JP4052890B2

JP4052890B2 - Tile carpet

Info

Publication number: JP4052890B2
Application number: JP2002207798A
Authority: JP
Inventors: 衛窪田; 博幸平林
Original assignee: 東リ株式会社
Priority date: 2002-07-17
Filing date: 2002-07-17
Publication date: 2008-02-27
Anticipated expiration: 2022-07-17
Also published as: JP2004052124A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目地部分を目立たなくすることにより、施工後の外観が著しく改善されたタイルカーペットに関する。
【０００２】
【従来の技術】
タイルカーペットは施工が容易であること、汚損部分等が生じた場合の取り替えが容易であること、さらに、二重床等にも対応できる上、ＯＡ機器の配線レイアウト、及び変更の自由度が高い等の種々の理由から、オフィスビル等のインテリジェントビルを中心に繁用されている。
【０００３】
一般にタイルカーペットは、ポリエステル不織布、若しくは織布、又はポリプロヘッシャン織布等の基布の表面上にＢＣＦナイロン、又はポリプロピレン等の合成樹脂からなるパイルが植設された生機（表装材）の裏面に、ポリ塩化ビニルのペースト樹脂等からなる裏打ち材を設けることにより、タイルカーペットの原反を形成し、これを一定の形状に打ち抜くことにより製作されている。
【０００４】
かかるタイルカーペットは、縁部を付き合わせながら床面などに敷設することにより施工される。
ところが、施工後、タイルカーペット間の目地部分が目立つという外観上の問題が指摘されている。
【０００５】
そこで、かかる問題を解決するために、タイルカーペットの原反を製作する工程において、裏打ち材のペースト樹脂に黒色顔料を混入しない等の手段によって、表装材の裏面に面する裏打ち材の上層部のＬ値を６０以上に構成することにより、突き合わせの目地に生じる隙間を明るくして、施工後の目地部分の目立ちを解消する手段が知られている（特許３１４５３７４号公報参照）。
しかしながら、上記公報所載の手段では、裏打ち材の上層部が比較的明るく（Ｌ値６０以上に）なっていなければならないため、該裏打ち材の上層部の上面に設けられる基布として分厚いものや暗色のものなどを用いることができず、基布の種類が限定される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らは、施工後におけるタイルカーペット間の目地部分が目立つ原因について、より精査したところ、上記公報所載のようにカーペットの突き合わせの隙間に生じる影が原因というよりも、突き合わされた隣合うカーペットの端部間にパイルの下地（基布表面）が見えること、それに加えて、起立したパイルの影が基布表面に映ることが原因で、目地部分に汚れがあるかのように見えるという知見を得た。
【０００７】
具体的には、タイルカーペットの製造時、パイルを正確に直線的に植設することは技術上極めて困難である。従って、原反を打ち抜いた際、タイルカーペットの切断端部に於いては、植設されたパイルを跨いで打ち抜かれている部分もあれば、パイル間で打ち抜かれている部分もあり、この結果、タイルカーペットの切断端部に基布が僅かに露出する部分が生じる。そして、かかるタイルカーペットを施工した際、この切断端部の露出部分が隣合って突き合わせると、基布表面が見えたり、更には、その露出部分の基布表面にパイルの影が映り、場合によってはタイルカーペット間に筋状の汚れがあるかのように見えることがあり、これが、目地部分の目立つ主原因と考えられる。
【０００８】
このような目地部分の目立ちは、上記公報所載の手段のように裏打ち材の上層部のＬ値を６０以上にしただけでは解決することができない。例えば、淡色系のパイルが植設されたタイルカーペットでは、切断端部の露出部分にパイルの影が映るので、パイル表面に比して端部露出部分が暗くなり、目地部分に灰色の筋ができているように見える。一方、暗色系のパイルが植設されたタイルカーペットでは、切断端部の露出部分から見える上層部がＬ値６０以上と明るいが故に、パイルの影が映ってもパイル表面に比して端部露出部分が明るくなり、却って目地部分が目立つことがある。
何れにしても、単に裏打ち材の上層部をＬ値６０以上にすることだけで目地部分の目立ちを全て解決できるものではない。
【０００９】
また、タイルカーペットを製造する際においては、白色系又は暗色系パイルなどにそれぞれ適するように、基布表面の明るさを調整することは煩雑である。例えば、暗色系パイルを有するタイルカーペットの製造後に淡色系パイルを有するタイルカーペットを製造する場合、裏打ち材を比較的淡色のものに変更する必要があるが、かかる裏打ち材の変更の際、暗色系パイルに適合した比較的暗色の裏打ち材がラインに残存するため、淡色系パイルの製造前にラインの掃除や新たなペーストの充填などを行わなければならず、製造作業効率が悪いという問題がある。
【００１０】
以上のような点に鑑みて、本発明は、施工後に目地部分を目立ち難くするように改良されたタイルカーペットを提供することを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の手段は、白色系基布にパイルが植設されたタイルカーペットであって、前記パイル表面を、Ｌ値が４７．５以上、又はａ値が１０以上に構成し、前記白色系基布表面を、Ｌ値５０〜９５に構成してなるタイルカーペットを提供する。
【００１２】
上記構成からなる本発明のタイルカーペットは、外観上、パイル表面と端部露出部分の基布表面が同様の明るさとなるので、目地部分が目立ち難くなる。
【００１３】
本発明の第２の手段は、グレー系基布にパイルが植設されたタイルカーペットであって、前記パイル表面を、Ｌ値が４２．３未満で且つａ値が１０未満に構成し、前記グレー系基布表面を、Ｌ値２０〜５０未満に構成してなるタイルカーペットを提供する。
【００１４】
本発明の第３の手段は、白色系基布にパイルが植設されたタイルカーペットであって、前記パイル表面を、Ｌ値が４２．３〜４７．５未満で且つａ値が１０未満に構成し、前記白色系基布表面を、Ｌ値５０〜９５に構成してなるタイルカーペットを提供する。
【００１５】
本発明の第４の手段は、グレー系基布にパイルが植設されたタイルカーペットであって、前記パイル表面を、Ｌ値が４２．３〜４７．５未満で且つａ値が１０未満に構成し、前記グレー系基布表面を、Ｌ値２０〜５０未満に構成してなるタイルカーペットを提供する。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳述する。
図１に於いて、１は、基布２にパイル３が植設された表装材５と、該表装材５の裏面に設けられた裏打ち材６とからなる、所定寸法に裁断されたタイルカーペットを示す。
パイル３は、ＢＣＦナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維や天然繊維などからなり、基布２にタフティングされている。
本発明のタイルカーペット１に於いて、パイル３の色彩は特に限定されず種々のものを用いることができ、例えば汎用的な淡色系パイルや暗色系パイルなどが例示される。
【００１７】
基布２は、織布又は不織布などのシート体からなり、パイル３を十分に植設でき且つ破損などを生じない強度的にも優れたものであれば特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリウレタンなどの合成樹脂、セルロース、ウールなどの天然繊維などの１種、若しくは２種以上の素材を混紡したもの、又はこれらを混用したものからなるシート体などが例示される。
かかる基布２は、白色、黒色、灰色、その他の色の繊維を混紡したり、或いは基布自体を染色するなどの手段により、少なくとも基布表面部において後述する所定Ｌ値となるように着色されている。
【００１８】
さらに、基布２は、基布表面の明るさが、起立したパイルの影が映った状態に於いて、パイル表面の明るさとほぼ等しくなるように調整されている。もっとも、この基布表面の明るさは、基布２の厚みが薄いなどの場合に、基布２自体の色彩と裏打ち材６の色彩が混ざって構成される場合があるため、基布２のみならず裏打ち材６も考慮して調整する必要がある。
具体的には、図１に示すように、タイルカーペット１の切断端部に生じる基布露出部分Ａには、間近に起立するパイル３の影が映るため、基布表面自体の色彩よりも暗くなり易く、従って、この影を考慮してパイルと基布（及び裏打ち材）を選定する必要がある。
【００１９】
例えば、パイル表面のＬ値が４７．５以上又はパイル表面のａ値が１０以上となる淡色系パイルを用いる場合には、基布表面のＬ値が５０〜９５となる白色系基布（例えば、白色系基布自体はＬ値８８〜９８のものを用い、裏打ち材の色彩と相まって基布表面のＬ値が５０〜９５となるもの、又は基布自体の目付量を大きくするなどの手段により、裏打ち材の色彩の影響を受けないようにして基布表面のＬ値が５０〜９５となるもの）を用いればよい。また、パイル表面のＬ値が４２．３未満で且つａ値が１０未満の暗色系パイルを用いる場合には、基布表面のＬ値が２０〜５０となるグレー系基布（例えば、グレー系基布自体はＬ値５０〜６０のものを用い、裏打ち材の色彩と相まって基布表面のＬ値が２０〜５０未満となるもの、又は基布自体の目付量を大きくするなどの手段により、裏打ち材の色彩の影響を受けないようにして基布表面のＬ値が２０〜５０未満となるもの）を用いればよい。中でも、パイル表面のＬ値が４２．３〜４７．５未満で且つａ値が１０未満のパイルを用いる場合には、基布表面のＬ値が５０〜９５の白色系基布又は基布表面のＬ値が２０〜５０未満のグレー系基布の何れの基布にも用いることができる。
【００２０】
尚、裏打ち材６によって基布２表面の色彩（特にＬ値）が変化しないもの、例えば、裏打ち材６の色彩が透過しない程度の厚みものや目付量が大きい基布２、色彩を透過させにくい材質からなる基布２、裏打ち材６の色彩が透過しないように裏打ち材６の上面又は基布２の裏面などに遮光性塗料や遮光性膜を設けるなどの遮光性処理がなされたものなどを用いれば、裏打ち材６の色彩が基布表面のＬ値に実質的に影響を与えないので好ましい。
このように裏打ち材６の色彩が基布表面のＬ値に実質的に影響を与えないように構成することにより、基布表面のＬ値は、基布のＬ値に実質的に等しくなるので、裏打ち材の色彩を考慮せずに基布２のみを選定するだけで、基布表面のＬ値を調整することができる。このことは、例えば、暗色系パイルのタイルカーペットと淡色系パイルのタイルカーペットを連続して製造する場合に、同じ裏打ち材を用いても基布を変えるだけで足りることになり、製造ラインの清掃などを行う必要がないという製造上でもメリットを有する。
【００２１】
このような基布の具体例を挙げると、５０〜２５０ｇ／ｍ²、より好ましくは８０〜１５０ｇ／ｍ²の不織布からなる基布２などが例示される。基布２の目付量が５０ｇ／ｍ²を下回ると、パイル３をタフトする際にこれを十分に固定できなかったり、カーペット１の製造時に基布２が切断・破損する虞があるだけでなく、裏打ち材６の色彩が影響して基布表面のＬ値が基布２そのものが有するＬ値と異なるようになる可能性が出てくるからである。一方、２５０ｇ／ｍ²を超えるとタフトする際、基布２にニードルが貫通しにくく、場合によっては、ニードル自体を破損するなどの問題を生じる虞があるからである。
【００２２】
次に、基布２の裏面に設けられる裏打ち材６は、例えば、塩化ビニル樹脂などのペーストゾル等を用いることができ、必要に応じて、カーボンブラック等の黒色顔料などの各種顔料、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの充填剤、安定剤、老化防止剤などを混合してもよい。
尚、裏打ち材６は、合成樹脂からなる単一層のものから構成されていてもよいが、多層で構成されていてもよい。例えば、図１に示すように、基布２の裏面に設けられ、且つパイル３を安定的に固定するための合成樹脂ペーストゾルなどからなる結合材６１と、該結合材６１の裏面に設けられたガラス繊維製ヤーンの網状体などからなる補強布６２と、該補強布６２の裏面に設けられ、且つポリ塩化ビニル、ポリプロピレンやポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの合成樹脂、ＳＢＲ、ＮＢＲなどの合成ゴムなどからなるバッキング材６３と、などから裏打ち材６が構成されていてもよい。
【００２３】
上記タイルカーペット１は、公知の製法にて原反を得た後、所定形状に打ち抜かれることにより製造される。
この際、タイルカーペット１の端部には、図１に示すように、基布が僅かに露出した部分Ａ（パイルが植設されていない部分）が生じることがあり、更に、カーペット１を敷設した際に、この露出部分Ａ同士が隣り合って突き合わされる場合がある。
このような場合には、起立したパイルの影になって基布表面が黒い斑や筋に見えるようになるが、本発明のカーペット１は、パイル表面と端部露出部分Ａの基布表面を同等の明るさに構成しているため、この目立ちを抑えることができる。また、パイルの種類に応じて基布表面の明るさを所定範囲に調整するので、淡色系パイル又は暗色系パイルを有するタイルカーペットに於いて、確実に目地部分の目立ちを防止することができる。
【００２４】
【実施例】
以下、実施例を示し、本発明を更に詳述する。
実施例１
基布として、Ｌ値が９７．５、目付量１００ｇ／ｍ^２のポリエステル樹脂繊維からなる不織布に、表１に示すＬ値、ａ値、ｂ値からなるナイロン繊維糸を用いて淡色系パイルを植設した（パイル高約３．５ｍｍ）。この際、基布表面のＬ値を測定するため、基布の一角部には淡色系パイルを植設せず、約５０ｍｍ角の範囲にパイルを有しない部分を形成した。
この基布の裏面に、Ｌ値が５８．７のポリ塩化ビニル樹脂ペーストゾルからなる裏打ち材を結合させた。
得られた原反を、前記パイルを植設しなかった部分が一角部に位置するようにして５００ｍｍ角の大きさにカットし、計９枚のタイルカーペットを製作した。かかるタイルカーペットについて、パイルが植設されていない基布表面のＬ値（基布に裏打ち材の色彩が混じったもの）を測定したところ、８０．２であった。
また、基布表面のＬ値が異なるカーペットを製作するため、Ｌ値８８．５の基布及びＬ値３３．３の裏打ち材を用いた以外は上記と同様にして、計９枚のタイルカーペットを作成した。かかるタイルカーペットについて、パイルが植設されていない基布表面のＬ値を測定したところ、５０．４であった。
さらに、、基布表面のＬ値が異なるカーペットを製作するため、目付量が２００ｇ／ｍ^２でＬ値が９２．７の基布及びＬ値３３．３の裏打ち材を用いた以外は上記と同様にして、計９枚のタイルカーペットを作成した。かかるタイルカーペットについて、パイルが植設されていない基布表面のＬ値を測定したところ、９２．７であった。
【００２５】
次に、スレート板上に適量のアクリル−エマルジョン型接着剤（ＧＡセメント、東リ（株）製）を塗布し、オープンタイム放置後、基布表面のＬ値が異なる上記３種類のタイルカーペットを種類毎に縦横３枚ずつ、計９枚を隙間なくそれぞれ敷設し、さらに、１００ポンドローラーによって圧着した。
そして、標準光源（３Ａ型高演色形自然昼白色、Ｒａ９９、色温度５０００Ｋ）の光線を、タイルカーペット表面の照度が１０００ルクスになるように直下照射し、４５°の角度の立視点から、カーペット端部の目地部分（突き合わせ部分）の状況を目視によりそれぞれ観察した。３種の結果を表１に示す。
尚、Ｌ値、ａ値及びｂ値は、測色計でＪＩＳＺ８７２０に準じて測定した。
【００２６】
実施例２〜７
表１に示すＬ値、ａ値、ｂ値からなるナイロン繊維糸の淡色系パイルをそれぞれ用いた以外は、実施例１と同様にして３種類のタイルカーペットをそれぞれ製作し、それぞれ基布表面のＬ値を測定すると共に、得られた９枚のタイルカーペットを、実施例１と同様にして敷設し、その目地部分を観察した。その結果を表１に併せて示す。
【００２７】
比較例１〜７
Ｌ値８６．４の基布及びＬ値３３．３の裏打ち材を用いた以外は、実施例１〜７と同様にしてタイルカーペットを製作し、基布表面のＬ値を測定し（この場合の基布表面のＬ値は４７．３であった）、更に、得られた９枚のタイルカーペットの目地部分を観察した。その結果を表１に併せて示す。
【００２８】
【表１】

【００２９】
実施例１〜７及び比較例１〜７の結果から、基布表面のＬ値が、およそ５０〜９５の範囲の場合、パイル表面のＬ値が４７．５以上又はａ値が１０以上のパイルを用いれば目地部分を目立たなくさせることができる。
【００３０】
実施例８〜１０
それぞれ表２に示すＬ値、ａ値、ｂ値からなるナイロン繊維糸の暗色系パイルを用い、更にＬ値５７．５の基布及びＬ値５８．７の裏打ち材用いた以外は、実施例１と同様にしてタイルカーペットを製作し、それぞれ基布表面のＬ値を測定し（この場合の基布表面のＬ値は４９．６であった）、得られた９枚のタイルカーペットを敷設した後の目地部分を観察した。
また、基布表面のＬ値が異なるカーペットを製作するため、Ｌ値５１．２の基布及びＬ値３３．３の裏打ち材を用いた以外は、実施例１と同様にしてタイルカーペットを製作し、基布表面のＬ値を測定し（この場合の基布表面のＬ値は２０．２であった）、更に、得られた９枚のタイルカーペットを敷設してその目地部分を観察した。その結果を表２に示す。
【００３１】
比較例８〜１０
Ｌ値６２．１の基布及びＬ値５８．７の裏打ち材用いたを用いた以外は、実施例８〜１０と同様にしてタイルカーペットを製作し、基布表面のＬ値を測定し（この場合の基布表面のＬ値は５２．１であった）、得られた９枚のタイルカーペットを敷設してその目地部分を観察した。
また、基布表面のＬ値が異なるカーペットを製作するため、Ｌ値４７．８の基布及びＬ値３３．３の裏打ち材を用いた以外は、実施例８〜１０と同様にしてタイルカーペットを製作し、基布表面のＬ値を測定し（この場合の基布表面のＬ値は１６．８であった）、更に、得られた９枚のタイルカーペットを敷設してその目地部分を観察した。その結果を表２に併せて示す。
【００３２】
【表２】

【００３３】
実施例８〜１０及び比較例８〜１０の結果から、基布表面のＬ値が、およそ２０〜５０の範囲の場合、パイル表面のＬ値が４２．３未満で且つａ値が１０未満のパイルを用いれば目地部分を目立たなくさせることができる。
【００３４】
実施例１１、１３及び１５
それぞれ表３に示すＬ値、ａ値、ｂ値からなるナイロン繊維糸のパイルを用いた以外は、実施例１と同様にして基布表面のＬ値が異なる３種類のタイルカーペットを製作し（基布表面のＬ値５０．４、８０．２、９２．７）、得られた９枚のタイルカーペットを敷設した後の目地部分を観察した。その結果を表３に示す。
実施例１２、１４及び１６
表３に示すナイロン繊維糸のパイルを用いた以外は、実施例８と同様にして基布表面のＬ値が異なる２種類のタイルカーペットを製作し（基布表面のＬ値４９．６、２０．２）、得られた９枚のタイルカーペットを敷設した後の目地部分を観察した。その結果を表３に示す。
【００３５】
比較例１１〜１３
表３に示すナイロン繊維糸のパイルを用い、比較例８の基布と裏打ち材を用いてタイルカーペットを製作し（基布表面のＬ値１６．８のもの）、得られた９枚のタイルカーペットを敷設した後の目地部分を観察した。その結果を表３に併せて示す。
【００３６】
【表３】

【００３７】
実施例１１〜１６及び比較例１１〜１３の結果から、表面のＬ値が４２．３〜４７．５未満で且つａ値が１０未満のパイルの場合には、基布表面のＬ値が２０〜９５（Ｌ値５０〜９５の白色系基布及びＬ値２０〜５０のグレー系基布）のカーペットで目地部分を目立たなくさせることができる。
【００３８】
【発明の効果】
本発明に係るタイルカーペットは、これを敷設した際、タイルカーペットの突き合わせ部分に於いて、基布表面が視認されることに起因する汚れ類似の筋などの発生を防止できる上、カーペット間の隙間も見え難く、敷設されたタイルカーペット間の目地部分の目立ちを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイルカーペットを示す一部省略縦断面図であって、同時に２枚のカーペットが敷設された際の目地部分の状態を併せて示す。
【符号の説明】
１…タイルカーペット、２…基布、３…パイル、６…裏打ち材、Ａ…基布の露出部分[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tile carpet whose appearance after construction is remarkably improved by making a joint portion inconspicuous.
[0002]
[Prior art]
Tile carpets are easy to install, can be easily replaced when soiled parts occur, and can handle double floors, etc., and have a high degree of freedom in OA equipment wiring layout and changes. For various reasons, such as office buildings and other intelligent buildings are frequently used.
[0003]
In general, a tile carpet is a back surface of a living machine (covering material) in which a pile made of a synthetic resin such as BCF nylon or polypropylene is planted on the surface of a base fabric such as a polyester nonwoven fabric, a woven fabric, or a polywoven fabric. In addition, a backing material made of a polyvinyl chloride paste resin or the like is provided to form an original fabric of a tile carpet, which is manufactured by punching it into a certain shape.
[0004]
Such tile carpets are constructed by laying them on the floor surface or the like with the edges attached.
However, after construction, there has been a problem in appearance that joints between tile carpets are conspicuous.
[0005]
Therefore, in order to solve such a problem, in the process of manufacturing the tile carpet raw fabric, the upper layer portion of the backing material facing the back surface of the cover material is used by means such as not mixing black pigment into the paste resin of the backing material. By configuring the L value to be 60 or more, there is known a means for brightening a gap generated at the joint of the butt and eliminating the conspicuousness of the joint after the construction (see Japanese Patent No. 3145374).
However, in the means described in the above publication, since the upper layer portion of the backing material must be relatively bright (L value 60 or more), a thick fabric or a base fabric provided on the upper surface of the upper layer portion of the backing material The thing of a dark color etc. cannot be used and the kind of base fabric is limited.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the present inventors have examined the cause of the conspicuous joints between the tile carpets after the construction, and as a result, they are abutted rather than caused by the shadow generated in the gap between the carpets as described in the above publication. The pile base (surface of the fabric) can be seen between the edges of adjacent carpets, and in addition, the shadow of the standing pile is reflected on the surface of the fabric, as if the joints are dirty. I got the knowledge that it looks like.
[0007]
Specifically, it is extremely difficult in the art to plant a pile accurately and linearly when manufacturing a tile carpet. Therefore, when the raw fabric is punched, at the cut end of the tile carpet, there are parts that are punched across the installed piles, and there are parts that are punched between the piles. A portion where the base fabric is slightly exposed is generated at the cut end portion of the tile carpet. And when constructing such tile carpet, if the exposed part of this cut end adjoins each other, the surface of the base fabric is visible, and furthermore, the shadow of the pile is reflected on the surface of the base fabric of the exposed part. Depending on the case, it may appear as if there are streaks between the tile carpets, which is considered to be the main cause of the conspicuous joints.
[0008]
Such conspicuousness of the joint portion cannot be solved only by setting the L value of the upper layer portion of the backing material to 60 or more as in the means described in the above publication. For example, in a tile carpet in which light-colored piles are planted, the shadow of the pile is reflected on the exposed portion of the cut end, so the end exposed portion is darker than the pile surface, and gray stripes appear on the joints. Looks like it ’s done. On the other hand, in a tile carpet in which dark piles are planted, the upper layer portion visible from the exposed portion of the cut end portion is bright with an L value of 60 or more. The exposed part becomes brighter and the joint part may stand out on the contrary.
In any case, it is not possible to solve all the conspicuousness of the joint by simply setting the upper layer of the backing material to an L value of 60 or more.
[0009]
Further, when manufacturing a tile carpet, it is troublesome to adjust the brightness of the surface of the base fabric so as to be suitable for a white or dark pile, respectively. For example, when manufacturing a tile carpet having a light-colored pile after manufacturing a tile carpet having a dark-colored pile, it is necessary to change the backing material to a relatively light-colored one. A relatively dark backing material suitable for the pile remains in the line, so it is necessary to clean the line and fill with a new paste before manufacturing the light-colored pile. .
[0010]
In view of the points mentioned above, the present invention shall be the object of the invention to provide an improved carpet tile as inconspicuous joint portion after installation.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
A first means of the present invention is a tile carpet in which a pile is planted on a white base fabric, wherein the pile surface is configured such that an L value is 47.5 or more, or an a value is 10 or more, Provided is a tile carpet having a white base fabric surface with an L value of 50 to 95 .
[0012]
In the tile carpet of the present invention having the above-described configuration , the surface of the pile and the base fabric surface of the exposed end portion have the same brightness, so that the joint portion is not noticeable.
[0013]
The second means of the present invention is a tile carpet in which a pile is planted on a gray base fabric, wherein the pile surface has an L value of less than 42.3 and an a value of less than 10, Provided is a tile carpet having a gray base fabric surface having an L value of 20 to less than 50.
[0014]
A third means of the present invention is a tile carpet in which a pile is planted on a white base fabric, and the pile surface has an L value of less than 42.3 to 47.5 and an a value of less than 10. The tile carpet which comprises and comprises the said white type | system | group base fabric surface to L value 50-95 is provided.
[0015]
The fourth means of the present invention is a tile carpet in which a pile is planted on a gray base fabric, wherein the pile surface has an L value of less than 42.3-47.5 and an a value of less than 10. The tile carpet which comprises and the said gray type | system | group base fabric surface is comprised by less than L value 20-50 is provided.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a tile carpet cut to a predetermined size, comprising a cover material 5 in which a pile 3 is planted on a base fabric 2 and a backing material 6 provided on the back surface of the cover material 5. Indicates.
The pile 3 is made of synthetic resin fibers such as BCF nylon and polypropylene, natural fibers, and the like, and is tufted on the base fabric 2.
In the tile carpet 1 of the present invention, the color of the pile 3 is not particularly limited, and various colors can be used. For example, general-purpose light-colored piles and dark-colored piles are exemplified.
[0017]
The base fabric 2 is not particularly limited as long as it is made of a sheet body such as a woven fabric or a non-woven fabric, and can sufficiently plant the pile 3 and is excellent in strength without causing breakage. , Synthetic resins such as polyethylene, polyamide, polyvinyl alcohol, polyvinyl chloride, polyacrylonitrile, polyurethane, natural fibers such as cellulose and wool, or a mixture of two or more materials, or a mixture of these The sheet | seat body etc. which consist of are illustrated.
The base fabric 2 is colored so as to have a predetermined L value which will be described later at least on the surface of the base fabric by means of blending fibers of white, black, gray and other colors, or dyeing the base fabric itself. Has been.
[0018]
Further, the base fabric 2 is adjusted so that the brightness of the surface of the base fabric is substantially equal to the brightness of the surface of the pile in a state where the shadow of the standing pile is reflected. However, the brightness of the surface of the base fabric may be configured by mixing the color of the base fabric 2 itself and the color of the backing material 6 when the thickness of the base fabric 2 is thin. In other words, it is necessary to adjust the backing material 6 in consideration.
Specifically, as shown in FIG. 1, since the shadow of the pile 3 standing upright is reflected in the exposed portion A of the base fabric generated at the cut end portion of the tile carpet 1, it is darker than the color of the surface of the base fabric itself. Therefore, it is necessary to select a pile and a base fabric (and a backing material) in consideration of this shadow.
[0019]
For example, when a light-colored pile having an L value on the pile surface of 47.5 or higher or an a value on the pile surface of 10 or higher is used, a white base fabric having an L value of 50 to 95 on the surface of the base fabric (for example, The white base fabric itself has an L value of 88 to 98, and the base fabric surface has an L value of 50 to 95 in combination with the color of the backing material, or means for increasing the basis weight of the base fabric itself. Therefore, the L value of the surface of the base fabric may be 50 to 95 without being affected by the color of the backing material. Further, when a dark pile having an L value of less than 42.3 and an a value of less than 10 is used, a gray base fabric having an L value of 20 to 50 on the surface of the base fabric (for example, gray The base fabric itself has an L value of 50 to 60, and the base fabric surface has an L value of less than 20 to 50 in combination with the color of the backing material, or by means such as increasing the basis weight of the base fabric itself, A material having an L value on the surface of the base fabric of 20 to less than 50 so as not to be affected by the color of the backing material may be used. In particular, when using a pile having an L value of 42.3 to 47.5 and an a value of less than 10 on the surface of the pile, a white base fabric or surface of the base fabric having an L value of 50 to 95 on the surface of the base fabric Can be used for any base fabric of gray base fabric having an L value of 20 to less than 50.
[0020]
It should be noted that the color of the surface of the base fabric 2 (particularly the L value) is not changed by the backing material 6, for example, the thickness of the backing material 6 that does not transmit the color, the base fabric 2 having a large basis weight, and the color is difficult to transmit. The base fabric 2 made of material, the one that has been subjected to light shielding treatment such as providing a light shielding paint or a light shielding film on the upper surface of the backing material 6 or the back surface of the base fabric 2 so that the color of the backing material 6 is not transmitted. If used, it is preferable because the color of the backing material 6 does not substantially affect the L value of the surface of the base fabric.
By configuring the backing material 6 so that the color of the backing material 6 does not substantially affect the L value of the base fabric surface, the L value of the base fabric surface becomes substantially equal to the L value of the base fabric. The L value on the surface of the base fabric can be adjusted by selecting only the base fabric 2 without considering the color of the backing material. This means that, for example, when manufacturing a dark-pile tile carpet and a light-pile tile carpet in succession, it is sufficient to change the base fabric even if the same backing material is used. There is also an advantage in manufacturing that there is no need to perform such as.
[0021]
Specific examples of such a base fabric, 50 to 250 g / m ^2, more preferably such a base fabric 2 consisting of a nonwoven fabric 80 to 150 g / m ² can be mentioned. If the basis weight of the base fabric 2 is less than 50 g / m ² , not only may the pile 3 not be fixed sufficiently when tufting the pile 3, or the base fabric 2 may be cut or damaged when the carpet 1 is manufactured. This is because there is a possibility that the L value of the surface of the base fabric is different from the L value of the base fabric 2 itself due to the influence of the color of the backing material 6. On the other hand, when it exceeds 250 g / m ² , the needle hardly penetrates the base fabric 2 when tufting, and in some cases, the needle itself may be damaged.
[0022]
Next, as the backing material 6 provided on the back surface of the base fabric 2, for example, a paste sol such as a vinyl chloride resin can be used. If necessary, various pigments such as a black pigment such as carbon black, calcium carbonate In addition, a filler such as barium sulfate, a stabilizer, an anti-aging agent and the like may be mixed.
The backing material 6 may be composed of a single layer made of synthetic resin, but may be composed of multiple layers. For example, as shown in FIG. 1, a binding material 61 provided on the back surface of the base fabric 2 and made of a synthetic resin paste sol or the like for stably fixing the pile 3, and provided on the back surface of the binding material 61. Reinforcement cloth 62 made of a glass fiber yarn net, etc., and a synthetic resin such as polyvinyl chloride, olefin resin such as polypropylene and polyethylene, and ethylene-vinyl acetate copolymer provided on the back surface of the reinforcement cloth 62 The backing material 6 may be composed of a backing material 63 made of a synthetic rubber such as resin, SBR, NBR, or the like.
[0023]
The tile carpet 1 is manufactured by punching into a predetermined shape after obtaining an original fabric by a known manufacturing method.
At this time, as shown in FIG. 1, there may be a portion A where the base fabric is slightly exposed (portion where the pile is not planted) at the end of the tile carpet 1. In some cases, the exposed portions A are abutted next to each other.
In such a case, the surface of the base fabric appears as black spots or streaks due to the shadow of the standing pile, but the carpet 1 of the present invention has a surface of the pile and the base fabric surface of the exposed end portion A. Since it is configured to have the same brightness, this conspicuousness can be suppressed. Further, since the brightness of the surface of the base fabric is adjusted to a predetermined range according to the type of pile, the conspicuousness of the joint portion can be surely prevented in the tile carpet having the light-colored pile or the dark-colored pile.
[0024]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, an Example is shown and this invention is explained in full detail.
Example 1
As a base fabric, a non-woven pile made of polyester resin fibers having an L value of 97.5 and a weight per unit area of 100 g / m ² is applied to a light-colored pile using nylon fiber yarns having the L value, a value, and b value shown in Table 1. Planted (pile height about 3.5 mm). At this time, in order to measure the L value on the surface of the base fabric, a light-colored pile was not implanted in one corner of the base fabric, and a portion having no pile was formed in a range of about 50 mm square.
A backing material made of a polyvinyl chloride resin paste sol having an L value of 58.7 was bonded to the back surface of the base fabric.
The resulting raw, portions not planted the pile is cut to a size of 500mm square so as to be positioned in one corner, and manufacturing work a total of nine tiles carpet. With respect to the tile carpet, the L value of the surface of the base fabric on which no pile was planted (the base fabric mixed with the color of the backing material) was 80.2.
In addition, in order to produce carpets having different L values on the surface of the base fabric, a total of nine tile carpets were made in the same manner as above except that a base fabric having an L value of 88.5 and a backing material having an L value of 33.3 were used. It was created. With respect to this tile carpet, the L value of the surface of the base fabric on which no pile was planted was measured, and it was 50.4.
Furthermore, in order to produce a carpet having a different L value on the surface of the base fabric, the basis weight is 200 g / m ² , except that a base fabric having an L value of 92.7 and a backing material having an L value of 33.3 are used. Similarly, a total of nine tile carpets were prepared. With respect to the tile carpet, the L value on the surface of the base fabric on which the pile was not planted was 92.7.
[0025]
Next, apply an appropriate amount of acrylic-emulsion adhesive (GA Cement, manufactured by Toli Co., Ltd.) on the slate plate, leave the open time, and then use the above three types of tile carpets with different L values on the surface of the base fabric. A total of 9 sheets were laid without gaps, 3 sheets vertically and horizontally for each, and further crimped by a 100 pound roller.
Then, light from a standard light source (3A type high color rendering natural daylight white, Ra99, color temperature 5000K) is directly irradiated so that the illuminance on the surface of the tile carpet is 1000 lux. The condition of the joint portion (butting portion) at the end was visually observed. Three results are shown in Table 1.
In addition, L value, a value, and b value were measured according to JIS Z8720 with the colorimeter.
[0026]
Examples 2-7
Three types of tile carpets were produced in the same manner as in Example 1 except that the light-colored piles of nylon fiber yarns having the L value, a value, and b value shown in Table 1 were used. While measuring the L value, the obtained nine tile carpets were laid in the same manner as in Example 1, and the joints were observed. The results are also shown in Table 1.
[0027]
Comparative Examples 1-7
A tile carpet was produced in the same manner as in Examples 1 to 7 except that a base fabric having an L value of 86.4 and a backing material having an L value of 33.3 were used, and the L value on the surface of the base fabric was measured (in this case) The L value of the base fabric surface was 47.3), and the joint portions of the nine tile carpets obtained were observed. The results are also shown in Table 1.
[0028]
[Table 1]

[0029]
From the results of Examples 1 to 7 and Comparative Examples 1 to 7, when the L value on the surface of the base fabric is in the range of about 50 to 95, the pile surface has an L value of 47.5 or more or an a value of 10 or more. By using, the joint portion can be made inconspicuous.
[0030]
Examples 8-10
Except for using a dark-colored pile of nylon fiber yarns having the L value, a value, and b value shown in Table 2, respectively, and using a base fabric having an L value of 57.5 and a backing material having an L value of 58.7. Tile carpets were produced in the same manner as in No. 1, and the L value on the surface of the base fabric was measured (in this case, the L value on the surface of the base fabric was 49.6), and the resulting nine tile carpets were laid. The joint part after observation was observed.
In addition, in order to produce carpets having different L values on the surface of the base fabric, tile carpets were produced in the same manner as in Example 1 except that a base fabric having an L value of 51.2 and a backing material having an L value of 33.3 were used. Then, the L value on the surface of the base fabric was measured (in this case, the L value on the surface of the base fabric was 20.2), and the nine tile carpets obtained were laid and the joint portions were observed. . The results are shown in Table 2.
[0031]
Comparative Examples 8-10
A tile carpet was produced in the same manner as in Examples 8 to 10 except that a base fabric having an L value of 62.1 and a backing material having an L value of 58.7 were used, and the L value on the surface of the base fabric was measured ( In this case, the L value of the surface of the base fabric was 52.1), and nine tile carpets obtained were laid and the joints were observed.
Further, in order to produce carpets having different L values on the surface of the base fabric, tile carpets were produced in the same manner as in Examples 8 to 10 except that a base fabric having an L value of 47.8 and a backing material having an L value of 33.3 were used. And measure the L value of the surface of the base fabric (in this case, the L value of the surface of the base fabric was 16.8), and laying the nine tile carpets obtained, Observed. The results are also shown in Table 2.
[0032]
[Table 2]

[0033]
From the results of Examples 8 to 10 and Comparative Examples 8 to 10 , when the L value on the surface of the base fabric is in the range of about 20 to 50, the L value on the pile surface is less than 42.3 and the a value is less than 10. If a pile is used, a joint part can be made inconspicuous.
[0034]
Examples 11, 13 and 15
Three types of tile carpets having different L values on the surface of the base fabric were produced in the same manner as in Example 1 except that a pile of nylon fiber yarns having L values, a values, and b values shown in Table 3 was used ( The L values on the surface of the base fabric were 50.4, 80.2, 92.7), and the joint portions after laying the nine tile carpets obtained were observed. The results are shown in Table 3.
Examples 12, 14 and 16
Except for using the pile of nylon fiber yarn shown in Table 3, two types of tile carpets having different L values on the surface of the base fabric were produced in the same manner as in Example 8 (L values 49.6, 20 on the surface of the base fabric). .2) The joints after laying the nine tile carpets obtained were observed. The results are shown in Table 3.
[0035]
Comparative Examples 11-13
Using the pile of nylon fiber yarns shown in Table 3, a tile carpet was produced using the base fabric and backing material of Comparative Example 8 (those with an L value of 16.8 on the surface of the base fabric), and the nine tiles obtained The joint portion after laying the carpet was observed. The results are also shown in Table 3.
[0036]
[Table 3]

[0037]
From the results of Examples 11 to 16 and Comparative Examples 11 to 13, in the case of a pile having a surface L value of less than 42.3 to 47.5 and an a value of less than 10, the L value of the surface of the base fabric is 20 The joint portion can be made inconspicuous with a carpet of ~ 95 (white base fabric having an L value of 50 to 95 and gray base fabric having an L value of 20 to 50).
[0038]
【The invention's effect】
When the tile carpet according to the present invention is laid, it is possible to prevent the occurrence of streaks similar to dirt caused by the surface of the base fabric being visually recognized at the butt portion of the tile carpet, and the gap between the carpets. It is difficult to see and can prevent the conspicuous portion of the joint between the tile carpets laid.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially omitted vertical sectional view showing a tile carpet of the present invention, and also shows a state of a joint portion when two carpets are laid simultaneously.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Tile carpet, 2 ... Base fabric, 3 ... Pile, 6 ... Backing material, A ... Exposed part of base fabric

Claims

A tile carpet in which a pile is planted on a white base fabric, wherein the pile surface has an L value of 47.5 or more, or an a value of 10 or more, and the white base fabric surface has an L value. A tile carpet comprising 50 to 95 .

A tile carpet in which a pile is planted on a gray base fabric, wherein the pile surface has an L value of less than 42.3 and an a value of less than 10, and the gray base fabric surface has an L value A tile carpet comprising 20 to less than 50 .

A tile carpet in which a pile is planted on a white base fabric, wherein the pile surface has an L value of less than 42.3-47.5 and an a value of less than 10, and the white base fabric surface The tile carpet characterized by comprising L value 50-95 .

A tile carpet pile is embedded in gray-based base fabric, the pile surface, L value and a value less than 42.3 to 47.5 are configured to less than 10, the gray-based base fabric A tile carpet comprising a surface having an L value of 20 to less than 50 .