JP4023998B2 - データグラム転送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信ネットワーク内でデータグラムを中継するデータグラム転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LAN(Local Area Network)やインターネットなどの通信ネットワークでは、データグラム転送装置によってデータグラムの中継が行われる。データグラム転送装置としては、例えば、ルータやスイッチなどが知られている。
【0003】
データグラム転送装置に関する技術としては、例えば、以下の文献に開示されたものが知られている。
【0004】
文献1;特開2000-188608号公報
文献2;特開2000-32056号公報
文献3;特開2000-32003号公報
文献1に示されているように、データグラム転送装置では、プロトコルの第3レイヤの情報である宛先アドレスを用いて、転送先が判断される(上記文献1参照)。
【0005】
また、宛先アドレスから転送先を決定する技術としては、例えば、二分木検索法と称される経路検索アルゴリズムが使用されている(上記文献1参照)。二分木検索法とは、1個の入力と2個の出力(ポインタ)とを有するノードを多数個つなぎ合わせてなる木構造のマップを用いて経路を検索する方法である。この方法では、対象となるビットの1/0に応じてノードをたどることにより、目的の経路エントリがマップされたノードにたどり着くことができる。
【0006】
さらに、文献1には、二分木のP段分を1個の2P 分木にまとめることによって、二分木検索法による経路検索を高速化する技術(以下「2P 検索」と記す)が開示されている。この技術によれば、P段分の検索を1回の処理で行うことができるので、検索に要する時間をP分の1にすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、単にデータグラムを転送するだけでなく、転送するデータグラムの通信品質等を制御するデータグラム転送装置が登場している(上記文献2、3参照)。このようなデータグラム転送装置では、プロトコルの第3レイヤの情報を用いて転送先の経路が検索されることに加えて、第4〜第7レイヤの情報を用いて好適な通信条件が検索される。
【0008】
加えて、近年では、データグラムの種類(例えばアプリケーションの種類など)に応じて転送の優先順位を決定する機能や、所定条件(例えば発信元アドレスなどの条件)に応じてデータグラムを監視する機能などが、データグラム転送装置に要求されている。これらの機能を実現する場合にも、第4以上のレイヤの情報を用いて処理条件を検索する必要がある。
【0009】
しかしながら、第3レイヤの情報に基づく経路検索に、他のレイヤ(第4〜第7レイヤ等)の情報に基づく検索をそのまま付加しようとした場合、検索処理のアルゴリズムが非常に複雑になってしまう。このため、上述した二分木検索法のような線形検索では、データグラム転送装置の処理時間が長くなってしまう。
【0010】
このような理由から、経路検索と他の検索とを高速で実行するデータグラム転送装置が嘱望されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るデータグラム転送装置は、受信されたデータグラムの宛先アドレスを用いて、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを検索する属性情報検索手段と、この属性情報検索手段の検索結果に含まれる属性情報をデータグラムから読み出し、読み出された属性情報の値に対応する識別キーを作成する識別キー作成手段と、この識別キー作成手段に作成された識別キーを用いて、転送制御の実行内容を決定する転送制御決定手段と、この転送制御決定手段によって決定された転送制御を実行する転送制御実行手段とを備える。
【0012】
このような構成によれば、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを検索し、この検索結果に応じて識別キーを作成し、この識別キーを用いて転送制御の実行内容を決定することとしたので、経路検索と他の検索とを高速で実行することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0014】
第1の実施の形態
まず、この発明の第1の実施の形態に係るデータグラム転送装置について、図1〜図5を用いて説明する。
【0015】
図1は、この実施の形態に係るデータグラム転送装置の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。また、図2は情報テーブルの構成を示す概念図、図3はフロー識別キーの構成を示す概念図、図4はアクションテーブルの構成を示す概念図である。
【0016】
図1に示したように、このデータグラム転送装置100は、属性情報検索部110と、識別キー作成部120と、転送制御決定部130と、転送制御実行部140とを備える。
【0017】
属性情報検索部110は、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを検索する。この属性情報検索部110は、アドレス検索部111と、情報テーブル112とを備える。
【0018】
アドレス検索部111は、受信データグラム内の宛先アドレスDAを用いて、情報テーブル112のインデックス(後述)を検索する。検索処理のアルゴリズムは任意であるが、この実施の形態では、上述の2P 検索を使用することとする。検索によって選択されたインデックス値は、識別キー作成部120と情報テーブル112とに送られる。
【0019】
情報テーブル112は、図2(A)に示したように、多数個のビットマップ201を格納する。各ビットマップ201は、それぞれ、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを示している。使用の候補となる属性情報の種類は任意であるが、通常は、第4レイヤ以上のレイヤの属性情報が採用される。この実施の形態では、送信元IPアドレスSA、上位プロトコル識別子PID 、TPCフラグTCP 、送信元ポート番号S-Portおよび宛先ポート番号D-Portとする。これらの5種類の属性情報から1種類または複数種類を属性情報として使用する場合、その組み合わせは31(25 −1)通りとなる。このため、図2(B)に示されたように、各ビットマップ201は、31ビット構成とする。図2(B)において、上段はビットの番号であり、下段は当該組み合わせを使用の候補とするか否かを示すビットである。このビットマップにおいて、第0ビットは、属性情報の組み合わせが送信元IPアドレスSAのみである場合に対応しており、また、第30ビットは、属性情報の組み合わせが上述の5種類の属性情報SA,PID ,TCP ,S-Port,D-Portのすべてである場合に対応している。それぞれの組み合わせは、対応するビットの値が‘1’のとき候補となり、‘0’のとき候補とならない。各ビットマップで特定される属性情報の候補は、1つである必要はなく、複数であってもよい。情報テーブル112は、アドレス検索部111から入力されたインデックス値に対応するビットマップ201を、識別キー作成部120に送る。
【0020】
識別キー作成部120は、フロー識別キー(図3参照)を作成する。この識別キー作成部120は、縮退部121および結合部122を備えている。
【0021】
縮退部121は、データグラムから取り出された送信元IPアドレスSAの縮退を行う。この実施の形態では、縮退前の送信元IPアドレスSAは32ビットであるのに対し、縮退後の送信元IPアドレスSAは18ビットである。この縮退により、フロー識別キーの全長を小さくすることができる。
【0022】
結合部122は、属性情報の値およびインデックス値を結合させることによって、フロー識別キーを作成する。上述のように、この結合部122は、情報テーブル112からビットマップ201を受け取る。さらに、結合部122は、このビットマップ201から、ビット値‘1’の、属性情報の組み合わせをすべて読み取る。そして、結合部122は、これらの組み合わせに属する属性情報の値を、外部から入力する。このとき、送信元IPアドレスSAとしては、縮退部121で縮退されたものが入力される。加えて、結合部122は、上述のように、アドレス検索部111からインデックス値を入力する。そして、結合部122は、これらの属性情報およびインデックス値を結合させることにより、フロー識別キーを作成する。このようにして作成されたフロー識別キーは、転送制御決定部130に送られる。図3の例では、上述の5種類の属性情報SA,PID ,TCP ,S-Port,D-Portのすべてを用いて、フロー識別キーが作成されている。すなわち、この例では、結合部122は、インデックス値(18ビット)、送信元IPアドレスSAの縮退値(18ビット)、上位プロトコル識別子PID (8ビット)、TPCフラグTCP (8ビット)、送信元ポート番号S-Port(16ビット)および宛先ポート番号D-Port(16ビット)を結合させることによって、84ビットのフロー識別キーを作成している。
【0023】
転送制御決定部130は、フロー識別キーを用いて、アクション(転送制御)の内容を決定する。この転送制御決定部130は、ハッシュ検索部131とアクションテーブル132とを備えている。
【0024】
ハッシュ検索部131は、フロー識別キーを用いたハッシュ処理によって、アクションテーブル132のインデックス値を得る。ハッシュ処理によって得られたインデックス値は、アクションテーブル132に送られる。
【0025】
アクションテーブル132は、図4に示したように、多数個のアクション情報401を格納する。各アクション情報401は、それぞれ、実行されるアクションの内容(転送経路の検索・設定および転送、転送の拒否、優先順位の決定、データグラムの監視など)を示している。アクションテーブル132は、ハッシュ検索部131から入力されたインデックス値に対応するアクション情報を、転送制御実行部140に送る。
【0026】
転送制御実行部140は、アクションテーブル132から入力されたアクション情報が示すアクション(転送制御)を、実行する。このアクションでは、選別された転送制御ルールにしたがって、転送経路の検索・設定および転送、転送の拒否、優先順位の決定、データグラムの監視などが行われる。
【0027】
次に、この実施の形態に係るデータグラム転送装置の全体動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0028】
まず、アドレス検索部111が、宛先アドレスDAによる検索を行う(S501)。上述のように、この検索によって得られたインデックス値は、情報テーブル112に送られ、情報テーブル112は、このインデックス値に対応するビットマップを結合部122に送る。
【0029】
次に、縮退部121が、データグラム内の送信元IPアドレスSAの縮退を行う(S502)。縮退後の送信元IPアドレスSAは、結合部122に送られる。
【0030】
続いて、結合部122は、ビットマップのビット番号を示す変数iに、‘0’を代入する(S503)。そして、この変数iを、ビット番号の最大値‘30’と比較する(S504)。変数iが‘30’よりも大きい場合は、すべてのビット番号に対する処理を終了したと判断して、動作を終了する。一方、変数iが‘30’以下の場合は、情報テーブル112から入力されたビットマップから第iビットのビット値を読み出し、この値が‘0’であるか‘1’であるかを判定する(S505)。上述したように、第iビットの値が‘0’である場合、このビットに対応する属性情報の組み合わせは、転送制御の候補とならない。したがって、第iビットが‘0’の場合、結合部122は、変数iにi+1を代入した後(S511)、再びステップS504以降を実行する。一方、第iビットが‘1’の場合、このビットに対応する属性情報の組み合わせは転送制御の候補となる。このため、結合部122は、かかる組み合わせに対応したフロー識別キーを作成する(S506)。このフロー識別キーは、ハッシュ検索部131に送られる。
【0031】
ハッシュ検索部131は、上述のようなハッシュ検索を実行し(S507)、検索結果(インデックス値)をアクションテーブル132に送る。アクションテーブル132は、このインデックス値に対応するアクションの有/無をチェックする(S508)。対応するアクションが無い場合(S509)、その旨が結合部122に通知され、結合部122は、変数iにi+1を代入した後(S511)、再びステップS504以降を実行する。一方、ステップS509において、対応するアクションが有る場合、アクションテーブル132は、そのアクションを示す情報を、転送制御実行部140に送る。転送制御実行部140は、受信した情報に対応するアクションを実行する(S510)。
【0032】
なお、図5の例では、変数iが‘1’の場合にのみフロー識別キーの作成を行うこととしたが(S505、S506参照)、すべてのフロー識別キーを作成した後で、変数iのチェックによって、使用するフロー識別キーを選択することとしてもよい。
【0033】
このように、この実施の形態によれば、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを検索し、この検索結果に応じてフロー識別キーを作成し、この作成キーを用いて転送制御の実行内容を決定することとしたので、転送制御を高速で実行することができる。
【0034】
第2の実施の形態
次に、この発明の第2の実施の形態について、図6〜図8を用いて説明する。
【0035】
図6は、この実施形態に係るデータグラム転送装置600の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。図6において、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ、図1の場合と同じものを示している。また、図7は、情報テーブルの構成を示す概念図である。
【0036】
この実施の形態では、情報テーブルの構成が、上述の第1の実施の形態と異なる。
【0037】
情報テーブル601には、図7に示したように、インデックス(第1の実施の形態と同様、アドレス検索部111によって検索される)に対応させて、多数個のビットマップ701が格納される。また、この実施の形態では、一部のインデックスについて、ビットマップ701に加えて、DA用アクション情報702が格納される。
【0038】
各ビットマップ701は、第1の実施の形態と同様、転送制御に使用される属性情報の組み合わせ(31通り)を示している。第1の実施の形態と同様、候補となる属性情報は、送信元IPアドレスSA、上位プロトコル識別子PID 、TPCフラグTCP 、送信元ポート番号S-Portおよび宛先ポート番号D-Portとする。
【0039】
DA用アクション情報702には、宛先アドレスDAのみを用いて転送制御を行う場合のアクション情報(例えば、転送経路情報)が格納されている。このDA用アクション情報702は、すべてのインデックスに対応して格納されるのではなく、アクションが宛先アドレスDAのみで決定される場合に対応するインデックスにのみ格納される。
【0040】
上述の第1の実施の形態では、単に宛先アドレスによる転送のみを行いたい場合でも、フロー識別キーを作成してハッシュ検索を行うように、データグラム転送装置100を構成した。しかし、宛先アドレスによる転送のみを行う場合、他の属性情報を考慮したハッシュ検索は不要である。したがって、アクションが転送のみであると判明した場合には、フロー識別キーの作成およびハッシュ検索を行わずに、直ちに転送を実行することとすれば、転送処理をさらに高速化することができる。
【0041】
次に、この実施の形態に係るデータグラム転送装置の全体動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0042】
まず、属性情報検索部110が、宛先アドレスDAによる検索を行う(S801)。この検索では、まず、アドレス検索部111が、宛先アドレスDAを用いて、インデックスを検索する。この検索によって得られたインデックス値は、情報テーブル601に送られる。情報テーブル601は、まず、このインデックス値に対応する格納領域に、DA用アクション情報702が格納されているか否かをチェックする。そして、DA用アクション情報702が格納されている場合は、かかるDA用アクション情報702を、結合部122に送る。一方、DA用アクション情報702が格納されていない場合、情報テーブル601は、このインデックスに対応するビットマップ701を、結合部122に送る。
【0043】
次に、縮退部121が、データグラム内の送信元IPアドレスSAの縮退を行う(S802)。縮退後の送信元IPアドレスSAは、結合部122に送られる。なお、この縮退処理は、後述のステップS804で、結合部122に入力された情報がビットマップ701であると判定された後で行ってもよい。
【0044】
続いて、結合部122は、ビットマップのビット番号を示す変数iに、‘0’を代入する(S803)。
【0045】
そして、結合部122は、情報テーブル601から入力された情報が、ビットマップ701であるのかDA用アクション情報702であるのかを判定する(S804)。DA用アクション情報702で有る場合、結合部は、このDA用アクション情報702を転送制御実行部140に送る。転送制御実行部140は、このDA用アクション情報702にしたがって、アクションを実行する(S805)。
【0046】
一方、ステップS804で情報がビットマップ701であると判定された場合、結合部122は、この変数iを、ビット番号の最大値‘30’と比較する(S806)。変数iが‘30’よりも大きい場合は、すべてのビット番号に対する処理を終了したと判断して、動作を終了する。一方、変数iが‘30’以下の場合は、情報テーブル601から入力されたビットマップから第iビットのビット値を読み出し、この値が‘0’であるか‘1’であるかを判定する(S807)。上述したように、第iビットの値が‘0’である場合、このビットに対応する属性情報の組み合わせは、転送制御の候補とならない。したがって、第iビットが‘0’の場合、結合部122は、変数iにi+1を代入した後(S813)、再びステップS806以降を実行する。一方、第iビットが‘1’の場合、このビットに対応する属性情報の組み合わせは転送制御の候補となるので、結合部122は、かかる組み合わせに対応したフロー識別キーを作成する(S808)。このフロー識別キーは、ハッシュ検索部131に送られる。
【0047】
ハッシュ検索部131は、上述のようなハッシュ検索を実行し(S809)、検索結果としてのインデックス値をアクションテーブル132に送る。アクションテーブル132は、このインデックス値に対応するアクションの有/無をチェックし(S810)、対応するアクションが無い場合は(S811)、その旨を結合部122に通知する。通知を受けた結合部122は、変数iにi+1を代入した後(S813)、再びステップS806以降を実行する。一方、対応するアクションが有る場合(S811)、アクションテーブル132は、そのアクションを示す情報を、転送制御実行部140に送る。転送制御実行部140は、受信した情報に対応するアクションを実行する(S812)。
【0048】
なお、図8の例では、変数iが‘1’の場合にのみフロー識別キーの作成を行うこととしたが、すべてのフロー識別キーを作成した後で、変数iのチェックによって、使用するフロー識別キーを選択することとしてもよい。
【0049】
このように、この実施の形態によれば、宛先アドレスDAのみを用いて転送制御を行う場合には、フロー識別キーおよびハッシュ検索を行わないことにしたので、第1の実施の形態の場合よりもさらに転送制御を高速化することができる。
【0050】
なお、宛先アドレスDA以外の属性情報も使用する場合には、第1の実施の形態と同様の高速転送制御が実行される。
【0051】
第3の実施の形態
次に、この発明の第3の実施の形態について、図9を用いて説明する。
【0052】
図9は、この実施形態に係るデータグラム転送装置900の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。図9において、図1、図6と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ、これらの図と同じものを示している。
【0053】
この実施の形態では、アドレス検索部の構成が、上述の第2の実施の形態と異なる。
【0054】
アドレス検索部901は、受信データグラム内の宛先アドレスDAおよび仮想チャネル(VCI;Virtual Chanel Identifier) を用いて、情報テーブル601のインデックスを検索する。検索処理のアルゴリズムは任意であるが、この実施の形態では、上述の2P 検索を使用することとする。検索によって選択されたインデックス値は、識別キー作成部120と情報テーブル601とに送られる。
【0055】
上述の第1、第2の実施の形態では、アドレス検索に宛先アドレスDAのみを使用することとした。しかし、現存の通信ネットワークでは、第2レイヤの属性情報を用いた転送処理も、依然として利用されている。この実施の形態では、仮想チャネルと宛先アドレスとを考慮してアドレス検索を行うようにアドレス検索部901を構成し、且つ、情報テーブル601にDA用アクション情報702を格納しているので、転送経路を求めることが可能である。上述の第2の実施の形態と同様、第2レイヤの属性情報を用いた転送処理を実行することができる。
【0056】
なお、仮想チャネルは、第2レイヤが非同期転送モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)のときに使用されるチャネルである。第2レイヤが他の転送モードである場合には、その転送モードに応じた情報を、アドレス検索に使用すればよい。
【0057】
この実施の形態に係るデータグラム転送装置900の他の構成および他の動作は、上述の第2の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
【0058】
このように、この実施の形態によれば、この発明に係るデータグラム転送装置を、第2レイヤの属性情報を用いて転送処理を行う通信ネットワークに適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、高速で転送制御を行うことが可能なデータグラム転送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデータグラム転送装置の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る情報テーブルの構成を示す概念図である。
【図3】第1の実施の形態に係るフロー識別キーの構成を示す概念図である。
【図4】第1の実施の形態に係るアクションテーブルの構成を示す概念図である。
【図5】第1の実施の形態に係るデータグラム転送装置の全体動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係るデータグラム転送装置の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態に係る情報テーブルの構成を示す概念図である。
【図8】第2の実施の形態に係るデータグラム転送装置の全体動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態に係るデータグラム転送装置の要部機能構成を概念的に示すブロック図である。
【符号の説明】
100,600,900 データグラム転送装置
110 属性情報検索部
111 アドレス検索部
112,601 情報デーブル
120 識別キー作成部
121 縮退部
122 結合部
130 転送制御決定部
131 ハッシュ検索部
132 アクションテーブル
140 転送制御実行部

Claims (8)

  1. 受信されたデータグラムの宛先アドレスを用いて、転送制御に使用される属性情報の組み合わせを検索する属性情報検索手段と、
    この属性情報検索手段の検索結果に含まれる前記属性情報の値を前記データグラムから読み出し、読み出された前記属性情報の値に対応する識別キーを作成する識別キー作成手段と、
    この識別キー作成手段に作成された前記識別キーを用いて、転送制御の実行内容を決定する転送制御決定手段と、
    この転送制御決定手段によって決定された転送制御を実行する転送制御実行手段と、
    を備えることを特徴とするデータグラム転送装置。
  2. 前記属性情報検索手段が、
    前記属性情報の組み合わせを示す情報を格納する情報テーブルと、
    前記宛先アドレスを用いて、前記情報テーブルのインデックスを検索するインデックス検索手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータグラム転送装置。
  3. 前記識別キー作成手段が、前記インデックス検索手段の検索で得られた前記インデックスを含む前記識別キーを作成することを特徴とする請求項2に記載のデータグラム転送装置。
  4. 前記識別キー作成手段が、一種類以上の前記属性情報の値の縮退値を用いて前記識別キーを作成することを特徴とする請求項1または3に記載のデータグラム転送装置。
  5. 前記転送制御決定手段が、
    前記転送制御の実行内容を複数種類記憶するアクションテーブルと、
    前記識別キーを用いたハッシュ検索によって、前記アクションテーブルのインデックスを検索するハッシュ検索手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータグラム転送装置。
  6. 前記情報テーブルが、前記転送制御が転送のみである場合の実行内容を示す宛先アドレス実行情報を格納し、
    前記転送制御実行手段が、前記宛先アドレス実行情報を入力したときに、前記転送処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータグラム転送装置。
  7. 少なくとも一種類以上の前記属性情報が、プロトコルの第4レイヤ以上のレイヤに属する情報であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデータグラム転送装置。
  8. 前記属性情報検索手段が、プロトコルの第2レイヤに属する情報と前記宛先アドレスとを使用して前記属性情報の組み合わせを検索することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のデータグラム転送装置。
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