JP4076258B2

JP4076258B2 - Plastic cap with excellent separation and disposal

Info

Publication number: JP4076258B2
Application number: JP03637098A
Authority: JP
Inventors: 榮規村上; 裕柴山; 修石井; 正男八下田; 洋一辻口; 恭典山崎
Original assignee: Nippon Closures Co Ltd; Mizkan Group Corp
Current assignee: Nippon Closures Co Ltd; Mizkan Group Corp
Priority date: 1997-09-30
Filing date: 1998-02-18
Publication date: 2008-04-16
Anticipated expiration: 2018-02-18
Also published as: JPH11165756A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分別廃棄性に優れたプラスチックキャップに関するものであり、より詳細には、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びている筒状側壁とを備えているプラスチックキャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
上記の様なキャップ本体と上蓋から成るプラスチックキャップは周知であり、各種調味料、飲料等の容器に広く採用されている。
ところで、最近では、資源の再利用、ゴミの廃棄処理等の点で容器とキャップとの分別廃棄が要求されている。上述したタイプのプラスチックキャップでは、キャップ本体の筒状側壁が容器口部に打栓により嵌合固定されているため、これを取り外し難く、分別廃棄性の改善が望まれている。
【０００３】
分別廃棄性の改善を目的としたプラスチックキャップも種々提案されており、例えば特開平６−１３５４５１号公報には、キャップ本体の筒状側壁部の外面下端部にタブが設けられ、該タブの付け根部分から連続して筒状側壁部内面の容器口部との係合突起よりも上方に延び且つ該係合用突起よりも上方の部分で周方向に延びているスコアが設けられているプラスチックキャップが開示されている。このキャップは、タブを手で持ってスコアを引き裂くことにより、キャップ本体の筒状側壁部内面に形成されている容器口部との係合用突起が破断するため、格別の工具を用いることなく、手で容易に容器口部からキャップを取り外すことが可能であり、分別廃棄性が極めて良好であるというものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上述した先行技術のキャップでは、これを購入した一般の使用者が筒状側壁外面に設けられているタブの意味が判らないため、購入直後に上蓋を取り外すよりも先に、このタブを引っ張ってスコアを破断してしまうというトラブルが生じた。一度スコアを破断してしまうと、このキャップは最早リシールできず、キャップとしての機能を失ってしまう。
【０００５】
従って本発明の目的は、スコア破断用のタブが筒状側壁の外面に設けられておらず、一般の使用者が誤ってスコアを破断してしまう様なトラブルの生じることがなく、しかも、格別の工具を用いることなく手によりキャップを容器口部から取り除くことが可能な分別廃棄性に優れたプラスチックキャップを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びている筒状側壁とを備え、該頂板部の周縁部には、上蓋を係合支持するための螺条を備えた環状突起が設けられているキャップにおいて、
前記キャップ本体の筒状側壁は、第１の筒状側壁と、水平フランジ部と、第２の筒状側壁とから構成され、第１の筒状側壁の上端は、前記頂板部に連なっており、第２の筒状側壁の上端は、前記水平フランジ部を介して第１の筒状側壁に連なっており、
前記第１の筒状側壁の内側には、容器口部の外面と係合する係止突起が形成されており、
前記第１の筒状側壁と第２の筒状側壁との間の水平フランジ部には、第１の筒状側壁と間隔をおいて直立した突片状の引き裂き用タブが設けられており、
前記引き裂き用タブの付け根部分の一方側の周方向端部又はその近傍からは、第１の引き裂き用スコアが延びており、且つ他方側の周方向端部又はその近傍からは、第２の引き裂き用スコアが延びており、第１の引き裂き用スコアは、第２の筒状側壁を通って、その下端乃至下端近傍にまで延びており、第２の引き裂き用スコアは、第２の筒状側壁又は水平フランジ部に延びており、
前記引き裂き用タブの内側の水平フランジ部には、該タブの付け根部分に沿って破断用弱化部が形成されており、該弱化部は、第１及び第２の引き裂き用スコアの少なくとも１本に連なっており、
前記キャップ本体に設けられた上蓋を閉じた時、前記引き裂き用タブは、上蓋によって覆われることを特徴とする分別廃棄性に優れたプラスチックキャップが提供される。
本発明によれば、また、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びている筒状側壁とを備え、該筒状側壁には上蓋がヒンジ連結されているキャップにおいて、
前記キャップ本体の筒状側壁は、第１の筒状側壁と、水平フランジ部と、第２の筒状側壁とから構成され、第１の筒状側壁の上端は、前記頂板部に連なっており、第２の筒状側壁の上端は、前記水平フランジ部を介して第１の筒状側壁に連なっており、
前記第１の筒状側壁の内側には、容器口部の外面と係合する係止突起が形成されており、
前記第１の筒状側壁と第２の筒状側壁との間の水平フランジ部には、第１の筒状側壁と間隔をおいて直立した突片状の引き裂き用タブが設けられており、
前記引き裂き用タブの付け根部分の一方側の周方向端部又はその近傍からは、第１の引き裂き用スコアが延びており、且つ他方側の周方向端部又はその近傍からは、第２の引き裂き用スコアが延びており、第１の引き裂き用スコアは、第２の筒状側壁を通って、その下端乃至下端近傍にまで延びており、第２の引き裂き用スコアは、第２の筒状側壁又は水平フランジ部に延びており、
前記引き裂き用タブの内側の水平フランジ部には、該タブの付け根部分に沿って破断用弱化部が形成されており、該弱化部は、第１及び第２の引き裂き用スコアの少なくとも１本に連なっており、
前記キャップ本体に設けられた上蓋を閉じた時、前記引き裂き用タブは、上蓋によって覆われることを特徴とする分別廃棄性に優れたプラスチックキャップが提供される。
【０００７】
本発明においては、キャップ本体の筒状側壁の外面には、スコアの引き裂き用タブが形成されておらず、しかも上蓋を閉じた状態においては、引き裂き用タブは上蓋に覆われており、外部からは見えない。従って、この様なキャップを購入した者が、上蓋を取り外す前に引き裂き用タブを持ってスコアを破断してしまうおそれは全くない。しかも、上蓋を取り外せば、キャップ本体の頂板部に注出用の開口を形成して内容物の注ぎ出しを行うという点では従来のキャップと全く同じであるから、内容物が容器内に残っている状態で、一般の使用者が引き裂き用タブによるスコアの破断を行うことも殆どない。
【０００８】
本発明のキャップは、上蓋を取り外した状態で、例えば爪で引き裂き用タブを外側に押し倒し、次いでこのタブを持って引っ張っていくことにより、該タブの付け根部分から第２の筒状側壁或いは水平フランジ部に延びている延びている２本のスコア（第１及び第２の引き裂き用スコア）を引き裂いていくことにより、容器口部に固定されているキャップ本体が容易に除去可能となり、ビン等の容器本体と分別しての廃棄、即ち分別廃棄を行うことができる。
また本発明においては、引き裂き用タブの内側の水平フランジ部に、該タブの付け根部分に沿って、スコア、ミシン目或いはスリットなどの破断用弱化部が形成されている。このため、引き裂き用タブを押し倒したり、或いは手で引っ張ることにより、該引き裂き用タブの付け根部の周方向両端部に応力が集中し、従って、この応力集中部分から延びている２本の引き裂き用スコアの引き裂きがスムーズに開始する。これらスコアの引き裂きは、一旦開始すると、以後は容易に進行するため、引き裂き作業も容易に行うことができる。
この場合において、上記引き裂き用タブを、第１の筒状側壁に沿って弧状に形成しておくと、その押し倒しにより引き裂き用タブが伸ばされた状態となるため、引き裂き用タブの付け根部両端に連なるスコアが破断し或いは弱められ、引き裂き開始を一層容易に行うことができる。このように、本発明においては、スコアの引き裂き作業を容易に行うために、これらのスコアの形状や引き裂き用タブの形状を種々選択することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明において採用されるプラスチックキャップに用いるキャップ本体の基本的な構造を示す図であり、図１中、（Ａ）は上面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は、底面図である。また図２は、図１のキャップ本体の側断面図であり、図３は、図１のキャップ本体を用いたプラスチックキャップ、即ち該キャップ本体に上蓋を螺合させたものを容器口部と共に示す側断面図、図４は、図３のプラスチックキャップの側面図である。更に図５には、引き裂き用タブの内側（第１の筒状側壁側）の水平フランジ部に形成する破断用弱化部の例を拡大して示す。
【００１０】
図１乃至図４に示されている通り、本発明のプラスチックキャップは、キャップ本体１と上蓋２とから成っており、キャップ本体１は、特に図３に示されている様に、打栓により容器口部５０に嵌合固定されている。
【００１１】
キャップ本体１は、頂板部５と、頂板部５の周縁部から延びている第１の筒状側壁６、第１の筒状側壁６の下端に連なっている水平フランジ７及び水平フランジの先端部から下方に延びている第２の筒状側壁８とから成っている（特に図２参照）。
また第１の筒状側壁６の上端には、これと一体に環状突起９が形成されており、環状突起９の外面には、上蓋２を係合保持するための螺条９ａが形成されている。
頂板部５の内面には、インナーリング１０が形成されており、このインナーリング１０と第１の筒状側壁６との間の空間に容器口部５０の上端部が嵌め込まれる。また、第１の筒状側壁６の下端の内面には、係止用突起１１が形成されており、この突起１１が容器口部５０の外面と係合することにより、キャップ本体１は、容器口部５０にしっかりと固定される。
インナーリング１０のさらに内側には、内容液注出用開口を形成するためのスコア１２が形成されており、このスコア１２で区画される部分の外面側には、タブリング１３が形成されている。即ち、タブリング１３を持って引っ張ることにより、スコア１２が破断し、頂板部５に内容液注出用の開口が形成される。
【００１２】
また頂板部５の外面には、前記スコア１２を取り囲む様にして周状突起１５が形成されている。この周状突起１５は注ぎ出される液の案内として作用するものであり、この周状突起１５により、スコア１２の破断によって形成された内容液注出口からの液の注ぎ出しがスムーズに行われる。
【００１３】
特に図３に示されている様に、上蓋２の内面には螺条２０が形成されており、この螺条２０が環状突起９の外面に形成されている螺条９ａと螺合することにより、上蓋２はキャップ本体１に螺子固定される。従って、上蓋２は、水平フランジ７よりも上方の部分に固定される。
また上蓋２の内面には、キャップ本体１の頂板部５に形成されている周状突起１５の内面と密着し得る様な環状突起２１が形成されている。この環状突起２１と周状突起１５との密着により、キャップ本体１の頂板部５に内容液注出用開口を形成した後のシール性が確保される。
【００１４】
本発明においては、第２の筒状側壁８に第１及び第２の２本の引き裂き用スコア３０ａ，３０ｂを設け、且つ水平フランジ７には、直立した突片状の引き裂き用タブ３１を設ける。即ち、図１（Ａ）及び（Ｂ）に示されている様に、第１の引き裂き用スコア３０ａ及び第２の引き裂き用スコア３０ｂは、何れも引き裂き用タブ３１の付け根部分の周方向両端部若しくはその近傍にまで延びており、これらの内、第１の引き裂き用スコア３０ａは、第２の引き裂き用スコア３０ｂ側に傾斜して第２の筒状側壁８の下端にまで延びている。また第２のスコア３０ｂは、第２の筒状側壁８の壁面を周状に延びている。即ち、引き裂き用タブ３１を押し倒し、これを引っ張ることにより、第１のスコア３０ａが破断して第２の筒状側壁８が分断されるが、これと同時に第２のスコア３０ｂの破断もある程度進行する。従って、引き裂き用タブ３１を手で持って周方向に引っ張っていくことにより、スコア３０ｂを引き裂いてしまう。これにより、水平フランジ７の下部が外部に露出するので、キャップ本体１を容易に容器口部５０から取り除くことが可能となる。
【００１５】
また、図示はされていないが、引き裂き用タブ３１の上方部分の内面（第１の筒状側壁６側）及び／又は外面に、リブを数本形成しておくことができる。このようなリブを形成しておくことにより、引き裂き用タブ３１に爪を引っかけたり或いはタブ３１を容易に摘むことができ、スコア３０ａ，３０ｂの引き裂き作業を一層容易に行うことができる。
【００１６】
また引き裂き用タブ３１の内側（第１の筒状側壁６側）の水平フランジ７には、引き裂き用タブ３１の付け根部分に沿って、破断用弱化部３５が形成されている。この破断用弱化部３５の両端は、それぞれ前述した第１、第２のスコア３０ａ，３０ｂに連なっている。従って、引き裂き用タブ３１を押し倒し、これを引っ張った時、この引張力は、第１及び第２のスコア３０ａ及び３０ｂの端部に集中するため、これらスコアの引き裂き開始を容易に行うことができる。
尚、スコア３０ａ及び３０ｂの引き裂き開始を容易に行うためには、破断用弱化部３５はスリット或いはミシン目であることが好ましく、特にスリットの場合は、最も容易にスコア３０ａ，３０ｂの引き裂きを開始することができる。またキャップ本体１の打栓に際しての水平フランジ７の変形や破断、スコア３０ａ，３０ｂの破断等を防止するという点では、破断用弱化部３５はスコアであることが最も好ましい。
【００１７】
図１（Ａ）を参照して、引き裂き用タブ３１は、第１の筒状側壁６とは間隔を置いて且つ該側壁６に沿って弧状に形成されていることが好ましい。タブ３１の形状を弧状とすることにより、これを押し倒すと、その両端部が伸ばされるため、引き裂き用タブ３１の付け根部分両端に応力が集中し、この結果、破断用弱化部３５から第１及び第２のスコア３０ａ，３０ｂへの引き裂きがスムーズに始まる。
【００１８】
また周状に延びている第２の引き裂き用スコア３０ｂは、その引き裂きが終了した時点でキャップ本体１の容器口部５０からの除去を容易に行うことができる限り、その長さは任意であり、例えば第２の筒状側壁８のほぼ全周にわたって延びており、場合によっては第２のスコア３０ｂは第１のスコア３０ａと交差していてもよい。然しながら、一般的には、図１（Ａ）に示されている様に、第２の引き裂き用スコア３０ｂは、通常、第２の筒状側壁８の約２７０度の部分（第２の筒状側壁８の全周の約３／４）にわたって形成されていることが好ましい。即ち、第２の引き裂き用スコア３０ｂを第２の筒状側壁８のほぼ全周にわたって形成すると、このスコア３０ｂを破断したとき、第２の筒状側壁８は完全にキャップ本体１から分離してしまうが、図１（Ａ）に示した様にスコア３０ｂを形成しておけば、スコア３０ｂを破断しても、第２の筒状側壁８はキャップ本体１とは繋がっているため、分断された第２の筒状側壁８を引き上げることにより、キャップ本体１と一体にして容器口部５０から容易に除去できるという利点がある。更に、第１のスコア３０ａは、必ずしも第２の筒状側壁８の下端にまで延びている必要はなく、第１のスコア３０ａに沿って第２の筒状側壁８を完全に引き裂いて分断することができるのであれば、第２の筒状側壁８の下端の近傍で第１のスコア３０ａを終結させることもできる。
【００１９】
また、先に説明した通り、第１の筒状側壁６の下端の内側には係止用突起１１が形成されているが、この係止用突起１１は、第１の筒状側壁６の全周にわたって形成しておくこともできるが、通常は、図１（Ｃ）に示されている様に、第２のスコア３０ｂの終点の位置には形成されていないことが好ましい。尚、図１（Ｃ）では、係止用突起１１が途切れている部分を１１ａで示した。
即ち、スコア３０ｂが引き裂かれた後、破断した第２の筒状側壁８を上方に引っ張り上げることにより、キャップ本体１を容器口部５０から取り除くが、この際に、スコア３０ｂの終点の位置に容器口部５０と係合している係止用突起１１が存在していなければ、第１の筒状側壁６を至って容易に捲り上げることができるからである。このような係止用突起１１が途切れている部分１１ａを複数形成することもでき、例えば、図１（Ｃ）において、部分１１ａの反対側でも、係止用突起１１を同様に途切れた状態とすることができる。
【００２０】
かかる本発明において、上蓋２の下端部には凹部４０が形成されており、上蓋２をキャップ本体１に螺子係合させた時に、引き裂き用タブ３１が凹部４０内に位置するようになっている。即ち、図４に明瞭に示されている様に、上蓋２を閉じると、引き裂き用タブ３１は外部からは全く見えない。従って、一般の使用者が、上蓋２を開ける前に、引き裂き用タブ３１によってスコア３０ａ，３０ｂの引き裂きを行うおそれは全くない。またキャップの流通時等において、引き裂き用タブ３１が引っ掛かってスコア３０ａ，３０ｂが破断するおそれもない。
【００２１】
また本発明によれば、破断用弱化部３５の形状、引き裂き用タブ３１の形状、或いは２本の引き裂き用スコア３０ａ及び３０ｂの配置等を種々変更することにより、これらスコアの引き裂き作業を容易に行うことができる。
【００２２】
図５には、特に破断用弱化部３５の形状の例を示した。
図５（Ａ）において、引き裂き用タブ３１の内側の水平フランジ７に設けられた破断用弱化部３５は、スリットである。即ち、このスリット３５は、引き裂き用タブ３１の内側の付け根部に沿って延びているが、その両端部３５ａ，３５ａは、引き裂き用タブ３１の周方向端部に沿って外側に屈曲しており、その先端で第２の筒状側壁８に形成されている２本の引き裂き用スコア３０ａ及び３０ｂに連なっている。
図５（Ｂ）は、破断用弱化部３５をスコアとした例である。このスコア３５は、図５（Ａ）のスリット３５と全く同様、引き裂き用タブ３１の内側の付け根部に沿って延びており、その両端部３５ａ，３５ａは、引き裂き用タブ３１の周方向端部に沿って外側に屈曲し、その先端で第２の筒状側壁８に形成されている２本の引き裂き用スコア３０ａ及び３０ｂに連なっている。
図５（Ｃ）は、破断用弱化部３５をスリットとスコアで形成した例である。即ち、この破断用弱化部３５は、引き裂き用タブ３１の内側の付け根部に沿って延びているスリット３５ｘと、引き裂き用タブ３１の周方向端部に沿って外側に延びているスコア３５ｙとから形成されている。スリット３５ｘとスコア３５ｙとは一体に連なっており、スコア３５の先端において、第２の筒状側壁８に形成されている２本の引き裂き用スコア３０ａ及び３０ｂに連なっている。
図５（Ｄ）は、第２の引き裂き用スコア３０ｂが水平フランジ７上に形成されている例である。この例では、破断用弱化部３５がスリットで形成されており、スリット３５は、引き裂き用タブ３１の内側の付け根部に沿って延びており、その一方側の端部３５ａは、図５（Ａ）と同様、引き裂き用タブ３１の周方向端部に沿って外側に屈曲し、その先端で第２の筒状側壁８に形成されている引き裂き用スコア３０ａに連なっている。またスリット３５の他方側の端部３５ｂは、引き裂き用タブ３１の周方向端部に沿って外側に屈曲しているが、水平フランジ７の中央部分で終結しており、その先端で水平フランジ７上に形成されている第２の引き裂き用スコア３０ｂに連なっている。
尚、破断用弱化部３５をスリットとする場合、このスリットは、線状であることが好ましいが、開口が形成されるような広幅のものとすることもできる。
【００２３】
以下の図６乃至図８には、特に引き裂き用タブ３１の形状が変更されている態様のキャップ本体の要部を示した。
【００２４】
図６は、引き裂き用タブ３１を周方向に捲ることにより、２本の引き裂き用スコア３０ａ及び３０ｂの引き裂き開始を行う態様を示す。
この態様においては、引き裂き用タブ３１の一方側の側面（第１のスコア３０ａ側）に延長部６０が形成されており、延長部６０は、水平フランジ７から独立してフリーとなっている。即ち、延長部６０の下端と水平フランジ７とは離れており、自由に捲れる様になっている。従って、引き裂き用タブ３１を周方向に捲ることにより、第１の引き裂き用スコア３０ａとスコア３５の引き裂きが容易に開始され、次いで第２の引き裂きスコア３０ｂの引き裂きも容易に始まる。
この場合、キャップの使用中（即ち、廃棄前）の段階で延長部６０が捲れてしまうと、上蓋２を閉じることができなくなってしまうため、延長部６０を水平フランジ７に係止しておくために、延長部６０の下端と水平フランジ７とを一部又は全部にわたってスコアにより連結しておくことができる。また、両者の間にスコアを設ける代わりに、延長部６０の下端を、破断可能なブリッジによって水平フランジ７に固定しておくこともできる。
また延長部６０の裏側（第１の筒状側壁６側）及び／又は表側には、縦方向に延びているリブを形成しておくことが好ましい。即ち、このようなリブを形成しておくことにより、延長部６０に爪を引っかけての捲りを容易に行うことができる。
【００２５】
図７の態様は、引き裂き用タブ３１を下方に押し込むことにより、スコアの引き裂きを開始するものである。
この態様では、引き裂き用タブ３１は台形状であり、上端が短く且つ下端が長い形状となっている。また第１の引き裂き用スコア３０ａは、ほぼキャップの軸方向に沿って第２の筒状側壁８の下端にまで延びており、且つこのスコア３０ａに連なる引き裂き用タブ３１の側面３１ａは、ほぼ垂直であり、引き裂き用タブ３１の他方側の側面３１ｂはゆるやかな傾斜面となっており、その下端にまでリング状の引き裂き用スコア３０ｂが延びている。即ち、引き裂き用タブ３１を押し込むと、その力がスコア３０ａ及びスコア３５の端部に集中し、該スコア３０ａ及びスコア３５の引き裂きが容易に始まる。この引き裂きが始まれば、引き裂き用タブ３１を外側に捲ることにより、スコア３０ａは容易に下端まで引き裂かれ、次いで周方向に引っ張ることにより、容易に周状の第２の引き裂き用スコア３０ｂを引き裂くことができる。この場合、タブ３１の側面３１ａは、若干傾斜していてもよい。
【００２６】
図８の態様は、２本の引き裂き用スコア３０ａ，３０ｂの何れもがほぼキャップ軸方向に沿って第２の筒状側壁８の下端にまで延びている例であり、図８中、（Ａ）はキャップ本体の上面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）底面図である。
この例では、引き裂き用タブ３１を外側に押し倒し、下方に引張り降ろすことにより、２本の引き裂き用スコア３０ａ，３０ｂが同時に引き裂かれ、この部分が剥ぎ取られる。従って、露出した第１の筒状側壁６の下端を捲りあげていくことにより、キャップ本体１を容易に容器口部５０から取り除くことができる。
【００２７】
この態様においては、図示されている様に、キャップを中心として対称となる位置に２個の引き裂き用タブ３１を設けておくことが好ましい。これにより、キャップ本体１の容器口部５０からの除去を一層容易に行うことができる。
また引き裂き用タブ３１が形成されている部分では、第１の筒状側壁６の下端内側に設けられている係止用突起１１が途切れていることが好ましい。このようにすれば、２本の引き裂き用スコア３０ａ，３０ｂの間の部分を剥ぎ取った後、第１の筒状側壁６を下端から容易に捲り上げることができる。
尚、上述した図６乃至図８の何れの態様においても、引き裂き用タブ３１の付け根部分の裏側（第１の筒状側壁６側）には全体にわたって破断用弱化部３５が形成されているべきであり、例えば図５（Ａ）乃至（Ｃ）で示す何れかの形状で破断用弱化部３５が形成されているのがよい。このような破断用弱化部３５を形成しておくことにより、引き裂き用タブ３１の周方向への捲り、押し込み或いは押し倒しを容易に行い、スコアの引き裂きを容易に開始することができるからである。
【００２８】
上述した具体例は、全て、上蓋２がキャップ本体１に螺合により装着されるタイプのキャップを例にとって示したが、これらをヒンジキャップに適用することも可能である。
図９は、このヒンジキャップの上蓋を開放した状態での上面図、図１０は、図９のヒンジキャップの底面図、図１１は、図９のヒンジキャップの側断面図、図１２は、図９のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態でのＡ−Ａ断面を示す側断面図、図１３は、図９のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態でのＢ−Ｂ断面を示す側断面図である。
【００２９】
このヒンジキャップは、上蓋２がキャップ本体１にヒンジ連結（８０）されており、ヒンジ連結部８０を支点としての旋回により、上蓋２の開閉が行われる。
かかるヒンジキャップにおいて、キャップ本体１の構造は、前述した図１等で示したネジ式キャップのものと基本的には同じ構造を有している。以下、簡単にキャップ本体１の構造を説明しておく。
即ち、頂板部５の周縁部から下方に第１の筒状側壁６が延びており、筒状側壁６の下端に水平フランジ７が形成され、更に水平フランジ７からは第２の筒状側壁８が延びている。
また、第１の筒状側壁６の上端には、環状突起９が連なっており、この環状突起９の外面には、上蓋２を係合保持するための突起９ａが形成されている。更に第１の筒状側壁６の下端の内面には係止用突起１１が形成されている。
頂板部５の内面には、インナーリング１０が設けられ、インナーリング１０の内側に内容液注出用開口を形成するためのスコア１２が形成されており、頂板部５の外面には、スコア１２を取り囲む様にして、注出される液を案内するための周状突起１５が設けられ、更に、上記スコア１２を引き裂いて開口を形成するためのタブリング１３が形成されている。
【００３０】
このヒンジキャップにおける上蓋２は、天面６５と、天面６５の周縁部に連なるスカート壁６６とから構成されており、スカート壁６６は、その先端（図１１に示されている上蓋２では、上端部に相当）が、上蓋２を閉じた時に水平フランジ７に面接するような長さに設定されている。またスカート壁６６の先端には、ヒンジ連結部８０の反対側となる位置に、開封用のタブ６７が設けられている。
天面６５の内面には、一対の環状突起６８，６８が設けられている。この環状突起６８，６８は、上蓋２を閉じた時に、キャップ本体１に設けられている注出液案内用の周状突起１５の上端と嵌合するように形成されている。即ち、両者の嵌合により、キャップ本体１の頂板部５に注出用開口を形成した時のシール性が確保される。さらに、スカート壁６６の内面には、係止用の環状突起６９が形成されている。上蓋２を閉じた時、この環状突起６９が前述した突起９ａと係合することにより、上蓋２がしっかりと固定される。
【００３１】
ヒンジ連結部８０は、例えば図１１に示されている様に、キャップ本体１の第２の筒状側壁８の上端と、上蓋２のスカート壁６６の先端部とを連結するように形成されているが、連結位置は、この部分に限定されるものではない。例えば、場合によっては、第１の筒状側壁６とスカート壁６６とをヒンジ連結することもできるし、第２の筒状側壁８の一部を水平フランジ７から上方に突出させ、この突出部でスカート壁６６にヒンジ連結するか、又は、水平フランジ７と第１の筒状側壁６と第２の筒状側壁とが一体になった基部を形成し、この基部をスカート壁６６にヒンジ連結することもできる。これらの場合には、ヒンジ連結部は水平フランジ７から突出した状態となるため、上蓋２を閉じた時にヒンジ連結部８０が形成されている第１の筒状側壁６の突出部もしくは基部に対応する部分のスカート壁６６の長さを、水平フランジ７に対応する部分のスカート壁６６の長さよりも短くすることが必要である。従って、スカート壁６６は、段差を有する形状となる。また、これらの態様では、図１１の例と比較して、上蓋２の旋回の支点が注出液案内用の周状突起１５に近い部分に形成されるため、該周状突起１５と嵌合する環状突起６８，６８を長くすることができ、シール性の点で好ましいという利点がある。
【００３２】
さらに、ヒンジ連結部８０は、それ自体周知の構造でよく、例えば図９に示されている様に、一対の連結部８０ａと、その間に設けられたヒンジバンド８０ｂとから構成することができる。即ち、上蓋２は、連結部８０ａを支点として旋回するが、この旋回はヒンジバンド８０ｂによって制御される。例えば、上蓋２を開栓方向に旋回させると、ある角度以上でヒンジバンド８０ｂは伸びきった状態となり、それ以上旋回すると、ヒンジバンド８０ｂは再び撓んだ状態となる。即ち、図１１に示されている様に、上蓋２が完全に開放された状態では、ヒンジバンド８０ｂは撓んだ状態にある。このため、上蓋２を閉じる場合には、ヒンジバンド８０ｂを伸びきった状態としなければならず、外力が必要となる。従って、外力が加わらない限り、上蓋２は、図１１に示されているように完全に開放された状態に保持されるのである。
【００３３】
上述した構造のヒンジキャップにおいて、水平フランジ７には、引き裂き用タブ３１が形成されており、図１乃至図８で説明したのと同様に、第１及び第２の引き裂き用スコア３０ａ，３０ｂ、及び破断用弱化部３５が設けられており、さらに引き裂き用タブ３１が形成されている部分では、第１の筒状側壁６の内面の係止用突起１１が途切れている。尚、本実施例のヒンジキャップでは、図９及び図１１に示されている様に、第１の引き裂き用スコア３０ａは、第２の筒状側壁８の下端まで傾斜して延びており、第２の引き裂き用スコア３０ｂは、第２の筒状側壁８を周状に延びている。
また、上蓋２のスカート壁６６は、一部を薄肉として凹部７０が形成されている（図９、図１１参照）。即ち、この凹部７０は、スカート壁６６の下端から上方に延びており、上蓋２を閉じた時、引き裂き用タブ３１に対応する位置に形成されている。即ち、上蓋２を閉じた時、この凹部７０に引き裂き用タブ３１が収容されるようになっている。これにより、引き裂き用タブ３１が形成されていても、上蓋２の開閉をスムーズに行うことができる。
【００３４】
このような本発明のヒンジキャップでは、図９から明らかな通り、引き裂き用タブ３１を、ヒンジ連結部８０の対称位置（Ｐ）から離れた位置に形成することが好ましい。即ち、ヒンジ連結部８０の対称位置（Ｐ）或いはこの近傍部分では、上蓋２を閉じる時、上蓋スカート壁６６の先端の旋回のブレが大きい。従って、この対称位置（Ｐ）或いはその近傍に引き裂き用タブ３１を形成すると、スカート壁６６の先端が引き裂き用タブ３１に当たってしまうという不都合を生じやすい。しかるに、ヒンジ連結部８０の対称位置（Ｐ）から離れる程、スカート壁６６の先端の旋回のブレが殆どないため、上記のような不都合を有効に防止できる。特にヒンジキャップでは、一度スカート壁６６が引き裂き用タブ３１に当たって該タブ３１が変形してしまうと、その後の閉栓でも両者の接触が生じるようになってしまうため、タブ３１の変形は極力防止する必要がある。従って、閉栓に際してのスカート壁６６の先端と引き裂き用タブ３１との接触を防止することは極めて重要である。
【００３５】
上記のようなスカート壁６６と引き裂き用タブ３１との接触を有効に防止するためには、キャップの大きさによっても異なるが、通常は、引き裂き用タブ３１の中心αとキャップ中心Ｏとを結ぶ直線と、ヒンジ連結部８０の中心βとキャップ中心Ｏとを結ぶ直線とがなす角度θを１３５度以下、特に９０度以下とすることが好ましい。即ち、角度θが小さい程、上蓋２を閉じる時、上蓋スカート壁６６のブレが小さい位置にタブ３１が形成されているため、閉栓に際してのタブ３１とスカート壁６６との接触を有効に防止することができるからである。ただし、引き裂き用タブ３１があまりヒンジ連結部８０に近づくと、該タブ３１からの引き裂きが困難となるため、この引き裂きが困難とならない程度に、タブ３１を連結部８０から離した位置に形成しておくことが必要である。
【００３６】
また、ヒンジキャップにおいては、第２の筒状側壁８を周状に延びている第２の引き裂き用スコア３０ｂは、ヒンジ連結部８０を通過していないことが望ましい。因みに、図９では、スコア３０ｂの終点はＱで示される位置であり、ヒンジ連結部８０まで延びていない。即ち、引き裂き用タブ３１を持って第１及び第２のスコア３０ａ，３０ｂを引き裂き、次いでキャップ本体１を容器口部５０から取り除く場合、ヒンジ連結部８０が引き裂かれずに残っていれば、引き裂かれた第２の筒状側壁又は上蓋２を手で持って引っ張り上げることにより、キャップ本体１の取り外しを一層容易に行うことができるからである。さらに、上記で説明した様に、引き裂き用タブ３１を、ヒンジ連結部８０の対称位置（Ｐ）からできるだけ離れ、例えば前記角度θが上述した範囲に形成しておくと、第２の筒状側壁８を周状に延びている第２の引き裂き用スコア３０ｂの長さを可及的に長くすることができるという利点がある。引き裂き用タブ３１を、対称位置（Ｐ）或いはその近傍に形成してしまうと、第２の引き裂き用スコア３０ｂの長さは、ヒンジ連結部８０を残すとするならば、最大でもキャップ全周の１／２程度である。一方、引き裂き用タブ３１を、ヒンジ連結部８０に近い部分に形成すれば、第２の引き裂き用スコア３０ｂをキャップ全周の１／２よりも長く設定することができ、キャップ本体１の取り外しを行う上で極めて有利となる。
【００３７】
上述したヒンジキャップにおいても、図５乃至図８で示した種々の変更を行い得ることは言うまでもない。
【００３８】
【発明の効果】
本発明によれば、スコアの引き裂き用タブが、上蓋によって隠されて外部から見えないため、一般の使用者が上蓋を開ける前に誤ってタブを引っ張ってスコアを破断してしまうというトラブルは全く生じない。
また、第２の筒状側壁に形成されている２本のスコアの引き裂きも容易に行うことができるため、格別の工具を用いることなく、容易にキャップ本体を容器口部から取り除くことができ、分別廃棄性が極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の螺子式プラスチックキャップのキャップ本体を示す上面図、側面図及び底面図。
【図２】図１のキャップ本体の側断面図。
【図３】図２のキャップ本体に上蓋を装着した状態の側断面図。
【図４】図３に示されたキャップの側面図。
【図５】破断用弱化部の形状の種々の例を示す部分拡大図。
【図６】引き裂き用タブの他の例を示す図。
【図７】引き裂き用タブの更に他の例を示す図。
【図８】本発明の螺子式プラスチックキャップの他の態様におけるキャップ本体の上面図、側面図及び底面図。
【図９】本発明におけるヒンジキャップの上蓋を開放した状態での上面図。
【図１０】図９のヒンジキャップの底面図。
【図１１】図９のヒンジキャップの側断面図。
【図１２】図９のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態でのＡ−Ａ断面を示す側断面図。
【図１３】図９のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態でのＢ−Ｂ断面を示す側断面図。
【符号の説明】
１：キャップ本体
２：上蓋
５：頂板部
６：第１の筒状側壁
７：水平フランジ
９：環状突起
１１：係止用突起
３０ａ：第１の引き裂き用スコア
３０ｂ：第２の引き裂き用スコア
３１：引き裂き用タブ
３５：破断用弱化部
６６：上蓋のスカート壁
７０：薄肉の凹部
８０：ヒンジ連結部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plastic cap excellent in waste disposal, and more specifically, a cap body that is fitted and fixed to a container mouth portion, and an upper lid that can be opened and closed on the cap body. The cap body relates to a plastic cap including a top plate portion that can form an opening for pouring contents and a cylindrical side wall extending from a peripheral portion of the top plate portion.
[0002]
[Prior art]
A plastic cap comprising a cap body and an upper lid as described above is well known and widely used in containers for various seasonings and beverages.
Recently, separate disposal of containers and caps has been required in terms of resource reuse, waste disposal, and the like. In the plastic cap of the type described above, the cylindrical side wall of the cap main body is fitted and fixed to the container mouth portion by a stopper, so that it is difficult to remove it, and an improvement in sorting and disposal is desired.
[0003]
Various types of plastic caps have also been proposed for the purpose of improving separation and disposal. For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 6-135451, a tab is provided at the lower end of the outer surface of the cylindrical side wall of the cap body, and the base of the tab is provided. A plastic cap provided with a score extending continuously from a portion of the inner surface of the cylindrical side wall portion above the engaging projection with the container mouth portion and extending in the circumferential direction at a portion above the engaging projection; It is disclosed. Since this cap tears the score by holding the tab by hand, the projection for engagement with the container mouth formed on the inner surface of the cylindrical side wall of the cap body breaks, so without using a special tool, The cap can be easily removed from the container mouth by hand, and the separation and disposal properties are extremely good.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art cap described above, the general user who purchased the cap does not know the meaning of the tab provided on the outer surface of the cylindrical side wall. The trouble of pulling and breaking the score occurred. Once the score is broken, the cap can no longer be resealed and loses its function as a cap.
[0005]
Therefore, the object of the present invention is that the score breaking tab is not provided on the outer surface of the cylindrical side wall, so that a trouble that the general user accidentally breaks the score does not occur. It is an object of the present invention to provide a plastic cap excellent in separation and disposal that can remove a cap from a container mouth by hand without using a tool.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  According to the present invention, the cap body includes a cap body fitted and fixed to the container mouth portion, and an upper lid provided on the cap body so as to be openable and closable, and the cap body is capable of forming a content dispensing opening. And a cylindrical side wall extending from the peripheral edge of the top plate portionAn annular protrusion having a thread for engaging and supporting the upper lid is provided on the peripheral edge of the top plate portion.In the cap,
  The cylindrical side wall of the cap body is composed of a first cylindrical side wall, a horizontal flange portion, and a second cylindrical side wall, and the upper end of the first cylindrical side wall is continuous with the top plate portion. The upper end of the second cylindrical side wall passes through the horizontal flange portion.First cylindrical side wallIt is connected to
  A locking projection that engages with the outer surface of the container mouth is formed inside the first cylindrical side wall,
  The horizontal flange portion between the first cylindrical side wall and the second cylindrical side wall is provided with a protruding tab-like tearing tab that is upright and spaced from the first cylindrical side wall,
  A first tear score extends from one end of the base of the tear tab or in the vicinity thereof, and a second tear from the other end in the vicinity of the tear tab. The first tear score extends through the second cylindrical side wall to the lower end or near the lower end, and the second tear score is the second cylindrical side wall. Or it extends to the horizontal flange,
  In the horizontal flange portion inside the tear tab, a break weakening portion is formed along the base portion of the tab, and the weakening portion is at least one of the first and second tear scores. Are connected,
  When the upper lid provided on the cap body is closed, the tear tab is covered with the upper lid, and a plastic cap with excellent separation and disposal is provided.
  According to the present invention, the cap main body includes a cap main body that is fitted and fixed to the container mouth portion, and an upper lid that can be freely opened and closed on the cap main body, and the cap main body can form a content dispensing opening. A cap having a top plate portion and a cylindrical side wall extending from a peripheral portion of the top plate portion, and a cap having a top cover hinged to the cylindrical side wall;
  The cylindrical side wall of the cap body is composed of a first cylindrical side wall, a horizontal flange portion, and a second cylindrical side wall, and the upper end of the first cylindrical side wall is continuous with the top plate portion. The upper end of the second cylindrical side wall is connected to the first cylindrical side wall via the horizontal flange portion,
  A locking projection that engages with the outer surface of the container mouth is formed inside the first cylindrical side wall,
  The horizontal flange portion between the first cylindrical side wall and the second cylindrical side wall is provided with a protruding tab-like tearing tab that is upright and spaced from the first cylindrical side wall,
  A first tear score extends from one end of the base of the tear tab or in the vicinity thereof, and a second tear from the other end in the vicinity of the tear tab. The first tear score extends through the second cylindrical side wall to the lower end or near the lower end, and the second tear score is the second cylindrical side wall. Or it extends to the horizontal flange,
  In the horizontal flange portion inside the tear tab, a break weakening portion is formed along the base portion of the tab, and the weakening portion is at least one of the first and second tear scores. Are connected,
  When the upper lid provided on the cap body is closed, the tear tab is covered with the upper lid, and a plastic cap with excellent separation and disposal is provided.
[0007]
In the present invention, the score tear tab is not formed on the outer surface of the cylindrical side wall of the cap body, and the tear tab is covered by the upper lid in a state where the upper lid is closed. I can't see. Therefore, there is no possibility that a person who purchased such a cap will break the score by holding the tear tab before removing the upper lid. Moreover, if the top cover is removed, the contents are left in the container because the contents are poured out by forming the opening for pouring in the top plate portion of the cap body and pouring the contents. In this state, the general user hardly breaks the score with the tear tab.
[0008]
The cap of the present invention, with the top cover removed, pushes the tearing tab outward with, for example, a nail, and then pulls it with this tab, so that the second cylindrical side wall or horizontal By tearing two extending scores (first and second tear scores) extending to the flange portion, the cap body fixed to the container mouth portion can be easily removed, such as a bottle. It is possible to carry out disposal after separating from the main body of the container, that is, separate disposal.
Further, in the present invention, a weakening portion for breaking such as a score, a perforation, or a slit is formed in the horizontal flange portion inside the tearing tab along the base portion of the tab. For this reason, when the tear tab is pushed down or pulled by hand, stress is concentrated at both ends in the circumferential direction of the base portion of the tear tab, and therefore, the two tear strips extending from the stress concentration portion. The tearing of the score starts smoothly. Since the tearing of these scores once proceeds, the tearing operation can be easily performed.
In this case, if the tearing tab is formed in an arc shape along the first cylindrical side wall, the tearing tab is extended by the pushing down, so that the tearing tab is formed at both ends of the base portion of the tearing tab. The continuous score is broken or weakened, and tearing can be started more easily. As described above, in the present invention, in order to easily perform the score tearing operation, the shape of the score and the shape of the tearing tab can be variously selected.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on specific examples shown in the accompanying drawings.
FIG. 1 is a view showing a basic structure of a cap body used for a plastic cap employed in the present invention. In FIG. 1, (A) is a top view, (B) is a side view, and (C) is It is a bottom view. 2 is a side sectional view of the cap main body of FIG. 1, and FIG. 3 shows a plastic cap using the cap main body of FIG. 1, that is, the cap main body screwed with the upper lid together with the container mouth portion. 4 is a side sectional view of the plastic cap of FIG. Further, FIG. 5 shows an enlarged example of the weakening portion for breaking formed in the horizontal flange portion on the inner side (first cylindrical side wall side) of the tearing tab.
[0010]
As shown in FIGS. 1 to 4, the plastic cap of the present invention comprises a cap body 1 and an upper lid 2, and the cap body 1 is formed by a stopper as shown in FIG. The container mouth part 50 is fitted and fixed.
[0011]
The cap body 1 includes a top plate portion 5, a first cylindrical side wall 6 extending from the peripheral portion of the top plate portion 5, a horizontal flange 7 connected to the lower end of the first cylindrical side wall 6, and a tip portion of the horizontal flange. 2 and a second cylindrical side wall 8 extending downward (see particularly FIG. 2).
An annular protrusion 9 is formed integrally with the upper end of the first cylindrical side wall 6, and a thread 9 a for engaging and holding the upper lid 2 is formed on the outer surface of the annular protrusion 9. Yes.
An inner ring 10 is formed on the inner surface of the top plate portion 5, and an upper end portion of the container mouth portion 50 is fitted into a space between the inner ring 10 and the first cylindrical side wall 6. Further, a locking projection 11 is formed on the inner surface of the lower end of the first cylindrical side wall 6, and this cap 11 engages with the outer surface of the container mouth portion 50, so that the cap body 1 It is firmly fixed to the mouth part 50.
A score 12 for forming a content liquid dispensing opening is formed further inside the inner ring 10, and a tab ring 13 is formed on the outer surface side of the portion partitioned by the score 12. . That is, by pulling with the tab ring 13, the score 12 is broken, and an opening for dispensing the content liquid is formed in the top plate portion 5.
[0012]
A circumferential projection 15 is formed on the outer surface of the top plate portion 5 so as to surround the score 12. The circumferential protrusion 15 acts as a guide for the liquid to be poured out, and the circumferential protrusion 15 smoothly pours out the liquid from the content liquid outlet formed by breaking the score 12.
[0013]
In particular, as shown in FIG. 3, a screw thread 20 is formed on the inner surface of the upper lid 2, and this screw thread 20 is engaged with a screw thread 9 a formed on the outer surface of the annular protrusion 9. The upper lid 2 is screwed to the cap body 1. Accordingly, the upper lid 2 is fixed to a portion above the horizontal flange 7.
An annular protrusion 21 is formed on the inner surface of the upper lid 2 so as to be in close contact with the inner surface of the circumferential protrusion 15 formed on the top plate portion 5 of the cap body 1. Due to the close contact between the annular protrusion 21 and the circumferential protrusion 15, the sealing performance after the opening for dispensing the content liquid is formed in the top plate portion 5 of the cap body 1 is secured.
[0014]
In the present invention, the first cylindrical side wall 8 is provided with first and second tearing scores 30a, 30b, and the horizontal flange 7 is provided with an upright protruding piece-shaped tearing tab 31. . That is, as shown in FIGS. 1A and 1B, the first tear score 30a and the second tear score 30b are both end portions in the circumferential direction of the base portion of the tear tab 31. Alternatively, the first tear score 30a is inclined to the second tear score 30b side and extends to the lower end of the second cylindrical side wall 8. The second score 30b extends circumferentially along the wall surface of the second cylindrical side wall 8. That is, when the tear tab 31 is pushed down and pulled, the first score 30a is broken and the second cylindrical side wall 8 is divided. At the same time, the second score 30b is also broken to some extent. To do. Therefore, the score 30b is torn by holding the tear tab 31 by hand and pulling it in the circumferential direction. Thereby, since the lower part of the horizontal flange 7 is exposed to the outside, the cap body 1 can be easily removed from the container mouth part 50.
[0015]
Although not shown, several ribs can be formed on the inner surface (on the first cylindrical side wall 6 side) and / or the outer surface of the upper portion of the tear tab 31. By forming such a rib, a claw can be hooked on the tear tab 31 or the tab 31 can be easily picked, and the score 30a, 30b can be further easily torn.
[0016]
A breaking weakened portion 35 is formed on the horizontal flange 7 inside the tear tab 31 (on the first cylindrical side wall 6 side) along the root portion of the tear tab 31. Both ends of the breaking weakening portion 35 are connected to the first and second scores 30a and 30b, respectively. Therefore, when the tear tab 31 is pushed down and pulled, this tensile force is concentrated on the ends of the first and second scores 30a and 30b, so that the tearing of these scores can be easily started. .
In order to easily start the tearing of the scores 30a and 30b, the breaking weakening portion 35 is preferably a slit or a perforation, and in the case of a slit, the tearing of the scores 30a and 30b is most easily started. can do. Further, in terms of preventing deformation and breakage of the horizontal flange 7 when the cap body 1 is plugged, breakage of the scores 30a and 30b, etc., the breakage weakening portion 35 is most preferably a score.
[0017]
Referring to FIG. 1A, the tear tab 31 is preferably formed in an arc shape along the side wall 6 at a distance from the first cylindrical side wall 6. When the tab 31 is formed into an arc shape, when the tab 31 is pushed down, both ends thereof are stretched, so that stress concentrates at both ends of the base portion of the tear tab 31, and as a result, the breaking weakening portion 35 first and Tearing to the second score 30a, 30b starts smoothly.
[0018]
The length of the second tearing score 30b extending in a circumferential shape is arbitrary as long as the removal from the container mouth portion 50 of the cap body 1 can be easily performed when the tearing is completed. For example, it extends over substantially the entire circumference of the second cylindrical side wall 8, and in some cases, the second score 30b may cross the first score 30a. However, in general, as shown in FIG. 1 (A), the second tear score 30b is usually a portion of the second cylindrical side wall 8 at about 270 degrees (second cylindrical shape). It is preferably formed over about 3/4 of the entire circumference of the side wall 8. That is, when the second tearing score 30b is formed over substantially the entire circumference of the second cylindrical side wall 8, when the score 30b is broken, the second cylindrical side wall 8 is completely separated from the cap body 1. However, if the score 30b is formed as shown in FIG. 1A, even if the score 30b is broken, the second cylindrical side wall 8 is connected to the cap body 1 and thus is divided. Further, by pulling up the second cylindrical side wall 8, there is an advantage that it can be easily removed from the container mouth portion 50 integrally with the cap body 1. Furthermore, the first score 30a does not necessarily extend to the lower end of the second cylindrical side wall 8, and the second cylindrical side wall 8 is completely torn and divided along the first score 30a. If possible, the first score 30 a can be terminated in the vicinity of the lower end of the second cylindrical side wall 8.
[0019]
Further, as described above, the locking projection 11 is formed inside the lower end of the first cylindrical side wall 6, and this locking projection 11 is formed on the entire first cylindrical side wall 6. Although it can also be formed over the circumference, it is usually preferable that it is not formed at the position of the end point of the second score 30b as shown in FIG. In FIG. 1C, a portion where the locking projection 11 is interrupted is indicated by 11a.
That is, after the score 30b is torn, the cap body 1 is removed from the container mouth portion 50 by pulling the broken second cylindrical side wall 8 upward. At this time, the score 30b is positioned at the end point of the score 30b. This is because if the locking projection 11 engaged with the container mouth portion 50 does not exist, the first cylindrical side wall 6 can be easily lifted up. A plurality of portions 11a where the locking projections 11 are interrupted can be formed. For example, in FIG. 1C, the locking projections 11 are also interrupted on the opposite side of the portion 11a. can do.
[0020]
In the present invention, a recess 40 is formed at the lower end of the upper lid 2, and the tear tab 31 is positioned in the recess 40 when the upper lid 2 is screw-engaged with the cap body 1. . That is, as clearly shown in FIG. 4, when the upper lid 2 is closed, the tear tab 31 is not visible at all from the outside. Therefore, there is no possibility that a general user tears the scores 30a and 30b by the tear tab 31 before opening the upper lid 2. Further, there is no possibility that the tearing tab 31 is caught and the scores 30a and 30b are broken when the cap is distributed.
[0021]
In addition, according to the present invention, the tearing work of these scores can be easily performed by variously changing the shape of the breaking weakening portion 35, the shape of the tearing tab 31, or the arrangement of the two tearing scores 30a and 30b. It can be carried out.
[0022]
FIG. 5 shows an example of the shape of the weakening portion 35 for breaking.
In FIG. 5 (A), the weakening part 35 for a break provided in the horizontal flange 7 inside the tear tab 31 is a slit. That is, the slit 35 extends along the inner base portion of the tear tab 31, but both end portions 35 a, 35 a are bent outward along the circumferential end portion of the tear tab 31. At the tip, it is connected to two tear scores 30a and 30b formed on the second cylindrical side wall 8.
FIG. 5B is an example in which the breaking weakening portion 35 is used as a score. The score 35 extends along the inner root portion of the tear tab 31 just like the slit 35 of FIG. 5A, and both end portions 35a and 35a thereof are circumferential end portions of the tear tab 31. Are bent to the outside along the two, and are connected to the two tearing scores 30a and 30b formed on the second cylindrical side wall 8 at the tip thereof.
FIG. 5C shows an example in which the breaking weakening portion 35 is formed by a slit and a score. That is, the weakening portion for breaking 35 includes a slit 35x extending along the inner root portion of the tearing tab 31 and a score 35y extending outwardly along the circumferential end portion of the tearing tab 31. Is formed. The slit 35x and the score 35y are integrally connected, and are connected to the two tearing scores 30a and 30b formed in the second cylindrical side wall 8 at the tip of the score 35.
FIG. 5D shows an example in which the second tear score 30 b is formed on the horizontal flange 7. In this example, the breaking weakening portion 35 is formed of a slit, and the slit 35 extends along the inner root portion of the tearing tab 31, and the end portion 35 a on one side thereof is shown in FIG. In the same manner as in (2), the tear tab 31 is bent outward along the circumferential end portion, and is connected to the tear score 30a formed on the second cylindrical side wall 8 at the tip. The other end 35 b of the slit 35 is bent outward along the circumferential end of the tear tab 31, but ends at the center of the horizontal flange 7, and at the tip, the horizontal flange 7 It is connected to the second tear score 30b formed above.
In addition, when making the weakening part 35 for a fracture | rupture into a slit, it is preferable that this slit is linear, However, It can also be made into the wide thing in which an opening is formed.
[0023]
FIGS. 6 to 8 below show the main part of the cap main body in which the shape of the tear tab 31 is particularly changed.
[0024]
FIG. 6 shows a mode in which the tearing of the two tearing scores 30a and 30b is started by turning the tearing tab 31 in the circumferential direction.
In this embodiment, an extension portion 60 is formed on one side surface (the first score 30 a side) of the tear tab 31, and the extension portion 60 is free from the horizontal flange 7. That is, the lower end of the extension portion 60 and the horizontal flange 7 are separated from each other and can be freely bent. Therefore, by tearing the tear tab 31 in the circumferential direction, the tearing of the first tear score 30a and the score 35 is easily started, and then the tearing of the second tear score 30b is also easily started.
In this case, if the extension part 60 is rolled during the use of the cap (that is, before disposal), the upper lid 2 cannot be closed. Therefore, the extension part 60 is locked to the horizontal flange 7. For this reason, the lower end of the extension part 60 and the horizontal flange 7 can be partially or entirely connected by a score. Further, instead of providing a score between the two, the lower end of the extension 60 can be fixed to the horizontal flange 7 by a breakable bridge.
Moreover, it is preferable to form a rib extending in the vertical direction on the back side (first cylindrical side wall 6 side) and / or the front side of the extension portion 60. That is, by forming such ribs, the hooks can be easily hooked by hooking the extension 60.
[0025]
In the embodiment of FIG. 7, the tearing of the score is started by pushing the tearing tab 31 downward.
In this embodiment, the tear tab 31 has a trapezoidal shape with a short upper end and a long lower end. The first tear score 30a extends substantially to the lower end of the second cylindrical side wall 8 along the axial direction of the cap, and the side surface 31a of the tear tab 31 connected to the score 30a is substantially vertical. The side surface 31b on the other side of the tear tab 31 is a gently inclined surface, and a ring-shaped tear score 30b extends to the lower end thereof. That is, when the tear tab 31 is pushed in, the force concentrates on the ends of the score 30a and the score 35, and the tearing of the score 30a and the score 35 starts easily. When the tearing starts, the score 30a is easily torn to the lower end by turning the tearing tab 31 outward, and then the circumferential second tearing score 30b is easily torn by pulling in the circumferential direction. Can do. In this case, the side surface 31a of the tab 31 may be slightly inclined.
[0026]
The embodiment of FIG. 8 is an example in which both of the two tearing scores 30a, 30b extend to the lower end of the second cylindrical side wall 8 substantially along the cap axial direction. ) Is a top view of the cap body, (B) is a side view, and (C) is a bottom view.
In this example, the tearing tab 31 is pushed down and pulled down to tear the tearing scores 30a and 30b at the same time, and this portion is peeled off. Therefore, the cap body 1 can be easily removed from the container mouth portion 50 by raising the lower end of the exposed first cylindrical side wall 6.
[0027]
In this embodiment, as shown in the drawing, it is preferable to provide two tear tabs 31 at positions symmetrical with respect to the cap. Thereby, the removal from the container opening part 50 of the cap main body 1 can be performed still more easily.
Further, in the portion where the tear tab 31 is formed, it is preferable that the locking projection 11 provided on the inner side of the lower end of the first cylindrical side wall 6 is interrupted. If it does in this way, after peeling off the part between the two tear scores 30a and 30b, the 1st cylindrical side wall 6 can be easily rolled up from a lower end.
6 to 8 described above, the breaking weakening portion 35 should be formed on the entire back side of the base portion of the tear tab 31 (on the first cylindrical side wall 6 side). For example, it is preferable that the breaking weakening portion 35 is formed in any shape shown in FIGS. This is because, by forming such a weakening portion for breaking 35, the tearing tab 31 can be easily turned, pushed or pushed down in the circumferential direction, and the tearing of the score can be easily started.
[0028]
In the specific examples described above, the upper lid 2 is shown as an example of the type of cap that is attached to the cap body 1 by screwing, but these can also be applied to the hinge cap.
9 is a top view of the hinge cap with its top lid opened, FIG. 10 is a bottom view of the hinge cap of FIG. 9, FIG. 11 is a side sectional view of the hinge cap of FIG. 9, and FIG. FIG. 13 is a side cross-sectional view showing the AA cross-section with the top cover of the hinge cap 9 closed, and FIG. 13 is a cross-sectional side view showing the BB cross-section with the top cover of the hinge cap of FIG. 9 closed. .
[0029]
In this hinge cap, the upper lid 2 is hinge-connected (80) to the cap body 1, and the upper lid 2 is opened and closed by turning about the hinge coupling portion 80 as a fulcrum.
In such a hinge cap, the structure of the cap body 1 has basically the same structure as that of the screw-type cap shown in FIG. Hereinafter, the structure of the cap body 1 will be briefly described.
That is, the first cylindrical side wall 6 extends downward from the peripheral edge of the top plate portion 5, the horizontal flange 7 is formed at the lower end of the cylindrical side wall 6, and the second cylindrical side wall 8 is further extended from the horizontal flange 7. Is extended.
An annular protrusion 9 is connected to the upper end of the first cylindrical side wall 6, and a protrusion 9 a for engaging and holding the upper lid 2 is formed on the outer surface of the annular protrusion 9. Further, a locking projection 11 is formed on the inner surface of the lower end of the first cylindrical side wall 6.
An inner ring 10 is provided on the inner surface of the top plate portion 5, and a score 12 for forming a content liquid dispensing opening is formed inside the inner ring 10. A score 12 is formed on the outer surface of the top plate portion 5. Is provided with a circumferential protrusion 15 for guiding the liquid to be dispensed, and a tab ring 13 for tearing the score 12 to form an opening.
[0030]
The upper lid 2 of the hinge cap is composed of a top surface 65 and a skirt wall 66 that is continuous with the peripheral edge of the top surface 65. The skirt wall 66 has its tip (in the top lid 2 shown in FIG. Is equivalent to the length of the horizontal flange 7 when the upper lid 2 is closed. An opening tab 67 is provided at the tip of the skirt wall 66 at a position opposite to the hinge connecting portion 80.
A pair of annular protrusions 68 are provided on the inner surface of the top surface 65. The annular protrusions 68 and 68 are formed so as to be fitted to the upper ends of the circumferential protrusions 15 for guiding the discharged liquid provided on the cap body 1 when the upper lid 2 is closed. That is, the sealing property when the opening for pouring is formed in the top plate part 5 of the cap body 1 is secured by the fitting of both. Further, a locking annular protrusion 69 is formed on the inner surface of the skirt wall 66. When the upper lid 2 is closed, the annular projection 69 is engaged with the projection 9a described above, whereby the upper lid 2 is firmly fixed.
[0031]
For example, as shown in FIG. 11, the hinge connecting portion 80 is formed so as to connect the upper end of the second cylindrical side wall 8 of the cap body 1 and the tip end portion of the skirt wall 66 of the upper lid 2. However, the connection position is not limited to this portion. For example, depending on the case, the first cylindrical side wall 6 and the skirt wall 66 can be hinge-connected, or a part of the second cylindrical side wall 8 protrudes upward from the horizontal flange 7, and this protrusion In this way, the skirt wall 66 is hinged or the horizontal flange 7, the first cylindrical side wall 6 and the second cylindrical side wall are integrated to form a base, and this base is hinged to the skirt wall 66. You can also In these cases, since the hinge connecting portion protrudes from the horizontal flange 7, it corresponds to the protruding portion or base portion of the first cylindrical side wall 6 where the hinge connecting portion 80 is formed when the upper lid 2 is closed. It is necessary to make the length of the skirt wall 66 of the portion to be shorter than the length of the skirt wall 66 of the portion corresponding to the horizontal flange 7. Accordingly, the skirt wall 66 has a stepped shape. Further, in these embodiments, compared with the example of FIG. 11, the pivot point of the upper lid 2 is formed at a portion close to the circumferential projection 15 for guiding the liquid to be dispensed. The annular projections 68 and 68 can be made long, which is advantageous in terms of sealing performance.
[0032]
Furthermore, the hinge connection part 80 may have a structure known per se, and can be constituted by a pair of connection parts 80a and a hinge band 80b provided therebetween, for example, as shown in FIG. That is, the upper lid 2 turns around the connecting portion 80a as a fulcrum, and this turning is controlled by the hinge band 80b. For example, when the upper lid 2 is turned in the opening direction, the hinge band 80b is fully extended at a certain angle or more, and when it is turned further, the hinge band 80b is bent again. That is, as shown in FIG. 11, when the upper lid 2 is completely opened, the hinge band 80b is bent. For this reason, when the upper lid 2 is closed, the hinge band 80b must be fully extended, and an external force is required. Accordingly, unless an external force is applied, the upper lid 2 is held in a completely opened state as shown in FIG.
[0033]
In the hinge cap having the above-described structure, a tear tab 31 is formed on the horizontal flange 7, and the first and second tear scores 30 a and 30 b, as described with reference to FIGS. 1 to 8, In the portion where the breaking weakening portion 35 is provided and the tear tab 31 is further formed, the locking projection 11 on the inner surface of the first cylindrical side wall 6 is interrupted. In the hinge cap of the present embodiment, as shown in FIGS. 9 and 11, the first tear score 30 a is inclined and extended to the lower end of the second cylindrical side wall 8. The tearing score 30b of 2 extends around the second cylindrical side wall 8 in a circumferential shape.
Further, the skirt wall 66 of the upper lid 2 is formed with a concave portion 70 with a part being thin (see FIGS. 9 and 11). That is, the recess 70 extends upward from the lower end of the skirt wall 66 and is formed at a position corresponding to the tear tab 31 when the upper lid 2 is closed. That is, when the upper lid 2 is closed, the tear tab 31 is accommodated in the recess 70. Thereby, even if the tear tab 31 is formed, the upper lid 2 can be opened and closed smoothly.
[0034]
In such a hinge cap of the present invention, as is apparent from FIG. 9, the tear tab 31 is preferably formed at a position away from the symmetrical position (P) of the hinge connecting portion 80. In other words, at the symmetrical position (P) of the hinge connecting portion 80 or in the vicinity thereof, when the upper lid 2 is closed, the swinging of the tip of the upper lid skirt wall 66 is large. Therefore, if the tear tab 31 is formed at or near the symmetrical position (P), the inconvenience that the tip of the skirt wall 66 hits the tear tab 31 is likely to occur. However, the further away from the symmetrical position (P) of the hinge connecting portion 80, there is almost no blurring of the turning of the tip of the skirt wall 66, and the above inconvenience can be effectively prevented. In particular, in the case of a hinge cap, once the skirt wall 66 hits the tearing tab 31 and the tab 31 is deformed, contact between the two will occur even after the closing of the plug. Therefore, it is necessary to prevent the deformation of the tab 31 as much as possible. There is. Therefore, it is extremely important to prevent contact between the tip of the skirt wall 66 and the tear tab 31 when closing.
[0035]
In order to effectively prevent the contact between the skirt wall 66 and the tearing tab 31 as described above, the center α of the tearing tab 31 and the cap center O are usually connected, although it depends on the size of the cap. The angle θ formed by the straight line and the straight line connecting the center β of the hinge connecting portion 80 and the cap center O is preferably 135 degrees or less, particularly 90 degrees or less. That is, as the angle θ is smaller, the tab 31 is formed at a position where the blur of the upper lid skirt wall 66 is smaller when the upper lid 2 is closed, so that the contact between the tab 31 and the skirt wall 66 during the closure is effectively prevented. Because it can. However, if the tear tab 31 is too close to the hinge connecting portion 80, it is difficult to tear from the tab 31, so the tab 31 is formed at a position separated from the connecting portion 80 to the extent that this tear is not difficult. It is necessary to keep it.
[0036]
In the hinge cap, it is desirable that the second tear score 30b extending in the circumferential direction of the second cylindrical side wall 8 does not pass through the hinge connecting portion 80. Incidentally, in FIG. 9, the end point of the score 30 b is a position indicated by Q, and does not extend to the hinge connection part 80. That is, when the first and second scores 30a and 30b are torn by holding the tear tab 31, and then the cap body 1 is removed from the container mouth portion 50, if the hinge connecting portion 80 remains without being torn, it is torn. This is because the cap main body 1 can be removed more easily by holding and pulling up the second cylindrical side wall or the upper lid 2 by hand. Further, as described above, if the tear tab 31 is separated as much as possible from the symmetrical position (P) of the hinge connecting portion 80, for example, the angle θ is formed in the above-described range, the second cylindrical side wall is formed. There is an advantage that the length of the second tearing score 30b extending around the circumference 8 can be made as long as possible. If the tear tab 31 is formed at the symmetrical position (P) or in the vicinity thereof, the length of the second tear score 30b is set at the maximum of the entire circumference of the cap if the hinge connecting portion 80 is left. It is about 1/2. On the other hand, if the tear tab 31 is formed in a portion close to the hinge connecting portion 80, the second tear score 30b can be set longer than ½ of the entire circumference of the cap, and the cap body 1 can be removed. It is extremely advantageous to do so.
[0037]
Needless to say, the hinge cap described above can be modified in various ways as shown in FIGS.
[0038]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the score tearing tab is hidden by the upper lid and cannot be seen from the outside, there is no trouble that the general user accidentally pulls the tab and breaks the score before opening the upper lid. Does not occur.
In addition, since the two scores formed on the second cylindrical side wall can be easily torn, the cap body can be easily removed from the container mouth without using a special tool. Separation and disposal are very good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view, a side view, and a bottom view showing a cap body of a screw type plastic cap according to the present invention.
2 is a side sectional view of the cap body of FIG. 1. FIG.
3 is a side cross-sectional view showing a state where an upper lid is attached to the cap body of FIG. 2. FIG.
4 is a side view of the cap shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a partially enlarged view showing various examples of the shape of the weakening portion for fracture.
FIG. 6 is a view showing another example of the tear tab.
FIG. 7 is a view showing still another example of the tear tab.
FIGS. 8A and 8B are a top view, a side view, and a bottom view of a cap body according to another embodiment of the screw type plastic cap of the present invention. FIGS.
FIG. 9 is a top view of the hinge cap according to the present invention with the upper lid opened.
10 is a bottom view of the hinge cap of FIG. 9. FIG.
11 is a side sectional view of the hinge cap of FIG. 9;
12 is a side cross-sectional view showing an AA cross section in a state where an upper cover of the hinge cap of FIG. 9 is closed.
13 is a side cross-sectional view showing a BB cross section with the upper cover of the hinge cap of FIG. 9 closed.
[Explanation of symbols]
1: Cap body
2: Upper lid
5: Top plate
6: First cylindrical side wall
7: Horizontal flange
9: Annular projection
11: Protrusion for locking
30a: first tear score
30b: Second tear score
31: Tear tab
35: Weakened part for fracture
66: Upper lid skirt wall
70: Thin recess
80: Hinge connection part

Claims

A cap main body fitted and fixed to the container mouth portion, and an upper lid provided on the cap main body so as to be openable and closable. In the cap provided with a cylindrical side wall extending from the portion, and on the peripheral portion of the top plate portion, an annular protrusion provided with a thread for engaging and supporting the upper lid is provided .
The cylindrical side wall of the cap body is composed of a first cylindrical side wall, a horizontal flange portion, and a second cylindrical side wall, and the upper end of the first cylindrical side wall is continuous with the top plate portion. The upper end of the second cylindrical side wall is connected to the first cylindrical side wall via the horizontal flange portion,
A locking projection that engages with the outer surface of the container mouth is formed inside the first cylindrical side wall,
The horizontal flange portion between the first cylindrical side wall and the second cylindrical side wall is provided with a protruding tab-like tearing tab that is upright and spaced from the first cylindrical side wall,
A first tear score extends from one end of the base of the tear tab or in the vicinity thereof, and a second tear from the other end in the vicinity of the tear tab. The first tear score extends through the second cylindrical side wall to the lower end or near the lower end, and the second tear score is the second cylindrical side wall. Or it extends to the horizontal flange,
In the horizontal flange portion inside the tear tab, a break weakening portion is formed along the base portion of the tab, and the weakening portion is at least one of the first and second tear scores. Are connected,
A plastic cap excellent in waste disposal, wherein the tear tab is covered with the upper lid when the upper lid provided on the cap body is closed.

A cap main body fitted and fixed to the container mouth portion, and an upper lid provided on the cap main body so as to be openable and closable. A cap having a cylindrical side wall extending from the portion, and a hinge having an upper lid hinged to the cylindrical side wall ,
The cylindrical side wall of the cap body is composed of a first cylindrical side wall, a horizontal flange portion, and a second cylindrical side wall, and the upper end of the first cylindrical side wall is continuous with the top plate portion. The upper end of the second cylindrical side wall is connected to the first cylindrical side wall via the horizontal flange portion,
A locking projection that engages with the outer surface of the container mouth is formed inside the first cylindrical side wall,
The horizontal flange portion between the first cylindrical side wall and the second cylindrical side wall is provided with a protruding tab-like tearing tab that is upright and spaced from the first cylindrical side wall,
A first tear score extends from one end of the base of the tear tab or in the vicinity thereof, and a second tear from the other end in the vicinity of the tear tab. The first tear score extends through the second cylindrical side wall to the lower end or near the lower end, and the second tear score is the second cylindrical side wall. Or it extends to the horizontal flange,
In the horizontal flange portion inside the tear tab, a break weakening portion is formed along the base portion of the tab, and the weakening portion is at least one of the first and second tear scores. Are connected,
A plastic cap excellent in waste disposal, wherein the tear tab is covered with the upper lid when the upper lid provided on the cap body is closed.

The plastic cap according to claim 1 , wherein the breaking weakening portion is a score, a slit, or a perforation.

4. The plastic cap according to claim 3 , wherein the breaking weakening portions are formed on both sides in the circumferential direction of the tab following the inside of the tearing tab.

The plastic cap according to claim 1, wherein the second tear score extends in the circumferential direction on the second cylindrical side wall.

The tear tab includes a straight line connecting the center cap center, the hinge connection portion center and the angle between the straight line connecting the cap center as claimed in claim 2 which is formed to be within 135 ° Plastic cap.

The plastic cap according to claim 6 , wherein the second score extends in a circumferential direction from a side opposite to the hinge connecting portion of the tearing tab through the horizontal flange portion or the second cylindrical side wall.

The top cover includes a top surface, a portion of the skirt wall that consists of a with that skirt walls extending from the peripheral portion, corresponding to the tear tab in the closed state of the upper lid, claims are recesses formed 2 Plastic cap as described in.