, a left and right uniform cut shape can be stably secured.
[0102]
For example, a pattern roll formed by forming a disk that is linear and continuous with respect to the flow direction of the production line is provided with a convex portion having a width of 0.5 to 3 mm. A roll and a flat roll are heated in a range of normal temperature to 150 ° C., and are adjusted so as to have a linear pressure of 300,000 to 900,000 N / m along the longitudinal axis A of the continuous absorbent layer 2 being conveyed. It can also be embossed by an embossing roll or the like.
[0103]
When the interlabial pad 1 manufactured with such a signature is made into an individual package shown in FIGS. 11 to 13 to be described later, it is easy to store such a package when it is stored in the packaging container 40. In addition, there is an advantage that the storage state is not bulky because there is a signature. In particular, as shown in FIG. 12, the folds of the mini sheet piece 14 and the absorbent layer 2 are in opposite directions (the direction in which the fold part of the mini sheet piece 14 and the fold part of the absorbent layer 2 are separated from each other). ), It is easy to take out the interlabial pad 1 from the individual package and insert a finger into the pocket 16 through the finger insertion port.
[0104]
And when the fold part (vertical axis centerline A) is provided in the continuous absorption layer 200, this fold part becomes a convex area | region, and the same function as the convex protruding area | region 28 mentioned later There is also an advantage that it is easy to sandwich the absorption layer 2 between the labia. FIG. 14 is a diagram showing a state where the absorbent layer 2 is sandwiched between the labia.
[0105]
[Step of Second Manufacturing Method]
Next, the 2nd manufacturing method of the interlabial pad 1 replaced with the said 1st manufacturing method which is one embodiment of this invention is demonstrated. FIG. 15 is a process diagram of the second manufacturing method.
[0106]
This second manufacturing method is
a1) In the mounted state, the absorbent body 13 includes a front-side sheet continuous member 110 in which the front-side sheet 11 located on the body side is continuous, and a back-side sheet continuous member 120 in which the back-side sheet 12 located on the side opposite to the body is continuous. A1 step of forming a continuous absorption layer 200 by superposing so as to include
b1) The b1 step of forming the peripheral edge 15 by joining the front surface side sheet continuous member 110 and the back surface side sheet continuous member 120 around the absorber 13 included in the absorbent layer 2 to each other;
c1) Apply an adhesive to the side facing the non-body side of the back-side sheet continuous member 120 of the mini-sheet piece continuous member 140, cut to a predetermined length on a roll with suction, and form the mini-sheet piece 14; C1 step of transferring from the suction roll to the opposite body side of the back side continuous sheet member 120 and attaching the mini sheet piece 14;
d1) A predetermined width is provided from the absorber 13 to cut the peripheral portions 15 and 17 to form an outer contour of the interlabial pad 1.
[0107]
In this manufacturing process, by passing from the said b1 process to c1 process, in the peripheral parts 15 and 17 which form the periphery of the absorber 13, first, the surface side sheet | seat continuous member 110 and the back surface side sheet | seat continuous member 120, Are joined together to form the peripheral edge 15. For this reason, since the mini-sheet piece 14, the front-side sheet continuous member 110, and the back-side sheet continuous member 120 are not integrally heat-sealed, a flexible texture of the peripheral edge portion 15 can be formed.
[0108]
That is, the major difference between the manufacturing process of FIG. 10A and the manufacturing process of FIG. 15 is that the c process of FIG. 10A and the b1 process of FIG. It is to be either before or after placing. That is, if the process is to be performed after the mini-sheet piece 14 is disposed, the front-side sheet continuous member 110, the back-side sheet continuous member 120, and the mini-sheet piece 14 are joined at one time. If this process is performed before 14 is disposed, first, the front-side sheet continuous member 110 and the back-side sheet continuous member 120 are joined.
[0109]
[Storing the interlabial pad of this embodiment]
The interlabial pad 1 with a pocket by the mini sheet piece 14 formed in the short direction of the absorbent layer 2 as described above is an individual package including the interlabial pad to which the mini sheet piece 14 for finger insertion is attached. It is preferable to store as shown in FIGS.
[0110]
That is, as shown in FIG. 11, the package of the interlabial pad inclusion of this embodiment has a pocket 16 for finger insertion positioned near the opening 41, and the absorbent layer 2 and the mini folded in two. The interlabial pad 1 is packaged in a different direction from the packaging container 40 so that the pocket 16 as the sheet piece 14 opens naturally. Accordingly, when the packaging container 40 is opened, the finger insertion opening 19a naturally opens due to the plastic deformation of the mini sheet piece 14 and the absorbent layer 2, and the wearer immediately touches the back surface sheet 12 with the belly of the finger in the pocket 16. So that a finger can be inserted.
[0111]
In the present invention, the interlabial pad 1 only needs to be positioned in the packaging container 40 so that the pocket 16 is opened in the vicinity of the opening 41, and the mini-sheet piece 14 absorbs as shown in FIG. When it is narrower than the width of the layer 2, it may be bent with the back side sheet 12 inside.
[0112]
Moreover, the packaging container 40 should just be a form which can insert a wearer's finger in the pocket 16 which the interlabial pad 1 has immediately after opening, for example, as shown in FIG. It may be.
[0113]
[Step of Third Manufacturing Method]
Next, the third manufacturing method will be described. This 3rd manufacturing method is a manufacturing method of the interlabial pad 20 which is a modification of Drawing 1-Drawing 9 mentioned above. Before describing the third manufacturing method, the interlabial pad 20 manufactured by the manufacturing method will be described.
[0114]
<Interlabial pad with raised area>
The interlabial pad 20 has a raised region 28 that protrudes toward the body on the side of the body, FIG. 16 is a perspective view of the interlabial pad 20, and FIG. 17 is a back view of the interlabial pad 20.
[0115]
Unlike the interlabial pad 1 shown in FIGS. 1 to 9, the interlabial pad 20 includes a raised region 28 that is convex along the longitudinal direction of the surface side sheet 21. And by making such a protruding region 28 penetrate deeply into the wearer's labia and further improving the wearer's body adhesion, it is possible to further improve the advantage of the interlabial pad that is rich in adhesion Is. For this reason, the interlabial pad 20 does not have both the ease of wearing, the holding ability and the adhesiveness at the same time, and other sanitary products having similar shapes at first glance. For example, it is remarkably different from a sanitary napkin in which a part of a surface in contact with the body is protruded as disclosed in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-18523.
[0116]
According to the present invention, since the finger can be inserted into the pocket 26 for inserting the finger, the position where the raised region 28 is inserted into the labia by using the finger inserted into the pocket 26 with the belly of the finger. Can be accurately grasped. That is, since the inside of the pocket 26 and the inside of the raised area 28 are integrated, the interlabial pad 20 is inserted while the raised area 28 is inserted deep into the labia using a finger inserted into the pocket 26. It is easy to wear.
[0117]
In this way, the convex raised region 28 can be partly interposed between the labia and can be more firmly fixed between the labia and can directly absorb menstrual blood from the vaginal opening. In addition, the possibility that a gap is generated between the vulva surface and the liquid-permeable surface-side sheet 21 in the region extending in the lateral direction of the raised region 28 can be reduced. Since the generation of the gap between the labium and the interlabial pad 20 can be suppressed as much as possible, the possibility of blocking the passage of menstrual blood flowing in the longitudinal direction of the absorption layer 22 is improved, and the inner wall of the labium is directed to the anti-body side direction. Since the absorption surface of the absorption layer 22 can be kept almost perpendicular to the direction of excretion of menstrual blood flowing in a large amount at high speed, the risk of transfusion from the short direction of the absorption layer 22 is reduced. be able to.
[0118]
<Manufacturing method>
The manufacturing method in the third manufacturing process is a manufacturing method of the interlabial pad 20,
a2) A front-side sheet continuous member 110 in which the front-side sheet 21 located on the body side in the mounted state is continuous, and a back-side sheet continuous member 120 in which a material to be the back-side sheet 22 located on the opposite side is continuous. A2 step of overlapping so as to enclose the absorber 23;
b2) The absorber 23 and the front surface side sheet continuous member 110 and the back surface side sheet continuous member 120 or the front surface side sheet continuous member 110 and the back surface side sheet continuous member 120 excluding the absorber 23 are joined together at the periphery of the absorber 23. And b2 step of forming the continuous absorption layer 220,
c2) The continuous absorbent layer 220 is formed along the longitudinal axis A at the substantially central position in the longitudinal direction of the continuous absorbent layer 220 to form a raised region 28 having a convex shape on the surface side sheet continuous member 110 side. C2 step of deforming so that the hem extending in the lateral direction of the 28 is substantially flat,
d2) A mini-sheet piece 24 cut to a predetermined length is attached to both left and right edge portions in the short direction extending from the convex raised region 28 deformed so as to have a substantially flat shape with an adhesive. A d2 step for restricting the bent portion of the continuous absorption layer 220 from spreading,
e2) The continuous absorbent layer 220 with the mini sheet piece 24 is folded in the lateral direction of the left and right around the longitudinal axis A of the convex raised area 28, and the continuous absorbent layer with the mini sheet piece 24 folded into the two. E2 process in which 220 is transported horizontally;
f2) f2 step of round-cutting the peripheral edge 25 in a state where the conveyed continuous absorption layer 220 with the mini sheet piece 24 is folded in two.
[0119]
In the manufacturing method, the length of the main processing steps (absorber cut to round cut) is significantly shortened compared to conventional sanitary napkins (specifically, the main processing steps of sanitary napkins are The main processing step of the interlabial pad is about 5 m while it is about 20 m). Such shortening of the manufacturing process is achieved by shortening the raw material transport process. That is, in the conventional sanitary napkin manufacturing process, since the material is manually arranged, the emphasis is placed on improving the operability by placing each material close to the worker. Shortening the delivery distance was not very important. Moreover, the sanitary napkin has many components (about 20 components for the interlabial pad, compared to about 20 components for the sanitary napkin), which makes it difficult to shorten the manufacturing process. It was.
[0120]
In addition, since the sanitary napkin is not fitted between the labia when worn, it does not come into contact with the mucous membrane, and even if there is a deviation in the sealing position and cutting position with respect to the absorber position of each constituent material during a long manufacturing process. It has not been particularly problematic to adversely affect the wearing feeling by taking a large allowable range in design.
[0121]
However, since the interlabial pad is used by being sandwiched between the labia, if it is manufactured with the deviation of the sealing position and the cutting position of each constituent member with respect to the absorber position, there is a risk of immediately affecting the wearing feeling. There is. For example, if there is a margin in the scissors for holding down the contained absorbent body (peripheral portion that becomes the ear white of the absorbent layer), this portion may cause irritation to the mucous membrane of the wearer during wearing. End up. In other words, with a small interlabial pad, even if the displacement is about the same as that of a sanitary napkin, the degree of effect is considerably larger than that of a sanitary napkin.
[0122]
For this reason, in the present invention, the feeling of wearing the finished product is more important than the operability in the manufacturing process, and the main processing steps are shortened. After combining, the processing points are placed close to each other to shorten the transport process, thereby reducing the occurrence of misalignment during the manufacturing process and producing a suitable interlabial pad that feels comfortable to wear. It is possible to do that.
[0123]
Hereinafter, the manufacturing process of the third embodiment will be specifically described. FIG. 18 is a diagram showing a series of manufacturing steps of the interlabial pad 20.
[0124]
[Step a2]
First, the raw material supply process will be described. FIG. 19 is a view showing a cut state of the absorber 23.
[0125]
<Step a2-1>
The continuous absorbent body 130 is fed out from the raw roll 130 </ b> A and cut into individual absorbent bodies 23 by the cutting device 50. Then it is sent in the direction of the arrow. At the time of this cutting, four cuts are made simultaneously as shown in FIG. Such incisions will be described in accordance with the numbers shown in FIG. 19B. (1) is useful for bending the absorber 23 (useful in the c2 and e2 steps described later), and (2) and (3) are mini In order to make it easy to attach the sheet piece (useful in the step c2 described later), (4) is provided in order to make the wearer's finger and interlabial pad easier to adapt at the time of wearing.
[0126]
<Step a2-2>
The surface-side sheet continuous member 110 is unwound from the original roll 110 </ b> A, passes through the meandering correction device 111, and then sent to the hot melt adhesive application device 112. After the hot melt adhesive is continuously applied by the application device 112, the surface side sheet continuous member 110 is fed so as to pass over the roll 113.
[0127]
On the other hand, the back surface side sheet continuous member 120 is unwound from the original roll 120 </ b> A, passes through the meandering correction device 121, and then sent to the hot melt adhesive application device 122. After the hot melt adhesive is continuously applied by the application device 122, the back surface side sheet continuous member 120 is sent so as to pass under the roll 123.
[0128]
The above-described hot melt adhesive is generally used as a so-called hot melt applicator. Specifically, the hot melt melted by heating in a melting tank (not shown) is pumped to the supply hose by various pumps such as a gear pump and a plunger pump, and sent into the manifold. Is applied from a nozzle having a predetermined shape. In this case, the hot melt application pattern may be arbitrarily selected from linear, planar, spiral, Ω, spray, and mesh, and is a pressure sensitive type heated in the range of 120 ° C to 180 ° C. 1-10 g / m of hot melt 2 Apply in the range.
[0129]
[Step b2]
Next, the adhesion fixing process of the absorber 23, the said surface side sheet | seat continuous member 110, and the said back surface side sheet | seat continuous member 120 is demonstrated.
[0130]
The supply of the absorber 23 is performed in synchronization with the supply of the front surface side sheet continuous member 110 and the back surface side sheet continuous member 120. The front-side sheet continuous member 110 and the back-side sheet continuous member 120 are passed between the upper-axis roll 61 and the lower-axis roll 62, and provided on the upper-axis roll 61 and the lower-axis roll 62 with the absorber 23 sandwiched therebetween. The pressure mechanism is pressed from above and below, and the peripheral edge of the absorber 23 is bonded and fixed to form the peripheral edge 25. As a result, the continuous absorption layer 220 is formed.
[0131]
The upper shaft roll 61 has a smooth surface shape, and the lower shaft roll 62 has an embossed portion of 0.7 mm per corner. 2 And an emboss pattern in which three rows of the embossed portions are arranged at an interval of 1 mm and an angle of 45 °. The upper shaft roll 6 is adjusted to have a heat in the range of 70 ° C. to 120 ° C. and the lower shaft roll 62 has a temperature in the range of 90 ° C. to 140 ° C., and the heat seal is adjusted to have a linear pressure of 300000 to 900000 N / m. Done.
[0132]
[Step c2]
Next, a process for forming the raised region 28 will be described. FIG. 20 (A) is a view showing the state of FIG. C2 as viewed from above, FIG. 20 (B) is a view showing an entering state of the continuous absorption layer 220, and FIG. 20 (C) is an A view of FIG. It is each sectional drawing of -A view, BB view, and CC view.
[0133]
In the c2 process, the production line (a2 process → b2 process → c2 process → d2 process → e2 process → f2 process) flows from the right to the left in FIG. 18, but as the continuous absorption layer 220 proceeds in accordance with this traveling direction. The continuous absorption layer 220 is deformed into a V shape. Thereby, in the absorption layer 22 of the interlabial pad 20 which is a finished product, the undulation of the convex raised region 28 having a convex cross section along the vertical axis center line A can be gradually increased. It will be molded.
[0134]
As shown in FIG. 20A, the pair of conveying belts 150 and 151 are arranged so as to face each other in the traveling direction E of the production line. The two conveyor belts 150 and 151 are positioned so as to gradually become narrower from the upstream side to the downstream side of the traveling method E (W1> W2).
[0135]
As shown in FIG. 20B, a guide 154 having a flat portion 154A and a V-shaped groove portion 154B as shown in FIG. 20C is provided under the conveyor belts 150 and 151 on the production line. Are continuously arranged in the traveling direction E. And flat part 154A rotates so that the said surface side sheet | seat continuous member 110 and the said back surface side sheet | seat continuous member 120 may be sent out to E direction at the same speed.
[0136]
The flat portion 154A is provided with a suction hole (not shown). Then, on the conveyor belt 150 and the conveyor belt 151 disposed on the flat portion 154A, a hole 150A and a hole 151A having a hole diameter of 3 to 15 mm are provided so as to correspond to the suction holes of the flat portion 154A. A plurality are provided at intervals of 5 to 30 mm.
[0137]
The flat portion 154A is in a state in which the mini-sheet piece 24 and the continuous absorption layer 220 are bonded to each other through the suction belts (not shown) of the guide 154 through the conveying belts 150 and 151 with the holes 150A and 151B by a suction pressure of 1500 to 3000 Pa. The continuous absorption layer 220 is conveyed in the traveling direction E while being held. By doing in this way, it becomes possible to convey the continuous absorption layer 220, preventing that the continuous absorption layer 220 whole is bend | folded by V shape and the space which pastes the mini sheet piece 24 is lost. -ing
[0138]
Here, the width of the flat portion 154A is set in a range of 20 to 40 mm because it is necessary to hold the mini sheet piece 24 flat as a bonding base for bonding the mini sheet piece 24 to the continuous absorption layer 220. ing.
[0139]
As shown in FIG. 20C, the groove depth of the V-shaped groove 154B (distance from the flat portion 154A to the top of the V-shaped groove 154B) and the width of the groove are not constant. Specifically, the groove depth is in the range of 15 mm to 30 mm, and the width W of the V-shaped groove 154B is in the range of 35 to 50 mm at the entrance position (see AA cross section) in the c2 process line. It is formed in a range of 15 to 25 mm at a position (refer to the CC cross section).
[0140]
(Sliding guide)
In the present embodiment, due to the above-described configuration, both side portions of the continuous absorbent layer 220 flowing on the conveyor belts 150 and 151 are lifted up under the influence of the suction, and the continuous absorbent layer 220 is not affected by the suction pressure. The continuous absorption layer 220 naturally becomes V-shaped by trying to keep the position of the middle part of the film as it is.
[0141]
In addition to this, in this embodiment, as a sliding guide that presses the continuous absorbent layer 220 toward the deep part of the V-shaped groove 154B of the guide 154 so that the continuous absorbent layer 220 becomes V-shaped more reliably. A disk-shaped entry guide 153A and an exit guide 153B are provided.
[0142]
The entrance guide 153A and the exit guide 153B are rotating bodies. The entry guide 153A is a free roll (a roll rotated by the force of the material), whereas the exit guide 153B is a drive roll. As described above, since the width between the conveyor belts 150 and 151 is gradually narrowed as described above, the outlet guide 153B is used to prevent the continuous absorbent body 220 from being clogged at the narrowest outlet. This is because it can be sent out by the driving force of the.
[0143]
The entrance guide 153A and the exit guide 153B are processed so that the continuous absorbent body 220 can easily slide on the entrance guide 153A and the exit guide 153B. In this embodiment, since the manufacturing process is short, a roll having a relatively small size is used. Since such a roll is easy to entrain the raw material, in order to prevent such entrainment, the roll surface is used. This is because it is necessary to make the material easy to slide.
[0144]
The entry guide 153A regulates the folding direction so as to be convex toward the topsheet. Further, the outlet guide 153B can be given a certain height by being pushed in deeply by the deformation height of the product from the surface of the conveyor belts 150 and 151. By making it pass in this way, the continuous absorption layer 220 can be surely made into a V shape. Moreover, since both guides 153A and 153B are arranged between the conveyor belts 150 and 151, the continuous absorber 220 is fixed on the conveyor belts 150 and 151, and other places (for example, conveyor Compared with the case where the guide is disposed in front of the belt, the guide can be formed in a V-shape in a stable state.
[0145]
(Eclectic)
In the present embodiment, between the a2 process up to the c2 process and the b2 process, any compromise between a cut line, a broken line, a compression line, etc. is made with respect to the longitudinal center line A of the continuous absorption layer 220. It is possible to keep the base point to be deformed into a V shape on the center line of the product and to keep the folding position constant. By providing such a fold, the continuous absorption layer 220 can be easily deformed along the V-shaped groove 154B, and can be manufactured with reduced generation of distortion.
[0146]
For example, the cut line is a rotary cutter formed by forming a blade that is linear and continuous with respect to the flow direction E of the production line, and the compression line has a width of 0.5 to 3 mm. It can also be processed by a so-called rotary cutter or the like adjusted so as to have a linear pressure of 300,000 to 900,000 N / m along the longitudinal axis A of the continuous absorbent layer 22 conveyed by a roll provided with convex portions. .
[0147]
(Finger insertion restriction)
Furthermore, in the c2 step, in order to prevent the finger inserted into the pocket portion from the finger insertion port 29a from being excessively inserted in the front portion of the interlabial pad 20 (the portion corresponding to the vicinity of the clitoris when worn) The process of forming the finger insertion control part formed by mutually adhering the opposite body side surfaces of the back surface side sheet 22 can also be included.
[0148]
Specifically, as shown in FIG. 21, a hot melt adhesive applicator 155 is disposed, and the adhesive is applied to the vertical axis center line A portion of the back surface side sheet continuous member 120. And the back surface side sheet | seat continuous member 120 of the said vertical axis | shaft centerline A part is adhere | attached in the folded state with the adhesive agent apply | coated to the back surface side sheet | seat continuous member 120.
[0149]
The hot melt adhesive is generally used as a so-called hot melt applicator, heated in a melting tank (not shown), and hot melted in a molten state is pumped to a supply hose by a gear pump. Then, hot melt fed into the manifold is pressed out and applied from a nozzle having a predetermined shape. The coating pattern can be arbitrarily used, such as linear, planar, spiral, Ω, spray, mesh, etc., and has a basis weight of 5 to 50 g of pressure-sensitive hot melt heated in the range of 140 to 180 ° C. / M 2 In this range, it is intermittently applied with a length of 3 to 10 mm to the end portion of the mini sheet side product on the vertical axis center line A toward the continuous back surface side sheet continuous member 110.
[0150]
[Step d2]
Next, the attachment process of the mini sheet piece 24 will be described. FIG. 22 is a diagram showing a process of forming a finger insertion restricting portion when a hot melt adhesive is applied to the mini sheet piece continuous member 140.
[0151]
In the d2 step, the mini-sheet piece continuous member 140 is unwound from the original roll 140A, passes through the meandering correction device 141, is sent to the hot melt coating device 142, and is applied with the hot melt adhesive. In this case, as shown in FIG. 22A, a hot melt adhesive can be intermittently applied to the product edge side transfer portion of the mini sheet piece in order to form the aforementioned finger insertion restricting portion. Specifically, the hot melt adhesive is applied to the positions 24a, 24b, and 24c between the scheduled cutting positions GG. By doing so, as shown in FIG. 22B, when the mini-sheet piece continuous member 140 is cut into individual mini-sheet pieces 24 in the subsequent process, the portion 24b becomes the finger insertion restricting portion. Become.
[0152]
The mini sheet piece continuous member 140 to which the hot melt adhesive is applied is held on the suction roll 143 by applying suction pressure by suction to the roll 143 with suction provided with a plurality of holes. In this state, it is cut into a predetermined length by a cut roll provided with a cutting blade.
[0153]
The mini-sheet piece 24 cut to a predetermined length is transferred to the back-side sheet continuous member 120 side and bonded together with the adhesive applied earlier. At this time, in order to prevent wrinkles from occurring in the finished product, the speed at which the continuous absorbent layer 220 is conveyed and the speed at which the cut mini-sheet piece 24 is dropped are the same.
[0154]
[E2 process (bending process)]
Next, the bending process of the continuous absorption layer 220 to which the mini sheet piece 24 is attached will be described. FIG. 23A is a diagram showing the e2-1 process, FIG. 23B is a diagram showing the e2-2 process, and FIG. 24A shows the manufacturing process when the e2-2 process is excluded. It is the figure seen from the top, The same (B) is the side view.
[0155]
<Step e2-1>
At the time when it is sent to the e2 process, the continuous absorbent layer 220 is bent into a V shape at the stage of the d2 process, but the mini sheet piece 24 attached to the continuous absorbent layer 220 is folded. Not. Therefore, the continuous absorbent layer 224 with the mini sheet piece flows into the e2 process in a state where only the continuous absorbent layer 220 is bent.
[0156]
As shown in FIG. 23A-1, the pair of conveying belts 160 and 161 are arranged so as to face each other in the traveling direction E of the production line. The two conveyor belts 160 and 161 are positioned in a state where they are twisted by 90 ° so as to gradually become vertical from the horizontal toward the downstream from the upstream of the traveling method E. That is, since the conveyor belts 161 and 162 are twisted so as to rise from both sides, the continuous absorption layer 224 with the mini sheet piece conveyed on both belts is folded from both sides.
[0157]
More specifically, at the entrance of the e2-1 process, a roll 80A is disposed under the conveyor belt 160, and a roll 80B is disposed under the conveyor belt 161. And at the exit of the e2-1 step, both the conveyor belts are twisted so as to be 90 ° compared to the state at the entrance, so that the roll 81A and the roll 81B are also perpendicular to the roll 80A and the roll 80B. It is arranged to become. For this reason, when the e2-1 process is seen from the side, it becomes as shown in FIG. And the continuous continuous absorption layer 224 with the mini sheet piece which flows on the conveyance belts 160 and 161 is gradually folded into two as shown in FIG.
[0158]
Since the e2-1 process is configured as described above, the rolls 80A and 80B, the rolls 81A and 81B, and the twisted conveyor belts 160 and 161, until the process is completed, The continuous continuous absorption layer 224 with a mini sheet piece will be folded together.
[0159]
<Step e2-2>
Through the e2-2 process as shown in FIG. 23 (B) -1, the folded continuous continuous absorption layer 224 with the mini-sheet pieces gradually becomes horizontal as shown in FIG. 23 (B) -2. You can change the direction. And it is conveyed to the f2 process by a pair of rolls.
[0160]
In addition, without providing such an e2-2 process, as shown in FIG. 24, the round cutter apparatus 89 was arrange | positioned to the orthogonal | vertical direction, and the continuous absorption layer 224 with a mini sheet piece was cut in the perpendicular state, and it was cut By transporting the interlabial pad 20, which is an individual product, between the transport belts 163 and 164 twisted at 90 ° C., the interlabial pad 20 can be made horizontal.
[0161]
[Step f2]
Next, the excision (round cut) process of the continuous absorption layer 224 with a mini sheet piece will be described.
[0162]
The cutting device 90 into which the continuous absorbent layer 224 with a mini sheet piece is fed is completed by applying pressure to the upper shaft roll 91 that is a cutter roll provided with a cutter blade, with the lower shaft roll 92 being a flat receiving roll. A part unnecessary for the structure of the interlabial pad 20 as a product is round-cut. By passing through the cutting device 90, the continuous absorbent layer 220 is cut into the interlabial pad 20 for each product unit in which a smooth contoured outer contour is formed.
[0163]
Since the continuous absorption layer 224 with the mini-sheet piece is folded in two in the e2-2 process, the round cut is made in this half-folded state. In this regard, when the convex product is cut in a flat state, the central portion is thick because the absorber is bent in a V shape, and each component is crushed. The cut portion cut in such a state does not become smooth but has a saw blade shape, which significantly deteriorates the mounting feeling. Therefore, as in this embodiment, by cutting in half, accurate cutting can be performed regardless of the presence of the absorber to be included.
[0164]
The individual interlabial pads 20 thus completed are then shipped through processes such as packaging and packing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an internal configuration of an interlabial pad according to the present embodiment.
FIG. 2 is a plan view of FIG. 1 showing the side of the body of the interlabial pad of the present embodiment.
FIG. 3 is an external perspective view showing an opposite side of the interlabial pad according to the present embodiment.
4 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG. 3 for specifically explaining “the entire perimeter inside the finger insertion opening”.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a cross-section in the short direction of the interlabial pad in order to explain the joining state of the interlabial pad mini sheet piece 4 of the present embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing a state in which a finger is inserted into a finger insertion pocket provided on the interlabial pad of the present embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a state in which the interlabial pad according to the present embodiment is mounted between the labia.
FIG. 8 is a view showing a state in which a mini sheet piece attached to the interlabial pad of the present embodiment has a length in a range of 10% or more in the longitudinal direction.
FIG. 9 is a diagram showing the position of a non-joined portion on the back sheet of the mini sheet piece attached to the interlabial pad 1 of the present embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram for explaining a first manufacturing process of the interlabial pad of the present embodiment, (A) is a side view of the first manufacturing process, and (B) is a two-dot chain line; It is a schematic diagram for demonstrating in more detail the manufacturing process shown.
FIG. 11 is a view showing an unsealed state of a package body that includes the interlabial pad of the present embodiment that is enclosed by folding the front side sheet inside.
FIG. 12 is a view showing an unsealed state of a package body that includes the interlabial pad of the present embodiment that is included by folding the back side sheet inside.
FIG. 13 is a view showing an unsealed state when the interlabial pad of the present embodiment is contained in a packaging container that is opened in a double-sided manner.
FIG. 14 is a diagram showing a state of the mini sheet piece after the interlabial pad is mounted according to the present embodiment.
FIG. 15 is an explanatory diagram for explaining a second manufacturing process of the interlabial pad of the present embodiment;
FIG. 16 is a perspective view of an interlabial pad having a raised region.
17 is a back view of the interlabial pad of FIG. 16. FIG.
FIG. 18 is an explanatory diagram for explaining a manufacturing process of the third embodiment.
FIG. 19 is a view showing a cut state of the absorber.
FIG. 20 is an explanatory diagram for explaining the outline of the a2-1 process in FIG. 18;
FIG. 21 is a diagram showing a finger insertion restricting portion forming step.
FIG. 22 is a diagram showing a process of forming a finger insertion restricting portion when a hot melt adhesive is applied to a mini sheet piece.
FIG. 23 is an explanatory diagram for explaining an outline of the step e2 in FIG. 18;
FIG. 24 is an explanatory diagram for explaining an outline of a manufacturing process when an e2-2 process is omitted.
[Explanation of symbols]
1 Interlabial pad
11 Surface side sheet
12 Back side sheet
13 Absorber
14 Mini sheet pieces
60 Adhesive fixing device
90 Cutting device
110 Surface side sheet continuous member
120 Back side sheet continuous member
130 Continuous absorber
140 Mini sheet piece continuous member

Claims (8)

表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造方法であって、
前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ工程と、
前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ工程と、
前記接合部分同士及び前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成工程と、
前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット工程と、
を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
The front-side sheet material, the back-side sheet material , the absorber interposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and the absorber among the front and back surfaces of the back-side sheet material are arranged. A mini-sheet provided on a surface opposite to the surface, and a method for producing a sanitary absorbent article comprising:
A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. Adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material are arranged to face each other, and the absorbent body is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material. A main part assembly process for forming the main part by :
After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material faces outward at a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. A mini-sheet assembly process;
A continuous body forming step of pressing and bonding the joint parts and the mini sheet joint parts and forming a continuous body by returning the part bent along the second fold line, and
A round cut step of forming individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joined portion and the mini sheet joined portion of the continuous body ;
A method for producing a sanitary absorbent article, comprising:
表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造方法であって、
前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ工程と、
前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成工程と、
前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ工程と、
前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成工程と、
前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット工程と、
を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
The front-side sheet material, the back-side sheet material , the absorber interposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and the absorber among the front and back surfaces of the back-side sheet material are arranged. A mini-sheet provided on a surface opposite to the surface, and a method for producing a sanitary absorbent article comprising:
A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. Adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material are arranged to face each other, and the absorbent body is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back side sheet material. A main part assembly process for forming the main part by :
A main part forming step of pressing and bonding the joint parts of the main parts together;
After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material faces outward at a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. A mini-sheet assembly process;
A continuum forming step of forming a continuum by pressing the mini-sheet joining parts together to bond and fix them, and returning the part folded along the second fold line;
A round cut step of forming individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joined portion and the mini sheet joined portion of the continuous body ;
A method for producing a sanitary absorbent article, comprising:
前記主要部アセンブリ工程では、前記吸収体に所定の切込みを入れた後に、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に該吸収体を介装することを特徴とする請求項2記載の生理用吸収性物品の製造方法。 The said main part assembly process WHEREIN: After making a predetermined | prescribed notch | incision in the said absorber, this absorber is interposed between the said continuous surface side sheet material and a continuous back surface side sheet material. Of manufacturing a sanitary absorbent article. 前記連続体形成工程と前記ラウンドカット工程との間に、前記連続体を該連続体の連続方向に延びる軸を中心に略90度回転させる連続体回転工程を備えることを特徴とする請求項2又は3記載の生理用吸収性物品の製造方法。 3. A continuum rotating step of rotating the continuum about 90 degrees about an axis extending in a continuous direction of the continuum between the continuum forming step and the round cut step. Or the manufacturing method of the sanitary absorbent article of 3 . 表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、
前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、
前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、
前記接合部分同士及び前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、
前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、
を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造装置。
The front-side sheet material, the back-side sheet material , the absorber interposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and the absorber among the front and back surfaces of the back-side sheet material are arranged. A sanitary absorbent article manufacturing apparatus comprising a mini-sheet provided on a surface opposite to the surface ,
A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. An adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material. A main part assembly device that forms a main part by
After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material is exposed to the outside by a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. A mini-sheet assembly device;
A continuous body forming apparatus that presses the joint parts and the mini-sheet joint parts to bond and fix them, and forms a continuous body by returning the part folded along the second folding line;
A round cut device for forming individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joined part and the mini sheet joined part of the continuous body ;
A device for manufacturing a sanitary absorbent article, comprising:
表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、
前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、
前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成装置と、
前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、
前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折 り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、
前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、
を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
The front-side sheet material, the back-side sheet material , the absorber interposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and the absorber among the front and back surfaces of the back-side sheet material are arranged. A sanitary absorbent article manufacturing apparatus comprising a mini-sheet provided on a surface opposite to the surface ,
A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. An adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material. A main part assembly device that forms a main part by
A main part forming device that presses and bonds the joint parts of the main part to each other;
After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material is exposed to the outside by a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. A mini-sheet assembly device;
Bonded and fixed by pressing the mini-sheet joint part together, a continuous body forming apparatus for forming a continuous body by returning to the original in fold bent portion along the second bending line,
A round cut device for forming individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joined part and the mini sheet joined part of the continuous body ;
A method for producing a sanitary absorbent article, comprising:
表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた生理用吸収性物品の製造装置であって、
前記吸収体に所定の切れ込みを入れる切れ込み形成装置と、
前記表面側シート材が連続して形成された連続表面側シート材及び前記裏面側シート材が連続して形成された連続裏面側シート材に互いに接合するための接合部分を設け、これら接合部分のうち少なくとも一部に接着剤を塗布し、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材を対向配置するとともに、これら連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の間に前記吸収体を介装することにより主要部を形成する主要部アセンブリ装置と、
前記主要部の接合部分同士を押圧して接着固定する主要部形成装置と、
前記主要部を、前記連続表面側シート材及び連続裏面側シート材の連続方向に沿って設けられた第1の折り曲げ線で、前記連続裏面側シート材が内側になる向きに折り曲げた後、前記第1の折り曲げ線に略線対称に設けられた第2の折り曲げ線で前記連続裏面側シート材が外側になる向きに折り曲げるとともに、前記連続裏面側シート材の外側に露出した部分及び前記ミニシートに互いに接合するためのミニシート接合部分を設け、これらミニシート接合部分の少なくとも一部に接着剤を塗布し、これらミニシート接合部分が互いに対向するように前記ミニシートを前記主要部に配置するミニシートアセンブリ装置と、
前記ミニシート接合部分同士を押圧して接着固定し、前記第2の折り曲げ線に沿って折り曲げた部分を元に戻すことにより連続体を形成する連続体形成装置と、
前記連続体を該連続体の連続方向に延びる軸を中心として略90度回転させる連続体回転装置と、
前記連続体のうち前記接合部分及び前記ミニシート接合部分のうち前記吸収体の側とは反対側の最外縁で切断することにより個々の生理用吸収性物品を形成するラウンドカット装置と、
を含んで構成されていることを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法。
The front-side sheet material, the back-side sheet material , the absorber interposed between the front-side sheet material and the back-side sheet material, and the absorber among the front and back surfaces of the back-side sheet material are arranged. A sanitary absorbent article manufacturing apparatus comprising a mini-sheet provided on a surface opposite to the surface ,
A notch forming device for making a predetermined notch in the absorber;
A continuous surface side sheet material in which the front surface side sheet material is continuously formed and a continuous back surface side sheet material in which the back surface side sheet material is continuously formed are provided with bonding portions for bonding to each other. An adhesive is applied to at least a part of the sheet, the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material are arranged to face each other, and the absorber is interposed between the continuous surface side sheet material and the continuous back surface sheet material. A main part assembly device that forms a main part by
A main part forming device that presses and bonds the joint parts of the main part to each other;
After the main portion is bent in the first fold line provided along the continuous direction of the continuous surface side sheet material and the continuous back surface side sheet material, the continuous back surface side sheet material is bent inward, A portion of the mini-sheet that is exposed to the outside of the continuous back surface side sheet material, and is bent in a direction in which the continuous back surface sheet material is exposed to the outside by a second fold line provided substantially symmetrically with respect to the first fold line. Are provided with a mini-sheet joining portion for joining to each other, an adhesive is applied to at least a part of the mini-sheet joining portion, and the mini-sheet is disposed in the main portion so that the mini-sheet joining portions face each other. A mini-sheet assembly device;
A continuum forming device that presses the mini-sheet joining portions to bond and fix them, and forms a continuum by returning the portion that is bent along the second fold line; and
A continuum rotating device that rotates the continuum approximately 90 degrees around an axis extending in a continuous direction of the continuum;
A round cut device for forming individual sanitary absorbent articles by cutting at the outermost edge opposite to the absorbent body side of the joined part and the mini sheet joined part of the continuous body ;
A method for producing a sanitary absorbent article, comprising:
請求項1〜のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする生理用吸収性物品。Sanitary absorbent article which is characterized by being manufactured by the method according to any one of claims 1-4.
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