JP4046285B2 - 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置 - Google Patents

磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4046285B2
JP4046285B2 JP2004147900A JP2004147900A JP4046285B2 JP 4046285 B2 JP4046285 B2 JP 4046285B2 JP 2004147900 A JP2004147900 A JP 2004147900A JP 2004147900 A JP2004147900 A JP 2004147900A JP 4046285 B2 JP4046285 B2 JP 4046285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
servo
polarity
band
magnetic tape
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004147900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005332439A (ja
Inventor
誠治 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2004147900A priority Critical patent/JP4046285B2/ja
Publication of JP2005332439A publication Critical patent/JP2005332439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4046285B2 publication Critical patent/JP4046285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

本発明は、ヘッドの位置を特定することに寄与する磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置に関するものである。
近年、コンピュータのデータバックアップ用等に使用される磁気テープには、高密度に記録されたデータを精度良く読み取るために、サーボ信号が記録されたサーボバンドがテープ幅方向において所定の間隔で複数配設されるとともに、各サーボバンドの間にデータが記録される複数のデータトラックが設けられている。このような磁気テープにおいては、磁気ヘッドがどのデータトラックを記録・再生しているかを把握するために、テープ幅方向に配設された複数のサーボバンドのうちどのサーボバンドにヘッドが位置しているかを特定することが非常に重要となっている。
従来の技術としては、図8(a)に示すように、隣り合うサーボバンド(例えばサーボバンドSB1,SB2)に記録されたサーボ信号SSのサーボパターンSPをテープ長手方向にオフセットさせ、それらのサーボパターンSPの長手方向における位置関係を比較することで、サーボバンドの特定を行うものがある(特許文献1参照)。具体的には、例えばヘッドユニットHUが第一サーボバンドSB1と第二サーボバンドSB2とに跨るように位置する場合には、ヘッドユニットHUの一端側に設けられる第一サーボ信号読取素子SR1によって、まず、第一サーボバンドSB1上のサーボ信号SSが読み取られ、これに遅れて他端側に設けられる第二サーボ信号読取素子SR2によって第二サーボバンドSB2上のサーボ信号SSが読み取られる。
また、ヘッドユニットHUが第二サーボバンドSB2と第三サーボバンドSB3とに跨るように位置する場合には、両方のサーボ信号読取素子SR1,SR2によって同時にサーボ信号SSが読み取られる。さらに、ヘッドユニットHUが第三サーボバンドSB3と第四サーボバンドSB4とに跨るように位置する場合には、まず、第二サーボ信号読取素子SR2でサーボ信号SSが読み取られ、これに遅れて第一サーボ信号読取素子SR1でサーボ信号SSが読み取られる。すなわち、各サーボ信号読取素子SR1,SR2でサーボ信号SSを読み取るタイミングが、ヘッドユニットHUのテープ幅方向の位置によって異なるため、このタイミングの違いとヘッドユニットHUの位置とを関連付けることで、ヘッドユニットHUの位置を特定することが可能となっている。
特開平11−273040号公報(段落番号0027、図6)
しかしながら、従来の技術では、隣り合うサーボ信号SSの長手方向の位置関係を比較する必要があるため、例えば一時的にサーボ信号読取素子SR1,SR2が目詰まりし、その目詰まりの回復後にヘッドユニットHUの位置を特定するためには、各サーボ信号SSの長手方向の位置を算出するまでの時間(一方のサーボ信号読取素子で一方のサーボ信号を読み取った後、他方のサーボ信号読取素子で他方のサーボ信号を読み取るまでの時間)が必要であった。
また、オフセットしたサーボパターンSPを書き込む際には、基準となる一方のサーボバンド(例えば第一サーボバンドSB1)に書かれたサーボパターンSPに対して、正確にオフセットさせて他方のサーボバンド(例えば第二サーボバンドSB2)にサーボパターンSPを書く必要があった。そのため、図8(b)に示すように、サーボ信号書込ヘッドWHに、テープ長手方向のオフセットに相当する位置関係で正確にギャップパターンGを形成する必要があり、ヘッド製造においてコストアップの要因になっていた。
そこで、本発明では、主としてヘッドの位置を特定するための時間を短縮することができる磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明のうち請求項1に記載の発明は、磁気ヘッドのトラッキング制御をするためのサーボ信号が複数のサーボバンド上に書き込まれた磁気テープであって、前記複数のサーボバンドのうち一部のサーボバンドには、テープ長手方向の一方向を向いた極性となる前記サーボ信号が書き込まれ、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドには、テープ長手方向の他方向を向いた極性となる前記サーボ信号が書き込まれていることを特徴とする。
ここで、「極性」とは、磁気的な極性をいい、具体的には、テープ長手方向に沿って配向される磁性粉(磁性体)のS極側(またはN極側)の向きをいう。
請求項1に記載の発明によれば、例えばヘッドが一部のサーボバンド(仮に、「N極サーボバンド」と呼ぶ)と、それ以外のサーボバンド(仮に、「S極サーボバンド」と呼ぶ)とに跨っている場合では、ヘッドに設けた二つのサーボ信号読取素子で各サーボ信号を読み取ると、各サーボ信号は異なる極性となる。また、例えばヘッドがN極サーボバンド同士に跨っている場合では、二つのサーボ信号読取素子で各サーボ信号を読み取ると、各サーボ信号は同じ極性となる。そのため、隣り合うサーボバンド上の各サーボ信号の極性の組み合わせと、ヘッドの位置とを関連付けることによって、ヘッドの位置を特定することができる。また、これによれば、隣り合うサーボバンド上の各サーボ信号の極性を比較すればよいので、各サーボ信号をテープ長手方向にオフセットさせずに、同時に読み取ってヘッドの位置を特定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の磁気テープに形成される複数のサーボバンドから、特定のサーボバンドを識別するサーボバンドの識別方法であって、隣り合う二つのサーボバンド上に書き込まれたサーボ信号を読み取るサーボ信号読取工程と、前記サーボ信号読取工程で読み取った各サーボ信号の極性を比較する極性比較工程と、前記極性比較工程で比較した結果に基づいて、前記サーボバンドを識別するサーボバンド識別工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、隣り合う二つのサーボバンド上のサーボ信号をサーボ信号読取工程で読み取り、読み取った各サーボ信号の極性を極性比較工程で比較する。そして、サーボバンド識別工程において、極性比較工程で比較した結果に基づいてサーボバンドが識別されることとなる。すなわち、この方法によれば、例えばヘッドに設けた二つのサーボ信号読取素子で読み取った各サーボ信号の極性に基づいて、そのヘッドが位置しているサーボバンドを特定することができるので、ヘッドの位置を特定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の磁気テープに形成される複数のサーボバンドから、特定のサーボバンドを識別するサーボバンドの識別装置であって、隣り合う二つのサーボバンド上に書き込まれたサーボ信号を読み取る二つのサーボ信号読取素子と、前記二つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号の極性を比較する極性比較部と、前記極性比較部で比較した結果に基づいて、前記サーボバンドを識別するサーボバンド識別部とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、識別装置は、隣り合う二つのサーボバンド上のサーボ信号をサーボ信号読取素子で読み取り、読み取った各サーボ信号の極性を極性比較部で比較する。そして、サーボバンド識別部において、極性比較部で比較した結果に基づいてサーボバンドが識別されることとなる。すなわち、この装置によれば、例えば記録素子や再生素子などが設けられたヘッドに二つのサーボ信号読取素子を更に設けることによって、各サーボ信号読取素子で読み取った各サーボ信号の極性に基づいて、そのヘッドが位置しているサーボバンドを特定することができるので、ヘッドの位置を特定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の磁気テープの製造方法であって、前記サーボ信号を、テープ長手方向の一方向を向いた極性となるように、前記一部のサーボバンドに書き込む一方向極性書込工程と、前記サーボ信号を、テープ長手方向の他方向を向いた極性となるように、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに書き込む他方向極性書込工程と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、一方向極性書込工程において、一部のサーボバンドに一方向を向いた極性となるサーボ信号が書き込まれ、他方向極性書込工程において、一部のサーボバンド以外のサーボバンドに他方向を向いた極性となるサーボ信号が書き込まれるので、極性の異なるサーボ信号を各サーボバンドに応じて書き込むことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の磁気テープの製造方法であって、前記一方向極性書込工程と、前記他方向極性書込工程とを、同時に行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、一方向書込工程と他方向書込工程とが同時に行われるので、磁気テープの製造時間を短縮することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の磁気テープの製造に使用するサーボライタであって、送出リールから送り出した前記磁気テープを巻取リールで巻き取って走行させる磁気テープ走行系と、前記磁気テープの複数のサーボバンドに対応して設けられる複数のコアおよび各コアに巻回されるコイルを有し、かつ、前記各コアに形成された磁気ギャップからの漏れ磁束によって前記磁気テープの各サーボバンド上にサーボ信号を書き込むサーボ信号書込ヘッドと、を備え、前記サーボ信号書込ヘッドは、前記一部のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルの巻回方向と、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルの巻回方向とを逆向き、または、前記一部のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルに流す電流の向きと、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルに流す電流の向きとを逆向きにすることで、各磁気ギャップからの漏れ磁束がそれぞれ所定の向きを向くように構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、磁気テープ走行系によって磁気テープを走行させると、その磁気テープの一部のサーボバンドに、サーボ信号書込ヘッドの所定の磁気ギャップから漏れる一方向を向いた漏れ磁束によって、サーボ信号が所定の極性で書き込まれる。また、前記した一部のサーボバンド以外のサーボバンドには、サーボ信号書込ヘッドの前記した所定の磁気ギャップ以外の磁気ギャップから漏れる他方向を向いた漏れ磁束によって、サーボ信号が前記した所定の極性とは異なる極性で書き込まれる。そのため、このサーボライタによれば、極性の異なるサーボ信号を各サーボバンドに応じて書き込むことができる。
本発明によれば、各サーボ信号をテープ長手方向にオフセットさせずに、同時に読み取ってヘッドの位置を特定することができるので、ヘッドの位置を特定するための時間を短縮することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず最初に、図1および図2を参照して磁気テープMTに書き込まれるサーボ信号S1〜S5について説明する。
図1に示すように、磁気テープMTには、テープ長手方向に沿って形成される五本のサーボバンドSB1〜SB5がテープ幅方向に等間隔で配設され、これらのサーボバンドSB1〜SB5の間にデータバンドDB1〜DB4が配設されている。そして、各サーボバンドSB1〜SB5には、磁気ヘッドのトラッキング制御をするための所定のサーボ信号S1〜S5が書き込まれている。
サーボ信号S1〜S5は、図2に示すようなサーボパターンSPをテープ長手方向に沿って繰り返し設けることによって形成されている。そして、このサーボパターンSPは、非平行な縞である第一サブフレーム11および第二サブフレーム12を有している。なお、各サーボ信号S1〜S5の各サーボパターンSPは、図1に示すように、テープ長手方向において略同じ位置となるように、すなわちテープ長手方向にオフセットされずに形成されている。
第一サブフレーム11は、テープ長手方向に対して斜めに形成される五本の線状パターンL1〜L5と、これらに対して対称に形成される五本の線状パターンL6〜L10とで非平行なハの字状に形成されている。また、第二サブフレーム12は、テープ長手方向に対して斜めに形成される四本の線状パターンL11〜L14と、これらと対称に形成される四本の線状パターンL15〜L18とで構成されている。
ちなみに、これらの線状パターンL1〜L18が後記するハの字状のギャップパターンG(図5参照)で形成されることにより、図示左側から順に一対のハの字となる線状パターン(L1,L6)、(L2,L7)、(L3,L8)、(L4,L9)、(L5,L10)、(L11,L15)、(L12,L16)、(L13,L17)、(L14,L18)の間隔はそれぞれ前記ギャップパターンGの間隔と同じ長さになっている。
また、前記した線状パターンL1〜L18は、各サーボ信号S1〜S5に応じて異なる極性で形成されている。以下に、各サーボ信号S1〜S5の極性について詳細に説明する。なお、この説明では、便宜上、前記したサーボバンドSB1〜SB5をそれぞれ第一サーボバンドSB1、第二サーボバンドSB2、・・・、第五サーボバンドSB5とも呼び、データバンドDB1〜DB4をそれぞれ第一データバンドDB1、・・・、第四データバンドDB4とも呼び、サーボ信号S1〜S5をそれぞれ第一サーボ信号S1、・・・、第五サーボ信号S5とも呼ぶこととする。
図1に示すように、所定のサーボバンドである第一サーボバンドSB1、第二サーボバンドSB2、第五サーボバンドSB5には、所定の極性となる第一サーボ信号S1、第二サーボ信号S2、第五サーボ信号S5が書き込まれている。また、前記した所定のサーボバンドSB1,SB2,SB5以外のサーボバンドである第三サーボバンドSB3、第四サーボバンドSB4には、前記したサーボ信号S1,S2,S5とは逆の極性となる第三サーボ信号S3、第四サーボ信号S4が書き込まれている。
具体的に、サーボ信号S1,S2,S5は、図3(a)に示すように、その線状パターンL1〜L18(線状パターンL1〜L4のみを図示)を構成する磁性体(図示せず)のS極側が全てテープ長手方向の一方向(図の右方向)を向くように形成されることで、各線状パターンL1〜L18の一方向側(図の右側)がS極となり、他方向側(図の左側)がN極となる極性で形成されている。なお、以下の説明では、便宜上、テープ長手方向の一方向を「右方向」と呼び、他方向を「左方向」と呼ぶこととする。
また、サーボ信号S3,S4は、図3(b)に示すように、その線状パターンL1〜L18(線状パターンL1〜L4のみを図示)を構成する磁性体(図示せず)のS極側が全て左方向を向くように形成されることで、各線状パターンL1〜L18の右側がN極となり、左側がS極となる極性で形成されている。すなわち、サーボ信号S1,S2,S5が右向きの極性で形成されるとともに、サーボ信号S3,S4が左向きの極性で形成されることになっている。
なお、図3(a)および(b)の右側に示す図は、後記するサーボ信号読取素子31b(または31c)が線状パターンL1〜L4を読み取ったときの信号を表わしている。これによれば、右向きの極性となるサーボ信号S1等を線状パターンL1から線状パターンL4へと順に読み取る場合では、図3(a)に示すように、サーボ信号読取素子31b(31c)は、最初に負の信号を検出し、その後は交互に正の信号、負の信号を検出していく。また、左向きの極性となるサーボ信号S3等を線状パターンL1から線状パターンL4へと順に読み取る場合では、図3(b)に示すように、サーボ信号読取素子31b(31c)は、最初に正の信号を検出し、その後は交互に負の信号、正の信号を検出している。
次に、図4および図5を参照して、磁気テープMTにサーボ信号S1〜S5を書き込むためのサーボライタSWについて説明する。
図4に示すように、サーボライタSWは、主に、送出リールSW1、巻取リールSW2、駆動装置SW3、パルス発生回路SW4、サーボ信号書込ヘッドWH、制御装置SW5およびベリファイ装置SW7を備えている。また、サーボライタSWは、図示しない、電源装置、磁気テープMTをクリーニングするクリーニング装置等も装備している。
送出リールSW1では、サーボ信号S1〜S5の書き込み前に幅広のウェブ原反から製品幅に裁断された磁気テープMT’が大径巻のパンケーキでセットされており、サーボ信号S1〜S5の書き込み時に磁気テープMT’を送り出している。送出リールSW1から送り出された磁気テープMT’は、ガイドSW6等に案内されてサーボ信号書込ヘッドWHに搬送される。そして、サーボ信号書込ヘッドWHでサーボ信号S1〜S5が書き込まれた磁気テープMTは、ガイドSW6等に案内されて巻取リールSW2まで搬送される。巻取リールSW2は、駆動装置SW3に回転駆動され、サーボ信号S1〜S5が書き込まれた磁気テープMTを巻き取っている。
駆動装置SW3は、巻取リールSW2を回転駆動するための装置であり、図示しないモータ、モータに電流を供給するためのモータ駆動回路およびモータ軸と巻取リールSW2とを連結するためのギヤ等を備えている。駆動装置SW3では、制御装置SW5からのモータ電流信号に基づいてモータ駆動回路でモータ電流を発生し、このモータ電流をモータに供給し、さらにギヤを介してモータの回転駆動力を巻取リールSW2に伝達して巻取リールSW2を回転駆動している。
なお、送出リールSW1、巻取リールSW2、駆動装置SW3およびガイドSW6が特許請求の範囲にいう磁気テープ走行系に相当する。
パルス発生回路SW4は、制御装置SW5からのパルス制御信号に基づいてサーボ信号書込ヘッドWHに設けられた複数のコイルC(図5参照)に記録パルス電流を供給する回路であり、これらのコイルCごとにそれぞれ独立して設けられている。具体的に、このパルス発生回路SW4は、図5に示すように、第一パルス発生回路SW41、第二パルス発生回路SW42、第三パルス発生回路SW43、第四パルス発生回路SW44および第五パルス発生回路SW45を有している。
第一パルス発生回路SW41、第二パルス発生回路SW42および第五パルス発生回路SW45は、制御装置SW5(図4参照)からのパルス制御信号に基づいて、プラス極性をもつパルス電流とゼロ電流とを交互に発生させることで、右向きの極性となるサーボ信号S1,S2,S5をサーボバンドSB1,SB2,SB5の所定位置に書き込んでいる。なお、記録パルス電流は、ギャップパターンGからの漏れ磁束により磁気テープMT’の磁性層を磁化するのに十分な電流値であり、サーボ信号書込ヘッドWHのコイルCの特性等を考慮して設定される。
また、第三パルス発生回路SW43および第四パルス発生回路SW44は、制御装置SW5(図4参照)からのパルス制御信号に基づいて、マイナス極性をもつパルス電流とゼロ電流とを交互に発生させることで、左向きの極性となるサーボ信号S3,S4をサーボバンドSB3,SB4の所定位置に書き込んでいる。なお、第三パルス発生回路SW43および第四パルス発生回路SW44で発生させるパルス電流は、前記したパルス発生回路SW41,SW42,SW45で発生させたパルス電流とは逆の極性のパルス電流であればよい。すなわち、例えばパルス発生回路SW41,SW42,SW45で発生させるパルス電流をマイナス極性とし、パルス発生回路SW43,SW44で発生させるパルス電流をプラス極性としてもよい。
サーボ信号書込ヘッドWHは、各サーボバンドSB1〜SB5に対応して設けられる五つのヘッドコアHCと、ヘッドコアHCの一部に巻回されるコイルCと、各ヘッドコアHCに形成されるハの字状の非平行なギャップパターン(磁気ギャップ)Gとを有し、それぞれのギャップパターンGからの漏れ磁束によってサーボ信号S1〜S5を書き込んでいる。そして、各ギャップパターンGは、テープ長手方向において略同じ位置となるように形成されている。
なお、このテープ幅方向に等間隔に配設された各ギャップパターンGは、そのテープ幅方向の位置は厳密に規定しなければならないが、テープ長手方向の位置については厳密に規定する必要はなく、他のギャップパターンGと多少ずれていてもよい。なぜなら、このようにテープ長手方向で多少ずれた各ギャップパターンGで各サーボ信号S1〜S5が互いにずれて形成されたとしても、本実施形態では各サーボ信号S1〜S5の極性を参照することでサーボバンドSB1〜SB5を特定できるからである。これにより、従来のようにサーボ信号書込ヘッドにオフセットしたギャップを正確に形成する必要がなく、サーボ信号書込ヘッドWHの製造においてコストダウンを図ることができる。
ベリファイ装置SW7は、磁気テープMTに書き込まれたサーボ信号S1〜S5の検査を行うものであり、主に、サーボ信号S1〜S5を読み取るための検査ヘッド(図示せず)と、この検査ヘッドで読み取ったサーボ信号S1〜S5が正常な状態であるか否か、すなわちサーボ信号S1〜S5が正常に書き込まれているか否かを検査する検査部(図示せず)とを有している。
次に、サーボライタSWによって磁気テープMTにサーボ信号S1〜S5を書き込む方法について図4および図5を参照して説明する。
図4に示すように、走行系により磁気テープMTの走行を開始するとともに、図5に示す各パルス発生回路SW41〜SW45からサーボ信号書込ヘッドWHの各ヘッドコアHCに巻かれた各コイルCに所定の記録電流パターンを供給する。このように各ヘッドコアHCに所定の記録電流が供給されると、各ギャップパターンGによって各サーボバンドSB1〜SB5にそれぞれ所定のサーボ信号S1〜S5が記録される。そして、このように記録されたサーボ信号S1〜S5のうち第一サーボ信号S1、第二サーボ信号S2および第五サーボ信号S5が右向きの極性となり、第三サーボ信号S3および第四サーボ信号S4が左向きの極性となる。
次に、本発明に係るサーボバンドの識別装置の一例としての磁気テープドライブについて図6を参照して説明する。
図6に示すように、磁気テープドライブ3は、ヘッドユニット(磁気ヘッド)31と、極性比較部32と、サーボバンド識別部33とで主に構成されている。
ヘッドユニット31は、データバンドDB1〜DB4にデータを記録・再生する複数の記録再生素子31aと、五つのサーボバンドSB1〜SB5のうち隣り合う二つのサーボバンド(図ではサーボバンドSB1,SB2)上に書き込まれたサーボ信号(図ではサーボ信号S1,S2)を読み取る第一サーボ信号読取素子31bおよび第二サーボ信号読取素子31cとを主に備えている。そして、第一サーボ信号読取素子31bおよび第二サーボ信号読取素子31cで読み取った信号は、極性比較部32に出力されている。
極性比較部32は、二つのサーボ信号読取素子31b,31cで読み取った二つのサーボ信号(例えばサーボ信号S1,S2)の極性を比較し、その結果をサーボバンド識別部33に出力している。具体的に、極性比較部32は、図7(a)に示すように、第一サーボ信号読取素子31bで読み取ったサーボ信号の極性と、第二サーボ信号読取素子31cで読み取ったサーボ信号の極性とを比較し、これらの極性が第一サーボ信号読取素子31b側から順にそれぞれ「右、右」である場合には「4」というデータを生成して、そのデータをサーボバンド識別部33に出力している。また、極性比較部32は、各サーボ信号読取素子31b,31cで読み取ったサーボ信号の極性が、図7(b)に示すように、それぞれ「右、左」である場合には「2」というデータを生成し、図7(c)に示すように、「左、左」である場合には「1」というデータを生成し、図7(d)に示すように、「左、右」である場合には「3」というデータを生成して、サーボバンド識別部33に出力している。
サーボバンド識別部33は、極性比較部32で生成した「4」というデータに基づいて、各サーボ信号読取素子31b,31cが位置しているサーボバンドが、第一サーボバンドSB1および第二サーボバンドSB2であると識別するとともに、ヘッドユニット31の位置が第四データバンドDB4上であると特定している。同様に、サーボバンド識別部33は、ヘッドユニット31の位置を、「2」というデータに基づいて第二データバンドDB2上であると特定し、「1」というデータに基づいて第一データバンドDB1上であると特定し、「3」というデータに基づいて第三データバンドDB3上であると特定している。
続いて、磁気テープドライブ3によるヘッドユニット31の位置の特定方法(サーボバンドの識別方法)について説明する。
図6に示すように、ヘッドユニット31が第四データバンドDB4上に位置している際に、例えば第一サーボ信号読取素子31bが一時的に目詰まりし、その後回復したときは、その回復した第一サーボ信号読取素子31bと第二サーボ信号読取素子31cとによって、第一サーボ信号S1および第二サーボ信号S2が略同時に読み取られる。そして、読み取られた第一サーボ信号S1および第二サーボ信号S2は、それぞれ極性比較部32に出力され、この極性比較部32においてその極性が比較される。
極性比較部32では、図7(a)に示すように、右方向の極性を示す第一サーボ信号S1と、右方向の極性を示す第二サーボ信号S2とに基づいて「4」というデータが生成され、このデータがサーボバンド識別部33に出力される。そして、このサーボバンド識別部33は、「4」というデータに基づいて、ヘッドユニット31の位置が第四データバンドDB4上であると特定する。
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
二つのサーボ信号S1,S2の極性に基づいてヘッドユニット31の位置を特定することによって、各サーボ信号S1〜S5をテープ長手方向にオフセットさせる必要がなくなり、二つのサーボ信号S1,S2を同時に読み取ることが可能となるので、ヘッドユニット31の位置を特定するための時間を短縮することができる。
各線状パターンL1〜L18が同じ極性で形成されるので、サーボ信号読取素子31b,31cによってどの線状パターンを読み取っても極性は変わらない。そのため、例えばサーボ信号読取素子31bの目詰まりの回復直後に、サーボ信号読取素子31bがサーボパターンSPにおけるテープ長手方向のどの位置に位置していても近傍の一つの線状パターンを読み取るだけで、即座に極性が比較され、サーボバンドの識別、すなわちヘッドユニット31の位置の特定が迅速に行われることとなる。
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、各コイルCに供給するパルス電流の極性を適宜変えることで、各ギャップパターンGからの漏れ磁束の向きを設定したが、本発明はこれに限定されず、例えば各コイルCの巻回方向を適宜変えることで、漏れ磁束の向きを設定してもよい。
本発明に係る磁気テープを示す平面図である。 図1のサーボ信号を示す拡大図である。 図2の線状パターンの詳細を示す図であり、右方向の極性をもつ線状パターンを示す説明図(a)と、左方向の極性をもつ線状パターンを示す説明図(b)である。 本発明に係るサーボライタを示す構成図である。 図4のサーボライタのサーボ信号書込ヘッドを示す平面図である。 本発明に係るサーボバンドの識別装置の一例としての磁気テープドライブを示す平面図である。 図6の極性比較部の動作を示す図であり、サーボ信号の極性が「右、右」である場合の説明図(a)と、サーボ信号の極性が「右、左」である場合の説明図(b)と、サーボ信号の極性が「左、左」である場合の説明図(c)と、サーボ信号の極性が「左、右」である場合の説明図(d)である。 サーボパターンがテープ長手方向にオフセットされてサーボバンド上に書き込まれた従来の磁気テープを示す平面図(a)と、ギャップパターンがオフセットされて形成された従来のサーボ信号書込ヘッドを示す平面図(b)である。
符号の説明
3 磁気テープドライブ
31 ヘッドユニット
31b 第一サーボ信号読取素子
31c 第二サーボ信号読取素子
32 極性比較部
33 サーボバンド識別部
C コイル
G ギャップパターン
HC ヘッドコア
MT 磁気テープ
S1 第一サーボ信号
S2 第二サーボ信号
S3 第三サーボ信号
S4 第四サーボ信号
S5 第五サーボ信号
SB サーボバンド
SW サーボライタ
SW1 送出リール
SW2 巻取リール
SW3 駆動装置
SW4 パルス発生回路
SW41 第一パルス発生回路
SW42 第二パルス発生回路
SW43 第三パルス発生回路
SW44 第四パルス発生回路
SW45 第五パルス発生回路
SW5 制御装置
SW6 ガイド
SB1 第一サーボバンド
SB2 第二サーボバンド
SB3 第三サーボバンド
SB4 第四サーボバンド
SB5 第五サーボバンド
WH サーボ信号書込ヘッド

Claims (6)

  1. 磁気ヘッドのトラッキング制御をするためのサーボ信号が複数のサーボバンド上に書き込まれた磁気テープであって、
    前記複数のサーボバンドのうち一部のサーボバンドには、テープ長手方向の一方向を向いた極性となる前記サーボ信号が書き込まれ、
    前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドには、テープ長手方向の他方向を向いた極性となる前記サーボ信号が書き込まれていることを特徴とする磁気テープ。
  2. 請求項1に記載の磁気テープに形成される複数のサーボバンドから、特定のサーボバンドを識別するサーボバンドの識別方法であって、
    隣り合う二つのサーボバンド上に書き込まれたサーボ信号を読み取るサーボ信号読取工程と、
    前記サーボ信号読取工程で読み取った各サーボ信号の極性を比較する極性比較工程と、
    前記極性比較工程で比較した結果に基づいて、前記サーボバンドを識別するサーボバンド識別工程と、を備えることを特徴とするサーボバンドの識別方法。
  3. 請求項1に記載の磁気テープに形成される複数のサーボバンドから、特定のサーボバンドを識別するサーボバンドの識別装置であって、
    隣り合う二つのサーボバンド上に書き込まれたサーボ信号を読み取る二つのサーボ信号読取素子と、
    前記二つのサーボ信号読取素子が読み取った各サーボ信号の極性を比較する極性比較部と、
    前記極性比較部で比較した結果に基づいて、前記サーボバンドを識別するサーボバンド識別部とを備えることを特徴とするサーボバンドの識別装置。
  4. 請求項1に記載の磁気テープの製造方法であって、
    前記サーボ信号を、テープ長手方向の一方向を向いた極性となるように、前記一部のサーボバンドに書き込む一方向極性書込工程と、
    前記サーボ信号を、テープ長手方向の他方向を向いた極性となるように、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに書き込む他方向極性書込工程と、を備えることを特徴とする磁気テープの製造方法。
  5. 請求項4に記載の磁気テープの製造方法であって、
    前記一方向極性書込工程と、前記他方向極性書込工程とを、同時に行うことを特徴とする磁気テープの製造方法。
  6. 請求項1に記載の磁気テープの製造に使用するサーボライタであって、
    送出リールから送り出した前記磁気テープを巻取リールで巻き取って走行させる磁気テープ走行系と、
    前記磁気テープの複数のサーボバンドに対応して設けられる複数のコアおよび各コアに巻回されるコイルを有し、かつ、前記各コアに形成された磁気ギャップからの漏れ磁束によって前記磁気テープの各サーボバンド上にサーボ信号を書き込むサーボ信号書込ヘッドと、を備え、
    前記サーボ信号書込ヘッドは、前記一部のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルの巻回方向と、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルの巻回方向とを逆向き、または、前記一部のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルに流す電流の向きと、前記一部のサーボバンド以外のサーボバンドに対応して設けられた前記コイルに流す電流の向きとを逆向きにすることで、各磁気ギャップからの漏れ磁束がそれぞれ所定の向きを向くように構成されていることを特徴とするサーボライタ。
JP2004147900A 2004-05-18 2004-05-18 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置 Expired - Fee Related JP4046285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147900A JP4046285B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147900A JP4046285B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005332439A JP2005332439A (ja) 2005-12-02
JP4046285B2 true JP4046285B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=35487000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147900A Expired - Fee Related JP4046285B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4046285B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7511908B2 (en) * 2005-11-18 2009-03-31 International Business Machines Corporation Magnetic-polarity encoded servo position information for magnetic-based storage media
US7529061B2 (en) * 2008-02-01 2009-05-05 International Business Machines Corporation Tape drive for maintaining lateral position utilizing longitudinally shifted servo pattern with increased sampling rate

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005332439A (ja) 2005-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4046284B2 (ja) 磁気テープおよびその製造方法、ならびにサーボライタおよびサーボ信号の書込み方法
JP6820881B2 (ja) 磁気テープカートリッジ、磁気テープカートリッジの製造方法、磁気テープカートリッジの製造装置、記録再生装置、及び制御方法
US7623310B2 (en) Magnetic recording medium, servo signal write head unit, and servo writer
JP2005063623A (ja) サーボライタおよびサーボライト方法
US20150062741A1 (en) High density timing based servo format
CN112447197B (zh) 记录再生装置、记录再生方法以及记录介质
JP2003157634A (ja) サーボ信号書き込み方式
JP2005085421A (ja) 磁気テープおよびその製造方法、ならびにサーボライタおよびサーボ信号の書込み方法
JP6817981B2 (ja) 磁気テープ、磁気テープの製造方法、磁気テープの製造装置、及び記録再生システム
JP7416889B2 (ja) 記録再生装置、記録再生方法、及び磁気テープカートリッジ
JP2004318983A (ja) 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置
JP2005166140A (ja) 磁気テープカートリッジおよびサーボライタ、ならびに磁気テープドライブおよびサーボ信号読取方法
JP2007257728A (ja) サーボライタ、信号出力制御方法、信号出力制御プログラムおよび信号出力制御方法を用いた磁気テープの製造方法
JP4046285B2 (ja) 磁気テープおよびその製造方法、サーボライタ、ならびにサーボバンドの識別方法および装置
JP6945694B2 (ja) 磁気テープカートリッジ、磁気テープカートリッジの製造方法、磁気テープカートリッジの製造装置、記録再生装置、及び制御方法
US10607644B2 (en) Magnetic tape, manufacturing method of magnetic tape, manufacturing device of magnetic tape, and recording and reproducing system

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061212

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4046285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees