JP4046629B2 - Icカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステム - Google Patents

Icカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家電製品やパーソナルコンピュータ等の機器に障害が発生した際に、インターネット等のネットワークを介して前記機器のメンテナンスを行う、メンテナンス方法及びメンテナンスシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家電製品等の機器のメンテナンスには、主に、サービスセンタへの電子メールや電話の問い合わせによる修理、持ち込み修理、派遣修理の3つの形態があった。サービスセンタへの電子メール等の問い合わせによる修理は、ユーザが機器の障害についての第一次報告義務を負い、サービスセンタがこの報告に基づいて機器の修理を指示するものである。持ち込み修理は、ユーザが障害の発生した機器をサービスセンタに持ち込みサービスマンが修理を行うものであり、派遣修理は、サービスセンタのサービスマンがユーザ宅等に出張して修理を行うものである。
【0003】
このような持ち込み修理や派遣修理では、ユーザの負担する費用が多大になるため、これを軽減するために、インターネットを利用したフィールドサービス方法の発明が提案されている。この発明は、ユーザが家電製品等の不具合をインターネットを通じてサービス会社に送信し、サービス会社が当該不具合に関する交換部品と作業説明書をユーザに発送するとともに、インターネットを通じて請求金額を送信するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−352020号公報(段落〔0003〕、〔0015〕、〔0016〕、〔0018〕、〔00019〕)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したフィールドサービス方法の発明のように、サービスセンタへの電子メール等による問い合わせによる修理では、ユーザが現在発生している障害をサービスセンタに正確に伝える必要がある。この場合、ユーザが必要な情報を伝えることができないときには、サービスセンタは円滑にメンテナンスサービスを進めることができないという問題があった。
【0006】
また、電源プラグが抜けている等の初歩的な障害の場合には、サービスセンタが機器を直接監視できないため、その原因を特定するのに多大な時間を費やすことがあった。さらに、障害がソフトウェアに関するものであって、単純に、その障害の対策を講じたソフトウェアの書き込みによって修理が可能な場合であっても、サービスセンタはソフトウェアの書き換え権限を持っていないため、ユーザは持ち込み修理または派遣修理に頼る必要があり、コストが膨大になるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、その目的は、機器に障害が発生した際に、多大な時間を費やすことなく低コストに且つ安全に、メンテナンスサービスを円滑に進めることが可能な、ICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明のメンテナンス方法は、家電製品等のメンテナンス対象機器に傷害が発生した場合に、前記メンテナンス対象機器をサービスセンタ側に設けられたサービスセンタシステムにインターネット等のネットワークを介して接続して、前記メンテナンス対象機器のメンテナンスを行うメンテナンス方法において、前記メンテナンス対象機器を管理するユーザ端末が、ユーザが所有するユーザICカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証するとともに、前記メンテナンス対象機器のICチップから機器情報を読み出して機器を認証し、前記ユーザICカードから前記メンテナンス対象機器に関する監視権情報及び修理権情報を読み出して、前記ユーザ情報及び前記機器情報を前記サービスセンタシステムに送信するとともに、前記監視権情報及び前記修理権情報を前記サービスセンタシステムに送信するステップと、前記サービスセンタシステムが、前記ユーザ端末からユーザ情報を受信して、前記ユーザ情報に基づいてメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであるか否かを判断するとともに、前記ユーザ端末から前記監視権情報及び前記修理権情報を受信して、前記サービスセンタのメンバが所有するサービスセンタICカードに書き込むステップと、前記サービスセンタシステムが、前記ユーザ端末から受信した前記機器情報に基づいて、メンテナンスサービス契約の対象機器であるか否かを判断するとともに、前記サービスセンタICカードから前記サービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を読み出して、前記メンバ情報に基づいて前記サービスセンタのメンバによりメンテナンスを受け得る機器として認証されるものであるか否かによってメンテナンス担当機器であるか否かを判断するステップと、前記サービスセンタシステムが、メンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであり、メンテナンスサービス契約の対象機器であり、且つ、前記サービスセンタのメンバのメンテナンス担当機器であると判断した場合に、前記監視権情報に基づいて、前記監視権情報の示す権限の範囲内で前記メンテナンス対象機器から機器状況を読み出して障害を解析し、解析結果を前記ユーザ端末に送信するとともに、前記修理権情報に基づいて前記解析結果から修理内容を特定して修理内容情報を生成し、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信するステップと、を含むことを特徴とするものである。これにより、ユーザは、電子メールや電話等によって、障害が発生した機器に関する状況を報告する必要がなくなる。また、ユーザのプライバシーは保護され、ユーザは安心してメンテナンスサービスを受けることができる。
【0009】
また、持ち込み修理や派遣修理に頼ることなく、障害を除去できる。尚、ユーザ端末は、ユーザICカードから監視権情報及び修理権情報を読み出し、これらの情報をサービスセンタシステムに送信するが、これらの情報を別々のタイミングで読み出して送信することに加え、同時に読み出して送信することも含む。
【0010】
さらに、正当なユーザのみがメンテナンスサービスを受けることができる。
【0011】
また、正当な機器に対してのみ、メンテナンスサービスを施すことができる。
【0012】
本発明のメンテナンス方法において、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容が所定のソフトウェアの書き換えであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が改定されたソフトウェアであり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから改定されたソフトウェアを修理内容情報として受信し、前記ソフトウェアに書き換えて障害を除去することを特徴とするものである。これにより、ソフトウェアの不具合が原因となる障害が発生しても、電子メール等による問い合わせによる修理、持ち込み修理及び派遣修理に頼ることなく、障害を除去できる。
【0013】
本発明のメンテナンス方法において、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容がハードウェアの障害に関するものであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が修理のためのシーケンス情報であり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから前記シーケンス情報を受信し、前記シーケンス情報のシーケンスを実行して障害を除去することを特徴とするものである。これにより、問い合わせによる処理、持ち込み修理及び派遣修理に頼ることなく、障害を除去できる。
【0014】
発明のメンテナンスシステムは、家電製品等のメンテナンス対象機器と、前記メンテナンス対象機器を管理するユーザ端末と、ユーザが所有するユーザICカードと、サービスセンタ側に設けられ、インターネットを介して前記メンテナンス対象機器及びユーザ端末と接続されるサービスセンタシステムと、前記サービスセンタのメンバが所有するサービスセンタICカードとを備え、前記サービスセンタシステムが、障害が発生した前記メンテナンス対象機器のメンテナンスを行うメンテナンスシステムであって、前記ユーザICカードは、前記メンテナンス対象機器の状況を所定の範囲内で監視可能とする監視権情報を格納する機能、前記メンテナンス対象機器を修理可能とする修理権情報を格納する機能、及び、前記ユーザICカードを所有するユーザに関するユーザ情報を格納する機能を有し、前記ユーザ端末は、前記ユーザICカードから読み出した監視権情報及び修理権情報をメンテナンス依頼情報として前記サービスセンタシステムに送信するメンテナンス依頼機能、前記ユーザICカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、前記ユーザ情報を前記サービスセンタシステムに送信する第1のユーザ認証機能、及び、メーカ名等の機器を証明する機器情報が格納された前記メンテナンス対象機器のICチップから機器情報を読み出して機器を認証し、前記機器情報を前記サービスセンタシステムに送信する第1の機器機能を有し、前記メンテナンス対象機器は、前記メンテナンス対象機器の障害に関する機器状況を前記サービスセンタシステムに送信する機器情報管理機能、及び、前記サービスセンタシステムから受信する修理内容情報に基づいて障害を除去する機器修理機能を有し、前記サービスセンタICカードは、前記ユーザ端末からサービスセンタシステムを介して受信した前記監視権情報及び前記修理権情報を格納する機能、及び、メンテナンス対象機器のメンテナンスを行うサービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を格納する機能を有し、前記サービスセンタシステムは、前記ユーザ端末からユーザ情報を受信して、前記ユーザ情報に基づいてメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであるか否かを判断する第2のユーザ認証機能、前記ユーザ端末から受信した前記機器情報に基づいて、メンテナンスサービス契約の対象機器であるか否かを判断する第2の機器認証機能、前記対象機器がメンテナンスサービス契約の対象機器である場合に、前記サービスセンタICカードから前記サービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を読み出して、前記メンバ情報に基づいて前記サービスセンタのメンバによりメンテナンスを受け得る機器として認証されるものであるか否かによってメンテナンス担当機器であるか否かを判断するメンバ認証機能、前記ユーザ端末から前記監視権情報及び前記修理権情報を受信して前記サービスセンタICカードに書き込むメンテナンス依頼受付機能、及び、メンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであり、メンテナンスサービス契約の対象機器であり、且つ、前記サービスセンタのメンバのメンテナンス担当機器であると判断した場合に、前記サービスセンタICカードから前記監視権情報を読み出し、前記監視権情報の示す権限の範囲内で、前記メンテナンス対象機器から機器状況を読み出し障害を解析するとともに、前記修理権情報に基づいて、前記解析結果から修理内容を特定して修理内容情報を生成し、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信する機器管理機能を有すること特徴とするものである。
【0018】
本発明のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムの機器管理機能は、さらに、前記障害を解析して監視結果情報を生成し、前記監視結果情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末は、さらに、前記監視結果情報を受信して画面に表示する表示機能を有することを特徴とするものである。これにより、ユーザは、障害が発生した機器の故障状況を把握できる。
【0019】
本発明のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムの機器管理機能は、さらに、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信した後に、前記メンテナンス対象機器から修理状況を読み出して修理結果情報を生成し、前記修理結果情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末の表示機能は、さらに、前記修理結果情報を受信して画面に表示することを特徴とするものである。これにより、ユーザは、障害が発生した機器の修理状況や修理が完了したことを把握できる。
【0020】
本発明のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容は所定のソフトウェアの書き換えであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報は改定されたソフトウェアであり、前記メンテナンス対象機器の機器修理機能は、前記サービスセンタシステムから改定されたソフトウェアを修理内容情報として受信し、前記ソフトウェアに書き換えて障害を除去することを特徴とするものである。
【0021】
本発明のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容がハードウェアの障害に関するものであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が修理のためのシーケンス情報であり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから前記シーケンス情報を受信し、前記シーケンス情報のシーケンスを実行して障害を除去することを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムについて、図1及び図2を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係るICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムを示す概略構成図である。このメンテナンスシステム1は、ユーザ宅2内で使用される家電製品やパーソナルコンピュータ等の機器10、当該機器10を管理するユーザ端末20、ユーザが所有するユーザICカ−ド30、ホームゲートウェイ40、サービスセンタ3内に設けられたサービスセンタシステム100及びサービスセンタ3のメンバが所有するサービスセンタICカード110を備えている。ホームゲートウェイ40とサービスセンタシステム100との間はインターネット4により接続され、機器10とホームゲートウェイ40間、ホームゲートウェイ40とユーザ端末20間は、それぞれ通信ネットワークにより接続される。また、ユーザICカード30は、ユーザ端末20に設けられた図示しないカードリーダライタにより、データの送受信を行う。同様に、サービスセンタICカード110も、サービスセンタシステム100に設けられた図示しないカードリーダライタにより、データの送受信を行う。
【0024】
このメンテナンスシステム1は、ユーザ宅2内の機器10に障害が発生した際に、ユーザICカード30に予め格納された機器10に関する機器監視・修理権情報30−3を、サービスセンタ3のメンバが所有するサービスセンタICカード110に転送することにより、ユーザからサービスセンタ3にこれらの権限を譲渡する。そして、サービスセンタシステム100が、インタネーネット4を介して機器10の機器状況を読み出して障害解析を行い、この障害解析結果に応じた修理をリモート制御により施すものである。
【0025】
機器10は、通信機能10−1、機器情報管理機能10−2及び機器修理機能10−3を有している。通信機能10−1は、ホームゲートウェイ40を介してサービスセンタシステム100及びユーザ端末20と通信する。機器情報管理機能10−2は、当該機器10の機器ID、機器名、機器種別、機器機能、機器状況等の機器10に関する情報を管理する。機器10は、機器自体の動作状況や故障状況等を検出するセンサーが取り付けられており、例えば、機器10がプリンターの場合は、カートリッジ外れ、紙切れ、紙詰まり等の機器状況を収集することができる。機器修理機能10−3は、機器10に障害が発生した際にその障害を除去するための修理を自動的に行う。例えば、機器10の障害がソフトウェアの不具合であれば、当該ソフトウェアの書き換えを、サービスセンタシステム100からの書き換え指示情報に基づいて自動的に行う。また、機器10がプリンターの場合に紙詰まりの障害が発生したのであれば、サービスセンタシステム100からの指示に基づいて、予め設けられたマニピュレーションのための逆回転用モータを動作させ、紙詰まりの障害を除去する。このように、機器10の障害がハードウェアの不具合であって、サービスセンタシステム100からの指示によって障害を除去できる場合には、機器修理機能10−3は、サービスセンタシステム100から修理シーケンス情報を受信し、当該シーケンスを実行して障害を除去する。そして、機器修理機能10−3は、修理結果等の修理に関する修理状況や修理結果を、インターネット4を介してサービスセンタシステム100に送信する。
【0026】
ユーザ端末20は、通信機能20−1、ユーザ認証機能20−2、機器管理機能20−3、メンテナンス依頼機能20−4及び機器監視/修理結果表示機能20−5を有している。通信機能20−1は、ホームゲートウェイ40を介して機器10及びサービスセンタシステム100と通信し、また、ユーザICカード30と通信する。ユーザ認証機能20−2は、ユーザICカード30からユーザ情報30−2を読み出してユーザの認証を行い、ユーザ情報をサービスセンタシステム100に送信する。機器管理機能20−3は、当該ユーザ端末20が管理する複数の機器に関する機器情報を、それぞれの機器10の機器情報管理機能10−2から読み出して管理する。
【0027】
ユーザ端末20のメンテナンス依頼機能20−4は、機器10に障害が発生した際に、ユーザにより図示しないキー入力手段から入力されるメンテナンス依頼を処理し、ユーザICカード30から当該機器10に関する監視権情報及び修理権情報を読み出し、メンテナンス依頼情報として、インターネット4を介してサービスセンタシステム100に送信する。機器監視・修理結果表示機能20−5は、サービスセンタシステム100からインターネット4を介して受信する監視結果情報及び修理結果情報を表示するとともに、ユーザICカード30に書き込む。
【0028】
ユーザICカード30は、ユーザ端末20と通信する通信機能30−1、ユーザIDやユーザ名等のユーザ情報30−2及び機器監視・修理権情報30−3を有している。機器監視・修理権情報30−3は、所定範囲内の機器状況について監視可能とする権限情報である監視権情報と、所定範囲内において修理可能とする権限情報である修理権情報とから成り、機器毎に格納される。監視権情報の示す権限の範囲内で機器状況を監視するのは、ユーザのプライバシーを保護し、安全にサービスを受けるようにするためである。例えば、機器10が病院内に設けられた医療機器の場合は、外部からその医療機器に格納されたユーザの電子カルテ情報にアクセスすることを禁止するために、そのアクセス制限が監視権情報として設定される。尚、機器監視・修理権情報30−3は、ユーザが新たに機器10を購入したときに、ユーザ端末20のキー入力手段により書き込まれる。また、ユーザが自らユーザ端末20を操作できない場合には、機器監視・修理権情報30−3は、機器10を購入した店において書き込まれる。
【0029】
ホームゲートウェイ40は、機器10、ユーザ端末20及びサービスセンタシステム100が接続されるそれぞれの通信ネットワークを中継し、通信プロトコル等の変換を行う。
【0030】
サービスセンタシステム100は、通信機能100−1、ユーザ・メンバ認証機能100−2、メンテナンス依頼受付機能100−3及び機器管理機能100−4を有する。通信機能100−1は、ホームゲートウェイ40を介して機器10及びユーザ端末20と通信し、サービスセンタICカード110と通信する。ユーザ・メンバ認証機能100−2は、ユーザICカード30のユーザ情報30−2をインターネット4を介して受信し、メンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであることを認証するとともに、サービスセンタICカード110からメンバ情報110−2を読み出してメンバの認証を行う。メンテナンス依頼受付機能100−3は、ユーザICカード30の機器監視・修理権情報30−3をインターネット4を介して受信し、これらの監視権情報及び修理権情報をサービスセンタICカード110に書き込む。
【0031】
サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4は、メンテナンスサービスを受ける契約をした全てのユーザが所有する機器10の機器情報を管理する。また、サービスセンタICカード110の機器監視・修理権情報110−3に従って、監視権の権限の範囲内で、機器10から機器情報をインターネット4を介して読み出し、障害解析調査を行い、監視結果を生成する。この監視結果をユーザ端末20に送信する。さらに、修理権の権限の範囲内で、機器10を修理し障害を除去するための修理シーケンス等を特定し、この修理内容情報を機器10及びユーザ端末20に送信する。
【0032】
サービスセンタICカード110は、サービスセンタシステム100と通信する通信機能110−1、サービスセンタ3のメンバのメンバIDやメンバ名等のメンバ情報110−2及び機器監視・修理権情報110−3を有する。機器監視・修理権情報110−3は、ユーザICカード30の機器監視・修理権情報30−3をインターネット4を介して受信して書き込まれた情報である。
【0033】
次に、機器10に故障が発生した場合に、ユーザがサービスセンタ3にその障害の調査及び修理を要求してから、サービスセンタシステム100がインターネット4を介して当該機器10を修理するまでの一連のメンテナンス手順について、図2を参照して説明する。尚、ユーザICカード30には、ユーザが機器10を購入したときに書き込まれた機器監視・修理権情報が格納されているものとする。
【0034】
まず、ユーザが、ユーザICカード30をユーザ端末20のICカードリーダ・ライタに挿入し、ユーザ端末20のキー入力手段によりメンテナンス依頼を行うと、ユーザ認証機能20−2がユーザICカード30に格納されたユーザ情報30−2を読み出してユーザの認証を行い、ユーザ情報をインターネット4を介してサービスセンタシステム100に送信する。サービスセンタシステム100のユーザ・メンバ認証機能100−2は、受信したユーザ情報に基づいて、当該ユーザがメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであることを認証する。また、サービスセンタICカード110からメンバ情報110−2を読み出してメンバを認証する。
【0035】
次に、ユーザ端末20のメンテナンス依頼機能20−5が、ユーザICカード30から機器10に関する監視権情報を読み出し、当該監視権情報をメンテナンス依頼情報としてインターネット4を介してサービスセンタシステム100に送信する。そして、サービスセンタシステム100のメンテナンス依頼受付機能100−3は、受信した機器10に関する監視権情報をサービスセンタICカード110に書き込む。
【0036】
次に、機器管理機能100−4は、サービスセンタICカード110から機器10に関する監視権情報を読み出し、この監視権情報が示す権限の範囲内において、インターネット4を介して機器10の機器情報管理機能10−2から機器状況を読み出し、機器10の障害解析調査を行う。そして、この障害解析調査の結果である監視結果情報を生成し、インターネット4を介してユーザ端末20に送信する。ユーザは、表示機能20−5により監視結果を見ることができる。例えば、機器10の電源プラグが外れている旨の表示、ネットワークケーブルが外れている旨の表示、ソフトウェアに不具合がある旨が表示される。ユーザは、この監視結果から、自らによって機器10の障害を除去できるか否かを判断する。自らによって障害を除去できると判断した場合は、例えば、電源プラグをコンセントに挿し込む処理を行い、障害を復旧させる。また、ユーザ端末20は、受信した監視結果情報をユーザICカード30に書き込む。ユーザICカード30は、監視結果情報を履歴として保持する。
【0037】
一方、ユーザが、自らによって機器10の障害を除去できないため、サービスセンタ3に修理を依頼する必要があると判断した場合は、図示しないキー入力手段によりサービスセンタ3に修理を要求する。具体的には、ユーザ端末20のメンテナンス依頼機能20−5が、ユーザICカード30から機器10に関する修理権情報を読み出し、インターネット4を介してサービスセンタシステム100に送信する。そして、サービスセンタシステム100のメンテナンス依頼受付機能100−3が、受信した機器10に関する修理権情報をサービスセンタICカード110に書き込む。
【0038】
次に、機器管理機能100−4は、サービスセンタICカード110から機器10に関する修理権情報を読み出し、その権限の範囲内において、上述した機器10の障害解析調査の結果に基づいて、機器10の障害除去のための修理内容を特定する。例えば、ソフトウェアに不具合がある場合は、その不具合を除去して改定したソフトウェアを用意する。そして、機器管理機能100−4は、この修理内容情報をインターネット4を介して機器10の機器修理機能10−3に送信する。機器10の機器修理機能10−3は、この修理内容情報に基づいて修理を行う。例えば、修理内容情報として改定したソフトウェアを受信した場合には、当該ソフトウェアに書き換える。
【0039】
また、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4は、機器10の機器修理機能10−3から修理結果等の修理に関する状況を、機器10の機器情報管理機能10−2から機器状況をそれぞれ読み出し、修理結果の報告を作成する。そして、この修理結果情報を、インターネット4を介してユーザ端末20に送信する。ユーザは、表示機能20−5により修理結果情報を見ることができる。また、ユーザ端末20は、受信した修理結果情報をユーザICカード30に書き込む。ユーザICカード30は、修理結果情報を履歴として保持する。
【0040】
このように、メンテナンスシステム1では、ユーザの機器10に関する監視権及び修理権をユーザからサービスセンタ3に譲渡し、サービスセンタ3は、この監視権及び修理権に基づいてインタ−ネット4を介してリモート制御により機器10を監視し修理する。尚、上述したメンテナンスによっても機器10に発生した障害が復旧しない場合や、機器10に他の障害が発生した場合には、既に、機器10に関する監視権情報及び修理権情報がサービスセンタICカード110に保持されていることを利用してメンテナンスを行う。具体的には、メンテナンスシステム1は、ユーザICカード30からサービスセンタICカード110に監視権及び修理権を再度譲渡することなく、サービスセンタシステム100が、ユーザ端末20からのメンテナンス依頼に基づいて、サービスセンタICカード110から機器監視・修理権情報110−3を読み出すことにより、機器10の監視及び修理を行う。
【0041】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムによれば、ユーザICカード30からサービスセンタICカード110に監視権及び修理権を譲渡し、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4が、当該機器10の機器状況を読み出して障害を解析するので、ユーザは、電子メールや電話等によって、障害が発生した機器10に関する状況を報告する必要がなくなり、負担が軽減され、メンテナンスサービスを安全且つ円滑に進めることができる。また、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4は、監視権の示す権限の範囲内で、障害が発生した機器10から機器状況を読み出すようにしたので、ユーザのプライバシーは保護され、ユーザは安心してメンテナンスサービスを受けることができる。
【0042】
また、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4が、機器10の障害解析結果により修理内容を特定して修理内容情報を当該機器10に送信し、障害を除去するので、従来の持ち込み修理や派遣修理が不要になるから、多大な費用を費やすことなく低コストにてメンテナンスサービスを円滑に進めることができる。
【0043】
また、ユーザ端末20のユーザ認証機能20−2がユーザ情報30−2に基づいてユーザを認証し、サービスセンタシステム100のユーザ・メンバ認証機能100−2が、ユーザ情報に基づいてメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであるか否かを判断するとともに、メンバ情報110−2に基づいてメンバを認証するので、正当のユーザのみがメンテナンスサービスを受けることができ、また正当なメンバのみがメンテナンスサービスを実行できるから、メンテナンスサービスシステムの安全性が向上する。
【0044】
また、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4が、監視結果情報をユーザ端末20に送信して画面に表示させるので、ユーザは、障害の発生原因や状況を把握でき、自らによって修理できるか否かを判断できる。
【0045】
また、サービスセンタシステム100の機器管理機能100−4が、修理結果情報をユーザ端末20に送信して画面に表示させるので、ユーザは、修理結果を把握でき、障害が除去されたか否かを判断できる。
【0046】
尚、上述の実施の形態では、ユーザ端末20のメンテナンス依頼機能20−5は、監視権情報と修理権情報を異なるタイミングでユーザICカード30から読み出し、サービスセンタシステム100に送信するようにしたが、同じタイミングで送信するようにしてもよい。
【0047】
また、上述の実施の形態では、ユーザ端末20を用いて機器10に関する監視権及び修理権の譲渡やメンテナンスを依頼するようにしたが、ユーザ端末20のユーザ認証機能20−2及びメンテナンス依頼機能20−5と同様の機能を機器10に持たせることにより、ユーザ端末20を用いることなく、機器10が、ユーザICカード30と直接通信し、ユーザ情報30−2や監視権等をサービスセンタシステム100に送信するようにしてもよい。
【0048】
また、上述の実施の形態では、ユーザICカード30のユーザ情報30−2及びサービスセンタICカード110のメンバ情報110−2に基づいて、ユーザの認証及びメンバの認証を行うようにしたが、機器10に付帯させたICチップからメーカ名等の機器情報を読み出して機器の認証を行うようにしてもよい。
【0049】
具体的には、機器10に、例えば、メーカ名等の機器を証明する情報を格納したICチップを付帯させる。ユーザが障害の発生した機器10のメンテナンスを依頼する際に、ユーザ端末20は、当該機器10のICチップから機器情報を読み出し、ユーザICカード30から読み出したユーザ情報30−2により、当該機器10が、ユーザ端末20により管理され当該ユーザにより所有される機器であることを認証する。そして、サービスセンタシステム100は、機器10から機器情報を読み出して、メンテナンスサービス契約の対象機器であることを認証するとともに、サービスセンタICカード110から読み出したメンバ情報110−2により、そのメンバによりメンテナンスを受け得る機器であることを認証する。例えば、あるメンバが所定のメーカの機器を担当する場合には、機器情報におけるメーカ名とメンバが担当するメーカ名とを比較してメンテナンス可能な機器か否かを判断する。これにより、機器10を認証することにより、正当な機器のみを正当なメンテナンスメンバのみがメンテナンスすることができる。以上のように、ユーザICカード30のユーザ情報30−2、機器10に付帯したICチップの機器情報及びサービスセンタICカード110のメンバ情報110−2により、それぞれ、正当なユーザが所有する正当な機器に対して、正当なメンテナンス係りがメンテナンスを行うことができるから、メンテナンスサービスをさらに安全にかつ確実に進めることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のメンテナンス方法及びメンテナンスシステムによれば、障害が発生した機器に関する監視権や修理権をユーザ側からサービスセンタ側に譲渡し、サービスセンタシステムが、サービスセンタのメンバが所有するサービスセンタICカードに書き込まれた監視権情報や修理権情報に基づいて、インターネットを介して当該機器の状況を監視して障害を解析するようにした。また、サービスセンタシステムが、障害解析結果から修理内容情報を生成し、修理内容情報を当該機器に送信することにより、障害を除去するようにした。これにより、機器に障害が発生した場合に、障害の発生原因の特定を、サービスセンタが直接監視することで、円滑に行うことができる。また、ユーザは、電子メール等の問い合わせによる修理、持ち込み修理、派遣修理に頼ることなく機器のメンテナンスサービスを受けることができ、多大な時間を費やすことなく低コストにて、メンテナンスサービスを安全に且つ円滑に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムを示す概略構成図である。
【図2】 図1のICカードを用いたメンテナンス方法及びメンテナンスシステムにおける処理手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 メンテナンスシステム
2 ユーザ宅
3 サービスセンタ
4 インターネット
10 機器
10−1,20−1,30−1,100−1,110−1 通信機能
10−2 機器情報管理機能
10−3 機器修理機能
20 ユーザ端末
20−2 ユーザ認証機能
20−3,100−4 機器管理機能
20−4,100−3 機器監視・修理権管理機能
20−5 メンテナンス依頼機能
30 ユーザICカード
30−2 ユーザ情報
30−3,110−3 機器監視・修理権情報
100 サービスセンタシステム
100−2 ユーザ・メンバ認証機能
110 サービスセンタICカード
110−2 メンバ情報

Claims (8)

  1. 家電製品等のメンテナンス対象機器に傷害が発生した場合に、前記メンテナンス対象機器をサービスセンタ側に設けられたサービスセンタシステムにインターネット等のネットワークを介して接続して、前記メンテナンス対象機器のメンテナンスを行うメンテナンス方法において
    前記メンテナンス対象機器を管理するユーザ端末が、ユーザが所有するユーザICカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証するとともに、前記メンテナンス対象機器のICチップから機器情報を読み出して機器を認証し、前記ユーザICカードから前記メンテナンス対象機器に関する監視権情報及び修理権情報を読み出して、前記ユーザ情報及び前記機器情報を前記サービスセンタシステムに送信するとともに、前記監視権情報及び前記修理権情報を前記サービスセンタシステムに送信するステップと
    前記サービスセンタシステムが、前記ユーザ端末からユーザ情報を受信して、前記ユーザ情報に基づいてメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであるか否かを判断するとともに、前記ユーザ端末から前記監視権情報及び前記修理権情報を受信して、前記サービスセンタのメンバが所有するサービスセンタICカードに書き込むステップと
    前記サービスセンタシステムが、前記ユーザ端末から受信した前記機器情報に基づいて、メンテナンスサービス契約の対象機器であるか否かを判断するとともに、前記サービスセンタICカードから前記サービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を読み出して、前記メンバ情報に基づいて前記サービスセンタのメンバによりメンテナンスを受け得る機器として認証されるものであるか否かによってメンテナンス担当機器であるか否かを判断するステップと、
    前記サービスセンタシステムが、メンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであり、メンテナンスサービス契約の対象機器であり、且つ、前記サービスセンタのメンバのメンテナンス担当機器であると判断した場合に、前記監視権情報に基づいて、前記監視権情報の示す権限の範囲内で前記メンテナンス対象機器から機器状況を読み出して障害を解析し、解析結果を前記ユーザ端末に送信するとともに、前記修理権情報に基づいて前記解析結果から修理内容を特定して修理内容情報を生成し、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信するステップと
    含むことを特徴とするメンテナンス方法。
  2. 請求項1に記載のメンテナンス方法において、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容が所定のソフトウェアの書き換えであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が改定されたソフトウェアであり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから改定されたソフトウェアを修理内容情報として受信し、前記ソフトウェアに書き換えて障害を除去することを特徴とするメンテナンス方法。
  3. 請求項に記載のメンテナンス方法において、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容がハードウェアの障害に関するものであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が修理のためのシーケンス情報であり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから前記シーケンス情報を受信し、前記シーケンス情報のシーケンスを実行して障害を除去することを特徴とするメンテナンス方法。
  4. 家電製品等のメンテナンス対象機器と、前記メンテナンス対象機器を管理するユーザ端末と、ユーザが所有するユーザICカードと、サービスセンタ側に設けられ、インターネットを介して前記メンテナンス対象機器及びユーザ端末と接続されるサービスセンタシステムと、前記サービスセンタのメンバが所有するサービスセンタICカードとを備え、前記サービスセンタシステムが、障害が発生した前記メンテナンス対象機器のメンテナンス を行うメンテナンスシステムであって、
    前記ユーザICカードは、前記メンテナンス対象機器の状況を所定の範囲内で監視可能とする監視権情報を格納する機能、前記メンテナンス対象機器を修理可能とする修理権情報を格納する機能、及び、前記ユーザICカードを所有するユーザに関するユーザ情報を格納する機能を有し、
    前記ユーザ端末は、前記ユーザICカードから読み出した監視権情報及び修理権情報をメンテナンス依頼情報として前記サービスセンタシステムに送信するメンテナンス依頼機能、前記ユーザICカードからユーザ情報を読み出してユーザを認証し、前記ユーザ情報を前記サービスセンタシステムに送信する第1のユーザ認証機能、及び、メーカ名等の機器を証明する機器情報が格納された、前記メンテナンス対象機器のICチップから機器情報を読み出して機器を認証し、前記機器情報を前記サービスセンタシステムに送信する第1の機器機能を有し、
    前記メンテナンス対象機器は、前記メンテナンス対象機器の障害に関する機器状況を前記サービスセンタシステムに送信する機器情報管理機能、及び、前記サービスセンタシステムから受信する修理内容情報に基づいて障害を除去する機器修理機能を有し、
    前記サービスセンタICカードは、前記ユーザ端末からサービスセンタシステムを介して受信した前記監視権情報及び前記修理権情報を格納する機能、及び、メンテナンス対象機器のメンテナンスを行うサービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を格納する機能を有し、
    前記サービスセンタシステムは、前記ユーザ端末からユーザ情報を受信して、前記ユーザ情報に基づいてメンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであるか否かを判断する第2のユーザ認証機能、前記ユーザ端末から受信した前記機器情報に基づいて、メンテナンスサービス契約の対象機器であるか否かを判断する第2の機器認証機能、前記対象機器がメンテナンスサービス契約の対象機器である場合に、前記サービスセンタICカードから前記サービスセンタのメンバに関するメンバID又はメンバ名を含むメンバ情報を読み出して、前記メンバ情報に基づいて前記サービスセンタのメンバによりメンテナンスを受け得る機器として認証されるものであるか否かによってメンテナンス担当機器であるか否かを判断するメンバ認証機能、前記ユーザ端末から前記監視権情報及び前記修理権情報を受信して前記サービスセンタICカードに書き込むメンテナンス依頼受付機能、及び、メンテナンスサービスを受ける契約をしたユーザであり、メンテナンスサービス契約の対象機器であり、且つ、前記サービスセンタのメンバのメンテナンス担当機器であると判断した場合に、前記サービスセンタICカードから前記監視権情報を読み出し、前記監視権情報の示す権限の範囲内で、前記メンテナンス対象機器から機器状況を読み出して障害を解析するとともに、前記修理権情報に基づいて、前記解析結果から修理内容を特定して修理内容情報を生成し、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信する機器管理機能を有することを特徴とするメンテナンスシステム
  5. 請求項4に記載のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムの機器管理機能は、さらに、前記障害を解析して監視結果情報を生成し、前記監視結果情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末は、さらに、前記監視結果情報を受信して画面に表示する表示機能を有することを特徴とするメンテナンスシステム
  6. 請求項4に記載のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムの機器管理機能は、さらに、前記修理内容情報を前記メンテナンス対象機器に送信した後に、前記メンテナンス対象機器から修理状況を読み出して修理結果情報を生成し、前記修理結果情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末の表示機能は、さらに、前記修理結果情報を受信して画面に表示することを特徴とするメンテナンスシステム
  7. 請求項4に記載のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容は所定のソフトウェアの書き換えであり、前記サービスセンタシステムによ り前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報は改定されたソフトウェアであり、前記メンテナンス対象機器の機器修理機能は、前記サービスセンタシステムから改定されたソフトウェアを修理内容情報として受信し、前記ソフトウェアに書き換えて障害を除去することを特徴とするメンテナンスシステム。
  8. 請求項4に記載のメンテナンスシステムにおいて、前記サービスセンタシステムが特定する修理内容がハードウェアの障害に関するものであり、前記サービスセンタシステムにより前記メンテナンス対象機器に送信する修理内容情報が修理のためのシーケンス情報であり、前記メンテナンス対象機器が、前記サービスセンタシステムから前記シーケンス情報を受信し、前記シーケンス情報のシーケンスを実行して障害を除去することを特徴とするメンテナンスシステム。
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