JP4062141B2 - Reciprocating compressor flow control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油化学プロセス用圧縮ガスなどを得るために用いられるクリアランスアンローダを備えた往復圧縮機の流量制御システムに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
往復圧縮機に設けられるクリアランスアンローダは、プラント(負荷)が必要とする圧縮ガスの流量の変動に応じて往復圧縮機における圧縮ガスの吐出流量(以下、吐出流量と略記)を制御する手段である。クリアランスアンローダは圧縮機におけるシリンダ頭頂部にアンローダシリンダを取り付け、アンローダシリンダ内のピストン位置を操作することでクリアランス容積を制御し、吐出流量を制御するものである。
【0003】
アンローダシリンダ内のピストン位置を油圧で制御する従来技術を示すものとして下記の特許文献がある。
【0004】
【特許文献】
実開平01−124391号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
クリアランスアンローダではプラント(負荷)が要求する流量要求値の変動に連動して逐一ピストンを動作させて吐出流量を変化させることが本来の姿であるが、クリアランスアンローダの動作が頻繁であるとクリアランスアンローダ自体の寿命も短くなり、また駆動のためのエネルギー消費も無視できなくなる。
【0006】
従って、本発明の目的は、クリアランスアンローダの動作を少なくしてクリアランスアンローダの寿命を伸ばすことができるだけでなくエネルギー消費を少なくすることができる往復圧縮機の流量制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明往復圧縮機の流量制御システムの特徴とするところは、クリアランスアンローダを備えた往復式圧縮機において、吐出配管途中に設けた流量制御弁および流量測定手段と、負荷が要求する流量要求値に対してクリアランスアンローダにおけるピストン位置の調整並びに流量測定手段で得た流量測定値と該ピストン位置のデータを基に流量制御弁の開度調整で流量制御を行う流量コントローラとを有することにある。
【0008】
特に、流量コントローラはクリアランスアンローダが任意のピストン位置を有する状態において流量制御弁が全開状態にあるときの吐出配管における流量を上限値とし流量制御弁を全開状態から開度を所望量下げたときの吐出配管における流量を下限値として、負荷が要求する流量要求値が吐出配管における流量の該上限値と下限値の間にあるときに負荷が要求する流量要求値となるように流量制御弁の開度調整を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明になる往復圧縮機の流量制御システムの構成を示し、図2は図1における往復圧縮機とクリアランスアンローダを説明するものである。
【0010】
両図において、1はシリンダ1aとシリンダ1a内で往復動するピストン1bからなる往復圧縮機で、2はピストン1bに連結してある主軸、3は駆動源4の回転運動を往復運動に変換するためのクランクシャフトである。駆動源4が作動することにより、クランクシャフト3と主軸2を介して1bは図1において左右方向に往復動する。
【0011】
5は接合部6を介して往復圧縮機1のシリンダ頭頂部に固定されているクリアランスアンローダで、アンローダシリンダ5aとアンローダシリンダ5a内を往復移動するアンローダピストン5bからなる。アンローダピストン5bは主軸7を介して駆動源8により図1において左右に移動し、クリアランスシリンダ5a内のクリアランス容積V5(図2参照)が増減する。
【0012】
9は、クリアランスアンローダ5の駆動源8にアンローダピストン5bの位置に関する指示を与えるとともに入出力回路31を介して流量制御弁コントローラ32に後述する流量制御弁の開度調整に関する指示を与えるための流量コントローラである。
【0013】
11は圧縮対象のガスが貯蔵されているガス発生機、12はガス発生機11から送られるガスを圧縮機の吸込み用ガスの状態にする低圧タンク、13は低圧タンク12から往復圧縮機1のシリンダ1aにガスを供給する吸込配管、14と15は吸込配管13に取り付けてあって往復圧縮機1のシリンダ1aに吸込まれるガスの吸込み圧力と温度をそれぞれ測定し流量コントローラ9に送信する吸込圧力測定手段と吸込温度測定手段である。
【0014】
16は流量コントローラ9のピストン位置指令によりアンローダピストン駆動源8が動作して移動したアンローダピストン5bの位置を測定し流量コントローラ9に送信するアンローダピストンのピストン位置測定手段である。
【0015】
21は、往復圧縮機1からプラント22に圧縮ガスを供給する吐出配管、23は吐出配管21の途中に設けてある流量制御弁で、弁の開度は流量コントローラ9の指示に基づいて流量制御弁コントローラ32で調整される。24は吐出配管21の途中に設けてあるオリフィス、25は吐出配管21を流れる圧縮ガスの流量(往復圧縮機1における圧縮ガスの吐出流量Qd)を測定するためにオリフィス24の差圧を測定し流量コントローラ9に送信するオリフィス差圧測定手段、26と27は吐出配管21に取り付けてあって往復圧縮機1におけるシリンダ1aの吐出弁1dから吐出される圧縮ガスの吐出圧力Pdと温度をそれぞれ測定し流量コントローラ9に送信する吐出圧力測定手段と吐出温度測定手段である。
【0016】
流量コントローラ9は、オリフィス差圧測定手段25で得た差圧を吐出配管21における流量に換算し流量を測定する機能をもっている。なお、プラント22が必要とする圧縮ガスの圧力Pと流量(流量要求値)Qは、プラント22側から流量コントローラ9に入力されるようになっている。流量制御弁23の弁開度は、流量制御弁コントローラ32から入出力回路31を経て流量コントローラ9に戻して監視している。
【0017】
図1に示す往復圧縮機の流量制御システムにおける全負荷運転時の動作は、次の通りである。
【0018】
駆動源4が作動することにより、クランクシャフト3と主軸2を介して往復圧縮機1のピストン1bが図中左右方向に往復動する。それによりガス発生機11,低圧タンク12から供給される低圧のガスが図2に示した吸込弁1cを通って圧縮機シリンダ1a内に吸入され、ピストン1bによって圧縮される。
【0019】
全負荷運転時であるのでクリアランスアンローダ5のピストン5bはクリアランス容積V5(図2参照)を零とする図において右側の位置(図2に示すピストン5bの移動距離Laが零の位置)にある。また流量制御弁23は全開である。
【0020】
プラント22が必要とする流量(流量要求値)Qが減少した場合の動作は次のようになる。
【0021】
流量コントローラ9にプラントの必要な流量(流量要求値)Qが入力されると、流量コントローラ9は往復圧縮機1の吐出流量Qdが流量要求値Qになるクリアランスアンローダ5のクリアランス容積V5を計算する。計算に必要な吸込み条件として圧力は吸込圧力測定手段14より、温度は吸込温度測定手段15より得る。
【0022】
往復圧縮機1の吐出圧力Pdは、予め判っている流量制御弁23における全開時の流量特性値(Cv値)、オリフィス24での圧力損失特性およびプラント22の必要とする圧力Pと流量要求値Qから計算によって求める。
【0023】
そして、計算で得られたクリアランス容積V5からアンローダピストン5bの位置を計算して、アンローダピストン5bの駆動源8に位置指令(移動距離La)を与える。駆動源8は、その位置指令に基づいてアンローダピストン5bを移動させ停止する。このとき、アンローダピストン5bの位置はピストン位置測定手段16によって測定されており、測定結果は流量コントローラ9にフィードバックして所望の指令位置と大きくずれないように監視している。また、オリフィス差圧測定手段25の差圧測定結果に基づいて吐出配管21における吐出流量Qdを計算し、流量要求値Qとずれがないか監視している。その際、圧力Pdは吐出圧力測定手段26から得、ガス温度は吐出温度測定手段27から得て、流量計算を行う。
【0024】
以下、流量コントローラ9で行なう諸計算について説明する。
【0025】
往復圧縮機1における理論吐出流量Qth(m3/h)は、数式1で求めることができる。
【0026】
【数1】
【0027】
ここで、 Dはシリンダ1aの直径(m)、
PDはピストン1bの行程(m)、
nはクランクシャフト3の回転数(min.−1)である。
【0028】
実吐出流量Qd(m3/h)は,理論吐出流量Qthに体積効率ηvを乗じたもので、数式2となり、体積効率ηvは数式3で表される。
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
【0031】
ここで、 εはクリアランス比(以下で説明)、
Psは吸込圧力(MPa)、
Pdは吐出圧力(MPa)、
mはポリトロープ指数(圧縮ガスの種類で決まる定数)、
Δηvは体積効率減少率(往復圧縮機の構造で決まる定数)である。
【0032】
なお、クリアランス比εはシリンダ1a、5aにおけるクリアランス容積V1(m3),V5(m3)および接合部6における体積V6(m3)の合計とピストン1bの圧縮ガス押除量の比として表されるもので、数式4で与えられる。
【0033】
【数4】
【0034】
以上より、アンローダピストン5bの位置を変化させる(移動距離Laの変更)と数式4よりクリアランス比εが変化し、数式3より体積効率ηvが変化する結果として実吐出流量Qdが変化する。
【0035】
ここで、新たに流量要求値Qa(m3/h)が与えられたとする。この時の体積効率をηvaとすると数式2より、以下数式5の関係が得られる。
【0036】
【数5】
【0037】
数式5を体積効率ηvaについて解くと、数式6が得られる。
【0038】
【数6】
【0039】
次に数式3よりクリアランス比εaを求めると、数式7となる。
【0040】
【数7】
【0041】
最後にアンローダピストン5bの移動距離Laが、数式4における直径がDcであるアンローダシリンダ5aの容積V5から数式8のように求まる。
【0042】
【数8】
【0043】
以上の様にしてプラント22の流量要求値Qaよりアンローダピストン5bの位置を計算で求めて、アンローダピストン5bの位置を先行して移動距離Laの位置に移動させるので、吐出圧力Pdの異常上昇を抑えることができるとともに、プラント22が要求する流量の圧縮ガスを供給することができるのであるが、流量要求値Qの変動の度にアンローダピストン5bを移動距離Laの位置に移動させていては駆動源8でのエネルギー消費が増えてしまう。
【0044】
そこで、以下、本発明に従って、クリアランスアンローダ5が任意のピストン位置を有する状態において(任意のピストン位置にあるとき)、流量制御弁23が全開状態にあるときの吐出配管21における流量Qdを上限値Qdmaxとし、流量制御弁23を全開状態から開度を所望量下げたときの吐出配管21における流量Qdを下限値Qdminとして、負荷(プラント)22が要求する流量要求値Qaが吐出配管21における流量の上限値Qdmaxと下限値Qdminの間にあるときに負荷22が要求する流量要求値Qaとなるように流量制御弁23の開度調整を行って、流量制御弁23の開度調整で負荷22が要求する流量要求値Qaに対応するようにし、アンローダピストン5bの移動回数(位置の変更回数)を減らし、もって駆動源8でのエネルギー消費を抑制し、その一方で流量要求値Qaの変動に応じた圧縮ガスを供給するようにする。
【0045】
これは、新たな流量要求値Qaと供給している実吐出流量Qdの差が一定値以内であれば、プラント22側で許容する圧縮ガスの変動範囲内で吐出圧力Pdを変更することによって吐出流量Qdを流量要求値Qaまで修正できるか計算し、可能な場合は流量制御弁コントローラ32に入出力回路31を介して制御信号を送り、流量制御弁23の開度を制御するものである。
【0046】
上記した流量制御弁23の開度を制御することによっては流量修正が不可能な場合は、流量要求値Qに対応するだけのクリアランス容積V5やアンローダピストン5bの移動距離Laを計算して、アンローダピストン5の駆動源8に信号を送ってピストン5bの位置を制御する。
【0047】
以下、流量制御弁23の開度を制御・調整して新たな流量要求値Qaに対応することについて、図3を参照しつつ説明する。
【0048】
図3において、流量Qdの上限値Qdmaxは流量制御弁23が全開状態にあるときの吐出配管21における流量Qdであり、流量Qdの下限値Qdminはクリアランスアンローダ5におけるピストンの位置(任意のピストン位置La)を変更せずに吐出圧力Pdがプラント22側で許容する変動範囲内に維持しつつ流量制御弁23を全開状態から開度を所望量下げたときの吐出配管21における流量Qdである。
【0049】
任意のピストン位置Laにおいて、流量制御弁23が全開であれば流量制御弁23での損失は最も少なくて流量制御弁23の開度を下げれば流量制御弁23からでの損失が増加するので、その分往復圧縮機1は吐出圧力を高くする必要があり、流量Qdが下限値Qdminの時に吐出圧力Pdは最大値Pdmaxになり、流量Qdが上限値Qdmaxの時に吐出圧力Pdは最小値になる。
【0050】
先ず、流量Qdの上限値Qdmaxを求める。
【0051】
流量上限値Qdmax時の吐出圧力Pdxは、プラント22が必要とする圧力Paに流量調整弁23とオリフィス24の圧力損失分を足したものとなる。
【0052】
オリフィスの圧力損失ΔPor(MPa)は、数式9で表される。
【0053】
【数9】
【0054】
ここで、ΔPoは設計最大差圧(MPa)、
Qdは実測流量(m3/h)、
Qoは設計最大流量(m3/h)である。
【0055】
流量調整弁23の圧力損失をΔPc(MPa)とすると、実測流量Qdと圧力損失ΔPcには数式10の関係がある。
【0056】
【数10】
【0057】
ここで、ΔPrはCv値を表す基準差圧で流量調整弁固有の定数、
Cvは流量調整弁全開時の流量特性値である。
【0058】
以上から、吐出圧力Pdは、数式11で表すことができる。
【0059】
【数11】
【0060】
次に、数式3に従って体積効率ηvmaxを求めると、数式12で表すことができる。
【0061】
【数12】
【0062】
ここで、εaは現在のクリアランス比である。
【0063】
なお、Ps,m,Δηvは、それぞれ上記した吸込圧力(MPa),ポリトロープ指数および体積効率減少率である。
【0064】
数式2に従って、Qdmaxを求めると数式13になる。
【0065】
【数13】
【0066】
次ぎに、流量下限値Qdminを求める。
この場合、ピストン位置Laの変更はないのでそのまま現在のクリアランス比εaを用い、その時の体積効率ηvminを数式14で求める。
【0067】
上述したように流量下限値Qdminはプラント22側で許容する変動範囲内における吐出圧力Pdが最大値Pdnの時のものであり、通常、吐出圧力最大値Pdnは流量上限値Qdmaxにおける最小吐出圧力Pdxの5%増しの値を持たせている。
【0068】
【数14】
【0069】
以上から数式2に従って、流量下限値Qdminを数式15のように求める。
【0070】
【数15】
【0071】
このようにして得られる上限値Qdmax〜下限値Qdmin間の流量Qdはクリアランスアンローダ5におけるピストン5bの位置は固定としたまま流量調整弁23の開度調整動作のみで得られるものであるので、新たな流量要求値Qaがプラント22側で許容する変動の範囲内である吐出圧力の最小値Pdxと最大値Pdnから定まる流量の上限値Qdmax〜下限値Qdminの範囲内にあるかどうか計算をしたうえで判断し、範囲内であれば流量調整弁23の開度調整動作を行ってクリアランスアンローダ5におけるピストン5bは動かさないようにし、範囲外であれば新たな吐出圧力条件の基でクリアランスアンローダ5のピストン位置を式8のように再計算し、ピストン位置を移動させて新たな流量要求値Qaに対処する。
【0072】
従って、クリアランスアンローダ5のピストン移動を少なくすることができる。
なお、駆動源4の回転数の調整をしないで流量制御弁23を絞った結果、流量制御弁23より上流側で吐出圧力が上昇することを回避するために、流量制御弁23より上流側から低圧タンク12にバイパス弁を備えたバイパス配管を設けて、余剰圧縮ガスを戻すようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、クリアランスアンローダの動作を少なくしてクリアランスアンローダの寿命を伸ばすことができるだけでなくエネルギー消費を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明往復圧縮機の流量制御システムの一実施形態を示す図である。
【図2】 図1における往復圧縮機とクリアランスアンローダを説明する図である。
【図3】 図1の実施形態における吐出流量とクリアランス比およびクリアランスアンローダにおけるピストン位置の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…往復圧縮機
1a…シリンダ
1b…ピストン
2,7…主軸
3…クランクシャフト
4,8…駆動源
5…クリアランスアンローダ
5a…アンローダシリンダ
5b…アンローダピストン
6…接合部
9…流量コントローラ
11…ガス発生機
12…低圧タンク
13…吸込配管
14…吸込圧力測定手段
15…吸込温度測定手段
16…ピストン位置測定手段
21…吐出配管
22…プラント(負荷)
23…流量制御弁
24…オリフィス
25…オリフィス差圧測定手段
26…吐出圧力測定手段
27…吐出温度測定手段
31…入出力回路
32…流量制御弁コントローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flow control system for a reciprocating compressor having a clearance unloader used for obtaining a compressed gas for a petrochemical process.
[0002]
[Prior art]
The clearance unloader provided in the reciprocating compressor is a means for controlling the discharge flow rate (hereinafter abbreviated as discharge flow rate) of the compressed gas in the reciprocating compressor according to the fluctuation of the flow rate of the compressed gas required by the plant (load). . The clearance unloader attaches an unloader cylinder to the top of the cylinder in the compressor, and controls the clearance volume by operating the piston position in the unloader cylinder to control the discharge flow rate.
[0003]
There is the following patent document showing a conventional technique for controlling the piston position in the unloader cylinder by hydraulic pressure.
[0004]
[Patent Literature]
Japanese Utility Model Publication No. 01-124391 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the clearance unloader, the original shape is to change the discharge flow rate by operating the piston one by one in conjunction with the fluctuation of the flow rate requirement value required by the plant (load), but if the clearance unloader is operated frequently, the clearance unloader The lifetime of the device itself is shortened, and energy consumption for driving cannot be ignored.
[0006]
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a flow control system for a reciprocating compressor that can not only extend the life of the clearance unloader by reducing the operation of the clearance unloader but also reduce energy consumption.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The flow control system of the reciprocating compressor of the present invention that achieves the above object is characterized in that, in a reciprocating compressor having a clearance unloader, a flow control valve and a flow measuring means provided in the middle of the discharge pipe, and a load are required. A flow rate controller that controls the flow rate by adjusting the opening of the flow rate control valve based on the flow rate measurement value obtained by the flow rate measurement means and the piston position data in the clearance unloader with respect to the required flow rate value There is.
[0008]
In particular, when the flow rate control valve is in the fully open state when the clearance unloader has an arbitrary piston position, the flow rate controller has an upper limit value for the flow rate in the discharge pipe and the flow control valve is opened when the opening degree is lowered by a desired amount. With the flow rate in the discharge pipe as the lower limit value, open the flow control valve so that the required flow rate value required by the load is between the upper limit value and lower limit value of the flow rate in the discharge pipe. Adjust the degree.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention shown in the drawings will be described.
FIG. 1 shows the configuration of a flow control system for a reciprocating compressor according to the present invention, and FIG. 2 explains the reciprocating compressor and clearance unloader in FIG.
[0010]
In both figures, 1 is a reciprocating compressor comprising a cylinder 1a and a piston 1b that reciprocates within the
[0011]
A
[0012]
9 is a flow rate for giving an instruction relating to the position of the unloader piston 5b to the
[0013]
11 is a gas generator in which the gas to be compressed is stored, 12 is a low-pressure tank that converts the gas sent from the gas generator 11 into a state of suction gas for the compressor, and 13 is the reciprocating
[0014]
[0015]
21 is a discharge pipe for supplying compressed gas from the reciprocating
[0016]
The flow rate controller 9 has a function of converting the differential pressure obtained by the orifice differential pressure measuring means 25 into a flow rate in the
[0017]
The operation at full load operation in the flow control system of the reciprocating compressor shown in FIG. 1 is as follows.
[0018]
When the drive source 4 operates, the piston 1b of the
[0019]
Since it is during full load operation, the piston 5b of the
[0020]
The operation when the flow rate (requested flow rate) Q required by the plant 22 decreases is as follows.
[0021]
When the required flow rate (requested flow rate) Q of the plant is input to the flow rate controller 9, the flow rate controller 9 calculates the clearance volume V5 of the
[0022]
The discharge pressure Pd of the
[0023]
Then, the position of the unloader piston 5b is calculated from the clearance volume V5 obtained by the calculation, and a position command (movement distance La) is given to the
[0024]
Hereinafter, various calculations performed by the flow rate controller 9 will be described.
[0025]
The theoretical discharge flow rate Qth (m 3 / h) in the
[0026]
[Expression 1]
[0027]
Here, D is the diameter (m) of the cylinder 1a,
PD is the stroke (m) of the piston 1b,
n is the rotation speed (min.- 1 ) of the
[0028]
The actual discharge flow rate Qd (m 3 / h) is obtained by multiplying the theoretical discharge flow rate Qth by the volumetric efficiency ηv, and is given by
[0029]
[Expression 2]
[0030]
[Equation 3]
[0031]
Where ε is the clearance ratio (explained below),
Ps is the suction pressure (MPa),
Pd is the discharge pressure (MPa),
m is the polytropic index (a constant determined by the type of compressed gas),
Δηv is a volumetric efficiency reduction rate (a constant determined by the structure of the reciprocating compressor).
[0032]
The clearance ratio ε is expressed as a ratio of the total of the clearance volumes V1 (m 3 ) and V5 (m 3 ) in the cylinders 1a and 5a and the volume V6 (m 3 ) in the joint 6 and the compressed gas pressing amount of the piston 1b. Which is given by Equation 4.
[0033]
[Expression 4]
[0034]
As described above, when the position of the unloader piston 5b is changed (change of the movement distance La), the clearance ratio ε changes from Equation 4, and the actual discharge flow rate Qd changes as a result of the change in volumetric efficiency ηv from
[0035]
Here, it is assumed that the required flow rate value Qa (m 3 / h) is newly given. Assuming that the volumetric efficiency at this time is ηva, the following
[0036]
[Equation 5]
[0037]
When
[0038]
[Formula 6]
[0039]
Next, when the clearance ratio εa is obtained from
[0040]
[Expression 7]
[0041]
Finally, the moving distance La of the unloader piston 5b is obtained from the volume V5 of the unloader cylinder 5a whose diameter in Expression 4 is Dc, as shown in
[0042]
[Equation 8]
[0043]
As described above, the position of the unloader piston 5b is obtained by calculation from the flow rate requirement value Qa of the plant 22, and the position of the unloader piston 5b is moved to the position of the moving distance La in advance, so that an abnormal increase in the discharge pressure Pd is caused. The compressed gas can be supplied at a flow rate required by the plant 22 and can be driven if the unloader piston 5b is moved to the position of the moving distance La every time the flow rate request value Q changes. Energy consumption at
[0044]
Therefore, according to the present invention, in the state where the
[0045]
If the difference between the new required flow rate value Qa and the supplied actual discharge flow rate Qd is within a certain value, the discharge pressure Pd is changed by changing the discharge pressure Pd within the fluctuation range of the compressed gas allowed on the plant 22 side. Whether or not the flow rate Qd can be corrected to the required flow rate value Qa is calculated, and if possible, a control signal is sent to the flow rate
[0046]
If the flow rate cannot be corrected by controlling the opening degree of the flow
[0047]
Hereinafter, it will be described with reference to FIG. 3 that the opening degree of the flow
[0048]
In FIG. 3, the upper limit value Qdmax of the flow rate Qd is the flow rate Qd in the
[0049]
At any piston position La, if the
[0050]
First, an upper limit value Qdmax of the flow rate Qd is obtained.
[0051]
The discharge pressure Pdx at the flow rate upper limit Qdmax is obtained by adding the pressure loss of the flow
[0052]
The pressure loss ΔPor (MPa) of the orifice is expressed by Equation 9.
[0053]
[Equation 9]
[0054]
Here, ΔPo is the design maximum differential pressure (MPa),
Qd is the measured flow rate (m 3 / h),
Qo is the design maximum flow rate (m 3 / h).
[0055]
Assuming that the pressure loss of the flow
[0056]
[Expression 10]
[0057]
Here, ΔPr is a reference differential pressure representing the Cv value and is a constant specific to the flow regulating valve,
Cv is a flow characteristic value when the flow regulating valve is fully opened.
[0058]
From the above, the discharge pressure Pd can be expressed by Equation 11.
[0059]
[Expression 11]
[0060]
Next, when the volumetric efficiency ηvmax is obtained according to
[0061]
[Expression 12]
[0062]
Here, εa is the current clearance ratio.
[0063]
Ps, m, and Δηv are the suction pressure (MPa), the polytropic index, and the volumetric efficiency reduction rate, respectively.
[0064]
When Qdmax is obtained according to
[0065]
[Formula 13]
[0066]
Next, a flow rate lower limit value Qdmin is obtained.
In this case, since there is no change in the piston position La, the current clearance ratio εa is used as it is, and the volumetric efficiency ηvmin at that time is obtained by
[0067]
As described above, the flow rate lower limit value Qdmin is obtained when the discharge pressure Pd within the fluctuation range allowed on the plant 22 side is the maximum value Pdn. Usually, the discharge pressure maximum value Pdn is the minimum discharge pressure Pdx at the flow rate upper limit value Qdmax. The value is increased by 5%.
[0068]
[Expression 14]
[0069]
From the above, the flow rate lower limit value Qdmin is obtained as in Equation 15 according to
[0070]
[Expression 15]
[0071]
The flow rate Qd between the upper limit value Qdmax and the lower limit value Qdmin obtained in this way is obtained only by the opening adjustment operation of the flow
[0072]
Therefore, the piston movement of the
In order to avoid the discharge pressure from increasing upstream from the
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible not only to extend the life of the clearance unloader by reducing the operation of the clearance unloader but also to reduce the energy consumption.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of a flow control system of a reciprocating compressor according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a reciprocating compressor and a clearance unloader in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a relationship between a discharge flow rate, a clearance ratio, and a piston position in a clearance unloader in the embodiment of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
23 ...
Claims (3)
吐出配管途中に設けた流量制御弁および流量測定手段と、負荷が要求する流量要求値に対して該クリアランスアンローダにおけるピストン位置の調整並びに該流量測定手段で得た流量測定値と該ピストン位置のデータを基に流量制御弁の開度調整で流量制御を行う流量コントローラとを有することを特徴とする往復圧縮機の流量制御システム。In a reciprocating compressor equipped with a clearance unloader,
Flow rate control valve and flow rate measuring means provided in the middle of the discharge pipe, adjustment of the piston position in the clearance unloader with respect to the required flow rate required by the load, and flow rate measurement value and piston position data obtained by the flow rate measuring means And a flow rate controller for performing flow rate control by adjusting the opening degree of the flow rate control valve based on the flow rate control system for a reciprocating compressor.
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