JP4073459B2 - 文解析装置 - Google Patents
文解析装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4073459B2 JP4073459B2 JP2006113674A JP2006113674A JP4073459B2 JP 4073459 B2 JP4073459 B2 JP 4073459B2 JP 2006113674 A JP2006113674 A JP 2006113674A JP 2006113674 A JP2006113674 A JP 2006113674A JP 4073459 B2 JP4073459 B2 JP 4073459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sentence
- particle
- facial expression
- subjective
- determined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Machine Translation (AREA)
Description
そこで、日本語テキストデータのより高度な活用を実現するために、いわゆる「テキストマイニング」と呼ばれる技術の開発が進んでいる。インターネットや企業などに蓄積されている大量のテキストデータを活用する手段としてここ数年注目されている(例えば特許文献1参照)。
テキストマイニングには様々な手法が提案されているが、手続きの大きな流れとして、(1)情報の抽出、(2)情報の分析、(3)分析結果の視覚化、の3つの段階に分かれている。
ね。」となる。この分かち書き処理により形態素という単位に分解したあと、キーワードの取捨選択、言わばリストラクチャリングを行なう。例えば、「は」や「が」といった助詞を削除し、「象」や「鼻」といったキーワードを抽出する。
日本語の特質はものごとを指し示すよりも、ものごとの漂わす情緒や、ものごとのまわりに漂う雰囲気を取り出して見せるのに秀でていると言われているが、図1の(A)及び(B)は文章から受ける雰囲気や情緒が全く異なるにもかかわらず、従来のテキストマイニングの手法によって「名詞、動詞、形容詞」(図中四角で囲われた単語)を抽出すると、両者は全く同じものになってしまう。
すなわち、助詞、助動詞、接続詞、終助詞などの違いによって文章の雰囲気や情緒は異なってくるので、従来の「名詞、動詞、形容詞」だけを抽出して分析する手法ではこの違いを示すことはできなかった。
このように、ある文章が、事柄を「どのように」(判断を述べているのか、もしくは状態を述べているのか、又は、主観的か客観的か)述べようとしているのかをタイプ別に分類することによって、その文章が伝えようとしていることの全体傾向を判断することができるので、このような分類が可能な文解析装置が求められている。
本発明は、かかる要請に鑑み為されたものであり、文章の全体傾向の分類が可能な文解析装置を提供することを目的とする。
日本語テキストデータを文単位に分割し、文単位で切り出すための文切り出し手段と、該切り出された一つの文について形態素に分割し、該分割された各形態素の品詞を決定する形態素解析手段と、前記文の性格タイプを判定する性格タイプ判定手段とを備え、該性格タイプ判定手段は、前記文の中に少なくとも係り助詞又は格助詞「が」のいずれかが含まれており、かつ主観因子が含まれている場合に前記文の性格タイプを「主観的判断文」であると判定し、前記文の中に少なくとも係り助詞又は格助詞「が」のいずれかが含まれており、かつ主観因子が含まれていない場合に前記文の性格タイプを「客観的判断文」であると判定するとともに、
前記文の中に係り助詞及び格助詞「が」のいずれも含まれておらず、かつ主観因子が含まれている場合に前記文の性格タイプを「主観的状態文」であると判定し、前記文の中に係り助詞及び格助詞「が」のいずれも含まれておらず、かつ主観因子も含まれていない場合に前記文の性格タイプを「客観的状態文」であると判定することを特徴とする文解析装置によって達成される。
図2は本発明に係る文解析装置の概略構成を示すブロック図である。図2において、文解析装置は、インターネット等を介して日本語テキストデータを入力することができるインタフェース機能を備えた入力手段1、入力された文章の中から所定のルールで一文を切り出す文切り出し手段2、切り出された文を形態素解析する、形態素辞書4を備えた形態素解析手段3、切り出された一文の性格タイプを判定する性格タイプ判定手段5、性格タイプを判定するための基礎データ(係り助詞、格助詞A、主観因子)が格納されたデータベース6、その文が肯定的内容(ポジティブ)を表すものか、否定的内容(ネガティブ)を表すものかを判定する表情評価手段7、表情評価を行うための表情評点が格納された評点データベース8、前記切り出された文、性格タイプの判定結果及び表情評価結果などが格納される記憶手段9、切り出された文をパターン化する文型パターン抽出手段10、文型パターン抽出手段10によってパターン化された文を文の構造ごとに分類するテキスト分類手段11、テキスト分類手段11によって分類された文を読み替え辞書13に基づいて分類の変更を行う分類変更手段12、ディスプレイやプリンタなどに文章の解析結果を所定の形式で出力する出力手段14、及び以上の各手段を所定のプログラムを用いて制御する制御手段15を備えている。
複数の文から成る文章を入力手段1から入力すると、文切り出し手段2が所定のルールに従って、入力された文章を文単位に分割し(ステップS1)、そこから一文を切り出す(ステップS2)。文単位への分割のルールは、例えば、句点「。」で区切られた単位を一つの文としてもよいし、句点「。」で区切られた文の途中に接続詞が含まれていれば、そこを境として分割するようにしてもよい。
一方、係り助詞も格助詞Aも含まない文は「状態を述べる文(状態文)」と判定され、さらに、状態文のうち、主観因子を含む文を主観的状態文(ステップS9)、主観因子を含まない文を客観的状態文と分類する(ステップS10)。
なお、上記説明において、肯定的(ポジティブ)や否定的(ネガティブ)というのは必ずしも文の形態が肯定文か否定文かを意味しているものではなく、感情表現の仕方がストレートであるか、遠回し的であるかの度合いを示すものである。すなわち、日本語の場合は、ある感情を表現するのに、その感情を表す言葉を直接使用しないで、文の形によってその感情を表現することがある。このため、同じ「ダメ」でも、「本当にダメ」から、「やんわりダメ」まで、いくつかの段階があるので、それを本発明では7段階に分けている。
以上のステップ(S2〜S12)までを、その文章に含まれるすべての文について行う。
まず、文章を文単位に分割すると、「冷房は入れないで欲しい。」(第1文)と、「車内アナウンスで換気をよびかけることもしない。」(第2文)と、「いまいちどサービスを見直してください。」(第3文)との3文に分けられる。
そこで、第1文について形態素解析を行い、形態素に分割する。すなわち、
「冷房 は 入れ ない で 欲しい。」となる。
第1文には係り助詞「は」が含まれており、かつ、主観因子「欲しい」(図5)が含まれているので、「主観的判断文(Type1)」に分類され、4つの文末語(入れ、ない、で、欲しい)の表情評点は図6より、「ない=7、で=1」と割り当てられるから、この第1文の表情評価は全体として評点7、すなわちネガティブ度が一番高い文と分かる。
次に、第2文について形態素解析を行い、形態素に分割する。すなわち、
「車内 アナウンス で 換気 を よびかける こと も し ない。」となる。
第2文には係り助詞「も」が含まれているが、主観因子(図5)は含まれていないので、「客観的判断文(Type2)」に分類され、4つの文末語(こと、も、し、ない)の表情評点は図6より、「も=1、ない=7」と割り当てられるから、この第2文の表情評価は全体として評点7、すなわちネガティブ度が一番高い文と分かる。
次に、第3文について形態素解析を行い、形態素に分割する。すなわち、
「いま いちど サービス を 見直し て ください。」となる。
第3文には係り助詞も格助詞Aも含まれておらず、かつ、主観因子(図5)も含まれていないので、「客観的状態文(Type3)」に分類され、4つの文末語(を、見直し、て、ください)の表情評点は図6より、「を=1、て=1」と割り当てられるから、この第3文の表情評価は全体として評点1、すなわちポジティブ度が一番高い文と分かる。
この実施例の分析結果を一覧表にしたのが図8である。
2 文切り出し手段
3 形態素解析手段
4 形態素辞書
5 性格タイプ判定手段
6 データベース
7 表情評価手段
8 データベース
9 記憶手段
10 文型パターン抽出手段
11 テキスト分類手段
12 分類変更手段
13 読み替え辞書
14 出力手段
15 制御手段
Claims (3)
- 日本語テキストデータを文単位に分割し、文単位で切り出すための文切り出し手段と、
該切り出された一つの文について形態素に分割し、該分割された各形態素の品詞を決定する形態素解析手段と、
前記文の性格タイプを判定する性格タイプ判定手段とを備え、該性格タイプ判定手段は、
前記文の中に少なくとも係り助詞又は格助詞「が」のいずれかが含まれており、かつ主観因子が含まれている場合に前記文の性格タイプを「主観的判断文」であると判定し、
前記文の中に少なくとも係り助詞又は格助詞「が」のいずれかが含まれており、かつ主観因子が含まれていない場合に前記文の性格タイプを「客観的判断文」であると判定するとともに、
前記文の中に係り助詞及び格助詞「が」のいずれも含まれておらず、かつ主観因子が含まれている場合に前記文の性格タイプを「主観的状態文」であると判定し、
前記文の中に係り助詞及び格助詞「が」のいずれも含まれておらず、かつ主観因子も含まれていない場合に前記文の性格タイプを「客観的状態文」であると判定することを特徴とする文解析装置。 - さらに表情評価手段を備え、該表情評価手段は、前記文の文末から起算して4つの語に対して所定の表情評点を割り当てるとともに、該割り当てられた評点のうち最大の評点を前記文の表情評価として決定することを特徴とする請求項1に記載の文解析装置。
- 前記文切り出し手段によって切り出された文を文型パターンとして抽出するための文型パターン抽出手段と、該文型パターン抽出手段によって抽出された文型パターンに基づいて組み合わせパターンごとに分類するためのテキスト分類手段とをさらに備え、
前記文を、助詞「は」に導かれる第1パートと、助詞「が」に導かれる第2パートと、前記第1及び第2パート以外の文要素から成る第3パートとに分割してパターン化することを特徴とする請求項2に記載の文解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113674A JP4073459B2 (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 文解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113674A JP4073459B2 (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 文解析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007286901A JP2007286901A (ja) | 2007-11-01 |
JP4073459B2 true JP4073459B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=38758613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006113674A Expired - Fee Related JP4073459B2 (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 文解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4073459B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019023893A1 (en) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | Beijing Didi Infinity Technology And Development Co., Ltd. | SYSTEM AND METHOD FOR SEGMENTING A PHRASE |
CN109147793B (zh) * | 2018-08-17 | 2020-11-10 | 南京星邺汇捷网络科技有限公司 | 语音数据的处理方法、装置及系统 |
-
2006
- 2006-04-17 JP JP2006113674A patent/JP4073459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007286901A (ja) | 2007-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Abu Nada et al. | Arabic text summarization using arabert model using extractive text summarization approach | |
Thavareesan et al. | Sentiment analysis in Tamil texts: A study on machine learning techniques and feature representation | |
Tabassum et al. | A survey on text pre-processing & feature extraction techniques in natural language processing | |
El-Beltagy et al. | Combining lexical features and a supervised learning approach for Arabic sentiment analysis | |
Ghosh et al. | Sentiment identification in code-mixed social media text | |
WO2016051551A1 (ja) | 文章生成システム | |
Egger et al. | Natural language processing (NLP): An introduction: making sense of textual data | |
Hiraga | Predicting depression for japanese blog text | |
Javed et al. | Normalization of unstructured and informal text in sentiment analysis | |
Wijaya et al. | Automatic mood classification of Indonesian tweets using linguistic approach | |
Kolchyna et al. | Methodology for twitter sentiment analysis | |
Venčkauskas et al. | Problems of authorship identification of the national language electronic discourse | |
Akaichi | Sentiment classification at the time of the tunisian uprising: machine learning techniques applied to a new corpus for Arabic language | |
Nama et al. | Sentiment analysis of movie reviews: A comparative study between the naive-bayes classifier and a rule-based approach | |
Imane et al. | A set of parameters for automatically annotating a Sentiment Arabic Corpus | |
Tumsare et al. | Opinion mining in natural language processing using sentiwordnet and fuzzy | |
JP4073459B2 (ja) | 文解析装置 | |
Hajbi et al. | Natural Language Processing Based Approach to Overcome Arabizi and Code Switching in Social Media Moroccan Dialect | |
Litvinova et al. | Gender Prediction for Authors of Russian Texts Using Regression And Classification Techniques. | |
WO2010103916A1 (ja) | 文書の特徴語提示装置及び特徴語の優先度付与プログラム | |
Hoek et al. | Automatic coherence analysis of Dutch: Testing the subjectivity hypothesis on a larger scale | |
JP4428703B2 (ja) | 情報検索方法及びそのシステム並びにコンピュータプログラム | |
Makrynioti et al. | Sentiment extraction from tweets: multilingual challenges | |
Bakliwal et al. | Entity centric opinion mining from blogs | |
JP2007293377A (ja) | 主観的ページと非主観的ページを分離する入出力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080122 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |