JP4058244B2

JP4058244B2 - Image processing method

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Publication number: JP4058244B2
Application number: JP2001014610A
Authority: JP
Inventors: 晴一郎森川
Original assignee: Fujifilm Corp
Current assignee: Fujifilm Corp
Priority date: 2000-01-26
Filing date: 2001-01-23
Publication date: 2008-03-05
Anticipated expiration: 2021-01-23
Also published as: JP2001285638A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像に対して階調変換処理または色修正処理を行う画像処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、印刷・製版の分野において、作業工程の合理化、画像品質の向上等を目的として、読取原稿に記録されたカラー画像を電気的に処理し、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋの４版からなるフイルム原版、あるいは、刷版を作成し、これらから所望の印刷物を得るようにした画像読取記録再生システムが広範に用いられている。
【０００３】
この場合、スキャナ装置等によって読み取られたカラー画像は、着目する部分に対して所望の階調あるいは色調からなる印刷物を得るために、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋの各色毎に階調変換処理が行われ、あるいは、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋの各色毎に色修正処理が行われる。
【０００４】
具体的には、階調変換処理では、カラー画像の濃度を所望の出力網％を得ることのできる濃度に変換する処理が行われる。この変換処理に用いられる入力濃度−出力濃度変換テーブルであるトーンカーブは、カラー画像のハイライト（ＨＬ）部分、シャドー（ＳＤ）部分およびミドル（ＭＤ）部分において、オペレータが設定した階調修正係数に従って調整される。しかしながら、トーンカーブは、ＨＬ、ＳＤおよびＭＤの各部分に対して予め準備されている階調修正関数を階調修正係数に基づいて修正することで調整されるため、例えば、ＨＬとＭＤとの間の特定の階調近傍を微調整しようとすると、意図しない部分の階調も変動してしまう不具合があった。
【０００５】
また、色修正処理では、一般的には、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｒ、Ｇ、Ｂの６色相を中心とした修正強度関数を予め準備しておき、オペレータが設定した色修正係数を用いて各修正強度関数を修正することにより、所望の色調を得るようにしている。しかしながら、特定部分の色調を調整したい場合、修正強度関数が上記の６色相を中心として設定されているため、意図しない部分の色調も変化してしまう不具合があった。例えば、肌色を調整したい場合、ＲおよびＹの色相を中心とした修正強度関数を修正することになるため、肌色そのものよりも、ＲまたはＹの色相が大きく変化することになる。また、濁った緑を調整したい場合、通常、修正強度関数は彩度の高い色がより修正されるように設定されているため、濁った緑よりも鮮やかな緑が変化することになる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の不具合を解決するためになされたもので、画像の着目する部分を中心とした階調を調整することができ、それ以外の意図しない部分が調整の影響を受けることのない画像処理方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、画像に対して階調を修正すべき着目部分を指定し、その画像の濃度に対する出力濃度修正量を最大修正量とし、前記濃度の前後で前記出力濃度修正量が漸減する階調修正関数を作成する。そして、この階調修正関数により、画像の入力濃度を出力濃度に変換する予め設定されている階調変換特性を修正し、修正された階調変換特性によって画像の階調変換処理を行う。この場合、所望の濃度近傍の階調変換特性を修正することができる。
【０００８】
なお、着目点が複数ある場合、指定された複数の着目点の濃度の平均値に対する出力濃度修正量を最大修正量とし、前記平均値の前後に設定される濃度幅Ｗを複数の着目点の濃度Ｖ_Pの標準偏差σに基づいて設定することもできる。
【０００９】
以上のようにして作成された階調修正関数を着目部分の濃度毎に保存しておき、濃度に応じて所望の階調修正関数を選択し、階調変換特性の修正を行うことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明が適用される画像読取記録再生システムの外観構成を示す図である。このシステムは、読取原稿に記録されたカラー画像を読み取る入力スキャナ１０と、読み取られたカラー画像に対して、階調変換処理、色修正処理等を含む画像処理を行う画像処理装置２０と、画像処理されたカラー画像をＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋの４色のフイルム原版として出力する出力装置３０とから基本的に構成される。なお、出力装置３０は、刷版を直接出力する装置として構成することもできる。
【００１４】
画像処理装置２０は、入力スキャナ１０によって読み取られたカラー画像を表示するとともに、画像処理のための各種セットアップパラメータや処理結果等を表示するディスプレイ２２と、オペレータによるセットアップパラメータの入力、画面の切替等のためのキーボード２４、マウス２６とを備える。
【００１５】
図２は、図１に示す画像処理装置２０を中心とする画像処理回路の構成ブロック図である。この画像処理装置２０は、入力スキャナ１０によりカラー画像を色分解して得た３色の濃度データＣ、Ｍ、Ｙを記憶する画像メモリ３２を有する。
【００１６】
画像メモリ３２の後段には、レンジ調整回路３４が設けられる。レンジ調整回路３４は、図３に示すように、オペレータが設定するハイライト（ＨＬ）の設定ＨＬ濃度およびシャドー（ＳＤ）の設定ＳＤ濃度を、基準となるべく予め設定されている画像処理装置２０の内部ＨＬ濃度および内部ＳＤ濃度に変換するための一次変換テーブルα_C、α_M、α_Yを各濃度データＣ、Ｍ、Ｙ毎に作成し、この一次変換テーブルα_C、α_M、α_Yによって濃度データＣ、Ｍ、Ｙのレンジ調整処理を行う。
【００１７】
レンジ調整回路３４の後段には、階調変換回路３６、信号選択回路３７および色修正回路４０が設けられる。
【００１８】
階調変換回路３６は、所望の網％データＣ、Ｍ、Ｙを得るべく、レンジ調整回路３４から供給される各濃度データＣ、Ｍ、Ｙの階調を、設定した階調変換特性に対応したトーンカーブに従って変換処理する。すなわち、オペレータが設定した階調修正係数に基づいてハイライト（ＨＬ）、ミドル（ＭＤ）、シャドー（ＳＤ）の各濃度における既存の階調修正関数を修正し、また、オペレータが指定した着目部分に対する階調修正関数を新たに生成し、この階調修正関数をオペレータが設定した階調修正係数によって修正し、これらの修正された階調修正関数を用いて各濃度データＣ、Ｍ、Ｙのトーンカーブβ_C、β_M、β_Yを調整し（図４〜図７の点線部参照）、調整されたトーンカーブβ_C、β_M、β_Yを用いて各濃度データＣ、Ｍ、Ｙの階調変換処理を行う。変換された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、後段の加算器４２に供給される。なお、階調変換処理の詳細については、後述する。
【００１９】
信号選択回路３７は、濃度データＣ、Ｍ、Ｙから最大値および最小値を選択し、ＵＣＲ回路３８およびＫ生成回路３９に供給する回路である。
【００２０】
ＵＣＲ回路３８は、レンジ調整回路３４から供給される各濃度データＣ、Ｍ、Ｙに対して下色除去処理（ＵＣＲ＝Under Color Removal）を行い、濃度データＣ、Ｍ、Ｙの修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹを算出して加算器４２に負のデータとして加算する。この場合、修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹは、例えば、信号選択回路３７によって選択された濃度データＣ、Ｍ、Ｙの最大値および最小値とオペレータによって設定されたＵＣＲ強度とから求めることができる。
【００２１】
Ｋ生成回路３９は、信号選択回路３７によって選択された濃度データＣ、Ｍ、Ｙの最小値を基準とし、階調変換回路３６における濃度データＣ、Ｍ、Ｙと同様の処理によって調整されたトーンカーブβ_K（図４〜図７の点線部参照）に従って濃度データＫを生成する。
【００２２】
色修正回路４０は、レンジ調整回路３４から供給される各濃度データＣ、Ｍ、Ｙにおける色調を所望の色調とする処理を行う。色修正回路４０は、図２に示すように、濃度データＣ、Ｍ、Ｙを色相Ｈ、明度Ｌ、彩度Ｓに変換するＨＬＳ変換回路４４と、色相Ｈ、明度Ｌ、彩度Ｓから、オペレータによって設定される各色修正係数を用いて、濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋのそれぞれの修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫを算出するＣ修正量算出回路４６、Ｍ修正量算出回路４８、Ｙ修正量算出回路５０、Ｋ修正量算出回路５２とを有する。
【００２３】
Ｃ修正量算出回路４６は、図８に示すように、ＨＬＳ変換回路４４から供給される色相Ｈ、明度Ｌ、彩度Ｓから、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｒ、Ｇ、Ｂの各単位色相と、オペレータが指定した着目部分により特定される単位色相（以下、この単位色相をＤという。）とに対する単位色修正量ｕｃ、ｕｍ、ｕｙ、ｕｒ、ｕｇ、ｕｂ、ｕｄを求める単位色修正量算出回路５４Ｃ、５４Ｍ、５４Ｙ、５４Ｒ、５４Ｇ、５４Ｂ、５４Ｄを有し、これらの単位色修正量ｕｃ、ｕｍ、ｕｙ、ｕｒ、ｕｇ、ｕｂ、ｕｄが加算器５６において加算されることで、修正量ΔＣが求められる。
【００２４】
単位色修正量算出回路５４Ｃは、色相Ｈから、Ｃの色相に対応する色相方向修正強度関数を用いて修正強度ｖｈを算出する色相方向修正強度算出回路５８と、明度Ｌおよび彩度Ｓから、Ｃの色相に対応する明度・彩度方向修正強度関数を用いて修正強度ｖａを算出する明度・彩度方向修正強度算出回路６０と、修正強度ｖｈおよびｖａを乗算する乗算器６２と、この乗算結果である修正強度ｖｒに対し、オペレータによって設定された色修正係数を乗算し、Ｃの色相に対する濃度データＣの単位色修正量ｕｃを算出する乗算器６４とを有する。算出された単位色修正量ｕｃは、加算器５６において、他の単位色修正量ｕｍ、ｕｙ、ｕｒ、ｕｇ、ｕｂ、ｕｄと加算されることにより、濃度データＣの修正量ΔＣが求められる。
【００２５】
なお、既存の色相方向修正強度関数は、図９に示すように、Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｒ、Ｇ、Ｂの６色相のそれぞれの中心をピークとし、対称的に漸減して隣接する各色相の中心で修正強度が０となるように設定されている。また、既存の明度・彩度方向修正強度関数は、図１０および図１１に示すように、明度Ｌの修正強度および彩度Ｓの修正強度をそれぞれ（０，０）および（１，１）を通る直線とし、これらの掛け算として設定される。
【００２６】
単位色修正量算出回路５４Ｄは、オペレータが指定した着目部分に対する色相方向修正強度関数および明度・彩度方向修正強度関数を新たに生成し、これらの関数と、オペレータが設定した色修正係数とを用いて、単位色修正量ｕｄを算出する。
【００２７】
Ｍ修正量算出回路４８、Ｙ修正量算出回路５０およびＫ修正量算出回路５２は、Ｃ修正量算出回路４６と同様に構成され、また、単位色修正量算出回路５４Ｍ、５４Ｙ、５４Ｒ、５４Ｇ、５４Ｂ、５４Ｄは、単位色修正量算出回路５４Ｃと同様に構成されるため、その説明は省略する。なお、色修正処理の詳細については、後述する。
【００２８】
色修正回路４０で求められた濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋの修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫは、加算器６６において、階調変換された濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋに加算され、階調および色調の調整された濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋとして網％変換回路６８に供給される。網％変換回路６８は、濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋのそれぞれを出力装置３０の出力特性に応じた網％データに変換し、出力装置３０に供給する。
【００２９】
以上、本発明が適用される画像読取記録再生システムの概略構成および動作について説明した。次に、本発明の特徴とする階調変換処理および色修正処理を中心として詳細に説明する。
【００３０】
読取原稿のカラー画像は、入力スキャナ１０によって読み取られた後、濃度データＣ、Ｍ、Ｙとして画像メモリ３２に格納される。読み取られたカラー画像は、一旦、ディスプレイ２２に表示される。オペレータは、この表示されたカラー画像に対して、ハイライトの設定ＨＬ濃度およびシャドーの設定ＳＤ濃度の設定作業を行う。画像処理装置２０では、設定されたハイライトの設定ＨＬ濃度およびシャドーの設定ＳＤ濃度を内部ＨＬ濃度および内部ＳＤ濃度に変換する一次変換テーブルα_C、α_M、α_Y（図３）を作成し、これをレンジ調整回路３４に設定する。
【００３１】
そこで、画像メモリ３２から読み出された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、レンジ調整回路３４において、前記のように設定された一次変換テーブルα_C、α_M、α_Y（図３）により、内部ＨＬ濃度および内部ＳＤ濃度を基準として変換処理される。
【００３２】
次に、レンジ調整された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、階調変換回路３６、信号選択回路３７および色修正回路４０に供給される。
【００３３】
ここで、画像処理装置２０を構成するディスプレイ２２には、読み出されたカラー画像とともに、図１２に示すトーンカーブ設定画面が表示される。オペレータは、この画面に従い、トーンカーブの調整作業を行う。
【００３４】
先ず、オペレータは、各濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋに対して予め設定されている既存のトーンカーブβ_C、β_M、β_Y、β_Kを選択する。なお、各トーンカーブβ_C、β_M、β_Y、β_Kは、カラー画像の種類やオペレータの好みに応じて複数設定しておくことができる。
【００３５】
次に、選択されたトーンカーブβ_X（β_C、β_M、β_Y、β_K）のハイライト（ＨＬ）、ミドル（ＭＤ）、シャドー（ＳＤ）の各部および任意の着目部分の階調を修正するための階調修正係数ｇ_Xwを設定する。なお、以下において、Ｘ＝Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋであり、ｗ＝ｈ、ｍ、ｓ、ｄであり、それぞれ濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋのハイライト（ＨＬ）、ミドル（ＭＤ）、シャドー（ＳＤ）および着目部分（Ｄｅｆ）の階調修正係数であることを表すものとする。この場合、階調修正係数ｇ_Xwは、オペレータが設定するのではなく、既存の係数として図示しないメモリ等から呼び出すことも可能である。
【００３６】
そこで、トーンカーブβ_Xの調整方法の一例を以下に説明する。先ず、調整前の選択されたトーンカーブβ_Xを、ハイライト側の原点を中心として図１３における時計方向に４５゜回転させるとともに、入力濃度方向および出力濃度方向の双方に１／√２だけ圧縮し、新たなトーンカーブβ_X′を作成する。次に、この新たなトーンカーブβ_X′に対して、図１４に示すように、ハイライト（ＨＬ）、ミドル（ＭＤ）、シャドー（ＳＤ）および着目部分（Ｄｅｆ）に対して設定された階調修正関数γ_h、γ_m、γ_sおよびγ_dを加算し、（１）式のようにしてトーンカーブβ_X″を求める。
【００３７】
β_X″＝β_X′＋ｇ_Xh・γ_h＋ｇ_Xm・γ_m＋ｇ_Xs・γ_s＋ｇ_Xd・γ_d…（１）
ここで、着目部分（Ｄｅｆ）に対する階調修正関数γ_dは、次のようにして設定することができる。
【００３８】
すなわち、オペレータが図１２に示す画面において、「変更」のボタンを選択すると、図１５に示す階調修正関数設定画面がディスプレイ２２に表示される。この画面において、オペレータは、マウス２６を用いて着目部分（画像上の＋が表示されている部分）を指定する。この場合、着目部分としては、複数点を指定することができる。また、所定範囲を線で囲むことで領域として指定することもできる。次いで、「階調・色修正」のボタンを選択すると、「階調修正（Ｃ）」、「階調修正（Ｍ）」、「階調修正（Ｙ）」、「階調修正（Ｌ）」、「色修正」のメニューが表示される。
【００３９】
そこで、オペレータが、例えば、「階調修正（Ｙ）」のメニューを選択した場合について説明する。「階調修正（Ｙ）」は、階調修正関数γ_dを求めるメニューであり、オペレータは、マウス２６によって着目部分を指定するとともに、階調修正関数γ_dの所望の濃度幅Ｗ、下側設定値Ｖ_Lおよび上側設定値Ｖ_Uの強度Ｉ_L、Ｉ_Uを設定する。
【００４０】
画像処理装置２０は、オペレータによって指定された着目部分の濃度データＹの値Ｐ_Yをピーク濃度Ｖ_Pとすると、階調修正関数γ_dの下側設定値Ｖ_Lおよび上側設定値Ｖ_Uを、
Ｖ_L＝（１−Ｗ）・Ｖ_P …（２）
Ｖ_U＝Ｗ＋（１−Ｗ）・Ｖ_P …（３）
として求める。このようにして設定されあるいは求められた各パラメータを用いて、階調修正関数γ_dが（０，０）、（Ｖ_L，Ｉ_L）、（Ｖ_P，１）、（Ｖ_U，Ｉ_U）、（１，０）の５点を通る関数として設定される。この関数は、多次関数による近似、準エルミート補間等の処理によって得ることができる。図１６は、Ｉ_L＝Ｉ_U＝０．５に設定した場合の階調修正関数γ_dを示す。なお、ピーク濃度Ｖ_Pは、着目部分の濃度データＹの値Ｐ_Yとする代わりに、オペレータによって任意の値を設定することも可能である。
【００４１】
オペレータは、以上のようにして設定された階調修正関数γ_dの形状を推定し、ＯＫであれば「登録」のボタンを選択し、登録処理を行う。なお、階調修正関数γ_dは、既に登録されているピーク濃度Ｖ_P、濃度幅Ｗ、強度Ｉ_L、Ｉ_Uを「読出」のボタンを選択することで読み出して修正することも可能である。この場合には、着目部分をマウス２６によって指定する作業を省くことも可能である。また、階調修正関数γ_dの登録時に登録名を設定しておき、読み出し時に登録されている登録名を画面に表示させ、表示された登録名から所望の登録名を選択し、対応する各パラメータを読み出して使用することもできる。
【００４２】
「階調修正（Ｌ）」のメニューを選択した場合には、着目部分の濃度データＣ、Ｍ、Ｙの値Ｐ_C、Ｐ_M、Ｐ_Yを用いて、ピーク濃度Ｖ_Pを、例えば、
Ｖ_P＝０．３Ｐ_C＋０．５９Ｐ_M＋０．１１Ｐ_Y …（４）
として求め、以下、同様にして階調修正関数γ_dを設定することができる。
【００４３】
一方、着目部分を複数点指定した場合には、各着目点の濃度を平均し、その平均値をピーク濃度Ｖ_Pとする。また、各濃度と平均値とから標準偏差σを求めるとともに、０＜Ｗ_min≦Ｗ≦Ｗ_max＜１の関係にあるパラメータＷ_min、Ｗ_maxを設定し、これらから、濃度幅Ｗを、
Ｗ＝３（Ｗ_max−Ｗ_min）・σ／Ｖ_P＋Ｗ_min …（５）
として求め、以下、同様にして階調修正関数γ_dを設定することができる。パラメータＷ_min、Ｗ_maxは、実用上の使用域を制限するための値、例えば、Ｗ_min＝０．２５、Ｗ_max＝０．７５として設定するが、任意のパラメータとしてシステム内部に保持することもできる。なお、Ｗ＞Ｗ_maxとなる場合には、Ｗ＝Ｗ_maxとする。
【００４４】
さらに、着目部分を領域として指定した場合には、領域に含まれる全画像の濃度の平均値に基づいて階調修正関数γ_dを設定することができる。
【００４５】
（１）式に基づき、以上のようにして作成されたトーンカーブβ_X″は、入力濃度方向および出力濃度方向の双方に１／√２だけ伸張させた後、図１３における反時計方向に４５゜回転させることにより、所望の階調変換を得ることのできる新たなトーンカーブβ_XNが得られる。この新たなトーンカーブβ_XNの中、トーンカーブβ_CN、β_MN、β_YNは、階調変換回路３６に設定され、トーンカーブβ_KNは、Ｋ生成回路３９に設定される。
【００４６】
そこで、階調変換回路３６に供給された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、トーンカーブβ_CN、β_MN、β_YNによってそれぞれ階調変換された後、加算器４２に供給される。この場合、オペレータが指示した所望の濃度において階調変換された濃度データＣ、Ｍ、Ｙを得ることができる。
【００４７】
一方、ＵＣＲ回路３８は、信号選択回路３７によって選択された濃度データＣ、Ｍ、Ｙの最大値および最小値とオペレータによって設定されたＵＣＲ強度とから、濃度データＣ、Ｍ、Ｙの修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹを算出し、加算器４２に負のデータとして加算する。従って、階調変換回路３６において階調変換された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹによって修正された後、加算器６６に供給される。
【００４８】
また、Ｋ生成回路３９では、信号選択回路３７によって選択された濃度データＣ、Ｍ、Ｙの最小値を基準として濃度データＫが生成され、この濃度データＫが上述したように設定されたトーンカーブβ_KNにより階調変換され、加算器６６に供給される。
【００４９】
以上のようにして階調変換され、加算器６６に供給された濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋは、以下に示す色修正回路４０によって算出された修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫにより修正され、網％変換回路６８に供給される。
【００５０】
そこで、次に、色修正回路４０での処理について詳細に説明する。
【００５１】
レンジ調整回路３４によってレンジ調整された濃度データＣ、Ｍ、Ｙは、色修正回路４０に供給され、ＨＬＳ変換回路４４において、色相Ｈ、明度Ｌ、彩度Ｓに変換される。
【００５２】
なお、色相Ｈは０≦Ｈ＜６、明度Ｌは０≦Ｌ＜１、彩度Ｓは０≦Ｓ＜１の範囲に設定する。また、Ｈ＝０はＲ、Ｈ＝１はＹ、Ｈ＝２はＧ、Ｈ＝３はＣ、Ｈ＝４はＢ、Ｈ＝５はＭの各色相を表し（図９参照）、Ｌ＝０は暗い色、Ｌ＝１は明るい色を表し、Ｓ＝０は濁った色、Ｓ＝１は鮮やかな色を表す。
【００５３】
ＨＬＳ変換回路４４では、濃度データＣ、Ｍ、Ｙの最大値Ｑ_max、中間値Ｑ_mid、最小値Ｑ_minを求める。最大値Ｑ_maxを与える濃度データＣ、Ｍ、ＹをＰ_max、中間値Ｑ_midを与える濃度データＣ、Ｍ、ＹをＰ_mid、最小値Ｑ_minを与える濃度データＣ、Ｍ、ＹをＰ_minとすると、
Ｖ＝（Ｑ_mid−Ｑ_min）／（Ｑ_max−Ｑ_min） …（６）
として、Ｐ_max＝Ｙ、且つ、Ｐ_min＝Ｃのとき、
Ｈ＝１−Ｖ …（７）
Ｐ_max＝Ｙ、且つ、Ｐ_min＝Ｍのとき、
Ｈ＝１＋Ｖ …（８）
Ｐ_max＝Ｃ、且つ、Ｐ_min＝Ｍのとき、
Ｈ＝３−Ｖ …（９）
Ｐ_max＝Ｃ、且つ、Ｐ_min＝Ｙのとき、
Ｈ＝３＋Ｖ …（１０）
Ｐ_max＝Ｍ、且つ、Ｐ_min＝Ｙのとき、
Ｈ＝５−Ｖ …（１１）
Ｐ_max＝Ｍ、且つ、Ｐ_min＝Ｃのとき、
Ｈ＝５＋Ｖ …（１２）
として色相Ｈを求める。
【００５４】
また、ＨＬＳ変換回路４４では、明度Ｌを、
Ｌ＝１−Ｑ_max …（１３）
として求める。彩度Ｓは、Ｑ_max≦０ならば、
Ｓ＝０ …（１４）
とし、それ以外の場合には、
Ｓ＝１−（Ｑ_min＋０．１）／（Ｑ_max＋０．１） …（１５）
として求める。
【００５５】
次に、前記のようにして求められた色相Ｈ、明度Ｌ、彩度Ｓは、Ｃ修正量算出回路４６、Ｍ修正量算出回路４８、Ｙ修正量算出回路５０、Ｋ修正量算出回路５２にそれぞれ供給され、修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫの算出処理が行われる。
【００５６】
この場合、画像処理装置２０を構成するディスプレイ２２には、読み出されたカラー画像とともに、図１７に示す色修正画面が表示される。オペレータは、この画面に従い、色修正作業を行う。
【００５７】
オペレータは、カラーコレクション番号を入力することにより、各濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋに対して予め設定されている既存の色修正関数を選択し、既存の色修正係数ａ_Xvを呼び出して修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫを算出することができる。なお、Ｘ＝Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋであり、ｖ＝ｃ、ｍ、ｙ、ｒ、ｇ、ｂ、ｄであり、それぞれＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋの各版に対する６色相Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｒ、Ｇ、Ｂおよび着目部分（Ｄｅｆ）の色相の色修正係数であることを表すものとする。
【００５８】
そこで、図８に従って修正量ΔＣの算出処理を説明する。ＨＬＳ変換回路４４によって得られた色相Ｈは、単位色修正量算出回路５４Ｃを構成する色相方向修正強度算出回路５８に入力され、図９に示すように設定された色相Ｃを中心とする色相方向修正強度関数Ｆ_c（Ｈ）により色相修正強度ｖｈが求められる。また、明度Ｌおよび彩度Ｓは、単位色修正量算出回路５４Ｃを構成する明度・彩度方向修正強度算出回路６０に入力され、設定された明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_c（Ｌ，Ｓ）により明度・彩度修正強度ｖａが求められる。これらの色相修正強度ｖｈおよび明度・彩度修正強度ｖａは、乗算器６２によって乗算された後、乗算器６４によって色修正係数ａ_Ccが乗算され、Ｃ色相修正強度ｕｃが算出される。すなわち、Ｃ色相修正強度ｕｃは、
ｕｃ＝Ｆ_c（Ｈ）・Ｇ_c（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cc …（１６）
として求められる。
【００５９】
同様にして、単位色修正量算出回路５４Ｍ、５４Ｙ、５４Ｒ、５４Ｇ、５４Ｂ、５４Ｄにおいて、Ｍ色相修正強度ｕｍ、Ｙ色相修正強度ｕｙ、Ｒ色相修正強度ｕｒ、Ｇ色相修正強度ｕｇ、Ｂ色相修正強度ｕｂおよび着目部分（Ｄｅｆ）の色相の修正強度であるＤ色相修正強度ｕｄは、色相方向修正強度関数Ｆ_v（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_v（Ｌ，Ｓ）を用いて、それぞれ、次のようにして求められる。なお、色相方向修正強度関数Ｆ_v（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_v（Ｌ，Ｓ）におけるｖは、ｃ、ｍ、ｙ、ｒ、ｇ、ｂ、ｄであり、６色相Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｒ、Ｇ、Ｂおよび着目部分（Ｄｅｆ）の色相の各関数であることを表すものとする。
【００６０】
ｕｍ＝Ｆ_m（Ｈ）・Ｇ_m（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cm …（１７）
ｕｙ＝Ｆ_y（Ｈ）・Ｇ_y（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cy …（１８）
ｕｒ＝Ｆ_r（Ｈ）・Ｇ_r（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cr …（１９）
ｕｇ＝Ｆ_g（Ｈ）・Ｇ_g（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cg …（２０）
ｕｂ＝Ｆ_b（Ｈ）・Ｇ_b（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cb …（２１）
ｕｄ＝Ｆ_d（Ｈ）・Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）・ａ_Cd …（２２）
以上のようにして求められたＣ色相修正強度ｕｃ、Ｍ色相修正強度ｕｍ、Ｙ色相修正強度ｕｙ、Ｒ色相修正強度ｕｒ、Ｇ色相修正強度ｕｇ、Ｂ色相修正強度ｕｂ、Ｄ色相修正強度ｕｄは、加算器５６において加算されることで、濃度データＣに対する修正量ΔＣが算出される。
【００６１】
ここで、着目部分の色相Ｄに対する色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）は、次のようにして設定することができる。
【００６２】
すなわち、オペレータが図１７に示す画面において、「変更」のボタンを選択すると、図１８に示す修正強度関数設定画面がディスプレイ２２に表示される。この画面において、オペレータは、マウス２６を用いて着目部分（画像上の＋が表示されている部分）を指定する。この場合、着目部分としては、複数点を指定することができる。また、所定範囲を線で囲むことで領域として指定することもできる。次いで、「階調・色修正」のボタンを選択すると、「階調修正（Ｃ）」、「階調修正（Ｍ）」、「階調修正（Ｙ）」、「階調修正（Ｌ）」、「色修正」のメニューが表示される。オペレータは、このメニューから「色修正」を選択する。
【００６３】
画像処理装置２０は、オペレータがマウス２６によって指定した着目部分の色相Ｈ、明度Ｌ、彩度ＳをＨＬＳ変換回路４４により求め、得られた色相Ｈの値Ｈ_Cをピーク色相Ｈ_Pとし、色相幅Ｈ_W（０＜Ｈ_W＜１）をパラメータとして、色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）を、図１９に示すように、（Ｈ_P−Ｈ_W，０）、（Ｈ_P、１）、（Ｈ_P＋Ｈ_W，０）の３点を区間内で直線補間して設定する。なお、色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）は、図９に示す他の色相方向修正強度関数と同様に、０＜Ｈ＜６の範囲で循環的に定義される関数である。そのため、Ｈ_P−Ｈ_W＜０の場合、あるいは、Ｈ_P＋Ｈ_W＞６の場合には、例えば、色相方向修正強度関数Ｆ_r（Ｈ）のように、循環範囲に対応させて色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）を設定する。
【００６４】
なお、色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）は、図２０に示すように、（Ｈ_P−Ｈ_W，０）、（Ｈ_P−Ｈ_W／２，１）、（Ｈ_P＋Ｈ_W／２，１）、（Ｈ_P＋Ｈ_W，０）の４点を区間内で直線補間して設定してもよい。さらに、図２１に示すように、形状係数Ａを用いて、
Ｆ_d（Ｈ）＝Ａ・（Ｈ−Ｈ_P）²＋１ …（２３）
となるように設定することもできる。
【００６５】
また、明度Ｌは、指定した着目部分（Ｄｅｆ）の明度Ｌの値Ｌ_Cをピーク明度Ｌ_Pとし、明度終値Ｌ_uを、
Ｌ_u＝１−Ｌ_C …（２４）
として、明度方向修正強度関数ｇ１_d（Ｌ）を、図２２に示すように、（０，０）、（Ｌ_P，１）、（１，Ｌ_u）の３点を区間内で直線補間して設定する。
【００６６】
さらに、彩度Ｓは、指定した着目部分の彩度Ｓの値Ｓ_Cをピーク彩度Ｓ_Pとし、彩度終値Ｓ_uを、
Ｓ_u＝１−Ｓ_C …（２５）
として、彩度方向修正強度関数ｇ２_d（Ｌ）を、図２３に示すように、（０，０）、（Ｓ_P，１）、（１，Ｓ_u）の３点を区間内で直線補間して設定する。
【００６７】
明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）は、以上のようにして設定された明度方向修正強度関数ｇ１_d（Ｌ）および彩度方向修正強度関数ｇ２_d（Ｌ）から、
Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）＝ｇ１_d（Ｌ）・ｇ２_d（Ｌ） …（２６）
として設定される。
【００６８】
以上のようにして設定された色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）の各パラメータであるピーク色相Ｈ_P、色相幅Ｈ_W、ピーク明度Ｌ_P、明度終値Ｌ_u、ピーク彩度Ｓ_P、彩度終値Ｓ_uは、図１８に示すようにして表示される。オペレータは、その表示に従って色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）の形状を推定し、ＯＫであれば「登録」のボタンを選択し、登録処理を行う。この場合、登録名を設定することができる。また、色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）は、「読出」のボタンを操作することにより、既に登録されている登録名を画面に表示させ、表示された登録名から所望の登録名を選択して各パラメータを読み出して修正することもできる。この場合には、着目部分をマウス２６によって指定する作業を省くことも可能である。
【００６９】
なお、着目部分を複数点指定し、あるいは、領域として指定した場合には、以下のようにして処理する。
【００７０】
色相Ｈは、０と６とで同一色相を示す０〜６の範囲で循環する値である。そこで、指定された複数の着目点あるいは領域内の画素の色相Ｈの最大値および最小値を求め、その差をＨ_Aとする。一方、色相Ｈが３以上となるものの色相ＨをＨ−６に置き換えた後、置き換えられた色相Ｈ′の最大値および最小値を求め、その差をＨ_Bとする。次いで、Ｈ_AとＨ_Bとを比較し、小さい方を与えるときの前記最大値および最小値をＨ_maxおよびＨ_minとする。次に、色相ＨまたはＨ′の平均値を求める。なお、この平均値がマイナスとなるときには、その値に６を加算する。このようにして求めた色相Ｈの平均値をＨ_Pとする。さらに、最大値Ｈ_maxと最小値Ｈ_minとから、
Ｈ_dif＝Ｈ_max−Ｈ_min …（２７）
とし、Ｈ_dif＞２であれば、着目部分の複数の色相Ｈが離れ過ぎていると判定して処理を中止する。また、Ｈ_dif≦２であれば、
Ｈ_W＝０．５・Ｈ_dif＋０．５ …（２８）
とし、Ｈ_W＞１であれば、Ｈ_W＝１とし、前述したようにして色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）を求める。
【００７１】
また、明度Ｌの場合には、明度Ｌの平均値をピーク明度Ｌ_Pとし、また、明度Ｌの最大値をＬ_maxとして、明度終値Ｌ_uを、
Ｌ_u＝（Ｌ_max−１）・Ｌ_P／（１−Ｌ_P）＋１ …（２９）
として求め、前述したようにして明度方向修正強度関数ｇ１_d（Ｌ）を求める。
【００７２】
さらに、彩度Ｓの場合には、彩度Ｓの平均値をピーク彩度Ｓ_Pとし、また、彩度Ｓの最大値をＳ_maxとして、彩度終値Ｓ_uを、
Ｓ_u＝（Ｓ_max−１）・Ｓ_P／（１−Ｓ_P）＋１ …（３０）
として求め、前述したようにして彩度方向修正強度関数ｇ２_d（Ｓ）を求める。
【００７３】
色修正回路４０においては、以上のようにして、各濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋに対する修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫが算出される。この場合、各修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫは、オペレータが指定した着目部分の色に対して所望の修正がなされている。
【００７４】
これらの修正量ΔＣ、ΔＭ、ΔＹ、ΔＫは、加算器６６において、階調変換された濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋに加算された後、網％変換回路６８に供給される。網％変換回路６８では、修正された濃度データＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋが網％データに変換され、出力装置３０に出力される。出力装置３０では、前記網％からＣ、Ｍ、Ｙ、Ｋの各版のフイルム原版あるいは刷版が作成される。
【００７５】
なお、上記の説明では、階調修正関数γ_d、色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）を、それぞれ１つずつ設定することとしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、肌色と空色とのように、色域が異なる複数の着目部分についてそれぞれ関数を設定し、階調変換処理および色修正処理を行うこともできる。具体的には、図１２に示すトーンカーブの設定において、複数の階調修正係数設定部（Ｄｅｆ）を設け、それぞれに対して「変更」のボタンを選択して各階調修正関数γ_dを設定登録した後、（１）式に加算する処理を行うことにより、登録された各階調修正関数γ_dを独立に重畳して作用させることができる。同様に、図１７に示すカラーコレクションにおいて、複数の色修正係数設定部（Ｄｅｆ）を設け、それぞれに対して「変更」のボタンを選択して各色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）を設定登録した後、図８に示す加算器５６に加算する処理を行うことにより、登録された各色相方向修正強度関数Ｆ_d（Ｈ）および明度・彩度方向修正強度関数Ｇ_d（Ｌ，Ｓ）を独立に重畳して作用させることができる。
【００７６】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、画像の着目した部分の濃度に対して特定の階調修正関数を設定することができるので、所望の濃度に対して所望の階調変換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用される画像読取記録再生システムの外観構成を示す図である。
【図２】画像処理装置を中心とした画像処理回路の構成ブロック図である。
【図３】レンジ調整回路における設定濃度と内部濃度との変換特性の説明図である。
【図４】階調変換回路におけるハイライト濃度側での階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図５】階調変換回路における中間濃度側での階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図６】階調変換回路におけるシャドー濃度側での階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図７】階調変換回路における着目部分の濃度近傍での階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図８】色修正回路におけるＣ修正量算出回路の構成ブロック図である。
【図９】色相方向修正強度関数の説明図である。
【図１０】明度の修正強度関数の説明図である。
【図１１】彩度の修正強度関数の説明図である。
【図１２】トーンカーブ設定画面の説明図である。
【図１３】階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図１４】階調変換特性の調整処理の説明図である。
【図１５】着目部分の濃度に対する階調修正関数の設定画面の説明図である。
【図１６】着目部分の濃度に対する階調変換特性を修正する階調修正関数の説明図である。
【図１７】色修正画面の説明図である。
【図１８】着目部分の色相、明度、彩度に対する色修正の調整処理画面の説明図である。
【図１９】着目部分に対する色相方向修正強度関数の説明図である。
【図２０】着目部分に対する色相方向修正強度関数の他の実施形態の説明図である。
【図２１】着目部分に対する色相方向修正強度関数の他の実施形態の説明図である。
【図２２】着目部分に対する明度方向修正強度関数の説明図である。
【図２３】着目部分に対する彩度方向修正強度関数の説明図である。
【符号の説明】
１０…入力スキャナ２０…画像処理装置
２２…ディスプレイ３０…出力装置
３４…レンジ調整回路３６…階調変換回路
３７…信号選択回路３８…ＵＣＲ回路
３９…Ｋ生成回路４０…色修正回路
４４…ＨＬＳ変換回路４６…Ｃ修正量算出回路
４８…Ｍ修正量算出回路５０…Ｙ修正量算出回路
５２…Ｋ修正量算出回路
５４Ｃ、５４Ｍ、５４Ｙ、５４Ｒ、５４Ｇ、５４Ｂ、５４Ｄ…単位色修正量算出回路
５８…色相方向修正強度算出回路６０…明度・彩度方向修正強度算出回路
６８…網％変換回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing method for performing gradation conversion processing or color correction processing on an image.
[0002]
[Prior art]
For example, in the field of printing and plate making, for the purpose of rationalizing work processes and improving image quality, a color image recorded on a read original is electrically processed, and consists of four plates of C, M, Y, and K. 2. Description of the Related Art An image reading / recording / reproducing system in which a film original plate or a printing plate is prepared and a desired printed matter is obtained therefrom is widely used.
[0003]
In this case, the color image read by the scanner device or the like is subjected to gradation conversion processing for each color of C, M, Y, and K in order to obtain a printed matter having a desired gradation or color tone for the target portion. Alternatively, color correction processing is performed for each of C, M, Y, and K colors.
[0004]
Specifically, in the gradation conversion process, a process of converting the density of the color image into a density that can obtain a desired output halftone percentage is performed. A tone curve which is an input density-output density conversion table used for this conversion processing is a tone correction coefficient set by the operator in the highlight (HL) part, shadow (SD) part and middle (MD) part of the color image. Adjusted according to. However, since the tone curve is adjusted by correcting a tone correction function prepared in advance for each of the HL, SD, and MD portions based on the tone correction coefficient, for example, between HL and MD When trying to fine-tune the vicinity of a specific gradation in the meantime, there was a problem that the gradation of an unintended portion also fluctuated.
[0005]
In color correction processing, generally, a correction strength function centered on six hues of C, M, Y, R, G, and B is prepared in advance, and color correction coefficients set by the operator are used. A desired color tone is obtained by correcting each correction intensity function. However, when the user wants to adjust the color tone of a specific portion, the correction intensity function is set around the above six hues, so that the color tone of an unintended portion also changes. For example, when the skin color is to be adjusted, the correction strength function centered on the R and Y hues is corrected, so that the R or Y hue changes more greatly than the skin color itself. Further, when it is desired to adjust muddy green, the correction intensity function is usually set so that a color with high saturation is corrected more, so that a brighter green changes than muddy green.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the problem of, it is possible to adjust the gradation around the focused part of the image, it is never affected by the adjustment other unintended part of the An object is to provide an image processing method.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the present invention designates a target portion whose gradation should be corrected for an image, sets an output density correction amount for the density of the image as a maximum correction amount, and before and after the density, A gradation correction function for gradually decreasing the output density correction amount is created. Then, with this tone correction function, a preset tone conversion characteristic for converting the input density of the image into the output density is corrected, and the tone conversion process of the image is performed with the corrected tone conversion characteristic. In this case, the gradation conversion characteristics near the desired density can be corrected.
[0008]
Incidentally, if the paying attention point is more, the output density correction amount to the average value of the density of the plurality of focus points specified as the maximum correction amount, the plurality of focus points density width W that is set before and after the average value It is also possible to set based on the standard deviation σ of the concentration V _P of.
[0009]
The gradation correction function created as described above can be stored for each density of the target portion, and a desired gradation correction function can be selected according to the density to correct the gradation conversion characteristics.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram showing an external configuration of an image reading / recording / reproducing system to which the present invention is applied. This system includes an input scanner 10 that reads a color image recorded on a read document, an image processing device 20 that performs image processing including gradation conversion processing, color correction processing, and the like on the read color image, and an image This is basically composed of an output device 30 that outputs the processed color image as a four-color film original of C, M, Y, and K. The output device 30 can also be configured as a device that directly outputs a printing plate.
[0014]
The image processing apparatus 20 displays a color image read by the input scanner 10 and also displays a display 22 for displaying various setup parameters and processing results for image processing, input of setup parameters by an operator, screen switching, and the like. A keyboard 24 and a mouse 26 are provided.
[0015]
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the image processing circuit centering on the image processing apparatus 20 shown in FIG. The image processing apparatus 20 includes an image memory 32 that stores density data C, M, and Y of three colors obtained by color separation of a color image by the input scanner 10.
[0016]
A range adjustment circuit 34 is provided following the image memory 32. As shown in FIG. 3, the range adjustment circuit 34 of the image processing apparatus 20 in which the set HL density of the highlight (HL) and the set SD density of the shadow (SD) set by the operator are set in advance as a reference. A primary conversion table α _C , α _M , α _Y for conversion to the internal HL concentration and the internal SD concentration is created for each concentration data C, M, Y, and this primary conversion table α _C , α _M , α _Y is used. A range adjustment process for density data C, M, and Y is performed.
[0017]
A gradation conversion circuit 36, a signal selection circuit 37, and a color correction circuit 40 are provided at the subsequent stage of the range adjustment circuit 34.
[0018]
The gradation conversion circuit 36 corresponds to the gradation conversion characteristics set for the gradation of each density data C, M, Y supplied from the range adjustment circuit 34 in order to obtain desired halftone data C, M, Y. Conversion processing is performed according to the tone curve. That is, based on the gradation correction coefficient set by the operator, the existing gradation correction function at each density of highlight (HL), middle (MD), and shadow (SD) is corrected, and the focused portion designated by the operator A tone correction function is newly generated for the image data, the tone correction function is corrected by a tone correction coefficient set by an operator, and the density data C, M, and Y are corrected using the corrected tone correction function. The tone curves β _C , β _M , β _Y are adjusted (see the dotted lines in FIGS. 4 to 7), and the density data C, M, Y of each density data C, M, Y are adjusted using the adjusted tone curves β _C , β _M , β _Y. Tone conversion processing is performed. The converted density data C, M, and Y are supplied to the adder 42 at the subsequent stage. Details of the tone conversion process will be described later.
[0019]
The signal selection circuit 37 is a circuit that selects the maximum value and the minimum value from the density data C, M, and Y and supplies them to the UCR circuit 38 and the K generation circuit 39.
[0020]
The UCR circuit 38 performs under color removal processing (UCR = Under Color Removal) on the density data C, M, and Y supplied from the range adjustment circuit 34, and the correction amount ΔC, density data C, M, and Y is corrected. ΔM and ΔY are calculated and added to the adder 42 as negative data. In this case, the correction amounts ΔC, ΔM, ΔY can be obtained from, for example, the maximum and minimum values of the density data C, M, Y selected by the signal selection circuit 37 and the UCR intensity set by the operator.
[0021]
The K generation circuit 39 uses the minimum value of the density data C, M, Y selected by the signal selection circuit 37 as a reference, and the tone adjusted by the same processing as the density data C, M, Y in the gradation conversion circuit 36 Concentration data K is generated according to the curve β _K (see the dotted line in FIGS. 4 to 7).
[0022]
The color correction circuit 40 performs processing for setting the color tone in the density data C, M, and Y supplied from the range adjustment circuit 34 to a desired color tone. As shown in FIG. 2, the color correction circuit 40 includes an HLS conversion circuit 44 that converts density data C, M, and Y into hue H, lightness L, and saturation S, and hue H, lightness L, and saturation S. C correction amount calculation circuit 46, M correction amount calculation circuit 48 for calculating correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, ΔK of density data C, M, Y, K using each color correction coefficient set by an operator, A Y correction amount calculation circuit 50 and a K correction amount calculation circuit 52;
[0023]
As shown in FIG. 8, the C correction amount calculation circuit 46 calculates the unit hues of C, M, Y, R, G, and B from the hue H, lightness L, and saturation S supplied from the HLS conversion circuit 44. , Unit color correction amount calculation for obtaining unit color correction amounts uc, um, uy, ur, ug, ub, ud with respect to a unit hue specified by an operator-specified target hue (hereinafter, this unit hue is referred to as D). Circuits 54C, 54M, 54Y, 54R, 54G, 54B, and 54D, and these unit color correction amounts uc, um, ui, ur, ug, ub, and ud are added in the adder 56, thereby correcting the amount. ΔC is determined.
[0024]
From the hue H, the hue direction correction intensity calculation circuit 58 that calculates the correction intensity vh using the hue direction correction intensity function corresponding to the hue of C from the hue H, the lightness L and the saturation S, A lightness / saturation direction correction strength calculation circuit 60 that calculates a correction strength va using a lightness / saturation direction correction strength function corresponding to the hue of C, a multiplier 62 that multiplies the correction strengths vh and va, and this multiplication. A multiplier 64 that multiplies the correction intensity vr as a result by a color correction coefficient set by an operator and calculates a unit color correction amount uc of density data C for C hue. The calculated unit color correction amount uc is added to the other unit color correction amounts um, uy, ur, ug, ub, ud by the adder 56, thereby obtaining the correction amount ΔC of the density data C.
[0025]
As shown in FIG. 9, the existing hue direction correction strength function has a peak at the center of each of the six hues C, M, Y, R, G, and B, and gradually reduces each adjacent hue. The correction strength is set to 0 at the center of. Further, as shown in FIGS. 10 and 11, the existing lightness / saturation direction correction strength function has the lightness L correction strength and the saturation S correction strength as (0, 0) and (1, 1), respectively. It is set as a multiplication of these straight lines.
[0026]
The unit color correction amount calculation circuit 54D newly generates a hue direction correction intensity function and a lightness / saturation direction correction intensity function for the target portion designated by the operator, and generates these functions and a color correction coefficient set by the operator. Using this, the unit color correction amount ud is calculated.
[0027]
The M correction amount calculation circuit 48, the Y correction amount calculation circuit 50, and the K correction amount calculation circuit 52 are configured in the same manner as the C correction amount calculation circuit 46, and unit color correction amount calculation circuits 54M, 54Y, 54R, 54G, Since 54B and 54D are configured in the same manner as the unit color correction amount calculation circuit 54C, description thereof is omitted. Details of the color correction process will be described later.
[0028]
The correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, ΔK of the density data C, M, Y, K obtained by the color correction circuit 40 are added by the adder 66 to the density data C, M, Y, K subjected to gradation conversion. Then, density data C, M, Y, and K whose gradation and tone are adjusted are supplied to the halftone conversion circuit 68. The halftone conversion circuit 68 converts the density data C, M, Y, and K into halftone data corresponding to the output characteristics of the output device 30 and supplies the converted data to the output device 30.
[0029]
The general configuration and operation of the image reading / recording / reproducing system to which the present invention is applied have been described above. Next, the gradation conversion process and the color correction process, which are the characteristics of the present invention, will be described in detail.
[0030]
The color image of the read original is read by the input scanner 10 and then stored in the image memory 32 as density data C, M, and Y. The read color image is once displayed on the display 22. The operator performs the setting operation of the highlight setting HL density and the shadow setting SD density for the displayed color image. The image processing apparatus 20 creates primary conversion tables α _C , α _M , α _Y (FIG. 3) for converting the set highlight HL density and shadow set SD density into the internal HL density and the internal SD density. This is set in the range adjustment circuit 34.
[0031]
Therefore, the density data C, M, Y read out from the image memory 32 is stored in the range adjustment circuit 34 by the primary conversion tables α _C , α _M , α _Y (FIG. 3) set as described above. Conversion processing is performed based on the HL concentration and the internal SD concentration.
[0032]
Next, the density-adjusted density data C, M, and Y are supplied to the gradation conversion circuit 36, the signal selection circuit 37, and the color correction circuit 40.
[0033]
Here, the tone curve setting screen shown in FIG. 12 is displayed on the display 22 constituting the image processing apparatus 20 together with the read color image. The operator performs tone curve adjustment work according to this screen.
[0034]
First, the operator selects existing tone curves β _C , β _M , β _Y , β _K that are preset for the respective density data C, M, Y, K. A plurality of tone curves β _C , β _M , β _Y , β _K can be set according to the type of color image and the preference of the operator.
[0035]
Next, the gradation (HL), middle (MD), shadow (SD) of the selected tone curve β _X (β _C , β _M , β _Y , β _K ) and the gradation of any target portion are displayed. A gradation correction coefficient g _Xw for correction is set. In the following, X = C, M, Y, and K, w = h, m, s, and d, respectively, highlight (HL) and middle (MD) of density data C, M, Y, and K, respectively. , And the tone correction coefficient of the shadow (SD) and the target portion (Def). In this case, the tone correction coefficient g _Xw can be called from an unillustrated memory or the like as an existing coefficient instead of being set by the operator.
[0036]
Therefore, an example of a method for adjusting the tone curve β _X will be described below. First, the selected tone curve β _X before adjustment is rotated by 45 ° clockwise around the origin on the highlight side and compressed by 1 / √2 in both the input density direction and the output density direction. Then, a new tone curve β _X ′ is created. Next, for this new tone curve β _X ′, as shown in FIG. 14, the floors set for the highlight (HL), middle (MD), shadow (SD), and target portion (Def). The tone correction functions γ _h , γ _m , γ _s and γ _d are added to obtain the tone curve β _X ″ as shown in the equation (1).
[0037]
_{_{β X "= β X '+}} g Xh · γ h + g Xm · γ m + g Xs · γ s + g Xd · γ d ... (1)
Here, the tone correction function γ _d for the target portion (Def) can be set as follows.
[0038]
That is, when the operator selects the “change” button on the screen shown in FIG. 12, the gradation correction function setting screen shown in FIG. In this screen, the operator uses the mouse 26 to designate a target portion (a portion on which + is displayed on the image). In this case, a plurality of points can be designated as the target portion. Moreover, it can also be designated as a region by surrounding a predetermined range with a line. Next, when the “tone / color correction” button is selected, “tone correction (C)”, “tone correction (M)”, “tone correction (Y)”, “tone correction (L)”. , "Color correction" menu is displayed.
[0039]
Thus, for example, a case where the operator selects a menu of “gradation correction (Y)” will be described. “Tone correction (Y)” is a menu for obtaining the gradation correction function γ _d , and the operator designates the target portion with the mouse 26 and sets the desired density width W of the gradation correction function γ _d and the lower side. set value V _L and the intensity of the upper set value V _U I _L, sets the I _U.
[0040]
If the value P _Y of the density data Y of the target portion designated by the operator is the peak density V _P , the image processing apparatus 20 sets the lower set value V _L and the upper set value V _U of the gradation correction function γ _d as follows:
V _L = (1−W) · V _P (2)
V _U = W + (1−W) · V _P (3)
Asking. Using the parameters set or obtained in this way, the tone correction function γ _d is (0, 0), (V _L , I _L ), (V _P , 1), (V _U , I _U). ), (1,0) as a function passing through five points. This function can be obtained by processing such as approximation by a multi-order function and quasi-Hermitian interpolation. FIG. 16 shows the tone correction function γ _d when I _L = I _U = 0.5. The peak density V _P can be set to an arbitrary value by the operator instead of the value P _Y of the density data Y of the target portion.
[0041]
The operator estimates the shape of the gradation correction function γ _d set as described above, and if it is OK, selects the “Register” button and performs registration processing. Note that the tone correction function γ _d can be read and corrected by selecting the “read” button for the already registered peak density V _P , density width W, intensity I _L and I _U. . In this case, it is possible to omit the work of designating the target portion with the mouse 26. Also, a registration name is set at the time of registration of the gradation correction function γ _d , the registration name registered at the time of reading is displayed on the screen, a desired registration name is selected from the displayed registration names, and each corresponding Parameters can also be read and used.
[0042]
When the menu of “gradation correction (L)” is selected, the peak density V _P is set, for example, using the values P _C , P _M , and P _Y of the density data C, M, and Y of the target portion.
V _P = 0.3 _P _C +0.59 _P _M +0.11 _P _Y (4)
In the following, the tone correction function γ _d can be set in the same manner.
[0043]
On the other hand, when a plurality of points of interest are designated, the concentrations of the points of interest are averaged, and the average value is set as the peak concentration V _P. In addition, the standard deviation σ is obtained from each concentration and the average value, and parameters W _min and W _max having a relationship of 0 <W _min ≦ W ≦ W _max <1 are set.
W = 3 (W _max −W _min ) · σ / V _P + W _min (5)
In the following, the tone correction function γ _d can be set in the same manner. The parameters W _min and W _max are set as values for limiting the practical use range, for example, W _min = 0.25 and W _max = 0.75, but should be held in the system as arbitrary parameters. You can also. When W> W _max , W = W _max is set.
[0044]
Further, when the target portion is designated as a region, the gradation correction function γ _d can be set based on the average value of the densities of all the images included in the region.
[0045]
Based on the equation (1), the tone curve β _X ″ created as described above is expanded by 1 / √2 in both the input density direction and the output density direction, and then 45 in the counterclockwise direction in FIG. A new tone curve β _XN that can obtain a desired tone conversion is obtained by rotating the rotation by ゜. Among these new tone curves β _XN , tone curves β _CN , β _MN , β _YN are tone levels The tone curve β _KN is set in the conversion circuit 36 and is set in the K generation circuit 39.
[0046]
Therefore, the density data C, M, and Y supplied to the tone conversion circuit 36 are tone-converted by the tone curves β _CN , β _MN , and β _YN , respectively, and then supplied to the adder 42. In this case, it is possible to obtain density data C, M, and Y subjected to gradation conversion at a desired density designated by the operator.
[0047]
On the other hand, the UCR circuit 38 calculates the correction amount ΔC of the density data C, M, Y from the maximum and minimum values of the density data C, M, Y selected by the signal selection circuit 37 and the UCR intensity set by the operator. , ΔM, ΔY are calculated and added to the adder 42 as negative data. Therefore, the density data C, M, and Y subjected to the gradation conversion in the gradation conversion circuit 36 are corrected by the correction amounts ΔC, ΔM, and ΔY, and then supplied to the adder 66.
[0048]
The K generation circuit 39 generates density data K with reference to the minimum values of the density data C, M, and Y selected by the signal selection circuit 37, and the density data K is a tone curve set as described above. The tone is converted by β _KN and supplied to the adder 66.
[0049]
The density data C, M, Y, and K that have been tone-converted as described above and supplied to the adder 66 are corrected by correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, and ΔK calculated by the color correction circuit 40 shown below. And supplied to the halftone conversion circuit 68.
[0050]
Therefore, the processing in the color correction circuit 40 will be described in detail next.
[0051]
Density data C, M, and Y that have been range-adjusted by the range adjustment circuit 34 are supplied to the color correction circuit 40, and converted to hue H, lightness L, and saturation S by the HLS conversion circuit 44.
[0052]
The hue H is set to 0 ≦ H <6, the lightness L is set to 0 ≦ L <1, and the saturation S is set to 0 ≦ S <1. H = 0 represents R, H = 1 represents Y, H = 2 represents G, H = 3 represents C, H = 4 represents B, and H = 5 represents M (see FIG. 9), and L = 0 represents a dark color, L = 1 represents a light color, S = 0 represents a cloudy color, and S = 1 represents a bright color.
[0053]
The HLS conversion circuit 44 obtains the maximum value Q _max , the intermediate value Q _mid , and the minimum value Q _min of the density data C, M, and Y. Density data C, M, and Y that give the maximum value Q _max are P _max , density data C, M, and Y that give an intermediate value Q _mid are P _mid , and density data C, M, and Y that give a minimum value Q _min are P _min Then,
V = (Q _mid −Q _min ) / (Q _max −Q _min ) (6)
When P _max = Y and P _min = C,
H = 1-V (7)
When P _max = Y and P _min = M,
H = 1 + V (8)
When P _max = C and P _min = M,
H = 3-V (9)
When P _max = C and P _min = Y,
H = 3 + V (10)
When P _max = M and P _min = Y,
H = 5-V (11)
When P _max = M and P _min = C,
H = 5 + V (12)
As a result, the hue H is obtained.
[0054]
In the HLS conversion circuit 44, the lightness L is changed to
L = 1−Q _max (13)
Asking. If saturation S is Q _max ≦ 0,
S = 0 (14)
Otherwise,
S = 1- (Q _min +0.1) / (Q _max +0.1) (15)
Asking.
[0055]
Next, the hue H, lightness L, and saturation S obtained as described above are transferred to the C correction amount calculation circuit 46, the M correction amount calculation circuit 48, the Y correction amount calculation circuit 50, and the K correction amount calculation circuit 52, respectively. The correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, and ΔK are calculated and supplied.
[0056]
In this case, the color correction screen shown in FIG. 17 is displayed on the display 22 constituting the image processing apparatus 20 together with the read color image. The operator performs color correction work according to this screen.
[0057]
The operator selects an existing color correction function set in advance for each density data C, M, Y, and K by inputting a color correction number, and calls and corrects an existing color correction coefficient a _Xv The quantities ΔC, ΔM, ΔY, ΔK can be calculated. X = C, M, Y, K, v = c, m, y, r, g, b, d, and six hues C, M, The color correction coefficients of the hues of Y, R, G, B and the target portion (Def) are shown.
[0058]
Accordingly, the correction amount ΔC calculation process will be described with reference to FIG. The hue H obtained by the HLS conversion circuit 44 is input to the hue direction correction intensity calculation circuit 58 constituting the unit color correction amount calculation circuit 54C, and the hue direction centered on the hue C set as shown in FIG. The hue correction strength vh is obtained from the correction strength function F _c (H). The lightness L and saturation S are input to the lightness / saturation direction correction strength calculation circuit 60 constituting the unit color correction amount calculation circuit 54C, and the set lightness / saturation direction correction strength function G _c (L, The brightness / saturation correction strength va is obtained from S). The hue correction strength vh and the lightness / saturation correction strength va are multiplied by a multiplier 62, and then multiplied by a color correction coefficient a _Cc by a multiplier 64 to calculate a C hue correction strength uc. That is, the C hue correction strength uc is
uc = F _c (H) · G _c (L, S) · a _Cc (16)
As required.
[0059]
Similarly, in the unit color correction amount calculation circuits 54M, 54Y, 54R, 54G, 54B, 54D, the M hue correction strength um, the Y hue correction strength uy, the R hue correction strength ur, the G hue correction strength ug, and the B hue correction. The hue correction intensity ud, which is the intensity correction of the intensity ub and the hue of the target portion (Def), uses the hue direction correction intensity function F _v (H) and the lightness / saturation direction correction intensity function G _v (L, S). Each is obtained as follows. Note that _v in the hue direction correction strength function F _v (H) and the lightness / saturation direction correction strength function G _v (L, S) is c, m, y, r, g, b, d, and six hues. It represents each function of the hue of C, M, Y, R, G, B and the target portion (Def).
[0060]
um = F _m (H) · G _m (L, S) · a _Cm (17)
uy = F _y (H) · G _y (L, S) · a _Cy (18)
ur = F _r (H) · G _r (L, S) · a _Cr (19)
ug = F _g (H) · G _g (L, S) · a _Cg (20)
ub = F _b (H) · G _b (L, S) · a _Cb (21)
ud = F _d (H) · G _d (L, S) · a _Cd (22)
The C hue correction strength uc, the M hue correction strength um, the Y hue correction strength ur, the R hue correction strength ur, the G hue correction strength ug, the B hue correction strength ub, and the D hue correction strength ud obtained as described above. The correction amount ΔC with respect to the density data C is calculated by adding in the adder 56.
[0061]
Here, the hue direction correction strength function F _d (H) and the lightness / saturation direction correction strength function G _d (L, S) for the hue D of the target portion can be set as follows.
[0062]
That is, when the operator selects the “change” button on the screen shown in FIG. 17, the modified strength function setting screen shown in FIG. 18 is displayed on the display 22. In this screen, the operator uses the mouse 26 to designate a target portion (a portion on which + is displayed on the image). In this case, a plurality of points can be designated as the target portion. Moreover, it can also be designated as a region by surrounding a predetermined range with a line. Next, when the “tone / color correction” button is selected, “tone correction (C)”, “tone correction (M)”, “tone correction (Y)”, “tone correction (L)”. , "Color correction" menu is displayed. The operator selects “color correction” from this menu.
[0063]
The image processing apparatus 20, the operator determined by the hue H, lightness L, HLS converter 44 the saturation S of the observed part specified by the mouse 26, the value H _C obtained hue H and the peak hue H _P, hue Using the width H _W (0 <H _W <1) as a parameter, the hue direction correction strength function F _d (H) is expressed as (H _P −H _W , 0), (H _P , 1) as shown in FIG. , (H _P + H _W , 0) are set by linear interpolation within the interval. The hue direction correction strength function F _d (H) is a function that is cyclically defined in the range of 0 <H <6, similarly to the other hue direction correction strength functions shown in FIG. Therefore, in the case of H _P −H _W <0, or in the case of H _P + H _W > 6, for example, the hue direction correction is made corresponding to the circulation range as in the hue direction correction intensity function F _r (H). An intensity function F _d (H) is set.
[0064]
As shown in FIG. 20, the hue direction correction strength function F _d (H) has (H _P −H _W , 0), (H _P −H _W / 2,1), (H _P + H _W / 2). , 1), (H _P + H _W , 0) may be set by linear interpolation within the section. Furthermore, as shown in FIG. 21, using the shape factor A,
F _d (H) = A · (H−H _P ) ² +1 (23)
It can also be set to be.
[0065]
Moreover, the lightness L is the value L _C of the lightness L of the specified observed part (Def) and peak brightness L _P, lightness closing L _u,
L _u = 1−L _C (24)
As shown in FIG. 22, the lightness direction corrected intensity function g1 _d (L) is linearly interpolated within the interval of three points (0, 0), (L _P , 1), and (1, L _u ). To set.
[0066]
Further, the saturation S is the saturation S value S _C of the designated target portion as the peak saturation S _P , and the saturation final value S _u is
S _u = 1−S _C (25)
As shown in FIG. 23, the saturation direction correction strength function g2 _d (L) is linearly interpolated between three points (0, 0), (S _P , 1), and (1, S _u ) within the interval. And set.
[0067]
The brightness / saturation direction correction strength function G _d (L, S) is calculated from the brightness direction correction strength function g1 _d (L) and the saturation direction correction strength function g2 _d (L) set as described above.
G _d (L, S) = g 1 _d (L) · g 2 _d (L) (26)
Set as
[0068]
Peak hue H _P is the parameter of the above manner hue direction correcting intensity functions are set by F _d (H) and the lightness and saturation direction correcting intensity function G _d (L, S), hue width H _W, peak The lightness L _P , lightness closing price L _u , peak saturation S _P , and saturation closing price S _u are displayed as shown in FIG. The operator estimates the shape of the hue direction correction strength function F _d (H) and the lightness / saturation direction correction strength function G _d (L, S) according to the display, and if OK, selects the “Register” button. Registration processing is performed. In this case, a registered name can be set. The hue direction correction strength function F _d (H) and the lightness / saturation direction correction strength function G _d (L, S) display the registered names already registered by operating the “read” button. The desired registration name can be selected from the displayed registration names, and each parameter can be read and corrected. In this case, it is possible to omit the work of designating the target portion with the mouse 26.
[0069]
If a plurality of points of interest are designated or designated as an area, processing is performed as follows.
[0070]
Hue H is a value that circulates in the range of 0 to 6 indicating the same hue between 0 and 6. Therefore, the maximum value and the minimum value of the hue H of the pixels in a plurality of designated points of interest or pixels are obtained, and the difference is set as _HA . On the other hand, after the hue H is replaced by H-6, the maximum value and the minimum value of the replaced hue H ′ are obtained, and the difference is defined as H _B. Next, H _A and H _B are compared, and the maximum value and the minimum value when giving the smaller one are defined as H _max and H _min . Next, the average value of the hue H or H ′ is obtained. When this average value is negative, 6 is added to that value. The average value of the hue H obtained in this way and H _P. Furthermore, from the maximum value H _max and the minimum value H _min ,
H _dif = H _max −H _min (27)
If H _dif > 2, it is determined that the plurality of hues H of the target portion are too far apart, and the process is stopped. If H _dif ≦ 2,
H _W = 0.5 · H _dif +0.5 (28)
If H _W > 1, H _W = 1 and the hue direction correction strength function F _d (H) is obtained as described above.
[0071]
In the case of the lightness L is the average value of the lightness L and peak brightness L _P, also the maximum value of the lightness L as L _max, lightness closing L _u,
L _u = (L _max −1) · L _P / (1−L _P ) +1 (29)
As described above, the brightness direction correction strength function g1 _d (L) is obtained.
[0072]
Further, in the case of the saturation S, the average value of the saturation S is the peak saturation S _P , the maximum value of the saturation S is S _max , and the saturation final value _Su is
S _u = (S _max −1) · S _P / (1−S _P ) +1 (30)
As described above, the saturation direction correction strength function g2 _d (S) is obtained.
[0073]
In the color correction circuit 40, the correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, ΔK for the density data C, M, Y, K are calculated as described above. In this case, each of the correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, ΔK has a desired correction for the color of the target portion designated by the operator.
[0074]
These correction amounts ΔC, ΔM, ΔY, and ΔK are added to the tone-converted density data C, M, Y, and K in the adder 66, and then supplied to the halftone conversion circuit 68. In the halftone conversion circuit 68, the corrected density data C, M, Y, K is converted into halftone data and output to the output device 30. In the output device 30, a film original plate or a printing plate of each of C, M, Y, and K plates is created from the halftone%.
[0075]
In the above description, the tone correction function γ _d , the hue direction correction strength function F _d (H), and the lightness / saturation direction correction strength function G _d (L, S) are set one by one. However, it is not necessarily limited to this. For example, a tone conversion process and a color correction process can be performed by setting a function for each of a plurality of portions of interest having different color gamuts such as skin color and sky blue. Specifically, in the tone curve setting shown in FIG. 12, a plurality of tone correction coefficient setting units (Def) are provided, and each tone correction function γ _d is set by selecting a “change” button for each. After the registration, by performing a process of adding to the equation (1), each registered gradation correction function γ _d can be independently superimposed and acted. Similarly, in the color correction shown in FIG. 17, a plurality of color correction coefficient setting units (Def) are provided, and a “change” button is selected for each color direction correction intensity function F _d (H) and brightness. After the saturation direction correction strength function G _d (L, S) is set and registered, the added hue direction correction strength function F _d (H) is added to the adder 56 shown in FIG. In addition, the intensity / saturation direction correction strength function G _d (L, S) can be independently superimposed and acted.
[0076]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since a specific gradation correction function can be set for the density of the focused portion of the image, a desired gradation conversion can be performed for the desired density. I can .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an external configuration of an image reading / recording / reproducing system to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of an image processing circuit centered on an image processing apparatus.
FIG. 3 is an explanatory diagram of conversion characteristics between set density and internal density in the range adjustment circuit.
FIG. 4 is an explanatory diagram of gradation conversion characteristic adjustment processing on the highlight density side in the gradation conversion circuit.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a gradation conversion characteristic adjustment process on the intermediate density side in the gradation conversion circuit.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a gradation conversion characteristic adjustment process on the shadow density side in the gradation conversion circuit.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a gradation conversion characteristic adjustment process in the vicinity of the density of a target portion in the gradation conversion circuit.
FIG. 8 is a configuration block diagram of a C correction amount calculation circuit in the color correction circuit.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a hue direction correction intensity function.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a brightness intensity correction function.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a saturation intensity correction function.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a tone curve setting screen.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a gradation conversion characteristic adjustment process.
FIG. 14 is an explanatory diagram of a gradation conversion characteristic adjustment process.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a setting screen for a tone correction function for the density of a target portion.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a tone correction function for correcting tone conversion characteristics with respect to the density of a target portion.
FIG. 17 is an explanatory diagram of a color correction screen.
FIG. 18 is an explanatory diagram of a color correction adjustment processing screen for hue, brightness, and saturation of a target portion.
FIG. 19 is an explanatory diagram of a hue direction correction strength function for a target portion.
FIG. 20 is an explanatory diagram of another embodiment of a hue direction correction intensity function for a target portion.
FIG. 21 is an explanatory diagram of another embodiment of a hue direction correction strength function for a target portion.
FIG. 22 is an explanatory diagram of a brightness direction correction strength function for a target portion.
FIG. 23 is an explanatory diagram of a saturation direction correction strength function for a target portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Input scanner 20 ... Image processing device 22 ... Display 30 ... Output device 34 ... Range adjustment circuit 36 ... Gradation conversion circuit 37 ... Signal selection circuit 38 ... UCR circuit 39 ... K generation circuit 40 ... Color correction circuit 44 ... HLS conversion Circuit 46 ... C correction amount calculation circuit 48 ... M correction amount calculation circuit 50 ... Y correction amount calculation circuit 52 ... K correction amount calculation circuit 54C, 54M, 54Y, 54R, 54G, 54B, 54D ... Unit color correction amount calculation circuit 58 ... Hue direction correction intensity calculation circuit 60 ... Lightness / saturation direction correction intensity calculation circuit 68 ... Half-tone conversion circuit

Claims

In an image processing method for performing gradation conversion processing on an image,
Specifying a target portion of the image;
Creating a gradation correction function in which the output density correction amount with respect to the specified density of the target portion is set as a maximum correction amount, and the output density correction amount gradually decreases before and after the density ;
Correcting a preset gradation conversion characteristic for converting an input density of an image into an output density by the gradation correction function;
An image processing method comprising: performing gradation conversion processing of the image using the corrected gradation conversion characteristics.

The method of claim 1, wherein
The gradation correction function is obtained from the density V _P (0 ≦ V _P ≦ 1) of the target portion and the density width W (0 <W <1) set before and after the density V _P.
V _L = (1−W) · V _P
V _U = W + (1-W) · V _P
The front and rear of the concentration V _L, V _U concentration V _P which is obtained as the concentration V _L, the output density correction amount is set for the V _U I _L, by using the I _U, (0,0) , (V _L , I _L ), (V _P , 1), (V _U , I _U ), and (1, 0).

The method according to claim 1 or 2, wherein
The image processing method according to claim 1, wherein the density of the target portion is set as an average value of the densities of a plurality of designated target points.

The method of claim 2, wherein
The density V _{P of the} target portion is set as an average value of the densities of a plurality of specified target points, and the density width W is a standard deviation σ of the density V _P and 0 <W _min ≦ W ≦ W _max. Using parameters W _min and W _max set as <1,
W = 3 (W _max −W _min ) · σ / V _P + W _min
An image processing method characterized by being set as:

In the method in any one of Claims 1-4,
An image processing method, wherein the gradation correction function is stored, and the stored gradation correction function is read and used.

The method of claim 5, wherein
An image processing method, wherein the read gradation correction function can be corrected.

In the method in any one of Claims 1-6,
The image processing method, wherein the density of the target portion is calculated by a primary combination of the densities of the three primary colors C, M, and Y constituting the target portion.