JP4060621B2 - Chair - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座を前後に移動可能に構成した椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
椅子において、その座り心地の良否は、身体に与える影響、執務効率等に与える影響の極めて大きいファクターであり、椅子の基本機能として最も重視されるところである。このため、例えば座を前後に移動させ、背凭れのリクライニングや背座ロッキングと併用して背凭れを後ろに傾けた姿勢において腰が確実に座に保持されるようにすることが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような椅子において、座の前後の位置を決定してロックするために、棒状の操作桿又はピンを固定側に設けた複数の固定孔のいずれかに選択的に係り合わせる構成のものが存在する。
【0004】
しかし、係合部の強度を確保するには、操作桿又はピンを太くしなければならず、座と座受との間の限られたスペースに収納しにくくなる。さらに、操作桿又はピンを太くすると固定箇所のピッチを小さくできず、座の前後位置をきめ細かく設定することは困難になる不具合も発生する。
【0005】
そこで本発明は以上に述べた問題を解決し、座のロック機構に関し、限られたスペースに収納できるようにするとともに、強度を確保しつつピッチを小さくできるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係る椅子は、脚、支持基部、及び座受を有する椅子本体と、座受に対して前後移動可能に取り付けた座とを具備し、座の下方かつ座と座受との間に椅子本体の幅方向に延びる板状の操作板を設け、座の前後移動に伴って操作板を前後に移動し得るように構成するとともに、操作板を椅子本体の幅方向に移動させて座を所定位置にロックし、またロックを解除し得るように構成しているものであって、操作板に噛み合いに必要な形状を有する係合部を設けるとともに、椅子本体側の座受の上面に前記係合部が噛み合うことのできる形状を有する被係合部を設け、前記係合部と前記被係合部とを噛み合わせて座を所定位置にロックし得るように構成していることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、操作板を肉薄のものにできるので、座と座受の間の限られた空間に収納しやすくなる。
【0008】
さらに、操作板に噛み合いに必要な形状を有する係合部を設けるとともに、椅子本体側の座受の上面に前記係合部が噛み合うことのできる形状を有する被係合部を設け、前記係合部と前記被係合部とを噛み合わせて座を所定位置にロックし得るように構成しているので、より簡単な構成でロック機構を実現できる。
【0009】
特に、ロックの強度を確保しつつ座を固定する位置のピッチを小さくするには、係合部がその操作板の一端に歯を形成してなるものであり、被係合部が固定側の対面位置に同様の歯を形成してなるものであるものにすればよい。歯を多数設けることにより、座を固定する位置のピッチを小さくしてもロックの強度を確保できるようになるからである。
【0010】
簡単な構成によりこのようなロック機構を実現できるようにするには、座を座受に載せ置くように構成しているとともに、前記被係合部を一端縁に歯を設けた細長い板状の部材を用いて形成し、この被係合部を座受と座との間に介在させるようにすればよい。このようなものであれば、座を座受に載せ置くように構成しているので上載荷重により座の前後スライドをより確実にロックできるとともに、被係合部を座受と座との間に介在させることにより、座受の内面に歯を設ける手間が省けるからである。
【0011】
弾性力により前記係合部と前記被係合部とが密着ないし略密着するように構成しているものであれば、操作板に力を加えない状態でも座の前後位置をロックしたままにしておくことができる。
【0012】
座を座受の上面により効果的に載せ置くようにするには、座の下面に操作板を収納する溝を設ければよい。この溝に操作板を収納して操作板の下面と座の下面とを完全にないし略完全に面一にできるからである。
【0013】
座を確実に前後方向にのみ移動できるようにするには、座を座受に載せ置くように構成しているとともに、座受に前後方向に延びる長孔を設け、座に固定した突起をこの長孔に係り合せるようにすればよい。長孔と突起との掛かり合わせにより座の移動方向及び移動範囲を規制することができるからである。
【0014】
少ない部品点数でより簡単に操作板を移動させるようにするには、操作板の一端部を下方に屈曲させて操作部を形成すればよい。この操作部をつまんで操作を行うことができるとともに、操作板を椅子本体から突出させて外部に露出するようにしなくても操作部に手をかけて操作を行うことができるからである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について述べる。
【0016】
本実施形態に係る椅子Cは、図1〜図3に示すように、構造体としての基盤をなすその椅子本体1が、脚2と、脚2の上端側に取り付けた支持基部3と、前部を前記支持基部3に支持させた座受4と、基端を前記支持基部3に取り付け中間部に前記座受4の後部を支持させた背フレーム5とから構成されるもので、この椅子本体1の座受4及び背フレーム5に各々座6及び背凭れ7を取り付けるようにしている。
【0017】
先ず、椅子本体1について説明する。
【0018】
脚2は、5本の脚羽根21の中央から支柱22を立ち上げた構造をなし、支柱22は昇降可能であって内部に図示しないガススプリング機構を組み込んでいる。
【0019】
支持基部3は、前記支柱22の上端部に回転可能に取り付けたもので、図4に示すように、前方に水平に延びその一部に支柱22を上下方向に貫通させてなる底壁31と、この底壁31の前端から斜め前方に傾斜して立ち上がる前壁32と、これら底壁31及び前壁32の周囲より起立して前記底壁31及び前壁32とともに内側に上方に開口する機構部収納空間を形成する側壁33とよりなる概略舟形をなす。この支持基部3は、その側壁33の前部に、それぞれ背向する方向に軸心を一致させて前座受取付軸34を一体突設或いは外付けできるようになっている。またこの支持基部3は、その底壁上方を横断する位置に、左右の側壁33間に亘って背取付軸35を貫通させている。
【0020】
座受4は、その平面図を図5、支持基部3に取り付けた状態の斜視図を図6に示すように、前記支持基部3上に位置し、一定間隔を保って前後に平行に延びる縦フレーム41と、これら縦フレーム41の前端近傍部間及び後端近傍部間を連結する位置に横架した横フレーム42とを具備する概略井桁状をなす。各々の縦フレーム41の前端近傍部には、前後方向に延びる長孔411が対応づけて設けてあり、各々の長孔411に前記支持基部3の前座受取付軸34の端部を同長孔411に沿ってスライド移動可能に挿入している。
【0021】
背フレーム5は、図2、図3等に示すように、概略L字形に屈曲する一対の背フレーム要素51と、これらの背フレーム要素51の上端近傍部間を一定の間隙を保って連結する連結部材52とを具備するもので、一対の背フレーム要素51間に、当該背フレーム51の基端51aと屈曲部位51bとの間で図4及び図6に示す後座受取付軸53を架設することができるようにしている。そして、各々の背フレーム要素51の基端51aを前記支持基部3の背取付軸35に回転可能に取り付け、背フレーム要素51間に架設した後座受取付軸53に座受4の縦フレーム41の後部を取り付けている。
【0022】
上記の構成によって、図4に示すように、この椅子本体1は、支持基部3の前座受取付軸34を座受4の長孔411の後端側に位置付け背フレーム5が起き上がった図中実線で示す状態において椅子Cに通常使用姿勢を与え、支持基部3の前座受取付軸34を座受4の長孔411の前端側に位置付け背フレーム5が後傾した図中想像線に示す状態において座受4の後端を沈み込ませて椅子Cに安息姿勢を与え、全体としていわゆるシンクロチルト機構を実現するものである。
【0023】
そして、この椅子本体1は、前記シンクロチルト機構の一部に反力機構Hを組み込んでロッキング装置を構成するとともに、そのロッキングを所定位置に固定するロッキング固定機構E及びロッキング硬さを調整する反力調整機構Aを当該ロッキング装置の構成要素として付加している。
【0024】
反力機構Hは、図4及び図6に示すように、前記支持基部3の機構収納空間に後傾姿勢(略45°)で配置され前上方端を固定リテーナH1に支持された一対のコイルスプリングSと、背取付軸35上にあって背フレーム5の傾動動作に同期して回転する第1回転アームH2と、この第1回転アームH2の背取付軸心から偏位した位置に軸回りに取り付けた可動リテーナH3とを具備し、この可動リテーナH3に前記コイルスプリングSの後下方端を支持させて、背フレーム5の後傾動作に伴い第1回転アームH2を介して可動リテーナH3がコイルスプリングSを圧縮する構造になっている。なお、図6において一対のコイルスプリングSの間にある第1回転アームH2などは省略してある。
【0025】
ロッキング位置固定機構Eは、その平面図を図5、座受4に取り付けた状態の斜視図を図6に示すように、中間部よりもやや基端側を座受4に第1鉛直軸X1回りに回転可能に取り付けた平面視扇形をなす一対のロック板E1と、背フレーム5のロッキング動作を前記一対のロック板E1の同期回転動作に変換する動作変換機構E2と、ロック板E1同士を選択的に固定する操作部E3とからなる。ロック板E1は、第1鉛直軸X1を通る径方向断面が下向L字形をなすもので、円周上にあって垂下した部分の集合である円筒面E1aには径方向に開口する孔E1bが所定ピッチで円周方向の複数箇所に亘って設けてあり、同期回転動作に伴って、各孔E1bが両第1鉛直軸X1の軸心を結ぶ仮想直線LI1上に次々と到来して密接に対面するものである。動作変換機構E2は、一端を前記扇形をなすロック板E1の基端に第2鉛直軸と水平長孔との係わり合い部X2を介して接続し、他端を支持基部3の前座受取付軸34に係わり合わせた剛体たる連結部材E21からなるもので、ロッキング動作に伴って座受4が支持基部3に対して後下方へ移動すると、この座受4に搭載されているロック板軸支用の第1鉛直軸X1が追従するのに対して、ロック板E1の基端に係わり合う第2鉛直軸X2は連結部材E21を介して支持基部3により一定位置に保持されるため、結果的に座受4がロッキングにより沈み込むと、扇形のロック板E1の円筒面E1aが第1鉛直軸X1に押されて前記係わり合い部X2の周りを後方に旋回するようになっている。操作部E3は、前記仮想直線LI1に軸心を合致させて同軸心方向へ進退可能に配置したロックピンE31と、基端を第3鉛直軸X3を介して座受4の横フレーム42に回転可能に取り付けられ先端を水平長孔と鉛直ピンとの係わり合い部X4を介して前記ロックピンE31に接続した第2回転アームE32と、この第2回転アームE32を前記両ロック板E1の孔E1bに通過させる方向に押し付けるバネ要素E4と、この第2回転アームE32を前記バネ要素E4に抗し引き戻して前記ロックピンE31を両ロック板E1の孔E1bから抜き取る操作を行うロッキング位置調整操作レバーE5とから構成され、ロッキング位置調整操作レバーE5は座受4の側方の適宜位置に取り付けてある。前記バネ要素E4と前記ロッキング位置調整操作レバーE5とは、図5に示すワイヤE6により接続されている。
【0026】
このロッキング位置固定機構Eの利点としては、座受4の動きに連動させてロック板E1の外周をより大きく振らし、この外周においてロック板E1の孔E1bとロックピンE31との係わり合いによりロック板E1同士を固定、ひいては座受4の動きを止めて背座をそのロッキング位置に固定するものであるため、ロック板E1の孔E1bの間隔を比較的大きくとっても背座のロッキング固定を比較的小刻みに行える点、第1鉛直軸X1からロック板E1の孔E1bとロックピンE31との係わり合いの部分までのトルクアームが当該第1鉛直軸X1からロック板E1と連結部材E21との係わり合い部X2までのトルクアームよりも大きいため、ロックに要する力を軽減することができ、ロックピンE31やロック板E1に剛性さえ付与すれば固定に必要な機構自体を簡素なものにできる点、一対のロック板E1を相互に拘束し合うことで背凭れ7のロッキング固定を行うため、連結部材E21以外の操作部等の要素部品を全て座受4側に搭載することができ、座6の移動に対して操作部を常に一定の相対位置に配置しておくことができる点、さらには、あるロッキング状態で着座者が椅子から離れ、反力機構Hによって背座が起き上がろうする方向に動こうとする場合、本実施形態の構造によればロックピンE31がロック板E1の孔E1bからせん断方向の押付力を受けることになるため、これによる摩擦力でロックピンE31が孔E1bから抜けることが阻止され、椅子から立ち上がっても背座が急激に起き上がることが防止される点、そして再び着座することによって、上記せん断方向の力が消失して改めてロック解除の操作が可能となる点などが挙げられる。また、扇形のロック板E1は水平面内で回転するだけであるため、薄い設計が可能となる点、扇形のロック板E1の外周部に互いに噛み合う歯を形成すれば、動作のズレをなくすこともできる点なども利点として挙げられる。
【0027】
反力調整機構Aは、図4に示すように、前記コイルスプリングSの固定リテーナH1を、実際には軸状のバックアップ部材A10によって当該固定位置に保持するように構成した上で、このバックアップ部材A10を一部に備え水平軸A11回りに回転可能な第3回転アームA1と、この第3回転アームA1の前記水平軸A11から偏位した位置においてその偏位方向と略直交する方向からねじ結合させたグリップA21を有するねじ要素A2とにより構成したもので、そのねじ要素A2は支持基部3の前壁32を貫通して前壁32の外部に突出し、その突出位置に当該グリップA21を配置している。そして、グリップ操作を通じてねじ要素A21にねじ送り動作を与えると、第3回転アームA1が水平軸A11回りに回転して、バックアップ部材A10を介しリテーナH1のバックアップ位置を、コイルスプリングSの圧縮力を増減させる方向に移動させ得るようにしている。なお、第3回転アームA1とねじ要素A2とは、操作位置に応じて交差角度が変化するため、ねじ要素A2の先端に押さえ板A22を取り付け、第3回転アームA1には部分円弧状の突起A12を形成して、この突起A12を押さえ板A22により押し付けさせることで交差角度が変化しても対応できるようにしている。
【0028】
この反力調整機構Aの利点としては、コイルスプリングSの長手寸法内に組み込むことができるため、コイルスプリングSの一端側に反力調整機構を導入する場合に比べて、反力機構Hを含め軸方向のコンパクト化を図ることができる点、コイルスプリングSを後傾姿勢(この実施形態においては略45°程度の傾斜)で配置しているため、このコイルスプリングSを収容している支持基部3の前後寸法の短寸化、ひいては座6を前後スライドさせるときの座6と支持基部3との干渉を有効に回避して動作代を十分に確保することができる点、このようにしても操作用のグリップA21は操作し易い支持基部3の前壁32に配置できる点、第3回転アームA1の腕の長さに基づく「てこ」の作用で軽く操作できる点などが挙げられる。
【0029】
そして、座6を座受4に取り付けるとともに、背凭れ7を背フレーム5に取り付けて、本実施形態の椅子Cは完成される。
【0030】
本実施形態では、背凭れ7は、図7及び図8に示すように、当該背凭れ7の外形を形作るロの字形をなす弾性材製の芯材71a及びこの芯材71aを袋状に縫製した内部に収容してなる張地71bとからなる背凭れ本体71と、この背凭れ本体71の上部の背面に配置された下向きコの字形をなし剛性のある素材で作られてなる背凭れ上部補強部材72と、この背凭れ本体71の下端部を覆う筐体状の背凭れ下部補強部材73とを具備する。芯材71aはその上下方向中間部よりもやや下方位置にあってランバーサポート部71xとして機能する部分が前方に突出するような右側面視「く」の字形に若干屈曲させて成形してある。さらに、背フレーム要素51に、背凭れ上支持部511を形成している。この背凭れ上支持部511にはピン挿通孔511aが設けてあり、このピン挿通孔511aを前記背凭れ上部補強部材72の下端部72aに設けたピン挿通孔72a1に合致させて水平ピン721を挿通し、この水平ピン721を介して背凭れ上部補強部材72を背凭れ上支持部511に回転可能に接続している。さらに、この背凭れ7の上端部をなす背凭れ本体71の上方及び背凭れ上部補強部材72には、共通の上張地72bを被せるようにしている。一方、背凭れ本体71の下端部は、背凭れ下部補強部材73の開口部に挿入して背凭れ7の下端部7xを形成している。
【0031】
また、座6の下方には、クランク部81と一端部に操作部たる操作つまみ821を有するクランクシャフト部82と一端部をクランク部81に接続したクランクアーム部83とを具備するクランク機構8を設けている。クランクアーム部83は、その他端部を背凭れ7の下端部7xに接続し、中間部の回転中心X10を中心に回転可能に構成して、さらにこのクランクアーム部83により座6の後端部6yを支持するようにしている。そして、前記操作つまみ821の回転操作によって背凭れ7の下端部7xと座6の後端部6yとを連動して昇降させるようにしている。なお、前記クランクアーム部83は、本実施形態では左右に離間して1対設けられている。
【0032】
また、前記クランク部81の移動経路上にこのクランク部81の移動範囲を規制するストッパ85(図8では省略)を設けている。このストッパ85の構成を図10に示すが、このストッパ85は樹脂などで構成された断面視略C字状をなすもので、背フレーム要素51間に横架して設けたストッパ台板851から起立して設けたストッパ取付部材852に、開口部をクランク部81の移動範囲に向けて取り付けている。
【0033】
そして、背凭れ下部補強部材の背面にはスライダ86(図8では省略)が設けてあり、適当な位置に固定して設けたガイド部材87(図8では省略)に常に係り合わせるようにして背凭れ7の下端部7xを平行に昇降させるようにしている。
【0034】
一方、背凭れ7の下端部7xには前記クランクアーム部83の一端を係り合わせる係合部材74を設けている。一方、前記クランクアーム部83の一端部には後方に開放された開口部83aを設けて前記係合部材74に係り合わせているとともに、他端部には長穴831を設けて前記クランク部81に係り合わせている。
【0035】
以下に、このように構成したクランク機構8を用いて背凭れ7の下端部7xを図7及び図9の実線に示す位置から想像線に示す位置まで移動させる方法を述べる。
【0036】
前記操作つまみ821を図7の矢印xの方向に回転させると、図9に示すように、クランク部81がクランクシャフト部82とともに回転し、長孔831と前記クランク部81との係り合わせを介してクランクアーム部83が回転する。そして、背凭れ7の下端部に設けた係合部材74が前記クランクアーム部83の開口部83aに持ち上げられて背凭れ7の下端部7xが図9の実線に示す位置から想像線に示す位置まで上昇し、クランクアーム部83の上面83bがカムの役割を果たして座6の後端部6yが背凭れ7の下端部7xと連動して図9の実線に示す位置から想像線に示す位置まで上昇する。そして、ストッパ85が径過的に押し開かれてこのストッパ85にクランク部81が収容されて保持され、背凭れ7の下端部7x及び座6の後端部6yが図9の想像線に示す位置を保つ。
【0037】
一方、背凭れ7の下端部7xが上昇すると、ランバーサポート部71xとして機能する部分が突き上げられて、背凭れ7は図7の実線で示す形状から想像線で示す形状に変形する。
【0038】
また、逆の操作を行うと、背凭れ7の下端部7xは図7及び図9の想像線に示す位置から実線に示す位置に戻り、これに連動して座6の後端部6y及び背凭れ7の形状も図7及び図9の想像線に示す位置から実線に示す位置に戻る。
【0039】
しかして、本実施形態では、座6の下方に椅子本体1の幅方向に延びる細長い板状の操作板9を設け、座6の前後移動に伴って操作板9を前後に移動し得るように構成するとともに、操作板9を椅子本体1の幅方向に移動させて座6を所定位置にロックし、またロックを解除し得るように構成している。
【0040】
具体的には、座6、座受4、及び操作板9を示す底面側からの斜視図を図11、同分解斜視図を図12、概略平面図を図13にそれぞれ示すように、操作板9は、一端部を下方に屈曲させて操作部9aを設けた椅子の幅方向に延びる細長い板状の部材であり、他端部に噛み合いに必要な形状を有する係合部9xを設定している。この係合部9xは、操作板9の一端面に係合歯9bを形成してなるものである。さらに、座6の底面には操作板9を収納する操作板収納溝M1を設けてこの操作板9を収納するようにし、操作板9の底面と座6の底面とが略面一になるようにしている。いっぽう、椅子本体1を構成する座受4の上面には、前記係合部9xが噛み合うことのできる形状を有する被係合部たるロック板44を固定して設けてある。すなわち、椅子本体1側に被係合部を固定して設けてある。このロック板44は、前後方向に延びる細長い板状をなすものであり、前記操作板9の係合歯9bと対向する面に被係合歯44aを形成してなるものである。座6の底面にはロック板収納溝M2を設けてあり、座6を座受4に載せ置いた際にロック板44が収納されるようにしてある。なお、前記操作板収納溝M1とこのロック板収納溝M2とは、T字形を形成しており、前記ロック板収納溝M2の中央部から前記操作板収納溝M1が直交方向に延びている。さらに詳述すると、前記操作板9には、長孔9cが設けてあり、座6に固定した操作板移動ガイドピン68と係り合わせてこの操作板9を椅子Cの幅方向にのみ移動可能にしている。前記操作板移動ガイドピン68は、本実施形態では先端部に雄ねじ部を設け、座に設けた雌ねじ孔HL1にねじ止めするようにしている。さらに、この操作板9にはばね収納部9dを設け、ばね91をこのばね収納部9dに取り付けて、ばね91の弾力により操作板がロック板44に向けて押されるようにして、操作板9の係合歯9bとロック板44の被係合歯44aとが密接して噛み合うようにしている。そして、座受4の縦フレーム41には前後移動ガイド長孔41aが設けてあり、座6に固定した突起たる前後移動ガイドピン69と係り合わせて座6を図13の実線に示す後方位置BKと図13の想像線に示す前方位置FWとの間で移動可能にしている。前記前後移動ガイドピン69は、本実施形態では先端部に雄ねじ部を設け、座に設けた雌ねじ孔HL2にねじ止めするようにしている。なお、図13において、座6は輪郭のみを示している。
【0041】
このように構成した操作板9を用いて座6を前後に移動させる方法を以下に述べる。
【0042】
まず、操作部9aを引いて操作板9をロック板44から離す。すると、操作板の係合歯9bとロック板44の被係合歯44aとが噛み合った状態が解除され、座6が前後方向に移動できるようになる。そして、操作板9を引いたまま座6を好みの前後位置に移動させて、操作板9から手を離す。すると、ばね91の作用により操作板9がロック板44の方向に押されて、操作板9の係合歯9bとロック板44の被係合歯44aとが噛み合い、座6の前後位置がロックされる。
【0043】
このように、座6の前後位置のロックに板状の操作板9を用いているので、肉薄のものにでき、スペースを節約できる。
【0044】
特に、本実施形態では操作板9の一端に係合部9xを設け、固定側の座受4にこの係合部9xと噛み合うことのできる形状を有する被係合部たるロック板44を固定して設けているので、より簡単な構成でロック機構を実現できる。
【0045】
また、係合部9xに係合歯9bを形成し、被係合部たるロック板44に被係合歯44aにより構成しているので、歯を多数設け、ロック強度を確保しつつ固定位置を多段階に設定できる。
【0046】
さらに、座6を座受4に載せ置くように構成しているので、上載荷重により座の前後スライドをより確実にロックでき、加えて、ロック板44を座受4の上面に固定して設けているので、簡単な構成で係合歯9bと被係合歯44aとの噛み合わせを実現することができる。
【0047】
また、座6の下面に溝M1を設けて操作板9を収納しているので、座6と座受4との間に無駄なスペースが発生せず、見た目をすっきりできる。
【0048】
そして、ばね91の弾性力により操作板9の歯9bとロック板44の歯44aとが密着するようにしているので、操作板9に力を加えない状態でも効果的に座6の前後位置をロックしたままにしておくことができる。
【0049】
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
【0050】
例えば、被係合部を、座受の縦フレームの内面に設ける等、他の形状にしてもよい。
【0051】
また、弾性力を用いる代わりに、操作板固定棒を操作板に設けた固定孔に挿し通す等の方法を用いて操作板が力を加えない状態で移動しないようにしてもよい。
【0052】
さらに、座の下面に溝を設けないようにしてももちろんよい。その場合、座受の縦フレームの一方に操作板挿通孔を設けてこの操作板を挿し通すようにするとともに、他方の縦フレームの前記操作板と対向する位置に被係合部を設けるような構成等が考えられる。
【0053】
そして、係合部と被係合部は、係合部と被係合部とが噛み合わせ可能であれば、同一形状の歯同士の噛み合わせ以外の構造を用いて構成しても強度を確保しつつピッチを小さくできる効果は得られる。
【0054】
加えて、操作板の一端部を下方に屈曲させて操作部を形成する代わりに、部品点数は多くなるが、操作を行うためのグリップを別に取り付けるようにしてももちろんよい。
【0055】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0056】
例えば、図14は変形例としての反力調整機構Fを示している。この反力調整機構Fは、コイルスプリングSの固定リテーナH1を軸状のバックアップ部材F10によって当該固定位置に保持するように構成した上で、このバックアップ部材F10を一部に備え鉛直軸F11回りに回転可能な回転アームF1と、この回転アームF1の前記鉛直軸F11から偏位した位置においてその偏位方向と略直交する方向からねじ結合させたグリップF21を有するねじ要素F2とにより構成したもので、そのねじ要素F2は支持基部3の側壁33を貫通して側壁33の外側方に突出し、その突出位置に当該グリップF21を配置している。そして、グリップ操作を通じてねじ要素F21にねじ送り動作を与えると、回転アームF1が鉛直軸F11回りに回転して、バックアップ部材F10を介しリテーナH1のバックアップ位置を、コイルスプリングSの初期圧縮量を増減させる方向に移動させ得るようにしているものである。
【0057】
このように構成すると、支持基部3の底壁31と直交する方向の嵩張りが抑えられるので、支持基部3及びその周辺の薄肉化を有効に追求することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、脚、支持基部、及び座受を有する椅子本体と、座受に対して前後移動可能に取り付けた座とを具備し、座の下方かつ座と座受との間に椅子本体の幅方向に延びる板状の操作板を設け、座を前後方向に移動可能に構成した椅子において、細長い板状をなす操作板を用いて座の前後位置のロックを行うようにしているので、厚さ方向のスペースを節約することができ、ロック機構を座と座受との間に収納して外観をすっきりさせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子の正面図。
【図2】同実施形態に係る椅子の側面図。
【図3】同実施形態に係る椅子の背面図。
【図4】同実施形態に係る椅子の支持基部付近を示す縦断面図。
【図5】同実施形態に係る椅子の座受を示す平面図。
【図6】同実施形態に係る椅子の座受を支持基部に取り付けた状態を示す斜視図。
【図7】同実施形態に係る椅子の背凭れの機構及び動作を示す概念図。
【図8】同実施形態に係る椅子の背凭れの構造を示す分解斜視図。
【図9】同実施形態に係る椅子のクランク機構を示す概略図。
【図10】同実施形態に係る椅子のクランク機構のストッパを示す概略図。
【図11】同実施形態に係る椅子の座と座受けの接続部分の構造を示す底面斜視図。
【図12】同実施形態に係る椅子の座と座受けの接続部分を示す分解斜視図。
【図13】同実施形態に係る椅子の座の前後への移動及びロックを示す概略図。
【図14】本発明に係る椅子のさらに別の実施態様を示す図。
【符号の説明】
C…椅子
4…座受
41a…前後移動ガイド長孔(長孔)
6…座
6y…座の後端部
69…前後移動ガイドピン(突起)
7…背凭れ
7x…背もたれの下端部
71x…ランバーサポート部
9…操作板
9x…係合部
9a…操作部
9b…係合歯(歯)
44…ロック板(被係合部)
44a…被係合歯(歯)
M1…操作板収納溝(溝)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair configured so that a seat can be moved back and forth.
[0002]
[Prior art]
In a chair, the quality of the seating comfort is a factor that has an extremely large influence on the body, work efficiency, and the like, and is most important as a basic function of the chair. For this reason, for example, it is considered to move the seat back and forth so that the waist is securely held in the seat in a posture in which the backrest is tilted backward in combination with reclining of the backrest or rocking of the back seat. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a chair, there is a configuration in which a rod-like operation rod or a pin is selectively engaged with one of a plurality of fixing holes provided on the fixed side in order to determine and lock the front and rear positions of the seat. To do.
[0004]
However, in order to ensure the strength of the engaging portion, the operating rod or pin must be thickened, and it is difficult to store it in the limited space between the seat and the seat support. Furthermore, if the operating rod or pin is thickened, the pitch of the fixed portion cannot be reduced, and there is a problem that it becomes difficult to set the front and rear positions of the seats in detail.
[0005]
Accordingly, the present invention solves the above-described problems, and relates to a seat locking mechanism that can be stored in a limited space and that can reduce the pitch while ensuring strength.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the chair according to the present invention includes a chair body having a leg, a support base, and a seat and a seat attached to the seat so as to be movable back and forth, and below the seat and between the seat and the seat. Is provided with a plate-like operation plate extending in the width direction of the chair body so that the operation plate can be moved back and forth as the seat moves back and forth, and the operation plate is moved in the width direction of the chair body and seated. Is configured so that it can be locked at a predetermined position and unlocked, and an engagement portion having a shape necessary for meshing is provided on the operation plate, and on the upper surface of the seat on the chair body side. An engaged portion having a shape that allows the engaging portion to engage with each other is provided, and the engaging portion and the engaged portion are engaged with each other so that the seat can be locked at a predetermined position. Features.
[0007]
In such a case, since the operation plate can be made thin, it can be easily accommodated in a limited space between the seat and the seat support.
[0008]
Furthermore, an engagement portion having a shape necessary for meshing is provided on the operation plate, and an engaged portion having a shape capable of meshing with the engagement portion is provided on the upper surface of the seat on the chair body side, and the engagement Since the seat and the engaged portion are engaged with each other so that the seat can be locked at a predetermined position , the lock mechanism can be realized with a simpler configuration .
[0009]
In particular, in order to reduce the pitch at which the seat is fixed while ensuring the strength of the lock, the engaging portion is formed with teeth at one end of the operation plate, and the engaged portion is on the fixed side. What is necessary is just to make it what forms the same tooth | gear in a facing position. This is because by providing a large number of teeth, the strength of the lock can be ensured even if the pitch at the position where the seat is fixed is reduced.
[0010]
In order to realize such a locking mechanism with a simple configuration, the seat is configured to be placed on the seat support, and the engaged portion is formed into an elongated plate-like shape having teeth on one end edge. What is necessary is just to make it form using a member and to interpose this to-be-engaged part between a seat receiver and a seat. In such a case, since the seat is configured to be placed on the seat, the front and rear slides of the seat can be more reliably locked by the overload, and the engaged portion is placed between the seat and the seat. This is because it is possible to save the trouble of providing teeth on the inner surface of the seat.
[0011]
If the engagement portion and the engaged portion are configured to be in close contact or substantially in close contact with each other by an elastic force, the front and rear positions of the seat remain locked even when no force is applied to the operation plate. I can leave.
[0012]
In order to place the seat more effectively on the upper surface of the seat support, a groove for accommodating the operation plate may be provided on the lower surface of the seat. This is because the operation plate is accommodated in the groove so that the lower surface of the operation plate and the lower surface of the seat can be completely or substantially completely flush with each other.
[0013]
In order to ensure that the seat can only move in the front-rear direction, the seat is configured to rest on the seat support, and a long hole extending in the front-rear direction is provided in the seat support so that the protrusion fixed to the seat What is necessary is just to engage with a long hole. This is because the moving direction and moving range of the seat can be regulated by the engagement between the long hole and the protrusion.
[0014]
In order to move the operation plate more easily with a small number of parts, one end of the operation plate may be bent downward to form the operation portion. This is because an operation can be performed by pinching the operation unit, and an operation plate can be operated by placing a hand on the operation unit without protruding the operation plate from the chair body and exposing it to the outside.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below.
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 3, the chair C according to the present embodiment has a
[0017]
First, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
As shown in FIG. 5 in a plan view and in FIG. 6 in a perspective view in a state where the
[0021]
As shown in FIGS. 2, 3, etc., the
[0022]
As shown in FIG. 4, the
[0023]
The
[0024]
As shown in FIGS. 4 and 6, the reaction force mechanism H is a pair of coils disposed in a mechanism tilting space (approximately 45 °) in the mechanism housing space of the
[0025]
As shown in FIG. 5 and a perspective view of the locking position fixing mechanism E attached to the
[0026]
As an advantage of the locking position fixing mechanism E, the outer periphery of the lock plate E1 is more greatly shaken in conjunction with the movement of the
[0027]
As shown in FIG. 4, the reaction force adjusting mechanism A is configured so that the fixed retainer H1 of the coil spring S is actually held at the fixed position by the shaft-shaped backup member A10. A third rotary arm A1 that is partially provided with A10 and is rotatable about a horizontal axis A11, and a screw connection from a direction substantially orthogonal to the displacement direction at a position displaced from the horizontal axis A11 of the third rotation arm A1 The screw element A2 having the grip A21, and the screw element A2 passes through the
[0028]
As an advantage of this reaction force adjustment mechanism A, since it can be incorporated in the longitudinal dimension of the coil spring S, the reaction force adjustment mechanism H is included as compared with the case where the reaction force adjustment mechanism is introduced on one end side of the coil spring S. The axial base can be made compact, and the coil spring S is arranged in a rearward tilting posture (in this embodiment, an inclination of about 45 °), so that the support base that accommodates the coil spring S is provided. The front-and-rear dimension of 3 can be shortened, and thus the interference between the seat 6 and the
[0029]
Then, the seat 6 is attached to the
[0030]
In the present embodiment, as shown in FIGS. 7 and 8, the
[0031]
Below the seat 6, a
[0032]
A stopper 85 (not shown in FIG. 8) is provided on the movement path of the
[0033]
A slider 86 (not shown in FIG. 8) is provided on the back surface of the backrest lower reinforcing member, and is always engaged with a guide member 87 (not shown in FIG. 8) fixed at an appropriate position. The
[0034]
On the other hand, the
[0035]
Hereinafter, a method of moving the
[0036]
When the
[0037]
On the other hand, when the
[0038]
When the reverse operation is performed, the
[0039]
Thus, in the present embodiment, an elongated plate-
[0040]
Specifically, FIG. 11 is a perspective view from the bottom side showing the seat 6, the
[0041]
A method of moving the seat 6 back and forth using the
[0042]
First, the
[0043]
As described above, since the plate-
[0044]
In particular, in this embodiment, an engaging
[0045]
In addition, since the engaging
[0046]
Further, since the seat 6 is configured to rest on the
[0047]
Further, since the
[0048]
Since the
[0049]
The present invention is not limited to the embodiment described above.
[0050]
For example, the engaged portion may be formed in another shape such as being provided on the inner surface of the vertical frame of the seat.
[0051]
Further, instead of using the elastic force, the operation plate may be prevented from moving in a state where no force is applied by using a method of inserting the operation plate fixing rod into a fixing hole provided in the operation plate.
[0052]
Further, it is of course possible not to provide a groove on the lower surface of the seat. In this case, an operation plate insertion hole is provided in one of the vertical frames of the seat so that the operation plate can be inserted, and an engaged portion is provided at a position facing the operation plate of the other vertical frame. Configuration etc. can be considered.
[0053]
And, as long as the engaging portion and the engaged portion can be engaged with each other, the strength is ensured even if the engaging portion and the engaged portion are configured using a structure other than the engagement of teeth of the same shape. However, the effect of reducing the pitch can be obtained.
[0054]
In addition, instead of bending the one end portion of the operation plate downward to form the operation portion, the number of parts increases, but it is of course possible to attach a grip for performing the operation separately.
[0055]
Other configurations can be variously modified without departing from the spirit of the present invention.
[0056]
For example, FIG. 14 shows a reaction force adjusting mechanism F as a modification. The reaction force adjusting mechanism F is configured such that the fixed retainer H1 of the coil spring S is held at the fixed position by the shaft-shaped backup member F10, and the backup member F10 is partially provided around the vertical axis F11. The rotary arm F1 is configured to be rotatable, and a screw element F2 having a grip F21 screwed from a direction substantially perpendicular to the direction of displacement at a position displaced from the vertical axis F11 of the rotation arm F1. The screw element F2 passes through the
[0057]
If comprised in this way, since the bulkiness of the direction orthogonal to the
[0058]
【The invention's effect】
As the present invention is described in detail above, the legs, the support base, and the chair main body having a seat support, comprising a seat mounted movably back and forth with respect to the seat support, the lower and seat the seat and the seat A chair-shaped operation plate extending in the width direction of the chair body is provided between the seat and the seat is configured so that the seat can be moved in the front-rear direction, and the front-rear position of the seat is locked using an elongated plate-shaped operation plate. since the way to do, you can save the thickness direction space allows and this to clean the housing to the appearance between the lock mechanism seat and seat support.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a chair according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the chair according to the embodiment.
FIG. 3 is a rear view of the chair according to the embodiment.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing the vicinity of a support base of the chair according to the embodiment.
FIG. 5 is a plan view showing a seat of the chair according to the embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a state in which the seat of the chair according to the embodiment is attached to the support base.
FIG. 7 is a conceptual diagram showing a backrest mechanism and operation of the chair according to the embodiment.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing the backrest structure of the chair according to the embodiment.
FIG. 9 is a schematic view showing a crank mechanism of the chair according to the embodiment.
FIG. 10 is a schematic view showing a stopper of the crank mechanism of the chair according to the embodiment.
FIG. 11 is a bottom perspective view showing the structure of the connecting portion between the seat of the chair and the seat receiver according to the embodiment.
FIG. 12 is an exploded perspective view showing a connecting portion between the seat of the chair and the seat receiver according to the embodiment.
FIG. 13 is a schematic view showing movement and locking of the seat of the chair according to the embodiment before and after.
FIG. 14 is a view showing still another embodiment of the chair according to the present invention.
[Explanation of symbols]
C ...
6 ...
7 ...
44 ... Lock plate (engaged part)
44a ... engaged teeth (teeth)
M1 ... Operation plate storage groove (groove)
Claims (7)
操作板に噛み合いに必要な形状を有する係合部を設けるとともに、椅子本体側の座受の上面に前記係合部が噛み合うことのできる形状を有する被係合部を設け、前記係合部と前記被係合部とを噛み合わせて座を所定位置にロックし得るように構成していることを特徴とする椅子。 A chair body having a leg, a support base, and a seat base, and a seat attached to the seat base so as to be movable back and forth, and extending in the width direction of the chair body below the seat and between the seat and the seat base. A plate-shaped operation plate is provided so that the operation plate can be moved back and forth as the seat moves back and forth, and the operation plate is moved in the width direction of the chair body to lock the seat in place. It is configured so that it can be unlocked ,
An engaging portion having a shape necessary for meshing is provided on the operation plate, and an engaged portion having a shape capable of meshing with the engaging portion is provided on the upper surface of the seat on the chair body side, and the engaging portion A chair configured to engage with the engaged portion to lock the seat in a predetermined position .
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