JP4071034B2

JP4071034B2 - Cosmetic backer

Info

Publication number: JP4071034B2
Application number: JP2002125801A
Authority: JP
Inventors: 克弘野口; 詠一天野
Original assignee: Okura Kogyo KK
Current assignee: Okura Kogyo KK
Priority date: 2002-04-26
Filing date: 2002-04-26
Publication date: 2008-04-02
Anticipated expiration: 2022-04-26
Also published as: JP2003311714A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、住宅等の床材などに用いられる化粧木質板を構成する木質板と化粧材の間に位置する化粧材用バッカーに係わる。より詳しくは、化粧木質板に衝撃が加わった際、化粧木質板に生じる凹みを最小限に抑制でき、さらに化粧材が木質板から剥離することがない化粧材用バッカーに係わる。
【０００２】
【従来の技術】
住宅等の床材として用いられる化粧木質板として、合板等の木質板の表面に接着層を介し、突き板、化粧シート等の化粧材を積層したものがある。このような化粧木質板は高級感があり意匠的にも優れたものである。しかしながらこのようにして得られる化粧木質板は物の落下やキャスターの走行により凹みを生じ、年月の経過とともに住環境の美観が損なわれるという問題があった。これは突き板や化粧シートの厚みが薄くまた、基材となる合板等の木質板も表面硬度に劣るためである。
このような問題を解決するために、合板と化粧材との間に、合板よりも表面硬度に優れる中密度木質繊維板（ＭＤＦ）を位置するようにして貼り合わせた化粧木質板も知られている。このような構成となっていることにより、物の落下やキャスターの走行による凹みの発生は低減化できる。しかしながら中密度木質繊維板は温度や湿度の変化により容易に伸縮し、化粧木質板に反りや変形が発生し易い、また化粧材が中密度木質繊維板から剥離しやすいというという問題があった。この問題はとりわけ床暖房システムを取り入れた場合においては際だって深刻なものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような化粧木質板の状況に鑑みなされたもので、合板等の木質板と化粧材の間に位置するようにして貼り合わされ、物の落下やキャスターの走行による化粧木質板の凹みの発生を低減化でき、また化粧木質板に反りや変形を発生させることがなく、さらには化粧材が木質板から剥離することがない化粧材用バッカーを提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究を重ねた。この結果、Ｔダイ式押出成形法によって得られ、ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２０〜２２８℃のポリブチレンテレフタレート層を有し、総厚みが２５０〜５００μｍであるシートが、この目的に用いられる化粧材用バッカーとして好適なものであることを見いだし本発明に至った。即ち本発明は、
▲１▼Ｔダイ式押出成形法によって得られ、ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２０〜２２８℃のポリブチレンテレフタレート層を構成層として有し、総厚みが２５０〜５００μｍであることを特徴とする化粧材用バッカーに関するものである。
【０００５】
▲２▼ポリブチレンテレフタレート層が両表面に配されていることを特徴とする▲１▼に記載の化粧材用バッカーに関するものである。
【０００６】
▲３▼ 三層構造で中間層がポリエチレンテレフタレートからなっていることを特徴とする▲２▼に記載の化粧材用バッカーに関するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明は、Ｔダイ式押出成形法によって得られ、ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２０〜２２８℃のポリブチレンテレフタレート層を構成層として有するシートが物の落下やキャスターの移動等による衝撃を効率的に吸収でき、また温度変化による伸縮が小さいために、化粧材とともに木質板から剥離してしまうことを防止できることを見いだしなされたものである。以下本発明を詳細に説明する。
【０００８】
本発明において用いられるポリブチレンテレフタレートはＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２０〜２２８℃の範囲にあるもので基本的には、テレフタル酸ジメチルと１，４−ブタンジオールを出発原料とするテレフタル−ジメチル法（エステル交換反応）、あるいはテレフタル酸と１，４−ブタンジオールを出発原料とする直接重合法（直接エステル化法）によって得られるものである。なお、ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２０〜２２８℃の範囲にあるのであればテレフタル酸ジメチルやテレフタル酸以外のテレフタル酸系化合物や、１，４−ブタンジオール以外のジオール成分を少量使用したものであってもよい。ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点がこの範囲外にあるポリブチレンテレフタレートを用いた化粧材用バッカーを使用した化粧木質板は、温度の変化により化粧材と化粧材用バッカーが木質板から剥離しやすくなるため好ましくない。
【０００９】
そして本発明の化粧材用バッカーは、このようなポリブチレンテレフタレートからなる層を構成層として有し、総厚みが２５０〜５００μｍに設定されている。厚みが２５０μｍ未満であると物の落下やキャスターの走行による凹みの発生を低減化する効果が不十分となり好ましくない。一方５００μｍを超えると化粧材や木質板との貼り合わせ加工性が低下するとともに、コストの上昇を招き好ましくない。
【００１０】
また本発明の化粧材用バッカーはポリブチレンテレフタレート以外の合成樹脂からなる層との多層構造をとっていてもよい。その場合、ポリブチレンテレフタレートからなる層が配される位置は特に限定されないが、より好ましくは表層に、さらに好ましくは両表層に配するようにする。また、ポリブチレンテレフタレートからなる層が両表層に配される場合、両表層に挟まれた中間層を形成する合成樹脂はポリエチレンテレフタレートであることが望ましい。そしてこの場合の厚み構成は表層１／中間層／表層２＝５／９０／５〜２５／５０／２５の比率とするのが望ましい。
【００１１】
本発明の化粧材用バッカーを得るにはＴダイ式押出成形法が用いられる。インフレーション押出成形法では化粧材用バッカーの熱による伸縮が大きくなり、化粧材の木質板からの剥離を防止できず好ましくない。化粧材用バッカーを多層とする場合にはＴダイ式共押出成形法、押出ラミネート法、ドライラミネート法等が適応可能である。
【００１２】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない。
【００１３】
［実施例１］
ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２３℃のポリブチレンテレフタレート（ＩＶ値：１．１４）をＴダイ法にて押出成形し、厚み３５０μｍの化粧材用バッカーを作成した。
【００１４】
［実施例２］
ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２３℃のポリブチレンテレフタレート（ＩＶ値：１．１４）を両表層、その間にＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２４５℃のポリエチレンテレフタレート（ＩＶ値：０．８１１）を中間層として各層の厚さ比率が１０／８０／１０となるようＴダイ式共押出成形法にて成形し、総厚み３５０μｍの化粧材用バッカーを作成した。
【００１５】
［比較例１］
ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２４５℃のポリエチレンテレフタレート（ＩＶ値：０．８１１）をＴダイ法にて成形し、厚み３５０μｍの化粧材用バッカーを作成した。
【００１６】
［比較例２］
ＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２２３℃のポリブチレンテレフタレートを両表層、その間にＪＩＳＫ７１２１に準拠して測定した融点が２４５℃のポリエチレンテレフタレート（ＩＶ値：０．８１１）を中間層として各層の厚さ比率が１０／８０／１０となるようＴダイ式共押出成形法にて成形し、総厚み２００μｍの化粧材用バッカーを作成した。
【００１７】
実施例１、２と比較例１、２で成形した化粧材用バッカーに、それぞれ厚み１００μｍのポリプロピレン製の化粧シートをドライラミネート法により積層し、化粧シートに化粧材用バッカーが積層されたシート１、２、３、４を得た。そして下記の特性を評価した。そしてその結果を表１に示す。
＜耐熱寸法安定性＞
化粧材を高温の状態で長時間経時させた場合（例えば床暖房を備えた住宅の床材に使用する場合など）を想定し、化粧材１〜４を１辺が１００ｍｍの正方形に切り出し、雰囲気温度８０℃の恒温槽内に３０分間放置した後、室温２３℃の恒温室内に３０分間放置し、ノギスを用いて寸法変化を測定し加熱収縮率（％）を算出する。また、その際、加熱することにより発生する化粧材の変形を目視により下記基準で評価する。
◎：化粧材に変形は全く認められない。
○：化粧材にかすかなカールが認められる。
×：化粧材が不均一な波状にうねる。
【００１８】
＜凹み変形性＞
化粧木質板に瞬間的に衝撃が加わった場合を想定し、シート１〜４を厚さ１２ｍｍの合板に接着剤を用いて貼り合せて、コンクリート製の床上に水平に載置する。そして、その表面に総重量が５００ｇで先端が半径６．３ｍｍの半球状の黄銅製の重りを高さ３００ｍｍの位置から自由落下させる。次いで落下の衝撃により変形した落球凹み量（μｍ）をマイクロゲージにて測定する。また、凹み箇所の目立ちやすさを目視により下記基準で評価する。
○：化粧シート表面に微少な凹みが認められる。
△：化粧シート表面に若干の凹みが認められる。
×：化粧シート表面に明確な凹みが認められる。
【００１９】
【表１】

【００２０】
実施例１、２で得られた化粧材用バッカーが積層されたシート１、２は加熱収縮率が小さく、また加熱によるシートの変形も全く見られなかった。さらにシート１、２が用いられた化粧木質板は落球凹み量が小さく、また目視によっても凹みはあまり目立たなかった。一方、比較例１で得られた化粧材用バッカーが積層されたシート３を用いた化粧木質板は落球凹み量が小さく、また目視によっても凹みはあまり目立たなかったものの、化粧材用バッカーの加熱収縮率が大きくこの用途には不向きである。また実施例２と同様の構成ではあるが厚みが２００μｍと本発明で示された範囲を外れる比較例２で得られた化粧材用バッカーが積層されたシート４は、加熱収縮率については良好な結果を示したものの、シート４を用いた化粧木質板は落球凹み量が大きく、また目視によってもその凹みは目立ったものであった。
【００２１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、合板等と化粧材の間に位置するようにして貼り合わされ、物の落下やキャスターの走行による化粧木質板の凹みの発生を低減化でき、また化粧木質板に反りや変形を発生させにくい化粧材用バッカーが得られる。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a decorative material backer located between a wooden board constituting a decorative wooden board used for a flooring of a house or the like and the decorative material. More specifically, the present invention relates to a decorative material backer that can suppress a dent generated in a decorative wooden board when an impact is applied to the decorative wooden board, and that the decorative material does not peel from the wooden board.
[0002]
[Prior art]
As a decorative wood board used as a flooring material for a house or the like, there is a laminate in which a decorative material such as a veneer or a decorative sheet is laminated on the surface of a wooden board such as a plywood through an adhesive layer. Such a decorative wood board has a high-class feeling and is excellent in design. However, the decorative wood board obtained in this way has a problem that a dent is caused by falling of objects or running of casters, and the beauty of the living environment is impaired as time passes. This is because the veneer and the decorative sheet are thin, and the wood board such as a plywood serving as a base material is inferior in surface hardness.
In order to solve such problems, there is also known a decorative wood board in which a medium density wood fiber board (MDF) having a surface hardness superior to that of the plywood is positioned between the plywood and the decorative material. Yes. With such a configuration, it is possible to reduce the occurrence of dents caused by falling objects or traveling on casters. However, the medium density wood fiber board easily expands and contracts due to changes in temperature and humidity, and the decorative wood board is likely to be warped and deformed, and the decorative material is easily peeled off from the medium density wood fiber board. This problem was particularly acute when floor heating systems were incorporated.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the situation of such a decorative wooden board, and is laminated so as to be positioned between a wooden board such as a plywood and a decorative material, and a depression of the decorative wooden board due to falling of an object or traveling of a caster. It is an object of the present invention to provide a cosmetic backer that can reduce the occurrence of rust, does not cause warping or deformation of the decorative wooden board, and further does not peel the decorative material from the wooden board.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The inventors have made extensive studies. As a result, a sheet obtained by a T-die extrusion method and having a polybutylene terephthalate layer having a melting point of 220 to 228 ° C. measured in accordance with JIS K 7121 and having a total thickness of 250 to 500 μm is used for this purpose. The present invention has been found to be suitable as a backer for a cosmetic material used in the present invention. That is, the present invention
(1) It has a polybutylene terephthalate layer having a melting point of 220 to 228 ° C. obtained by a T-die extrusion method and measured according to JIS K 7121 as a constituent layer, and has a total thickness of 250 to 500 μm. The present invention relates to a backer for a decorative material.
[0005]
(2) The backer for a cosmetic material according to (1), wherein a polybutylene terephthalate layer is disposed on both surfaces.
[0006]
(3) The cosmetic backer according to (2), wherein the intermediate layer is made of polyethylene terephthalate with a three-layer structure.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is a sheet having a polybutylene terephthalate layer having a melting point of 220 to 228 ° C., which is obtained by a T-die extrusion molding method and measured in accordance with JIS K 7121, as a constituent layer, due to falling of objects or movement of casters The present inventors have found that the impact can be absorbed efficiently and that the expansion and contraction due to the temperature change is small, so that it can be prevented from being peeled off from the wooden board together with the decorative material. The present invention will be described in detail below.
[0008]
The polybutylene terephthalate used in the present invention has a melting point measured in accordance with JIS K 7121 in the range of 220 to 228 ° C. Basically, dimethyl terephthalate and 1,4-butanediol are used as starting materials. It can be obtained by a terephthal-dimethyl method (transesterification reaction) or a direct polymerization method (direct esterification method) using terephthalic acid and 1,4-butanediol as starting materials. If the melting point measured according to JIS K 7121 is in the range of 220 to 228 ° C., a small amount of terephthalic acid compounds other than dimethyl terephthalate and terephthalic acid, and diol components other than 1,4-butanediol It may be used. A decorative wooden board using a decorative backing made of polybutylene terephthalate with a melting point measured in accordance with JIS K 7121 is outside this range. The decorative backing and the decorative backing are peeled off from the wooden board due to temperature changes. Since it becomes easy to do, it is not preferable.
[0009]
And the backer for decorative materials of this invention has the layer which consists of such a polybutylene terephthalate as a structural layer, and the total thickness is set to 250-500 micrometers. If the thickness is less than 250 μm, the effect of reducing the occurrence of dents due to falling objects or running of casters becomes insufficient, which is not preferable. On the other hand, if it exceeds 500 μm, the processability of bonding with a decorative material or a wooden board is lowered, and the cost is increased, which is not preferable.
[0010]
Further, the decorative material backer of the present invention may have a multilayer structure with a layer made of a synthetic resin other than polybutylene terephthalate. In that case, the position where the layer made of polybutylene terephthalate is arranged is not particularly limited, and more preferably in Table layer, more preferably as disposed in both Table layer. Also, if the layer made of polybutylene terephthalate is disposed in both Table layer, it is preferable synthetic resin forming the intermediate layer sandwiched between the both surface layers is polyethylene terephthalate. In this case, the thickness structure is desirably a ratio of surface layer 1 / intermediate layer / surface layer 2 = 5/90/5 to 25/50/25.
[0011]
A T-die extrusion method is used to obtain the decorative material backer of the present invention. The inflation extrusion molding method is not preferable because the backer for the cosmetic material is greatly expanded and contracted by heat, and peeling from the wooden board of the decorative material cannot be prevented. When the decorative material backer has a multilayer structure, a T-die coextrusion molding method, an extrusion laminating method, a dry laminating method, or the like can be applied.
[0012]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited by a following example, unless the meaning is exceeded.
[0013]
[Example 1]
Polybutylene terephthalate (IV value: 1.14) having a melting point of 223 ° C. measured in accordance with JIS K 7121 was extrusion-molded by a T-die method to prepare a backer for a cosmetic material having a thickness of 350 μm.
[0014]
[Example 2]
Polybutylene terephthalate (IV value: 1.14) having a melting point of 223 ° C. measured according to JIS K 7121 on both surface layers, and a polyethylene terephthalate having a melting point of 245 ° C. measured according to JIS K 7121 (IV value) : 0.811) as an intermediate layer, the layer was formed by a T-die type coextrusion molding method so that the thickness ratio of each layer was 10/80/10, to prepare a decorative material backer having a total thickness of 350 μm.
[0015]
[Comparative Example 1]
A polyethylene terephthalate (IV value: 0.811) having a melting point of 245 ° C. measured in accordance with JIS K 7121 was molded by a T-die method to prepare a cosmetic backer having a thickness of 350 μm.
[0016]
[Comparative Example 2]
Polybutylene terephthalate having a melting point of 223 ° C. measured in accordance with JIS K 7121 is formed on both surface layers, and polyethylene terephthalate (IV value: 0.811) having a melting point of 245 ° C. measured in accordance with JIS K 7121 is interposed between them. As described above, the laminate was molded by a T-die coextrusion molding method so that the thickness ratio of each layer was 10/80/10, and a decorative material backer having a total thickness of 200 μm was prepared.
[0017]
Sheet 1 in which a decorative sheet made of polypropylene having a thickness of 100 μm is laminated on the decorative material backers formed in Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 by a dry laminating method, and a decorative material backer is laminated on the decorative sheet. 2, 3, 4 were obtained. The following characteristics were evaluated. The results are shown in Table 1.
<Heat-resistant dimensional stability>
Assuming a case where the decorative material is allowed to age for a long time in a high temperature state (for example, when used for a flooring in a house equipped with floor heating), the decorative materials 1 to 4 are cut into squares with a side of 100 mm, and the atmosphere After being left in a thermostatic bath at a temperature of 80 ° C. for 30 minutes, it is left in a thermostatic chamber at a room temperature of 23 ° C. for 30 minutes, and a dimensional change is measured using a caliper to calculate a heat shrinkage rate (%). At that time, the deformation of the cosmetic material generated by heating is visually evaluated according to the following criteria.
(Double-circle): A deformation | transformation material does not recognize deformation | transformation at all.
○: Slight curling is observed in the decorative material.
X: The cosmetic material undulates in a non-uniform wave shape.
[0018]
<Depression deformability>
Assuming that an impact is momentarily applied to the decorative wood board, the sheets 1 to 4 are bonded to a 12 mm-thick plywood using an adhesive and placed horizontally on a concrete floor. Then, a hemispherical brass weight having a total weight of 500 g and a radius of 6.3 mm is freely dropped on the surface from a position having a height of 300 mm. Next, the amount of dropped ball dent (μm) deformed by the impact of the drop is measured with a micro gauge. In addition, the conspicuousness of the recessed portion is visually evaluated according to the following criteria.
○: A slight dent is recognized on the surface of the decorative sheet.
Δ: Some dents are observed on the surface of the decorative sheet.
X: A clear dent is recognized on the decorative sheet surface.
[0019]
[Table 1]

[0020]
The sheets 1 and 2 on which the decorative material backers obtained in Examples 1 and 2 were laminated had a small heat shrinkage rate, and the sheet was not deformed by heating at all. Further, the decorative wood board using the sheets 1 and 2 had a small amount of falling ball dents, and the dents were not so noticeable by visual observation. On the other hand, the decorative wood board using the sheet 3 on which the decorative material backer obtained in Comparative Example 1 was laminated had a small amount of falling ball dent, and the dent was not so noticeable by visual observation, but the decorative material backing was heated. It has a large shrinkage rate and is not suitable for this application. Moreover, although the structure is the same as in Example 2, the sheet 4 on which the backer for cosmetic material obtained in Comparative Example 2 having a thickness of 200 μm and out of the range shown in the present invention is laminated has a good heat shrinkage rate. Although the result was shown, the decorative wooden board using the sheet 4 had a large amount of falling ball dents, and the dents were conspicuous by visual observation.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is bonded so as to be positioned between a plywood or the like and a decorative material, and it is possible to reduce the occurrence of dents in the decorative wooden board due to falling objects or running of casters. A decorative material backer that hardly warps or deforms the plate can be obtained.

Claims

A polybutylene terephthalate layer having a melting point of 220 to 228 ° C. obtained by a T-die extrusion molding method and measured according to JIS K 7121 as a constituent layer, and having a total thickness of 250 to 500 μm Cosmetic material backer.

Decorative material for backer of claim 1, characterized in that polybutylene terephthalate layer is disposed on both front layer.

The backer for a cosmetic material according to claim 2, wherein the intermediate layer is made of polyethylene terephthalate with a three-layer structure.