JP4029424B2 - Fuel delivery pipe - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポンプから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるいは気筒内に直接噴射する燃料インジェクタ(噴射ノズル)を介して供給するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関し、特に燃料通路を有する連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
フユーエルデリバリパイプは、ガソリンエンジンの電子燃料噴射システムに広く使用されており、燃料通路を有する連通管から複数個の円筒状ソケットを介して燃料インジェクタに燃料を送った後、燃料タンク側へと戻るための戻り通路を有するタイプと、戻り通路を持たないタイプ(リターンレス)とがある。最近は高温の戻り燃料による蒸散ガス低減対策やコストダウンのため戻り通路を持たないタイプが増加してきたが、それに伴い、インジェクタから噴射させるために弁を開閉させるスプールの往復運動に起因する反射波(衝撃波)や脈動圧による燃料噴射脈動によって、フユーエルデリバリパイプや関連部品が振動し耳ざわりな異音を発するという問題が発生していた。加えて、インジェクタのスプールの着座に伴う衝撃による異音も発生していた。
燃料を直接燃焼室内に噴射するいわゆる直噴型のエンジンでは、高圧のサプライポンプが設けられるため、その大きな脈動を吸収するためにパルセーションダンパが設けられており、通常の燃料噴射型(MPI)エンジンの場合においても一部で採用されているが、スペースの制約とコスト高から採用するのは容易でない。
【0003】
図8は、デリバリパイプ1,2の箱形断面の一部をアブゾーブ面にして振動を吸収するようにした従来例を表している。図8Aでは燃料噴射弁に接続されるソケット3に対向する上面95が薄板で作られてアブゾーブ面を提供しており、図8Bでは側面96が薄板で作られてアブゾーブ面を提供している。
しかしながら、この形式のフユーエルデリバリパイプでは連通管の下方からソケットが大きく突出しているため、連通管の高さHにソケットの突出高さRを加えた全高がかなり大きくなり、エンジンルーム内の狭いスペース内に収納できないという設計上の問題点があった。加えて、ソケットの突出高さが大きくなると溶接・ろう付け時にソケットが微妙に傾いた場合、ソケットの自由端での誤差が大きくなって作り直しが必要になるという製造上の問題点があった。
【0004】
特開平10−331743号「内燃機関の燃料分配管構造」では、フユーエルデリバリパイプの剛性を高めることで、脈動による大きな放射音が発生するのを抑制している。
特開昭60−240867号「内燃機関用燃料噴射装置の燃料供給導管」は、フユーエルデリバリパイプを改良するため、燃料供給導管の壁の少なくとも1つを燃料の脈動を減衰させるように弾性的に構成している。
同様に、特開平8−326622号「燃料圧力脈動減衰装置」や特開平11−37380号「デリバリパイプ」にも、フユーエルデリバリパイプを改良して脈動を抑制させる装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、燃料インジェクタの開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を低減させると共に前述した設計上及び製造上の問題点を解決することが可能なフユーエルデリバリパイプの新規な構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の前述した課題は、その第1の態様において、直線状に延びる燃料通路を内部に有する連通管と、この連通管の端部又は側部に固定された燃料導入管と、前記連通管に交差して突設され一部が前記燃料通路に連通し開放端部が燃料噴射ノズル先端を受け入れる複数のソケットとを備えて成るフユーエルデリバリパイプにおいて、連通管の外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、ソケット内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の上端が前記連通管内部のソケット取付部分の上面よりもさらに上方まで連通管内部に侵入しているフユーエルデリバリパイプによって達成される。
【0007】
【作用】
かかる構造を採用することにより、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えてエンジンルーム内への収納性を向上させながら、ソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させることが可能になる。
加えて、連通管からのソケットの突出長さが小さくなるので、溶接・ろう付け時にソケットが微妙に傾いてもソケットの自由端での誤差は大きくならず修正や作り直しの必要性が減少するという製造上の利点が得られる。
【0008】
好適な態様として、連通管の外壁面のうちソケットの取付面を段付き面・屈曲面などの非平坦面として他の面よりも剛性を高くすれば、ソケットの周囲から発する異音の振動伝達特性を低下させて異音の発生を抑制することができる。
【0009】
アブゾーブ面による脈動吸収の理論的な根拠としては、燃料インジェクタの開閉時に発生する衝撃波が、ソケットの燃料流入口へと流入あるいは瞬間的な逆流によって流出する際に、可撓性のアブゾーブ面の撓みによって衝撃や脈動が吸収されることと、バネ定数の比較的小さい薄肉の部材が撓んで変形することにより容積が変化し燃料の圧力変動を吸収するものと理解される。
【0010】
本発明において、アブゾーブ面の肉厚は他の面の肉厚と同じか又はそれ以下であることが望ましい。また、アブゾーブ面を構成する円弧面の曲率半径はアブゾーブ面の肉厚の2倍よりも大きいことが望ましい。
【0011】
本発明において、連通管の外壁部やアブゾーブ面の板厚・縦横の比率・ソケットの燃料流入口と対向する面との隙間などは、特にエンジンのアイドリング時において振動や脈動が最も小さい値になるように実験や解析によって定めることができる。
本発明は基本的に連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものであるから、ブラケットの取り付け寸法を維持することにより、従来のフユーエルデリバリパイプに対して互換性を維持することができる。本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照した以下の記載により明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1A〜Cは本発明の第1の態様によるフユーエルデリバリパイプ10を表しており、図1Aは全体の斜視図、図1Bは連通管の長手方向に沿って一部を破断した縦断面図、図1Cはソケット部分での縦断面図である。
クランク軸方向に沿って延伸する連通管11の底面には、噴射ノズルの先端を受け入れるためのソケット3が、例えば4気筒エンジンであれば4個が所定の間隔と角度で取り付けられている。連通管11には、さらにフユーエルデリバリパイプ10をエンジン本体に取り付けるための厚肉で堅固なブラケット4が2個横方向に架け渡されている。燃料は矢印の方向へと流れ、ソケット3から燃料インジェクタ6を介して各吸気通路あるいは気筒内へ直接噴射される。
【0013】
内部に燃料通路12を有する連通管11の端部にはコネクタ(図示せず)を介して燃料導入管5がろう付けや溶接で固定されている。連通管11の端部には燃料タンクに戻るための戻り管を設けることができるが、リターンレスタイプのフユーエルデリバリパイプでは、戻り管は設けられていない。
【0014】
図1Cに示すように、この例では連通管11は円形断面の炭素鋼・ステンレス鋼などのパイプをつぶして形成した偏平長方形断面に作られている。連通管11の縦横寸法は、例えば板厚1.2mmの平板で、高さを6.4mm、幅を32mm程度に設定することができる。
【0015】
本発明の特徴に従い、偏平長方形断面の連通管11の外壁部でソケット取付面11bに対向する上面11aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、このアブゾーブ面はソケット3の燃料流入口13に対向しているため、燃料噴射の際の振動や衝撃を吸収する働きをする。連通管11の内部通路12の上面12aと燃料流入口13との間の隙間Sは例えば0.5〜3mm程度に設定することができる。
さらに、ソケット3内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所3bの上端3aが連通管11内部のソケット取付部分の上面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入している。
かかる構造に基づき、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えながらソケット部分に流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっている。
【0016】
図2A,Bはそれぞれ他の実施例によるフユーエルデリバリパイプ20,25を表している。図2Aでは連通管21の上面21aがアブゾーブ面を提供し、さらに、ソケット3内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所3bの上端3aが連通管21内部のソケット取付部分の上面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入している。また図2Aでは、連通管21の外壁面のうちソケットの取付面21bが段付き面の形状に作られてアブゾーブ面21aよりも剛性が高くなっており、この高剛性面が、ソケットの周囲から発する異音の振動伝達特性を低下させて異音の発生を抑制するようになっている。
図2Bでは連通管26の上面26aがアブゾーブ面を提供し、さらに、ソケット3内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所3bの上端3aが連通管26内部のソケット取付部分の上面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入している。また図2Bでは、連通管26の外壁面のうちソケットの取付面26bが円弧状の屈曲面の形状に作られてアブゾーブ面26aよりも剛性が高くなっており、この高剛性面が、ソケットの周囲から発する異音の振動伝達特性を低下させて異音の発生を抑制するようになっている。
【0017】
図3A〜Cはさらに他の実施例によるフユーエルデリバリパイプ30,33,36を表しており、それぞれの例では、連通管の上面31a,34a,37aが可撓性のアブゾーブ面を提供しており、さらにソケット32,35,38内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所32b,35b,38bの上端32a,35a,38aが連通管内部のソケット取付部分の上面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入している。
ソケット32,35,38は上端が水平にカットされそれぞれ異なる断面形状に作られているが、これらはエンジン側の取付位置や寸法に対応して自由に変形することができる。図3Aにおけるソケット32の下端には突起32cが設けられているが、これは噴射ノズルの回り止めとして周知の構造である。
【0018】
図4〜図7の例は製造上の工夫を取り入れた変形例であり、いずれの例においても本発明の特徴に基づき、各連通管の上面が略平坦状又は略円弧状で可撓性のアブゾーブ面を提供し、さらにソケット部分内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の上端が連通管内部のソケット取付部分の上面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)侵入あるいは延伸している。
【0019】
図4は連通管66の外壁下面のソケット周囲部分67を凹凸状に変形させて剛性を高めた例、図5はソケット部分73の上端を水平にカットし連通管71の外壁下面のソケット周囲部分74を凹凸状に変形させて剛性を高めた例、図6は連通管76の外壁下面のソケット周囲部分77を凹凸状に変形させて剛性を高めると共に上方に折り返し補強部分(バーリング)78を設けてろう付けの位置や傾きの精度を向上させるようにした例、図7は連通管85の外壁下面のソケット周囲部分に折り返し補強部分(バーリング)88を形成し、ソケット83の下端外周に噴射ノズルの回り止め86を設けると共にリング状のカラー87を配置して、ろう付けの位置や傾きの精度を向上させるようにした例である。
【0020】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えてエンジンルーム内への収納性を向上させながら、ソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させることが可能になり、加えて、連通管からのソケットの突出長さが小さくなるので、溶接・ろう付け時にソケットが微妙に傾いてもソケットの自由端での誤差は大きくならず作り直しの必要性が減少して製造上の利点が得られる等、その技術的効果には極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフユーエルデリバリパイプの全体を表わす斜視図とソケット部分の縦断面図である。
【図2】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図3】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図4】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図5】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図6】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図7】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図8】 従来のデリバリパイプにおけるアブゾーブ面の断面図である。
【符号の説明】
3,32 ソケット
3a,32a 上端
3b,32b 凹所
5 燃料導入管
10,20,30 フユーエルデリバリパイプ
11,21,26 連通管
11a,21a,26a アブゾーブ面
11b,21b,26b ソケット取付面
12 燃料通路
12b ソケット取付部分上面
13 燃料流入口
P 侵入延伸寸法[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel for supplying fuel fed from a fuel pressurizing pump of an electronic fuel injection type automobile engine via a fuel injector (injection nozzle) for directly injecting the fuel into each intake passage or cylinder of the engine. The present invention relates to the improvement of the delivery pipe, and particularly relates to the cross-sectional structure of the communication pipe having the fuel passage and the external structure of the communication pipe.
[0002]
[Prior art]
Fuel delivery pipes are widely used in electronic fuel injection systems for gasoline engines. After fuel is sent from a communication pipe having a fuel passage to a fuel injector through a plurality of cylindrical sockets, the fuel delivery pipe is moved to the fuel tank side. There are a type having a return path for returning and a type having no return path (returnless). Recently, the type that does not have a return passage has been increasing due to measures to reduce transpiration gas with high-temperature return fuel and cost reduction. Along with this, the reflected wave caused by the reciprocating motion of the spool that opens and closes the valve to inject from the injector The fuel injection pulsation due to (shock wave) and pulsation pressure has caused a problem that the fuel delivery pipe and related parts vibrate and generate an unusual noise. In addition, abnormal noise was also generated due to the impact accompanying the seating of the injector spool.
In a so-called direct injection type engine in which fuel is directly injected into a combustion chamber, a high-pressure supply pump is provided. Therefore, a pulsation damper is provided to absorb the large pulsation, and a normal fuel injection type (MPI) Although it is also used in some cases in the case of engines, it is not easy to adopt due to space constraints and high costs.
[0003]
FIG. 8 shows a conventional example in which a part of the box-shaped cross section of the
However, in this type of fuel delivery pipe, the socket protrudes from the lower side of the communication pipe, so that the total height of the communication pipe height H plus the protrusion height R of the socket becomes considerably large, and the interior of the engine room is narrow. There was a design problem that it could not be stored in the space. In addition, if the protruding height of the socket is increased, if the socket is tilted slightly during welding or brazing, an error at the free end of the socket becomes large, and a rework is required.
[0004]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-331743 “Fuel distribution pipe structure for internal combustion engine” suppresses the generation of large radiated sound due to pulsation by increasing the rigidity of the fuel delivery pipe.
Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-240867, “Fuel Supply Pipe for Fuel Injection Device for Internal Combustion Engine” is an elastic so as to attenuate fuel pulsation at least one of the walls of the fuel supply pipe in order to improve the fuel delivery pipe. It is configured.
Similarly, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-326622 “Fuel Pressure Pulsation Damping Device” and Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-37380 “Delivery Pipe” also show devices for improving pulsation by improving the fuel delivery pipe.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a novel structure of a fuel delivery pipe that can reduce the shock wave and pulsation pressure generated when the fuel injector is opened and closed and can solve the above-mentioned design and manufacturing problems. There is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a communication pipe having a linearly extending fuel passage, a fuel introduction pipe fixed to an end portion or a side portion of the communication pipe, and the communication pipe. A fuel delivery pipe having a plurality of sockets projecting to intersect with the fuel passage and having an open end portion receiving the tip of the fuel injection nozzle. The outer wall surface of the communication pipe is flat or circular. A fuel that includes an arcuate and flexible absorber surface, and the upper end of the recess that receives the tip of the injection nozzle inside the socket penetrates into the inside of the communicating pipe further upward than the upper surface of the socket mounting portion inside the communicating pipe Achieved by delivery pipe.
[0007]
[Action]
By adopting such a structure, it is possible to reduce the pulsation pressure and shock wave of the fuel flowing into the socket by bending the absorber surface, while keeping the total height of the fuel delivery pipe low and improving the storage capacity in the engine room. It becomes possible.
In addition, the length of the socket protruding from the communication pipe is small, so even if the socket is tilted slightly during welding and brazing, the error at the free end of the socket does not increase and the need for correction or reworking decreases. Manufacturing advantages are obtained.
[0008]
As a preferred mode, if the mounting surface of the socket on the outer wall surface of the communication pipe is a non-flat surface such as a stepped surface or a bent surface, and the rigidity is higher than the other surfaces, the vibration transmission of noise generated around the socket It is possible to suppress the generation of abnormal noise by reducing the characteristics.
[0009]
The rationale for absorbing pulsation by the absorber surface is that the shock wave generated when the fuel injector is opened and closed flows into the socket's fuel inlet or flows out due to momentary reverse flow. It is understood that shock and pulsation are absorbed by this, and that a thin member having a relatively small spring constant is bent and deformed to change the volume and absorb fuel pressure fluctuations.
[0010]
In the present invention, the thickness of the absorber surface is preferably the same as or less than the thickness of the other surfaces. Further, it is desirable that the radius of curvature of the arc surface constituting the absorber surface is larger than twice the thickness of the absorber surface.
[0011]
In the present invention, the outer wall of the communication pipe, the thickness of the absorber surface, the aspect ratio, the gap between the socket and the surface facing the fuel inlet, etc., have the smallest values of vibration and pulsation especially when the engine is idling. It can be determined by experiment and analysis.
Since the present invention basically relates to the cross-sectional structure of the communication pipe and the external structure of the communication pipe, it is possible to maintain compatibility with the conventional fuel delivery pipe by maintaining the mounting dimensions of the bracket. it can. Other features and advantages of the present invention will become apparent from the following description with reference to the embodiments of the accompanying drawings.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1A to 1C show a
For example, in the case of a four-cylinder engine, four
[0013]
The fuel introduction pipe 5 is fixed to the end of the
[0014]
As shown in FIG. 1C, in this example, the
[0015]
According to the feature of the present invention, the upper surface 11a facing the socket mounting surface 11b at the outer wall portion of the
Further, the
Based on this structure, the pulsation pressure of the fuel flowing into the socket portion and the shock wave are reduced by bending the absorber surface while keeping the overall height of the fuel delivery pipe low.
[0016]
2A and 2B represent
In FIG. 2B, the upper surface 26 a of the
[0017]
FIGS. 3A-C show
The
[0018]
The examples of FIGS. 4 to 7 are modified examples incorporating device for manufacturing . In any of the examples, based on the characteristics of the present invention, the upper surface of each communication pipe is substantially flat or substantially arc-shaped and flexible. The upper end of the recess that provides the absorber surface and receives the tip of the injection nozzle inside the socket portion penetrates or extends beyond the
[0019]
4 shows an example in which the socket
[0020]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the pulsation pressure of the fuel flowing into the socket and the shock wave are deflected on the absorber surface while keeping the height of the fuel delivery pipe low and improving the storage capacity in the engine room. In addition, the length of the socket protruding from the communication pipe is reduced, so even if the socket is tilted slightly during welding or brazing, the error at the free end of the socket does not increase and the socket is remade. The technical effects are quite significant, such as reducing the need for and providing manufacturing advantages.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the entire fuel delivery pipe according to the present invention and a longitudinal sectional view of a socket portion.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view of an absorber surface in a conventional delivery pipe.
[Explanation of symbols]
3, 32
Claims (2)
前記連通管の外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、
前記ソケット内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の上端が前記連通管内部のソケット取付部分の上面よりもさらに上方まで連通管内部に侵入しており、
これにより、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えながらソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを特徴とするフユーエルデリバリパイプ。A communication pipe having a fuel passage extending in a straight line, a fuel introduction pipe fixed to an end portion or a side portion of the communication pipe, a portion projecting across the communication pipe and a part thereof communicating with the fuel passage In the fuel delivery pipe comprising a plurality of sockets whose open ends receive the fuel injection nozzle tips,
The outer wall surface of the communication pipe includes a flat or arcuate flexible absorber surface,
The upper end of the recess that receives the tip of the injection nozzle inside the socket penetrates into the inside of the communicating pipe further up than the upper surface of the socket mounting part inside the communicating pipe,
As a result, the fuel delivery pipe is characterized in that the pulsation pressure and shock wave of the fuel flowing into the socket are reduced by the deflection of the absorber surface while keeping the overall height of the fuel delivery pipe low.
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