JP4038842B2 - Information processing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に関し、特に、被写体を撮影する撮影モードと、位置情報入力装置より線画などのメモ情報を入力するメモ入力モードとを備える情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の集積技術や、電子回路の実装技術の進歩等に伴って、被写体の画像だけではなく、メモや音声などの情報も同時に記録可能な電子カメラが実現されつつある。
【0003】
このような電子カメラ等においては、被写体の画像、メモ、または音声などの情報が適宜組み合わされて記録単位が構成され、記録単位毎にメモリなどに記録されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような電子カメラ等において、例えば、撮影を行った後に被写体の画像に対してメモなどを書き込もうとする場合、例えば、入力モードの切り換えを行うための操作が煩雑となるという課題があった。
【0005】
また、撮影画像に対しては、例えば、画像圧縮処理などを施す必要があるが、このような画像処理を実行している最中に、例えば、メモなどの入力を行おうとすると、CPU(Central Processing Unit)が同時に2つの処理を並行して実行する必要が生ずる。このような場合、画像処理に必要な時間が長くなるだけではなく、電子カメラのCPUの処理能力が余り高くない場合には、操作性が低下するという課題もあった。
【0006】
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされてものであり、電子カメラ等の情報処理装置において、入力モードの切り換えに関する操作性を向上させるとともに、例えば、CPUの処理能力が余り高くない場合でも快適な操作環境を実現することを可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、撮影モードとメモ入力モードとを選択するモード選択手段と、モード選択手段を制御する制御手段と、位置情報入力装置より入力がなされたことを検出する検出手段とを備え、モード選択手段によって撮影モードが選択されている場合に、位置情報入力装置より入力がなされたことを検出手段が検出した場合には、制御手段は、モード選択手段を制御してメモ入力モードを選択させることを特徴とする。
本発明の第2の情報処理装置は、被写体を撮影する撮影モードと、情報入力装置により音声データを入力する情報入力モードとを備える情報処理装置であって、撮影モードと情報入力モードとを選択するモード選択手段と、モード選択手段を制御する制御手段と、情報入力装置より入力がなされたことを検出する検出手段とを備え、モード選択手段によって撮影モードが選択されている場合に、情報入力装置より入力がなされたことを検出手段が検出した場合には、制御手段は、モード選択手段を制御して情報入力モードを選択させることを特徴とする。
本発明の第3の情報処理装置は、被写体を撮影する撮影モードと、メモ情報を入力する情報入力モードとを備える情報処理装置であって、撮影モードで撮影された画像を記録する記録装置を有し、記録装置に画像の記録が終了後、所定の時間内に、情報入力モードにより入力されたメモ情報を、画像と相互に関連付けて記録装置に記録することを特徴とする。
本発明の第4の情報処理装置は、被写体を撮影する撮影モードと、音声データを入力する情報入力モードとを備える情報処理装置であって、撮影モードで撮影された画像を記録する記録装置を有し、記録装置に画像の記録が終了後、所定の時間内に、情報入力モードにより入力された音声データを、画像と相互に関連付けて記録装置に記録することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】
図1及び図2は、本発明を適用した電子カメラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合において、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び被写体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設けられている。
【0010】
さらに、面X1には、ストロボ4を発光させて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発光させて赤目を軽減する赤目軽減ランプ15、CCD20(図4)の動作を停止させているときに測光を行う測光素子16、および、CCD20の動作を停止させているときに測色を行う測色素子17が設けられている。
【0011】
一方、面X1に対向する面X2の上端部(面X1のファインダ2、操作レンズ3、発光部4が形成されている上端部に対応する位置)には、上記ファインダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に形成されているLCD6及び操作キー7は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4及びスピーカ5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブレット6A(検出手段)が配置されている。
【0012】
このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観察することができる。
【0013】
操作キー7は、LCD6に記録データを再生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザによる操作(入力)を検知し、CPU39(図6)に供給するようになされている。
【0014】
操作キー7のうちのメニューキー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択された記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0015】
クリアキー7Cは、記録した情報を削除する場合に操作されるキーである。キャンセルキー7Dは、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0016】
面X2には、LCD6を使用していないときに保護する、しゅう動自在なLCDカバー14が設けられている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動させた場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブレット6Aを覆うようになされている。また、LCDカバー14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタッチタブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー14の腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイッチ11(後述)がオン状態に切り換えられるようになされている。
【0017】
この電子カメラ1の上面である面Zには、音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホンが接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0018】
左側面(面Y1)には、被写体を撮像するときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0019】
一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ12と、電源スイッチ11が設けられている。この録音スイッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0020】
なお、録音スイッチ12とレリーズスイッチ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方のスイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤ってこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてしまわないようにしてもよい。
【0021】
上記連写モード切り換えスイッチ13は、ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影するとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられる。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Sモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行われるようになされている。
【0022】
また、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、低速連写モードになる)。
【0023】
さらに、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連写モードになる)。
【0024】
次に、電子カメラ1の内部の構成について説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電変換するようになされている。
【0025】
ファインダ内表示素子26は、ファインダ2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表示するようになされている。
【0026】
LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられており、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供給される。さらに、LCD6の鉛直下側には、バッテリ21とともに、発光部4に光を発光させるための電荷を蓄積しているコンデンサ22が配置されている。
【0027】
回路基板23には、この電子カメラ1の各部を制御する、種々の制御回路が形成されている。また、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、この電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、メモリカード24の予め設定されている領域に記録される。
【0028】
さらに、電源スイッチ11に隣接して配置されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧されている間のみオン状態となるスイッチであり、LCDカバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによって、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられるようになされている。
【0029】
なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LCDカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されていない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態になっているとき、LCDカバー14が開かれると、図5(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカバー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5(c)に示すように、オフ状態となる。
【0030】
なお、本実施例においては、メモリカード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモリを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするようにしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータに出力することができるようにしてもよい。
【0031】
次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電気的構成を、図6のブロック図を参照して説明する。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようになされている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルスを供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、CCD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようになされている。
【0032】
画像処理部31は、CPU39(モード選択手段、制御手段、検出手段)に制御され、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、所定のレベルに増幅するようになされている。アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)32は、画像処理部31でサンプリングした画像信号をデジタル化してDSP33に供給するようになされている。
【0033】
DSP33は、バッファメモリ36およびメモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A/D変換回路32より供給された画像データをバッファメモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メモリカード24に記録するようになされている。
【0034】
また、DSP33は、A/D変換回路32より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶させ、LCD6に表示させるとともに、メモリカード24から撮影画像データを読み出し、その撮影画像データを伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ35に記憶させ、LCD6に表示させるようになされている。
【0035】
さらに、DSP33は、電子カメラ1の起動時において、CCD20の露光レベルが適正な値になるまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD20を繰り返し動作させるようになされている。このとき、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、測光素子16により検出された受光レベルに対応して、CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしてもよい。このようにすることにより、CCD20の露光時間の調節を短時間で行うことができる。
【0036】
この他、DSP33は、メモリカード24への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36への記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行うようになされている。
【0037】
バッファメモリ36は、メモリカード24に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用される。
【0038】
マイクロホン8は、音声情報を入力し(音声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換回路42に供給するようになされている。
【0039】
A/DおよびD/A変換回路42は、マイクロホン8により検出された音声に対応するアナログ信号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をCPU39に出力するとともに、CPU39より供給された音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号をスピーカ5に出力するようになされている。
【0040】
測光素子16は、被写体およびその周囲の光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力するようになされている。
【0041】
測光回路51は、測光素子16より供給された測光結果であるアナログ信号に対して所定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0042】
測色素子17は、被写体およびその周囲の色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力するようになされている。
【0043】
測色回路52は、測色素子17より供給された測色結果であるアナログ信号に対して所定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0044】
タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の時刻に対応するデータをCPU39に出力するようになされている。
【0045】
絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を所定の値に設定するようになされている。
【0046】
絞り54は、撮影レンズ3とCCD20の間に配置され、撮影レンズ3からCCD20に入射する光の開口を変更するようになされている。
【0047】
CPU39は、LCDスイッチ25からの信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにおいては、測光回路51および測色回路52の動作を停止させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、測光回路51および測色回路52を動作させるとともに、レリーズスイッチ10が半押し状態(第1の操作を行った状態)になるまで、CCD20の動作(例えば電子シャッタ動作)を停止させるようになされている。
【0048】
CPU39は、CCD20の動作を停止させているとき、測光回路51および測色回路52を制御し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0049】
そして、CPU39は、所定のテーブルを参照して、測色回路52より供給された色温度に対応するホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバランス調整値を画像処理部31に供給するようになされている。
【0050】
即ち、LCDカバー14が閉じているときにおいては、LCD6が電子ビューファインダとして使用されないので、CCD20の動作を停止させるようにする。CCD20は多くの電力を消費するので、このようにCCD20の動作を停止させることにより、バッテリ21の電力を節約することができる。
【0051】
また、CPU39は、LCDカバー14が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるまで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理部31を制御するようになされている。
【0052】
さらに、CPU39は、LCDカバー14が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるまで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更などの動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御するようになされている。
【0053】
CPU39は、ストロボ駆動回路37を制御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされている他、赤目軽減ランプ駆動回路38を制御して、ストロボ4を発光させる前に、赤目軽減ランプ15を適宜発光させるようになされている。
【0054】
なお、CPU39は、LCDカバー14が開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用されているとき)においては、ストロボ4を発光させないようにする。このようにすることにより、電子ビューファインダに表示されている画像の状態で、被写体を撮影することができる。
【0055】
CPU39は、タイマ45より供給される日時データに従って、撮影した日時の情報を画像データのヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録するようになされている。(すなわち、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0056】
また、CPU39は、デジタル化された音声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メモリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようになされている。また、このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0057】
CPU39は、レンズ駆動回路30を制御し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54の開口径を変更させるようになされている。
【0058】
さらに、CPU39は、ファインダ内表示回路40を制御して、各種動作における設定などをファインダ内表示素子26に表示させるようになされている。
【0059】
CPU39は、インタフェース(I/F)48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所定のデータの授受を行うようになされている。
【0060】
また、CPU39は、操作キー7からの信号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0061】
ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ(後述するメモ情報)を、バッファメモリ36に蓄積するようになされている。また、CPU39は、バッファメモリ36に蓄積したメモ情報を、メモ情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24のメモ情報記録領域に記録するようになされている。
【0062】
次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作について説明する。最初に、本装置のLCD6における電子ビューファインダ動作について説明する。
【0063】
ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状態にすると、DSP33は、CPU39より供給される、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値から、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、LCDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビューファインダ動作を行わない。この場合、DSP33は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停止する。
【0064】
なお、LCDカバー14が閉じている場合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51および測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御を行うときに利用する。
【0065】
また、レリーズスイッチ10が操作された場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路53の動作を行わせる。
【0066】
一方、LCDカバー14が開いている場合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得られた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0067】
画像処理部31は、ホワイトバランス制御および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度値の制御に利用される調整値を利用する。
【0068】
そして、A/D変換回路32は、その画像信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像データに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0069】
DSP33は、その画像データをフレームメモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応する画像を表示させる。
【0070】
このように、電子カメラ1においては、LCDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD20から出力された信号を画像データに変換し、その画像データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファインダ動作を行う。
【0071】
また、上述のように、LCDカバー14が閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約している。
【0072】
次に、本装置による被写体の撮影について説明する。
【0073】
第1に、面Y1に設けられている連写モード切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0074】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態(第2の操作を行った状態)になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0075】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によってサンプリングされる。画像処理部31によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0076】
DSP33は、その画像データをバッファメモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36より、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に従って圧縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させる。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0077】
なお、連写モード切り換えスイッチ13がSモードに切り換えられている場合においては、1コマの撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表示される。
【0078】
第2に、連写モード切り換えスイッチ13がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0079】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0080】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0081】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すように、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0082】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされる。
【0083】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0084】
DSP33は、デジタル化された画像信号をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0085】
第3に、連写モード切り換えスイッチ13がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0086】
なお、LCDカバー14が閉じられている場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状態になったとき、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズスイッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処理を開始させる。
【0087】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像する。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引く。
【0088】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すように、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、残りの8画素を間引く。
【0089】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされる。
【0090】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力される。
【0091】
DSP33は、デジタル化された画像信号をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル化及び圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時のヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
【0092】
なお、必要に応じて、ストロボ4を動作させ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、LCDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39は、ストロボ4を、発光させないように制御する。
【0093】
次に、タッチタブレット6Aから2次元の情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説明する。
【0094】
タッチタブレット6Aがペン41のペン先で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ36に記憶される。また、フレームメモリ35における上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接触に対応したメモを表示させることができる。
【0095】
上述したように、タッチタブレット6Aは、透明部材によって構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧された位置の点)を観察することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができる。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文字、図形等のメモ情報を入力する。
【0096】
また、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン41によってメモ情報が入力されると、このメモ情報が、撮影画像情報とともに、フレームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示される。
【0097】
なお、ユーザは、図14に示すようなパレット100を操作することにより、LCD6上に表示されるメモの色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができる。
【0098】
ペン41によるタッチタブレット6Aへのメモ情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押されると、バッファメモリ36に蓄積されているメモ情報が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に供給され、メモリカード24のメモ情報記録領域に記録される。
【0099】
なお、メモリカード24に記録されるメモ情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレット6Aに入力されたメモ情報は空間周波数成分の高い情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用いられるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要とされる時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ないメモ情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際だってしまうため)。
【0100】
そこで、本実施例においては、ファックス等において用いられるランレングス法によって、メモ情報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、メモ画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のない部分)の継続する長さを符号化することにより、メモ情報を圧縮する方法である。
【0101】
このランレングス法を用いることにより、メモ情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮されたメモ情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑制することが可能になる。なお、メモ情報は、その情報量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすることもできる。
【0102】
また、上述したように、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン入力を行うと、撮影画像データとペン入力のメモ情報がフレームメモリ35で合成され、撮影画像とメモの合成画像がLCD6上に表示される。その一方で、メモリカード24においては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録され、メモ情報は、メモ情報記録領域に記録される。このように、2つの情報が、各々異なる領域に記録されるので、ユーザは、撮影画像とメモの合成画像から、いずれか一方の画像(例えばメモ)を削除することができ、さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮することもできる。
【0103】
メモリカード24の音声記録領域、撮影画像記録領域、またはメモ情報記録領域にデータを記録した場合、図9に示すように、LCD6に所定の表示が行われる。
【0104】
図9に示すLCD6の表示画面上においては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示され、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示されている。
【0105】
記録時刻の右側には、サムネイル画像が表示されている。このサムネイル画像は、メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報である。つまり、「10時05分」、「10時16分」、および「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれており、それ以外の時間に記録された情報には画像情報が含まれていない。
【0106】
また、メモ記号「*」は、線画情報として所定のメモが記録されていることを表している。
【0107】
サムネイル画像の表示領域の右側には、音声在否マーク(音符)が表示され、その右隣りには録音時間(秒)が表示されている(音声情報が入力されていない場合には、これらは表示されない)。
【0108】
ユーザは、図9に示すLCD6の所望の音声在否マークを、ペン41のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行キー7Bをペン41のペン先で押圧することにより、選択した情報を再生する。
【0109】
例えば、図9に示す「10時16分」の表示されている音声在否マークがペン41によって押圧されると、CPU39は、選択された録音日時(10時16分)に対応する音声データをメモリカード24から読み出し、その音声データを伸張した後、A/DおよびD/A変換回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回路42は、供給された音声データをアナログ化した後、スピーカ5を介して再生する。
【0110】
メモリカード24に記録した撮影画像データを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させる。
【0111】
CPU39は、選択された撮影日時に対応する撮影画像データをメモリカード24から読み出すように、DSP33に指示する。DSP33は、メモリカード24より読み出された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像データ)を伸張し、この撮影画像データをビットマップデータとしてフレームメモリ35に蓄積させ、LCD6に表示させる。
【0112】
Sモードで撮影された画像は、LCD6上に、静止画像として表示される。この静止画像は、CCD20の全ての画素の画像信号を再生したものであることはいうまでもない。
【0113】
Lモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に8コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の4分の1である。
【0114】
通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしまう。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモードにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍になる。
【0115】
すなわち、Sモードで撮影された画像の1コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影された画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コマ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にしても、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなく再生画像を観察することができる。
【0116】
さらに、本実施例においては、各コマ毎に異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画像を観察することができる。
【0117】
また、Hモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなくLCD6に表示されるHモードで撮影された画像を観察することができる。
【0118】
本実施例においては、Lモード及びHモードで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の画素を間引くようにしているので、DSP33の負荷を低減することができ、DSP33を、低速度、低電力で作動させることができる。また、このことにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0119】
ところで、本実施の形態においては、既述のように、被写体の光画像を撮影するだけでなく、メモ(線画)情報を記録することも可能である。本実施の形態においては、これらの情報を入力するモード(撮影モードおよびメモ入力モード)を具備しており、ユーザの操作に応じてこれらのモードが適宜選択され、情報の入力がスムーズに実行されるようになされている。
【0120】
図10は、本実施の形態において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【0121】
先ず、電子カメラ1の電源スイッチ11が操作されることにより電源が投入されると、撮影モードとなり、CCD20から出力される映像がLCD6に表示されることになる。そして、CPU39は、図10に示す処理を実行することになる。
【0122】
この処理が実行されると、電子カメラ1のCPU39は、ステップS1において、変数chkを“0”に初期設定する。そして、ステップS2に進む。
【0123】
ステップS2では、CPU39は、タッチタブレット6Aが操作されたか否かを判定する。その結果、タッチタブレット6Aが操作されていない(NO)と判定した場合にはステップS2に戻り、タッチタブレット6Aが操作されるまで同様の処理を繰り返す。また、タッチタブレット6Aが操作された(YES)と判定した場合は、ステップS3に進む。
【0124】
ステップS3では、CPU39は、所定の時間内(例えば、5秒以内)に撮影が実行されたか否かを判定する。その結果、所定の時間内に撮影が実行されていない(NO)と判定した場合には、ステップS4に進み、メモ通常入力モード(後述する)を開始した後、ステップS7に進む。一方、所定の時間内に撮影が実行された(YES)と判定した場合には、ステップS5に進む。
【0125】
ステップS5では、CPU39は、変数chkに“1”を代入し、ステップS6に進む。ステップS6では、CPU39は、メモ重畳入力モード(後述する)を開始した後、ステップS7に進む。
【0126】
なお、メモ通常入力モードは、撮影画像とは独立にメモのみを入力するモードである。このメモ通常入力モードでは、LCD6のバックグラウンドカラーが青色とされ、入力されたメモは、独自のヘッダ情報を付与されてメモリカード24に格納されることになる。一方、メモ重畳入力モードは、直前に撮影された撮影画像に対して、メモを書き込む(重畳する)ことが可能なモードである。このモードでは、LCD6には、直前に撮影された撮影画像が表示されており、ペン41により入力されたメモ(線画)は、撮影画像に重畳されて表示されることになる。
【0127】
ステップS7では、CPU39は、実行(EXEC)キー7Bが押圧されたか否かを判定する。その結果、実行キー7Bが押圧されていない(NO)と判定した場合は、ステップS7に戻り、実行キー7Bが押圧されるまで同様の処理を繰り返す。また、実行キー7Bが押圧された(YES)と判定した場合には、ステップS8に進むことになる。
【0128】
ステップS8では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否かを判定する。その結果、変数chkの値が“0”である(メモ通常入力モードである:NO)と判定した場合には、ステップS9に進む。そして、CPU39は、タッチタブレット6Aから入力されてバッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施した後、ヘッダ情報を付与してメモリカード24の所定の領域に格納する。そして、処理を終了することになる(エンド)。処理が終了した後は、CPU39は撮影モードに復帰する。
【0129】
一方、ステップS8において、変数chkの値が“1”である(YES)と判定された場合には、ステップS10に進む。ステップS10では、CPU39は、タッチタブレット6Aから入力されてバッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施した後、直前に撮影された撮影画像と同一のヘッダ情報を付与し(これら2つの情報が同一の記録単位であることを示す)、メモリカード24の所定の領域に格納する。そして、処理を終了する(エンド)。前述の場合と同様に、処理が終了した後は、CPU39は撮影モードに復帰する。
【0130】
次に、以上の処理を具体例を挙げて説明する。
【0131】
いま、図12に示すような画像が撮影されたとし、その直後にタッチタブレット6Aがペン41により操作(押圧)されたとする。すると、CPU39は、ステップS1において変数chkを“0”に初期設定した後、ステップS2において、タッチタブレット6Aが操作された(YES)と判定してステップS3に進むことになる。
【0132】
ステップS3では、所定の時間内(例えば、タッチタブレット6Aが操作される直前の5秒以内)に撮影が実行されたか否かが判定される。いま、図12に示す画像が撮影された直後に、タッチタブレット6Aが押圧されているので、ステップS3では、YESと判定されステップS5に進む。
【0133】
ステップS5では、変数chkに“1”が代入された後、ステップS6に進む。そして、メモ重畳入力モードが開始されることになる。このモードが開始されると、図13に示すように、直前に撮影された撮影画像の上にペン41によりメモを入力することが可能となる。この表示例では、図12に示す撮影画像に「山田さん一家」という文字が重畳されて入力されている。なお、このような入力を行う際、画面右上に表示されているパレット100を操作することにより、メモの表示色を変更することができる。
【0134】
続くステップS7では、CPU39は、実行キー7Bが押圧されたか否かを判定する。いま、実行キー7Bが押圧されたとすると、CPU39は、YESと判定し、ステップS8に進む。
【0135】
いま、chk=1であるので、ステップS8ではYESと判定され、ステップS10に進む。
【0136】
ステップS10では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対して、ランレングス圧縮を施した後、図12に示す撮影画像と同一のヘッダ情報を付与して、メモリカード24の所定の領域に格納する。そして、処理を終了する(エンド)。
【0137】
以上のようにして記録された情報(撮影画像とメモ情報)を一覧表示した場合は、図9の最上段の「10時05分」の情報のように、サムネイル画像とメモ記号とが表示されることになる。即ち、これらの2つの情報が同一の記録単位として扱われることになる。従って、この情報を再生すると、図13に示すように撮影画像とメモが重畳された画像が表示されることになる。
【0138】
なお、ステップS3において、所定の時間内に撮影が実行されていない(NO)と判定された場合には、ステップS4に進み、メモ通常入力モードが開始されることになるが、その場合は、図14に示すような表示がなされることになる。
【0139】
即ち、メモ通常入力モードでは、LCD6のバックグラウンドカラーが青色とされ、ペン41により、メモを入力することが可能とされる。なお、この表示例において、画面左上端に表示されているパレット100は、入力されるメモの色を変更するためのものであり、この中から所望の色を選択すると、入力されるメモの色が選択された色に変更されることになる。また、このパレット100は、ペン入力の障害とならないように、ペン41がパレット100に接近すると、例えば、ペン41から最も離れた場所に移動(再表示)するようになされている。この表示例では、ペン41が接近したため、図中右下に示すパレット100(破線で示す)が、図中右上に移動している。なお、入力される線の色を変更する際には、ペン41を一旦タッチタブレット6Aから離した後、パレット100を直接押圧することになる。
【0140】
このようなメモ通常入力モードにおいて入力されたメモ情報は、実行キー7Bを押圧することにより、メモリカード24の所定の領域に格納されることになる。即ち、実行キー7Bが押圧されると、ステップS7においてYESと判定され、また、ステップS8において、NO(chk≠1)と判定され、ステップS9に進む。そして、ステップS9では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施した後、ヘッダ情報を付与してメモリカード24の所定の領域に格納することになる。なお、このようにして格納されたメモ情報を一覧表示した場合には、図9に示す、例えば、「10時28分」の情報のように、撮影時間と共にメモ記号「*」だけが表示されることになる(メモだけの情報となる)。
【0141】
なお、本実施の形態では、タッチタブレット6Aが所定の時間(例えば、1分)以上操作されない場合には、省電力化のために、LCD6の表示を停止するようになされている。従って、ステップS4のメモ通常入力モード、または、ステップS5のメモ重畳入力モードが実行されている際に、例えば、所定の時間以上タッチタブレット6Aが操作されない場合には、LCD6の表示が停止されることになる。しかしながら、再度タッチタブレット6Aが操作されると、LCD6の表示が停止される直前に入力されていたメモ情報と、撮影画像とが再度表示され、入力を継続することが可能とされている。
【0142】
以上の実施例では、撮影が行われた後、所定の時間内にタッチタブレット6Aが操作された場合に、メモ重畳入力モードになるようにしたが、例えば、画像に対する所定の処理(例えば、画像圧縮処理)などが実行されている際に、タッチタブレット6Aが操作された場合に、メモ重畳入力モードになるようにしてもよい。
【0143】
図11は、画像処理の実行中にタッチタブレット6Aが操作された場合には、メモ重畳入力モードになる処理の一例を説明するフローチャートである。
【0144】
なお、この図において、図10の場合と同一の部分には、同一の符号が付してあるので、その説明は省略する。
【0145】
この処理では、図10におけるステップS3の処理が変更され、ステップS20とされている。その他の処理は、図10における場合と同様である。
【0146】
ステップS20では、CPU39は、画像処理(例えば、画像圧縮処理)が実行されているか否かを判定する。その結果、画像圧縮処理が実行されている(YES)と判定した場合は、ステップS5に進む。また、画像圧縮処理が実行されていない(NO)と判定した場合にはステップS4に進む。なお、その他の処理は図10における場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0147】
以上のような処理によれば、画像圧縮の処理時間(例えば、1秒乃至7秒)をメモ重畳入力の受け付け時間とすることにより、モード切り換えに関する煩雑な操作を省略することが可能となる。なお、画像圧縮処理だけではなく、例えば、圧縮された画像データがメモリカード24に格納されるまでの時間を含めて画像処理時間とし、タッチタブレット6Aが操作された際に、この画像処理が実行されている場合(YES)には、ステップS5に進むようにしてもよい。
【0148】
ところで、以上の実施の形態では、撮影画像の圧縮処理が実行されている間もしくは圧縮処理を含む所定時間内にタッチタブレット6Aが操作された場合に、メモ重畳入力モードが実行されるようにした。しかしながら、CPU39の処理能力が低い場合を想定して、撮影画像の圧縮処理が実行されている際には、タッチタブレット6Aからの入力を禁止し、CPU39を画像圧縮処理に専念させるようにしてもよい。
【0149】
図15は、CPU39を画像圧縮処理に専念させることを可能とする処理の一例を説明するフローチャートである。
【0150】
この処理が実行されると、ステップS30において、CPU39は、変数chkを“0”に初期設定する。そして、ステップS31に進み、撮影画像の処理中(例えば、画像圧縮処理中)であるか否かを判定する。その結果、撮影画像の圧縮処理中である(YES)と判定した場合にはステップS32に進み、また、撮影画像の圧縮処理中ではない(NO)と判定した場合にはステップS35に進む。
【0151】
撮影画像の処理中である場合には、ステップS32に進み、CPU39は、画像処理が終了したか否かを判定する。その結果、画像処理が終了していない(NO)と判定した場合には、ステップS32に戻り、画像処理が終了するまで同様の処理を繰り返す。また、画像処理が終了した(YES)と判定した場合には、ステップS33に進むことになる。
【0152】
ステップS33では、CPU39は、変数chkに“1”を代入し、ステップS34に進む。ステップS34では、CPU39は、LCD6に所定の時間だけメッセージ(例えば、文字“M”など)を表示し、ステップS35に進む。
【0153】
ステップS35では、CPU39は、所定の時間内(メッセージがLCD6上に表示されている間)に、タッチタブレット6Aが操作されたか否かを判定する。その結果、所定の時間内にタッチタブレット6Aが操作された(YES)と判定した場合にはステップS36に進み、また、所定の時間内にタッチタブレット6Aが操作されていない(NO)と判定した場合には、処理を終了する(エンド)。
【0154】
なお、直前に撮影が行われていない場合(chk=0の場合)においても、メッセージがLCD6上に表示されている期間に対応する時間内にタッチタブレット6Aが押圧されたか否かが判定される。
【0155】
ステップS36では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否か(直前に撮影が行われたか否か)を判定する。その結果、変数chkの値が“0”である(直前に撮影が行われていない:NO)と判定した場合は、ステップS37に進む。ステップS37では、CPU39は、メモ通常入力モードを開始し、ステップS39に進む。
【0156】
一方、ステップS36において、変数chkの値が“1”である(直前に撮影が行われた:YES)と判定された場合は、ステップS38に進む。ステップS38では、CPU39は、メモ重畳入力モードを開始し、ステップS39に進む。
【0157】
ステップS39では、CPU39は、実行キー7Bが押圧されたか否かを判定する。その結果、実行キー7Bが押圧されていない(NO)と判定した場合には、ステップS39に戻り、実行キー7Bが押圧されるまで同様の処理を繰り返す。また、実行キー7Bが押圧された(YES)と判定した場合には、ステップS40に進む。
【0158】
ステップS40では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否かを判定する。その結果、変数chkの値が“0”である(NO)と判定した場合は、ステップS41に進み、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施し、所定のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納する。
【0159】
また、ステップS40において、変数chkの値が“1”である(YES)と判定された場合には、ステップS42に進む。ステップS42では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施した後、撮影画像と同一のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納する。
【0160】
次に、以上の処理を具体例を挙げて説明する。
【0161】
いま、図16に示すような画像が撮影され、画像処理が実行されている最中に図15に示す処理が実行されたとする。その場合、ステップS30において、変数chkが“0”に初期設定された後、ステップS31において、撮影画像の処理中である(YES)と判定され、ステップS32に進むことになる。
【0162】
なお、画像処理は、例えば、撮影画像を圧縮する画像圧縮処理や、圧縮された画像をメモリカード24に転送する転送処理などにより構成されているが、ステップS31およびステップS32では、CPU39に比較的負担がかかる処理(例えば、画像圧縮処理)を対象とするようにしてもよい。即ち、転送処理が実行されている最中であっても、画像圧縮処理が終了した場合には、ステップS32においてYES(画像処理が終了した)と判定し、メモの入力を開始するようにしてもよい。
【0163】
ステップS32では、CPU39は、画像処理が終了するまで待機した後、ステップS33に進む。ステップS33では、CPU39は、変数chkに“1”を代入した後、ステップS34に進み、図17に示すように、LCD6の左上端に文字“M”を所定の時間だけ表示させる。なお、文字“M”の代わりに、例えば、図18の左上端に表示されているペンを象ったアイコンなどを表示するようにしてもよい。
【0164】
なお、図17では図示していないが、表示画面の左上にパレット100が表示されるようにしても良い。これは、文字“M”が背景などの影響により見にくくなる場合が想定されるので、そのような場合においても、メモ重畳入力モードの選択が可能な状態であることを示すためにパレット100を同時に表示するようにしても良い。また、パレット100を同時に表示することにより、文字“M”の意味(メモ重畳入力モードの選択が可能な状態であること)がより明確に理解される。勿論、図18の場合においても、ペンを象ったアイコンと共にパレット100を表示するようにしてもよい。
【0165】
続くステップS35では、CPU39は、所定の時間内(文字“M”またはアイコン(ペン)が表示されている間)にタッチタブレット6Aが操作されたか否かを判定する。その結果、所定の時間内に、タッチタブレット6Aが操作された(YES)と判定した場合には、ステップS36に進む。また、所定の時間内にタッチタブレット6Aが操作されていない(NO)と判定した場合には処理を終了する。
【0166】
ステップS36では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否かを判定する。いま、chk=1であるので、ステップS36ではYESと判定されてステップS38に進み、メモ重畳入力モードが実行される。その結果、図19に示すように、撮影画像に重畳してメモを入力することが可能となる。なお、このような入力を行う際、メモの表示色は、画面左上に表示されているパレット100を操作することにより変更することが可能である。
【0167】
そして、メモの入力が終了した後、実行キー7Bが押圧されると、ステップS39において、YESと判定され、ステップS40に進む。
【0168】
ステップS40では、変数chkの値が“1”であるか否かが判定される。いま、chk=1である(撮影が行われている)ので、YESと判定され、ステップS42に進む。
【0169】
ステップS42では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対してランレングス圧縮を施した後、図16に示す撮影画像と同一のヘッダ情報を付与して、メモリカード24の所定の領域に格納する。このようにして記録された情報を一覧表示すると、図9に示す「10時05分」の情報のように、メモ記号とサムネイル画像とが表示されることになる。即ち、これらの情報は、同一の記録単位としてメモリカード24に格納されることになる。従って、この情報を再生する場合には、図19に示すように、メモ情報と撮影画像とが重畳されて表示されることになる。
【0170】
なお、撮影が行われていない場合にタッチタブレット6Aが操作されたときには、ステップS31においてNOと判定された後、ステップS35において、YESと判定される。そして、ステップS36では、chk≠1であることから、ステップS37に進み、メモ通常入力モードが開始されることになる。
【0171】
このメモ通常入力モードは、図14に示す場合と同様に、メモ情報だけが入力されるモードである。
【0172】
このメモ通常入力モードにおいてメモが入力された後、実行キー7Bが押圧されると、ステップS39において、YESと判定された後、ステップS40において、NO(chk≠1:撮影が行われていない)と判定され、ステップS41に進む。ステップS41では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されているメモ情報に対して、ランレングス圧縮を施し、所定のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納することになる。なお、このようにして格納された情報を一覧表示すると、図9に示す「10時28分」の情報のように、記録時間とメモ記号のみが表示されることになる。
【0173】
図22は、音声データ入力のための処理の一例を説明するフローチャートである。
【0174】
この処理が実行されると、ステップS50において、CPU39は、変数chkを“0”に初期設定する。そして、ステップS51に進み、撮影画像の処理中(例えば、画像圧縮処理中)であるか否かを判定する。その結果、撮影画像の圧縮処理中である(YES)と判定した場合にはステップS52に進み、また、撮影画像の圧縮処理中ではない(NO)と判定した場合にはステップS55に進む。
【0175】
撮影画像の処理中である場合には、ステップS52に進み、CPU39は、画像処理が終了したか否かを判定する。その結果、画像処理が終了していない(NO)と判定した場合には、ステップS52に戻り、画像処理が終了するまで同様の処理を繰り返す。また、画像処理が終了した(YES)と判定した場合には、ステップS33に進むことになる。
【0176】
ステップS53では、CPU39は、変数chkに“1”を代入し、ステップS54に進む。ステップS54では、CPU39は、LCD6に所定の時間だけメッセージ(例えば、文字“S”など)を表示し、ステップS55に進む。
【0177】
ステップS55では、CPU39は、所定の時間内(メッセージがLCD6上に表示されている間)に、録音スイッチ12が操作されたか否かを判定する。その結果、所定の時間内に録音スイッチ12が操作された(YES)と判定した場合にはステップS56に進み、また、所定の時間内に録音スイッチ12が操作されていない(NO)と判定した場合には、処理を終了する(エンド)。
【0178】
なお、直前に撮影が行われていない場合(chk=0の場合)においても、メッセージがLCD6上に表示されている期間に対応する時間内に録音スイッチ12が押圧されたか否かが判定される。
【0179】
ステップS56では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否か(直前に撮影が行われたか否か)を判定する。その結果、変数chkの値が“0”である(直前に撮影が行われていない:NO)と判定した場合は、ステップS57に進む。ステップS57では、CPU39は、音声通常入力モードを開始し、ステップS60に進む。
【0180】
一方、ステップS56において、変数chkの値が“1”である(直前に撮影が行われた:YES)と判定された場合は、ステップS58に進む。ステップS58では、CPU39は、音声重畳入力モードを開始し、ステップS60に進む。
【0181】
ステップS60では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否かを判定する。その結果、変数chkの値が“0”である(NO)と判定した場合は、ステップS61に進み、バッファメモリ36に格納されている音声データに対し、所定のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納する。
【0182】
また、ステップS60において、変数chkの値が“1”である(YES)と判定された場合には、ステップS62に進む。ステップS62では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されている音声データに対して、撮影画像と同一のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納する。
【0183】
次に、以上の処理を具体例を挙げて説明する。
【0184】
いま、図16に示すような画像が撮影され、画像処理が実行されている最中に図22に示す処理が実行されたとする。その場合、ステップS50において、変数chkが“0”に初期設定された後、ステップS51において、撮影画像の処理中である(YES)と判定され、ステップS52に進むことになる。
【0185】
なお、画像処理は、例えば、撮影画像を圧縮する画像圧縮処理や、圧縮された画像をメモリカード24に転送する転送処理などにより構成されているが、ステップS51およびステップS52では、CPU39に比較的負担がかかる処理(例えば、画像圧縮処理)を対象とするようにしてもよい。即ち、転送処理が実行されている最中であっても、画像圧縮処理が終了した場合には、ステップS52においてYES(画像処理が終了した)と判定し、音声の入力を開始するようにしてもよい。
【0186】
ステップS52では、CPU39は、画像処理が終了するまで待機した後、ステップS53に進む。ステップS53では、CPU39は、変数chkに“1”を代入した後、ステップS54に進み、図23に示すように、LCD6の左上端に文字“S”を所定の時間だけ表示させる。なお、文字“S”の代わりに、例えば、図20の左上端に表示されている音符を象ったアイコンなどを表示するようにしてもよい。
【0187】
続くステップS55では、CPU39は、所定の時間内(文字“S”またはアイコン(音符)が表示されている間)に録音スイッチ12が操作されたか否かを判定する。その結果、所定の時間内に、録音スイッチ12が操作された(YES)と判定した場合には、ステップS56に進む。また、所定の時間内に録音スイッチ12が操作されていない(NO)と判定した場合には処理を終了する。
【0188】
ステップS56では、CPU39は、変数chkの値が“1”であるか否かを判定する。いま、chk=1であるので、ステップS56ではYESと判定されてステップS58に進み、音声重畳入力モードが実行される。その結果、撮影画像と関連付けられた音声データを記録することが可能となる。
【0189】
ステップS60では、変数chkの値が“1”であるか否かが判定される。いま、chk=1である(撮影が行われている)ので、YESと判定され、ステップS62に進む。
【0190】
ステップS62では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されている音声データに対して、図16に示す撮影画像と同一のヘッダ情報を付与して、メモリカード24の所定の領域に格納する。このようにして記録された情報を一覧表示すると、図9に示す「10時16分」の情報のように、音声在否マークとサムネイル画像とが表示されることになる。即ち、これらの情報は、同一の記録単位としてメモリカード24に格納されることになる。従って、この情報を再生する場合には、撮影画像の表示と同時に音声が再生されることになる。
【0191】
なお、撮影が行われていない場合に録音スイッチ12が操作されたときには、ステップS51においてNOと判定された後、ステップS55において、YESと判定される。そして、ステップS56では、chk≠1であることから、ステップS57に進み、音声通常入力モードが開始されることになる。
【0192】
この音声通常入力モードは、図20に示す場合と同様に、音声データだけが入力されるモードである。
【0193】
この音声通常入力モードにおいてメモが入力された後、ステップS60において、NO(chk≠1:撮影が行われていない)と判定され、ステップS61に進む。ステップS61では、CPU39は、バッファメモリ36に格納されている音声データに対して、所定のヘッダ情報を付与した後、メモリカード24の所定の領域に格納することになる。なお、このようにして格納された情報を一覧表示すると、図9に示す「10時23分」の情報のように、記録時間と音声在否マークのみが表示されることになる。
【0194】
なお、以上の実施の形態においては、撮影画像とメモ情報、撮影画像と音声データについてそれぞれ説明したが、メモ入力モード、音声入力モードを適宣選択するようにしてもよい。例えば、図10のステップS6において、メモ重畳入力モードが開始されてから、実行キー7Bが押圧されるまでの間に、録音スイッチ12が操作されると、音声入力モードになる。そして、入力された音声データは、撮影画像と同一のヘッダが付与されてメモリカード24に記録されるようにすることも可能である。また、メモ入力中に録音スイッチ12が操作されることにより、メモ情報と音声データを同時に入力し、撮影画像を同一のヘッダが付与されるようにすることも可能である。
【0195】
また、音声が再生されている場合に、メモを入力可能としてもよい。例えば、図9に示す「10時27分」の情報(音声のみの情報)の再生が指定されると、図20に示すように、LCD6の左上端に音符(2連符)のマークが表示され、音声が再生されることになる。このような場合(音声が再生されている場合)において、タッチタブレット6Aが操作されたときは、図21に示すように、メモ通常入力モードとなるようにして、メモの入力を可能としてもよい。なお、このようにして入力されたメモは、ランレングス圧縮処理が施された後、音声データと同一のヘッダ情報が付与されてメモリカード24に記録する。
【0196】
以上のようにして記録された情報を再生すると、LCD6にメモと音符のマークが表示されるとともに、音声が再生されることになる。
【0197】
なお、以上の実施の形態においては、撮影画像、メモ、音声についてのみ説明したが、他の情報に関して同様の処理を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0198】
また、本発明は、上記実施の形態の電子カメラに限定されるものではなく、他の情報処理装置にも適用が可能であることは勿論である。
【0199】
【発明の効果】
本発明によれば、モード切り換えに関する操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図3】LCDカバー14を閉じた状態の電子カメラ1を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す電子カメラ1の内部の構成を示す斜視図である。
【図5】LCDカバー14の位置と、電源スイッチ11及びLCDスイッチ25の状態との関係を説明する図である。
【図6】図1及び図2に示す電子カメラの内部の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】Lモード時における画素の間引き処理を説明する図である。
【図8】Hモード時における画素の間引き処理を説明する図である。
【図9】図1及び図2に示す電子カメラの表示画面の例を示す図である。
【図10】図1に示す電子カメラにおいて実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【図11】図1に示す電子カメラにおいて実行される処理の他の一例を説明するフローチャートである。
【図12】図10の処理が実行された場合に表示される表示画面の中間画像の写真である。
【図13】図10の処理が実行された場合に表示される他の表示画面の中間画像の写真である。
【図14】メモ通常入力モードを説明する図である。
【図15】図1に示す電子カメラにおいて実行される他の処理の一例を説明するフローチャートである。
【図16】図15に示す処理が実行された場合に表示される表示画面の中間画像の写真である。
【図17】図15に示す処理が実行された場合に表示される他の表示画面の中間画像の写真である。
【図18】図15に示す処理が実行された場合に表示される更に他の表示画面の中間画像の写真である。
【図19】図15に示す処理が実行された場合に表示される更に他の表示画面の中間画像の写真である。
【図20】音声が再生されている場合の画面の表示例を示す図である。
【図21】音声が再生されている場合にメモ通常入力を行った場合の表示例を示す図である。
【図22】図1に示す電子カメラにおいて実行されるさらに他の処理の一例を説明するフローチャートである。
【図23】図22に示す処理が実行された場合に表示される表示画面の中間画像の写真である。
【符号の説明】
1 電子カメラ
2 ファインダ
3 撮影レンズ
4 発光部
5 スピーカ
6 LCD
6A タッチタブレット(検出手段)
7 操作キー
7A メニューキー
7B 実行キー
7C クリアキー
7D キャンセルキー
7E スクロールキー
8 マイクロホン
9 イヤホンジャック
10 レリーズスイッチ
11 電源スイッチ
12 録音スイッチ
13 連写モード切り換えスイッチ
15 赤目軽減ランプ
16 測光素子
17 測色素子
20 CCD
21 バッテリ
22 コンデンサ
23 回路基板
24 メモリカード
25 LCDスイッチ
26 ファインダ内表示素子
30 レンズ駆動回路
31 画像処理部
32 アナログ/デジタル変換回路
33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
34 CCD駆動回路
35 フレームメモリ
36 バッファメモリ
37 ストロボ駆動回路
38 赤目軽減ランプ駆動回路
39 CPU(モード選択手段、制御手段、検出手段)
40 ファインダ内表示回路
42 A/DおよびD/A変換回路
45 タイマ
48 インタフェース
51 測光回路
52 測色回路
53 絞り駆動回路
54 絞り[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information processing apparatus, and more particularly, to an information processing apparatus including a photographing mode for photographing a subject and a memo input mode for inputting memo information such as a line drawing from a position information input device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the progress of semiconductor device integration technology and electronic circuit packaging technology, electronic cameras capable of simultaneously recording not only subject images but also information such as notes and voices are being realized.
[0003]
In such an electronic camera or the like, a recording unit is configured by appropriately combining information such as an image of a subject, a memo, or sound, and is recorded in a memory or the like for each recording unit.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the electronic camera as described above, for example, when writing a memo or the like on a subject image after shooting, for example, there is a problem that an operation for switching the input mode becomes complicated. .
[0005]
Further, for example, an image compression process or the like needs to be performed on the photographed image. However, if an attempt is made to input a memo or the like during the execution of such an image process, for example, a CPU (Central Processing Unit) needs to execute two processes in parallel at the same time. In such a case, there is a problem that not only the time required for image processing is lengthened but also the operability is lowered when the processing capability of the CPU of the electronic camera is not so high.
[0006]
The present invention has been made in view of the situation as described above. In an information processing apparatus such as an electronic camera, the operability related to switching of the input mode is improved and, for example, the processing capability of the CPU is not so high. However, it is possible to realize a comfortable operating environment.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
First of the present inventionThe information processing apparatus includes a mode selection unit that selects a shooting mode and a memo input mode, a control unit that controls the mode selection unit, and a detection unit that detects that an input has been made from the position information input device. When the detection unit detects that an input is made from the position information input device when the shooting mode is selected by the mode selection unit, the control unit selects the memo input mode by controlling the mode selection unit. It is characterized by making it.
A second information processing apparatus according to the present invention is an information processing apparatus including a photographing mode for photographing a subject and an information input mode for inputting audio data by the information input device, wherein the photographing mode and the information input mode are selected. Mode selection means, control means for controlling the mode selection means, and detection means for detecting that an input has been made from the information input device. When the shooting mode is selected by the mode selection means, information input is performed. When the detection means detects that an input has been made from the apparatus, the control means controls the mode selection means to select the information input mode.
A third information processing apparatus according to the present invention is an information processing apparatus including a photographing mode for photographing a subject and an information input mode for inputting memo information, and a recording device for recording an image photographed in the photographing mode. And the memo information input in the information input mode is recorded in the recording device in association with the image within a predetermined time after the recording of the image in the recording device is completed.
According to a fourth information processing apparatus of the present invention, there is provided an information processing apparatus including a photographing mode for photographing a subject and an information input mode for inputting sound data, and a recording device for recording an image photographed in the photographing mode. The audio data input in the information input mode is recorded in the recording device in association with the image within a predetermined time after the recording of the image on the recording device is completed.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0009]
1 and 2 are perspective views showing the configuration of an embodiment of an electronic camera to which the present invention is applied. In the electronic camera of this embodiment, when photographing a subject, the surface directed to the subject is the surface X1, and the surface directed to the user side is the surface X2. A
[0010]
Further, on the surface X1, when shooting with the
[0011]
On the other hand, at the upper end of the surface X2 facing the surface X1 (the position corresponding to the upper end of the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
The clear key 7C is a key operated when deleting recorded information. The cancel
[0016]
The surface X2 is provided with a
[0017]
A surface Z that is the upper surface of the
[0018]
The left side surface (surface Y1) is provided with a
[0019]
On the other hand, on the surface Y2 (right side surface) facing the surface Y1, a
[0020]
In addition, when one switch is pressed by making the height of the
[0021]
The continuous
[0022]
Further, when the pointer of the continuous
[0023]
Further, when the pointer of the continuous
[0024]
Next, the internal configuration of the
[0025]
The in-
[0026]
Four cylindrical batteries (AA batteries) 21 are vertically arranged on the lower side of the
[0027]
On the
[0028]
Further, the
[0029]
When the
[0030]
In this embodiment, the
[0031]
Next, the internal electrical configuration of the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
Further, the
[0035]
Further, the
[0036]
In addition, the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The A / D and D /
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The color measuring element 17 measures the color temperature of the subject and its surroundings and outputs the measurement result to the
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
In response to a signal from the
[0048]
When the operation of the
[0049]
Then, the
[0050]
That is, when the
[0051]
Further, the
[0052]
Further, the
[0053]
The
[0054]
Note that the
[0055]
In accordance with the date / time data supplied from the
[0056]
Further, the
[0057]
The
[0058]
Further, the
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
When a predetermined position of the
[0062]
Next, various operations of the
[0063]
When the user presses the
[0064]
When the
[0065]
When the
[0066]
On the other hand, when the
[0067]
The
[0068]
The A /
[0069]
The
[0070]
As described above, in the
[0071]
Further, as described above, when the
[0072]
Next, shooting of a subject by this apparatus will be described.
[0073]
First, a case where the continuous shooting
[0074]
When the
[0075]
An optical image of a subject observed with the
[0076]
The
[0077]
When the continuous
[0078]
Secondly, a case where the continuous
[0079]
When the
[0080]
An optical image of a subject observed with the
[0081]
That is, the
[0082]
For example, at the time of the first sampling (first frame), the pixel a at the upper left of each region is sampled, and the other pixels b, c, d are thinned out. At the time of the second sampling (second frame), the upper right pixel b in each region is sampled, and the other pixels a, c, d are thinned out. Hereinafter, at the time of the third sampling and the fourth sampling, the lower left pixel c and the lower right pixel d are sampled, and the other pixels are thinned out. That is, each pixel is sampled every four frames.
[0083]
The image signal sampled by the image processing unit 31 (image signal of one-fourth of all the pixels of the CCD 20) is supplied to the A /
[0084]
The
[0085]
Thirdly, a case where the continuous shooting
[0086]
When the
[0087]
An optical image of a subject observed with the
[0088]
That is, the
[0089]
For example, at the time of the first sampling (first frame), the upper left pixel a of each region is sampled, and the other pixels b to i are thinned out. At the time of the second sampling (second frame), the pixel b arranged on the right side of the pixel a is sampled, and the other pixels a, c to i are thinned out. Hereinafter, in the third and subsequent samplings, the pixel c, the pixel d,... Are sampled, and the other pixels are thinned out. That is, each pixel is sampled every nine frames.
[0090]
The image signal sampled by the image processing unit 31 (image signal of 1/9 of all the pixels of the CCD 20) is supplied to the A /
[0091]
The
[0092]
If necessary, the
[0093]
Next, an operation when inputting two-dimensional information (pen input information) from the
[0094]
When the
[0095]
As described above, since the
[0096]
In addition, when a photographic information is displayed on the
[0097]
The user can select the color of the memo displayed on the
[0098]
When the execution key 7B of the
[0099]
Note that the memo information recorded in the
[0100]
Therefore, in the present embodiment, the memo information is compressed by the run length method used in a fax or the like. In the run length method, the memo screen is scanned in the horizontal direction, the length of information (dots) for each color such as black, white, red, blue, etc., and the length of no information (portion without pen input). This is a method of compressing memo information by encoding the length.
[0101]
By using this run length method, it is possible to compress the memo information to the minimum, and even when the compressed memo information is expanded, it is possible to suppress the loss of information. Note that the memo information may be not compressed when the amount of information is relatively small.
[0102]
Further, as described above, when a photographic image is displayed on the
[0103]
When data is recorded in the voice recording area, the photographed image recording area, or the memo information recording area of the
[0104]
On the display screen of the
[0105]
A thumbnail image is displayed on the right side of the recording time. This thumbnail image is created by thinning out (reducing) the bitmap data of each image data of the photographed image data recorded in the
[0106]
The memo symbol “*” indicates that a predetermined memo is recorded as line drawing information.
[0107]
A voice presence / absence mark (note) is displayed on the right side of the thumbnail image display area, and the recording time (seconds) is displayed on the right side of it (if no audio information is input, these are Do not show).
[0108]
The user selects and designates information to be reproduced by pressing the desired voice presence / absence mark on the
[0109]
For example, when the voice presence / absence mark displayed as “10:16” shown in FIG. 9 is pressed by the
[0110]
When reproducing the captured image data recorded on the
[0111]
The
[0112]
The image shot in the S mode is displayed on the
[0113]
Images taken in the L mode are continuously displayed on the
[0114]
Normally, the human eye reacts sensitively to degradation of the resolution of a still image, and thus thinning out still image pixels is perceived by the user as degradation of image quality. However, when the continuous shooting speed at the time of shooting is increased and 8 frames are shot per second in the L mode and this image is reproduced at a speed of 8 frames per second, the number of pixels of each frame is the number of pixels of the
[0115]
That is, if the number of pixels in one frame of the image shot in the S mode is 1, the number of pixels in one frame of the image shot in the L mode is ¼. When an image (still image) taken in the S mode is displayed on the
[0116]
Furthermore, in this embodiment, different pixels are sampled for each frame, and the sampled pixels are displayed on the
[0117]
In addition, images taken in the H mode are continuously displayed on the
[0118]
In this embodiment, when the subject is imaged in the L mode and the H mode, the
[0119]
By the way, in the present embodiment, as described above, not only a light image of a subject but also memo (line drawing) information can be recorded. In the present embodiment, modes for inputting these information (photographing mode and memo input mode) are provided, and these modes are appropriately selected according to the user's operation, and the information input is executed smoothly. It is made so that.
[0120]
FIG. 10 is a flowchart illustrating an example of processing executed in the present embodiment.
[0121]
First, when the power is turned on by operating the
[0122]
When this process is executed, the
[0123]
In step S2, the
[0124]
In step S3, the
[0125]
In step S5, the
[0126]
Note that the normal memo input mode is a mode in which only a memo is input independently of the captured image. In this memo normal input mode, the background color of the
[0127]
In step S7, the
[0128]
In step S8, the
[0129]
On the other hand, if it is determined in step S8 that the value of the variable chk is “1” (YES), the process proceeds to step S10. In step S10, the
[0130]
Next, the above process will be described with a specific example.
[0131]
Now, it is assumed that an image as shown in FIG. 12 is taken, and the
[0132]
In step S3, it is determined whether or not photographing has been executed within a predetermined time (for example, within 5 seconds immediately before the
[0133]
In step S5, after “1” is assigned to the variable chk, the process proceeds to step S6. Then, the memo superimposing input mode is started. When this mode is started, as shown in FIG. 13, it becomes possible to input a memo with the
[0134]
In subsequent step S7, the
[0135]
Since chk = 1, it is determined YES in step S8, and the process proceeds to step S10.
[0136]
In step S10, the
[0137]
When a list of information (photographed image and memo information) recorded as described above is displayed, a thumbnail image and a memo symbol are displayed as shown in the uppermost “10:05” information in FIG. Will be. That is, these two pieces of information are handled as the same recording unit. Therefore, when this information is reproduced, an image in which the photographed image and the memo are superimposed is displayed as shown in FIG.
[0138]
If it is determined in step S3 that shooting has not been performed within a predetermined time (NO), the process proceeds to step S4, and the normal memo input mode is started. In this case, A display as shown in FIG. 14 is made.
[0139]
That is, in the memo normal input mode, the background color of the
[0140]
The memo information input in such a normal memo input mode is stored in a predetermined area of the
[0141]
In the present embodiment, when the
[0142]
In the above embodiment, the memo superimposing input mode is set when the
[0143]
FIG. 11 is a flowchart for explaining an example of processing for entering the memo superimposing input mode when the
[0144]
In this figure, the same parts as those in FIG. 10 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0145]
In this process, the process of step S3 in FIG. 10 is changed to step S20. Other processes are the same as those in FIG.
[0146]
In step S20, the
[0147]
According to the processing as described above, it is possible to omit complicated operations related to mode switching by setting the processing time of image compression (for example, 1 to 7 seconds) as the reception time of the memo superimposition input. In addition to the image compression processing, for example, the image processing time including the time until the compressed image data is stored in the
[0148]
By the way, in the above embodiment, the memo overlay input mode is executed when the
[0149]
FIG. 15 is a flowchart for explaining an example of processing that enables the
[0150]
When this process is executed, in step S30, the
[0151]
If the captured image is being processed, the process proceeds to step S32, and the
[0152]
In step S33, the
[0153]
In step S35, the
[0154]
Even when shooting has not been performed immediately before (when chk = 0), it is determined whether or not the
[0155]
In step S36, the
[0156]
On the other hand, if it is determined in step S36 that the value of the variable chk is “1” (photographing was performed immediately before: YES), the process proceeds to step S38. In step S38, the
[0157]
In step S39, the
[0158]
In step S40, the
[0159]
In Step S40, when it is determined that the value of the variable chk is “1” (YES), the process proceeds to Step S42. In step S <b> 42, the
[0160]
Next, the above process will be described with a specific example.
[0161]
Now, assume that an image as shown in FIG. 16 is taken and the processing shown in FIG. 15 is executed while the image processing is being executed. In this case, after the variable chk is initially set to “0” in step S30, it is determined in step S31 that the captured image is being processed (YES), and the process proceeds to step S32.
[0162]
The image processing includes, for example, image compression processing for compressing a captured image, transfer processing for transferring the compressed image to the
[0163]
In step S32, the
[0164]
In FIG.
[0165]
In the subsequent step S35, the
[0166]
In step S36, the
[0167]
When the execution key 7B is pressed after the input of the memo is completed, YES is determined in step S39, and the process proceeds to step S40.
[0168]
In step S40, it is determined whether or not the value of the variable chk is “1”. Since chk = 1 (shooting has been performed) now, it is determined YES and the process proceeds to step S42.
[0169]
In step S42, the
[0170]
When the
[0171]
This memo normal input mode is a mode in which only memo information is input, as in the case shown in FIG.
[0172]
If the execution key 7B is pressed after the memo is input in this memo normal input mode, it is determined as YES in step S39, and then NO in step S40 (chk ≠ 1: shooting is not performed). It progresses to step S41. In step S <b> 41, the
[0173]
FIG. 22 is a flowchart for explaining an example of processing for audio data input.
[0174]
When this process is executed, in step S50, the
[0175]
If the captured image is being processed, the process proceeds to step S52, and the
[0176]
In step S53, the
[0177]
In step S55, the
[0178]
Even when shooting is not performed immediately before (when chk = 0), it is determined whether or not the
[0179]
In step S56, the
[0180]
On the other hand, if it is determined in step S56 that the value of the variable chk is “1” (photographing was performed immediately before: YES), the process proceeds to step S58. In step S58, the
[0181]
In step S60, the
[0182]
In Step S60, when it is determined that the value of the variable chk is “1” (YES), the process proceeds to Step S62. In step S <b> 62, the
[0183]
Next, the above process will be described with a specific example.
[0184]
Now, assume that an image as shown in FIG. 16 is taken and the processing shown in FIG. 22 is executed while the image processing is being executed. In that case, after the variable chk is initially set to “0” in step S50, it is determined in step S51 that the captured image is being processed (YES), and the process proceeds to step S52.
[0185]
Note that the image processing includes, for example, image compression processing for compressing a captured image, transfer processing for transferring the compressed image to the
[0186]
In step S52, the
[0187]
In the subsequent step S55, the
[0188]
In step S56, the
[0189]
In step S60, it is determined whether or not the value of the variable chk is “1”. Now, since chk = 1 (shooting is being performed), it is determined YES and the process proceeds to step S62.
[0190]
In step S 62, the
[0191]
When the
[0192]
This voice normal input mode is a mode in which only voice data is inputted, as in the case shown in FIG.
[0193]
After the memo is input in the normal voice input mode, it is determined NO (chk ≠ 1: no photographing is performed) in step S60, and the process proceeds to step S61. In
[0194]
In the above embodiment, the photographed image and memo information and the photographed image and voice data have been described. However, the memo input mode and voice input mode may be appropriately selected. For example, in step S6 in FIG. 10, when the
[0195]
In addition, a memo may be input when sound is being reproduced. For example, when the reproduction of “10:27” information (sound-only information) shown in FIG. 9 is designated, a note (doublet) mark is displayed on the upper left corner of the
[0196]
When the information recorded as described above is reproduced, a memo and a note mark are displayed on the
[0197]
In the above embodiment, only the photographed image, the memo, and the sound have been described, but it goes without saying that the same processing can be performed for other information.
[0198]
In addition, the present invention is not limited to the electronic camera of the above-described embodiment, and can be applied to other information processing apparatuses.
[0199]
【The invention's effect】
The present inventionAccording to this, it becomes possible to improve the operability regarding the mode switching.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view illustrating a configuration of an electronic camera according to an embodiment of the present invention when viewed from the front.
2 is a perspective view showing a configuration when viewed from the back of the
FIG. 3 is a perspective view showing the
4 is a perspective view showing an internal configuration of the
5 is a diagram for explaining the relationship between the position of the
6 is a block diagram showing an internal electrical configuration of the electronic camera shown in FIGS. 1 and 2. FIG.
FIG. 7 is a diagram illustrating pixel thinning processing in the L mode.
FIG. 8 is a diagram illustrating pixel thinning processing in H mode.
9 is a diagram showing an example of a display screen of the electronic camera shown in FIGS. 1 and 2. FIG.
10 is a flowchart for explaining an example of processing executed in the electronic camera shown in FIG.
FIG. 11 is a flowchart for explaining another example of processing executed in the electronic camera shown in FIG. 1;
12 is a picture of an intermediate image on a display screen displayed when the process of FIG. 10 is executed.
13 is a photograph of an intermediate image on another display screen displayed when the process of FIG. 10 is executed.
FIG. 14 is a diagram illustrating a memo normal input mode.
15 is a flowchart illustrating an example of another process executed in the electronic camera shown in FIG.
16 is a photograph of an intermediate image on a display screen displayed when the process shown in FIG. 15 is executed.
17 is a photograph of an intermediate image on another display screen displayed when the process shown in FIG. 15 is executed.
FIG. 18 is a photograph of an intermediate image of still another display screen displayed when the process shown in FIG. 15 is executed.
FIG. 19 is a photograph of an intermediate image of still another display screen displayed when the process shown in FIG. 15 is executed.
FIG. 20 is a diagram illustrating a display example of a screen when sound is being reproduced.
FIG. 21 is a diagram illustrating a display example when a normal memo input is performed when audio is being reproduced.
FIG. 22 is a flowchart for explaining an example of still another process executed in the electronic camera shown in FIG. 1;
23 is a picture of an intermediate image on a display screen displayed when the process shown in FIG. 22 is executed.
[Explanation of symbols]
1 Electronic camera
2 Finder
3 Shooting lens
4 Light emitting part
5 Speaker
6 LCD
6A touch tablet (detection means)
7 Operation keys
7A Menu key
7B execution key
7C Clear key
7D cancel key
7E Scroll key
8 Microphone
9 Earphone jack
10 Release switch
11 Power switch
12 Recording switch
13 Continuous shooting mode switch
15 Red-eye reduction lamp
16 Photometric element
17 Color measuring element
20 CCD
21 battery
22 capacitors
23 Circuit board
24 memory card
25 LCD switch
26 Display element in the viewfinder
30 Lens drive circuit
31 Image processing unit
32 Analog / digital conversion circuit
33 Digital Signal Processor (DSP)
34 CCD drive circuit
35 frame memory
36 Buffer memory
37 Strobe drive circuit
38 Red-eye reduction lamp drive circuit
39 CPU (mode selection means, control means, detection means)
40 Display circuit in the viewfinder
42 A / D and D / A conversion circuit
45 timer
48 interface
51 Photometry circuit
52 Colorimetric circuit
53 Aperture drive circuit
54 Aperture
Claims (11)
前記撮影モードと前記メモ入力モードとを選択するモード選択手段と、
前記モード選択手段を制御する制御手段と、
前記位置情報入力装置より入力がなされたことを検出する検出手段とを備え、 前記モード選択手段によって前記撮影モードが選択されている場合に、前記位置情報入力装置より入力がなされたことを前記検出手段が検出した場合には、前記制御手段は、前記モード選択手段を制御して前記メモ入力モードを選択させる ことを特徴とする情報処理装置。An information processing apparatus comprising a shooting mode for shooting a subject and a memo input mode for inputting memo information such as a line drawing from a position information input device,
Mode selection means for selecting the shooting mode and the memo input mode;
Control means for controlling the mode selection means;
Detecting means for detecting that an input has been made from the position information input device, and detecting that an input has been made by the position information input device when the photographing mode is selected by the mode selecting means. When the means detects, the control means controls the mode selection means to select the memo input mode.
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。When the subject is photographed in the photographing mode, the control means stops the selection of the memo input mode by the mode selecting means until a predetermined process for the photographed image is completed. The information processing apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。The control unit outputs a message indicating that input of memo information is permitted to a display device when predetermined processing on the photographed image is completed. Information processing device.
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。Memo information that has a display device for displaying an image of a subject and that has been input from the memo input mode within a predetermined time after the subject is photographed in the photographing mode is the subject photographed in the photographing mode. The information processing apparatus according to claim 1, wherein the information processing apparatus is superimposed on the image and output to the display device.
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。A display device that displays an image of the subject, and memo information that has been input from the memo input mode within an image processing time after the subject is photographed in the photographing mode is the subject photographed in the photographing mode; The information processing apparatus according to claim 1, wherein the information processing apparatus is superimposed on the image and output to the display device.
ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。A recording apparatus for recording an image of a subject, and the image of the subject and the memo information output in a superimposed manner on the display device are recorded in the recording device in association with each other. Item 6. The information processing apparatus according to Item 4 or 5.
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の情報処理装置。The information processing apparatus according to claim 1, wherein the position information input device is configured by a touch tablet.
ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。The information processing apparatus according to claim 4, wherein the position information input device is configured by a touch tablet and is arranged so as to overlap with the display device.
前記撮影モードと前記情報入力モードとを選択するモード選択手段と、
前記モード選択手段を制御する制御手段と、
前記情報入力装置より入力がなされたことを検出する検出手段とを備え、前記モード選択手段によって前記撮影モードが選択されている場合に、前記情報入力装置より入力がなされたことを前記検出手段が検出した場合には、前記制御手段は、前記モード選択手段を制御して前記情報入力モードを選択させる
ことを特徴とする情報処理装置。An information processing apparatus comprising a shooting mode for shooting a subject and an information input mode for inputting audio data by an information input device,
Mode selection means for selecting the shooting mode and the information input mode;
Control means for controlling the mode selection means;
Detecting means for detecting that an input has been made from the information input device, and when the photographing mode is selected by the mode selecting means, the detecting means has made an input from the information input device. If detected, the control unit controls the mode selection unit to select the information input mode.
前記撮影モードで撮影された画像を記録する記録装置を有し、前記記録装置に前記画像の記録が終了後、所定の時間内に、前記情報入力モードにより入力されたメモ情報を、前記画像と相互に関連付けて前記記録装置に記録する
ことを特徴とする情報処理装置。 An information processing apparatus having a shooting mode for shooting a subject and an information input mode for inputting memo information,
A recording device for recording an image shot in the shooting mode, and the memo information input in the information input mode within a predetermined time after the recording of the image on the recording device is completed; Record in the recording device in association with each other
An information processing apparatus characterized by that .
前記撮影モードで撮影された画像を記録する記録装置を有し、前記記録装置に前記画像の記録が終了後、所定の時間内に、前記情報入力モードにより入力された音声データを、前記画像と相互に関連付けて前記記録装置に記録する
ことを特徴とする情報処理装置。An information processing apparatus comprising a shooting mode for shooting a subject and an information input mode for inputting audio data ,
A recording device for recording an image shot in the shooting mode, and audio data input in the information input mode within a predetermined time after the recording of the image in the recording device is An information processing apparatus, wherein the information is recorded in the recording apparatus in association with each other.
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