JP4041732B2 - Image forming apparatus and process cartridge - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。詳しくは、表面に現像剤を担持し、像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持体を用いる現像装置を備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記画像形成装置の現像剤担持体として例えば現像スリーブの表面は、低速機の場合を除き、サンドブラスト加工または溝加工等の荒らし加工を施している。これは高速で回転する現像スリーブ上で現像剤がスリップして停滞することによる画像濃度の低下の発生を防止するためである。
【0003】
上記サンドブラスト加工では、現像スリーブ材質として、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂の使用が可能であるが、コスト及び精度を考慮するとアルミニウムが一般的である。アルミニウム製の現像スリーブにサンドブラスト加工を行う場合、例えば、高温でスリーブ状に押し出されたアルミ管に冷間で砥粒を吹き付け表面に凹凸を作る。表面粗さは、Rz5〜15μm程度が多く使用される。このようにサンドブラスト加工を施した現像スリーブでは、高速で回転しても、現像剤は凹凸に引っかかりスリップの発生が防止可能となる。
ところが、サンドブラスト加工を施した現像スリーブでは、経時で表面の凹凸が摩耗し、現像剤搬送能力が低下するという耐久性の問題がある。現像スリーブ材質を高硬度のステンレスにしたり、表面の硬化処理を施したりすることで改善されるが、コストアップになってしまう。
【0004】
また、上記溝加工では、現像スリーブ材質として、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂の使用が可能であるが、コスト及び精度を考慮するとアルミニウムが一般的である。アルミニウム製の現像スリーブに溝加工を行う場合、例えば、高温でスリーブ状に押し出されたアルミ管を冷間で引き抜き、ダイスにより溝を形成する。溝の形状としては台形型、V字型、U字型等が一般的である。また、溝の深さは現像スリーブ表面から0.2mm程度、溝の数は例えば外径φ25の現像スリーブで50本程度が一般的である。このように溝加工を施した現像スリーブでは、高速で回転しても、現像剤は溝部に引っかかりスリップの発生が防止可能となる。また、サンドブラスト加工を施した現像スリーブに比べ長期間の使用でも摩耗が少なく、安定した現像剤の搬送が可能という利点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記溝加工を施した現像スリーブでは、溝による画像濃度の周期的な変動、いわゆるピッチムラの発生が見られる。一般に溝が深いほど現像剤搬送性能は向上するがピッチムラが発生しやすくなる。一方、溝が浅いほどピッチムラは発生しにくくなるが現像剤搬送性能が低下する。特に近年では、小粒径トナーやキャリアの画像形成技術の進歩、及び、近接現像の画像形成技術の進歩等により画像再現性が向上しているため、ピッチムラが発生しやすくなっている。
【0006】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像剤担持体の溝の深さを最適な範囲に設定することで、ピッチムラの発生を防止しつつ、現像剤搬送性能を維持することができる画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有し、該現像手段として、表面に現像剤を担持し、像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持体を備えた現像装置を用いる画像形成装置において、上記現像剤担持体として、長手方向に延びる複数の溝を表面に有し、該溝の深さが0.05mm以上、0.15mm以下であり、該溝の断面形状がV字型であり、該V字の開き角度が60°以上、120°以下である現像剤担持体を用い、体積平均粒径が4μm以上、8.5μm以下のトナーと粒径が30〜80μmのキャリアとを有し該トナーの帯電量が15〜50μc/gであり該キャリアに対するトナー被覆率が50〜120%である現像剤を用い、上記溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上であり、上記像担持体と上記現像剤担持体との間の現像ギャップが0.3〜0.6mmであり、上記像担持体の線速が100〜500mm/secであり、上記現像剤担持体とその現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制するドクタとのギャップが0.3〜0.6mmであり、上記現像剤担持体の外径が16〜40mmであり、上記像担持体の線速に対する上記現像剤担持体の線速の比が1.5〜3.0であることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、像担持体と該像担持体上の潜像を現像する現像手段とが一体的に支持され、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成され、表面に現像剤を担持し、像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持体を備えた現像装置を用いるプロセスカートリッジであって、上記現像剤担持体として、長手方向に延びる複数の溝を表面に有し、該溝の深さが0.05mm以上、0.15mm以下であり、該溝の断面形状がV字型であり、該V字の開き角度が60°以上、120°以下である現像剤担持体を用い、体積平均粒径が4μm以上、8.5μm以下のトナーと粒径が30〜80μmのキャリアとを有し該トナーの帯電量が15〜50μc/gであり該キャリアに対するトナー被覆率が50〜120%である現像剤を用い、上記溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上であり、上記像担持体と上記現像剤担持体との間の現像ギャップが0.3〜0.6mmであり、上記像担持体の線速が100〜500mm/secであり、上記現像剤担持体とその現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制するドクタとのギャップが0.3〜0.6mmであり、上記現像剤担持体の外径が16〜40mmであり、上記像担持体の線速に対する上記現像剤担持体の線速の比が1.5〜3.0であることを特徴とするものである。
【0008】
請求項1の画像形成装置に用いる現像装置における現像剤担持体は、その表面に長手方向に延びる複数の溝を有している。この溝の深さは現像剤担持体の表面から0.05mm以上、0.15mm以下である。実験によれば、図4に示すように、現像剤担持体に形成した溝の深さが0.15mmよりも深いとピッチムラが発生してしまう。これは、現像剤担持体の溝の深さが0.15mmよりも深いと、像担持体と現像剤担持体とが対向している現像領域において、像担持体と現像剤担持体の溝とが対向したときに、像担持体と溝との間の現像電界が弱くなって現像能力が低下し、溝に対向した部分の像担持体上で現像濃度が薄くなってしまうためと考えられる。一方、溝深さが0.05mmよりも浅いとピッチムラは発生しないが、現像剤搬送性能が低下してしまう。この現像剤搬送性能が低下する原因としては、現像剤担持体の溝の深さが0.05mmよりも浅いと、現像剤担持体上で現像剤がスリップしたり、溝による現像剤の搬送量が低下したりするためと考えられる。以上のように、請求項1の現像装置における現像剤担持体では、現像剤担持体表面の溝の深さを0.05mm以上、0.15mm以下の範囲内としたので、ピッチムラ防止と現像剤搬送性能の維持とを図り、濃度ムラのない現像を行なうことができる。
請求項2のプロセスカートリッジでは、静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段として、上記現像装置を用いることにより、ピッチムラの防止と現像剤搬送性能の維持とを図り、濃度ムラのない高品質な画像を形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形態に係るプリンタの要部概略構成図である。
潜像担持体である感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラー等で感光体ドラム1の表面を帯電する帯電装置2、レーザー光線等で感光体ドラム1の一様帯電処理面に潜像を形成する露光装置3、感光体ドラム1上において潜像に対し帯電したトナーを付着させることでトナー像を形成させる現像装置4、転写ベルトまたは転写ローラー、チャージャー等で感光体ドラム1上に形成されたトナー像を記録紙6に転写する転写装置5、転写後に感光体ドラム1上に残ったトナーを除去するクリーニング装置7、感光体ドラム1上の残留電位を除去する除電装置8、が順に配列されている。
【0010】
上記構成のプリンタにおいて、帯電装置2の帯電ローラによって表面を一様に帯電された感光体1は、露光装置3によって静電潜像を形成され、現像装置4によってトナー像を形成される。当該トナー像は転写装置5によって感光体ドラム1表面から、不図示の給紙トレイから搬送された記録紙6へ転写される。その後記録紙上のトナー像は不図示の定着装置によって記録紙に定着される。一方、転写されずに感光体ドラム上に残ったトナーはクリーニング装置7によって回収される。残留トナーを除去された感光体ドラム1は除電ランプ8で初期化され、次回の画像形成プロセスに供される。
【0011】
次に、上記現像装置4の構成を図2に基づき説明する。現像装置4は、現像容器4Aとトナー補給部4Bとで構成されており、そのうち現像容器4A内には現像剤担持体としての現像ローラ41が、潜像担持体としての感光体ドラム1に近接するようにして配置されており、両者の対向部分に現像領域が形成されるようになっている。
【0012】
上記現像ローラ41には、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒状に形成してなる現像スリーブ43が図示を省略した回転駆動機構によって矢印方向すなわち反時計回り方向に回転されるようにして備えられている。現像スリーブ43内には該現像スリーブ43の表面上に現像剤を穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体44が固定状態で備えられている。このとき現像剤を構成するキャリアは、上記磁石ローラ体44から発せられる磁力線に沿うようにして現像スリーブ43上にチェーン状に穂立ちされるとともに、このチェーン状に穂立ちされたキャリアに対して帯電トナーが付着されて磁気ブラシが形成されるようになっている。形成された磁気ブラシは、現像スリーブ43の回転移送にともなって現像スリーブ43と同方向、すなわち反時計回り方向に移送されることとなる。現像剤の搬送方向すなわち反時計回り方向における前記現像領域の上流側部分には、現像剤チェーン穂の穂高さすなわち現像剤の量を規制するドクターブレード45が設置されている。
【0013】
さらに上記現像ローラ41の後方領域には、撹拌ローラ46およびパドルホィール47が設けられており、撹拌ローラ46により撹拌混合されて現像剤がパドルホィール47によって汲み上げられるようになっている。現像ローラ41、パドルホイール47、撹拌ローラ46を包み込むように現像剤収納部材としての現像剤ケース51が下側に配置されている。
【0014】
また、上記トナー補給部4Bは、例えば、感光体ドラム1に供給されるトナーの濃度が低下したことをトナー濃度センサ48が検知した場合、トナー補給ローラ4B1の回転によりトナーTを撹拌ローラ46に向け繰り出すようになっている。そして、前述したドクターブレード45の近傍には、延長方向一端をドクターブレード45の近傍に位置させ、延長方向他端を撹拌ローラ46の上に位置させたセパレータ49がそれぞれ配置されており、このセパレータ49における延長方向他端には、回転可能な搬送スクリュー50が配置されている。
【0015】
上記構成の現像容器4Aにおいては、パドルホィール47の回転によって現像剤が汲み上げられ、現像ローラ41に向け放出され、磁石ローラ体44の磁力により現像ローラ41の表面に担持される。そして、現像ローラ41に担持された現像剤は、現像スリーブ43の回転に伴って表面を移動し、ドクターブレード45によって層厚を規制された上で、現像ローラ41と感光体ドラム1とが対向する現像領域Dを通過し、現像剤ケース51との間隙を通過し、磁石ローラ体44の磁力が作用しなくなる位置で現像ケース51の底部に落下し、再度、パドルホィール47により撹拌される。また、ドクターブレード45によって掻き取られた余剰の現像剤は、セパレータ49上に配置された複数の傾斜するフィン49aによって画像形成装置奥側に順次搬送される。セパレータ49の最奥端には現像剤案内路が配置され、その延長方向他端に位置する搬送スクリュー50に向け案内され、搬送スクリュー50により前述とは反対に画像形成装置の手前側に搬送され、最手前端に配置された撹拌ローラ46と対向する図示しないスリットを通して落下する。この前後それぞれの現像剤の搬送により、画像形成装置前後方向においてトナー濃度が均一になるよう撹拌されると同時に前後それぞれの現像剤の搬送量を等しく設定することにより現像剤の水準を一定に維持可能である。
【0016】
次に、本実施形態の特徴部である現像スリーブについて説明する。
図3は、現像スリーブ43を軸方向からみた部分断面の拡大図である。現像スリーブ43の表面には長手方向、即ち現像スリーブ上の表面移動方向と直交する方向に延びる複数の溝が等間隔に形成されている。一般に溝が深いほど現像剤搬送性能は向上するがピッチムラが発生しやすくなる。一方、溝が浅いほどピッチムラは発生しにくくなるが現像剤搬送性能が低下する。特に近年では、小粒径トナーやキャリアの画像形成技術の進歩、及び、近接現像の画像形成技術の進歩等により画像再現性が向上しているため、ピッチムラが発生しやすくなっている。そこで、本発明者は、現像剤搬送性能とピッチムラ防止との両立を図ることができる溝深さの適正範囲を求めるべく鋭意実験を行なった。
【0017】
ここで実際に実験に用いた装置の具体的な条件は、以下の通りである。
メカ条件は以下の通りである。
感光体ドラム1の線速:360mm/sec(100〜500mm/secの範囲で設定可能)
現像スリーブ43と感光体ドラム1との間のギャップ:0.3〜0.6mm
現像スリーブ43とドクタ45との間のギャップ:0.3〜0.6mm
現像スリーブ43の外径:φ25mm(φ16〜φ40mmの範囲で設定可能)
感光体ドラム1の線速に対する現像スリーブ43の線速の比:1.5〜3.0
現像スリーブ43の溝本数:100本
磁石ローラ体44の磁力の強さ:60〜140mT
【0018】
また、現像剤条件は以下の通りである。
【0019】
図4は、溝深さに対するピッチムラと現像剤搬送性能との実験結果を示すグラフである。図4からわかるように、溝深さが0.15mmよりも深いと現像剤搬送性能は向上するが、ピッチムラが発生してしまう。このピッチムラの発生原因としては、現像スリーブ43の溝の深さが0.15mmよりも深いと、感光体ドラム1と現像ローラ41との現像領域Dにおいて、感光体ドラム1と現像スリーブ43の溝とが対向したときに、感光体ドラム1と溝との間の現像電界が弱くなって現像能力が低下し、溝に対向した部分の感光体ドラム1上で現像濃度が薄くなってしまうためと考えられる。一方、溝深さが0.05mmよりも浅いとピッチムラは発生しないが、現像剤搬送性能が低下してしまう。この現像剤搬送性能が低下する原因としては、現像スリーブ43の溝の深さが0.05mmよりも浅いと、現像スリーブ43上で現像剤がスリップしたり、溝による現像剤の搬送量が低下したりするためと考えられる。そこで、本実施形態に係るプリンタの現像スリーブ43では、溝の深さを0.05mm以上、0.15mm以下の範囲内として、従来構成よりも浅めに設定し、ピッチムラ防止と現像剤搬送性能との両立を図っている。
また、例えばサンドブラスト加工で現像スリーブ表面に形成した凹凸に比べ、凹部としての溝の深さが深いので、サンドブラスト加工による凹凸に比べ溝は摩耗しにくく、経時においても現像剤の搬送性を維持し、安定した画像濃度を維持することができる。また、高速で使用した場合でも、現像剤搬送性能を維持することができる。
【0020】
また、現像スリーブ43に形成する溝の形状としては、図5に示すようなV字型がピッチムラの防止に有効であることがわかった。図6の実験結果のグラフに示すように、溝形状がV字型の場合、台形型やU字型に比べてピッチムラが目立たなかった。これは、溝形状がV字型の場合、台形型やU字型に比べ、溝のエッジ部が斜めになっているので、現像領域Dにおいて、感光体ドラム1に対して溝が対向したときに、現像電界の大きさが緩やかに変化して現像濃度差が目立ち難くなるためと考えられる。
そして、V字の開き角度は60°以上、120°以下の範囲内であることが、現像剤搬送性能とピッチムラの防止とに有効であることがわかった。これは、図7の実験結果のグラフに示すように、V字の開き角度が60°よりも小さいと現像剤搬送性能が低下してしまう。これは、V字の開き角度が60°よりも小さいと、現像スリーブ43上で現像剤がスリップしたり、溝による現像剤の搬送量が低下したりするためと考えられる。一方、V字の開き角度が120°よりも大きいとピッチムラが目立ち始めるてしまう。これは、現像領域Dにおいて、感光体ドラム1と現像スリーブ43の溝とが対向したときに、感光体ドラム1と溝との間の現像電界が弱くなって現像能力が低下するが、V字の開き角度が120°よりも大きいと溝幅が広くなるため、現像濃度が薄くなる部分が広がって、ピッチムラが目立ちやすくなるものと考えられる。そこで、本実施形態に係るプリンタの現像スリーブ43では、溝形状をV字型とし、その開き角度を60°以上、120°以下の範囲内となるようにして、現像剤搬送性能とピッチムラ防止との両立を図っている。
【0021】
また、実験によれば、現像スリーブ43の溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上がピッチムラの防止に有効であることがわかった。この場合、感光体ドラム1から記録紙6に転写された画像上でのピッチは0.66mm以下に相当する。一般に肉眼では1mm程度のピッチに最も強い感度を持つと言われ、それより高い空間周波数のピッチムラは目立ちづらくなる。図8は空間周波数とピッチムラとの関係の実験結果を示すグラフである。
ここで、上記空間周波数とは、感光体表面の表面移動方向で1mmあたりに現像スリーブの溝が通過する回数であり、次の数1により算出することができる。
【数1】
f=現像スリーブの対感光体線速比×溝本数/(現像スリーブ外径×π)
【0022】
本実施形態に係るプリンタの現像スリーブ43では、空間周波数を1.5cycle/mm以上として、ピッチムラを防いでいる。より具体的には、現像スリーブ43の現像スリーブ径をφ25mm、現像スリーブの対感光体線速比を2倍、溝数を100本に設定している。これらの数値を数1に代入して空間周波数を算出すると、f=2.5cycle/mmが得られ、ピッチムラの発生が有効に抑えられる。
【0023】
一般的に体積平均粒径が8.5μm以下のトナーを使用して画像形成を行なうと、図9のグラフに示すように、画像の再現性が格段に向上するためピッチムラも目立ちやすくなる。本実施形態のプリンタでは、上記構成の現像スリーブ43を用いることで、体積平均粒径が8.5μm以下のトナーを使用した場合であっても、ピッチムラを防ぎつつ再現性のよい高品質な画像を形成することができる。なお、体積平均粒径が4μmよりも小さいと、感光体上に残ったトナーのクリーニング性が低下するので、トナーの体積平均粒径は4μm以上が望ましい。
【0024】
以上説明したように、本実施形態では、現像剤担持体としての現像スリーブにおいて、現像スリーブ表面の溝の断面形状は、V字型であり、このV字の開き角度は60°以上、120°以下である。実験によれば溝形状は台形型やU字型に比べてV字型の方がピッチムラが目立たないことがわかった。これは、溝形状がV字型の場合、台形型やU字型に比べ、溝のエッジ部が斜めになっているので、現像領域において、像担持体としての感光体ドラムに対して溝が対向したときに、現像電界の大きさが緩やかに変化して現像濃度差が目立ち難くなるためと考えられる。また、実験によればV字の開き角度は60°以上、120°以下の範囲内であることが、現像剤搬送性能とピッチムラ防止とに有効であることがわかった。これは、V字の開き角度が60°よりも小さいと、現像スリーブ上で現像剤がスリップしたり、溝による現像剤の搬送量が低下したりするためと考えられる。一方、現像領域において、感光体ドラムと現像スリーブの溝とが対向したときに、感光体ドラムと溝との間の現像電界が弱くなって現像能力が低下するが、V字の開き角度が120°よりも大きいと溝幅が広くなるため、現像濃度が薄くなる部分が広がって、ピッチムラが目立ちやすくなるものと考えられる。よって、現像剤担持体としての現像スリーブにV字型の溝を形成し、V字の開き角度を60°以上、120°以下とすることで、現像剤搬送性能とピッチムラ防止との両立を図ることができる。
また、上記現像装置において、現像剤として体積平均粒径が8.5μm以下のトナーを用いる。一般的に体積平均粒径が8.5μm以下のトナーを使用して画像形成を行なうと、画像の再現性が格段に向上するためピッチムラも目立ちやすくなる。上記現像装置では、体積平均粒径が8.5μm以下のトナーを使用した場合であっても、ピッチムラの発生し難い現像スリーブを用いるので、ピッチムラを防止しつつ、画像再現性のよい高品質な画像を形成することが可能となる。
また、上記画像形成装置において、溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上である。感光体ドラム上に形成された画像は略そのままの形で転写紙に転写されので、上記空間周波数は、像担持体としての感光体ドラム表面の表面移動方向で1mmあたりに現像剤担持体としての現像スリーブの溝が通過する回数としている。一般に肉眼では画像上で1mm程度のピッチに最も強い感度を持つとされており、実験によれば、現像スリーブ43の溝による空間周波数が、1.5cycle/mm以上であればピッチムラが目立ち難いことがわかった。この場合、感光体ドラムから記録紙に転写された画像上でのピッチは0.66mm以下に相当する。よって、溝による空間周波数を1.5cycle/mm以上とすることで、ピッチムラを目立ち難くすることができる。
【0025】
なお、本実施形態の画像形成装置(プリンタ)では、像担持体としての感光体ドラム1と現像装置4とが一体的に支持され画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを用いてもよい。例えば、図10のプロセスカートリッジ80の構成例では、感光体ドラム1と現像装置4と帯電装置2とクリーニング装置7と除電装置8とが一体的にケーシング81で支持され、画像形成装置本体に対して着脱可能にに構成されている。このようにプロセスカートリッジを用いた場合は、感光体ドラム1と現像装置4とを含む作像手段を一体的に着脱できるため、作像手段の保守及び交換が容易になる。
また、本実施形態では、プリンター及びそれに用いる現像装置の場合について説明したが、本発明は、複写機、FAXなどの他の画像形成装置及びそれに用いる現像装置の場合についても適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明によれば、ピッチムラの防止と現像剤搬送性能の維持とを図り、濃度ムラのない高品質な画像を形成することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタの要部概略構成図。
【図2】同プリンタに用いた現像装置の構成図。
【図3】同現像装置に用いた現像スリーブを軸方向からみた部分断面拡大図。
【図4】現像スリーブの溝深さに対するピッチムラと現像剤搬送性能との実験結果を示すグラフ。
【図5】現像スリーブにV字型溝を形成した説明図。
【図6】ピッチムラと、現像スリーブの溝の断面形状との関係を示すグラフ。
【図7】V字型溝の開き角度と、ピッチムラ及び現像剤搬送性能との関係を示すグラフ。
【図8】空間周波数とピッチムラとの関係を示すグラフ。
【図9】トナーの体積平均粒径とピッチムラとの関係を示すグラフ。
【図10】プロセスカートリッジの概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 記録紙
7 クリーニング装置
8 駆動ローラ
9 電極ベルト
41 現像ローラ
43 現像スリーブ
44 磁石ローラ体
45 ドクターブレード
80 プロセスカートリッジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a copying machine, a facsimile, to images forming apparatus and a process cartridge such as a printer. More specifically, the present invention relates to an image forming apparatus and a process cartridge including a developing device that uses a developer carrying member that carries a developer on the surface and develops a latent image formed on the image carrying member.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, the surface of the developing sleeve as the developer carrying member of the image forming apparatus has been subjected to roughening processing such as sandblasting or groove processing, except in the case of a low speed machine. This is to prevent the occurrence of a decrease in image density due to the developer slipping and stagnating on the developing sleeve rotating at high speed.
[0003]
In the sandblasting process, aluminum, brass, stainless steel, or conductive resin can be used as the developing sleeve material, but aluminum is generally used in consideration of cost and accuracy. When sandblasting an aluminum developing sleeve, for example, abrasive grains are sprayed cold on an aluminum tube extruded into a sleeve shape at a high temperature to create irregularities on the surface. As the surface roughness, Rz of about 5 to 15 μm is often used. In the developing sleeve subjected to sandblasting in this way, even when the developing sleeve is rotated at a high speed, the developer is caught by the unevenness and the occurrence of slip can be prevented.
However, the development sleeve subjected to the sandblasting has a problem in durability that the unevenness of the surface is worn over time and the developer conveying ability is lowered. This can be improved by making the developing sleeve material stainless steel or by subjecting the surface to a hardening treatment, but this increases the cost.
[0004]
In the groove processing, aluminum, brass, stainless steel, or conductive resin can be used as the developing sleeve material, but aluminum is generally used in consideration of cost and accuracy. When groove processing is performed on an aluminum developing sleeve, for example, an aluminum tube extruded into a sleeve shape at a high temperature is pulled out cold, and a groove is formed by a die. The shape of the groove is generally a trapezoidal shape, a V shape, a U shape, or the like. Further, the depth of the groove is generally about 0.2 mm from the surface of the developing sleeve, and the number of grooves is generally about 50 for a developing sleeve having an outer diameter φ25, for example. In the developing sleeve subjected to the groove processing as described above, even when the developing sleeve is rotated at a high speed, the developer is caught in the groove portion and the occurrence of slip can be prevented. In addition, there is an advantage that the developer can be stably transported with less wear even when used for a long period of time as compared with a developing sleeve subjected to sandblasting.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the developing sleeve subjected to the groove processing, periodic fluctuation of image density due to the groove, so-called pitch unevenness, is observed. In general, the deeper the groove, the better the developer conveyance performance, but the more likely the pitch unevenness occurs. On the other hand, as the groove is shallower, pitch unevenness is less likely to occur, but the developer conveying performance is lowered. In particular, in recent years, the image reproducibility has been improved due to the progress of image forming technology for small-diameter toner and carrier and the image forming technology for proximity development.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is to set the depth of the groove of the developer carrier to an optimal range, thereby preventing development of pitch unevenness and developing. it is to provide images forming apparatus and a process cartridge Ru can maintain the agent transport performance.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of
According to the second aspect of the present invention, the image carrier and the developing means for developing the latent image on the image carrier are integrally supported, and are configured to be detachable from the image forming apparatus main body. A process cartridge using a developing device that includes a developer carrier that supports and develops a latent image formed on the image carrier, the developer carrier having a plurality of grooves extending in a longitudinal direction on the surface. And a developer having a groove depth of 0.05 mm or more and 0.15 mm or less, a cross-sectional shape of the groove being V-shaped, and an opening angle of the V-shaped being 60 ° or more and 120 ° or less. A toner having a volume average particle size of 4 μm or more and 8.5 μm or less and a carrier having a particle size of 30 to 80 μm, and a charge amount of the toner of 15 to 50 μc / g using the carrier; Using a developer with a rate of 50 to 120%, The spatial frequency is 1.5 cycles / mm or more, the development gap between the image carrier and the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm, and the linear velocity of the image carrier is 100. The gap between the developer carrier and the doctor that regulates the layer thickness of the developer on the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm, and the outside of the developer carrier is The diameter is 16 to 40 mm, and the ratio of the linear velocity of the developer carrier to the linear velocity of the image carrier is 1.5 to 3.0.
[0008]
The developer carrier in the developing device used in the image forming apparatus according to
The process cartridge according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a printer which is an image forming apparatus will be described. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a main part of the printer according to the present embodiment.
A latent image is formed on the uniformly charged surface of the
[0010]
In the printer configured as described above, the
[0011]
Next, the configuration of the developing device 4 will be described with reference to FIG. The developing device 4 includes a developing
[0012]
On the developing
[0013]
Further, a stirring
[0014]
For example, when the
[0015]
In the developing
[0016]
Next, the developing sleeve which is a characteristic part of the present embodiment will be described.
FIG. 3 is an enlarged view of a partial cross section of the developing
[0017]
Here, the specific conditions of the apparatus actually used for the experiment are as follows.
The mechanical conditions are as follows.
Gap between the developing
Gap between developing
Ratio of the linear velocity of the developing
Number of grooves of the developing sleeve 43: 100 Strength of the magnetic force of the magnet roller body 44: 60 to 140 mT
[0018]
The developer conditions are as follows.
[0019]
FIG. 4 is a graph showing experimental results of pitch unevenness and developer conveyance performance with respect to the groove depth. As can be seen from FIG. 4, when the groove depth is deeper than 0.15 mm, the developer conveying performance is improved, but pitch unevenness occurs. The cause of this pitch unevenness is that if the groove depth of the developing
Also, for example, the depth of the groove as the recess is deeper than the unevenness formed on the surface of the developing sleeve by sandblasting, so the groove is less likely to wear than the unevenness by sandblasting, and the developer transportability is maintained over time. , Stable image density can be maintained. Further, even when used at a high speed, the developer conveying performance can be maintained.
[0020]
Further, it has been found that a V-shape as shown in FIG. 5 is effective in preventing pitch unevenness as the shape of the groove formed in the developing
It was found that the opening angle of the V-shape is within the range of 60 ° or more and 120 ° or less, which is effective for the developer conveyance performance and the prevention of pitch unevenness. As shown in the graph of the experimental results in FIG. 7, when the V-shaped opening angle is smaller than 60 °, the developer conveying performance is deteriorated. This is presumably because if the V-shaped opening angle is smaller than 60 °, the developer slips on the developing
[0021]
Further, according to experiments, it has been found that a spatial frequency of 1.5 cycle / mm or more due to the groove of the developing
Here, the spatial frequency is the number of times the groove of the developing sleeve passes per 1 mm in the surface movement direction of the surface of the photoreceptor, and can be calculated by the following equation (1).
[Expression 1]
f = Linear speed ratio of developing sleeve to photoreceptor × number of grooves / (developing sleeve outer diameter × π)
[0022]
In the developing
[0023]
In general, when an image is formed using a toner having a volume average particle size of 8.5 μm or less, as shown in the graph of FIG. 9, the reproducibility of the image is remarkably improved, so that the pitch unevenness becomes conspicuous. In the printer of this embodiment, by using the developing
[0024]
As described above, in this embodiment, in the developing sleeve as the developer carrying member, the cross-sectional shape of the groove on the developing sleeve surface is V-shaped, and the V-shaped opening angle is 60 ° or more and 120 °. It is as follows. According to experiments, it has been found that pitch unevenness is less noticeable in the V shape than in the trapezoidal shape or U shape. This is because, when the groove shape is V-shaped, the edge of the groove is slanted compared to the trapezoidal shape or U-shape, so that the groove is formed on the photosensitive drum as the image carrier in the development region. It is considered that when facing each other, the magnitude of the developing electric field gradually changes and the difference in developing density becomes inconspicuous. Further, according to experiments, it has been found that the opening angle of the V-shape is in the range of 60 ° or more and 120 ° or less, which is effective for developer conveyance performance and prevention of pitch unevenness. This is presumably because when the V-shaped opening angle is smaller than 60 °, the developer slips on the developing sleeve or the amount of developer transported by the groove decreases. On the other hand, when the photosensitive drum and the groove of the developing sleeve face each other in the developing region, the developing electric field between the photosensitive drum and the groove is weakened and the developing ability is lowered, but the V-shaped opening angle is 120. If the angle is larger than 0 °, the groove width becomes wide, so that the portion where the development density becomes thin spreads, and the pitch unevenness is likely to be noticeable. Therefore, by forming a V-shaped groove on the developing sleeve as the developer carrying member and setting the V-shaped opening angle to 60 ° or more and 120 ° or less, both the developer conveyance performance and pitch unevenness prevention are achieved. be able to.
In the developing device, a toner having a volume average particle size of 8.5 μm or less is used as a developer. In general, when an image is formed using a toner having a volume average particle size of 8.5 μm or less, the reproducibility of the image is remarkably improved, so that the pitch unevenness becomes conspicuous. The developing device uses a developing sleeve that is less likely to cause pitch unevenness even when toner having a volume average particle size of 8.5 μm or less is used. Therefore, high-quality images with good image reproducibility can be prevented while preventing pitch unevenness. An image can be formed.
In the image forming apparatus, the spatial frequency due to the grooves is 1.5 cycles / mm or more. Since the image formed on the photosensitive drum is transferred to the transfer paper in a substantially as-is form, the spatial frequency is as the developer carrier per 1 mm in the surface movement direction of the surface of the photosensitive drum as the image carrier. This is the number of times the groove of the developing sleeve passes. In general, the naked eye is considered to have the strongest sensitivity at a pitch of about 1 mm on an image. According to experiments, if the spatial frequency by the groove of the developing
[0025]
In the image forming apparatus (printer) of the present embodiment, a process cartridge that supports the
In this embodiment, the case of the printer and the developing device used therefor has been described. However, the present invention can also be applied to the case of another image forming apparatus such as a copying machine or a FAX and the developing device used therefor.
[0026]
【The invention's effect】
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a main part of a printer according to an embodiment of the invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of a developing device used in the printer.
FIG. 3 is an enlarged partial cross-sectional view of the developing sleeve used in the developing device as seen from the axial direction.
FIG. 4 is a graph showing experimental results of pitch unevenness and developer conveying performance with respect to the groove depth of the developing sleeve.
FIG. 5 is an explanatory diagram in which a V-shaped groove is formed in the developing sleeve.
FIG. 6 is a graph showing a relationship between pitch unevenness and a sectional shape of a groove of a developing sleeve.
FIG. 7 is a graph showing a relationship between an opening angle of a V-shaped groove, pitch unevenness, and developer conveyance performance.
FIG. 8 is a graph showing the relationship between spatial frequency and pitch unevenness.
FIG. 9 is a graph showing the relationship between the volume average particle diameter of toner and pitch unevenness.
FIG. 10 is a schematic configuration diagram of a process cartridge.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
該現像手段として、表面に現像剤を担持し、像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持体を備えた現像装置を用いる画像形成装置において、
上記現像剤担持体として、長手方向に延びる複数の溝を表面に有し、該溝の深さが0.05mm以上、0.15mm以下であり、該溝の断面形状がV字型であり、該V字の開き角度が60°以上、120°以下である現像剤担持体を用い、
体積平均粒径が4μm以上、8.5μm以下のトナーと粒径が30〜80μmのキャリアとを有し該トナーの帯電量が15〜50μc/gであり該キャリアに対するトナー被覆率が50〜120%である現像剤を用い、
上記溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上であり、
上記像担持体と上記現像剤担持体との間の現像ギャップが0.3〜0.6mmであり、
上記像担持体の線速が100〜500mm/secであり、
上記現像剤担持体とその現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制するドクタとのギャップが0.3〜0.6mmであり、
上記現像剤担持体の外径が16〜40mmであり、
上記像担持体の線速に対する上記現像剤担持体の線速の比が1.5〜3.0であることを特徴とする画像形成装置。A charging unit for charging the surface of the image carrier, a latent image forming unit for forming an electrostatic latent image on the image carrier, and a development for developing the electrostatic latent image into a toner image Means,
In the image forming apparatus using a developing device that includes a developer carrying member that carries a developer on the surface and develops a latent image formed on the image carrier as the developing unit.
As the developer carrier, the surface has a plurality of grooves extending in the longitudinal direction, the depth of the grooves is 0.05 mm or more and 0.15 mm or less, and the cross-sectional shape of the grooves is V-shaped, Using a developer carrier having an opening angle of the V-shape of 60 ° or more and 120 ° or less,
The volume average particle diameter of 4μm or more, the charge amount of the toner below the toner and the particle diameter 8.5μm is have a carrier of 30~80μm is 15~50μc / g toner coverage relative to the carrier is 50 to 120 % Developer,
The spatial frequency due to the groove is 1.5 cycle / mm or more,
A development gap between the image carrier and the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm ;
The linear velocity of the image carrier is 100 to 500 mm / sec,
The gap between the developer carrier and the doctor that regulates the layer thickness of the developer on the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm;
The outer diameter of the developer carrier is 16 to 40 mm,
An image forming apparatus, wherein a ratio of a linear velocity of the developer carrier to a linear velocity of the image carrier is 1.5 to 3.0 .
上記現像剤担持体として、長手方向に延びる複数の溝を表面に有し、該溝の深さが0.05mm以上、0.15mm以下であり、該溝の断面形状がV字型であり、該V字の開き角度が60°以上、120°以下である現像剤担持体を用い、
体積平均粒径が4μm以上、8.5μm以下のトナーと粒径が30〜80μmのキャリアとを有し該トナーの帯電量が15〜50μc/gであり該キャリアに対するトナー被覆率が50〜120%である現像剤を用い、
上記溝による空間周波数は、1.5cycle/mm以上であり、
上記像担持体と上記現像剤担持体との間の現像ギャップが0.3〜0.6mmであり、
上記像担持体の線速が100〜500mm/secであり、
上記現像剤担持体とその現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制するドクタとのギャップが0.3〜0.6mmであり、
上記現像剤担持体の外径が16〜40mmであり、
上記像担持体の線速に対する上記現像剤担持体の線速の比が1.5〜3.0であることを特徴とするプロセスカートリッジ。The image carrier and the developing means for developing the latent image on the image carrier are integrally supported, and are configured to be detachable from the image forming apparatus main body. A process cartridge using a developing device having a developer carrier for developing the formed latent image,
As the developer carrier, the surface has a plurality of grooves extending in the longitudinal direction, the depth of the grooves is 0.05 mm or more and 0.15 mm or less, and the cross-sectional shape of the grooves is V-shaped, Using a developer carrier having an opening angle of the V-shape of 60 ° or more and 120 ° or less,
The volume average particle diameter of 4μm or more, the charge amount of the toner below the toner and the particle diameter 8.5μm is have a carrier of 30~80μm is 15~50μc / g toner coverage relative to the carrier is 50 to 120 % Developer,
The spatial frequency due to the groove is 1.5 cycle / mm or more,
A development gap between the image carrier and the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm ;
The linear velocity of the image carrier is 100 to 500 mm / sec,
The gap between the developer carrier and the doctor that regulates the layer thickness of the developer on the developer carrier is 0.3 to 0.6 mm;
The outer diameter of the developer carrier is 16 to 40 mm,
A process cartridge wherein the ratio of the linear velocity of the developer carrying member to the linear velocity of the image carrying member is 1.5 to 3.0 .
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