JP4028210B2 - Partition unit and partition wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空間を間仕切るための間仕切ユニット及びこの間仕切ユニットにより形成された間仕切壁に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内の広い空間を可動式の壁や家具を用いて間仕切し、後から簡易的に小空間を作り出す技術が知られている。このような間仕切としては、比較的薄いパネル状の部材を用いて、壁や衝立のように見せて空間を間仕切るタイプや、比較的厚みがある箱状の部材を用いて、収納家具を兼ねて間仕切りするタイプ等が知られている。
【0003】
比較的薄いパネル状の部材のタイプは、オフィス等に利用されることが多く、例えば個人用の作業スペースや、接客用のコーナを簡易に形成する。このようなパネル状の部材は、奥行き方向が薄いため簡易的には横方向に連結して壁面が形成される。
【0004】
比較的厚みがある箱状の部材のタイプは、家庭やオフィス等で収納と間仕切りを兼用するために利用されることが多い。オフィスで利用される場合には、書類やファイル、あるいは商品の収納などに用いられる。また家庭では、子供部屋を子供の成長に合わせて2つに仕切ったり、居間と台所を仕切ったりするために用いられる。いずれの場合にも家具と兼用したような形状を呈している。そのため、比較的奥行き方向に厚みがあり、横に並べるだけでなく積み重ねて使用するものも提案されている。これらは、収納の利便性や組み合わせやすさを考慮して、扉が設けられていなかったり、見かけ上も家具として認識できるようなデザインのものが適用されたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、比較的薄いパネル状の部材のタイプは、薄いため壁面状の外観を有するものの、従来は配線程度が収納できる厚みしかない。また、厚みが薄いため高さ方向に簡単に積み重なることができなかった。そのため、レイアウト変更などで間仕切の高さを変更したい場合には、高さの異なるパネル状の部材を新たに購入しなければならなかった。
【0006】
一方、比較的厚みがある箱状の部材のタイプは、収納力があるものの、これらで間仕切ることで空間内に占める設置面積が大きくなり、収納以外に有効に活用できる空間が少なくなってしまうという課題があった。
【0007】
また、家具の内部の収納物が露出したり、収納家具であることが明らかに認識されたりすると、特にオフィス等では、雑然とした印象を与えがちで、美観を損なうという課題も有していた。
【0008】
このような課題を考慮して、本発明では、薄壁状の外観を有していながら、自由に高さや幅等の大きさを変えることができるとともに、適度な収納力を備え、美観にも優れた間仕切ユニット及びこの間仕切ユニットを用いた間仕切壁を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の間仕切ユニットは次のような手段を採用する。
【0010】
請求項1に記載した間仕切ユニットは、内部に収納空間と奥行き方向に対向する二面の開口とを有した枠状で上下左右に連続可能な基部材と、前記開口に開閉可能であることを隠蔽している扉部材とを備えた、薄壁状の間仕切の一部を構成するものであり、前記基部材の上板と底板、及び両側板に連結孔を対向して備え、前記連結孔は、前記ユニットの設置方向を上下左右に反転させたときに合致する位置に設けられているとともに、基部材の内側が大径、外側が小径の2つの径の円筒を同心円状に縦に重ねた構造を有していること、前記連結孔のうち基部材の上板のものには、当該上板の連結孔の形状に適合する雄ねじ部材が挿入されるとともに、基部材の底板の連結孔には、底板の連結孔の形状に適合しかつ内部に雌ねじ加工が施された雌ねじ部材が挿入されること、基部材の一方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ内部に円筒の凹部を有する凹状部材が挿入され、他方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ凹状部材と嵌合する凸部を先端に設けた凸状部材が挿入されることを特徴としている。
【0011】
この手段では、連続して積み重ねたり横に並べたりすることで、任意の高さや幅を形成することが可能である。そして、薄壁状の外観を得るために基部材は比較的薄い奥行き方向の長さを有していながら、可能な範囲で内部に出し入れ可能な収納空間が設けられ、適度な収納力も備えている。また、扉部材は明らかに扉であるとわかると、家具として認識され壁面としての印象を与え難い。そのため、扉部材を備えていても、それが扉であるという印象を与えないように、開閉可能であることを隠蔽した外観に形成されている。すなわち、扉部材は、取っ手が設けられていなかったり、または取っ手があっても外から見えないように隠されていたり、あるいはヒンジ部材を外から見えないように設けたりすることで、壁のように見せ掛けられる。
【0012】
また、間仕切ユニットを上下に重ねた際には連結孔が一方の上板と他方の底板で位置が合致し、2つの間仕切ユニットを並べた際には連結孔がそれぞれの側板どうしで位置が合致する。
上板に雌ねじ部材を、また、底板に雄ねじ部材を挿入することにより、雄ねじと雌ねじとを螺合させることにより上板と底板とが連結固定される。
さらに、上述した連結孔及び連結部材による基部材の連結作業が、間仕切ユニットを並べたり積層した後に作業できるため、例えば多数の間仕切ユニットを連結した後に、そのうちの1つを取り外して交換したり、組み替えたりが容易にできる。
【0013】
さらに、扉部材を開口の一面にとりつけると一方から開閉でき、二面に取り付けると双方から開閉できる。一面に取り付ける際には、都合に応じた面に扉部材が取り付けられる。そして、基部材自体の設置方向を替えて設置することで、開閉の向きを容易に変更できる。
【0014】
請求項2に記載の間仕切ユニットは、内部に収納空間と奥行き方向に対向する二面の開口とを有した枠状で上下左右に連続可能な基部材を備え、前記開口に板状部材、引き出し部材、あるいは開閉可能であることを隠蔽している扉部材が交換可能に取り付けられた、薄壁状の間仕切の一部を構成するものであり、前記基部材の上板と底板、及び両側板に連結孔を対向して備え、前記連結孔は、前記ユニットの設置方向を上下左右に反転させたときに合致する位置に設けられているとともに、基部材の内側が大径、外側が小径の2つの径の円筒を同心円状に縦に重ねた構造を有していること、前記連結孔のうち基部材の上板のものには、当該上板の連結孔の形状に適合する雄ねじ部材が挿入されるとともに、基部材の底板の連結孔には、底板の連結孔の形状に適合しかつ内部に雌ねじ加工が施された雌ねじ部材が挿入されること、基部材の一方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ内部に円筒の凹部を有する凹状部材が挿入され、他方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ凹状部材と嵌合する凸部を先端に設けた凸状部材が挿入されることを特徴としている。
【0015】
この手段では、扉部材と板状部材を交換することができるため、一旦扉部材と板状部材を取り付けた後でも、必要に応じて入れ替えて開閉できる側を変更したり、二面ともに扉部材を取り付けて双方から開閉できるよう変更したりできる。また、扉部材に替えて引き出し部材を基部材の内部に挿入することができる。
【0016】
請求項3に記載の間仕切ユニットは、請求項1又は2に記載の扉部材が上下方向に開閉する機構を有し、開閉の上向き用と下向き用が兼用されることを特徴としている。
この構成では、低い位置に設置する際には上向きに開口し、高い位置に設置する際には下向きに開口することで、高さに応じた取り出し易さが備えられる。また、扉部材は、上向き用と下向き用が兼用されるため、扉部材を取り付けた基部材の天地を替えて設置したり、基部材に対する扉部材の取付位置を替えたりすることで、開く向きの上下が容易に変更される。
【0017】
請求項4に記載の間仕切ユニットは、請求項1〜3のいずれかに記載した基部材の内部に、収納物の転落を防止するホルダ部材が備えられていることを特徴としている。
この構成においては、基部材は、薄壁とするために奥行き方向の長さが短く形成されている。そのため、収納物を安定して設置するのに十分な収納空間が得られず、収納物の転落が懸念されるので、ホルダ部材を設けて転落が防止される。
【0018】
請求項5に記載の間仕切壁は、請求項1〜4のいずれかに記載の間仕切ユニットを上下左右方向に任意の個数連続させて壁面を形成してなるものであり、各間仕切ユニットの基部材が単一の基準寸法で、かつ、上下左右の区別なく形成されていることを特徴としている。
この構成では、高さ方向あるいは横方向に連続させる間仕切ユニットの個数を変えることで任意の大きさの壁面が間仕切として形成され、適度な収納力を備えつつ壁状の外観が得られる。
【0019】
請求項6に記載の間仕切壁は、請求項5に記載した壁面の横方向の端面に、前記壁面に交差する面を形成する支持部材が付設されていることを特徴としている。
この構成では、間仕切ユニットにより形成された壁面は、比較的厚みが薄いため傾倒が懸念されるが、端面に支持部材を付設することにより傾倒を防止し、安全性が備えられる。
【0020】
請求項7に記載の間仕切壁は、請求項6に記載した支持部材に、装飾空間が備えられていることを特徴としている。
この構成では、支持部材が実用的に間仕切壁の傾倒を防止しながら、装飾空間に植木鉢や花瓶、絵画、オブジェ等の装飾を施すことができる。そのため、支持部材が間仕切壁を支持していることを強調せずに、壁面の美観が向上されるとともに、憩いの雰囲気が醸し出される。
【0021】
請求項8に記載の間仕切壁は、請求項6又は7に記載した支持部材に表示機能が備えられていることを特徴としている。
この構成では、支持部材が実用的に間仕切壁の傾倒を防止しながら、表示機能により壁面で間仕切された空間の室名やその他の案内を表示することができる。
【0022】
請求項9に記載の間仕切壁は、請求項6〜8のいずれかに記載した支持部材が、内部に配線空間を有するパイプ状部材により構成されていることを特徴としている。
この構成では、支持部材は、実用的に間仕切壁の傾倒を防止しながら、目障りな配線等をパイプ状部材内に隠すことにより美観が向上される。また、パイプ状部材を用いることでデザインに新鮮さが付加される。
【0023】
請求項10に記載の間仕切壁は、請求項6〜9のいずれかに記載した壁面の上端には天井面との間に、長さ調節が可能な突っ張り部材と、前記突っ張り部材を被覆するカバー部材とが設けられていることを特徴としている。
この構成では、間仕切ユニットを積層して形成した壁面を突っ張り部材で天井面に固定することで高く積層された壁面の傾倒を防止する。また突っ張り部材をカバー部材で被覆することにより突っ張り部材の露出を防止し、美観を向上させる。
【0024】
請求項11に記載の間仕切壁は、請求項10に記載したカバー部材が、弾性を有するとともに所定の厚みに形成され、壁面から天井までの距離に応じてカバー部材の積層枚数を変えることを特徴としている。
この構成では、天井までの高さは空間によって様々であるため、所定の厚みで形成されたカバー部材の挿入枚数を変えることと、カバー部材は弾性により高さ(厚み)方向に変形することにより、壁面の上端から天井までの高さが変わっても突っ張り部材を被覆することができる。また、カバー部材は弾性により天井の形状への密着力も備えられる。
【0025】
請求項12に記載の間仕切壁は、請求項6〜11のいずれかに記載した壁面の下端には高さ調節可能な巾木部が設けられ、巾木部の高さは、壁面の最下層の間仕切ユニットの内側に表出した調整部材によりなされることを特徴としている。
この構成では、巾木部で高さ調整することで、間仕切壁の高さを微調整することができる。また、この巾木部の調整が間仕切ユニットの内側からでき、調整部材が表出しているため、調整の作業性が向上される。
【0026】
請求項13に記載の間仕切壁は、請求項12に記載した巾木部が、それぞれ略々板状を呈し上下に対向して配置された2枚の巾木部材と、調整部材と螺合する設置部材とを備え、調整部材は上方の巾木部材に回転自在に保持され、下方の巾木部材に固定された設置部材との螺合の度合いを変えることで、2枚の巾木部材の間隔を変え高さ調節することを特徴としている。
この構成では、調節部材と設置部材の螺合の度合いを変えるだけで容易に巾木部の高さが調節される。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。実施の形態(1)では、本発明の間仕切ユニット及びこの間仕切ユニットで形成した間仕切壁について説明する。図1は、実施の形態(1)の間仕切ユニット及び間仕切壁の外観斜視図、図2は図1のA−A線で切断した扉部材開放時の横断面図、図3は図1のB−B線で切断した扉部材開放時の縦断面図、図4は連結部分の断面図、図5は巾木部を説明する正面側から見た断面図、図6は巾木部の要部を説明する側面側から見た拡大断面図、図7は天井付近の説明図及び要部の断面図、図8はホルダ部材を取り付けた正面図、図9はホルダ部材を取り付けた横断面図、図10〜図12は支持部材を取り付けた状態の外観図、図13〜図14は扉部材の他例を示す外観図、図15は間仕切ユニットを用いた間仕切壁のレイアウト例を示す簡略斜視図である。
【0042】
本発明の間仕切ユニット1は、内部に収納空間201と奥行き方向に開口202とを有した枠状で上下左右に連続可能な基部材2と、前記開口202に取り付けられ開閉可能であることを隠蔽している扉部材3とを備え、薄壁状の間仕切の一部を構成するものである。
【0043】
そして、この間仕切ユニット1を上下左右に任意の個数連続させて壁面11を形成するよう間仕切壁10が構成されている。
【0044】
基部材2は、奥行き方向に対向する二面が開口202となっており、幅方向の長さに比べて奥行き方向の長さがかなり短く枠状に形成されている。実施の形態(1)では、浅い筒状の直方体に形成しているが、上下左右に連続して積層、併設できれば、曲面で形成しても、平面視または側面視が台形や平行四辺形であっても、その他の形状であってもよい。基部材の奥行き方向の長さは、間仕切壁10を形成した際に薄壁状の外観、印象を与える程度の寸法に設定されている。実施の形態(1)では、基部材2は単一の基準寸法で形成され、上下左右の区別なく形成されているものとする。これにより製造コストを削減することができるという大きな特長を有する。しかし、必要に応じて複数の寸法を用意し、組み合わせて使用するよう構成してもよい。この基部材2の開口202の二面には、開閉自在の扉部材3と、開口202を封止する板状部材301のいずれを取り付けてもよい。すなわち、2面ある開口202のいずれか一面に扉部材3を他面に板状部材301を取り付ければ片方から開閉するタイプとなり、両面に扉部材3を取り付ければ双方から開閉するタイプとなる。またもし、開閉の必要がない場合には、双方に板状部材301を取り付け、開閉不可能としてもよい。そして、実施の形態(1)では、扉部材3と板状部材301の取り付けに、一旦取り付けた後でも交換できる部材を使用し、必要に応じていつでも取り付け取り外しができるようにしている。そのため、扉部材3と板状部材301の取り付けを交換して、後から開閉する側を変えたり(もちろん扉部材3と板状部材301を交換せずに、基部材2自体の設置方向を替えて開閉する側を変えてもよい。)、片方から開閉するタイプを双方から開閉するタイプに変更したり、またその逆に変更したりもできる。また、扉部材3のデザインを後から変えたい場合にも、扉部材3のみを交換することで簡単に実施できる。なお、一旦取り付けた後に扉部材3や板状部材301を取り付け取り外しする必要がない場合には、交換できない部材を使用しても良い。例えば、板状部材301をあらかじめ開口202の一面に固定した片方から開閉するタイプと、両面に扉部材3を取り付けた双方から開閉するタイプを用意しておいて、目的に応じてどちらかのタイプを選択して使用するようにすることもできる。
【0045】
扉部材3は、開閉可能のであることを隠蔽した外観を有し、実施の形態(1)では開口202の全面を一枚で覆う大きさに形成している。ここでは、間仕切ユニット1を正面から見た際に、できるだけ基部材2が見えないように扉部材3で覆い、縦に配置された扉部材3どうしの隙間である横目地のみをみせて、横に配置された扉部材3どうしの隙間である縦目地を見えないようにするデザインを採用している。これは、間仕切壁10を形成した際に、目地によりシャープな印象を与え、全体として単一感を醸し出し、薄壁状の外観を生じさせるためである。また、そのため、扉部材3は、開閉するための取っ手を設けない、あるいは取っ手やヒンジ部材を外から認識できないように隠すなどの配慮をしている。もちろん、縦目地を強調するようなデザインを採用しても良い。また、デザインによっては、開口202の全面を複数枚の扉部材3で覆ったり、開口202の一部を扉部材3とし、他を封止したりしてもよい。扉部材3の表面素材としては、板材(木目調等)、金属材、プラスチック材、布張り、革張り等が適用される。さらに、布地等にプリントを施してコマーシャルとして利用しても良い。また、扉部材3の表面素材に消臭剤を含ませて消臭効果を発揮させたり、光触媒を含ませて蛍光灯等との反応で空気清浄効果を発揮させたりしてもよい。板状部材301の表面素材としては、扉部材3と同じものを用意し、使用者のニーズに応じて、外観上扉部材3と板状部材301が同じに見えるものを選択したり、区別するためにあえて異なる素材を選択したりできるように構成している。
【0046】
また、扉部材3は、上下方向に開閉する機構を有している。そして、上下への開閉の方向は任意に選択できる。すなわち扉部材3を基部材2に取り付け後に、基部材2の天地を変えて設置することで、開閉の向きを容易に変更できる。もちろん、初めから開閉の向きを定めて、扉部材3を基部材2の上板205側あるいは底板203側に取り付けてもよい。このように、扉部材3を上下方向に開閉する機構にすることで、間仕切壁10を形成した際に、高さに応じて開閉の向きを変えることで、収納物の取り出し易さを向上させることができる。図1に示すように、低い位置に設置された間仕切ユニット1では、扉部材3を上から下に開閉するように取り付け、上向きに開口させる。また、高い位置に設置された間仕切ユニット1では、扉部材3を下から上に開閉する用の取り付け、下向きに開口させる。これにより、使用者に利便性、作業性が向上される。なお、好みによっては、左右方向に開閉する機構で扉部材3を取り付けてもよい。
【0047】
図2、図3には、一方の開口202に扉部材3を他方の開口202に板状部材301を取り付けた例を示している。扉部材3は、基部材2の底板203の開口202側の端部2031の収納空間201側に取り付けられたヒンジ部材302によって、基部材2と開閉自在に連結されている。これによりヒンジ部材302は、外部から視認されない。扉部材3は、前述したように、基部材1の略々全面を覆い隠しているため、積層された間仕切ユニット1を正面から見ると、扉部材3どうしの上下の隙間は僅かしか設けられていない。そのため、任意の扉部材3を開閉した際にその下端が、下にある扉部材3の上端と接触することが心配される。そのため、ヒンジ部材302には、開放時に扉部材3が下にさがらないような機構を備え、さらに開放した際の扉部材3と基部材2の底板とがフラットになるタイプを選択することが望ましい。
【0048】
また、扉部材3は、基部材2の一方の側板204に取り付けられたステー部材303によって連結され、開放時に斜めに支えることで扉部材3を水平に維持する。なお、このステー部材303は、必要に応じて省略してもよい。また、扉部材3には、ヒンジ部材302が取り付けられた辺と平行な辺に、基部材2との閉塞状態を維持するための、係止部材304が取り付けられている。この係止部材304は基部材2の上板205の開口202側の端部2051に取り付けられた係止受部305と係合する。この係止部材304と係止受部305との機構は、マグネット式、凹凸による着脱式等適宜選択される。このように基部材2の内側に設けられた係止部材304と係止受部305により、扉部材3が開閉するため、扉部材3が開閉することが外部には認識されない。
【0049】
次に、間仕切ユニット1どうしの連結について図4を用いて説明する。基部材2は、上下左右に任意に連続させることができるが、安全性を考慮して単に並べるだけではなく、連結して固定できるような構造を有している。この連結は、底板203、側板204、上板205に設けられた複数の連結孔206、207に、連結部材208を挿入することで容易に作業できるよう構成されている。連結孔206、207は、2つの径の円筒を同心円状に縦に重ねた構造を有し、いずれも基部材2の内側が大径の円筒、外側が小径の円筒になっている。実施の形態(1)では、上板205と底板203に設けられた連結孔206の径が、側板204に設けられた連結孔207の径より、若干大きくしている。連結孔206は、上板205と底板203のそれぞれに、4隅付近と中央の計5箇所設けられている。連結孔207は、底板204の縦中心線に間隔をあけて2箇所設けられている。なお、連結孔206、207の位置はこれらに限定されない。
【0050】
連結孔206は、2つの間仕切ユニット1を上下に重ねた際に、一方の上板205と他方の底板203で位置が合致する。(基部材1は上下の区別なく作られているため、設置の上下を入れ替えれば、上板205と底板203はそれぞれ名称が変わるだけである。)そして、連結部材208として、連結孔206の形状に適合する雄ねじ部材2081が上板205に挿入され、連結孔206の形状に適合し、内部に雌ねじ加工が施された雌ねじ部材2082が、底板203に挿入される。雌ねじ部材2082のねじ頭20821(ここでは十字の切り込み)をドライバーで締め付けることで、雄ねじ部材2081と雌ねじ部材2082を螺合させ、上板205と底板203を連結固定する。
【0051】
一方、連結孔207は、2つの間仕切ユニット1を並べた際に、それぞれの側板204どうしで位置が合致する。そして、連結部材208として、連結孔207の形状に適合し内部に円筒の凹部を有する凹状部材2083が、一方の側板204に挿入され、連結孔207の形状に適合し凹状部材2083と嵌合する凸部を先端に設けた凸状部材2084が他方の側板207に挿入される。そして、凹状部材2083と凸状部材2084とを嵌合させることで隣どうしの側板204を連結固定させる。凹状部材2083と凸状部材2084には、カバー部材2085が被せられ、収納空間201側からの美観を向上させている。また、凸状部材2084には筒状部材2086が被せられ、連通孔206内でのがたつきを防止している。
【0052】
上述した連結孔206、207及び連結部材208による基部材2の連結作業が、間仕切ユニット1を並べたり積層した後に作業できるため、例えば多数の間仕切ユニット1を連結した後に、そのうちの1つを取り外して交換したり、組替えたりが容易にできる。また、間仕切ユニット1は、上下左右に連結されているため、囲まれた一部の間仕切ユニット1を取り外して空間、例えば受付カウンター用の空間や、換気用の空間を作り出しても、その周囲の間仕切ユニット1が崩れることがなく維持される。なお、連続しない位置(最上層や横方向の端)に設置される間仕切ユニット1の連通孔206、207には、基部材2と同色のカバーが掛けられ判別できないようにしている。また、上下、左右に連結される基部材2どうしの間には、連結を妨げない形状の薄いマット等の緩衝材(ゴム製、ウレタン製等)が挟み込まれることが望ましい。この緩衝材によりズレや隙間の空き、がたつきを防ぎ、密接な接続を促すことができる。
【0053】
次に、間仕切壁10の最下層の間仕切ユニット1のさらに下に設置する巾木部4について、図5、図6を用いて説明する。巾木部4は間仕切壁10全体の外観を向上させる機能の他に、間仕切壁10の高さを調節する機能や、床面に固定させる機能も有している。この巾木部4は、いずれも略々長方形の板状を呈する第1巾木部材401と第2巾木部材402とを備えている。第1巾木部材401は、長方形の基板4011でその4辺に縁として略々垂直下向きの側板4012が形成され、第2巾木部材402は、長方形の基板4021でその4辺に縁として垂直上向きの側面4022が形成されている。ここでは、1枚の金属の板材から曲げ加工により形成している。第1巾木部材401は、第1巾木部材401は、第2巾木部材402の外側に蓋状に被さるように、第2巾木部材402より僅かにおおきく形成されている。これら第1巾木部材401には、基部材2の底板203の連結孔206と合致する位置に、単一の径の円筒からなる取付孔403が(実施の形態(1)では4隅と中央の計5箇所に)設けられている。第2巾木部材402には、第1巾木部材401の4隅の取付孔403と合致する位置に、取付孔404が4箇所設けられている。また、第2巾木部材402には、設置する床面に適切な手段で固定する場合に備えて、固定用の孔が適宜設けられているが、図示されていない。
【0054】
第2巾木部材402の取付孔404には、設置部材405が溶接、接着等による固着部4051により固着されている。この設置部材405は円盤状の台座4051に雄ねじ部4052が立設された形状を呈している。台座4051は、取付孔404より大きな径を有しその下方外側に位置するため、足として間仕切壁10を支えている。雄ねじ部4052は第1巾木部材401側に向けて立設されている。一方第1巾木部材401の取付孔403には、調節部材406が挿入されている。この調節部材406の一方端側は、端部近傍の外周に雄ねじ部4064を有し底板203の連結孔206の小径の円筒の内周に嵌合する円筒部4061が形成され、端面にねじ頭4065(ここでは十字の切れ込み)が形成されている。そして、この円筒部4061の外周には鍔部4062が形成され、さらにこの鍔部4062から他方端側に向けて小径となるテーパが形成されている。また調節部材406の内部には雄ねじ部4052と螺合する雌ねじ部4063が形成されている。調節部材406の円筒部4061の一方端の外周には、リング状の位置決め部材407が螺合する。この位置決め部材407は、内周側に雌ねじ部4071が形成され、外周が連結孔206の大径の円筒に嵌合する大きさを有している。調節部材406は、鍔部4062が第1巾木部材401の下方に位置し、円筒部4061が連結孔206に位置するよう取り付けられる。そして円筒部4061の一方端に位置決め部材407が螺合する。これにより、調節部材406は、第1巾木部材401を底板203に保持され、高さ調整の際にいつでも調節部材406のねじ頭4065が連結孔206から表出するように位置している。すなわち、調節部材406は、上下には動けず回転のみが可能な状態となる。なお、調節部材406の鍔部4062と、第1巾木部材401との間には、必要に応じてワッシャ408が挿入される。
【0055】
なお、第1巾木部材402の中央の連結孔206には、前述した位置決め部材407が底板203側から挿入され、この位置決め部材407に螺合する雄ねじ部材409が第1巾木部材402側から挿入されている。この中央の連結孔206にも、前述の巾木部4の高さ調節の機構を設けても良いが、4隅の4箇所で調節すれば十分であるため設けていない。
【0056】
このように構成された巾木部4では、設置部材405の雄ねじ部4052と調節部材406の雌ねじ部4063の螺合の度合いを変えることで、巾木部4の高さ、すなわち第2巾木部材402と第1巾木部材401の重なり度合いを調節することができる。設置部材405の雄ねじ部4052と調節部材406の雌ねじ部4063の螺合は、調節部材406のねじ頭4065をドライバーで回転させることで行われるが、このねじ頭4065が常に連結孔206から間仕切ユニット1の内側に表出しているため、調節時に調節するための部材を探す必要がなく、作業の利便性が極めて高くなる。また、この調節作業が、間仕切ユニット1を積層した後でも、いつでも実行することができる。
【0057】
次に、間仕切壁10を天井13に接触させる場合に用いる隙間調整部5について図7を用いて説明する。天井13の高さは室内空間14により様々であるため、所定の寸法の間仕切ユニット1を積層し巾木部4の高さ調節をしただけでは、天井13まで完全に接触させた間仕切を形成することは困難である。そのため、天井13付近での隙間の大小に応じて容易に天井13に密着させるための隙間調整部5を設けている。また、間仕切壁10は天井13近くまで積層すると傾倒の心配があるため、隙間調整部5は、傾倒防止の機能も有している。
【0058】
隙間調整部5には、最上層の間仕切ユニット1を天井13に固定するための長さ調節可能な突っ張り部材51と、この突っ張り部材51を被覆するカバー部材52と、天井13に密着する天板53を備えている。突っ張り部材51は、最上層の間仕切ユニット1の上板205の連結孔206に挿入される第1突っ張り部材511と天板53に固定される第2突っ張り部材512とを有している。第1突っ張り部材511は全体的に略々円筒形を呈し、上板205の連結孔206の小径の円筒に嵌合する大きさに形成されている。その一方端側は、端部の外周に雄ねじ部5111を有し端面にねじ頭5113(ここでは十字の切れ込み)が形成されている。雄ねじ部5111には、外周が連結孔206の大径の円筒に嵌合するリング状の位置決め部材5115が螺合している。(この位置決め部材5115は、位置決め部材407と兼用しても良い)また、第1突っ張り部材511の外周のねじ頭5113側に近い位置には鍔部5114が設けられ、第1突っ張り部材511のねじ頭5113が連結孔206に適合する長さでとどまるようにしている。すなわち、第1突っ張り部材511は、上下には動けず回転のみが可能な状態となる。また他方端側(ねじ頭5113の反対側)の内部には、雌ねじ部5112が形成されている。なお、鍔部5114と上板205との間には、必要に応じてワッシャ5116が挟み込まれている。
【0059】
一方、第2突っ張り部材512は、天板53の下方にねじ止めされる鍔部5121と、後述する天板53の取付孔531に嵌合する嵌合部5122とが2段形状に形成され、鍔部5121の嵌合部5122の反対側に、雄ねじ部5123が立設されている。この雄ねじ部5123は第1突っ張り部材511の雌ねじ部5112と螺合する。
【0060】
天板53は、間仕切ユニット1の上板205より僅かに小さい外形を有する長方形の板状の部材で、間仕切ユニット1の上板205の連結孔206と合致する位置に、単一の径の円筒からなる取付孔531が(実施の形態(1)では4隅と中央の計5箇所に)設けられている。この取付孔531に第2突っ張り部材512がねじ止めされる。そして、第1突っ張り部材511の雌ねじ部5112と第2突っ張り部材512の雄ねじ部5123との螺合の度合いを調節することにより、天板53を天井13に押し付け、突っ張り力により間仕切壁10の傾倒を防止する。なお、天板53には、必要に応じて天井13にその他の適切な手段(ねじ等)で固定するための孔部も設けても良い。
【0061】
カバー部材52は、弾性を有する長方形の板状の部材である。その側面521は、丸みを有した形状に形成されており、美観を向上させている。このカバー部材52には、間仕切ユニット1の上板205の連結孔206と合致する位置に、単一の円筒形状を有する挿通孔521が(実施の形態(1)では4隅と中央の計5箇所に)設けられている。この挿通孔522に突っ張り部材51が挿通される。このカバー部材52は、最上層の間仕切ユニット1と天板53との隙間にあわせて枚数が決められ、天板53と上板205との間に挟み込まれる。実際には、間仕切ユニット1と天板53との隙間より僅かに高く(厚く)なるようカバー部材52の枚数が決められる。そして、弾性に従って簡単に押圧することで高さ(厚み)を低くし、天井13との隙間に挟み込まれる。挟まれた後は弾性により元の高さ(厚み)に戻ろうとし天井13に密着する。このようにカバー部材52で突っ張り部材51を覆うことで、美観が向上されるとともに、天井13との間を密閉するため防音性も向上される。室内空間14に完全な個室を形成する際に活用できる。
【0062】
次に、基部材2の内部に取り付けるホルダ部材6について図8,図9を用いて説明する。間仕切ユニット1は連続させて薄壁状の外観を得るために、基部材2の収納空間201は奥行き方向に短く形成されている。そのため、例えばファイル601等を収納しようとする際に、ファイル601の大きさによっては、一般的な本棚のように背表紙6011を手前にして並べることができない場合も生じてしまう。その場合には、表紙6012が手前になるように並べることで、収納することができるが、ファイル601が扉部材3を開放する際に転落することが心配される。そのため、ファイル601等の収納物の転落を防止するためのホルダ部材6を収納空間201に設けることが望ましい。
【0063】
実施の形態(1)では、ホルダ部材6として、扉部材3に近い位置で収納空間201を水平に横切る棒状部材602と、この棒状部材602を保持し側板204に固定される保持部材603とが備えられている。保持部材603と棒状部材602は、全体としてコの字状を呈しているが、保持部材603は側板204から前下がりに傾斜して取り付けられ、伸縮可能な構造を有している。そのため、扉部材3が開放されると、保持部材603が手前側に伸張し、それにともない保持されている棒状部材602も手前側に傾斜しながら下がってくる。そのため、収納空間201で棒状部材602に当たって収納されていたファイル601は、棒状部材602の動きにあわせて手前側に傾倒する。扉部材3が閉塞されるときは、扉部材3が棒状部材602を押圧し、それにより保持部材603が収縮することでファイル601が元の収納状態に戻る。このように構成することで、奥行きの短い収納空間201に収納したファイル601の転落を防止するとともに、扉部材3を開放した際に、ファイル601が手前に出てくるため、取り出しやすさが向上される。なお、上述のホルダ部材6の構成は一例であり、これに限定されるものではなく、伸縮させる構造等を省略し単に棒状部材602を側板204に固定するだけでもよい。また、収納物によっては、もちろんホルダ部材6を取り付けなくてもよい。
【0064】
次に、間仕切壁10の壁面101の端面に、壁面101に交差する面を形成するよう付設される支持部材7について図10〜図12を用いて説明する。
【0065】
間仕切壁10は、天井13近くまで形成された場合には、隙間調節部5により傾倒を防止することができるが、もっと低く形成された場合の傾倒を防止するために支持部材7が付設される。実施の形態(1)では、支持部材7として外観の異なる3つの種類を例示している。
【0066】
まず図10に示す支持部材7は、全体に薄い板状のパネル部材701で形成され、その下端には高さ調節用のアジャスター702が設けられている。この板状部材7の間仕切壁10側には、側板の連結孔207に合致する位置に図4に示す凹状部材2083(凸状部材2084でもよい)が配置されている。これを用いて、基部材2の側板204と連結固定することができる。なお、このパネル部材701の表面素材には、扉部材3や板状部材301と同じものを選択すると、より一層統一感が向上され、すっきりとした印象を与えることができる。また、このパネル部材701の一部あるいは全部を透明あるいは半透明素材としてもよい。
【0067】
図11には、支持部材7の変形例を示している。この支持部材7には、パネル部材701に装飾空間703と表示機能704が備えられている。また下方にはアジャスター702も備えられている。装飾空間703として、ここでは植木鉢等を設置できる空間を付設している。この装飾空間703にはこの他に絵画やオブジェ等を配置してもよく、また装飾空間703の形状も図中のものに限定されない。表示機能704としてパネル部材701の上部に、間仕切壁10により形成した場所(室)名などを記載した案内板を設けているが、表示の内容また表示の形態は図中に限定されるものではない。この支持部材7では、単に傾倒を防止するだけでなく、装飾空間703により周囲に潤いを与えたり、また表示機能704により有用な情報を表示することができ、間仕切壁10を多機能化することができる。
【0068】
図12には、支持部材7のさらに変形例を示している。この支持部材7は、内部に配線空間7051を有するパイプ状部材705の組み合わせにより構成されている。また、パイプ状部材705の下方にはアジャスター702が備えられている。また、パイプ状部材705は、接続部材7052により、間仕切壁10の積層数に合わせて継ぎ足しが自在に形成されている。パイプ状部材705の上端にはキャップ部材7054が被せられている。また、側板の連結孔207に合致する位置に図4に示す凹状部材2083(凸状部材2084でもよい)と同機能を有し、パイプ状部材705に連結される連結部材7053が配置されている。これを用いて、基部材2の側板204と連結固定することができる。間仕切壁10の周囲に机を配置したり、あるいは上板205の上に板状の部材をおいて机として使用したりすると、コンピュータや電話等のための配線が必要となる場合がある。パイプ状部材705の配線空間7051に必要な配線706を通して上下の引き回しを行い、キャップ部材7054を外して取り出すことで、配線706の見苦しさを隠すことができ美観が向上される。またパイプ状部材701の組み合わせにより外観状も洗練した感じを与え、インテリアのアクセントとして美観が向上される。なお、このパイプ状部材705を用いた組み合わせ方は、図中の形態に限定されない。
【0069】
なお、図10〜図11では、間仕切ユニット1を4段に積層した間仕切壁10に合わせた高さの支持部材7を示しているが、これらの支持部材7も積層自在に構成し、間仕切壁10にあわせて高さを自由に変えられるようにしてもよい。
【0070】
上述した支持部材7は間仕切壁10の傾倒を防止することを主な目的としているが、それ以外にも間仕切壁10の美観を向上させる等の他の機能も付加することができる。しかし、この支持部材7は、間仕切壁10をその他の家具(机等)や壁等に接触させて支え、傾倒する心配がない場合等には、必ずしも取り付ける必要はない。
【0071】
次に、図13〜図15に間仕切ユニット1の外観の変形例を説明する。図13は、間仕切ユニット1の扉部材3に透明板306をはめ込んだ例を示している。透明板306をはめ込むことにより、デザイン性を向上させ、また内部の収納空間201に収納させるものによっては、全体としての美観がさらに向上する。なお透明板306は透明、半透明、着色ガラス等適宜選択される。また素材は、ガラスだけでなくアクリル板等でもよい。
【0072】
図14は、間仕切ユニット1の扉部材3の表面素材を、流線形を有する形状に形成し、デザイン性を向上させている。このような流線形で扉部材3を形成することで、防音性を高めることもできる。またこの素材を、クッション性を有する素材で形成してもよい。
【0073】
図15は、扉部材3に替えて引き出し部材8を基部材2の内部に挿入するよう構成している。この引き出し部材8の前面801の表面素材も扉部材3と同じ素材を選択し、統一感を出すことが好ましい。また、この引き出し部材801も開閉可能であることを隠蔽した外観とすることが、全体として薄壁状の印象を与えやすい。
【0074】
次に、上述した間仕切ユニット1を用いて間仕切壁10を形成し、室内空間14をレイアウトする例を図16を用いて説明する。
【0075】
室内空間14に設けられた間仕切壁101は、縦に2段と横に2つ、計4つの間仕切ユニット1を連続させて低い間仕切が形成されている。間仕切ユニット1どうしは、それぞれの連結孔206、207と連結部材208を用いて連結固定されている。また、最下層の間仕切ユニット1の下には巾木部4が配置され床に固定される。最下層の間仕切ユニット1を開けて調節部材406のねじ頭4065を回転させることで高さ調整することができる。また、ここでは、積層された間仕切ユニット1で、開閉のため扉部材3どうしの上下に僅かな隙間(横目地)を見せ、横に並んだ扉部材3どうしの間にはほとんど隙間(縦目地)が見えないデザインを採用し、横方向には扉部材3が連続した印象を与えている。このような間仕切壁101を設けることにより例えば室内空間14を通路状に区画して、圧迫感なく間仕切ることができる。また、必要な側に扉部材3を取り付け、収納として利用することもできる。
【0076】
間仕切壁102は、多数の間仕切ユニット1を全体としてL字状に配列している。このように設けることで、間仕切壁102の傾倒を防止できる。また、低く区画された空間として圧迫感なく間仕切りすることができる。
【0077】
間仕切壁103は、装飾空間703と表示機能704を有する支持部材7を付設した例を示している。このように支持部材7を付設することで間仕切壁103の傾倒を防止するだけでなく、室内空間14に装飾による潤いを与えたり、案内を表示したりできる。
【0078】
間仕切壁104は、パネル部材701からなる支持部材7を付設した例を示している。この支持部材7では、間仕切壁104の傾倒を防止するだけでなく、簡易的に囲まれた空間を作り出すことだでき、机等を併設し打合せコーナを作る事もできる。
【0079】
間仕切壁105は、床12から天井13まで完全な間仕切として設置されている。この間仕切壁105では、天井までの高さに合わせて、間仕切ユニット1の数が選ばれ、さらに生じる隙間はカバー部材52の枚数で調整される。図中では、間仕切ユニット1が6段重ねられ、その上にカバー部材52が2枚積層されている(天板53は省略している)。隙間調整部5では、最上層の間仕切ユニット1の中から、第1突っ張り部材511のねじ頭5113を回転させることで、突っ張りの度合いを調節できる。このように天井13まで完全に間仕切することで、室内空間14に独立した個室を作り出すことができ、防音性にも優れている。また、この間仕切壁105にあわせて、図示するようなドア部材15を組み合わせたり、ゲート状の部材を組み合わせたりしてもよい。さらに間仕切壁105の一部を抜いて、利便性のために例えば受付カウンター1051のような連通する空間を作りだしたり、下部や上部の一部を抜いて換気孔1052のように利用したりしてもよい。
【0080】
また、間仕切壁10に、扉部材3や板状部材301を全く取り付けない基部材2を組み合わせてもよい。
【0081】
上述した間仕切壁10(101〜105)は、目的に応じてその大きさ、形状を任意に形成することができる。一旦レイアウトした後に、高さを高くしたい、あるいは横に長くしたい場合には、増加分の間仕切ユニット1を購入するだけで容易に全体の形状を変更できる。また、レイアウト変更で余った間仕切ユニット1は、他の場所で組み替えて再使用もできる。そのため従来使用していた間仕切ユニット1を廃棄する必要が無いため環境にも優しく、経費の無駄を抑えることができる。また、間仕切ユニット1どうしの連結は、連結孔206、207の連結部材208を外して簡単に組み直すことができ、作業が容易である。また、扉部材3が交換可能なので、異なる表面素材に替えることで、全体の雰囲気も簡単に替えることができる。また同一の基部材2を使用しながら、板状部材301と扉部材3とを交換したり、扉部材3の開閉の方向も変えたりでき、用途変更も容易である。
【0082】
【発明の効果】
以上、詳述してきたように、本発明の間仕切ユニットは上下左右に連続可能で、薄壁状の間仕切の一部となるよう形成されている。そのため、これを用いて形成された間仕切壁を室内空間に利用すると、適度な収納力を有しながら、薄壁状のスッキリとした外観が得られ、設置空間内に間仕切壁以外の有効利用できる空間を大きく確保できる。
【0083】
また、2面ある開口のいずれか一面に扉部材を他面に板状部材を取り付けて片方から開閉するタイプしたり、両面に扉部材を取り付けて双方から開閉するタイプとしたりすることができる。このとき、扉部材と板状部材の取り付けを交換して後から開閉する側を変えたり、扉部材と板状部材を交換せずに基部材自体の設置方向を変えたりすることもできる。
【0084】
さらに、扉部材を上下方向に開閉する機構にして間仕切壁を形成した際に、高さに応じて開閉の向きを変えることで、収納物の取り出し易さを向上させることができる。このとき、扉部材を基部材に取り付け後に基部材の天地を変えて設置することで、開閉の向きを容易に変更できる。
【0085】
そして、扉部材が開閉できることが隠蔽されているため、内部に収納空間を有していることが見た目ではわかりにくく構成されている。そのため収納家具のように見た目の圧迫感を与えることもなく、さらに美観を向上させることができる。
【0086】
その上、薄壁状でありながら、高さ・幅ともに増減可能であるため、生活の変化や配置替え等に対して無駄なく簡単に対応することができる。従って結果として長く使用され、エコ商品として環境にも寄与することができる。
更に、連結孔及び連結部材による基部材の連結作業が、間仕切ユニットを並べたり積層した後に作業できるため、例えば多数の間仕切ユニットを連結した後に、そのうちの1つを取り外して交換したり、組替えたりが容易にできる。
【0087】
さらに加えて、扉部材に替えて引き出し部材を基部材の内部に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態(1)の間仕切ユニット及び間仕切壁の外観斜視図である。
【図2】 図1のA−A線で切断した開放時の横断面図である。
【図3】 図1のB−B線で切断した開放時の縦断面図である。
【図4】 連結部分の断面図である。
【図5】 巾木部を説明する正面側から見た断面図である。
【図6】 巾木部の要部を説明する側面側から見た拡大断面図である。
【図7】 天井付近の説明図及び要部の断面図である。
【図8】 ホルダ部材を取り付けた正面図である。
【図9】 ホルダ部材を取り付けた横断面図である。
【図10】 支持部材を取り付けた状態の外観図である。
【図11】 支持部材を取り付けた状態の外観図である。
【図12】 支持部材を取り付けた状態の外観図である。
【図13】 扉部材の他例を示す外観図である。
【図14】 扉部材の他例を示す外観図である。
【図15】 扉部材の他例を示す外観図である。
【図16】 間仕切ユニットを用いた間仕切壁のレイアウト例を示す簡略斜視図である。
【符号の説明】
1 間仕切ユニット
10 間仕切壁
11 壁面
12 床
13 天井
14 室内空間
2 基部材
201 収納空間
202 開口
203 底板
204 側板
205 上板
206、207 連結孔
208 連結部材
3 扉部材
301 板状部材
302 ヒンジ部材
303 ステー部材
304 係止部材
305 係止受部
306 透明板
4 巾木部
401 第1巾木部材
402 第2巾木部材
403、404 取付孔
405 設置部材
406 調節部材
407 位置決め部材
408 ワッシャ
409 雄ねじ部材
5 隙間調整部
51 突っ張り部材
511 第1突っ張り部材
512 第2突っ張り部材
52 カバー部材
521 側面
522 挿通孔
53 天板
531 取付孔
6 ホルダ部材
601 ファイル
602 棒状部材
603 保持部材
7 支持部材
701 パネル部材
702 アジャスター
703 装飾空間
704 表示機能
705 パイプ状部材
8 引き出し部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to a technical field related to a partition unit for partitioning a space and a partition wall formed by the partition unit.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for partitioning a large indoor space using movable walls and furniture and easily creating a small space later is known. As such a partition, a relatively thin panel-like member is used to partition the space by making it look like a wall or a partition, or a relatively thick box-like member is used as storage furniture. A type of partitioning is known.
[0003]
A relatively thin panel-like member type is often used in an office or the like, and for example, a personal work space and a customer service corner are easily formed. Since such a panel-like member is thin in the depth direction, it is simply connected in the lateral direction to form a wall surface.
[0004]
A relatively thick box-shaped member type is often used for both storage and partitioning in homes and offices. When used in an office, it is used to store documents, files, or goods. At home, it is used to divide the child room into two as the child grows up, or to partition the living room and the kitchen. In either case, it is shaped like furniture. For this reason, there has been proposed one that is relatively thick in the depth direction and is used not only side by side but also stacked. In consideration of convenience of storage and ease of combination, these doors are not provided or are designed so that they can be recognized as furniture.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, a relatively thin panel-like member type has a wall-like appearance because it is thin, but conventionally has only a thickness that can accommodate a wiring level. Further, since the thickness is small, it was not possible to easily stack in the height direction. Therefore, when it is desired to change the height of the partition due to a layout change or the like, a panel-like member having a different height has to be newly purchased.
[0006]
On the other hand, the relatively thick box-shaped member type has a storage capacity, but partitioning with these increases the installation area in the space and reduces the space that can be used effectively other than storage. There was a problem.
[0007]
In addition, when the items inside the furniture are exposed or clearly recognized as furniture, the office tends to give a cluttered impression and impair the beauty. .
[0008]
In consideration of such problems, the present invention can freely change the size of the height, width, etc. while having a thin-walled appearance, has an appropriate storage capacity, and is also aesthetically pleasing. An object is to provide an excellent partition unit and a partition wall using the partition unit.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the partition unit of the present invention employs the following means.
[0010]
The partition unit according to
[0011]
With this means, it is possible to form an arbitrary height or width by continuously stacking them or arranging them side by side. In order to obtain a thin-walled appearance, the base member has a relatively thin depth direction length, but is provided with a storage space that can be taken in and out as much as possible, and has an appropriate storage capacity. . If the door member is clearly a door, it is recognized as furniture and it is difficult to give an impression as a wall surface. Therefore, even if it has a door member, it is formed in the appearance concealed that it can be opened and closed so as not to give the impression that it is a door. That is, the door member is not provided with a handle, or is hidden so that it cannot be seen from the outside even if there is a handle, or the hinge member is provided so that it cannot be seen from the outside. It looks like
[0012]
In addition, when the partition units are stacked one above the other, the connection holes match the position of one top plate and the other bottom plate, and when the two partition units are arranged, the connection holes match the positions of the side plates. To do.
By inserting the female screw member into the upper plate and the male screw member into the bottom plate, the male plate and the female screw are screwed together so that the upper plate and the bottom plate are connected and fixed.
Furthermore, since the connection work of the base member by the connection hole and the connection member described above can be performed after arranging or stacking the partition units, for example, after connecting a number of partition units, one of them can be removed and replaced, Can be easily rearranged.
[0013]
furtherWhen the door member is attached to one side of the opening, it can be opened and closed from one side, and when it is attached to the two sides, it can be opened and closed from both sides. When attaching to one surface, a door member is attached to the surface according to convenience.And the direction of opening and closing can be easily changed by changing the installation direction of the base member itself.
[0014]
The partition unit according to
[0015]
In this means, the door member and the plate-like member can be exchanged. Therefore, even after the door member and the plate-like member are once attached, the side that can be opened and closed by changing as needed is changed, or both sides are door members. It can be changed so that it can be opened and closed from both sides.Moreover, it can replace with a door member and a drawer member can be inserted in the inside of a base member.
[0016]
A partition unit according to a third aspect has a mechanism in which the door member according to the first or second aspect opens and closes in a vertical direction, and is characterized in that both upward and downward for opening and closing are used.
In this structure, when installing in a low position, it opens upward, and when installing in a high position, it opens downward, and the ease of taking out according to height is provided. In addition, since the door member is used both upward and downward, the door member can be installed by changing the top and bottom of the base member to which the door member is attached, or by changing the mounting position of the door member relative to the base member. The top and bottom are easily changed.
[0017]
The partition unit according to a fourth aspect is characterized in that a holder member for preventing the fall of stored items is provided inside the base member according to any one of the first to third aspects.
In this configuration, the base member is formed with a short length in the depth direction so as to be a thin wall. For this reason, a storage space sufficient for stably installing the stored items cannot be obtained, and there is a concern about the falling of the stored items. Therefore, a holder member is provided to prevent the stored items from falling.
[0018]
The partition wall according to
In this configuration, a wall surface having an arbitrary size is formed as a partition by changing the number of partition units that are continuously arranged in the height direction or the lateral direction, and a wall-like appearance can be obtained while having an appropriate storage capacity.
[0019]
The partition wall described in
In this configuration, although the wall surface formed by the partition unit is relatively thin, there is a concern about tilting, but by attaching a support member to the end surface, tilting is prevented and safety is provided.
[0020]
The partition wall described in
In this configuration, decoration such as a flower pot, a vase, a painting, or an object can be applied to the decoration space while the support member practically prevents the partition wall from tilting. Therefore, without emphasizing that the support member supports the partition wall, the aesthetics of the wall surface is improved and a relaxing atmosphere is created.
[0021]
The partition wall described in
In this configuration, the support member can practically prevent the partition wall from being tilted, and can display the room name and other guidance of the space partitioned by the wall surface by the display function.
[0022]
The partition wall described in claim 9 is characterized in that the support member described in any of
In this configuration, the beauty of the support member is improved by hiding unsightly wiring or the like in the pipe-like member while practically preventing the partition wall from tilting. Moreover, freshness is added to a design by using a pipe-shaped member.
[0023]
The partition wall according to
In this configuration, the wall surface formed by stacking the partition units is fixed to the ceiling surface by the tension member, thereby preventing the wall surface stacked highly from being inclined. Further, by covering the tension member with the cover member, the exposure of the tension member is prevented and the aesthetic appearance is improved.
[0024]
The partition wall according to claim 11 is characterized in that the cover member according to
In this configuration, since the height to the ceiling varies depending on the space, the number of inserted cover members formed with a predetermined thickness is changed, and the cover member is elastically deformed in the height (thickness) direction. Even if the height from the upper end of the wall surface to the ceiling changes, the strut member can be covered. Further, the cover member is also provided with an adhesion force to the shape of the ceiling due to elasticity.
[0025]
The partition wall according to
In this configuration, the height of the partition wall can be finely adjusted by adjusting the height of the baseboard. In addition, since the baseboard portion can be adjusted from the inside of the partition unit and the adjustment member is exposed, the adjustment workability is improved.
[0026]
In the partition wall according to
In this configuration, the height of the baseboard can be easily adjusted simply by changing the degree of screwing between the adjustment member and the installation member.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. In Embodiment (1), the partition unit of the present invention and the partition wall formed by the partition unit will be described. 1 is an external perspective view of the partition unit and partition wall of the embodiment (1), FIG. 2 is a cross-sectional view when the door member is cut along the line AA in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view of the connecting portion, FIG. 5 is a cross-sectional view seen from the front side explaining the baseboard part, and FIG. 6 is a main part of the baseboard part. FIG. 7 is an explanatory view of the vicinity of the ceiling and a sectional view of the main part, FIG. 8 is a front view with the holder member attached, and FIG. 9 is a transverse sectional view with the holder member attached. 10 to 12 are external views with the support member attached, FIGS. 13 to 14 are external views showing other examples of the door member, and FIG. 15 is a simplified perspective view showing an example layout of the partition wall using the partition unit. It is.
[0042]
The
[0043]
And the
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
2 and 3 show an example in which the
[0048]
Further, the
[0049]
Next, the connection between the
[0050]
When the two
[0051]
On the other hand, when the two
[0052]
Since the connecting operation of the
[0053]
Next, the
[0054]
An
[0055]
Note that the
[0056]
In the
[0057]
Next, the
[0058]
The
[0059]
On the other hand, the
[0060]
The
[0061]
The
[0062]
Next, the
[0063]
In the embodiment (1), as the
[0064]
Next, the supporting
[0065]
When the
[0066]
First, the supporting
[0067]
FIG. 11 shows a modification of the
[0068]
FIG. 12 shows a further modification of the
[0069]
10 to 11 show the
[0070]
The
[0071]
Next, a modification of the appearance of the
[0072]
In FIG. 14, the surface material of the
[0073]
FIG. 15 is configured to insert the
[0074]
Next, an example in which the
[0075]
The
[0076]
The
[0077]
The
[0078]
The
[0079]
The
[0080]
Moreover, you may combine the
[0081]
The partition wall 10 (101 to 105) described above can be arbitrarily formed in size and shape according to the purpose. If it is desired to increase the height or lengthen the side after layout once, the entire shape can be easily changed by simply purchasing the increased
[0082]
【The invention's effect】
As described above in detail, the partition unit of the present invention can be continued vertically and horizontally and is formed to be a part of a thin wall partition. Therefore, when the partition wall formed using this is used in an indoor space, a thin wall-like clean appearance can be obtained while having an appropriate storage capacity, and it can be effectively used in the installation space other than the partition wall. A large space can be secured.
[0083]
Further, a door member can be attached to one of the two openings and a plate-like member can be attached to the other face to open and close from one side, or a door member can be attached to both sides to open and close from both sides. At this time, the door member and the plate-like member can be exchanged and the side to be opened and closed later can be changed, or the installation direction of the base member itself can be changed without exchanging the door member and the plate-like member.
[0084]
Furthermore, when the partition wall is formed by using a mechanism that opens and closes the door member in the vertical direction, the ease of taking out the stored items can be improved by changing the opening and closing direction according to the height. At this time, the direction of opening and closing can be easily changed by installing the door member on the base member after changing the top and bottom of the base member.
[0085]
AndSince it is concealed that the door member can be opened and closed, it is difficult to understand visually that it has a storage space inside. Therefore, the aesthetic appearance can be further improved without giving an appearance of pressure like storage furniture.
[0086]
MoreoverThe height and width can be increased / decreased even though they are thin-walled, making it easy to respond to changes in life and rearrangement without waste.Ru. Therefore, as a result, it can be used for a long time and can contribute to the environment as an eco-product.
Furthermore, since the connection work of the base member by the connection hole and the connection member can be performed after arranging or stacking the partition units, for example, after connecting a number of partition units, one of them can be removed and replaced, Can be easily done.
[0087]
In addition, a drawer member can be inserted into the base member instead of the door member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a partition unit and a partition wall according to an embodiment (1).
2 is a transverse cross-sectional view at the time of opening, cut along line AA in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view at the time of opening, cut along line BB in FIG. 1;
FIG. 4 is a cross-sectional view of a connecting portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view seen from the front side for explaining the baseboard part.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view seen from the side surface for explaining the main part of the baseboard part.
FIG. 7 is an explanatory view of the vicinity of the ceiling and a cross-sectional view of the main part.
FIG. 8 is a front view with a holder member attached.
FIG. 9 is a cross-sectional view with a holder member attached.
FIG. 10 is an external view of a state in which a support member is attached.
FIG. 11 is an external view of a state in which a support member is attached.
FIG. 12 is an external view of a state in which a support member is attached.
FIG. 13 is an external view showing another example of a door member.
FIG. 14 is an external view showing another example of a door member.
FIG. 15 is an external view showing another example of a door member.
FIG. 16 is a simplified perspective view showing a layout example of a partition wall using a partition unit.
[Explanation of symbols]
1 Partition unit
10 partition wall
11 Wall surface
12 floors
13 Ceiling
14 indoor space
2 base members
201 Storage space
202 opening
203 Bottom plate
204 Side plate
205 Upper plate
206, 207 Connecting hole
208 connecting member
3 Door members
301 Plate member
302 Hinge member
303 Stay member
304 Locking member
305 Lock receiving part
306 Transparent plate
4 Baseboard
401 First baseboard member
402 Second baseboard member
403, 404 mounting hole
405 Installation member
406 Adjustment member
407 Positioning member
408 Washer
409 Male thread member
5 Clearance adjustment section
51 Strut members
511 First tension member
512 Second tension member
52 Cover member
521 side
522 insertion hole
53 Top plate
531 Mounting hole
6 Holder member
601 files
602 Bar-shaped member
603 Holding member
7 Support members
701 Panel member
702 Adjuster
703 decoration space
704 Display function
705 Pipe-shaped member
8 drawer members
Claims (13)
前記基部材の上板と底板、及び両側板に連結孔を対向して備え、前記連結孔は、前記ユニットの設置方向を上下左右に反転させたときに合致する位置に設けられているとともに、基部材の内側が大径、外側が小径の2つの径の円筒を同心円状に縦に重ねた構造を有していること、
前記連結孔のうち基部材の上板のものには、当該上板の連結孔の形状に適合する雄ねじ部材が挿入されるとともに、基部材の底板の連結孔には、底板の連結孔の形状に適合しかつ内部に雌ねじ加工が施された雌ねじ部材が挿入されること、
基部材の一方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ内部に円筒の凹部を有する凹状部材が挿入され、他方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ凹状部材と嵌合する凸部を先端に設けた凸状部材が挿入されることを特徴とする間仕切ユニット。A base member that has a storage space and two openings facing in the depth direction inside and that is continuous in the vertical and horizontal directions, and a door member that conceals opening and closing of the opening. in partition unit constituting a part of the thin-walled partition,
Top and bottom plate of the base member, and provided to face the coupling hole in the side plates, the connecting hole, as well is provided at a position that matches the time obtained by reversing the installation direction of the unit vertically and horizontally, The base member has a structure in which two cylinders having a large diameter on the inside and a small diameter on the outside are vertically stacked concentrically,
A male screw member that matches the shape of the connection hole of the upper plate is inserted into the upper plate of the base member among the connection holes, and the shape of the connection hole of the bottom plate is inserted into the connection hole of the bottom plate of the base member. A female screw member that conforms to the above and is internally threaded is inserted,
A concave member that fits the shape of the coupling hole of the side plate and has a cylindrical recess therein is inserted into the coupling hole of one side plate of the base member, and the coupling hole of the side plate is inserted into the coupling hole of the other side plate. A partition unit in which a convex member having a convex portion fitted to the concave member and fitted at the tip is inserted .
前記基部材の上板と底板、及び両側板に連結孔を対向して備え、前記連結孔は、前記ユニットの設置方向を上下左右に反転させたときに合致する位置に設けられているとともに、基部材の内側が大径、外側が小径の2つの径の円筒を同心円状に縦に重ねた構造を有していること、
前記連結孔のうち基部材の上板のものには、当該上板の連結孔の形状に適合する雄ねじ部材が挿入されるとともに、基部材の底板の連結孔には、底板の連結孔の形状に適合しかつ内部に雌ねじ加工が施された雌ねじ部材が挿入されること、
基部材の一方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ内部に円筒の凹部を有する凹状部材が挿入され、他方の側板の連結孔には、当該側板の連結孔の形状に適合しかつ凹状部材と嵌合する凸部を先端に設けた凸状部材が挿入されることを特徴とする間仕切ユニット。It has a frame-like shape with a storage space and two openings facing in the depth direction inside, and a base member that can be continuous vertically and horizontally. to which the door member is mounted interchangeably in partition unit constituting a part of the thin-walled partition,
Top and bottom plate of the base member, and provided to face the coupling hole in the side plates, the connecting hole, as well is provided at a position that matches the time obtained by reversing the installation direction of the unit vertically and horizontally, The base member has a structure in which two cylinders having a large diameter on the inside and a small diameter on the outside are vertically stacked concentrically,
A male screw member that matches the shape of the connection hole of the upper plate is inserted into the upper plate of the base member among the connection holes, and the shape of the connection hole of the bottom plate is inserted into the connection hole of the bottom plate of the base member. A female screw member that conforms to the above and is internally threaded is inserted,
A concave member that fits the shape of the coupling hole of the side plate and has a cylindrical recess therein is inserted into the coupling hole of one side plate of the base member, and the coupling hole of the side plate is inserted into the coupling hole of the other side plate. A partition unit in which a convex member having a convex portion fitted to the concave member and fitted at the tip is inserted .
各間仕切ユニットの基部材が単一の基準寸法で、かつ、上下左右の区別なく形成されていることを特徴とする間仕切壁。 In the partition wall which forms a wall surface by making arbitrary number of partition units in any one of Claims 1-4 continue in the up-and-down and right-and-left direction,
A partition wall characterized in that the base member of each partition unit has a single reference dimension and is formed without distinction between up, down, left, and right .
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