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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に画像、文字などの情報を記録する装置に関し、特にＫ（黒）・Ｃ（シアン）・Ｍ（マゼンダ）・Ｙ（イエロー）の各色トナーを用いたカラー画像・文字などの情報を記録する画像記録装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の画像記録装置は、加熱転写が可能な色材層を有する色材シートと受像材料とを用いて、色材シートを画像様に加熱して色材層の加熱若しくは非加熱部分を受像層に転写することにより、受像材料上に画像を得る画像記録装置が各種知られている。具体的には、支持体上に熱溶融性若しくは熱接着性若しくは昇華性の色材層が形成された色材シートを用い、少なくとも記録位置において、色材シートと受像材料とを重ねて色材層と受像材料とを十分密着して、色材シートの裏面側（色材層と逆面）若しくは受像材料の裏面側よりレーザ光等の光ビームで画像様に加熱して色材層に潜像を形成し、その後、色材シートと受像材料とを剥離することによって、色材層の露光部分を受像層に転写して受像材上に画像を転写するものである。
【０００３】
図８はこうした従来の画像記録装置の概略構成を示す図で、図８（ａ）は記録ドラムの外側に記録媒体の色材塗布面を外側にして配置し、塗布面側からレーザ光を照射加熱するアウタードラム方式の例である。図８（ｂ）は記録ドラムの内側に記録媒体の塗布面を内側にして配置し、塗布面側からレーザ光を照射加熱するインナードラム方式の例であり、図８（ｃ）は光透過性の記録ドラムの外側に記録媒体を塗布面を内側にして配置し、塗布面へ向けて光透過性の記録ドラムの内側からレーザ光を照射加熱するインナードラム方式の例である。
３者の場合とも塗布面に直接レーザ光を照射するタイプである。このようなタイプの画像記録は記録媒体の支持体の偏光依存性の問題は生じない。
一方、図９は熱転写式の画像記録装置の場合で、トナーシートの光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を受像シートの受像層に重ねて成る記録材料を記録ドラムの外側に、トナーシートの光透過性の支持体を外側にして配置し、レーザ光をこのトナーシート支持体側から照射し、支持体を透過してトナー層塗布面を加熱する方式である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
この熱転写式の画像記録装置の従来例では、トナーシート支持体に使用されるＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）ベース、ＴＡＣ（トリアセチルセルロース）ベース、ＰＥＮ（ポリエチレンナフタレート）ベースなどは「延伸法」で引伸ばす形で均一な厚さのフィルム状に製造されるが、この延伸時にこれら素材は強制的に引伸ばされるので、分子が一定方向に並び偏光特性が生じた。したがって、図９の場合は、ＰＥＴベースの支持体を透過してから色材シートが加熱されるので、偏光依存性のあるＰＥＴベースなどにレーザ光のように偏光した光を入射させると、レーザ光の偏光方向とＰＥＴベースの偏光方向が異なる時は透過率や反射率が変わり、透過率が小さくなる角度の時には記録感度が低下し、透過率が面内分布を持っている時には画像ムラが発生するという問題があった。
【０００５】
そこで、本発明は、トナーシート支持体と記録用レーザ光の偏光方向を合わせるように調整することで、トナーシート支持体中で無駄に消費される光エネルギーを少なくして光熱変換層まで多くのレーザパワーを透過させて熱エネルギーに変換させ記録感度を高めると共に、トナーシート支持体での反射光量も少なくしてエネルギーを有効に使用できる画像記録装置を提供することを目的としている。
また、感光感熱転写感材の支持体の偏向方向と記録用レーザビームの偏光方向を合わせることで、高感度記録をする画像記録装置を提供する。
【０００６】
上記目的を達成するため、請求項１記載の画像記録装置の発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定し、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発するレーザ光源を使用して前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記レーザ光が前記支持体に入射する際に前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させたことを特徴としている。
請求項２記載の発明は、請求項１記載の画像記録装置において、前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向とのなす角が±３０°以下であることを特徴としている。
この構成によれば、支持体とレーザ光の偏光方向が同じ向きとなり、透過率を大きくして支持体内部でのレーザ光の減衰量を小さくして、記録感度を上げることができる。
請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の画像記録装置において、前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させるとともに、前記画像記録装置に固定された前記支持体の前記レーザ光の前記支持体への入射点における法線と前記レーザ光の光軸を傾けたことを特徴としている。
請求項４記載の発明は、請求項３記載の画像記録装置において、前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の法線と前記レーザ光の光軸との傾斜角は前記支持体のブリュースター角の近傍であることを特徴としている。
請求項５記載の発明は、請求項３記載の画像記録装置において、前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の法線とレーザ光の光軸との傾斜角は１〜６５°の範囲であることを特徴としている。
この構成によれば、支持体の法線とレーザ光の光軸を傾けることによって、透過率を一層向上させることができる。
【０００７】
さらに、請求項６に記載の画像記録装置の発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記レーザ光が前記記録材料に入射する際に前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させたことを特徴としている。
請求項７に記載の発明は、請求項６記載の画像記録装置において、前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させるとともに、前記記録用回転ドラムに取り付けられた前記支持体の法線と前記レーザ光の光軸を傾けたことを特徴としている。
この構成によれば、記録用回転ドラムを備えている画像記録装置に対しても、支持体の偏光方向とレーザ光の偏光方向を略一致させることによって、さらには支持体の法線とレーザ光の光軸を傾けることによって、透過率を一層向上させることができる。
請求項８に記載の発明は、前記記録用回転ドラムに取り付ける前記支持体としてトナーシートロールを使用する請求項６又は７記載の画像記録装置において、前記トナーシートとして、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有してロール状に巻回されたトナーシートロールを使用し、前記支持体の偏光方向が前記トナーシートロールの軸方向であり、前記トナーシートロールを前記記録用回転ドラムに取り付けた場合、前記レーザ光の前記支持体への入射点における前記レーザ光の偏光方向を前記記録ドラムの軸方向に合わせたことを特徴としている。
この構成によれば、トナーシートをロール状に巻いてセットする画像記録装置で、トナーシート支持体の主に横向きの偏光方向を補償することにより画像ムラを無くすことができる。
請求項９に記載の発明は、前記記録用回転ドラムに取り付ける前記支持体としてトナーシートロールを使用する請求項６又は７記載の画像記録装置において、
前記トナーシートとして、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有してロール状に巻回されたトナーシートロールを使用し、前記支持体の偏光方向が前記トナーシートロールの円周方向であり、前記トナーシートロールを前記記録用回転ドラムに取り付けた場合、前記レーザ光の前記支持体への入射点における前記レーザ光の偏光方向を前記記録ドラムの回転方向に合わせたことを特徴としている。
この構成によれば、トナーシートをロール状に巻いてセットする画像記録装置で、トナーシート支持体の主に縦向きの偏光方向を補償することにより画像ムラを無くすことができる。
請求項１０に記載の画像記録装置の発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記記録用レーザヘッドを該記録用レーザヘッドの発するレーザ光の光軸に対して回転可能に配置したことを特徴としている。
請求項１１に記載の画像記録装置の発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記レーザ ヘッドからのレーザービーム光路が前記支持体まで真っ直ぐに延びる前記レーザヘッドの出射側または内部に位相差板を配置し、該位相差板を回転させることで直線偏光方向を変えるようにしたことを特徴としている。
以上の構成によれば、レーザ光源や位相差板を光軸に対して回転させることにより、ビームの偏光方向を簡単に変えることができる。
請求項１２に記載のトナーシートの発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体と該支持体の上に塗布されたトナー層とを有するトナーシートにおいて、前記支持体の前記偏光方向を示す情報が前記トナーシートの一部に記録されていることを特徴としている。
請求項１３に記載のトナーシート梱包材の発明は、偏光依存性のある光透過性の支持体と該支持体の上に塗布されたトナー層とを有するトナーシートを梱包しているトナーシート梱包材において、前記支持体の前記偏光方向を示す情報が前記トナーシート梱包材の一部に記録されていることを特徴としている。
この構成によれば、使用するトナーシートの偏光方向をいちいち測定する手間が省けて、ユーザーフレンドリーとなる。
請求項１４に記載の発明は、請求項１０記載の画像記録装置において、請求項１２のトナーシートまたは請求項１３のトナーシート梱包材に記録された前記支持体の前記偏光方向を示す情報を読み取る読み取り装置と、該読み取り装置に読み取られた前記情報を基に前記支持体の前記偏光方向に前記記録用レーザヘッドを回転させる駆動装置と、を設けることによりレーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の前記偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させることを特徴としている。
請求項１５に記載の発明は、請求項１１記載の画像記録装置において、請求項１２のトナーシートまたは請求項１３のトナーシート梱包材に記録された前記支持体の前記偏光方向を示す情報を読み取る読み取り装置と、該読み取り装置に読み取られた前記情報を基に前記支持体の前記偏光方向に前記位相差板を回転させる駆動装置と、を設けることによりレーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の前記偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させることを特徴としている。
以上の構成によれば、読み取られた情報を基に支持体偏光方向にレーザ光源又は位相差板を駆動装置が回転させるので、ユーザーは偏光方向の調整に関して格別何もする必要がない。
請求項１６に記載の発明は、請求項１〜１１記載のいずれか１項記載の画像記録装置において、前記トナー層が感光層または感光感熱転写層であることを特徴としている。
この構成によれば、高感度記録ができ、ムラのない記録ができ、光源側への反射光が少なくなり、したがって光源のパワーが安定し、光源の波長シフトが起こりにくく、光源が反射光からのダメージを受けにくいので、故障する確率が減る、という効果が得られる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図１〜図７は本発明の実施の形態に係る図である。
図１は本発明の実施の形態に係る画像記録装置の構成図である。
図２は図１に示す記録材料の構造を示す図である。
図３は図１に示す光ヘッド用レーザービームの偏光方向を示す図である。
図４は図２に示す支持体の偏光依存性を示す図である。
図５は図２に示す支持体傾斜時の偏光依存性を示す図である。
図６は図５に示す支持体のブリュースター角の説明図である。
図７は図１に示す画像記録装置による記録工程を示す図である。
図１において、１は複数のＬＤ（半導体レーザ）等を組合わせてトナーシートを照射加熱するマルチビーム型の光ヘッドである。２は光ヘッド１のレーザービーム光路に配置して偏光方向を調整する偏光調整手段である。これは位相差板などの複屈折特性を利用した光学素子によってビームの偏光方向を可変するものであり、同等の偏光調整機能があれば他の光学素子も利用することが可能である。
それに加え、光ヘッドの角度を直接モータなどで機械的に変えて、レーザ光の角度を変える手段も有しているものとする。
【０００９】
３は回転ドラムであり、記録材料（転写シート）４を巻き付けて矢印の主走査方向へ高速（２〜２０ｍ／ｓ程度）で回転する。記録材料４はトナーシートと受像シートで構成する熱転写シート等で、詳細については後述する。なお記録材料４はカラープルーフ型のシートを示しているが、この他にも実際の記録装置には、トナーシートをロール状にセットされたマガジン（図示していない）から、搬送ローラ（図示していない）を介して回転ドラム３に搬送するタイプもある。５は光ヘッド１の移動ステージであり、所定のタイミングで矢印の副走査方向へ移動しながら高速で回転する回転ドラム３上の記録材料４上を走査する。
なお、図１に示した回転ドラム方式の他にも、記録紙を上下の搬送ローラで挟んで平坦に搬送し、記録紙の記録平面に対して２次元走査するような画像記録装置にも本発明は適用される。
【００１０】
図２は記録材料４の構造図であり、受像シート６と剥離されるトナーシート７で構成されている。受像シート６は、レーザ光が透過するようなＰＥＴ、ＴＡＣ、ＰＥＮベース等の支持体８と、トナーの段差などを吸収するためのクッション層９と、剥離転写されるトナーを受像する受像層１０で構成される。トナーシート７は、ＫＣＭＹの各色の他に特色と呼ぶ金、銀、グレーのトナーを含むトナー層（塗布面）１１と、カーボン等の赤外吸収色素によりレーザエネルギーを熱に変換する光熱変換層（塗布面）１２と、支持体８で構成されている。この場合、光ヘッド１からのレーザ光は支持体８を透過して塗布面を加熱する。
記録材料としては、例えば同じ出願人による出願である特開平４−２９５６９４号公報、特開平４−３２７９８２号公報、特開平４−３２７９８３号公報に記載される熱転写材料が用いられる。
【００１１】
つぎに動作について説明する。
光源として光ヘッド１に用いられるＬＤ（半導体レーザ）は、あるＰＮ接合面と平行な方向に直線偏光している。図３（ａ）は回転ドラム３の軸方向左側を角度０度としたときのＬＤの偏光特性曲線であり、図３（ｂ）は光軸上での偏光方向を示す図である。図３（ａ）の横軸の、光源ＬＤの偏光特性が最大となる角度から、図の光源は図３（ｂ）に示すように、回転ドラム３の軸方向に対し、ほぼ９０°、２７０°方向（垂直）に偏光していることになる。
【００１２】
一方、支持体の偏光依存性は、図２に示すようなＰＥＴベースの支持体８については、「延伸法」で厚さ１００μｍ程度まで引き伸ばされているので、伸ばされた方向に分子ラインの湾曲皺が発生したような形となり、例えば、図４（ａ）に示すような略タテ方向の偏光依存性が測定された。図中、▲がＰＥＴベースの支持体の反射率、△が同じく透過率である。同図からわかるように、サンプル角度が約８０°と２６０°のところで支持体透過率が最高（９５％）、支持体反射率が最低（２％）となることがわかる。すなわち、この場合は図４（ｂ）に示されているように、約８０°、２６０°の方向に偏光していることがわかる。
逆に、サンプル角度が約１７０°と３５０°のところで支持体透過率が最低（８７％）となり、熱転写効率からは最悪の状態とであることがわかる。
このように、従来はこうした偏光依存性のあるＰＥＴベースの支持体８を使用しているにもかかわらず、レーザ光の偏光光線との関係を何も考慮しないでいたために、記録感度が低下するところで使用していることが起こっていた。
本発明では偏光関係を考慮することにより、透過率が最大のところを選べるようになる。
【００１３】
補償方法は、大別して以下の２段階により実施する。
第１段階：支持体とレーザ光の偏光方向を略一致させる。
（ａ）、図４を例にとると、支持体のＰＥＴベースの分子ラインがタテ方向に−１０°（ここで、時計回りをマイナス、反時計回りをプラスとする。）偏光しているので支持体をＸ、Ｙ面上で約−１０°回転させる（モータ等により機械的、自動的か、又は手動による調整手段）。
又は、位相差板の回転等によりレーザ光の偏光方向を調整して支持体の偏光方向に合わせることで、最大透過率を得る。
又は、光ヘッド全体を回転させる。
又は、ＬＤ単体を回転させる。
ここで仮に、支持体をＸ、Ｙ面上で１００°回転させたとすると、サンプル角度８０°→１８０°へ回転させたことになり、レーザ光の偏光方向と支持体の偏光方向は直交する方向になり、透過率が最低となるので、最大の光エネルギー減衰状態になってしまう。
なお、この偏光方向合わせの誤差は、双方の偏光方向のなす角が少なくとも、±３０°以下、好ましくは±２０°以下、より好ましくは±１０°以下に収まるように調整する。
【００１４】
第２段階：支持体の法線とレーザ光の光軸を傾け、かつ、支持体の偏光方向とレーザ光の偏光方向を略一致させる。
（ａ）、すなわち、支持体の法線とレーザ光の光軸を傾ける角度を変えることにより、図５のような実験結果が得られた。図において、●が支持体反射率、○が支持体透過率を示している。
先の支持体の法線とレーザ光の光軸を一致させた図４と比べて分かるように、支持体の法線とレーザ光の光軸を調整し傾けることにより、支持体透過率が改善される（１７０°、３５０°のところで９９％）。したがって、まず、図５を参考に１７０°（つまり−１０°）だけ支持体の法線とレーザ光の光軸を傾ける。
（ｂ）、次に、再度前回と同様な、レーザ光と支持体の偏光方向合わせを行う。
【００１５】
第２段階の（ａ）調整の場合の最良点は、図６に示すようなブリュースター角より求められる。すなわち、図６（ａ）は、屈折率ｎ＝１．５１のガラス（ＢＫ−７）の入射角に対するＲｐとＲｓの反射率の変化を表したもので、Ｒｐは入射面（入射光の伝わる方向と境界面の法線とからできる面）と平行に（ｐａｒａｌｌｅｌ）偏光される場合を表し、Ｒｓは入射面と垂直に（ｓｅｎｋｒｅｃｈｔ）偏光される場合を表している。光が空気（屈折率ｎ＝１．０）中からガラスに入射すると、図６（ａ）から次のことがわかる。
▲１▼ 反射率Ｒは、垂直入射（入射角＝０°）の場合、入射面と平行に偏光された光線の場合Ｒｐも入射面と垂直に偏光された光線の場合Ｒｓもいずれも約４％であり、両方の偏光に対して変わらない。垂直入射角の反射は次式で求められる。
垂直入射角の反射率Ｒ＝（ｎ１−ｎ２）2 ／（ｎ１＋ｎ２）2
したがって、空気（ｎ１＝１．０）→ガラス（ｎ２＝１．５１）の場合、
Ｒ＝（−０．５１）2 ／（２．５１）2 ＝０．０４
▲２▼ ところが、入射面と平行に偏光された光線の反射率Ｒｐは、図６（ａ）を見ると入射角が０°から増えていくにしたがって徐々に反射率は減少し（ということは、透過率が増加し）てゆき、入射角が５６．４９°のときに反射率０（すなわち、光の損失がなければ透過率１００％）となることがわかる。この角度はブリュースター角（Ｂｒｅｗｓｔｅｒ’ｓ ａｎｇｌｅ）と呼ばれる。
図６（ｂ）は、表の最左が垂直入射（入射角＝０°）の場合の反射率Ｒ、その右が空気中から入射してくる媒体の屈折率ｎ２、その右の２つがブリュースター角度をラジアンと角度で表したものである。例えば、第１行目は空気から空気（屈折率ｎ２＝１）への垂直入射の反射率は０であり、空気のブリュースター角は４５．００度である。また、屈折率ｎ２＝１．５のガラスへの垂直入射の反射率は前述したように０．０４であり、ブリュースター角は５６．３１度である。
したがって、偏光特性のレーザ光を空気中で支持体に照射する場合、支持体の屈折率がわかればブリュースター角が求まるので、そのブリュースター角になるように支持体の法線とレーザ光の光軸を傾ければ、それが透過率最大となる。
ＰＥＴ支持体の場合、屈折率ｎ２＝１．６程度であるので、ブリュースター角は５８度近傍である。したがって、今の場合、支持体法線とレーザ光軸角度は、１〜６５°の範囲で変えられるようにしておくのがよい。
又、再度実行する（ｂ）調整の場合の偏光方向合わせの精度は、前記第１段階と同様に±３０°以下、好ましくは±２０°以下、より好ましくは±１０°以下とする。
【００１６】
この他に調整としては、トナーシートをロール状で画像記録装置にセットするような場合に、レーザヘッドの偏光方向を記録ドラムの軸方向に合わせ、支持体の偏向方向をトナーシートのロール軸方向に合わせる。あるいは、レーザヘッドの偏光方向を記録ドラムの回転方向に合わせ、支持体の偏光方向をトナーシートのロール円周方向に合わせる、という調整によって透過率の面内分布を抑えて画像ムラを低減させる。
【００１７】
さらに、支持体の偏向方向をトナーシートやトナーシートを梱包するトナーシート梱包材の一部に情報として、記録しておけば、ユーザーは使用するトナーシートの偏光方向をいちいち測定しなくてもこの情報をもとにレーザ光源や位相差板を手動であわせればよいので、測定する手間が省けて便利である。
また、この支持体の偏向方向情報を数値や記号、バーコード、磁気記録媒体、ＩＣカードのうちの１つ以上から成るもので構成しておき、画像記録装置側にこれらの情報を読み取れる読み取り装置を備えておき、さらにこの読み取り装置に読み取られた支持体偏光方向に前記レーザ光源又は位相差板を回転させる駆動装置を設けておけば、読み取り装置が数値、記号、バーコード、磁気記録媒体、ＩＣカードの情報を読み取り、このようにして読み取られた支持体偏光方向に駆動装置がレーザ光源又は位相差板を自動的に回転させるので、ユーザーは偏光方向の調整のために情報をもとにレーザ光源や位相差板を手動であわせる手間が省け、しかも誤操作のおそれもなくなる。
読み取り装置としては、数値や記号についてはＯＣＲ、バーコードについてはバーコードリーダー、磁気記録媒体については磁気読み取り装置、ＩＣカードリーダーを用いればよい。
【００１８】
図７は図１に示すような画像記録装置による記録工程を示したもので、
先ず、以上説明した偏光合わせを行った後、黒色Ｋの転写処理を行う。
１、受像シート６をドラム３に巻き付け、
２、Ｋ色のトナーシートを巻き付け、
３、ラミネートする。（又は当工程を省略）、
４、Ｋデータで偏光方向を調整し透過率を高めた高効率のレーザ記録を行って、５トナーシートを転写・剥離。
同様に面順次でＣ色、Ｍ色、Ｙ色についても、それぞれ同じ転写処理を行ってカラー画像を形成する。
【００１９】
次に、本発明は感光感熱転写感材にも適用できるので、これについて以下に説明する。感光感熱転写感材に適用できるケースとして、次のａ〜ｄの４つのタイプの場合がある。
ａ．単色タイプに適用の場合。
ｂ．単色タイプで多色記録＋４種類の波長のレーザ光を使用するタイプに適用の場合。
ｃ．単色タイプで多色記録＋１種類の波長のレーザ光を使用するタイプに適用の場合。
ｄ．多色タイプ（多層感光感熱転写感材タイプ）に適用の場合。
以下、ａ〜ｄの順に説明する。
【００２０】
ａ．単色タイプに適用の場合。
１）感材構成は、図１０のとおり。
２）記録工程。
ア．受像紙又は本紙を記録ドラムや記録基板に設置する。
イ．感光感熱転写感材を、感光感熱転写層と受像紙又は本紙を重ね合わせ、巻きつける。
ウ．［潜像形成工程］で所望の画像・文字データでレーザ記録する。
レーザ光は、感光感熱転写層に含有する発色成分に応じた波長とする。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
エ．［発色工程］は図１１のとおり。
熱ローラで熱を加え熱現像する。しかし特に熱ローラである必要はない。
また、このとき、［感光感熱転写層］＋［受像紙又は本紙］と、熱ローラとの間にカーバーシートや金属製のシート物を介しても良い。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
オ．［転写工程］：図１２のように、感光感熱転写感材を剥離する。
このとき、支持体と接着層のみが剥離され、感光感熱転写層のみが受像紙又は本紙側に残る。
カ．［画像定着工程］
ランプ等による光照射で、特願平１１−３６３０８に記載のごとく、感光感熱転写層内の分光増感色素を消色する。
【００２１】
ｂ．単色タイプで多色記録＋４種類の波長のレーザ光を使用するタイプに適用の場合。
１）感材構成は、図１３のとおり。
２）記録工程。
ア．受像紙又は本紙を記録ドラムや記録基板に設置する。
イ．感光感熱転写感材Ｋを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。
ウ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｋに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、ここではＫデータで波長約８３０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
エ．［発色工程］：熱ローラ等で熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
オ．［転写工程］：図１４のように、感光感熱転写感材Ｋを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｋと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
カ．感光感熱転写感材Ｃを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。図１５参照。
キ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｃに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、Ｃデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
ク．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
ケ．［転写工程］：図１６のように、感光感熱転写感材Ｃを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｃと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
コ．感光感熱転写感材Ｍを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせ、巻きつける。図１７参照。
サ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｍに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、Ｍデータで波長約５３０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
シ．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
ス．［転写工程］：図１８のように、感光感熱転写感材Ｍを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｍと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
セ．感光感熱転写感材Ｙを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせ、巻きつける。図１９参照。
ソ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｙに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、Ｙデータで波長約４００ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
タ．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
チ．［転写工程］：図２０のように、感光感熱転写感材Ｙを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｙと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
ツ．［画像定着工程］：
ランプ等による光照射で、特願平１１−３６３０８に記載のごとく、感光感熱転写層内の分光増感色素を消色し、透明部分をより透明にする。
最終的に、図２１のようなＫ・Ｍ・Ｃ・Ｙの４色記録が受像紙又は本紙の上に得られる。
この後、感光感熱転写層Ｙの上に、画像をキズ等から保護する保護層を形成してもよい。
【００２２】
ｃ．単色タイプで多色記録＋１種類の波長のレーザ光を使用するタイプに適用の場合。
１）感材構成は、図１３のとおり。
２）記録工程。
ア．受像紙又は本紙を記録ドラムや記録基板に設置する。
イ．感光感熱転写感材Ｋを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。
ウ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｋに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、ここではＫデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
エ．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
オ．［転写工程］：図１４のように、感光感熱転写感材Ｋを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｋと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
カ．感光感熱転写感材Ｃを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。図１５参照。
キ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｃに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、ここではＣデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
ク．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
ケ．［転写工程］：図１６のように、感光感熱転写感材Ｃを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｃと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
コ．感光感熱転写感材Ｍを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。図１７参照。
サ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｍに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、ここではＭデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
シ．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
ス．［転写工程］：図１８のように、感光感熱転写感材Ｍを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｍと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
セ．感光感熱転写感材Ｙを、感光感熱転写層を受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。図１９参照。
ソ．［潜像形成工程］：感光感熱転写層Ｙに含有する発色成分に応じた波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で記録する。例えば、ここではＹデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ、潜像が形成される。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が形成される。
タ．［発色工程］：熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
チ．［転写工程］：図２０のように、感光感熱転写感材Ｙを剥離する。
このとき、支持体と剥離層が剥離され、感光感熱転写層Ｙと接着層が受像紙又は本紙側に残る。
ツ．［画像定着工程］：
ランプ等による光照射で、特願平１１−３６３０８に記載のごとく、感光感熱転写層内の分光増感色素を消色する。
最終的に、図２１のようなＫ・Ｍ・Ｃ・Ｙの４色記録が受像紙又は本紙の上に得られる。
この後、感光感熱転写層Ｙの上に、画像をキズ等から保護する保護層を形成してもよい。
以上の工程によると、トータルの記録時間は長くなるが、この［画像定着工程］は各色記録工程の［発色工程］または［転写工程］後に実施してもよい。
【００２３】
ｄ．多色タイプ（多層感光感熱転写感材タイプ）に適用の場合。
１）感材構成は図２２のとおりである。すなわち、各色の層順は本紙側からＫ・Ｃ・Ｍ・Ｙとなっており、各色層の下方には接着層があり、支持体の色層側には剥離し易くする剥離層が設けてある。
そして、各色の層順は本紙側からＫ・Ｃ・Ｍ・Ｙとなっているが、もちろん層順はこの限りではない。
また、層数も４層とは限らず、２層（Ｍ／Ｃの２色刷り）もあるし、３層（Ｍ／Ｃ／Ｙの３色刷り。ＫはＣＭＹの混色を使用）もある。さらに、４層以上（特色として、グレー・グリーン・オレンジ・金・銀等）もある。
２）記録工程。
ア．受像紙又は本紙を記録ドラムや記録基板に設置する。
イ．感光感熱転写感材を、感光感熱転写層と受像紙又は本紙側にし重ね合わせて巻きつける。図２２参照。
ウ．［潜像形成工程］：各色の感光感熱転写層の吸収波長に合った波長（３００〜１１００ｎｍのいずれかの波長。）のレーザ光で、各色独立に記録する。
例えば、▲１▼ Ｋデータで波長約８３０ｎｍ付近のレーザ記録する。
▲２▼ Ｃデータで波長約６５０ｎｍ付近のレーザ記録する。
▲３▼ Ｍデータで波長約５３０ｎｍ付近のレーザ記録する。
▲４▼ Ｙデータで波長約４００ｎｍ付近のレーザ記録する。
もちろん、波長は、特にこれらに限定されるものではない。
上記レーザ光で、Ｋ、Ｃ、Ｍ、Ｙ４色を同時に露光することにより、記録時間を１／４に短縮することが可能となる。
すなわち、特願平１１−３６３０８に記載のごとく発色反応させない部分が各色各層ごとに形成される。
エ．［発色工程］：
熱を加え、熱現像する。
以上のようにすると、レーザ光が照射された部分のみ発色反応せず、未照射部分が発色し、以後、記録用レーザ光による光反応性を失う。
オ．［転写工程］：
図２０のように、感光感熱転写感材を剥離する。このとき、支持体と接着層のみが剥離され、感光感熱転写層のみが受像紙又は本紙側に残る。
カ．［画像定着工程］：
ランプ等による光照射で、特願平１１−３６３０８に記載のごとく、感光感熱転写層内の分光増感色素を消色する。
最終的に、図２１のようなＫ・Ｍ・Ｃ・Ｙの４色記録が受像紙又は本紙の上に得られる。
この後、感光感熱転写層Ｙの上に、画像をキズ等から保護する保護層を形成してもよい。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、支持体の偏光方向と記録用レーザ光の偏光方向を合わせることで、光熱変換層まで多くのレーザパワーを透過させることが出来、光熱変換層で多くの熱エネルギーに変化させることができるようになったので、記録感度が高くなるという効果がある。
更に、反射光量も小さくなるので、光／熱エネルギーを有効に使用することができる効果もある。
更に、支持体のＰＥＴベースによって異なる記録媒体のロット間差、使用するトナーシートの色の違いによる感度差、支持体原反からのスリット部分の差等を補正できるので、記録材料に関係なく常に一定の品質の記録感度で記録が可能になるという効果もある。
また、記録用レーザビームが支持体を透過でき、かつ、作用層（光熱変換層／感光層／感光感熱転写層）に達するようにした上で、感光感熱転写感材の支持体の偏向方向と記録用レーザビームの偏光方向を合わせることで、
１） 高感度記録ができ、
２） ムラのない記録ができ、
３） 光源側への反射光が少なくなる。
透過光量が増加するので、当然、光源への反射光（戻り光）も減少する。
このため、
４）光源のパワーが安定する。
５）光源の波長シフトが起こりにくい。
６）光源が反射光からのダメージを受けにくく故障する確率が減る。
と言う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る画像記録装置の構成図である。
【図２】図１に示す記録材料の構造を示す図である。
【図３】図１に示す光ヘッド用レーザ光の偏光方向を示す図である。
【図４】図２に示す支持体の偏光方向を示す図である。
【図５】図２に示す支持体の傾斜時の偏光依存性を示す図である。
【図６】図５に示す支持体のブリュースター角の説明図である。
【図７】図１に示す画像記録装置の記録工程を示す図である。
【図８】従来の塗布面を直接照射する型の画像記録装置の説明図である。
【図９】従来の支持体を透過して塗布面を照射する型の画像記録装置の説明図である。
【図１０】単色タイプに適用の場合の感材構成の説明図である。
【図１１】熱を加え熱現像する発色工程の説明図である。
【図１２】感光感熱転写感材を剥離する工程の説明図である。
【図１３】感光感熱転写感材の単色Ｋの感材構成の説明図である。
【図１４】感光感熱転写感材の単色Ｋを剥離する工程の説明図である。
【図１５】感光感熱転写感材の単色Ｃの感材構成と受像紙等側の構成の説明図である。
【図１６】感光感熱転写感材の単色Ｃを剥離する工程の説明図である。
【図１７】感光感熱転写感材の単色Ｍの感材構成と受像紙等側の構成の説明図である。
【図１８】感光感熱転写感材の単色Ｍを剥離する工程の説明図である。
【図１９】感光感熱転写感材の単色Ｙの感材構成と受像紙等側の構成の説明図である。
【図２０】感光感熱転写感材の単色Ｙを剥離する工程の説明図である。
【図２１】受像紙又は本紙の上に最終的に得られるＫ・Ｍ・Ｃ・Ｙの４色カラー画像の構成を示す図である。
【図２２】多層感光感熱転写感材の感材構成の説明図である。
【符号の説明】
１ 光ヘッド
２ 偏光方向調整手段
３ 回転ドラム
４ 記録材料
５ 移動ステージ
６ トナーシート
７ 受像シート
８ 支持体
９ クッション層
１０ 受像層
１１ トナー層
１２ 光熱変換層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for recording information such as images and characters on a recording medium, and in particular, color images and characters using toners of K (black), C (cyan), M (magenta), and Y (yellow). The present invention relates to an image recording apparatus for recording the above information.
[0002]
[Prior art]
A conventional image recording apparatus uses a color material sheet having a color material layer capable of heat transfer and an image receiving material, and heats the color material sheet like an image, thereby heating or unheated portions of the color material layer as an image receiving layer. Various image recording apparatuses are known that obtain an image on an image receiving material by transferring the image onto the image receiving material. Specifically, a color material sheet in which a heat-meltable, heat-adhesive, or sublimable color material layer is formed on a support is used, and the color material sheet and the image receiving material are overlapped at least at the recording position. The layer and the image receiving material are sufficiently adhered to each other, and are heated like an image with a light beam such as a laser beam from the back side of the color material sheet (opposite side to the color material layer) or the back side of the image receiving material. An image is formed, and then the color material sheet and the image receiving material are peeled off, whereby the exposed portion of the color material layer is transferred to the image receiving layer and the image is transferred onto the image receiving material.
[0003]
FIG. 8 is a diagram showing a schematic configuration of such a conventional image recording apparatus. FIG. 8A is a diagram illustrating a recording medium on which the color material coating surface is arranged outside and a laser beam is irradiated from the coating surface side. It is an example of the outer drum system to heat. FIG. 8B shows an example of an inner drum system in which the recording medium is coated on the inner side of the recording drum, and the laser beam is irradiated and heated from the coated surface side. FIG. This is an example of an inner drum system in which a recording medium is disposed outside the recording drum with the coating surface facing inward, and laser light is irradiated and heated from the inside of the light-transmitting recording drum toward the coating surface.
In the case of three persons, the application surface is directly irradiated with laser light. This type of image recording does not cause the problem of polarization dependence of the recording medium support.
On the other hand, FIG. 9 shows a thermal transfer type image recording apparatus, in which a recording material comprising a toner layer coated on a light transmissive support of a toner sheet and an image receiving layer of the image receiving sheet is placed outside the recording drum. In this method, the light-transmitting support of the toner sheet is disposed outside, the laser light is irradiated from the toner sheet support side, and the toner layer coating surface is heated through the support.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional example of this thermal transfer type image recording apparatus, the PET (polyethylene terephthalate) base, TAC (triacetyl cellulose) base, PEN (polyethylene naphthalate) base, etc. used for the toner sheet support are drawn by the “stretching method”. Although it is produced into a film having a uniform thickness in a stretched form, these materials are forcibly stretched at the time of stretching, so that molecules are aligned in a certain direction and polarization characteristics are generated. Accordingly, in the case of FIG. 9, since the color material sheet is heated after passing through the PET-based support, when polarized light such as laser light is incident on a polarization-dependent PET base or the like, the laser When the polarization direction of light and the polarization direction of the PET base are different, the transmittance and reflectance change. When the transmittance is small, the recording sensitivity is lowered. When the transmittance has an in-plane distribution, image unevenness is caused. There was a problem that occurred.
[0005]
Therefore, the present invention adjusts the polarization direction of the toner sheet support and the recording laser light so as to reduce the light energy that is wasted in the toner sheet support, thereby increasing the number of photothermal conversion layers. An object of the present invention is to provide an image recording apparatus that can transmit laser power and convert it into thermal energy to increase recording sensitivity and reduce the amount of reflected light on the toner sheet support to effectively use energy.
Further, the present invention provides an image recording apparatus that performs high-sensitivity recording by matching the deflection direction of the support of the photosensitive heat-sensitive transfer material with the polarization direction of the recording laser beam.
[0006]
  In order to achieve the above object, the invention of the image recording apparatus according to claim 1 has polarization dependency.Fixing a recording material comprising a toner sheet having a toner layer coated on a light transmissive support and an image receiving sheet having an image receiving layer in a state where the toner layer is overlaid on the image receiving layer;Using a laser light source that emits a laser beam having a polarization direction in a linear directionThe recording materialLet the laser beam pass through the supportThe toner layer of the recording materialTo provide light energy to the recording materialThe image receiving sheetIn an image recording apparatus for recording images / characters on the laser beam, the laser beam is incident on the support.The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the laser beam are substantially matched.
  According to a second aspect of the present invention, in the image recording apparatus according to the first aspect,The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe angle formed between the polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the laser beam is ± 30 ° or less.
  According to this configuration, the polarization direction of the support and the laser beam are the same, and the transmittance can be increased to reduce the attenuation of the laser beam inside the support, thereby increasing the recording sensitivity.
  The invention according to claim 3 is the image recording apparatus according to claim 1 or 2,The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the laser light substantially coincide with each other, and the support body fixed to the image recording apparatusAt the point of incidence of the laser beam on the supportNormal andSaidIt is characterized by tilting the optical axis of the laser beam.
  According to a fourth aspect of the present invention, in the image recording apparatus according to the third aspect,The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe inclination angle between the normal line and the optical axis of the laser beam is in the vicinity of the Brewster angle of the support.
  The invention according to claim 5 is the image recording apparatus according to claim 3,The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe inclination angle between the normal line and the optical axis of the laser beam is in the range of 1 to 65 °.
  According to this configuration, the transmittance can be further improved by tilting the normal line of the support and the optical axis of the laser beam.
[0007]
  Furthermore, the invention of the image recording apparatus according to claim 6 is:A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency is fixed in a state where the toner layer is superposed on the image receiving layer.A recording rotating drum, and a recording laser head that emits laser light having a polarization direction in a linear direction,The image receiving sheet of the recording material by transmitting the laser light to the support of the recording material and supplying light energy to the toner layer of the recording materialIn an image recording apparatus for recording images / characters on the recording material, when the laser light is incident on the recording materialThe support at the point of incidence of the laser light on the supportThe polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the laser beam are substantially matched.
  The invention according to claim 7 is the image recording apparatus according to claim 6,The support at the point of incidence of the laser light on the supportThe polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the laser beam are substantially matched, and the normal line of the support attached to the recording rotary drum and the optical axis of the laser beam are inclined.
  According to this configuration, even for an image recording apparatus including a recording rotating drum, by making the polarization direction of the support substantially coincide with the polarization direction of the laser light, further, the normal line of the support and the laser light By tilting the optical axis, the transmittance can be further improved.
  The invention according to claim 8 provides:A toner sheet roll is used as the support attached to the recording rotating drum.The image recording apparatus according to claim 6 or 7, whereinToner sheetAsUsing a toner sheet roll wound in a roll having a toner layer coated on a light-transmissive support having polarization dependence,The polarization direction of the support is the axial direction of the toner sheet roll;When the toner sheet roll is attached to the recording rotary drum, the laser beam is incident on the support at the point of incidence.The polarization direction of the laser lightSaidIt is characterized by being aligned with the axial direction of the recording drum.
  According to this configuration, in the image recording apparatus in which the toner sheet is wound and set, image unevenness can be eliminated by compensating mainly the horizontal polarization direction of the toner sheet support.
  The invention according to claim 9 is:A toner sheet roll is used as the support attached to the recording rotating drum.The image recording apparatus according to claim 6 or 7,
SaidToner sheetAsRolled with a toner layer coated on a light-transmissive support with polarization dependenceUsing a toner sheet roll, the polarization direction of the support is the circumferential direction of the toner sheet roll;When the toner sheet roll is attached to the recording rotary drum, the laser beam is incident on the support at the point of incidence.The polarization direction of the laser lightSaidIt is characterized by being adapted to the rotation direction of the recording drum.
  According to this configuration, in the image recording apparatus in which the toner sheet is wound and set, image unevenness can be eliminated by compensating mainly the vertical polarization direction of the toner sheet support.
  The invention of the image recording apparatus according to claim 10A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency is fixed in a state where the toner layer is superposed on the image receiving layer.A recording rotating drum, and a recording laser head that emits laser light having a polarization direction in a linear direction,The image receiving sheet of the recording material by transmitting the laser light to the support of the recording material and supplying light energy to the toner layer of the recording materialIn an image recording apparatus that records images, characters, etc.The recording laser head is configured to transmit laser light emitted from the recording laser head.It is characterized by being arranged so as to be rotatable with respect to the optical axis.
  The invention of the image recording apparatus according to claim 11A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency is fixed in a state where the toner layer is superposed on the image receiving layer.A recording rotating drum, and a recording laser head that emits laser light having a polarization direction in a linear direction,The image receiving sheet of the recording material by transmitting the laser light to the support of the recording material and supplying light energy to the toner layer of the recording materialIn an image recording apparatus that records images, characters, etc.Laser The laser beam path from the head extends straight to the support.A phase difference plate is placed on the exit side or inside of the laser headThe direction of linear polarization is changed by rotating the retardation plate.It is characterized by that.
  According to the above configuration, the polarization direction of the beam can be easily changed by rotating the laser light source or the phase difference plate with respect to the optical axis.
  The invention of the toner sheet according to claim 12In a toner sheet having a light-transmissive support having polarization dependency and a toner layer coated on the support, the polarization direction of the supportInformation indicatingSaidIt is recorded on a part of the toner sheet.
  The invention of the toner sheet packing material according to claim 13,In a toner sheet packaging material in which a toner sheet having a light-transmissive support having polarization dependency and a toner layer coated on the support is packed, the polarization direction of the supportInformation indicatingSaidIt is recorded on a part of the toner sheet packing material.
  According to this configuration, it is possible to save the trouble of measuring the polarization direction of the toner sheet to be used and to make it user friendly.
  The invention according to claim 14Claim 10In the described image recording apparatus,The polarization direction of the support recorded on the toner sheet of claim 12 or the toner sheet packing material of claim 13.Based on the information read by the reader and the information read by the readerThe recording laser head is rotated in the polarization direction of the support.A driving device;The polarization direction of the support at the point of incidence of the laser beam on the supportThe polarization direction of the laser beam is made substantially coincident.
  The invention according to claim 15 is:Claim 11In the described image recording apparatus,The polarization direction of the support recorded on the toner sheet of claim 12 or the toner sheet packing material of claim 13.Based on the information read by the reader and the information read by the readerThe retardation plate is rotated in the polarization direction of the support.A driving device;The polarization direction of the support at the point of incidence of the laser beam on the supportThe polarization direction of the laser beam is made substantially coincident.
  According to the above configuration, it was readBased on informationSince the drive device rotates the laser light source or the phase difference plate in the polarization direction of the support, the user does not have to do anything special regarding the adjustment of the polarization direction.
  The invention according to claim 16 is the image recording apparatus according to any one of claims 1 to 11,The toner layer is a photosensitive layer or a photosensitive thermal transfer layerIt is characterized by that.
  According to this configuration, high-sensitivity recording can be performed, uneven recording can be performed, reflected light to the light source side can be reduced, the power of the light source can be stabilized, and the wavelength shift of the light source can hardly occur, and the light source can be prevented from reflected light. Since it is difficult to receive the damage, there is an effect that the probability of failure is reduced.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 7 are diagrams according to an embodiment of the present invention.
FIG. 1 is a configuration diagram of an image recording apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing the structure of the recording material shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing the polarization direction of the laser beam for the optical head shown in FIG.
FIG. 4 is a diagram showing the polarization dependence of the support shown in FIG.
FIG. 5 is a diagram showing the polarization dependency when the support shown in FIG. 2 is tilted.
FIG. 6 is an explanatory diagram of the Brewster angle of the support shown in FIG.
FIG. 7 is a diagram showing a recording process by the image recording apparatus shown in FIG.
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a multi-beam optical head that irradiates and heats a toner sheet by combining a plurality of LDs (semiconductor lasers) and the like. Reference numeral 2 denotes a polarization adjusting means which is arranged in the laser beam optical path of the optical head 1 and adjusts the polarization direction. This is to change the polarization direction of the beam by an optical element using birefringence characteristics such as a phase difference plate, and other optical elements can be used if there is an equivalent polarization adjustment function.
In addition, it is assumed that there is also a means for changing the angle of the laser beam by mechanically changing the angle of the optical head directly with a motor or the like.
[0009]
Reference numeral 3 denotes a rotating drum, which winds a recording material (transfer sheet) 4 and rotates in the main scanning direction indicated by an arrow at a high speed (about 2 to 20 m / s). The recording material 4 is a thermal transfer sheet composed of a toner sheet and an image receiving sheet, and will be described in detail later. Note that the recording material 4 is a color proof type sheet, but in addition to this, in an actual recording apparatus, a toner roller (not shown) in which a toner sheet is set in a roll shape, a conveying roller (not shown) is shown. There is also a type that is conveyed to the rotary drum 3 via A moving stage 5 of the optical head 1 scans the recording material 4 on the rotating drum 3 that rotates at high speed while moving in the sub-scanning direction indicated by an arrow at a predetermined timing.
In addition to the rotating drum system shown in FIG. 1, the present invention is also applied to an image recording apparatus in which a recording sheet is conveyed flatly with upper and lower conveying rollers and is scanned two-dimensionally with respect to the recording plane of the recording sheet. The invention applies.
[0010]
FIG. 2 is a structural diagram of the recording material 4 and is composed of an image receiving sheet 6 and a toner sheet 7 to be peeled off. The image receiving sheet 6 includes a support 8 such as a PET, TAC, or PEN base through which laser light is transmitted, a cushion layer 9 for absorbing toner steps, and an image receiving layer 10 for receiving the toner to be peeled and transferred. Consists of. The toner sheet 7 includes a toner layer (application surface) 11 containing gold, silver, and gray toners called special colors in addition to KCMY colors, and a light-to-heat conversion layer that converts laser energy into heat using an infrared absorbing dye such as carbon. (Applied surface) 12 and a support 8. In this case, the laser beam from the optical head 1 passes through the support 8 and heats the coating surface.
As the recording material, for example, the thermal transfer materials described in JP-A-4-295694, JP-A-4-327982, and JP-A-4-327983, which are applications by the same applicant, are used.
[0011]
Next, the operation will be described.
An LD (semiconductor laser) used in the optical head 1 as a light source is linearly polarized in a direction parallel to a certain PN junction surface. FIG. 3A is a polarization characteristic curve of the LD when the left side in the axial direction of the rotating drum 3 is set to 0 degree, and FIG. 3B is a diagram illustrating the polarization direction on the optical axis. From the angle of the horizontal axis of FIG. 3A where the polarization characteristic of the light source LD is maximized, the light source of the figure is approximately 90 °, 270 with respect to the axial direction of the rotating drum 3, as shown in FIG. 3B. It is polarized in the ° direction (vertical).
[0012]
On the other hand, the polarization dependence of the support is such that the PET-based support 8 as shown in FIG. 2 is stretched to a thickness of about 100 μm by the “stretching method”, so that the molecular line is curved in the stretched direction. For example, the polarization dependency in the substantially vertical direction as shown in FIG. 4A was measured. In the figure, ▲ is the reflectance of the PET-based support, and △ is the transmittance. As can be seen from the figure, the support transmittance is highest (95%) and the support reflectance is lowest (2%) at sample angles of about 80 ° and 260 °. That is, in this case, as shown in FIG. 4B, it is understood that the light is polarized in the directions of about 80 ° and 260 °.
On the contrary, it can be seen that the support transmittance is lowest (87%) when the sample angle is about 170 ° and 350 °, which is the worst state from the thermal transfer efficiency.
As described above, the recording sensitivity is lowered because no consideration is given to the relationship with the polarized light beam of the laser beam even though the polarization-dependent PET-based support 8 is conventionally used. It was happening that I was using it.
In the present invention, by considering the polarization relationship, it is possible to select the place with the maximum transmittance.
[0013]
The compensation method is roughly divided into the following two steps.
First stage: The polarization direction of the support and the laser beam is substantially matched.
(A) Taking FIG. 4 as an example, the PET-based molecular line of the support is polarized in the vertical direction by −10 ° (where clockwise is negative and counterclockwise is positive). The support is rotated about -10 ° on the X and Y planes (mechanical, automatic or manual adjustment means by a motor or the like).
Alternatively, the maximum transmittance can be obtained by adjusting the polarization direction of the laser light by rotating the retardation plate or the like to match the polarization direction of the support.
Alternatively, the entire optical head is rotated.
Alternatively, the LD alone is rotated.
If the support is rotated 100 ° on the X and Y planes, the sample angle is rotated from 80 ° to 180 °, and the polarization direction of the laser beam and the polarization direction of the support are orthogonal to each other. And the transmittance becomes the lowest, so that the maximum light energy attenuation state occurs.
The polarization direction alignment error is adjusted so that the angle formed by both polarization directions is at least ± 30 ° or less, preferably ± 20 ° or less, more preferably ± 10 ° or less.
[0014]
Second stage: The normal line of the support and the optical axis of the laser beam are tilted, and the polarization direction of the support and the polarization direction of the laser beam are substantially matched.
(A) That is, by changing the angle at which the normal line of the support and the optical axis of the laser beam are tilted, the experimental results as shown in FIG. 5 were obtained. In the figure, ● represents support reflectance, and ○ represents support transmittance.
As can be seen in comparison with FIG. 4 in which the normal line of the previous support and the optical axis of the laser beam coincide, the transmittance of the support is improved by adjusting and tilting the normal line of the support and the optical axis of the laser beam. (99% at 170 °, 350 °). Therefore, first, the normal line of the support and the optical axis of the laser beam are tilted by 170 ° (that is, −10 °) with reference to FIG.
(B) Next, alignment of the polarization direction of the laser beam and the support is performed again as in the previous time.
[0015]
The best point in the second stage (a) adjustment is obtained from the Brewster angle as shown in FIG. That is, FIG. 6A shows the change in the reflectivity of Rp and Rs with respect to the incident angle of glass (BK-7) having a refractive index n = 1.51, where Rp is the incident surface (the incident light is transmitted). This represents the case of being polarized parallel to the direction and the normal of the boundary surface, and Rs represents the case of being polarized perpendicular to the incident surface. When light enters the glass from the air (refractive index n = 1.0), the following can be seen from FIG.
(1) The reflectivity R is about 4 in the case of a light beam polarized in parallel to the incident surface in the case of normal incidence (incidence angle = 0 °) and Rs in the case of a light beam polarized perpendicular to the incident surface. %, Unchanged for both polarizations. The reflection at the normal incidence angle is obtained by the following equation.
Reflectance R at normal incidence angle = (n1-n2)2/ (N1 + n2)2
Therefore, in the case of air (n1 = 1.0) → glass (n2 = 1.51),
R = (− 0.51)2/(2.51)2= 0.04
(2) However, the reflectance Rp of the light polarized parallel to the incident surface is gradually decreased as the incident angle increases from 0 ° as seen in FIG. It can be seen that when the incident angle is 56.49 °, the reflectance becomes 0 (that is, the transmittance is 100% if there is no loss of light). This angle is called the Brewster's angle.
FIG. 6B shows the reflectivity R when the leftmost of the table is normal incidence (incidence angle = 0 °), the right is the refractive index n2 of the medium entering from the air, and the right two are blue. The star angle is expressed in radians and angles. For example, in the first row, the reflectance of normal incidence from air to air (refractive index n2 = 1) is 0, and the Brewster angle of air is 45.00 degrees. Further, as described above, the reflectance of normal incidence on glass having a refractive index n2 = 1.5 is 0.04, and the Brewster angle is 56.31 degrees.
Therefore, when irradiating the support with laser light having polarization characteristics in the air, the Brewster angle can be obtained if the refractive index of the support is known. If the optical axis is tilted, it has the maximum transmittance.
In the case of a PET support, since the refractive index n2 is about 1.6, the Brewster angle is around 58 degrees. Therefore, in this case, it is preferable that the support normal and the laser optical axis angle be changed within a range of 1 to 65 °.
In addition, the accuracy of alignment of the polarization direction in the adjustment (b) to be executed again is set to ± 30 ° or less, preferably ± 20 ° or less, more preferably ± 10 ° or less, as in the first stage.
[0016]
As other adjustments, when the toner sheet is set in a roll shape on the image recording apparatus, the polarization direction of the laser head is aligned with the axial direction of the recording drum, and the deflection direction of the support is aligned with the roll axial direction of the toner sheet. To match. Alternatively, by adjusting the polarization direction of the laser head to the rotation direction of the recording drum and adjusting the polarization direction of the support to the roll circumferential direction of the toner sheet, the in-plane distribution of transmittance is suppressed and image unevenness is reduced.
[0017]
Furthermore, if the deflection direction of the support is recorded as information on the toner sheet or a part of the toner sheet packing material for packing the toner sheet, the user does not have to measure the polarization direction of the toner sheet to be used. Since it is only necessary to manually adjust the laser light source and the phase difference plate based on the information, it is convenient to save the trouble of measurement.
Also, the deflection direction information of the support is composed of one or more of numerical values, symbols, bar codes, magnetic recording media, and IC cards, and a reading device that can read these information on the image recording device side And further provided with a driving device that rotates the laser light source or the phase difference plate in the polarization direction of the support read by the reading device, the reading device is a numerical value, a symbol, a barcode, a magnetic recording medium, The information on the IC card is read, and the drive device automatically rotates the laser light source or the phase difference plate in the polarization direction of the support thus read, so that the user can use the information for adjusting the polarization direction. This saves the trouble of manually adjusting the laser light source and the retardation plate, and eliminates the risk of erroneous operation.
As the reading device, an OCR for numerical values and symbols, a barcode reader for bar codes, a magnetic reading device and an IC card reader for magnetic recording media may be used.
[0018]
FIG. 7 shows a recording process by the image recording apparatus as shown in FIG.
First, after performing the polarization adjustment described above, a black K transfer process is performed.
1. Wrap the image receiving sheet 6 around the drum 3,
2. Wrap a K-color toner sheet,
3. Laminate. (Or omit this step),
4. Perform high-efficiency laser recording by adjusting the polarization direction with K data and increasing the transmittance, and transfer / peel 5 toner sheets.
Similarly, the same transfer processing is performed for each of the C color, the M color, and the Y color in the frame order to form a color image.
[0019]
Next, the present invention can also be applied to a light and heat sensitive transfer material, which will be described below. Cases that can be applied to the photosensitive heat-sensitive transfer material include the following four types a to d.
a. When applied to the single color type.
b. When applied to a single-color type that uses multicolor recording and laser light of four different wavelengths.
c. When applied to a single-color type that uses multi-color recording + laser light of one type of wavelength.
d. When applied to multi-color type (multilayer photosensitive thermal transfer photosensitive material type).
Hereinafter, it demonstrates in order of ad.
[0020]
a. When applied to the single color type.
1) The structure of the photosensitive material is as shown in FIG.
2) Recording process.
A. The image receiving paper or the main paper is set on the recording drum or the recording substrate.
I. The photosensitive heat-sensitive transfer material is overlapped with the photosensitive heat-sensitive transfer layer and the image receiving paper or the main paper and is wound.
C. In the [latent image forming step], laser recording is performed with desired image / character data.
The laser beam has a wavelength corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
D. [Coloring step] is as shown in FIG.
Heat development is performed with a heat roller. However, it does not have to be a heat roller.
At this time, a carver sheet or a metal sheet may be interposed between the [photosensitive heat-sensitive transfer layer] + [image receiving paper or main paper] and the heat roller.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
E. [Transfer step]: As shown in FIG. 12, the photosensitive heat-sensitive transfer photosensitive material is peeled off.
At this time, only the support and the adhesive layer are peeled off, and only the light and heat sensitive transfer layer remains on the image receiving paper or the main paper.
F. [Image fixing process]
As described in Japanese Patent Application No. 11-36308, the spectral sensitizing dye in the light and heat sensitive transfer layer is decolored by light irradiation with a lamp or the like.
[0021]
b. When applied to a single-color type that uses multicolor recording and laser light of four different wavelengths.
1) The photosensitive material composition is as shown in FIG.
2) Recording process.
A. The image receiving paper or the main paper is set on the recording drum or the recording substrate.
I. The photosensitive heat-sensitive transfer material K is wound with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper.
C. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer K. For example, here, laser recording with a wavelength of about 830 nm is performed with K data.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
D. [Coloring step]: Heat development is performed with a heat roller or the like.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
E. [Transfer Step]: As shown in FIG. 14, the photosensitive heat-sensitive transfer material K is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer K and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
F. The photosensitive heat-sensitive transfer material C is wrapped with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper. See FIG.
G. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the coloring component contained in the light and heat sensitive transfer layer C. For example, laser recording at a wavelength of about 650 nm is performed with C data.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
H. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
I. [Transfer Step]: As shown in FIG. 16, the photosensitive heat-sensitive transfer material C is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer C and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
E. The photosensitive heat-sensitive transfer material M is overlapped with the photosensitive heat-sensitive transfer layer placed on the image receiving paper or the main paper and wound. See FIG.
Sa. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer M. For example, laser recording with a wavelength of about 530 nm is performed with M data.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
Ii. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
S. [Transfer Step]: As shown in FIG. 18, the photosensitive heat-sensitive transfer material M is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer M and the adhesive layer remain on the image receiving paper or main paper.
C. The light and heat sensitive transfer material Y is overlapped and wound with the light and heat sensitive transfer layer on the image receiving paper or the main paper. See FIG.
Seo. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer Y. For example, laser recording at a wavelength of about 400 nm is performed with Y data.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
T. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
H. [Transfer Step]: As shown in FIG. 20, the photosensitive heat-sensitive transfer material Y is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer Y and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
Tsu. [Image fixing step]:
By light irradiation with a lamp or the like, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, the spectral sensitizing dye in the light-sensitive heat-sensitive transfer layer is decolored to make the transparent portion more transparent.
Finally, a four-color record of K, M, C, and Y as shown in FIG. 21 is obtained on the image receiving paper or the main paper.
Thereafter, a protective layer for protecting the image from scratches or the like may be formed on the photosensitive heat-sensitive transfer layer Y.
[0022]
c. When applied to a single-color type that uses multi-color recording + laser light of one type of wavelength.
1) The photosensitive material composition is as shown in FIG.
2) Recording process.
A. The image receiving paper or the main paper is set on the recording drum or the recording substrate.
I. The photosensitive heat-sensitive transfer material K is wound with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper.
C. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer K. For example, here, laser recording is performed with K data at a wavelength of about 650 nm.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
D. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
E. [Transfer Step]: As shown in FIG. 14, the photosensitive heat-sensitive transfer material K is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer K and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
F. The photosensitive heat-sensitive transfer material C is wrapped with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper. See FIG.
G. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the coloring component contained in the light and heat sensitive transfer layer C. For example, here, laser recording is performed with C data at a wavelength of about 650 nm.
As described above, a latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
H. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
I. [Transfer Step]: As shown in FIG. 16, the photosensitive heat-sensitive transfer material C is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer C and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
E. The photosensitive heat-sensitive transfer material M is wrapped with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper. See FIG.
Sa. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer M. For example, here, laser recording is performed with M data at a wavelength of about 650 nm.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
Ii. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
S. [Transfer Step]: As shown in FIG. 18, the photosensitive heat-sensitive transfer material M is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer M and the adhesive layer remain on the image receiving paper or main paper.
C. The photosensitive heat-sensitive transfer material Y is wound with the photosensitive heat-sensitive transfer layer superimposed on the image receiving paper or the main paper. See FIG.
Seo. [Latent image forming step]: Recording is performed with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) corresponding to the color developing component contained in the photosensitive thermal transfer layer Y. For example, here, laser recording is performed with Y data at a wavelength of about 650 nm.
As described above, the latent image is formed only in the portion irradiated with the laser beam.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed.
T. [Coloring step]: Heat development is performed.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
H. [Transfer Step]: As shown in FIG. 20, the photosensitive heat-sensitive transfer material Y is peeled off.
At this time, the support and the release layer are peeled off, and the photosensitive heat-sensitive transfer layer Y and the adhesive layer remain on the image receiving paper or the main paper.
Tsu. [Image fixing step]:
As described in Japanese Patent Application No. 11-36308, the spectral sensitizing dye in the light and heat sensitive transfer layer is decolored by light irradiation with a lamp or the like.
Finally, a four-color record of K, M, C, and Y as shown in FIG. 21 is obtained on the image receiving paper or the main paper.
Thereafter, a protective layer for protecting the image from scratches or the like may be formed on the photosensitive heat-sensitive transfer layer Y.
Although the total recording time becomes longer according to the above steps, this [image fixing step] may be performed after [coloring step] or [transfer step] of each color recording step.
[0023]
d. When applied to multi-color type (multilayer photosensitive thermal transfer photosensitive material type).
1) The structure of the photosensitive material is as shown in FIG. That is, the layer order of each color is K, C, M, and Y from the main paper side, an adhesive layer is provided below each color layer, and a release layer is provided on the color layer side of the support to facilitate peeling. is there.
The layer order of each color is K, C, M, Y from the main paper side, but of course the layer order is not limited to this.
Also, the number of layers is not limited to four, and there are two layers (two-color printing of M / C) and three layers (three-color printing of M / C / Y, K uses a mixed color of CMY). There are also four or more layers (special colors are gray, green, orange, gold, silver, etc.).
2) Recording process.
A. The image receiving paper or the main paper is set on the recording drum or the recording substrate.
I. The photosensitive heat-sensitive transfer material is overlapped and wound around the photosensitive heat-sensitive transfer layer and the image receiving paper or the main paper. See FIG.
C. [Latent image forming step]: Recording is performed independently for each color with a laser beam having a wavelength (any wavelength of 300 to 1100 nm) that matches the absorption wavelength of the photosensitive heat-sensitive transfer layer of each color.
For example, (1) Laser recording is performed with K data at a wavelength of about 830 nm.
(2) Laser recording with a wavelength of about 650 nm is performed with C data.
(3) Laser recording at a wavelength of about 530 nm with M data.
(4) Laser recording at a wavelength of about 400 nm with Y data.
Of course, the wavelength is not particularly limited to these.
By simultaneously exposing K, C, M, and Y4 colors with the laser light, the recording time can be shortened to ¼.
That is, as described in Japanese Patent Application No. 11-36308, a portion that does not cause a color reaction is formed for each layer of each color.
D. [Coloring process]:
Apply heat and heat develop.
As described above, only the portion irradiated with the laser beam does not develop a color reaction, and the unirradiated portion develops a color, and thereafter the photoreactivity due to the recording laser beam is lost.
E. [Transfer process]:
As shown in FIG. 20, the photosensitive heat-sensitive transfer material is peeled off. At this time, only the support and the adhesive layer are peeled off, and only the light and heat sensitive transfer layer remains on the image receiving paper or the main paper.
F. [Image fixing step]:
As described in Japanese Patent Application No. 11-36308, the spectral sensitizing dye in the light and heat sensitive transfer layer is decolored by light irradiation with a lamp or the like.
Finally, a four-color record of K, M, C, and Y as shown in FIG. 21 is obtained on the image receiving paper or the main paper.
Thereafter, a protective layer for protecting the image from scratches or the like may be formed on the photosensitive heat-sensitive transfer layer Y.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to transmit a large amount of laser power to the photothermal conversion layer by matching the polarization direction of the support and the polarization direction of the recording laser beam, and much in the photothermal conversion layer. It is possible to change the thermal energy of the recording medium, which has the effect of increasing the recording sensitivity.
Further, since the amount of reflected light is small, there is an effect that light / heat energy can be used effectively.
Furthermore, since it is possible to correct the difference between lots of different recording media depending on the PET base of the support, the difference in sensitivity due to the difference in the color of the toner sheet used, the difference in the slit part from the support original, etc. There is also an effect that recording can be performed with a certain quality of recording sensitivity.
In addition, the recording laser beam can pass through the support and reach the working layer (photothermal conversion layer / photosensitive layer / photosensitive heat-sensitive transfer layer). By aligning the polarization direction of the recording laser beam,
1) High sensitivity recording is possible.
2) It can record evenly,
3) Less reflected light to the light source side.
Since the amount of transmitted light increases, naturally the reflected light (return light) to the light source also decreases.
For this reason,
4) The power of the light source is stabilized.
5) The wavelength shift of the light source hardly occurs.
6) The probability that the light source is not easily damaged by the reflected light and fails is reduced.
The effect is said.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an image recording apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing the structure of the recording material shown in FIG.
3 is a diagram showing a polarization direction of laser light for the optical head shown in FIG. 1. FIG.
4 is a diagram showing the polarization direction of the support shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing the polarization dependence when the support shown in FIG. 2 is tilted.
6 is an explanatory diagram of a Brewster angle of the support shown in FIG. 5. FIG.
7 is a diagram showing a recording process of the image recording apparatus shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a conventional image recording apparatus that directly irradiates a coated surface.
FIG. 9 is an explanatory view of a conventional image recording apparatus that irradiates a coated surface through a support.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a light-sensitive material configuration when applied to a single color type.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a color developing process in which heat is applied and heat development is performed.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a process of peeling the photosensitive heat-sensitive transfer photosensitive material.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a single color K photosensitive material configuration of the photosensitive thermal transfer photosensitive material.
FIG. 14 is an explanatory diagram of a process of peeling a single color K of a photosensitive and thermal transfer photosensitive material.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a single color C photosensitive material configuration and a configuration on the image receiving paper side of the photosensitive thermal transfer photosensitive material.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a process of peeling the single color C of the photosensitive heat-sensitive transfer material.
FIG. 17 is an explanatory diagram of a single color M photosensitive material configuration and a configuration on the image receiving paper side of the photosensitive thermal transfer photosensitive material.
FIG. 18 is an explanatory diagram of a process of peeling off the single color M of the photosensitive heat-sensitive transfer photosensitive material.
FIG. 19 is an explanatory diagram of a monochrome Y photosensitive material configuration and a configuration on the image receiving paper side of the photosensitive thermal transfer photosensitive material.
FIG. 20 is an explanatory diagram of a process of peeling off the single color Y of the photosensitive heat-sensitive transfer photosensitive material.
FIG. 21 is a diagram illustrating a configuration of a four-color image of K, M, C, and Y finally obtained on image receiving paper or main paper.
FIG. 22 is an explanatory diagram of a photosensitive material configuration of a multilayer photosensitive thermal transfer photosensitive material.
[Explanation of symbols]
1 Optical head
2 Polarization direction adjustment means
3 Rotating drum
4 Recording materials
5 Moving stage
6 Toner sheet
7 Image receiving sheet
8 Support
9 Cushion layer
10 Image receiving layer
11 Toner layer
12 Photothermal conversion layer

Claims (16)

偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定し、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発するレーザ光源を使用して前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記レーザ光が前記支持体に入射する際に前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させたことを特徴とする画像記録装置。A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a polarization-dependent light transmissive support is fixed in a state where the toner layer is superimposed on the image receiving layer. The recording material using a laser light source that emits a laser beam having a polarization direction in a linear direction and transmitting the laser beam to the support of the recording material to provide light energy to the toner layer of the recording material In the image recording apparatus for recording images, characters, etc. on the image receiving sheet , the polarization direction of the support at the point of incidence of the laser light on the support when the laser light is incident on the support, and the An image recording apparatus characterized in that the polarization directions of laser light are substantially matched. 前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向とのなす角が±３０°以下であることを特徴とする請求項１記載の画像記録装置。 The image recording apparatus according to claim 1 , wherein an angle formed by a polarization direction of the support and a polarization direction of the laser light at a point of incidence of the laser light on the support is ± 30 ° or less. . 前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させるとともに、前記画像記録装置に固定された前記支持体の前記レーザ光の前記支持体への入射点における法線と前記レーザ光の光軸を傾けたことを特徴とする請求項１又は２記載の画像記録装置。 At the incidence point of the the support of the laser beam, the polarization direction of the support the polarization direction of the laser beam causes substantially coincide, the support of the laser beam fixed the support to the image recording apparatus 3. An image recording apparatus according to claim 1, wherein the normal line at the point of incidence on the body and the optical axis of the laser beam are inclined. 前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の法線と前記レーザ光の光軸との傾斜角は前記支持体のブリュースター角の近傍であることを特徴とする請求項３記載の画像記録装置。The inclination angle between the normal line of the support and the optical axis of the laser light at the point of incidence of the laser light on the support is in the vicinity of the Brewster angle of the support. The image recording apparatus described. 前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の法線とレーザ光の光軸との傾斜角は１〜６５°の範囲であることを特徴とする請求項３記載の画像記録装置。The image recording according to claim 3 , wherein an inclination angle between a normal line of the support and an optical axis of the laser beam at a point of incidence of the laser light on the support is in a range of 1 to 65 °. apparatus. 偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、前記レーザ光が前記記録材料に入射する際に前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させたことを特徴とする画像記録装置。 A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency is fixed in a state where the toner layer is superposed on the image receiving layer. A recording rotating drum; and a recording laser head that emits a laser beam having a polarization direction in a linear direction. The laser beam is transmitted through the support of the recording material, and light is applied to the toner layer of the recording material. In an image recording apparatus for recording images, characters, and the like on the image receiving sheet of the recording material by supplying energy , when the laser beam is incident on the recording material, the laser beam is incident on the support. An image recording apparatus, wherein the polarization direction of the support and the polarization direction of the laser beam are substantially matched. 前記レーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させるとともに、前記記録用回転ドラムに取り付けられた前記支持体の法線と前記レーザ光の光軸を傾けたことを特徴とする請求項６記載の画像記録装置。The polarization direction of the support and the polarization direction of the laser light at the point of incidence of the laser light on the support are substantially matched, and the normal of the support attached to the recording rotating drum and the laser 7. The image recording apparatus according to claim 6, wherein the optical axis of the light is inclined. 前記記録用回転ドラムに取り付ける前記トナーシートとして、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有してロール状に巻回されたトナーシートロールを使用し、
前記支持体の偏光方向が前記トナーシートロールの軸方向であり、前記トナーシートロールを前記記録用回転ドラムに取り付けた場合、前記レーザ光の前記支持体への入射点における前記レーザ光の偏光方向を前記記録ドラムの軸方向に合わせたことを特徴とする請求項６又は７記載の画像記録装置。As the toner sheet to be attached to the recording rotating drum, a toner sheet roll having a toner layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency and wound in a roll shape is used.
When the polarization direction of the support is the axial direction of the toner sheet roll , and the toner sheet roll is attached to the recording rotating drum, the polarization direction of the laser light at the point of incidence of the laser light on the support the image recording apparatus according to claim 6 or 7, characterized in that the tailored to the axial direction of said recording drum. 前記記録用回転ドラムに取り付ける前記トナーシートとして、偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有してロール状に巻回されたトナーシートロールを使用し、
前記支持体の偏光方向が前記トナーシートロールの円周方向であり、前記トナーシートロールを前記記録用回転ドラムに取り付けた場合、前記レーザ光の前記支持体への入射点における前記レーザ光の偏光方向を前記記録ドラムの回転方向に合わせたことを特徴とする請求項６又は７記載の画像記録装置。As the toner sheet to be attached to the recording rotating drum, a toner sheet roll having a toner layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency and wound in a roll shape is used.
When the polarization direction of the support is the circumferential direction of the toner sheet roll , and the toner sheet roll is attached to the recording rotating drum, the polarization of the laser light at the point of incidence of the laser light on the support 8. The image recording apparatus according to claim 6, wherein the direction is matched with the rotation direction of the recording drum. 偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受 像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、
前記記録用レーザヘッドを該記録用レーザヘッドの発するレーザ光の光軸に対して回転可能に配置したことを特徴とする画像記録装置。 Fixed in a state where a recording material consisting of the image-receiving sheet was superposed the toner layer on the receiving image layer having a toner sheet and the image receiving layer having a toner layer coated on the polarization dependency is light transmissive support A rotating drum for recording, and a recording laser head for emitting laser light having a polarization direction in a linear direction. The laser light is transmitted through the support of the recording material to the toner layer of the recording material. In an image recording apparatus for recording images, characters, etc. on the image receiving sheet of the recording material by supplying light energy ,
An image recording apparatus , wherein the recording laser head is disposed so as to be rotatable with respect to an optical axis of a laser beam emitted from the recording laser head . 偏光依存性のある光透過性の支持体の上に塗布されたトナー層を有するトナーシートと受像層を有する受像シートとから成る記録材料を前記トナー層を前記受像層に重ねた状態で固定する記録用回転ドラムと、直線方向に偏光方向を有するレーザ光を発する記録用レーザヘッドとを有し、前記記録材料の前記支持体に該レーザ光を透過させて前記記録材料の前記トナー層に光エネルギを供与して前記記録材料の前記受像シートに画像・文字等を記録する画像記録装置において、
前記レーザヘッドからのレーザービーム光路が前記支持体まで真っ直ぐに延びる前記レーザヘッドの出射側または内部に位相差板を配置し、該位相差板を回転させることで直線偏光方向を変えるようにしたことを特徴とする画像記録装置。 A recording material comprising a toner sheet having a toner layer and an image receiving sheet having an image receiving layer coated on a light-transmissive support having polarization dependency is fixed in a state where the toner layer is superposed on the image receiving layer. A recording rotating drum; and a recording laser head that emits a laser beam having a polarization direction in a linear direction. The laser beam is transmitted through the support of the recording material, and light is applied to the toner layer of the recording material. In an image recording apparatus for recording images and characters on the image receiving sheet of the recording material by supplying energy ,
A phase difference plate is arranged on the emission side or inside of the laser head in which the laser beam path from the laser head extends straight to the support , and the linear polarization direction is changed by rotating the phase difference plate. An image recording apparatus. 偏光依存性のある光透過性の支持体と該支持体の上に塗布されたトナー層とを有するトナーシートにおいて、前記支持体の前記偏光方向を示す情報が前記トナーシートの一部に記録されていることを特徴とするトナーシート。 The toner sheet having a coated toner layer on the polarization dependency is light transmissive support and the support, information indicating the polarization direction of the support is recorded on a part of the toner sheet A toner sheet characterized by comprising: 偏光依存性のある光透過性の支持体と該支持体の上に塗布されたトナー層とを有するトナーシートを梱包しているトナーシート梱包材において、前記支持体の前記偏光方向を示す情報が前記トナーシート梱包材の一部に記録されていることを特徴とするトナーシート梱包材。 In a toner sheet packing material in which a toner sheet having a light-transmissive support having polarization dependency and a toner layer coated on the support is packed, information indicating the polarization direction of the support is provided. A toner sheet packing material recorded on a part of the toner sheet packing material. 請求項１２のトナーシートまたは請求項１３のトナーシート梱包材に記録された前記支持体の前記偏光方向を示す情報を読み取る読み取り装置と、該読み取り装置に読み取られた前記情報を基に前記支持体の前記偏光方向に前記記録用レーザヘッドを回転させる駆動装置と、を設けることによりレーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の前記偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させることを特徴とする請求項１０記載の画像記録装置。 A reading device for reading information indicating the polarization direction of the support recorded on the toner sheet of claim 12 or the toner sheet packing material of claim 13 , and the support based on the information read by the reading device And a drive device for rotating the recording laser head in the polarization direction of the laser beam so that the polarization direction of the support and the polarization direction of the laser beam at the point of incidence of the laser beam on the support are substantially the same. The image recording apparatus according to claim 10, wherein: 請求項１２のトナーシートまたは請求項１３のトナーシート梱包材に記録された前記支持体の前記偏光方向を示す情報を読み取る読み取り装置と、該読み取り装置に読み取られた前記情報を基に前記支持体の前記偏光方向に前記位相差板を回転させる駆動装置と、を設けることによりレーザ光の前記支持体への入射点における、前記支持体の前記偏光方向と前記レーザ光の偏光方向を略一致させることを特徴とする請求項１１記載の画像記録装置。 A reading device for reading information indicating the polarization direction of the support recorded on the toner sheet of claim 12 or the toner sheet packing material of claim 13 , and the support based on the information read by the reading device And a drive device that rotates the retardation plate in the polarization direction of the laser beam so that the polarization direction of the support and the polarization direction of the laser beam substantially coincide with each other at the point of incidence of the laser beam on the support . The image recording apparatus according to claim 11 . 前記トナー層が感光層または感光感熱転写層であることを特徴とする請求項１〜１１記載のいずれか１項記載の画像記録装置。The image recording apparatus according to claim 1, wherein the toner layer is a photosensitive layer or a photosensitive thermal transfer layer .
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