JP4030338B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能な外部メモリから通信動作に必要な情報を読み出して、その通信動作を行う通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、本体固定の内部メモリからではなく、本体に着脱可能な外部メモリから通信動作に必要な情報(自局電話番号を特定するための電話番号IDなど)を読み出して、その通信動作を行う通信端末が提案されている(特開平10−271565号公報等を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、上記構成から成る通信端末であれば、外部メモリの差し換えを行うことで、1台の通信端末を外部メモリ毎に各々異なる通信端末として利用することが可能である。例えば、1台の通信端末を複数ユーザで利用する場合、各ユーザは、自身の固有情報が格納された外部メモリを通信端末に装着することで、該通信端末を自身の通信端末として利用することができる。
【0004】
しかしながら、上記構成から成る通信端末は、上記のように利便性・共有性が高い反面、通信動作に必要な情報を内部メモリに格納していた従来の通信端末に比べて、盗難時における不正使用の防止機能が弱く、盗難抑止力に乏しいという課題を有していた。
【0005】
すなわち、通信動作に必要な情報を内部メモリに格納していた従来の通信端末が盗難された場合であれば、その使用契約を破棄することで、該通信端末の不正使用を防止することができたが、上記構成から成る通信端末が盗難された場合には、正ユーザがその使用契約を破棄したとしても、不正ユーザ(犯人或いは被盗難端末の譲受人)は該通信端末に別の外部メモリを装着することで、何ら支障なく該通信端末を継続使用することが可能であり、正ユーザはその不正使用に伴う課金被害を回避できるに過ぎなかった。
【0006】
なお、従来の通信端末としては、所定の暗証番号を入力しない限り、その通信動作を許可しないものや、入力された暗証番号が不一致(或いは未入力)であっても敢えて通信動作を許可した上で、その通信動作は不正であると判断して、該通信動作終了後、予め登録しておいた連絡先にその通信履歴情報(不正通信相手の電話番号など)を通報するものも提案されている(特開平9−247753号公報等を参照)。
【0007】
確かに上記構成から成る通信端末であれば、盗難された通信端末の不正使用を防止したり、不正ユーザに関わる情報を通報したりすることが可能である。しかしながら、上記構成から成る通信端末では、不正ユーザに一旦暗証番号を知られてしまうと、それ以後は、上記の防犯機能が回避されてしまうため、通信端末の不正使用の防止機構として十分とは言えなかった。また、盗難された通信端末の不正通信履歴情報に基づいて不正ユーザを追跡することは必ずしも容易ではないため、該通信端末が正ユーザの手元に戻ってこないこともしばしばであった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑み、盗難時における不正使用を効果的に防止するとともに、その追跡・回収を容易とすることが可能な通信端末を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る通信端末は、装置全体を制御する制御部と、該制御部の指示に応じて外部との通信を行う通信部と、前記制御部に外部メモリを着脱するためのインターフェイス部と、を有して成り、該インターフェイス部に装着された外部メモリから通信動作に必要な情報を読み出してその通信動作を行う通信端末において、前記インターフェイス部に装着された外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する不正使用判定部を有し、装着許可されたものでない場合には、所定の不正使用対抗措置をとる構成としている。
【0010】
より具体的に言うと、上記構成から成る通信端末は、前記外部メモリ各々に個別付与されているメモリIDを格納するID格納部を有し、前記不正使用判定部では、前記ID格納部から読み出されたメモリIDと、前記外部メモリから読み出されたメモリIDとを比較参照することで、該外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する構成にするとよい。
【0011】
或いは、上記構成から成る通信端末は、前記外部メモリ各々に個別付与されている電話発着信動作に必要な電話番号IDを格納するID格納部を有し、前記不正使用判定部では、前記ID格納部から読み出された電話番号IDと、前記外部メモリから読み出された電話番号IDとを比較参照することで、該外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する構成にするとよい。
【0012】
また、上記構成から成る通信端末は、前記外部メモリから読み出されたメモリIDまたは電話番号IDを前記ID格納部に自動格納する構成にしてもよい。
【0013】
なお、上記構成から成る通信端末は、前記不正使用対抗措置として、前記通信部における通信動作を非許可とする構成にするとよい。
【0014】
また、上記構成から成る通信端末は、位置情報を取得する位置情報取得部と、連絡先情報を格納する連絡先格納部を有し、前記不正使用対抗措置として、前記位置情報を所定の連絡先に通報する構成にするとよい。
【0015】
さらに、上記構成から成る通信端末は、前記不正使用対抗措置として、前記位置情報に加えて、前記通信端末各々に個別付与されている本体IDを前記連絡先に通報する構成にするとよい。
【0016】
なお、上記構成から成る通信端末は、暗証番号を格納する暗証番号格納部と、入力を受け付ける入力部と、該入力部から前記暗証番号が入力されたか否かを判定する入力判定部と、を有し、前記暗証番号が入力された場合、前記不正使用判定部の動作を停止する構成にしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る情報機器として、ここでは、携帯電話機を例に挙げて詳細な説明を行う。図1は本発明に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。本図に示すように、本実施形態の携帯電話機10は、装置全体を制御する制御部11と、基地局20との間で無線通信を行う無線通信部12と、画像や文字情報等の出力を行う画面表示部13と、音声情報の入出力を行う音声入出力部14と、ユーザの手動入力を受け付けるキー入力部15と、各種情報を記憶するメモリ部16と、現在の位置情報を取得する位置情報取得部17と、制御部11に外部メモリ30を着脱するための外部メモリインターフェイス部18(以下、外部メモリI/F部18と呼ぶ)と、を有して成る。
【0018】
制御部11は、無線通信部12の通信プロトコル制御や画面表示部13の画面表示制御など、上記した各構成部12〜18の制御を統括的に行う。例えば、制御部11は、キー入力部15におけるユーザの入力操作に応じて、電話機能や個人情報管理機能、或いはメール機能やブラウザ機能など、様々な機能の動作処理を行う。また、制御部11は、外部メモリI/F部18に装着された外部メモリ30が装着許可されたものであるか否かを判定する不正使用判定部111を含んでいる。なお、不正使用判定部111の動作については後ほど詳細に説明する。
【0019】
無線通信部12は、無線通信機能を制御するベースバンド部121と、電波を送受信して基地局20との双方向通信を行う無線部122と、電波の検出及び放出を行うアンテナ123と、を有して成る。ベースバンド部121は、制御部11からの指示に基づいて無線部122の動作制御を行う回路部であり、送受信信号に対するハードウェア処理(レイヤ1)を行う回路や、電話機能を実現するために必要な周辺回路等を含んでいる。無線部122は、ベースバンド部121からの指示に基づいて送受信信号の周波数設定や変復調などを行う回路部である。なお、無線部122に接続されるアンテナ123としては、携帯性及び格納性に優れたロッドアンテナ等を採用するとよい。
【0020】
画面表示部13は、画面表示機能を制御する表示駆動部131と、液晶ディスプレイ等によって構成される表示部132と、を有して成るユーザインターフェイスである。表示駆動部131は、制御部11からの指示に基づいて表示部132の動作制御を行う回路部であり、表示部132の構成画素を駆動するドライバ回路等を含んでいる。表示部132には、通信先の電話番号や電子メールの内容だけでなく、携帯電話機10の動作メニューや各種設定内容、或いは電池残量や電波受信強度など、様々な情報が表示される。
【0021】
音声入出力部14は、音声入出力機能を制御する音声処理部141と、ユーザの音声入力を受け付ける音声入力部142と、音声や着信音等の出力を行う音声出力部143と、を有して成るユーザインターフェイスである。音声処理部141は、制御部11からの指示に基づいて音声入力部142や音声出力部143の動作制御を行う回路部であり、音声信号の入出力ゲインを調整するアンプ回路等を含んでいる。音声入力部142は、音声通話時の送話部分であり、送話音声を検出する小型マイクによって構成されている。音声出力部143は、音声通話時の受話部分であり、音声通話時における受話音声や着信音を出力する小型スピーカによって構成されている。
【0022】
キー入力部15は、数字や文字等の入力を行うためのテンキーや、カーソルの上下左右移動などを行うためのカーソルキーなどを有して成るユーザインターフェイスである。
【0023】
メモリ部16は、携帯電話機10に付与されている本体ID(携帯電話機10を特定するための識別情報)を格納する本体ID格納部161と、外部メモリ各々に個別付与されているメモリID(外部メモリを特定するための識別情報)を格納するメモリID格納部162と、携帯電話機10が不正使用された際の連絡先情報を格納する連絡先格納部163と、秘匿操作時に入力すべき暗証番号を格納する暗証番号格納部164と、を有して成る。なお、メモリID格納部162に格納されたメモリIDは、不正使用判定部111における不正使用判定動作時に、外部メモリ30から読み出されたメモリIDと比較参照されるものである。これに関しては後ほど詳細に説明する。
【0024】
位置情報取得部17は、基地局20からのCS−IDや受信レベル、或いはGPS[Global Positioning Satellite]からの受信電波に基づいて、携帯電話機10の位置情報を取得する回路部である。
【0025】
外部メモリI/F部18は、制御部11に外部メモリ30を着脱するためのコネクタ等を有して成る。なお、携帯電話機10の通信動作に必要な情報(電話発着信動作に必要な電話番号ID[自局電話番号を特定するための識別情報]等)は、外部メモリI/F部18に装着された外部メモリ30から読み出される。
【0026】
ここで、本発明に係る携帯電話機10は、外部メモリI/F部18に外部メモリ30が装着されたとき、制御部11の不正使用判定部111にて、メモリ部16のメモリID格納部162から読み出されたメモリIDと、外部メモリ30から読み出されたメモリIDとを比較参照することで、該外部メモリ30が装着許可されたものであるか否かを判定し、装着許可されたものでない場合には、所定の不正使用対抗措置をとる構成としたことに特徴を有している。そこで、以下では、不正使用判定部111による不正使用判定動作について、図2を参照しながら詳細な説明を行う。
【0027】
図2は不正使用判定部111による不正使用判定動作の一例を示すフローチャートである。なお、本図に示す不正使用判定動作に先立ち、メモリID格納部162には、装着許可された外部メモリのメモリIDが予め格納されているものとする。このメモリID格納動作については、後ほど詳細に説明する。
【0028】
本図に示すように、本実施形態の不正使用判定動作では、まずステップS105において、外部メモリ30が外部メモリI/F部18に装着されたか否かの判定が行われる。ここで、外部メモリ30が装着されたと判定された場合には、フローが続くステップS110に進められ、装着されていないと判定された場合には、引き続きステップS105における外部メモリ30の装着判定が行われる。
【0029】
ステップS105にて、外部メモリ30が装着されたと判定された場合、続くステップS110では、装着された外部メモリ30からそのメモリIDが読み出され、ステップS115では、メモリID格納部162から装着許可された外部メモリのメモリIDが読み出される。そして、続くステップS120にて、両メモリIDが一致しているか否かの判定が行われる。
【0030】
ステップS120において、外部メモリ30から読み出されたメモリIDと、メモリID格納部162から読み出されたメモリIDが一致していると判定された場合には、該外部メモリ30が装着許可されたものであり、該外部メモリ30を装着して行う携帯電話機10の使用は、正ユーザによる正当使用であると判断して、後述するステップS125〜ステップS140における不正使用対抗措置をとることなく、一連の不正使用判定動作は終了される。なお、メモリID格納部162に複数のメモリIDを格納しておけば、複数の外部メモリに装着許可を与えることができるので、複数ユーザ(家族や友人など)で携帯電話機10を共有することも可能となる。
【0031】
一方、両メモリIDが一致していないと判定された場合には、該外部メモリ30が装着許可されたものではなく、該外部メモリ30を装着して行う携帯電話機10の使用は、不正ユーザによる不正使用であると判断して、フローがステップS125〜ステップS140に進められる。
【0032】
ステップS125〜ステップS140における不正使用対抗措置として、まずステップS125では、位置情報取得部17によって携帯電話機10の位置情報が取得され、ステップS130では、本体ID格納部161から携帯電話機10の本体IDが読み出される。そして、続くステップS135では、上記ステップS125、S130で得られた携帯電話機10の位置情報及び本体IDが、無線通信部12及び基地局20を介して、連絡先格納部163に格納された所定の連絡先へ通報される。なお、このときの通報手段としては、自動音声による電話通報や定型文章によるメール通報等が考えられる。
【0033】
このような構成とすることにより、携帯電話機10が盗難された場合でも、その追跡・回収を容易に行うことが可能となる。特に、本実施形態のように、携帯電話機10の位置情報に加えて本体IDの通報も行う構成であれば、複数の携帯電話機に関する情報を盗難センターで一括管理する場合にも、どの携帯電話機がどこで盗難被害に遭ったかを瞬時に判定することができる。なお、単一の携帯電話機10のみを管理対象とするならば、ステップS130を省略して、ステップS125で得られた位置情報のみを所定連絡先へ通報する構成とすればよい。また、ステップS135における通報動作に加えて、表示部132に不正使用を通報している旨を表示することで、不正使用の即時停止を促す構成としてもよい。
【0034】
ステップS135における通報が行われた後、続くステップS140では、無線通信部12における通信動作が非許可とされ、一連の不正使用判定動作が終了される。このような構成とすることにより、携帯電話機10が盗難被害に遭った場合でも、正ユーザがその使用契約を破棄すれば、装着許可された外部メモリ30を持たない不正ユーザは、該携帯電話機10を以後不正使用することができなくなる。一方、継続して不正ユーザの追跡を行いたい場合には、証拠隠滅のために携帯電話機10が破壊等されないように、敢えてステップS140における通信停止措置をとらず、所定連絡先への通報を逐次継続する構成としてもよい。
【0035】
なお、上記実施形態では、メモリID格納部162に少なくとも1つのメモリIDが予め格納されている場合について説明したが、メモリIDが格納されていない場合には、ステップS120における不正使用判定として、外部メモリ30から読み出されたメモリIDの値に関わらず、全て不正ユーザによる不正使用であると判断する構成にしておくとよい。このような構成とすることにより、メモリIDが未格納状態の携帯電話機が店頭から盗難された場合等でも、その不正使用を防止するとともに、その追跡・回収を容易に行うことが可能となる。
【0036】
続いて、上記不正使用判定動作に先立って行われるメモリID格納部162へのメモリID格納動作について、図3を参照しながら詳細な説明を行う。図3はメモリID格納動作の一例を示すフローチャートである。
【0037】
本図(a)に示すメモリIDの手動格納動作は、キー入力部15におけるメモリID入力動作(ステップS205)と、該メモリIDの格納動作(ステップS210)によって構成される。本動作を採用する場合には、装着許可しようとする外部メモリのメモリIDを一つずつキー入力部15から入力していけばよい。
【0038】
一方、本図(b)に示すメモリIDの自動格納動作は、装着許可しようとする外部メモリの装着動作(ステップS305)と、該外部メモリからのメモリID自動読出動作(ステップS310)と、該メモリIDの自動格納動作(ステップS315)と、によって構成される。本動作を採用する場合には、装着許可しようとする外部メモリを外部メモリI/F18に装着するだけでよい。このように外部メモリから読み出されたメモリIDをメモリID格納部162に自動格納する構成とすることにより、登録の手間を軽減することができる。特に、複数の外部メモリに装着許可を行う場合には、本動作を採用することが効果的である。
【0039】
なお、上記メモリIDの格納操作は、正当権限を持つ特定の者(例えば、メーカからメモリID格納操作に必要な特殊装備を配布された端末販売者)にしか行えないようにしておくこと、或いは所定回数(例えば1回)に限定しておくことが望ましい。このような構成とすることにより、不正ユーザによるメモリIDの不正格納を防止することができる。
【0040】
一方、正ユーザがメモリIDの格納操作を自由に行えるように、上記制限を設けない場合には、不正ユーザによるメモリIDの不正格納を防止する措置として何らかの対策を講じておく必要がある。例えば、正ユーザが外部メモリ30を頻繁に着脱することを前提として外部メモリ30の装着回数をカウントしておき、カウント数上位の外部メモリが装着された場合に限り、正ユーザの正当使用であると判断するように構成しておけば、不正ユーザによるメモリIDの不正格納を有効に防止することができる。なお、本構成を採用する場合には、不正ユーザによる上記カウント数の不正増加を防ぐために、所定時間内のカウント制限(1日に1回しかカウントしない等)を設けておくとよい。
【0041】
また、装着許可されていない外部メモリを一時的に装着可能とする構成としては、暗証番号(例えば4桁の数列)の入力によって上記不正使用判定動作を一時停止する構成が考えられる。図4は不正使用判定停止動作の一例を示すフローチャートである。
【0042】
本実施形態の不正使用判定停止動作において、ステップS405でキー入力部15における暗証番号入力動作が行われると、続くステップS410では、暗証番号格納部164から予め登録された暗証番号が読み出される。そして、続くステップS415にて、両暗証番号が一致しているか否かの判定が行われる。
【0043】
ステップS415において、キー入力部15から入力された暗証番号と、暗証番号格納部164から読み出された暗証番号が一致していると判定された場合には、続くステップS420にて、不正使用判定部111の不正使用判定動作が一時停止される。このような構成とすることにより、正ユーザは、装着許可されていない外部メモリしか持たないユーザに対して、一時的に携帯電話機10を提供することが可能となる。なお、本構成を採用する場合には、従来と同様、不正ユーザによる暗証番号解読のおそれがあることに留意すべきである。
【0044】
なお、上記実施形態では、外部メモリ30が装着許可されたものであるか否かを判定するために、外部メモリ各々に個別付与されたメモリIDを参照する構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、メモリIDに代えて、外部メモリ各々に格納された電話番号IDを参照する構成としてもよい。このような構成とすることにより、より正確に不正使用判定を行うことが可能となる。
【0045】
また、上記実施形態では、本発明を携帯電話機に適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、着脱可能な外部メモリから通信動作に必要な情報を読み出してその通信動作を行う通信端末に広く適用が可能である。
【0046】
【発明の効果】
上記したように、本発明に係る通信端末は、装置全体を制御する制御部と、該制御部の指示に応じて外部との通信を行う通信部と、制御部に外部メモリを着脱するためのインターフェイス部と、を有して成り、該インターフェイス部に装着された外部メモリから通信動作に必要な情報を読み出してその通信動作を行う通信端末において、インターフェイス部に装着された外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する不正使用判定部を有し、装着許可されたものでない場合には、所定の不正使用対抗措置をとる構成としている。
【0047】
より具体的に言うと、上記構成から成る通信端末は、外部メモリ各々に個別付与されているメモリIDを格納するID格納部を有し、不正使用判定部では、ID格納部から読み出されたメモリIDと、外部メモリから読み出されたメモリIDとを比較参照することで、該外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する構成にするとよい。
【0048】
このような構成とすることにより、装着許可された外部メモリを有する正ユーザにのみ通信端末の使用を許可する一方、外部メモリを取り換えられた通信端末の不正使用については的確な対抗措置をとることが可能となる。
【0049】
或いは、上記構成から成る通信端末は、外部メモリ各々に個別付与されている電話発着信動作に必要な電話番号IDを格納するID格納部を有し、不正使用判定部では、ID格納部から読み出された電話番号IDと、外部メモリから読み出された電話番号IDを比較参照することで、該外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する構成にするとよい。このような構成とすることにより、より正確に不正使用判定を行うことが可能となる。
【0050】
また、上記構成から成る通信端末は、外部メモリから読み出されたメモリIDまたは電話番号IDをID格納部に自動格納する構成にしてもよい。このような構成とすることにより、登録の手間を軽減することができる。特に、複数の外部メモリに装着許可を設定する場合には、本動作を採用することが効果的である。
【0051】
なお、上記構成から成る通信端末は、不正使用対抗措置として、通信部における通信動作を非許可とする構成にするとよい。このような構成とすることで、通信端末が盗難の被害に遭った場合でも、正ユーザがその使用契約を破棄すれば、装着許可された外部メモリを持たない不正ユーザは、該通信端末を以後不正使用することができなくなる。
【0052】
また、上記構成から成る通信端末は、位置情報を取得する位置情報取得部と、連絡先情報を格納する連絡先格納部を有し、不正使用対抗措置として、位置情報を所定連絡先に通報する構成にするとよい。このような構成とすることにより、通信端末が盗難された場合でも、その追跡・回収を容易に行うことができる。
【0053】
さらに、上記構成から成る通信端末は、不正使用対抗措置として、位置情報に加えて、通信端末各々に個別付与されている本体IDを所定連絡先に通報する構成にするとよい。このような構成とすることにより、複数の通信端末に関する情報を盗難センターで一括管理する場合にも、どの通信端末がどこで盗難の被害に遭ったかを瞬時に判定することができる。
【0054】
なお、上記構成から成る通信端末は、暗証番号を格納する暗証番号格納部と、入力を受け付ける入力部と、該入力部から前記暗証番号が入力されたか否かを判定する入力判定部と、を有し、前記暗証番号が入力された場合、不正使用判定部の動作を停止する構成にしてもよい。このような構成とすることにより、正ユーザは、装着許可されていない外部メモリしか持たないユーザに対して、一時的に通信端末を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 不正使用判定部111による不正使用判定動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 メモリID格納動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 不正使用判定停止動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 携帯電話機
11 制御部
111 不正使用判定部
12 無線通信部
121 ベースバンド部
122 無線部
123 アンテナ
13 画面表示部
131 表示駆動部
132 表示部
14 音声入出力部
141 音声処理部
142 音声入力部(マイク)
143 音声出力部(スピーカ)
15 キー入力部
16 メモリ部
161 本体ID格納部
162 メモリID格納部
163 連絡先格納部
164 暗証番号格納部
17 位置情報取得部
18 外部メモリインターフェイス部(外部メモリI/F部)
20 基地局
30 外部メモリ

Claims (4)

  1. 装置全体を制御する制御部と、該制御部の指示に応じて外部との通信を行う通信部と、前記制御部に外部メモリを着脱するためのインターフェイス部と、を有して成り、該インターフェイス部に装着された前記外部メモリから通信動作に必要な情報を読み出してその通信動作を行う通信端末において、
    前記インターフェイス部に装着された前記外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定する不正使用判定部と、位置情報を取得する位置情報取得部と、連絡先情報を予め格納する連絡先格納部と、装着許可しようとする前記外部メモリに個別付与されているメモリIDまたは電話発着信動作に必要な電話番号IDを予め格納するID格納部と、を有して成り、
    装着許可しようとする前記外部メモリから読み出されたメモリIDまたは電話番号IDについては、これを前記ID格納部に自動格納するものであって、
    前記不正使用判定部では、前記ID格納部から読み出されたメモリIDまたは電話番号IDと、前記インターフェイス部に装着された前記外部メモリから読み出されたメモリIDまたは電話番号IDと、を比較参照することで、前記インターフェイス部に装着された前記外部メモリが装着許可されたものであるか否かを判定し、
    前記インターフェイス部に装着された前記外部メモリが装着許可されたものでないと判定された場合には、不正使用対抗措置として、外部からの制御信号や不正な発信要求を待つことなく自発的に前記位置情報を所定の連絡先に通報することを特徴とする通信端末。
  2. 前記位置情報の通報後も、通信停止措置をとることなく、前記位置情報の通報を逐次継続することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記不正使用対抗措置として、前記位置情報に加えて、前記通信端末各々に個別付与されている本体IDを前記連絡先に通報することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信端末。
  4. 暗証番号を格納する暗証番号格納部と、入力を受け付ける入力部と、該入力部から前記暗証番号が入力されたか否かを判定する入力判定部と、を有し、前記暗証番号が入力された場合、前記不正使用判定部の動作を停止することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の通信端末。
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