JP4067749B2 - Superconducting bulk magnetizer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超電導バルク体の着磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の超電導バルク体の着磁方法としては、フィールドクール、ゼロフィールドクール、パルス着磁などの方法があり、ゼロフィールドクールやパルス着磁では、着磁磁界を大きくするために磁界を繰り返し印加する方法が行われていたが、超電導バルク体の温度は一定であり、全体が超電導状態において着磁が行われるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の方法では、大きな磁界を印加して高温超電導バルク体を着磁しなければならないため、印加磁界用のコイルや電源が大きくなったり、周辺や外部への影響が大きくなったり、着磁に大きな電磁力が発生するなどの問題がある。
【0004】
本発明では、上記問題点を除去し、超電導バルク体の超電導領域を徐々に広げながら、比較的小さな磁界を繰り返し印加することにより、印加磁界用のコイルや電源を小さくし、着磁過程でも大きな電磁力を要することなく、十分な着磁を行うことができる超電導バルク体の着磁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕超電導バルク体の着磁装置において、超電導バルク体と、この超電導バルク体の上下表面に同心状に巻回された複数の個別に制御可能なヒーター線と、前記超電導バルク体の中心から段階的に磁界を繰り返し印加して順次超電導状態を拡大する手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
〔2〕超電導バルク体の着磁装置において、超電導バルク体と、この超電導バルク体の表面の局部に配置された面ヒーターと、前記面ヒーターの箇所から段階的に磁界を繰り返し印加して順次超電導状態を拡大する手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
〔3〕上記〔2〕記載の超電導バルク体の着磁装置において、前記面ヒーターは、前記超電導バルク体の表面に配置された複数の個別に制御可能な面ヒーターであることを特徴とする。
【0008】
〔4〕上記〔1〕から〔3〕の何れか一項記載の超電導バルク体の着磁装置において、前記印加する磁界がパルス状または定常的な磁界であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
まず、本発明の実施例を示す超電導バルク体の着磁装置について説明する。
【0011】
図1は本発明の第1参考例を示す外周部にヒーター線を備えた超電導バルク体の着磁装置の模式図である。
【0012】
この参考例では、冷凍機ヘッドに取り付けて冷却する(液体窒素などの冷媒に直接浸けて冷却してもよい)などの冷却装置4上に、外周部2にヒーター線3を巻回した超電導バルク体1を配置する。
【0013】
そこで、冷却装置4により超電導バルク体1の全体を冷却しておき、スイッチ6を介して予め電流値が設定された電源装置5からヒーター線3に電流を通じると、そのヒーター線3の周りの超電導バルク体1は加熱されて超電導状態にはならず、超電導バルク体1の内部の小さい領域のみが超電導状態であれば比較的小さな磁界の印加でも超電導状態の部分全体を着磁することができる。そして、次第にヒーター線3の電流値を減少していくことにより、その超電導バルク体1の超電導状態の領域を、図7(後述)のように、徐々に拡大しながら繰り返し、磁界を印加して着磁を行い、最後にヒーター線への通電を止めて磁界を印加すれば超電導バルク体1の全体にわたり着磁することができる。
【0014】
図2は本発明の第2参考例を示す同心状に複数のヒーター線を備えた超電導バルク体の模式図である。
【0015】
この図に示すように、超電導バルク体11に同心状に複数のヒーター線12,13,14を巻回する。
【0016】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その複数のヒーター線12,13,14に流していた電流をヒーター線12,13,14の順に段階的に止めていくことにより、超電導バルク体11の超電導状態の領域を図7(後述)のように中心から段階的に拡大しながら繰り返し着磁を行うことができる。
【0017】
図3は本発明の第1実施例を示す上下表面に同心状に複数のヒーター線を備えた超電導バルク体の模式図である。
【0018】
この図に示すように、超電導バルク体21の上面22に同心状に複数のヒーター線23,24,25と、その下面26に同心状に複数のヒーター線27,28,29を巻回する。
【0019】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その複数のヒーター線23,24,25と27,28,29に流していた電流を段階的に止めていくことにより、超電導バルク体21の超電導状態の領域を図7(後述)のように中心から段階的に拡大しながら繰り返し着磁を行うことができる。
【0020】
図4は本発明の第2実施例を示す面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図(その1)であり、図4(a)はその表面の局部に面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図、図4(b)はその表面に複数の面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図である。
【0021】
まず、図4(a)に示すように、超電導バルク体61の表面の局部に、面ヒーター62,63を配置する。
【0022】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その面ヒーター62,63に流していた電流を段階的に減少させることにより、超電導バルク体61の超電導状態の領域を図9(後述)のように段階的に拡大しながら繰り返し着磁を行うことができる。
【0023】
また、図4(b)は、超電導バルク体71の表面に複数の面ヒーター72,73,74,75を配置することを特徴とする。
【0024】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その複数の面ヒーター72,73,74,75に流していた電流を段階的に止めることにより、超電導バルク体71の超電導状態の領域を図10(後述)のように段階的に拡大しながら着磁を行うことができる。
【0025】
図5は本発明の第2実施例を示す面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図(その2)であり、図5(a)はその側面の局部に面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図、図5(b)はその側面に複数の面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図である。
【0026】
まず、図5(a)に示すように、超電導バルク体81の側面の局部に面ヒーター82を配置する。
【0027】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その面ヒーター82に流していた電流を段階的に減少させることにより、超電導バルク体81の超電導状態の領域を段階的に拡大しながら繰り返し着磁を行うことができる。
【0028】
また、図5(b)は、超電導バルク体91の側面に複数の面ヒーター92,93,94,95,96,97を配置することを特徴とする。
【0029】
そこで、図示しないが、第1参考例と同様の冷却装置と電源装置を用いて、その複数の面ヒーター92,93,94,95,96,97に流していた電流を段階的に止めることにより、超電導バルク体91の超電導状態の領域を段階的に拡大しながら着磁を行うことができる。
【0030】
以下、本発明の超電導バルク体の具体的な繰り返し着磁方法について説明する。
【0031】
図6は本発明の超電導バルク体の具体的な繰り返し着磁装置の構成図である。
【0032】
この図において、100はパルス管冷凍機であり、このパルス管冷凍機は圧縮機102と真空排気装置103が接続されおり、そのパルス管冷凍機のヘッド101には供試高温超電導バルク体104が固定される。
【0033】
その供試高温超電導バルク体104にはヒーター105が装着されており、ヒーター電源106に接続されている。また、そのパルス管冷凍機のヘッド101には温度素子109がセットされて、温度を計測できるようになっている。さらに、供試高温超電導バルク体104の周りには電磁コイル107が配置され、その電磁コイル107は励磁電源108に接続される。その磁界の強さはホール素子110によって計測される。
【0034】
冷凍機ヘッド101に、供試高温超電導バルク体104をセットし、ヒーター105の取り付け方法として、図1に示すように、外周部にヒーター線を巻いた場合において、パルス管冷凍機100により供試高温超電導バルク体104を冷却する目標温度を80K一定として、ヒーター線の電流値を段階的に減少させることにより超電導領域を中心部から次第に広げながら繰り返しパルス着磁する。
【0035】
図7は本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その1)を示す図である。
【0036】
まず、図7(a)に示すように、高温超電導バルク体51の中央部分を超電導領域52とし、次に、図7(b)に示すように、拡大された超電導領域53、図7(c)に示すように、更なる拡大された超電導領域54、最後に、高温超電導バルク体51の全体に及ぶ超電導領域55となし、着磁を完了する。
【0037】
上記のような段階的な着磁を行った場合の測定結果を示す。
【0038】
図8はかかる超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その1)による測定結果を示す図である。
【0039】
この図において、横軸は位置(mm)、縦軸は磁界(mT)であり、ここでは、電流値を0.080A、0.078A、0.076A、0.074A、0.072A、0.070A、0.068Aと7段階にわたって着磁した。
【0040】
図9は本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その2)を示す図である。
【0041】
この実施例では、高温超電導バルク体61の端部に面ヒーター62,63を設けて、その電流を段階的に減少することにより、高温超電導バルク体61の端部から超電導領域を広げる方法をとっている。図9(a)〜(d)に示すように、端部から次第に超電導領域を拡大する。つまり、超電導領域64→65→66→67へ段階的に広げることができる。
【0042】
なお、図10に示すように、高温超電導バルク体71の表面に多くの面ヒーター72,73,74,75を配置して、その高温超電導バルク体71の超電導領域を拡大する。つまり、図10(a)〜(d)に示すように、超電導領域76→77→78→79へ段階的に広げることができる。
【0043】
上記のような超電導バルク体の端部から段階的な着磁を行った場合の測定結果を示す。
【0044】
図11はかかる超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その2)による測定結果を示す図である。
【0045】
冷凍機ヘッドに、高温超電導バルク体を取り付け、ヒーターの取り付け方法として、図9に示した超電導バルク体61表面にヒーターを1枚配置した場合において、冷凍機により高温超電導バルク体を冷却する目標温度を80K一定として、ヒーターの電流値を段階的に減少させることにより超電導領域を端部から広げながら繰り返しパルス着磁した場合の測定結果を示す。
【0046】
この図において、横軸は位置(mm)、縦軸は磁界(mT)であり、ここでは、電流値を0.055A、0.053A、0.051A、0.049A、0.047A、0.045A、0Aと7段階にわたって着磁した。
【0047】
比較のために高温超電導バルク全体の温度を80K一定として、超電導領域を制御しないで繰り返しパルス着磁した。
【0048】
図12に超電導領域を制御せずに一定とした場合の測定結果を示した。なお、図12では、パルス磁界を印加した回数(1〜5回)をパラメータとして示している。
【0049】
以上のように、超電導領域を制御せずに一定とした場合には、繰り返しパルス着磁を試みても磁界の増加は見られず、磁界の最大値も5mT以下である。
【0050】
一方、超電導領域を制御して広げながら繰り返しパルス着磁を行った場合には、図8及び図11に示すように繰り返しにより磁界の増加が見られ、磁界の最大値は30mT程度に達する。
【0051】
なお、超電導バルク体の形状は、円柱に限らず矩形平板等の様々な形状に適応できる。また、超電導領域の広げ方は、超電導体の特性、印加磁界の大きさにより最適な制御を行うことができ、その制御の方法は示した例に限るものではない。
【0052】
また、上記超電導バルク体としては厚みのあるものを示したが、薄い形状のものであっても本発明の超電導バルク体に含まれる。
【0053】
更に、加熱手段としては、図示しないが、熱風装置を超電導バルク体の近傍に配置して超電導バルク体の局部を加熱させるようにしてもよい。
【0054】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0055】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、超電導バルク体を着磁する際に印加する磁界が小さくできるので、印加磁界用のコイルや電源を小型、軽量化、周囲や外部への影響を小さくすることができる。
【0056】
また、着磁する際に超電導バルク体や印加磁界用コイルに発生する電磁力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例を示す外周部にヒーター線を備えた超電導バルク体の着磁装置の模式図である。
【図2】 本発明の第2参考例を示す同心状に複数のヒーター線を備えた超電導バルク体の模式図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す上下表面に同心状に複数のヒーター線を備えた超電導バルク体の模式図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図(その1)である。
【図5】 本発明の第2実施例を示す面ヒーターを備えた超電導バルク体の模式図(その2)である。
【図6】 本発明の超電導バルク体の具体的な繰り返し着磁装置の構成図である。
【図7】 本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その1)を示す図である。
【図8】 本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その1)による測定結果を示す図である。
【図9】 本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その2)を示す図である。
【図10】 本発明の超電導バルク体へ複数のヒーターを配置して、その高温超電導バルク体の超電導領域を拡大する方法を示す図である。
【図11】 本発明の超電導バルク体の超電導領域を広げる方法(その2)による測定結果を示す図である。
【図12】 超電導領域を制御せずに一定とした場合の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21,51,61,71,81,91 超電導バルク体
2 外周部
3,12,13,14,23,24,25,27,28,29 ヒーター線
4 冷却装置(冷凍機ヘッド)
5 電源装置
6 スイッチ
22 上面
26 下面
62,63,72,73,74,75,82,92,93,94,95,96,97 面ヒーター
52,53,54,55,64,65,66,67,76,77,78,79 超電導領域
100 パルス管冷凍機
101 冷凍機ヘッド
102 圧縮機
103 真空排気装置
104 供試高温超電導バルク体
105 ヒーター
106 ヒーター用電源
107 電磁コイル
108 励磁電源
109 温度素子
110 ホール素子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a superconducting bulk magnetizer.
[0002]
[Prior art]
Conventional superconducting bulk material magnetization methods include field cool, zero field cool, and pulse magnetization. In zero field cool and pulse magnetization, a magnetic field is repeatedly applied to increase the magnetization magnetic field. Although the method has been performed, the temperature of the superconducting bulk body is constant, and the whole is magnetized in the superconducting state.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional method as described above, the high-temperature superconducting bulk material must be magnetized by applying a large magnetic field, so that the coil and power supply for the applied magnetic field are increased, and the influence on the surroundings and the outside is increased. There is a problem that a large electromagnetic force is generated in the magnetization.
[0004]
In the present invention, the above-mentioned problems are eliminated, and a relatively small magnetic field is repeatedly applied while gradually expanding the superconducting region of the superconducting bulk body, thereby reducing the applied magnetic field coil and power source and increasing the magnetization process. It is an object of the present invention to provide a superconducting bulk material magnetizing device capable of sufficiently magnetizing without requiring electromagnetic force.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides
[1] In the magnetizing apparatus of the bulk superconductor, and the superconducting bulk body, a plurality of individually controllable heater wire wound concentrically upper and lower surfaces of the bulk superconductors, a center of the superconducting bulk And a means for sequentially applying a magnetic field step by step to sequentially expand the superconducting state.
[0006]
[2] The magnetizing apparatus of the bulk superconductor, and the superconducting bulk body, the superconducting bulk body locally in placed face heater surface, sequentially stepwise repeated field application from the point of the surface heater And means for expanding the superconducting state.
[0007]
[ 3 ] The superconducting bulk body magnetizing apparatus according to [ 2 ], wherein the surface heater is a plurality of individually controllable surface heaters disposed on a surface of the superconducting bulk body.
[0008]
[ 4 ] The superconducting bulk magnetic device according to any one of [1] to [ 3 ], wherein the magnetic field to be applied is a pulsed or stationary magnetic field.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0010]
First, a superconducting bulk magnetizing apparatus according to an embodiment of the present invention will be described.
[0011]
FIG. 1 is a schematic view of a superconducting bulk magnetizing apparatus having a heater wire on the outer periphery of a first reference example of the present invention.
[0012]
In this reference example, a superconducting bulk in which a heater wire 3 is wound around an outer
[0013]
Therefore, when the entire
[0014]
FIG. 2 is a schematic diagram of a superconducting bulk body provided with a plurality of concentric heater wires, showing a second reference example of the present invention.
[0015]
As shown in this figure, a plurality of
[0016]
Therefore, although not shown, using the same cooling device and power supply device as in the first reference example, the current flowing through the plurality of
[0017]
FIG. 3 is a schematic view of a superconducting bulk body provided with a plurality of concentric heater wires on the upper and lower surfaces thereof according to the first embodiment of the present invention.
[0018]
As shown in this figure, a plurality of
[0019]
Therefore, although not shown, the current flowing through the plurality of
[0020]
FIG. 4 is a schematic diagram (part 1) of a superconducting bulk body provided with a surface heater according to a second embodiment of the present invention, and FIG. 4 (a) is a schematic diagram of the superconducting bulk body provided with a surface heater on the surface thereof. FIG. 4B is a schematic diagram of a superconducting bulk body having a plurality of surface heaters on its surface.
[0021]
First, as shown in FIG. 4A, the
[0022]
Therefore, although not shown in the figure, by using the same cooling device and power supply device as those in the first reference example, the current flowing in the
[0023]
FIG. 4B is characterized in that a plurality of
[0024]
Therefore, although not shown in the figure, the superconducting bulk material is obtained by stepping off the current flowing through the plurality of
[0025]
FIG. 5 is a schematic diagram (part 2) of a superconducting bulk body provided with a surface heater according to a second embodiment of the present invention, and FIG. FIG. 5B is a schematic diagram of a superconducting bulk body provided with a plurality of surface heaters on its side surface.
[0026]
First, as shown in FIG. 5A, a
[0027]
Therefore, although not shown, by using the same cooling device and power supply device as those in the first reference example, the current flowing through the
[0028]
FIG. 5B is characterized in that a plurality of
[0029]
Therefore, although not shown, by using the same cooling device and power supply device as in the first reference example, the current flowing through the plurality of
[0030]
Hereinafter, a specific repeated magnetization method of the superconducting bulk material of the present invention will be described.
[0031]
FIG. 6 is a configuration diagram of a specific repetitive magnetization apparatus for a superconducting bulk material according to the present invention.
[0032]
In this figure,
[0033]
The test high-temperature
[0034]
The test high-temperature
[0035]
FIG. 7 is a diagram showing a method (part 1) for expanding the superconducting region of the superconducting bulk material of the present invention.
[0036]
First, as shown in FIG. 7 (a), the central portion of the high-temperature
[0037]
The measurement result when performing the above stepwise magnetization is shown.
[0038]
FIG. 8 is a diagram showing a measurement result by a method (part 1) of expanding the superconducting region of the superconducting bulk body.
[0039]
In this figure, the horizontal axis is the position (mm), and the vertical axis is the magnetic field (mT). Here, the current values are 0.080A, 0.078A, 0.076A, 0.074A, 0.072A, 0.0. Magnetization was performed over 070A and 0.068A in seven stages.
[0040]
FIG. 9 is a diagram showing a method (part 2) for expanding the superconducting region of the superconducting bulk material of the present invention.
[0041]
In this embodiment, the
[0042]
As shown in FIG. 10,
[0043]
The measurement result at the time of performing stepwise magnetization from the edge part of the above superconducting bulk bodies is shown.
[0044]
FIG. 11 is a diagram showing a measurement result by a method (part 2) of expanding the superconducting region of such a superconducting bulk body.
[0045]
When a high-temperature superconducting bulk body is attached to the refrigerator head and one heater is arranged on the surface of the
[0046]
In this figure, the horizontal axis is the position (mm), and the vertical axis is the magnetic field (mT). Here, the current values are 0.055A, 0.053A, 0.051A, 0.049A, 0.047A, 0.0. Magnetization was performed over 045A and 0A stages.
[0047]
For comparison, the temperature of the entire high-temperature superconducting bulk was kept constant at 80K, and pulse magnetization was repeatedly performed without controlling the superconducting region.
[0048]
FIG. 12 shows the measurement results when the superconducting region is kept constant without being controlled. In addition, in FIG. 12, the frequency | count (1-5 times) which applied the pulse magnetic field is shown as a parameter.
[0049]
As described above, when the superconducting region is kept constant without being controlled, an increase in the magnetic field is not observed even when repeated pulse magnetization is attempted, and the maximum value of the magnetic field is 5 mT or less.
[0050]
On the other hand, when pulsed magnetization is repeated while controlling and expanding the superconducting region, an increase in the magnetic field is observed by repetition as shown in FIGS. 8 and 11, and the maximum value of the magnetic field reaches about 30 mT.
[0051]
Note that the shape of the superconducting bulk body is not limited to a cylinder, and can be applied to various shapes such as a rectangular flat plate. Further, the method of expanding the superconducting region can be controlled optimally depending on the characteristics of the superconductor and the magnitude of the applied magnetic field, and the control method is not limited to the example shown.
[0052]
Moreover, although the thing with thickness was shown as said superconducting bulk body, even if it is a thin shape, it is contained in the superconducting bulk body of this invention.
[0053]
Further, as a heating means, although not shown, a hot air device may be disposed in the vicinity of the superconducting bulk body to heat the local portion of the superconducting bulk body.
[0054]
In addition, this invention is not limited to the said Example, A various deformation | transformation is possible based on the meaning of this invention, and these are not excluded from the scope of the present invention.
[0055]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, since the magnetic field applied when magnetizing the superconducting bulk body can be reduced, the coil and power source for the applied magnetic field can be reduced in size and weight, and the surrounding and external The influence can be reduced.
[0056]
Further, the electromagnetic force generated in the superconducting bulk body and the applied magnetic field coil when magnetized can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a superconducting bulk magnetizing device provided with a heater wire on the outer peripheral portion according to a first reference example of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram of a superconducting bulk body provided with a plurality of concentric heater wires according to a second reference example of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view of a superconducting bulk body provided with a plurality of concentric heater wires on the upper and lower surfaces according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram (No. 1) of a superconducting bulk body including a surface heater according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic diagram (No. 2) of a superconducting bulk body including a surface heater according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of a specific repetitive magnetization apparatus for a superconducting bulk material according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing a method (part 1) of expanding the superconducting region of the superconducting bulk material according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing a measurement result by a method (part 1) of expanding a superconducting region of a superconducting bulk body according to the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing a method (part 2) of expanding the superconducting region of the superconducting bulk material of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a method of arranging a plurality of heaters on the superconducting bulk body of the present invention and expanding the superconducting region of the high-temperature superconducting bulk body.
FIG. 11 is a diagram showing a measurement result by a method (part 2) of expanding a superconducting region of a superconducting bulk body according to the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing a measurement result when the superconducting region is kept constant without being controlled.
[Explanation of symbols]
1, 11, 21, 51, 61, 71, 81, 91
5 Power supply device 6
Claims (4)
(b)該超電導バルク体の上下表面に同心状に巻回された複数の個別に制御可能なヒーター線と、
(c)前記超電導バルク体の中心から段階的に磁界を繰り返し印加して順次超電導状態を拡大する手段とを具備することを特徴とする超電導バルク体の着磁装置。 (A) the superconducting bulk body,
(B) a plurality of individually controllable heater wires concentrically wound around the upper and lower surfaces of the superconducting bulk body;
(C) A superconducting bulk magnetizing device comprising means for repeatedly applying a magnetic field stepwise from the center of the superconducting bulk body to sequentially expand the superconducting state.
(b)該超電導バルク体の表面の局部に配置された面ヒーターと、
(c)前記面ヒーターの箇所から段階的に磁界を繰り返し印加して順次超電導状態を拡大する手段とを具備することを特徴とする超電導バルク体の着磁装置。 (A) the superconducting bulk body,
(B) a surface heater disposed locally on the surface of the superconducting bulk body;
( C ) A superconducting bulk body magnetizing apparatus comprising: ( c ) means for repeatedly applying a magnetic field in a stepwise manner from the surface heater and sequentially expanding the superconducting state.
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