JP4068812B2 - How to assemble constant velocity joints - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の駆動力伝達部において、一方の伝達軸である第1軸と他方の伝達軸である第2軸とを連結させる等速ジョイントの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の駆動力伝達部では、一方の伝達軸である第1軸と他方の伝達軸である第2軸とを連結し回転力を各車軸へと伝達する等速ジョイントが用いられている(特開平7−103251号公報参照)。
【0003】
図19および図20に示されるように、この等速ジョイント1は、相互に対向する案内軌道2a、2bがアウタジョイント3の内壁面に形成され、前記案内軌道2a、2bの間には球形状のトリポートジャーナル4が配設される。前記トリポートジャーナル4には内ローラ5が外嵌され、前記内ローラ5の外周面には複数のニードル軸受6を介して外ローラ7が支承される。
【0004】
この場合、トリポートジャーナル4および外ローラ7の周面には、継手の両回転方向の対向した側に、前記トリポートジャーナル4の軸線と略平行に延在する面8a、8b、9a、9bがそれぞれ形成されている。この面8a、8b、9a、9bにより、トリポートジャーナル4に対して付与される周方向に有効な力が2つの分力により分解されるようにしており、このように構成されることによってトルク負荷の下で接面圧力の分布向上が達成されるとしている。
【0005】
しかしながら、前記の従来技術に係る等速ジョイント1では、例えば、トリポートジャーナル4の周面に形成された面8bによって内ローラ5に対して付与される分力F1、F2が比較的高い荷重からなるため、トリポートジャーナル4と内ローラ5との間における矢印方向の接面圧力が他の周面における接面圧力と比較して増大するという不都合があり、これが耐久性を劣化させる問題につながっている。
【0006】
また、従来技術に係る等速ジョイント1では、ニードル軸受6を介して内ローラ5および外ローラ7が案内軌道2a、2bに保持され、前記案内軌道2a、2bに保持された内ローラ5の内壁面に沿ってトリポートジャーナル4が上下方向に沿って変位するように設けられている。このため、従来技術に係る等速ジョイント1では、前記トリポートジャーナル4と内ローラ5との間における摺動面のスライド抵抗を低減させることができないという不都合がある。
【0007】
そこで、本出願人は、前記の種々の不都合を克服するために、一方の伝達軸が傾動してトラニオンが案内軌道に沿って変位する際に発生するスライド抵抗を低減させることにより誘起スラスト性能をより一層向上させ、しかも耐久性を向上させることが可能な等速ジョイントについて提案している(特開2000−192984号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記提案に関連してなされたものであり、周方向に沿って球面が形成されたトラニオンと、内周面に前記球面に対応する球面状の凹部が形成された内側ローラとを組み付ける際、前記内側ローラに組み付けの方向性を表示する表示部を設けることにより簡便に組み付けることが可能な等速ジョイントの組立方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する複数の案内軌道が内周面に設けられ一方の伝達軸に連結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口する内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるインナ部材とを有する等速ジョイントを組み立てる等速ジョイントの組立方法であって、
前記等速ジョイントは、前記インナ部材に設けられ且つ前記案内軌道に向かって膨出するとともに、相互に対向する第1曲面および第2曲面と、前記第1曲面および前記第2曲面との間を周回する球面とが形成された複数のトラニオンと、
孔部の内周面に、前記球面に対応して面接触する球面状の凹部と、前記球面状の凹部に連続し且つ略楕円形状を含む非円形状の開口部または相互に対向する円弧状の一組の凹部からなるトラニオン案内部とが形成された第1環状部材と、
軸受部材を介して前記第1環状部材に外嵌され、前記トラニオンの軸線方向に沿って前記第1環状部材と相対的に変位自在に設けられた第2環状部材と、
を備えるとともに、前記第1環状部材における該第1環状部材の前記孔部に前記トラニオンが通された際に上端面となる側の端面中、前記トラニオン案内部の位置に対応する位置に陥没部または突起部が形成されたものであり、
作業者が前記トラニオンに対して前記第1環状部材を組み付ける際、該第1環状部材における前記陥没部または前記突起部が存在する端面を上端面側とし且つ前記トラニオン案内部と前記陥没部または前記突起部とが前記アウタ部材の軸線方向に対して略直交する方向に沿うようにして前記トラニオン案内部が設けられた側から前記孔部に前記トラニオンを通すことを特徴とする。または、組立装置を用い、前記第1環状部材における前記陥没部が存在する端面を上端面側とし、且つ前記組立装置を構成する位置決め治具を前記陥没部に装着するようにしてもよい。後述するように、前記陥没部または前記突起部が表示部として機能する。
【0011】
さらに、前記表示部を第1環状部材の端面に形成された一組の湾曲部によって構成し、前記一組の湾曲部を結ぶ仮想線が、トラニオン案内部である略楕円形状の開口部の長軸または相互に対向する一組の円弧状の凹部を結ぶ仮想線と略平行に形成されるとよい。あるいは、前記表示部を第1環状部材の端面に形成された一組の断面矩形状の切欠部によって構成し、前記一組の切欠部を結ぶ仮想線が、トラニオン案内部である略楕円形状の開口部の長軸または相互に対向する一組の円弧状の凹部を結ぶ仮想線と略平行に形成されるとよい。
【0012】
本発明によれば、トラニオンに対して第1環状部材を組み付ける際の方向性を表示する表示部を前記第1環状部材に設けることにより、組み付ける際の方向を誤ることがなく前記表示部によって確認して簡便に取り付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る等速ジョイントの組立方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
図1および図2において、参照数字10は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントを示す。
【0015】
この等速ジョイント10は、一方の伝達軸である第1軸12(図2において、その一部を省略して示している)の一端部に一体的に連結されて開口部を有する筒状のアウタカップ(アウタ部材)14と、他方の伝達軸である第2軸16の一端部に固着されて前記アウタカップ14の孔部内に収納されるインナ部材18とから構成される。
【0016】
前記アウタカップ14の内壁面には、図1に示されるように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回りにそれぞれ約120度の間隔をおいて3本の案内溝(案内軌道)20a〜20cが形成される。前記案内溝20a〜20cは、それぞれ、外周面に沿って断面円弧状に形成された凹部を有する天井部22と、前記天井部22の両側に相互に対向して形成された断面円弧状の側面部24a、24bとから構成される。
【0017】
図1に示されるように、第2軸16にはリング状のスパイダボス部26が外嵌され、前記スパイダボス部26の外周面には、それぞれ案内溝20a〜20cに向かって膨出し軸心の回りに約120度の間隔をおいて3本のトラニオン28a〜28cが一体的に形成される。
【0018】
各トラニオン28a〜28cは、図3に示されるように、リング状のスパイダボス部26から半径外方向に向かって膨出する首部30と、前記首部30と一体的に形成された頭部32とから構成される。なお、図4に示されるように、円柱状のトラニオン29a(29b、29c)に対し、外周面にリング体31を圧入して形成してもよい。
【0019】
前記頭部32の上面部には、アウタカップ14の軸線方向から見ると所定の曲率からなる円弧状に形成され(図1および図3参照)、且つアウタカップ14の軸線と略直交する方向から見ると直線状に形成された第1曲面33が設けられている(図2参照)。この場合、前記第1曲面33の形状は、アウタカップ14の軸線と略直交する方向から見て直線状に限定されるものではなく、所定の曲率からなる円弧状に形成してもよい。
【0020】
また、前記頭部32の下面部には、前記第1曲面33と同様な第2曲面34が首部30に連続するように形成されている。さらに、頭部32は、第1曲面33と第2曲面34との間の外周面に形成された球面35を有する。なお、各トラニオン28a〜28cにおいて、前記第1曲面33と球面35との境界部分および第2曲面34と球面35との境界部分に、断面曲線状の図示しない面取部を設けてもよい。
【0021】
トラニオン28a〜28cと側面部24a、24bとの間には、図1に示されるように、リング体からなり内周面の略全体にわたって前記トラニオン28a〜28cの球面35に対応する球面状の凹部38が形成された内側ローラ(第1環状部材)40と(図5乃至図9参照)、複数のニードルベアリング(軸受部材)42を介して前記内側ローラ40に外嵌される外側ローラ(第2環状部材)44とを有する。前記外側ローラ44の外周面は、案内溝20a〜20cの側面部24a、24bに対応して断面円弧状に形成され、該外側ローラ44の外周面と案内溝20a〜20cの側面部24a、24bとがそれぞれ面接触するように設けられている。
【0022】
なお、前記外側ローラ44の外周面と案内溝20a、20bの側面部24a、24bの断面形状は、それぞれ、前記円弧状に限定されるものではなく、断面がそれぞれ直線状となるように平面に形成してもよい。
【0023】
前記複数のニードルベアリング42は、外側ローラ44の内周面に形成された環状の凹部46内に転動自在に装着されている。なお、前記複数のニードルベアリング42をキーストン効果によって前記凹部46から脱落しないように組み込んでもよい。
【0024】
図7に示されるように、前記内側ローラ40の環状平面部48と内周面との境界部分には、該内側ローラ40の孔部50に対してトラニオン28a(28b、28c)を容易に組み込むために、略楕円形状のトラニオン案内部52が形成されている。また、前記環状平面部48が形成された内側ローラ40の反対側の端面には、図5に示されるように、該環状平面部48側に向かって凹状に形成された一組の湾曲部54a、54bが相互に対向するように形成されている。
【0025】
前記一組の湾曲部54a、54bは、トラニオン28a(28b、28c)に対して内側ローラ40を組み付ける際の組み付け方向を表示する表示部として機能するものであり、一組の湾曲部54a、54bを結ぶ仮想線と略楕円形状のトラニオン案内部52の長軸とが略平行となるように形成されている。
【0026】
なお、円柱状のトラニオン29a(29b、29c)に対し、その外周面にリング体31を圧入して構成した場合、前記内側ローラ40に代替して、図10乃至図13に示されるように、環状平面部48と円形状の孔部50の内壁面との境界部分に相互に対向する一組の円弧状のトラニオン案内部52a、52bが切り欠いて形成された内側ローラ40aを用いてもよい。
【0027】
この場合、図3に示されるように、前記トラニオン28a〜28cの球面35と内側ローラ40の凹部38とは、それぞれ面接触するように設けられている。従って、トラニオン28a〜28cは、内側ローラ40に対して点Oを中心として矢印A方向に回動自在に設けられるとともに、該トラニオン28a〜28cの軸線を回動中心として球面35に沿った周方向(矢印B方向)に回動自在に設けられる。
【0028】
また、トラニオン28a〜28cおよび内側ローラ40は、外側ローラ44に保持されたニードルベアリング42に対して、一体的に上下方向(矢印C方向)に沿って変位自在に設けられている。
【0029】
さらに、トラニオン28a〜28cは、外側ローラ44を介して案内溝20a〜20cに沿ってアウタカップ4の軸線方向(矢印D方向)に摺動自在に設けられている。
【0030】
本発明の実施の形態に係る等速ジョイント10は基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その動作並びにその作用効果について説明する。
【0031】
一方の伝達軸として機能する第1軸12が回転すると、その回転力は、アウタカップ14を介してインナ部材18に伝達され、トラニオン28a〜28cを通じて第2軸16が所定方向に回転する。
【0032】
すなわち、アウタカップ14の回転力は、案内溝20a〜20cに接触する外側ローラ44およびニードルベアリング42を介して内側ローラ40に伝達され、さらに、前記内側ローラ40の凹部38に面接触する球面35を介してトラニオン28a〜28cに伝達されることにより前記トラニオン28a〜28cに係合する第2軸16が回転する。
【0033】
この場合、第1軸12を有するアウタカップ14に対して第2軸16が所定角度傾斜すると、内側ローラ40に形成された球面状の凹部38に対してトラニオン28a〜28cの球面35が面接触した状態を保持しながら、前記トラニオン28a〜28cは、図3に示されるように、点Oを回動中心として矢印A方向に摺動変位し、あるいはトラニオン28a〜28cの軸線を回転中心として球面状の凹部38に沿って周方向(矢印B方向)に摺動変位する。
【0034】
また、前記トラニオン28a〜28cは、外側ローラ44に保持されたニードルベアリング42に対して摺動する内側ローラ40と一体的に、該トラニオン28a〜28cの軸線方向(矢印C方向)に沿って変位する。
【0035】
さらに、前記トラニオン28a〜28cは、案内溝20a〜20cに沿って摺動する外側ローラ44を介して該トラニオン28a〜28cの軸線と略直交する方向、すなわち、案内溝20a〜20cの長手方向(矢印D方向)に沿って変位する(図2参照)。
【0036】
このようにして、第1軸12の回転運動は、アウタカップ14に対する第2軸16の傾斜角度に影響されることなく該第2軸16に円滑に伝達される。
【0037】
次に、本実施の形態に係る等速ジョイント10の組み付け方法について、内側ローラ40の孔部50内にトラニオン28a(28b、28c)を装着する場合を例にして以下説明する。
【0038】
先ず、図14に示されるように、作業者は、内側ローラ40の端面に形成された一組の湾曲部54a、54bに沿って指を当てながら該内側ローラ40を把持することによって、トラニオン28aに対する内側ローラ40の組み付け方向を確認することができる。
【0039】
なぜなら、一組の湾曲部54a、54bを結ぶ仮想線が略楕円形状に形成されたトラニオン案内部52の長軸と対応するように略平行に形成されているため、作業者は、内側ローラ40を裏返してトラニオン案内部52の長軸方向を確認する必要がなく、一組の湾曲部54a、54bによって内側ローラ40の組み付け方向を一目で視認できるからである。
【0040】
さらに、作業者は、一組の湾曲部54a、54bに指をあてた状態を保持しながら内側ローラ40を矢印方向に沿って変位させることにより、該内側ローラ40をトラニオン28aに装着することができる。この結果、内側ローラ40の組み付けの方向性を表示する一組の湾曲部54a、54bに基づいて、該内側ローラ40をトラニオン28a(28b、28c)に対して簡便に組み付けることができ、組み付け性を向上させることができる。
【0041】
すなわち、略楕円形状のトラニオン案内部52が設けられた内側ローラ40(図6参照)では、図15に示されるように、該内側ローラ40に対してトラニオン28a(28b、28c)を角度θだけ傾斜させて略楕円形状のトラニオン案内部52に沿ってトラニオン28a(28b、28c)を挿入することにより、トラニオン28a(28b、28c)に対して内側ローラ40が装着される。この場合、第2軸16は、図15中、紙面と略直交する方向に延在している。
【0042】
なお、図15中、θは組み付け角度、Rはトラニオン28a(28b、28c)の球面35の半径、Hはトラニオン28a(28b、28c)の球面幅、rは内側ローラ40のトラニオン案内部52の短半径、hは内側ローラ40の幅、dはトラニオン28a(28b、28c)の首部30の半径、Xは組み付け角度がθだけ傾斜した時のトラニオン28a(28b、28c)の球面35の投影長幅、Yは組み付け角度がθだけ傾斜した時のトラニオン28a(28b、28c)の球面35の投影短幅をそれぞれ示している。
【0043】
この場合、トラニオン28a(28b、28c)の球面35の投影短幅Yが2R(球面35の直径)よりも小さくなる(内側ローラ40の幅h内に球面35を確保する)ための条件は、次の式(1)で表される。
【0044】
【数1】
【0045】
また、Y<Xとなるための条件は、次の式(2)で表される。
【0046】
【数2】
【0047】
さらに、トラニオン28a(28b、28c)と内側ローラ40とが干渉しないための条件としては、次の式(3)で表される。
【0048】
【数3】
【0049】
上記式(1)、式(2)および式(3)を充足するように、トラニオン28a(28b、28c)および内側ローラ40のトラニオン案内部52の形状を設定する。なお、組み付け角度θは、図15中の紙面(3本のトラニオン28a〜28cの軸芯を含む面)上において、等速ジョイント10の作動角度(第1軸12と第2軸16とによって形成される角度)に基づいて決定される内側ローラ40の軸線とトラニオン28a(28b、28c)の軸線とがなす角度よりも大きく設定されているものとする。
【0050】
上記式(1)〜(3)を充足させ、さらに内側ローラ40のトラニオン案内部52に対してトラニオン28a(28b、28c)を圧入しないで組み付ける場合には、下記式(4)を充足させるようにするとよい。
【0051】
【数4】
【0052】
一方、上記式(1)〜(3)を充足させ、さらに内側ローラ40のトラニオン案内部52に対してトラニオン28a(28b、28c)を圧入して組み付ける場合には、下記式(5)を充足させるようにするとよい。
【0053】
【数5】
【0054】
一方、相互に対向する一組のトラニオン案内部52a、52bが設けられた内側ローラ40a(図10参照)に対し、リング体31が圧入された円柱状のトラニオン29a(29b、29c)(図4参照)を装着する場合には、前記内側ローラ40aの環状平面部48とトラニオン29a(29b、29c)の上面部とを略直交させた状態において、一組のトラニオン案内部52a、52bに沿ってトラニオン29a(29b、29c)の球面35を内側ローラ40aの凹部38内に挿入し、前記トラニオン29a(29b、29c)の軸線が内側ローラ40aの環状平面部48と略直交するように該トラニオン29a(29b、29c)を傾動させることにより、トラニオン29a(29b、29c)に対して内側ローラ40aが装着される。
【0055】
前記内側ローラ40aに対してリング体31が圧入された円柱状のトラニオン29a(29b、29c)を装着する際、一組のトラニオン案内部52a、52bを結ぶ仮想線と略平行に形成された一組の湾曲部54a、54bによって組み付けの方向性を確認することができる。
【0056】
このように、本実施の形態では、内側ローラ40、40aのトラニオン28a(28b、28c)、29a(29b、29c)への組み付け方向を、一組の湾曲部54a、54bによって内側ローラ40、40aの外形形状に方向性を付与することにより作業者が目視で確認することができ、組み付け時間を短縮して組み付け作業を簡便化することができる。
【0057】
なお、内側ローラ40、40aの組み付けの方向性を表示する表示部は、一組の湾曲部54a、54bに限定されるものではなく、例えば、平坦な環状面56に断面矩形状の一組の切欠部58a、58bを相互に対向させるように形成した内側ローラ40b(図16参照)、または断面円弧状の一組の切欠部60a、60bを相互に対向させるように形成した内側ローラ40c(図17参照)、あるいは、平坦な環状面56に僅かに突出する一組の小突起62a、62bが形成された内側ローラ40d(図18参照)であってもよい。
【0058】
この場合、前記一組の切欠部58a、58bに対して図示しない位置決め治具を装着することにより、手作業による組み立てだけでなく自動組立装置(図示せず)にも対応させることができることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0060】
すなわち、球面を有するトラニオンに対して前記球面に対応する球面状の凹部が形成された第1環状部材を組み付ける際、前記第1環状部材のトラニオンへの組み付け方向を、例えば、該第1環状部材の外形形状からなる表示部によって方向性を付与することにより作業者が目視で確認することができ、組み付け時間を短縮して組み付け作業を簡便化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る等速ジョイントの軸線と略直交する方向の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った縦断面図である。
【図3】図1の一部省略拡大縦断面図である。
【図4】トラニオンの変形例に係る一部縦断面正面図である。
【図5】トラニオンに装着される内側ローラの斜視図である。
【図6】図5の矢印E方向からみた斜視図である。
【図7】図6に示す内側ローラの平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った縦断面図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿った縦断面図である。
【図10】第1変形例に係る内側ローラの斜視図である。
【図11】図10に示す内側ローラの平面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿った縦断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿った縦断面図である。
【図14】トラニオンに内側ローラを装着する状態を示す斜視図である。
【図15】内側ローラをトラニオンに装着するための設定条件に供される説明図である。
【図16】第2変形例に係る内側ローラの斜視図である。
【図17】第3変形例に係る内側ローラの斜視図である。
【図18】第4変形例に係る内側ローラの斜視図である。
【図19】従来技術に係る等速ジョイントの一部省略縦断面図である。
【図20】従来技術に係る等速ジョイントの一部省略横断面図である。
【符号の説明】
10…等速ジョイント 12、16…軸
14…アウタカップ 18…インナ部材
20a〜20c…案内溝 26…スパイダボス部
28a〜28c、29a〜29c…トラニオン
35…球面 38…凹部
40、40a〜40d…内側ローラ 42…ニードルベアリング
44…外側ローラ 48…環状平面部
50…孔部
52、52a、52b…トラニオン案内部
54a、54b…湾曲部 58a、58b…切欠部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for assembling a constant velocity joint that connects, for example, a first shaft that is one transmission shaft and a second shaft that is the other transmission shaft in a driving force transmission portion of an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a driving force transmission unit of an automobile, a constant velocity joint that connects a first shaft that is one transmission shaft and a second shaft that is the other transmission shaft and transmits torque to each axle has been used. (See Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-103251).
[0003]
As shown in FIGS. 19 and 20, the constant velocity joint 1 has
[0004]
In this case, the peripheral surfaces of the
[0005]
However, in the constant velocity joint 1 according to the prior art, for example, the component forces F 1 and F 2 applied to the
[0006]
In the constant velocity joint 1 according to the prior art, the
[0007]
Therefore, in order to overcome the above-mentioned various disadvantages, the present applicant reduces the sliding resistance generated when one of the transmission shafts tilts and the trunnion is displaced along the guide track, thereby improving the induced thrust performance. A constant velocity joint that can be further improved and durability can be improved (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-192984).
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in connection with the above proposal, and includes a trunnion having a spherical surface formed in the circumferential direction and an inner roller having a spherical concave portion corresponding to the spherical surface formed on an inner peripheral surface. An object of the present invention is to provide a method of assembling a constant velocity joint that can be easily assembled by providing a display portion that displays the direction of assembly on the inner roller when assembled.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention provides a cylindrical outer member having a plurality of guide tracks that are spaced apart from each other and extend along the axial direction and are connected to one transmission shaft. A constant velocity joint assembling method for assembling a constant velocity joint having an inner member inserted into an inner space where the outer member is opened and connected to the other transmission shaft,
The constant velocity joint, with bulges towards and the guide track provided on the inner member, a first curved surface and second curved surface facing each other, between said first curved surface and said second curved surface A plurality of trunnions formed with a rotating spherical surface;
The inner peripheral surface of the hole, a spherical recess surface contact corresponding to said spherical surface, an arc shape opposite to the opening or mutual non-circular shape including a continuous and substantially elliptical shape to the spherical recesses A first annular member formed with a trunnion guide portion comprising a set of recesses ;
A second annular member that is externally fitted to the first annular member via a bearing member, and is provided so as to be relatively displaceable from the first annular member along the axial direction of the trunnion;
The provided Rutotomoni, in the end surface of the said hole said trunnion is the upper end surface when it was passed through the side of the first annular member to definitive first annular member, the position corresponding to the position of the trunnion guide portion A depression or protrusion is formed,
When the worker assembling the first annular member relative to said trunnion, said recess or said end faces the recessed portion or the projecting portion of the first annular member is present between the upper end surface side and to the trunnion guide portion The trunnion is passed through the hole portion from the side where the trunnion guide portion is provided so that the protruding portion is along a direction substantially orthogonal to the axial direction of the outer member . Alternatively, an assembling apparatus may be used so that an end surface of the first annular member where the depressed portion exists is an upper end surface side, and a positioning jig constituting the assembling apparatus is attached to the depressed portion. As will be described later, the depressed portion or the protruding portion functions as a display portion.
[0011]
Further, the display unit is configured by a set of curved portions formed on the end face of the first annular member, and a virtual line connecting the set of curved portions is a length of a substantially elliptical opening that is a trunnion guide portion. It is good to form substantially parallel to the imaginary line which ties a pair of circular arc-shaped recessed parts which are mutually opposed to an axis | shaft. Alternatively, the display unit is configured by a set of rectangular cutout portions formed on the end surface of the first annular member, and a virtual line connecting the set of cutout portions is a substantially elliptical shape that is a trunnion guide portion. It is good to form substantially parallel to the virtual line which ties the long axis of an opening part, or a set of circular arc-shaped recessed parts which mutually oppose.
[0012]
According to the present invention, by providing the first annular member with a display unit that displays the directionality when the first annular member is assembled to the trunnion, the display unit confirms the direction without assembling. And can be easily attached.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A preferred embodiment of a method for assembling a constant velocity joint according to the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
[0014]
1 and 2,
[0015]
The
[0016]
As shown in FIG. 1, the
[0017]
As shown in FIG. 1, a ring-shaped
[0018]
As shown in FIG. 3, each of the
[0019]
When viewed from the axial direction of the
[0020]
A second
[0021]
Between the
[0022]
The cross-sectional shapes of the outer peripheral surface of the
[0023]
The plurality of
[0024]
As shown in FIG. 7,
[0025]
The set of
[0026]
In the case where the
[0027]
In this case, as shown in FIG. 3, the
[0028]
Further, the
[0029]
Further, the
[0030]
The constant velocity joint 10 according to the embodiment of the present invention is basically configured as described above. Next, the operation and the effect thereof will be described.
[0031]
When the
[0032]
That is, the rotational force of the
[0033]
In this case, when the
[0034]
The
[0035]
Further, the
[0036]
In this way, the rotational movement of the
[0037]
Next, a method for assembling the constant velocity joint 10 according to the present embodiment will be described below by taking as an example the case where the
[0038]
First, as shown in FIG. 14, the operator holds the
[0039]
This is because the imaginary line connecting the pair of
[0040]
Further, the operator can attach the
[0041]
That is, in the inner roller 40 (see FIG. 6) provided with the substantially elliptical
[0042]
In FIG. 15, θ is the assembly angle, R is the radius of the
[0043]
In this case, the condition for the projected short width Y of the
[0044]
[Expression 1]
[0045]
The condition for satisfying Y <X is expressed by the following equation (2).
[0046]
[Expression 2]
[0047]
Furthermore, a condition for preventing the
[0048]
[Equation 3]
[0049]
The shape of the
[0050]
When the above formulas (1) to (3) are satisfied and the
[0051]
[Expression 4]
[0052]
On the other hand, when the above formulas (1) to (3) are satisfied and the
[0053]
[Equation 5]
[0054]
On the other hand, a
[0055]
When the
[0056]
As described above, in the present embodiment, the
[0057]
In addition, the display part which displays the direction of the assembly | attachment of the
[0058]
In this case, by attaching a positioning jig (not shown) to the set of
[0059]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
[0060]
That is, when assembling the first annular member formed with the spherical concave portion corresponding to the spherical surface to the trunnion having a spherical surface, the assembly direction of the first annular member to the trunnion is set, for example, as the first annular member. By giving directionality with the display portion having the outer shape, the operator can visually confirm, and the assembling work can be simplified by shortening the assembling time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view in a direction substantially orthogonal to an axis of a constant velocity joint according to an embodiment of the present invention.
2 is a longitudinal sectional view taken along line II-II in FIG.
3 is a partially omitted enlarged vertical sectional view of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a partial longitudinal sectional front view according to a modification of the trunnion.
FIG. 5 is a perspective view of an inner roller mounted on the trunnion.
6 is a perspective view seen from the direction of arrow E in FIG. 5. FIG.
7 is a plan view of the inner roller shown in FIG. 6. FIG.
8 is a longitudinal sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
9 is a longitudinal sectional view taken along line IX-IX in FIG.
FIG. 10 is a perspective view of an inner roller according to a first modification.
11 is a plan view of the inner roller shown in FIG.
12 is a longitudinal sectional view taken along line XII-XII in FIG.
13 is a longitudinal sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
FIG. 14 is a perspective view showing a state where the inner roller is mounted on the trunnion.
FIG. 15 is an explanatory diagram provided for setting conditions for mounting the inner roller to the trunnion.
FIG. 16 is a perspective view of an inner roller according to a second modification.
FIG. 17 is a perspective view of an inner roller according to a third modification.
FIG. 18 is a perspective view of an inner roller according to a fourth modification.
FIG. 19 is a partially omitted longitudinal sectional view of a constant velocity joint according to the prior art.
FIG. 20 is a partially omitted cross-sectional view of a constant velocity joint according to the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記等速ジョイントは、前記インナ部材に設けられ且つ前記案内軌道に向かって膨出するとともに、相互に対向する第1曲面および第2曲面と、前記第1曲面および前記第2曲面との間を周回する球面とが形成された複数のトラニオンと、
孔部の内周面に、前記球面に対応して面接触する球面状の凹部と、前記球面状の凹部に連続し且つ略楕円形状を含む非円形状の開口部または相互に対向する円弧状の一組の凹部からなるトラニオン案内部とが形成された第1環状部材と、
軸受部材を介して前記第1環状部材に外嵌され、前記トラニオンの軸線方向に沿って前記第1環状部材と相対的に変位自在に設けられた第2環状部材と、
を備えるとともに、前記第1環状部材における該第1環状部材の前記孔部に前記トラニオンが通された際に上端面となる側の端面中、前記トラニオン案内部の位置に対応する位置に陥没部または突起部が形成されたものであり、
作業者が前記トラニオンに対して前記第1環状部材を組み付ける際、該第1環状部材における前記陥没部または前記突起部が存在する端面を上端面側とし且つ前記トラニオン案内部と前記陥没部または前記突起部とが前記アウタ部材の軸線方向に対して略直交する方向に沿うようにして前記トラニオン案内部が設けられた側から前記孔部に前記トラニオンを通すことを特徴とする等速ジョイントの組立方法。A plurality of guide tracks that are spaced apart by a predetermined distance and extend along the axial direction are inserted into a cylindrical outer member that is provided on the inner circumferential surface and connected to one transmission shaft, and an inner space that is opened by the outer member. A constant velocity joint for assembling a constant velocity joint having an inner member coupled to the other transmission shaft,
The constant velocity joint, with bulges towards and the guide track provided on the inner member, a first curved surface and second curved surface facing each other, between said first curved surface and said second curved surface A plurality of trunnions formed with a rotating spherical surface;
The inner peripheral surface of the hole, a spherical recess surface contact corresponding to said spherical surface, an arc shape opposite to the opening or mutual non-circular shape including a continuous and substantially elliptical shape to the spherical recesses A first annular member formed with a trunnion guide portion comprising a set of recesses ;
A second annular member that is externally fitted to the first annular member via a bearing member, and is provided so as to be relatively displaceable from the first annular member along the axial direction of the trunnion;
The provided Rutotomoni, in the end surface of the said hole said trunnion is the upper end surface when it was passed through the side of the first annular member to definitive first annular member, the position corresponding to the position of the trunnion guide portion A depression or protrusion is formed,
When the worker assembling the first annular member relative to said trunnion, said recess or said end faces the recessed portion or the projecting portion of the first annular member is present between the upper end surface side and to the trunnion guide portion Assembling the constant velocity joint , wherein the trunnion is passed through the hole from the side where the trunnion guide portion is provided so that the protruding portion is along a direction substantially orthogonal to the axial direction of the outer member Way .
前記等速ジョイントは、前記インナ部材に設けられ且つ前記案内軌道に向かって膨出するとともに、相互に対向する第1曲面および第2曲面と、前記第1曲面および前記第2曲面との間を周回する球面とが形成された複数のトラニオンと、
孔部の内周面に、前記球面に対応して面接触する球面状の凹部と、前記球面状の凹部に連続し且つ略楕円形状を含む非円形状の開口部または相互に対向する円弧状の一組の凹部からなるトラニオン案内部とが形成された第1環状部材と、
軸受部材を介して前記第1環状部材に外嵌され、前記トラニオンの軸線方向に沿って前記第1環状部材と相対的に変位自在に設けられた第2環状部材と、
を備えるとともに、前記第1環状部材における該第1環状部材の前記孔部に前記トラニオンが通された際に上端面となる側の端面中、前記トラニオン案内部の位置に対応する位置に陥没部が形成されたものであり、
組立装置が前記トラニオンに対して前記第1環状部材を組み付ける際、該第1環状部材における前記陥没部が存在する端面を上端面側とし、且つ前記組立装置を構成する位置決め治具を前記陥没部に装着することを特徴とする等速ジョイントの組立方法。 A plurality of guide tracks that are spaced apart by a predetermined distance and extend along the axial direction are inserted into a cylindrical outer member that is provided on the inner circumferential surface and connected to one transmission shaft, and an inner space that is opened by the outer member. A constant velocity joint for assembling a constant velocity joint having an inner member coupled to the other transmission shaft,
The constant velocity joint is provided on the inner member and bulges toward the guide track, and between the first curved surface and the second curved surface facing each other, and the first curved surface and the second curved surface. A plurality of trunnions formed with a rotating spherical surface;
A spherical recess that is in surface contact with the spherical surface on the inner peripheral surface of the hole, and a non-circular opening that is continuous with the spherical recess and includes a substantially elliptical shape, or arcs that face each other. A first annular member formed with a trunnion guide portion comprising a set of recesses;
A second annular member that is externally fitted to the first annular member via a bearing member, and is provided so as to be relatively displaceable from the first annular member along the axial direction of the trunnion;
And a recessed portion at a position corresponding to the position of the trunnion guide portion in the end surface on the side that becomes the upper end surface when the trunnion is passed through the hole portion of the first annular member in the first annular member. Is formed,
When the assembly apparatus assembles the first annular member with respect to the trunnion, the end surface of the first annular member where the depression is present is the upper end surface side, and a positioning jig constituting the assembly apparatus is the depression. A method for assembling a constant velocity joint.
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