JP4033989B2 - Satellite navigation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、GLONASS衛星からの信号を受信し、現在時刻や利用者の現在位置を計算する衛星航法装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロシア連邦共和国が運営するGLONASS衛星航法システムは、米国の衛星航法システムであるGPSに類似したシステムであり、利用者の受信機では、衛星から放送されている航法データ情報を収集し、これらのデータを用いて測位計算を行う。
【0003】
GLONASS衛星航法システムの航法データは、放送している衛星自身の精密軌道データや時刻情報などの集まりであるエフェメリスデータと、他の衛星の分まで含んだ全衛星の概略軌道データであるアルマナックデータとから構成されている。このGLONASS衛星航法システムの航法データのフォーマットを図1に示す。
【0004】
図1に示すとおり、GLONASSの航法データは、2秒間で放送されるラインと呼ばれるデータ群を最小単位とし、15個のラインで構成されるフレーム、5個のフレームで構成されるスーパーフレーム、という構造になっている。したがって、各フレーム1〜5は、それぞれ30秒の放送時間を要し、またスーパーフレームは、2分30秒の放送時間を要する。このように構成される航法データが、繰り返し放送される。
【0005】
このうち、すべてのフレームは、ライン番号1〜4がエフェメリスデータであり、ライン5〜15がアルマナックデータである。そして、ライン5が基準時刻を示し、ライン6〜15はそれぞれ2つのラインで一つの衛星の軌道データを示す。一つのフレームでは5個の衛星のアルマナックデータしか表現できず、GLONASS衛星は全部で24個であるため、5個のフレームすなわちスーパーフレームを使って、すべての衛星のアルマナックデータを伝送している。
【0006】
受信機にて可視衛星を選択する計算を行う際には、すべての衛星の軌道データならびに使用可能/不可能情報が必要であるが、これらをエフェメリスデータから収集しようとすると、各衛星が順々に上空に現れるのを待たなければならず、すべての衛星の情報を収集するのに24時間かかってしまう。この点、アルマナックデータは、他の衛星の分まで含んだ全衛星の軌道データであるので、上空にいる可視衛星の内、最低1個の衛星からの放送が受信できれば、すべての衛星の軌道データならびに使用可能/不可能の情報を得ることができるので有用である。
【0007】
GLONASSアルマナックでは、前述のように基準時刻はライン5に配置されているが、この基準時刻はどの衛星の軌道データも同一の基準時刻(元期)としている。また、各衛星の軌道データは、ライン6からライン15にあり、一つの衛星につき連続する偶数・奇数の二つのラインを使用している。
【0008】
具体的には、図1に示すように、1番の衛星データはフレーム1のライン6とライン7,2番の衛星データはフレーム1のライン8とライン9、5番の衛星データはフレーム1のライン14とライン15、6番の衛星データはフレーム2のライン6とライン7、という具合になっている。このため、例えば2番の衛星の軌道データを得るには、フレーム1のライン5,ライン8,ライン9を収集する必要がある。
【0009】
各衛星は、定期的にアルマナックデータを更新する。現状では1日毎に、ロシア連邦共和国時間の午前0時に更新が行われている。更新と更新の間、現状では丸一日は、同じアルマナックデータが放送されている。
【0010】
更新は、スーパーフレームの切り替わり目で行われるので、一つのスーパーフレーム内のアルマナックデータの同一性は保証されているが、更新時点を挟んだ隣り合う二つのスーパーフレームのアルマナックデータは互いに異なる。
【0011】
このように、アルマナックデータが更新されるため、アルマナックデータを収集する際に、注意を要する。例えば、収集を開始した時点が、あるスーパーフレームの最後のフレーム5のライン8が放送されている時で、そのフレーム5からライン8とライン9を収集し、次のスーパーフレームの最初のフレーム1からライン5を収集し、それらを合わせて一つの衛星のアルマナックデータと見なそうとした場合である。この場合に、運悪くこのスーパーフレームの切り替わり目でアルマナックデータの更新が行われていたとすると、軌道データと基準時刻との間に矛盾が生じ、可視衛星の選択計算に大きな誤差を生じてしまう。
【0012】
一方、参考のためにGPSについてみると、GPSの航法データは、サブフレームと呼ばれるデータ単位に分割されて放送されているが、一つの衛星のアルマナックデータが基準時刻データまで含めて単一のサブフレームに収まっているので、収集時にサブフレーム単位のパリティチェックに合格すれば、軌道データに矛盾がないことが保証されるから、GLONASSのような問題は生じない。
【0013】
これは、衛星毎に軌道データの基準時刻が異なっていたとしても一つの衛星の軌道データとその基準時刻との間に矛盾がなければ、可視衛星の選択計算に不都合はないからである。GLONASSの場合は、一つの衛星のアルマナックデータが複数のラインに振り分けられているため、前述のように軌道データとその基準時刻との間に矛盾を生じる場合がでてくるわけである。
【0014】
このような問題を避けるため、従来は、同一フレーム内ではアルマナック基準時刻と各衛星の軌道データの同一性が保証されていることから、アルマナック基準時刻データを有するライン5が収集されてから同一フレーム内である30秒以内に、ライン6からライン15までの内、偶数ラインと奇数ラインとが連続して収集できた場合にのみ、その衛星のアルマナックデータの収集成功としていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法においては、例えば受信機を車両に搭載して市街地を走行するような状況で、ライン5が放送される時点に衛星からの信号が建物に遮蔽されてライン5が収集されなかった場合に、その後車両が建物の陰から出て再び信号が受信され始め、そのフレームのライン6からライン15の内、受信できたものがあっても、それらのデータは廃棄され、アルマナックデータとしては収集されない。
【0016】
一つのラインの放送時間は2秒間であり、その間、一部でもデータが欠損するとラインのパリティチェックで不合格とされてしまうため、ライン5の放送時間中にわずかでも信号の中断があると、例えライン6からライン15までの20秒間連続して受信できていたとしても、それらの受信データはすべて無駄になってしまう。市街地では、建物による遮蔽は頻繁に発生するため、従来の方法では、アルマナックの収集効率は著しく低い値となってしまう。
【0017】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、GLONASS衛星からのアルマナックデータの収集に際し、アルマナック基準時刻を含むライン5と、一つの衛星のアルマナックデータを含む偶数・奇数ラインのペアが、1フレームの時間を超えて別々の時点に収集された場合でも、それらを合わせて一つの衛星のアルマナックデータと見なして収集することができる衛星航法装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の衛星航法装置は、GLONASS衛星からの航法データを収集するラインデータ収集部と、該ラインデータ収集部で収集した航法データのライン番号を判定するライン番号判定手段と、該ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号5が収集された際に、そのアルマナック基準時刻を記録するアルマナック基準時刻記憶手段と、前記ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号6からライン番号15が収集された際に偶数ラインのアルマナックデータを記憶する偶数ラインデータ記憶手段と、前記ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号6からライン番号15が収集された際に奇数ラインのアルマナックデータを記憶する奇数ラインデータ記憶手段と、時計と、該時計の時刻に基づいて、前記偶数ラインのデータを収集した時刻を記憶する偶数ライン収集時刻記憶手段と、前記時計の時刻に基づいて、前記奇数ラインのデータを収集した時刻を記憶する奇数ライン収集時刻記憶手段と、前記奇数ラインが収集された後に、前記奇数ラインデータ記憶手段に記憶されている奇数ライン番号から、前記偶数ラインデータ記憶手段に記憶されている偶数ライン番号を減じたライン番号の差、及び前記偶数ライン収集時刻記憶手段に記憶されている時刻と前記奇数ライン収集時刻記憶手段に記憶されている時刻との時刻差を計算する収集ライン比較手段と、該収集ライン比較手段の比較結果が、ライン番号の差が1で、かつ時刻差が航法データの1フレームの長さよりも短かった場合に、前記偶数ラインデータ記憶手段に記憶されている偶数ラインデータと前記奇数ラインデータ記憶手段に記憶されている奇数ラインデータとを合わせて、同一の衛星のアルマナックデータとして衛星ごとに一時的に記憶するアルマナックデータ一時記憶手段と、アルマナック基準時刻が収集される度に、この収集されたアルマナック基準時刻と前記アルマナック基準時刻記憶手段に記憶されているアルマナック基準時刻とを比較し、アルマナック基準時刻が変化したか否かを検出するアルマナック基準時刻変化検出手段と、アルマナックデータ正式記憶手段と、前記アルマナック基準時刻変化検出手段により、アルマナック基準時刻が変化していないことが検出された場合に、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを前記アルマナックデータ正式記憶手段に記憶し直すとともに、アルマナック基準時刻が変化していることが検出された場合に、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを廃棄する記憶制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
また、記憶制御手段はさらに、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを前記アルマナックデータ正式記憶手段に記憶し直した後に、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを廃棄するものであることを特徴とする。
【0020】
この本発明の構成によれば、GLONASS衛星からのアルマナックデータの収集に際し、アルマナック基準時刻を含むライン5と、一つの衛星のアルマナックデータを含む偶数・奇数ラインのペアが、1フレームの時間を超えて別々の時点に収集された場合でも、それらを合わせて一つの衛星のアルマナックデータと見なして収集することができる。
【0021】
また、アルマナックデータと同じライン内にあり、衛星に異常が発生した際などに随時更新される衛星の使用可能/不可能情報を、本発明では、アルマナック基準時刻が変化しない間は、各衛星のアルマナックデータを新たに収集されたアルマナックデータで上書きしていくので、衛星の使用可能/不可能情報をいち早く収集できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、全体構成図を示す図2とともに、GLONASS航法データのフォーマットを示す図1を、参照して説明する。
【0023】
図2において、受信アンテナ1はGLONASS衛星からの信号を受信する。ラインデータ収集部2は、受信アンテナ1で受信されたGLONASS航法データからラインの境界を検出し、ライン毎のデータを収集する。ライン番号判定部3は、収集されたラインデータのライン番号を判定する。アルマナック基準時刻記憶部4は、収集されたラインがアルマナック基準時刻を含むライン5であると判定された場合に、そのライン5内に含まれるアルマナック基準時刻を記憶する。時計5は、GLONASS信号処理に用いている水晶発振器を共用するもので、その時刻精度は衛星搭載の時計の精度に比して低いものであるが、本発明の用途には十分な精度を持っている。
【0024】
偶数ラインデータ一時記憶部6は、収集されたラインがライン6からライン15の内の偶数ラインと判定された場合に、そのラインのデータを一時的に記憶する。偶数ライン収集時刻記憶部7は、偶数ラインデータ一時記憶部6に記憶された偶数ラインの最後尾が収集された時刻を記憶する。この時刻は、時計5の時刻を使用するので誤差を含んでいる可能性があり、相対時刻として扱う。奇数ラインデータ一時記憶部8は、収集されたラインがライン6からライン15の内の奇数ラインと判定された場合に、そのラインのデータを一時的に記憶する。奇数ライン収集時刻記憶部9は、奇数ラインデータ一時記憶部8に記憶された奇数ラインの最後尾が収集された時刻を記憶する。この時刻は、時計5の時刻を使用するので誤差を含んでいる可能性があり、相対時刻として扱う。
【0025】
収集ライン比較部10は、奇数ラインデータ一時記憶部8にデータが記憶された時点で起動される。一つの衛星のアルマナックデータは、連続する偶数ラインと奇数ラインとに振り分けられているので、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかを検証する。検証の結果、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであると判定されたデータが有効なものとして利用される。
【0026】
この収集ライン比較部10における、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかの検証は次のように行われる。
【0027】
まず、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とから、それぞれの記憶データのライン番号を取得する。それらのライン番号が、「(奇数ライン番号)−(偶数ライン番号)=1」であったならば、さらに、偶数ライン収集時刻記憶部7と奇数ライン収集時刻記憶部9とから、ライン収集時刻を取得する。それらの時刻が,「{(奇数ライン収集時刻)−(偶数ライン収集時刻)}≦5秒」であったならば、これらは同一のアルマナックデータであると判定する。
【0028】
このラインの収集時刻に5秒以内という制限を設けているのは、誤判定を防止するためである。すなわち、フレーム1のライン6とフレーム2のライン7とを収集した場合を例に取ってみると、これらは異なる衛星のアルマナックデータであるにもかかわらず、GLONASS航法データの各ラインには、そのラインが何番目のフレームに属するかというデータがないため、ライン番号からだけで判断すると同一の衛星のアルマナックデータであるかのように見えてしまう。
【0029】
このような誤判定を防止し、収集した偶数ラインと奇数ラインとが同一のフレームに属することを検定するには、ラインの放送時間が2秒間で、フレームの放送時間が30秒であることから、「2秒≦{(奇数ライン収集時刻)−(偶数ライン収集時刻)}<32秒」であることを確認すればよい。2秒以上という条件はラインの放送時間が2秒間という事実から恒に成立するので、2秒と32秒の間の適当な値を選定すればよい。前記の5秒は、適当な値として選択された値である。
【0030】
アルマナックデータ一時記憶部11は、24個のGLONASS衛星のアルマナックデータを別々に記憶できるように24個の記憶場所が用意されている。収集ライン比較部10にて、同一の衛星のアルマナックデータであると判定された場合に、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8のデータを合わせて所定の衛星番号の記憶場所に収納する。衛星番号はアルマナックデータの内の一つのパラメータとして提供されているので、その判別は容易である。
【0031】
アルマナック基準時刻変化検出部12は、アルマナック基準時刻記憶部4でアルマナック基準時刻が記憶された時点で起動される。このアルマナック基準時刻変化検出部12では、今回収集された新たなアルマナック基準時刻と、前回収集されたアルマナック基準時刻とを比較し、アルマナック基準時刻が変化したか否かの検出結果をアルマナックデータ一時記憶部11に伝える。
【0032】
アルマナックデータ正式記憶部13は、24個のGLONASS衛星のアルマナックデータを別々に記憶できるように24個の記憶場所が用意されている。このアルマナックデータ正式記憶部13に記憶されたアルマナックデータが可視衛星の選択計算に使用される。
【0033】
これらアルマナックデータ一時記憶部11、アルマナック基準時刻変化検出部12およびアルマナックデータ正式記憶部13の相互の関連動作は、次のようになる。すなわち、アルマナックデータ一時記憶部11は、アルマナック基準時刻変化検出部12から伝えられた検出結果が、まず、アルマナック基準時刻に変化なしの場合には、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されているアルマナックデータを、アルマナックデータ正式記憶部13の該当する衛星番号の記憶場所に転送する。この転送は、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている衛星アルマナックデータのすべてについて実施する。この転送の後に、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている転送済みのすべての衛星アルマナックデータを破棄する。
【0034】
このアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている転送済みのすべての衛星アルマナックデータは、もはやアルマナックデータ一時記憶部11に残しておく必要はなく、むしろ残しておくことによりその後アルマナックデータ一時記憶部11からアルマナックデータ正式記憶部13にアルマナックデータを転送することとなった際に、不要なデータまで転送することになり処理負荷の増大を招くことになるので、破棄することとしている。ただ、本発明の動作上、残しておいたとしても支障はない。
【0035】
次に、アルマナック基準時刻に変化ありの場合には、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている衛星アルマナックデータをすべて破棄する。なぜなら、この場合には、この間に収集された衛星アルマナックデータは更新前の基準時刻に基づくものであるか更新後の基準時刻に基づくものであるかが判別できず、また複数の衛星アルマナックデータが収集されているときには混在していると考えられるので、これらの衛星アルマナックデータを採用することは危険であることによる。
【0036】
このように構成されている本発明の実施例にかかる、衛星アルマナックデータの取得動作について、以下説明する。
【0037】
まず、衛星アルマナックデータの収集の間に、受信信号の中断がなく、また基準時刻の変化のない場合の、衛星アルマナックデータの収集動作について説明する。
【0038】
衛星アルマナックデータの収集動作が、例えばフレーム2のライン3を放送中に始まったと仮定する。ラインデータ収集部2で収集したラインデータのライン番号がライン番号判定部3で判定され、ライン番号5と判定されたときに、このライン5の基準時刻がアルマナック基準時刻記憶部4に記憶される。
【0039】
フレーム2のライン番号6が収集されると、そのラインデータが偶数ラインデータ一時記憶部6に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が偶数ライン収集時刻記憶部7に記憶される。引き続いて、フレーム2のライン番号7が収集されると、そのラインデータが奇数ラインデータ一時記憶部8に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が奇数ライン収集時刻記憶部9に記憶される。
【0040】
奇数ラインデータ一時記憶部8にデータが記憶された時点で収集ライン比較部10が起動され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかが判定される。この例の場合には、同一の衛星のアルマナックデータであると判定され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8に記憶されているアルマナックデータは衛星6のアルマナックデータとしてアルマナックデータ一時記憶部11の衛星6に対応した記憶場所に記憶される。
【0041】
同様にして、フレーム2の、ライン番号8とライン番号9のデータ、ライン番号10とライン番号11のデータ、ライン番号12とライン番号13のデータ、およびライン番号14とライン番号15のデータが、それぞれ衛星7、衛星8、衛星9、および衛星10のアルマナックデータとして、アルマナックデータ一時記憶部11の各衛星に対応した記憶場所にそれぞれ記憶される。
【0042】
引き続いて、フレーム3のライン5が受信されると、そのライン番号5がライン番号判定部3で判定され、ライン5の基準時刻がアルマナック基準時刻記憶部4に記憶される。このときアルマナック基準時刻変化検出部12で、今回収集されたアルマナック基準時刻と前回収集され記憶されていた基準時刻とを比較し、基準時刻変化なしと判定する。この変化なしの判定結果により、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されていた各衛星のアルマナックデータが、アルマナックデータ正式記憶部13に転送され各衛星に対応した記憶場所にそれぞれ正式に記憶される。また、アルマナックデータ正式記憶部13に転送済みとなったアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されていた各衛星のアルマナックデータは、廃棄される。
【0043】
このようにして、フレーム4の衛星16〜衛星20のアルマナックデータ、フレーム5の衛星21〜衛星24のアルマナックデータ、フレーム1の衛星1〜衛星5のアルマナックデータが、順次アルマナックデータ正式記憶部13に転送され各衛星に対応した記憶場所にそれぞれ正式に記憶される。
【0044】
その後も、この動作が繰り返して行われ、各フレームの各衛星のアルマナックデータが収集され、順次アルマナックデータ正式記憶部13に転送され、各衛星に対応した記憶場所にそれぞれ正式に上書き記憶されていく。
【0045】
このように繰り返し上書き記録されていくこととしているのは、アルマナックデータと同じライン内に配置されており、衛星に異常が発生した際などに随時変更される、衛星の使用可能/不可能情報を、1日1回のアルマナック更新タイミングとは別に、いち早く収集するためである。
【0046】
さて、次に、衛星アルマナックデータの収集の間に、受信信号が中断された場合の、衛星アルマナックデータの収集動作について説明する。
【0047】
前述した、衛星アルマナックデータの収集の間に、受信信号の中断がなく、また基準時刻の変化のない場合の、衛星アルマナックデータの収集動作についての説明と同様に、衛星アルマナックデータの収集動作が、例えばフレーム2のライン3を放送中に始まったとする。そして、フレーム2のライン番号7のアルマナックデータを受信中に受信信号が中断された場合(これを場合1とする)と、フレーム2のライン番号8のアルマナックデータを受信中に受信信号が中断された場合(これを場合2とする)と、フレーム3のライン番号5のアルマナック基準時刻データを受信中に受信信号が中断された場合(これを場合3とする)とを、それぞれ例として想定する。
【0048】
場合1においては、ラインデータ収集部2で収集したラインデータのライン番号がライン番号判定部3で判定され、ライン番号5と判定されたときに、ライン5の基準時刻がアルマナック基準時刻記憶部4に記憶される。
【0049】
フレーム2のライン番号6が収集されると、そのラインデータが偶数ラインデータ一時記憶部6に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が偶数ライン収集時刻記憶部7に記憶される。引き続いて、フレーム2のライン番号7が収集されている途中に、受信信号が中断されるから、そのライン番号7のアルマナックデータはラインパリティチェックで不合格とされる。したがって、奇数ラインデータ一時記憶部8にライン番号7のアルマナックデータは記憶されず、収集ライン比較部10での収集ラインの比較動作も行われない。
【0050】
そして、フレーム2のライン番号8が収集されると、そのラインデータが偶数ラインデータ一時記憶部6に上書きして一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が偶数ライン収集時刻記憶部7に記憶される。引き続いて、フレーム2のライン番号9が収集されると、そのラインデータが奇数ラインデータ一時記憶部8に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が奇数ライン収集時刻記憶部9に記憶される。
【0051】
奇数ラインデータ一時記憶部8にデータが記憶された時点で収集ライン比較部10が起動され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかが判定される。この場合には、同一の衛星のアルマナックデータであると判定され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8に記憶されているアルマナックデータは衛星6のアルマナックデータとしてアルマナックデータ一時記憶部11の衛星6に対応した記憶場所に記憶される。
【0052】
このようにして、一部でも受信中断のあったラインデータを含む衛星6のアルマナックデータは収集されず、ペアとなるラインデータのいずれにも受信中断のない衛星のアルマナックデータのみがアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されることになる。
【0053】
場合2においては、ラインデータ収集部2で収集したラインデータのライン番号がライン番号判定部3で判定され、ライン番号5と判定されたときに、ライン5の基準時刻がアルマナック基準時刻記憶部4に記憶される。
【0054】
フレーム2のライン番号6が収集されると、そのラインデータが偶数ラインデータ一時記憶部6に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が偶数ライン収集時刻記憶部7に記憶される。
引き続いて、フレーム2のライン番号7が収集されると、そのラインデータが奇数ラインデータ一時記憶部8に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が奇数ライン収集時刻記憶部9に記憶される。
【0055】
奇数ラインデータ一時記憶部8にデータが記憶された時点で収集ライン比較部10が起動され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかが判定される。この場合には、同一の衛星のアルマナックデータであると判定され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8に記憶されているアルマナックデータは衛星6のアルマナックデータとしてアルマナックデータ一時記憶部11の衛星6に対応した記憶場所に記憶される。
【0056】
引き続いて、フレーム2のライン番号8が収集されている途中に、受信信号が中断されるから、そのライン番号8のアルマナックデータはラインパリティチェックで不合格とされる。したがって、偶数ラインデータ一時記憶部6にライン番号8のアルマナックデータは記憶されず、偶数ラインデータ一時記憶部6には依然としてライン番号6のアルマナックデータが記憶されている。また、偶数ライン収集時刻記憶部7にはライン番号6のラインデータの終了時の時刻が記憶されている。
【0057】
そして、引き続いて、フレーム2のライン番号9が収集されると、そのラインデータが奇数ラインデータ一時記憶部8に一時記憶されるとともに、そのラインデータの終了時の時刻が奇数ライン収集時刻記憶部9に記憶される。
【0058】
奇数ラインデータ一時記憶部8にデータが記憶された時点で収集ライン比較部10が起動され、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータが同一の衛星のアルマナックデータであるかどうかが判定される。この例の場合には、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8とに記憶されたデータは、同一のフレームにおけるものであるが、ライン番号の差が3であるから、収集時刻差を見るまでもなく(6秒であるから、収集時刻でも条件を満足しない)、同一の衛星のアルマナックデータではないと判定される。したがって、偶数ラインデータ一時記憶部6と奇数ラインデータ一時記憶部8に記憶されているアルマナックデータは、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されない。
【0059】
このようにして、場合2においても、一部でも受信中断のあったラインデータを含む衛星7のアルマナックデータはアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されず、ペアとなるラインデータのいずれにも受信中断のない衛星のアルマナックデータのみがアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されることになる。
【0060】
場合3においては、フレーム2のライン番号6〜ライン番号15のアルマナックデータに基づいて、衛星6〜衛星10のアルマナックデータがアルマナックデータ一時記憶部11に記憶される。ここまでは、前述した受信信号の中断のない時と同じである。
【0061】
この例の場合には、フレーム3のライン番号5の収集中に受信信号が中断するから、アルマナック検出時刻は検出されない。したがって、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている衛星6〜衛星10のアルマナックデータはそのまま、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されたままである。
【0062】
そして、引き続きフレーム3のライン番号6〜ライン番号15のアルマナックデータに基づいて、衛星11〜衛星15のアルマナックデータが、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されていく。
【0063】
以上のように、場合1〜場合3のような例を挙げて説明したが、偶数ラインデータと奇数ラインデータとが、連続していること(すなわち、(奇数ライン番号)−(偶数ライン番号)=1)、偶数ラインデータの収集時刻と奇数ラインデータの収集時刻とが所定時刻差内にあること(すなわち、{(奇数ライン収集時刻)−(偶数ライン収集時刻)}≦5秒)の条件が満足されるときには、アルマナック基準時刻が検出されたか否かに関わらず、衛星アルマナックデータを収集し、アルマナックデータ一時記憶部11に一時記憶しておくことができる。
【0064】
次に、衛星アルマナックデータの収集の間に、基準時刻の変化があった場合の、衛星アルマナックデータの収集動作について説明する。
【0065】
GLONASS衛星航法システムでは、前述のように、定期的、現状では1日毎にロシア連邦共和国時間の午前0時、にアルマナックデータを更新している。更新と更新の間は、丸一日の間同じアルマナックデータならびにアルマナック基準時刻が放送されている。更新は、スーパーフレームの切り替わり目で行われるので、一つのスーパーフレーム内のアルマナックデータ・アルマナック基準時刻の同一性は保証されているが、二つのスーパーフレーム間のアルマナックデータ・アルマナック基準時刻は、更新時点を挟んでいるかどうかで、互いに異なる可能性がある。
【0066】
それ故、ある時点T1でライン5のアルマナック基準時刻を収集し、その後、再び時点T2でライン5のアルマナック基準時刻を収集したときに、それらアルマナック基準時刻が変化していなかったなら、時間に関係なく、この間にアルマナックデータは更新されなかったということになる。
【0067】
したがって、この間に収集された複数の衛星のアルマナックデータの基準時刻は、すべて時点T1ならびに時点T2のアルマナック基準時刻と同じであるとみなして差し支えないから、アルマナック基準時刻が、収集した偶数ライン・奇数ラインと同一フレームから収集できているかどうかという検定は必要なく、収集できた偶数ライン・奇数ラインのペアをすぐに採用することができる。
【0068】
これに対して、時点T1と時点T2でアルマナック基準時刻が変化していたならば、この間にアルマナックデータの更新が行われていたということになる。この場合には、この間に収集された複数の衛星のアルマナックデータには、更新前の基準時刻に基づくものと更新後の基準時刻に基づくものとが混在していると考えられるし、或いはいずれの基準時刻に基づくものか確かでないので、これらのアルマナックデータを採用することは危険であり、破棄すべきである。
【0069】
このような考え方に基づいて、アルマナック基準時刻とは関係なく、偶数ラインデータと奇数ラインデータとが、連続していること(すなわち、(奇数ライン番号)−(偶数ライン番号)=1)、偶数ラインデータの収集時刻と奇数ラインデータの収集時刻とが所定時刻差内にあること(すなわち、{(奇数ライン収集時刻)−(偶数ライン収集時刻)}≦5秒)の条件が満足されるときには、アルマナック基準時刻が検出されたか否かに関わらず、衛星アルマナックデータを収集し、アルマナックデータ一時記憶部11に一時記憶しておく。
【0070】
そして、ライン5のアルマナック基準時刻が収集されたときに、アルマナック基準時刻記憶部4に記憶していたアルマナック基準時刻と比較し、アルマナック基準時刻に変化があったか否かを検出する。基準時刻の変化がなかった場合には、その時点でアルマナックデータ一時記憶部11に記憶されているアルマナックデータを、アルマナックデータ正式記憶部13の該当する衛星番号の記憶場所に転送する。この転送は、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている衛星アルマナックデータのすべてについて実施する。この転送の後に、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている転送済みのすべての衛星アルマナックデータを破棄する。
【0071】
また、アルマナック基準時刻に変化ありの場合には、アルマナックデータ一時記憶部11に記憶されている衛星アルマナックデータをすべて破棄する。
【0072】
前述のように、アルマナックの更新は1日に1回であり、1日の大部分の時間は同じアルマナックが放送されているので、本実施例のアルマナックデータ収集手段は、データが破棄される頻度よりも採用される頻度の方が圧倒的に高く、効率的なアルマナック収集ができる。
【0073】
【発明の効果】
この本発明の構成によれば、GLONASS衛星からのアルマナックデータの収集において、アルマナック基準時刻を含むライン5と、一つの衛星のアルマナックデータを含む偶数・奇数ラインのペアが、1フレームの時間を超えて別々の時点に収集された場合でも、それらを合わせて一つの衛星のアルマナックデータと見なして収集することができ,効率的なアルマナック収集が可能となる。
【0074】
また、アルマナックデータと同じライン内にあり、衛星に異常が発生した際などに随時更新される衛星の使用可能/不可能情報を、本発明では、アルマナック基準時刻が変化しない間は、各衛星のアルマナックデータを新たに収集されたアルマナックデータで上書きしていくので、衛星の使用可能/不可能情報をいち早く収集できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GLONASS衛星航法システムの航法データのフォーマット。
【図2】本発明の実施例に係る衛星航法装置の全体構成図。
【符号の説明】
1 受信アンテナ
2 ラインデータ収集部
3 ライン番号判定部
4 アルマナック基準時刻記憶部
5 時計
6 偶数ラインデータ一時記憶部
7 偶数ライン収集時刻記憶部
8 奇数ラインデータ一時記憶部
9 奇数ライン収集時刻記憶部
10 収集ライン比較部
11 アルマナックデータ一時記憶部
12 アルマナック基準時刻変化検出部
13 アルマナックデータ正式記憶部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a satellite navigation apparatus that receives a signal from a GLONASS satellite and calculates a current time and a current position of a user.
[0002]
[Prior art]
The GLONASS satellite navigation system operated by the Russian Federation is a system similar to GPS, which is a satellite navigation system in the United States. The user's receiver collects the navigation data information broadcast from the satellites. Perform positioning calculation using.
[0003]
The navigation data of the GLONASS satellite navigation system includes ephemeris data that is a collection of precise orbit data and time information of the broadcasting satellite itself, and almanac data that is rough orbit data of all satellites including other satellites. It is composed of The format of the navigation data of this GLONASS satellite navigation system is shown in FIG.
[0004]
As shown in FIG. 1, the navigation data of GLONASS is a data frame called a line broadcasted in 2 seconds as a minimum unit, a frame composed of 15 lines, and a super frame composed of 5 frames. It has a structure. Accordingly, each of the frames 1 to 5 requires a broadcasting time of 30 seconds, and the super frame requires a broadcasting time of 2 minutes and 30 seconds. The navigation data configured as described above is repeatedly broadcast.
[0005]
Among these frames, line numbers 1 to 4 are ephemeris data and
[0006]
When performing a calculation to select a visible satellite at the receiver, orbital data and usable / unusable information of all satellites are required, but when these are collected from the ephemeris data, each satellite in turn It takes 24 hours to collect information on all satellites. In this respect, almanac data is the orbit data of all satellites including other satellites, so if broadcasting from at least one of the visible satellites in the sky can be received, orbit data of all satellites. In addition, it is useful because usable / unusable information can be obtained.
[0007]
In the GLONASS almanac, the reference time is arranged on the
[0008]
Specifically, as shown in FIG. 1, the first satellite data is
[0009]
Each satellite periodically updates almanac data. Currently, it is updated every day at midnight of the Federal Republic of Russia time. Currently, the same almanac data is broadcast during the entire day between updates.
[0010]
Since the update is performed at the switching of the superframe, the identity of the almanac data in one superframe is guaranteed, but the almanac data of two adjacent superframes sandwiching the update time are different from each other.
[0011]
Thus, since the almanac data is updated, care must be taken when collecting the almanac data. For example, when the
[0012]
On the other hand, when looking at GPS for reference, GPS navigation data is divided into data units called subframes and broadcasted, but almanac data of one satellite includes a single sub-data including reference time data. Since it is within the frame, if the parity check for each subframe is passed at the time of collection, it is guaranteed that there is no contradiction in the trajectory data, so that a problem like GLONASS does not occur.
[0013]
This is because even if the reference time of orbit data differs for each satellite, there is no inconvenience in the selection calculation of visible satellites if there is no contradiction between the orbit data of one satellite and its reference time. In the case of GLONASS, since almanac data of one satellite is distributed to a plurality of lines, there is a case where a contradiction occurs between orbit data and its reference time as described above.
[0014]
In order to avoid such a problem, conventionally, since the same almanac reference time and the orbit data of each satellite are guaranteed in the same frame, the
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional method, for example, when a receiver is mounted on a vehicle and travels in an urban area, a signal from a satellite is shielded by a building and the
[0016]
The broadcast time of one line is 2 seconds, and if any data is lost during that time, it will be rejected by the parity check of the line, so if there is even a slight interruption of the signal during the broadcast time of
[0017]
The present invention has been made to solve such a problem, and when collecting almanac data from a GLONASS satellite, a pair of
[0018]
[Means for Solving the Problems]
A satellite navigation apparatus according to the present invention includes a line data collection unit that collects navigation data from a GLONASS satellite, a line number determination unit that determines a line number of navigation data collected by the line data collection unit, and the line number determination unit. When
[0019]
Further, the storage control means further stores all almanac data stored in the almanac data temporary storage means and then stores all almanac data in the almanac data formal storage means, and then stores all almanac data temporarily stored in the almanac data temporary storage means. It is characterized by discarding almanac data.
[0020]
According to this configuration of the present invention, when collecting almanac data from the GLONASS satellite, the
[0021]
In addition, according to the present invention, satellite availability / impossibility information that is in the same line as the almanac data and is updated as needed when an abnormality occurs in the satellite, the almanac reference time is not changed in the present invention. Almanac data is overwritten with newly collected almanac data, so satellite availability information can be quickly collected.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 2 showing an overall configuration diagram and FIG. 1 showing a format of GLONASS navigation data.
[0023]
In FIG. 2, a receiving antenna 1 receives a signal from a GLONASS satellite. The line
[0024]
The even line data
[0025]
The collection
[0026]
The collection
[0027]
First, the line number of each stored data is acquired from the even line data
[0028]
The reason why the line collection time is limited to 5 seconds or less is to prevent erroneous determination. In other words, taking the case of collecting
[0029]
In order to prevent such misjudgment and verify that the collected even and odd lines belong to the same frame, the line broadcast time is 2 seconds and the frame broadcast time is 30 seconds. It may be confirmed that “2 seconds ≦ {(odd line collection time) − (even line collection time)} <32 seconds”. Since the condition of 2 seconds or more is always established from the fact that the broadcast time of the line is 2 seconds, an appropriate value between 2 seconds and 32 seconds may be selected. The above-mentioned 5 seconds is a value selected as an appropriate value.
[0030]
The almanac data
[0031]
The almanac reference time
[0032]
The almanac data
[0033]
The mutual operations of the almanac data
[0034]
All the satellite almanac data already transferred stored in the almanac data
[0035]
Next, if there is a change in the almanac reference time, all the satellite almanac data stored in the almanac data
[0036]
The operation of acquiring satellite almanac data according to the embodiment of the present invention configured as described above will be described below.
[0037]
First, the satellite almanac data collection operation when there is no interruption of the received signal and no change in the reference time during the collection of the satellite almanac data will be described.
[0038]
Assume that the satellite almanac data collection operation has started, for example, while broadcasting
[0039]
When the
[0040]
When the data is stored in the odd line data
[0041]
Similarly, the data of
[0042]
Subsequently, when the
[0043]
In this way, the almanac data of the satellite 16 to the satellite 20 of the
[0044]
Thereafter, this operation is repeated, and the almanac data of each satellite in each frame is collected, sequentially transferred to the almanac data
[0045]
In this way, repeated overwriting is performed in the same line as the almanac data, and the satellite usable / unusable information that is changed at any time when an abnormality occurs in the satellite, etc. This is to collect the data quickly, separately from the almanac update timing once a day.
[0046]
Now, the operation of collecting satellite almanac data when the reception signal is interrupted during the collection of satellite almanac data will be described.
[0047]
Similar to the description of the satellite almanac data collection operation when the received signal is not interrupted and the reference time does not change during the collection of the satellite almanac data, the satellite almanac data collection operation is as follows. For example, assume that
[0048]
In case 1, the line number of the line data collected by the line
[0049]
When the
[0050]
When the
[0051]
When the data is stored in the odd line data
[0052]
In this way, almanac data of the
[0053]
In
[0054]
When the
Subsequently, when the
[0055]
When the data is stored in the odd line data
[0056]
Subsequently, since the reception signal is interrupted while the
[0057]
Subsequently, when the
[0058]
When the data is stored in the odd line data
[0059]
In this way, even in the
[0060]
In the
[0061]
In this example, the reception signal is interrupted during collection of
[0062]
Then, the almanac data of the
[0063]
As described above, the cases 1 to 3 have been described as examples, but the even line data and the odd line data are continuous (that is, (odd line number) − (even line number). = 1) The condition that the collection time of even line data and the collection time of odd line data are within a predetermined time difference (that is, {(odd line collection time) − (even line collection time)} ≦ 5 seconds) Is satisfied, the satellite almanac data can be collected and temporarily stored in the almanac data
[0064]
Next, the operation of collecting satellite almanac data when there is a change in the reference time during the collection of satellite almanac data will be described.
[0065]
In the GLONASS satellite navigation system, as described above, almanac data is updated regularly, at present, every day at midnight of the Russian Federation time. Between renewals, the same almanac data and almanac reference time are broadcast for the whole day. Since the update is performed at the superframe switching, the same almanac data and almanac reference time in one superframe is guaranteed, but the almanac data and almanac reference time between two superframes is updated. They may differ from each other depending on whether or not they have a point in time.
[0066]
Therefore, if the almanac reference time of
[0067]
Therefore, since the reference time of the almanac data of the plurality of satellites collected during this time can be considered to be the same as the almanac reference time at the time point T1 and the time point T2, the almanac reference time may be the even line / odd number collected. There is no need to test whether or not data can be collected from the same frame as the line, and the pair of even lines and odd lines that can be collected can be adopted immediately.
[0068]
On the other hand, if the almanac reference time has changed between time T1 and time T2, it means that the almanac data has been updated during this time. In this case, the almanac data of a plurality of satellites collected during this period is considered to contain a mixture of data based on the reference time before the update and data based on the reference time after the update. Adopting these almanac data is dangerous and should be discarded as it is not certain that it is based on a reference time.
[0069]
Based on such an idea, regardless of the almanac reference time, even line data and odd line data are continuous (that is, (odd line number) − (even line number) = 1), even number. When the condition that the line data collection time and the odd line data collection time are within a predetermined time difference (that is, {(odd line collection time) − (even line collection time)} ≦ 5 seconds) is satisfied. Regardless of whether or not the almanac reference time is detected, satellite almanac data is collected and temporarily stored in the almanac data
[0070]
Then, when the almanac reference time of
[0071]
If there is a change in the almanac reference time, all the satellite almanac data stored in the almanac data
[0072]
As described above, since the almanac is updated once a day and the same almanac is broadcast for the most part of the day, the almanac data collection means of this embodiment uses the frequency at which data is discarded. The frequency of adoption is overwhelmingly higher than that, and efficient almanac collection is possible.
[0073]
【The invention's effect】
According to the configuration of the present invention, in the collection of almanac data from the GLONASS satellite, the pair of the
[0074]
In addition, according to the present invention, satellite availability / impossibility information that is in the same line as the almanac data and is updated as needed when an abnormality occurs in the satellite, the almanac reference time is not changed in the present invention. Almanac data is overwritten with newly collected almanac data, so satellite availability information can be quickly collected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a format of navigation data of a GLONASS satellite navigation system.
FIG. 2 is an overall configuration diagram of a satellite navigation apparatus according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Receiving antenna
2 Line data collection unit
3 Line number judgment part
4 Almanac reference time memory
5 Clock
6 Even line data temporary storage
7 Even line collection time memory
8 Odd line data temporary storage
9 Odd line collection time memory
10 Collection line comparator
11 Almanac data temporary storage
12 Almanac reference time change detector
13 Almanac Data Formal Storage
Claims (2)
該ラインデータ収集部で収集した航法データのライン番号を判定するライン番号判定手段と、
該ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号5が収集された際に、そのアルマナック基準時刻を記録するアルマナック基準時刻記憶手段と、
前記ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号6からライン番号15が収集された際に偶数ラインのアルマナックデータを記憶する偶数ラインデータ記憶手段と、
前記ライン番号判定手段により航法データ中のライン番号6からライン番号15が収集された際に奇数ラインのアルマナックデータを記憶する奇数ラインデータ記憶手段と、
時計と、
該時計の時刻に基づいて、前記偶数ラインのデータを収集した時刻を記憶する偶数ライン収集時刻記憶手段と、
前記時計の時刻に基づいて、前記奇数ラインのデータを収集した時刻を記憶する奇数ライン収集時刻記憶手段と、
前記奇数ラインが収集された後に、前記奇数ラインデータ記憶手段に記憶されている奇数ライン番号から、前記偶数ラインデータ記憶手段に記憶されている偶数ライン番号を減じたライン番号の差、及び前記偶数ライン収集時刻記憶手段に記憶されている時刻と前記奇数ライン収集時刻記憶手段に記憶されている時刻との時刻差を計算する収集ライン比較手段と、
該収集ライン比較手段の比較結果が、ライン番号の差が1で、かつ時刻差が航法データの1フレームの長さよりも短かった場合に、前記偶数ラインデータ記憶手段に記憶されている偶数ラインデータと前記奇数ラインデータ記憶手段に記憶されている奇数ラインデータとを合わせて、同一の衛星のアルマナックデータとして衛星ごとに一時的に記憶するアルマナックデータ一時記憶手段と、
アルマナック基準時刻が収集される度に、この収集されたアルマナック基準時刻と前記アルマナック基準時刻記憶手段に記憶されているアルマナック基準時刻とを比較し、アルマナック基準時刻が変化したか否かを検出するアルマナック基準時刻変化検出手段と、
アルマナックデータ正式記憶手段と、
前記アルマナック基準時刻変化検出手段により、アルマナック基準時刻が変化していないことが検出された場合に、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを前記アルマナックデータ正式記憶手段に記憶し直すとともに、アルマナック基準時刻が変化していることが検出された場合に、前記アルマナックデータ一時記憶手段に記憶されているすべてのアルマナックデータを廃棄する記憶制御手段と、
を備えたことを特徴とする衛星航法装置。A line data collection unit for collecting navigation data from the GLONASS satellite;
Line number determination means for determining the line number of the navigation data collected by the line data collection unit;
Almanac reference time storage means for recording the almanac reference time when line number 5 in the navigation data is collected by the line number determination means;
Even line data storage means for storing almanac data of even lines when line numbers 6 to 15 in the navigation data are collected by the line number determination means;
Odd line data storage means for storing almanac data of odd lines when line numbers 6 to 15 in the navigation data are collected by the line number determination means;
Watch and
An even line collection time storage means for storing the time at which the data of the even line is collected based on the time of the clock;
Based on the time of the clock, odd line collection time storage means for storing the time when the data of the odd line was collected;
After the odd lines are collected, the difference between the line numbers obtained by subtracting the even line numbers stored in the even line data storage means from the odd line numbers stored in the odd line data storage means, and the even numbers Collection line comparison means for calculating the time difference between the time stored in the line collection time storage means and the time stored in the odd line collection time storage means;
If the comparison result of the collected line comparison means indicates that the line number difference is 1 and the time difference is shorter than the length of one frame of the navigation data, the even line data stored in the even line data storage means And the odd line data stored in the odd line data storage means, almanac data temporary storage means for temporarily storing each satellite as almanac data of the same satellite,
Each time the almanac reference time is collected, the collected almanac reference time is compared with the almanac reference time stored in the almanac reference time storage means to detect whether or not the almanac reference time has changed. A reference time change detection means;
Almanac data formal storage means,
When the almanac reference time change detecting means detects that the almanac reference time has not changed, all the almanac data stored in the almanac data temporary storage means is stored in the almanac data formal storage means. And a storage control means for discarding all almanac data stored in the almanac data temporary storage means when it is detected that the almanac reference time has changed,
A satellite navigation apparatus characterized by comprising:
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