JP4070001B2 - 署名認証システム、署名認証プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、署名認証システム、署名認証プログラム、特に複数の照合用署名データを用いて署名データの認証を行う認証処理手順の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、予め登録された照合用署名データと入力された署名データを認証して個人認証を行う署名認証システムが知られている。個人認証の手法としては、例えば、磁気カードや指紋による認証も挙げられるが、磁気カードはカードを持ち歩く必要があり、また指紋照合にはある種の抵抗感が伴なう。この点、署名、すなわち、自署する行為は、日常的に行われている行為であり、これを個人認証に適用することは何ら抵抗感なく受け入れられ、今後の社会がネットワーク化、電子化するに従って、署名認証は様々な場面での利用が期待されている。
【0003】
このような署名認証の社会的需要の拡大に対応すべく署名認証システムは改良が重ねられている。その改良の1つとして、特開2001−155161公報には、複数の照合用署名データを登録し、入力された署名データと比較認証し、複数の照合用署名データのうち少なくとも1つとの間で認証が確立すれば、認証成功と判定する署名認証装置が開示されている。この署名認証装置によれば、複数回署名を入力させてその署名同士の類似度を判断した上で、それら署名の平均値又は代表の署名1つを登録する方法に比べ、署名のばらつきが大きい人の署名をそのまま複数個登録することができるので、署名登録のユーザの負担を軽減する。また、照合用署名データが複数登録されているので、個々の照合用署名データと認証の適合範囲を厳しく設定することができ、認証の信頼性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術が問題点として挙げているように、個人署名のばらつきがある。一方で、署名のばらつきの問題とは別に、何回も署名を書くうちに、慣れ等により署名が変化していくことを経験的に観察することができる。このため、変化した署名では予め登録した照合用署名データと認証できない可能性がでてくるので、認証要求された新しい署名データを基に登録した照合用署名データの修正等を行う学習も行われている。
【0005】
しかし、上記先行技術の署名認証装置のように、複数の照合用署名データが登録されている場合、どの署名データを学習させていくかにより、その後の各署名の認証率を変動させてしまうので、署名認証システムの信頼度に係わる重要な問題となる。
【0006】
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数の照合用署名データを用いて署名データの認証を行う場合の効率の良い学習を行うための認証処理手順を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の署名認証システムは、複数の照合用署名データを用いて、認証要求された署名データの認証を行う署名認証システムであって、認証要求された署名データを複数の照合用署名データの各々と照合させ、照合用署名データの1つと認証が成立したときに、照合を終了し、署名データの認証を行う認証手段と、認証手段で認証が成立した照合用署名データを、認証要求された署名データに置換又は近似させる学習手段と、複数回の認証が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化されるように、認証手段の照合対象となる照合用署名データを切り替えて、学習の分散を図る照合対象切替手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の署名認証システムの照合対象切替手段は、照合頻度が平均化されるように、複数の照合用署名データを循環させて照合対象を切り替えることを特徴とする。
【0009】
本発明の署名認証プログラムは、コンピュータに、複数の照合用署名データを用いて、認証要求された署名データの認証させるための署名認証プログラムであって、コンピュータを、認証要求された署名データを複数の照合用署名データの各々と照合させ、照合用署名データの1つと認証が成立したときに、照合を終了し、署名データの認証を行う認証手段と、認証手段で認証が成立した照合用署名データを、認証要求された署名データに置換又は近似させる学習手段と、
複数回の認証が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化されるように、認証手段の照合対象となる照合用署名データを切り替えて、学習の分散を図る照合対象切替手段として機能させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の署名認証プログラムの照合対象切替手段は、照合頻度が平均化されるように、複数の照合用署名データを循環させて照合対象を切り替えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
【0012】
実施形態1
図1は、実施形態1の署名認証システムの構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示すように、署名認証システムは、基本的に、署名が入力される署名入力装置1と、入力された署名の登録/認証処理を行う署名認証装置2と、複数の照合用署名データが登録される登録データベースサーバ3と、から構成されている。本実施形態の署名認証装置2は、パーソナルコンピュータ等のハードウェアで実現される。また、署名認証装置2と登録データベースサーバ3は、LAN(ローカルエリアネットワーク)で接続されている。
【0014】
本実施形態の署名認証システムは、署名認証時、複数の照合用署名データを順々に照合させ、照合用署名データの1つと認証が成立したときに、照合を終了し、署名データの認証を行い、認証が成立した照合用署名データを学習させる。本実施形態において特徴的なことは、繰り返し行われる認証処理において、複数の照合用署名データの照合頻度が平均化されるように、複数の照合用署名データを循環させて照合させ、照合用署名データの学習の分散を図っている点である。
【0015】
署名入力装置1は、一般的なペンタブレットで構成され、署名の登録時、認証時に署名が入力される。ペンタブレット1は、その表面に備えられたセンサ上でユーザが動かすペンの動きに沿って、横方向の位置(X座標)と縦方向の位置(Y座標)と、筆圧データを一定時間毎に検出し、署名データとして署名認証装置2に出力する。
【0016】
署名認証装置2は、ペンタブレット1に入力された署名データの入力を受け付ける入力部10と、入力された署名データの確認処理を行う署名確認部12と、入力された署名データの座標変換を行う正規化部14と、を有している。更に、署名登録のための機能として、正規化部14から出力される署名データを登録データベースサーバ3に登録する署名書き込み部16を有する。また、署名認証のための機能として、認証要求された署名データと複数の照合用署名データと照合し、認証要求された署名データの認証を行う認証部18と、認証部18で認証が成立した照合用署名データを学習させる学習部20と、認証部18に照合対象となる照合用署名データを切り替えて供給する照合対象切替部22と、を備えている。
【0017】
入力部10は、ペンタブレット1から出力される署名データを一時的に蓄え、署名確認部12と、正規化部14に出力する。
【0018】
署名確認部12は、ペンタブレット1に入力された署名を表示装置(図示せず)に出力する。これにより、ユーザは、登録時又は認証時に自ら入力した署名をチェックすることができる。なお、署名の確認が必要でない場合には、特にこの機能を設ける必要はない。
【0019】
正規化部14は、入力部10に入力された署名データの座標変換を行う。ペンタブレット1のセンサ面の署名位置については、特に特定されていないため、ユーザはある程度自由な位置に署名を入力することができる。このため、署名照合のため、入力された署名を絶対座標から相対座標に変換する必要があり、正規化部14は、これら入力される署名を例えば所定の位置からの相対座標に変換する。
【0020】
署名書き込み部16は、正規化部14で正規化された署名データを登録データベースサーバ3に登録する。本実施形態においては、1ユーザが複数の照合用署名データを登録することができるので、照合用署名データにそれぞれ登録番号sを付して登録データベースサーバ3に送信する。
【0021】
登録データベースサーバ3は、署名書き込み部16からユーザ名、署名データを受信し、ユーザ名、登録番号を対応付けて複数の照合用署名データを格納する。
【0022】
図2は、登録データベースサーバ3の照合用署名データの登録例を示す図である。図2に示すように、登録データベースサーバ3には、ユーザ毎に登録番号sと複数の照合用署名データが関連づけられて格納されている。例えば、登録データベースサーバ3には、1ユーザ毎に9個の照合用署名データを登録すると好適である。9個程度の登録数であると、認証処理において9回照合を行ってもユーザに認証成立までの時間を遅いと感じさせることがないからである。また、登録データベースサーバ3は、前回の認証結果を記憶している。これにより、後述するように、前回の認証結果を参照し認証処理の照合開始位置を読み出し、登録番号sが付されたn個の照合用署名データを循環して、言い換えると、サイクリックに照合させることができる。図2は、前回の認証で、3番目に登録された照合用署名データで認証が成立したことを表している。また、認証が成立した回数を記憶しても好適である。
【0023】
認証部18は、認証要求された署名データと複数の照合用署名データと各々照合する。この照合は、DPマッチング法等の方法が用いられ、認証要求された署名データと照合用署名データとが所定の適合度で一致するか否かが比較される。認証要求された署名データが所定の適合度で一致した場合は、認証成立と判断する。本実施形態においては、登録データベースサーバ3には複数の照合用署名データが登録されているが、認証部18は、それらの1つと所定の適合度で一致すれば認証を成立させ、照合を終了し、署名データの認証を行う。認証が成立した場合は、認証が成立したことを表す認証結果のデータを外部の表示装置(図示せず)に出力する。
【0024】
学習部20は、認証部18で認証が成立した照合用署名データを、認証要求された署名データに基づいて学習させる。例えば、この学習は、認証が成立した照合用署名データを認証要求された署名データと置換させる。または、認証が成立した照合用署名データと認証要求された署名データと平均値を取ったり、認証要求された署名データに所定の重み付けを行って認証が成立した照合用署名データに加算し近似させる。このように、認証が成立した照合用署名データを学習させるので、ユーザの署名の経年変化に対応させることができ、認証率の高い照合用署名データを常に保持することができる。
【0025】
照合対象切替部22は、登録データベースサーバ3から照合用署名データを取り出し、認証部18に照合対象となる照合用署名データを供給する。本実施形態においては、複数回の認証が行われる場合において、言い換えると、繰り返し認証が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化するように、複数の照合用署名データの読み出し位置を選択して認証部18に供給する。
【0026】
好適には、照合対象切替部22は、複数の照合用署名データを循環させて照合対象を切り替えている。例えば、図2に示すように、前回の認証処理において、3番目の照合用署名データで認証が成立している場合、照合対象切替部22は、今回の認証処理においては、この認証結果を参照して、認証部18に4番目の照合用署名データから供給する。そして、認証が成立するまで、4,5,6,7,8,9,1,2,3という順番で照合用署名データを認証部18に供給する。
【0027】
このように、4番目の照合用署名データから照合を開始すると、3番目の照合用署名データは1番最後に照合が行われることになり、3番目の照合用署名データで認証が成立する可能性は低くなる。すなわち、前回認証が成立した照合用署名データの次に登録されている照合用署名データから照合を開始し照合用署名データを循環させて照合を行い、照合頻度を平均化させることにより、認証頻度を分散化させることができる。本実施形態においては上述したように、照合用署名データの学習は、認証が成立した照合用署名データに対して行われるので、各照合用署名データの認証頻度を分散化させることによって、その学習を分散化することができる。従って、登録された総ての照合用署名データを署名の経年変化に対応させることができ、この結果、各照合用署名データの認証率の精度を向上させ、維持することができ、全体として認証率を向上させることができる。
【0028】
また、図2に示したように、登録データベースサーバ3には、認証成立回数を記憶している。このように、照合頻度を平均化させて照合を行う場合において、認証成立回数が少ない照合用署名データは、もはやサンプルとしての機能を果たさないと判断することができる。例えば、ある程度照合を行った後で、認証成立回数を参照して、認証成立回数が少ない照合用署名データの登録を削除し、照合スピードを向上させたり、登録数を少なくすることでセキュリティを向上することができる。
【0029】
次に、本実施形態の署名認証システムの署名の登録、署名の認証の作用について説明する。
【0030】
最初に、本実施形態の署名の登録処理について説明する。図3は、本実施形態
の署名の登録処理を示すフローチャートである。
【0031】
図3に示すように、登録番号sを1に初期設定する(S10)。ユーザは、入力装置(図示せず)からユーザ名を入力すると供に、ペンタブレット1に署名を入力する(S12)。ペンタブレット1に署名が入力されると、入力部10は、その署名データを署名確認部12に出力し、署名確認部12は、表示装置(図示せず)に署名を表示する(S14)。ユーザは、ペンタブレット1に入力された署名を確認し、その署名が失敗したと考える場合には署名の再入力を要求し(S16でNG)、ペンタブレット1に署名を再入力する。ユーザは、その入力した署名で良いと考える場合には署名の登録処理を指示する(S16でOK)。ユーザにより登録処理を指示されると、入力された署名は、正規化部14で正規化された後、署名書き込み部16に出力され、署名書き込み部16は、s番目の照合用署名データを登録データベースサーバ3に送信する。登録データベースサーバ3は、署名書き込み部16から署名データ等が送信されると、ユーザ名、登録番号sと照合用署名データとを対応づけて格納する(S18)。次に、s番目の照合用署名データの登録が終了すると、署名書き込み部16は、sに1を加算する(s=s+1)(S20)。sが登録数nを超えていないかを判断する(s<n?)(S22)。登録数nを超えていない場合は(S22でYES)、S12に戻り、続けて、ユーザはペンタブレット1に署名を入力し、複数の照合用署名データを登録する。登録数nを超えると署名入力を終了する(S22でNO)。
【0032】
このようにして、n個の照合用署名データが登録データベースサーバ3に格納される。
【0033】
次に、本実施形態の署名の認証処理について説明する。図4は、本実施形態の署名の認証処理を示すフローチャートである。
【0034】
図4に示すように、照合対象切替部22は、照合回数iを1に初期設定する(i=1)(S30)。ユーザは、ペンタブレット1に認証要求するための署名を入力する(S32)。
【0035】
本実施形態において特徴的なことは、前回の認証処理で認証が成立した照合用署名データの次の照合用署名データから照合を開始させている点である。すなわち、登録データベースサーバ3は、前回の認証結果を記憶しているので、照合対象切替部22は、登録データベースサーバ3を参照して、前回の認証が成立した登録番号sに1を加算する(s=s+1)(S34)。次に、登録番号sが登録数nを超えていないかを判断する(s<n?)(S36)。登録数nを超えている場合には、繰り返しループの先頭に戻るために、登録番号sを1にする(s=1)(S38)。照合対象切替部22は、s番目の照合用署名データを認証部18に供給する。認証部18は、認証要求された署名データとs番目の照合用署名データと照合する(S40)。これにより、複数の照合用署名データの照合頻度が平均化され、各照合用署名データの認証頻度を分散化させることができる。
【0036】
認証部18は、認証要求された署名データとs番目の照合用署名データとが所定の適合度を満たしているか照合判定を行う(S42)。認証部18が所定の適合度を満たしていないと判定した場合(S42でNO)、照合対象切替部22は、照合回数iに1を加算する(i=i+1)(S44)。次に、照合回数iが登録数nを超えていないか判断する(S46)。照合回数iが登録数nを超えていない場合は、S34に戻り、照合対象切替部22は、登録番号sに1を加算し(S34)、登録番号s(次の登録番号)の照合用署名データを認証部18に供給する。この照合は、照合回数iが登録数nを超えるまで繰り返され、照合回数iが登録数を超えた場合には(S46でNO)、認証不成立となる(S48)。
【0037】
S42で、認証部18が所定の適合度を満たすと判定した場合、認証要求された署名データの認証を成立させる(S50)。認証部18は、認証を成立させた場合、認証が成立したことを外部に出力すると供に、認証結果を学習部20に出力する。学習部20は、認証が成立したs番目の照合用署名データを学習させ、登録データベースサーバ3に登録させる(S52)。また、このとき、認証が成立した照合用署名データの登録番号sを登録データベースサーバ3に保存する(S54)。これにより、次の認証時に、照合対象切替部22は、この登録データベースサーバ3の認証結果を参照して、前回認証が成立した次の照合用署名データから照合を開始させることができる。
【0038】
以上説明したとおり、本実施形態においては、S34、S54から理解できるように、認証時には、前回認証が成立した照合用署名データの次に登録されている照合用署名データから照合が行われる。このように、複数の照合用署名データを循環させて照合を行うことにしたので、照合用署名データの照合が平均化され、照合用署名データの認証頻度が分散され、学習の分散を図ることができる。
【0039】
なお、本実施形態においては、S34で、前回の登録番号sに1を加算し、照合開始しているが、S50で認証が成立した後に登録番号sに1を加算し、次の照合開始位置としてS+1を記憶しておいても好適である。
【0040】
実施形態2.
実施形態2は、本発明の署名認証システムを、ネットワーク上に配置され、他のアプリケーションサーバからの認証要求に対して認証処理を行う署名認証サーバとして実現する。
【0041】
図5は、本実施形態の署名認証サーバの全体構成を示す図である。図5に示すように、ネットワーク上に設けられているアプリケーションサーバ4と、アプリケーションサーバ4のサービスを利用するユーザ端末5と、ユーザ端末5の認証に利用される署名認証サーバ6と、が示されている。
【0042】
アプリケーションサーバ4は、インターネット上におけるWWWサーバや各種のデータベース等、種々のサービスを提供するサーバである。アプリケーションサーバ4は、ネットワーク上に複数設けられてもよい。本実施形態の署名認証サーバは、ユーザ端末5がアプリケーションサーバ4にサービス提供を要求した場合に、アプリケーションサーバ4がユーザの認証を行うのではなく、署名認証サーバ6を用いて行われる。
【0043】
すなわち、署名認証サーバ6は、図5に示すように、実施形態1で示した認証部18、学習部20、照合対象切替部22を有している。また、複数の照合用署名データを記憶する登録データベース24を有しており、図2に示すように、複数の照合用署名データが格納されている。
【0044】
一方、ユーザ端末5は、署名を入力する入力装置1と、入力部10と、署名確認部12、正規化部14と、を有している。更に、ユーザ端末5は、ユーザ端末5に入力された署名データをアプリケーションサーバ4に送信し、アプリケーションサーバ4からのデータを受信する送受信部26を有している。
【0045】
ユーザ端末5がアプリケーションサーバ4にサービス提供を要求すると、アプリケーションサーバ4は、ユーザ端末5にユーザを認証するために署名を要求する。ユーザは、入力装置1から署名を入力し、入力された署名はアプリケーションサーバ4、ネットワークを介して、署名認証サーバ6に送信される。
【0046】
署名認証サーバ6は、実施形態1で説明したように、認証要求された署名データと登録データベース24に登録されている複数の照合用署名データと照合を行い、認証要求された署名の認証や照合用署名データの学習を行う。認証処理が終了すれば、証明認証サーバ6は、その認証結果をアプリケーションサーバ4に返信し、アプリケーションサーバ4は、ユーザ端末5に認証結果を送信する。
【0047】
実施形態2の署名認証サーバは、アプリケーションサーバ毎に登録される照合用署名データの登録を1つにまとめセキュリティを向上させると供に、アプリケーションサーバ毎に設けられる署名認証の機能を1つまとめることができ、ネットワーク上の効率的な資源の運用が可能になる。
【0048】
また、本発明の署名認証システムをPDA等の携帯情報端末に対しても適用可能である。携帯情報端末のCPUが署名登録や認証処理プログラムをROMから読み出し、ワークエリアとなるRAMを用いてプログラムを実行する。照合のための複数の照合用署名データは、ROMに記憶させておく。
【0049】
携帯情報端末等に適用することで、情報携帯端末が盗難に遭った場合、情報の盗難を防止することができる。
【0050】
更に、本発明の署名認証システム又はその方法について、これら処理機能をアプリケーションプログラムで実現し、このプログラムをCD−ROMやDVDーRAM等、電磁気的、光学的に情報を記憶するコンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶しても好適である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数の照合用署名データを用いて、認証要求された署名データの複数回の認証処理が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化されるようにしたので、学習の分散を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の署名認証システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 登録データベースサーバの照合用署名データの登録例を示す図で
ある。
【図3】 実施形態の署名の登録処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施形態の署名の認証処理を示すフローチャートである。
【図5】 実施形態2の署名認証サーバの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入力装置、2 署名認証装置、3 登録データベースサーバ、4 アプリケーションサーバ、5 ユーザ端末、6 署名認証サーバ、10 入力部、12 署名確認部、14 正規化部、16 署名書き込み部、18 認証部、20 学習部、22 照合対象切替部、24 登録データベース、26 送受信部。

Claims (4)

  1. 複数の照合用署名データを用いて、認証要求された署名データの認証を行う署名認証システムであって、
    認証要求された署名データを複数の照合用署名データの各々と照合させ、照合用署名データの1つと認証が成立したときに、照合を終了し、前記署名データの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段で認証が成立した照合用署名データを、認証要求された署名データに置換又は近似させる学習手段と、
    複数回の認証が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化されるように、前記認証手段の照合対象となる照合用署名データを切り替えて、学習の分散を図る照合対象切替手段と、
    を含むことを特徴とする署名認証システム。
  2. 請求項1に記載の署名認証システムであって、
    前記照合対象切替手段は、
    照合頻度が平均化されるように、複数の照合用署名データを循環させて照合対象を切り替えることを特徴とする署名認証システム。
  3. コンピュータに、複数の照合用署名データを用いて、認証要求された署名データの認証させるための署名認証プログラムであって、前記コンピュータを、認証要求された署名データを複数の照合用署名データの各々と照合させ、照合用署名データの1つと認証が成立したときに、照合を終了し、前記署名データの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段で認証が成立した照合用署名データを、認証要求された署名データに置換又は近似させる学習手段と、
    複数回の認証が行われる場合において、認証要求された署名データと複数の照合用署名データとの照合頻度が平均化されるように、前記認証手段の照合対象となる照合用署名データを切り替えて、学習の分散を図る照合対象切替手段として機能させるための署名認証プログラム。
  4. 請求項3に記載の署名認証プログラムであって、
    前記照合対象切替手段は、照合頻度が平均化されるように、複数の照合用署名データを循環させて照合対象を切り替えることを特徴とする署名認証プログラム。
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