JP4062178B2 - Operation method of sheet thickness reduction press - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧延材を搬送しながら板厚を圧下する板厚圧下プレス装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧延材を搬送しながら板厚を圧下する手段として、特許文献1、特許文献2、等が開示されている。
【0003】
特許文献1の「板厚圧下プレス装置及び方法」は、図6に示すように、スラブ1を挟んで上下に対峙して設けられた1対の金型2と、各金型ごとに設けられ金型をスラブに向かって前後させる揺動装置とを備え、該揺動装置は、スラブ送り方向に斜め又は垂直に位置しかつ互いに間隔Lを隔てた1対の円孔52aを有するスライダー52と、前記円孔内で回転する偏心軸54とを有し、該偏心軸は円孔の中心軸Aを中心に円孔内で回転する第1軸54aと、該第1軸と偏心量eを隔てた中心軸Bを中心に回転駆動される第2軸54bとからなり、スラブを金型で圧下するプレス時にスラブを金型による送り速度に同期させ、スラブが金型から離れる非プレス時に所定のサイクル速度を得られる一定速度でスラブを送るものである。
【0004】
特許文献2の「クランク式圧下プレス方法と装置」は、図7に示すように、ピンチロールで搬送しながら圧延材1を上下から金型2a,2bで圧下するクランク式圧下プレスの圧下方法において、圧下している間、ピンチロール65は金型の水平方向速度に圧延材の伸び速度を加減算した合成速度と同一の周速となるように回転して圧延材1を搬送し、プレスを圧下していないときに圧延材送り速度を調整して1サイクル中に所定の距離L圧延材を移動するようにするとともに、ピンチロールの圧下力をプレス圧下中は圧下しない時の圧力よりも小さくするものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−620号公報
【特許文献2】
特開2000−601号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では圧延材の速度に合わせてピンチロールを回転させているので、圧下率を大きくし圧延材の伸び速度が大きくなったとき、入側ピンチロールは大きく減速しなければならず、場合によっては逆回転させなければならず、逆に出側ピンチロールでは大きな加速が必要となる。
しかし、板厚圧下プレス装置の圧下速度は、クランク軸の回転速度で約60〜120rpmに達する。そのため、従来の方法では、約0.5〜1秒毎に、回転速度を加速・減速させる必要が生じ、この大きな加速・減速に対応させるため必要以上に大容量の設備(モータ、制御装置等)が必要となる問題点があった。
【0007】
また、板厚圧下プレス装置による圧延材の圧下において、最初の圧下長さが短か過ぎるとテーパ部で跳ね返えされ、逆に長過ぎると圧下荷重が過大となり、いずれの場合でも正常な運転ができない。そのため、初回噛み込みにおける最初の圧下長さを調整する必要があるが、金型の間に人が近付けないため、最初の圧下長さの調整が困難である問題点があった。
【0008】
本発明は上述の問題点に鑑みて創案されたものである。すなわち、本発明の第1の目的は、必要以上に大容量の設備(モータ、制御装置等)を必要とせずに、プレス圧下中の金型の移動速度と搬送装置の搬送速度にずれによる圧延材及びピンチロールのキズや偏摩耗を防止できる板厚圧下プレス装置の運転方法を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、初回噛み込みにおける最初の圧下長さを予め設定することができる板厚圧下プレス装置の運転方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、圧延材を挟んで上下に対峙して設けられた1対の金型を、偏心量eを有するクランク軸で圧延材に対して平行移動させて圧下する板厚圧下プレス装置の運転方法において、
圧延材を上下から1対のピンチロールで挟持し、その回転で圧延材を搬送するピンチロール装置を備え、該ピンチロールの回転トルクTを、金型が圧延材に接触する圧下時は圧延材に従動するように低減し、金型が圧延材から離れる非圧下時は搬送に必要な一定トルクT0となる波形に設定する、ことを特徴とする板厚圧下プレス装置の運転方法が提供される。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記ピンチロールを回転駆動する電動機の回転速度を、非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度に設定する。
【0011】
上記本発明の方法によれば、ピンチロールの回転トルクTを、圧下時に低減するので、圧下による圧延材の伸びにより、入側ピンチロールは圧延材に従動して減速し、出側ピンチロールは圧延材に従動して加速されるが、圧延材とピンチロール間の搬送速度の「ずれ」は生じないので、圧延材及びピンチロールのキズや偏摩耗を本質的に防止できる。
【0012】
また、ピンチロールを回転駆動する電動機の回転速度を、非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度に設定しているので、圧下時のピンチロールの従動により、クランク軸の回転速度が所定の同期速度から外れるが、この時間は極短時間(1サイクルの1/4以下)であり、この圧下時の速度低下は許容速度範囲に設定しているので、定常運転を継続できる。
【0013】
さらに、ピンチロールの回転トルクTは、圧延材の搬送に必要な一定トルクT0であり、回転速度も非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度なので、必要以上に大容量の設備(モータ、制御装置等)を必要としない。従って、圧下時のトルクを制御することでハウジング及びピンチロールへの負荷を軽減することができる。
【0014】
本発明の好ましい実施形態によれば、圧延材の先端を検出するトラッキングセンサを備え、圧下量Δh、初回噛み込み量L1、及びトラッキングセンサから初回噛み込みまでのクランク軸回転数Nを設定し、[数1]の(1)(2)式によりピンチロール搬送速度V1を計算する。
【0015】
この方法により、ピンチロールの搬送速度V1を計算式により算出し設定することにより目標とする初回噛み込み量を得ることができる。
【0016】
また、初回噛み込み後の定常時の噛み込み量L2からピンチロール搬送速度V2を、[数2]の(3)式により計算する。
【0017】
この方法により、定常時のピンチロール搬送速度V2を最適速度に容易に設定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の方法を適用する板厚圧下プレス装置の構成図である。この図に示すように、この板厚圧下プレス装置10は、圧延材1を挟んで上下に対峙して設けられた1対の金型2を、偏心量eを有するクランク軸5、6で圧延材1に対して平行移動させて圧下する装置である。
【0020】
また、板厚圧下プレス装置10の入側と出側には、圧延材1を上下から1対のピンチロール7で挟持し、その回転で圧延材1を搬送するピンチロール装置12を備える。ピンチロール7による圧延材1の挟持力は、押付シリンダ14でスリップが生じないように調整される。また、ピンチロール7はサーボモータ16により回転駆動され、かつその速度とトルクを制御できるようになっている。
【0021】
板厚圧下プレス装置10は、更に厚圧下プレス装置10の入側(図で左側)に圧延材の先端を検出するトラッキングセンサ18を備える。トラッキングセンサ18は、例えば接触センサ、レーザセンサ、赤外線センサであり、入側から搬送される圧延材の先端を検出し、制御装置20に信号を出力する。
【0022】
制御装置20は、入力装置(例えばキーボード)と表示装置(例えばCRT)を備えたコンピュータであり、板厚圧下プレス装置10の作動に同期してピンチロール装置12を制御する。
【0023】
図2は、クランク装置のクランク角θと圧下との関係図である。この図において、円形はクランク軸の偏心量eを半径とする円であり、0°、90°、180°、270°はクランク軸の角度を示している。0°は金型の間隔が最も広い位置、180°は金型の間隔が最も狭い位置である。また、θは金型が圧延材に接触する位置(圧下開始角度)、Δhは両方の金型による圧下量である。
【0024】
図2において、角度θから180°が圧下領域であり、その圧下量(厚さ変化)は、[数3]の(1)式で表すことができ、圧下量Δhから圧下開始角度θを求めることができる。
【0025】
【数3】
【0026】
図3は、トラッキングセンサと金型との関係図である。この図において、トラッキングセンサとクランク軸の中心とのライン方向長さを330mmとすると、トラッキングセンサから金型の平行部端部(図で左端)までのライン方向長さは、330−e・sinθで表される。
従って、初回噛み込み量をL1、トラッキングセンサから初回噛み込みまでのクランク軸回転数をNとすれば、[数3]の(2)式によりピンチロール搬送速度V1を計算することができる。
【0027】
従って、ピンチロールの搬送速度V1を計算式により算出し設定することにより目標とする初回噛み込み量を得ることができる。
【0028】
図4は、定常時のクランク角θと圧下との関係図である。この図において、円形は図2に示したクランク角θと圧下との関係図であり、2つの折線は圧下前後の金型の圧下面を示している。なおこの例で金型テーパ部の角度は20°である。
この場合、初回噛み込み後の定常時の噛み込み量をL2とすると、ピンチロール搬送速度V2は、[数4]の(3)式により計算することができる。またこの場合、送り量ΔSは、[数5]の(4)式で表せる。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】
従って、定常時のピンチロール搬送速度V2を予め最適速度に容易に設定することができる。
【0032】
図5は、本発明によるクランク軸回転角とピンチロールの回転トルクTとの関係図である。この図に示すように、本発明の方法では、ピンチロールの回転トルクTを、金型が圧延材に接触する圧下時は低減し、金型が圧延材から離れる非圧下時は一定トルクT0となる波形(この例では方形波)に設定する。
【0033】
金型が圧延材に接触する圧下時は、この例では、360°のうち90°〜210°の範囲であり、この間のトルクは、搬送に必要な一定トルクT0とする。また、金型が圧延材に接触する圧下時は、この例では0°〜90°と210°〜0°であり、この間のトルクは圧延材に従動するように低減し、好ましくはゼロに設定する。
また、ピンチロールを回転駆動する電動機の回転速度は、非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度に常に設定する。なお、圧延材に従動することにより、圧下時に電動機の回転速度が低下又は増速されるが、この変動速度が電動機の許容速度範囲(例えば6%程度以下)になるように設定する。
【0034】
制御装置20による制御は以下の順で行われる。
トラッキング調整段階では、圧下量Δh、初回噛み込み量L1及びトラッキングセンサから初回噛み込みまでのクランク軸回転数Nを入力装置により設定すると、上述した(1)(2)式によりピンチロール搬送速度V1し、表示装置に表示する。
トラッキングセンサまでの搬送速度は所定の低速V0で行われ、トラッキングセンサで圧延材の先端を検出するとピンチロール搬送速度V1に搬送速度が切り替る。
また、初回噛み込み後の定常時の噛み込み量L2を入力装置により設定すると、上述した(3)(4)式により、定常時のピンチロール搬送速度V2と送り量ΔSを計算し、表示装置に表示する。
初回噛み込みまでのピンチロール搬送速度V1は、その後定常時のピンチロール搬送速度V2に切り替る。
ピンチロールの回転トルクTは、制御装置20により、図5に示す方形波に制御される。
【0035】
上述した本発明の方法によれば、ピンチロールの回転トルクTを、圧下時に低減するので、圧下による圧延材の伸びにより、入側ピンチロールは圧延材に従動して減速し、出側ピンチロールは圧延材に従動して加速されるが、圧延材とピンチロール間の搬送速度の「ずれ」は生じないので、圧延材及びピンチロールのキズや偏摩耗を本質的に防止できる。
【0036】
また、ピンチロールを回転駆動する電動機の回転速度を、非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度に設定しているので、圧下時のピンチロールの従動により、クランク軸の回転速度が所定の同期速度から外れるが、この時間は極短時間(1サイクルの1/4以下)であり、この圧下時の速度低下は許容速度範囲に設定しているので、定常運転を継続できる。
【0037】
さらに、ピンチロールの回転トルクTは、圧延材の搬送に必要な一定トルクT0であり、回転速度も非圧下時に所定のサイクル速度を得られる一定速度なので、必要以上に大容量の設備(モータ、制御装置等)を必要としない。従って、圧下時のトルクを制御することでハウジング及びピンチロールへの負荷を軽減することができる。
【0038】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。
【0039】
【発明の効果】
上述したように、本発明の板厚圧下プレス装置の運転方法によれば、必要以上に大容量の設備(モータ、制御装置等)を必要とせずに、プレス圧下中の金型の移動速度と搬送装置の搬送速度にずれによる圧延材及びピンチロールのキズや偏摩耗を防止でき、かつ初回噛み込みにおける最初の圧下長さを予め設定することができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用する板厚圧下プレス装置の構成図である。
【図2】クランク装置のクランク角θと圧下との関係図である。
【図3】トラッキングセンサと金型との関係図である。
【図4】定常時のクランク角θと圧下との関係図である。
【図5】クランク軸回転角とピンチロールの回転トルクTとの関係図である。
【図6】従来の板厚圧下プレス装置の構成図である。
【図7】従来のクランク式圧下プレス方法の模式図である。
【符号の説明】
1 圧延材、2 金型、5、6 クランク軸、
7 ピンチロール、10 板厚圧下プレス装置、
12 ピンチロール装置、14 押付シリンダ、
16 サーボモータ、18 トラッキングセンサ、
20 制御装置、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for operating a sheet thickness reduction press apparatus that reduces a sheet thickness while conveying a rolled material.
[0002]
[Prior art]
[0003]
As shown in FIG. 6, the “sheet thickness reduction press apparatus and method” of
[0004]
As shown in FIG. 7, the “crank type reduction press method and apparatus” of
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2000-620 A [Patent Document 2]
JP-A-2000-601 gazette
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art, since the pinch roll is rotated in accordance with the speed of the rolled material, when the rolling reduction ratio is increased and the elongation speed of the rolled material is increased, the entry side pinch roll must be greatly decelerated. Must be rotated in the reverse direction, and on the other hand, the output side pinch roll requires a large acceleration.
However, the reduction speed of the sheet thickness reduction press apparatus reaches about 60 to 120 rpm at the rotational speed of the crankshaft. Therefore, in the conventional method, it is necessary to accelerate / decelerate the rotation speed about every 0.5 to 1 second, and the capacity (motor, control device, etc.) larger than necessary to cope with this large acceleration / deceleration. ) Was necessary.
[0007]
Also, when rolling the rolled material with a plate thickness reduction press, if the initial reduction length is too short, it will bounce off at the taper, and conversely if it is too long, the reduction load will be excessive. I can't. Therefore, it is necessary to adjust the initial reduction length in the first bite, but there is a problem that it is difficult to adjust the initial reduction length because a person cannot approach between the molds.
[0008]
The present invention has been devised in view of the above-mentioned problems. That is, the first object of the present invention is to perform rolling due to a shift in the moving speed of the mold during the pressing and the conveying speed of the conveying device without requiring a larger capacity (motor, control device, etc.) than necessary. An object of the present invention is to provide a method for operating a sheet thickness reduction press device that can prevent scratches and uneven wear of the material and pinch roll. A second object of the present invention is to provide a method for operating a sheet thickness reduction press device in which the initial reduction length in the initial biting can be preset.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a plate thickness reduction press device that moves a pair of molds provided facing each other up and down across the rolling material by parallel movement with respect to the rolling material with a crankshaft having an eccentricity e. In the driving method of
A rolling material is provided between a pair of pinch rolls from above and below, and the rolling material is conveyed by the rotation of the rolling material. The rolling material is subjected to rotation torque T when the die comes into contact with the rolling material. There is provided a method for operating a sheet thickness reduction press device, characterized in that the waveform is set to a waveform that provides a constant torque T0 required for conveyance when the die is not reduced and the die is separated from the rolled material. .
[0010]
According to a preferred embodiment of the present invention, the rotational speed of the electric motor that rotationally drives the pinch roll is set to a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained when the pressure is not reduced.
[0011]
According to the method of the present invention, the rotational torque T of the pinch roll is reduced at the time of rolling down. Therefore, due to the elongation of the rolled material due to the rolling, the entry side pinch roll is driven and decelerated following the rolling material, and the exit side pinch roll is Although it is accelerated by being driven by the rolled material, since there is no “deviation” in the conveying speed between the rolled material and the pinch roll, scratches and uneven wear of the rolled material and the pinch roll can be essentially prevented.
[0012]
In addition, since the rotation speed of the electric motor that rotationally drives the pinch roll is set to a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained at the time of no reduction, the rotation speed of the crankshaft becomes a predetermined speed by the follower of the pinch roll at the time of reduction. Although it deviates from the synchronous speed, this time is an extremely short time (1/4 or less of one cycle), and since the speed reduction at the time of the reduction is set within the allowable speed range, the steady operation can be continued.
[0013]
Furthermore, the rotational torque T of the pinch roll is a constant torque T0 necessary for conveying the rolled material, and the rotational speed is also a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained when the rolling is not reduced. No control device is required. Therefore, the load on the housing and the pinch roll can be reduced by controlling the torque at the time of reduction.
[0014]
According to a preferred embodiment of the present invention, a tracking sensor for detecting the tip of the rolled material is provided, and a reduction amount Δh, an initial biting amount L1, and a crankshaft rotation speed N from the tracking sensor to the initial biting are set. The pinch roll conveyance speed V1 is calculated by the equations (1) and (2) in [Equation 1].
[0015]
By this method, the target initial biting amount can be obtained by calculating and setting the conveyance speed V1 of the pinch roll by a calculation formula.
[0016]
Further, the pinch roll conveyance speed V2 is calculated from the regular biting amount L2 after the first biting by the equation (3) of [Equation 2].
[0017]
By this method, it is possible to easily set the pinch roll conveyance speed V2 in the steady state to the optimum speed.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 is a configuration diagram of a plate thickness reduction press apparatus to which the method of the present invention is applied. As shown in this figure, this sheet thickness
[0020]
Further, on the entry side and the exit side of the sheet thickness
[0021]
The plate thickness
[0022]
The
[0023]
FIG. 2 is a relationship diagram between the crank angle θ of the crank device and the reduction. In this figure, a circle is a circle whose radius is the eccentric amount e of the crankshaft, and 0 °, 90 °, 180 °, and 270 ° indicate the angles of the crankshaft. 0 ° is the position where the distance between the molds is the widest, and 180 ° is the position where the distance between the molds is the narrowest. Further, θ is a position where the mold comes into contact with the rolled material (a rolling start angle), and Δh is a rolling amount by both molds.
[0024]
In FIG. 2, 180 ° from the angle θ is the reduction region, and the reduction amount (thickness change) can be expressed by Equation (1) in [Equation 3], and the reduction start angle θ is obtained from the reduction amount Δh. be able to.
[0025]
[Equation 3]
[0026]
FIG. 3 is a relationship diagram between the tracking sensor and the mold. In this figure, if the length in the line direction between the tracking sensor and the center of the crankshaft is 330 mm, the length in the line direction from the tracking sensor to the end of the parallel part of the mold (the left end in the figure) is 330−e · sin θ. It is represented by
Therefore, if the initial biting amount is L1 and the crankshaft rotation speed from the tracking sensor to the first biting is N, the pinch roll conveyance speed V1 can be calculated by the equation (2) in [Equation 3].
[0027]
Accordingly, the target initial biting amount can be obtained by calculating and setting the conveyance speed V1 of the pinch roll by a calculation formula.
[0028]
FIG. 4 is a relationship diagram between the crank angle θ and the reduction in the steady state. In this figure, the circle is a relationship diagram between the crank angle θ and the reduction shown in FIG. 2, and the two broken lines show the pressing surface of the mold before and after the reduction. In this example, the die taper portion has an angle of 20 °.
In this case, assuming that the amount of biting in the steady state after the first biting is L2, the pinch roll conveyance speed V2 can be calculated by Equation (3) of [Equation 4]. In this case, the feed amount ΔS can be expressed by Equation (4) in [Equation 5].
[0029]
[Expression 4]
[0030]
[Equation 5]
[0031]
Therefore, the pinch roll conveyance speed V2 at the normal time can be easily set to the optimum speed in advance.
[0032]
FIG. 5 is a relationship diagram between the crankshaft rotation angle and the pinch roll rotation torque T according to the present invention. As shown in this figure, in the method of the present invention, the rotational torque T of the pinch roll is reduced when the mold comes into contact with the rolled material, and is constant torque T0 when the mold is not reduced when the mold is separated from the rolled material. To a waveform (square wave in this example).
[0033]
In this example, when the die comes into contact with the rolled material, it is in the range of 90 ° to 210 ° out of 360 °, and the torque during this time is a constant torque T0 required for conveyance. Further, when the die is brought into contact with the rolled material, in this example, they are 0 ° to 90 ° and 210 ° to 0 °, and the torque therebetween is reduced to follow the rolled material, and preferably set to zero. To do.
In addition, the rotational speed of the electric motor that rotationally drives the pinch roll is always set to a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained when there is no reduction. In addition, by following the rolling material, the rotational speed of the electric motor is reduced or increased at the time of rolling down, but this fluctuation speed is set so as to fall within an allowable speed range (for example, about 6% or less) of the electric motor.
[0034]
Control by the
In the tracking adjustment stage, when the reduction amount Δh, the initial biting amount L1, and the crankshaft rotation speed N from the tracking sensor to the initial biting are set by the input device, the pinch roll conveyance speed V1 is calculated according to the above-described equations (1) and (2). Displayed on the display device.
The conveyance speed to the tracking sensor is performed at a predetermined low speed V0. When the tip of the rolled material is detected by the tracking sensor, the conveyance speed is switched to the pinch roll conveyance speed V1.
Further, when the normal amount of biting L2 after the initial biting is set by the input device, the steady state pinch roll conveyance speed V2 and the feed amount ΔS are calculated by the above-described equations (3) and (4), and the display device To display.
The pinch roll conveyance speed V1 until the first bite is then switched to the pinch roll conveyance speed V2 at the steady state.
The rotational torque T of the pinch roll is controlled by the
[0035]
According to the above-described method of the present invention, the rotational torque T of the pinch roll is reduced at the time of rolling down, so that the entry side pinch roll is decelerated by following the rolling material due to the elongation of the rolling material due to the rolling down, and the exit side pinch roll However, since there is no “shift” in the conveyance speed between the rolled material and the pinch roll, scratches and uneven wear of the rolled material and the pinch roll can be essentially prevented.
[0036]
In addition, since the rotation speed of the electric motor that rotationally drives the pinch roll is set to a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained at the time of no reduction, the rotation speed of the crankshaft becomes a predetermined speed by the follower of the pinch roll at the time of reduction. Although it deviates from the synchronous speed, this time is an extremely short time (1/4 or less of one cycle), and since the speed reduction at the time of the reduction is set within the allowable speed range, the steady operation can be continued.
[0037]
Furthermore, the rotational torque T of the pinch roll is a constant torque T0 required for transporting the rolled material, and the rotational speed is a constant speed at which a predetermined cycle speed can be obtained when the rolling is not reduced. No control device is required. Therefore, the load on the housing and the pinch roll can be reduced by controlling the torque at the time of reduction.
[0038]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the operation method of the sheet thickness reduction press device of the present invention, the moving speed of the mold during the press reduction can be achieved without requiring a larger capacity facility (motor, control device, etc.) than necessary. There are excellent effects such as prevention of scratches and uneven wear of the rolled material and the pinch roll due to deviations in the conveying speed of the conveying device, and the ability to preset the initial reduction length in the initial biting.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a sheet thickness reduction press apparatus to which a method of the present invention is applied.
FIG. 2 is a relationship diagram between a crank angle θ of a crank device and a reduction.
FIG. 3 is a relationship diagram between a tracking sensor and a mold.
FIG. 4 is a relationship diagram between a crank angle θ and a reduction in a steady state.
FIG. 5 is a relationship diagram between a crankshaft rotation angle and a pinch roll rotation torque T;
FIG. 6 is a configuration diagram of a conventional sheet thickness reduction press apparatus.
FIG. 7 is a schematic view of a conventional crank type pressing method.
[Explanation of symbols]
1 rolled material, 2 molds, 5 and 6 crankshaft,
7 Pinch roll, 10 sheet thickness reduction press device,
12 pinch roll device, 14 pressing cylinder,
16 servo motors, 18 tracking sensors,
20 control device,
Claims (4)
圧延材を上下から1対のピンチロールで挟持し、その回転で圧延材を搬送するピンチロール装置を備え、
該ピンチロールの回転トルクTを、金型が圧延材に接触する圧下時は圧延材に従動するように低減し、金型が圧延材から離れる非圧下時は搬送に必要な一定トルクT0となる波形に設定する、ことを特徴とする板厚圧下プレス装置の運転方法。In the operation method of the plate thickness reduction press device, the pair of molds provided facing each other up and down across the rolled material is moved parallel to the rolled material with a crankshaft having an eccentricity amount e, and reduced.
A rolling material is sandwiched from above and below by a pair of pinch rolls, and includes a pinch roll device that conveys the rolling material by its rotation.
The rotational torque T of the pinch roll is reduced so as to follow the rolled material when the die comes into contact with the rolled material, and becomes a constant torque T0 required for conveyance when the die is not reduced and separated from the rolled material. An operation method of a sheet thickness reduction press device, characterized in that the waveform is set.
圧下量Δh、初回噛み込み量L1、及びトラッキングセンサから初回噛み込みまでのクランク軸回転数Nを設定し、[数1]の(1)(2)式によりピンチロール搬送速度V1を計算する、
The reduction amount Δh, the initial biting amount L1, and the crankshaft rotation speed N from the tracking sensor to the initial biting are set, and the pinch roll conveyance speed V1 is calculated by the formulas (1) and (2).
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