JP4035603B2 - 両面開きの帳綴り - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、小型カレンダー、アルバム、手帳などに採用できる両面開きの帳綴りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面開きの帳綴りには、表記部分をジグザグ折りして、その両端に表紙を取り付けた、経文型のものが知られているが、頁めくりをする際などに、表紙が位置ずれて、表記部分がバラバラに開いてしまい、取扱が不便である。このため、一般には、片側を綴じ込んだ片面開きの帳綴り(所謂、本型)が多用されている。
また、先行技術として、特開平9−156276号公報(発明の名称「両開き綴金具」)において、綴杆またはこれに対応する綴管を保持する両側板の各一側縁部と、ファイル台紙に固定する基板の両側縁部とをそれぞれヒンジピンを介して着脱可能にヒンジ結合する両開き綴金具において、基板の両側縁部に沿う両側部上に、それぞれ弾性伸縮作動部および弾性可撓ロック機構部を有すると共に、ヒンジピンを保持してこれを側板とのヒンジ結合および開放の2位置間で移動するスライド操作板とこのスライド操作板を被覆すると共に、その2位置を規制する被覆板とを設けて構成することにより、簡単かつ安価に構成すると共に綴じ込み操作性を十分に発揮することができることが提案されている。
【0003】
しかしながら、趣味、嗜好性が多様化した現代では、写真立て式の小型カレンダー、アルバム、手帳などの帳綴りに変化を持たせて、その構造の奇異を楽しむことも、購買意欲を駆り立てる上で、かなり有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、片側を開いている時には、他側が開かない状態を維持でき、通常の片側綴じと同等の機能を果たし、しかも、同様にして、他側も開くことができる、特異な構造の帳綴りを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の両面開きの帳綴りでは、複数の基板と、基板間を連結する上下に複数配列の帯板とからなり、前記帯板は、上下配列に関して、順次、基板の反対縁に屈折可能に連結されていることを特徴とする。
【0006】
なお、本発明の実施の形態として、前記帯板が、表裏両面に表示部を備えており、前記基板が、表面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に表側表示部を、また、裏面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に裏側表示部を備えていることが有効である。また、前記表示部が、帯板面および基板面に装着される表示板で構成されているなら、その各表示部の互換性が得られ、また、装幀を豪華にすることできるなどのメリットも得られる。更に、前記帯板を基板と一体に形成することで、構造の単純化、製造の低廉化も達成できる。
【0007】
このような、本発明の構成では、表面側を見開きしている時、裏面側は、閉じられた状態を維持できるので、使用に際しては、本綴じの要領で取り扱え、しかも、裏面側を見開きする場合も同様であって、帳綴りの構造として、奇異の感を呈し、利用者の趣味、嗜好性を満足できる。このため、製品としての購買意欲もかき立てられ、販売促進にも寄与できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す、写真立て式の小型カレンダーの構造を参照して具体的に説明する。本発明の両面開きの帳綴りは、基本的構成として、複数の基板(この実施の形態では、2枚の方形の厚紙)1a、1bと、基板1a、1b間を連結する上下に複数配列の帯板(この実施の形態では、上下3段に配列される3枚の短冊形の紙片)2a、2b、2cとからなる(図1及び図2を参照)。
【0009】
帯板2a、2b、2cは、上下配列に関して、順次、基板1a、1bの反対縁に屈折可能に連結されている。即ち、この実施の形態では、帯板2a、2cが、その各一端を基板1aの表面側の前縁に連結しており、その各他端を基板1bの裏面側の前縁に連結している。また、帯板2bが、その一端を基板1aの裏面側の前縁に連結しており、その他端を基板1bの表面側の前縁に連結している(図3及び図4を参照)。
【0010】
また、この実施の形態では、帯板2a、2b、2cが、表裏両面に表示部2a−1、2b−1、2c−1および2a−2、2b−2、2c−2を備えており、基板1a、1bが、表面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に表側表示部1a−2、1b−1、1b−3を、また、裏面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に裏側表示部1a−1、1a−3、1b−2を備えている。そして、前記表示部が、帯板面および基板面に装着される表示板3a〜3l(この実施の形態では、12ヶ月の各月のカレンダーを表記したもの)で構成されている(図5及び図6を参照)。なお、このように表示板を装着する場合には、前記基板と帯板との連結個所の強度を十分にするために、その帯板に、腰のある布などの材料を用いることも可能である(図7を参照)。
【0011】
このような、本発明の構成では、表面側を見開きしている時(図1を参照)、裏面側は、閉じられた状態を維持できるので、使用に際しては、本綴じの要領で取り扱え、しかも、裏面側を見開きする場合(図2を参照)も同様であって、帳綴りの構造として、奇異の感を呈し、利用者の趣味、嗜好性を満足できる。このため、製品としての購買意欲もかき立てられ、販売促進にも寄与できる。特に、この実施の形態では、その各表示部について、表示板の貼り付けにより、優れた選択性が得られ、基板と帯板との構成を共用して、表示板の互換性、汎用性が得られ、また、装幀を豪華にすることできるなどのメリットも得られる。
【0012】
なお、上述の構成では、帯板2a、2b、2cは、それぞれ、両端に糊付け代2xを備えているが、帯板と基板とを1枚の紙片から切り出して、一体に形成してもよい(図8を参照)。このように構成することで、構造の単純化、製造の低廉化も達成できる。また、その変形として、帯板2a、2b、2cは、基板と糊付けされる側に、帯板の長さに相当する糊付け部2yを設けることで、一枚の紙片から、両基板1a、1bおよび帯板2a、2b、2cを形成することができる(図9を参照)。ここでは、帯板2a、2b、2c間に切り込み線3a、3bを入れることになる。そして、糊付け部2yを基板に貼り付けることで、基板自体は、実質的な二枚重ねの、厚紙の状態にすることができる。
【0013】
(第2の実施の形態)
この実施の形態は、本発明に係る両面開きの帳綴りの構成をアルバム(あるいは手帳)に適用した場合の事例である。ここでは、基板が多数枚(11a、11b、11c・・・)、これに対応する帯板が多数枚(21a、22a、23a・・・、21b、22b、23b・・・、21c、22c、23c・・・)用意される。そして、その構成の仕方は、前述の実施の形態を基本単位とする連続構成で実現できる(図10〜図12を参照)。なお、図中、表示板は符号3で示している。
【0014】
このような構成では、前述の実施の形態と同様に、帳綴りの構造として、奇異の感を呈し、利用者の趣味、嗜好性を満足できる。このため、製品としての購買意欲もかき立てられ、販売促進にも寄与できる。しかも、例えば、アルバムの場合、表側面に貼る写真と、裏面に貼る写真とを、その内容によって、2通りに仕分けできる。また、例えば、手帳の場合、表面側に公式の記録、裏面側に私的な記録をするなどの仕分けができる。
【0015】
なお、上述の実施例に限らず、本発明に係る両面開きの帳綴りの構成は、表面側に日本文、裏面側に外国文を載せるなどの書籍の構造などにも採用できることは勿論である。また、帯板の上下配列は、本発明の実施の形態に限られるものではなく、更に多段の構成にしても良いことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、以上詳述したようになるので、片側を開いている時には、他側が開かない状態を維持でき、通常の片側綴じと同等の機能を果たし、しかも、同様にして、他側も開くことができるから、利用者の趣味、嗜好性を満足できるだけでなく、その構造の奇異な感じから、製品としての購買意欲もかき立てられ、販売促進にも寄与できるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示す表面側の斜視図である。
【図2】同じく、第1の実施の形態を示す裏面側の斜視図である。
【図3】同じく、一部を分解して示す表面側の斜視図である。
【図4】同じく、一部を分解して示す裏面側の斜視図である。
【図5】同じく、表示板を装着する場合の正面側の分解斜視正面図である。
【図6】同じく、表示板を装着する場合の裏面側の分解斜視正面図である。
【図7】同じく、カレンダーの表示された表示板を示す正面図である。
【図8】基板と帯板とを一体に形成している正面図及び分解斜視図である。
【図9】更に、多数の基板と帯板とを一体に形成する場合に適した事例を示す正面図である。
【図10】本発明に係る第2の実施の形態を示す一部分解斜視図である。
【図11】同じく、分解斜視図である。
【図12】同じく、表示板を取り付ける場合の事例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,11a,11b,11c・・・ 基板
1a−2,1b−1,1b−3 表側表示部
1a−1,1a−3,1b−2 裏側表示部
2a,2b,2c,21a,21b,21c,22a,22b,22c・・・帯板
2a−1,2b−1,2c−1,2a−2 ,2b−2,2c−2 表示部
2x,2y 糊付け代
3a〜3l,3 表示板
Claims (4)
- 複数の基板と、基板間を連結する上下に複数配列の帯板とからなり、前記帯板は、上下配列に関して、順次、基板の反対縁に屈折可能に連結されていることを特徴とする両面開きの帳綴り。
- 前記帯板は、表裏両面に表示部を備えており、前記基板は、表面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に表側表示部を、また、裏面側の前縁で連結された帯板の重ならない部分に裏側表示部を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の両面開きの帳綴り。
- 前記表示部は、帯板面および基板面に装着される表示板で構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の両面開きの帳綴り。
- 前記帯板は、基板と一体に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の両面開きの帳綴り。
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