JP4039962B2 - Image forming apparatus and image forming method - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複合機、融合機等の画像形成装置及び画像形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、１台の機器でコピーとプリンタとスキャナとファクシミリとしての機能を実現した「複合機」や「融合機」が市販されるようになった。これらの複合機や融合機は、撮像部と印刷部と通信部等のハードウェアを備えると共に、コピーとプリンタとスキャナとファクシミリに対応する４種類のソフトウェアを備え、これらのソフトウェアが切り替わることにより、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能する。コピーやプリンタとして機能する場合、画像を印刷用紙等に印刷することになり、スキャナやファクシミリとして機能する場合、画像をネットワーク等を介して他の機器に送信することになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
複合機や融合機の機能の中には「ユーザ情報」が必要となる機能が存在する。例えば、複合機や融合機がスキャナやファクシミリとして機能する場合、メールアドレスやファクシミリ電話番号のような「ユーザ情報」が必要となる。複合機や融合機には、これらのユーザ情報を管理する機能が用意されているのだが、複合機や融合機にさらに、これらのユーザ情報を「情報管理サーバ」から取得する機能が用意されていると便利である。このような「情報管理サーバ」としては、社員情報、顧客情報、住民情報等の管理に利用されているＬＤＡＰ（Ｌｉｇｈｔｗｅｉｇｈｔ Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ Ａｃｃｅｓｓ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）サーバ等が挙げられる。
【０００４】
ＬＤＡＰサーバでは、人間や組織は「オブジェクト」として観念される。個々のオブジェクトに関する情報は、個々のオブジェクトの「エントリ」により格納される。エントリには、オブジェクトの種類に関する情報である「オブジェクトクラス」や、オブジェクトの性質に関する情報である「属性」等が格納される。属性は、ｃ（国）ｏ（組織）ｏｕ（組織内単位）ｃｎ（姓名）ｓｎ（姓）ｇｉｖｅｎＮａｍｅ（名）ｍａｉｌ（メールアドレス）ｆａｃｓｉｍｉｌｅＴｅｌｅｐｈｏｎｅＮｕｍｂｅｒ（ファクシミリ電話番号）等の「属性型」と、ｃ：日本、ｏ：リコー、ｏｕ：研究開発部、ｃｎ：鈴木太郎、ｓｎ：鈴木、ｇｉｖｅｎＮａｍｅ：太郎等の「属性値」により構成される。各エントリはオブジェクトクラスにより階層化されているため、各エントリの識別名（ＤＮ）は、各エントリの１の属性（識別属性）に由来する各エントリの相対識別名（ＲＤＮ）を階層順に並べて構成される。
【０００５】
ＬＤＡＰクライアントとＬＤＡＰサーバの間では、様々な「要求」と「応答」が繰り返される。ＬＤＡＰでは、結合（ｂｉｎｄ）や結合解放（ｕｎｂｉｎｄ）等の認証系操作や、検索（ｓｅａｒｃｈ）や比較（ｃｏｍｐａｒｅ）等の問合せ系操作や、追加（ａｄｄ）や削除（ｄｅｌｅｔｅ）や変更（ｍｏｄｉｆｙ）等の更新系操作が用意されている。例えば、ＬＤＡＰクライアントからＬＤＡＰサーバに「検索操作」が要求されると、ＬＤＡＰサーバからＬＤＡＰクライアントに「検索結果」が応答される。
【０００６】
さて、複合機や融合機がユーザ情報をＬＤＡＰサーバから取得した場合、ＬＤＡＰサーバから取得されたユーザ情報の取得項目を、複合機や融合機により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える必要がある。ＬＤＡＰサーバにより管理されるユーザ情報の管理項目（エントリに格納されている属性）と、複合機や融合機により管理されるユーザ情報の管理項目とが同じとは限らないからである。例えば、ＬＤＡＰサーバではメールアドレスは「ｍａｉｌ」という管理項目（属性）に管理されるが、複合機や融合機ではメールアドレスは「メール宛先」という管理項目に管理されたりする。
【０００７】
その際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合がある。例えば、ユーザ「鈴木太郎」に関して、取得項目「ｍａｉｌ」の項目値として３個の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」が存在する場合がある。この場合、その複数個の項目値の中のどの項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とするかに係る設定自由度は高い方が理想的である。
【０００８】
また、複合機や融合機がユーザ情報をＬＤＡＰサーバから取得する場合、複合機や融合機により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバにより管理されるユーザ情報にリンクさせると便利である。そのためには、複合機や融合機により管理されるユーザ情報の管理項目と、ＬＤＡＰサーバにより管理されるユーザ情報の管理項目とを対応させる必要がある。この場合、複合機や融合機により管理されるユーザ情報のどの管理項目と、ＬＤＡＰサーバにより管理されるユーザ情報のどの管理項目とを対応させるかに係る設定自由度は高い方が理想的である。
【０００９】
したがって、本発明は第１に、ＬＤＡＰサーバ等の情報管理サーバからユーザ情報を取得して管理する画像形成装置に関して、情報管理サーバから取得されたユーザ情報の取得項目を、画像形成装置により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合につき、その複数個の項目値の中のどの項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とするかに係る設定自由度を向上させることを課題とする。
【００１０】
したがって、本発明は第２に、ＬＤＡＰサーバ等の情報管理サーバからユーザ情報を取得して管理する画像形成装置に関して、画像形成装置により管理されるユーザ情報を、情報管理サーバにより管理されるユーザ情報にリンクさせる手法を提案すると共に、その手法に関して、画像形成装置により管理されるユーザ情報のどの管理項目と、情報管理サーバにより管理されるユーザ情報のどの管理項目とを対応させるかに係る設定自由度を向上させることを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明（画像形成装置）は、ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報を管理する情報管理手段を備える画像形成装置であって、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理手段により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される１個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とする。
【００１２】
請求項２に記載の発明（画像形成装置）は、ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報を管理する情報管理手段を備える画像形成装置であって、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理手段により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される複数個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とする。
【００１４】
請求項３に記載の発明（画像形成装置）は、請求項１又は２に記載の発明（画像形成装置）に関して、前記指定操作は、当該ユーザ情報が前記情報取得手段により取得される前に行われた指定操作である。
【００１５】
請求項４に記載の発明（画像形成装置）は、請求項１又は２に記載の発明（画像形成装置）に関して、前記指定操作は、当該ユーザ情報が前記情報管理手段により取得された後に行われた指定操作である。
【００２５】
請求項５に記載の発明（画像形成方法）は、ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得段階と、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報を管理する情報管理段階を備え、前記情報管理段階により管理されているユーザ情報を利用して画像形成処理を実行する画像形成方法であって、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理段階により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される１個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とする。
【００２６】
請求項６に記載の発明（画像形成方法）は、ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得段階と、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報を管理する情報管理段階を備え、前記情報管理段階により管理されているユーザ情報を利用して画像形成処理を実行する画像形成方法であって、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理段階により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される複数個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とする。
【００３９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。
【００４０】
図１は、本発明の実施の形態の例である融合機１０１を表す。図１の融合機１０１は、種々のハードウェア１１１と、種々のソフトウェア１１２と、融合機起動部１１３により構成される。これらにより、図１の融合機１０１は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能する。
【００４１】
ハードウェア１１１としては、撮像部１２１と、印刷部１２２と、その他のハードウェア１２３が存在する。
【００４２】
撮像部１２１は、原稿から画像（画像データ）を取得するためのハードウェアであり、コピーやスキャナやファクシミリとして機能する際に使用される。撮像部１２１は、白黒画像用の物でもカラー画像用の物でもよい。撮影部１２１は、原稿に関する機構として、原稿セット部等を備える。
【００４３】
印刷部１２２は、画像（画像データ）を印刷用紙等に印刷するためのハードウェアであり、コピーやプリンタやファクシミリとして機能する際に使用される。印刷部１２２は、白黒画像用の物でもカラー画像用の物でもよい。印刷部１２２は、ここでは電子写真方式を採用しており、感光体、帯電機、露光機、現像機、転写機、定着機等を備える。印刷部１２２は、印刷用紙等に関する機構として、給紙部、排紙部、印刷用紙搬送機構等を備える。
【００４４】
その他のハードウェア１２３に関しては、図２において説明する。
【００４５】
ソフトウェア１１２としては、種々のアプリケーション１３１と、プラットフォーム１３２が存在する。これらは、ＵＮＩＸ（登録商標）等のＯＳ（オペレーティングシステム）によりプロセス単位で並列的に実行される。
【００４６】
アプリケーション１３１は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリ等の各機能に固有の情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション１３１としては、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ１４１と、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ１４２と、スキャナ用のアプリケーションであるスキャナアプリ１４３と、ファクシミリ用のアプリケーションであるファクシミリアプリ１４４と、ネットワークファイル用のアプリケーションであるネットワークファイルアプリ１４５が存在する。ネットワークファイルアプリ１４５は、ＨＴＭＬ文書等を配信するためのＷｅｂサーバソフト、ＨＴＭＬ文書等を閲覧するためのＷｅｂブラウザ等により構成される。
【００４７】
プラットフォーム１３２は、アプリケーション１３１からハードウェア１１１への処理要求に関する情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション１３１からの処理要求の受信には、予め定義されている関数により処理要求を受信するアプリケーションインタフェース（ＡＰＩ）１３３を利用して、ハードウェア１１１への処理要求の送信には、予め定義されている関数により処理要求を送信するエンジンインタフェース（ＥＮＩ）１３４を利用する。プラットフォーム１３２は、種々のコントロールサービス１５１と、システムリソースマネージャ１５２と、種々のハンドラ１５３により構成される。
【００４８】
コントロールサービス１５１は、アプリケーション１３１からハードウェア１１１への処理要求を解釈して、解釈結果に応じてハードウェア１１１の獲得要求を発生する。コントロールサービス１５１としては、ネットワークコントロールサービス（ＮＣＳ）１６１と、ファクシミリコントロールサービス（ＦＣＳ）１６２と、デリバリコントロールサービス（ＤＣＳ）１６３と、エンジンコントロールサービス（ＥＣＳ）１６４と、メモリコントロールサービス（ＭＣＳ）１６５と、オペレーションパネルコントロールサービス（ＯＣＳ）１６６と、ユーザディレクトリコントロールサービス（ＵＣＳ）１６７と、システムコントロールサービス（ＳＣＳ）１６８が存在する。
【００４９】
ＮＣＳ１６１のプロセスは、ネットワーク等を介してデータ通信を行うためのＡＰＩを提供する。ＦＣＳ１６２のプロセスは、ファクシミリとして画像データ通信・画像データ取得・画像データ印刷等を行うためのＡＰＩを提供する。ＤＣＳ１６３のプロセスは、融合機１０１に蓄積されている文書データの配信に関する制御を行う。ＥＣＳ１６４のプロセスは、撮像部１２１や印刷部１２２等のエンジン部に関する制御を行う。ＭＣＳ１６５のプロセスは、画像データ記憶・画像データ処理等のメモリやハードディスクドライブに関する制御を行う。ＯＣＳ１６６のプロセスは、オペレーションパネルに関する制御を行う。ＵＣＳ１６７のプロセスは、ユーザ情報の管理に関する制御を行う。ＳＣＳ１６８のプロセスは、システムの管理に関する制御を行う。
【００５０】
システムリソースマネージャ（ＳＲＭ）１５２は、ハードウェア１１１の獲得要求を調停して、調停結果に応じてハードウェア１１１への処理要求を実現するための制御を行う。具体的に言うと、ＳＲＭ１５２のプロセスは、獲得要求に係るハードウェア１１１が利用可能か否か（他の獲得要求と競合しないか否か）を判定して、利用可能である場合にはその旨をコントロールサービス１５１に通知する。さらには、獲得要求に係るハードウェア１１１の利用スケジュールを作成して、作成結果に応じてハードウェア１１１への処理要求を実現するための制御を行う。
【００５１】
ハンドラ１５３は、上記の調停結果に応じてハードウェア１１１を管理する。ハンドラ１５３としては、ファクシミリコントロールユニットハンドラ（ＦＣＵＨ）１７１と、イメージメモリハンドラ（ＩＭＨ）１７２が存在する。ＦＣＵＨ１７１は、ファクシミリコントロールユニットを管理する。ＩＭＨ１７２は、メモリを各プロセスに割り振り、各プロセスが割り振られたメモリを管理する。
【００５２】
融合機起動部１１３は、融合機１０１の電源投入時に最初に実行される。これにより、ＵＮＩＸ（登録商標）等のＯＳが起動されて、アプリケーション１３１とプラットフォーム１３２が起動される。これらのプログラムは、ハードディスクドライブに蓄積されており、ハードディスクドライブから再生されて、メモリに起動されることになる。
【００５３】
図２は、図１の融合機１０１のハードウェア１１１を表す。ハードウェア１１１としては、コントローラ２０１と、オペレーションパネル２０２と、ファクシミリコントロールユニット（ＦＣＵ）２０３と、撮像部１２１と、印刷部１２２が存在する。図２における撮像部１２１と印刷部１２２を除く構成要素が、図１における「その他のハードウェア１２３」に該当する。
【００５４】
コントローラ２０１は、ＣＰＵ２１１と、ＡＳＩＣ２１２と、ＮＢ（ノースブリッジ）２２１と、ＳＢ（サウスブリッジ）２２２と、ＭＥＭ−Ｐ（システムメモリ）２３１と、ＭＥＭ−Ｃ（ローカルメモリ）２３２と、ＨＤＤ（ハードディスクドライブ）２３３と、ＮＩＣ（ネットワークインタフェースコントローラ）２４１と、ＵＳＢデバイス２４２と、ＩＥＥＥ１３９４デバイス２４３と、セントロニクスデバイス２４４により構成される。
【００５５】
ＣＰＵ２１１は、種々の情報処理を実行するためのハードウェアである。例えば、ＵＮＩＸ（登録商標）等のＯＳにより、アプリケーション１３１とプラットフォーム１３２をプロセス単位で並列的に実行する。ＡＳＩＣ２１２は、画像データ処理用のＩＣである。ＮＢ２２１は、ＣＰＵ２１１とＡＳＩＣ２１２を接続するためのブリッジである。ＳＢ２２２は、ＮＢ２２１と周辺機器等を接続するためのブリッジである。ＡＳＩＣ２１２とＮＢ２２１は、ＡＧＰ（Ａｃｃｅｌｅｒａｔｅｄ Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｏｒｔ）を介して接続されている。
【００５６】
ＭＥＭ−Ｐ２３１は、ＮＢ２２１に接続されて使用されるメモリである。ＭＥＭ−Ｃ２３２は、ＡＳＩＣ２１２に接続されて使用されるメモリである。ＨＤＤ２３３は、ＡＳＩＣ２１２に接続されて使用されるストレージであり、画像データ蓄積・文書データ蓄積・プログラム蓄積・フォントデータ蓄積・フォームデータ蓄積等を行うために使用される。
【００５７】
ＮＩＣ２４１は、ネットワーク等を介してＭＡＣアドレス等を使用したデータ通信を行うためのコントローラである。ＵＳＢデバイス２４２は、ＵＳＢ規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。ＩＥＥＥ１３９４デバイス２４３は、ＩＥＥＥ１３９４規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。セントロニクスデバイス２４４は、セントロニクス仕様のパラレルポートを提供するためのデバイスである。ＮＩＣ２４１と、ＵＳＢデバイス２４２と、ＩＥＥＥ１３９４デバイス２４３と、セントロニクスデバイス２４４は、ＰＣＩバスによりＮＢ２２１とＳＢ２２２に接続されている。
【００５８】
オペレーションパネル２０２は、オペレータが融合機１０１に入力を行うためのハードウェア（操作部）であると共に、融合機１０１がオペレータに出力を行うためのハードウェア（表示部）である。オペレーションパネル２０２は、ＡＳＩＣ２１２に接続されている。ＦＣＵ２０３と、撮像部１２１と、印刷部１２２は、ＰＣＩバスによりＡＳＩＣ２１２に接続されている。
【００５９】
図３は、図１の融合機１０１の外観を表す。図３には、撮像部１２１の位置、印刷部１２２の位置、オペレーションパネル２０２の位置が図示されている。図３にはさらに、原稿をセットするための原稿セット部３０１、印刷用紙の給紙先となる給紙部３０２、印刷用紙の排紙先となる排紙部３０３が図示されている。原稿セット部３０１は、撮像部１２１の構成要素であり、給紙部３０２と排紙部３０３は、印刷部１２２の構成要素である。
【００６０】
オペレーションパネル２０２は、図４のように、タッチパネル３１１と、数字ボタン３１２と、スタートボタン３１３により構成される。
【００６１】
タッチパネル３１１は、オペレータが融合機１０１にタッチ操作で入力を行うためのハードウェア（タッチ操作部）であると共に、融合機１０１がオペレータに画面表示で出力を行うためのハードウェア（画面表示部）である。数字ボタン３１２は、オペレータが融合機１０１にボタン操作で数字入力を行うためのハードウェアである。スタートボタン３１３は、オペレータが融合機１０１にボタン操作でスタート入力を行うためのハードウェアである。
【００６２】
融合機１０１は、原稿セット部３０１に原稿がセットされている場合、スタートボタン３１３が押されることで、撮像部１２１によりその原稿から画像を取得する。融合機１０１は、コピーとして機能する場合、印刷部１２２によりその画像を印刷用紙等に印刷することになり、スキャナやファクシミリとして機能する場合、ＮＩＣ２４１等によりその画像をネットワーク等を介して他の機器に送信することになる。印刷用紙の給紙先は給紙部３０２であり、印刷用紙の排紙先は排紙部３０３である。
【００６３】
原稿セット部３０１は、ＡＤＦ（自動原稿搬送装置）３２１と、フラットベッド３２２と、フラットベッドカバー３２３により構成される。
【００６４】
ＡＤＦ３２１は、フラットベッドカバー３２３の上面に設置されている。ＡＤＦ３２１には複数枚の原稿を重ねてセットすることができる。融合機１０１は、ＡＤＦ３２１に原稿がセットされている場合、スタートボタン３１３が押されることで、撮像部１２１によりその原稿から画像を取得する。具体的に言うと、スタートボタン３１３が押されると、ＡＤＦ３２１が、図３の矢印のような経路で複数枚の原稿を１枚ずつ搬送して、撮像部１２１が、図３の矢印のような経路で１枚ずつ搬送される原稿から画像を取得する。
【００６５】
フラットベッド３２２は、フラットベッドカバー３２３を開くと現れる。フラットベッド３２２は、ガラスやプラスチックのような透明部材により形成されている。フラットベッド３２２には原稿を下向きにセットする。融合機１０１は、フラットベッド３２２に原稿がセットされている場合、スタートボタン３１３が押されることで、撮像部１２１によりその原稿から画像を取得する。具体的に言うと、スタートボタン３１３が押されると、撮像部１２１が、フラットベッド３２２を介して対面する原稿から画像を取得する。
【００６６】
給紙部３０２は、印刷用紙の給紙先となる４箇所の給紙トレイと１箇所の手差しトレイにより構成される。排紙部３０３は、印刷用紙の排紙先となる１箇所の排紙トレイにより構成される。
【００６７】
（ユーザ情報）
図１の融合機１０１におけるユーザ情報の管理について説明する。
【００６８】
図１の融合機１０１においては、ユーザ情報は、ＵＣＳ１６７（図１参照）によりＨＤＤ２３３（図２参照）に蓄積されて管理されて、主にスキャナアプリ１４３（図１参照）とファクシミリアプリ１４４（図１参照）により利用される。融合機１０１がスキャナやファクシミリとして機能する場合、メールアドレスやファクシミリ電話番号のようなユーザ情報が必要となるからである。融合機１０１は、ＵＣＳ１６７によりＨＤＤ２３３に蓄積されて管理されているユーザ情報を利用して、画像をネットワーク等を介して他の機器に送信する等の画像形成処理（コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとしての処理）を実行することができる。
【００６９】
図１の融合機１０１においては、ユーザ情報は、ＵＣＳ１６７により図５のようなアドレス帳５０１にて管理される。すなわち、ユーザ（エントリ）はユーザＩＤ（エントリＩＤ）を基にして管理されると共に、ユーザ情報は「名前」「表示名」「よみがな」「メール宛先」「ＦＡＸ宛先」等の管理項目の項目値として管理される。各ユーザのユーザ情報のデータ構造は、図６のようなツリー構造６０１となる。すなわち、管理項目「名前」「表示名」が親項目となり、管理項目「メール宛先」「ＦＡＸ宛先」等が子項目となる。なお、１のユーザのユーザ情報は、通常１個のエントリに格納されて管理されるが、複数個のエントリに格納されて管理される場合もある。
【００７０】
図１の融合機１０１は、ユーザ情報をネットワーク等を介してＬＤＡＰサーバから取得して管理することができる。融合機１０１は、ここでは図７のように、３台のＬＤＡＰサーバ７０１（ＬＤＡＰサーバＡ・Ｂ・Ｃ）とＬＡＮ７１１で接続されており、３台のＬＤＡＰサーバ７０１（ＬＤＡＰサーバＡ・Ｂ・Ｃ）からＬＡＮ７１１を介してユーザ情報を取得して管理することができる。
【００７１】
図７と図８のシステム図とフロー図により具体的に説明する。スキャナアプリ１４３やファクシミリアプリ１４４は、図７のようなスキャナ用画面７２１とファクシミリ用画面７２２をタッチパネル３１１（図４参照）に表示する。これらの画面を介して、ユーザ情報をＬＤＡＰサーバ７０１から取得（検索）する旨の操作が入力されると、スキャナアプリ１４３等からＵＣＳ１６７にサーバ情報の取得要求が送信（Ｓ１）されて、これに応じてＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等にサーバ情報が提供（Ｓ２）される。
【００７２】
サーバ情報は、融合機１０１と接続されているＬＤＡＰサーバ７０１に関する情報であり、ＵＣＳ１６７によりＨＤＤ２３３に蓄積されて管理される。サーバ情報の管理項目は「サーバ名」「ポート番号」「ＩＰアドレス」等である。サーバ情報は、図９のようなシステム初期設定画面９０１とＬＤＡＰサーバ登録／変更画面９０２で登録・変更することができる。具体的に言うと、システム初期設定画面９０１で「ＬＤＡＰサーバ登録／変更ボタン」がタッチされると、ＬＤＡＰサーバ登録／変更画面９０２に画面が移り、ＬＤＡＰサーバ登録／変更画面９０２でサーバ情報が入力されて「設定ボタン」がタッチされると、システム初期設定画面９０１に画面が戻り、サーバ情報が登録・変更される。なお、これらの画面は、ＳＣＳ１６８（図１参照）によりタッチパネル３１１に表示される。
【００７３】
続いて、サーバ情報に基づいて所望のユーザ情報を所望のＬＤＡＰサーバ７０１から取得（検索）する旨の操作が入力されると、スキャナアプリ１４３等からＵＣＳ１６７にユーザ情報の検索要求が送信（Ｓ３）されて、これに応じてＵＣＳ１６７からＬＤＡＰサーバ７０１に検索操作が要求（Ｓ４）されて、これに応じてＬＤＡＰサーバ７０１からＵＣＳ１６７に検索結果が応答（Ｓ５）されて、これに応じてＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等にユーザ情報の検索終了通知が送信（Ｓ６）される。
【００７４】
続いて、スキャナアプリ１４３等からＵＣＳ１６７にユーザ情報の取得要求が送信（Ｓ７）されて、これに応じてＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等にユーザ情報が提供（Ｓ８）される。
【００７５】
この様子を図１０の画面変化図により説明する。画面Ａは、図７のスキャナ用画面７２１である。画面Ａで「ルーペボタン１００１」がタッチされると、画面Ｂに画面が移る。画面Ｂで「ＬＤＡＰ検索ボタン１００２」がタッチされると、画面Ｃに画面が移る。画面Ｃで「ＬＤＡＰサーバ選択ボタン１０１１」がタッチされると、画面Ｄに画面が移り、画面Ｃで「ＬＤＡＰ検索条件入力ボタン１０１２」がタッチされると、画面Ｅに画面が移る。画面ＤでＬＤＡＰサーバが選択されて「ＯＫボタン１０２１」がタッチされると、画面Ｃに画面が戻り、画面ＥでＬＤＡＰ検索条件が入力されて「ＯＫボタン１０２２」がタッチされると、画面Ｆに画面が移り、やがてユーザ情報が表示されることになる。
【００７６】
なお、画面Ｂで「ＬＤＡＰ検索ボタン１００２」をタッチする操作が、ユーザ情報をＬＤＡＰサーバ７０１から取得（検索）する旨の操作に相当して、画面ＤでＬＤＡＰサーバを選択して「ＯＫボタン１０２１」をタッチする操作と、画面ＥでＬＤＡＰ検索条件を入力して「ＯＫボタン１０２２」をタッチする操作が、所望のユーザ情報を所望のＬＤＡＰサーバ７０１から取得（検索）する旨の操作に相当する。
【００７７】
図１１は、ＬＤＡＰサーバ７０１からＵＣＳ１６７に応答（Ｓ５）された検索結果、すなわち、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報を表す。ユーザ情報の取得項目は「ｃｎ」「ｓｎ」「ｇｉｖｅｎＮａｍｅ」「ｍａｉｌ」「ｆａｃｓｉｍｉｌｅＴｅｌｅｐｈｏｎｅＮｕｍｂｅｒ」等である。ＬＤＡＰサーバ７０１においては、ユーザ情報は「ｃｎ」「ｓｎ」「ｇｉｖｅｎＮａｍｅ」「ｍａｉｌ」「ｆａｃｓｉｍｉｌｅＴｅｌｅｐｈｏｎｅＮｕｍｂｅｒ」等の管理項目（属性）の項目値（属性値）として管理されているからである。正確に言うと、ＬＤＡＰサーバ７０１においては、日本語等のＡＳＣＩＩ文字以外の文字はＢａｓｅ６４形式で符号化された上で記述されるが、図１１では便宜上省略した。
【００７８】
さて、融合機１０１がユーザ情報をＬＤＡＰサーバ７０１から取得した場合、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える必要がある。ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目と、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目とが同じとは限らないからである。例えば、ＬＤＡＰサーバ７０１ではメールアドレスは「ｍａｉｌ」という管理項目（図１１参照）に管理されるが、融合機１０１ではメールアドレスは「メール宛先」という管理項目（図５・図６参照）に管理される。
【００７９】
その際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合がある。例えば図１１では、ユーザ「鈴木太郎」に関して、取得項目「ｍａｉｌ」の項目値として３個の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」が存在する。この場合、その複数個の項目値の中のどの項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とするかに係る設定自由度は高い方が理想的である。これについては、第１・第２・第３実施例で取り扱う。
【００８０】
また、融合機１０１がユーザ情報をＬＤＡＰサーバ７０１から取得する場合、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせると便利である。そのためには、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目とを対応させる必要がある。この場合、融合機１０１により管理されるユーザ情報のどの管理項目と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報のどの管理項目とを対応させるかに係る設定自由度は高い方が理想的である。これについては、第４・第５・第６実施例で取り扱う。
【００８１】
なお、図１の融合機１０１においては、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報のデータ構造は、図７と図８のように、Ｓ５とＳ６との間のＳ５−６で、ＵＣＳ１６７により図１１のようなデータ構造から図６のようなデータ構造に変換されるものとする。この際、ＵＣＳ１６７は、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換えるものとする。
【００８２】
（第１実施例）
図１の融合機１０１に係る第１実施例について説明する。
【００８３】
第１実施例では、図１０の画面Ｅで「属性値指定ボタン１０２３」がタッチされると、図１２の属性値指定画面１２０１に画面が移る。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ２とＳ３との間の状態に相当する。
【００８４】
図１２の属性値指定画面１２０１では、Ｓ５−６で、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際に、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、その複数個の項目値の中のどの項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とするかを事前に指定することができる。
【００８５】
例えば、図１２の「最初から２番目」を指定しておくと、Ｓ５−６で、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の項目値「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」が、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」から置き換えられる管理項目「メール宛先」の項目値として指定されることになる。このように、複数個の項目値の中から１個の項目値を指定する場合については、当該第１実施例において説明する。
【００８６】
例えば、図１２の「最後から１番目」と「最後から３番目」とを指定しておくと、Ｓ５−６で、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の項目値「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とが、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」から置き換えられる管理項目「メール宛先」の項目値として指定されることになる。このように、複数個の項目値の中から複数個の項目値を指定する場合については、後述する第２実施例において説明する。
【００８７】
例えば、図１２の「全て」を指定しておくと、Ｓ５−６で、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の３個の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」の全てが、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」から置き換えられる管理項目「メール宛先」の項目値として指定されることになる。このように、複数個の項目値の全てを指定する場合については、後述する第３実施例において説明する。
【００８８】
なお、ここでは、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得する前（Ｓ５の前）に指定操作を行うようにしているが、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得した後（Ｓ５の後）に指定操作を行うようにしてもよい。その場合には、例えば、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報を見ながら指定操作を行なうことができるようにすることができる。
【００８９】
第１実施例では、図１２の属性値指定画面１２０１で「設定ボタン１２０２」がタッチされると、指定操作により入力された指定情報が設定されて、図１０の画面Ｅに画面が戻る。続いて、図１０の画面Ｆに画面が移り、やがてユーザ情報が表示されることになる。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ３とＳ８との間の状態に相当する。すなわち、この間にＳ５−６の情報処理が実行される。
【００９０】
図１３は、第１実施例に係るフローチャートである。具体的に言うと、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える（Ｓ５−６）際、図１１のように、取得項目「ｍａｉｌ」の項目値（属性値）として３個の項目値が存在する場合、上記の指定情報に基づいてその３個の項目値の中から指定される１個の項目値を、管理項目「メール宛先」の項目値とする情報処理に係るフローチャートである。
【００９１】
ＵＣＳ１６７は、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得（Ｓ５）すると、取得項目「ｍａｉｌ」の１個目の属性値が存在（Ｓ１１）する場合、属性値の分解を開始（Ｓ１２）する。続いて、取得項目「ｍａｉｌ」の各属性値について、指定された属性値であるか否かを判断（Ｓ１３・Ｓ１４）して、指定された属性値を１個発見（Ｓ１３）した場合、その属性値を管理項目「メール宛先」の項目値（Ｓ１５）として、属性値の分解を終了（Ｓ１６）する。続いて、スキャナアプリ１４３等にユーザ情報の検索終了通知を送信（Ｓ６）する。
【００９２】
図１４の画面変化図は、図１０の画面変化図に続く画面変化図である。第１実施例では、図１０の画面Ｆから図１４の画面Ｇにやがて画面が移る。
【００９３】
画面Ｇには、ＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等に提供（Ｓ８）されたユーザ情報が表示される。このユーザ情報は、ＬＤＡＰサーバ７０１からＵＣＳ１６７に応答（Ｓ５）された検索結果、すなわち、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報である。ただし、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報そのままではなく、ＵＣＳ１６７が、取得項目（図１１参照）を管理項目（図５・図６参照）に置き換えた（Ｓ５−６）ユーザ情報である。例えば、取得項目「ｍａｉｌ」は管理項目「メール宛先」に置き換えられている。なお、図１４の画面Ｇにユーザ「鈴木＊＊」のユーザ情報が多数表示されているのは、図１０の画面ＥでＬＤＡＰ検索条件「名前」が前方一致で「鈴木」と入力されたためである。
【００９４】
画面Ｇには、ユーザ「鈴木太郎」に関して、管理項目「メール宛先」の１個の項目値「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」が表示されている。これは、図１２の「最初から２番目」を指定しておいたため、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の最初から２番目の項目値「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」が、管理項目「メール宛先」の項目値として指定されたことに起因する。
【００９５】
ＵＣＳ１６７は、ユーザ「鈴木太郎」のユーザ情報に関して、管理項目「メール宛先」の１個の項目値「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」を１個のエントリに格納して管理する。
【００９６】
（第２実施例）
図１の融合機１０１に係る第２実施例について説明する。
【００９７】
第２実施例では、図１０の画面Ｅで「属性値指定ボタン１０２３」がタッチされると、図１２の属性値指定画面１２０１に画面が移る。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ２とＳ３との間の状態に相当する。
【００９８】
図１２の属性値指定画面１２０１については、第１実施例と同様である。
【００９９】
第２実施例では、図１２の属性値指定画面１２０１で「設定ボタン１２０２」がタッチされると、指定操作により入力された指定情報が設定されて、図１０の画面Ｅに画面が戻る。続いて、図１０の画面Ｆに画面が移り、やがてユーザ情報が表示されることになる。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ３とＳ８との間の状態に相当する。すなわち、この間にＳ５−６の情報処理が実行される。
【０１００】
図１５は、第２実施例に係るフローチャートである。具体的に言うと、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える（Ｓ５−６）際、図１１のように、取得項目「ｍａｉｌ」の項目値（属性値）として３個の項目値が存在する場合、上記の指定情報に基づいてその３個の項目値の中から指定される２個の項目値を、管理項目「メール宛先」の項目値とする情報処理に係るフローチャートである。
【０１０１】
ＵＣＳ１６７は、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得（Ｓ５）すると、取得項目「ｍａｉｌ」の１個目の属性値が存在（Ｓ２１）する場合、属性値の分解を開始（Ｓ２２）する。続いて、取得項目「ｍａｉｌ」の全属性値について、指定された属性値であるか否かを判断（Ｓ２３・Ｓ２４）して、指定された属性値を１個発見（Ｓ２３）するごとに、その属性値を管理項目「メール宛先」の項目値（Ｓ２５）として、属性値の分解を終了（Ｓ２６）する。続いて、スキャナアプリ１４３等にユーザ情報の検索終了通知を送信（Ｓ６）する。
【０１０２】
なお、ＵＣＳ１６７はここでは、ある管理項目の項目値として複数個の項目値を管理する場合、その複数個の項目値を１個のエントリに格納して管理するが、１個ではなく複数個のエントリに格納して管理してもよい。前者の場合、Ｓ２３で属性値を１個発見するごとに、Ｓ２５でその属性値を１個のエントリに次々に格納して行き、後者の場合、Ｓ２３で属性値を１個発見するごとに、Ｓ２５でエントリを作成して、その属性値をそのエントリに格納して行く。
【０１０３】
図１６の画面変化図は、図１０の画面変化図に続く画面変化図である。第２実施例では、図１０の画面Ｆから図１６の画面Ｈにやがて画面が移る。
【０１０４】
画面Ｈには、ＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等に提供（Ｓ８）されたユーザ情報が表示される。このユーザ情報は、ＬＤＡＰサーバ７０１からＵＣＳ１６７に応答（Ｓ５）された検索結果、すなわち、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報である。ただし、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報そのままではなく、ＵＣＳ１６７が、取得項目（図１１参照）を管理項目（図５・図６参照）に置き換えた（Ｓ５−６）ユーザ情報である。例えば、取得項目「ｍａｉｌ」は管理項目「メール宛先」に置き換えられている。なお、図１６の画面Ｈにユーザ「鈴木＊＊」のユーザ情報が多数表示されているのは、図１０の画面ＥでＬＤＡＰ検索条件「名前」が前方一致で「鈴木」と入力されたためである。
【０１０５】
画面Ｈでユーザ「鈴木太郎」がタッチされると、画面Ｉに画面が移る。画面Ｉには、ユーザ「鈴木太郎」に関して、管理項目「メール宛先」の２個の項目値「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とが表示されている。これは、図１２の「最後から１番目」と「最後から３番目」とを指定しておいたため、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の最後から１番目の項目値「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と最後から３番目の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とが、管理項目「メール宛先」の項目値として指定されたことに起因する。
【０１０６】
ＵＣＳ１６７は、ユーザ「鈴木太郎」のユーザ情報に関して、管理項目「メール宛先」の２個の項目値「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とを１個のエントリに格納して管理する。
【０１０７】
（第３実施例）
図１の融合機１０１に係る第３実施例について説明する。
【０１０８】
第３実施例では、図１０の画面Ｅで「属性値指定ボタン１０２３」がタッチされると、図１２の属性値指定画面１２０１に画面が移る。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ２とＳ３との間の状態に相当する。
【０１０９】
図１２の属性値指定画面１２０１については、第１実施例と同様である。
【０１１０】
第２実施例では、図１２の属性値指定画面１２０１で「設定ボタン１２０２」がタッチされると、指定操作により入力された指定情報が設定されて、図１０の画面Ｅに画面が戻る。続いて、図１０の画面Ｆに画面が移り、やがてユーザ情報が表示されることになる。この状態は、図７や図８のシステム図やフロー図で言うと、Ｓ３とＳ８との間の状態に相当する。すなわち、この間にＳ５−６の情報処理が実行される。
【０１１１】
図１７は、第３実施例に係るフローチャートである。具体的に言うと、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目を、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える（Ｓ５−６）際、図１１のように、取得項目「ｍａｉｌ」の項目値（属性値）として３個の項目値が存在する場合、上記の指定情報に基づいてその３個の項目値の全てを、管理項目「メール宛先」の項目値とする情報処理に係るフローチャートである。
【０１１２】
ＵＣＳ１６７は、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得（Ｓ５）すると、取得項目「ｍａｉｌ」の１個目の属性値が存在（Ｓ３１）する場合、属性値の分解を開始（Ｓ３２）する。続いて、取得項目「ｍａｉｌ」の全属性値を管理項目「メール宛先」の項目値（Ｓ３３・Ｓ３４）として、属性値の分解を終了（Ｓ３５）する。続いて、スキャナアプリ１４３等にユーザ情報の検索終了通知を送信（Ｓ６）する。
【０１１３】
なお、ＵＣＳ１６７はここでは、ある管理項目の項目値として複数個の項目値を管理する場合、その複数個の項目値を複数個のエントリに格納して管理するが、複数個ではなく１個のエントリに格納して管理してもよい。前者の場合、Ｓ３４で次の属性値が存在するごとに、Ｓ３３でエントリを作成して、その属性値をそのエントリに格納して行き、後者の場合、Ｓ３４で次の属性値が存在するごとに、Ｓ３３でその属性値を１個のエントリに次々に格納して行く。
【０１１４】
図１８の画面変化図は、図１０の画面変化図に続く画面変化図である。第２実施例では、図１０の画面Ｆから図１８の画面Ｊにやがて画面が移る。
【０１１５】
画面Ｊには、ＵＣＳ１６７からスキャナアプリ１４３等に提供（Ｓ８）されたユーザ情報が表示される。このユーザ情報は、ＬＤＡＰサーバ７０１からＵＣＳ１６７に応答（Ｓ５）された検索結果、すなわち、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報である。ただし、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報そのままではなく、ＵＣＳ１６７が、取得項目（図１１参照）を管理項目（図５・図６参照）に置き換えた（Ｓ５−６）ユーザ情報である。例えば、取得項目「ｍａｉｌ」は管理項目「メール宛先」に置き換えられている。なお、図１８の画面Ｊにユーザ「鈴木＊＊」のユーザ情報が多数表示されているのは、図１０の画面ＥでＬＤＡＰ検索条件「名前」が前方一致で「鈴木」と入力されたためである。
【０１１６】
画面Ｊには、ユーザ「鈴木太郎」に関して、管理項目「メール宛先」の３個の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とが表示されている。これは、図１２の「全て」を指定しておいたため、図１１の取得項目「ｍａｉｌ」の３個の項目値
「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」の全てが、管理項目「メール宛先」の項目値として指定されたことに起因する。
【０１１７】
ＵＣＳ１６７は、ユーザ「鈴木太郎」のユーザ情報に関して、管理項目「メール宛先」の３個の項目値「ｔａｒｏ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」と「ｔａｒｏｓｕｚｕｋｉ＠ｒ．ｃｏ．ｊｐ」とを３個のエントリに１個ずつ格納して管理する。
【０１１８】
（第４実施例）
図１の融合機１０１に係る第４実施例について、図１９のフローチャートにより説明する。
【０１１９】
第４実施例では、図９のシステム初期設定画面９０１で「アドレス帳登録／変更ボタン」がタッチされると、図２０のアドレス帳登録／変更画面２００１に画面が移る。
【０１２０】
図２０のアドレス帳登録／変更画面２００１では、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目（属性）とを対応させることにより、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせることができる。
【０１２１】
具体的に説明する。図２０のアドレス帳登録／変更画面２００１においては、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目の欄に、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目を候補として入力することができる。例えば、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」の欄に、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」を候補として入力することができる。
【０１２２】
図２０の「名前」の欄に「ｃｎ」を候補として入力することが、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」とを対応させることになり、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせることになる。
【０１２３】
図２０の「名前」の欄に「ｃｎ」を候補として入力するためには、図２０の「名前」の欄の「選択ボタン」をタッチして、図２０の属性選択画面２００２で「ｃｎ」をタッチするというタッチ操作を実行する。
【０１２４】
以下、実際にリンクが形成されるまでの具体的処理について説明する。
【０１２５】
図２０の「名前」の欄に「ｃｎ」が候補として入力されて、図２０の「設定ボタン」がタッチされると、ＵＣＳ１６７は、図７と図８のＳ４とＳ５の処理により、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得（Ｓ４１）する。さらに、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目の中に候補「ｃｎ」が存在するか否かを判断（Ｓ４２）する。
【０１２６】
そして、存在する場合には、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンク（Ｓ４３）させて、存在しない場合には、管理項目「名前」の項目値をＮＵＬＬ（Ｓ４４）とする。
【０１２７】
（第５実施例）
図１の融合機１０１に係る第５実施例について、図２１のフローチャートにより説明する。
【０１２８】
第５実施例では、図９のシステム初期設定画面９０１で「アドレス帳登録／変更ボタン」がタッチされると、図２２のアドレス帳登録／変更画面２２０１に画面が移る。
【０１２９】
図２２のアドレス帳登録／変更画面２２０１では、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目（属性）とを対応させることにより、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせることができる。
【０１３０】
具体的に説明する。図２２のアドレス帳登録／変更画面２２０１においては、融合機１０１により管理されるユーザ情報の１個の管理項目の欄に、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の複数個の管理項目を複数個の候補として入力することができる。例えば、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」の欄に、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とを第１候補と第２候補として入力することができる。
【０１３１】
図２２の「名前」の欄に「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とを第１候補と第２候補として入力することが、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」と、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」又は「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とを対応させることになり、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」又は「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」の項目値としてＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせることになる。
【０１３２】
図２２の「名前」の欄に「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とを第１候補と第２候補として入力するためには、図２２の「名前」の欄の「選択ボタン」をタッチして、第１候補については、図２２の属性選択画面２２０２で「ｃｎ」をタッチして、第２候補については、図２２の属性選択画面２２０２で「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」をタッチするというタッチ操作を実行する。
【０１３３】
以下、実際にリンクが形成されるまでの具体的処理について説明する。
【０１３４】
図２２の「名前」の欄に「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とが第１候補と第２候補として入力されて、図２２の「設定ボタン」がタッチされると、ＵＣＳ１６７は、図７と図８のＳ４とＳ５の処理により、ＬＤＡＰサーバ７０１からユーザ情報を取得（Ｓ５１）する。さらに、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目の中に第１候補「ｃｎ」が存在するか否かを判断（Ｓ５２）する。
【０１３５】
そして、存在する場合には、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンク（Ｓ５３）させて、存在しない場合には、ＬＤＡＰサーバ７０１から取得されたユーザ情報の取得項目の中に第２候補「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」が存在するか否かを判断（Ｓ５４）する。
【０１３６】
そして、存在する場合には、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」の項目値としてＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンク（Ｓ５５）させて、存在しない場合には、管理項目「名前」の項目値をＮＵＬＬ（Ｓ５６）とする。
【０１３７】
（第６実施例）
図１の融合機１０１に係る第６実施例について、図２３のフローチャートにより説明する。
【０１３８】
第６実施例では、図９のシステム初期設定画面９０１で「アドレス帳登録／変更ボタン」がタッチされると、図２４のアドレス帳登録／変更画面２４０１に画面が移る。
【０１３９】
図２４のアドレス帳登録／変更画面２４０１では、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目と、特定のＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目（属性）とを対応させることにより、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、特定のＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせることができる。
【０１４０】
具体的に説明する。図２４のアドレス帳登録／変更画面２４０１においては、融合機１０１により管理されるユーザ情報の１個の管理項目の欄に、特定のＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の複数個の管理項目を複数個の候補として入力することができる。例えば、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」の欄に、ＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」とＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｓｎ」とを第１候補と第２候補として入力することや、ＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」とＬＤＡＰサーバＢにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」とを第１候補と第２候補として入力することができる。すなわち、同一のＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目同士を、第１候補と第２候補として入力することや、別々のＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目同士を、第１候補と第２候補として入力することができる。
【０１４１】
図２４の「名前」の欄に「ｃｎ（サーバＡ）」と「ｃｎ（サーバＢ）」とを第１候補と第２候補として入力することが、融合機１０１により管理されるユーザ情報の管理項目である「名前」と、ＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」又はＬＤＡＰサーバＢにより管理されるユーザ情報の管理項目である「ｃｎ」とを対応させることになり、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報又は管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバＢにより管理されるユーザ情報にリンクさせることになる。
【０１４２】
図２４の「名前」の欄に「ｃｎ（サーバＡ）」と「ｃｎ（サーバＢ）」とを第１候補と第２候補として入力するためには、図２２の「名前」の欄の「選択ボタン」をタッチして、第１候補については、▲１▼図２４の属性選択画面２４０２で「ｃｎ」をタッチして、▲２▼図２４の「第１候補」の欄の「選択ボタン」をタッチして、▲３▼図２４のＬＤＡＰサーバ選択画面２４０３で「ＬＤＡＰサーバＡ」をタッチして、第２候補については、▲１▼図２４の属性選択画面２４０２で「ｃｎ」をタッチして、▲２▼図２４の「第２候補」の欄の「選択ボタン」をタッチして、▲３▼図２４のＬＤＡＰサーバ選択画面２４０３で「ＬＤＡＰサーバＡ」をタッチするというタッチ操作を実行する。
【０１４３】
以下、実際にリンクが形成されるまでの具体的処理について説明する。
【０１４４】
図２４の「名前」の欄に「ｃｎ（サーバＡ）」と「ｃｎ（サーバＢ）」とが第１候補と第２候補として入力されて、図２４の「設定ボタン」がタッチされると、ＵＣＳ１６７は、図７と図８のＳ４とＳ５の処理により、ＬＤＡＰサーバＡからユーザ情報を取得（Ｓ６１）する。さらに、ＬＤＡＰサーバＡから取得されたユーザ情報の取得項目の中に第１候補「ｃｎ」が存在するか否かを判断（Ｓ６２）する。
【０１４５】
そして、存在する場合には、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバＡにより管理されるユーザ情報にリンク（Ｓ６３）させて、存在しない場合には、図７と図８のＳ４とＳ５の処理により、ＬＤＡＰサーバＢからユーザ情報を取得（Ｓ６４）する。さらに、ＬＤＡＰサーバＢから取得されたユーザ情報の取得項目の中に第２候補「ｃｎ」が存在するか否かを判断（Ｓ６５）する。
【０１４６】
そして、存在する場合には、管理項目「名前」の項目値として融合機１０１により管理されるユーザ情報を、管理項目「ｃｎ」の項目値としてＬＤＡＰサーバＢにより管理されるユーザ情報にリンク（Ｓ６６）させて、存在しない場合には、管理項目「名前」の項目値をＮＵＬＬ（Ｓ６７）とする。
【０１４７】
（第４・第５・第６実施例）
第４・第５・第６実施例のように、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせる場合、ユーザ識別（エントリ識別）が必要となる。そのため、図１の融合機１０１では、ユーザ識別情報（エントリ識別情報）を設定することができる。
【０１４８】
図９のＬＤＡＰサーバ登録／変更画面９０２で「ユーザ識別情報設定ボタン９０３」がタッチされると、図２５のユーザ識別情報設定画面２５０１に画面が移る。
【０１４９】
図２５のユーザ識別情報設定画面２５０１では、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報の管理項目（属性）を入力することで、ユーザ識別情報を設定することができる。例えば「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」を入力するためには、図２５のユーザ情報設定画面２５０１で「選択ボタン」をタッチして、図２５の属性選択画面２５０２で「ｃｎ」と「ｅｍｐｌｏｙｅｅＮｕｍｂｅｒ」とをタッチするというタッチ操作を実行する。
【０１５０】
第４・第５・第６実施例のように、融合機１０１により管理されるユーザ情報を、ＬＤＡＰサーバ７０１により管理されるユーザ情報にリンクさせる場合、ユーザ情報と共にサーバ情報を管理するようにしてもよい。
【０１５１】
例えば、第４・第５実施例では、各ユーザのユーザ情報のデータ構造を、図２６Ａのようなツリー構造６０１として、ユーザ情報を管理してもよい。例えば、第６実施例では、各ユーザのユーザ情報のデータ構造を、図２６Ｂのようなツリー構造６０１として、ユーザ情報を管理してもよい。
【０１５２】
第１・第２・第３実施例と第４・第５・第６実施例とは、互いに組み合わせて実施してもよい。前者３実施例のどれと後者３実施例のどれとを組み合わせるかについては、適宜選択可能である。
【０１５３】
【発明の効果】
このように、本発明は第１に、ＬＤＡＰサーバ等の情報管理サーバからユーザ情報を取得して管理する画像形成装置に関して、情報管理サーバから取得されたユーザ情報の取得項目を、画像形成装置により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合につき、その複数個の項目値の中のどの項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とするかに係る設定自由度を向上させることを可能にする。
【０１５４】
このように、本発明は第２に、ＬＤＡＰサーバ等の情報管理サーバからユーザ情報を取得して管理する画像形成装置に関して、画像形成装置により管理されるユーザ情報を、情報管理サーバにより管理されるユーザ情報にリンクさせることを可能にすると共に、画像形成装置により管理されるユーザ情報のどの管理項目と、情報管理サーバにより管理されるユーザ情報のどの管理項目とを対応させるかに係る設定自由度を向上させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の例である融合機を表す。
【図２】図１の融合機のハードウェアを表す。
【図３】図１の融合機の外観を表す。
【図４】オペレーションパネルを表す。
【図５】融合機に管理されるユーザ情報に係るアドレス帳を表す。
【図６】融合機に管理されるユーザ情報に係るツリー構造を表す。
【図７】融合機とＬＤＡＰサーバの間での要求と応答に係るシステム図である。
【図８】融合機とＬＤＡＰサーバの間での要求と応答に係るフロー図である。
【図９】システム初期設定画面とＬＤＡＰサーバ登録／変更画面を表す。
【図１０】融合機とＬＤＡＰサーバの間での要求と応答に係る画面変化図である。
【図１１】ＬＤＡＰサーバから取得されたユーザ情報を表す。
【図１２】属性値指定画面を表す。
【図１３】第１実施例に係るフローチャートである。
【図１４】図１０の画面変化図に続く画面変化図である。
【図１５】第２実施例に係るフローチャートである。
【図１６】図１０の画面変化図に続く画面変化図である。
【図１７】第３実施例に係るフローチャートである。
【図１８】図１０の画面変化図に続く画面変化図である。
【図１９】第４実施例に係るフローチャートである。
【図２０】アドレス帳登録／変更画面と属性選択画面を表す。
【図２１】第５実施例に係るフローチャートである。
【図２２】アドレス帳登録／変更画面と属性選択画面を表す。
【図２３】第６実施例に係るフローチャートである。
【図２４】アドレス帳登録／変更画面と属性選択画面とＬＤＡＰサーバ選択画面を表す。
【図２５】ユーザ識別情報設定画面と属性選択画面を表す。
【図２６】融合機に管理されるユーザ情報に係るツリー構造を表す。
【符号の説明】
１０１ 融合機
１１１ ハードウェア
１１２ ソフトウェア
１１３ 融合機起動部
１２１ 撮像部
１２２ 印刷部
１２３ その他のハードウェア
１３１ アプリケーション
１３２ プラットフォーム
１３３ アプリケーションインタフェース
１３４ エンジンインタフェース
１４１ コピーアプリ
１４２ プリンタアプリ
１４３ スキャナアプリ
１４４ ファクシミリアプリ
１４５ ネットワークファイルアプリ
１５１ コントロールサービス
１５２ システムリソースマネージャ
１５３ ハンドラ
１６１ ネットワークコントロールサービス
１６２ ファクシミリコントロールサービス
１６３ デリバリコントロールサービス
１６４ エンジンコントロールサービス
１６５ メモリコントロールサービス
１６６ オペレーションパネルコントロールサービス
１６７ ユーザディレクトリコントロールサービス
１６８ システムコントロールサービス
１７１ ファクシミリコントロールユニットハンドラ
１７２ イメージメモリハンドラ
２０１ コントローラ
２０２ オペレーションパネル
２０３ ファクシミリコントロールユニット
２１１ ＣＰＵ
２１２ ＡＳＩＣ
２２１ ＮＢ
２２２ ＳＢ
２３１ ＭＥＭ−Ｐ
２３２ ＭＥＭ−Ｃ
２３３ ＨＤＤ
２４１ ＮＩＣ
２４２ ＵＳＢデバイス
２４３ ＩＥＥＥ１３９４デバイス
２４４ セントロニクスデバイス
３０１ 原稿セット部
３０２ 給紙部
３０３ 排紙部
３１１ タッチパネル
３１２ 数字ボタン
３１３ スタートボタン
３２１ ＡＤＦ
３２２ フラットベッド
３２３ フラットベッドカバー
５０１ アドレス帳
６０１ ツリー構造
７０１ ＬＤＡＰサーバ
７１１ ＬＡＮ
７２１ スキャナ用画面
７２２ ファクシミリ用画面
９０１ システム初期設定画面
９０２ ＬＤＡＰサーバ登録／変更画面
９０３ ユーザ識別情報設定ボタン
１００１ ルーペボタン
１００２ ＬＤＡＰ検索ボタン
１０１１ ＬＤＡＰサーバ選択ボタン
１０１２ ＬＤＡＰ検索条件入力ボタン
１０２１ ＯＫボタン
１０２２ ＯＫボタン
１０２３ 属性値指定ボタン
１２０１ 属性値指定画面
１２０２ 設定ボタン
２００１ アドレス帳登録／変更画面
２００２ 属性選択画面
２２０１ アドレス帳登録／変更画面
２２０２ 属性選択画面
２４０１ アドレス帳登録／変更画面
２４０２ 属性選択画面
２４０３ ＬＤＡＰサーバ選択画面
２５０１ ユーザ識別情報設定画面
２５０２ 属性選択画面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus and an image forming method such as a copy, a printer, a scanner, a facsimile, a multifunction peripheral, and a multifunction peripheral.
[0002]
[Prior art]
In recent years, "multifunction machines" and "multifunction machines" that have realized the functions of copying, printers, scanners, and facsimiles with a single device have come to the market. These multifunction peripherals and multifunction peripherals have hardware such as an imaging unit, a printing unit, a communication unit, etc., and four types of software corresponding to a copy, a printer, a scanner, and a facsimile. When these software are switched, Functions as a copy, printer, scanner or facsimile. When functioning as a copy or printer, an image is printed on printing paper or the like, and when functioning as a scanner or facsimile, the image is transmitted to another device via a network or the like.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Among the functions of multifunction devices and multifunction devices, there are functions that require “user information”. For example, when a multifunction peripheral or a multifunction peripheral functions as a scanner or a facsimile, “user information” such as a mail address or a facsimile telephone number is required. Multifunction devices and multifunction devices are provided with a function to manage these user information, but multifunction devices and multifunction devices are also equipped with a function to acquire these user information from the “information management server”. It is convenient to be there. Examples of such “information management server” include an LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) server used for managing employee information, customer information, resident information, and the like.
[0004]
In the LDAP server, a person or an organization is considered as an “object”. Information about individual objects is stored by “entries” of the individual objects. The entry stores “object class” that is information about the type of object, “attribute” that is information about the nature of the object, and the like. The attributes are “attribute type” such as c (country) o (organization) ou (intra-organizational unit) cn (first name and last name) sn (first name) givenName (first name) mail (email address) facsimileTelephoneNumber (facsimile telephone number), and c: Japan, o: Ricoh, ou: R & D Department, cn: Taro Suzuki, sn: Suzuki, givenName: Taro, etc. Since each entry is hierarchized by object class, the identification name (DN) of each entry is configured by arranging the relative identification name (RDN) of each entry derived from one attribute (identification attribute) of each entry in hierarchical order. Is done.
[0005]
Various “requests” and “responses” are repeated between the LDAP client and the LDAP server. In LDAP, authentication-type operations such as binding and unbinding, query-type operations such as search and comparison, addition, deletion, and modification. Update system operations such as are provided. For example, when a “search operation” is requested from the LDAP client to the LDAP server, a “search result” is returned from the LDAP server to the LDAP client.
[0006]
When the multifunction device or the multifunction device acquires user information from the LDAP server, the user information acquisition item acquired from the LDAP server needs to be replaced with a user information management item managed by the multifunction device or the multifunction device. . This is because the user information management items (attributes stored in the entry) managed by the LDAP server are not necessarily the same as the user information management items managed by the multifunction peripheral or multi-function peripheral. For example, the e-mail address is managed by the management item (attribute) “mail” in the LDAP server, but the e-mail address is managed by the management item “mail destination” in the multi-function peripheral or multi-function peripheral.
[0007]
At this time, there may be a plurality of item values as item values of a certain acquisition item. For example, regarding the user “Taro Suzuki”, three item values “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.jp”, “tarosuzuki@r.co.jp” as the item values of the acquired item “mail”. May exist. In this case, it is ideal that the setting degree of freedom relating to which item value among the plurality of item values is the item value of the management item replaced from the acquired item is higher.
[0008]
Further, when the multifunction peripheral or the multifunction peripheral acquires user information from the LDAP server, it is convenient to link the user information managed by the multifunction peripheral or the multifunction peripheral to the user information managed by the LDAP server. For this purpose, it is necessary to associate the management items of user information managed by the multifunction peripheral or the multifunction peripheral with the management items of user information managed by the LDAP server. In this case, it is ideal that the degree of freedom of setting for which management items of user information managed by the multifunction peripheral or multi-function device correspond to which management items of user information managed by the LDAP server is high. .
[0009]
Therefore, according to the present invention, first, regarding an image forming apparatus that acquires and manages user information from an information management server such as an LDAP server, acquisition items of user information acquired from the information management server are managed by the image forming apparatus. When there are multiple item values as the item value of a certain acquisition item, which item value among the multiple item values can be replaced from that acquisition item It is an object to improve the degree of freedom of setting related to the item value.
[0010]
Therefore, the present invention secondly relates to an image forming apparatus that acquires and manages user information from an information management server such as an LDAP server, and user information managed by the image forming apparatus is changed to user information managed by the information management server. Proposal of a method for linking to the user, and regarding the method, setting of which management items of user information managed by the image forming apparatus and which management items of user information managed by the information management server are associated The problem is to improve the degree.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention (image forming apparatus) described in claim 1 includes information acquisition means for acquiring user information from an information management server for managing user information, and information management means for managing user information acquired by the information acquisition means. An image forming apparatus comprising: when replacing an acquisition item of user information acquired by the information acquisition unit with a management item of user information managed by the information management unit, a plurality of items as item values of a certain acquisition item When a value exists, one item value specified from among the plurality of item values based on the specifying operation is set as the item value of the management item replaced from the acquired item.
[0012]
According to a second aspect of the present invention (an image forming apparatus), an information acquisition unit that acquires user information from an information management server that manages user information, and an information management unit that manages user information acquired by the information acquisition unit are provided. An image forming apparatus comprising: when replacing an acquisition item of user information acquired by the information acquisition unit with a management item of user information managed by the information management unit, a plurality of items as item values of a certain acquisition item When a value exists, a plurality of item values specified from among the plurality of item values based on the specifying operation are set as item values of management items that are replaced from the acquired items.
[0014]
Claim 3 The invention (image forming apparatus) described in claim 1 relates to the invention (image forming apparatus) described in claim 1 or 2, wherein the designation operation is performed before the user information is acquired by the information acquisition means. It is an operation.
[0015]
Claim 4 The invention (image forming apparatus) according to claim 1 relates to the invention (image forming apparatus) according to claim 1 or 2, wherein the designation operation is performed after the user information is acquired by the information management means. It is.
[0025]
Claim 5 The invention described in (image forming method) includes an information acquisition stage for acquiring user information from an information management server for managing user information, and an information management stage for managing user information acquired by the information acquisition stage, An image forming method for executing image forming processing using user information managed in the information management stage, wherein the user information acquisition item acquired in the information acquisition stage is managed in the information management stage When a plurality of items exist as item values of a certain acquisition item when replacing with a management item of information, acquisition of one item value specified from the plurality of item values based on the specifying operation The item value of the management item replaced from the item.
[0026]
Claim 6 The invention described in (image forming method) includes an information acquisition stage for acquiring user information from an information management server for managing user information, and an information management stage for managing user information acquired by the information acquisition stage, An image forming method for executing image forming processing using user information managed in the information management stage, wherein the user information acquisition item acquired in the information acquisition stage is managed in the information management stage When there are multiple items as the item value of a certain acquisition item when replacing it with a management item of information, the acquisition of a plurality of item values specified from the plurality of item values based on the specified operation The item value of the management item replaced from the item.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described.
[0040]
FIG. 1 shows a compound machine 101 which is an example of an embodiment of the present invention. The compound machine 101 shown in FIG. 1 includes various hardware 111, various software 112, and a compound machine starting unit 113. As a result, the MFP 101 of FIG. 1 functions as a copy, a printer, a scanner, or a facsimile.
[0041]
As the hardware 111, there are an imaging unit 121, a printing unit 122, and other hardware 123.
[0042]
The imaging unit 121 is hardware for acquiring an image (image data) from a document, and is used when functioning as a copy, a scanner, or a facsimile. The imaging unit 121 may be a monochrome image or a color image. The photographing unit 121 includes a document setting unit and the like as a mechanism relating to a document.
[0043]
The printing unit 122 is hardware for printing an image (image data) on a printing paper or the like, and is used when functioning as a copy, a printer, or a facsimile. The printing unit 122 may be a monochrome image or a color image. Here, the printing unit 122 employs an electrophotographic system, and includes a photoconductor, a charging machine, an exposure machine, a developing machine, a transfer machine, a fixing machine, and the like. The printing unit 122 includes a paper feeding unit, a paper discharge unit, a printing paper transport mechanism, and the like as mechanisms relating to printing paper and the like.
[0044]
The other hardware 123 will be described with reference to FIG.
[0045]
As the software 112, there are various applications 131 and a platform 132. These are executed in parallel on a process basis by an OS (Operating System) such as UNIX (registered trademark).
[0046]
The application 131 is software for executing information processing unique to each function such as copy, printer, scanner, and facsimile. The application 131 includes a copy application 141 that is a copy application, a printer application 142 that is a printer application, a scanner application 143 that is a scanner application, a facsimile application 144 that is a facsimile application, and a network. There is a network file application 145 that is an application for a file. The network file application 145 includes Web server software for distributing HTML documents and the like, a Web browser for browsing HTML documents and the like.
[0047]
The platform 132 is software for executing information processing related to a processing request from the application 131 to the hardware 111. In order to receive a processing request from the application 131, an application interface (API) 133 that receives a processing request by a predefined function is used. In order to transmit a processing request to the hardware 111, a predefined request is used. The engine interface (ENI) 134 is used to transmit a processing request by a function. The platform 132 includes various control services 151, a system resource manager 152, and various handlers 153.
[0048]
The control service 151 interprets a processing request from the application 131 to the hardware 111, and generates a hardware 111 acquisition request according to the interpretation result. The control service 151 includes a network control service (NCS) 161, a facsimile control service (FCS) 162, a delivery control service (DCS) 163, an engine control service (ECS) 164, a memory control service (MCS) 165, An operation panel control service (OCS) 166, a user directory control service (UCS) 167, and a system control service (SCS) 168 exist.
[0049]
The process of the NCS 161 provides an API for performing data communication via a network or the like. The process of FCS 162 provides an API for performing image data communication, image data acquisition, image data printing, and the like as a facsimile. The process of DCS 163 performs control related to distribution of document data stored in the multi-function peripheral 101. The process of the ECS 164 performs control related to engine units such as the imaging unit 121 and the printing unit 122. The process of the MCS 165 performs control related to a memory and a hard disk drive such as image data storage and image data processing. The process of the OCS 166 performs control related to the operation panel. The process of the UCS 167 performs control related to management of user information. The process of the SCS 168 performs control related to system management.
[0050]
The system resource manager (SRM) 152 arbitrates the acquisition request of the hardware 111 and performs control for realizing the processing request to the hardware 111 according to the arbitration result. Specifically, the process of the SRM 152 determines whether or not the hardware 111 related to the acquisition request can be used (whether or not it conflicts with other acquisition requests), and if so, that fact Is notified to the control service 151. Furthermore, a use schedule for the hardware 111 related to the acquisition request is created, and control is performed to realize a processing request to the hardware 111 according to the creation result.
[0051]
The handler 153 manages the hardware 111 according to the arbitration result. The handler 153 includes a facsimile control unit handler (FCUH) 171 and an image memory handler (IMH) 172. The FCUH 171 manages the facsimile control unit. The IMH 172 allocates memory to each process and manages the memory allocated to each process.
[0052]
The MFP starter 113 is executed first when the MFP 101 is turned on. As a result, an OS such as UNIX (registered trademark) is activated, and the application 131 and the platform 132 are activated. These programs are stored in the hard disk drive, played back from the hard disk drive, and activated in the memory.
[0053]
FIG. 2 shows the hardware 111 of the compound machine 101 of FIG. As the hardware 111, there are a controller 201, an operation panel 202, a facsimile control unit (FCU) 203, an imaging unit 121, and a printing unit 122. Components other than the imaging unit 121 and the printing unit 122 in FIG. 2 correspond to “other hardware 123” in FIG.
[0054]
The controller 201 includes a CPU 211, an ASIC 212, an NB (North Bridge) 221, an SB (South Bridge) 222, a MEM-P (System Memory) 231, a MEM-C (Local Memory) 232, and an HDD (Hard Disk Drive). ) 233, NIC (Network Interface Controller) 241, USB device 242, IEEE 1394 device 243, and Centronics device 244.
[0055]
The CPU 211 is hardware for executing various information processing. For example, the application 131 and the platform 132 are executed in parallel on a process basis by an OS such as UNIX (registered trademark). The ASIC 212 is an image data processing IC. The NB 221 is a bridge for connecting the CPU 211 and the ASIC 212. The SB 222 is a bridge for connecting the NB 221 and peripheral devices. The ASIC 212 and the NB 221 are connected via an AGP (Accelerated Graphics Port).
[0056]
The MEM-P 231 is a memory used by being connected to the NB 221. The MEM-C 232 is a memory used by being connected to the ASIC 212. The HDD 233 is a storage used by being connected to the ASIC 212, and is used to perform image data accumulation, document data accumulation, program accumulation, font data accumulation, form data accumulation, and the like.
[0057]
The NIC 241 is a controller for performing data communication using a MAC address or the like via a network or the like. The USB device 242 is a device for providing a serial port compliant with the USB standard. The IEEE 1394 device 243 is a device for providing a serial port conforming to the IEEE 1394 standard. The Centronics device 244 is a device for providing a Centronics specification parallel port. The NIC 241, USB device 242, IEEE 1394 device 243, and Centronics device 244 are connected to the NB 221 and the SB 222 by a PCI bus.
[0058]
The operation panel 202 is hardware (operation unit) for an operator to input to the multifunction machine 101 and hardware (display unit) for the multifunction machine 101 to output to the operator. The operation panel 202 is connected to the ASIC 212. The FCU 203, the imaging unit 121, and the printing unit 122 are connected to the ASIC 212 via a PCI bus.
[0059]
FIG. 3 shows the appearance of the compound machine 101 of FIG. FIG. 3 shows the position of the imaging unit 121, the position of the printing unit 122, and the position of the operation panel 202. FIG. 3 further shows a document setting unit 301 for setting a document, a sheet feeding unit 302 that serves as a printing paper feed destination, and a paper discharge unit 303 that serves as a printing paper discharge destination. The document setting unit 301 is a component of the imaging unit 121, and the paper feed unit 302 and the paper discharge unit 303 are components of the printing unit 122.
[0060]
As shown in FIG. 4, the operation panel 202 includes a touch panel 311, numeric buttons 312, and a start button 313.
[0061]
The touch panel 311 is hardware (touch operation unit) for an operator to input to the multifunction machine 101 by touch operation, and hardware (screen display unit) for the multifunction machine 101 to output to the operator by screen display. It is. The numeric buttons 312 are hardware for an operator to input numeric values by operating buttons on the multifunction machine 101. The start button 313 is hardware for an operator to input a start to the multifunction machine 101 by operating a button.
[0062]
When a document is set in the document setting unit 301, the multifunction machine 101 acquires an image from the document by the imaging unit 121 when the start button 313 is pressed. When the multifunction machine 101 functions as a copy, the printing unit 122 prints the image on printing paper or the like. When the multifunction machine 101 functions as a scanner or facsimile, the NIC 241 or the like transmits the image to another device via a network or the like. Will be sent to. The paper feed destination of the print paper is the paper feed unit 302, and the paper discharge destination of the print paper is the paper discharge unit 303.
[0063]
The document setting unit 301 includes an ADF (automatic document feeder) 321, a flat bed 322, and a flat bed cover 323.
[0064]
The ADF 321 is installed on the upper surface of the flat bed cover 323. A plurality of documents can be stacked on the ADF 321. When a document is set on the ADF 321, the multi-function peripheral 101 acquires an image from the document by the imaging unit 121 when the start button 313 is pressed. More specifically, when the start button 313 is pressed, the ADF 321 conveys a plurality of originals one by one along the path shown by the arrow in FIG. 3, and the imaging unit 121 shows the arrow shown in FIG. An image is acquired from a document conveyed one by one along the path.
[0065]
The flat bed 322 appears when the flat bed cover 323 is opened. The flat bed 322 is formed of a transparent member such as glass or plastic. A document is set downward on the flat bed 322. When a document is set on the flat bed 322, the multifunction machine 101 acquires an image from the document by the imaging unit 121 when the start button 313 is pressed. More specifically, when the start button 313 is pressed, the imaging unit 121 acquires an image from a document facing through the flat bed 322.
[0066]
The paper feed unit 302 includes four paper feed trays that serve as paper feed destinations and one manual feed tray. The paper discharge unit 303 includes a single paper discharge tray that serves as a paper discharge destination for printing paper.
[0067]
(User information)
Management of user information in the multi-function peripheral 101 of FIG. 1 will be described.
[0068]
1, the user information is stored and managed in the HDD 233 (see FIG. 2) by the UCS 167 (see FIG. 1), and mainly the scanner application 143 (see FIG. 1) and the facsimile application 144 (see FIG. 1). 1). This is because when the multifunction machine 101 functions as a scanner or a facsimile, user information such as a mail address or a facsimile telephone number is required. The MFP 101 uses the user information stored and managed in the HDD 233 by the UCS 167 to perform image formation processing such as sending an image to another device via a network or the like (as a copy, printer, scanner, or facsimile). Can be executed.
[0069]
In the MFP 101 of FIG. 1, user information is managed by the UCS 167 in the address book 501 as shown in FIG. That is, the user (entry) is managed based on the user ID (entry ID), and the user information includes item values of management items such as “name”, “display name”, “reading”, “mail destination”, and “FAX destination”. Managed as. The data structure of the user information for each user has a tree structure 601 as shown in FIG. That is, the management items “name” and “display name” are parent items, and the management items “mail destination” and “FAX destination” are child items. Note that the user information of one user is usually stored and managed in one entry, but may be stored and managed in a plurality of entries.
[0070]
The MFP 101 in FIG. 1 can acquire and manage user information from an LDAP server via a network or the like. Here, as shown in FIG. 7, the multi-function peripheral 101 is connected to three LDAP servers 701 (LDAP servers A, B, and C) via a LAN 711, and three LDAP servers 701 (LDAP servers A, B, and C). The user information can be acquired and managed via the LAN 711.
[0071]
This will be specifically described with reference to the system diagrams and flowcharts of FIGS. The scanner application 143 and the facsimile application 144 display a scanner screen 721 and a facsimile screen 722 as shown in FIG. 7 on the touch panel 311 (see FIG. 4). When an operation to acquire (search) user information from the LDAP server 701 is input via these screens, a server information acquisition request is transmitted from the scanner application 143 or the like to the UCS 167 (S1). In response, server information is provided from the UCS 167 to the scanner application 143 or the like (S2).
[0072]
The server information is information related to the LDAP server 701 connected to the MFP 101, and is stored and managed in the HDD 233 by the UCS 167. The management items of the server information are “server name”, “port number”, “IP address”, and the like. The server information can be registered / changed on a system initial setting screen 901 and an LDAP server registration / change screen 902 as shown in FIG. Specifically, when the “LDAP server registration / change button” is touched on the system initial setting screen 901, the screen moves to the LDAP server registration / change screen 902, and server information is input on the LDAP server registration / change screen 902. When the “setting button” is touched, the screen returns to the system initial setting screen 901, and server information is registered / changed. These screens are displayed on the touch panel 311 by the SCS 168 (see FIG. 1).
[0073]
Subsequently, when an operation for obtaining (searching) desired user information from the desired LDAP server 701 is input based on the server information, a search request for user information is transmitted from the scanner application 143 or the like to the UCS 167 (S3). In response to this, the search operation is requested from the UCS 167 to the LDAP server 701 (S4), and the search result is returned from the LDAP server 701 to the UCS 167 in response (S5). A user information search end notification is transmitted to the application 143 or the like (S6).
[0074]
Subsequently, a user information acquisition request is transmitted from the scanner application 143 or the like to the UCS 167 (S7), and the user information is provided from the UCS 167 to the scanner application 143 or the like accordingly (S8).
[0075]
This will be described with reference to the screen change diagram of FIG. Screen A is the scanner screen 721 of FIG. When “loupe button 1001” is touched on screen A, the screen moves to screen B. When “LDAP search button 1002” is touched on screen B, the screen moves to screen C. When the “LDAP server selection button 1011” is touched on the screen C, the screen moves to the screen D, and when the “LDAP search condition input button 1012” is touched on the screen C, the screen moves to the screen E. When an LDAP server is selected on screen D and “OK button 1021” is touched, the screen returns to screen C. When an LDAP search condition is input on screen E and “OK button 1022” is touched, screen F The screen will move to and user information will eventually be displayed.
[0076]
Note that the operation of touching the “LDAP search button 1002” on the screen B corresponds to the operation of acquiring (searching) user information from the LDAP server 701, and the LDAP server is selected on the screen D and the “OK button 1021 is selected”. And the operation of inputting the LDAP search condition on the screen E and touching the “OK button 1022” corresponds to the operation of acquiring (searching) desired user information from the desired LDAP server 701. .
[0077]
FIG. 11 shows a search result returned from the LDAP server 701 to the UCS 167 (S5), that is, user information acquired from the LDAP server 701. Acquisition items of user information include “cn”, “sn”, “givenName”, “mail”, “facsimile Telephone Number”, and the like. This is because the LDAP server 701 manages user information as item values (attribute values) of management items (attributes) such as “cn”, “sn”, “givenName”, “mail”, and “facsimileTelephoneNumber”. To be precise, in the LDAP server 701, characters other than ASCII characters such as Japanese are described after being encoded in the Base64 format, but are omitted for convenience in FIG.
[0078]
When the MFP 101 acquires user information from the LDAP server 701, it is necessary to replace the user information acquisition item acquired from the LDAP server 701 with a user information management item managed by the MFP 101. This is because the user information management item managed by the LDAP server 701 and the user information management item managed by the multi-function peripheral 101 are not necessarily the same. For example, in the LDAP server 701, the mail address is managed by the management item “mail” (see FIG. 11), but in the multi-function peripheral 101, the mail address is managed by the management item “mail destination” (see FIGS. 5 and 6). Is done.
[0079]
At this time, there may be a plurality of item values as item values of a certain acquisition item. For example, in FIG. 11, regarding the user “Taro Suzuki”, three item values “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.jp”, and “tarosuzuki@r.co” are obtained as item values of the acquired item “mail”. .Jp "exists. In this case, it is ideal that the degree of setting freedom related to which item value among the plurality of item values is the item value of the management item replaced from the acquired item is higher. This is dealt with in the first, second and third embodiments.
[0080]
Further, when the MFP 101 acquires user information from the LDAP server 701, it is convenient to link the user information managed by the MFP 101 to the user information managed by the LDAP server 701. For this purpose, it is necessary to associate the management items of user information managed by the multi-function peripheral 101 with the management items of user information managed by the LDAP server 701. In this case, it is ideal that the degree of freedom of setting related to which management item of user information managed by the multi-function peripheral 101 and which management item of user information managed by the LDAP server 701 is made to correspond is ideal. This is dealt with in the fourth, fifth and sixth embodiments.
[0081]
1, the data structure of the user information acquired from the LDAP server 701 is S5-6 between S5 and S6, as shown in FIGS. It is assumed that the data structure is converted into a data structure as shown in FIG. At this time, the UCS 167 replaces the user information acquisition item acquired from the LDAP server 701 with the user information management item managed by the multi-function peripheral 101.
[0082]
(First embodiment)
A first embodiment relating to the multifunction machine 101 of FIG. 1 will be described.
[0083]
In the first example, when the “attribute value designation button 1023” is touched on the screen E in FIG. 10, the screen moves to the attribute value designation screen 1201 in FIG. This state corresponds to a state between S2 and S3 in the system diagrams and flowcharts of FIGS.
[0084]
In the attribute value designation screen 1201 of FIG. 12, when replacing the acquisition item of user information acquired from the LDAP server 701 with the management item of user information managed by the multi-function peripheral 101 in S5-6, When a plurality of item values exist as item values, it is possible to specify in advance which item value among the plurality of item values is to be the item value of the management item that is replaced from the acquired item.
[0085]
For example, if “second from the beginning” in FIG. 12 is designated, the item value “suzuki@r.co.jp” of the acquisition item “mail” in FIG. 11 is changed to the acquisition item in FIG. It is specified as the item value of the management item “mail destination” replaced from “mail”. Thus, the case where one item value is designated from among a plurality of item values will be described in the first embodiment.
[0086]
For example, if “first from the end” and “third from the end” in FIG. 12 are designated, the item value “tarosuzuki@r.co.jp” of the acquisition item “mail” in FIG. ”And the item value“ taro@r.co.jp ”are specified as the item value of the management item“ mail destination ”replaced with the acquisition item“ mail ”in FIG. As described above, a case where a plurality of item values are designated from a plurality of item values will be described in a second embodiment to be described later.
[0087]
For example, if “all” in FIG. 12 is specified, the three item values “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.” Of the acquisition item “mail” in FIG. All of “jp” and “tarosuzuki@r.co.jp” are specified as item values of the management item “mail destination” replaced with the acquisition item “mail” in FIG. In this way, the case of designating all of the plurality of item values will be described in a third embodiment to be described later.
[0088]
Here, the designation operation is performed before the user information is acquired from the LDAP server 701 (before S5). However, the designation operation is performed after the user information is acquired from the LDAP server 701 (after S5). You may make it perform. In that case, for example, the designation operation can be performed while viewing the user information acquired from the LDAP server 701.
[0089]
In the first example, when the “setting button 1202” is touched on the attribute value designation screen 1201 in FIG. 12, the designation information input by the designation operation is set, and the screen returns to the screen E in FIG. Subsequently, the screen moves to the screen F in FIG. 10, and the user information is eventually displayed. This state corresponds to a state between S3 and S8 in the system diagrams and flowcharts of FIGS. That is, the information processing of S5-6 is executed during this period.
[0090]
FIG. 13 is a flowchart according to the first embodiment. Specifically, when the acquisition item of user information acquired from the LDAP server 701 is replaced with a management item of user information managed by the MFP 101 (S5-6), as shown in FIG. When three item values exist as item values (attribute values) of “mail”, one item value designated from among the three item values based on the designation information is assigned to the management item “mail”. It is a flowchart which concerns on the information processing used as the item value of "destination".
[0091]
When the UCS 167 acquires user information from the LDAP server 701 (S5), if the first attribute value of the acquisition item “mail” exists (S11), the UCS 167 starts decomposing the attribute value (S12). Subsequently, for each attribute value of the acquired item “mail”, it is determined whether or not the attribute value is a specified attribute value (S13 / S14), and when one specified attribute value is found (S13), The attribute value is set as the item value (S15) of the management item “mail destination”, and the decomposition of the attribute value ends (S16). Subsequently, a user information search end notification is transmitted to the scanner application 143 or the like (S6).
[0092]
14 is a screen change diagram that follows the screen change diagram of FIG. In the first embodiment, the screen eventually moves from screen F in FIG. 10 to screen G in FIG.
[0093]
On the screen G, user information provided (S8) from the UCS 167 to the scanner application 143 or the like is displayed. This user information is the search result returned from the LDAP server 701 to the UCS 167 (S5), that is, the user information acquired from the LDAP server 701. However, the user information acquired from the LDAP server 701 is not as it is, but the UCS 167 replaces the acquired item (see FIG. 11) with the management item (see FIGS. 5 and 6) (S5-6). For example, the acquisition item “mail” is replaced with the management item “mail destination”. Note that a large amount of user information of the user “Suzuki **” is displayed on the screen G in FIG. 14 because the LDAP search condition “name” is entered as “Suzuki” with a forward match on the screen E in FIG. is there.
[0094]
On the screen G, for the user “Taro Suzuki”, one item value “suzuki@r.co.jp” of the management item “mail address” is displayed. This is because “second from the beginning” in FIG. 12 is designated, so the second item value “suzuki@r.co.jp” from the beginning of the acquisition item “mail” in FIG. This is because it is specified as the item value of “destination”.
[0095]
The UCS 167 stores and manages one item value “suzuki@r.co.jp” of the management item “mail destination” in one entry for the user information of the user “Taro Suzuki”.
[0096]
(Second embodiment)
A second embodiment according to the compound machine 101 of FIG. 1 will be described.
[0097]
In the second embodiment, when the “attribute value designation button 1023” is touched on the screen E in FIG. 10, the screen moves to the attribute value designation screen 1201 in FIG. This state corresponds to a state between S2 and S3 in the system diagrams and flowcharts of FIGS.
[0098]
The attribute value designation screen 1201 in FIG. 12 is the same as in the first embodiment.
[0099]
In the second embodiment, when the “setting button 1202” is touched on the attribute value designation screen 1201 in FIG. 12, the designation information input by the designation operation is set, and the screen returns to the screen E in FIG. Subsequently, the screen moves to the screen F in FIG. 10, and the user information is eventually displayed. This state corresponds to a state between S3 and S8 in the system diagrams and flowcharts of FIGS. That is, the information processing of S5-6 is executed during this period.
[0100]
FIG. 15 is a flowchart according to the second embodiment. Specifically, when the acquisition item of user information acquired from the LDAP server 701 is replaced with a management item of user information managed by the MFP 101 (S5-6), as shown in FIG. When three item values exist as item values (attribute values) of “mail”, two item values designated from the three item values based on the designation information described above are stored in the management item “mail”. It is a flowchart which concerns on the information processing used as the item value of "destination".
[0101]
When the UCS 167 acquires user information from the LDAP server 701 (S5), if the first attribute value of the acquisition item “mail” exists (S21), the UCS 167 starts disassembling the attribute value (S22). Subsequently, for every attribute value of the acquired item “mail”, it is determined whether or not it is a specified attribute value (S23 / S24), and every time one specified attribute value is found (S23), The attribute value is set as the item value (S25) of the management item “mail destination”, and the decomposition of the attribute value ends (S26). Subsequently, a user information search end notification is transmitted to the scanner application 143 or the like (S6).
[0102]
Here, when managing a plurality of item values as item values of a certain management item, the UCS 167 stores and manages the plurality of item values in one entry. You may manage by storing in an entry. In the former case, every time one attribute value is found in S23, the attribute value is stored in one entry one after another in S25, and in the latter case, every time one attribute value is found in S23, In S25, an entry is created, and the attribute value is stored in the entry.
[0103]
The screen change diagram of FIG. 16 is a screen change diagram following the screen change diagram of FIG. In the second embodiment, the screen will eventually move from screen F in FIG. 10 to screen H in FIG.
[0104]
On the screen H, user information provided from the UCS 167 to the scanner application 143 or the like (S8) is displayed. This user information is the search result returned from the LDAP server 701 to the UCS 167 (S5), that is, the user information acquired from the LDAP server 701. However, the user information acquired from the LDAP server 701 is not as it is, but the UCS 167 replaces the acquired item (see FIG. 11) with the management item (see FIGS. 5 and 6) (S5-6). For example, the acquisition item “mail” is replaced with the management item “mail destination”. It should be noted that a large amount of user information of the user “Suzuki **” is displayed on the screen H in FIG. 16 because the LDAP search condition “name” is entered as “Suzuki” with a forward match on the screen E in FIG. is there.
[0105]
When the user “Taro Suzuki” is touched on the screen H, the screen moves to the screen I. On the screen I, for the user “Taro Suzuki”, two item values “tarosuzuki@r.co.jp” and “taro@r.co.jp” of the management item “mail address” are displayed. This is because “first from the end” and “third from the end” of FIG. 12 are designated, so that the first item value “tarosuzuki@r.co. “jp” and the third item value “taro@r.co.jp” from the end are specified as the item values of the management item “mail destination”.
[0106]
The UCS 167 includes two item values “tarosuzuki@r.co.jp” and “taro@r.co.jp” of the management item “email destination” as one entry for the user information of the user “Taro Suzuki”. To store and manage.
[0107]
(Third embodiment)
A third embodiment according to the compound machine 101 of FIG. 1 will be described.
[0108]
In the third embodiment, when the “attribute value designation button 1023” is touched on the screen E in FIG. 10, the screen moves to the attribute value designation screen 1201 in FIG. This state corresponds to a state between S2 and S3 in the system diagrams and flowcharts of FIGS.
[0109]
The attribute value designation screen 1201 in FIG. 12 is the same as in the first embodiment.
[0110]
In the second embodiment, when the “setting button 1202” is touched on the attribute value designation screen 1201 in FIG. 12, the designation information input by the designation operation is set, and the screen returns to the screen E in FIG. Subsequently, the screen moves to the screen F in FIG. 10, and the user information is eventually displayed. This state corresponds to a state between S3 and S8 in the system diagrams and flowcharts of FIGS. That is, the information processing of S5-6 is executed during this period.
[0111]
FIG. 17 is a flowchart according to the third embodiment. Specifically, when the acquisition item of user information acquired from the LDAP server 701 is replaced with a management item of user information managed by the MFP 101 (S5-6), as shown in FIG. When there are three item values as item values (attribute values) of “mail”, information processing is performed using all of the three item values as item values of the management item “mail destination” based on the designation information. It is a flowchart concerning.
[0112]
When the UCS 167 acquires user information from the LDAP server 701 (S5), if the first attribute value of the acquisition item “mail” exists (S31), the UCS 167 starts decomposing the attribute value (S32). Subsequently, all attribute values of the acquired item “mail” are set as the item values (S33 / S34) of the management item “mail destination”, and the decomposition of the attribute values is ended (S35). Subsequently, a user information search end notification is transmitted to the scanner application 143 or the like (S6).
[0113]
Here, the UCS 167 stores and manages a plurality of item values in a plurality of entries when managing a plurality of item values as item values of a certain management item. You may manage by storing in an entry. In the former case, every time the next attribute value exists in S34, an entry is created in S33 and the attribute value is stored in the entry. In the latter case, every time the next attribute value exists in S34. In S33, the attribute values are successively stored in one entry.
[0114]
18 is a screen change diagram that follows the screen change diagram of FIG. In the second embodiment, the screen finally moves from screen F in FIG. 10 to screen J in FIG.
[0115]
On the screen J, user information provided from the UCS 167 to the scanner application 143 or the like (S8) is displayed. This user information is the search result returned from the LDAP server 701 to the UCS 167 (S5), that is, the user information acquired from the LDAP server 701. However, the user information acquired from the LDAP server 701 is not as it is, but the UCS 167 replaces the acquired item (see FIG. 11) with the management item (see FIGS. 5 and 6) (S5-6). For example, the acquisition item “mail” is replaced with the management item “mail destination”. It should be noted that a large amount of user information of the user “Suzuki **” is displayed on the screen J in FIG. 18 because the LDAP search condition “name” is entered as “Suzuki” with a forward match on the screen E in FIG. is there.
[0116]
On the screen J, for the user “Taro Suzuki”, the three item values “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.jp”, and “tarosuzuki@r.co” of the management item “mail address” are displayed. .Jp "is displayed. This is because the “all” in FIG. 12 has been specified, so the three item values of the acquired item “mail” in FIG.
This is because all of “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.jp”, and “tarosuzuki@r.co.jp” are designated as item values of the management item “mail destination”.
[0117]
The UCS 167 relates to the user information of the user “Taro Suzuki”, the three item values “taro@r.co.jp”, “suzuki@r.co.jp”, and “tarosuzuki @ r. co.jp "is stored and managed in three entries one by one.
[0118]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment according to the multi-function peripheral 101 of FIG. 1 will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0119]
In the fourth embodiment, when the “address book registration / change button” is touched on the system initial setting screen 901 in FIG. 9, the screen moves to the address book registration / change screen 2001 in FIG. 20.
[0120]
In the address book registration / change screen 2001 of FIG. 20, the management items of user information managed by the MFP 101 and the management items (attributes) of user information managed by the LDAP server 701 are made to correspond to each other. User information managed by the server 101 can be linked to user information managed by the LDAP server 701.
[0121]
This will be specifically described. On the address book registration / change screen 2001 shown in FIG. 20, the user information management item managed by the LDAP server 701 can be entered as a candidate in the user information management item column managed by the MFP 101. For example, “cn” that is a management item of user information managed by the LDAP server 701 can be entered as a candidate in the “name” field that is a management item of user information managed by the multi-function peripheral 101.
[0122]
Entering “cn” as a candidate in the “Name” column of FIG. 20 is management of “Name”, which is a management item of user information managed by the MFP 101, and management of user information managed by the LDAP server 701. The item “cn” is made to correspond, and the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name” is managed by the LDAP server 701 as the item value of the management item “cn”. It will be linked to user information.
[0123]
In order to input “cn” as a candidate in the “name” column of FIG. 20, touch the “select button” in the “name” column of FIG. 20 to display “cn” on the attribute selection screen 2002 of FIG. The touch operation of touching is executed.
[0124]
Hereinafter, specific processing until a link is actually formed will be described.
[0125]
When “cn” is input as a candidate in the “name” field of FIG. 20 and the “setting button” of FIG. 20 is touched, the UCS 167 performs an LDAP server by the processes of S4 and S5 of FIGS. User information is acquired from 701 (S41). Further, it is determined whether or not the candidate “cn” exists in the user information acquisition items acquired from the LDAP server 701 (S42).
[0126]
If it exists, the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name” is linked to the user information managed by the LDAP server 701 as the item value of the management item “cn” (S43). If the item does not exist, the item value of the management item “name” is set to NULL (S44).
[0127]
(5th Example)
A fifth embodiment of the multi-function peripheral 101 of FIG. 1 will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0128]
In the fifth embodiment, when the “address book registration / change button” is touched on the system initial setting screen 901 in FIG. 9, the screen moves to the address book registration / change screen 2201 in FIG.
[0129]
In the address book registration / change screen 2201 of FIG. 22, the management items of user information managed by the MFP 101 and the management items (attributes) of user information managed by the LDAP server 701 are made to correspond to each other. User information managed by the server 101 can be linked to user information managed by the LDAP server 701.
[0130]
This will be specifically described. In the address book registration / change screen 2201 in FIG. 22, a plurality of management items of user information managed by the LDAP server 701 are stored in one management item column of user information managed by the multi-function peripheral 101. Can be entered as candidates. For example, “cn” and “employeeNumber”, which are user information management items managed by the LDAP server 701, are set as the first candidates in the “name” field, which is a user information management item managed by the multi-function peripheral 101. It can be input as a second candidate.
[0131]
Entering “cn” and “employeeNumber” in the “name” column of FIG. 22 as the first candidate and the second candidate is “name”, which is a management item of user information managed by the MFP 101, The user information management item “cn” or “employeeNumber” managed by the LDAP server 701 is made to correspond to the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name”. The user information managed by the LDAP server 701 is linked as the item value of the item “cn” or “employeeNumber”.
[0132]
In order to input “cn” and “employeeNumber” as the first candidate and the second candidate in the “name” column of FIG. 22, touch the “select button” in the “name” column of FIG. For the first candidate, a touch operation is performed in which “cn” is touched on the attribute selection screen 2202 in FIG. 22, and for the second candidate, “employeeNumber” is touched on the attribute selection screen 2202 in FIG.
[0133]
Hereinafter, specific processing until a link is actually formed will be described.
[0134]
When “cn” and “employeeNumber” are input as the first candidate and the second candidate in the “name” column of FIG. 22 and the “setting button” of FIG. 22 is touched, the UCS 167 is displayed in FIG. The user information is acquired from the LDAP server 701 by the processes of S4 and S5 of S8 (S51). Further, it is determined whether or not the first candidate “cn” exists in the user information acquisition items acquired from the LDAP server 701 (S52).
[0135]
If it exists, the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name” is linked to the user information managed by the LDAP server 701 as the item value of the management item “cn” (S53). If it does not exist, it is determined whether or not the second candidate “employeeNumber” is present in the user information acquisition item acquired from the LDAP server 701 (S54).
[0136]
If it exists, the user information managed by the multi-function peripheral 101 as the item value of the management item “name” is linked to the user information managed by the LDAP server 701 as the item value of the management item “employeeNumber” (S55). If the item does not exist, the item value of the management item “name” is set to NULL (S56).
[0137]
(Sixth embodiment)
A sixth embodiment according to the multifunction machine 101 of FIG. 1 will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0138]
In the sixth embodiment, when the “address book registration / change button” is touched on the system initial setting screen 901 in FIG. 9, the screen moves to the address book registration / change screen 2401 in FIG. 24.
[0139]
In the address book registration / change screen 2401 of FIG. 24, by associating the management items of user information managed by the multi-function peripheral 101 with the management items (attributes) of user information managed by a specific LDAP server 701, User information managed by the multi-function peripheral 101 can be linked to user information managed by a specific LDAP server 701.
[0140]
This will be specifically described. In the address book registration / change screen 2401 in FIG. 24, a plurality of management items of user information managed by a specific LDAP server 701 are displayed in one management item column of user information managed by the multi-function peripheral 101. It can be input as a plurality of candidates. For example, “cn” that is a management item of user information managed by the LDAP server A and user information that is managed by the LDAP server A in the “name” column that is a management item of user information managed by the multifunction peripheral 101. The management item “sn” is input as the first candidate and the second candidate, and the user information management item “cn” managed by the LDAP server A and the user information managed by the LDAP server B The management item “cn” can be input as the first candidate and the second candidate. That is, the management items of user information managed by the same LDAP server 701 are input as the first candidate and the second candidate, or the management items of user information managed by separate LDAP servers 701 are It can input as 1 candidate and 2nd candidate.
[0141]
Management of user information managed by the multi-function peripheral 101 by inputting “cn (server A)” and “cn (server B)” as the first candidate and the second candidate in the “name” column of FIG. The item “name” is associated with “cn” that is a management item of user information managed by the LDAP server A or “cn” that is a management item of user information managed by the LDAP server B. , User information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name”, user information managed by the LDAP server A as the item value of the management item “cn”, or LDAP as the item value of the management item “cn” The user information managed by the server B is linked.
[0142]
In order to input “cn (server A)” and “cn (server B)” as the first candidate and the second candidate in the “name” column of FIG. 24, the “name” column of FIG. Touch the “Select button”, and for the first candidate, (1) touch “cn” on the attribute selection screen 2402 in FIG. 24, and (2) “Select button in the“ first candidate ”column in FIG. ”3” and touch “LDAP server A” on the LDAP server selection screen 2403 in FIG. 24. For the second candidate, “1” touch “cn” on the attribute selection screen 2402 in FIG. Then, (2) touch the “select button” in the “second candidate” field in FIG. 24, and (3) touch the “LDAP server A” on the LDAP server selection screen 2403 in FIG. Execute.
[0143]
Hereinafter, specific processing until a link is actually formed will be described.
[0144]
When “cn (server A)” and “cn (server B)” are input as the first candidate and the second candidate in the “name” column of FIG. 24 and the “setting button” of FIG. 24 is touched. The UCS 167 acquires user information from the LDAP server A through the processes of S4 and S5 of FIGS. 7 and 8 (S61). Further, it is determined whether or not the first candidate “cn” exists in the user information acquisition items acquired from the LDAP server A (S62).
[0145]
If it exists, the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name” is linked to the user information managed by the LDAP server A as the item value of the management item “cn” (S63). If the user information does not exist, user information is acquired from the LDAP server B (S64) by the processes of S4 and S5 of FIGS. Further, it is determined whether or not the second candidate “cn” exists in the acquisition items of the user information acquired from the LDAP server B (S65).
[0146]
If it exists, the user information managed by the MFP 101 as the item value of the management item “name” is linked to the user information managed by the LDAP server B as the item value of the management item “cn” (S66). If the item does not exist, the item value of the management item “name” is set to NULL (S67).
[0147]
(Fourth, fifth and sixth embodiments)
As in the fourth, fifth, and sixth embodiments, when the user information managed by the multi-function peripheral 101 is linked to the user information managed by the LDAP server 701, user identification (entry identification) is required. Therefore, user identification information (entry identification information) can be set in the multi-function peripheral 101 of FIG.
[0148]
When the “user identification information setting button 903” is touched on the LDAP server registration / change screen 902 in FIG. 9, the screen moves to the user identification information setting screen 2501 in FIG.
[0149]
In the user identification information setting screen 2501 in FIG. 25, user identification information can be set by inputting a management item (attribute) of user information managed by the LDAP server 701. For example, in order to input “cn” and “employeeNumber”, a “select button” is touched on the user information setting screen 2501 in FIG. 25, and “cn” and “employeeNumber” are displayed on the attribute selection screen 2502 in FIG. A touch operation of touching is executed.
[0150]
When linking user information managed by the MFP 101 to user information managed by the LDAP server 701 as in the fourth, fifth and sixth embodiments, the server information is managed together with the user information. Also good.
[0151]
For example, in the fourth and fifth embodiments, user information may be managed by setting the data structure of the user information of each user as a tree structure 601 as shown in FIG. 26A. For example, in the sixth embodiment, the user information may be managed by setting the data structure of the user information of each user as a tree structure 601 as shown in FIG. 26B.
[0152]
The first, second, and third embodiments may be combined with the fourth, fifth, and sixth embodiments. Which of the former three embodiments and which of the latter three embodiments are combined can be selected as appropriate.
[0153]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, first, regarding an image forming apparatus that acquires and manages user information from an information management server such as an LDAP server, an acquisition item of user information acquired from the information management server is displayed by the image forming apparatus. When replacing with managed items of user information to be managed, if there are multiple item values as the item value of a certain acquisition item, which item value among the multiple item values can be replaced from that acquisition item It is possible to improve the degree of freedom of setting related to the item value of the management item.
[0154]
As described above, the present invention secondly relates to an image forming apparatus that acquires and manages user information from an information management server such as an LDAP server, and the user information managed by the image forming apparatus is managed by the information management server. The degree of freedom of setting related to which management item of user information managed by the image forming apparatus and which management item of user information managed by the information management server correspond to each other that can be linked to user information It is possible to improve.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a compound machine as an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 represents hardware of the compound machine of FIG.
FIG. 3 shows the appearance of the compound machine of FIG.
FIG. 4 shows an operation panel.
FIG. 5 shows an address book related to user information managed by the multifunction peripheral.
FIG. 6 shows a tree structure related to user information managed by the MFP.
FIG. 7 is a system diagram related to a request and a response between the multifunction peripheral and the LDAP server.
FIG. 8 is a flowchart relating to a request and a response between the multi-function peripheral and the LDAP server.
FIG. 9 shows a system initial setting screen and an LDAP server registration / change screen.
FIG. 10 is a screen change diagram relating to a request and a response between the multifunction peripheral and the LDAP server.
FIG. 11 shows user information acquired from an LDAP server.
FIG. 12 shows an attribute value designation screen.
FIG. 13 is a flowchart according to the first embodiment.
14 is a screen change diagram subsequent to the screen change diagram of FIG. 10;
FIG. 15 is a flowchart according to a second embodiment.
16 is a screen change diagram subsequent to the screen change diagram of FIG. 10;
FIG. 17 is a flowchart according to a third embodiment.
18 is a screen change diagram following the screen change diagram of FIG.
FIG. 19 is a flowchart according to a fourth embodiment.
FIG. 20 shows an address book registration / change screen and an attribute selection screen.
FIG. 21 is a flowchart according to a fifth embodiment.
FIG. 22 shows an address book registration / change screen and an attribute selection screen.
FIG. 23 is a flowchart according to a sixth embodiment.
FIG. 24 shows an address book registration / change screen, an attribute selection screen, and an LDAP server selection screen.
FIG. 25 shows a user identification information setting screen and an attribute selection screen.
FIG. 26 shows a tree structure related to user information managed by the MFP.
[Explanation of symbols]
101 fusion machine
111 hardware
112 software
113 Fusion machine starting part
121 Imaging unit
122 Printing section
123 Other hardware
131 Application
132 platform
133 Application interface
134 Engine interface
141 Copy application
142 Printer App
143 Scanner app
144 Facsimile application
145 Network file app
151 Control Service
152 System Resource Manager
153 handler
161 Network control service
162 Facsimile control service
163 Delivery Control Service
164 Engine control service
165 Memory control service
166 Operation Panel Control Service
167 User directory control service
168 System Control Service
171 Facsimile control unit handler
172 Image memory handler
201 controller
202 Operation Panel
203 Facsimile control unit
211 CPU
212 ASIC
221 NB
222 SB
231 MEM-P
232 MEM-C
233 HDD
241 NIC
242 USB device
243 IEEE 1394 device
244 Centronics Device
301 Document set section
302 Paper feed unit
303 Paper discharge unit
311 touch panel
312 number buttons
313 Start button
321 ADF
322 flatbed
323 Flatbed cover
501 Address book
601 Tree structure
701 LDAP server
711 LAN
721 Scanner screen
722 Facsimile screen
901 System initial setting screen
902 LDAP server registration / change screen
903 User identification information setting button
1001 Loupe button
1002 LDAP search button
1011 LDAP server selection button
1012 LDAP search condition input button
1021 OK button
1022 OK button
1023 Attribute value specification button
1201 Attribute value specification screen
1202 Setting button
2001 Address book registration / change screen
2002 Attribute selection screen
2201 Address book registration / change screen
2202 Attribute selection screen
2401 Address book registration / change screen
2402 Attribute selection screen
2403 LDAP server selection screen
2501 User identification information setting screen
2502 Attribute selection screen

Claims (6)

ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報を管理する情報管理手段を備える画像形成装置であって、
前記情報取得手段により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理手段により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される１個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とすることを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus comprising: an information acquisition unit that acquires user information from an information management server that manages user information; and an information management unit that manages user information acquired by the information acquisition unit.
When replacing a user information acquisition item acquired by the information acquisition unit with a user information management item managed by the information management unit, if there are a plurality of item values as an item value of a certain acquisition item, a designation operation is performed. An image forming apparatus characterized in that one item value designated from among the plurality of item values is set as an item value of a management item replaced from the obtained item based on ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得されたユーザ情報を管理する情報管理手段を備える画像形成装置であって、
前記情報取得手段により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理手段により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される複数個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とすることを特徴とする画像形成装置。An image forming apparatus comprising: an information acquisition unit that acquires user information from an information management server that manages user information; and an information management unit that manages user information acquired by the information acquisition unit.
When replacing a user information acquisition item acquired by the information acquisition unit with a user information management item managed by the information management unit, if there are a plurality of item values as an item value of a certain acquisition item, a designation operation is performed. An image forming apparatus characterized in that a plurality of item values designated from among the plurality of item values are set as item values of management items to be replaced from the acquired items. 前記指定操作は、当該ユーザ情報が前記情報取得手段により取得される前に行われた指定操作であることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。  The image forming apparatus according to claim 1, wherein the designation operation is a designation operation performed before the user information is acquired by the information acquisition unit. 前記指定操作は、当該ユーザ情報が前記情報管理手段により取得された後に行われた指定操作であることを特徴とする請求項１又は２に記載の画像形成装置。  The image forming apparatus according to claim 1, wherein the designation operation is a designation operation performed after the user information is acquired by the information management unit. ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得段階と、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報を管理する情報管理段階を備え、前記情報管理段階により管理されているユーザ情報を利用して画像形成処理を実行する画像形成方法であって、
前記情報取得段階により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理段階により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される１個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とすることを特徴とする画像形成方法。An information acquisition stage for acquiring user information from an information management server that manages user information, and an information management stage for managing user information acquired in the information acquisition stage, wherein user information managed by the information management stage is An image forming method for performing an image forming process using the image forming method,
When a plurality of item values exist as item values of a certain acquisition item when the user information acquisition item acquired in the information acquisition step is replaced with a user information management item managed in the information management step, a designation operation is performed. An item forming method characterized in that one item value designated from among the plurality of item values is set as an item value of a management item to be replaced from the acquired item. ユーザ情報を管理する情報管理サーバからユーザ情報を取得する情報取得段階と、前記情報取得段階により取得されたユーザ情報を管理する情報管理段階を備え、前記情報管理段階により管理されているユーザ情報を利用して画像形成処理を実行する画像形成方法であって、
前記情報取得段階により取得されたユーザ情報の取得項目を前記情報管理段階により管理されるユーザ情報の管理項目に置き換える際、ある取得項目の項目値として複数個の項目値が存在する場合、指定操作に基づいて当該複数個の項目値の中から指定される複数個の項目値を、その取得項目から置き換えられる管理項目の項目値とすることを特徴とする画像形成方法。An information acquisition stage for acquiring user information from an information management server that manages user information, and an information management stage for managing user information acquired in the information acquisition stage, wherein user information managed by the information management stage is An image forming method for performing an image forming process using the image forming method,
When a user information acquisition item acquired in the information acquisition step is replaced with a user information management item managed in the information management step, if there are a plurality of item values as an item value of a certain acquisition item, a designation operation is performed. A plurality of item values designated from among the plurality of item values based on the above are used as item values of management items to be replaced from the acquired items.
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