JP4075594B2 - Heat storage device for internal combustion engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却水などの熱媒体を蓄熱状態で貯留すると共に、内燃機関等の運転状態または温度等に応じて、貯留した熱媒体を該内燃機関等に供給する内燃機関の蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車などに搭載される内燃機関においては、冷間時の始動性、燃焼安定性、排気エミッション、或いは室内暖房性能などの向上を目的として、冷却水等の熱媒体を蓄熱状態で貯留する蓄熱容器を熱媒体通路に備え、蓄熱容器内に高温の熱媒体を貯留すると共に、内燃機関等の運転状態または温度等に応じて、貯留した熱媒体を該内燃機関等に供給する蓄熱装置が提案されている。
【0003】
上記したような内燃機関の蓄熱装置においては、蓄熱容器や熱媒体通路等の故障による異常発生を診断することが重要である。
【0004】
従来の内燃機関の蓄熱装置における蓄熱容器や熱媒体通路等の故障診断装置としては、例えば、内燃機関内の冷却水の温度を検出する冷却水温検出手段を備え、前記内燃機関停止時に前記冷却水温検出手段によって検出された冷却水温から前記内燃機関停止時の蓄熱容器内における蓄熱水温を推定し、この推定された前記内燃機関停止時の蓄熱水温と、前記内燃機関停止時からの経過時間と、に基づき前記内燃機関の再始動時の蓄熱水温を推定し、この推定された前記内燃機関再始動時の蓄熱水温が十分に高いにもかかわらず、前記内燃機関の再始動時の暖機中における冷却水温の上昇率が予め設定された所定値を下回っているときは前記冷却水路を含む前記蓄熱容器の故障であると診断する内燃機関用熱制御システムの故障診断装置、または、蓄熱容器内の蓄熱水の温度を検出する蓄熱水温検出手段を備え、前記内燃機関停止時に前記蓄熱水温検出手段によって検出された蓄熱水温と、前記内燃機関停止時からの経過時間と、前記内燃機関再始動時に前記蓄熱水温検出手段によって検出された蓄熱水温と、に基づき算出された蓄熱水温の下降率が予め設定された所定値を上回っているときは前記蓄熱容器の故障であると診断する内燃機関用熱制御システムの故障診断装置、が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−182307号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内燃機関の蓄熱装置において、冷却水等の熱媒体の温度を検出する温度検出手段に異常が生じた場合、蓄熱容器内に貯留した熱媒体を運転状態または温度等に応じて内燃機関等に好適に供給することが困難となり、また、上記したような熱媒体通路や蓄熱容器等の故障診断を正確に行うことが出来なくなる。
【0007】
そこで、本発明は上記したような実情に鑑みてなされたものであり、冷却水等の熱媒体を蓄熱状態で貯留すると共に、内燃機関等の運転状態または温度等に応じて、貯留した熱媒体を該内燃機関等に供給する蓄熱容器を備えた内燃機関において、前記熱媒体の温度を検出する温度検出手段の異常を検出することが可能な技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。
即ち、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置は、
熱媒体を蓄熱状態で貯留する蓄熱容器と、
前記蓄熱容器と内燃機関とを経由して前記熱媒体が循環する熱媒体通路と、
前記熱媒体通路において、前記熱媒体の流れに沿って上流側と下流側とに設けられ、前記熱媒体の温度を検出する少なくとも2つの温度検出手段と、
前記内燃機関が所定の運転状態の時に、前記温度検出手段のうち、一方の温度検出手段の出力値と他方の温度検出手段の出力値とを比較することによって、前記一方の温度検出手段の異常を判定する判定手段と、
を備える構成としてもよい。
【0009】
この発明は、蓄熱容器と内燃機関とを経由して熱媒体が循環する熱媒体通路において、熱媒体の流れに沿って上流側と下流側とに設けられ、前記熱媒体の温度を検出する少なくとも2つの温度検出手段のうち、一方の温度検出手段の出力値と他方の温度検出手段の出力値とを前記内燃機関が所定の運転状態にある時に比較することによって、一方の温度検出手段の異常を検出することを最大の特徴とする。
【0010】
内燃機関が所定運転状態にある時の熱媒体通路における上流側熱媒体の温度と下流側熱媒体の温度との相互関係は、実験上または経験上予め求めることができる。
【0011】
そこで、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置においては、熱媒体通路の上流側と下流側とに設けられた少なくとも2つの温度検出手段のうち、他方の温度検出手段は正常であるとし、内燃機関が所定の運転状態にある時に、一方の温度検出手段の検出値と他方の温度検出手段の検出値との相互関係が、予め求められた所定の相互関係と異なる場合、一方の温度検出手段の異常と判断する。
【0012】
本発明に係る内燃機関の蓄熱装置において、温度検出手段は、少なくとも、蓄熱容器に出入りする熱媒体の温度を検出する蓄熱容器側温度検出手段と内燃機関を流通する熱媒体の温度を検出する内燃機関側温度検出手段とを有する構成としてもよい。
【0013】
この場合、内燃機関側温度検出手段については、例えば、内燃機関運転中において、該内燃機関側温度検出手段の検出値が、内燃機関の運転状態に応じて予め定められた所定温度範囲内にない場合、または、予め定められた所定時間の間、固定値であった場合、該内燃機関側温度検出手段の異常と判断する等の異常検出が可能である。そのため、本発明においては、内燃機関側温度検出手段は正常とし、蓄熱容器側温度検出手段の検出値と内燃機関側温度検出手段の検出値とを比較することによって、蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定する。
【0014】
例えば、内燃機関の暖機時において、暖機開始から所定時間経過後、蓄熱容器側温度検出手段の検出値が内燃機関側温度検出手段の検出値より低い場合、判定手段は蓄熱容器側温度検出手段の異常であると判定するとしてもよい。
【0015】
内燃機関の暖機時においては、蓄熱容器に貯留されていた高温の熱媒体が熱媒体通路を介して内燃機関に流入する。このとき、内燃機関に流入した熱媒体は、熱媒体通路を経由しており、また、内燃機関を熱伝導によって加熱させるため、蓄熱容器から流出した直後に比べ温度が低くなる。従って、内燃機関側温度検出手段と蓄熱容器側温度検出手段とが共に正常ならば、内燃機関の暖機開始から所定時間経過後の蓄熱容器側温度検出手段の検出値は内燃機関側温度検出手段の検出値より高くなる。
【0016】
即ち、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置において、内燃機関の暖機開始から所定時間経過後、蓄熱容器側温度検出手段の検出値が内燃機関側温度検出手段の検出値より低い場合、判定手段は、蓄熱容器側温度検出手段が異常であると判定する。
【0017】
また、例えば、蓄熱容器に高温の熱媒体を回収する時において、回収開始から所定時間経過後、蓄熱容器側温度検出手段の検出値と内燃機関側温度検出手段の検出値との差が所定値以上である場合、判定手段は蓄熱容器側温度検出手段の異常であると判定するとしてもよい。
【0018】
蓄熱容器に高温の熱媒体を回収するときは、内燃機関によって加熱された熱媒体が熱媒体通路を介して蓄熱容器に流入する。従って、内燃機関側温度検出手段と蓄熱容器側温度検出手段とが共に正常ならば、熱媒体回収開始から所定時間経過後には、蓄熱容器側温度検出手段の検出値は内燃機関側温度検出手段の検出値とほぼ同じとなる。
【0019】
即ち、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置において、蓄熱容器への高温の熱媒体回収開始から所定時間経過後、蓄熱容器側温度検出手段の検出値と内燃機関側温度検出手段の検出値との差が所定値以上である場合、判定手段は、蓄熱容器側温度検出手段が異常であると判定する。
【0020】
本発明に係る内燃機関の蓄熱装置においては、熱媒体通路に熱媒体を循環させる熱媒体循環手段または/および熱媒体通路での熱媒体の循環を停止する熱媒体循環停止手段をさらに備え、判定手段は、熱媒体循環手段によって熱媒体の循環が開始された時または/および熱媒体循環停止手段によって熱媒体の循環が停止された時から所定時間経過後に蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定するとしてもよい。
【0021】
これは、熱媒体の循環開始または停止の前後では蓄熱容器に出入りする熱媒体の温度および内燃機関を流通する熱媒体の温度は変化し、所定時間が経過した後に、蓄熱容器側温度検出手段の異常判定が可能となる温度に到達するためである。
【0022】
例えば、熱媒体の循環が開始された時の蓄熱容器側温度検出手段の検出値と熱媒体の循環が開始された時から所定時間経過後の蓄熱容器側温度検出手段の検出値との差が所定値以下の場合、蓄熱容器側温度検出手段の異常であると判定するとしてもよい。
【0023】
また、例えば、熱媒体の循環が停止された時の蓄熱容器側温度検出手段の検出値と熱媒体の循環が停止された時から所定時間経過後の蓄熱容器側温度検出手段の検出値との差が所定値以下の場合、蓄熱容器側温度検出手段の異常であると判定するとしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る内燃機関の蓄熱装置の具体的な実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系を示す概略構成図である。
【0026】
内燃機関1は、シリンダヘッド1aとシリンダブロック1bを備えている。シリンダヘッド1a及びシリンダブロック1bの各々には、本発明に係る熱媒体としての冷却水を流通させるためのヘッド側冷却水路2aとブロック側冷却水路2bとが形成され、それらのヘッド側冷却水路2aとブロック側冷却水路2bとは相互に連通している。
【0027】
前記ヘッド側冷却水路2aには、第1冷却水路4が接続され、この第1冷却水路4は、ラジエター5の冷却水流入口に接続されている。前記ラジエター5の冷却水流出口は、第2冷却水路6を介してサーモスタットバルブ7に接続されている。
【0028】
前記サーモスタットバルブ7には、前記第2冷却水路6の他に第3冷却水路8とバイパス水路9とが接続されている。第3冷却水路8は、内燃機関1の機関出力軸(クランクシャフト)の回転トルクを駆動源とする機械式ウォーターポンプ10の吸込口に接続され、バイパス水路9は、前記ヘッド側冷却水路2aに接続されている。
【0029】
前記機械式ウォーターポンプ10の吐出口には、前記ブロック側冷却水路2bが接続されている。
【0030】
前記第1冷却水路4の途中にはヒータホース11の一端が接続され、このヒータホース11の他端は前記第3冷却水路8の途中に接続されている。前記ヒータホース11の途中には、冷却水と室内暖房用空気との間で熱交換を行うヒータコア12が配置されている。
【0031】
ヒータホース11におけるヒータコア12と第3冷却水路8との接続部の間には第1バイパス通路13aの一端が接続され、この第1バイパス通路13aの他端は電動ウォーターポンプ14の冷却水吸い込み口に接続されている。電動ウォーターポンプ14の冷却水吐出口は第2バイパス通路13bを介して蓄熱容器15の冷却水入口15aに連通されている。蓄熱容器15の冷却水出口15bは、第3バイパス通路13cと連通しており、このバイパス通路13cは、ヒータホース11におけるヒータコア12と第1冷却水路4との間の部位に接続されている。
【0032】
前記蓄熱容器15は、冷却水を蓄熱状態で貯留する容器であり、冷却水入口15aから新規の冷却水が流入すると、それと入れ代わりにこの蓄熱容器15内に貯留されていた冷却水を前記冷却水出口15bから排出するよう構成されている(新規の冷却水が冷却水出口15bから流入した場合は、貯留されていた冷却水は冷却水入口15aから排出される)。
【0033】
前記電動ウォーターポンプ14は、バッテリ43の電力を駆動源とするウォーターポンプであり、冷却水吸込口から吸い込んだ冷却水を冷却水吐出口から吐出することによって冷却水の循環流を発生させる。
【0034】
ここで、ヒータコア12と第1冷却水路4との間に位置するヒータホース11において、第3バイパス通路13cの接続部位を基準にして第1冷却水路4側の部位を第1ヒータホース11aと称するとともに、ヒータコア12側の部位を第2ヒータホース11bと称するものとする。また、ヒータコア12と第3冷却水路8との間に位置するヒータホース11において、第1バイパス通路13aの接続部位を基準にしてヒータコア12側の部位を第3ヒータホース11cと称するとともに、第3冷却水路8側の部位を第4ヒータホース11dと称するものとする。
【0035】
前記第1ヒータホース11aと前記第2ヒータホース11bと前記第3バイパス通路13cとの接続部には、流路切換弁16が設けられている。この流路切換弁16は、前記3つの通路の内、何れか1つの通路を選択的に遮断、または、全ての通路を開放するよう構成されている。
【0036】
第3バイパス通路13cにおける蓄熱容器15の冷却水出口15b近傍には、この冷却水出口15bを流通する冷却水の温度に対応した電気信号を出力する第1水温センサ17が取り付けられている。また、ヘッド側冷却水路2aにおける第1冷却水路4との接続部位近傍には、ヘッド側冷却水路2a内を流れる冷却水の温度に対応した電気信号を出力する第2水温センサ18が取り付けられている。
【0037】
このように構成された冷却水循環系には、当該冷却水循環系の作動状態を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)39が併設されている。
【0038】
ECU39には、前述した第1水温センサ17、第2水温センサ18、及びバッテリ43に加えて、車室内に設けられたイグニッションスイッチ40、スタータスイッチ41、及び室内暖房装置のスイッチ(ヒータスイッチ)42が電気的に接続され、それらからの出力信号がECU39へ入力されるようになっている。
【0039】
更に、ECU39は、前述した電動ウォーターポンプ14及び流路切換弁16と電気的に接続されており、ECU39によって電動ウォーターポンプ14及び流路切換弁16はその作動を制御される。
【0040】
次に、本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における内燃機関1の始動前暖機時の冷却水循環経路について説明する。
【0041】
図2は、本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における内燃機関1の始動前暖機時の冷却水循環経路を示す図である。
【0042】
ECU39は、内燃機関1の始動前暖機時には第2ヒータホース11bを遮断させるべく、流路切換弁16を制御すると共に、電動ウォーターポンプ14を作動させる。
【0043】
この場合、第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとが連通するとともに、機械式ウォーターポンプ10が作動せずに電動ウォーターポンプ14のみが作動することになる。
【0044】
従って、図2に示すような、電動ウォーターポンプ14→第2バイパス通路13b→蓄熱容器15→第3バイパス通路13c→流路切換弁16→第1ヒータホース11a→第1冷却水路4→ヘッド側冷却水路2a→ブロック側冷却水路2b→機械式ウォーターポンプ10→第3冷却水路8→第4ヒータホース11d→第1バイパス通路13a→電動ウォーターポンプ14の順に冷却水が流れる暖機回路31が成立する。
【0045】
暖機回路31が成立すると、蓄熱容器15内に貯留されていた高温の冷却水(以下、温水と称する)が、冷却水出口15bから排出され、第3バイパス通路13c、流路切換弁16、第1ヒータホース11a、及び第1冷却水路4を介して内燃機関1のヘッド側冷却水路2aへ流入する。
【0046】
ヘッド側冷却水路2aへ流入した温水は、次いでブロック側冷却水路2bへ流入することになり、流入した温水によってシリンダヘッド1aおよびシリンダブロック1bが加熱され、内燃機関1の暖機が行われる。
【0047】
次に、本実施の形態において、蓄熱容器15の冷却水出口15b近傍に設置された第1水温センサ17の異常を、内燃機関1の始動前暖機時に検出する暖機時水温センサ異常検出制御について説明する。
【0048】
図3は、暖機時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図である。本ルーチンは所定時間毎にECU39によって繰り返し実行される。
【0049】
尚、内燃機関1のヘッド側冷却水路2aに設けられた第2水温センサ18については、以下に説明する暖機時水温センサ異常検出制御ルーチンとは異なる異常検出制御(例えば、内燃機関1が通常の運転状態にあるときに、第2水温センサ18の検出値が予め定められた所定の温度範囲内にない場合、または、第2水温センサ18の検出値が予め定められた所定時間の間、固定値であった場合、第2水温センサ18の異常と判断する等の制御)によって異常検出が行われており、正常であるものとする。
【0050】
本ルーチンでは、ECU39は、まずS101において内燃機関1の始動前暖機実行条件が成立したか否かを判別する。始動前暖機実行条件としては、内燃機関1の始動前において、第2水温センサ18の検出値が予め定められた所定温度以下の場合等が例示できる。
【0051】
前記S101において、内燃機関1の始動前暖機実行条件が成立していないと判定された場合、ECU39は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0052】
一方、前記S101において、内燃機関1の始動前暖機条件が成立したと判定された場合、ECU39は、S102に進み、第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1を読み込む。
【0053】
次に、ECU39は、S103に進み、内燃機関1の暖機を開始する。即ち、上述した暖機回路31が成立する。
【0054】
前記S103において、内燃機関1の暖機を開始したECU39は、S104に進み、暖機開始から所定時間t1が経過したか否かを判別する。
【0055】
前記所定時間t1は内燃機関1の暖機が開始されてから終了するまでの時間としてもよい。
【0056】
前記S104において、内燃機関1の暖機開始後、所定時間t1が経過していないと判定された場合、ECU39は、所定時間t1が経過するまで前記S104を繰り返す。
【0057】
一方、前記S104において、内燃機関1の暖機開始後、所定時間t1が経過したと判定された場合、ECU39は、S105に進み、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2を読み込む。
【0058】
次に、ECU39は、S106に進み、前記S105において読み込んだ第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が、前記S102において読み込んだ第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1に比べて高いか否かを判別する。
【0059】
上述したように、暖機回路31が形成されると、蓄熱タンク15内に貯留されていた温水が、冷却水出口15bから第3バイパス通路13cへ流出する。そのため、図4に示すとおり、冷却水出口15bには暖機前に比べて高い温度の冷却水が流通することになる。
【0060】
従って、前記S106において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1以下と判定された場合、第1水温センサ17は異常であると判断することができる。
【0061】
そこで、前記S106において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が、第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1以下と判定された場合、ECU39は、S110に進み、これら2つの検出値が略同等であるか否か判別する。
【0062】
前記S110において、第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1と第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2とが略同等と判定された場合、ECU39は、S112に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度が変化しても検出値が変化しない固着異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0063】
一方、前記S110において、第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1と第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2とが略同等ではないと判定された場合、ECU39は、S111に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度を正確に検出していない、即ち、異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0064】
前記S106において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が第1水温センサ17の暖機前検出値Ts1より高いと判定された場合、ECU39は、S107に進み、第2水温センサ18の暖機後検出値Te1を読み込む。
【0065】
次に、ECU39は、S108に進み、前記S105において読み込んだ第1水温センサの暖機後検出値Ts2が、前記S107において読み込んだ第2水温センサ18の暖機後検出値Te1より高いか否かを判別する。
【0066】
上述したように、暖機回路31が形成されると、蓄熱タンク15に貯留された高温の冷却水がヘッド側冷却水路2aに流入するため、ヘッド側冷却水路2aを流通する冷却水の温度も暖機前に比べて高くなる。しかし、ヘッド側冷却水路2aに流入する冷却水は、第3バイパス通路13c、及び第1ヒータホース11a、第1冷却水路4を経由しており、また、内燃機関1のシリンダヘッド1a及びシリンダブロック1bを熱伝導によって加熱するため、図4に示すとおり、蓄熱タンク15の冷却水出口15bから流出した冷却水に比べて低い温度となる。
【0067】
従って、前記S108において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が第2水温センサ18の暖機後検出値Te1以下と判定された場合、第1水温センサ17は異常であると判断することができる。
【0068】
そこで、前記S108において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が第2水温センサ18の暖機後検出値Te1以下と判定された場合、ECU39は、S111に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度を正確に検出していない、即ち、異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0069】
一方、前記S108において、第1水温センサ17の暖機後検出値Ts2が第2水温センサ18の暖機後検出値Te1より高いと判定された場合、ECU39は、S109に進み、第1水温センサ17は正常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0070】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系の概略構成は上述した図1と同様である。以下、本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における蓄熱容器15への温水回収時の冷却水循環経路について述べる。
【0071】
図5は、本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における蓄熱容器15への温水回収時の冷却水循環経路を示す図である。
【0072】
内燃機関1の始動前暖機終了後は、流路切換弁16によって、第3バイパス通路13cが遮断されるとともに、電動ウォーターポンプ14の作動が停止される。その後、内燃機関1は始動され、機械式ウォーターポンプ10が作動し、冷却水は、ヘッド側冷却水路2a、ブロック側冷却水路2b、ヒータホース11等を循環するとともに、内燃機関1によって加熱される。このとき、バイパス通路13cは遮断されているため、図4に示すとおり、バイパス通路13c、および蓄熱タンク15に貯留されている冷却水の温度は時間の経過とともに低下する。
【0073】
ECU39は、蓄熱容器15への温水回収実行時には、内燃機関1の暖機終了後に遮断された第3バイパス通路13cを開放させるべく、流路切換弁16を制御する。
【0074】
この場合、第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとが連通し、第3バイパス通路13c、および蓄熱タンク15を冷却水が流通することになる。
【0075】
従って、図5に示すような、機械式ウォーターポンプ10→ブロック側冷却水路2b→ヘッド側冷却水路2a→第1冷却水路4→第1ヒータホース11a→流路切換弁16→第3バイパス通路13c→蓄熱容器15→第2バイパス通路13b→電動ウォーターポンプ14→第1バイパス通路13a→第4ヒータホース11d→第3冷却水路8→機械式ウォーターポンプ10の順に冷却水が流れる温水回収回路32が成立する。
【0076】
温水回収回路32が成立すると、内燃機関1によって加熱された温水が、第1冷却水路4、第1ヒータホース11a、流路切換弁16、および第3バイパス通路13cを介して冷却水出口15bから蓄熱容器15内へ流入し、蓄熱容器15内に貯留されていた冷却水が冷却水入口15aから第2バイパス通路13bに排出される。そのため、蓄熱容器15内には温水が貯留されることになる。
【0077】
次に、本実施の形態において、蓄熱容器15の冷却水出口15b近傍に設置された第1水温センサ17の異常を、蓄熱タンク15へ温水を回収する温水回収時に検出する温水回収時水温センサ異常検出制御について説明する。
【0078】
図6は、温水回収時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図である。本ルーチンは所定時間毎にECU39によって繰り返し実行される。
【0079】
尚、本実施の形態においても、内燃機関1のヘッド側冷却水路2aに設けられた第2水温センサ18については、上述した第1の実施の形態と同様、正常であるものとする。
【0080】
本ルーチンでは、まずECU39は、S201において蓄熱タンク15への温水回収実行条件が成立したか否かを判別する。温水回収実行条件としては、例えば、内燃機関1の運転中において、第2水温センサ18の検出値が予め定められた所定温度以上となった場合等が例示できる。
【0081】
前記S201において、温水回収実行条件が成立していないと判定された場合、ECU39は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0082】
一方、前記S201において、温水回収実行条件が成立したと判定された場合、ECU39は、S202に進み、第1水温センサ17の回収前検出値Ts3を読み込む。
【0083】
次に、ECU39は、S203に進み、蓄熱タンク15への温水回収を開始する。即ち、上述した温水回収回路32が成立する。
【0084】
前記S203において、蓄熱タンク15への温水回収を開始したECU39は、S204に進み、回収開始から予め定められた所定時間t2が経過したか否かを判別する。
【0085】
前記所定時間t2は、蓄熱タンク15への温水回収が開始されてから冷却水出口15bを流通する温水の温度が安定するまでの時間であり予め経験的または実験的に求められた時間である。
【0086】
前記S204において、蓄熱タンク15への温水回収開始後、所定時間t2が経過していないと判定された場合、ECU39は、所定時間t2が経過するまで前記S204を繰り返す。
【0087】
一方、前記S204において、蓄熱タンク15への温水回収開始後、所定時間t2が経過したと判定された場合、ECU39は、S205に進み、第1水温センサ17の回収後検出値Ts4を読み込む。
【0088】
次に、ECU39は、S206に進み、前記S205において読み込んだ第1水温センサ17の回収後検出値Ts4から前記S202において読み込んだ第1水温センサ17の回収前検出値Ts3を減算することによって第1水温センサ検出値の回収前後温度差ΔTs1を算出する。
【0089】
前記S206において、回収前後温度差ΔTs1を算出したECU39は、S207に進み、前記S206において算出した回収前後温度差ΔTs1が予め定められた第1の所定温度差ΔTm以上であるか否かを判定する。
【0090】
上述したように、回収回路32が形成されると、内燃機関1によって加熱された温水が、第3バイパス通路13cを経由し冷却水出口15bから蓄熱タンク15内へ流入する。そのため、図4に示すとおり、冷却水出口15bには温水回収前に比べて高い温度の冷却水が流通することになる。
【0091】
従って、前記S207において、回収前後温度差ΔTs1が第1の所定温度差ΔTmより小さいと判定された場合、第1水温センサ17は異常であると判断することができる。
【0092】
温水回収時に蓄熱タンク15内へ流入する温水は、第1冷却水通路4と第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとを経由しているため、途中での放熱によって、ヘッド側冷却水路2aを流通している温水と比較して若干低い温度となる(図4参照)。前記第1の所定温度差ΔTmは、温水回収によって、前記所定時間t2経過後に生ずべき冷却水の温度差であり、前記したような放熱による温度低下や、エンジンルーム内温度等の環境条件、さらに、第1水温センサ17および第2水温センサ18の出力の公差等を加味して、実験的に求められた値である。
【0093】
前記S207において、回収前後温度差ΔTs1が第1の所定温度差ΔTmより小さいと判定された場合、ECU39は、S211に進み、この回収前後温度差ΔTs1が略0であるか否か判別する。
【0094】
前記S211において、回収前後温度差ΔTs1が略0であると判定された場合、ECU39は、S112に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度が変化しても検出値が変化しない固着異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0095】
一方、前記S211において、回収前後温度差ΔTs1が略0ではないと判定された場合、ECU39は、S111に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度を正確に検出していない、即ち、異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0096】
前記S207において、回収前後温度差ΔTs1が第1の所定温度差ΔTm以上と判定された場合、ECU39は、S208に進み、第2水温センサ18の回収後検出値Te2を読み込む。
【0097】
次に、ECU39は、S209に進み、前記S208において読み込まれた第2水温センサ18の回収後検出値Te2から前記S205において読み込まれた第1水温センサ17の回収後検出値Ts4を減算することによって回収後温度差ΔTes1を算出する。
【0098】
前記S209において、回収後温度差ΔTes1を算出したECU39は、S210に進み、前記S209において算出した回収後温度差ΔTes1が、0以上、且つ、予め定められた第2の所定温度差ΔTn以下であるか否かを判定する。
【0099】
上述したように、回収回路32が形成されると、内燃機関1によって加熱された温水が、第3バイパス通路13cを介し冷却水出口15bから蓄熱タンク15内へ流入する。そのため、図4に示すとおり、温水回収開始から所定時間t2が経過した後には、冷却水出口15bを流通する温水の温度は、内燃機関1を流通する温水の温度と略同等となる。しかしながら、蓄熱タンク15へ流入する温水は、第1冷却水路4、および第1ヒータホース11a、第3バイパス通路13cを経由しているため、図4に示すとおり、途中での放熱によって、内燃機関1を流通する温水に比べて若干低い温度となる。
【0100】
従って、前記S210において、回収後温度差ΔTes1が、0より小さい、または、第2の所定温度差ΔTnより大きいと判定された場合、第1水温センサ17は異常であると判断することができる。
【0101】
前記第2の所定温度差ΔTnは、上述したような、第1冷却水通路4と第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとにおける放熱によって生ずる冷却水の温度差であり、第1水温センサ17および第2水温センサ18の出力公差等を加味して、実験的に求められた値である。
【0102】
そこで、前記S210において、回収後温度差ΔTes1が、0より小さい、または、第2の所定温度差ΔTnより大きいと判定された場合、ECU39は、S111に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度を正確に検出していない、即ち、異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0103】
一方、前記S210において、回収後温度差ΔTes1が、0以上、且つ、第2の所定温度差ΔTn以下であると判定された場合、ECU39は、S109に進み、第1水温センサ17は正常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0104】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系の概略構成は上述した図1と同様である。以下、本実施の形態において、内燃機関1の温度が予め定められた所定温度よりも高く、且つ第1ヒータホース11aと第3バイパス通路が連通した状態で、内燃機関1が始動した時に、蓄熱容器15の冷却水出口15b近傍に設置された第1水温センサ17の異常を検出する温間始動時水温センサ異常検出制御について述べる。
【0105】
図7は、温間始動時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図である。本ルーチンは所定時間毎にECU39によって繰り返し実行される。
【0106】
尚、本実施の形態においても、内燃機関1のヘッド側冷却水路2aに設けられた第2水温センサ18については、上述した第1の実施の形態と同様、正常であるものとする。
【0107】
本ルーチンでは、ますECU39は、S301において、内燃機関1が始動したか否かを判別する。
【0108】
前記S301において、内燃機関1は始動していないと判定された場合、ECU39は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0109】
一方、前記S301において、内燃機関1が始動したと判定された場合、ECU39は、S302に進み、第2水温センサ18の始動時検出値Te3を読み込む。
【0110】
次に、ECU39は、S303に進み、前記S302において読み込んだ第2水温センサ18の始動前検出値Te3が予め定められた所定温度Tem以上であるか否かを判別する。尚、この所定温度Temは内燃機関1の始動前暖機が不要となる温度としてもよい。
【0111】
前記S303において、第2水温センサ18の始動前検出値Te3が所定温度Temより低いと判定された場合、ECU39は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0112】
一方、前記S303において、第2水温センサ18の始動前検出値Te3が所定温度Tem以上と判定された場合、ECU39は、S304に進み、流路切換弁16の制御状態から、第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとが連通しているか否かを判別する。
【0113】
前記S304において、第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとが連通していないと判定された場合、ECU39は、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0114】
一方、前記S304において、第1ヒータホース11aと第3バイパス通路13cとが連通していると判定された場合、ECU39は、S305に進み、第1水温センサ17の始動時検出値Ts5を読み込む。
【0115】
次に、ECU39は、S306に進み、第3バイパス通路13cを遮断すべく流路切換弁16を制御する。
【0116】
前記S306において、第3バイパス通路13cを遮断したECU39は、S307に進み、第3バイパス通路13cを遮断した後、予め定められた所定時間t3が経過したか否かを判別する。
【0117】
前記S307において、第3バイパス通路13cを遮断した後、所定時間t3が経過していないと判定された場合、ECU39は、所定時間t3が経過するまで前記S307を繰り返す。
【0118】
一方、前記S307において、第3バイパス通路13cを遮断した後、所定時間t3が経過したと判断された場合、ECU39は、S308に進み、第1水温センサ17の通路遮断後検出値Ts6を読み込む。
【0119】
次に、ECU39は、S309に進み、前記S305において読み込んだ第1水温センサ17の始動時検出値Ts5から前記S308おいて読み込んだ第1水温センサ17の通路遮断後検出値Ts6を減算して第1水温センサ検出値の遮断前後温度差ΔTs2を算出する。
【0120】
前記S309において、遮断前後温度差ΔTs2を算出したECU39は、S310に進み、前記S309において算出した遮断前後温度差ΔTs2が、予め定められた第3の所定温度差ΔTp以上であるか否かを判定する。
【0121】
本実施の形態に係る内燃機関の蓄熱装置を備えた冷却水循環系において、内燃機関1が始動される時に、第3バイパス通路13cが遮断されると、始動した内燃機関1によって加熱された温水は第3バイパス通路には流入しないため、図8に示すとおり蓄熱タンク15の冷却水出口15b近傍の冷却水温度は、放熱によって時間の経過とともに低下する。
【0122】
従って、前記S309において算出された遮断前後温度差ΔTs2が第3の所定温度差ΔTpより小さいと判定された場合、第1水温センサ17は異常であると判断することができる。
【0123】
前記所定時間t3は、第3バイパス通路13cが遮断されてから、冷却水出口15b近傍の冷却水の温度が低下することによって、第1水温センサ17の異常判定が可能となる温度差が生じるまでの時間であり、予め実験的に求められた時間である。また、前記第3の所定温度差ΔTpは、第3バイパス通路13cが遮断されることによって、前記所定時間t3経過後に生ずべき冷却水の温度差であり、エンジンルーム内温度等の環境条件、さらに、第1水温センサ17および第2水温センサ18の出力の公差等を加味して、予め実験的に求められた値である。
【0124】
そこで、前記S310において、遮断前後温度差ΔTs2が第3の所定温度差ΔTpより小さいと判定された場合、ECU39は、S311に進み、該遮断前後温度差ΔTs2が略0であるか否か判別する。
【0125】
前記S311において、遮断前後温度差ΔTs2が、略0であると判定された場合、ECU39は、S112に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度が変化しても検出値が変化しない固着異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0126】
一方、前記S311において、遮断前後温度差ΔTs2が、略0ではないと判定された場合、ECU39は、S111に進み、第1水温センサ17は、冷却水の温度を正確に検出していない、即ち、異常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0127】
前記S310において、遮断前後温度差ΔTs2が、第3の所定温度差ΔTp以上と判定された場合、ECU39は、S109に進み、第1水温センサ17は正常であると判断し、本ルーチンの実行を終了する。
【0128】
【発明の効果】
本発明に係る内燃機関の蓄熱装置によれば、蓄熱容器と内燃機関とを経由して熱媒体が循環する熱媒体通路において、熱媒体の流れに沿って上流側と下流側とに設けられた少なくとも2つの温度検出手段のうち、一方の温度検出手段の検出値と正常とされる他方の温度検出手段の検出値とを比較する。その結果、両者の相互関係が、予め求められた所定の相互関係と異なる場合、一方の温度検出手段の異常と判断することができ、温度検出手段の異常を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系を示す概略構成図
【図2】 本発明に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における内燃機関1の始動前暖機時の冷却水循環経路を示す図
【図3】 暖機時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図
【図4】 本発明に係る内燃機関の蓄熱装置における、蓄熱タンク15の冷却水出口15bを流通する冷却水の温度と内燃機関1を流通する冷却水の温度との変化を示す第1の図
【図5】 本発明に係る内燃機関の蓄熱装置を含んだ冷却水循環系における蓄熱タンク15への温水回収時の冷却水循環経路を示す図
【図6】 温水回収時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図
【図7】 温間始動時水温センサ異常検出制御ルーチンを示すフローチャート図
【図8】 本発明に係る内燃機関の蓄熱装置における、蓄熱タンク15の冷却水出口15bを流通する冷却水の温度と内燃機関1を流通する冷却水の温度との変化を示す第2の図
【符号の説明】
1・・・・内燃機関
1a・・・シリンダヘッド
1b・・・シリンダブロック
2a・・・ヘッド側冷却水路
2b・・・ブロック側冷却水路
4・・・・第1冷却水路
5・・・・ラジエター
6・・・・第2冷却水路
7・・・・サーモスタットバルブ
8・・・・第3冷却水路
9・・・・バイパス水路
10・・・機械式ウォーターポンプ
11a・・第1ヒータホース
11b・・第2ヒータホース
11c・・第3ヒータホース
11d・・第4ヒータホース
12・・・ヒータコア
13a・・第1バイパス通路
13b・・第2バイパス通路
13c・・第3バイパス通路
14・・・電動ウォーターポンプ
15・・・蓄熱容器
15a・・冷却水入口
15b・・冷却水出口
16・・・流路切換弁
17・・・第1水温センサ
18・・・第2水温センサ
31・・・暖機回路
32・・・温水回収回路
39・・・ECU
40・・・イグニッションスイッチ
41・・・スタータスイッチ
42・・・ヒータスイッチ
43・・・バッテリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heat storage device for an internal combustion engine that stores a heat medium such as cooling water in a heat storage state and supplies the stored heat medium to the internal combustion engine or the like in accordance with an operating state or temperature of the internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, internal combustion engines mounted on automobiles and the like store a heat medium such as cooling water in a heat storage state for the purpose of improving cold startability, combustion stability, exhaust emission, or indoor heating performance. A heat storage device that includes a heat storage container in a heat medium passage, stores a high-temperature heat medium in the heat storage container, and supplies the stored heat medium to the internal combustion engine or the like according to an operating state or temperature of the internal combustion engine or the like. Proposed.
[0003]
In the heat storage device for an internal combustion engine as described above, it is important to diagnose occurrence of an abnormality due to a failure of a heat storage container, a heat medium passage, or the like.
[0004]
As a failure diagnosis device such as a heat storage container or a heat medium passage in a conventional heat storage device for an internal combustion engine, for example, a cooling water temperature detecting means for detecting the temperature of the cooling water in the internal combustion engine is provided, and the cooling water temperature is detected when the internal combustion engine is stopped. The heat storage water temperature in the heat storage container when the internal combustion engine is stopped is estimated from the cooling water temperature detected by the detection means, the estimated heat storage water temperature when the internal combustion engine is stopped, and the elapsed time since the internal combustion engine is stopped, The heat storage water temperature at the time of restarting the internal combustion engine is estimated based on the above, and the warmed-up water temperature at the time of restarting the internal combustion engine is sufficiently high despite the estimated heat storage water temperature at the time of restarting the internal combustion engine. A failure diagnosing device for a thermal control system for an internal combustion engine for diagnosing a failure of the heat storage container including the cooling water passage when an increasing rate of the cooling water temperature is lower than a predetermined value set in advance; A heat storage water temperature detection means for detecting the temperature of the heat storage water in the heat storage container, the heat storage water temperature detected by the heat storage water temperature detection means when the internal combustion engine is stopped, the elapsed time from the stop of the internal combustion engine, and the internal combustion When the decrease rate of the heat storage water temperature calculated based on the heat storage water temperature detected by the heat storage water temperature detecting means at the time of engine restart exceeds a predetermined value set in advance, it is diagnosed as a failure of the heat storage container. A failure diagnosis device for a thermal control system for an internal combustion engine is known (see, for example, Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-182307
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the heat storage device of the internal combustion engine, when an abnormality occurs in the temperature detection means for detecting the temperature of the heat medium such as cooling water, the internal combustion engine or the like is stored in the heat medium stored in the heat storage container according to the operating state or temperature. In addition, it is difficult to supply the gas to the heat exchanger properly, and failure diagnosis of the heat medium passage and the heat storage container as described above cannot be performed accurately.
[0007]
Therefore, the present invention has been made in view of the above circumstances, and stores a heat medium such as cooling water in a heat storage state, and stores the heat medium depending on the operating state or temperature of the internal combustion engine or the like. An object of the present invention is to provide a technique capable of detecting an abnormality of a temperature detecting means for detecting the temperature of the heat medium in an internal combustion engine including a heat storage container for supplying the heat to the internal combustion engine or the like.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
That is, the internal combustion engine heat storage device according to the present invention is:
A heat storage container for storing the heat medium in a heat storage state;
A heat medium passage through which the heat medium circulates via the heat storage container and the internal combustion engine;
In the heat medium passage, provided at the upstream side and the downstream side along the flow of the heat medium, at least two temperature detection means for detecting the temperature of the heat medium;
When the internal combustion engine is in a predetermined operating state, an abnormality of the one temperature detecting means is detected by comparing the output value of one of the temperature detecting means with the output value of the other temperature detecting means. Determining means for determining
It is good also as a structure provided with.
[0009]
The present invention provides at least an upstream side and a downstream side along the flow of the heat medium in the heat medium passage through which the heat medium circulates via the heat storage container and the internal combustion engine, and detects at least the temperature of the heat medium. By comparing the output value of one of the two temperature detection means and the output value of the other temperature detection means when the internal combustion engine is in a predetermined operating state, the abnormality of one temperature detection means The greatest feature is to detect.
[0010]
The interrelationship between the temperature of the upstream heat medium and the temperature of the downstream heat medium in the heat medium passage when the internal combustion engine is in a predetermined operating state can be obtained in advance by experiment or experience.
[0011]
Therefore, in the heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention, the other temperature detection means is normal among at least two temperature detection means provided on the upstream side and the downstream side of the heat medium passage, and the internal combustion engine Is in a predetermined operating state, if the correlation between the detection value of one temperature detection means and the detection value of the other temperature detection means is different from the predetermined correlation obtained in advance, one of the temperature detection means Judge as abnormal.
[0012]
In the heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention, the temperature detection means includes at least the heat storage container side temperature detection means for detecting the temperature of the heat medium entering and exiting the heat storage container and the internal combustion engine for detecting the temperature of the heat medium flowing through the internal combustion engine. It is good also as a structure which has an engine side temperature detection means.
[0013]
In this case, with respect to the internal combustion engine side temperature detection means, for example, during operation of the internal combustion engine, the detected value of the internal combustion engine side temperature detection means is not within a predetermined temperature range that is predetermined according to the operating state of the internal combustion engine. In this case, or when it is a fixed value for a predetermined time, it is possible to detect an abnormality such as determining that the internal combustion engine side temperature detecting means is abnormal. Therefore, in the present invention, the internal combustion engine side temperature detection means is normal, and by comparing the detection value of the heat storage container side temperature detection means with the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means, the heat storage container side temperature detection means Judge abnormalities.
[0014]
For example, when the internal combustion engine is warmed up, if a detection value of the heat storage container side temperature detection means is lower than a detection value of the internal combustion engine side temperature detection means after a predetermined time has elapsed since the start of warming up, the determination means detects the heat storage container side temperature. It may be determined that the means is abnormal.
[0015]
When the internal combustion engine is warmed up, the high-temperature heat medium stored in the heat storage container flows into the internal combustion engine through the heat medium passage. At this time, the heat medium flowing into the internal combustion engine passes through the heat medium passage, and the internal combustion engine is heated by heat conduction. Therefore, the temperature is lower than immediately after flowing out of the heat storage container. Therefore, if both the internal combustion engine side temperature detection means and the heat storage container side temperature detection means are normal, the detected value of the heat storage container side temperature detection means after the elapse of a predetermined time from the start of warming up of the internal combustion engine is the internal combustion engine side temperature detection means. Higher than the detected value.
[0016]
That is, in the heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention, if the detection value of the heat storage container side temperature detection means is lower than the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means after a predetermined time has elapsed from the start of warming up of the internal combustion engine, the determination means Determines that the heat storage container side temperature detection means is abnormal.
[0017]
Further, for example, when a high-temperature heat medium is recovered in the heat storage container, the difference between the detection value of the heat storage container side temperature detection means and the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means is a predetermined value after a predetermined time has elapsed since the start of recovery. In the case described above, the determination unit may determine that the heat storage container side temperature detection unit is abnormal.
[0018]
When a high-temperature heat medium is collected in the heat storage container, the heat medium heated by the internal combustion engine flows into the heat storage container through the heat medium passage. Therefore, if both the internal combustion engine side temperature detection means and the heat storage container side temperature detection means are normal, the detection value of the heat storage container side temperature detection means will be the value of the internal combustion engine side temperature detection means after the elapse of a predetermined time from the start of heat medium recovery. It is almost the same as the detected value.
[0019]
That is, in the heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention, after a predetermined time has elapsed since the start of recovery of the high-temperature heat medium into the heat storage container, the detection value of the heat storage container side temperature detection means and the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means When the difference is greater than or equal to a predetermined value, the determining means determines that the heat storage container side temperature detecting means is abnormal.
[0020]
The internal combustion engine heat storage device according to the present invention further includes a heat medium circulation means for circulating the heat medium in the heat medium passage and / or a heat medium circulation stop means for stopping the circulation of the heat medium in the heat medium passage, The means determines whether the heat storage container side temperature detection means is abnormal after a lapse of a predetermined time from when the heat medium circulation is started by the heat medium circulation means and / or when the heat medium circulation is stopped by the heat medium circulation stop means. You may do that.
[0021]
This is because the temperature of the heat medium entering and exiting the heat storage container and the temperature of the heat medium flowing through the internal combustion engine change before and after the start or stop of circulation of the heat medium, and after a predetermined time has elapsed, This is because the temperature reaches a temperature at which abnormality determination is possible.
[0022]
For example, the difference between the detection value of the heat storage container side temperature detection means when the circulation of the heat medium is started and the detection value of the heat storage container side temperature detection means after a predetermined time has elapsed since the start of circulation of the heat medium is When the value is equal to or less than the predetermined value, it may be determined that the heat storage container side temperature detection means is abnormal.
[0023]
Further, for example, the detection value of the heat storage container side temperature detection means when the circulation of the heat medium is stopped and the detection value of the heat storage container side temperature detection means after a lapse of a predetermined time from when the circulation of the heat medium is stopped. When the difference is equal to or less than a predetermined value, it may be determined that the heat storage container side temperature detection means is abnormal.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of a heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a cooling water circulation system including a heat storage device for an internal combustion engine according to a first embodiment of the present invention.
[0026]
The
[0027]
A first
[0028]
In addition to the second cooling water channel 6, a third
[0029]
The block-side
[0030]
One end of the heater hose 11 is connected in the middle of the first
[0031]
One end of the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
Here, in the heater hose 11 positioned between the
[0035]
A flow
[0036]
Near the cooling
[0037]
The thus configured cooling water circulation system is provided with an electronic control unit (ECU: Electronic Control Unit) 39 for controlling the operating state of the cooling water circulation system.
[0038]
In addition to the first
[0039]
Further, the
[0040]
Next, the cooling water circulation path when the
[0041]
FIG. 2 is a diagram showing a cooling water circulation path when the
[0042]
The
[0043]
In this case, the
[0044]
Therefore, as shown in FIG. 2, the
[0045]
When the warm-
[0046]
The hot water that has flowed into the head-side
[0047]
Next, in the present embodiment, a warm-up water temperature sensor abnormality detection control for detecting an abnormality of the first
[0048]
FIG. 3 is a flowchart showing a warm-up water temperature sensor abnormality detection control routine. This routine is repeatedly executed by the
[0049]
Incidentally, the second
[0050]
In this routine, the
[0051]
If it is determined in S101 that the pre-start-up warm-up execution condition for the
[0052]
On the other hand, when it is determined in S101 that the pre-start-up warm-up condition for the
[0053]
Next, the
[0054]
In S103, the
[0055]
The predetermined time t1 may be a time from the start of warm-up of the
[0056]
If it is determined in S104 that the predetermined time t1 has not elapsed after the start of warm-up of the
[0057]
On the other hand, if it is determined in S104 that the predetermined time t1 has elapsed after the start of warming-up of the
[0058]
Next, the
[0059]
As described above, when the warm-
[0060]
Therefore, when it is determined in S106 that the detection value Ts2 after warming-up of the first
[0061]
Therefore, when it is determined in S106 that the detection value Ts2 after warming-up of the first
[0062]
If it is determined in S110 that the detected value Ts1 before warming up of the first
[0063]
On the other hand, if it is determined in S110 that the pre-warm detection value Ts1 of the first
[0064]
When it is determined in S106 that the detected value Ts2 after warming up of the first
[0065]
Next, the
[0066]
As described above, when the warm-
[0067]
Therefore, when it is determined in S108 that the detected value Ts2 after warming up of the first
[0068]
Therefore, when it is determined in S108 that the detected value Ts2 after warming-up of the first
[0069]
On the other hand, if it is determined in S108 that the detected value Ts2 after warming up of the first
[0070]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
The schematic configuration of the cooling water circulation system including the heat storage device for the internal combustion engine according to the present embodiment is the same as that shown in FIG. Hereinafter, a cooling water circulation path at the time of collecting hot water to the
[0071]
FIG. 5 is a diagram showing a cooling water circulation path during hot water recovery to the
[0072]
After the warm-up before starting of the
[0073]
The
[0074]
In this case, the
[0075]
Therefore, as shown in FIG. 5,
[0076]
When the hot
[0077]
Next, in the present embodiment, an abnormality of the first
[0078]
FIG. 6 is a flowchart showing a water temperature sensor abnormality detection control routine during hot water recovery. This routine is repeatedly executed by the
[0079]
In the present embodiment as well, the second
[0080]
In this routine, the
[0081]
If it is determined in S201 that the hot water recovery execution condition is not satisfied, the
[0082]
On the other hand, if it is determined in S201 that the hot water recovery execution condition is satisfied, the
[0083]
Next, the
[0084]
In S203, the
[0085]
The predetermined time t2 is a time from the start of hot water recovery to the
[0086]
When it is determined in S204 that the predetermined time t2 has not elapsed after the hot water recovery to the
[0087]
On the other hand, if it is determined in S204 that the predetermined time t2 has elapsed after the hot water recovery to the
[0088]
Next, the
[0089]
In S206, the
[0090]
As described above, when the
[0091]
Therefore, when it is determined in S207 that the temperature difference ΔTs1 before and after recovery is smaller than the first predetermined temperature difference ΔTm, it can be determined that the first
[0092]
Since the hot water flowing into the
[0093]
When it is determined in S207 that the temperature difference ΔTs1 before and after recovery is smaller than the first predetermined temperature difference ΔTm, the
[0094]
If it is determined in S211 that the temperature difference ΔTs1 before and after recovery is substantially 0, the
[0095]
On the other hand, if it is determined in S211 that the temperature difference ΔTs1 before and after recovery is not substantially 0, the
[0096]
When it is determined in S207 that the temperature difference ΔTs1 before and after recovery is equal to or greater than the first predetermined temperature difference ΔTm, the
[0097]
Next, the
[0098]
In S209, the
[0099]
As described above, when the
[0100]
Therefore, when it is determined in S210 that the post-recovery temperature difference ΔTes1 is smaller than 0 or larger than the second predetermined temperature difference ΔTn, it can be determined that the first
[0101]
The second predetermined temperature difference ΔTn is a temperature difference of the cooling water generated by heat radiation in the first
[0102]
Therefore, when it is determined in S210 that the post-recovery temperature difference ΔTes1 is smaller than 0 or larger than the second predetermined temperature difference ΔTn, the
[0103]
On the other hand, if it is determined in S210 that the post-recovery temperature difference ΔTes1 is not less than 0 and not more than the second predetermined temperature difference ΔTn, the
[0104]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
The schematic configuration of the cooling water circulation system including the heat storage device for the internal combustion engine according to the present embodiment is the same as that shown in FIG. Hereinafter, in the present embodiment, when the
[0105]
FIG. 7 is a flowchart showing a water temperature sensor abnormality detection control routine during warm start. This routine is repeatedly executed by the
[0106]
In the present embodiment as well, the second
[0107]
In this routine, the
[0108]
When it is determined in S301 that the
[0109]
On the other hand, if it is determined in S301 that the
[0110]
Next, the
[0111]
If it is determined in S303 that the pre-start detection value Te3 of the second
[0112]
On the other hand, when it is determined in S303 that the detected value Te3 before start of the second
[0113]
If it is determined in S304 that the
[0114]
On the other hand, if it is determined in S304 that the
[0115]
Next, the
[0116]
In S306, the
[0117]
If it is determined in S307 that the predetermined time t3 has not elapsed after the
[0118]
On the other hand, if it is determined in S307 that the predetermined time t3 has elapsed after the
[0119]
Next, the
[0120]
In step S309, the
[0121]
In the cooling water circulation system provided with the heat storage device for the internal combustion engine according to the present embodiment, when the
[0122]
Therefore, when it is determined that the temperature difference ΔTs2 before and after the interruption calculated in S309 is smaller than the third predetermined temperature difference ΔTp, it can be determined that the first
[0123]
During the predetermined time t3, after the
[0124]
Therefore, when it is determined in S310 that the temperature difference ΔTs2 before and after the interruption is smaller than the third predetermined temperature difference ΔTp, the
[0125]
If it is determined in S311 that the temperature difference ΔTs2 before and after shut-off is approximately 0, the
[0126]
On the other hand, if it is determined in S311 that the temperature difference ΔTs2 before and after shut-off is not substantially 0, the
[0127]
If it is determined in S310 that the temperature difference ΔTs2 before and after the shutoff is equal to or greater than the third predetermined temperature difference ΔTp, the
[0128]
【The invention's effect】
According to the heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention, the heat medium passage in which the heat medium circulates via the heat storage container and the internal combustion engine is provided on the upstream side and the downstream side along the flow of the heat medium. Of at least two temperature detection means, the detection value of one temperature detection means is compared with the detection value of the other temperature detection means that is normal. As a result, when the mutual relationship between the two is different from the predetermined mutual relationship obtained in advance, it can be determined that one of the temperature detection means is abnormal, and the abnormality of the temperature detection means can be detected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a cooling water circulation system including a heat storage device for an internal combustion engine according to the present invention.
FIG. 2 is a view showing a cooling water circulation path when the
FIG. 3 is a flowchart showing a warm-up water temperature sensor abnormality detection control routine.
4 is a first diagram showing changes in the temperature of cooling water flowing through the cooling
FIG. 5 is a diagram showing a cooling water circulation path when collecting hot water to the
FIG. 6 is a flowchart showing a water temperature sensor abnormality detection control routine during hot water recovery.
FIG. 7 is a flowchart showing a water temperature sensor abnormality detection control routine during warm start.
FIG. 8 is a second diagram showing changes in the temperature of the cooling water flowing through the cooling
[Explanation of symbols]
1 ... Internal combustion engine
1a ... Cylinder head
1b ... Cylinder block
2a: Head side cooling water channel
2b Block side cooling water channel
4 ... 1st cooling water channel
5 ... Radiator
6 ... Second cooling water channel
7. Thermostat valve
8 ... 3rd cooling water channel
9 ... Bypass waterway
10 ... Mechanical water pump
11a..First heater hose
11b ... Second heater hose
11c ··· Third heater hose
11d · · 4th heater hose
12 ... Heater core
13a 1st bypass passage
13b ... Second bypass passage
13c 3rd bypass passage
14 ... Electric water pump
15 ... Thermal storage container
15a ... Cooling water inlet
15b ... Cooling water outlet
16 ... Flow path switching valve
17 ... 1st water temperature sensor
18 ... Second water temperature sensor
31 ... Warm-up circuit
32 ... Hot water recovery circuit
39 ... ECU
40 ... Ignition switch
41 ... Starter switch
42 ... Heater switch
43 ... Battery
Claims (7)
前記蓄熱容器と内燃機関とを経由して前記熱媒体が循環する熱媒体通路と、
前記蓄熱容器に出入りする前記熱媒体の温度を検出する蓄熱容器側温度検出手段と、
前記内燃機関を流通する前記熱媒体の温度を検出する内燃機関側温度検出手段と、
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方へ高温の前記熱媒体が前記熱媒体通路を介して移動するときに前記蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定する判定手段と、を備え、
前記判定手段は、
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方への高温の前記熱媒体の移動が開始される前と該熱媒体の移動が開始された時から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等である場合、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度が変化してもその検出値が変化しない固着異常であると判定し、
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方への高温の前記熱媒体の移動が開始される前と該熱媒体の移動が開始された時から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該熱媒体の移動が開始された時から所定時間経過後において前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値と前記内燃機関側温度検出手段の検出値とが所定の関係にあるときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする内燃機関の蓄熱装置。A heat storage container for storing the heat medium in a heat storage state;
A heat medium passage through which the heat medium circulates via the heat storage container and the internal combustion engine;
Heat storage container side temperature detection means for detecting the temperature of the heat medium entering and exiting the heat storage container;
An internal combustion engine side temperature detecting means for detecting a temperature of the heat medium flowing through the internal combustion engine;
And a determination means for determining abnormality of the heat storage container side temperature detecting means when the heat storage vessel and the high temperature of the heating medium from one to the other of said internal combustion engine is moved through the heat medium passage,
The determination means includes
The heat storage container side temperature detection means before the start of the movement of the high temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other and after the lapse of a predetermined time from the start of the movement of the heat medium. If the detected value is substantially equivalent, the heat storage container side temperature detecting means determines that the detected value does not change even if the temperature of the heat medium changes, and is a sticking abnormality,
The heat storage container side temperature detection means before the start of the movement of the high temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other and after the lapse of a predetermined time from the start of the movement of the heat medium. If the detected values of the heat storage container side temperature detecting means and the detected value of the internal combustion engine side temperature detecting means after a lapse of a predetermined time from the start of the movement of the heat medium When it is in a predetermined relationship, it is determined that the heat storage container side temperature detecting means is abnormal that the temperature of the heat medium is not accurately detected .
前記蓄熱容器に貯留された高温の前記熱媒体を前記熱媒体通路を介して前記内燃機関に供給する前記内燃機関の暖機時に前記蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定するものであって、
前記内燃機関の暖機開始前と該暖機開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等である場合、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度が変化してもその検出値が変化しない固着異常であると判定し、
前記内燃機関の暖機開始前と該暖機開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該暖機開始から所定時間経過後において前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が前記内燃機関側温度検出手段の検出値以下のときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の蓄熱装置。 The determination means includes
Be one that determines an abnormality of the heat storage container side temperature detection means during warm-up of the internal combustion engine to be supplied to the internal combustion engine via the front Stories heat medium passage hot the heat medium stored in the heat storage container ,
When the detected value of the heat storage container side temperature detection means before the start of warming up of the internal combustion engine and after a predetermined time has elapsed since the start of warming up are substantially equal, the temperature of the heat storage container side temperature detection means is the temperature of the heat medium. It is determined that it is a sticking abnormality that does not change the detected value even if changes,
If the detected value of the heat storage container side temperature detecting means in and after a predetermined time has elapsed from the warm-up before the start該暖machine start of the internal combustion engine is not substantially equal, the heat storage after the predetermined time has passed from the warm-up starts When the detection value of the container side temperature detection means is equal to or less than the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means, it is determined that the heat storage container side temperature detection means is not detecting the temperature of the heat medium accurately. The heat storage device for an internal combustion engine according to claim 1 .
前記内燃機関によって加熱された高温の前記熱媒体を前記熱媒体通路を介して前記蓄熱容器に回収する熱媒体回収時に前記蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定するものであって、
前記蓄熱容器への熱媒体回収開始前と該熱媒体回収開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等である場合、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度が変化してもその検出値が変化しない固着異常であると判定し、
前記蓄熱容器への熱媒回収開始前と該熱媒体回収開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該熱媒体回収開始から所定時間経過後において前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値と前記内燃機関側温度検出手段の検出値との差が所定値より大きいときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の蓄熱装置。 The determination means includes
Be one that determines an abnormality of the heat storage container side temperature detecting means when the heat medium collecting for collecting the thermal storage vessel via a pre Symbol heat medium passage the heat medium of the high-temperature heated by the internal combustion engine,
When the detection values of the heat storage container side temperature detection means before the start of heat medium recovery to the heat storage container and after a predetermined time has elapsed since the heat medium recovery start are approximately equal, the heat storage container side temperature detection means Judging that the detected value does not change even if the temperature of the medium changes, it is a sticking abnormality,
If the detected values of the heat storage container side temperature detection means before the start of heat medium recovery to the heat storage container and after a predetermined time have elapsed since the heat medium recovery start are not substantially equal, a predetermined time has elapsed from the start of the heat medium recovery wherein when the difference between the detected value of the detection value and the internal combustion engine side temperature detecting means of the heat storage container side temperature detection means is larger than a predetermined value, accurately the temperature of the heat storage container side temperature detecting means the heating medium after 3. The heat storage device for an internal combustion engine according to claim 1, wherein it is determined that the abnormality is not detected .
前記内燃機関によって加熱された高温の前記熱媒体を前記熱媒体通路を介して前記蓄熱容器に回収する熱媒体回収時に前記蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定するものであっ て、
前記蓄熱容器への熱媒回収開始前と該熱媒体回収開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等である場合、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度が変化してもその検出値が変化しない固着異常であると判定し、
前記蓄熱容器への熱媒回収開始前と該熱媒体回収開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該熱媒体回収開始から所定時間経過後において前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が前記内燃機関側温度検出手段の検出値より高いときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の蓄熱装置。 The determination means includes
Determining the abnormality of the heat storage container-side temperature detecting means during heat medium recovery for recovering the high-temperature heat medium heated by the internal combustion engine to the heat storage container via the heat medium passage ;
When the detected values of the heat storage container side temperature detection means before the start of heat medium recovery to the heat storage container and after a predetermined time has elapsed since the heat medium recovery start are substantially equal, the heat storage container side temperature detection means Judging that the detected value does not change even if the temperature of the medium changes, it is a sticking abnormality,
If the detected values of the heat storage container side temperature detection means before the start of heat medium recovery to the heat storage container and after a predetermined time have elapsed since the heat medium recovery start are not substantially equal, a predetermined time has elapsed from the start of the heat medium recovery When the detection value of the heat storage container side temperature detection means is higher than the detection value of the internal combustion engine side temperature detection means later, it is an abnormality that the heat storage container side temperature detection means does not accurately detect the temperature of the heat medium. The heat storage device for an internal combustion engine according to claim 1, wherein the heat storage device is determined to be present .
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方への高温の前記熱媒体の移動が開始される前と該熱媒体の移動が開始された時から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該熱媒体の移動が開始される前の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値と該熱媒体の移動が開始された時から所定時間経過後の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値との差が所定値より小さいときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の蓄熱装置。The heat storage container side temperature detection means before the start of the movement of the high temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other and after the lapse of a predetermined time from the start of the movement of the heat medium. When the detection value of the heat storage container side temperature detection means before the movement of the heat medium is started and the movement value after the predetermined time has elapsed from when the movement of the heat medium is started When the difference from the detection value of the heat storage container side temperature detection means is smaller than a predetermined value, it is determined that the heat storage container side temperature detection means is abnormal that the temperature of the heat medium is not accurately detected. The heat storage device for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 4.
前記内燃機関の暖機開始前と該暖機開始から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該暖機開始前の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値よりも該暖機開始から所定時間経過後の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が低いときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の蓄熱装置。When the detected value of the heat storage container side temperature detecting means before the start of warming up of the internal combustion engine and after a predetermined time has elapsed after the start of warming up are not substantially equal, the temperature detection of the heat storage container side before the start of warming up When the detection value of the heat storage container side temperature detection means after the elapse of a predetermined time from the start of warm-up is lower than the detection value of the means, the heat storage container side temperature detection means accurately detects the temperature of the heat medium. 3. The heat storage device for an internal combustion engine according to claim 2, wherein it is determined that there is no abnormality.
さらに、前記熱媒体通路を介しての前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方へ高温の前記熱媒体の移動が停止したときに前記蓄熱容器側温度検出手段の異常を判定するものであって、Further, when the movement of the high temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other through the heat medium passage is stopped, an abnormality of the heat storage container side temperature detecting means is determined. ,
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方への高温の熱媒体の移動が停止される前と該熱媒体の移動が停止された時から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等である場合、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度が変化してもその検出値が変化しない固着異常であると判定し、The temperature of the heat storage container-side temperature detection means before the movement of the high-temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other is stopped and after a predetermined time has elapsed since the movement of the heat medium was stopped. If the detected values are substantially equal, the heat storage container side temperature detecting means determines that the detected value does not change even if the temperature of the heat medium changes, and is a sticking abnormality,
前記蓄熱容器及び前記内燃機関の一方から他方への高温の前記熱媒体の移動が停止される前と該熱媒体の移動が停止された時から所定時間経過後とにおける前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値が略同等ではない場合に、該熱媒体の移動が停止される前の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値と該熱媒体の移動が停止された時から所定時間経過後の前記蓄熱容器側温度検出手段の検出値との差が所定値より小さいときは、前記蓄熱容器側温度検出手段が前記熱媒体の温度を正確に検出していない異常であると判定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関の蓄熱装置。The heat storage container side temperature detection means before the movement of the high temperature heat medium from one of the heat storage container and the internal combustion engine to the other is stopped and after a predetermined time has elapsed since the movement of the heat medium was stopped. When the detection value of the heat storage container side temperature detection means before the movement of the heat medium is stopped and the movement value after the predetermined time has elapsed, When the difference from the detection value of the heat storage container side temperature detection means is smaller than a predetermined value, it is determined that the heat storage container side temperature detection means is abnormal that the temperature of the heat medium is not accurately detected. The heat storage device for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 6.
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