JP4070207B2 - 飲料水ディスペンサおよびその制御方法 - Google Patents

飲料水ディスペンサおよびその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、バッグインボックス型容器等に真空パックされた天然水等の飲料水を使用した飲料水ディスペンサおよびその制御方法に関する発明であり、詳しくはその飲料水ディスペンサ中の配管内の雑菌を洗浄できる飲料水ディスペンサおよびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天然水等のミネラルウォータを飲料水とした飲料水ディスペンサは、ミネラルウォータは殺菌作用がなく、空気に触れると空気中の雑菌を取り込み、停滞時間が長くなるほど飲料水ディスペンサ中の特に配管内で停滞した飲料水は雑菌が繁殖する可能性がある。
【0003】
そこで、温水タンクおよび冷水タンクに配管される配管系統に殺菌用ヒータを設けてそのヒータの熱により配管系統に停滞した飲料水内の雑菌の殺菌を行うようにしたものや、温水タンクのお湯を配管系統に循環ポンプを設けて冷水タンクに強制循環させ、そのお湯の熱により冷水タンク内の雑菌の殺菌を行うものがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−48488号公報(第6頁、図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような飲料水ディスペンサは前者の殺菌用ヒータを用いるものにあっては、部品点数が増加し高価となる問題があり、また後者の温水タンクのお湯を冷水タンクに強制循環させるものにあっては、一旦お湯にした後再度冷水にもどす必要がありエネルギーロスと時間がかかり、しかも、構造が複雑になる等の問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に着目してなされたもので、飲料水を封入した容器の交換時、配管内に入る可能性のある雑菌を特別な部品を設けることなく簡単な構成で洗浄するとともに、洗浄した飲料水は排水せずに湯タンクに入れるようにして有料の飲料水を無駄にすることのない飲料水ディスペンサおよびその制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の飲料水ディスペンサは、飲料水が封入され水栓コックを有する容器を用いる飲料水ディスペンサであって、一端側前記容器の水栓コック接続される水ジョイントを有する配管と、この配管の他端側に入力側が接続された湯電磁弁と、この湯電磁弁の出力側に接続され給水パイプと、前記湯電磁弁の開時に前記給水パイプを通じて飲料水が給水され、この給水された飲料水を沸き上げるヒータを有する湯タンクと、前記容器の交換後に操作されるリンス釦とを備え、前記湯電磁弁は、前記リンス釦の操作により一定時間開いて前記配管内の飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させるものである。
【0008】
そして、新たな容器と交換時、リンス釦の操作により、湯電磁弁を一定時間開いて配管内の空気に触れた飲料水を湯タンク内に導入させるようにしたため、配管内の空気に触れた飲料水は飲料水として無駄なく利用されるとともに、湯タンク内の湯の熱により殺菌され安全である。
【0009】
請求項2記載の飲料水ディスペンサの制御方法は、飲料水が封入され水栓コックを有する容器を用い、一端側に前記容器の水栓コックが接続される水ジョイントを有する配管と、この配管の他端側に入力側が接続された湯電磁弁と、この湯電磁弁の出力側に接続された給水パイプと、前記湯電磁弁の開時に前記給水パイプを通じて飲料水が給水され、この給水された飲料水を沸き上げるヒータを有する湯タンクとを具備している飲料水ディスペンサの制御方法であって、前記容器の交換時に、前記湯電磁弁を閉じ、前記配管の水ジョイントが前記容器の水栓コックより外されるとともに交換する新たな容器の水栓コックに接続された後、前記湯電磁弁を一定時間開いて前記配管内の空気に触れた飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させるものである。
【0010】
そして、新たな容器と交換時、湯電磁弁を一定時間開いて配管内の空気に触れた飲料水を湯タンク内に導入させるようにしたため、配管内の空気に触れた飲料水は飲料水として無駄なく利用されるとともに、湯タンク内の湯の熱により殺菌され安全である。
【0011】
請求項記載の飲料水ディスペンサの制御方法は、請求項において、飲料水ディスペンサがリンス釦を備え、前記容器の交換後のリンス釦の操作により、前記湯電磁弁を一定時間開いて配管内の空気に触れた飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させるものである。
【0012】
そして、リンス釦を操作することにより、配管内空気に触れた飲料水を排出する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の飲料水ディスペンサの実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1に示すように、天然水等のミネラルウォータを封入したバッグインボックス型の容器1が上方に設けられ、この容器1に水栓コック2が取り付けられている。また、一端側が水栓コック2に接続される水ジョイント3を有し他端側が湯電磁弁4の入力側に接続される配管5が設けられている。
【0015】
また、湯電磁弁4の出力側には給水パイプ6が接続され湯タンク7に臨んでいる。そして、この湯タンク7は容器1の下方に設けられ上限水位よりも上方に余裕をもって高く構成されている。また、湯タンク7は下部にヒータ8と上部に上限水位以上に湯タンク7内に飲料水が入らないようにする水位センサ9と異物の侵入を防ぐ蓋10と満水水位より若干下方の位置に出湯弁11を有する湯パイプ12とが設けられている。
【0016】
また、湯タンク7の下方には冷却タンク13が設けられている。そして、この冷タンク13には図示しない冷凍サイクルの凝縮機として作用し冷却タンク13内の水を冷却する冷却パイプ14が螺旋状に配設されている。また、配管5に分岐して冷水電磁弁15を有した冷水パイプ16が設けられている。そして、この冷水パイプ16は一部を冷タンク13内を通過するように冷タンク13内の内壁に沿って設けられ冷却タンク13内の冷却された水と熱交換し冷水弁17を介して冷水を抽出するようになっている。
【0017】
18は操作部で、この操作部18には湯タンク7内の湯を抽出する湯抽出釦20と、冷水パイプ16内の冷水を抽出する冷水抽出釦21がそれぞれ設けられている。19はリンス釦で、このリンス釦19は容器1の交換時湯電磁弁4を一定時間開放させるもので、特定の管理者のみが操作するために一般の使用者が操作しにくい機体の内部に設けられている。
【0018】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0019】
まず、設置時の初回に湯タンク7に飲料水を供給する作用について説明する。図1に示されるように配管が完了している状態から容器1の水栓コック2を手で開く。この時、湯タンク7側の水位センサ9が渇水状態を検知しているため湯電磁弁4が開放され湯タンク7内に飲料水が供給される。また、冷水電磁弁15は閉じられており、冷水電磁弁15側には給水されない。そして、湯タンク7側の水位は水位センサ9により上限水位以上に飲料水が供給されないように制限される。また、冷却タンク13側の冷却用の水の供給はバケツ等により冷却タンク13の上方開口部より水位を目視しながら行われる。
【0020】
次に、湯タンク7内の湯を抽出する作用について説明する。湯タンク7内に給水された飲料水はヒータ8により加熱され適温に沸き上げられる。そして、この沸き上げられた湯は湯抽出釦20を操作することにより出湯弁11が開放され湯パイプ12を通じて抽出される。
【0021】
次に、冷水を抽出する作用について説明する。予め図示しない冷凍サイクルの作動により冷却タンク13内の水が冷却される。そして、この状態で冷水抽出釦21操作されると冷水電磁弁15が開放されるとともに冷水弁17が開放し、これにより、容器1内の飲料水は冷水パイプ16内を流通し冷却タンク13内の冷却水との熱交換により瞬時に冷却され冷水となって抽出される。
【0022】
次に、容器1内の飲料水が無くなり新しい容器と交換する際の交換作用について説明する。まず、新しい容器の交換に際しては図示しない電源スイッチが切られ湯電磁弁4および冷水電磁弁15がそれぞれ閉状態となる。そして、水栓コック2を手で閉めた後、水栓コック2から水ジョイント3を外し新しい容器1と交換する。再度新たな容器1の水栓コック2に水ジョイント3を接続する。この時、水ジョイント3から空気中の雑菌が配管5に入るが湯電磁弁4および冷水電磁弁15が閉じられているため湯電磁弁4および冷水電磁弁15以降の配管内には雑菌の侵入が防止される。そして、その後、水栓コック2を手で開けリンス釦19を操作して配管5内に貯留された量に応じた一定時間湯電磁弁4を強制的に開放する。配管5内の空気に触れた飲料水は湯タンク7が所定の水位以上の高さに形成されているため所定の水位を超えて湯タンク7内に導入される。
【0023】
そして、この湯タンク7内に導入された配管5内の空気に触れた飲料水は湯タンク7内のヒータ8の加熱により熱殺菌され安全な飲料用の湯として無駄なく利用される。一方、配管5内はきれいな飲料水が導入されて洗浄され、その後、配管内は密閉状態が維持され、空気中の雑菌の侵入が防止される。
【0024】
なお、本実施例においては、容器1を上方に配置したもので説明したが、容器1を下方に配置してポンプにより汲み上げるようにしたものにも適用される。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の飲料水ディスペンサによれば、容器の交換時、配管内の空気に触れた飲料水に入る可能性のある雑菌を特別な部品を設けることなく簡単な構成で洗浄されるとともに、洗浄した飲料水は排水せずに湯タンクに入れるようにして有料の飲料水を無駄にすることのない飲料水ディスペンサを提供できる。
【0026】
請求項2記載の飲料水ディスペンサの制御方法によれば、容器の交換時、配管内の空気に触れた飲料水に入る可能性のある雑菌を特別な部品を設けることなく簡単な構成で洗浄されるとともに、洗浄した飲料水は排水せずに湯タンクに入れるようにして有料の飲料水を無駄にすることのない飲料水ディスペンサの制御方法を提供できる。
【0027】
請求項記載の飲料水ディスペンサの制御方法によれば、容器の交換後に、リンス釦を操作することにより、配管内空気に触れた飲料水を排出することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による飲料水ディスペンサの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 飲料水を封入した容器
2 水栓コック
3 水ジョイント
4 湯電磁弁
5 配管
6 給水パイプ
7 湯タンク
8 ヒー
19 リンス

Claims (3)

  1. 飲料水が封入され水栓コックを有する容器を用いる飲料水ディスペンサであって、
    一端側前記容器の水栓コック接続される水ジョイントを有する配管と、
    この配管の他端側に入力側が接続された湯電磁弁と、
    この湯電磁弁の出力側に接続され給水パイプと
    前記湯電磁弁の開時に前記給水パイプを通じて飲料水が給水され、この給水された飲料水を沸き上げるヒータを有する湯タンクと、
    前記容器の交換後に操作されるリンス釦とを備え、
    前記湯電磁弁は、前記リンス釦の操作により一定時間開いて前記配管内の飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させ
    ことを特徴とする飲料水ディスペンサ。
  2. 飲料水が封入され水栓コックを有する容器を用い、一端側に前記容器の水栓コックが接続される水ジョイントを有する配管と、この配管の他端側に入力側が接続された湯電磁弁と、この湯電磁弁の出力側に接続された給水パイプと、前記湯電磁弁の開時に前記給水パイプを通じて飲料水が給水され、この給水された飲料水を沸き上げるヒータを有する湯タンクとを具備している飲料水ディスペンサの制御方法であって、
    前記容器の交換時に、前記湯電磁弁を閉じ、前記配管の水ジョイントが前記容器の水栓コックより外されるとともに交換する新たな容器の水栓コックに接続された後、前記湯電磁弁を一定時間開いて前記配管内の空気に触れた飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させる
    ことを特徴とする飲料水ディスペンサの制御方法。
  3. 飲料水ディスペンサがリンス釦を備え、前記容器の交換後のリンス釦の操作により、前記湯電磁弁を一定時間開いて配管内の空気に触れた飲料水を前記給水パイプを通じて前記湯タンク内に導入させ
    ことを特徴とする請求項記載の飲料水ディスペンサの制御方法
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