JP4063480B2 - Image processing device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、与えられる入力画像データ例えばR,G,G画像データを、出力用の画像データたとえばc,m,yとブラックbkの画像データに変換する画像処理装置,これに該入力画像データを与えるカラースキャナを組合せた画像読取装置,該画像処理装置にプリンタを組合せた画像形成装置,該画像処理装置にカラースキャナおよびカラープリンタを組合せたカラー複写装置、ならびに、該カラー複写装置に、パソコンなどの外部機器から与えられる画像情報およびプリント指示に対応して該カラープリンタを使用して画像情報をプリントアウトするプリンタコントローラを組合せたカラー複合複写装置、に関し、特に、入力画像データが表す文字画および線画(これら2値的な画像を単に文字と称す)とその背景を高品質な画像にするための画像データ処理に関する。
【0002】
【従来技術】
特開平2−294884号公報は、色成分画像データの最低レベルのものに基づいて文字領域を判別する像域分離を開示し、特開平2−295357号公報は、色成分画像データの最低レベルのものに基づいて網点領域を判別する像域分離を開示し、また、特開平2−295358号公報は、色成分画像データの最低レベルのものに基づいて中間調領域を判別している。特開平10−23251号公報には、画像データを3値化して白領域および黒領域を抽出し、これらの領域にパターンマッチングを適用して線画エッジを抽出する画像処理装置が開示されている。特開平10−108012号公報には、入力画像データがエッジ領域,網点領域あるいは白背景領域であるかを検出して、各領域検出の結果から文字領域か絵柄領域かを判定する像域分離装置が開示されている。
【0003】
特開平3−64251号公報には、エッジ判定のための主走査方向濃度変化検出スライスレベルT1,副走査方向濃度変化検出スライスレベルT2および斜め方向濃度変化検出スライスレベルT3並びに網点判定スライスレベルT4を、オペレータが操作するSEG信号で制御して、文字/絵柄の判定を調整して結果として画像処理の文字優先/写真優先を調整する制御が開示されている。
【0004】
なお、特開平5−292312号公報には、網点ピーク画素を検出し、検出した網点ピーク画素の、小領域上の分布数を計数し計数値を閾値と比較して、該小領域が網点領域か否かを判定する網点領域分離装置が開示されている。特開平9−247481号公報には、C,M,Y画像データのそれぞれ後とに網点判定を行う網点検出を開示している。特許第2856867号明細書には、黒文字エッジ領域に囲まれた絵柄領域を黒文字領域としてそこに黒単色を割り付けるカラー画像処理装置が開示されている。特開平7−95397号公報には、単色画像処理において、高濃度太文字の太線内部の白ぬけを防ぎしかも小文字のボケを防ぐために、エッジおよび高濃度領域を検出し、所定距離内のエッジで挟まれた高濃度領域を文字領域と識別しそれ以外の高濃度領域は非文字領域と識別して、各領域対応の画像処理を施す原稿読取り装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の像域分離では、薄い色地上の文字や新聞などで文字エッジまわりを白領域と判定することがある。原因は、文字のボケを復元するために画像データにエッジ強調のフィルタ処理をするが、下地色に色がついていると、文字の周りの下地のレベルが下がって、白地レベルとなってしまう。白領域の判定を行う際にはこの文字エッジ周辺を白地レベルとして処理するので、文字の周りの下地色を白領域と判定することがある。これが連続であるとあまり目立たないが、裏映りなどで地ムラがあるときには、白地/色地の判定が文字の周りに混在して薄い色地にばらばらあるいはちりちりと白地が分散して目障りになることがある。また、白判定しないような白領域検出用のマッチングパターンを作ると、線が密集していると線間領域の白地を白領域と判定しなくなる。
【0006】
文字エッジの検出に、濃度の高低,輝度,G(グリーン)信号など、黒濃度に感度が高い画像データを使用すると、色と相関のない信号であるために、薄い色特にY(イエロー:黄色)の検出が困難であった。また、従来技術では、カラースキャナが発生するR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)各色成分信号の最小値を取ったりして、特徴量を抽出していたが、3つの信号を使用すると読み取り時の位置ずれなどの影響を受けるので、原稿の明るいところや暗いところは、読み取り位置がずれるためエッジ強調気味になる。特に印刷物の網点スクリーン角があるので、影響力は大きい。また、エッジ抽出時には、読み取った時の画像データのボケを元に戻すためにエッジ強調フィルタ処理を行うが、色毎にボケ特性が違うので、処理フィルタは色毎に行ったほうがよい。
【0007】
本発明は、文字およびその周りの再現画質を高くすることを第1の目的とする。具体的には、画像データをエッジ強調処理する結果、薄い色地上の文字や新聞などで文字のエッジまわりを白領域と誤処理する可能性を低減することを第2の目的とし、線が密集しているところの文字エッジ検出精度を高くし再現信頼性を高くすることを第3の目的とし、原稿の地濃度に対応して文字寄り/絵柄(写真)寄りに文字エッジ/絵柄判定の確実性を切換えもしくは調整可能にすることを第4の目的とする。エッジ検出に用いる画像データの感度が低い色地上、たとえば黄色地上、の文字を非文字エッジ処理(絵柄処理)することを第5の目的とし、該色地の網点上文字を非文字エッジ処理(絵柄処理)することを第6の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;および、
該白領域検出手段が白ブロックと判定しない注目画素を非文字エッジ定する非文字エッジ判定手段;を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0009】
これによれば、白領域でないところを白領域と検出する誤認が低減し、白領域検出の信頼性が高い。画像データ(G)の感度が低い薄い色地たとえば黄色地上の文字を文字エッジとしてしまう可能性が低減する。換言すると、薄い色地上の文字を非文字エッジとする信頼性が高い。
【0010】
【発明の実施の形態】
(2)画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいて網点を検出する網点検出手段;および、
該白領域検出手段が白ブロックと判定しない注目画素および前記網点検出手段が網点を検出した注目画素を非文字エッジ定する非文字エッジ判定手段;を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0011】
これによれば、上記(1)に加え、網点検出手段(324)が網点と検出した領域を非文字エッジ領域として、非文字エッジ判定の信頼性を更に向上することができる。
【0012】
(3)画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいてエッジを検出するエッジ検出手段;および、
エツジ検出手段エッジ検出し、前記白領域検出手段がエッジと検出した注目画素を文字エッジ定する文字エッジ判定手段;を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0013】
これによれば、非文字エッジ検出および文字エッジ検出の両者ともに信頼性が高く、両領域ともに高品質画像となる出力画像データを得ることができる。
【0014】
(4)画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいて網点を検出する網点検出手段;
前記画像データにおいてエッジを検出するエッジ検出手段;および、
エツジ検出手段エッジ検出し、前記網点検出手段が網点と検出せず、しかも前記白領域検出手段がエッジと検出した注目画素を、文字エッジ定する文字エッジ判定手段;を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0015】
(5)前記白判定手段(323c)は、画像データに基づいて、画像レベルが低い白(白地/2値化白)のとき白地情報(MS)を高レベルとし(図5のステップ3,4/7−10)、色成分レベル差がある色地を検出すると該白地情報(MS)を下げる(図5のステップ6−13);上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の画像処理装置(IPU300)。
【0016】
これによれば、白と読取った領域が白領域検出手段(323)によって、文字エッジ(文字)が含まれる白領域と検出される確率が高く、非白と読取った領域が非白領域と検出されてそこが非文字エッジ判定手段(326a)によって非文字エッジ領域(写真を含む絵柄領域)と検出される確率が高い。色成分レベル差がある色地を検出すると白地情報(MS)を下げるので、色地を白領域と検出する誤認が低減し、文字の外の色地を白領域(文字エッジ)と誤認する確率が低減するので薄い色地上の文字や新聞などで文字のエッジまわりを白領域と誤処理する可能性が低減し、文字周りの再現画質が高くなる。
【0017】
(6)前記白判定手段(図5)は、色地検出手段が色地を検出するときは白地情報(MS)を下げ(図5のステップ6−13)、色地を検出せず白データ検出手段(323a)が白画素と検出したときは該白地情報(MS)を上げる(図5のステップ6〜10)、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像処理装置。
【0018】
これによれば、色成分画像データ(R,G,B)のいずれのレベルも第1閾値(thwss)より小さい白(白地)のときに高レベルの白地情報(MS)が生成され、この白地から色地に切換ると白地情報(MS)が下げられるが、白地でなくなつても色地でもないときは、白地情報(MS)が上げられる。
【0019】
これにより白地情報(MS)は、色成分画像データ(R,G,B)のそれぞれが第1閾値(thwss)より小さい白であるか否かによつて白/非白と2値的に切換ることが無く、原稿に裏映りなどの地濃度ムラがあっても、白領域(文字領域)/非白領域(絵柄領域)が混在する検出の可能性が低減し、背景が薄い色地のときに原稿の細かい地ムラに連動して細かい白抜けがばらばらとあるいはちりちりと現われる可能性が低減する。
【0020】
(7)前記網点検出手段(324)は、カラー画像の黒濃度に敏感な第1画像データ(G)が表す画像の網点ピークを検出する第1網点ピーク検出手段(324a),第1画像データ(G)の感度が低い色成分(Y)に感度がある第2画像データ(B)が表す画像の網点ピークを検出する第2網点ピーク検出手段(324)、および、第1および第2網点ピーク検出手段(324a,324b)が検出した網点ピークの数を小領域毎にカウントして網点領域か否を判定する手段(324c)、を含む上記(2)又は(4)の画像処理装置。
【0021】
濃度の濃い薄いを示す第1画像データ(G)とそれの感度が低い色(Y)に対して感度がある第2画像データ(B)を使用するので、第1画像データ(G)に基づいては検出できなかった色(黄色)の網点も検出することが、可能となった。網点ピーク検出のみ第1画像データ(G)と第2画像データ(B)と別々で、網点ピーク検出以降の処理は、1つパスなのでハード量は、それほどかからない。
【0022】
(8)上記(1)〜(7)のいずれかの画像処理装置(IPU300)と、原稿画像を色分解して読み取って画像データを生成して該画像処理装置(IPU300)に与えるカラースキャナ(200)と、を備える画像読取装置(200+IPU300)。この画像読取装置は、文字の再現が鮮明になる画像データを出力する。具体的には、上記(1)〜(7)に記述した作用効果を発揮する。
【0023】
(9)上記(1)〜(7)のいずれかの画像処理装置(IPU300)と、その出力画像データを用紙上にプリントアウトするカラープリンタ(400)を備える、画像形成装置(400+IPU300)。この画像形成装置は、文字を鮮明に再現する。具体的には、上記(1)〜(7)に記述した作用効果を発揮する。
【0024】
(10)上記(1)〜(7)のいずれかの画像処理装置(IPU300)と、原稿画像を色分解して読み取って画像データを生成して該画像処理装置(IPU300)に与えるカラースキャナ(200)と、該画像処理装置(IPU300)の出力画像データを用紙上にプリントアウトするカラープリンタ(400)を備える、カラー複写装置(200+IPU300+400)。このカラー複写装置は、文字を鮮明に複写する。具体的には、上記(1)〜(7)に記述した作用効果を発揮する。
【0025】
(11)外部からのプリント指示コマンドを解析して前記プリンタ(400)にて外部からの画像情報をプリントアウトするプリンタコントローラ(16)を更に備える、上記(19)のカラー複写装置(200+16+IPU300+400)。このカラー複写装置は、パソコンなど外部から与えられる画像情報を、文字を鮮明にしてプリントアウトする。具体的には、上記(1)〜(16)に記述した作用効果を発揮する。
【0026】
(12)上記(1)乃至(11)において画像処理装置(IPU300)は、画像データに基づいて高濃度領域を検出する黒地検出手段(323e,f)、および、低濃度領域と高濃度領域地の境界領域を検出して〔5.)黒ブロック補正〕、境界領域を白領域と検出〔6.)白領域判定〕する白補正手段(323g)、を備える。
【0027】
これによれば、低濃度領域(白領域)と高濃度領域(黒領域)との境界を、文字エッジが存在する可能性がある白領域と検出し、該白領域と検出しない領域を非文字エッジ領域(絵柄領域または文字なか領域)と判定するので、文字エッジ領域を非文字エッジ領域と誤判定してしまう可能性が低減し、文字の線幅に関わらず文字エッジを正しく検出することが可能となる。これにより、文字の再現画質を高くすること換言すると文字を鮮明に再現すること、が可能になる。
【0028】
(13)上記(12)において、前記白補正手段(323g)は更に、低濃度領域で囲まれた領域を検出し、該領域も白領域と検出する〔4.)白ブロック補正〕。
【0029】
これによれば、白地すなわち低濃度領域に囲まれた領域も白領域と検出し、線が密集しているところは白領域と判定できる。白領域と判定することにより、文字エッジとして検出できる。本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0030】
【実施例】
本発明の一実施例の機構の概要を図1に示す。この実施例は、デジタルフルカラー複写機である。カラー画像読み取り装置(以下、スキャナという)200は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を照明ランプ205、ミラー群204A、204B、204Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサ207に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(以下、Bという)、グリーン(以下、Gという)およびレッド(以下、Rという)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサ207は、この例では、3ラインCCDセンサで構成されており、B、G、Rの画像を色ごとに読取る。スキャナ200で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示省略された画像処理ユニットにて色変換処理を行い、ブラック(以下、Bkという)、シアン(以下、Cという)、マゼンダ(以下、Mという)およびイエロー(以下、Yという)の記録色情報を含むカラー画像データを得る。
【0031】
このカラー画像データを用い、次に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)400によって、Bk、C、M、Yの画像を中間転写ベルト上に重ね形成し、そして転写紙に転写する。スキャナ200は、カラープリンタ400の動作とタイミングをとったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ205やミラー群204A、204B、204Cなどからなる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都度、カラープリンタ400で順次、顕像化しつつ、これらを中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラー画像を形成する。
【0032】
カラープリンタ400の、露光手段としての書き込み光学ユニット401は、スキャナ200からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム414に静電潜像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レーザー発光器441、これを発光駆動する発光駆動制御部(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを回転駆動する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラー446などで構成されている。感光体ドラム414は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、その周りには、感光体クリーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知器414P、中間転写ベルト415などが配置されている。
【0033】
リボルバー現像装置420は、BK現像器420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回りの向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420CS、420MS、420YSと、現像剤を組み上げ・撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されている。待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現像器420で現像を行う位置にセットされており、コピー動作が開始されると、スキャナ200で所定のタイミングからBK画像データの読み取りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについても同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通過した時点で、速やかに、Bk現像器420Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0034】
像の形成サイクルが開始されると、感光体ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータにより、時計回りの向きに回動する。中間転写ベルト415の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行われ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器419がコロナ放電によって、感光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザーダイオード441は、Bk信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。リボルバー現像装置420内のトナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KSは、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しない電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBkトナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成される。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム414上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)416によって転写される。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転写と称する。感光体ドラム414上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄えられる。
【0035】
なお、中間転写ベルト415には、感光体ドラム414に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム414側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ200によるC画像データの読み取りが始まり、その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBk潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづけるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420Mを現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の形成工程については、それぞれの画像データの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0036】
ベルトクリーニング装置415Uは、入口シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレードなどは離間させておく。
【0037】
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加するものである。
【0038】
給紙バンク内の転写紙カセット482には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定されたサイズの用紙を収納しているカセットから、給紙コロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、紙と像との合わせが行われる。このようにして、転写紙が中間転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略のコピートレイに表向きにスタックされる。
【0039】
なお、ベルト転写後の感光体ドラム414は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体クリーニングユニット421で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづき、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0040】
図1に示すカラー複写機は、パ−ソナルコンピュ−タ等のホストから、LAN又はパラレルI/Fを通じてプリントデ−タが与えられるとそれをカラープリンタ400でプリントアウト(画像出力)でき、しかもスキャナ200で読取った画像データを遠隔のフアクシミリに送信し、受信する画像データもプリントアウトできる複合機能つきのカラー複写機である。この複写機は、構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサ−ビスセンタの管理サ−バと交信することができる。
【0041】
図2に、図1に示す複写機の電気システムの概要を示す。図2はメインコントローラ10を中心に、複写機の制御装置を図示したものである。メインコントローラ10は、複写機全体を制御する。メインコントローラ10には、オペレータに対する表示と、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作/表示ボードOPB、エディタ15、スキャナ200およびオプションのADFの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、および、画像メモリからの作像を行う制御等を行う、スキャナコントローラ12、プリンタコントローラ16、画像処理ユニット(IPU)40、ならびに、カラープリンタ400内にあって荷電、露光、現像、給紙、転写、定着ならびに転写紙搬送を行う作像エンジンの制御を行うエンジンコントローラ13、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ10は、必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ、各種クラッチも、メインコントロ−ラ10内の図示しないドライバに接続されている。
【0042】
カラープリンタ400には、給紙トレイからの給紙をはじめとして、感光体414の荷電、レーザ書込みユニットによる画像露光、現像、転写、定着および排紙を行なう機構要素を駆動する電気回路および制御回路、ならびに各種センサ等がある。
【0043】
プリンタコントローラ16は、パソコンなど外部からの画像及びプリント指示するコマンドを解析し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ展開し、メインコントローラ10を介して、プリンタ400を駆動して画像データをプリントアウトする。画像及びコマンドをLAN及びパラレルI/Fを通じて受信し動作するために、LANコントロール19とパラレルI/F18がある。
【0044】
FAXコントローラ17は、フアクシミリ送信指示があるときには、メインコントローラ10を介してスキャナ200およびIPU300を駆動して原稿の画像を読んで、画像データを、通信コントロール20およびPBXを介して、ファクシミリ通信回線に送出する。通信回線からファクシミリの呼びを受け画像データを受信すると、メインコントローラ10を介して、プリンタ400を駆動して画像データをプリントアウトする。
【0045】
図3には、画像処理ユニット(IPU)300の構成を示す。スキャナ200が発生するR、G、B画像データが、インターフエイス351を介してIPU300に与えられる。なお、B又はR単色の記録をBRユニット355が指示する時には、R、G、B画像データの選択と集成が行われるが、このモードの画像記録処理の説明は省略する。IPU300に与えられたR、G、B画像データは、RGBγ補正310で、反射率データ(R、G、Bデータ)から濃度データ(R、G、Bデータ)に変換される。
【0046】
原稿認識320が、この濃度R、G、Bデータに基づいて、それらのデータが宛てられる画像領域が文字領域(文字や線画の領域)か絵柄領域(写真や絵の領域&文字領域でない領域)かを判定し、C/P信号およびB/C信号を、RGBフィルタ330、ならびに、インターフェイス353を介してメインコントローラ10に与える;
C/P信号:2ビット信号であり、3を意味する2ビット「11」が
文字エッジ領域を示し、1を意味する2ビット「01」が
文字なか領域を示し、0を意味する2ビット「00」が
絵柄領域を示す;
B/C信号:1ビット信号であり、H(「1」)が無彩領域を示し、
L(「0」)が有彩領域を示す。
【0047】
−原稿認識320(図4)−
図4に、原稿認識320の機能をブロック区分で示す。原稿認識320は、文字エッジ検出,文字なか検出,絵柄検出及び有彩/無彩検出を行って、文字エッジ領域,文字なか領域あるいは絵柄領域を表すC/P信号および有彩領域/無彩領域を表すB/C信号を発生する。ここで「文字なか」とは、文字エッジの内側すなわち文字線幅内を意味する。
【0048】
原稿認識320は、大別すると、フィルタ321,エッジ抽出322,白領域抽出323,網点抽出324,色判定325および総合判定326からなる。なお、ここでは、スキャナ200の読み取り密度が600dpi程度の場合を例として説明する。
【0049】
−フィルタ321−
フィルタ321は、主に文字のエッジの抽出ために、スキャナ200が発生するG画像データを補正する。ここで、スキャナ200で読み取ったデータは、レンズなどの性能でボケていることがあるので、エッジ強調フィルタをかける。ただ、ここでは、単純に原稿上の像エッジを強調し、複写機に広く普及している、階調表現のための万線パターンを強調しない必要がある。万線パターンを強調してしまうと、絵柄(万線パターンによる階調表現領域)をエッジとして抽出して、最終的に文字エッジと誤判定する可能性があるので、強調しないようにする必要がある。また、図8に示すように、600dpiの万線パターンAと400dpiの万線パターンBは、繰返し周期が異なるので、同一のフィルタ係数で強調しないようにするのは難しい。そのため、画像パターンの周期を検出して、フィルタの係数を切換える。なお図8において、主走査方向xの白1ブロック幅とそれに接する黒1ブロック幅との和が、万線ピッチ(定幅:所定数の画素)すなわち万線周期であり、低濃度中間調の時には白ブロック幅が広がり黒ブロック幅が狭くなる。高濃度中間調になるにつれて、白ブロック幅が狭くなり黒ブロック幅が広がる。
【0050】
この実施例では、フィルタ処理321の画素マトリクスを、主走査方向xの画素数7×副走査方向y(スキャナ200の機械的な原稿走査方向)の画素数5として、図4上のフィルタ321のブロックに示すように、各画素宛てに各重み付け係数a1〜a7,b1〜b7,c1〜c7,d1〜d7,e1〜e7を宛てた2組の係数グループ(係数マトリクス)A,Bがある。次の係数グループAは、図8の600dpiの万線パターンAの強調は抑制ししかも文字のエッジを強調するフィルタ処理用の係数であり、係数グループBは、図8の400dpiの万線パターンBの強調は抑制ししかも文字のエッジを強調するフィルタ処理用の係数である。
【0051】
係数グループA
0 ー1 0 ー2 0 ー1 0
0 ー1 0 ー2 0 ー1 0
0 ー1 ー1 20 ー1 ー1 0
0 ー1 0 ー2 0 ー1 0
0 ー1 0 ー2 0 ー1 0。
【0052】
係数グループB
ー1 0 0 ー2 0 0 ー1
ー1 0 0 ー2 0 0 ー1
ー1 0 −1 20 ー1 0 ー1
ー1 0 0 ー2 0 0 ー1
ー1 0 0 ー2 0 0 ー1。
【0053】
なお、横方向が主走査方向xの並び、縦方向が副走査方向yの並びである。係数グループA,Bの、グループ内第1行の係数が、図4上のフイルタ321のブロックの係数マトリクスの、第1行の係数a1〜a7であり、係数グループA,Bの第3行の中央の「20」が、フイルタ321のブロックの係数マトリクスの第3行c1〜c7の中央の画素の係数即ち注目画素の係数c4である。係数マトリクスの各係数に、それに宛てられる画素の画像データが表す値を乗算した積(総計7×5=35個)の総和(積和値)が、注目画素(c4が宛てられた画素)の、フィルタ321で処理した画像データ値として、エッジ抽出322および白領域抽出323に与えられる。ここで注目画素とは、現在処理対象の画素であり、それが順次にx方向にそしてy方向に位置が異なるものに更新される。
【0054】
係数グループAは、図8に示す600dpiの万線パターンAの万線ピッチで負の係数(小さい値の係数)が分布しそれらの間に0(やや大きい値の係数)が分布し、そしてエッジ強調のために注目画素には20(極めて大きな係数)が宛てられている。これにより、画像データ(注目画素)が万線パターンAの領域の黒/白間エッジである時には、それにあてて導出される加重平均値(積和値)は、万線パターンAでない文字エッジである時に比べて、かなり低い値になる。
【0055】
係数グループBは、図8に示す400dpiの万線パターンBの万線ピッチで負の係数(小さい値の係数)が分布しそれらの間に0(やや大きい値の係数)が分布し、そしてエッジ強調のために注目画素には20(極めて大きな係数)が宛てられている。これにより、画像データ(注目画素)が万線パターンBの領域の黒/白間エッジである時には、それにあてて導出される加重平均値(積和値)は、万線パターンBでない文字エッジである時に比べて、かなり低い値になる。
【0056】
なお、フィルタ321では、下記条件1,2のどちらかが成立したとき、即ち、図8の400dpiの万線パターンBである可能性が高い時に、係数グループBによるフィルタ処理を行い、そうでないときに係数グループAによるフィルタ処理を行なう:
−条件1−〔400dpi系の万線パターンBの薄いところ
(図8上の白区間)かを見る条件〕
(D[3][1] < D[3][2]) &
(D[3][7] < D[3][6]) &
(ABS(D[3][2] - D[3][4]) > ABS(D[3][4] - D[3][1])) &
(ABS(D[3][6] - D[3][4]) > ABS(D[3][4] - D[3][7]))
−条件2−〔400dpi系の万線パターンBの濃いところ
(図8上の黒区間)かを見る条件〕
(D[3][1] > D[3][2]) &
(D[3][7] > D[3][6]) &
(ABS(D[3][2] - D[3][4]) > ABS(D[3][4] - D[3][1])) &
(ABS(D[3][6] - D[3][4]) > ABS(D[3][4] - D[3][7]))
なお、D[i][j]は、x,y分布の画素マトリクス上の、x=i,y=jの位置の画素の画像データが表す値を意味し、例えば、D[3][1]は、図4上のフィルタ321のブロックに示す係数マトリクスの係数a3が宛てられる画素の画像データが表す値である。「&」は「論理積:AND」を意味し、「ABS」は、絶対値演算子を意味する。注目画素は、D[4][3]である。
【0057】
上記条件1又は2が成立すると、その時の注目画素が、図8に示す、600dpi読み取り時の400dpiの万線パターンBの領域のものである、と見なして、係数グループBを用いて、文字エッジ強調のフィルタ処理を行う。条件1および2のいずれも成立しないと、図8に示す、600dpi読み取り時の600dpiの万線パターンAが強調されるのを避ける係数グループAを用いて、文字エッジ強調のフィルタ処理を行う。即ち、画像周期(ピッチ)を検出して、特定周期の画像パターンを強調しないようにしている。万線パターンを強調せずに、文字のエッジを強調することが可能となる。なお、図4には、エッジ処理にG画像データを参照する態様を示すが、G画像データに限らず、輝度データであってもよい。濃い薄いを表現する信号なら適応可能である。
【0058】
−エッジ抽出322−
文字領域は、高レベル濃度の画素と低レベル濃度の画素(以下、黒画素、白画素と呼ぶ)が多く、かつ、エッジ部分では、これらの黒画素及び白画素が連続している。エッジ抽出322は、このような黒画素及び白画素それぞれの連続性に基づいて文字エッジを検出する。
【0059】
−3値化322a−
先ず、3値化322aで、2種の閾値TH1およびTH2を用いて、フィルタ321が文字エッジ強調のフィルタ処理をしたG画像データ(エッジ抽出322の入力データ)を3値化する。閾値TH1およびTH2は、例えば、画像データが0から255までの256階調(0=白)を表す場合、例えばTH1=20、TH2=80に設定する。3値化322aでは、入力データ<TH1であると、該データが宛てられる画素を白画素と、TH1≦入力データ<TH2であると中間調画素と、TH2≦入力データであると黒画素と、表す3値化データに入力データを変換する。
【0060】
−黒画素連続検出322b,白画素連続検出322c−
黒画素連続検出322bおよび白画素連続検出322cが、3値化データに基づいて、黒画素が連続する箇所および白画素が連続する箇所を、それぞれパターンマッチングにより検出する。このパターンマッチングには、本実施例では、図9に示す3×3画素マトリクスのパターンBPa〜BPdおよびWPa〜WPdを用いる。図9に示すパターンにおいて、黒丸は上述の黒画素であることを示し、白丸は上述の白画素であることを示し、いずれの丸印もない空白画素は、黒画素,中間調画素,白画素のいずれであるか問わないものである。3×3画素マトリクスの中心の画素が注目画素である。
【0061】
黒画素連続検出322bは、3値化データの内容の分布が、図9に示す黒画素分布パターンBPa〜BPdのいずれかにマッチングすると、その時の注目画素を「黒連続画素」としてそれをあらわすデータを該注目画素に与える。同様に、白画素連続検出322cは、図9に示す白画素分布パターンWPa〜WPdのいずれかにマッチングすると、その時の注目画素を「白連続画素」としてそれをあらわすデータを該注目画素に与える。
【0062】
−近傍画素検出322d−
次の近傍画素検出322dは、黒画素連続検出322bおよび白画素連続検出322cの検出結果について、この近傍画素検出322dでの注目画素の近傍に黒連続画素又は白連続画素があるか否かを調べることにより、該注目画素が、エッジ領域と非エッジ領域のいずれにあるかを判定する。より具体的に述べれば、本実施例にあっては、5×5画素マトリクスのブロックで、その内部に黒連続画素と白連続画素がそれぞれ1つ以上存在するときに、そのブロックをエッジ領域と判定し、そうでないときに、そのブロックを非エッジ領域と判定する。
【0063】
−孤立点除去322e−
さらに、文字エッジは連続して存在するので、孤立点除去322eにて孤立しているエッジを非エッジ領域に補正する。そして、エッジ領域と判定した画素に対して”1”(エッジ領域)なるedge信号を出力し、非エッジ領域と判定した画素に対して”0”(非エッジ領域)なるedge信号を出力する。
【0064】
−白領域抽出323−
白領域抽出323は、2値化323a,RGB白抽出323b,白判定323c,白パターンマッチング323d,黒判定323e,黒パターンマッチング323fおよび白補正323gからなる。
【0065】
−2値化323a−
2値化323aは、フィルタ321の画像濃度データ(G画像データ)のエッジ強調出力を、閾値thwsbで2値化して、白パターンマッチング323dの前処理(図5のステップ7)が参照する白データの生成のための2値化白判定信号を発生する。なお、エッジ強調出力は、この実施例では0から255の256階調であり、0が濃度の無い白であり、閾値thwsbの一例は、50であって、エッジ強調出力の値がthwsb=50より小さければ、2値化323aが「2値化白」と判定し2値化白判定信号「1」を発生する。エッジ強調出力の値がthwsb=50以上のときは2値化白判定信号「0」を発生する。
【0066】
−RGB白抽出323b−
RGB白抽出323bは、1.)RGB白地検出,2.)色地検出および3.)谷白画素検出を行って、画像データが白領域かを判定する:
1.)RGB白地検出
該RGB白地検出では、R,G,B画像データで白地領域を検出することにより、白背景分離の動作をアクティブにする。すなわち白背景分離の処理を起動する。具体的には、図10のパターンWBPに示すように、3×3画素マトリックスのR,G,B画像データのすべてが閾値thwssより小さければ、注目画素(3×3画素マトリックスの中心画素)が白領域と判定して白パターンマッチング323dの前処理(図5のステップ3)が参照する白地判定信号をアクティブ(「1」)にする。これは、ある程度の広がりの白画素領域があるかを検出するものである。なお、R,G,B画像データのそれぞれも、この実施例では0から255の256階調であり、0が濃度の無い基底レベルであり、閾値thwss<thwsbであって、thwssの一例は、40であって、R,G,B画像データのすべてがthwss=40より小さいと、「白地」と判定し白地判定信号「1」を発生する。R,G,B画像データのいずれかがthwss=40以上のときは白地判定信号「0」を発生する。
【0067】
2.)色地検出
薄い色を白背景と判定しないようにするために、色地を検出する:
A. ここでは先ず、注目画素を中心とする5×5画素マトリックスの各画素の符号を、図11のパターンMPpに示すものとすると、注目画素となる中心画素c3(MCa〜MCdの×印画素)のRGB差(1画素宛てのR,G,B画像データの最大値と最小値との差)が閾値thcより大きいと色画素判定信号aを「1」(色画素)とし、閾値thc以下のときは「0」(白黒画素)とする;
B. 注目画素の片側の周辺画素群△(図11のMCa〜MCdの中)のいずれかの画素のR,G,B画像データがすべて閾値thwc以下であると一方側白判定信号bを「1」(白画素)とし、閾値thwcを超えるときは「0」(非白画素)とする。閾値thwcは例えば20である;
C. 注目画素の他方側の周辺画素群□(図11のMCa〜MCdの中)のいずれかの画素のR,G,B画像データがすべて閾値thwc以下であると他方側白判定信号cを「1」(白画素)とし、閾値thwcを超えるときは「0」(非白画素)とする;
D. 図11のパターンMCa〜MCdのいずれかにおいて、
a AND (bとcのエクスクルーシブノア)=「1」
が成立すると、すなわち、a=「1」(注目画素が色画素)、かつ、bとcが一致(注目画素の両側ともに白画素、または、両側ともに非白画素)のとき、注目画素宛ての、色地判定信号dを「1」(色地)とする。この色地判定信号dは、白パターンマッチング323dの前処理(図5のステップ6)で、参照される。
【0068】
上述のパターンマッチングA.〜D.を行うのは、黒文字のまわりがRGB読取り位置ずれでわずかながらに色付きになるときそこを色と拾わないためである。黒文字のまわりの色付きの位置では、(bとcのエクスクルーシブノア)か゛「0」(注目画素の両側の一方が白画素、他方が非白画素)となり、この場合は、色地判定信号d=「0」(非色地)となる。加えて、注目画素が、周辺を白地で囲まれた色画素のときには、色地判定信号d=「1」(色地)となり、線が込み入ったところでも、薄い色画素を色地として検出することができる。すなわち、線が込み入ったところでは、本来白いところが完全に白に読取られないが、上記処理A.でRGB差が小さいと色画素と判定しないので、閾値thwcを濃度を見るべき白地よりも厳しく設定して(たとえばthwss=40,thwsb=50に対し、thwc=20)、B.〜D.の処理で白背景か否を厳密にチェックして薄い色画素を色地として正確に検出することができる。
【0069】
3.)谷白画素検出
次に、谷白画素検出では、上記RGB白地検出で検出できない小さな白領域の谷白画素を、図10に示すG画像データの5×5画素マトリクス分布RDPaおよびRDPbに基づいて検出する。具体的には、5×5画素マトリクス分布RDPaに基づいて、
miny=min(G[1][2],G[1][3],G[1][4],G[5][2],G[5][3],G[5][4])を算出する。即ち、図10に示す5×5画素マトリクス分布RDPaの、黒丸を付した画素群の中の最低濃度minyを摘出する。そして、
maxy=max(G[3][2],G[3][3],G[3][4])
を算出する。即ち、図10に示す5×5画素マトリクス分布RDPaの、白丸を付した画素群の中の最高濃度maxyを摘出する。次に、
mint=min(G[2][1],G[3][1],G[4][1],G[2][5],G[3][5],G[4][5])を算出する。即ち、図10に示すもう1つの5×5画素マトリクス分布RDPbの、黒丸を付した画素群の中の最低濃度mintを摘出する。そして、
maxt=max(G[2][3],G[3][3],G[4][3])を算出する。即ち、図10に示す5×5画素マトリクス分布RDPbの、白丸を付した画素群の中の最高濃度maxtを摘出する。ここで、min( )は最小値を検出する関数である。max( )は、最大値を検出する関数である。次に、
OUT=((miny-maxy) > 0) # ((mint-maxt) > 0)
を算出する。即ち、(miny-maxy)と(mint-maxt)のうち、正値であって大きいほうの値を谷検出値OUTとし、このOUTの値がある閾値以上であると、注目画素(RDPaまたはRDPbの中心画素)を谷白画素と検出する。このように画像の谷状態を検出して、1.)RGB白地検出では、検出しにくいところを補う。
【0070】
−白判定323c−
ここでは、白判定にもちいる状態変数MS,SS[I]の更新を行う。その内容を図5に示す。ここで、状態変数MSは処理対象ライン(注目ライン)の画素宛てのもの、状態変数SS[I]は処理対象ラインの1ライン前(処理済ライン)の画素宛てのものであり、いずれも白地の白の程度を表す4bitの白地情報であり、図5の処理によって生成されるものである。状態変数MSおよびSS[I]が表す値の最高値は15に定めており、これが最も白い程度を意味し、最低値は0である。すなわち状態変数MSおよびSS[I]は、白の程度を示すデータであり、それが表す値が大きいほど、強い白を意味する。複写動作開始時に、状態変数MSおよびSS[I]は共に0に初期化される。
【0071】
図5の処理においてはまず、処理対象である注目画素の1ライン前の状態変数すなわち白地情報SS[I]と注目画素の同一ライン上の1画素前の画素(先行画素:処理済画素)の状態変数すなわち白地情報MSとを比較して(ステップ1)、1ライン前の白地情報SS[I]の方が大きければ、それを注目画素の仮の白地情報MSとする(ステップ2)が、そうでないと先行画素の状態変数MSを、注目画素の仮の白地情報MSとする。これは、周辺画素の白地情報の、より白に近い情報を選択することを意味する。
【0072】
複写動作を開始してから、前記1.)RGB白地検出で白領域すなわち白地を検出すると〔前記1.)RGB白地検出の出力である白地判定信号=「1」〕、注目画素の1ライン前の画素の白地情報SS[I]を15に更新し(ステップ3,4)、注目画素の白地情報MSも15とする(ステップ5)。そして、注目画素の白地情報MSは、図12に示すラインメモリLMPの、現ライン(注目ライン)用のラインメモリの注目画素の主走査位置(F)に書込み、1ライン前の画素宛ての白地情報SS[I]は、図12に示すラインメモリLMPの、前1ライン用のラインメモリの、注目画素の主走査位置(F)に書込む(ステップ3,4,5)。次に、1ライン前の画素宛ての白地情報SS[I]を、1ライン前の画素に、次のように、伝搬させる(ステップ14〜17)。なお、[I]は注目画素の主走査位置を意味し、[I−1]は主走査方向xでそれより1画素前の画素(注目画素の直前の画素)の位置を意味する。
【0073】
SS[I−1]<SS[I]−1の時、SS[I−1]=SS[I]−1をラインメモリにセットする(ステップ14,15)。即ち、注目画素より1ライン前のラインにおいて、主走査方向で注目画素の位置(F)より1画素前(E)の白地情報SS[I−1]よりも注目画素の位置(F)の白地情報SS[I]から1を減算した値「SS[I]−1」のほうが大きい(白程度が強い)と、1ライン前のライン上の注目画素の位置(F)より1画素前の画素(E)宛ての白地情報SS[I−1]を、注目画素の位置(F)の白地情報SS[I]より1だけ白強度を下げた値に更新する。
【0074】
次に、SS[I−2]<SS[I]−2の時、SS[I−2]=SS[I]−2をラインメモリにセットする(ステップ16,17−14,15);
次に、SS[I−3]<SS[I]−3の時、SS[I−3]=SS[I]−3をラインメモリにセットする(ステップ16,17−14,15)。
【0075】
以下同様にして、最後に、SS[I−15]<SS[I]−15の時、SS[I−15]=SS[I]−15をラインメモリにセットする(ステップ16,17−14,15)。これらの白地情報SS[I]の値の下限値MINは0であり、0未満になるときには、0にとどめる。これは後述のステップ13においても同様である。
【0076】
これらのステップ14〜17の処理により、1ライン前かつ注目画素の主走査位置より前の白地情報SSが、注目画素の白地情報MSを、それから主走査方向xの1画素の位置ずれにつき1の低減率で下げた値に更新され、注目画素の白地情報が1ライン前の主走査方向xで主走査の後方に、前記低減率で伝搬する(白伝搬処理)。但しこれは、1ライン前の白地情報のほうが小さい値である場合である。例えば1ライン前の画素が、前記1.)RGB白地検出で白地(白領域)と検出したものであるときにはそれの白地情報は15であって最高値であるので書換えは行われない。
【0077】
注目画素を更新してそれが白地でないものになると〔前記1.)RGB白地検出の出力である白地判定信号=「0」〕、ステップ3からステップ6以下に進み、注目画素が、色地〔前記2.)色地検出の出力である色地判定信号d=「1」〕でなく(非色地であり)、2値化白〔前記2値化323aの出力である2値化白判定信号=「1」〕であり、しかも、ステップ1,2で仮に定めた注目画素の状態変数すなわち白地情報MSが閾値thw1(例えば13)以上、である時に、注目画素宛ての白地情報MSを+1する(ステップ6〜10)。すなわち、1だけ白程度が強い値に更新する。白地情報MSの最高値maxは15に定めており、15を超える時には15にとどめる(ステップ9,10)。この経路を進んできたときにも、前述の、ステップ5および14〜17を実行する。すなわち、白伝搬処理を行う。
【0078】
注目画素が非色地かつ2値化白ではあるが、白地情報MSがthw1(たとえば13)未満、thw2(例えば1)以上、かつ、谷白画素である時には、状態変数MSをそのままの値に保持する(ステップ8,11,12)。この経路を進んできたときにも、前述の、ステップ5および14〜17を実行する。すなわち、白伝搬処理を行う。
【0079】
上記条件のいずれにも一致しないとき、すなわち注目画素が色地又は非2値化白のときは、注目画素の白地情報MSをー1する(ステップ13)。すなわち白程度が1だけ弱い白地情報に更新する。白地情報MSの最低値MINは0であり、0未満になる時には0にとどめる。この経路を進んできたときにも、前述の、ステップ5および14〜17を実行する。すなわち、白伝搬処理を行う。
【0080】
以上の白地情報MSの生成により、ラインメモリLMP上において、状態変数(白地情報)MSを介して周辺画素に白情報を伝搬させることができる。この白地情報MSの生成は前述のように、色データ(R,G,B画像データのすべて)が閾値thwss=40より小さいとき白地と表すRGB白地判定信号に基づいた、図5のステップ3−4−5−14〜17の系統の、色対応の白地情報MSの生成を含み、しかも、濃度データ(G画像データ)のエッジ強調出力(フィルタ321の出力)が、閾値thwsb=50より小さいとき白地と2値化白判定信号に基づいた、図5のステップ7〜13−5−14〜17の系統の、濃度対応の白地情報MSの生成を含む。
【0081】
この白判定323cは、まずRGB白抽出323bの中の1.)RGB白地検出で、白領域を検出するまで、すなわち前記1.)RGB白地検出が白地判定信号「1」を発生しこれに対応して色対応の白地情報MSの生成(ステップ3−4−5−14〜17)を開始するまで、は動作(ステップ4の実行)をしない。これは、白領域との判定が得られない領域を、フィルタ321のエッジ強調処理後G画像データの後述する白パターンマッチングにて白画素(白ブロック)と誤判定することを防ぐためである。
【0082】
薄い色地上の文字にエッジ強調フィルタ321をかけると、文字周辺のデータが本来の画像データ(色地)より、レベルの低い値(白)となるので、フィルタ321のエッジ強調処理後のデータで白パターンマッチングをすると、すなわち濃度対応の白地情報MSの生成(ステップ7〜13−5−14〜17)のみに基づいて白領域判定をすると、色地上の文字周辺を白地と誤判定しやすいが、上述の色対応の白地情報MSの生成(ステップ3−4−5−14〜17)によって白領域との判定が得られる領域に後述する、白画素(白ブロック)を判定するための白パターンマッチングを適用するように白地情報MSを最高値とし、ステップ3で白地でないときには、更にステップ6以下で詳細に白地条件をチェックして白パターンマッチングを適用するか否を決定するための1つのパラメータである白地情報MSを調整するので、フィルタ321のエッジ強調処理後G画像データの後述する白パターンマッチングにて白画素(白ブロック)と誤判定することを防いでいる。
【0083】
例えば、色画素の可能性が高いときには、白地情報MSを下げ(ステップ13)、色画素の疑いもありえるときには白地情報MSをホールド(変更無し)にして(ステップ11〜13)、後述する白パターンマッチングにて白画素(白ブロック)と誤判定することを防いで、文字周辺のデータが本来の画像データ(色地)より、レベルの低い値(白)となるのを防止している。
【0084】
文字が密なところは上述の処理(ステップ3〜5,6〜10および14〜17)によって白地情報MSを更新し伝搬させるので、密な文字領域が絵柄と誤判定される可能性が低減する。また、込み入った文字(例えば、「書」)などの文字の中は、1.)RGB白地検出で白検出ができない場合があるが、そのときに3.)谷白画素検出にて、白と検出し、白地情報MSを、ステップ12のYES出力がステップ5に直進する経路でホールドして、白地傾向にとどめるので、込み入った文字の中が絵柄と誤判定される可能性が低減する。
【0085】
また、先に触れたように、注目画素が、周辺を白地で囲まれた色画素のときには、前記2.)色地検出の出力である色地判定信号d=「1」(色地)となり、線が込み入ったところでも、薄い色画素を色地として検出することができ、注目画素周辺が白かを見る閾値thwcを低く設定して(thwc=20)、薄い色画素(注目画素)の周辺が白背景か否を厳密にチェックして薄い色画素を色地として検出することができるので、込み入った文字の中が絵柄と誤判定される可能性を更に低減することができる。
【0086】
上述のように、薄い色画素を色地としてより厳密に検出できることにより、色地と検出したときには図5のステップ6からステップ13に進んで、状態変数MSを下げて色地を白と判定する可能性を低減できるのに加えて、ステップ3で参照する白地判定信号を生成する時の閾値thwss(たとえば40)に対して、ステップ7で参照する2値化白判定信号を生成する時の閾値thwsb(例えば50)を大きい値として、色地と判定しなかつた場合(ステップ6:NO)には、前記2値化323aで白と見なす確率を高くして、図5のステップ7から10に進んで状態変数MSを上げて白領域と判定する可能性を高くしている。
【0087】
すなわち、前記1.)RGB白地検出で閾値thwss=40で、白と判定する確率が低い厳しい白判定を行って、そこで白地と判定すると、図5のステップ3から4以下の処理により、状態変数MSを上げて文字背景を白と判定する可能性を高くしている。該厳しい白判定で白地との判定が出なかったときには、では逆に色地であるかの、薄い色画素も色地として検出する信頼性が高い厳しい色地判定、すなわち前記2.)色地検出、の結果を参照し、それが色地との判定にならないときには、もう一度、今度は白と判定する確率が高い閾値thwsb=50の甘い白判定、すなわち前記2値化323a、を参照してそれが白の判定であると、状態変数MSを上げて文字背景を白と判定する可能性を高くしている(ステップ7〜10)。この処理(ステップ6〜10)があるので、色地と検出される薄い色画素よりも更に薄い背景濃度ムラ、例えば裏映りのような原稿の地にムラがある場合に、原稿の細かい地ムラに連動して状態変数MSが2値的に大きく変化するのが抑制され、つぎの白パターンマッチング323dでの白画素か否かの判定が走査方向に細かく変動するのが抑制される。その結果、背景が薄い色地のときに、裏映りのような原稿の細かい地ムラに連動して細かい色抜け(白背景)が現われることがなくなる。
【0088】
−白パターンマッチング323d−
注目画素を中心とする5×5画素単位のブロックで連続した白画素が存在するか否かで、背景が白かを判断する。そのために、注目画素に関して、次式が満たされる時に、注目画素を白画素と仮に定めて、白パターンマッチングを行う:
(非色画素&(白地情報MS≧thw1(13))&2値化白)#
(非色画素&(白地情報MS≧thw2(1))&谷白画素&2値化白)
ここで、この条件式を満たすかのチェックを行う注目画素は、図5のステップ5および14〜17の白伝搬処理の対象となってその処理過程を経たものであり、上記条件式の中の「白地情報MS」が、白伝搬処理後の、上記チェックを行う注目画素の白地情報MS[I]である。但し、このMS[I]は白伝搬処理を終えた白地情報であって、そのIは、上記チェックを行う注目画素の主走査方向xの位置であり、上述の白判定323cで状態変数MSを算出する注目画素の主走査方向xの位置とは別物である。
【0089】
上記条件式の中の、「非色画素」は前記2.)色地検出の出力である色地判定信号dが「0」であること、「2値化白」は前記2値化323aの2値化白判定信号が「1」(2値化白)であること、および、「谷白画素」は、前記3.)谷白画素検出の検出結果が谷白画素であること、をそれぞれ意味し、#は論理和(オア:又は)を意味する。白パターンマッチングは、上記条件式で判定した出力(白画素か否)に対し、図12の縦横斜めの連続性パターンPMPa〜PMPdのいずれかに該当するかをチェックするものである。パターンPMPa〜PMPdに付した白丸は、白画素であることを意味する。他の空白画素は、白画素であるか否か不問である。
【0090】
注目画素を中心とする5×5画素マトリクスの白画素分布が図12のパターンPMPa,PMPb,PMPcまたはPMPdに該当すると、注目画素が白パターン画素であると判定し、この白パターンマッチングの結果を4×4画素を1ブロック単位としてブロック化する。即ち、4×4画素の中に一つ以上白パターン画素が存在する時、そのブロックは白ブロックとする。つまり、4×4画素のすべての画素を、白画素とする。
【0091】
−黒判定323e−
G画像データが閾値thbkを越える画素を黒画素と判定する。thbk未満の画素を白画素とする。
【0092】
−黒パターンマッチング323f−
黒判定323eでの画素単位の黒/白画素判定結果を用いて、黒パターンマッチングを行う。目下処理対象である注目画素を中心とする3×3画素マトリクスのすべての画素が、図10のパターンBBPに示すように全て黒画素であると、注目画素は黒パターン画素であると判定する。そして、この黒パターンマッチングの結果を4×4画素を1ブロック単位としてブロック化する。即ち、4×4画素の中に一つ以上黒パターン画素が存在する時、そのブロックは黒ブロックとする。つまり、4×4画素のすべての画素を、黒画素とする。
【0093】
−白補正323g−
ここでは、4.)白ブロック補正,5.)黒ブロック補正および6.)白領域判定により、白領域を抽出する。図12にブロックパターンBCPを示す。このパターンBCPの1つの桝目が1ブロックであり、1ブロックは4×4画素である。
【0094】
4.)白ブロック補正
白ブロック補正では、ブロックパターンBCPの×を付した注目ブロックを中心とした15×11ブロックにおいて、四隅の各6×4ブロック領域それぞれに1つ以上の白候補ブロックが存在するときに、注目ブロックに白ブロック補正データを与える。このことにより、白地に囲まれた領域を白領域とする。
【0095】
5.)黒ブロック補正
黒ブロック補正では、注目ブロックを中心とする3×3ブロックマトリクスにおいて白ブロックが一個以上存在し、かつ、該注目ブロックを中心とする5×5ブロックマトリクスにおいて黒ブロックが1以上存在すれば、該注目ブロックに黒ブロック補正データを与える。このことにより、白ブロックと黒ブロックの境界を白領域とする。
【0096】
6.)白領域判定
次に、白領域判定では、黒ブロック補正データまたは、白ブロック補正データが存在すれば、白領域とする。
【0097】
図13に、丸Bp1〜Bp4で囲んだ黒の突出部は、上述の、注目ブロックを中心とした15×11ブロックにおいて四隅の各6×4ブロック領域それぞれに1つ以上の白候補ブロックが存在するときに注目ブロックに白ブロック補正データを与える白ブロック補正、によって白ブロックに置きかえられる。丸Bp1〜Bp4で囲んだ黒の突出部のように白地で囲まれた黒領域を、白領域とすることは、そこを絵柄部と判定する可能性を低減する。後述する総合判定326では、非白領域は絵柄と判定するが、丸Bp1〜Bp4で囲んだ黒の突出部のように白地で囲まれた黒領域を絵柄と誤判定する可能性が減る。さらに、5.)黒ブロック補正および6.)白領域判定にて、黒地と白地境界を白領域(文字領域)と判定するので、文字エッジは、文字の太さにかかわらず白地判定するので、文字エッジを正しく文字エッジと判定することが可能となる。
【0098】
−文字/写真判定レベルの調整−
上述のように白領域抽出323では、白判定323cで、RGB白抽出323bの白地判定信号,色地判定信号dおよび谷白画素判定信号、ならびに、2値化323aの2値化白判定信号、に対応する、白の程度をあらわす状態変数である白地情報MSを生成する。そして白パターンマッチング323dで、該色地判定信号d,白地情報MS,2値化白判定信号および谷白画素判定信号に基づいて注目画素が白画素か否を仮に定めて、注目画素を含む画素マトリスクに対する白画素分布パターンマッチングによって白画素か否を確定する。この結果と、黒判定323eおよび黒パターンマッチング323fの結果を用いて、白補正323gが、注目画素が黒地と白地境界との境界(白領域:文字領域)であるかを判定する。
【0099】
RGB白抽出323bの白地判定信号(図5のステップ3で参照)は、注目画素のR,G,B画像データのすべてが閾値thwss=40より小さいと「1」(白地)である。この閾値thwssを大きくすると大きい値の白地情報MSを定める確率が高くなり、上記「白領域」(黒地と白地境界との境界:文字領域)を摘出する確率が高くなる(すなわち絵柄領域を摘出する確率が低下する)。閾値thwssを小さくするとこの逆となる。
【0100】
2値化323aの2値化白判定信号(図5のステップ7で参照)は、フィルタ321のG画像データのエッジ強調出力が閾値thwsb=50より小さければ、「1」(2値化白)である。この閾値thwsbを大きくすると大きい値の白地情報MSを定める確率が高くなり、上記「白領域」を摘出する確率が高くなる(すなわち絵柄領域を摘出する確率が低下する)。閾値thwsbを小さくするとこの逆となる。
【0101】
「白領域」の画像データには後工程で、文字画像を鮮明に表すための画像処理が施されるので、閾値thwssおよびthwsbを大きくすると、文字に優先度が高い画像処理が施される。非白領域すなわち絵柄(写真)領域の画像データには後工程で、写真や絵柄を忠実に表すための画像処理が施されるので、閾値thwssおよびthwsbを小さくすると、絵柄(写真)に優先度が高い画像処理が施される。
【0102】
ところで、RGB白抽出323bの色地判定信号d(図5のステップ6で参照)が「1」(色地)であると白地情報MSを低くし、上記「白領域」を摘出する確率が低くなる(すなわち絵柄領域を摘出する確率が高くなる)。前記2.)色地検出で色地判定信号dを生成する処理B.,C.で用いる閾値thwc(例えば20)を小さくすると、周辺画素(図11の△と□)を同時に色画素と検出する確率すなわち(bとcのエクスクルーシブノア)=「1」となる確率がたかくなって色地判定信号d=「1」(色地)を得る確率が高くなり、上記「白領域」を摘出する確率が低くなる(すなわち絵柄領域を摘出する確率が高くなる)。
【0103】
そこで本実施例では、図2の操作/表示部OPBにて、キー入力による入力モードのメニュー表示ならびに液晶ディスプレに表示されたメニュー画面上のキー画像(パラメータ指定キーおよびアップ,ダウンキー)の操作によって調整するパラメータ調整の中の「文字/写真レベル」の調整によって、閾値thwss,thwsbおよびthwcを次のように調整するようにしている:
パラメータ 文字側調整値 標準 写真側調整値
6 5 4 3 2 1 0
thwss 46 44 42 40 38 36 34
thwsb 56 54 52 50 48 46 44
thwc 26 24 22 20 18 16 14
すなわち、オペレータが操作/表示部OPBにて調整設定するパラメータ「文字/写真レベル」の標準値(デフォルト)は「3」であり、このデフォルト値が、上記の文字/写真レベルと閾値thwss,thwsbおよびthwcとの関係をあらわす変換テーブルと共に、図3に示すROM358に書き込まれており、図3に示すIPU300に電源が投入されCPU357がIPU300の初期化をするときに、CPU357がROM358から文字/写真レベルのデフォルト値を読み出して、それに対応する閾値thwss,thwsbおよびthwcを変換テーブルから読み出してRAM356の、各閾値宛てレジスタに書きこんで、白領域抽出323での上述の処理に用いる。その後操作ボードOPBからの入力で文字/写真レベルの調整があり、調整後の値Aがメインコントローラ10からCPU357に与えられると、CPU357は、調整後の値Aに対応するパラメータthwss,thwsbおよびthwcの各値を、ROM358の変換テーブルから読み出して、RAM356の、パラメータ宛てレジスタに書きこむ。
【0104】
閾値を標準値thwss=40,thwsb=50,thwc=20に設定しているときに、操作ボードOPBを使ってオペレータが「文字/写真レベル」の値をi(例えば1)だけ大きく「Up」すると、閾値thwss,thwsbおよびthwcが2i(2)分、文字優先方向に変更した値に定められる。逆に、オペレータが「文字/写真レベル」の値をi(例えば1)だけ小さく「Down」すると、閾値thwss,thwsbおよびthwcが2i(2)分、写真優先方向に変更した値に定められる。
【0105】
−網点抽出324−
第1網点ピーク検出324aは、G画像データを用いて、所定の大きさの二次元局所領域内の画素濃度情報から、網点ドットの一部を形成する画素(網点ピーク画素と呼ぶ)を検出する回路である。局所領域に関して、次の二つの条件が同時に成立するときに、領域の中心画素を網点ピーク画素として検出する:
条件1:中心画素の濃度レベルが局所領域内で最大(山ピーク)または最小(谷ピーク)である;
条件2:中心画素に対し点対称関係にある全ての画素のペアについて、画素ペアの濃度レベルの平均と中心画素の濃度レベルとの差の絶対値が、閾値Th以上であること。
【0106】
図14を参照して、第1網点ピーク検出324aの検出処理を具体的に説明する。局所領域として5×5画素マトリクス(一般化して示すとM×M画素マトリクス)のマスクを採用した例である。5×5画素マトリクスの各画素の符号を、図11のパターンMPpに示すものとすると、注目画素となる中心画素c3の濃度Lcが、その周囲画素の濃度L1〜L8と比較して最大または最小であるとともに、
abs(2Lc−L1−L8)≧Lth
かつ abs(2Lc−L2−L7)≧Lth
かつ abs(2Lc−L3−L6)≧Lth
かつ abs(2Lc−L4−L5)≧Lth
のときに、マスクの中心画素(Lc)を網点ピーク画素として検出する。abs関数は絶対値をとることを意味する。Lthは閾値(固定値)である。
【0107】
具体的には、周囲画素は、図14に示す周囲画素分布パターンMPaまたはMPbの、4角形を付記した画素とする。周囲画素分布パターンMPaとMPbに基づいた上述の網点ピーク画素検出のどちらかが、網点ピーク画素と検出した時に、そのときの注目画素(中心画素c3)に網点ピーク画素を表す検出信号を与える。2つのパターンを用いるのは、網点の線数に幅広く対応するためである。
【0108】
パターンMPaは、 L1=b2, L2=b3, L3=b4,
L4=c2, L5=c4, L6=d2,
L7=d3, L8=d4、
と定めたものである。ここで、L1=b2とは、画素b2の濃度を、上述の網点ピーク画素検出演算のL1の値とすることを意味する。
【0109】
パターンMPbは、 L1=b2, L2=a3, L3=b4,
L4=c1, L5=c5, L6=d2,
L7=e3, L8=d4、
と定めたものである。
【0110】
また、複写の場合、副走査方向yの拡大,縮小はスキャナ200の原稿走査速度の低,高で行うので、スキャナ200からは、副走査方向yの拡大,縮小があった画像データが与えられる。そこで、縮小のときには、上述のパターンMPa,MPbにかえて、図14上に示すパタン―ンMPc,MPdを用いる。拡大のときには、図14上に示すパタ―ンMPe,MPfを用いる。なお、パタ―ンMPe,MPfにおいて、三角印を与えた画素も、上述の「周囲画素」に加えても良い。
【0111】
第2網点ピーク検出324bは、Bデータを用いて網点ピーク検出するものであって、機能は、第1網点ピーク検出324aと同じである。第1網点ピーク検出324aは、G画像データを用いるのでほとんどの色に対して反応するが、Yに対しては反応しないので第2網点ピーク検出324cでは、B画像データを使用して、Yの網点ピークを検出することを目的としている補助的なものである。
【0112】
網点領域検出324cは、第1網点ピーク画素検出324a,第2網点ピーク画素検出324bのどちらかにより検出された山と谷の網点ピーク画素を、所定の大きさの二次元の小領域毎に計数し、山と谷の網点ピーク画素の合計を小領域の計数値Pとする。この計数値Pが閾値Pthより大きいときに、小領域の全画素(あるいは画素単位の処理の場合、小領域の中心画素のみ)を網点領域と判定する。判定の結果は一時メモリ324dに記憶される。
【0113】
注目している小領域の近傍の処理済み領域の網点/非網点判定結果(周辺の特徴情報)に応じ適応的に閾値Pthを変化させる。本実施例においては、閾値Pthとして、二つの値TH1,TH2(ただしTH1>TH2)が用意され、一時メモリ324dに記憶されている注目小領域近傍の処理済み領域の判定結果によって、その一方の値を選択する。すなわち、近傍の領域が非網点領域と判定されていた場合には、線画領域である可能性が高いので、誤検出を減らすために条件が厳しくなるTH1のほうを閾値Pthとして選択する。これに対し、近傍領域が網点領域であると判定されていた場合には、網点領域である可能性が高いので、条件が緩くなるTH2のほうを閾値Pthとして用いる。なお、閾値Pthの初期値としてはTH1を選択する。
【0114】
図14上のAMPに、上述の小領域の分布を示す。小領域分布パターンAMPのS1〜S4のそれぞれは、例えば4×4画素の大きさの小領域(ブロック)であり、S4が注目している小領域、S1,S2およびS3は処理済みの小領域であるとする。S1,S2およびS3のすべてが網点領域であると判定されている時には、Th2がS4の判定のための閾値Pthとして用いられる。S1,S2およびS3の一つでも非網点領域と判定されているときは、閾値PthとしてTH1が選択される。網点領域と判定したときに“1”で、非網点と判定した時に“0”の網点領域検出信号htが網点抽出324から出力される。ただし、これは一例であって、S1,S2およびS3のいずれか一つの小領域でも網点領域と判定されたときにTH2を選択し、すべてが非網点領域と判定されたときにのみTH1を選択するようにしてもよい。さらに、参照する近傍領域をS1のみ、あるいはS2のみとすることもできる。
【0115】
−色判定325−
原稿中の色(有彩)画素や黒(無彩)画素を検出する際には、R,G,Bの相対的な読み取りずれが、各色画像データのサンプリングや機械的精度のために存在する。図15を用いて説明する。図15の(a)は、画像濃度信号で、黒濃度信号は理想的には、R,B,G濃度信号ともレベルの高低が一致したとき理想の黒である。ところが、実際の画像データは、レンズでCCD上に画像を結像し、CCDの画像信号をデジタル化したもので、図15の(b)が理想の高低波形となる。しかし、一般的なスキャナでは、3ラインCCDセンサを用いているため、画像データのR,G,Bの各画像を時間的に同時に読み取るのではなく、R,G,Bの各ラインセンサは等間隔で配置され、時間的に同時に読むことができないので、どうしても読み取り位置ずれが生じてしまう。例えば、図15の(b)に示すレベル変化の黒を表すR,G,B各色濃度信号は、図15の(c)に示すように、相対的にずれる。このずれが大きいと、黒領域の周縁に色ずれが現われる。
【0116】
−色相分割325a−
色判定325は、有彩色領域を見つけるものである。入力データR,G,Bは、色相分割325aにて、c,m,yおよび色判定用w(白)の信号に変換される。色相分割の例としては、それぞれの色の境界を求め、1画素内のR,G,Bそれぞれの画像データの最大値と最小値の差をRGB差と定義して、以下のようにした。ここでは、R,G,B画像データは、数字が大きくなると黒くなる(濃くなる):
1).R−Y色相領域境界(ry)
R - 2 * G + B > 0
2).Y−G色相領域境界(yg)
11 * R - 8 * G - 3 * B > 0
3).G−C色相領域境界(gc)
1 * R - 5 * G + 4 * B < 0
4).C−B色相領域境界(cb)
8 * R - 14 * G + 6 * B < 0
5).B−M色相領域境界(bm)
9 * R - 2 * G - 7 * B < 0
6).M−R色相領域境界(mr)
R + 5 * G - 6 * B < 0。
【0117】
7).色判定用w(白)画素判定:
(R < thwa) & (G < thwa) & (B < thwa)ならば、y=m=c=0とする。thwaは閾値である。
【0118】
8).Y画素判定:
(ry == 1) & (yg == 0) & (RGB差 > thy)ならば、y=1、m=c=0とする。thyは閾値である。
【0119】
9).G画素判定:
(yg == 1) & (gc == 0) & (RGB差 > thg)ならば、c=y=1、m=0とする。thgは閾値である。
【0120】
10).C画素判定:
(gc == 1) & (cb == 0) & (RGB差 > thc)ならば、c=1、m=y=0とする。thcは閾値である。
【0121】
11).B画素判定:
(cb == 1) & (bm == 0) & (RGB差 > thb)ならば、m=c=1、y=0とする。thbは閾値である。
【0122】
12).M画素判定:
(bm == 1) & (mr == 0) & (RGB差 > thm)ならば、m=1、y=c=0とする。thmは閾値である。
【0123】
13).R画素判定:
(mr == 1) & (ry == 0) & (RGB差 > thr)ならば、y=m=1、c=0とする。thrは閾値である。
【0124】
14).BK画素判定:7).〜13).に該当しない時、y=m=c=1とする。
【0125】
さらに、色判定用w画素の判定を行う。条件は以下のようになる:
(R < thw) & (G < thw) & (B < thw)ならば、色画素用w画素とし、wとして出力する。thwは閾値である。ここで、7)〜14)の優先順位は、数の小さい方を優先する。上述の閾値thwa,thy,thm,thc,thr,thg,thbは、複写(処理)前に決まる閾値である。thwとthwaの関係は、thw>thaとなっている。出力信号は、c,m,yに各1ビットの3ビットデータと、さらに、色判定用色画素検出のwの1ビットである。ここで色相毎に閾値をかえているのは、色相領域毎に、有彩範囲が異なる時に色相領域に応じた閾値を決定する。この色相分割は、一例であって、どんな式を使用してもよい。
【0126】
色相分割325aの出力c,m,y,wは、ラインメモリ325b〜325eに5ライン蓄え、色画素判定325fに入力する。
【0127】
−色画素判定325f−
図6に、色画素判定325fの内容を示す。5ライン分の、c,m,y,wのデータは、パターンマッチング325f5〜325f7と、カウント325f1〜325fに入力する。ここでまず、B/C信号を求める流れの中のパターンマッチング325f6について説明する。
【0128】
−パターンマッチング325f6−
色画素用w画素が存在する時は、その画素のc=m=y=0に補正する。この補正により、注目画素を中心とする5×5画素マトリクスの白レベルが大きくなる。次に注目画素が、色相分割325aで判定した画素のc,m,yの全てが1(c=m=y=1)または全てが0(c=m=y=0)以外の画素(色画素)であるかを、該5×5画素マトリクスがつぎのパターンにマッチングするかをチェックすることによつて、判定する:
1).色画素パターン群
1―1).パターン1―1(pm1)
D23 & D33 & D43
1―2).パターン1―2(pm2)
D32 & D33 & D34
1―3).パターン1―3(pm3)
D22 & D33 & D44
1―4).パターン1―4(pm4)
D24 & D33 & D42
中心画素(注目画素)は、D33である。図16にこれらのパターンpm1〜pm4を示す。これらのパターン上の白丸は、c,m,yの少なくとも一者が1であることを示す。パターンマッチングを採用するのは、孤立点などを拾わないようにするためである。逆に、網点などの、小面積色検出する際には、中心画素が1(c=m=y=1)または全てが0(c=m=y=0)以外の画素(色画素)であるかで、判定すればよい。
【0129】
2).色細線用パターン群
白に囲まれた色線を検出する。これに用いるパターンを図17に示す。図17において、白丸を付した画素は、c,m,yが全て0の画素である。注目画素(中心画素)を中心とする5×5画素マトリクスのデータ(c,m,y)の分布が、図17のパターンpw11a〜pw14dのいずれかにマッチングすると、そのときの注目画素(中心画素)を色線画素と見なす:
2―1).パターン2―1(pw11a〜pw11d)
((D12&D13&D14)&(D42&D43&D44))#
((D12&D13&D14)&(D52&D53&D54))#
((D22&D23&D42)&(D42&D43&D44))#
((D22&D23&D42)&(D52&D53&D54))
2―2).パターン2―2(pw12a〜pw12d)
((D21&D31&D41)&(D24&D34&D44))#
((D21&D31&D41)&(D25&D35&D45))#
((D22&D23&D24)&(D24&D34&D44))#
((D22&D23&D24)&(D25&D35&D45))
2―3).パターン2―3(pw13a〜pw13d)
((D11&D21&D12)&(D35&D44&D53))#
((D11&D21&D12)&(D45&D44&D55))#
((D13&D22&D31)&(D35&D44&D53))#
((D13&D22&D31)&(D45&D44&D55))
2―4).パターン2―4(pw14a〜pw14d)
((D13&D24&D35)&(D41&D51&D52))#
((D14&D15&D25)&(D41&D51&D52))#
((D13&D24&D35)&(D31&D42&D53))#
((D14&D15&D25)&(D31&D42&D53))。
【0130】
3).白領域パターン群
c,m,yが全て0のところのパターンマッチングを行う。これに用いるパターンを図18に示す。図18において、白丸を付した画素は、c,m,yが全て0の画素である。注目画素(中心画素)を中心とする5×5画素マトリクスのデータ(c,m,y)の分布が、図18のパターンpw21a〜pw24dのいずれかにマッチングすると、そのときの注目画素(中心画素)を白領域画素と見なす:
3―1).パターン3―1(pw21a〜pw21d)
(D21&D31&D41)#
(D22&D32&D42)#
(D24&D34&D44)#
(D25&D35&D45)
3―2).パターン3―2(pw22a〜pw22d)
(D12&D13&D14)#
(D22&D23&D24)#
(D42&D43&D44)#
(D52&D53&D54)
3―3).パターン3―3(pw23a〜pw23d)
(D52&D51&D41)#
(D53&D42&D31)#
(D35&D24&D13)#
(D25&D15&D14)
3―4).パターン3―4(pw24a〜pw24d)
(D54&D55&D45)#
(D53&D44&D35)#
(D31&D22&D13)#
(D21&D11&D12)。
【0131】
4).色画素候補2の判定
上記で抽出したパターンマッチング結果が以下のパターンに一致すれば、注目画素を、色判定用色画素候補2とする:
((pm1 == 1) & ((pw11 == 1) # (pw21 != 1))) #
((pm2 == 1) & ((pw12 == 1) # (pw22 != 1))) #
((pm3 == 1) & ((pw13 == 1) # (pw23 != 1))) #
((pm4 == 1) & ((pw14 == 1) # (pw24 != 1)))
ここで、(pm1 == 1)は、注目画素を中心とするデータ分布が、パターンpm1にマッチングすることを意味し、(pw11 == 1)はパターンpw11a〜pw11dのいずれかにマッチングすることを意味し、(pw21 != 1)はパターンpw21a〜pw21dのいずれかにマッチングすることを意味する。&は論理積を、#は論理和を意味する。このパターンマッチングにより、白領域に囲まれた色画素を色画素候補として、それ以外で白領域が存在する時は、色画素としない。白領域がない色画素パターンマッチングで一致したものは、色画素候補となる。
【0132】
−カウント325f1−
注目画素を中心とする5×5画素マトリクス内に、色判定用w画素が存在する時は、その画素の色相分割325aで判定したc,m,yデータをc=m=y=0に補正する。この補正により、該画素マトリクスの白レベルが大きくなる。そして、該画素マトリクス内の各画素のc,m,yの1(c=1,m=1,y=1)の数をカウントする。c,m,yそれぞれについてのカウント値の最大値と最小値との差が、thcnt以上でかつ最小値がthmin未満ならば、色画素候補1とする。thcnt,thminは、複写(処理)前に設定する閾値である。y,m,cにプレーン展開して、N×Nのマトリクスにおいてのそれぞれのプレーン毎に数を数えて、最少値をブラックと仮定している。このことにより、黒画素の読み取りが漏れても補正が可能となる。そして最大値と最小値の差で有彩画素を判定している。このことにより、黒画素が読取りから外れた画素を補正して、有彩画素を抽出する。注目画素を中心とする5×5画素マトリクス内に一定画素の有彩画素があると注目画素を有彩画素としている。
【0133】
−色画素判定325f8−
パターンマッチング325f6とカウント325f1の出力にもとづいて、色画素判定325f8で、色画素か否かを判定する。色画素候補1でかつ色画素候補2であれば、色画素1とする。
【0134】
−ブロック化325f9−
色画素判定325f8の出力をブロック化325f9にてブロック化をする。ブロック化とは、4×4画素のマトリックスにおいて、1画素以上の色画素1があれば、該4×4画素マトリックス全体を色画素1ブロックとして、出力する。ブロック化325f9以降の処理は、4×4画素を1ブロックとしてブロック単位出力する。
【0135】
−孤立点除去325f10−
ブロック化したデータを孤立点除去325f10にて、注目ブロックの隣り合うブロックに色画素1ブロックがなければ孤立点として、除去する。
【0136】
−膨張325f11−
孤立点除去325f10の出力を、膨張325f11にて、色画素1ブロックが存在する場合は、5×5ブロックに膨張する。膨張するのは、色画素の周辺を、黒文字処理をしないようにするためである。ここで、出力するB/C信号は、色画素1ブロックの時にL(有彩)を出力し、それ以外の時は、H(無彩)を出力する。
【0137】
−カウント325f2−
注目画素を中心とする5×5画素マトリクス内に色判定用w画素が存在する時は、その画素の色相分割325aで判定したc,m,yデータをc=m=y=0に補正する。この補正により、該画素マトリクスの白レベルが大きくなる。そして、該画素マトリクス内の各画素の、c,m,yの1(c=1,m=1,y=1)の数をカウントする。c,m,yそれぞれについてのカウント値の最大値と最小値との差が、thacnt以上でかつ最小値がthamin未満ならば、注目画素を色画素候補1とする。thacnt,thaminは、複写(処理)前に設定する閾値である。
【0138】
−色画素判定325f12−
パターンマッチング325f6とカウント325f2の出力にもとづいて、色画素判定325f12で、色画素か否かを判定する。色画素候補1でかつ色画素候補2であれば、色画素2とする。
【0139】
−ブロック化325f13−
色画素判定325f12の出力をブロック化325f13にてブロック化をする。即ち、4×4画素のマトリックスにおいて、1画素以上の色画素2があれば、該4×4画素マトリックの全体を色画素2ブロックとして、出力する。ブロック化325f13以降の処理は、4×4画素を1ブロックとしてブロック単位出力する。
【0140】
−密度325f14−
孤立ブロックの除去のために、3×3ブロックの中のアクティブ条件(色画素2ブロック)が3個以上あり、注目ブロックがアクティブ(色画素)ならば、注目ブロックをアクティブブロック(色画素2ブロック)とする。
【0141】
−カウント325f3−
注目画素を中心とする5×5画素マトリクス内の各画素の、c,m,yの1(c=1,m=1,y=1)の数をカウントする。c,m,yそれぞれについてのカウント値の最大値と最小値との差が、tha1cnt以上で、かつカウントしたc,m,yの最小値が、tha1min未満ならば、色画素候補3とする。tha1cnt,tha1minは、複写(処理)前に設定する閾値である。
【0142】
−パターンマッチング325f5−
色画素検出で判定した画素(c、m、y)が色画素かを、5×5画素マトリクスを用いるパターンマッチングで判定する。パターンはパターンマッチング325f6のものと同じである。パターンマッチングで一致した画素は、色画素候補4とする。
【0143】
−色画素判定325f15−
色画素候補3でかつ色画素候補4であれば、色画素3とする。
【0144】
−ブロック化325f16−
色画素判定325f15の出力をブロック化325f16にてブロック化をする。すなわち、4×4画素のマトリックスにおいて、1画素以上の色画素3があれば、該4×4画素マトリックスの全体を色画素3ブロックとして、出力する。ブロック化325f16以降の処理は、4×4を1ブロックとしてブロック単位出力する。
【0145】
−密度325f17−
孤立ブロックの除去のために、3×3ブロックの中のアクティブ条件(色画素3ブロック)が3個以上あり、注目ブロックがアクティブ(色画素3)ならば、注目ブロックをアクティブブロック(色画素3ブロック)とする。
【0146】
−カウント325f4−
注目画素を中心とする5×5画素マトリクス内の各画素の、色相分割325aで判定したc,m,yの1(c=1,m=1,y=1)の数をカウントする。c,m,yの各カウント値の最小値が、thabk以上ならば、注目画素を黒画素候補1とする。thabkは、複写(処理)前に設定する閾値である。
【0147】
−パターンマッチング325f7−
注目画素を中心とする5×5画素マトリクスにおいて、c=m=y=1の画素のパターンマッチングを行う。
【0148】
1―1).パターン1―1(pm1)
D23&D33&D43
1―2).パターン1―2(pm2)
D32&D33&d34
1―3).パターン1―3(pm3)
D22&D33&D44
1―4).パターン1―4(pm4)
D42&D33& D24
これらのパターンは図16に示すものであり、図中に丸印を付した画素が、c=m=y=1の画素である。これらのパターンのどれかに一致した時に、注目画素を黒画素候補2とする。
【0149】
−無彩判定325f18−
注目画素が、黒画素候補1でかつ黒画素候補2であれば、黒画素とする。
【0150】
−ブロック化325f19−
黒画素の出力をブロック化325f19にてブロック化をする。ここでのブロック化とは、4×4画素のマトリックスにおいて、1画素以上の黒画素があれば、該4×4画素マトリックスの全体を黒画素ブロックとして、出力する。ブロック化325f19以降の処理は、4×4画素を1ブロックとしてブロック単位出力する。
【0151】
−膨張325f20−
3×3ブロックのマトリックス内において、注目ブロックがアクティブ(黒画素ブロック)で、その周辺画素がノンアクティブ(非黒画素)ならば、注目ブロックをノンアクティブ(非黒画素ブロック)にする。
【0152】
−総合色画素判定325f21−
注目ブロックが、色画素判定325f12でアクティブ(色画素2)と判定されかつ無彩判定325f18でアクティブ(黒画素)と判定されていなければ、注目ブロックは色(色ブロック)と判定する。また、色画素判定325f15がアクティブ(色画素)の時も色と判定する。
【0153】
−膨張325f22−
総合色画素判定325f21で、色と判定したブロックに対して小さな文字を連続と見なすために、注目ブロックを中心とする9×9ブロックのマトリックス内に1ブロックでもアクティブブロックがあれば、注目ブロックをアクティブブロックとする。ここで、大きく膨張させるのは、文字同士のすき間を埋めるためである。
【0154】
−連続カウント325f23−
連続カウント325f23では、色画素ブロックの連続性を見て、カラー原稿か白黒原稿かを判定する。膨張325f22の出力データ(色画素ブロック)の中の色画素の連続数をカウントすることにより、カラー原稿かどうか判定する。
【0155】
図7に、この判定処理の内容を示す。注目画素が色画素ブロックにある時に注目画素の左上,上,右上および左の画素の色画素連続数を参照して、注目画素の色画素連続数を算出する(ステップ21〜26)。ここで、注目画素を、例えば図11の5×5画素分布パターンMPpのc3画素とすると、左上,上,右上および左の画素はそれぞれ、b2,b3,b4およびc2の画素である。注目画素が色画素ブロックにないときには、それには0なる色画素連続数を与える(ステップ21−27)。
【0156】
注目画素が色画素ブロックにある場合は、先ず注目画素(c3)の上画素(b3)の色画素連続数をチェックして(ステップ22)、それが0であると、参照値Aに右上画素(b4)の色画素連続数に1を加えた値を与え(ステップ24)、上画素(b3)の色画素連続数が0であると参照値Aに右上画素(b4)の色画素連続数を与える(ステップ23)。次に、参照値Bに左上画素(b2)の色画素連続数に1を加えた値を与え、参照値Cには上画素(b3)の色画素連続数に1を加えた値を与え、また参照値Dには左画素(c2)の色画素連続数に1を加えた値を与える(ステップ25)。そして、参照値A,B,CおよびDのうちの最高値を、注目画素(c3)の色画素連続数とする(ステップ26)。
【0157】
注目画素(c3)に色画素連続数を上述のように与えると、この色画素連続数が設定値THACS以上であるかをチェックして(ステップ28)、THACS以上であると、カラー原稿であると決定して(ステップ29)、そこで連続カウント325f23の処理を終える。色画素連続数が設定値THACS未満であると、注目画素を走査方向x,yの次の画素に更新して、上述の処理を繰返す。原稿全面について上述の処理をした結果、最後まで色画素連続数が設定値THACS未満であったときには(ステップ30〜34)、原稿は白黒画像であると決定する。
【0158】
上述の色画素連続数は、ほぼたての色付き線分と横の色付き線分の和となる。右上の色画素連続数が、他と異なるのは二重カウントを防ぐためである。色画素連続数の具体的なデータを、図19に示した。図19に示す数字を入れた小四角が色画素であり、数字が該画素に与えた色画素連続数である。数字を入れた小四角が連なったブロックが色画素群であり、同一原稿上のどれかの色画素群のなかの色画素連続数が1つでも設定値THACS以上になるとそこで、カラー原稿である、とカラーか白黒かの判定を確定する(ステップ28,29)。
【0159】
色画素判定1〜3(325f8−325f15)と分けたのは、カラー原稿か白黒原稿かの判定精度を高くするためである。黒文字処理のための色画素判定は、誤判定をしても局所的でさほど目立たない。しかし、カラー原稿か白黒原稿かの判定は、誤判定をすると原稿全体に影響する。そこで、カウント325f1−f4を独立とした。本来ならば、色相分割325aから独立にした方がよいが色相分割325aを独立にすると、パターンマッチング325f5−f7のメモリが増えるので、好ましくない。カウント325f1−f4のパラメータ(色画素候補1,3,黒画素候補1)で、色画素のパラメータ(色画素1−3)を変更している事により、メモリ量の増加を少なくしている。色画素判定2,3(325f12,325f15)を設けているのは蛍光ペンの黄色のような濃度の低い色を検出するためで、さらに、無彩判定(黒画素判定)325f18を備えたのは濃度を低くすると誤検出した際に補正するためである。蛍光ペンなど濃度の薄い色は、ある程度の幅で黒データで補正しても問題はない。複数の色画素を抽出する際に、w(白)のレベルを変えているだけなので、色画素検出のために2つ分のメモリを持つ必要がなく、1つ分+1ラインの容量で可能である。
【0160】
連続カウント325f23で、1ライン前のカウントデータと現在のラインのカウントデータを参照してカウント値を数えているので、確実に周辺画素の連続を正確に数えることができるので色画素の連続を数えることが可能となる。本実施例は、R,G,B画像データに対して色相判定を行ったが、R,G,B画像データに限定するものではなく、輝度色差(例えばLab)などに対して、色相判定することは、容易である。
【0161】
−総合判定326−
総合判定326は、文字判定326a,膨張処理326b,文字なか判定326cおよびデコード326dからなる。
【0162】
−文字判定326a−
文字判定326aでは、エッジ抽出322の結果がエッジありで、網点抽出324の結果が網点なしで白領域抽出323の結果が白領域ありのときは、文字エッジと判定する。そうでないときには非文字エッジ(絵柄又は文字なか)と判定する。
【0163】
−膨張処理326b−
膨張処理326bでは、文字判定326bの結果を8×8ブロックのOR処理をして、その後に3×3ブロックのAND処理をして4ブロックの膨張処理を行う。すなわち、注目ブロックを中心とする8×8ブロックのいずれかのブロックが文字エッジであると、注目ブロックも文字エッジブロックであると仮定し、該注目ブロックを中心とする3×3ブロックのすべてが文字エッジであると注目ブロックを文字エッジと確定し、そして、注目ブロックとそれに隣接する3ブロック、計4ブロックを文字エッジと見なす。OR処理してからAND処理するのは、特に黒文字の場合、黒文字の領域の周辺に小領域の非黒文字領域が存在すると、処理の差により違和感が感じられることがある。例えば黒が薄く見える。これを防ぐために、OR処理で非黒文字領域を大きくしている。AND処理は、望むべき膨張量にするために行っている。
【0164】
ところでカラー複写機は、1枚の複写をするのに、4回スキャンをするので、スキャン毎に、微妙に文字判定結果が異なる。特に、ブラック作像時に非黒文字判定をし、ブラック作像以外のときに黒文字判定をすると、この黒文字領域は薄くなってしまうので、bk時には8×8ブロックのOR処理をして、その後に3×3ブロックのAND処理をしてbk以外の作像時は、5×5ブロックのOR処理をして、その後は1×1ブロックのAND処理をする。なお、1×1のAND処理をする、と言うことは、その結果が処理前と同一になるので、何の処理もしないと言うことと同義である。膨張処理の結果は、文字エッジ信号としてデコード326dに出力する。
【0165】
このように膨張処理をすることにより、分離結果が異なって文字の領域が薄くなることがなくなる。この膨張処理によって、文字の中部分が濃くなることがあるが、文字のエッジに対して文字のなかは薄いのと濃度は飽和しているので、違和感はない。
【0166】
図20に、カラー複写によるカラー色剤の重なりを、模式的に拡大して示す。図20の(d)が、4色とも黒文字処理した理想の場合を示す。図20の(e)が、4色とも黒文字処理して、bkのみ補正がかからず、bk以外で補正がかかって薄くなった場合を示す。図20の(f)が、本実施例によってbkのみ黒文字処理した、好適な場合を示し、図20の(g)が、本実施例によってbkのみ黒文字処理して、bkのみ補正がかからず、bk以外で補正がかかった好適な場合を示す。
【0167】
図20の(a)が、膨張量は同一で黒文字処理した理想の場合を示す。図20の(b)は、膨張量は同一で黒文字処理して印字位置がずれた場合(白く抜ける)を示す。図20の(c)が、bkの膨張量が大きい場合で、本実施例によって黒文字処理して印字位置がずれた場合を示す。
【0168】
−文字なか判定326c−
文字なか判定326cは、エッジ抽出322,白領域抽出323,網点抽出324,色判定325および文字判定326aの結果を用いて、文字のなか領域か否を表す文字なか信号を生成する。文字なか信号を生成するために用いる処理と信号を、次に示す。
【0169】
文字なか用文字信号:文字判定326aの、文字エッジ/非文字エッジをあらわす出力信号を5×5ブロックのOR処理をする。この出力を文字なか用文字信号と言う;
白ブロック黒文字信号A:文字なか用文字信号がアクティブ(文字エッジ)で、白領域抽出323の白ブロック補正323gの出力が白ブロック補正データありで、色判定325の結果がノンアクティブ(無彩:黒画素ブロック)の時に、白ブロック黒文字信号Aをアクティブとする。すなわち、「白ブロック黒文字」を示すものとする。この場合(白地に囲まれた黒文字)は、文字である確率が非常に高い;
高濃度黒領域信号B:白領域抽出323の黒ブロック化の3×3ブロックのORがアクティブ(黒)で、色判定325の結果がノンアクティブ(無彩)で、網点抽出324の結果がノンアクティブ(非網点)で、さらに、文字なか用文字信号がノンアクティブ(非文字エッジ)の時に、高濃度黒領域信号Bをアクティブにする。すなわち、「高濃度黒領域」を示すものとする。黒文字のなかは、濃度が濃いので、他の条件と組み合わせて文字なか判定をする;
黒文字信号C:文字なか用文字信号がアクティブ(文字エッジ)で、色判定325の結果がノンアクティブ(無彩)の時に、黒文字信号Cはアクティブ(黒文字)になる。このアクティブの黒文字部分は、文字のエッジである可能性が高く、その周辺に文字なかがある可能性が高い。
【0170】
ここで、文字なか候補の判定について説明する。白ブロック黒文字信号A,高濃度黒領域信号Bおよび黒文字信号Cを用いて、文字なか候補信号Qを表現すると、次式のようになる:
Q24=(A21&A22&A23&A24)
#((Q13#Q23#Q14#Q15)&(B24#C24))
位置関係は図21に示した。記号の2桁の数字の上桁の数字の2は現在のラインy2を示し、1は1ライン前y1を示す。下桁の数字は、ライン上の画素位置xを示す。上式が表す処理を簡単に説明すると、白ブロック黒文字信号Aが連続して存在するとすなわちA21〜A24が全てアクティブであると、注目画素を文字なか候補であると仮定し、次に、文字なか候補確定の処理を開始する。すなわち、高濃度黒領域信号B24か黒文字信号C24の周辺に文字なか候補ありと判定した画素(Q13,Q23,Q14またはQ15)があると、注目画素も、文字なか候補と、判定を確定する。つまり、白ブロック文字信号A(アクティブ)が連続して存在するとこの条件をトリガーにして、文字なか候補の判定を開始する。
【0171】
白地に囲まれた黒文字(白ブロック黒文字信号Aがアクティブ)の場合は、そこが文字である確率が非常に高く、白ブロック黒文字信号A(アクティブ)が連続して存在するのは、ほとんどすべて文字であるからである。黒文字信号A(アクティブ)は、文字のエッジである可能性が高く、「文字なか」がその周辺にある可能性が高いので、上述のように、文字なか候補(Q24:アクティブ)としている。この結果を文字なか候補として、デコード326dに出力する。文字なか候補が「文字なか」であるか否かを、デコード326dが最終的に判定する。
【0172】
−デコード326d−
ここでは、文字なか候補(信号Q:アクティブ)から文字なか信号をつくる。文字なか信号は、文字エッジ信号でなく、文字なか候補であれば、文字なか信号あり(文字なか信号:アクティブ)と判定する。デコード326dが最終的に出力するC/P信号は、以下の表のようになる:
C/P信号 文字エッジ信号 文字なか信号 領域判定内容
0 なし なし 絵柄領域
1 なし あり 文字なか領域
2 − − −
3 あり × 文字エッジ領域
C/P=2を出力するケースは存在しない。
【0173】
次に、再度図3を参照する。原稿認識320が発生するC/P信号およびB/C信号は、RGBフィルタ330,色補正340,変倍350,インターフェース352,UCR360,CMYBkフィルタ370,CMYBkγ補正380および階調処理390に、画像データに同期してカスケードに与えられる。
【0174】
RGBフィルタ330は、RGBデータをMTF補正するフィルタであり、N×Nの画素マトリックスに対応する係数マトリクスと、各係数に各画像データを乗じて重み付け平均値を得るロジックで構成されている。C/P信号が3を表すもの(文字エッジ領域)である時には、鮮鋭化処理用の係数マトリクスを用い、0又は1を表すもの(文字なか領域又は絵柄領域)である時には平滑化処理用の係数マトリクスを用いて、重み付け平均値を導出し色補正340に出力する。色補正340は、R,G,Bデータを一次のマスキング処理等でC,M,Yデータに変換する。変倍350は、画像データに、主走査方向xの拡大・縮小または等倍処理を施す。
【0175】
UCR360は、画像データの色再現を向上させるためのものであり、色補正340から入力したC,M,Yデータの共通部分をUCR(加色除去)処理してBkデータを生成し、C,M,Y,Bkデータを出力する。ここで、C/P信号が3(文字エッジ領域)以外の時(文字なか領域又は絵柄領域のとき)は、スケルトンブラック処理を行う。C/P信号が3(文字エッジ領域)の時は、フルブラック処理を行う。さらにC/P信号が3(文字エッジ領域)かつB/C信号がH(無彩領域)の時は、C,M,Yのデータをイレースする。これは、黒文字の時、黒成分のみで表現するためである。
【0176】
また、UCR360の出力画像信号IMGは、一時点はC,M,Y,Bkのうち一色であり、面順次の一色出力である。すなわち、4回原稿読み取りを行うことにより、フルカラー(4色)データを生成する。また、白黒複写のときは、Bk作像一回でよいので、1回の原稿読み取りでよい。カラー原稿か、白黒原稿かの判定機構があれば、原稿に応じた読み取り回数ですむので、操作者が、原稿に応じてカラー原稿か白黒原稿かを判断して複写する必要がなくなる。本実施例では、B/C信号がカラー原稿か、白黒原稿かの判定に参照する信号である。原稿全面でB/C信号がH(無彩領域)であったときにメインコントローラ10が、白黒原稿と判定する。
【0177】
CMYBkフィルタ370は、カラープリンタ400の周波数特性やC/P信号に応じて、N×Nの空間フィルタを用い、平滑化や鮮鋭化処理を行う。CMYBkγ補正380は、カラープリンタ400の周波数特性やC/P信号に応じて、γカーブを変更し処理する。C/P信号が0(絵柄領域)又は1(文字なか領域)の時は画像を忠実に再現するγカーブを用い、C/P信号が3(文字エッジ領域)の時はγカーブを立たせてコントラストを強調する。
【0178】
階調処理390は、カラープリンタ400の階調特性やC/P信号に応じて、ディザ処理,誤差拡散処理等の量子化を行う。Bk作像の時は、C/P信号が0(絵柄領域)の時は階調重視の処理を行い、それ以外の時は解像力重視の処理を行う。Bk以外の作像の時は、C/P信号が0(絵柄領域)又は1(文字なか領域)の時は階調重視の処理を行い、それ以外の時は解像力重視の処理を行う。以上の処理をした画像データは、バッフアメモリを有するビデオコントロール359からカラープリンタ400に、その画像データ書込み動作に同期して、与えられる。
【0179】
上記IPU300は、絵柄処理(C/P信号=0)の時は、RGBフィルタ330で平滑化処理を行い、UCR360でスケルトンブラックの処理を行い、CMYBkγ補正380ではリニア(階調性)を重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ370および階調処理390では階調を重視した処理を行う。
【0180】
一方、文字処理(C/P信号=3でB/C信号=L)の時は、RGBフィルタ330でエッジ強調処理を行い、UCR360でフルブラック処理を行い、CMYBkγ補正380ではコントラストを重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ370および階調処理390では解像度を重視した処理を行う。
【0181】
また、黒文字処理(C/P信号=3でB/C信号=H)として、Bkを除くC,M,Yの画像形成時には、C,M,Yデータを印字しない。これは、黒文字の周りが位置ずれのために色付くのを防ぐためである。また、この時のBkデータのRGBフィルタ330は色文字のときより、エッジ強調を強めにおこなってくっきりさせても良い。
【0182】
さらに、文字なか処理(C/P信号=1)の時は、RGBフィルタ330で平滑化処理を行い、UCR360でスケルトンブラックの処理を行い、CMYBkγ補正380ではリニア(階調性)を重視したカーブを選択し、CMYBkフィルタ370では階調を重視した処理を行う。
【0183】
このようにIPU300では、絵柄,文字エッジ,絵柄上の文字および文字なか処理の4種の処理を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるカラー複合機能複写装置の、機構の概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す複写装置の電気系統のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示すIPU300の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す原稿認識320の機能構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す白判定323Cでの、周辺画素に白情報を伝播させる情報処理を示すフロチャートである。
【図6】 図4に示す色画素判定325fの機能構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示す連続カウント325f23で原稿がカラーかを判定する情報処理を示すフローチャートである。
【図8】 複写機で中間調表現に用いられることが多い万線パターンを示す拡大平面図である。
【図9】 図4に示す黒画素連続検出322bおよび白画素連続検出322cで検出する画素分布を示す3×3画素マトリクスの拡大平面図である。
【図10】 注目画素の白/黒判定に参照する3×3画素マトリクスWBp/BBpと、図4に示すRGB白抽出323bの中の、3.)谷白画素検出で検出する画素分布を示す5×5画素マトリクスRDPa,RDPbの拡大平面図である。
【図11】 図4に示すRGB白抽出323bが、色地検出に参照する画素を示す5×5画素マトリクスMPp,MCa〜MCdの拡大平面図である。
【図12】 LMPは白情報の伝播に使用するラインメモリのデータ書込み位置を示す平面図、PMPa〜PMPdは、図4に示す白パターンマッチング323dで検出する画素分布を示す5×5画素マトリクスの拡大平面図、BCPは、図4に示す白補正323gで、4隅方向を白で囲まれているかを検出するために用いるブロックマトリクスの拡大平面図である。
【図13】 図4に示す白補正323gで、黒として間違いなく処理される黒突出領域Bp1〜Bp4を示す、黒画像の拡大平面図である。
【図14】 図4に示す第1網点ピーク検出324aが、網点検出に参照する画素を示す5×5画素マトリクスMPa〜MPfの拡大平面図、および、網点をカウントする4×4画素マトリクスを1ブロックとする2×2ブロックパターンAMPの拡大平面図である。
【図15】 カラー画像をカラースキャナで読んでR、G、B画像データを得るときの、画像データ間のずれを示すグラフであり、(a)は原稿上の黒領域を、(b)はそれを記録表現するブラック色材bkに宛てる画像データを、(c)はc,m,yの色材に当てる画像データを、模式的に示す。
【図16】 図6に示すパターンマッチング325f6で、注目画素が色画素と判定する画素分布を示す5×5画素マトリクスの拡大図である。
【図17】 図6に示すパターンマッチング325f6で、注目画素が色細線画素と判定する画素分布を示す5×5画素マトリクスの拡大図である。
【図18】 図6に示すパターンマッチング325f6で、注目画素が白領域画素と判定する画素分布を示す5×5画素マトリクスの拡大図である。
【図19】 図6に示す連続カウント325f23による色画素連続数の値を具体的に示す平面図である。
【図20】 カラー複写によるカラー色剤の重なりを、模式的に拡大して示す拡大縦断面図である。
【図21】 図4に示す文字なか判定326cで判定に参照するデータの分布を示す平面図である。
【符号の説明】
200:スキャナ 300:画像処理装置
400:プリンタ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an image processing apparatus for converting input image data such as R, G, and G image data into output image data such as c, m, y, and black bk image data. An image reading apparatus in combination with a color scanner to be applied, an image forming apparatus in which a printer is combined with the image processing apparatus, a color copying apparatus in which a color scanner and a color printer are combined in the image processing apparatus, and a personal computer etc. in the color copying apparatus A color composite copying apparatus combined with a printer controller that prints out image information using the color printer in response to image information and a print instruction given from an external device, and more particularly, a character image represented by input image data and Make line drawings (these binary images are simply called characters) and their backgrounds into high-quality images. It relates to an image data processing of the eye.
[0002]
[Prior art]
Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2-294484 discloses image area separation for discriminating character areas based on the lowest level of color component image data, and Japanese Laid-Open Patent Publication No. 2-295357 discloses the lowest level of color component image data. Japanese Patent Laid-Open No. 2-295358 discloses image area separation for determining a halftone dot area based on the halftone area, and JP-A-2-295358 determines a halftone area based on the lowest level of color component image data. Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-23251 discloses an image processing apparatus that ternizes image data to extract white and black areas and applies line matching to these areas to extract line drawing edges. Japanese Patent Laid-Open No. 10-108012 discloses image area separation that detects whether input image data is an edge area, a halftone dot area, or a white background area, and determines whether it is a character area or a picture area from the result of each area detection. An apparatus is disclosed.
[0003]
Japanese Patent Laid-Open No. 3-64251 discloses a main scanning direction density change detection slice level T1, a sub-scanning direction density change detection slice level T2, an oblique density change detection slice level T3, and a halftone determination slice level T4. Is controlled by an SEG signal operated by an operator to adjust character / picture determination, and as a result, control for adjusting character priority / photo priority of image processing is disclosed.
[0004]
In JP-A-5-292212, halftone dot pixels are detected, the number of distributions of the detected halftone dot pixels on a small area is counted, and the count value is compared with a threshold value. A halftone dot region separation device for determining whether a halftone dot region is present is disclosed. Japanese Patent Laid-Open No. 9-247481 discloses halftone dot detection in which halftone dot determination is performed after each of C, M, and Y image data. Japanese Patent No. 2856867 discloses a color image processing apparatus in which a picture area surrounded by a black character edge area is used as a black character area and a single black color is assigned thereto. Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-95397 discloses that in monochromatic image processing, an edge and a high density region are detected and an edge within a predetermined distance is detected in order to prevent whitening inside a thick line of a high density thick character and to prevent a lowercase letter blur. A document reading apparatus is disclosed in which a sandwiched high density area is identified as a character area, and other high density areas are identified as non-character areas, and image processing corresponding to each area is performed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In conventional image area separation, a character area around a character edge may be determined as a white area in light-colored characters or newspapers. The cause is that the edge enhancement filter processing is performed on the image data in order to restore the character blur. If the background color is colored, the level of the background around the character is lowered to a white background level. When the white area is determined, the periphery of the character edge is processed as a white background level, so the background color around the character may be determined as the white area. If this is continuous, it will not be very noticeable, but when there is unevenness due to show-through, etc., white / color background judgment will be mixed around the characters, and the white background will be scattered or scattered in the light color background, which will be annoying Sometimes. If a matching pattern for detecting a white area that does not determine white is created, if the lines are dense, the white background of the interline area cannot be determined as a white area.
[0006]
When image data with high sensitivity to black density, such as high / low density, luminance, and G (green) signal, is used to detect a character edge, the signal has no correlation with the color, so light colors, particularly Y (yellow: yellow) ) Was difficult to detect. In the prior art, feature values are extracted by taking the minimum values of R (red), G (green), and B (blue) color component signals generated by a color scanner. If it is used, it is affected by misalignment at the time of reading. Therefore, the bright and dark parts of the document are slightly emphasized because the reading position is misaligned. In particular, since there is a halftone screen angle of printed matter, the influence is great. Further, at the time of edge extraction, edge enhancement filter processing is performed to restore the original blur of image data when read, but since the blur characteristics are different for each color, it is better to perform the processing filter for each color.
[0007]
The first object of the present invention is to improve the image quality of characters and surroundings. Specifically, as a result of performing edge emphasis processing on image data, the second object is to reduce the possibility of erroneously processing the area around the edge of a character as a white area in light-colored characters or newspapers. The third objective is to increase the accuracy of character edge detection and improve the reliability of reproduction, and to ensure character edge / pattern judgment closer to characters / pictures (photos) according to the background density of the original. The fourth object is to make it possible to switch or adjust the characteristics. A fifth object is to perform non-character edge processing (pattern processing) on characters on a color ground where the sensitivity of image data used for edge detection is low, such as yellow ground, and non-character edge processing is performed on halftone dots on the color ground. The sixth object is to perform (pattern processing).
[0008]
[Means for Solving the Problems]
(1) In image data, Below threshold concentration Painting Element With white pixels White data detection means for detecting;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
The multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is the white background information of the pixel one pixel previous on the same line. If it is larger, the white background information of the pixel before one line is set as the temporary white background information of the target pixel; otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and the target pixel is the color pixel. If the pixel of interest is not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small, and if the pixel of interest is not the color pixel and the white pixel, the temporary white background information is updated to a large amount. Information, and if the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value, the highest setting value of the white background information is used as the white background information of the target pixel. White judging means;
The target pixel is not the color pixel but the white pixel, and the The white background information generated by the white judging means If the pixel of interest is above the threshold, the pixel of interest is temporarily determined as a white pixel, and pattern matching is used to determine whether there is a series of white pixels centered on the pixel of interest. Pattern matching means for judging;
When there is a continuation of the white pixels, a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels is changed to a white block in which all pixels in the block are white pixels. White area detecting means for performing; and
The white area detecting means Pixels of interest that are not judged as white blocks Non-character edge When Size Set A non-character edge determination means.
[0009]
According to this, misidentification of detecting a non-white area as a white area is reduced, and the reliability of white area detection is high. The possibility that a light color with low sensitivity of the image data (G), for example, a character on a yellow ground, becomes a character edge is reduced. In other words, it is highly reliable that a character on a light color ground is a non-character edge.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(2) In image data, Below threshold concentration Painting Element With white pixels White data detection means for detecting;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
The multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is the white background information of the pixel one pixel previous on the same line. If it is larger, the white background information of the pixel before one line is set as the temporary white background information of the target pixel; otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and the target pixel is the color pixel. If the pixel of interest is not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small, and if the pixel of interest is not the color pixel and the white pixel, the temporary white background information is updated to a large amount. Information, and if the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value, the highest setting value of the white background information is used as the white background information of the target pixel. White judging means;
The target pixel is not the color pixel but the white pixel, and the The white background information generated by the white judging means If the pixel of interest is above the threshold, the pixel of interest is temporarily determined as a white pixel, and pattern matching is used to determine whether there is a series of white pixels centered on the pixel of interest. Pattern matching means for judging;
When there is a continuation of the white pixels, a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels is changed to a white block in which all pixels in the block are white pixels. White area detecting means for performing;
Halftone dot detecting means for detecting halftone dots in the image data; and
The white area detecting means A pixel of interest that is not determined to be a white block and a pixel of interest for which the halftone dot detection means has detected a halftone dot Non-character edge When Size Set A non-character edge determination means.
[0011]
According to this, in addition to the above (1), it is possible to further improve the reliability of the non-character edge determination by setting the area detected by the halftone detection means (324) as a halftone dot as the non-character edge area.
[0012]
(3) In image data, Below threshold concentration Painting Element With white pixels White data detection means for detecting;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
The multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is the white background information of the pixel one pixel previous on the same line. If it is larger, the white background information of the pixel before one line is set as the temporary white background information of the target pixel; otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and the target pixel is the color pixel. If the pixel of interest is not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small, and if the pixel of interest is not the color pixel and the white pixel, the temporary white background information is updated to a large amount. Information, and if the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value, the highest setting value of the white background information is used as the white background information of the target pixel. White judging means;
The target pixel is not the color pixel but the white pixel, and the The white background information generated by the white judging means If the pixel of interest is above the threshold, the pixel of interest is temporarily determined as a white pixel, and pattern matching is used to determine whether there is a series of white pixels centered on the pixel of interest. Pattern matching means for judging;
When there is a continuation of the white pixels, a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels is changed to a white block in which all pixels in the block are white pixels. White area detecting means for
Edge detection means for detecting edges in the image data; and
The Edge detection means But Edge When Detecting and detecting said white area The pixel of interest detected by Character edge When Size Set An image processing apparatus comprising: a character edge determination unit.
[0013]
According to this, both the non-character edge detection and the character edge detection are highly reliable, and output image data that is a high-quality image in both areas can be obtained.
[0014]
(4) In image data, Below threshold concentration Painting Element With white pixels White data detection means for detecting;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
Multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is white background information of the pixel one pixel previous on the same line. If it is larger, the white background information of the pixel before one line is set as the temporary white background information of the target pixel; otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and the target pixel is the color pixel. If the pixel of interest is not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small, and if the pixel of interest is not the color pixel and the white pixel, the temporary white background information is updated to a large amount. Information, and if the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value, the highest setting value of the white background information is used as the white background information of the target pixel. White judging means;
The target pixel is not the color pixel but the white pixel, and the The white background information generated by the white judging means If the pixel of interest is above the threshold, the pixel of interest is temporarily determined as a white pixel, and pattern matching is used to determine whether there is a series of white pixels centered on the pixel of interest. Pattern matching means for judging;
When there is a continuation of the white pixels, a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels is changed to a white block in which all pixels in the block are white pixels. White area detecting means for
Halftone dot detecting means for detecting halftone dots in the image data;
Edge detection means for detecting edges in the image data; and
The Edge detection means But Edge When Detecting the halftone dot Is not detected as a halftone dot, and The white area detecting means The pixel of interest detected by Character edge When Size Set An image processing apparatus comprising: a character edge determination unit.
[0015]
(5) The white determination means (323c) sets the white background information (MS) to a high level when the image level is white (white background / binarized white) based on the image data (steps 3 and 4 in FIG. 5). -7-10), when a color background having a color component level difference is detected, the white background information (MS) is lowered (step 6-13 in FIG. 5); described in any one of (1) to (4) above Image processing apparatus (IPU300).
[0016]
According to this, there is a high probability that an area read as white is detected as a white area including a character edge (character) by the white area detection means (323), and an area read as non-white is detected as a non-white area. Thus, there is a high probability that the non-character edge determination means (326a) will detect it as a non-character edge region (a picture region including a photograph). If a color background with a color component level difference is detected, the white background information (MS) is lowered, so that the misunderstanding that the color background is detected as a white area is reduced, and the probability that a color background outside the character is misidentified as a white area (character edge). Therefore, the possibility of erroneously processing the area around the edge of a character as a white area in light-colored characters or newspapers is reduced, and the reproduced image quality around the character is improved.
[0017]
(6) The white determination means (FIG. 5) lowers the white background information (MS) when the color background detection means detects the color background (step 6-13 in FIG. 5), and does not detect the color background, but white data. When the detection means (323a) detects a white pixel, the white background information (MS) is increased (steps 6 to 10 in FIG. 5), and the image processing apparatus according to any one of (1) to (5) above.
[0018]
According to this, when any level of the color component image data (R, G, B) is white (white background) smaller than the first threshold (thwss), high level white background information (MS) is generated, and this white background When the color background is switched to, the white background information (MS) is lowered. However, when the background is not a white background or a color background, the white background information (MS) is increased.
[0019]
Thereby, the white background information (MS) is binaryly switched between white / non-white depending on whether each of the color component image data (R, G, B) is white smaller than the first threshold (thwss). Even if there is uneven background density such as show-through in the document, the possibility of detecting mixed white areas (character areas) / non-white areas (design areas) is reduced, and the background color is light. Occasionally, fine white spots appear to be scattered or scattered in conjunction with fine unevenness of the original.
[0020]
(7) The halftone dot detection means (324) is a first halftone peak detection means (324a) for detecting a halftone peak of the image represented by the first image data (G) sensitive to the black density of the color image, Second halftone peak detecting means (324) for detecting a halftone dot peak of an image represented by the second image data (B) that is sensitive to a color component (Y) having low sensitivity of one image data (G); (2) or (2) including means (324c) for determining whether or not a halftone dot area by counting the number of halftone dots detected by the first and second halftone peak detecting means (324a, 324b) for each small area (4) The image processing apparatus.
[0021]
Since the first image data (G) indicating the dark and light density and the second image data (B) sensitive to the color (Y) having low sensitivity are used, the first image data (G) is used. It was also possible to detect halftone dots of a color that could not be detected in the past. Only the halftone dot detection is separate from the first image data (G) and the second image data (B), and the processing after the halftone peak detection is one pass, so the hardware amount is not so much.
[0022]
(8) The image processing apparatus (IPU 300) according to any one of the above (1) to (7) and a color scanner (color separation of the original image, reading the image to generate image data, and supplying the image data to the image processing apparatus (IPU 300)) 200), and an image reading apparatus (200 + IPU 300). This image reading apparatus outputs image data in which character reproduction is clear. Specifically, the effects described in the above (1) to (7) are exhibited.
[0023]
(9) An image forming apparatus (400 + IPU 300) comprising the image processing apparatus (IPU 300) of any one of (1) to (7) and a color printer (400) that prints output image data on paper. This image forming apparatus reproduces characters clearly. Specifically, the effects described in the above (1) to (7) are exhibited.
[0024]
(10) The image processing apparatus (IPU 300) according to any one of (1) to (7) above, and a color scanner (color separation of the original image, reading the image to generate image data, and supplying the image data to the image processing apparatus (IPU 300)) 200), and a color copying apparatus (200 + IPU300 + 400) including a color printer (400) for printing out output image data of the image processing apparatus (IPU300) on paper. This color copying apparatus copies characters clearly. Specifically, the effects described in the above (1) to (7) are exhibited.
[0025]
(11) The color copying apparatus (200 + 16 + IPU300 + 400) according to (19), further comprising a printer controller (16) for analyzing an external print instruction command and printing out image information from the outside by the printer (400). This color copying apparatus prints out image information given from outside such as a personal computer with clear characters. Specifically, the effects described in the above (1) to (16) are exhibited.
[0026]
(12) In the above (1) to (11), the image processing apparatus (IPU 300) includes a black background detecting means (323e, f) for detecting a high density area based on image data, and a low density area and a high density area area. [5. ) Black block correction], detecting the boundary area as a white area [6. A white correction means (323g).
[0027]
According to this, the boundary between the low density area (white area) and the high density area (black area) is detected as a white area where a character edge may exist, and the white area is not detected as a non-character area. Since it is determined as an edge area (picture area or character area), the possibility of erroneously determining the character edge area as a non-character edge area is reduced, and the character edge can be detected correctly regardless of the line width of the character. It becomes possible. As a result, it is possible to improve the character reproduction image quality, in other words, to reproduce characters clearly.
[0028]
(13) In the above (12), the white correction means (323g) further detects a region surrounded by the low density region, and also detects the region as a white region [4. ) White block correction].
[0029]
According to this, the white area, that is, the area surrounded by the low density area is also detected as a white area, and the area where the lines are dense can be determined as the white area. By determining the white area, it can be detected as a character edge. Other objects and features of the present invention will become apparent from the following description of embodiments with reference to the drawings.
[0030]
【Example】
An outline of the mechanism of one embodiment of the present invention is shown in FIG. This embodiment is a digital full-color copying machine. A color image reading apparatus (hereinafter referred to as a scanner) 200 forms an image of a document 180 on a contact glass 202 on a color sensor 207 through an illumination lamp 205, mirror groups 204A, 204B, 204C, and a lens 206. The color image information of the original is read for each color separation light of, for example, blue (hereinafter referred to as “B”), green (hereinafter referred to as “G”), and red (hereinafter referred to as “R”), and converted into an electrical image signal. In this example, the color sensor 207 includes a 3-line CCD sensor, and reads B, G, and R images for each color. Based on the color separation image signal intensity levels of B, G, and R obtained by the scanner 200, color conversion processing is performed by an image processing unit (not shown) to obtain black (hereinafter referred to as Bk), cyan (hereinafter referred to as “black”). C), magenta (hereinafter referred to as “M”), and yellow (hereinafter referred to as “Y”) color image data including recording color information is obtained.
[0031]
Using this color image data, Bk, C, M, and Y images are formed on an intermediate transfer belt by a color image recording apparatus (hereinafter referred to as a color printer) 400 described below, and transferred onto transfer paper. The scanner 200 receives a scanner start signal based on the operation and timing of the color printer 400, and the illumination / mirror optical system including the illumination lamp 205 and the mirror groups 204A, 204B, and 204C scans the document in the left arrow direction. One color image data is obtained for each scanning. Each time, the color printer 400 sequentially visualizes the images and superimposes them on the intermediate transfer belt to form a full-color image of four colors.
[0032]
A writing optical unit 401 as an exposure unit of the color printer 400 converts color image data from the scanner 200 into an optical signal, performs optical writing corresponding to the original image, and forms an electrostatic latent image on the photosensitive drum 414. Form. The optical writing optical unit 401 includes a laser light emitter 441, a light emission drive control unit (not shown) that drives the light emission, a polygon mirror 443, a rotation motor 444 that rotationally drives it, an fθ lens 442, a reflection mirror 446, and the like. Has been. The photoconductive drum 414 rotates counterclockwise as indicated by an arrow, and around the photoconductive drum cleaning unit 421, the charge eliminating lamp 414M, the charger 419, and the latent image potential on the photoconductive drum are detected. A potential sensor 414D, a selected developing device of the revolver developing device 420, a developing density pattern detector 414P, an intermediate transfer belt 415, and the like are arranged.
[0033]
The revolver developing device 420 includes a BK developing unit 420K, a C developing unit 420C, an M developing unit 420M, a Y developing unit 420Y, and a revolver rotation driving unit (not shown) that rotates each developing unit in a counterclockwise direction as indicated by an arrow. (Omitted). Each of these developing units assembles a developing sleeve 420KS, 420CS, 420MS, 420YS, which rotates by bringing the ears of the developer into contact with the surface of the photosensitive drum 414 in order to visualize the electrostatic latent image. -It consists of a development paddle that rotates to stir. In the standby state, the revolver developing device 420 is set at a position where development is performed by the BK developing device 420. When the copying operation is started, the scanner 200 starts reading BK image data from a predetermined timing. Based on the data, laser writing and latent image formation are started. Hereinafter, an electrostatic latent image based on Bk image data is referred to as a Bk latent image. The same applies to C, M, and Y image data. In order to enable development from the leading edge of the Bk latent image, before the leading edge of the latent image reaches the developing position of the Bk developing device 420K, the developing sleeve 420KS starts to rotate, and the Bk latent image is developed with Bk toner. . Thereafter, the developing operation of the Bk latent image area is continued. However, when the trailing edge of the latent image passes the Bk latent image position, the developing operation of the next color from the developing position by the Bk developing unit 420K is promptly performed. The revolver developing device 420 is driven and rotated to the position. This rotation operation is completed at least before the leading edge of the latent image by the next image data arrives.
[0034]
When the image forming cycle is started, the photosensitive drum 414 is rotated counterclockwise as indicated by an arrow, and the intermediate transfer belt 415 is rotated clockwise by a drive motor (not shown). As the intermediate transfer belt 415 rotates, BK toner image formation, C toner image formation, M toner image formation, and Y toner image formation are sequentially performed. Finally, intermediate transfer is performed in the order of BK, C, M, and Y. A toner image is formed over the belt 415. The BK image is formed as follows. That is, the charger 419 uniformly charges the photosensitive drum 414 to about −700 V with a negative charge by corona discharge. Subsequently, the laser diode 441 performs raster exposure based on the Bk signal. When the raster image is exposed in this way, the charge proportional to the exposure light amount disappears in the exposed portion of the uniformly charged photosensitive drum 414, and an electrostatic latent image is formed. The toner in the revolver developing device 420 is negatively charged by stirring with the ferrite carrier, and the BK developing sleeve 420KS of the developing device is connected to the metal base layer of the photosensitive drum 414 by a power supply circuit (not shown). It is biased to a potential in which a negative DC potential and an AC are superimposed. As a result, toner does not adhere to the portion where the charge of the photosensitive drum 414 remains, and Bk toner is adsorbed to the portion without charge, that is, the exposed portion, and Bk visible similar to the latent image. An image is formed. The intermediate transfer belt 415 is stretched around a drive roller 415D, a transfer counter roller 415T, a cleaning counter roller 415C, and a driven roller group, and is rotated by a drive motor (not shown). Now, the Bk toner image formed on the photosensitive drum 414 is applied to a belt transfer corona discharger (hereinafter referred to as a belt transfer unit) 416 on the surface of an intermediate transfer belt 415 that is driven at a constant speed in contact with the photosensitive member. Is transcribed by. Hereinafter, toner image transfer from the photosensitive drum 414 to the intermediate transfer belt 415 is referred to as belt transfer. Some untransferred residual toner on the photoconductor drum 414 is cleaned by the photoconductor cleaning unit 421 in preparation for reuse of the photoconductor drum 414. The toner collected here is stored in a waste toner tank (not shown) via a collection pipe.
[0035]
The intermediate transfer belt 415 sequentially aligns the Bk, C, M, and Y toner images formed on the photosensitive drum 414 on the same surface to form a four-color superimposed belt transfer image. Thereafter, batch transfer is performed on the transfer paper with a corona discharge transfer device. By the way, on the photosensitive drum 414 side, the process proceeds to the C image forming process after the BK image forming process. At a predetermined timing, reading of the C image data by the scanner 200 starts, and laser light writing by the image data is performed. Then, a C latent image is formed. The C developing device 420C rotates the revolver developing device after the rear end of the previous Bk latent image has passed with respect to the developing position and before the front end of the C latent image has arrived. Develop the image with C toner. Thereafter, the development of the C latent image area is continued. When the trailing edge of the latent image passes, the revolver developing device 420 is driven in the same manner as in the case of the previous Bk developing device, and the C developing device 420C is sent out. The M developing device 420M is positioned at the developing position. This operation is also performed before the leading edge of the next M latent image reaches the developing unit. It should be noted that the image forming process for each of the M and Y images will not be described because the image data reading, latent image forming, and developing operations are in accordance with the Bk image and C image processes described above.
[0036]
The belt cleaning device 415U includes an inlet seal, a rubber blade, a discharge coil, and a contact / separation mechanism for the inlet seal and the rubber blade. After transferring the first color Bk image to the belt, while transferring the second, third, and fourth color images to the belt, the blade seal mechanism separates the inlet seal, rubber blade, etc. from the intermediate transfer belt surface. deep.
[0037]
A paper transfer corona discharger (hereinafter referred to as a paper transfer unit) 417 is a corona discharge method for transferring the superimposed toner image on the intermediate transfer belt 415 to the transfer paper. This is applied to the transfer belt.
[0038]
The transfer paper cassette 482 in the paper supply bank stores transfer paper of various sizes, and is fed in the direction of the registration roller pair 418R by the paper supply roller 483 from the cassette storing the paper of the specified size.・ Conveyed. Reference numeral 412B2 denotes a paper feed tray for manually feeding OHP paper, cardboard, or the like. At the time when the image formation is started, the transfer paper is fed from one of the paper feed trays and stands by at the nip portion of the registration roller pair 418R. When the leading edge of the toner image on the intermediate transfer belt 415 approaches the paper transfer unit 417, the registration roller pair 418R is driven so that the leading edge of the transfer paper coincides with the leading edge of the image, and the paper and the image are transferred. Matching is done. In this way, the transfer paper is superimposed on the color superposition image on the intermediate transfer belt and passes over the paper transfer device 417 connected to a positive potential. At this time, the transfer paper is charged with a positive charge by the corona discharge current, and most of the toner image is transferred onto the transfer paper. Subsequently, when the paper passes through a separation static eliminator (not shown) disposed on the left side of the paper transfer unit 417, the transfer paper is neutralized, separated from the intermediate transfer belt 415, and transferred to the paper conveyance belt 422. The transfer paper onto which the four-color superimposed toner images have been transferred from the intermediate transfer belt surface is conveyed to the fixing device 423 by the paper conveying belt 422, and the toner is transferred to the nip portion between the fixing roller 423A and the pressure roller 423B controlled to a predetermined temperature. The image is melted and fixed, sent out of the main body by a pair of discharge rollers 424, and stacked face up on a copy tray (not shown).
[0039]
The surface of the photosensitive drum 414 after the belt transfer is cleaned by a photosensitive member cleaning unit 421 including a brush roller, a rubber blade, and the like, and is uniformly discharged by a discharging lamp 414M. The intermediate transfer belt 415 after transferring the toner image to the transfer paper again cleans the surface by pressing the blade with the blade contact / separation mechanism of the cleaning unit 415U. In the case of repeat copying, the operation of the scanner and the image formation on the photosensitive member are continued to the fourth color image process for the first sheet, and then proceed to the first color image process for the second sheet at a predetermined timing. In the intermediate transfer belt 415, the second Bk toner image is belt-transferred to the area where the surface is cleaned by a belt cleaning device following the batch transfer process of the first four-color superimposed image to the transfer paper. So that After that, the operation is the same as the first sheet.
[0040]
The color copier shown in FIG. 1 can print out (image output) with a color printer 400 when print data is given from a host such as a personal computer through a LAN or parallel I / F. This is a color copier with a combined function capable of transmitting image data read by the scanner 200 to a remote facsimile machine and printing out received image data. This copier is connected to a public telephone network via a private branch exchange PBX, and can communicate with a facsimile server or a service center management server via the public telephone network.
[0041]
FIG. 2 shows an outline of the electric system of the copying machine shown in FIG. FIG. 2 illustrates the control device of the copying machine with the main controller 10 as the center. The main controller 10 controls the entire copying machine. The main controller 10 includes a display for an operator, an operation / display board OPB for performing function setting input control from the operator, an editor 15, a scanner 200, and optional ADF control, control for writing a document image in an image memory, and image In the scanner controller 12, the printer controller 16, the image processing unit (IPU) 40, and the color printer 400 for performing control to perform image formation from the memory, and charging, exposure, development, paper feeding, transfer, fixing, and the like A distributed control device such as an engine controller 13 for controlling the image forming engine for carrying the transfer paper is connected. Each distributed control device and the main controller 10 exchange machine states and operation commands as necessary. A main motor and various clutches necessary for paper conveyance and the like are also connected to a driver (not shown) in the main controller 10.
[0042]
The color printer 400 includes an electric circuit and a control circuit for driving a mechanism element that performs feeding of a photoconductor 414, image exposure by a laser writing unit, development, transfer, fixing, and paper discharge as well as feeding from a paper feed tray. And various sensors.
[0043]
The printer controller 16 analyzes an image from the outside such as a personal computer and a command for instructing printing, develops a bitmap as image data into a printable state, and drives the printer 400 via the main controller 10 to print the image data. Out. There is a LAN control 19 and a parallel I / F 18 for receiving and operating images and commands via the LAN and parallel I / F.
[0044]
When there is a facsimile transmission instruction, the FAX controller 17 drives the scanner 200 and the IPU 300 via the main controller 10 to read the image of the document, and sends the image data to the facsimile communication line via the communication control 20 and the PBX. Send it out. When a facsimile call is received from the communication line and image data is received, the printer 400 is driven via the main controller 10 to print out the image data.
[0045]
FIG. 3 shows the configuration of an image processing unit (IPU) 300. R, G, B image data generated by the scanner 200 is given to the IPU 300 via the interface 351. Note that when the BR unit 355 instructs B or R monochrome recording, R, G, and B image data are selected and assembled, but the description of the image recording processing in this mode is omitted. The R, G, B image data given to the IPU 300 is converted from reflectance data (R, G, B data) to density data (R, G, B data) by RGBγ correction 310.
[0046]
Based on the density R, G, B data, the document recognition 320 determines whether the image area to which the data is addressed is a character area (character or line drawing area) or a picture area (photo or picture area & not a character area). And the C / P signal and the B / C signal are supplied to the main controller 10 via the RGB filter 330 and the interface 353;
C / P signal: 2-bit signal, 2 bits “11” meaning 3
2 bits "01" indicating the character edge area, meaning 1
2 bits “00”, which indicates an area within a character and means 0
Indicates the pattern area;
B / C signal: 1-bit signal, H (“1”) indicates an achromatic region,
L (“0”) indicates a chromatic area.
[0047]
-Document recognition 320 (FIG. 4)-
FIG. 4 shows the function of the document recognition 320 in block sections. The original recognition 320 performs character edge detection, character detection, pattern detection, and chromatic / achromatic detection to detect a C / P signal and a chromatic region / achromatic region representing a character edge region, character region, or pattern region. A B / C signal representing Here, “character” means inside the character edge, that is, within the character line width.
[0048]
The document recognition 320 is roughly divided into a filter 321, edge extraction 322, white area extraction 323, halftone dot extraction 324, color determination 325, and general determination 326. Here, a case where the reading density of the scanner 200 is about 600 dpi will be described as an example.
[0049]
-Filter 321-
The filter 321 corrects the G image data generated by the scanner 200 mainly for extracting the edge of the character. Here, since the data read by the scanner 200 may be blurred due to the performance of a lens or the like, an edge enhancement filter is applied. However, here, it is necessary to simply emphasize the image edge on the original and not to emphasize the line pattern for gradation expression, which is widely used in copying machines. If the line pattern is emphasized, it is necessary to extract the picture (gradation expression area by the line pattern) as an edge and eventually misidentify it as a character edge. is there. Also, as shown in FIG. 8, the 600 dpi line pattern A and the 400 dpi line pattern B have different repetition periods, so it is difficult to avoid enhancement with the same filter coefficient. Therefore, the cycle of the image pattern is detected and the filter coefficient is switched. In FIG. 8, the sum of the width of one white block in the main scanning direction x and the width of one black block adjacent thereto is a line pitch (constant width: a predetermined number of pixels), that is, a line cycle, and a low density halftone. Sometimes the white block width increases and the black block width decreases. As the density becomes higher, the white block width becomes narrower and the black block width becomes wider.
[0050]
In this embodiment, the pixel matrix of the filter processing 321 is set to 7 pixels in the main scanning direction x × 5 pixels in the sub-scanning direction y (mechanical document scanning direction of the scanner 200). As shown in the block, there are two sets of coefficient groups (coefficient matrices) A and B addressed to each pixel, each weighted coefficient a1 to a7, b1 to b7, c1 to c7, d1 to d7, and e1 to e7. The next coefficient group A is a coefficient for filtering that suppresses emphasis of the 600 dpi line pattern A in FIG. 8 and emphasizes the edge of the character, and the coefficient group B is a 400 dpi line pattern B in FIG. Is a coefficient for filtering that suppresses the emphasis and emphasizes the edge of the character.
[0051]
Coefficient group A
0 -1 0 -2 0 -1 0
0 -1 0 -2 0 -1 0
0 -1 -1 20 -1 -1 0
0 -1 0 -2 0 -1 0
0 -1 0 -2 0 -1 0.
[0052]
Coefficient group B
-1 0 0 -2 0 0 -1
-1 0 0 -2 0 0 -1
-1 0 -1 20 -1 0 -1
-1 0 0 -2 0 0 -1
-1 0 0 -2 0 0 -1.
[0053]
Note that the horizontal direction is the alignment in the main scanning direction x, and the vertical direction is the alignment in the sub-scanning direction y. The coefficients in the first row of the coefficient groups A and B are the coefficients a1 to a7 in the first row of the coefficient matrix of the block of the filter 321 in FIG. The center “20” is the coefficient of the center pixel in the third row c1 to c7 of the coefficient matrix of the filter 321 block, that is, the coefficient c4 of the target pixel. The sum (product sum value) of products (total 7 × 5 = 35) obtained by multiplying each coefficient of the coefficient matrix by the value represented by the image data of the pixel addressed to the coefficient is the pixel of interest (pixel addressed to c4). The image data values processed by the filter 321 are given to the edge extraction 322 and the white area extraction 323. Here, the pixel of interest is a pixel that is currently processed, and it is updated to pixels that are sequentially different in the x direction and in the y direction.
[0054]
In the coefficient group A, a negative coefficient (small value coefficient) is distributed at the line pitch of the 600 dpi line pattern A shown in FIG. 8, and 0 (slightly large coefficient) is distributed between them, and the edge For emphasis, 20 (very large coefficient) is assigned to the target pixel. As a result, when the image data (target pixel) is the black / white edge of the line pattern A region, the weighted average value (product sum value) derived therefrom is the character edge that is not the line pattern A. Compared to a certain time, the value is considerably lower.
[0055]
In the coefficient group B, negative coefficients (coefficients having a small value) are distributed at the line pitch of the line pattern B of 400 dpi shown in FIG. For emphasis, 20 (very large coefficient) is assigned to the target pixel. As a result, when the image data (target pixel) is the black / white edge of the line pattern B region, the weighted average value (product sum value) derived to that is the character edge that is not the line pattern B. Compared to a certain time, the value is considerably lower.
[0056]
Note that the filter 321 performs the filter processing by the coefficient group B when one of the following conditions 1 and 2 is satisfied, that is, when there is a high possibility that the line pattern B of 400 dpi in FIG. Filter by coefficient group A:
-Condition 1- [Thin line pattern B of 400 dpi type is thin
(Conditions to see if the white section in Figure 8)]
(D [3] [1] <D [3] [2]) &
(D [3] [7] <D [3] [6]) &
(ABS (D [3] [2]-D [3] [4])> ABS (D [3] [4]-D [3] [1])) &
(ABS (D [3] [6]-D [3] [4])> ABS (D [3] [4]-D [3] [7]))
-Condition 2 [Deep part of line pattern B of 400 dpi system
(Conditions to see if the black section in Fig. 8)
(D [3] [1]> D [3] [2]) &
(D [3] [7]> D [3] [6]) &
(ABS (D [3] [2]-D [3] [4])> ABS (D [3] [4]-D [3] [1])) &
(ABS (D [3] [6]-D [3] [4])> ABS (D [3] [4]-D [3] [7]))
Note that D [i] [j] means a value represented by the image data of the pixel at the position of x = i, y = j on the pixel matrix of x, y distribution. For example, D [3] [1 ] Is a value represented by image data of a pixel to which the coefficient a3 of the coefficient matrix shown in the block of the filter 321 in FIG. 4 is addressed. “&” Means “logical product: AND”, and “ABS” means an absolute value operator. The target pixel is D [4] [3].
[0057]
When the above condition 1 or 2 is satisfied, it is assumed that the pixel of interest at that time is in the 400 dpi line pattern B region at the time of 600 dpi reading shown in FIG. Perform emphasis filtering. If neither of the conditions 1 and 2 is satisfied, the filter processing for character edge emphasis is performed using the coefficient group A shown in FIG. 8 that avoids emphasizing the 600 dpi line pattern A at the time of 600 dpi reading. That is, the image period (pitch) is detected so that the image pattern of a specific period is not emphasized. It is possible to emphasize the edge of a character without emphasizing the line pattern. FIG. 4 shows an aspect in which G image data is referred to for edge processing, but it is not limited to G image data, and may be luminance data. Any signal expressing dark and light can be applied.
[0058]
-Edge extraction 322-
In the character region, there are many high-level density pixels and low-level density pixels (hereinafter referred to as black pixels and white pixels), and these black pixels and white pixels are continuous in the edge portion. The edge extraction 322 detects a character edge based on the continuity of each of such black pixels and white pixels.
[0059]
-3 value 322a-
First, in the ternarization 322a, the G image data (input data of the edge extraction 322) subjected to the filter processing for character edge enhancement by the filter 321 is ternarized using two kinds of threshold values TH1 and TH2. For example, when the image data represents 256 gradations (0 = white) from 0 to 255, the thresholds TH1 and TH2 are set to TH1 = 20 and TH2 = 80, for example. In the ternarization 322a, when input data <TH1, the pixel to which the data is addressed is a white pixel, when TH1 ≦ input data <TH2, a halftone pixel, and when TH2 ≦ input data, a black pixel, The input data is converted into the ternary data to be represented.
[0060]
-Black pixel continuous detection 322b, white pixel continuous detection 322c-
The black pixel continuous detection 322b and the white pixel continuous detection 322c detect a location where the black pixels are continuous and a location where the white pixels are continuous by pattern matching based on the ternary data. In this embodiment, the pattern matching uses the patterns BPa to BPd and WPa to WPd of the 3 × 3 pixel matrix shown in FIG. In the pattern shown in FIG. 9, black circles indicate the above-described black pixels, white circles indicate the above-described white pixels, and blank pixels without any circles are black pixels, halftone pixels, and white pixels. It does not matter whether it is any of the above. The pixel at the center of the 3 × 3 pixel matrix is the target pixel.
[0061]
The black pixel continuous detection 322b is data indicating that the target pixel at that time is “black continuous pixel” when the distribution of the content of the ternary data matches any of the black pixel distribution patterns BPa to BPd shown in FIG. Is given to the target pixel. Similarly, when the white pixel continuous detection 322c is matched with any of the white pixel distribution patterns WPa to WPd shown in FIG. 9, the target pixel at that time is regarded as a “white continuous pixel” and data representing it is given to the target pixel.
[0062]
-Neighboring pixel detection 322d-
The next neighboring pixel detection 322d checks whether there are black continuous pixels or white continuous pixels in the vicinity of the target pixel in the neighboring pixel detection 322d with respect to the detection results of the black pixel continuous detection 322b and the white pixel continuous detection 322c. Thus, it is determined whether the target pixel is in the edge region or the non-edge region. More specifically, in this embodiment, when a block of a 5 × 5 pixel matrix includes one or more continuous black pixels and one continuous white pixel, the block is defined as an edge region. If not, the block is determined as a non-edge region.
[0063]
-Isolated point removal 322e-
Furthermore, since the character edges exist continuously, the isolated edges are corrected to the non-edge regions by the isolated point removal 322e. Then, an edge signal “1” (edge region) is output to a pixel determined to be an edge region, and an edge signal “0” (non-edge region) is output to a pixel determined to be a non-edge region.
[0064]
-White area extraction 323-
The white area extraction 323 includes binarization 323a, RGB white extraction 323b, white determination 323c, white pattern matching 323d, black determination 323e, black pattern matching 323f, and white correction 323g.
[0065]
-Binarization 323a-
The binarization 323a binarizes the edge emphasis output of the image density data (G image data) of the filter 321 with the threshold value thwsb, and the white data referred to by the preprocessing (step 7 in FIG. 5) of the white pattern matching 323d. A binary white decision signal for generating In this embodiment, the edge emphasis output is 256 gradations from 0 to 255, 0 is white without density, an example of the threshold value thwsb is 50, and the value of the edge emphasis output is thwsb = 50. If smaller, the binarization 323a determines “binarized white” and generates a binarized white determination signal “1”. When the value of the edge emphasis output is thwsb = 50 or more, a binarized white determination signal “0” is generated.
[0066]
-RGB white extraction 323b-
RGB white extraction 323b is: ) RGB white background detection, 2. 2.) Color ground detection and ) Perform valley white pixel detection to determine if the image data is a white area:
1. ) RGB white background detection
In the RGB white background detection, the white background separation operation is activated by detecting the white background area from the R, G, B image data. That is, the white background separation process is started. Specifically, as shown in the pattern WBP of FIG. 10, if all of the R, G, B image data of the 3 × 3 pixel matrix is smaller than the threshold thwss, the target pixel (the central pixel of the 3 × 3 pixel matrix) is determined. It is determined as a white area, and the white background determination signal referred to by the preprocessing (step 3 in FIG. 5) of the white pattern matching 323d is activated (“1”). This is to detect whether there is a white pixel region of a certain extent. Note that each of the R, G, and B image data has 256 gradations from 0 to 255 in this embodiment, 0 is a base level without density, a threshold thwss <thwsb, and an example of thwss is as follows: If all of the R, G, B image data are less than thwss = 40, it is determined as “white background” and a white background determination signal “1” is generated. When any of the R, G, and B image data is thwss = 40 or more, a white background determination signal “0” is generated.
[0067]
2. ) Color ground detection
To prevent a light color from being identified as a white background, detect the color background:
A. Here, first, assuming that the sign of each pixel of the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel is shown in the pattern MPp of FIG. 11, the center pixel c3 (the X mark pixels of MCa to MCd) serving as the target pixel. When the RGB difference (difference between the maximum value and the minimum value of R, G, B image data addressed to one pixel) is larger than the threshold value thc, the color pixel determination signal a is set to “1” (color pixel), and is equal to or less than the threshold value thc. Is “0” (monochrome pixel);
B. When the R, G, B image data of any pixel in the peripheral pixel group Δ (in MCa to MCd in FIG. 11) on one side of the target pixel is all equal to or less than the threshold thwc, the one-side white determination signal b is set to “1”. (White pixel), and “0” (non-white pixel) when the threshold value thwc is exceeded. The threshold thwc is, for example, 20;
C. If the R, G, B image data of any pixel in the peripheral pixel group □ (in MCa to MCd in FIG. 11) on the other side of the target pixel is all equal to or less than the threshold thwc, the other side white determination signal c is set to “1”. ”(White pixel), and“ 0 ”(non-white pixel) when the threshold value thwc is exceeded;
D. In any of the patterns MCa to MCd in FIG.
a AND (exclusive NOR of b and c) = "1"
That is, when a = “1” (the pixel of interest is a color pixel) and b and c match (a white pixel on both sides of the pixel of interest or a non-white pixel on both sides), The color ground determination signal d is “1” (color ground). This color ground determination signal d is referred to in the pre-processing (step 6 in FIG. 5) of the white pattern matching 323d.
[0068]
Pattern matching as described above ~ D. The reason for this is that when the area around the black character becomes slightly colored due to the RGB reading position shift, it is not picked up as a color. At a colored position around the black character, (exclusive NOR of b and c) or “0” (one pixel on both sides of the target pixel is a white pixel and the other is a non-white pixel). In this case, the color gamut determination signal d = “0” (non-colored background). In addition, when the pixel of interest is a color pixel whose periphery is surrounded by a white background, the color background determination signal d = “1” (color background), and even when the line is intricate, a light color pixel is detected as the color background. be able to. That is, when the line is intricate, the originally white portion is not completely read in white. If the RGB difference is small, the pixel is not determined as a color pixel. Therefore, the threshold thwc is set to be stricter than the white background for which the density is to be viewed (for example, thws = 20 for thwss = 40 and thwsb = 50). ~ D. In this process, it is possible to accurately check whether the background is a white background and accurately detect a light color pixel as a color background.
[0069]
3. ) Valley white pixel detection
Next, in the valley white pixel detection, valley white pixels in a small white region that cannot be detected by the above-described RGB white background detection are detected based on the 5 × 5 pixel matrix distributions RDPa and RDPb of the G image data shown in FIG. Specifically, based on the 5 × 5 pixel matrix distribution RDPa,
miny = min (G [1] [2], G [1] [3], G [1] [4], G [5] [2], G [5] [3], G [5] [4 ]) Is calculated. That is, the minimum density miny in the pixel group with black circles in the 5 × 5 pixel matrix distribution RDPa shown in FIG. 10 is extracted. And
maxy = max (G [3] [2], G [3] [3], G [3] [4])
Is calculated. That is, the highest density maxy in the pixel group with white circles in the 5 × 5 pixel matrix distribution RDPa shown in FIG. 10 is extracted. next,
mint = min (G [2] [1], G [3] [1], G [4] [1], G [2] [5], G [3] [5], G [4] [5 ]) Is calculated. That is, the lowest density mint in the pixel group with a black circle in another 5 × 5 pixel matrix distribution RDPb shown in FIG. 10 is extracted. And
maxt = max (G [2] [3], G [3] [3], G [4] [3]) is calculated. That is, the highest density maxt in the pixel group with white circles in the 5 × 5 pixel matrix distribution RDPb shown in FIG. 10 is extracted. Here, min () is a function for detecting the minimum value. max () is a function for detecting the maximum value. next,
OUT = ((miny-maxy)> 0) # ((mint-maxt)> 0)
Is calculated. That is, of (miny-maxy) and (mint-maxt), the larger positive value is defined as a valley detection value OUT, and if the value of OUT is equal to or greater than a certain threshold, the target pixel (RDPa or RDPb Are detected as valley white pixels. In this way, the valley state of the image is detected. ) RGB white background detection compensates for difficult detection.
[0070]
-White determination 323c-
Here, the state variables MS and SS [I] used for white determination are updated. The contents are shown in FIG. Here, the state variable MS is addressed to the pixel of the processing target line (target line), and the state variable SS [I] is addressed to the pixel one line before the processing target line (processed line). This is 4-bit white background information representing the degree of white, and is generated by the processing of FIG. The maximum value represented by the state variables MS and SS [I] is set to 15, which means the whitest degree, and the minimum value is 0. That is, the state variables MS and SS [I] are data indicating the degree of white, and the larger the value represented, the stronger the white. At the start of the copying operation, the state variables MS and SS [I] are both initialized to 0.
[0071]
In the process of FIG. 5, first, the state variable of the target pixel one line before the processing target, that is, the white background information SS [I] and the pixel one pixel before the target pixel on the same line (previous pixel: processed pixel). The state variable, that is, the white background information MS is compared (step 1). If the white background information SS [I] one line before is larger, this is used as the temporary white background information MS of the target pixel (step 2). Otherwise, the state variable MS of the preceding pixel is set as the temporary white background information MS of the target pixel. This means that information closer to white of the white background information of the peripheral pixels is selected.
[0072]
After starting the copying operation, the above 1. ) When a white area, that is, a white background is detected by RGB white background detection [1. ) White background determination signal = “1” which is an output of RGB white background detection], white background information SS [I] of the pixel one line before the target pixel is updated to 15 (steps 3 and 4), and white background information MS of the target pixel Is also set to 15 (step 5). The white background information MS of the target pixel is written in the main scanning position (F) of the target pixel in the line memory for the current line (target line) in the line memory LMP shown in FIG. Information SS [I] is written in the main scanning position (F) of the target pixel in the line memory for the previous one line in the line memory LMP shown in FIG. 12 (steps 3, 4, and 5). Next, the white background information SS [I] addressed to the pixel one line before is propagated to the pixel one line before as follows (steps 14 to 17). [I] means the main scanning position of the target pixel, and [I-1] means the position of the pixel one pixel before (in the main scanning direction x) (the pixel immediately before the target pixel).
[0073]
When SS [I-1] <SS [I] -1, SS [I-1] = SS [I] -1 is set in the line memory (steps 14 and 15). That is, in the line one line before the target pixel, the white background at the position (F) of the target pixel from the white background information SS [I-1] one pixel before (E) from the position (F) of the target pixel in the main scanning direction. If the value “SS [I] −1” obtained by subtracting 1 from the information SS [I] is larger (whiteness is stronger), the pixel one pixel before the position (F) of the target pixel on the line one line before The white background information SS [I-1] addressed to (E) is updated to a value obtained by lowering the white intensity by 1 from the white background information SS [I] at the position (F) of the target pixel.
[0074]
Next, when SS [I-2] <SS [I] -2, SS [I-2] = SS [I] -2 is set in the line memory (steps 16, 17-14, 15);
Next, when SS [I-3] <SS [I] -3, SS [I-3] = SS [I] -3 is set in the line memory (steps 16, 17-14, 15).
[0075]
In the same manner, finally, when SS [I-15] <SS [I] -15, SS [I-15] = SS [I] -15 is set in the line memory (steps 16 and 17-14). , 15). The lower limit value MIN of the value of the white background information SS [I] is 0, and when it is less than 0, it is kept at 0. The same applies to step 13 described later.
[0076]
By the processing of these steps 14 to 17, the white background information SS one line before and before the main scanning position of the target pixel is changed to one for the positional deviation of one pixel in the main scanning direction x from the white background information MS of the target pixel. The white background information of the target pixel is propagated to the rear of the main scanning in the main scanning direction x one line before at the reduction rate (white propagation processing). However, this is a case where the white background information one line before is a smaller value. For example, if the pixel one line before is the above 1. ) When a white background (white area) is detected by RGB white background detection, the white background information is 15 and is the highest value, so rewriting is not performed.
[0077]
When the pixel of interest is updated and it becomes a non-white background [1. ) RGB white background detection output white background determination signal = “0”], the process proceeds from step 3 to step 6 and subsequent steps. ) Not the color gamut determination signal d = “1”, which is the output of the color gamut detection (non-color gamut), binarized white [binary white determination signal = “binarized 323a output =“ 1 ”], and when the state variable of the pixel of interest temporarily determined in Steps 1 and 2, that is, the white background information MS is equal to or greater than a threshold thw1 (for example, 13), the white background information MS addressed to the pixel of interest is incremented by 1 (Step 1). 6-10). That is, the white level is updated to a strong value by 1. The maximum value max of the white background information MS is set to 15, and when it exceeds 15, it is limited to 15 (steps 9 and 10). Even when the route has been reached, steps 5 and 14 to 17 described above are executed. That is, white propagation processing is performed.
[0078]
If the target pixel is non-colored and binary white, but the white background information MS is less than thw1 (for example, 13), thw2 (for example, 1) or more, and is a valley white pixel, the state variable MS is set to the value as it is. Hold (steps 8, 11, 12). Even when the route has been reached, steps 5 and 14 to 17 described above are executed. That is, white propagation processing is performed.
[0079]
If none of the above conditions is met, that is, if the pixel of interest is a color background or non-binary white, the white background information MS of the pixel of interest is decremented by 1 (step 13). That is, it is updated to white background information whose white level is weak by one. The minimum value MIN of the white background information MS is 0, and is kept at 0 when it is less than 0. Even when the route has been reached, steps 5 and 14 to 17 described above are executed. That is, white propagation processing is performed.
[0080]
By generating the white background information MS as described above, the white information can be propagated to the peripheral pixels via the state variable (white background information) MS on the line memory LMP. As described above, the white background information MS is generated based on the RGB white background determination signal that represents the white background when the color data (all of the R, G, and B image data) is smaller than the threshold thwss = 40. When generation of color-corresponding white background information MS of the system of 4-5-14 to 17 is included, and the edge enhancement output (output of the filter 321) of the density data (G image data) is smaller than the threshold thwsb = 50 This includes the generation of density-corresponding white background information MS for the system in steps 7 to 13-5-14 to 17 in FIG. 5 based on the white background and the binarized white determination signal.
[0081]
The white determination 323c is performed by first selecting 1. of the RGB white extraction 323b. ) RGB white background detection until a white area is detected, i.e. ) Until the RGB white background detection generates the white background determination signal “1” and the generation of the color-corresponding white background information MS (steps 3-4-5-14 to 17) starts correspondingly, the operation (step 4) Do not execute. This is to prevent an area that cannot be determined as a white area from being erroneously determined as a white pixel (white block) in white pattern matching (to be described later) of the G image data after edge enhancement processing by the filter 321.
[0082]
When the edge emphasis filter 321 is applied to a light color ground character, the data around the character becomes a value (white) having a lower level than the original image data (color ground). Therefore, the data after the edge emphasis processing of the filter 321 is used. When white pattern matching is performed, that is, when white area determination is performed based only on the generation of density-corresponding white background information MS (steps 7-13-5-14 to 17), it is easy to mistakenly determine the character ground around the color ground as a white background. A white pattern for determining a white pixel (white block), which will be described later, in an area that can be determined as a white area by generating the color-corresponding white background information MS (steps 3-4-5-14 to 17). If the white background information MS is set to the highest value so that matching is applied, and the white background is not white in step 3, the white background condition is checked in detail in step 6 and subsequent steps. Since the white background information MS, which is one parameter for determining whether to apply, is adjusted, a white pixel (white block) is erroneously determined by white pattern matching described later of the G image data after the edge enhancement processing of the filter 321. It prevents that.
[0083]
For example, when the possibility of a color pixel is high, the white background information MS is lowered (step 13), and when there is a suspicion of a color pixel, the white background information MS is held (no change) (steps 11 to 13), and a white pattern to be described later By preventing matching from being erroneously determined as a white pixel (white block), data around the character is prevented from having a lower level (white) than the original image data (color background).
[0084]
When the character is dense, the white background information MS is updated and propagated by the above-described processing (steps 3 to 5, 6 to 10, and 14 to 17), so that the possibility that the dense character region is erroneously determined as a pattern is reduced. . Also, characters such as complicated characters (for example, “call”) ) In some cases, white detection cannot be performed by RGB white background detection. ) White is detected by the valley white pixel detection, and the white background information MS is held in the path in which the YES output of step 12 goes straight to step 5 and stays on the white background tendency. The possibility of being judged is reduced.
[0085]
As described above, when the pixel of interest is a color pixel surrounded by a white background, 2. ) Color gamut detection signal d = “1” (color gamut), which is an output of color gamut detection, can detect a thin color pixel as a color gamut even where a line is intricate, and determine whether the periphery of the target pixel is white. Since the threshold value thwc for viewing is set low (thwc = 20), it is possible to detect a thin color pixel as a color background by strictly checking whether or not the periphery of a light color pixel (target pixel) is a white background. It is possible to further reduce the possibility that the character is erroneously determined as a picture.
[0086]
As described above, since a light color pixel can be detected more precisely as a color background, the process proceeds from step 6 to step 13 in FIG. 5 when the color background is detected, and the state variable MS is lowered to determine the color background as white. In addition to being able to reduce the possibility, the threshold value for generating the binarized white determination signal to be referred to in step 7 with respect to the threshold value thwss (for example, 40) for generating the white background determination signal to be referred to in step 3 If thwsb (for example, 50) is set to a large value and the color ground is not determined (step 6: NO), the probability that the binarization 323a regards it as white is increased, and steps 7 to 10 in FIG. 5 are performed. The possibility that the state variable MS is advanced and the white area is determined is increased.
[0087]
That is, the above 1. ) RGB white background detection with a threshold thwss = 40, and a strict white determination with a low probability of determining white is performed. If the white background is determined there, the state variable MS is increased by the processing from step 3 to step 4 in FIG. The possibility that the background is determined to be white is increased. If the strict white determination does not determine a white background, conversely, it is a strict color background determination with high reliability for detecting a light color pixel as a color gamut, that is, a color background. ) Refer to the result of color gamut detection, and if it is not determined to be a color gamut, again, a sweet white determination with a threshold thwsb = 50 that has a high probability of determining white is performed, that is, the binarization 323a. If it is determined that it is white, the state variable MS is increased to increase the possibility that the character background is determined to be white (steps 7 to 10). Because of this processing (steps 6 to 10), when the background density unevenness is thinner than the color background and the light color pixel detected, for example, when there is unevenness in the background of the original such as show-through, the fine background unevenness of the original As a result, it is possible to prevent the state variable MS from changing significantly in binary, and to prevent the next white pattern matching 323d from determining whether it is a white pixel or not in the scanning direction. As a result, when the background is a light color background, fine color loss (white background) does not appear in conjunction with the fine background unevenness of the document such as show-through.
[0088]
-White pattern matching 323d-
Whether the background is white is determined by whether or not there is a continuous white pixel in a 5 × 5 pixel unit block centered on the target pixel. Therefore, for the target pixel, when the following expression is satisfied, the target pixel is temporarily determined as a white pixel and white pattern matching is performed:
(Non-color pixel & (white background information MS ≧ thw1 (13)) & binarized white) #
(Non-color pixel & (white background information MS ≧ thw2 (1)) & valley white pixel & binarized white)
Here, the target pixel for checking whether or not this conditional expression is satisfied has been subjected to the white propagation processing in Steps 5 and 14 to 17 in FIG. “White background information MS” is the white background information MS [I] of the target pixel to be checked after the white propagation process. However, MS [I] is the white background information after the white propagation processing, and I is the position of the pixel of interest to be checked in the main scanning direction x, and the state variable MS is set in the white determination 323c. The position of the target pixel to be calculated is different from the position in the main scanning direction x.
[0089]
In the above conditional expression, “non-color pixel” is the same as that in 2. ) The color gamut determination signal d, which is the output of the color gamut detection, is “0”, “binarized white” is the binarized white determination signal of the binarized 323a is “1” (binary white) And “Tanihira Pixel” are described in 3. above. ) Means that the detection result of valley white pixel detection is a valley white pixel, and # means a logical sum (OR: or). The white pattern matching is to check whether the output (whether it is a white pixel) determined by the above conditional expression corresponds to one of the vertical and horizontal diagonal continuity patterns PMPa to PMPd in FIG. White circles attached to the patterns PMPa to PMPd mean white pixels. It does not matter whether the other blank pixels are white pixels.
[0090]
If the white pixel distribution of the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel corresponds to the pattern PMPa, PMPb, PMPc or PMPd in FIG. 12, the target pixel is determined to be a white pattern pixel, and the result of this white pattern matching is determined. 4 × 4 pixels are divided into blocks. That is, when one or more white pattern pixels exist in 4 × 4 pixels, the block is a white block. That is, all the pixels of 4 × 4 pixels are white pixels.
[0091]
-Black judgment 323e-
A pixel whose G image data exceeds the threshold thbk is determined as a black pixel. Pixels less than thbk are white pixels.
[0092]
-Black pattern matching 323f-
Black pattern matching is performed using the black / white pixel determination result of each pixel in the black determination 323e. If all the pixels of the 3 × 3 pixel matrix centered on the target pixel that is the current processing target are all black pixels as shown in the pattern BBP of FIG. 10, the target pixel is determined to be a black pattern pixel. Then, the black pattern matching result is divided into blocks of 4 × 4 pixels as one block unit. That is, when one or more black pattern pixels exist in 4 × 4 pixels, the block is a black block. That is, all the 4 × 4 pixels are black pixels.
[0093]
-White correction 323g-
Here, 4. ) White block correction, 5. ) Black block correction and 6. ) Extract a white area by white area determination. FIG. 12 shows a block pattern BCP. One square of the pattern BCP is one block, and one block is 4 × 4 pixels.
[0094]
4). ) White block correction
In white block correction, in a 15 × 11 block centered on a target block marked with × of the block pattern BCP, when one or more white candidate blocks exist in each of the 6 × 4 block areas at the four corners, the target block Is given white block correction data. As a result, a region surrounded by a white background is set as a white region.
[0095]
5. ) Black block correction
In the black block correction, if there is one or more white blocks in the 3 × 3 block matrix centered on the target block, and one or more black blocks exist in the 5 × 5 block matrix centered on the target block, Black block correction data is given to the target block. Thus, the boundary between the white block and the black block is set as a white area.
[0096]
6). ) White area judgment
Next, in the white area determination, if black block correction data or white block correction data exists, the white area is determined.
[0097]
In FIG. 13, the black protrusions surrounded by the circles Bp1 to Bp4 have one or more white candidate blocks in each of the 6 × 4 block regions at the four corners in the 15 × 11 block centered on the block of interest described above. The white block is replaced by white block correction that gives white block correction data to the target block. Making a black area surrounded by a white background like the black protrusions surrounded by the circles Bp1 to Bp4 as a white area reduces the possibility of determining that it is a picture part. In the comprehensive determination 326 described later, the non-white area is determined to be a pattern, but the possibility of erroneously determining a black area surrounded by a white background such as a black protrusion surrounded by the circles Bp1 to Bp4 is reduced. Furthermore, 5. ) Black block correction and 6. ) In white area determination, the boundary between the black background and the white background is determined as a white area (character area), so the character edge is determined as a white background regardless of the thickness of the character. It becomes possible.
[0098]
-Adjustment of text / photo judgment level-
As described above, in the white area extraction 323, in the white determination 323c, the white background determination signal of the RGB white extraction 323b, the color background determination signal d and the valley white pixel determination signal, and the binarized white determination signal of the binarization 323a, The white background information MS, which is a state variable representing the degree of white, corresponding to. Then, the white pattern matching 323d temporarily determines whether the pixel of interest is a white pixel based on the color background determination signal d, the white background information MS, the binarized white determination signal, and the valley white pixel determination signal. Whether or not the pixel is a white pixel is determined by white pixel distribution pattern matching for the mat risk. Using this result and the results of the black determination 323e and the black pattern matching 323f, the white correction 323g determines whether the target pixel is the boundary between the black background and the white background (white region: character region).
[0099]
The white background determination signal (see step 3 in FIG. 5) of the RGB white extraction 323b is “1” (white background) when all of the R, G, B image data of the pixel of interest is smaller than the threshold thwss = 40. Increasing this threshold thwss increases the probability of determining a large value of the white background information MS, and increases the probability of extracting the “white region” (the boundary between the black background and the white background boundary: the character region) (ie, extracting the pattern region). Probability decreases). The reverse occurs when the threshold value thwss is decreased.
[0100]
The binarized white determination signal of the binarization 323a (refer to step 7 in FIG. 5) is “1” (binarized white) if the edge enhancement output of the G image data of the filter 321 is smaller than the threshold value thwsb = 50. It is. Increasing the threshold thwsb increases the probability of determining a large value of the white background information MS, and increases the probability of extracting the “white region” (that is, the probability of extracting the pattern region decreases). If the threshold value thwsb is reduced, the opposite is true.
[0101]
Since the image data for “white area” is subjected to image processing for clearly expressing the character image in a later step, when the threshold values thwss and thwsb are increased, image processing with high priority is performed on the characters. The image data in the non-white area, that is, the picture (picture) area, is subjected to image processing for faithfully representing the picture or picture in a later process. Therefore, if the threshold values thwss and thwsb are reduced, the priority is given to the picture (picture). High image processing is performed.
[0102]
By the way, when the color background determination signal d (refer to step 6 in FIG. 5) of the RGB white extraction 323b is “1” (color background), the white background information MS is lowered, and the probability of extracting the “white area” is low. (That is, the probability of extracting the pattern area increases). 2. B) Processing for generating a color gamut determination signal d by color gamut detection. , C.I. When the threshold thwc (for example, 20) used in the above is reduced, the probability of simultaneously detecting neighboring pixels (Δ and □ in FIG. 11) as color pixels, that is, the probability of (exclusive NOR of b and c) = “1” increases. The probability of obtaining the color background determination signal d = “1” (color background) increases, and the probability of extracting the “white area” decreases (that is, the probability of extracting the pattern area increases).
[0103]
Therefore, in the present embodiment, in the operation / display unit OPB of FIG. 2, the menu display of the input mode by key input and the operation of the key image (parameter designation key and up / down key) on the menu screen displayed on the liquid crystal display. The threshold values thwss, thwsb, and thwc are adjusted as follows by adjusting the “character / photo level” in the parameter adjustment to be adjusted by:
Parameter Text side adjustment value Standard Photo side adjustment value
6 5 4 3 2 1 0
thwss 46 44 42 40 38 36 34
thwsb 56 54 52 50 48 46 44
thwc 26 24 22 20 18 16 14
That is, the standard value (default) of the parameter “character / photo level” that is adjusted and set by the operator on the operation / display unit OPB is “3”, and the default value is the above-described character / photo level and threshold values thwss, thwsb. 3 is written in the ROM 358 shown in FIG. 3 together with a conversion table representing the relationship between the CPU 357 and the thwc. When the power is turned on to the IPU 300 shown in FIG. The default value of the level is read, and the corresponding threshold values thwss, thwsb, and thwc are read from the conversion table, written in the registers addressed to the respective threshold values in the RAM 356, and used for the above-described processing in the white area extraction 323. After that, the character / photo level is adjusted by input from the operation board OPB. When the adjusted value A is given from the main controller 10 to the CPU 357, the CPU 357 sets the parameters thwss, thwsb and thwc corresponding to the adjusted value A. Are read from the conversion table of the ROM 358 and written to the parameter register of the RAM 356.
[0104]
When the threshold values are set to the standard values thwss = 40, thwsb = 50, and thwc = 20, the operator uses the operation board OPB to increase the value of “character / photo level” by i (for example, 1) to “Up”. Then, the thresholds thwss, thwsb, and thwc are set to values that are changed in the character priority direction by 2i (2). Conversely, when the operator decreases the value of “character / photo level” by “Down” by i (for example, 1), the thresholds thwss, thwsb, and thwc are set to values that are changed in the photo priority direction by 2i (2).
[0105]
-Halftone dot extraction 324-
The first halftone dot peak detection 324a uses G image data, and forms pixels of halftone dots (referred to as halftone peak pixels) from pixel density information in a two-dimensional local region having a predetermined size. Is a circuit for detecting For a local region, the center pixel of the region is detected as a halftone peak pixel when the following two conditions are met simultaneously:
Condition 1: The density level of the central pixel is maximum (mountain peak) or minimum (valley peak) in the local region;
Condition 2: The absolute value of the difference between the average density level of the pixel pair and the density level of the central pixel is greater than or equal to the threshold Th for all pixel pairs that are in point symmetry with respect to the central pixel.
[0106]
With reference to FIG. 14, the detection process of the 1st halftone peak detection 324a is demonstrated concretely. In this example, a 5 × 5 pixel matrix (M × M pixel matrix when generalized) mask is used as the local region. If the sign of each pixel of the 5 × 5 pixel matrix is as shown in the pattern MPp of FIG. 11, the density Lc of the center pixel c3 serving as the target pixel is the maximum or minimum compared to the densities L1 to L8 of the surrounding pixels. And
abs (2Lc-L1-L8) ≧ Lth
And abs (2Lc-L2-L7) ≧ Lth
And abs (2Lc-L3-L6) ≧ Lth
And abs (2Lc-L4-L5) ≧ Lth
At this time, the center pixel (Lc) of the mask is detected as a halftone dot peak pixel. The abs function means taking an absolute value. Lth is a threshold value (fixed value).
[0107]
Specifically, the surrounding pixels are pixels to which a quadrangle of the surrounding pixel distribution pattern MPa or MPb shown in FIG. 14 is added. When either halftone dot peak pixel detection based on the surrounding pixel distribution patterns MPa and MPb detects a halftone peak pixel, a detection signal that represents a halftone dot pixel at the current pixel of interest (center pixel c3) give. The reason for using the two patterns is to deal with a wide range of halftone dot lines.
[0108]
The pattern MPa is: L1 = b2, L2 = b3, L3 = b4
L4 = c2, L5 = c4, L6 = d2,
L7 = d3, L8 = d4,
It is determined. Here, L1 = b2 means that the density of the pixel b2 is set to the value of L1 in the above-described halftone peak pixel detection calculation.
[0109]
The pattern MPb is: L1 = b2, L2 = a3, L3 = b4
L4 = c1, L5 = c5, L6 = d2,
L7 = e3, L8 = d4,
It is determined.
[0110]
In the case of copying, enlargement / reduction in the sub-scanning direction y is performed at low and high document scanning speeds of the scanner 200. Therefore, the scanner 200 provides image data with enlargement / reduction in the sub-scanning direction y. . Therefore, at the time of reduction, the patterns MPc and MPd shown in FIG. 14 are used instead of the above-described patterns MPa and MPb. When enlarging, patterns MPe and MPf shown in FIG. 14 are used. In addition, in the patterns MPe and MPf, a pixel given a triangle mark may be added to the above-mentioned “peripheral pixels”.
[0111]
The second halftone peak detection 324b detects halftone dots using the B data, and has the same function as the first halftone peak detection 324a. Since the first halftone peak detection 324a uses G image data and reacts to most colors, but does not react to Y, the second halftone peak detection 324c uses B image data, It is a supplementary object aimed at detecting the Y dot peak.
[0112]
The halftone dot region detection 324c is a two-dimensional small-sized pixel having a predetermined size, which is a peak and valley halftone dot pixel detected by either the first halftone dot peak pixel detection 324a or the second halftone dot peak pixel detection 324b. It counts for every area | region, and makes the sum total of the halftone dot peak pixel of a peak and a valley the count value P of a small area. When the count value P is larger than the threshold value Pth, all the pixels in the small area (or in the case of pixel unit processing, only the central pixel of the small area) are determined as halftone dot areas. The result of the determination is stored in the temporary memory 324d.
[0113]
The threshold value Pth is adaptively changed according to the halftone / non-halftone dot determination result (peripheral feature information) of the processed area in the vicinity of the small area of interest. In the present embodiment, two values TH1 and TH2 (where TH1> TH2) are prepared as the threshold value Pth, and one of the two values TH1 and TH2 is determined based on the determination result of the processed region near the target small region stored in the temporary memory 324d. Select a value. That is, if the neighboring area is determined to be a non-halftone dot area, there is a high possibility that the area is a line drawing area. Therefore, TH1 whose conditions are severer is selected as the threshold value Pth in order to reduce false detection. On the other hand, if it is determined that the neighboring region is a halftone dot region, since there is a high possibility that it is a halftone dot region, TH2 where the condition is relaxed is used as the threshold value Pth. Note that TH1 is selected as the initial value of the threshold value Pth.
[0114]
AMP on FIG. 14 shows the distribution of the above-mentioned small regions. Each of S1 to S4 of the small area distribution pattern AMP is, for example, a small area (block) having a size of 4 × 4 pixels. S4 is a small area of interest, and S1, S2, and S3 are processed small areas. Suppose that When it is determined that all of S1, S2, and S3 are halftone areas, Th2 is used as the threshold value Pth for the determination of S4. If any one of S1, S2 and S3 is determined to be a non-halftone area, TH1 is selected as the threshold value Pth. A halftone dot region detection signal ht is output from the halftone dot extraction 324 when it is determined as a halftone dot region and is “1” when it is determined as a non-halftone dot region. However, this is only an example, and TH2 is selected when any one of S1, S2, and S3 is determined to be a halftone dot region, and TH1 is selected only when all are determined to be non-halftone regions. May be selected. Furthermore, the neighborhood area to be referred to may be only S1 or only S2.
[0115]
-Color determination 325-
When detecting color (chromatic) pixels and black (achromatic) pixels in a document, there is a relative reading shift of R, G, and B due to sampling of each color image data and mechanical accuracy. . This will be described with reference to FIG. FIG. 15A shows an image density signal. The black density signal is ideally black when the levels of the R, B, and G density signals coincide with each other. However, the actual image data is obtained by forming an image on the CCD with a lens and digitizing the image signal of the CCD. FIG. 15B shows an ideal high and low waveform. However, since a general scanner uses a three-line CCD sensor, the R, G, B line sensors are not read simultaneously in time, but the R, G, B line sensors are equal. Since they are arranged at intervals and cannot be read simultaneously in time, the reading position will inevitably shift. For example, the R, G, and B color density signals representing the level-change black shown in FIG. 15B are relatively shifted as shown in FIG. If this shift is large, a color shift appears at the periphery of the black area.
[0116]
-Hue division 325a-
The color determination 325 is for finding a chromatic color region. Input data R, G, and B are converted into signals of c, m, y, and color determination w (white) by hue division 325a. As an example of hue division, each color boundary is obtained, and the difference between the maximum value and the minimum value of R, G, and B image data in one pixel is defined as an RGB difference, and the following is performed. Here, the R, G, B image data becomes black (darkens) as the number increases:
1). RY hue region boundary (ry)
R-2 * G + B> 0
2). YG hue region boundary (yg)
11 * R-8 * G-3 * B> 0
3). GC hue region boundary (gc)
1 * R-5 * G + 4 * B <0
4). CB hue region boundary (cb)
8 * R-14 * G + 6 * B <0
5). BM hue region boundary (bm)
9 * R-2 * G-7 * B <0
6). MR hue region boundary (mr)
R + 5 * G-6 * B <0.
[0117]
7). Color determination w (white) pixel determination:
(R <thwa) & (G <thwa) & (B <thwa), y = m = c = 0. thwa is a threshold value.
[0118]
8). Y pixel determination:
If (ry == 1) & (yg == 0) & (RGB difference> thy), then y = 1 and m = c = 0. thy is a threshold value.
[0119]
9). G pixel determination:
If (yg == 1) & (gc == 0) & (RGB difference> thg), c = y = 1 and m = 0. thg is a threshold value.
[0120]
10). C pixel determination:
If (gc == 1) & (cb == 0) & (RGB difference> thc), c = 1 and m = y = 0. thc is a threshold value.
[0121]
11). B pixel determination:
If (cb == 1) & (bm == 0) & (RGB difference> thb), m = c = 1 and y = 0. thb is a threshold value.
[0122]
12). M pixel determination:
If (bm == 1) & (mr == 0) & (RGB difference> thm), then m = 1 and y = c = 0. thm is a threshold value.
[0123]
13). R pixel determination:
If (mr == 1) & (ry == 0) & (RGB difference> thr), y = m = 1 and c = 0. thr is a threshold value.
[0124]
14). BK pixel determination: 7). To 13). If not, y = m = c = 1.
[0125]
Further, the color determination w pixel is determined. The conditions are as follows:
(R <thw) & (G <thw) & (B If <thw), the color pixel is set to w pixel and output as w. thw is a threshold value. Here, the priority of 7) to 14) is given priority to the smaller number. The above-mentioned thresholds thwa, thy, thm, thc, thr, thg, thb are thresholds determined before copying (processing). The relationship between thw and thwa is thw> tha. The output signal is 3 bits of data of 1 bit for each of c, m, and y, and 1 bit of w for color pixel detection for color determination. Here, the threshold is changed for each hue because the threshold corresponding to the hue area is determined for each hue area when the chromatic range is different. This hue division is an example, and any formula may be used.
[0126]
The outputs c, m, y, and w of the hue division 325a are stored in the line memories 325b to 325e for 5 lines and input to the color pixel determination 325f.
[0127]
-Color pixel determination 325f-
FIG. 6 shows the contents of the color pixel determination 325f. The data of c, m, y, and w for 5 lines are input to pattern matching 325f5 to 325f7 and counts 325f1 to 325f. First, the pattern matching 325f6 in the flow for obtaining the B / C signal will be described.
[0128]
-Pattern matching 325f6-
When the color pixel w pixel exists, the pixel is corrected to c = m = y = 0. This correction increases the white level of the 5 × 5 pixel matrix centered on the pixel of interest. Next, the pixel of interest is a pixel (color) other than 1 (c = m = y = 1) or all 0 (c = m = y = 0) of the pixels determined by the hue division 325a. Is determined by checking whether the 5 × 5 pixel matrix matches the following pattern:
1). Color pixel pattern group
1-1). Pattern 1-1 (pm1)
D23 & D33 & D43
1-2). Pattern 1-2 (pm2)
D32 & D33 & D34
1-3). Pattern 1-3 (pm3)
D22 & D33 & D44
1-4). Pattern 1-4 (pm4)
D24 & D33 & D42
The center pixel (target pixel) is D33. FIG. 16 shows these patterns pm1 to pm4. White circles on these patterns indicate that at least one of c, m, and y is 1. Pattern matching is used to prevent picking up isolated points. On the other hand, when detecting a small area color such as a halftone dot, the central pixel is a pixel (color pixel) other than 1 (c = m = y = 1) or all 0 (c = m = y = 0). It may be determined whether or not.
[0129]
2). Color thin line pattern group
Detect a color line surrounded by white. The pattern used for this is shown in FIG. In FIG. 17, pixels with white circles are pixels in which c, m, and y are all 0. When the distribution of the data (c, m, y) of the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel (center pixel) matches any of the patterns pw11a to pw14d in FIG. 17, the target pixel (center pixel) at that time ) Is considered a color line pixel:
2-1). Pattern 2-1 (pw11a-pw11d)
((D12 & D13 & D14) & (D42 & D43 & D44)) #
((D12 & D13 & D14) & (D52 & D53 & D54)) #
((D22 & D23 & D42) & (D42 & D43 & D44)) #
((D22 & D23 & D42) & (D52 & D53 & D54))
2-2). Pattern 2-2 (pw12a-pw12d)
((D21 & D31 & D41) & (D24 & D34 & D44)) #
((D21 & D31 & D41) & (D25 & D35 & D45)) #
((D22 & D23 & D24) & (D24 & D34 & D44)) #
((D22 & D23 & D24) & (D25 & D35 & D45))
2-3). Pattern 2-3 (pw13a-pw13d)
((D11 & D21 & D12) & (D35 & D44 & D53)) #
((D11 & D21 & D12) & (D45 & D44 & D55)) #
((D13 & D22 & D31) & (D35 & D44 & D53)) #
((D13 & D22 & D31) & (D45 & D44 & D55))
2-4). Pattern 2-4 (pw14a-pw14d)
((D13 & D24 & D35) & (D41 & D51 & D52)) #
((D14 & D15 & D25) & (D41 & D51 & D52)) #
((D13 & D24 & D35) & (D31 & D42 & D53)) #
((D14 & D15 & D25) & (D31 & D42 & D53)).
[0130]
3). White area pattern group
Pattern matching is performed where c, m, and y are all zero. The pattern used for this is shown in FIG. In FIG. 18, pixels with white circles are pixels in which c, m, and y are all 0. When the distribution of the data (c, m, y) of the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel (center pixel) matches any of the patterns pw21a to pw24d in FIG. 18, the target pixel (center pixel) at that time ) As white area pixels:
3-1). Pattern 3-1 (pw21a-pw21d)
(D21 & D31 & D41) #
(D22 & D32 & D42) #
(D24 & D34 & D44) #
(D25 & D35 & D45)
3-2). Pattern 3-2 (pw22a to pw22d)
(D12 & D13 & D14) #
(D22 & D23 & D24) #
(D42 & D43 & D44) #
(D52 & D53 & D54)
3-3). Pattern 3-3 (pw23a-pw23d)
(D52 & D51 & D41) #
(D53 & D42 & D31) #
(D35 & D24 & D13) #
(D25 & D15 & D14)
3-4). Pattern 3-4 (pw24a-pw24d)
(D54 & D55 & D45) #
(D53 & D44 & D35) #
(D31 & D22 & D13) #
(D21 & D11 & D12).
[0131]
4). Determination of color pixel candidate 2
If the pattern matching result extracted above matches the following pattern, the target pixel is set as a color pixel candidate 2 for color determination:
((pm1 == 1) & ((pw11 == 1) # (pw21! = 1))) #
((pm2 == 1) & ((pw12 == 1) # (pw22! = 1))) #
((pm3 == 1) & ((pw13 == 1) # (pw23! = 1))) #
((pm4 == 1) & ((pw14 == 1) # (pw24! = 1))))
Here, (pm1 == 1) means that the data distribution centered on the pixel of interest matches the pattern pm1, and (pw11 == 1) means that it matches any of the patterns pw11a to pw11d. This means that (pw21! = 1) matches with any of the patterns pw21a to pw21d. & Means logical product, and # means logical sum. With this pattern matching, a color pixel surrounded by a white area is set as a color pixel candidate, and when there is a white area other than that, it is not set as a color pixel. Those matched by color pixel pattern matching without a white area are color pixel candidates.
[0132]
-Count 325f1-
When there are w pixels for color determination in the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel, the c, m, y data determined by the hue division 325a of the pixel is corrected to c = m = y = 0. To do. This correction increases the white level of the pixel matrix. Then, the number of c, m, and y 1 (c = 1, m = 1, y = 1) of each pixel in the pixel matrix is counted. If the difference between the maximum value and the minimum value of the count values for c, m, and y is greater than or equal to thcnt and the minimum value is less than thmin, color pixel candidate 1 is determined. thcnt and thmin are threshold values set before copying (processing). The plane is expanded to y, m, and c, the number is counted for each plane in the N × N matrix, and the minimum value is assumed to be black. This makes it possible to correct even if black pixel reading fails. A chromatic pixel is determined based on the difference between the maximum value and the minimum value. This corrects a pixel from which a black pixel is not read, and extracts a chromatic pixel. If there is a chromatic pixel of a certain pixel in a 5 × 5 pixel matrix centered on the pixel of interest, the pixel of interest is a chromatic pixel.
[0133]
-Color pixel determination 325f8-
Based on the outputs of the pattern matching 325f6 and the count 325f1, a color pixel determination 325f8 determines whether the pixel is a color pixel. If the color pixel candidate 1 and the color pixel candidate 2, the color pixel 1 is assumed.
[0134]
-Blocking 325f9-
The output of the color pixel determination 325f8 is blocked at block 325f9. Blocking means that if there is one or more color pixels 1 in a 4 × 4 pixel matrix, the entire 4 × 4 pixel matrix is output as one color pixel block. In the processing after blocking 325f9, 4 × 4 pixels are regarded as one block and output is made in block units.
[0135]
-Isolated point removal 325f10-
Blocked data is removed as an isolated point in isolated point removal 325f10 if there is no color pixel block in the adjacent block of the target block.
[0136]
-Expansion 325f11-
In the expansion 325f11, the output of the isolated point removal 325f10 is expanded to 5 × 5 blocks when there is one color pixel block. The reason for expansion is to prevent black character processing around the color pixel. Here, the output B / C signal outputs L (chromatic) when the color pixel is one block, and outputs H (achromatic) at other times.
[0137]
-Count 325f2-
When the w determination pixel exists in the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel, the c, m, and y data determined in the hue division 325a of the pixel are corrected to c = m = y = 0. . This correction increases the white level of the pixel matrix. Then, the number of c, m, and y of 1 (c = 1, m = 1, y = 1) of each pixel in the pixel matrix is counted. If the difference between the maximum value and the minimum value of the count values for c, m, and y is greater than or equal to thacnt and less than the minimum value, the pixel of interest is set as a color pixel candidate 1. thacnt and thamin are threshold values set before copying (processing).
[0138]
-Color pixel determination 325f12-
Based on the outputs of the pattern matching 325f6 and the count 325f2, the color pixel determination 325f12 determines whether or not the pixel is a color pixel. If it is the color pixel candidate 1 and the color pixel candidate 2, it is set as the color pixel 2.
[0139]
-Blocking 325f13-
The output of the color pixel determination 325f12 is blocked by a block 325f13. That is, if there is one or more color pixels 2 in a 4 × 4 pixel matrix, the entire 4 × 4 pixel matrix is output as a color pixel 2 block. In the processing after blocking 325f13, 4 × 4 pixels are regarded as one block and output is made in block units.
[0140]
-Density 325f14-
In order to remove an isolated block, if there are three or more active conditions (color pixel 2 blocks) in the 3 × 3 block and the target block is active (color pixel), the target block is defined as an active block (color pixel 2 block). ).
[0141]
-Count 325f3-
The number of c, m, y of 1 (c = 1, m = 1, y = 1) of each pixel in the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel is counted. If the difference between the maximum value and the minimum value of c, m, and y for each of c, m, and y is equal to or greater than tha1cnt, and the counted minimum value of c, m, and y is less than tha1min, color pixel candidate 3 is determined. tha1cnt and tha1min are threshold values set before copying (processing).
[0142]
-Pattern matching 325f5-
Whether the pixel (c, m, y) determined by color pixel detection is a color pixel is determined by pattern matching using a 5 × 5 pixel matrix. The pattern is the same as that of pattern matching 325f6. The pixel matched by pattern matching is set as a color pixel candidate 4.
[0143]
-Color pixel determination 325f15-
If it is the color pixel candidate 3 and the color pixel candidate 4, it is set as the color pixel 3.
[0144]
-Blocking 325f16-
The output of the color pixel determination 325f15 is blocked at a block 325f16. That is, if there is one or more color pixels 3 in a 4 × 4 pixel matrix, the entire 4 × 4 pixel matrix is output as a color pixel 3 block. In the processing after blocking 325f16, 4 × 4 is regarded as one block and output in block units.
[0145]
-Density 325f17-
If there are three or more active conditions (color pixel 3 blocks) in the 3 × 3 block for removing the isolated block and the target block is active (color pixel 3), the target block is changed to the active block (color pixel 3). Block).
[0146]
-Count 325f4-
The number of 1 of c, m, and y (c = 1, m = 1, y = 1) determined by the hue division 325a of each pixel in the 5 × 5 pixel matrix centered on the target pixel is counted. If the minimum value of each count value of c, m, and y is greater than or equal to thabk, the pixel of interest is set as a black pixel candidate 1. Thabk is a threshold value set before copying (processing).
[0147]
-Pattern matching 325f7-
In a 5 × 5 pixel matrix centered on the pixel of interest, pattern matching is performed on pixels with c = m = y = 1.
[0148]
1-1). Pattern 1-1 (pm1)
D23 & D33 & D43
1-2). Pattern 1-2 (pm2)
D32 & D33 & d34
1-3). Pattern 1-3 (pm3)
D22 & D33 & D44
1-4). Pattern 1-4 (pm4)
D42 & D33 & D24
These patterns are shown in FIG. 16, and the pixels with circles in the figure are pixels with c = m = y = 1. When matching with any of these patterns, the target pixel is set as a black pixel candidate 2.
[0149]
-Achromatic determination 325f18-
If the pixel of interest is black pixel candidate 1 and black pixel candidate 2, it is determined as a black pixel.
[0150]
-Blocking 325f19-
Black pixel output is blocked at block 325f19. In this block formation, if there is one or more black pixels in a 4 × 4 pixel matrix, the entire 4 × 4 pixel matrix is output as a black pixel block. In the processing after blocking 325f19, 4 × 4 pixels are regarded as one block and output is made in block units.
[0151]
-Expansion 325f20-
If the target block is active (black pixel block) and its surrounding pixels are non-active (non-black pixel) in the 3 × 3 block matrix, the target block is made non-active (non-black pixel block).
[0152]
-Overall color pixel determination 325f21-
If the target block is determined to be active (color pixel 2) in the color pixel determination 325f12 and not determined to be active (black pixel) in the achromatic determination 325f18, the target block is determined to be a color (color block). The color is also determined when the color pixel determination 325f15 is active (color pixel).
[0153]
-Expansion 325f22-
In order to regard small characters as continuous for the block determined to be a color in the overall color pixel determination 325f21, if there is even one active block in the 9 × 9 block matrix centered on the target block, the target block is determined. The active block. Here, the reason for the large expansion is to fill the gap between the characters.
[0154]
-Continuous count 325f23-
In the continuous count 325f23, it is determined whether the original is a color original or a monochrome original by looking at the continuity of the color pixel blocks. By counting the number of continuous color pixels in the output data (color pixel block) of the expansion 325f22, it is determined whether the document is a color document.
[0155]
FIG. 7 shows the contents of this determination process. When the target pixel is in the color pixel block, the number of continuous color pixels of the target pixel is calculated with reference to the number of continuous color pixels of the upper left, upper, upper right and left pixels of the target pixel (steps 21 to 26). Here, if the target pixel is, for example, the c3 pixel of the 5 × 5 pixel distribution pattern MPp in FIG. 11, the upper left, upper, upper right, and left pixels are the pixels b2, b3, b4, and c2, respectively. If the pixel of interest is not in the color pixel block, it is given a continuous color pixel number of 0 (steps 21-27).
[0156]
When the target pixel is in the color pixel block, first, the number of continuous color pixels of the upper pixel (b3) of the target pixel (c3) is checked (step 22). A value obtained by adding 1 to the number of continuous color pixels of (b4) is given (step 24), and the number of continuous color pixels of the upper right pixel (b4) is added to the reference value A when the number of continuous color pixels of the upper pixel (b3) is 0. (Step 23). Next, a value obtained by adding 1 to the number of continuous color pixels of the upper left pixel (b2) is given to the reference value B, and a value obtained by adding 1 to the number of continuous color pixels of the upper pixel (b3) is given to the reference value B. Further, a value obtained by adding 1 to the number of continuous color pixels of the left pixel (c2) is given to the reference value D (step 25). Then, the highest value among the reference values A, B, C and D is set as the number of continuous color pixels of the target pixel (c3) (step 26).
[0157]
When the number of continuous color pixels is given to the target pixel (c3) as described above, it is checked whether the number of continuous color pixels is equal to or larger than the set value THACS (step 28). Is determined (step 29), and the processing of the continuous count 325f23 is ended there. If the number of continuous color pixels is less than the set value THACS, the target pixel is updated to the next pixel in the scanning directions x and y, and the above-described processing is repeated. As a result of performing the above-described processing on the entire surface of the original, if the number of continuous color pixels is less than the set value THACS until the end (steps 30 to 34), it is determined that the original is a monochrome image.
[0158]
The above-mentioned number of consecutive color pixels is the sum of almost a fresh colored line segment and a horizontal colored line segment. The number of consecutive color pixels in the upper right is different from others because it prevents double counting. Specific data on the number of continuous color pixels is shown in FIG. A small square including a number shown in FIG. 19 is a color pixel, and the number is a continuous number of color pixels given to the pixel. A block consisting of a series of small squares with numbers is a color pixel group, and even if one continuous color pixel in any color pixel group on the same document exceeds the set value THACS, it is a color document. , The determination of color or black and white is confirmed (steps 28 and 29).
[0159]
The reason why it is divided from the color pixel determinations 1 to 3 (325f8 to 325f15) is to increase the determination accuracy of whether it is a color document or a monochrome document. The color pixel determination for black character processing is local and not so noticeable even if an erroneous determination is made. However, the determination of whether the original is a color original or a monochrome original affects the entire original if an erroneous determination is made. Therefore, the counts 325f1-f4 are independent. Originally, it is better to make the hue division 325a independent. However, making the hue division 325a independent is not preferable because the memory of the pattern matching 325f5-f7 increases. By changing the color pixel parameter (color pixel 1-3) with the count 325f1-f4 parameter (color pixel candidate 1,3, black pixel candidate 1), an increase in the amount of memory is reduced. The reason why the color pixel determinations 2 and 3 (325f12, 325f15) are provided is to detect a low density color such as yellow of a fluorescent pen, and further, an achromatic determination (black pixel determination) 325f18 is provided. This is because correction is performed when erroneous detection is performed when the density is lowered. Light colors such as highlighters can be corrected with black data to a certain extent without any problem. When extracting multiple color pixels, the level of w (white) is only changed, so there is no need to have two memories for color pixel detection, and a capacity of one + 1 line is possible. is there.
[0160]
In the continuous count 325f23, the count value is counted by referring to the count data of the previous line and the count data of the current line. Therefore, it is possible to accurately count the continuity of the peripheral pixels, and thus count the continuity of the color pixels. It becomes possible. In this embodiment, the hue determination is performed on the R, G, B image data. However, the hue determination is not limited to the R, G, B image data, and the hue determination is performed on the luminance color difference (for example, Lab). It is easy.
[0161]
-Comprehensive judgment 326
The overall determination 326 includes a character determination 326a, an expansion process 326b, a character determination 326c, and a decode 326d.
[0162]
-Character determination 326a-
In the character determination 326a, if the result of the edge extraction 322 is an edge, the result of the halftone extraction 324 is no halftone, and the result of the white area extraction 323 is a white area, it is determined as a character edge. Otherwise, it is determined as a non-character edge (whether a pattern or a character).
[0163]
-Expansion treatment 326b-
In the expansion process 326b, the result of the character determination 326b is subjected to OR processing of 8 × 8 blocks, and then AND processing of 3 × 3 blocks is performed to perform expansion processing of 4 blocks. That is, if any block of the 8 × 8 block centered on the target block is a character edge, it is assumed that the target block is also a character edge block, and all 3 × 3 blocks centered on the target block are If it is a character edge, the target block is determined as the character edge, and the target block and three blocks adjacent to the target block are regarded as the character edge. The reason why the AND process is performed after the OR process, particularly in the case of a black character, when a small non-black character region exists around the black character region, a sense of incongruity may be felt due to a difference in processing. For example, black looks thin. In order to prevent this, the non-black character area is enlarged by OR processing. The AND process is performed to obtain a desired expansion amount.
[0164]
By the way, since a color copying machine scans four times to make one copy, the character determination result slightly differs for each scan. In particular, if non-black character determination is performed at the time of black image formation and black character determination is performed at times other than black image formation, this black character region becomes thin. Therefore, at bk, 8 × 8 block OR processing is performed, and then 3 When the AND processing of the × 3 block is performed and other than bk is formed, the OR processing of the 5 × 5 block is performed, and thereafter the AND processing of the 1 × 1 block is performed. Note that performing 1 × 1 AND processing is synonymous with performing no processing because the result is the same as before processing. The result of the expansion process is output to the decode 326d as a character edge signal.
[0165]
By performing the expansion process in this way, the separation result is different and the character area is not thinned. This expansion process may darken the middle part of the character, but there is no sense of incongruity because the character is lighter than the character edge and the density is saturated.
[0166]
FIG. 20 schematically shows an enlargement of the overlapping of the color colorants by color copying. FIG. 20D shows an ideal case where black characters are processed for all four colors. (E) of FIG. 20 shows a case where black characters are processed for all four colors, and only bk is not corrected, and correction other than bk is applied and lightened. FIG. 20 (f) shows a preferable case where only black characters are processed according to this embodiment, and FIG. 20 (g) shows that black characters are processed only for black characters according to this embodiment, and only bk is not corrected. , Bk is a preferable case where correction is applied.
[0167]
FIG. 20A shows an ideal case where the expansion amount is the same and black characters are processed. FIG. 20B shows the case where the expansion amount is the same and the print position is shifted after black character processing (out of white). FIG. 20C shows a case where the printing position is shifted by black character processing according to the present embodiment when the expansion amount of bk is large.
[0168]
-Character determination 326c-
The character determination 326c generates a signal indicating whether the character is in the character region using the results of the edge extraction 322, the white region extraction 323, the halftone dot extraction 324, the color determination 325, and the character determination 326a. The processing and signals used to generate a character signal are as follows.
[0169]
Character signal for character: The output signal representing the character edge / non-character edge of the character determination 326a is subjected to OR processing of 5 × 5 blocks. This output is called a character signal for character use;
White block black character signal A: The character signal for the character is active (character edge), the output of the white block correction 323g of the white area extraction 323 is white block correction data, and the result of the color determination 325 is inactive (achromatic: In the case of black pixel block), the white block black character signal A is made active. That is, “white block black character” is indicated. In this case (black characters surrounded by white background), the probability of being a character is very high;
High-density black region signal B: 3 × 3 block OR of white block extraction 323 is active (black), the result of color determination 325 is inactive (achromatic), and the result of halftone extraction 324 is When it is non-active (non-dot) and the character signal for characters is non-active (non-character edge), the high density black area signal B is activated. That is, “high density black region” is indicated. Among black characters, the density is high, so it is determined whether it is a character in combination with other conditions;
Black character signal C: When the character signal for character is active (character edge) and the result of the color determination 325 is non-active (achromatic), the black character signal C becomes active (black character). This active black character portion is likely to be an edge of the character, and there is a high possibility that there is a character around it.
[0170]
Here, the determination of candidates among characters will be described. Using the white block black character signal A, the high density black region signal B, and the black character signal C to express the candidate signal Q among characters, the following expression is obtained:
Q24 = (A21 & A22 & A23 & A24)
# ((Q13 # Q23 # Q14 # Q15) & (B24 # C24))
The positional relationship is shown in FIG. The upper number 2 of the two-digit number of the symbol indicates the current line y2, and 1 indicates the previous line y1. The lower digit indicates the pixel position x on the line. Briefly explaining the processing represented by the above formula, if the white block black character signal A exists continuously, that is, if all of A21 to A24 are active, it is assumed that the pixel of interest is a character or a candidate, The candidate confirmation process is started. That is, if there is a pixel (Q13, Q23, Q14, or Q15) that has been determined to be a candidate for a character in the vicinity of the high density black region signal B24 or the black character signal C24, the determination is made that the target pixel is also a candidate for a character. That is, when the white block character signal A (active) is continuously present, this condition is used as a trigger to start the determination of a character candidate.
[0171]
In the case of a black character surrounded by a white background (white block black character signal A is active), there is a very high probability that the character is a character, and white block black character signal A (active) is present almost continuously. Because. The black character signal A (active) is highly likely to be an edge of a character, and there is a high possibility that “character is” in the vicinity thereof, and therefore, as described above, a character character is a candidate (Q24: active). The result is output to the decode 326d as a character candidate. The decode 326d finally determines whether or not the character candidate is “character”.
[0172]
-Decode 326d-
Here, a character signal is generated from a character candidate (signal Q: active). If the character signal is not a character edge signal but a character or a candidate, it is determined that there is a character signal (character signal: active). The C / P signal finally output by the decode 326d is as shown in the following table:
C / P signal Character edge signal Character signal Signal area determination
0 None None Picture area
1 No Yes Characters in the area
2 − − −
3 Yes × Character edge area
There is no case of outputting C / P = 2.
[0173]
Next, FIG. 3 will be referred to again. The C / P signal and the B / C signal generated by the document recognition 320 are supplied to the RGB filter 330, the color correction 340, the magnification change 350, the interface 352, the UCR 360, the CMYBk filter 370, the CMYBkγ correction 380, and the gradation processing 390. Is given in cascade.
[0174]
The RGB filter 330 is a filter that performs MTF correction on RGB data, and includes a coefficient matrix corresponding to an N × N pixel matrix and logic that multiplies each coefficient by each image data to obtain a weighted average value. When the C / P signal represents 3 (character edge region), the coefficient matrix for sharpening processing is used, and when it represents 0 or 1 (character region or pattern region), it is used for smoothing processing. Using the coefficient matrix, a weighted average value is derived and output to the color correction 340. The color correction 340 converts R, G, B data into C, M, Y data by a primary masking process or the like. A scaling unit 350 performs enlargement / reduction in the main scanning direction x or equal magnification processing on the image data.
[0175]
The UCR 360 is for improving the color reproduction of the image data. The UCR (addition removal) process is performed on the common part of the C, M, and Y data input from the color correction 340 to generate Bk data. M, Y, Bk data is output. Here, when the C / P signal is other than 3 (character edge region) (when it is a character region or a picture region), skeleton black processing is performed. When the C / P signal is 3 (character edge region), full black processing is performed. Further, when the C / P signal is 3 (character edge region) and the B / C signal is H (achromatic region), the C, M, and Y data are erased. This is because black characters are expressed only by the black component.
[0176]
Further, the output image signal IMG of the UCR 360 is one color among C, M, Y, and Bk at a temporary point, and is a frame sequential one color output. That is, full-color (four-color) data is generated by reading the document four times. Further, in the case of black-and-white copying, since only one Bk image formation is required, one document reading is sufficient. If there is a mechanism for determining whether the original is a color document or a black and white document, the number of times of reading depends on the document. Therefore, it is not necessary for the operator to determine whether the document is a color document or a monochrome document according to the document. In this embodiment, the signal is referred to for determining whether the B / C signal is a color document or a monochrome document. When the B / C signal is H (achromatic region) on the entire surface of the document, the main controller 10 determines that the document is a monochrome document.
[0177]
The CMYBk filter 370 performs smoothing and sharpening processing using an N × N spatial filter according to the frequency characteristics of the color printer 400 and the C / P signal. The CMYBkγ correction 380 changes and processes the γ curve according to the frequency characteristics of the color printer 400 and the C / P signal. When the C / P signal is 0 (picture area) or 1 (character area), the γ curve is used to faithfully reproduce the image. When the C / P signal is 3 (character edge area), the γ curve is set up. Emphasize contrast.
[0178]
The gradation processing 390 performs quantization such as dither processing and error diffusion processing according to the gradation characteristics of the color printer 400 and the C / P signal. During Bk image formation, gradation-oriented processing is performed when the C / P signal is 0 (picture area), and resolution-oriented processing is performed otherwise. During image formation other than Bk, gradation-oriented processing is performed when the C / P signal is 0 (picture area) or 1 (character area), and resolution-oriented processing is performed otherwise. The image data subjected to the above processing is given from the video control 359 having a buffer memory to the color printer 400 in synchronization with the image data writing operation.
[0179]
The IPU 300 performs a smoothing process using the RGB filter 330 during the pattern processing (C / P signal = 0), performs a skeleton black process using the UCR 360, and emphasizes linearity (gradation) in the CMYBkγ correction 380. A curve is selected, and the CMYBk filter 370 and the gradation processing 390 perform processing that emphasizes gradation.
[0180]
On the other hand, for character processing (C / P signal = 3 and B / C signal = L), edge enhancement processing is performed by the RGB filter 330, full black processing is performed by the UCR 360, and contrast is emphasized by the CMYBkγ correction 380. And the CMYBk filter 370 and the gradation processing 390 perform processing focusing on resolution.
[0181]
In black character processing (C / P signal = 3 and B / C signal = H), C, M, and Y data are not printed during C, M, and Y image formation excluding Bk. This is to prevent the surroundings of black characters from being colored due to misalignment. In addition, the RGB filter 330 of the Bk data at this time may be made sharper by performing edge enhancement stronger than in the case of color characters.
[0182]
Further, during character processing (C / P signal = 1), smoothing processing is performed by the RGB filter 330, skeleton black processing is performed by the UCR 360, and linear (gradation) is emphasized by the CMYBkγ correction 380. And the CMYBk filter 370 performs processing that places importance on gradation.
[0183]
As described above, the IPU 300 performs four types of processing: a pattern, a character edge, a character on a pattern, and a character.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an outline of a mechanism of a color composite function copying apparatus according to an embodiment of the present invention.
2 is a block diagram showing a system configuration of an electric system of the copying apparatus shown in FIG.
3 is a block diagram showing a functional configuration of the IPU 300 shown in FIG. 2. FIG.
4 is a block diagram showing a functional configuration of document recognition 320 shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a flowchart showing information processing for propagating white information to surrounding pixels in white determination 323C shown in FIG. 4;
6 is a block diagram showing a functional configuration of a color pixel determination 325f shown in FIG.
7 is a flowchart showing information processing for determining whether or not a document is color by the continuous count 325f23 shown in FIG.
FIG. 8 is an enlarged plan view showing a line pattern often used for halftone expression in a copying machine.
9 is an enlarged plan view of a 3 × 3 pixel matrix showing pixel distributions detected by the black pixel continuous detection 322b and the white pixel continuous detection 322c shown in FIG. 4;
10 is a diagram illustrating a 3 × 3 pixel matrix WBp / BBp referred to for white / black determination of a target pixel and RGB white extraction 323b shown in FIG. FIG. 6 is an enlarged plan view of a 5 × 5 pixel matrix RDPa, RDPb showing a pixel distribution detected by valley white pixel detection.
11 is an enlarged plan view of a 5 × 5 pixel matrix MPp, MCa to MCd showing pixels referred to by the RGB white extraction 323b shown in FIG. 4 for color background detection.
12 is a plan view showing a data writing position of a line memory used for propagation of white information, and PMPa to PMPd are 5 × 5 pixel matrix showing a pixel distribution detected by white pattern matching 323d shown in FIG. An enlarged plan view, BCP, is an enlarged plan view of a block matrix used for detecting whether the four corner directions are surrounded by white in the white correction 323g shown in FIG.
13 is an enlarged plan view of a black image showing black protrusion regions Bp1 to Bp4 that are definitely processed as black by the white correction 323g shown in FIG. 4; FIG.
14 is an enlarged plan view of a 5 × 5 pixel matrix MPa to MPf in which the first halftone peak detection 324a shown in FIG. 4 indicates pixels referred to halftone dot detection, and 4 × 4 pixels that count halftone dots. It is an enlarged plan view of a 2 × 2 block pattern AMP having a matrix as one block.
FIGS. 15A and 15B are graphs showing deviations between image data when a color image is read by a color scanner to obtain R, G, and B image data. FIG. 15A is a black region on a document, and FIG. Image data addressed to the black color material bk for recording and expressing it is schematically shown (c), and image data applied to the color materials c, m, and y.
16 is an enlarged view of a 5 × 5 pixel matrix showing a pixel distribution in which the target pixel is determined to be a color pixel in the pattern matching 325f6 shown in FIG.
17 is an enlarged view of a 5 × 5 pixel matrix showing a pixel distribution in which the target pixel is determined to be a color thin line pixel in the pattern matching 325f6 shown in FIG. 6;
18 is an enlarged view of a 5 × 5 pixel matrix showing a pixel distribution in which the target pixel is determined to be a white region pixel in the pattern matching 325f6 shown in FIG.
19 is a plan view specifically showing the value of the continuous number of color pixels by the continuous count 325f23 shown in FIG.
FIG. 20 is an enlarged vertical cross-sectional view schematically showing an enlargement of color color material overlapping by color copying.
FIG. 21 is a plan view showing a distribution of data to be referred to in determination 326c among the characters shown in FIG. 4;
[Explanation of symbols]
200: Scanner 300: Image processing apparatus
400: Printer

Claims (4)

画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;および、
該白領域検出手段が白ブロックと判定しない注目画素を非文字エッジ定する非文字エッジ判定手段;
を備えることを特徴とする画像処理装置。
In the image data, white data detecting means for a low concentration of the field containing the threshold for detecting a white pixel;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
If the multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is larger than the white background information of the pixel one pixel previous on the same line, the white background information of the pixel one line previous is used as the temporary white background information of the target pixel. Otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and if the target pixel is the color pixel or not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small. If the target pixel is not the color pixel and the white pixel, the provisional white background information is greatly updated to be the white background information of the target pixel, and the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value. If it is, the white determination means which uses the set maximum value of the white background information as the white background information of the target pixel ;
If the target pixel is not the color pixel but the white pixel and the white background information generated by the white determination means is greater than or equal to the threshold value, the target pixel is temporarily determined as a white pixel, and a series of white pixels centered on the target pixel Pattern matching means for determining whether there is a pattern by pattern matching;
A white region detecting means that, when there is a continuation of the white pixels, makes a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels a white block in which all pixels in the block are white pixels ; and
Non-character edge determination unit the pixel of interest to the white area detecting means determines that no white block Ru non-character edge and determine Teisu;
An image processing apparatus comprising:
画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいて網点を検出する網点検出手段;および、
該白領域検出手段が白ブロックと判定しない注目画素および前記網点検出手段が網点を検出した注目画素を非文字エッジ定する非文字エッジ判定手段;
を備えることを特徴とする画像処理装置。
In the image data, white data detecting means for a low concentration of the field containing the threshold for detecting a white pixel;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
If the multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is larger than the white background information of the pixel one pixel previous on the same line, the white background information of the pixel one line previous is used as the temporary white background information of the target pixel. Otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and if the target pixel is the color pixel or not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small. If the target pixel is not the color pixel and the white pixel, the provisional white background information is greatly updated to be the white background information of the target pixel, and the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value. If it is, the white determination means which uses the set maximum value of the white background information as the white background information of the target pixel ;
If the target pixel is not the color pixel but the white pixel and the white background information generated by the white determination means is greater than or equal to the threshold value, the target pixel is temporarily determined as a white pixel, and a series of white pixels centered on the target pixel Pattern matching means for determining whether there is a pattern by pattern matching;
A white region detecting means that, when there is a continuation of the white pixels, makes a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels a white block in which all pixels in the block are white pixels ;
Halftone dot detecting means for detecting halftone dots in the image data; and
The white area detecting means pixel of interest and the dot detecting means does not determine that the white block is Ru non-character edge and determine Teisu the pixel of interest has been detected halftone non-character edge determining unit;
An image processing apparatus comprising:
画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいてエッジを検出するエッジ検出手段;および、
エツジ検出手段エッジ検出し、前記白領域検出手段がエッジと検出した注目画素を文字エッジ定する文字エッジ判定手段;
を備えることを特徴とする画像処理装置。
In the image data, white data detecting means for a low concentration of the field containing the threshold for detecting a white pixel;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
If the multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is larger than the white background information of the pixel one pixel previous on the same line, the white background information of the pixel one line previous is used as the temporary white background information of the target pixel. Otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and if the target pixel is the color pixel or not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small. If the target pixel is not the color pixel and the white pixel, the provisional white background information is greatly updated to be the white background information of the target pixel, and the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value. If it is, the white determination means which uses the set maximum value of the white background information as the white background information of the target pixel ;
If the target pixel is not the color pixel but the white pixel and the white background information generated by the white determination means is greater than or equal to the threshold value, the target pixel is temporarily determined as a white pixel, and a series of white pixels centered on the target pixel Pattern matching means for determining whether there is a pattern by pattern matching;
A white region detecting means that, when there is a continuation of the white pixels, makes a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels a white block in which all pixels in the block are white pixels ;
Edge detection means for detecting edges in the image data; and
The edge detecting means detects an edge, the white region detecting means Ru character edge and determine Teisu the pixel of interest is detected as an edge character edge determination means;
An image processing apparatus comprising:
画像データにおいて、閾値より低濃度の画素を白画素と検出する白データ検出手段;
前記画像データにおいて色画素を検出する色地検出手段;
1ライン前の画素の、白の程度を表す多値の白地情報が、同一ライン上1画素前の画素の白地情報より大きいと、1ライン前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、そうでないと該1画素前の画素の白地情報を注目画素の仮の白地情報とし、注目画素が前記色画素であるか又は前記白画素でないと前記仮の白地情報を小さく更新して、注目画素が前記色画素ではなくしかも前記白画素であると前記仮の白地情報を大きく更新して、注目画素の白地情報とし、注目画素がR,G,B画像データのすべてが閾値より小さい白地であると白地情報の設定最高値を注目画素の白地情報とする白判定手段;
注目画素が前記色画素でなく前記白画素であってしかも前記白判定手段が生成した白地情報が閾値以上であると注目画素を仮に白画素と定めて、注目画素を中心とする白画素の連続があるかをパターンマッチングにより判定するパターンマッチング手段;
該白画素の連続があると注目画素と隣接画素を含む複数画素でなるブロックをブロック内全画素が白画素である白ブロックとする白領域検出手段;
前記画像データにおいて網点を検出する網点検出手段;
前記画像データにおいてエッジを検出するエッジ検出手段;および、
エツジ検出手段エッジ検出し、前記網点検出手段が網点と検出せず、しかも前記白領域検出手段がエッジと検出した注目画素を、文字エッジ定する文字エッジ判定手段;
を備えることを特徴とする画像処理装置。
In the image data, white data detecting means for a low concentration of the field containing the threshold for detecting a white pixel;
Color ground detection means for detecting color pixels in the image data;
If the multi-value white background information representing the degree of white of the pixel one line before is larger than the white background information of the pixel one pixel previous on the same line, the white background information of the pixel one line previous is used as the temporary white background information of the target pixel. Otherwise, the white background information of the pixel one pixel before is set as the temporary white background information of the target pixel, and if the target pixel is the color pixel or not the white pixel, the temporary white background information is updated to be small. If the target pixel is not the color pixel and the white pixel, the provisional white background information is greatly updated to be the white background information of the target pixel, and the target pixel is a white background in which all of the R, G, and B image data are smaller than the threshold value. If it is, the white determination means which uses the set maximum value of the white background information as the white background information of the target pixel ;
If the target pixel is not the color pixel but the white pixel and the white background information generated by the white determination means is greater than or equal to the threshold value, the target pixel is temporarily determined as a white pixel, and a series of white pixels centered on the target pixel Pattern matching means for determining whether there is a pattern by pattern matching;
A white region detecting means that, when there is a continuation of the white pixels, makes a block composed of a plurality of pixels including the target pixel and adjacent pixels a white block in which all pixels in the block are white pixels ;
Halftone dot detecting means for detecting halftone dots in the image data;
Edge detection means for detecting edges in the image data; and
The edge detecting means detects an edge, the dot detecting means does not detect a dot, moreover the pixel of interest the white area detecting means detects an edge, the character edge and determine Teisu Ru character edge determination means;
An image processing apparatus comprising:
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