JP4028048B2

JP4028048B2 - Power seat for automobile

Info

Publication number: JP4028048B2
Application number: JP28975597A
Authority: JP
Inventors: 一義千▲柄▼; 光宏山下
Original assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Current assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Priority date: 1997-10-22
Filing date: 1997-10-22
Publication date: 2007-12-26
Anticipated expiration: 2017-10-22
Also published as: JPH11123960A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動手段の駆動によって前後動するように構成された自動車用のパワーシートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、図４に示すような自動車用のパワーシート１が知られている。このパワーシート１は、自動車のフロアＦに固定されたスライドレール２上にフレーム３を介して固定されたシートボトム１１とこのシートボトム１１の後縁部に立設されたシートバック１２と、上記フレーム３の下部に装着され、かつ、上記シート１を前後動させる電動モータ４とを備えて構成されている。
【０００３】
上記スライドレール２は、フロアＦに一体に固定された幅方向一対のロアレール２１と、上部でこのロアレール２１に案内されつつ前後方向に移動可能に設けられた幅方向一対のアッパーレール２２とから構成されている一方、一対のアッパーレール２２間にはフレーム３が架橋されている。上記シートボトム１１はこれらアッパーレール２２およびフレーム３の上部に固定され、これによってアッパーレール２２を介してロアレール２１に案内されつつ前後動し得るようになっている。
【０００４】
上記アッパーレール２２は、断面視で逆Ｕ字形状に設定され、この中に前後方向にのびる自軸心回りに回転自在のスクリュー軸５００が装着されている。このスクリュー軸５００は、上記ロアレール２１内に固定された図略のナット部材に螺着され、これによってスクリュー軸５００を正逆回転させることにより、アッパーレール２２が前後動してパワーシート１の前後位置を変更し得るようになっている。
【０００５】
上記電動モータ４は、フレーム３の下部にねじ止め等で固定されている。この電動モータ４の駆動軸４１にはインナーワイヤとこのインナーワイヤを摺接状態で被覆したパイプとからなるいわゆる二重ワイヤ４２の基端側が接続されているとともに、同先端側が変速構造６００を介して上記スクリュー軸５００に接続され、電動モータ４の駆動力は、二重ワイヤ４２および変速構造６００を介してスクリュー軸５００に伝達されるようになっている。
【０００６】
図５は、従来の変速構造６００を例示する断面図である。この図に示すように、変速構造６００は、アッパーレール２２の先端側に固定された箱型のケーシング５０１と、先端側の外周面にセレーション５０３を有するスプライン軸５０２と、内周面に上記セレーション５０２に噛合する内歯５０５の形成されたピニオン５０４と、このピニオン５０４に噛合する螺旋歯４４を備えたウォームギヤ４３とを備えて構成されている。
【０００７】
上記ピニオン５０４は、外歯５０６が形成された部分よりも小径になるように形成された前後端部一対の円筒部５０７を有している一方、上記ケーシング５０１の前後壁には上記各円筒部５０７が摺接状態で嵌入される支持孔５０１ａが穿設されており、上記前後の円筒部５０７がこれらケーシング５０１に嵌入された状態でピニオン５０４がケーシング５０１に支持され、これによってスクリュー軸５００が自軸心回りに回動自在にケーシング５０１を介してアッパーレール２２に支持された状態になっている。
【０００８】
また、上記ケーシング５０１の幅方向の両側壁には互いに対向した一対の軸受筒５０８が設けられている一方、上記ウォームギヤ４３の両端部の円柱部がこれら軸受筒５０８に摺接状態で嵌入されている。このようなウォームギヤ４３の内側の円柱部が上記二重ワイヤ４２のインナーワイヤに接続され、これによって電動モータ４の駆動による駆動軸４１の正逆の駆動回転が二重ワイヤ４２、ウォームギヤ４３、ピニオン５０４およびスプライン軸５０２を介してスクリュー軸５００に伝達され、スクリュー軸５００の回転によってパワーシート１が前後動するようになっている。
【０００９】
また、上記スプライン軸５０２の先端面にはスプライン軸５０２より大径のナット５０９が螺着され、これによってスプライン軸５０２がピニオン５０４から後方に向かって抜け出るのを防止するようになっている。
【００１０】
上記ピニオン５０４は合成樹脂によって形成されている一方、上記ウォームギヤ４３は金属製とされ、これら金属製のウォームギヤ４３と合成樹脂製のピニオン５０４との噛合によって合成樹脂の潤滑性能によりウォームギヤ４３のピニオン５０４に体する駆動力の伝達が円滑に行われるようになされている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記のような変速構造６００にあっては、自動車の急発進や急停止さらには走行中の振動によってシート１が前後方向に向けて力を受けたときには、その力はフレーム３、アッパーレール２２およびケーシング５０１を介してピニオン５０４に伝達され、これによってピニオン５０４がスクリュー軸５００の前端面やナット５０９を押圧するが、ピニオン５０４は合成樹脂製であるため、上記押圧によって破損し易く、耐用年数が短くなるという問題点を有していた。
【００１２】
このような不都合を解消するためにピニオン５０４を金属製にすることが考えられるが、ピニオン５０４を金属製にすると、ピニオン５０４の外歯５０６とウォームギヤ４３の螺旋歯４４とが金属同士で噛合することになり、これによって一方が合成樹脂製にしたことによる潤滑性能を享受することができなくなり、駆動力の伝達が円滑に行われ難くなって異音が発生したり、甚だしい場合には歯４２１，５０６が損傷することがあるという新たな問題点が提起される。
【００１３】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、駆動手段の駆動力の円滑な伝達を確保した上で、変速構造の損傷を確実に防止することができるシート移動用の変速構造を備えた自動車用のパワーシートを提供することを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１記載の自動車用のパワーシートは、車両のフロア上に前後方向に延びるように配設された幅方向一対のロアレールに案内されつつ前後動する幅方向一対のアッパーレールが設けられ、このアッパーレールにフレームを介してシートが装着され、上記アッパーレールは、前後方向に延びるように設けられたスクリュー軸の軸心回りの回転によって前後動するように構成され、上記フレームには上記スクリュー軸に直交した駆動軸および変速構造を介して上記スクリュー軸を軸心回りに回転させる駆動手段が設けられてなる自動車用のパワーシートにおいて、上記変速構造は、上記駆動軸の先端側に同心で形成されたウォームギヤと、上記スクリュー軸の先端側に同心で設けられ、かつ、上記ウォームギヤに噛合するピニオンと、これらウォームギヤ、スクリュー軸の先端側およびピニオンを内装するケーシングとを備えて構成され、上記スクリュー軸の先端側には雄ねじが螺設され、上記ピニオンは上記雄ねじに螺着され、かつ、所定のナットが上記雄ねじの先端に螺着された状態で上記ケーシングによって前後方向への移動が規制され、上記スクリュー軸の上記ナットが螺着される部分には、螺設方向が当該スクリュー軸の雄ねじとは逆の逆ねじが螺設されていることを特徴とするものである。
【００１５】
この自動車用のパワーシートによれば、ピニオンは、スクリュー軸の先端側に螺着されていることによってスクリュー軸に確実に結合された状態になり、自動車の急発進時や急停止時等にスクリュー軸の前後に向かう力が確実にピニオンに伝達され、この力はピニオンを介してケーシングによって受けられ、従来のピニオンとスクリュー軸とがスプライン結合されている場合のようにスクリュー軸の前後方向に向かう力をピニオンに軸心方向で均等に伝達することができず、ピニオンがその一部に応力の集中が生じて破損し易くなるという不都合が解消される。従って、ピニオンの破損に起因したパワーシートの故障が有効に防止されるとともに、変速構造を従来のものに比べて小型化することが可能になる。また、たとえピニオンが雄ねじに対して緩む方向に回転しても、スクリュー軸の逆ねじの部分に螺着されたナットが締まる方向に回ろうとするため、ピニオンの緩みが確実に防止される。
【００１６】
本発明の請求項２記載の自動車用のパワーシートは、請求項１記載の自動車用のパワーシートにおいて、上記ピニオンは、上記雄ねじに螺着される金属製のブッシュと、このブッシュに同心で共回り可能に外嵌される合成樹脂製の歯車とからなり、上記ブッシュの前後方向への移動が規制されていることを特徴とするものである。
【００１７】
この自動車用のパワーシートによれば、スクリュー軸の前後方向に向かう力が破損し難い金属製のブッシュを介してケーシングによって受けられた状態になるため、変速構造はさらに破損し難くなるとともに、ピニオンの破損に起因したパワーシートの故障もさらに確実に防止され、加えて変速構造の大幅な小型化を図り得るようになる。また、合成樹脂製の歯車がウォームに噛合されているため、歯車とウォームとの噛み合い時に不快な異音が発生するという不都合の生じることがない。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を基に詳細に説明する。なお、以下の説明において、変速構造を除くシート１そのものの構造については先に図４を基に説明したものと同様であるため説明を省略する。
【００１９】
図１は、本発明に係る変速構造の一実施形態を示す斜視図であり、図２はそのＡ−Ａ線断面図である。なお、図１および図４において、Ｘ−Ｘ方向を幅方向、Ｙ−Ｙ方向を前後方向といい、特に−Ｘ方向を左方、＋Ｘ方向を右方、−Ｙ方向を前方、＋Ｙ方向を後方という。これらの図に示すように、変速構造６は、アッパーレール２２の下面部にボルトＢによって固定されたケーシング６０と、このケーシング６０に内装されたスクリュー軸５の先端側のねじ軸５１と、このねじ軸５１に螺着された金属製のブッシュ７と、このブッシュ７に外嵌された合成樹脂製のウォームホイール８と、このウォームホイール８に噛合するウォームギヤ４２とからなる基本構成を有している。本発明に係るピニオンは、上記ブッシュ７とウォームホイール８とで構成されている。
【００２０】
上記ケーシング６０は、側面視でＬ字形状に折り曲げられて形成した前後方向一対のＬ字板６１と、これらＬ字板６１に挟持された幅方向一対の側板６２とから構成されている。上記Ｌ字板６１は、上下方向に延びる垂直板６１ａと、この垂直板６１ａの上縁部から前後方向に延びた水平板６１ｂとを備えて形成されている。そして、上記一対の垂直板６１ａの幅方向の両側縁部間に上記側板６２が挟持された状態で溶接止めされることによって箱型のケーシング６０が形成されている。
【００２１】
また、上記一対の垂直板６１ａには、前後方向で互いに対向した一対の嵌装孔６３が穿設されているとともに、この嵌装孔６３が穿設されている部分の内側に前後で互いに対向した一対の第１ワッシャ６４が設けられているとともに、各第１ワッシャ６４の対向面側に径方向およびスラスト方向の双方に作用する両用ベアリング６５が配置され、さらにこれら両用ベアリング６５の内側に前後方向一対の第２ワッシャ６６が配置され、上記ブッシュ７は、これら嵌装孔６３、第１ワッシャ６４、両用ベアリング６５および第２ワッシャ６６に嵌入された状態で自軸心回りに回転自在にケーシング６０に装着されている。
【００２２】
また、上記ケーシング６０の一対の側板６２には、互いに反対方向に向かって幅方向に延びるように突設された一対の軸受筒６７が設けられ、これらの軸受筒６７にウォームギヤ４３の両端面から同心で突設された中心軸４５が摺接状態で自軸心回りに回転自在に支持されており、これによって側板６２間に挟持された状態の螺旋歯４４が中心軸４５回りに回転し得るようになっている。
【００２３】
上記ブッシュ７は、中央部に形成された大径部７１と、この大径部７１から前後方向に向かって延設された上記大径部７１より小径の小径部７２とを備えて形成されている。これら一対の小径部７２は、外径寸法が垂直板６１ａの第１ワッシャ６４、両用ベアリング６５および第２ワッシャ６６の内径寸法よりも僅かに小さく寸法設定され、これによって第２ワッシャ６６、両用ベアリング６５および第１ワッシャ６４をそれぞれ小径部７２に順次外嵌することができるようになっている。
【００２４】
上記大径部７１には、外周面に全周に亘って前後方向に延びる複数のセレーション７３が形成されている一方、上記ウォームホイール８の内周面にはこのセレーション７３に対応した複数の内歯８１が設けられ、これら内歯８１が上記セレーション７３に噛合することによってブッシュ７とウォームホイール８とが共回りするようになっている。
【００２５】
そして、ブッシュ７の内周面には雌ねじ７４が螺設されている一方、上記ねじ軸５１には上記雌ねじ７４に対応した雄ねじ５２が螺設され、この雄ねじ５２に上記雌ねじ７４を螺着することによってブッシュ７がねじ軸５１に装着されるようになっている。このようなブッシュ７は、長さ寸法がＬ字板６１の垂直板６１ａ間の外寸法より長く寸法設定されているとともに、上記ねじ軸５１はブッシュ７より長く寸法設定され、これによってブッシュ７がケーシング６０内でねじ軸５１に螺着された状態でねじ軸５１の先端部が前方の垂直板６１ａの嵌装孔６３から若干外部に突出するようになっている。
【００２６】
また、ねじ軸５１の前端部にはワッシャ５３を介してナット５４が螺着締結され、ワッシャ５３がブッシュ７の先端縁に当接されている。そして、上記ワッシャ５３の内周面にも雄ねじ５２に噛合する雌ねじが螺設されてワッシャ５３とナット５４とで二重ねじが形成された状態になっており、ワッシャ５３とナット５４とで二重に締結することによってブッシュ７のねじ軸５１への螺着状態を安定させるようにしている。これらワッシャ５３とナット５４とでブッシュ７の緩み止め構造が形成されている。
【００２７】
上記スクリュー軸５の前端部には筒状のストッパー５５が摺接状態で外嵌されている。このストッパー５５は、スクリュー軸に螺着された上記図略のナット部材が可動範囲の最前部に到達したとき、それ以上の前進を阻止するためのものであり、ナット部材が最前部に到達すると、ストッパー５５の前端面がケーシング６０の垂直板６１ａに当止してナット部材のそれ以上の前方への移動が阻止されるようになっている。
【００２８】
上記ウォームホイール８の外周面には上記ウォームギヤ４３の螺旋歯４４に噛合する外歯８２が螺設されている。従って、ウォームギヤ４３が中心軸４５回りに正逆回転することにより、この回転は外歯８２を介してウォームホイール８に伝達され、このウォームホイール８の正逆回転は、ブッシュ７およびねじ軸５１を介してスクリュー軸５に伝達され、このスクリュー軸５の正逆回転によってパワーシート１（図４）が進退することになる。
【００２９】
図３は、ブッシュ７の緩み止め構造の他の実施形態を示す断面図である。この緩み止め構造においては、ねじ軸５１の先端面から同心で逆ねじ５０ａが延設され、さらにこの逆ねじ５０ａの先端面から同心でねじ軸５１と同径であり、かつ、外周面に逆ねじ５０ａの螺設された逆ねじ軸５０が延設されている。この逆ねじ軸５０にワッシャ５３′を介して逆ねじのナット５４′が螺着締結されてブッシュ７の先端縁に当接され、これによってブッシュ７のねじ軸５１への螺着状態を安定させるようにしている。逆ねじ軸５０を採用することにより、たとえブッシュ７が雄ねじ５２に対して緩む方向に回転しても、ナット５４′が締まる方向に回ろうとするため、ブッシュ７の緩みは確実に防止される。
【００３０】
以上詳述したように、本発明は、変速構造６におけるウォームギヤ４３の中心軸４５回りの回転をスクリュー軸５に伝達するピニオンは、合成樹脂製のウォームホイール８と、このウォームホイール８に噛合したブッシュ７とで構成され、このブッシュ７はねじ軸５１に螺着されることによってスクリュー軸５に固定されているため、従来のようにピニオン５０４（図５）がスプライン結合でスクリュー軸５に装着されている場合に比較してブッシュ７のスクリュー軸５に対する軸方向への相対移動が確実に防止され、ピニオンのスクリュー軸５への装着状態が安定する。
【００３１】
また、自動車の急発進や急停止、さらには走行中の振動等によってパワーシート１に前後方向に向かう力が加わり、これによってスクリュー軸５に前後方向に向かう大きな力が作用しても、スクリュー軸５と一体のブッシュ７は金属製であり、しかも、大径部７１の前後縁部が一対の第２ワッシャ６６に挟持された状態になっているため、上記スクリュー軸５に加わった大きな力は第２ワッシャ６６に当止した大径部７１によって受けられ、この大径部７１は、従来のピニオン５０４ような合成樹脂製のものではないため、ピニオンが破損するという不都合が確実に防止される。
【００３２】
また、金属製のウォームギヤ４３に噛合しているウォームホイール８は合成樹脂製のものが採用され、合成樹脂は一般的に潤滑性能を備えているため、ウォームギヤ４３の回転は、潤滑性能を備えたウォームホイール８に円滑に伝達され、異音の発生等の不都合が確実に防止される。
【００３３】
【発明の効果】
本発明の請求項１記載の自動車用のパワーシートによれば、変速構造を、駆動軸の先端側に同心で形成されたウォームギヤと、スクリュー軸の先端側に同心で設けられ、かつ、ウォームギヤに噛合するピニオンと、これらウォームギヤ、スクリュー軸の先端側およびピニオンを内装するケーシングとから構成し、スクリュー軸の先端側には雄ねじを螺設するとともに、ピニオンを雄ねじに螺着し、このピニオンのケーシングに対する前後方向への移動を当該ケーシングによって規制したため、ピニオンはスクリュー軸に確実に結合された状態になり、自動車の急発進時や急停止時等にスクリュー軸の前後に向かう力が確実にピニオンに伝達され、この力はピニオンを介してケーシングによって受けられ、従来のピニオンとスクリュー軸とがスプライン結合されている場合のようにスクリュー軸の前後方向に向かう力をピニオンに軸心方向で均等に伝達することができず、ピニオンの一部に応力の集中が生じて破損し易くなるという不都合を解消することができる。従って、ピニオンの破損に起因したパワーシートの故障を有効に防止することができるとともに、変速構造を従来のものに比べて小型化することができる。また、たとえピニオンが雄ねじに対して緩む方向に回転しても、スクリュー軸の逆ねじの部分に螺着されたナットが締まる方向に回ろうとするため、ピニオンの緩みを確実に防止することができる。
【００３４】
本発明の請求項２記載の自動車用のパワーシートによれば、ピニオンを、雄ねじに螺着される金属製のブッシュと、このブッシュに同心で共回り可能に外嵌される合成樹脂製の歯車とから構成し、特にブッシュの前後方向への移動をケーシングによって規制したため、スクリュー軸の前後方向に向かう力が破損し難い金属製のブッシュを介してケーシングによって受けられた状態になり、変速構造をさらに破損し難いものにすることができるとともに、ピニオンの破損に起因したパワーシートの故障もさらに確実に防止することができ、加えて変速構造の大幅な小型化を図ることができる。また、合成樹脂製の歯車がウォームに噛合されているため、歯車とウォームとの噛み合い時に発生する不快な異音を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る変速構造の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】ブッシュの緩み止め構造の他の実施形態を示す断面図である。
【図４】パワーシートの一実施形態を示す斜視図である。
【図５】従来の変速構造を例示する断面図である。
【符号の説明】
１混練射出成形装置
１１シートボトム
１２シートバック
２スライドレール
２１ロアレール
２２アッパーレール
３フレーム
４電動モータ
４１駆動軸
４２二重ワイヤ
４３ウォームギヤ
４４螺旋歯
４５中心軸
５スクリュー軸
５ａ連結軸
５０逆ねじ軸
５０ａ逆ねじ
５１ねじ軸
５２雄ねじ
５３ワッシャ
５４ナット
５５ストッパー
６変速構造
６１Ｌ字板
６１ａ垂直板
６１ｂ水平板
６２側板
６３嵌装孔
６４第１ワッシャ
６５両用ベアリング
６６第２ワッシャ
６７軸受筒６７
７ブッシュ
７１大径部
７２小径部
７３セレーション
７４雌ねじ
８ウォームホイール
８１内歯
８２外歯
Ｂボルト
Ｆフロア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power seat for an automobile configured to move back and forth by driving of a driving means.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a power seat 1 for an automobile as shown in FIG. 4 is known. The power seat 1 includes a seat bottom 11 fixed via a frame 3 on a slide rail 2 fixed to a vehicle floor F, a seat back 12 erected on the rear edge of the seat bottom 11, and the above An electric motor 4 is mounted on the lower part of the frame 3 and moves the seat 1 back and forth.
[0003]
The slide rail 2 is composed of a pair of width direction lower rails 21 fixed integrally to the floor F, and a pair of width direction upper rails 22 provided at the top so as to be movable in the front-rear direction while being guided by the lower rail 21. On the other hand, the frame 3 is bridged between the pair of upper rails 22. The seat bottom 11 is fixed to the upper rail 22 and the upper part of the frame 3, and can thereby move back and forth while being guided to the lower rail 21 via the upper rail 22.
[0004]
The upper rail 22 is set in an inverted U shape in a sectional view, and a screw shaft 500 that is rotatable around its own axis extending in the front-rear direction is mounted therein. The screw shaft 500 is screwed onto a nut member (not shown) fixed in the lower rail 21. By rotating the screw shaft 500 in the forward and reverse directions, the upper rail 22 moves back and forth to move the power seat 1 back and forth. The position can be changed.
[0005]
The electric motor 4 is fixed to the lower part of the frame 3 with screws or the like. A drive shaft 41 of the electric motor 4 is connected to a proximal end side of a so-called double wire 42 composed of an inner wire and a pipe covered with the inner wire in a sliding contact state. Thus, the driving force of the electric motor 4 is transmitted to the screw shaft 500 via the double wire 42 and the speed change structure 600.
[0006]
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a conventional speed change structure 600. As shown in this figure, the speed change structure 600 includes a box-shaped casing 501 fixed to the front end side of the upper rail 22, a spline shaft 502 having a serration 503 on the outer peripheral surface on the front end side, and the serration on the inner peripheral surface. A pinion 504 having an inner tooth 505 meshing with the pinion 502 and a worm gear 43 having a helical tooth 44 meshing with the pinion 504 are configured.
[0007]
The pinion 504 has a pair of front and rear end cylindrical portions 507 formed so as to have a smaller diameter than a portion where the external teeth 506 are formed. A support hole 501a into which the 507 is fitted in a sliding contact state is formed, and the pinion 504 is supported by the casing 501 in a state where the front and rear cylindrical portions 507 are fitted into the casing 501. It is in a state of being supported by the upper rail 22 through the casing 501 so as to be rotatable around its own axis.
[0008]
In addition, a pair of bearing cylinders 508 facing each other are provided on both side walls in the width direction of the casing 501, and the cylindrical portions at both ends of the worm gear 43 are fitted into the bearing cylinders 508 in a sliding state. Yes. The cylindrical portion inside the worm gear 43 is connected to the inner wire of the double wire 42, so that the forward / reverse drive rotation of the drive shaft 41 by the drive of the electric motor 4 is performed by the double wire 42, the worm gear 43, and the pinion. 504 and the spline shaft 502 are transmitted to the screw shaft 500, and the power seat 1 moves back and forth by the rotation of the screw shaft 500.
[0009]
Further, a nut 509 having a diameter larger than that of the spline shaft 502 is screwed to the front end surface of the spline shaft 502, thereby preventing the spline shaft 502 from coming out rearward from the pinion 504.
[0010]
While the pinion 504 is made of a synthetic resin, the worm gear 43 is made of metal, and the pinion 504 of the worm gear 43 is brought into contact with the worm gear 43 made of a metal and the pinion 504 made of a synthetic resin due to the lubricating performance of the synthetic resin. The driving force transmitted to the body is smoothly transmitted.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional speed change structure 600 as described above, when the seat 1 receives a force in the front-rear direction due to a sudden start or stop of the automobile, or vibration during traveling, the force is applied to the frame 3, It is transmitted to the pinion 504 through the upper rail 22 and the casing 501, and the pinion 504 thereby presses the front end surface of the screw shaft 500 and the nut 509. However, since the pinion 504 is made of synthetic resin, it is easily damaged by the above pressing. The problem was that the service life was shortened.
[0012]
In order to eliminate such inconvenience, it is conceivable to make the pinion 504 made of metal. However, if the pinion 504 is made of metal, the external teeth 506 of the pinion 504 and the helical teeth 44 of the worm gear 43 mesh with each other. Therefore, it becomes impossible to enjoy the lubrication performance due to the fact that one side is made of synthetic resin, and it becomes difficult to transmit the driving force smoothly, and abnormal noise is generated or it is severe, the teeth 421. , 506 may be damaged.
[0013]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and is capable of reliably preventing damage to the transmission structure while ensuring smooth transmission of the driving force of the driving means. It aims at providing the power seat for vehicles provided with the gearshift structure for.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The power seat for an automobile according to claim 1 of the present invention is provided with a pair of widthwise upper rails that move back and forth while being guided by a pair of widthwise lower rails arranged to extend in the front-rear direction on the floor of the vehicle. A seat is attached to the upper rail via a frame, and the upper rail is configured to move back and forth by rotation around the axis of a screw shaft provided to extend in the front-rear direction. In a power seat for an automobile provided with a drive shaft orthogonal to the screw shaft and a drive means for rotating the screw shaft around an axis via a speed change structure, the speed change structure is arranged on the tip side of the drive shaft. A worm gear formed concentrically, and a pinion provided concentrically on the tip side of the screw shaft and meshing with the worm gear; These worm gear is configured by a casing interior the tip side and the pinion of the screw shaft, the distal end side of the screw shaft is externally threaded is screwed, the pinion is screwed to the male screw, and, given the nut In the state where the screw is screwed onto the tip of the male screw , the movement in the front-rear direction is restricted by the casing , and the screwing direction of the screw shaft is defined as the male screw of the screw shaft. The reverse reverse screw is screwed .
[0015]
According to the power seat for an automobile, the pinion is securely coupled to the screw shaft by being screwed to the tip end side of the screw shaft, and the screw is used when the automobile is suddenly started or suddenly stopped. The force toward the front and rear of the shaft is reliably transmitted to the pinion, and this force is received by the casing through the pinion, and is directed in the front-rear direction of the screw shaft as in the case where the conventional pinion and the screw shaft are splined together. The inconvenience that the force cannot be evenly transmitted to the pinion in the axial direction and the pinion is easily damaged due to concentration of stress in a part thereof is solved. Therefore, it is possible to effectively prevent the power seat from being damaged due to the breakage of the pinion and to reduce the size of the speed change structure as compared with the conventional one. Moreover, even if the pinion rotates in the direction of loosening with respect to the male screw, the nut that is screwed to the reverse screw portion of the screw shaft tries to turn in the tightening direction, so that the pinion is reliably prevented from loosening.
[0016]
The power seat for an automobile according to claim 2 of the present invention is the power seat for an automobile according to claim 1, wherein the pinion is concentrically and co-axially formed with a metal bush screwed to the male screw. It consists of a gear made of synthetic resin that is externally fitted so as to be able to rotate, and the movement of the bush in the front-rear direction is restricted.
[0017]
According to this power seat for an automobile, since the force directed in the front-rear direction of the screw shaft is received by the casing via the metal bush that is not easily damaged, the transmission structure is further less likely to be damaged and the pinion Failure of the power seat due to the breakage of the vehicle can be further reliably prevented, and in addition, the transmission structure can be greatly reduced in size. Further, since the synthetic resin gear is engaged with the worm, there is no inconvenience that unpleasant noise is generated when the gear and the worm are engaged.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following description, the structure of the seat 1 itself excluding the speed change structure is the same as that described above with reference to FIG.
[0019]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a speed change structure according to the present invention, and FIG. 2 is a sectional view taken along line AA. 1 and 4, the XX direction is referred to as the width direction, and the YY direction is referred to as the front-rear direction. In particular, the -X direction is leftward, the + X direction is rightward, the -Y direction is forward, and the + Y direction is forward. It is called the back. As shown in these drawings, the speed change structure 6 includes a casing 60 fixed to the lower surface portion of the upper rail 22 by a bolt B, a screw shaft 51 on the tip side of the screw shaft 5 housed in the casing 60, It has a basic configuration including a metal bush 7 screwed to the screw shaft 51, a synthetic resin worm wheel 8 fitted on the bush 7, and a worm gear 42 meshing with the worm wheel 8. Yes. The pinion according to the present invention includes the bush 7 and the worm wheel 8.
[0020]
The casing 60 includes a pair of front and rear L-shaped plates 61 formed by being bent into an L shape in a side view, and a pair of side plates 62 in the width direction sandwiched between the L-shaped plates 61. The L-shaped plate 61 includes a vertical plate 61a extending in the vertical direction and a horizontal plate 61b extending in the front-rear direction from the upper edge of the vertical plate 61a. A box-shaped casing 60 is formed by welding and fixing the side plate 62 between both side edges in the width direction of the pair of vertical plates 61a.
[0021]
Further, the pair of vertical plates 61a are provided with a pair of fitting holes 63 opposed to each other in the front-rear direction, and opposed to each other in the front-rear direction inside the portion where the fitting hole 63 is formed. A pair of first washers 64 are provided, and a dual-purpose bearing 65 acting in both the radial direction and the thrust direction is disposed on the opposite surface side of each first washer 64, and the front and rear are disposed inside these dual-use bearings 65. A pair of directional second washers 66 are arranged, and the bush 7 is a casing that is rotatable about its own axis while being fitted in the fitting hole 63, the first washer 64, the dual bearing 65, and the second washer 66. 60.
[0022]
The pair of side plates 62 of the casing 60 is provided with a pair of bearing cylinders 67 projecting in the width direction in opposite directions, and these bearing cylinders 67 are provided from both end surfaces of the worm gear 43. The central shaft 45 projecting concentrically is supported in a slidable contact manner so as to be rotatable about its own axis, whereby the helical teeth 44 sandwiched between the side plates 62 can rotate about the central shaft 45. It is like that.
[0023]
The bush 7 includes a large-diameter portion 71 formed in the central portion, and a small-diameter portion 72 having a smaller diameter than the large-diameter portion 71 extending from the large-diameter portion 71 in the front-rear direction. Yes. The pair of small diameter portions 72 have an outer diameter dimension slightly set smaller than the inner diameter dimensions of the first washer 64, the dual bearing 65 and the second washer 66 of the vertical plate 61a, and thereby the second washer 66 and the dual bearing. 65 and the first washer 64 can be sequentially fitted onto the small diameter portion 72, respectively.
[0024]
The large-diameter portion 71 is formed with a plurality of serrations 73 extending in the front-rear direction over the entire circumference on the outer peripheral surface, while a plurality of inner surfaces corresponding to the serrations 73 are formed on the inner peripheral surface of the worm wheel 8. The teeth 81 are provided, and the bushes 7 and the worm wheel 8 rotate together when the inner teeth 81 mesh with the serration 73.
[0025]
A female screw 74 is screwed on the inner peripheral surface of the bush 7, while a male screw 52 corresponding to the female screw 74 is screwed on the screw shaft 51, and the female screw 74 is screwed onto the male screw 52. Thus, the bush 7 is attached to the screw shaft 51. Such a bush 7 has a length dimension set longer than the outer dimension between the vertical plates 61a of the L-shaped plate 61, and the screw shaft 51 is set longer than the bush 7, whereby the bush 7 is The tip of the screw shaft 51 is slightly protruded from the fitting hole 63 of the front vertical plate 61a while being screwed to the screw shaft 51 in the casing 60.
[0026]
A nut 54 is screwed and fastened to the front end portion of the screw shaft 51 via a washer 53, and the washer 53 is in contact with the tip edge of the bush 7. A female screw that meshes with the male screw 52 is also screwed on the inner peripheral surface of the washer 53 so that a double screw is formed by the washer 53 and the nut 54. By firmly fastening, the screwed state of the bush 7 to the screw shaft 51 is stabilized. The washer 53 and the nut 54 form a loosening prevention structure for the bush 7.
[0027]
A cylindrical stopper 55 is fitted on the front end of the screw shaft 5 in a sliding contact state. The stopper 55 is for preventing further advancement when the nut member (not shown) screwed to the screw shaft reaches the foremost part of the movable range, and when the nut member reaches the foremost part. The front end surface of the stopper 55 is brought into contact with the vertical plate 61a of the casing 60 so that further forward movement of the nut member is prevented.
[0028]
External teeth 82 that mesh with the helical teeth 44 of the worm gear 43 are screwed on the outer peripheral surface of the worm wheel 8. Accordingly, when the worm gear 43 rotates forward and backward around the central axis 45, this rotation is transmitted to the worm wheel 8 via the external teeth 82, and the forward and reverse rotation of the worm wheel 8 causes the bush 7 and the screw shaft 51 to rotate. The power seat 1 (FIG. 4) moves forward and backward by forward and reverse rotation of the screw shaft 5.
[0029]
FIG. 3 is a sectional view showing another embodiment of the loosening prevention structure of the bush 7. In this locking structure, the reverse screw 50a is extended concentrically from the distal end surface of the screw shaft 51, a further same diameter as the screw shaft 51 concentrically from the distal end surface of the reverse screw 50a, and, contrary to the outer peripheral surface A reverse screw shaft 50 provided with a screw 50a is extended. A reverse screw nut 54 ′ is screwed and fastened to the reverse screw shaft 50 through a washer 53 ′ and is brought into contact with the tip edge of the bush 7, thereby stabilizing the screwed state of the bush 7 to the screw shaft 51. I am doing so. By adopting the reverse screw shaft 50, even if the bush 7 rotates in the loosening direction with respect to the male screw 52, the nut 54 'tries to turn in the tightening direction, so that the loosening of the bush 7 is reliably prevented.
[0030]
As described above in detail, in the present invention, the pinion that transmits the rotation of the worm gear 43 around the central axis 45 in the speed change structure 6 to the screw shaft 5 meshes with the worm wheel 8 made of synthetic resin. Since the bush 7 is fixed to the screw shaft 5 by being screwed to the screw shaft 51, the pinion 504 (FIG. 5) is attached to the screw shaft 5 by spline connection as in the prior art. Compared to the case where the bush 7 is made, the relative movement of the bush 7 in the axial direction with respect to the screw shaft 5 is reliably prevented, and the mounting state of the pinion on the screw shaft 5 is stabilized.
[0031]
Further, even if a force in the front-rear direction is applied to the power seat 1 due to sudden start or stop of the automobile, vibration during traveling, and the like, even if a large force in the front-rear direction is applied to the screw shaft 5, the screw shaft 5 is made of metal, and the front and rear edges of the large-diameter portion 71 are sandwiched between the pair of second washers 66, so that the large force applied to the screw shaft 5 is The large-diameter portion 71 received by the second washer 66 is received by the large-diameter portion 71. Since the large-diameter portion 71 is not made of a synthetic resin like the conventional pinion 504, the inconvenience that the pinion is damaged is surely prevented. .
[0032]
Further, since the worm wheel 8 meshed with the metal worm gear 43 is made of synthetic resin, and the synthetic resin generally has a lubricating performance, the rotation of the worm gear 43 has the lubricating performance. It is smoothly transmitted to the worm wheel 8, and inconveniences such as generation of abnormal noise are reliably prevented.
[0033]
【The invention's effect】
According to the power seat for an automobile according to claim 1 of the present invention, the speed change structure is provided concentrically on the front end side of the drive shaft, and concentrically provided on the front end side of the screw shaft. a pinion that meshes, these worm gear, and composed of a casing which furnished the distal end side and the pinion of the screw shaft, with the distal end side of the screw axis screwed the male screw, and screwing the pinion to the male screw, the pinion casing Since the movement in the front-rear direction with respect to the pin is regulated by the casing, the pinion is securely connected to the screw shaft, and the force toward the front and rear of the screw shaft is surely applied to the pinion when the vehicle suddenly starts or stops. This force is transmitted by the casing through the pinion, and the conventional pinion and screw shaft Can not be uniformly transmitted axial direction force directed in the longitudinal direction the pinion of the screw shaft as in the case of being line coupling, that concentration of stress on a part of the pinion down is liable to damage caused Inconvenience can be eliminated. Therefore, it is possible to effectively prevent the power seat from being damaged due to the breakage of the pinion, and to reduce the size of the speed change structure as compared with the conventional one. Further, even if the pinion rotates in the direction of loosening with respect to the male screw, the nut that is screwed to the reverse screw portion of the screw shaft tries to turn in the tightening direction, so that the pinion can be reliably prevented from loosening. .
[0034]
According to the power seat for an automobile according to claim 2 of the present invention, the pinion is made of a metal bush that is screwed to the male screw, and the synthetic resin gear that is concentrically and externally fitted to the bush. In particular, because the movement of the bush in the front-rear direction is regulated by the casing, the force in the front-rear direction of the screw shaft is received by the casing via a metal bush that is not easily damaged, and the transmission structure is In addition to making it difficult to break, it is possible to more reliably prevent a power seat failure due to pinion breakage, and to greatly reduce the speed change structure. Further, since the gear made of synthetic resin is meshed with the worm, it is possible to reliably prevent unpleasant noise generated when the gear and the worm are meshed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a speed change structure according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing another embodiment of a bushing locking structure.
FIG. 4 is a perspective view showing an embodiment of a power sheet.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a conventional speed change structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Kneading injection molding apparatus 11 Seat bottom 12 Seat back 2 Slide rail 21 Lower rail 22 Upper rail 3 Frame 4 Electric motor 41 Drive shaft 42 Double wire 43 Worm gear 44 Spiral tooth 45 Center shaft 5 Screw shaft 5a Connection shaft 50 Reverse screw shaft 50a Reverse screw 51 Screw shaft 52 Male screw 53 Washer 54 Nut 55 Stopper 6 Transmission structure 61 L-shaped plate 61a Vertical plate 61b Horizontal plate 62 Side plate 63 Fitting hole 64 First washer 65 Dual washer 66 Second washer 67 Bearing cylinder 67
7 Bush 71 Large diameter part 72 Small diameter part 73 Serration 74 Female thread 8 Worm wheel 81 Internal tooth 82 External tooth B Bolt F Floor

Claims

A pair of widthwise upper rails that move back and forth while being guided by a pair of widthwise lower rails arranged to extend in the front-rear direction on the floor of the vehicle, and a seat is attached to the upper rails via a frame, The upper rail is configured to move back and forth by rotation around a shaft center of a screw shaft provided so as to extend in the front-rear direction, and the frame includes the drive shaft and a transmission structure that are orthogonal to the screw shaft. In a power seat for an automobile provided with a drive means for rotating a screw shaft about an axis, the speed change structure includes a worm gear formed concentrically on the tip side of the drive shaft, and a tip side of the screw shaft. Pinions provided concentrically and meshing with the worm gear, the worm gear, the tip side of the screw shaft, and Is constituted by a casing which interior the anions, the distal end side of the screw shaft is externally threaded is screwed, the pinion is screwed to the male screw, and, given the nut is screwed to the tip of the male thread In this state, the casing is restricted from moving in the front-rear direction, and the screw shaft is threaded with a reverse screw whose screwing direction is opposite to the male screw of the screw shaft. power seat for a motor vehicle, characterized in that there.

The pinion includes a metal bush that is screwed onto the male screw and a synthetic resin gear that is concentrically and externally fitted to the bush, and is restricted from moving in the front-rear direction. The power seat for an automobile according to claim 1, wherein the power seat is used.