JP4053134B2 - Inverted hydraulic shock absorber - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はストラットタイプの倒立式油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ストラットタイプの倒立式油圧緩衝器として、従来、例えば特開平10−9326号公報に記載されたものがある。これは、ストラットチューブの上下にダンパチューブ支持部を設け、それらの上下にさらにオイルシールを設け、上記ダンパチューブ, ストラットチューブ及びオイルシールによって囲まれた空間をオイル溜まりとしている。
【0003】
上記従来の緩衝器では、路面の凹凸に応じてダンパチューブがストラットチューブ内を相対的に摺動し、該摺動に伴って上記オイル溜まり内の油が潤滑油として作用して、上記摺動がスムーズに行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来の緩衝器では、全体の外径があまり大きくならないようにするために、ストラットチューブの内径寸法をダンパチューブの外径寸法に出来るだけ近づける必要があり、上記オイル溜まりの容積が小さくなる傾向がある。その結果、オイル溜まり内の潤滑油量を十分に確保できず、潤滑油の劣化が早くなり、また、潤滑油が有する軸受部の冷却機能も不十分であるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、全体の外径を大きくすることなく潤滑油量を増加でき、潤滑性能や冷却性能を向上できる倒立式油圧緩衝器を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、下端が閉塞された外筒内に複数の軸受部材を介して上,下端が閉塞されピストンを内蔵するシリンダを上方から摺動自在に挿入し、上記ピストンに接続され、上記シリンダの下端から下方に突出するピストンロッドの下端を上記外筒の下端閉塞部に固定してなる倒立式油圧緩衝器において、上記シリンダの外周面と外筒の内周面との隙間に設けられた間隙油室と、上記外筒の底部に設けられ潤滑油を貯留する貯油室と、該貯油室と上記間隙油室とを連通する連通路と、該油圧緩衝器の伸縮動作により上記貯油室と間隙油室との間で潤滑油を循環させる循環機構とを備え、上記軸受部材を上記間隙油室内に位置させたことを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、上端が上記シリンダと外筒との隙間内の上記軸受部材近傍に位置し、下端が上記外筒の貯油室内に位置するよう固定された円筒状の中間筒を設け、該中間筒の外周面と上記外筒の内周面とで囲まれた空間を上記貯油室から上記間隙油室に潤滑油を供給する供給側連通路とし、上記中間筒の内周面と上記シリンダの外周面とで囲まれた空間を上記間隙油室から上記貯油室に潤滑油を戻す戻り側連通路としたことを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2において、上記循環機構は、上記中間筒の上端に取り付けられ、上記シリンダの相対的下降行程時に潤滑油の貯油室側から間隙油室側への供給のみを許容し、上記シリンダの相対的上昇行程時に潤滑油の間隙油室側から貯油室側への戻りのみを許容する流動調整弁を備えていることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2において、上記循環機構は、上記貯油室と上記供給側連通路との境界部に設けられ、上記シリンダの相対的下降行程時に潤滑油の貯油室側から間隙油室側への供給のみを許容する逆止弁と、上記中間筒の上端に取り付けられ、上記シリンダの相対的上昇行程時に潤滑油の間隙油室側から貯油室側への戻りを許容する流動調整弁とを備えていることを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】
請求項1の発明によれば、シリンダと外筒との隙間に軸受部材を内蔵するように間隙油室を設け、該間隙油室と外筒の底部の潤滑油を貯留する貯油室との間で潤滑油を循環させるようにしたので、緩衝器全体の外径を大きくすることなく容易に貯油室の容量を大きくでき、そのため上記間隙油室ひいては軸受部材への潤滑油量を十分確保することができ、潤滑性能を向上することができる。また潤滑油量が十分であることから、潤滑油による冷却性能も十分に確保できる。
【0011】
請求項2の発明によれば、中間筒を、上端部がシリンダの外周面と外筒の内周面との間の間隙油室に位置し、下部が貯油室に位置するように配置固定し、該中間筒と外筒との間隙を供給側連通路とし、該中間筒とシリンダとの隙間を戻り側連通路としたので、外筒の外側に連通路を設けることなく潤滑油の循環が可能となり、連通路を外筒の外側に設けた場合のような他の車載部品との干渉を回避でき、また外観の見栄えも向上することができる。
【0012】
請求項3の発明によれば、緩衝器の収縮により上記シリンダが相対的に下降すると、貯油室の圧力が上昇し、潤滑油が貯油室側から流動調整弁を介して間隙油室側に供給される。また緩衝器の伸びにより上記シリンダが相対的に上昇すると、貯油室の圧力が下降し、潤滑油が間隙油室側から流動調整弁を介して貯油室側に戻る。このようにして緩衝器の伸縮に伴って潤滑油が貯油室と間隙油室との間で循環し、上記潤滑性能,冷却性能の向上が実現される。
【0013】
この場合に、流動調整弁を、中間筒の上端、つまり高所に設けたので、摺動により生じた金属粉等が流動調整弁に侵入しにくく、該流動調整弁の作動が長期にわたって確保される。また、流動調整弁を潤滑油の供給,戻りの両方の調整機能を有するものとしたので、部品点数が少なくて済み、該調整弁の小型化,コスト削減を図ることができる。
【0014】
請求項4の発明によれば、緩衝器の収縮により上記シリンダが相対的に下降すると、貯油室の圧力が上昇し、潤滑油が貯油室側から逆止弁を介して間隙油室に供給される。また緩衝器の伸びにより上記シリンダが相対的に上昇すると、貯油室の圧力が下降し、潤滑油が間隙油室側から流動調整弁を介して貯油室側に戻る。このようにして緩衝器の伸縮に伴って潤滑油が貯油室と間隙油室との間で循環し、上記潤滑性能,冷却性能の向上が実現される。
【0015】
この場合に潤滑油の供給,戻り調整機能を貯油室の逆止弁と中間筒の流動調整弁とに分離して持たせたので、両機能の特性を個別的に自由に設定でき、設定上の自由度を拡大できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態によるストラットタイプの倒立式油圧緩衝器を説明するための図であり、図1は上記緩衝器の断面図、図2, 3, 4は上記緩衝器の要部断面図、図5は上記緩衝器に用いられる部材の例を説明するため要部断面図である。
【0017】
図1において、1は本発明のストラットタイプの倒立式油圧緩衝器を示しており、該緩衝器1は、下端が底部材4により閉塞され、ブラケット2を介して車輪(不図示)側に取り付けられるアウタチューブ(外筒)3と、上記底部材4に下端が固定され、上方に延びるピストンロッド5と、該ピストンロッド5の上端部に固定されたピストン6と、該ピストン6が摺動自在に嵌挿され、上記ピストンロッド5の下端部が下方に突出するシリンダ(インナチューブ)7とを備えている。
【0018】
上記シリンダ7は、アウタチューブ3の内周面に所定の軸方向間隔を開けて圧入された軸受部材(ブッシュ)8, 9を介して上記アウタチューブ3内に摺動自在に嵌挿されており、該アウタチューブ3の上端部には、シリンダ7との間をシールするシール部材22が装着されている。なお、軸受部材8,9の厚みは2mm程度であり、また上下の軸受部材8,9間には潤滑油を表面張力による毛細管現象により上昇させるためジャバラ状のスペーサを介在させても良い。また上記アウタチューブ3の上端開口にはシリンダ7の外周との間をシールするためのシール部材22が装着されている。
【0019】
上記シリンダ7の下端開口は底板7aで閉塞され、上端開口はジョイントボルト12のボス部12aで閉塞されている。そしてシリンダ7内空間は、上記ピストン6により上側,下側油室S1, S2に画成されており、該ピストン6には、作動油が上記油室S1, S2間を流動することにより減衰力を発生させる減衰機構を備えている。
【0020】
またシリンダ7の底部内周には、上記ピストンロッド5が油密に挿通されるロッドガイド10が固定リング7b,7bの範囲内で若干上下移動可能に取り付けられている。上記ロッドガイド10は、上記ピストンロッド5に摺接するブッシュ13と両者間をシールするオイルシール14を備えている。また上記ロッドガイド10の上面には最大伸長時に上記ピストン6の下面のストッパ17に当接して衝撃を和げるためのリバウンドラバー16が配設さられている。
【0021】
さらにまた、上記外筒3の底部には最大収縮時に上記シリンダ7の底板7aに当接して衝撃を和げるためのバンプラバー19が配設されている。このバンプラバー19は、円筒体の軸方向2箇所にくびれ部19a,19aを有するゴム製のもので、上記ピストンロッド5の下端に固定リング5aにより固定されたベース板5b上に当接している。また該ベース板5bはピストンロッド5の下方突出部に固定ナット5dを締め込むことにより上記底板4とでシール用オーリング5cを挟持し、これにより潤滑油の洩れを防止している。
【0022】
また上記アウタチューブ3内には、これより小径の円筒状の中間筒21が配設されている。該中間筒21の上端部21aは上記シリンダ7の外周面とアウタチューブ3の内周面との間に位置しており、また該中間筒21の下端部21bはアウタチューブ3の底板4近傍まで下方に延び、環状のベースバルブ板27の外周面に油密に接続固定されている。上記中間筒21の上端部21aには上記シリンダ7の外周面及びアウタチューブ3の内周面に摺接する流動調整弁23が装着されており、該流動調整弁23と上記シリンダ7の外周面,上記アウタチューブ3の内周面及び上記シール部材22で囲まれた空間が間隙油室S3となっている。
【0023】
上記アウタチューブ2の底部は潤滑油を貯留するための貯油室S4となっている。該貯油室S4と上記間隙油室S3とは、上記中間筒21の外周面と上記外筒3の内周面との隙間により構成される供給側連通路a、及び該中間筒21の内周面と上記シリンダ7の外周面との隙間により構成される戻り側通路bを介して連通可能となっている。
【0024】
また上記貯油室S4と上記供給側通路aとの間には逆止弁29を有する上記ベースバルブ板27が介在されている。上記逆止弁29は、同一円周上に複数貫通形成された連通孔27aの下側開口をばね板製で環状の板弁28により開閉可能に構成されている。この逆止弁29は、潤滑油の上記貯油室S4側から上記供給側連通路a側への流れのみを許容する。なお、上記板弁28はその内周縁が、上記ベースバルブ板27の外周に嵌着された固定リング28aにより上記ベースバルブ板27の下面に配置固定されている。
【0025】
上記流動調整弁23は、ゴム等の弾性体製のテーパ筒状のものであり、外周面の軸方向中間部に形成された嵌合溝23cが上記中間筒21の上端部21aに嵌着され、接着剤等により固定されている。該流動調整弁23の下縁部である戻り側弁部23aの内周面はシリンダ7の外周面7cに押圧状態で摺接しており、また上縁部である供給側弁部23bの外周面はアウタチューブ3の内周面3cに押圧状態で摺接している。
【0026】
上記戻り側弁部23aは、上記シリンダ7の相対的上昇により上記貯油室S4内の圧力が間隙油室S3の圧力より所定値以上低くなると、潤滑油が間隙油室S3から貯油室S4側に戻るように、つまり上記外周面7cとの間に隙間が開くよう変形する。また上記供給側弁部23bは、上記シリンダ7の相対的下降により上記貯油室S4内の圧力が上記間隙油室S3の圧力より所定値以上高くなると潤滑油が貯油室S4側から間隙油室S3側に供給されるように、つまり上記内周面3cとの間に隙間が開くように変形する。このようにして上記貯油室S4と間隙油室S3との間で潤滑油を循環させる循環機構31が構成されている。
【0027】
次に本実施形態における動作及び作用効果を説明する。
まず、本実施形態の緩衝器1における減衰動作について説明する。車輪が路面の突部に乗り上げると、図示しない緩衝ばねが圧縮されるとともに、上記アウタチューブ3が相対的に上昇すると同時に上記ピストン6がシリンダ7内で相対的に上昇し、作動油が上側油室S1から下側油室S2に流動しその際に圧縮時減衰力が発生する。また車輪が路面の凹部に来ると上記アウタチューブ3が相対的に下降すると同時に上記ピストン6が相対的に下降し、作動油が下側油室S2から上側油室S1に流動しその際に伸時減衰力が発生する。
【0028】
上記減衰動作において、上記シリンダ7とアウタチューブ3との相対的伸縮動作は両者の間に介設された軸受部材8,9を介して行われ、該軸受部材8,9とシリンダ7との摺動面には、貯油室S4内に油面Wをなすように貯留されている潤滑油が循環機構31の動作により循環供給される。
【0029】
まず緩衝器1の収縮により相対的に上記アウタチューブ3が上昇し上記シリンダ7が下降すると、貯油室S4の圧力が上昇し、該貯油室S4内の潤滑油が逆止弁29を押し開いて供給側連通路aに入り、該連通路aを通り流動調整弁23の供給側弁部23bを押し開いて間隙油室S3内に供給される。この場合、戻り側弁部23aは貯油室S4の圧力により摺動面7cに圧接しており、これにより間隙油室S3内の圧力が上昇し、該間隙油室S3に供給された潤滑油は下側軸受部材9とシリンダ7との摺動面を通って上側の軸受部材8とシリンダ7との摺動面に達する。下側軸受部材9と上側軸受部機材8との間には上述のスペーサが設けられていることにより潤滑油が容易に上昇し、従って潤滑油が両方の軸受部材8,9の摺動面に確実に供給され、潤滑性能が向上する。
【0030】
一方、緩衝器1の伸びにより上記シリンダ7が相対的に上昇すると、貯油室S4の圧力が下降し、間隙油室S3内の潤滑油が流動調整弁23の戻り側弁部23aを押し開いて流下し、貯油室S4側に戻る。このようにして緩衝器1の伸縮に伴って潤滑油が貯油室S4と間隙油室S3との間で循環し、軸受部材8,9の摺動面に十分な潤滑油が供給されて潤滑性能が向上し、また十分な潤滑油量により冷却性能が向上する。
【0031】
また、貯油室S4と供給側連通路aとの間に、緩衝器1の収縮により上記シリンダ7が相対的に下降して貯油室S4の圧力が上昇すると開き、逆にシリンダ7が相対的に上昇して貯油室S4の圧力か低下すると閉じる逆止弁29を介在させたので、上記供給側連通路a内の潤滑油が貯油室S4側に逆流することはなく、上記潤滑油の循環をより一層確実に行うことができる
【0032】
さらにまた、中間筒21を、上端部21aがシリンダ7の外周面とアウタチューブ3の内周面との間の間隙油室S3部分に位置し、下端部21bが貯油室S4部分に位置するように配置固定し、該中間筒21とアウタチューブ3との間隙を供給側連通路aとし、該中間筒21とシリンダ7との隙間を戻り側連通路bとしたので、アウタチューブ3の外側に連通路を設けることなく潤滑油の循環が可能となり、連通路をアウタチューブの外側に設けた場合のような他の車載部品との干渉を回避でき、また外観の見栄えも向上することができる。
【0033】
上記実施形態では、流動調整弁23を、戻り側弁部23a及び供給側弁部23bを備えたものとしたが、これは図5に示すように、戻り側弁部23aのみを備え、間隙油室S3と供給側連通路aとを常時連通させるようにした流動調整弁23′であっても良い。この場合には、貯油室S4と供給側連通路aとの間に設けられた上記逆止弁29が上記実施形態における供給側弁部23bの機能を果たすこととなる。従って、図5の流動調整弁23′を採用した場合には、上記逆止弁29は必須となる。なお、図4に示す流動調整弁23を採用した場合には、上記逆止弁29は必ずしも備えなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるストラット型倒立式油圧緩衝器の断面側面図である。
【図2】上記緩衝器の底部の断面側面図である。
【図3】上記緩衝器のベースバルブ部分の要部断面側面図である。
【図4】上記緩衝器の流動調整弁部分の要部断面側面図である。
【図5】上記流動調整弁の変形例の要部断面側面図である。
【符号の説明】
1 油圧緩衝器
3 アウタチューブ(外筒)
4 底板(下端閉塞部)
5 ピストンロッド
6 ピストン
7 シリンダ7
8,9 軸受部材
21 中間筒
23,23′流動調整弁
29 逆止弁
31 循環機構
S3 間隙油室
S4 貯油室
a,b 供給側,戻り側連通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a strut type inverted hydraulic shock absorber.
[0002]
[Prior art]
As a strut type inverted hydraulic shock absorber, there is a conventional one disclosed in, for example, JP-A-10-9326. In this structure, damper tube support portions are provided above and below the strut tube, oil seals are further provided above and below them, and a space surrounded by the damper tube, the strut tube and the oil seal is used as an oil reservoir.
[0003]
In the conventional shock absorber, the damper tube slides relatively in the strut tube according to the unevenness of the road surface, and the oil in the oil reservoir acts as a lubricating oil along with the sliding, and the sliding Is performed smoothly.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional shock absorber, in order to prevent the overall outer diameter from becoming too large, it is necessary to make the inner diameter dimension of the strut tube as close as possible to the outer diameter dimension of the damper tube, and the volume of the oil reservoir is reduced. Tend. As a result, there is a problem that the amount of lubricating oil in the oil reservoir cannot be sufficiently secured, the deterioration of the lubricating oil is accelerated, and the cooling function of the bearing portion possessed by the lubricating oil is insufficient.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems, and it is an object of the present invention to provide an inverted hydraulic shock absorber capable of increasing the amount of lubricating oil without increasing the overall outer diameter and improving the lubricating performance and cooling performance. Yes.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is inserted into the outer cylinder closed at the lower end via a plurality of bearing members, and a cylinder containing the piston with the lower end closed is slidably inserted from above and connected to the piston. In the inverted hydraulic shock absorber in which the lower end of the piston rod protruding downward from the lower end of the cylinder is fixed to the lower end closing portion of the outer cylinder, provided in a gap between the outer peripheral surface of the cylinder and the inner peripheral surface of the outer cylinder. The oil storage chamber is formed by a gap oil chamber formed therein, an oil storage chamber that is provided at the bottom of the outer cylinder and stores lubricating oil, a communication passage that communicates the oil storage chamber and the gap oil chamber, and an expansion / contraction operation of the hydraulic shock absorber. A circulation mechanism for circulating lubricating oil between the chamber and the gap oil chamber, and the bearing member is positioned in the gap oil chamber .
[0007]
The invention of
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the circulation mechanism is attached to an upper end of the intermediate cylinder, and only supplies the lubricating oil from the oil storage chamber side to the gap oil chamber side during the relative downward stroke of the cylinder. A flow regulating valve is provided that permits and allows only the return of the lubricating oil from the gap oil chamber side to the oil storage chamber side during the relative upward stroke of the cylinder.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect, the circulation mechanism is provided at a boundary portion between the oil storage chamber and the supply-side communication path, and the clearance from the oil storage chamber side of the lubricating oil is provided during the relative downward stroke of the cylinder. A check valve that allows only supply to the oil chamber side, and a flow that is attached to the upper end of the intermediate cylinder and that allows the return of the lubricating oil from the gap oil chamber side to the oil storage chamber side during the relative upward stroke of the cylinder And a regulating valve.
[0010]
[Effects of the invention]
According to the first aspect of the present invention, the gap oil chamber is provided so as to incorporate the bearing member in the gap between the cylinder and the outer cylinder, and between the gap oil chamber and the oil storage chamber for storing the lubricating oil at the bottom of the outer cylinder. Since the lubricating oil is circulated in the tank, it is possible to easily increase the capacity of the oil storage chamber without increasing the outer diameter of the entire shock absorber, and therefore to ensure a sufficient amount of lubricating oil to the gap oil chamber and thus the bearing member. The lubrication performance can be improved. Further, since the amount of the lubricating oil is sufficient, the cooling performance by the lubricating oil can be sufficiently ensured.
[0011]
According to the invention of
[0012]
According to the invention of
[0013]
In this case, since the flow regulating valve is provided at the upper end of the intermediate cylinder, that is, at a high place, metal powder generated by sliding hardly enters the flow regulating valve, and the operation of the flow regulating valve is ensured for a long time. The In addition, since the flow regulating valve has both the lubrication oil supply and return regulating functions, the number of parts can be reduced, and the regulating valve can be reduced in size and cost.
[0014]
According to the invention of
[0015]
In this case the supply of lubricating oil, since the return adjusting function gave separated into a flow control valve of the check valve and the intermediate cylinder of the oil storage chamber, can be freely set the properties of both the functional individually, on setting Can be expanded.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 to 5 are views for explaining a strut type inverted hydraulic shock absorber according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a sectional view of the shock absorber, and FIGS. 2, 3, and 4 are shock absorbers. FIG. 5 is a fragmentary cross-sectional view for explaining an example of a member used in the shock absorber.
[0017]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a strut type inverted hydraulic shock absorber according to the present invention. The shock absorber 1 is closed at the lower end by a
[0018]
The
[0019]
The lower end opening of the
[0020]
A
[0021]
Furthermore, a
[0022]
A cylindrical
[0023]
The bottom of the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
When the pressure in the oil storage chamber S4 becomes lower than the pressure in the gap oil chamber S3 by a predetermined value or more due to the relative rise of the
[0027]
Next, operations and effects in this embodiment will be described.
First, the damping operation in the shock absorber 1 of the present embodiment will be described. When the wheel rides on the protrusion on the road surface, a buffer spring (not shown) is compressed, and the
[0028]
In the damping operation, the relative expansion and contraction operation between the
[0029]
First, when the
[0030]
On the other hand, when the
[0031]
Further, the
Furthermore, the
[0033]
In the above embodiment, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional side view of a strut type inverted hydraulic shock absorber according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional side view of the bottom of the shock absorber.
FIG. 3 is a cross-sectional side view of an essential part of a base valve portion of the shock absorber.
FIG. 4 is a cross-sectional side view of an essential part of a flow regulating valve portion of the shock absorber.
FIG. 5 is a cross-sectional side view of an essential part of a modified example of the flow regulating valve.
[Explanation of symbols]
1
4 Bottom plate (lower end closing part)
5 Piston rod 6
8, 9
Claims (4)
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15590598A JP4053134B2 (en) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | Inverted hydraulic shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
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JP15590598A JP4053134B2 (en) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | Inverted hydraulic shock absorber |
Publications (2)
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JPH11351308A JPH11351308A (en) | 1999-12-24 |
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ID=15616088
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JP15590598A Expired - Lifetime JP4053134B2 (en) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | Inverted hydraulic shock absorber |
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP4932666B2 (en) * | 2007-10-17 | 2012-05-16 | カヤバ工業株式会社 | Pneumatic shock absorber |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP15590598A patent/JP4053134B2/en not_active Expired - Lifetime
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JPH11351308A (en) | 1999-12-24 |
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