JP4050492B2 - 車線追従制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車線追従制御装置に関し、車両重量やタイヤの接地特性の変化に対して安定性を損なわずに済むように改良された車線追従制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の知能化を向上し、運転者の負担を軽減するために、自動的に車線を追従する車線追従制御装置の研究が進められている(特開2001−134320号公報など参照)。この車線追従システムは、車載カメラがとらえた路面上の白線の画像から現時点の走行環境を認識すると共に、車両状態量検出手段で現時点の走行状態を認識し、画像中の白線に対する自車位置および車両状態量をフィードバックして自動的な車線追従運動を達成するものである。
【0003】
この車線追従制御には、車両の力学モデルが必要であり、車両車重、慣性モーメント、重心位置、車速、タイヤのコーナリングパワー等といった各種の物理パラメータを予め規定しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、例えば乗車人員が変化すると車両重量が変化するとか、走行路面の状況に応じてタイヤの接地特性が変化するとかいった不確定要素が含まれるため、車両諸元の公称値に基づいて上記の物理パラメータを規定すると、実際の走行状態においては力学モデル通りの挙動とならないことがある。このような実際とモデルとの間の誤差が制御に介入することは、車線追従性能の劣化に繋がるので好ましいことではない。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、物理パラメータの変動が車線追従性能の劣化に繋がらずに済むように改良された車線追従制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、本発明においては、走行中の道路形状を検出する道路形状検出手段と、前記道路形状検出手段の出力に基づいて走行レーンをモデリングする走行レーンモデル手段と、車両の運動状態量を検出する検出手段の出力と予め設定された車両諸元とに基づいて車両の操舵系をモデリングする車両モデル手段とを有し、前記走行レーンモデル手段と前記車両モデル手段の出力により、走行レーンを保持するように操舵装置を自動制御する車線追従制御装置であって、前記車両モデル手段を、制御入力θHと外乱入力Wと制御出力と評価出力Zを有する制御モデルである一般化プラントとし、車輪のコーナリングパワーと車重を車両諸元の不確かさとし、当該不確かさを前記車両モデル手段の評価出力Zに基づいて所定幅範囲内の外乱入力Wに変換し、当該外乱入力Wを前記車両モデル手段に入力した制御対象モデルに基づく制御により、走行レーンを保持するように操舵装置を自動制御することを特徴とする車線追従制御装置を提供せんとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明に基づく車線追従制御装置が適用された車両の全体的構成を示している。図1において、車両1の運転席の上方のルーフ下面には、車両前方の道路を単眼視し、その画像を処理することによって走行車線を抽出し、その画像データから車線内に於ける自車の位置並びに方向を判別するためのCCDカメラ2が取り付けられている。
【0009】
図2に併せて示すように、本発明が適用される操舵装置は、運転者が操舵するためのステアリングホイール6と、ステアリングホイール6に直結されたステアリング軸7と、ステアリング軸7の軸端に設けられたピニオン8と、これに噛合してピニオン8(即ちステアリングホイール6)の回転運動を直線運動に変換するためのラックギア9が設けられたラック軸10と、ラック軸10にタイロッド(図示せず)を介して連結されたナックルアーム11と、ナックルアーム11が固設されたハブキャリア(図示せず)に支持された前輪12とからなっている。また、本操舵装置のステアリング軸7には、操舵力を付加するものとしてコグドベルト13を介して操舵アクチュエータとしての電動機14の回転力が加えられるようになっている。
【0010】
CCDカメラ2の信号は、付加操舵力設定手段としての制御ユニット16に入力され、電動機14の出力トルクを制御するための情報として用いられる。
【0011】
カメラ2によって車両前方の路面を撮像すると、図3に示すように、道路両端の白線が映るので、画面上のある固定された複数のy座標に対してx方向に走査し、その白線を2本の点列lpi〜lpl、rpi〜rplとして認識する。この2本の点列に対する特徴点、つまり2本の点列間の中点の点列は次式で定義される。
【0012】
【数1】
Figure 0004050492
【0013】
この特徴点は、前方道路形状に関連するスカラー値で定義すると次式のように表される。なお、式(2)中のaを変化させることでその車両の操縦性に関わる特性を変化させることができる。
【0014】
【数2】
Figure 0004050492
【0015】
この特徴量を時間微分することにより、動的な走行レーンモデルは次式のように表される。
【0016】
【数3】
Figure 0004050492
【0017】
このように複数個の特徴点を抽出し、そのX座標の特徴量を0に収束させるように車両の操舵角を制御することにより、自動的な車線追従制御を実現し得る。またこれによれば、車両の付近だけでなく遠方の道路情報も得られるので、前方の道路形状への対応の柔軟性の向上を企図し得る。
【0018】
次に、車両モデルは、近似的に平面2自由度2輪モデル(図4参照)を用いると、次式のように表される。
【0019】
【数4】
Figure 0004050492
【0020】
車両重心位置とカメラ2の取付位置とが一致していると見なすと次式(5)(6)が成り立つので、この式(5)(6)を用いて走行レーンモデルの式(3)と車両モデルの式(4)とを統合すると、車両の横方向運動制御のための自動操舵系モデルとして式(7)が得られる。
【0021】
【数5】
Figure 0004050492
【0022】
【数6】
Figure 0004050492
【0023】
この式(7)は、道路形状の変化による特徴量の変化を未知外乱とし、未知外乱があっても特徴量を0に収束させるように前輪操舵角θを決定することを意味している。
【0024】
さて、ここで式(7)において、車両重量mおよび/またはコーナリングパワーK・Kに不確かさがあったと仮定すると、この不確かさの数式モデルは次の式(8)(9)で表される。これはLFT表現では、図5に示すように表現できる。図5において、符号22の部分は車重や前後輪のコーナリングパワーの不確かさ、つまり不明確な部分であり、符号23の部分は、車両諸元の不確かさを考慮したモデルである。前輪操舵角θの入力で、道路形状の特徴量Xsum、つまり車両が道路幅のどこにいるのかを出力する。
【0025】
【数7】
Figure 0004050492
【0026】
車両諸元の不確かさを考慮した制御対象の数式モデルである式(8)(9)に基づいて制御仕様を設定した一般化プラントを図6に示す。なお、図6において、Wは道路形状の変化を表現する周波数重みであり、ν、νは定数重みであり、入力は前輪操舵角θであり、観測量yは特徴量Xsumである。
【0027】
図6の一般化プラントについて、特徴量の出力Xsumsと前輪操舵角の入力θHとをコントローラKで結合した場合、制御系の設計は、外乱入力Wから評価出力Zまでの閉ループの伝達関数Tzwにおいて、次式のノルム条件を満たすコントローラKとスーリング行列Dを見つける問題になる。
【0028】
‖DTZW−1‖∞<1
【0029】
コントローラKの設計は、MATLABのμシンセシスツールボックスを用いて行い、その結果導出された12次のコントローラを、実装を考慮して平衡実現により4次に低次元化した。
【0030】
30m/sでの直進走行中に、前方の障害物を回避する操舵を運転者が行った後、本発明による車線追従制御装置で自動的に直進状態に復帰させることを想定して行ったシミュレーション結果を図7に示す。ここで不確かさの大きさを、0、1、1.5と変化させたところ、本発明を適用した車両重心点の軌跡の変化は図7(a)に示すように、図7(b)に示した本発明を適用しないものに比し、不確かさの大きさの影響が小さく、且つ収束性もより向上していることが分かる。
【0031】
【発明の効果】
このように本発明によれば、車両諸元に不確かさがある場合でも、車線追従性能を損なわずに済むので、車線追従制御装置の精度及び安定性を高める上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車線追従制御装置が適用される車両の構成図
【図2】ず1に示した車両に搭載される操舵装置の概略構成図
【図3】路面撮像画面の概念図
【図4】車両モデル図
【図5】不確かさのモデル図
【図6】本発明の一般化プラントのブロック図
【図7】シミュレーションによる車両の重心位置の軌跡線図
【符号の説明】
1 車両
2 カメラ
16 制御ユニット

Claims (1)

  1. 走行中の道路形状を検出する道路形状検出手段と、前記道路形状検出手段の出力に基づいて走行レーンをモデリングする走行レーンモデル手段と、車両の運動状態量を検出する検出手段の出力と予め設定された車両諸元とに基づいて車両の操舵系をモデリングする車両モデル手段とを有し、前記走行レーンモデル手段と前記車両モデル手段の出力により、走行レーンを保持するように操舵装置を自動制御する車線追従制御装置であって、
    前記車両モデル手段を、制御入力θHと外乱入力Wと制御出力と評価出力Zを有する制御モデルである一般化プラントとし、車輪のコーナリングパワーと車重を車両諸元の不確かさとし、当該不確かさを前記車両モデル手段の評価出力Zに基づいて所定幅範囲の外乱入力Wに変換し、当該外乱入力Wを前記車両モデル手段に入力した制御対象モデルに基づく制御により、走行レーンを保持するように操舵装置を自動制御することを特徴とする車線追従制御装置。
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