JP4033088B2 - 自然言語処理システム及び自然言語処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Description
(2)彼が来てから私が行く。
NP→{N PP}
VP→V{AUX|PP}*
N→名詞
V→動詞
PP→助詞
AUX→助動詞
(規則2)VにPP「て」及びPP「から」が後続すれば、PP「から」の属性を理由にする。
(規則3)Sの子として2つのSが存在し、且つ、前方のSの子に理由の属性を持つものがあれば、前方のSの属性を理由にし、後方のSの属性を結果とする。
(規則4)Sの子として2つのSが存在し、且つ、前方のSの子に時間的前の属性を持つものがあれば、前方のSの属性を時間的前とし、後方のSの属性を時間的後とする。
…
入力された自然言語文について形態素毎の品詞の認定を含んだ形態素解析を行なう手段と、
前記形態素解析手段による形態素解析結果に基づいて、該入力された自然言語文の句構造などの構造解析を行なう構文解析手段と、
前記構文解析手段による構文解析結果に基づいて、文中のそれぞれの語の語義や語と語の間の意味関係に基づいて文が伝える意味を表現する意味構造を求める意味解析手段と、
を備え、
前記形態素解析手段は、形態素解析結果に基づいて該入力された自然言語文中の少なくとも一部の形態素に対して意味属性を付与する、
ことを特徴とする自然言語処理システムである。
入力された自然言語文について形態素毎の品詞の認定を含んだ形態素解析を行なうステップと、
前記形態素解析ステップにおける形態素解析結果に基づいて、該入力された自然言語文の句構造などの構造解析を行なう構文解析ステップと、
前記構文解析ステップにおける構文解析結果に基づいて、文中のそれぞれの語の語義や語と語の間の意味関係に基づいて文が伝える意味を表現する意味構造を求める意味解析ステップと、
を備え、
前記形態素解析ステップでは、形態素解析結果に基づいて該入力された自然言語文中の少なくとも一部の形態素に対して意味属性を付与する、
ことを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
(2)彼が来てから私が行く。
(規則II)活用語の連用形に助詞「て」及び助詞「から」が後続すれば、助詞「から」に意味属性「時間的前」を付与する。
(規則III)活用語の基本形に助詞「まで」が後続すれば、「まで」に意味属性「時間的制限」を付与する。
(規則IV)活用語の連用形に助詞「て」及び助詞「まで」が後続すれば、助詞「まで」に意味属性「強調」を付与する。
…
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
2…形態素解析部
2A…形態素ルール,2B…形態素辞書
3…構文解析部
3A…文法ルール,3B…結合価辞書
4…意味解析部
4A…意味解析ルール
Claims (13)
- 自然言語文を解析する自然言語処理システムであって、
入力された自然言語文に含まれる各形態素の品詞の認定を含んだ形態素解析を行ない、該入力された自然言語文に含まれる各形態素を見出し語とし、見出し語となる単語、原形、その品詞カテゴリ、活用形の種別を含む形態素情報を記述した各見出し語エントリを該入力された自然言語文中の出現順に配列したテーブルからなる形態素解析結果を出力するとともに、構文解析木を参照する必要なしに形態素情報の並びから判定可能な意味属性を付与する第1の意味解析規則を形態素解析結果に適用して、少なくとも一部の形態素に対して意味属性を付与する形態素解析手段と、
所定の文脈文法規則に基づいて前記形態素解析手段による形態素解析結果に構文解析を実施することによって、該入力された自然言語文に含まれる各形態素間の句構造の構造解析を行ない、該句構造を表現した構文解析木を出力する構文解析手段と、
前記構文解析木を参照することによって判定する意味属性情報を付与する前記第1の意味解析規則とは異なった第2の意味解析規則に基づいて、前記構文解析手段による構文解析結果から、文中のそれぞれの語の語義や語と語の間の意味関係に基づいて文が伝える意味を表現する意味構造を求める意味解析手段と、
を具備することを特徴とする自然言語処理システム。 - 前記形態素解析手段は、近隣の活用語の活用形又は近隣の語の品詞との関係に基づいて形態素の意味属性を判定する意味属性付与規則を適用して形態素に対して意味属性を付与する、
ことを特徴とする請求項1に記載の自然言語処理システム。 - 前記形態素解析手段は、前記第1の意味解析規則を適用して得られた意味属性を該当する形態素の見出し語エントリの活用形の欄に書き込む、
ことを特徴とする請求項1に記載の自然言語処理システム。 - 前記構文解析手段は、前記形態素解析手段により形態素に割り振られた意味属性を無視し、
前記意味解析手段は、前記形態素解析手段により形態素に割り振られた意味属性を利用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の自然言語処理システム。 - 前記意味解析手段は、前記構文解析手段による構文解析結果に対して所定の意味解析ルールを適用して意味解析を行なう、
ことを特徴とする請求項1に記載の自然言語処理システム。 - 前記意味解析手段は、形態素解析結果に意味属性を付与することによって不要となった意味解析ルールの適用を省略する、
ことを特徴とする請求項5に記載の自然言語処理システム。
前記意味解析手段は、前記第1の意味解析規則を含まない前記第2の意味解析規則を前記構文解析手段が出力する構文解析木に適用する、
ことを特徴とする請求項5に記載の自然言語処理システム。 - コンピュータを用いて構築される自然言語処理システム上で、自然言語文を解析する自然言語処理方法であって、
前記コンピュータが備える形態素解析手段が、入力された自然言語文に含まれる各形態素の品詞の認定を含んだ形態素解析を行ない、該入力された自然言語文に含まれる各形態素を見出し語とし、見出し語となる単語、原形、その品詞カテゴリ、活用形の種別を含む形態素情報を記述した各見出し語エントリを該入力された自然言語文中の出現順に配列したテーブルからなる形態素解析結果を出力するとともに、構文解析木を参照する必要なしに形態素情報の並びから判定可能な意味属性を付与する第1の意味解析規則を形態素解析結果に適用して、少なくとも一部の形態素に対して意味属性を付与する形態素解析ステップと、
前記コンピュータが備える構文解析手段が、所定の文脈文法規則に基づいて前記形態素解析ステップにおける形態素解析結果に構文解析を実施することによって、該入力された自然言語文に含まれる各形態素間の句構造の構造解析を行ない、該句構造を表現した構文解析木を出力する構文解析ステップと、
前記コンピュータが備える意味解析手段が、構文解析木を参照することによって判定する意味属性情報を付与するための前記第1の意味解析規則とは異なった第2の意味解析規則に基づいて、前記構文解析ステップにおける構文解析結果から、文中のそれぞれの語の語義や語と語の間の意味関係に基づいて文が伝える意味を表現する意味構造を求める意味解析ステップと、
を具備することを特徴とする自然言語処理方法。 - 前記形態素解析ステップでは、近隣の活用語の活用形及び/又は近隣の語の品詞との関係に基づいて形態素の意味属性を判定する意味属性付与規則を適用して形態素に対して意味属性を付与する、
ことを特徴とする請求項7に記載の自然言語処理方法。 - 前記形態素解析ステップでは、前記第1の意味解析規則を適用して得られた意味属性を該当する形態素の見出し語エントリの活用形の欄に書き込む、
ことを特徴とする請求項7に記載の自然言語処理方法。 - 前記構文解析ステップでは、前記形態素解析ステップにおいて形態素に割り振られた意味属性を無視し、
前記意味解析ステップでは、前記形態素解析ステップにおいて形態素に割り振られた意味属性を利用する、
ことを特徴とする請求項7に記載の自然言語処理方法。 - 前記意味解析ステップでは、前記構文解析ステップにおける構文解析結果に対して所定の意味解析ルールを適用して意味解析を行なう、
ことを特徴とする請求項7に記載の自然言語処理方法。 - 前記意味解析ステップでは、形態素解析結果に意味属性を付与することによって不要となった意味解析ルールの適用を省略する、
ことを特徴とする請求項11に記載の自然言語処理方法。 - 自然言語文を解析するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
入力された自然言語文に含まれる各形態素の品詞の認定を含んだ形態素解析を行ない、該入力された自然言語文に含まれる各形態素を見出し語とし、見出し語となる単語、原形、その品詞カテゴリ、活用形の種別を含む形態素情報を記述した各見出し語エントリを該入力された自然言語文中の出現順に配列したテーブルからなる形態素解析結果を出力するとともに、構文解析木を参照する必要なしに形態素情報の並びから判定可能な意味属性を付与する第1の意味解析規則を形態素解析結果に適用して、少なくとも一部の形態素に対して意味属性を付与する形態素解析手段と、
前所定の文脈文法規則に基づいて前記形態素解析手段による形態素解析結果に構文解析を実施することによって、該入力された自然言語文に含まれる各形態素間の句構造の構造解析を行ない、該句構造を表現した構文解析木を出力する構文解析手段と、
構文解析木を参照することによって判定する意味属性情報を付与するための前記第1の意味解析規則とは異なった第2の意味解析規則に基づいて、前記構文解析手段による構文解析結果から、文中のそれぞれの語の語義や語と語の間の意味関係に基づいて文が伝える意味を表現する意味構造を求める意味解析手段と、
として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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JP2003320327A JP4033088B2 (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 自然言語処理システム及び自然言語処理方法、並びにコンピュータ・プログラム |
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JP2005092254A JP2005092254A (ja) | 2005-04-07 |
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CN108885617B (zh) | 2016-03-23 | 2022-05-31 | 株式会社野村综合研究所 | 语句解析系统以及程序 |
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2003
- 2003-09-11 JP JP2003320327A patent/JP4033088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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