JP4039614B2 - Radio wave measuring method, radio wave measuring circuit, radio wave monitoring method, radio wave monitoring device - Google Patents

Radio wave measuring method, radio wave measuring circuit, radio wave monitoring method, radio wave monitoring device Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、電波を遠方監視する方法、装置、プログラムに係り、特にＩＳＤＢ−Ｔ電波による放送波ネットワークの機能確認のための電波測定方法、電波測定回路および電波監視方法、電波監視装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
まず、ＩＳＤＢ−Ｔ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ−Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ）電波監視における従来技術として、アナログ地上テレビジョン放送における電波監視の方法について説明する。従来のアナログ地上テレビジョン放送における電波監視の方法には、以下に挙げるものがある。
【０００３】
（１）送信所（基幹送信所または中継送信所）に設置した監視装置（以下、従来の監視装置という）を用いて、送信所の各設備である送信設備の使用・故障などの設備情報、送信所の送信機の出力レベル、送信所近傍の電波の電界強度などを収集してテレメータ信号を生成し、このテレメータ信号を監視場所（送信所とは相当距離離れた“遠方”にある場所）に通信路を介して伝送し、当該監視場所にて電波を監視する方法（以下、従来の遠方監視方法という）。
【０００４】
（２）送信所から送信される電波を受信側のテレビジョン受信機（以下、単に受信機という）で受信復調して得られた映像および音声を視聴者が視聴し、以下の２つの評価判定を行い、この２つの評価判定のいずれかが著しく低下したとき（異常が認められたとき）に、当該視聴者が電波を監視する監視場所に通報することにより電波を監視する方法（以下、従来の視聴者監視方法という）。２つの評価判定は、映像および音声が良好に視聴できるか否かによる電波の質の評価判定（以下、電波質評価判定という）と、番組表に記載されている番組内容（コンテンツ内容）と視聴している視聴内容とを比較して矛盾がないかによる番組内容（コンテンツ内容）の評価判定（以下、番組内容評価判定という）である。
【０００５】
また、従来のアナログ地上テレビジョン放送におけるサービスエリア調査方法には、車両等の移動体で受信場所を随時変更し、アナログ地上テレビジョン放送の受信を繰り返して、移動地点（それぞれの受信場所）における受信結果を記録する方法がある。なお、サービスエリアとは、ある送信所から送信されるアナログ地上テレビジョン放送を受信可能な区域のことである。
【０００６】
ここで、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の質を評価する方法について説明を加えておく。
ＩＳＤＢ−Ｔ電波の質を評価する方法には、ＢＥＲ（Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ：ビット誤り率）測定、ＭＥＲ（Ｍｏｄｕｒａｔｉｏｎ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ：変調誤差率）測定等がある。ＩＳＤＢ−Ｔ電波受信機では、受信信号のＢＥＲ測定値（ビット誤り率）がある値以下に劣化すると、復調が不可能になる（復調した受信画像が急激に劣化する）クリフエフェクト（ｃｌｉｆｆ ｅｆｆｅｃｔ）現象が生じる。つまり、このクリフエフェクト現象が生じるまで、受信側の視聴者は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を復調して視聴可能である。従って、ＢＥＲ測定値（ビット誤り率）を観測することはＩＳＤＢ−Ｔ電波の質の評価（管理）に有効である。また、一方、ＭＥＲ測定によるＭＥＲ測定値（変調誤差率）は、受信側のＩＳＤＢ−Ｔ電波受信機においてクリフエフェクト現象が生じる（現象に至る直前）までの受信信号のＣ／Ｎ比（Ｃａｒｒｅｒ ｔｏ Ｎｏｉｓｅ ｒａｔｏ）と概ね等価な値となり、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の質の評価（管理）に有効である。
以上のアナログ地上テレビジョン放送における電波監視方法、サービスエリア調査方法は、ＩＳＤＢ−Ｔにおける電波監視方法、サービスエリア調査方法に適用可能である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アナログ地上テレビジョン放送における電波監視方法（従来の遠方監視方法、従来の視聴者監視方法）、サービスエリア調査方法では、基幹送信所から送信された電波が中継送信所にて無線中継された場合、この中継送信所からの電波について、番組内容（コンテンツ内容）の確認を厳密に行っていないという問題点がある。そのため、悪意ある電波ジャック等の発見が遅れるという問題がある。
【０００８】
番組内容の確認を厳密に行い、この悪意ある電波ジャックを早期に発見する対策として、番組（コンテンツ）を提供している放送事業者から基幹送信所に送出された送出番組内容を基準にして、この送出番組内容と、受信電波（中継送信所または視聴者が所有する受信機）の番組内容（受信電波番組内容）とを比較すればよい。しかし、送出番組内容と受信電波番組内容とを比較する比較場所に、比較する際に利用される基準信号と比較信号とを伝送する必要が生じると共に、これらの信号比較はリアルタイムで連続して行うことが望ましいので、基準信号、比較信号共にリアルタイムに比較可能な信号形式にする必要が生じる。また、基準信号と比較信号とを比較する際には、タイミングを調整する必要がある。
【０００９】
ところで、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の場合、番組内容がデジタル信号に変換されたＴＳ信号として伝送されており、このＴＳ信号を基準信号および比較信号として用いる方法も想定されるが、ＴＳ信号は情報量が多いので、ＴＳ信号を伝送するためには広帯域伝送路が必要となる。そして、監視対象となるＩＳＤＢ−Ｔ電波の電波数の広帯域伝送路を確保することは、運用コスト的に困難であるという問題がある。
【００１０】
そこで、本発明の目的は、前記した従来の技術が有する課題を解消し、番組内容（コンテンツ内容）の確認を厳密に行って、悪意ある電波ジャック等の早期発見が図れると共に、運用コストを低減できる電波測定方法、電波測定回路および電波監視方法、電波監視装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した目的を達成するため、以下に示す構成とした。
請求項１に記載の電波測定回路は、放送局からサービスエリアに送信される電波を監視する電波監視装置に当該電波の状態を測定し出力するために、圧縮符号化システムにおけるトランスポートストリーム信号を構成するトランスポートストリームパケットをカウントしたパケット数を前記サービスエリア内における電波の状態として測定する電波測定回路であって、前記電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信する電波受信手段と、この電波受信手段で受信された電波の補助チャンネルから前記Ｑ信号を復調検出するＱ信号復調検出手段と、このＱ信号復調検出手段で検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、前記電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、前記トランスポートストリームパケットを分類するストリームパケット分類手段と、前記タイミング信号生成手段で生成されたタイミング信号に従って、前記ストリームパケット分類手段で分類した前記パケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして前記電波監視装置に出力するストリームパケットカウント手段と、を備えることを特徴とする。
【００１２】
かかる構成によれば、電波測定回路は、電波受信手段によって、電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信し、Ｑ信号復調検出手段によって、電波受信手段で受信した電波の補助チャンネルからＱ信号を復調検出する。そして、電波測定回路は、タイミング信号生成手段によって、Ｑ信号復調検出手段で検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成し、ストリームパケット分類手段によって、電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、トランスポートストリームパケットを分類する。そして、電波測定回路は、ストリームパケットカウント手段によって、タイミング信号生成手段によって、生成されたタイミング信号に従って、ストリームパケット分類手段で分類したパケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして電波監視装置に出力する。なお、圧縮符号化システムのトランスポートストリーム信号を、以下、ＴＳとし、トランスポートストリームパケットを以下、ＴＳＰとし、パケット識別子を以下、ＰＩＤとする。
【００１３】
圧縮符号化システムにおけるＴＳを構成するＴＳＰは、映像信号や音声信号などの情報種別毎に分類できるようにＰＩＤが割り当てられている。映像信号や音声信号などの、いわゆる情報源信号は、圧縮符号化システムで可変長符号化されてＴＳＰに多重されるため、ＰＩＤで分類されたＴＳＰの出現回数は電波に含まれる映像の絵柄や音声の強弱等に応じて変化する。つまり、一定時間毎にＰＩＤで分類したＴＳＰの出現回数は各一定時間内の電波の状態を測定する目安とすることができる。なお、圧縮符号化システムには、ＭＰＥＧ−２等が挙げられるし、電波には、ＩＳＤＢ−Ｔ電波等が挙げられる。
【００１４】
請求項２に記載の電波測定方法は、放送局からサービスエリアに送信される電波を監視する電波監視装置に当該電波の状態を測定し出力するために、請求項１に記載の電波測定回路を用いて、圧縮符号化システムにおけるトランスポートストリーム信号を構成するトランスポートストリームパケットをカウントしたパケット数を前記サービスエリア内における電波の状態として測定する電波測定方法であって、前記電波測定回路の電波受信手段が、前記電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信する電波受信ステップと、前記電波測定回路のＱ信号復調検出手段が、前記電波受信ステップにおいて受信した電波の補助チャンネルから前記Ｑ信号を復調検出するＱ信号復調検出ステップと、前記電波測定回路のタイミング信号生成手段が、前記Ｑ信号復調検出ステップにおいて検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成するタイミング信号生成ステップと、前記電波測定回路のストリーム分類手段が、前記電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、前記トランスポートストリームパケットを分類するストリームパケット分類ステップと、前記電波測定回路のストリームパケットカウント手段が、前記タイミング信号生成ステップにて生成されたタイミング信号に従って、前記ストリームパケット分類ステップにおいて分類した前記パケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして前記電波監視装置に出力するストリームパケットカウントステップと、を含むことを特徴とする。
【００１５】
この方法によれば、電波測定方法は、電波受信ステップにおいて、電波測定回路の電波受信手段が、電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信し、Ｑ信号復調検出ステップにおいて、電波測定回路のＱ信号復調検出手段が、電波受信ステップにおいて受信した電波の補助チャンネルから前記Ｑ信号を復調検出する。そして、電波測定方法は、タイミング信号生成ステップにおいて、電波測定回路のタイミング信号生成手段が、Ｑ信号復調検出ステップにて検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成し、ストリームパケット分類ステップにおいて、電波測定回路のストリーム分類手段が、電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、トランスポートストリームパケットを分類する。そして、電波測定方法は、ストリームパケットカウントステップにおいて、電波測定回路のストリームパケットカウント手段が、タイミング信号生成ステップにて生成されたタイミング信号に従って、ストリームパケット分類ステップにて分類したパケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして電波監視装置に出力する。
【００１６】
請求項３に記載の電波監視装置は、サービスエリア内に複数の場所から伝送された同一放送局からの複数の電波に対し、請求項１に記載の電波測定回路を用いることにより、パケット数を得て、これらのパケット数を比較することで、当該サービスエリアに伝送された電波の状態を監視する電波監視装置であって、入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、前記複数の電波において、前記Ｑ信号で特定されるタイミングにおける前記パケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力するパケット数コンテンツ関連付手段と、このパケット数コンテンツ関連付手段で出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、前記電波の状態を監視する電波監視手段と、を備えることを特徴とする。
【００１７】
かかる構成によれば、電波監視装置は、パケット数コンテンツ関連付手段によって、入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、前記複数の電波において、前記Ｑ信号で特定されるタイミングにおける前記パケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力する。そして、電波監視装置は、電波監視手段によって、パケット数コンテンツ関連付手段で出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、電波の状態を監視する。
【００１８】
請求項４に記載の電波監視装置は、請求項３に記載の電波監視装置において、前記電波監視手段が、前記電波について、さらに、変調誤差率、ビット誤り率、受信信号強度、再生クロック断、サービスインフォメーションの数の少なくとも１つを測定した測定情報と、測定した際の位置情報とに基づいて、前記測定情報を閾値処理することで電波の状態を監視することを特徴とする。
【００１９】
かかる構成によれば、電波監視装置は、電波監視手段によって、電波について、さらに、変調誤差率、ビット誤り率、受信信号強度、再生クロック断、サービスインフォメーションの数の少なくとも１つを測定した測定情報と、測定した際の位置情報とに基づいて、測定情報を閾値処理することで電波の状態を監視する。
【００２０】
なお、ここでは、このＴＳＰの計数値に分類したＰＩＤ値を付加した数値を番組内容測定の基本単位としている。そして、得られた全ての基本単位を集約し、これに測定時点を表す時刻情報（数字）を付加した数値を番組内容測定値と定義している。つまり、番組内容測定値は番組内容を忠実に表現する数字であり、ＴＳ信号に比べて情報量が極めて少なく、安価な伝送路（広帯域を必要としない）で容易に伝送できる。ちなみに、番組内容測定値を測定する方法を「ＴＳＰ計数方式による番組内容測定法」と定義する。
【００２１】
つまり、電波が複数の場所（例えば、基幹送信所、中継送信所）から送信される場合に、複数の場所から送信された電波から復調したＴＳの番組内容（コンテンツ内容）を測定して比較を行うには、番組内容測定のタイミングおよび測定期間を合わせる必要がある。そして、この方法では、送信される電波にＱ信号が多重変調されており、このＱ信号は、複数の場所において、忠実に伝搬されており、このＱ信号が基準信号（基準時間タイミング信号）として利用される。すなわち、受信した電波からＱ信号が復調されれば、複数の場所から送信された電波を復調したＴＳについて番組内容測定の開始時刻を一致させることができる。
【００２２】
また、任意の場所（例えば、中継送信所）で中継された電波であれば、ＴＭＣＣ（Ｔｉｍｅ Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ：伝送多重制御）信号が復調された場合のＴＭＣＣに含まれるフレーム同期はビットレートと繰り返し周期が同じであるから、フレーム同期の検出タイミングを測定開始時刻と測定終了時刻との生成に利用すれば、測定時間（測定期間）を一致させることができる。
【００２３】
なお、Ｑ信号には時刻情報が付加されており、Ｑ信号の復調検出タイミング、フレーム同期の検出タイミングから得た測定開始時刻と測定終了時刻との時刻関係（開始時刻から終了時刻までの時間）を用いて、復調されたＴＳの番組内容測定が行われる。この測定の結果得られた番組内容測定値に時刻情報（Ｑ信号に付加されている）が付加され、基準信号または比較信号として電波を監視する場所に伝送される。同じ時刻情報を持つ番組内容測定値同士を比較すれば番組内容の比較を実現することができる。そして、Ｑ信号を電波（例えば、ＩＳＤＢ−Ｔ電波）に多重する具体的な方法としてＩＳＢＴ−Ｔ電波のＡＣ（Ａｕｘｉｌｉａｒｙ Ｃｈａｎｅｌ：補助チャンネル）が利用され、補助チャンネルはＴＳ信号と独立して変復調できる放送事業者専用チャンネルであり、Ｑ信号の多重伝送に利用可能なものである。
【００２４】
請求項５に記載の電波監視方法は、サービスエリア内に複数の場所から伝送された同一放送局からの複数の電波に対し、請求項１に記載の電波測定回路を用いることにより、パケット数を得て、これらのパケット数を比較することで、請求項３に記載の電波監視装置が電波の状態を監視する電波監視方法であって、前記電波監視装置のパケット数コンテンツ関連付手段が、入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、前記複数の電波において、前記Ｑ信号で特定されるタイミングにおける前記パケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力するパケット数コンテンツ関連付ステップと、前記電波監視装置の電波監視手段が、前記パケット数コンテンツ関連付ステップにおいて出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、前記電波の状態を監視する電波監視ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２５】
かかる方法によれば、電波監視方法は、パケット数コンテンツ関連付ステップにおいて、電波監視装置のパケット数コンテンツ関連付手段が、入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、複数の電波において、Ｑ信号で特定されるタイミングにおけるパケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力し、電波監視ステップにおいて、電波監視装置の電波監視手段が、パケット数コンテンツ関連付ステップにて出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、電波の状態を監視する。
【００２６】
なお、電波にＱ信号が多重されていない場合に、この電波監視装置からＱ信号多重指令を出力する手段を備えることも可能である。或いはまた、電波を送信する送信側において、Ｑ信号が基準信号として自動的に多重される基準信号多重電波送信装置を備えることも可能である。この装置は、電波の送信状態を監視するために、送信される複数の電波を比較する際の基準信号を多重して送信する基準信号多重電波送信装置であって、送信されるいずれかの電波の補助チャンネルに、前記基準信号として、時刻情報が付加されたＱ信号を多重変調するＱ信号多重変調手段を備えるものである。
【００３６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
予め、この実施の形態の説明順序について述べておくと、まず、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を監視する全体的な構成（ＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視に関わる装置および設備［以下、ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視システムという］の概略的な関係）を説明し、続いてＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視に関わる各装置の構成、動作について説明していくものとする。
【００３７】
（ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視システムについて）
図１は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視システムの配置関係の概略を図示した説明図である。この図１に示すように、ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視システム１（以下、単に電波監視システム１ともいう）は、放送事業者設備３と、基幹送信所５と、中継送信所７（７Ａ、７Ｂ・・・［図１中は２つだけ図示］）と、基幹送信電波監視子機９と、中継送信電波監視子機１１（１１Ａ、１１Ｂ・・・［図１中は２つだけ図示］）と、ＳＦＮエリア電波監視子機１３（１３Ａ、１３Ｂ・・・［図１中は２つだけ図示］）とを備えている。
【００３８】
ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視システム１は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態、特に、ＩＳＤＢ−Ｔ電波が複数の場所から送信される場合に、それぞれの場所から送信されるＩＳＤＢ−Ｔ電波を比較確認することで、当該ＩＳＤＢ−Ｔ電波が正常に伝搬されているか（例えば、電波ジャック等が行われていないか）を監視するシステムである。
【００３９】
放送事業者設備３は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波に重畳される番組（コンテンツ）を提供する放送事業者が所有するものであって、番組送出装置１５と、内容比較装置１７と、基幹送信ＤＩＲＤ装置１９と、電波監視親機２１とを備えている。
番組送出装置１５は、番組（コンテンツ）を蓄積しておき、当該番組を放送する放送時間に合わせて、番組（コンテンツ）をＭＰＥＧ−２システムにおけるトランスポートストリーム信号に符号化した「基幹送信所送りＴＳ信号」を基幹送信所５に通信網（有線・無線）を介して送出するものである。また、この番組送出装置１５は、放送事業者設備３内に備えられている映像モニタ、音声モニタに「基幹送信所送りＴＳ信号」をモニタリングさせつつ、内容比較装置１７に「基幹送信所送りＴＳ信号」を出力するものである。
【００４０】
内容比較装置１７は、番組送出装置１５から送出された基幹送信所送りＴＳ信号の番組内容（コンテンツ内容）である映像信号、音声信号を遅延調整した信号と、基幹送信ＤＩＲＤ装置１９から送出された「基幹送信所戻りＴＳ信号」の番組内容（コンテンツ内容）とを比較し、これらの番組内容が一致している場合に番組内容一致信号を電波監視親機２１に出力するものである。なお、比較方法は、映像信号、音声信号とも、それぞれ電波信号のレベル差を取り、このレベル差がある閾値以下になることを確認することで容易に実現できる。
【００４１】
基幹送信ＤＩＲＤ装置１９は、基幹送信所５が発信するＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能な場所に設置した受信アンテナに接続されており、基幹送信所５が送信したＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信復調するものである。また、基幹送信ＤＩＲＤ装置１９は、放送事業者設備３内に備えられている映像モニタ、音声モニタに「基幹送信所戻りＴＳ信号」をモニタリングさせつつ、「基幹送信所戻りＴＳ信号」を内容比較装置１７に出力するものである。なお、ＤＩＲＤはＤｉｇｉｔａｌ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｒｅｃｅｉｖｅｒ Ｄｅｃｏｄｅｒ：デジタル受信機のことである。
【００４２】
電波監視親機２１は、操作部、表示部、ブザー部に接続され、通信網（有線・無線）を介して、基幹送信電波監視子機９、中継送信電波監視子機１１、ＳＦＮエリア電波監視子機１３とに接続されている。そして、基幹送信所５に通信網（有線・無線）を介して、Ｑ信号多重命令を送出するものである。なお、この電波監視親機２１の内部構成の詳細は後記する。
【００４３】
基幹送信所５は、広範囲の地域（サービスエリア）に種々の電波を送信可能な送信設備（図１に示した電波発信用の鉄塔等）が備えられており、放送事業者設備３の番組送出装置１５から送出された基幹送信所送りＴＳ信号を変調し、Ｑ信号を多重したＩＳＤＢ−Ｔ電波を送信するものであって、ＯＦＤＭ変調器２３と、デジタル送信機２５と、Ｑ信号多重装置２７とが備えられている。
【００４４】
ＯＦＤＭ変調器２３は、多数の搬送波を用いるマルチキャリア・デジタル変調を行う変調器であり、放送事業者設備３の番組送出装置１５から送出された基幹送信所送りＴＳ信号を変調してＩＳＤＢ−Ｔ電波にするものである。ちなみに、ＯＦＤＭとは、Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇのことである。
デジタル送信機２５は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を送信するものであって、ＩＳＤＢ−Ｔ電波は総合デジタル放送波の一種であり、地上デジタル放送の電波のことである。
【００４５】
Ｑ信号多重装置２７は、電波監視親機２１から出力されたＱ信号多重命令に従ってＱ信号を生成し、ＯＦＤＭ変調器２３で基幹送信所送りＴＳ信号を変調してＩＳＤＢ−Ｔ電波とする際に、当該ＩＳＤＢ−Ｔ電波の補助チャンネル（ＡＣ：Ａｕｘｉｌｉａｒｙ Ｃｈａｎｎｅｌ）にＱ信号を多重させるものである。なお、Ｑ信号は、時刻情報が付加されたデジタル情報信号であり、任意に指定された一定周期で連続送出、または任意のタイミングにより、任意に指定された回数だけ任意に指定された一定周期で送出されるものである。
【００４６】
中継送信所７は、基幹送信所５から送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波（図中コメント「変調送信したＱ信号を含む電波」：ＯＦＤＭ変調器２３で変調され、デジタル送信機２５で送信されたＱ信号を含む電波）を受信した後、基幹送信所５から送信可能な地域より広範囲な地域に伝搬させるために、減衰したＩＳＤＢ−Ｔ電波を増幅して中継送信するものである。
【００４７】
基幹送信電波監視子機９は、基幹送信所５から送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能な場所（基幹送信電波サービスエリア）に設置された受信装置であって、通信網（有線・無線）を介して放送事業者設備３に備えられている電波監視親機２１と信号の送受信を行って、当該基幹送信電波サービスエリア内のＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視するものである。
【００４８】
中継送信電波監視子機１１は、中継送信所７から送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能な場所（中継送信電波サービスエリア）に設置された受信装置であって、通信網（有線・無線）を介して放送事業者設備３に備えられている電波監視親機２１と信号の送受信を行って、当該中継送信電波サービスエリア内のＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視するものである。
【００４９】
ＳＦＮエリア電波監視子機１３は、基幹送信所５および中継送信所７Ａ、或いは、中継送信所７Ａおよび中継送信所７Ｂから送信されたそれぞれのＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能な場所（ＳＦＮエリア：Ｓｉｎｇｌｅ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｎｅｔｗｏｒｋエリア）に設置された受信装置であって、通信網（有線・無線）を介して放送事業者設備３に備えられている電波監視親機２１と信号の送受信を行って、当該ＳＦＮエリア内のＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視するものである。
これらの基幹送信電波監視子機９、中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３の内部構成はほぼ同一であり、この内部構成の詳細な説明は後記する。
【００５０】
なお、これらの基幹送信電波監視子機９、中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３が請求項に記載した電波受信手段に相当するものである。
これより、図１に示した各装置の内部の構成について、図２〜図８を参照して説明していく。
【００５１】
（電波監視子機の構成）
まず、基幹送信電波監視子機９、中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３（以下、電波監視子機（９、１１、１３）と総括して呼称する）の内部の構成について、図２に示す子機ブロック図を参照して説明する。
電波監視子機（９、１１、１３）は、受信アンテナ３１と、地上デジタル放送受信部３３と、受信信号強度測定回路３５と、ＭＥＲ測定回路３７と、ＢＥＲ測定回路３９と、ＳＩ取得回路４１と、番組内容測定回路４３と、測定タイミング値設定回路４５と、位置情報収集回路４７と、子機識別ＩＤ回路４９と、測定値多重回路５１と、通信網インターフェース５３とを備えている。
【００５２】
受信アンテナ３１は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能な線状アンテナである。この実施の形態では、受信アンテナ３１は、一般的なダイポールアンテナによって構成されている。
地上デジタル放送受信部３３は、受信アンテナ３１で受信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信した後、検波、復調等を行うものである。この地上デジタル放送受信部３３において、検波信号、再生クロック断信号、ＦＦＴ出力信号、ビタビ復号後ＴＳ信号、ＲＳ訂正後ＴＳ信号、ＴＭＣＣ信号、ＡＣ復調信号がＩＳＤＢ−Ｔ電波から検出され、これらの信号が地上デジタル放送受信部３３に接続されている各回路に出力される。また、この地上デジタル放送受信部３３は、受信チャンネル設定遠方制御監視信号を生成し、通信網インターフェース５３に出力するものである。
【００５３】
受信チャンネル設定遠方制御監視信号は、電波監視子機（９、１１、１３）が現在監視しているチャンネルを電波監視親機２１に伝達する役目をすると共に、地上デジタル放送受信部３３におけるＩＳＤＢ−Ｔ受信チャンネルを電波監視親機２１から指定された受信チャンネルに変更する指示を地上デジタル放送受信部３３に伝達する役目をするものである。
【００５４】
ここで、地上デジタル放送受信部３３から出力される各信号について補足説明しておく。
検波信号は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を検波回路（図示せず）によって直交検波した後の信号である。
再生クロック断信号は、後記する測定値（ＭＥＲ測定値、ＢＥＲ測定値等）の有効性を電波監視親機２１で判断する際に用いられる信号である。
【００５５】
ＦＦＴ出力信号は、ＦＦＴ（Ｆａｓｔ Ｆｏｕｒｉｅｒ Ｔｒａｎｓｆｏｒｍ：高速フーリエ変換）出力信号であり、ＩＳＤＢ−Ｔ電波において、ＯＦＤＭ変調された各キャリアを直交検波した後の信号である。
ビタビ復号後ＴＳ信号は、受信したＴＳ信号からそれに最も近い符号を求める最尤復号された後のＴＳ信号である。ちなみに、ビタビ復号とは誤り訂正符号のうちの畳込み符号の復号法の一つである。畳込み符号とは情報（番組の映像、音声等）が符号の中に順次畳み込まれながら符号化されたものである。
ＲＳ訂正後ＴＳ信号は、リード・ソロモン符号（ＲＳ符号）によって複数ビット単位で誤り訂正された後のＴＳ信号である。
ＴＭＣＣ信号は、伝送多重制御信号である。
ＡＣ復調信号は、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の補助チャンネル（ＡＣ）を復調した信号である。
【００５６】
受信信号強度測定回路３５は、地上デジタル放送受信部３３から出力された検波信号に基づいて、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の信号強度（電界強度）を測定するものであり、受信レベル値を測定値多重回路５１に出力するものである。ＩＳＤＢ−Ｔ電波の信号強度（電界強度）は、検波信号、受信アンテナ３１に供給されている供給電流、当該受信アンテナ３１のアンテナ実効長、アンテナ高さ、水平あるいは垂直偏波に対する大地の反射係数、大地の比誘電率と導電率および送信所（基幹送信所５または中継送信所７）からの距離等に基づいて測定（算出）される。
【００５７】
ＭＥＲ測定回路３７は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＦＦＴ出力信号およびＴＭＣＣ信号に基づいて、ＭＥＲ（変調誤差率）を測定するものであり、ＭＥＲ測定値を測定値多重回路５１に出力するものである。ＭＥＲは、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の送信側である基幹送信所５または中継送信所７において、ＴＳ信号を変調した際の誤差の度合いを示すものである。
【００５８】
ＢＥＲ測定回路３９は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたビタビ復号後ＴＳ信号、ＲＳ訂正後ＴＳ信号およびＴＭＣＣ信号に基づいて、ＢＥＲ（ビット誤り率）を測定するものであり、ＢＥＲ値を測定値多重回路５１に出力するものである。ＢＥＲは、送信所（基幹送信所５または中継送信所７）から送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波に雑音が混入したり、他の電波が干渉したりして、生じるビット誤りの度合いを示すものである。
【００５９】
ＳＩ取得回路４１は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＲＳ訂正後ＴＳ信号に基づいて、ＳＩ情報値を取得し、取得したＳＩ情報値を測定値多重回路５１に出力するものである。ＳＩ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ：サービス情報）は、ＴＳ信号が放送事業者設備３（放送事業者著作）からの信号であることや現在放送中の信号であることを容易に確認するための情報であり、ＭＰＥＧ−２システムで標準化されている伝送制御信号の一つであるＰＳＩ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を補完して、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信する受信側（一般視聴者が所有する受信端末）における番組選択を容易にするための必要な情報である。例えば、このＳＩ情報には、ＴＳ−ＩＤ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅａｍ ＩＤ）、ＮＩＴ（ＮｅｔｗｏｒｋＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｔａｂｌｅ）、ＰＡＴ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ａｓｏｃｉａｔｉｏｎ Ｔａｂｌｅ）、ＰＭＴ（Ｐｒｏｇｒａｍ Ｍａｐ Ｔａｂｌｅ）、ＳＤＴ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｔａｂｌｅ）、ＥＩＴ（Ｅｖｅｎｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｔａｂｌｅ）等がある。
【００６０】
番組内容測定回路４３は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＲＳ訂正後ＴＳ信号、ＴＭＣＣ信号およびＡＣ復調信号に基づいて、番組内容測定値を算出し、算出した番組内容測定値を測定値多重回路５１に出力するものである。この番組内容測定回路４３の詳細な説明（実現例として説明）は後記する。
【００６１】
測定タイミング値設定回路４５は、電波監視するチャンネルの番組内容の測定を開始する測定タイミング値を設定した測定タイミング設定信号を番組内容測定回路４３に出力すると共に、測定タイミング値を測定タイミング値遠方制御監視信号にし、通信網インターフェース５３を介して、電波監視親機２１に送出するものである。
【００６２】
位置情報収集回路４７は、電波監視子機（９、１１、１３）が設置されている緯度、経度、高度の位置情報を測定可能な位置計測手段（図示せず）を有しており、この位置計測手段で測定された位置情報を子機位置情報値として、測定値多重回路５１に出力するものである。或いは、位置情報収集回路４７は、電波監視子機（９、１１、１３）が設置されている位置情報が予め記憶されている記憶部（図示せず）を備え、この記憶部から、当該電波監視子機（９、１１、１３）の位置情報を読み出して、子機位置情報値として、測定値多重回路５１に出力するものであってもよい。
【００６３】
子機識別ＩＤ回路４９は、電波監視子機（９、１１、１３）毎に設定されている子機識別ＩＤが予め記憶されている記憶部（図示せず）から、当該電波監視子機（９、１１、１３）の子機識別ＩＤを読み出して、測定値多重回路５１に出力するものである。
【００６４】
測定値多重回路５１は、子機識別ＩＤをヘッダ部に書き込むと共に、受信レベル値、ＭＥＲ測定値、ＢＥＲ測定値、ＳＩ情報値、番組内容測定値、子機位置情報値を多重してデータ部に書き込んだストリームを測定値多重信号として通信網インターフェース５３に出力するものである。
【００６５】
通信網インターフェース５３は、入力された測定値多重信号、測定タイミング値遠方制御監視信号および受信チャンネル設定遠方制御監視信号を通信送信信号（図２中、通信送受信信号）として通信網（有線・無線）を介して送出すると共に、電波監視親機２１から送出された信号を通信受信信号（図２中、通信送受信信号）として授受するものである。つまり、この通信網インターフェース５３は、通信網（有線・無線）に適合する形式の通信送受信信号に変換を行うものである。
【００６６】
（番組内容測定回路の実現例）
次に、番組内容測定回路４３の実現例について、図３を参照して説明する。
図３に示すように、番組内容測定回路４３は、ＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１と、Ｗ０／Ｗ１フレーム同期再生回路６３と、Ｑ信号再生回路６５と、開始／停止タイミング指定回路６７と、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９と、計数回路／数値保持回路７１とを備えている。なお、この番組内容測定回路４３が請求項に記載した電波測定回路に相当するものである。
【００６７】
ＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＲＳ訂正後ＴＳ信号を受信し、ＭＰＥＧ−２システムにおけるＴＳ信号を構成するＴＳＰ（トランスポートストリームパケット）をＰＩＤ（パケット識別子）に基づいて識別して、ＰＩＤ値およびＴＳＰ検出パルスを計数回路／数値保持回路７１に出力するものである。ＰＩＤ値はＴＳＰの種類を示すものであり、ＴＳＰ検出パルスは、ＴＳＰを検出する毎に１回送出される矩形パルスである。なお、このＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１が請求項に記載したストリームパケット分類手段に相当するものである。
【００６８】
Ｗ０／Ｗ１フレーム同期再生回路６３は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＴＭＣＣ信号を受信し、フレームパルスを出力するものである。このフレームパルスは、同期Ｗ０、Ｗ１を識別できるものである。
【００６９】
Ｑ信号再生回路６５は、地上デジタル放送受信部３３から出力されたＡＣ復調信号を受信し、Ｑ信号を再生して出力するものである。
開始／停止タイミング指定回路６７は、測定タイミング値設定回路４５（図２参照）から出力された測定タイミング設定信号を受信し、この測定タイミング設定信号に基づいて、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９で生成される測定開始指示信号の出力時刻および終了指示信号の出力時刻（測定開始指示信号、終了指示信号の開始と終了の時間関係）を指定するものである。
【００７０】
つまり、この開始／停止タイミング指定回路６７は、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９におけるＱ信号受信終了から計数回路／数値保持回路７１におけるパケット数の測定開始までのフレーム数を示すフレーム数信号および分割単位となる測定対象のフレーム数を示す測定対象フレーム数信号を出力し、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９を制御するものである。
【００７１】
計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９は、Ｗ０／Ｗ１フレーム同期再生回路６３から出力されたフレームパルスおよびＱ信号再生回路６５から出力されたＱ信号を受信し、測定開始指示信号および測定終了指示信号を生成するものである。請求項に記載したタイミング信号生成手段に相当するものである。
【００７２】
計数回路／数値保持回路７１は、計数回路と数値保持回路とから構成され、ＰＩＤ毎に分類されたＴＳＰをカウント、保持して出力するものである。計数回路は、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９から出力された測定開始信号により、カウントしているＴＳＰをリセットし、ＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１から出力されたＰＩＤ値およびＴＳＰ検出パルスが入力される毎にＰＩＤ値を分類してＴＳＰ数（計数値）をカウントアップするものである。数値保持回路はＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１から出力された新たなＰＩＤ値を受信するか、計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９から出力された終了指示信号を受信するまで、受信したＰＩＤ値とＰＩＤ値に対応する計数回路のＴＳＰ数（計数値）を保持すると共に、終了指示信号を受信した場合には測定開始時に復調したＱ信号、全てのＰＩＤ値に対応するＴＳＰ数（計数値）を番組内容測定値（図３中、測定値出力）として出力するものである。なお、この計数回路／数値保持回路７１が請求項に記載したストリームパケットカウント手段に相当するものである。
【００７３】
（電波監視親機の構成）
次に、電波監視親機２１の内部構成について、図４を参照して説明する。
図４に示すように、電波監視親機２１は、通信網インターフェース７３と、位置情報選択・分離回路７５と、番組内容測定値選択・分離・比較回路７７と、受信レベル値選択・分離回路７９と、受信クロック断信号選択・分離回路８１と、ＭＥＲ値選択・分離回路８３と、ＢＥＲ値選択・分離回路８５と、ＳＩ情報値選択・分離回路８７と、子機／Ｑ信号多重装置制御情報生成・多重回路８９と、測定値／アラーム配信情報生成回路９１と、表示部９３と、アラーム識別回路９５と、ブザー部９７と、操作部９９とを備えている。
【００７４】
通信網インターフェース７３は、通信網（有線・無線）を介して、電波監視子機（９、１１、１３）との間で通信送受信信号（通信送信信号および通信受信信号）を送受信して、測定値多重信号を出力すると共に、子機／Ｑ信号多重装置制御情報生成・多重回路８９から出力された子機／Ｑ信号多重装置制御信号および測定値／アラーム配信情報生成回路９１から出力された測定値／アラーム配信情報が入力されるものである。また、内容比較装置１７（図１参照）が出力した番組内容一致信号を受信するものである。
【００７５】
位置情報選択・分離回路７５は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されている子機位置情報値を分離し、位置情報信号として出力するものである。
【００７６】
番組内容測定値選択・分離・比較回路７７は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に基づいて、一致／不一致信号を出力するものである。この番組内容測定値選択・分離・比較回路７７が請求項に記載したパケット数コンテンツ関連付手段に相当するものである。
【００７７】
受信レベル値選択・分離回路７９は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されている受信レベル値を分離し、受信レベル値を出力するものである。
受信クロック断信号選択・分離回路８１は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されている再生クロック断信号を分離し、受信クロック断値として出力するものである。
【００７８】
ＭＥＲ値選択・分離回路８３は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されているＭＥＲ測定値を分離し、ＭＥＲ値として出力するものである。
ＢＥＲ値選択・分離回路８５は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されているＢＥＲ測定値を分離し、ＢＥＲ値として出力するものである。
【００７９】
ＳＩ情報値選択・分離回路８７は、測定値多重信号を送信してきた電波監視子機（９、１１、１３）を選択し、当該電波監視子機（９、１１、１３）からの測定値多重信号に多重されているＳＩ情報値を分離し、ＳＩ値として出力するものである。
子機／Ｑ信号多重装置制御情報生成・多重回路８９は、電波監視子機（９、１１、１３）およびＱ信号多重装置２７に対する制御情報（制御信号）を生成し、通信網インターフェース７３から送信される通信送信信号に多重するものである。
【００８０】
測定値／アラーム配信情報生成回路９１は、電波監視親機２１に備えられている各回路が出力した測定値およびアラーム識別回路９５が出力したアラーム配信情報を外部の配信情報表示装置（図示せず）に伝送するための測定値／アラーム配信情報を出力するものである。
【００８１】
表示部９３は、電波監視子機（９、１１、１３）から送信された通信送信信号に基づいて、通信網インターフェース７３、各回路によって分離して得られた電波監視子機（９、１１、１３）における測定値、内容比較装置１７から出力された番組内容一致信号による番組内容測定値の比較判定結果、異常検出情報を表示するものである。また、表示部９３の表示画面上に、基幹送信所５および中継送信所７から送信されるＩＳＤＢ−Ｔ電波の受信可能エリアを、２次元または３次元の地図情報として表示し、位置情報選択・分離回路７５から出力された位置情報信号に基づいた各電波監視子機（９、１１、１３）における測定値を統合した色彩情報を、地図情報上の該当する位置に付加表示することも可能である。
【００８２】
アラーム識別回路９５は、操作部９９から出力されたアラーム識別回路制御信号およびアラームしきい値設定信号により、各回路（７７、７９、８１、８３、８５、８７）から出力された一致／不一致信号に基づく番組内容の異常検出、各測定値（受信レベル値、受信クロック断値、ＭＥＲ値、ＢＥＲ値、ＳＩ値）に基づく閾値判定等の情報処理による異常検出を行い、指令信号を出力するものである。指令信号には、表示部９３に出力され、表示画面上に異常検出情報を表示させるアラーム表示指令信号と、ブザー部９７に出力され、ブザー音を出力させるアラーム鳴動停止指令信号とがある。
【００８３】
ブザー部９７は、アラーム識別回路９５または操作部９９から出力されたアラーム鳴動停止信号を受信し、ブザー音を出力するものである。
操作部９９は、電波監視親機２１のユーザが操作するキーボード、マウス等によって構成され、表示部９３、アラーム識別回路９５およびブザー部９７等を操作するものである。つまり、操作部９９は、表示部９３の表示画面の切替、Ｑ信号多重装置２７へのＱ信号多重指令、アラーム識別回路９５およびブザー部９７へアラーム識別回路制御信号、アラームしきい値設定信号、アラーム鳴動停止指令信号等の当該電波監視親機２１を運用する上で必要な運用制御命令と、電波監視子機（９、１１、１３）に対し、受信周波数等の動作設定をする遠方制御命令とを入力するものである。
【００８４】
（番組内容測定値選択・分離・比較回路の内部構成）
ここで、図５を参照して、番組内容測定値選択・分離・比較回路７７の内部構成について、より詳細に説明する（適宜、図４参照）。なお、この番組内容測定値以外の測定値を選択・分離する回路（７５、７９、８３、８５、８７）は「その他測定値の選択・分離回路（７５、７９、８３、８５、８７）」として、当該回路の内部構成については後記する。
【００８５】
番組内容測定値選択・分離・比較回路７７は、入力端切替スイッチ７７ａと、子機番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｂ（７７ｂ１、７７ｂ２・・・７７ｂｎ）と、子機出力切替スイッチ７７ｄと、番組内容測定値比較回路７７ｅとを備えている。
【００８６】
入力端切替スイッチ７７ａは、入力される測定値多重信号を、測定値多重信号に多重されている（付加されている）子機識別ＩＤ（子機識別ＩＤ回路４９［図２参照］による）に基づいて、切り替えるものである。
【００８７】
子機番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｂは、中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３の数と同数備えられるものであって、入力された測定値多重信号から番組内容測定値を分離し、蓄積するものである。
子機（基幹送信所）番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｃは、基幹送信電波監視子機９から送信された測定値多重信号から番組内容測定値を分離し、蓄積するものである。この子機（基幹送信所）番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｃで蓄積された番組内容測定値（基準信号とされる）が基準となり、子機番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｂ１〜７７ｂｎに蓄積された番組内容測定値（比較信号とされる）が比較される。
【００８８】
子機出力切替スイッチ７７ｄは、各子機番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｂ１〜７７ｂｎに蓄積されている番組内容測定値を切り替えて番組内容測定値比較回路７７ｅに出力させるものである。
番組内容測定値比較回路７７ｅは、子機（基幹送信所）番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｃから出力された番組内容測定値（基準信号）と、子機番組内容測定値分離・蓄積回路７７ｂ１〜７７ｂｎから出力された番組内容測定値（比較信号）とを、各番組内容測定値に付加されているＱ信号に従って、すなわち、同一のＱ信号が付加されている基準信号と比較信号とを比較し、一致／不一致信号を出力するものである。
【００８９】
この番組内容測定値選択・分離・比較回路７７によれば、Ｑ信号に従って、順次、基準信号と比較信号とを番組内容測定値比較回路７７ｅで比較していくので、汎用的なコンピュータおよびコンピュータ上で動作するソフトウェアで実現でき、全てをハードウェアで構成する方式に比べ、回路規模を小さくすることができる。
【００９０】
（その他測定値の選択・分離回路の内部構成）
また、図６を参照して、その他測定値の選択・分離回路（７５、７９、８３、８５、８７）の内部構成について、より詳細に説明する。なお、この図６には、その他測定値の選択・分離回路（７５、７９、８３、８５、８７）を代表して、ＭＥＲ値選択・分離回路８３の内部構成を図示している。
ＭＥＲ値選択・分離回路８３は、入力端切替スイッチ８３ａと、子機ＭＥＲ値選択・分離回路８３ｂ（８３ｂ１、８３ｂ２・・・８３ｂｎ）と、子機（基幹送信所）ＭＥＲ値選択・分離回路８３ｃと、出力端切替スイッチ８３ｄとを備えている。
【００９１】
入力端切替スイッチ８３ａは、入力される測定値多重信号を、測定値多重信号に多重されている（付加されている）子機識別ＩＤ（子機識別ＩＤ回路４９［図２参照］による）に基づいて、切り替えるものである。
子機ＭＥＲ値選択・分離回路８３ｂは、中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３の数と同数備えられるものであって、入力された測定値多重信号からＭＥＲ測定値を分離し、蓄積するものである。
【００９２】
子機（基幹送信所）ＭＥＲ値選択・分離回路８３ｃは、基幹送信電波監視子機９から送信された測定値多重信号からＭＥＲ測定値を分離し、蓄積するものである。
出力端切替スイッチ８３ｄは、各子機ＭＥＲ値分離・蓄積回路８３ｂ１〜８３ｂｎおよび子機（基幹送信所）ＭＥＲ値選択・分離回路８３ｃに蓄積されているＭＥＲ測定値を切り替えて、ＭＥＲ値（ＭＥＲ値選択出力）を出力するものである。
【００９３】
（Ｑ信号多重装置の内部構成）
次に、図１に示した電波監視システム１の中の基幹送信所５に備えられたＱ信号多重装置２７の内部構成について、図７、図８を参照して説明する。なお、図８は、Ｑ信号多重装置２７が図１に示した電波監視システム１の放送事業者設備３に備えられた場合を図示したものであって、その内部構成に差異があるものではない。後記する電波監視システム１の変形例に関わりがあり、この変形例の説明において参照することにする。
【００９４】
図７（図８）に示すように、Ｑ信号多重装置２７は、通信網インターフェース２７ａと、Ｑ信号多重タイミング制御部２７ｂと、Ｑ信号ＡＣビットマッピング部２７ｃとを備えている。
通信網インターフェース２７ａは、通信網（有線・無線）を介して、電波監視親機２１から送信されたＱ信号多重命令を受信し、Ｑ信号多重タイミング制御部２７ｂにＱ信号多重制御タイミング制御信号を出力すると共に、Ｑ信号多重タイミング制御部２７ｂから出力されたＱ信号多重制御タイミングアンサー信号を受信し、このＱ信号多重制御タイミングアンサー信号を電波監視親機２１に通信網（有線・無線）を介して、送出するものである。
【００９５】
Ｑ信号多重タイミング制御部２７ｂは、Ｑ信号多重制御タイミング制御信号を受信し、Ｑ信号に時刻情報を付加し、Ｑ信号ＡＣビットマッピング部２７ｃにＱ信号多重制御タイミング（数値）を出力すると共に、通信網インターフェース２７ａにＱ信号多重制御タイミングアンサー信号を出力するものである。
【００９６】
Ｑ信号ＡＣビットマッピング部２７ｃは、Ｑ信号多重タイミング制御部２７ｂから出力されたＱ信号多重制御タイミング（数値）に基づいて、Ｑ信号をＩＳＤＢ−Ｔ電波の補助チャンネル（ＡＣ）のビットマッピングに変換し、ＡＣマッピング信号を出力するものである。
【００９７】
なお、図７は、図１に示した電波監視システム１のように、Ｑ信号多重装置２７が基幹送信所５に備えられている場合であって、Ｑ信号を、直接、ＯＦＤＭ変調器２３に伝送して、このＯＦＤＭ変調器２３において、Ｑ信号（ＡＣマッピング信号）をＩＳＤＢ−Ｔ電波のＡＣ入力に入力して変調多重させる場合を図示したものである。
【００９８】
また、図８はＱ信号多重装置２７が放送事業者設備３内に備えられている場合であって、Ｑ信号（ＡＣマッピング信号）を番組送出装置１５においてＴＳ多重してＯＦＤＭ変調器２３に送信し、このＯＦＤＭ変調器２３で基幹送信所送りＴＳ信号からＱ信号を分離して変調多重させる場合を図示したものである。
【００９９】
（電波監視子機の動作）
次に、図９に示したフローチャートを参照して、電波監視子機（９、１１、１３）の動作について説明する（適宜、図１、図２参照）。
まず、基幹送信所５または中継送信所７から送出されたＩＳＤＢ−Ｔ電波が受信アンテナ３１を介して、地上デジタル放送受信部３３で受信される（Ｓ１）。そして、通信網インターフェース５３を介して、電波監視親機２１から送信された、受信するチャンネルを示す情報（監視対象となるチャンネル）として受信チャンネル設定遠方制御監視信号が地上デジタル放送受信部３３に入力されると共に、測定タイミング値遠方制御信号が測定タイミング値設定回路４５に入力される（Ｓ２）と、測定タイミング値設定回路４５から測定タイミング設定信号が番組内容測定回路４３に出力される（Ｓ３）。
【０１００】
ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信した地上デジタル放送受信部３３では、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を検波または復号した結果である検波信号、ＦＦＴ出力信号、ビタビ復号後ＴＳ信号、ＲＳ訂正後ＴＳ信号、ＴＭＣＣ信号およびＡＣ復調信号が各回路（３５、３７、３９、４１、４３）に出力される（Ｓ４）。なお、地上デジタル放送受信部３３で検出された再生クロック断信号は測定値多重回路５１に直接出力される。
【０１０１】
そして、各回路（３５、３７、３９、４１、４３）、すなわち、受信信号強度測定回路３５から受信レベル値が、ＭＥＲ測定回路３７からＭＥＲ測定値が、ＢＥＲ測定回路３９からＢＥＲ測定値が、ＳＩ取得回路４１からＳＩ情報値が、番組内容測定回路４３から番組内容測定値および測定値多重指示信号が出力され、測定値多重回路５１に入力される（Ｓ５）。ここで、位置情報収集回路４７から子機位置情報値が測定値多重回路５１に出力されると共に、子機識別ＩＤ回路４９から子機識別ＩＤが測定値多重回路５１に出力される（Ｓ６）。
【０１０２】
そして、測定値多重回路５１では、矩形パルスである測定値多重指示信号が検出され、子機位置情報値、子機識別ＩＤ、受信レベル値、再生クロック断信号、ＭＥＲ測定値、ＢＥＲ測定値、ＳＩ情報値および番組内容測定値が多重され測定値多重信号として通信網インターフェース５３に出力される（Ｓ７）。そしてまた、この通信網インターフェース５３から通信送信信号が出力される（Ｓ８）。
【０１０３】
（番組内容測定回路の動作）
次に、図１０に示したフローチャートを参照して、番組内容測定回路４３の動作について説明する（適宜、図９参照）。
まず、番組内容測定回路４３には、地上デジタル放送受信部３３からＲＳ訂正後ＴＳ信号、ＴＭＣＣ信号およびＡＣ復調信号が入力される。すなわち、ＲＳ訂正後ＴＳ信号がＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１に、ＴＭＣＣ信号がＷ０／Ｗ１フレーム同期再生回路６３に、ＡＣ復調信号がＱ信号再生回路６５に入力される（Ｓ１１）。
【０１０４】
そして、入力されたＲＳ訂正後ＴＳ信号から、ＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１でＴＳＰ（トランスポートストリームパケット）がＰＩＤ（パケット識別子）に基づいて識別され、ＰＩＤ値およびＴＳＰ検出パルスが計数回路／数値保持回路７１に入力される（Ｓ１２）。また、入力されたＴＭＣＣ信号からＷ０／Ｗ１フレーム同期再生回路６３でフレームパルスが計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９に入力される（Ｓ１３）。さらに、Ｑ信号再生回路６５でＱ信号が再生され、このＱ信号が計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９および計数回路／数値保持回路７１に入力される（Ｓ１４）。
【０１０５】
ここで、測定タイミング値設定回路４５から出力された測定タイミング設定信号を受信した開始／停止タイミング指定回路６７で、当該測定タイミング指定信号に基づいて、Ｑ信号受信終了から測定開始までのフレーム数を指示するフレーム数信号および測定するフレーム数を指示する測定対象フレーム数信号が計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９に入力される（Ｓ１５）。すると、この計数開始／停止タイミング制御信号生成回路６９から測定開始指示信号が計数回路／数値保持回路７１に出力され、その後、一定時間（測定時間経過）後、測定終了指示信号が計数回路／数値保持回路７１に出力される（Ｓ１６）。この測定開始指示信号および測定終了指示信号およびＴＳＰ検出パルスにより、計数回路／数値保持回路７１でＰＩＤ値に基づいて識別されたＴＳＰ数がカウントアップされ、番組内容測定値として出力される（Ｓ１７）。また、測定終了指示信号の一部が分岐され、測定値多重指示信号として、測定値多重回路５１に出力される。
【０１０６】
（電波監視親機の動作）
次に、図１１に示したフローチャートを参照して、電波監視親機２１の動作を説明する（適宜、図１〜図６参照）。
まず、操作部９９の操作によって、子機／Ｑ信号多重装置制御情報生成・多重回路８９を経て子機／Ｑ信号多重装置制御信号が通信網インターフェース７３を介して、基幹送信所５のＱ信号多重装置２７および電波監視子機（９、１１、１３）に入力される（Ｓ２１）。つまり、子機／Ｑ信号多重装置制御信号によって、基幹送信所５のデジタル送信機２５から送出されるＩＳＤＢ−Ｔ電波にＱ信号が多重されると共に、電波監視子機（９、１１、１３）から測定値多重信号が電波監視親機２１に送信される。
【０１０７】
通信網インターフェース７３が通信網（有線・無線）を介して電波監視子機（９、１１、１３）から測定値多重信号を受信し、この測定多重信号が各回路（７５、７７、７９、８１、８３、８５、８７）に出力される。また、通信網インターフェース７３では、放送事業者設備３に備えられている内容比較装置１７から出力された番組内容一致信号を受信し、この番組内容一致信号が表示部９３およびアラーム識別回路９５に出力される（Ｓ２２）。
【０１０８】
そして、測定値多重信号が入力された各回路（７５、７７、７９、８１、８３、８５、８７）、すなわち、位置情報選択・分離回路７５から位置情報信号が、番組内容測定値選択・分離・比較回路７７から一致／不一致信号が、受信レベル値選択・分離回路７９から受信レベル値が、受信クロック断信号選択・分離回路８１から受信クロック断値が、ＭＥＲ値選択・分離回路８３からＭＥＲ値が、ＢＥＲ値選択・分離回路８５からＢＥＲ値が、ＳＩ情報値選択・分離回路８７からＳＩ値が出力される。そして、これらの測定値および信号が表示部９３およびアラーム識別回路９５に入力される（Ｓ２３）。
【０１０９】
続いて、操作部９９の操作によってアラーム識別回路制御信号およびアラームしきい値設定信号がアラーム識別回路９５に入力される（Ｓ２４）。同様に、操作部９９の操作によって表示部制御信号が表示部９３に入力されると共に、アラーム識別回路９５からアラーム表示指令信号が表示部９３に入力される（Ｓ２５）。
表示部９３では、表示部制御信号およびアラーム表示指令信号に基づいて、入力された位置情報信号、一致／不一致信号、受信レベル値、受信クロック断値、ＭＥＲ値、ＢＥＲ値、ＳＩ値が表示されると共に、測定値／アラーム情報が測定値／アラーム配信情報生成回路９１に出力される（Ｓ２６）。すると、測定値／アラーム配信情報生成回路９１では測定値／アラーム配信情報が生成され、通信網インターフェース７３を介して、この測定値／アラーム配信情報が外部に出力される（Ｓ２７）。
【０１１０】
また、操作部９９の操作によって、またはアラーム識別回路９５からのアラーム鳴動停止指令信号がブザー部９７に出力され（Ｓ２８）、ブザー部９７が動作（鳴動後、停止）し、ブザー音が発生される（Ｓ２９）。
しかるに、番組内容測定回路４３と、電波監視親機２１の番組内容測定値選択・分離・比較回路７７およびアラーム識別回路９５が請求項に記載した電波測定回路に相当するものであり、これら電波監視子機（９、１１、１３）および電波監視親機２１によれば、この番組内容測定回路４３のＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路６１で、ＭＰＥＧ−２システムのＴＳを構成するＴＳＰがＰＩＤ毎に分類される。
【０１１１】
そして、電波監視親機２１の番組内容測定値選択・分離・比較回路７７で、複数の電波監視子機（中継送信電波監視子機１１、ＳＦＮエリア電波監視子機１３）で測定されたＩＳＤＢ−Ｔ電波の番組内容測定値と、基幹送信電波監視子機９で測定されたＩＳＤＢ−Ｔ電波の番組内容測定値とが比較され、アラーム識別回路９５で電波の状態が監視される。つまり、アラーム識別回路９５からのアラーム表示指令信号によって、異常な電波状態を表示部９３に赤色等の刺激色で表示させたり、アラーム鳴動停止指令信号によって、ブザー部９７でブザー音を発生させることによって、自動的にＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視することができる。
【０１１２】
（電波サービスエリア調査システムの構成）
次に、電波サービスエリア調査システムについて、図１２に示す概略図を参照して説明する。この電波サービスエリア調査システムは、図１に示した電波監視システム１の中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３を自在に移動可能な移動体に搭載したものであって、基幹送信所５および中継送信所７から送信されるＩＳＤＢ−Ｔ電波が受信可能なエリア（サービスエリア）内の各地点における電波状態を、当該移動体が移動しながらＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信することによって調査するシステムである。
【０１１３】
すなわち、この電波サービスエリア調査システムは電波監視システム１の中継送信電波監視子機１１およびＳＦＮエリア電波監視子機１３が移動体に搭載されたものであり、各構成はほぼ同じである。それゆえ、電波監視システム１と同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【０１１４】
図１２に示すように、電波サービスエリア調査システムは、移動体１０１（１０１ａ、１０１ｂ）を備えている。この移動体１０１は、一般車（自家用車）或いは商用車（バス、タクシー等）の車両、鉄道、船舶等のいずれであってもよく、この実施の形態では、移動体１０１は車両であり、サービスエリアも当該車両が移動可能な陸上の一定範囲（障害物がなければ、基幹送信所（中継送信所）から所定半径の円内）を想定している。
【０１１５】
移動体１０１ａは、基幹送信所５および中継送信所７ＡからのＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能なＳＦＮエリア（以下、「基幹送信所５・中継送信所７Ａ−ＳＦＮエリア」という）から移動を開始し、基幹送信所５のサービスエリア、基幹送信所５・中継送信所７Ａ−ＳＦＮエリア、中継送信所７Ａのサービスエリア、サービスエリア外、中継送信所７Ｂのサービスエリア（２箇所）の順で移動するものである。この図１２に図示した地点で、移動体１０１ａは、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信し、測定結果である測定値多重信号を電波監視親機２１に通信網（無線およびこの無線の通信網から別の通信網［有線・無線］）を介して送信するものである。
【０１１６】
また、移動体１０１ｂは中継送信所７Ａのサービスエリア、中継送信所７Ａおよび中継送信所７ＢからのＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能なＳＦＮエリア（以下、「中継送信所７Ａ・７Ｂ−ＳＦＮエリア」という）の順に移動するものである。同様に、移動体１０１ｂは、図１２に図示した地点で、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信し、測定結果である測定値多重信号を電波監視親機２１に通信網（無線およびこの無線の通信網から別の通信網［有線・無線］）を介して送信するものである。
【０１１７】
（電波サービスエリア調査システムの動作）
次に、図１３に示すフローチャートを参照して、電波サービスエリア調査システムの動作について説明する（適宜、図２、図１２参照）。
まず、移動体１０１が搭載している子機の位置情報収集回路４７（図１２参照）によって、移動体１０１の現在位置を通信網を介して電波監視親機２１に送信し、移動を開始する（Ｓ３１）。なお、移動開始した地点（移動体１０１の現在地点）がＩＳＤＢ−Ｔ電波の調査地点（受信地点）に該当する場合には、移動体１０１はＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信し、測定結果である測定値多重信号を電波監視親機２１に送信してから移動を開始する。
【０１１８】
そして、移動体１０１は自動的に自身の位置情報を位置情報収集回路４７で収集しつつ移動する。或いは、移動体１０１の操作者が、適当な場所（ＩＳＤＢ−Ｔ電波の調査地点［受信地点］と思われる場所）で移動体１０１を停止させ、位置情報収集回路４７を利用して、現在の移動地点を確認しつつ、ＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信する。つまり、まず、移動体１０１の現在の移動地点は基幹送信所５のサービスエリア内かが判断される（Ｓ３２）。基幹送信所５のサービスエリア内であると判断された場合（Ｓ３２、Ｙｅｓ）、移動体１０１の現在の移動地点はＳＦＮエリア内か判断される（Ｓ３３）。また、基幹送信所５のサービスエリア内であると判断されない場合（Ｓ３２、Ｎｏ）、移動体１０１の現在の移動地点は中継送信所７のサービスエリア内かが判断される（Ｓ３４）。
【０１１９】
移動体１０１の現在の移動地点が基幹送信所５のサービスエリア内（Ｓ３３、Ｎｏ）、ＳＦＮエリア内（Ｓ３３、Ｙｅｓ）、中継送信所７のサービスエリア内（Ｓ３４、Ｙｅｓ）と判断された場合には、移動体１０１ではＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信し、このＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を測定した結果である測定値多重信号を電波監視親機２１に通信網を介して送信する（Ｓ３５）。
【０１２０】
また、Ｓ３４にて中継送信所７のサービスエリア内であると判断されない場合（Ｓ３４、Ｎｏ）には、移動体１０１の現在の移動地点は全サービスエリア外にあり、エラーメッセージが出力され（Ｓ３６）、再び、移動体１０１の移動が開始される。
測定値多重信号を受信した電波監視親機２１では、ＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を表示部９３（図４参照）に表示させる（Ｓ３７）。
【０１２１】
この電波サービスエリア調査システム（請求項に記載の電波サービスエリア調査装置に相当する）によれば、移動体１０１に電波監視子機（１１、１３）を搭載して、当該移動体１０１がサービスエリア内を移動しつつ（巡回しつつ）、電波監視親機２１と相互にＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信し、このＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を測定した結果である測定値多重信号を電波監視親機２１に送信することで、当該サービスエリア内の電波状態を監視することができる。つまり、ＩＳＤＢ−Ｔ電波のサービスエリア内の電波状態を調査することができる。また、移動体１０１の数（電波監視子機［１１、１３］の数）を多くすれば、より短時間に、より詳細にサービスエリア内のＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を調査することができる。
【０１２２】
つまり、すべての送信所（５、７）が正常なＩＳＤＢ−Ｔ電波を発射して所要の質に電波がサービスエリア内に到達しているかどうかを電波監視親機２１が備えられている遠方で確認することができ、ＩＳＤＢ−Ｔ電波発射の異常を即座に検出でき、修理対応等が迅速に行うことができる。また、従来は現地（サービスエリア内）の人員が行っていた電波監視を機械化、自動化することができる。
【０１２３】
また、この電波サービスエリア調査システムでは、サービスエリア内の調査を自動的に行うため、調査が省力化され迅速に行うことができるほか、サービスエリア内の視聴者からの電波受信相談に、調査結果を示しつつ応対することができる。また、電波監視親機２１の測定値／アラーム配信情報生成回路９１から出力する測定値／アラーム配信情報を外部の業者に配信することで、電波監視業務を外部の業者に委託して分離することができるので、ＩＳＤＢ−Ｔ電波監視と送信所（５、７）の運用保守管理を一括した新たな業務を実現することができる。
【０１２４】
（電波監視システムの変形例）
ここから、電波監視システム１および電波サービスエリア調査システムの変形例について、図１４から図２７（電波監視システム１の変形例は図１４から図２０に、電波サービスエリア調査システムの変形例は図２１から図２７に図示）を参照して説明する。なお、図１に示した電波監視システム１または図１２に示した電波サービスエリア調査システムと同様の構成のものには、同一の符号を付し、その説明は省略する。
【０１２５】
図１４に示す電波監視システム１の変形例は、図１に示した電波監視システム１の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７が放送事業者設備３に備えられたものである（図８に示したＱ信号多重装置２７を参照）。この場合、Ｑ信号は、放送事業者設備３の番組送出装置１５から基幹送信所送りＴＳ信号に多重されて、基幹送信所５に送信されることになる。
【０１２６】
図１５に示す電波監視システム１の変形例は、図１に示した電波監視システム１の放送事業者設備３内に備えられていた電波監視親機２１が別の場所に備えられ、放送事業者設備３内の内容比較装置１７と通信網（有線・無線）を介して、番組内容一致信号を受信できるように構成されたものである。放送事業者設備３内には、電波監視親機２１におけるＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視状態を表示できる配信情報表示装置（符号を付さず）が備えられている。この配信情報表示装置は電波監視親機２１の測定値／アラーム配信情報生成回路９１（図４参照）において生成された測定値／アラーム配信情報を表示するものである。この場合、電波監視親機２１が放送事業者設備３とは別の場所にあるので、この電波監視親機２１を別の事業者（専門の電波管理業者）が単独でＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視することができる。
【０１２７】
図１６に示す電波監視システム１の変形例は、図１５に示した電波監視システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７を放送事業者設備３に備えたものである。つまり、図１４および図１５に示した電波監視システム１の変形例の組み合わせである。
【０１２８】
図１７に示す電波監視システム１の変形例は、図１に示した電波監視システム１の放送事業者設備３内の基幹送信ＤＩＲＤ１９が受信するＩＳＤＢ−Ｔ電波（内容比較装置１７から番組内容一致信号を出力するための基準となる電波）を中継送信所７が送信した（中継した）ＩＳＤＢ−Ｔ電波になるように構成したものである。つまり、中継送信所７が送信したＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能になるように、中継送信所７のサービスエリア内に基幹送信ＤＩＲＤ装置１９の受信アンテナを設けたものである。この場合、電波監視親機２１の番組内容測定値選択・分離・比較回路７７における基準信号が中継送信所７Ａから送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波になる。
【０１２９】
図１８に示す電波監視システム１の変形例は、図１７に示した電波監視システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７が放送事業者設備３に備えられたものである（図８に示したＱ信号多重装置２７を参照）。この場合、Ｑ信号は、放送事業者設備３の番組送出装置１５から基幹送信所送りＴＳ信号に多重されて、基幹送信所５に送信されることになる。
【０１３０】
図１９に示す電波監視システム１の変形例は、図１７に示した電波監視システムの放送事業者設備３内に備えられていた電波監視親機２１が別の場所に備えられ、放送事業者設備３内の内容比較装置１７と通信網（有線・無線）を介して、番組内容一致信号を受信できるように構成されたものである。放送事業者設備３内には、電波監視親機２１におけるＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視状態を表示できる配信情報表示装置（符号を付さず）が備えられている。
【０１３１】
図２０に示す電波監視システム１の変形例は、図１９に示した電波監視システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７を放送事業者設備３に備えたものである。つまり、図１８および図１９に示した電波監視システム１の変形例の組み合わせである。
【０１３２】
（電波サービスエリア調査システムの変形例）
次に、電波サービスエリア調査システムの変形例について、図２１から図２７を参照して説明する。
図２１に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図１２に示した電波サービスエリア調査システムの基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７が放送事業者設備３に備えられたものである（図８に示したＱ信号多重装置２７を参照）。この場合、Ｑ信号は、放送事業者設備３の番組送出装置１５から基幹送信所送りＴＳ信号に多重されて、基幹送信所５に送信されることになる。
【０１３３】
図２２に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図１２に示した電波サービスエリア調査システムの放送事業者設備３内に備えられていた電波監視親機２１が別の場所に備えられ、放送事業者設備３内の内容比較装置１７と通信網（有線・無線）を介して、番組内容一致信号を受信できるように構成されたものである。放送事業者設備３内には、電波監視親機２１におけるＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視状態を表示できる配信情報表示装置（符号を付さず）が備えられている。この配信情報表示装置は電波監視親機２１の測定値／アラーム配信情報生成回路９１（図４参照）において生成された測定値／アラーム配信情報を表示するものである。この場合、電波監視親機２１が放送事業者設備３とは別の場所にあるので、この電波監視親機２１を別の事業者（専門の電波管理業者）が単独でＩＳＤＢ−Ｔ電波の状態を監視することができる。
【０１３４】
図２３に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図２２に示した電波サービスエリア調査システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７を放送事業者設備３に備えたものである。つまり、図２１および図２２に示した電波サービスエリア調査システムの変形例の組み合わせである。
【０１３５】
図２４に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図１２に示した電波サービスエリア調査システムの放送事業者設備３内の基幹送信ＤＩＲＤ１９が受信するＩＳＤＢ−Ｔ電波（内容比較装置１７から番組内容一致信号を出力するための基準となる電波）を中継送信所７が送信した（中継した）ＩＳＤＢ−Ｔ電波になるように構成したものである。つまり、中継送信所７が送信したＩＳＤＢ−Ｔ電波を受信可能になるように、中継送信所７のサービスエリア内に基幹送信ＤＩＲＤ装置１９の受信アンテナを設けたものである。また、電波サービスエリア調査システムの変形例には、サービスエリア外から中継送信所７Ｂのサービスエリア内を移動する移動体１０１ｃが備えられている。この場合、電波監視親機２１の番組内容測定値選択・分離・比較回路７７における基準信号が中継送信所７Ａから送信されたＩＳＤＢ−Ｔ電波になる。
【０１３６】
図２５に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図２４に示した電波サービスエリア調査システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７が放送事業者設備３に備えられたものである（図８に示したＱ信号多重装置２７を参照）。この場合、Ｑ信号は、放送事業者設備３の番組送出装置１５から基幹送信所送りＴＳ信号に多重されて、基幹送信所５に送信されることになる。
【０１３７】
図２６に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図２５に示した電波サービスエリア調査システムの放送事業者設備３内に備えられていた電波監視親機２１が別の場所に備えられ、放送事業者設備３内の内容比較装置１７と通信網（有線・無線）を介して、番組内容一致信号を受信できるように構成されたものである。放送事業者設備３内には、電波監視親機２１におけるＩＳＤＢ−Ｔ電波の監視状態を表示できる配信情報表示装置（符号を付さず）が備えられている。
【０１３８】
図２７に示す電波サービスエリア調査システムの変形例は、図２６に示した電波サービスエリア調査システムの変形例の基幹送信所５に備えられていたＱ信号多重装置２７を放送事業者設備３に備えたものである。つまり、図２５および図２６に示した電波サービスエリア調査システムの変形例の組み合わせである。
【０１３９】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、電波監視子機（９、１１、１３）の番組内容測定回路４３、電波監視親機２１の番組内容測定値選択・分離・比較回路７７、アラーム識別回路９５の各構成を、一つずつのステップとみなした電波測定方法、或いは、各構成を汎用的なコンピュータ言語で記述した電波測定プログラムとみなすことも可能である。
この場合、これらの回路によって奏される効果と同様の効果を得ることができる。
【０１４０】
また、電波監視システム１の電波監視子機（９、１１、１３）および電波監視親機２１を合わせた電波監視装置の各構成を、一つずつのステップとみなした電波監視方法、或いは、各構成を汎用的なコンピュータ言語で記述した電波監視プログラムとみなすことも可能である。この場合も電波監視子機（９、１１、１３）および電波監視親機２１を合わせた電波監視装置と同様の効果を得ることができる。
【０１４１】
さらに、電波サービスエリア調査システムの各構成を一つずつのステップとみなした電波サービスエリア調査方法、或いは、各構成を汎用的なコンピュータ言語で記述した電波サービスエリア調査プログラムとみなすことも可能である。この場合も電波サービスエリア調査システムと同様の効果を得ることができる。
【０１４２】
【発明の効果】
請求項１、２記載の発明によれば、Ｑ信号が補助チャンネルに多重された電波が受信され、Ｑ信号の検出タイミングおよび電波のフレーム同期タイミングに基づいてタイミング信号が生成される。このタイミング信号を基準として、ＴＳＰが、ＰＩＤ毎に分類され、ＴＳＰ数がカウントされる。そして、ＴＳＰ数に基づいて、電波の状態が測定される。このため、電波の状態がストリームのパケット数によって把確することができる。
【０１４３】
請求項３、５記載の発明によれば、電波測定回路が制御され、複数の電波間において電波のパケット数（ＴＳＰ数）が比較された結果による一致／不一致信号が出力され、この一致／不一致信号に基づいて、電波の状態が監視される。このため、電波を比較することによって、コンテンツ内容の確認を厳密に行うことができ、悪意ある電波ジャック等の早期発見を図ることができる。また、従来のテレメータ信号を生成するシステムに比べ、運用コストを低減することができる。
【０１４４】
請求項４記載の発明によれば、電波の状態を監視する際に、変調誤差率、ビット誤り率、受信信号強度、再生クロック断、サービスインフォメーションの数のいずれかに基づいて、電波の状態が正常であるかどうかが判定されるので、より正確に電波の状態を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による一実施の形態である電波監視システム（電波監視装置を包含）を図示した概略図である。
【図２】図１に示した電波監視システムに含まれる電波監視子機のブロック図である。
【図３】図２に示した電波監視子機の中の番組内容測定回路のブロック図である。
【図４】図１に示した電波監視システムに含まれる電波監視親機のブロック図である。
【図５】図４に示した電波監視親機の中の番組内容測定値の選択・分離・比較回路のブロック図である。
【図６】図４に示した電波監視親機の中のその他の測定値の選択・分離回路のブロック図である。
【図７】図１に示した電波監視システムに含まれるＱ信号多重装置のブロック図である。
【図８】Ｑ信号多重装置のブロック図である。
【図９】電波監視子機の動作を説明したフローチャートである。
【図１０】番組内容測定値回路の動作を説明したフローチャートである。
【図１１】電波監視親機の動作を説明したフローチャートである。
【図１２】本発明による一実施の形態である電波サービスエリア調査システム（電波サービスエリア調査装置を包含）を図示した概略図である。
【図１３】図１２に示した電波サービスエリア調査システムの動作を説明したフローチャートである。
【図１４】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図１５】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図１６】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図１７】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図１８】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図１９】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図２０】電波監視システムの変形例を示した概略図である。
【図２１】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２２】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２３】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２４】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２５】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２６】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【図２７】電波サービスエリア調査システムの変形例を示した概略図である。
【符号の説明】
１ 電波監視システム
３ 放送事業者設備
５ 基幹送信所
７ 中継送信所
９ 基幹送信電波監視子機
１１、１１Ａ、１１Ｂ 中継送信電波監視子機
１３、１３Ａ、１３Ｂ ＳＦＮエリア電波監視子機
１５ 番組送出装置
１７ 内容比較装置
１９ 基幹送信ＤＩＲＤ装置
２１ 電波監視親機
２３ ＯＦＤＭ変調器
２５ デジタル送信機
２７ Ｑ信号多重装置
４３ 番組内容測定回路
６１ ＴＳＰ−ＰＩＤ識別回路
６３ Ｗ０／Ｗ１フレーム同期再生回路
６９ 計数開始／停止タイミング制御信号生成回路
７１ 計数回路／数値保持回路
７７ 番組内容測定値選択・分離・比較回路
９５ アラーム識別回路
１０１、１０１ａ、１０１ｂ、１０１ｃ 移動体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a method, apparatus, and program for remotely monitoring radio waves, and more particularly, a radio wave measuring method, a radio wave measuring circuit, a radio wave monitoring method, and a radio wave monitoring for confirming the function of a broadcast wave network using ISDB-T radio waves. DressIn placeRelated.
[0002]
[Prior art]
First, a radio wave monitoring method in analog terrestrial television broadcasting will be described as a conventional technique in ISDB-T (Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial) radio wave monitoring. Conventional radio wave monitoring methods in analog terrestrial television broadcasting include the following.
[0003]
(1) Using monitoring equipment (hereinafter referred to as conventional monitoring equipment) installed at a transmitting station (main transmitting station or relay transmitting station), facility information such as use / failure of transmitting facilities that are each facility of the transmitting station, A telemeter signal is generated by collecting the output level of the transmitter at the transmitting station, the electric field strength of the radio wave in the vicinity of the transmitting station, and the telemeter signal is monitored (a place far away from the transmitting station) A method of transmitting radio waves over a communication path and monitoring radio waves at the monitoring location (hereinafter referred to as a conventional remote monitoring method).
[0004]
(2) The viewer views the video and audio obtained by receiving and demodulating radio waves transmitted from the transmitting station with a receiving television receiver (hereinafter simply referred to as a receiver), and the following two evaluation judgments And when one of these two evaluations is significantly reduced (when an abnormality is detected), the viewer monitors the radio wave by reporting to the monitoring location (hereinafter, conventional) Called viewer monitoring methods). The two evaluation judgments are radio wave quality evaluation judgment (hereinafter referred to as radio wave quality assessment judgment) based on whether or not video and audio can be viewed satisfactorily, and program contents (content contents) described in the program guide and viewing. This is a program content (content content) evaluation determination (hereinafter referred to as program content evaluation determination) based on whether there is a contradiction when compared with the viewing content being viewed.
[0005]
In addition, in the conventional service area survey method in analog terrestrial television broadcasting, the receiving location is changed at any time by a moving body such as a vehicle, and the reception of the analog terrestrial television broadcasting is repeated, so that the moving location (each receiving location) There is a method for recording the reception result. The service area is an area where analog terrestrial television broadcasts transmitted from a certain transmitting station can be received.
[0006]
Here, a method for evaluating the quality of ISDB-T radio waves will be described.
Methods for evaluating the quality of ISDB-T radio waves include BER (Bit Error Rate) measurement, MER (Modulation Error Rate) measurement, and the like. In the ISDB-T radio wave receiver, when the BER measurement value (bit error rate) of the received signal deteriorates below a certain value, the demodulation becomes impossible (the demodulated received image deteriorates rapidly). A phenomenon occurs. That is, until this cliff effect phenomenon occurs, the viewer on the receiving side can demodulate the ISDB-T radio wave and view it. Therefore, observing the BER measurement value (bit error rate) is effective for evaluating (controlling) the quality of ISDB-T radio waves. On the other hand, the MER measurement value (modulation error rate) by MER measurement is the C / N ratio (Carrer to) of the received signal until the cliff effect phenomenon occurs (immediately before the phenomenon occurs) in the ISDB-T radio wave receiver on the receiving side. This value is approximately equivalent to (Noise rato) and is effective for evaluation (management) of the quality of ISDB-T radio waves.
The radio wave monitoring method and service area survey method in analog terrestrial television broadcasting described above can be applied to the radio wave monitoring method and service area survey method in ISDB-T.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in radio terrestrial television broadcasting radio wave monitoring methods (conventional remote monitoring method, conventional viewer monitoring method) and service area survey methods, radio waves transmitted from the main transmission station are relayed wirelessly at the relay transmission station. In this case, there is a problem that program contents (content contents) are not strictly checked for radio waves from the relay transmission station. Therefore, there is a problem that discovery of a malicious radio wave jack or the like is delayed.
[0008]
As a measure to confirm the contents of the program strictly and detect this malicious radio jack at an early stage, based on the contents of the transmitted program sent to the main transmission station from the broadcaster providing the program (content), What is necessary is just to compare this transmitted program content with the program content (received radio wave program content) of the received radio wave (relay transmitter or receiver owned by the viewer). However, it is necessary to transmit the reference signal and the comparison signal used for the comparison to the comparison place where the content of the transmitted program and the received radio wave program are compared, and these signal comparisons are continuously performed in real time. Therefore, it is necessary to use a signal format in which both the reference signal and the comparison signal can be compared in real time. Further, when comparing the reference signal and the comparison signal, it is necessary to adjust the timing.
[0009]
By the way, in the case of ISDB-T radio waves, the program content is transmitted as a TS signal converted into a digital signal, and a method using this TS signal as a reference signal and a comparison signal is also assumed. Therefore, in order to transmit TS signals, a broadband transmission path is required. And there is a problem that it is difficult in terms of operation cost to secure a broadband transmission path having the number of radio waves of ISDB-T radio waves to be monitored.
[0010]
  Therefore, the object of the present invention is to solve the above-mentioned problems of the prior art, strictly check the program contents (content contents), and early detection of malicious radio jacks, etc., and reduce the operation cost Radio wave measurement method, radio wave measurement circuit, radio wave monitoring method, radio wave monitoring devicePlaceIt is to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above-described object, the present invention has the following configuration.
  Claim 1InThe radio wave measurement circuit described isIn order to measure and output the state of the radio wave to a radio wave monitoring device that monitors the radio wave transmitted from the broadcasting station to the service area,Transport stream packet constituting transport stream signal in compression encoding systemThe number of packets counted as the radio wave condition in the service area is measured.A radio wave measuring circuitRadio wave receiving means for receiving a radio wave transmitted by multiplexing and transmitting a Q signal to the radio wave auxiliary channel; Q signal demodulation detecting means for demodulating and detecting the Q signal from the radio wave auxiliary channel received by the radio wave receiving means; Timing signal generation means for generating a timing signal from the detection timing of the Q signal detected by the Q signal demodulation detection means and the frame synchronization timing of the radio wave reproduced based on the received radio wave;SaidThe TS signal included in the radio wave received by the radio wave receiving means is identified, and this TS signal is configuredStream packet classification means for classifying the transport stream packet for each packet identifier attached to the transport stream packet;According to the timing signal generated by the timing signal generating means,A transport stream packet for each packet identifier classified by the stream packet classification means.ThecountAnd output to the radio wave monitoring deviceStream packet counting means.
[0012]
  According to such a configuration,Radio wave measurementcircuitIsThe radio wave receiving means receives the radio wave transmitted by multiplexing the Q signal on the radio wave auxiliary channel, and the Q signal demodulation detecting means demodulates and detects the Q signal from the radio wave auxiliary channel received by the radio wave receiving means. Then, the radio wave measurement circuit generates a timing signal from the detection timing of the Q signal detected by the Q signal demodulation detection unit and the frame synchronization timing of the radio wave reproduced based on the received radio wave by the timing signal generation unit, and the stream packet The classifying unit identifies the TS signal included in the radio wave received by the radio wave receiving unit, and classifies the transport stream packet for each packet identifier attached to the transport stream packet constituting the TS signal. Then, the radio wave measurement circuit counts the transport stream packet for each packet identifier classified by the stream packet classification unit according to the timing signal generated by the timing signal generation unit by the stream packet counting unit, and outputs the counted transport stream packet to the radio wave monitoring device To do. The transport stream signal of the compression coding system is hereinafter referred to as TS, the transport stream packet is hereinafter referred to as TSP, and the packet identifier is hereinafter referred to as PID.
[0013]
PIDs are assigned to TSPs constituting the TS in the compression coding system so that they can be classified according to information types such as video signals and audio signals. Since so-called information source signals such as video signals and audio signals are variable-length encoded by a compression encoding system and multiplexed on a TSP, the number of appearances of TSPs classified by PID is the number of appearances of images included in radio waves, It changes according to the strength of the voice. That is, the number of appearances of TSPs classified by PID at regular time intervals can be used as a measure for measuring the state of radio waves within each constant time. In addition, MPEG-2 etc. are mentioned as a compression encoding system, and ISDB-T radio waves etc. are mentioned as a radio wave.
[0014]
  Claim 2InThe radio wave measurement method described isIn order to measure and output the state of the radio wave to a radio wave monitoring device that monitors the radio wave transmitted from the broadcasting station to the service area, the radio wave measurement circuit according to claim 1,Transport stream packet constituting transport stream signal in compression encoding systemThe number of packets counted as the radio wave condition in the service area is measured.Radio wave measurement methodIn the radio wave reception step, the radio wave reception means of the radio wave measurement circuit receives the radio wave transmitted by multiplexing the Q signal on the auxiliary channel of the radio wave, and the Q signal demodulation detection means of the radio wave measurement circuit includes the radio wave reception step. A Q signal demodulation detection step for demodulating and detecting the Q signal from the received radio wave auxiliary channel, and a timing signal generation means of the radio wave measurement circuit for detecting and detecting the detection timing of the Q signal detected in the Q signal demodulation detection step A timing signal generating step for generating a timing signal from the frame synchronization timing of the radio wave reproduced based on the radio wave, and a stream classification means of the radio wave measurement circuit for identifying a TS signal included in the radio wave received by the radio wave receiving means. Configure this TS signalA stream packet classification step for classifying the transport stream packet for each packet identifier attached to the transport stream packet;According to the timing signal generated in the timing signal generation step, the stream packet counting means of the radio wave measurement circuitA transport stream packet for each packet identifier classified in the stream packet classification step.ToUndOutput to the radio wave monitoring deviceAnd a stream packet counting step.
[0015]
  According to this method,In the radio wave measuring method, in the radio wave receiving step, the radio wave receiving means of the radio wave measuring circuit receives the radio wave transmitted by multiplexing the Q signal on the auxiliary channel of the radio wave, and in the Q signal demodulation detecting step, the Q signal of the radio wave measuring circuit is received. Demodulation detection means demodulates and detects the Q signal from the auxiliary channel of the radio wave received in the radio wave reception step. Then, in the radio wave measurement method, in the timing signal generation step, the radio wave frame reproduced by the timing signal generation means of the radio wave measurement circuit based on the detection timing of the Q signal detected in the Q signal demodulation detection step and the received radio wave Generate a timing signal from the synchronization timing,In the stream packet classification step,The stream classification means of the wave measuring circuit identifies the TS signal included in the radio wave received by the radio wave receiving means, and configures this TS signal.The transport stream packet is classified for each packet identifier attached to the transport stream packet.And the radio wave measurement method isIn the stream packet counting step,The stream packet counting means of the radio wave measurement circuit counts the transport stream packet for each packet identifier classified in the stream packet classification step according to the timing signal generated in the timing signal generation step, and outputs it to the radio wave monitoring device.
[0016]
  Claim 3InDescribedThe radio wave monitoring apparatus obtains the number of packets by using the radio wave measurement circuit according to claim 1 for a plurality of radio waves from the same broadcasting station transmitted from a plurality of places in a service area, and these packets are obtained. By comparing the numbers, the service areaA radio wave monitoring device for monitoring the status of radio waves transmitted toThe program content measurement value multiplexed on the input measurement value multiplex signal is separated, and the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value are specified by the Q signal in the plurality of radio waves. A match / mismatch signal is output as a result of comparing whether or not the number of packets matches at the same timing.Based on the packet number content association means and the match / mismatch signal output by this packet number content association meansBy performing abnormality detection,Radio wave monitoring means for monitoring the state of the radio wave.
[0017]
  According to such a configuration, the radio wave monitoring apparatus uses the packet number content association unit,The program content measurement value multiplexed on the input measurement value multiplex signal is separated, and the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value are specified by the Q signal in the plurality of radio waves. A match / mismatch signal that is a result of comparing whether or not the number of packets at the same timing matches is output. And the radio wave monitoring deviceBased on the coincidence / non-coincidence signal output from the packet number content association unit by the radio wave monitoring unitBy performing abnormality detection,Monitor the radio wave condition.
[0018]
  Claim 4InRadio monitoring describedThe radio wave monitoring apparatus according to claim 3, wherein the radio wave monitoring means further includes at least one of a modulation error rate, a bit error rate, a received signal strength, a reproduction clock interruption, and a number of service information for the radio wave. The radio wave condition is monitored by performing threshold processing on the measurement information based on the measurement information obtained by measuring and the position information at the time of measurement.
[0019]
  According to such a configuration, the radio wave monitoring device isBased on the measurement information obtained by measuring at least one of the modulation error rate, bit error rate, received signal strength, reproduction clock interruption, number of service information, and position information at the time of the measurement by the radio wave monitoring means. Then, the radio wave condition is monitored by thresholding the measurement information.
[0020]
Here, a numerical value obtained by adding the PID value classified to the TSP count value is used as a basic unit of program content measurement. Then, all the obtained basic units are aggregated, and a numerical value obtained by adding time information (number) indicating the measurement time point is defined as a program content measurement value. That is, the program content measurement value is a number that faithfully represents the program content, and has an extremely small amount of information compared to the TS signal, and can be easily transmitted through an inexpensive transmission line (not requiring a wide band). Incidentally, the method of measuring the program content measurement value is defined as “program content measurement method by TSP counting method”.
[0021]
In other words, when radio waves are transmitted from multiple locations (for example, a basic transmission station and a relay transmission station), the program contents (content contents) of the TS demodulated from the radio waves transmitted from the multiple locations are measured and compared. To do so, it is necessary to match the program content measurement timing and measurement period. In this method, the Q signal is multiplexed and modulated in the transmitted radio wave, and this Q signal is faithfully propagated at a plurality of locations. This Q signal is used as a reference signal (reference time timing signal). Used. That is, if the Q signal is demodulated from the received radio wave, the program content measurement start times can be matched with respect to a TS demodulated from radio waves transmitted from a plurality of locations.
[0022]
In addition, if the radio wave is relayed at an arbitrary place (for example, a relay transmission station), the frame synchronization included in the TMCC when the TMCC (Time Multiplexing Configuration Control) signal is demodulated is repeated with the bit rate. Since the period is the same, the measurement time (measurement period) can be matched by using the frame synchronization detection timing to generate the measurement start time and the measurement end time.
[0023]
Time information is added to the Q signal, and the time relationship between the measurement start time and the measurement end time obtained from the Q signal demodulation detection timing and the frame synchronization detection timing (time from the start time to the end time) Is used to measure the program content of the demodulated TS. Time information (added to the Q signal) is added to the program content measurement value obtained as a result of this measurement, and transmitted as a reference signal or a comparison signal to a place where radio waves are monitored. Comparing program contents measured values having the same time information can realize comparison of program contents. As a specific method for multiplexing the Q signal into radio waves (for example, ISDB-T radio waves), an AC (Auxiliary Channel) of ISBT-T radio waves is used, and the auxiliary channels can be modulated and demodulated independently of the TS signals. This is a channel dedicated to broadcasters and can be used for multiplex transmission of Q signals.
[0024]
  Claim 5InRadio monitoring describedMethodIsUsing the radio wave measurement circuit according to claim 1 for a plurality of radio waves transmitted from a plurality of locations in a service area, and obtaining the number of packets and comparing the number of packets. Then, the radio wave monitoring device according to claim 3 monitors the state of the radio wave.A radio wave monitoring method,The packet number content associating means of the radio wave monitoring apparatus separates the program content measurement value multiplexed in the input measurement value multiplexed signal, and based on the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value In the plurality of radio waves, a match / mismatch signal that is a result of comparing whether or not the number of packets at the timing specified by the Q signal matches is output.Packet number content association step;Radio wave monitoring means of the radio wave monitoring device,Based on the match / mismatch signal output in the packet content content association stepBy performing abnormality detection,And a radio wave monitoring step for monitoring the state of the radio wave.
[0025]
  According to such a method, radio wave monitoringMethodIn the packet number content association step,The packet number content associating means of the radio wave monitoring device separates the program content measurement value multiplexed in the input measurement value multiplexed signal, and based on the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value, In a plurality of radio waves, output a match / mismatch signal that is a result of comparing whether or not the number of packets at the timing specified by the Q signal matches,In the radio wave monitoring step,The radio wave monitoring means of the radio wave monitoring deviceNumber of packets Based on match / mismatch signal output in content association stepBy performing abnormality detection,Monitor the radio wave condition.
[0026]
It is also possible to provide means for outputting a Q signal multiplexing command from the radio wave monitoring device when the Q signal is not multiplexed on the radio wave. Alternatively, it is possible to provide a reference signal multiplex radio wave transmission device in which the Q signal is automatically multiplexed as a reference signal on the transmission side that transmits radio waves. This device is a reference signal multiplex radio wave transmission device that multiplexes and transmits a reference signal when comparing a plurality of radio waves to be transmitted in order to monitor the transmission state of the radio wave. Are provided with Q signal multiplex modulation means for multiplex-modulating a Q signal to which time information is added as the reference signal.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The order of explanation of this embodiment will be described in advance. First, the overall configuration for monitoring ISDB-T radio waves (devices and equipment related to ISDB-T radio wave monitoring [hereinafter referred to as ISDB-T radio wave monitoring system] ], And then the configuration and operation of each device related to ISDB-T radio wave monitoring will be described.
[0037]
(About ISDB-T radio wave monitoring system)
  FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating an outline of an arrangement relationship of the ISDB-T radio wave monitoring system. As shown in FIG. 1, ISDB-T radio wave monitoring system 1(Hereinafter, also simply referred to as a radio wave monitoring system 1)Is a broadcaster facility 3, a basic transmission station 5, a relay transmission station 7 (7A, 7B... [Only two are shown in FIG. 1)], a basic transmission radio wave monitoring slave unit 9, and relay transmission. Radio monitoring slave unit 11 (11A, 11B... [Only two shown in FIG. 1)] and SFN area radio monitoring slave unit 13 (13A, 13B... [Only two shown in FIG. 1)) And.
[0038]
The ISDB-T radio wave monitoring system 1 compares and confirms the state of the ISDB-T radio wave, particularly when the ISDB-T radio wave is transmitted from a plurality of locations, and the ISDB-T radio wave transmitted from each location. , A system for monitoring whether the ISDB-T radio wave is normally propagated (for example, radio wave jack or the like is not performed).
[0039]
  The broadcaster facility 3 is owned by a broadcaster who provides a program (content) to be superimposed on the ISDB-T radio wave. The broadcaster facility 3 includes a program sending device 15, a content comparison device 17, and a core transmission DIRD device 19. And a radio wave monitoring master unit 21.
  The program sending device 15 stores the program (contents), and sends “basic transmitting station sending” in which the program (contents) is encoded into a transport stream signal in the MPEG-2 system in accordance with the broadcast time of broadcasting the program. The “TS signal” is transmitted to the basic transmission station 5 via a communication network (wired / wireless). In addition, the program transmission device 15 is provided with broadcaster equipment.3While the "monitor transmission TS signal" is monitored by the video monitor and the audio monitor provided therein, the "basic transmission station TS signal" is output to the content comparison device 17.
[0040]
The content comparison device 17 is sent from the backbone transmission DIRD device 19 and a signal obtained by delay adjusting the video signal and the audio signal, which are the program content (content content) of the TS transmission TS signal sent from the program sending device 15. The program contents (content contents) of the “basic transmitting station return TS signal” are compared, and when these program contents match, a program contents coincidence signal is output to the radio wave monitoring master unit 21. Note that the comparison method can be easily realized by taking the level difference of the radio signal for both the video signal and the audio signal and confirming that the level difference is below a certain threshold value.
[0041]
  The basic transmission DIRD device 19 is connected to a receiving antenna installed at a place where the ISDB-T radio wave transmitted from the basic transmission station 5 can be received, and receives and demodulates the ISDB-T radio wave transmitted from the basic transmission station 5. It is. In addition, the core transmission DIRD device 19 is a broadcaster facility.3The “main transmission station return TS signal” is output to the content comparison device 17 while the video monitor and audio monitor provided therein monitor the “main transmission station return TS signal”. DIRD is a digital integrated receiver decoder.
[0042]
The radio wave monitoring master unit 21 is connected to the operation unit, the display unit, and the buzzer unit, and via a communication network (wired / wireless), the core transmission radio wave monitoring slave unit 9, the relay transmission radio wave monitoring slave unit 11, and the SFN area radio wave monitoring It is connected to the slave unit 13. Then, a Q signal multiplexing command is sent to the main transmission station 5 via a communication network (wired / wireless). Details of the internal configuration of the radio wave monitoring master unit 21 will be described later.
[0043]
  The basic transmission station 5 is equipped with a transmission facility (such as a radio transmission tower shown in FIG. 1) capable of transmitting various radio waves to a wide area (service area).3The main transmission station sending TS signal sent from the program sending device 15 is modulated, and an ISDB-T radio wave multiplexed with the Q signal is transmitted, and includes an OFDM modulator 23, a digital transmitter 25, and a Q signal. Multiplexer 27 is provided.
[0044]
  The OFDM modulator 23 is a modulator that performs multi-carrier digital modulation using a large number of carrier waves.3The basic transmission station TS signal sent from the program sending device 15 is modulated into ISDB-T radio waves. Incidentally, OFDM stands for Orthogonal Frequency Division Multiplexing.
  The digital transmitter 25 transmits ISDB-T radio waves, and the ISDB-T radio waves are a kind of comprehensive digital broadcast waves, and are radio waves of terrestrial digital broadcasts.
[0045]
The Q signal multiplexing device 27 generates a Q signal in accordance with the Q signal multiplexing command output from the radio wave monitoring master unit 21, and modulates the basic transmission point transmission TS signal by the OFDM modulator 23 to generate an ISDB-T radio wave. The Q signal is multiplexed on the auxiliary channel (AC: Auxiliary Channel) of the ISDB-T radio wave. The Q signal is a digital information signal to which time information is added. The Q signal is continuously transmitted at an arbitrarily designated constant cycle, or at an arbitrarily designated number of times at an arbitrarily designated number of times at an arbitrary timing. To be sent.
[0046]
The relay transmitting station 7 is an ISDB-T radio wave transmitted from the main transmitting station 5 (comment “Radio wave including modulated Q signal” in the figure): Q modulated by the OFDM modulator 23 and transmitted by the digital transmitter 25. After receiving the radio wave including the signal, the attenuated ISDB-T radio wave is amplified and relayed and transmitted in order to propagate to a wider area than the area where transmission from the main transmission station 5 is possible.
[0047]
  The core transmission radio wave monitoring slave unit 9 is a receiving device installed in a place (basic transmission radio wave service area) where the ISDB-T radio wave transmitted from the core transmission station 5 can be received, and is a communication network (wired / wireless). Broadcaster equipment through3The base station 21 monitors the status of the ISDB-T radio wave in the basic transmission radio wave service area by transmitting and receiving signals to and from the radio wave monitoring master unit 21 provided in the radio.
[0048]
  The relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 is a receiving device installed in a place (relay transmission radio wave service area) where the ISDB-T radio wave transmitted from the relay transmission station 7 can be received, and is a communication network (wired / wireless). Broadcaster equipment through3The base station 21 is equipped with a radio wave monitoring master unit 21 to send and receive signals to monitor the state of the ISDB-T radio wave in the relay transmission radio wave service area.
[0049]
  The SFN area radio wave monitoring slave unit 13 can receive each ISDB-T radio wave transmitted from the core transmission station 5 and the relay transmission station 7A, or from the relay transmission station 7A and the relay transmission station 7B (SFN area: Single). (Frequency Network area), which is a receiving device installed through a communication network (wired / wireless)3The signal is transmitted to and received from the radio wave monitoring master unit 21 provided in the system, and the state of the ISDB-T radio wave in the SFN area is monitored.
  The internal configurations of the basic transmission radio wave monitoring slave unit 9, the relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 and the SFN area radio wave monitoring slave unit 13 are substantially the same, and a detailed description of the internal configuration will be given later.
[0050]
The core transmission radio wave monitoring slave unit 9, the relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 and the SFN area radio wave monitoring slave unit 13 correspond to the radio wave receiving means described in the claims.
The internal configuration of each device shown in FIG. 1 will be described with reference to FIGS.
[0051]
(Configuration of radio monitoring slave unit)
First, the internal configuration of the core transmission radio wave monitoring slave unit 9, the relay transmission radio wave monitoring slave unit 11, and the SFN area radio wave monitoring slave unit 13 (hereinafter collectively referred to as radio wave monitoring slave units (9, 11, 13)) Will be described with reference to the handset block diagram shown in FIG.
The radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) includes a receiving antenna 31, a terrestrial digital broadcast receiving unit 33, a received signal strength measuring circuit 35, a MER measuring circuit 37, a BER measuring circuit 39, and an SI acquisition circuit 41. A program content measurement circuit 43, a measurement timing value setting circuit 45, a position information collection circuit 47, a slave unit identification ID circuit 49, a measurement value multiplexing circuit 51, and a communication network interface 53.
[0052]
The receiving antenna 31 is a linear antenna that can receive ISDB-T radio waves. In this embodiment, the receiving antenna 31 is configured by a general dipole antenna.
The terrestrial digital broadcast receiving unit 33 performs detection, demodulation, etc. after receiving the ISDB-T radio wave received by the receiving antenna 31. In the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, a detection signal, a reproduction clock disconnection signal, an FFT output signal, a TS signal after Viterbi decoding, a TS signal after RS correction, a TMCC signal, and an AC demodulation signal are detected from the ISDB-T radio wave. The signal is output to each circuit connected to the terrestrial digital broadcast receiving unit 33. The terrestrial digital broadcast receiving unit 33 generates a reception channel setting remote control monitoring signal and outputs it to the communication network interface 53.
[0053]
The remote control monitoring signal for receiving channel setting serves to transmit the channel currently monitored by the radio monitoring slave unit (9, 11, 13) to the radio monitoring master unit 21 and ISDB- in the terrestrial digital broadcast receiving unit 33. It serves to transmit an instruction to change the T reception channel to the reception channel designated by the radio wave monitoring master unit 21 to the terrestrial digital broadcast receiving unit 33.
[0054]
Here, each signal output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33 will be supplementarily described.
The detection signal is a signal after the ISDB-T radio wave is orthogonally detected by a detection circuit (not shown).
The reproduction clock cut signal is a signal used when the radio wave monitoring master unit 21 determines the effectiveness of measurement values (MER measurement value, BER measurement value, etc.) described later.
[0055]
The FFT output signal is an FFT (Fast Fourier Transform) output signal, and is a signal after orthogonally detecting each OFDM-modulated carrier in the ISDB-T radio wave.
The Viterbi-decoded TS signal is a TS signal after maximum likelihood decoding for obtaining a code closest to the received TS signal. Incidentally, Viterbi decoding is one of decoding methods for convolutional codes among error correction codes. A convolutional code is a code in which information (video, audio, etc. of a program) is encoded while being convolved in the code.
The TS signal after RS correction is a TS signal after error correction is performed in units of a plurality of bits by a Reed-Solomon code (RS code).
The TMCC signal is a transmission multiplex control signal.
The AC demodulated signal is a signal obtained by demodulating the auxiliary channel (AC) of the ISDB-T radio wave.
[0056]
The received signal strength measuring circuit 35 measures the signal strength (electric field strength) of the ISDB-T radio wave based on the detection signal output from the terrestrial digital broadcast receiver 33, and the received level value is a measured value multiplexing circuit. 51 is output. The signal strength (electric field strength) of the ISDB-T radio wave is the detection signal, the supply current supplied to the receiving antenna 31, the antenna effective length of the receiving antenna 31, the antenna height, and the reflection coefficient of the ground with respect to horizontal or vertical polarization. Measured (calculated) based on the relative permittivity and conductivity of the earth, the distance from the transmitting station (core transmitting station 5 or relay transmitting station 7), and the like.
[0057]
The MER measurement circuit 37 measures MER (modulation error rate) based on the FFT output signal and the TMCC signal output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, and outputs the MER measurement value to the measurement value multiplexing circuit 51. To do. The MER indicates the degree of error when the TS signal is modulated at the basic transmission station 5 or the relay transmission station 7 on the ISDB-T radio wave transmission side.
[0058]
The BER measurement circuit 39 measures the BER (bit error rate) based on the Viterbi-decoded TS signal, the RS-corrected TS signal, and the TMCC signal output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, and calculates the BER value. This is output to the measured value multiplexing circuit 51. The BER indicates the degree of bit error that occurs when noise is mixed into the ISDB-T radio wave transmitted from the transmitting station (the main transmitting station 5 or the relay transmitting station 7) or other radio waves interfere. is there.
[0059]
The SI acquisition circuit 41 acquires an SI information value based on the RS signal after RS output output from the terrestrial digital broadcast reception unit 33 and outputs the acquired SI information value to the measurement value multiplexing circuit 51. SI (Service Information: service information) is information for easily confirming that the TS signal is a signal from the broadcaster facility 3 (broadcaster's work) or a signal currently being broadcast, Program selection on the receiving side (receiving terminal owned by general viewers) that receives ISDB-T radio waves, complementing PSI (Program Specific Information), one of the transmission control signals standardized in the MPEG-2 system It is necessary information to make it easier. For example, this SI information includes TS-ID (Transport Stream ID), NIT (Network Information Table), PAT (Program Association Table), PMT (Program Map Table), SDT (Service Descriptor Table). Etc.
[0060]
The program content measurement circuit 43 calculates a program content measurement value based on the RS-corrected TS signal, TMCC signal, and AC demodulated signal output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, and the calculated program content measurement value is a measurement value. This is output to the multiplexing circuit 51. A detailed description of this program content measurement circuit 43 (described as an implementation example) will be given later.
[0061]
The measurement timing value setting circuit 45 outputs, to the program content measurement circuit 43, a measurement timing setting signal in which a measurement timing value for starting the measurement of the program content of the channel for radio wave monitoring is set, and also controls the measurement timing value far from the measurement timing value. A monitoring signal is transmitted to the radio wave monitoring master unit 21 via the communication network interface 53.
[0062]
The position information collecting circuit 47 has position measuring means (not shown) capable of measuring position information of latitude, longitude, and altitude where the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) are installed. The position information measured by the position measuring means is output to the measured value multiplexing circuit 51 as the slave unit position information value. Alternatively, the position information collecting circuit 47 includes a storage unit (not shown) in which position information where the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) are installed is stored in advance. The position information of the monitoring slave unit (9, 11, 13) may be read and output to the measurement value multiplexing circuit 51 as the slave unit position information value.
[0063]
The slave unit identification ID circuit 49 is connected to a radio monitoring slave unit (not shown) from a storage unit (not shown) in which a slave unit identification ID set for each radio monitoring slave unit (9, 11, 13) is stored in advance. 9, 11, 13) are read out and output to the measured value multiplexing circuit 51.
[0064]
The measured value multiplexing circuit 51 writes the slave unit identification ID in the header part, and multiplexes the reception level value, the MER measured value, the BER measured value, the SI information value, the program content measured value, and the slave unit position information value to the data part. Is output to the communication network interface 53 as a measurement value multiplexed signal.
[0065]
The communication network interface 53 uses the input measurement value multiplexed signal, measurement timing value remote control monitoring signal, and reception channel setting remote control monitoring signal as a communication transmission signal (communication transmission / reception signal in FIG. 2) as a communication network (wired / wireless). And a signal transmitted from the radio wave monitoring master device 21 is transmitted and received as a communication reception signal (communication transmission / reception signal in FIG. 2). That is, the communication network interface 53 performs conversion into a communication transmission / reception signal in a format suitable for the communication network (wired / wireless).
[0066]
(Example of program content measurement circuit implementation)
Next, an implementation example of the program content measurement circuit 43 will be described with reference to FIG.
As shown in FIG. 3, the program content measurement circuit 43 includes a TSP-PID identification circuit 61, a W0 / W1 frame synchronization reproduction circuit 63, a Q signal reproduction circuit 65, a start / stop timing designation circuit 67, and a count start. / Stop timing control signal generation circuit 69 and counting circuit / numerical value holding circuit 71 are provided. The program content measurement circuit 43 corresponds to the radio wave measurement circuit recited in the claims.
[0067]
The TSP-PID identifying circuit 61 receives the TS signal after RS correction output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, and converts the TSP (transport stream packet) constituting the TS signal in the MPEG-2 system into a PID (packet identifier). And the PID value and the TSP detection pulse are output to the counting circuit / numerical value holding circuit 71. The PID value indicates the type of TSP, and the TSP detection pulse is a rectangular pulse that is sent once every time a TSP is detected. The TSP-PID identification circuit 61 corresponds to the stream packet classification means described in the claims.
[0068]
The W0 / W1 frame synchronization reproduction circuit 63 receives the TMCC signal output from the terrestrial digital broadcast reception unit 33 and outputs a frame pulse. This frame pulse can identify the synchronization W0 and W1.
[0069]
The Q signal reproduction circuit 65 receives the AC demodulated signal output from the terrestrial digital broadcast receiving unit 33, reproduces and outputs the Q signal.
The start / stop timing designation circuit 67 receives the measurement timing setting signal output from the measurement timing value setting circuit 45 (see FIG. 2), and based on this measurement timing setting signal, the count start / stop timing control signal generation circuit The output time of the measurement start instruction signal generated at 69 and the output time of the end instruction signal (time relationship between the start and end of the measurement start instruction signal and the end instruction signal) are designated.
[0070]
That is, the start / stop timing designating circuit 67 is a frame number signal indicating the number of frames from the end of the Q signal reception in the counting start / stop timing control signal generating circuit 69 to the start of measuring the number of packets in the counting circuit / numerical value holding circuit 71. In addition, a measurement target frame number signal indicating the number of measurement target frames as a division unit is output, and the count start / stop timing control signal generation circuit 69 is controlled.
[0071]
The count start / stop timing control signal generation circuit 69 receives the frame pulse output from the W0 / W1 frame synchronous reproduction circuit 63 and the Q signal output from the Q signal reproduction circuit 65, and receives a measurement start instruction signal and a measurement end instruction. A signal is generated. This corresponds to the timing signal generating means described in the claims.
[0072]
The counting circuit / numerical value holding circuit 71 includes a counting circuit and a numerical value holding circuit, and counts, holds, and outputs TSPs classified for each PID. The counting circuit resets the counting TSP by the measurement start signal output from the counting start / stop timing control signal generation circuit 69, and the PID value and TSP detection pulse output from the TSP-PID identification circuit 61 are input. Each time the PID value is classified, the TSP number (count value) is counted up. The numerical value holding circuit receives the received PID value until a new PID value output from the TSP-PID identification circuit 61 is received or an end instruction signal output from the count start / stop timing control signal generation circuit 69 is received. The TSP number (count value) of the counting circuit corresponding to the PID value is held, and when the end instruction signal is received, the Q signal demodulated at the start of measurement and the TSP number (count value) corresponding to all PID values are stored. It is output as a program content measurement value (measurement value output in FIG. 3). The counting circuit / numerical value holding circuit 71 corresponds to the stream packet counting means described in the claims.
[0073]
(Configuration of radio monitoring base unit)
Next, the internal configuration of the radio wave monitoring master unit 21 will be described with reference to FIG.
As shown in FIG. 4, the radio wave monitoring master unit 21 includes a communication network interface 73, a position information selection / separation circuit 75, a program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77, and a reception level value selection / separation circuit 79. Reception clock disconnection signal selection / separation circuit 81, MER value selection / separation circuit 83, BER value selection / separation circuit 85, SI information value selection / separation circuit 87, and slave unit / Q signal multiplexer control information A generation / multiplexing circuit 89, a measured value / alarm distribution information generation circuit 91, a display unit 93, an alarm identification circuit 95, a buzzer unit 97, and an operation unit 99 are provided.
[0074]
  The communication network interface 73 transmits and receives communication transmission / reception signals (communication transmission signals and communication reception signals) to and from the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) via a communication network (wired / wireless), and performs measurement. Outputs value multiplexed signal and slave / Q signal multiplexerPlacementThe slave unit / Q signal multiplexer control signal output from the control information generating / multiplexing circuit 89 and the measured value / alarm distribution information output from the measured value / alarm distribution information generating circuit 91 are input. In addition, the program content matching signal output from the content comparison device 17 (see FIG. 1) is received.
[0075]
The position information selection / separation circuit 75 selects the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and the measurement value multiplexed signal from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13). Is separated and output as a position information signal.
[0076]
The program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 selects the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and receives the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13). The program content measurement value multiplexed in the measurement value multiplexed signal is separated, and a match / mismatch signal is output based on the program content measurement value. The program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 corresponds to the packet number content association means described in the claims.
[0077]
The reception level value selection / separation circuit 79 selects the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and multiplexes the measurement value from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13). The reception level value multiplexed on the signal is separated and the reception level value is output.
The reception clock disconnection signal selection / separation circuit 81 selects the radio monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and the measured value from the radio monitoring slave unit (9, 11, 13). The recovered clock cutoff signal multiplexed in the multiplexed signal is separated and output as a reception clock cutoff value.
[0078]
The MER value selection / separation circuit 83 selects the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and the measurement value multiplexed signal from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13). MER measurement values multiplexed in the above are separated and output as MER values.
The BER value selection / separation circuit 85 selects the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and the measurement value multiplexed signal from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13). BER measurement values multiplexed in the above are separated and output as BER values.
[0079]
The SI information value selection / separation circuit 87 selects the radio monitoring slave unit (9, 11, 13) that has transmitted the measurement value multiplexed signal, and multiplexes the measured value from the radio monitoring slave unit (9, 11, 13). The SI information value multiplexed in the signal is separated and output as an SI value.
The slave / Q signal multiplexing device control information generation / multiplexing circuit 89 generates control information (control signal) for the radio monitoring slave (9, 11, 13) and the Q signal multiplexing device 27 and transmits it from the communication network interface 73. To be transmitted and transmitted.
[0080]
The measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 outputs an external distribution information display device (not shown) that displays the measurement value output from each circuit included in the radio wave monitoring master unit 21 and the alarm distribution information output from the alarm identification circuit 95. ) To output the measured value / alarm distribution information for transmission to (1).
[0081]
The display unit 93 is based on the communication transmission signal transmitted from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13), and the radio network monitor slave unit (9, 11, 13), the comparison result of the program content measurement value based on the program content match signal output from the content comparison device 17 and the abnormality detection information are displayed. Further, on the display screen of the display unit 93, the receivable area of the ISDB-T radio wave transmitted from the basic transmission station 5 and the relay transmission station 7 is displayed as two-dimensional or three-dimensional map information, and position information selection / It is also possible to additionally display the color information obtained by integrating the measurement values in the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) based on the position information signal output from the separation circuit 75 at the corresponding position on the map information. is there.
[0082]
The alarm identification circuit 95 is a match / mismatch signal output from each circuit (77, 79, 81, 83, 85, 87) according to the alarm identification circuit control signal and the alarm threshold setting signal output from the operation unit 99. Detects abnormalities in information processing such as threshold detection based on each measurement value (reception level value, reception clock interruption value, MER value, BER value, SI value) and outputs a command signal It is. The command signal includes an alarm display command signal that is output to the display unit 93 and displays abnormality detection information on the display screen, and an alarm ringing stop command signal that is output to the buzzer unit 97 and outputs a buzzer sound.
[0083]
The buzzer unit 97 receives an alarm ringing stop signal output from the alarm identification circuit 95 or the operation unit 99 and outputs a buzzer sound.
The operation unit 99 is configured by a keyboard, a mouse, and the like operated by the user of the radio wave monitoring master device 21, and operates the display unit 93, the alarm identification circuit 95, the buzzer unit 97, and the like. That is, the operation unit 99 switches the display screen of the display unit 93, Q signal multiplexing command to the Q signal multiplexer 27, alarm identification circuit control signal to the alarm identification circuit 95 and the buzzer unit 97, alarm threshold setting signal, An operation control command necessary for operating the radio wave monitoring master unit 21, such as an alarm ringing stop command signal, and a remote control command for setting an operation such as a reception frequency for the radio monitoring slave units (9, 11, 13) Are input.
[0084]
(Internal configuration of program content measurement value selection / separation / comparison circuit)
Here, the internal configuration of the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 will be described in more detail with reference to FIG. 5 (see FIG. 4 as appropriate). The circuits (75, 79, 83, 85, 87) for selecting / separating measurement values other than the program content measurement values are “other measurement value selection / separation circuits (75, 79, 83, 85, 87)”. The internal configuration of the circuit will be described later.
[0085]
The program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 includes an input terminal changeover switch 77a, a slave unit program content measurement value separation / storage circuit 77b (77b1, 77b2,... 77bn), a slave unit output changeover switch 77d, And a program content measurement value comparison circuit 77e.
[0086]
The input end changeover switch 77a applies the input measurement value multiplexed signal to the slave unit identification ID multiplexed (added) to the measurement value multiplexed signal (according to the slave unit identification ID circuit 49 [see FIG. 2]). Switching is based on this.
[0087]
The slave unit program content measurement value separation / accumulation circuit 77b is provided in the same number as the number of relay transmission radio wave monitoring slave units 11 and SFN area radio wave monitoring slave units 13, and measures the program content from the input measurement value multiplexed signal. It separates and accumulates values.
The slave unit (main transmission station) program content measurement value separation / accumulation circuit 77c separates and accumulates program content measurement values from the measurement value multiplexed signal transmitted from the basic transmission radio wave monitoring slave unit 9. The program content measurement value (used as a reference signal) stored in the slave unit (main transmission station) program content measurement value separation / accumulation circuit 77c is used as a reference, and the slave unit program content measurement value separation / accumulation circuits 77b1 to 77bn The stored program content measurement values (which are used as comparison signals) are compared.
[0088]
The slave unit output changeover switch 77d switches the program content measurement value stored in each slave unit program content measurement value separation / accumulation circuit 77b1 to 77bn and outputs it to the program content measurement value comparison circuit 77e.
The program content measurement value comparison circuit 77e includes the program content measurement value (reference signal) output from the slave unit (main transmission station) program content measurement value separation / storage circuit 77c and the slave unit program content measurement value separation / storage circuit 77b1. The program content measurement value (comparison signal) output from ~ 77bn is compared with the reference signal and the comparison signal according to the Q signal added to each program content measurement value, that is, the same Q signal is added. And a match / mismatch signal is output.
[0089]
According to the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77, the reference signal and the comparison signal are sequentially compared by the program content measurement value comparison circuit 77e in accordance with the Q signal. The circuit scale can be reduced as compared with a system in which everything is configured by hardware.
[0090]
(Other measurement value selection / separation circuit internal configuration)
Further, the internal configuration of the other measurement value selection / separation circuits (75, 79, 83, 85, 87) will be described in more detail with reference to FIG. FIG. 6 shows the internal configuration of the MER value selection / separation circuit 83 as a representative of other measurement value selection / separation circuits (75, 79, 83, 85, 87).
The MER value selection / separation circuit 83 includes an input end changeover switch 83a, a slave unit MER value selection / separation circuit 83b (83b1, 83b2,... 83bn), and a slave unit (core transmission station) MER value selection / separation circuit 83c. And an output end changeover switch 83d.
[0091]
The input end changeover switch 83a uses the input measurement value multiplexed signal as a slave unit identification ID (added) to the measurement value multiplexed signal (according to the slave unit identification ID circuit 49 [see FIG. 2]). Switching is based on this.
The slave unit MER value selection / separation circuit 83b is provided in the same number as the number of relay transmission radio wave monitoring slave units 11 and SFN area radio wave monitoring slave units 13, and separates the MER measurement value from the input measurement value multiplexed signal. And accumulate.
[0092]
The slave unit (core transmission station) MER value selection / separation circuit 83c separates and accumulates MER measurement values from the measurement value multiplexed signal transmitted from the core transmission radio wave monitoring slave unit 9.
The output end changeover switch 83d switches the MER measurement value (MER) by switching the MER measurement values stored in each of the slave unit MER value separation / accumulation circuits 83b1 to 83bn and the slave unit (main transmission station) MER value selection / separation circuit 83c. Value selection output).
[0093]
(Internal configuration of Q signal multiplexer)
Next, the internal configuration of the Q signal multiplexer 27 provided in the basic transmission station 5 in the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 1 will be described with reference to FIGS. FIG. 8 illustrates the case where the Q signal multiplexer 27 is provided in the broadcaster equipment 3 of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 1, and there is no difference in the internal configuration. . This is related to a modification of the radio wave monitoring system 1 described later, and will be referred to in the description of this modification.
[0094]
As shown in FIG. 7 (FIG. 8), the Q signal multiplexing device 27 includes a communication network interface 27a, a Q signal multiplexing timing control unit 27b, and a Q signal AC bit mapping unit 27c.
The communication network interface 27a receives the Q signal multiplexing command transmitted from the radio wave monitoring master unit 21 via the communication network (wired / wireless), and sends a Q signal multiplexing control timing control signal to the Q signal multiplexing timing control unit 27b. The Q signal multiplex control timing answer signal output from the Q signal multiplex timing control unit 27b is received, and the Q signal multiplex control timing answer signal is transmitted to the radio wave monitoring master unit 21 via a communication network (wired / wireless). To send out.
[0095]
The Q signal multiplex timing control unit 27b receives the Q signal multiplex control timing control signal, adds time information to the Q signal, outputs the Q signal multiplex control timing (numerical value) to the Q signal AC bit mapping unit 27c, and A Q signal multiplex control timing answer signal is output to the communication network interface 27a.
[0096]
The Q signal AC bit mapping unit 27c converts the Q signal into ISDB-T radio auxiliary channel (AC) bit mapping based on the Q signal multiplexing control timing (numerical value) output from the Q signal multiplexing timing control unit 27b. Then, an AC mapping signal is output.
[0097]
FIG. 7 shows a case where the Q signal multiplexing device 27 is provided in the main transmission station 5 as in the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 1, and the Q signal is directly transmitted to the OFDM modulator 23. In this figure, the OFDM modulator 23 transmits a Q signal (AC mapping signal) to the AC input of the ISDB-T radio wave and performs modulation multiplexing.
[0098]
FIG. 8 shows a case where the Q signal multiplexing device 27 is provided in the broadcaster facility 3. The Q signal (AC mapping signal) is TS-multiplexed by the program transmission device 15 and transmitted to the OFDM modulator 23. In this figure, the OFDM modulator 23 separates the Q signal from the main transmission station TS signal and modulates and multiplexes it.
[0099]
(Operation of radio monitoring slave unit)
  Next, the operation of the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 9 (see FIGS. 1 and 2 as appropriate).
  First, the ISDB-T radio wave transmitted from the basic transmitting station 5 or the relay transmitting station 7 is received by the terrestrial digital broadcast receiving unit 33 via the receiving antenna 31 (S1). Then, a reception channel setting remote control monitoring signal is input to the terrestrial digital broadcast receiving unit 33 as information indicating a channel to be received (channel to be monitored) transmitted from the radio wave monitoring master unit 21 via the communication network interface 53. In addition, the measurement timing value remote control signalConstantWhen input to the circuit 45 (S2), a measurement timing setting signal is output from the measurement timing value setting circuit 45 to the program content measurement circuit 43 (S3).
[0100]
In the terrestrial digital broadcast receiving unit 33 that has received the ISDB-T radio wave, the detection signal, the FFT output signal, the Viterbi-decoded TS signal, the RS signal after the TS correction, the TMCC signal, and the AC are the results of detecting or decoding the ISDB-T radio wave. The demodulated signal is output to each circuit (35, 37, 39, 41, 43) (S4). Note that the recovered clock cut signal detected by the terrestrial digital broadcast receiving unit 33 is directly output to the measured value multiplexing circuit 51.
[0101]
Then, each circuit (35, 37, 39, 41, 43), that is, the reception level value from the reception signal strength measurement circuit 35, the MER measurement value from the MER measurement circuit 37, the BER measurement value from the BER measurement circuit 39, The SI information value is output from the SI acquisition circuit 41, the program content measurement value and the measurement value multiplexing instruction signal are output from the program content measurement circuit 43, and input to the measurement value multiplexing circuit 51 (S5). Here, the handset position information value is output from the position information collecting circuit 47 to the measured value multiplexing circuit 51, and the handset identification ID circuit 49 is output to the measured value multiplexing circuit 51 (S6). .
[0102]
Then, in the measurement value multiplexing circuit 51, a measurement value multiplexing instruction signal that is a rectangular pulse is detected, and the slave unit position information value, the slave unit identification ID, the reception level value, the reproduction clock disconnection signal, the MER measurement value, the BER measurement value, The SI information value and the program content measurement value are multiplexed and output to the communication network interface 53 as a measurement value multiplexed signal (S7). Further, a communication transmission signal is output from the communication network interface 53 (S8).
[0103]
(Operation of program content measurement circuit)
Next, the operation of the program content measurement circuit 43 will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 10 (see FIG. 9 as appropriate).
First, the RS content-corrected TS signal, TMCC signal, and AC demodulated signal are input to the program content measurement circuit 43 from the terrestrial digital broadcast receiver 33. That is, the RS signal after RS correction is input to the TSP-PID identification circuit 61, the TMCC signal is input to the W0 / W1 frame synchronization recovery circuit 63, and the AC demodulated signal is input to the Q signal recovery circuit 65 (S11).
[0104]
The TSP (transport stream packet) is identified based on the PID (packet identifier) by the TSP-PID identification circuit 61 from the input RS signal after RS correction, and the PID value and the TSP detection pulse are held in the counting circuit / numerical value. The signal is input to the circuit 71 (S12). In addition, a frame pulse is input from the input TMCC signal to the count start / stop timing control signal generation circuit 69 by the W0 / W1 frame synchronization reproduction circuit 63 (S13). Further, the Q signal is reproduced by the Q signal reproduction circuit 65, and this Q signal is inputted to the counting start / stop timing control signal generation circuit 69 and the counting circuit / numerical value holding circuit 71 (S14).
[0105]
Here, the start / stop timing designation circuit 67 that has received the measurement timing setting signal output from the measurement timing value setting circuit 45 calculates the number of frames from the end of Q signal reception to the start of measurement based on the measurement timing designation signal. The frame number signal to be instructed and the measurement target frame number signal to instruct the number of frames to be measured are input to the count start / stop timing control signal generation circuit 69 (S15). Then, a measurement start instruction signal is output from the counting start / stop timing control signal generation circuit 69 to the counting circuit / numerical value holding circuit 71, and thereafter, after a predetermined time (measurement time elapses), the measurement end instruction signal is output as the counting circuit / numerical value. The data is output to the holding circuit 71 (S16). Based on the measurement start instruction signal, measurement end instruction signal, and TSP detection pulse, the number of TSPs identified by the counting circuit / numerical value holding circuit 71 based on the PID value is counted up and output as a program content measurement value (S17). . Further, a part of the measurement end instruction signal is branched and output to the measurement value multiplexing circuit 51 as a measurement value multiplexing instruction signal.
[0106]
(Operation of the radio monitoring base unit)
  Next, the operation of the radio wave monitoring master unit 21 will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 11 (see FIGS. 1 to 6 as appropriate).
  First, by operating the operation unit 99, the slave unit / Q signal multiplexer control information generation / multiplexingcircuitVia 89, the slave unit / Q signal multiplexer control signal is input via the communication network interface 73 to the Q signal multiplexer 27 and the radio monitoring slave units (9, 11, 13) of the basic transmission station 5 (S21). . That is, the Q signal is multiplexed with the ISDB-T radio wave transmitted from the digital transmitter 25 of the basic transmission station 5 by the slave / Q signal multiplexer control signal, and the radio monitoring slave (9, 11, 13). The measurement value multiplexed signal is transmitted to the radio wave monitoring master unit 21.
[0107]
  The communication network interface 73 receives the measurement value multiplexed signal from the radio wave monitoring slave unit (9, 11, 13) via the communication network (wired / wireless), and this measurement multiplexed signal is transmitted to each circuit (75, 77, 79, 81). , 83, 85, 87). In addition, the communication network interface-The face 73 receives the program content match signal output from the content comparison device 17 provided in the broadcaster facility 3, and outputs the program content match signal to the display unit 93 and the alarm identification circuit 95 (S22). ).
[0108]
Then, the position information signal from each circuit (75, 77, 79, 81, 83, 85, 87) to which the measurement value multiplexed signal is input, that is, the position information selection / separation circuit 75 is selected and separated from the program content measurement value. The coincidence / non-coincidence signal from the comparison circuit 77, the reception level value from the reception level value selection / separation circuit 79, the reception clock cutoff signal selection / reception circuit 81 from the reception clock cutoff value, and the MER value selection / separation circuit 83 to MER. The BER value is output from the BER value selection / separation circuit 85, and the SI value is output from the SI information value selection / separation circuit 87. Then, these measurement values and signals are input to the display section 93 and the alarm identification circuit 95 (S23).
[0109]
Subsequently, an alarm identification circuit control signal and an alarm threshold setting signal are input to the alarm identification circuit 95 by the operation of the operation unit 99 (S24). Similarly, a display unit control signal is input to the display unit 93 by the operation of the operation unit 99, and an alarm display command signal is input from the alarm identification circuit 95 to the display unit 93 (S25).
The display unit 93 displays the input position information signal, coincidence / mismatch signal, reception level value, reception clock interruption value, MER value, BER value, and SI value based on the display unit control signal and the alarm display command signal. At the same time, the measurement value / alarm information is output to the measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 (S26). Then, the measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 generates measurement value / alarm distribution information, and the measurement value / alarm distribution information is output to the outside via the communication network interface 73 (S27).
[0110]
In addition, an alarm ringing stop command signal from the alarm identification circuit 95 is output to the buzzer unit 97 by operation of the operation unit 99 (S28), the buzzer unit 97 operates (stops after ringing), and a buzzer sound is generated. (S29).
However, the program content measurement circuit 43, the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 and the alarm identification circuit 95 of the radio wave monitoring master device 21 correspond to the radio wave measurement circuit described in the claims. According to the slave unit (9, 11, 13) and the radio wave monitoring master unit 21, the TSPs constituting the MPEG-2 system TS are classified for each PID by the TSP-PID identification circuit 61 of the program content measurement circuit 43. The
[0111]
Then, the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 of the radio wave monitoring master unit 21 measures ISDB− measured by a plurality of radio wave monitoring slave units (relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 and SFN area radio wave monitoring slave unit 13). The program content measurement value of the T radio wave is compared with the program content measurement value of the ISDB-T radio wave measured by the core transmission radio wave monitoring slave unit 9, and the state of the radio wave is monitored by the alarm identification circuit 95. That is, an abnormal radio wave state is displayed on the display unit 93 in a stimulus color such as red by an alarm display command signal from the alarm identification circuit 95, or a buzzer sound is generated by the buzzer unit 97 by an alarm ringing stop command signal. Thus, the state of the ISDB-T radio wave can be automatically monitored.
[0112]
(Configuration of radio wave service area survey system)
Next, the radio wave service area survey system will be described with reference to the schematic diagram shown in FIG. This radio wave service area survey system includes a relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 and an SFN area radio wave monitoring slave unit 13 of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. By receiving the ISDB-T radio wave while the mobile body is moving, the radio wave state at each point in the area (service area) where the ISDB-T radio wave transmitted from the transmission station 5 and the relay transmission station 7 can be received is received. It is a system to investigate.
[0113]
That is, in this radio wave service area survey system, the relay transmission radio wave monitoring slave unit 11 and the SFN area radio wave monitoring slave unit 13 of the radio wave monitoring system 1 are mounted on a mobile body, and each configuration is substantially the same. Therefore, the same components as those of the radio wave monitoring system 1 are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0114]
As shown in FIG. 12, the radio wave service area survey system includes a moving body 101 (101a, 101b). The moving body 101 may be any of a vehicle such as a general vehicle (private vehicle) or a commercial vehicle (bus, taxi, etc.), a railway, a ship, etc. In this embodiment, the moving body 101 is a vehicle. The service area is also assumed to be a certain land range within which the vehicle can move (if there are no obstacles, within a circle with a predetermined radius from the main transmission station (relay transmission station)).
[0115]
The mobile unit 101a starts moving from an SFN area (hereinafter referred to as “core transmission station 5 / relay transmission station 7A-SFN area”) capable of receiving ISDB-T radio waves from the basic transmission station 5 and the relay transmission station 7A. Move in the order of the service area of the basic transmission station 5, the basic transmission station 5 / relay transmission station 7A-SFN area, the service area of the relay transmission station 7A, the outside of the service area, and the service area (two places) of the relay transmission station 7B. Is. At the point illustrated in FIG. 12, the mobile unit 101a receives the ISDB-T radio wave, and transmits a measurement value multiplexed signal as a measurement result to the radio wave monitoring master unit 21 in a communication network (wireless and another wireless communication network). It is transmitted via a communication network [wired / wireless].
[0116]
Further, the mobile unit 101b has a service area of the relay transmission station 7A, an SFN area that can receive ISDB-T radio waves from the relay transmission station 7A and the relay transmission station 7B (hereinafter referred to as "relay transmission station 7A / 7B-SFN area"). ). Similarly, the mobile unit 101b receives the ISDB-T radio wave at the point shown in FIG. 12, and transmits a measurement value multiplexed signal as a measurement result to the radio wave monitoring master unit 21 from the communication network (wireless and from this wireless communication network). It is transmitted via another communication network [wired / wireless].
[0117]
(Operation of radio wave service area survey system)
Next, the operation of the radio wave service area survey system will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 13 (see FIGS. 2 and 12 as appropriate).
First, the position information collection circuit 47 (see FIG. 12) of the slave unit mounted on the mobile unit 101 transmits the current position of the mobile unit 101 to the radio wave monitoring base unit 21 via the communication network, and starts moving. (S31). In addition, when the point where the movement has started (the current point of the moving body 101) corresponds to the ISDB-T radio wave survey point (receiving point), the mobile body 101 receives the ISDB-T radio wave and measures the measurement result. After the value multiplexed signal is transmitted to the radio wave monitoring base unit 21, the movement is started.
[0118]
The moving body 101 moves while automatically collecting its own position information by the position information collecting circuit 47. Alternatively, the operator of the mobile body 101 stops the mobile body 101 at an appropriate place (a place considered to be an ISDB-T radio wave survey point [reception point]), and uses the position information collection circuit 47 to The ISDB-T radio wave is received while confirming the moving point. That is, first, it is determined whether the current moving point of the mobile unit 101 is within the service area of the basic transmission station 5 (S32). When it is determined that it is within the service area of the core transmission station 5 (S32, Yes), it is determined whether the current moving point of the mobile body 101 is within the SFN area (S33). Further, when it is not determined that it is within the service area of the basic transmission station 5 (S32, No), it is determined whether the current movement point of the mobile body 101 is within the service area of the relay transmission station 7 (S34).
[0119]
When it is determined that the current moving point of the mobile unit 101 is within the service area of the basic transmission station 5 (S33, No), within the SFN area (S33, Yes), and within the service area of the relay transmission station 7 (S34, Yes) The mobile unit 101 receives the ISDB-T radio wave and transmits a measurement value multiplexed signal, which is a result of measuring the state of the ISDB-T radio wave, to the radio wave monitoring master unit 21 via the communication network (S35).
[0120]
Further, when it is not determined in S34 that it is within the service area of the relay transmitting station 7 (S34, No), the current moving point of the mobile unit 101 is outside the entire service area, and an error message is output (S36). ) Again, the moving body 101 starts to move.
In the radio wave monitoring master device 21 that has received the measurement value multiplexed signal, the state of the ISDB-T radio wave is displayed on the display unit 93 (see FIG. 4) (S37).
[0121]
According to this radio wave service area survey system (corresponding to the radio wave service area survey device described in the claims), the mobile object 101 is mounted with the radio wave monitoring cordless handsets (11, 13), and the mobile object 101 has the service area While moving inside (circulating), the ISDB-T radio wave is mutually received with the radio wave monitoring master unit 21, and the measured value multiplexed signal, which is the result of measuring the state of this ISDB-T radio wave, is transmitted to the radio wave monitoring master unit 21. By transmitting to, the radio wave condition in the service area can be monitored. That is, the radio wave condition in the service area of the ISDB-T radio wave can be investigated. Further, if the number of mobile bodies 101 (number of radio wave monitoring slave units [11, 13]) is increased, the state of ISDB-T radio waves in the service area can be investigated in a shorter time and in more detail.
[0122]
In other words, all the transmitting stations (5, 7) emit normal ISDB-T radio waves to check whether the radio waves reach the required quality within the service area in the distance where the radio wave monitoring master unit 21 is provided. It is possible to confirm, an abnormality in ISDB-T radio wave emission can be detected immediately, and a repair response or the like can be performed quickly. In addition, radio wave monitoring, which was conventionally performed by local (within the service area) personnel, can be mechanized and automated.
[0123]
In addition, since this radio wave service area survey system automatically conducts surveys within the service area, the survey is labor-saving and quick, and in addition, radio wave reception consultations from viewers within the service area You can respond while showing. In addition, the measurement value / alarm distribution information output from the measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 of the radio wave monitoring master device 21 is distributed to an external company, so that the radio wave monitoring business is outsourced to the external company and separated. Therefore, it is possible to realize a new work in which the ISDB-T radio wave monitoring and the operation / maintenance management of the transmitting stations (5, 7) are collectively performed.
[0124]
(Modification of radio wave monitoring system)
14 to 27 (variations of the radio wave monitoring system 1 are shown in FIGS. 14 to 20 and variations of the radio wave service area survey system are shown in FIG. 21). To FIG. 27). In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the thing of the structure similar to the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 1, or the radio wave service area investigation system shown in FIG. 12, and the description is abbreviate | omitted.
[0125]
In the modification of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 14, the broadcaster facility 3 includes the Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 1. (See the Q signal multiplexer 27 shown in FIG. 8). In this case, the Q signal is multiplexed from the program transmission device 15 of the broadcaster facility 3 to the main transmission station sending TS signal and transmitted to the main transmission station 5.
[0126]
The radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 15 has a modification in which the radio wave monitoring master unit 21 provided in the broadcaster facility 3 of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. The program content matching signal can be received via the content comparison device 17 in the facility 3 and the communication network (wired / wireless). The broadcaster facility 3 is provided with a distribution information display device (not labeled) that can display the monitoring state of the ISDB-T radio wave in the radio wave monitoring master unit 21. This distribution information display device displays the measurement value / alarm distribution information generated in the measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 (see FIG. 4) of the radio wave monitoring base unit 21. In this case, since the radio wave monitoring master unit 21 is located at a location different from the broadcaster facility 3, another radio operator (special radio wave management company) can use this radio wave monitoring master unit 21 alone. Can be monitored.
[0127]
A modification of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 16 includes the Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 of the modification of the radio wave monitoring system shown in FIG. is there. That is, this is a combination of modifications of the radio wave monitoring system 1 shown in FIGS.
[0128]
A modified example of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 17 is an ISDB-T radio wave (program content matching signal from the content comparison device 17) received by the core transmission DIRD 19 in the broadcaster facility 3 of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. Is a ISDB-T radio wave transmitted (relayed) by the relay transmitting station 7. That is, the receiving antenna of the core transmission DIRD apparatus 19 is provided in the service area of the relay transmission station 7 so that the ISDB-T radio wave transmitted by the relay transmission station 7 can be received. In this case, the reference signal in the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 of the radio wave monitoring master device 21 is the ISDB-T radio wave transmitted from the relay transmitting station 7A.
[0129]
The radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 18 has a modification of the radio wave monitoring system shown in FIG. 17 in which a Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 is provided in the broadcaster facility 3. (Refer to the Q signal multiplexer 27 shown in FIG. 8). In this case, the Q signal is multiplexed from the program transmission device 15 of the broadcaster facility 3 to the main transmission station sending TS signal and transmitted to the main transmission station 5.
[0130]
In the modification of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 19, the radio wave monitoring master unit 21 provided in the broadcaster equipment 3 of the radio wave monitoring system shown in FIG. 3 is configured to be able to receive a program content match signal via the content comparison device 17 in 3 and a communication network (wired / wireless). The broadcaster facility 3 is provided with a distribution information display device (not labeled) that can display the monitoring state of the ISDB-T radio wave in the radio wave monitoring master unit 21.
[0131]
A modification example of the radio wave monitoring system 1 shown in FIG. 20 includes the Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 of the modification example of the radio wave monitoring system shown in FIG. is there. That is, this is a combination of modifications of the radio wave monitoring system 1 shown in FIGS.
[0132]
(Modification of radio wave service area survey system)
Next, a modification of the radio wave service area survey system will be described with reference to FIGS.
A modification of the radio service area survey system shown in FIG. 21 is that in which the Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 of the radio service area survey system shown in FIG. (Refer to the Q signal multiplexer 27 shown in FIG. 8). In this case, the Q signal is multiplexed from the program transmission device 15 of the broadcaster facility 3 to the main transmission station sending TS signal and transmitted to the main transmission station 5.
[0133]
A modification of the radio wave service area survey system shown in FIG. 22 is that the radio wave monitoring master unit 21 provided in the broadcaster facility 3 of the radio wave service area survey system shown in FIG. The program content matching signal can be received via the content comparison device 17 in the business facility 3 and the communication network (wired / wireless). The broadcaster facility 3 is provided with a distribution information display device (not labeled) that can display the monitoring state of the ISDB-T radio wave in the radio wave monitoring master unit 21. This distribution information display device displays the measurement value / alarm distribution information generated in the measurement value / alarm distribution information generation circuit 91 (see FIG. 4) of the radio wave monitoring base unit 21. In this case, since the radio wave monitoring master unit 21 is located at a location different from the broadcaster facility 3, another radio operator (special radio wave management company) can use this radio wave monitoring master unit 21 alone. Can be monitored.
[0134]
A modification of the radio wave service area survey system shown in FIG. 23 includes the Q signal multiplexer 27 provided in the basic transmission station 5 of the modification of the radio wave service area survey system shown in FIG. It is a thing. That is, this is a combination of modifications of the radio wave service area survey system shown in FIGS.
[0135]
A modification of the radio wave service area survey system shown in FIG. 24 is an ISDB-T radio wave (program content from the content comparison device 17) received by the core transmission DIRD 19 in the broadcaster facility 3 of the radio wave service area survey system shown in FIG. It is configured such that the ISDB-T radio wave transmitted (relayed) by the relay transmitting station 7 is a reference radio wave for outputting the coincidence signal. That is, the receiving antenna of the core transmission DIRD apparatus 19 is provided in the service area of the relay transmission station 7 so that the ISDB-T radio wave transmitted by the relay transmission station 7 can be received. Further, a modification of the radio wave service area survey system includes a moving body 101c that moves from outside the service area within the service area of the relay transmitting station 7B. In this case, the reference signal in the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 of the radio wave monitoring master device 21 is the ISDB-T radio wave transmitted from the relay transmitting station 7A.
[0136]
In the modification example of the radio service area survey system shown in FIG. 25, the broadcaster facility 3 includes the Q signal multiplexing device 27 provided in the basic transmission station 5 of the modification example of the radio service area survey system shown in FIG. (See the Q signal multiplexer 27 shown in FIG. 8). In this case, the Q signal is multiplexed from the program transmission device 15 of the broadcaster facility 3 to the main transmission station sending TS signal and transmitted to the main transmission station 5.
[0137]
A modification of the radio wave service area survey system shown in FIG. 26 is that the radio wave monitoring master unit 21 provided in the broadcaster facility 3 of the radio wave service area survey system shown in FIG. The program content matching signal can be received via the content comparison device 17 in the business facility 3 and the communication network (wired / wireless). The broadcaster facility 3 is provided with a distribution information display device (not labeled) that can display the monitoring state of the ISDB-T radio wave in the radio wave monitoring master unit 21.
[0138]
A modification of the radio service area survey system shown in FIG. 27 includes the Q signal multiplexer 27 provided in the basic transmission station 5 of the modification of the radio service area survey system shown in FIG. It is a thing. In other words, this is a combination of modifications of the radio wave service area survey system shown in FIGS.
[0139]
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on one Embodiment, this invention is not limited to this.
For example, the program content measurement circuit 43 of the radio monitoring slave unit (9, 11, 13), the program content measurement value selection / separation / comparison circuit 77 of the radio monitoring base unit 21, and the alarm identification circuit 95 are configured one by one. It is also possible to regard the radio wave measurement method regarded as the above step or the radio wave measurement program in which each component is described in a general-purpose computer language.
In this case, the same effect as that produced by these circuits can be obtained.
[0140]
Further, a radio wave monitoring method in which each configuration of the radio wave monitoring device including the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) and the radio wave monitoring parent unit 21 of the radio wave monitoring system 1 is regarded as one step, or It can also be regarded as a radio wave monitoring program whose configuration is described in a general-purpose computer language. In this case, the same effect as that of the radio wave monitoring device including the radio wave monitoring slave units (9, 11, 13) and the radio wave monitoring parent unit 21 can be obtained.
[0141]
Furthermore, it is also possible to regard the radio service area survey method in which each component of the radio service area survey system is regarded as one step, or a radio service area survey program in which each component is described in a general-purpose computer language. . In this case, the same effect as the radio wave service area survey system can be obtained.
[0142]
【The invention's effect】
  Claim 1,2 notesAccording to the invention described,A radio wave in which the Q signal is multiplexed on the auxiliary channel is received, and a timing signal is generated based on the detection timing of the Q signal and the frame synchronization timing of the radio wave. Based on this timing signal,TSPs are classified for each PID, and the number of TSPs is counted. Then, the radio wave state is measured based on the number of TSPs. For this reason, the state of the radio wave can be ascertained by the number of packets in the stream.
[0143]
  Claim3, 5According to the invention described,ElectricThe wave measurement circuit is controlled,Between multiple radio wavesNumber of radio packets (TSP)A match / mismatch signal is output as a result of comparingthisMatch / mismatch signalThe state of the radio wave is monitored based on For this reason, by comparing the radio waves, it is possible to strictly confirm the contents, and early detection of a malicious radio jack or the like can be achieved. In addition, the operation cost can be reduced as compared with a conventional system for generating a telemeter signal.
[0144]
  Claim4According to the described invention, when monitoring the radio wave condition, the modulation error rate, bit error rate, received signal strength, recovered clock disconnection, service informationNumber ofSince it is determined whether or not the state of the radio wave is normal based on one of the above, the state of the radio wave can be monitored more accurately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a radio wave monitoring system (including a radio wave monitoring device) according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a radio wave monitoring slave included in the radio wave monitoring system shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram of a program content measurement circuit in the radio monitoring slave shown in FIG. 2;
4 is a block diagram of a radio wave monitoring parent device included in the radio wave monitoring system shown in FIG. 1. FIG.
5 is a block diagram of a program content measurement value selection / separation / comparison circuit in the radio wave monitoring master shown in FIG. 4. FIG.
6 is a block diagram of another measurement value selection / separation circuit in the radio wave monitoring master shown in FIG. 4;
7 is a block diagram of a Q signal multiplexing device included in the radio wave monitoring system shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is a block diagram of a Q signal multiplexer.
FIG. 9 is a flowchart illustrating the operation of the radio wave monitoring slave unit.
FIG. 10 is a flowchart illustrating the operation of a program content measurement value circuit.
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of the radio wave monitoring master unit.
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating a radio service area survey system (including a radio service area survey device) according to an embodiment of the present invention.
13 is a flowchart for explaining the operation of the radio wave service area survey system shown in FIG.
FIG. 14 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 15 is a schematic view showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 16 is a schematic view showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 17 is a schematic view showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 18 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 19 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 20 is a schematic view showing a modification of the radio wave monitoring system.
FIG. 21 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 22 is a schematic view showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 23 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 24 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 25 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 26 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
FIG. 27 is a schematic diagram showing a modification of the radio wave service area survey system.
[Explanation of symbols]
1 Radio monitoring system
3 Broadcaster facilities
5 Core transmitting station
7 Relay transmission station
9 Core transmission radio monitoring slave unit
11, 11A, 11B Relay transmission radio wave monitoring slave unit
13, 13A, 13B SFN area radio monitoring slave unit
15 Program sending device
17 Content comparison device
19 Core transmission DIRD equipment
21 Radio monitoring base unit
23 OFDM modulator
25 Digital transmitter
27 Q signal multiplexer
43 Program content measurement circuit
61 TSP-PID identification circuit
63 W0 / W1 frame synchronized playback circuit
69 Count start / stop timing control signal generation circuit
71 Counting circuit / Numerical value holding circuit
77 Program content measurement value selection / separation / comparison circuit
95 Alarm identification circuit
101, 101a, 101b, 101c

Claims (5)

放送局からサービスエリア内に送信される電波を監視する電波監視装置に当該電波の状態を測定し出力するために、圧縮符号化システムにおけるトランスポートストリーム信号を構成するトランスポートストリームパケットをカウントしたパケット数を前記サービスエリア内における電波の状態として測定する電波測定回路であって、
前記電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信する電波受信手段と、
この電波受信手段で受信された電波の補助チャンネルから前記Ｑ信号を復調検出するＱ信号復調検出手段と、
このＱ信号復調検出手段で検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段と、
前記電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、前記トランスポートストリームパケットを分類するストリームパケット分類手段と、
前記タイミング信号生成手段で生成されたタイミング信号に従って、前記ストリームパケット分類手段で分類した前記パケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして前記電波監視装置に出力するストリームパケットカウント手段と、
を備えることを特徴とする電波測定回路。A packet that counts the transport stream packets that constitute the transport stream signal in the compression coding system in order to measure and output the state of the radio wave to a radio wave monitoring device that monitors the radio wave transmitted from the broadcasting station to the service area A radio wave measurement circuit for measuring a number as a radio wave state in the service area,
Radio wave receiving means for receiving a radio wave transmitted by multiplexing a Q signal on the auxiliary channel of the radio wave;
Q signal demodulation detection means for demodulating and detecting the Q signal from a radio wave auxiliary channel received by the radio wave reception means;
Timing signal generation means for generating a timing signal from the detection timing of the Q signal detected by the Q signal demodulation detection means and the frame synchronization timing of the radio wave reproduced based on the received radio wave;
Stream packet classification means for identifying a TS signal included in the radio wave received by the radio wave reception means and classifying the transport stream packet for each packet identifier attached to a transport stream packet constituting the TS signal When,
Stream packet counting means for counting the transport stream packets for each of the packet identifiers classified by the stream packet classification means according to the timing signal generated by the timing signal generating means and outputting to the radio wave monitoring device;
A radio wave measuring circuit comprising: 放送局からサービスエリア内に送信される電波を監視する電波監視装置に当該電波の状態を測定し出力するために、請求項１に記載の電波測定回路を用いて、圧縮符号化システムにおけるトランスポートストリーム信号を構成するトランスポートストリームパケットをカウントしたパケット数を前記サービスエリア内における電波の状態として測定する電波測定方法であって、
前記電波測定回路の電波受信手段が、前記電波の補助チャンネルにＱ信号が多重され伝送された電波を受信する電波受信ステップと、
前記電波測定回路のＱ信号復調検出手段が、前記電波受信ステップにおいて受信した電波の補助チャンネルから前記Ｑ信号を復調検出するＱ信号復調検出ステップと、
前記電波測定回路のタイミング信号生成手段が、前記Ｑ信号復調検出ステップにおいて検出されたＱ信号の検出タイミングおよび受信した電波に基づいて再生した電波のフレーム同期タイミングからタイミング信号を生成するタイミング信号生成ステップと、
前記電波測定回路のストリーム分類手段が、前記電波受信手段で受信された電波に含まれるＴＳ信号を識別し、このＴＳ信号を構成するトランスポートストリームパケットに付されているパケット識別子毎に、前記トランスポートストリームパケットを分類するストリームパケット分類ステップと、
前記電波測定回路のストリームパケットカウント手段が、前記タイミング信号生成ステップにて生成されたタイミング信号に従って、前記ストリームパケット分類ステップにおいて分類した前記パケット識別子毎のトランスポートストリームパケットをカウントして前記電波監視装置に出力するストリームパケットカウントステップと、
を含むことを特徴とする電波測定方法。2. A transport in a compression coding system using the radio wave measuring circuit according to claim 1, in order to measure and output the state of the radio wave to a radio wave monitoring device that monitors the radio wave transmitted from the broadcasting station to the service area. A radio wave measuring method for measuring the number of transport stream packets constituting a stream signal as a radio wave state in the service area,
A radio wave receiving step in which radio wave receiving means of the radio wave measuring circuit receives a radio wave transmitted by multiplexing a Q signal on the auxiliary channel of the radio wave;
A Q signal demodulation detection step in which the Q signal demodulation detection means of the radio wave measurement circuit demodulates and detects the Q signal from the auxiliary channel of the radio wave received in the radio wave reception step;
Timing signal generation step in which the timing signal generation means of the radio wave measurement circuit generates a timing signal from the detection timing of the Q signal detected in the Q signal demodulation detection step and the frame synchronization timing of the radio wave reproduced based on the received radio wave When,
The stream classification unit of the radio wave measurement circuit identifies a TS signal included in the radio wave received by the radio wave reception unit, and for each packet identifier attached to a transport stream packet constituting the TS signal, A stream packet classification step for classifying port stream packets;
The radio wave monitoring device, wherein the stream packet counting means of the radio wave measurement circuit counts the transport stream packets for each packet identifier classified in the stream packet classification step according to the timing signal generated in the timing signal generation step. Stream packet count step to output to,
A method of measuring radio waves, comprising: サービスエリア内に複数の場所から伝送された同一放送局からの複数の電波に対し、請求項１に記載の電波測定回路を用いることにより、パケット数を得て、これらのパケット数を比較することで、当該サービスエリアに伝送された電波の状態を監視する電波監視装置であって、
入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、前記複数の電波において、前記Ｑ信号で特定されるタイミングにおける前記パケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力するパケット数コンテンツ関連付手段と、
このパケット数コンテンツ関連付手段で出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、前記電波の状態を監視する電波監視手段と、
を備えることを特徴とする電波監視装置。Using the radio wave measurement circuit according to claim 1 for a plurality of radio waves transmitted from a plurality of locations within a service area, and obtaining the number of packets and comparing the number of packets. In the radio wave monitoring device for monitoring the state of the radio wave transmitted to the service area,
The program content measurement value multiplexed on the input measurement value multiplexed signal is separated, and the Q signal is specified in the plurality of radio waves based on the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value. Packet number content associating means for outputting a match / mismatch signal, which is a result of comparing whether or not the number of packets at the same timing matches.
Radio wave monitoring means for monitoring the state of the radio wave by performing abnormality detection based on the match / mismatch signal output by the packet number content association means;
A radio wave monitoring apparatus comprising: 前記電波監視手段が、前記電波について、さらに、変調誤差率、ビット誤り率、受信信号強度、再生クロック断、サービスインフォメーションの数の少なくとも１つを測定した測定情報と、測定した際の位置情報とに基づいて、前記測定情報を閾値処理することで電波の状態を監視することを特徴とする請求項３に記載の電波監視装置。  The radio wave monitoring means further measures, with respect to the radio wave, measurement information obtained by measuring at least one of a modulation error rate, a bit error rate, a received signal strength, a regenerative clock interruption, and the number of service information, and position information at the time of measurement. The radio wave monitoring apparatus according to claim 3, wherein the radio wave state is monitored by performing threshold processing on the measurement information based on the radio frequency. サービスエリア内に複数の場所から伝送された同一放送局からの複数の電波に対し、請求項１に記載の電波測定回路を用いることにより、パケット数を得て、これらのパケット数を比較することで、請求項３に記載の電波監視装置が電波の状態を監視する電波監視方法であって、
前記電波監視装置のパケット数コンテンツ関連付手段が、入力された測定値多重信号に多重されている番組内容測定値を分離し、この番組内容測定値に含まれるＱ信号とパケット数とに基づいて、前記複数の電波において、前記Ｑ信号で特定されるタイミングにおける前記パケット数が一致するか否かを比較した結果である一致／不一致信号を出力するパケット数コンテンツ関連付ステップと、
前記電波監視装置の電波監視手段が、前記パケット数コンテンツ関連付ステップにおいて出力された一致／不一致信号に基づいて、異常検出を行うことで、前記電波の状態を監視する電波監視ステップと、
を含むことを特徴とする電波監視方法。Using the radio wave measurement circuit according to claim 1 for a plurality of radio waves transmitted from a plurality of locations in a service area, and obtaining the number of packets and comparing the number of packets. Then, the radio wave monitoring device according to claim 3 is a radio wave monitoring method for monitoring a radio wave state,
The packet number content associating means of the radio wave monitoring apparatus separates the program content measurement value multiplexed in the input measurement value multiplexed signal, and based on the Q signal and the number of packets included in the program content measurement value A packet number content associating step for outputting a match / mismatch signal that is a result of comparing whether or not the number of packets at the timing specified by the Q signal matches in the plurality of radio waves;
A radio wave monitoring step in which the radio wave monitoring unit of the radio wave monitoring device monitors the state of the radio wave by detecting an abnormality based on the match / mismatch signal output in the packet number content association step;
A radio wave monitoring method comprising:
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